diff --git a/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml b/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml
index f19fba970a47..cd0f79f6b081 100644
--- a/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml
+++ b/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml
@@ -1,3849 +1,4960 @@
&os; &release.current; &arch; Release Notes
FreeBSD プロジェクト
$FreeBSD$
2000
2001
2002
FreeBSD ドキュメンテーション
プロジェクト
この &os; &release.current; 用リリースノートには,
+
+
カーネルとユーザーランド双方の変更点が列挙されているのに加え,
前のリリース以降に発行されたセキュリティ勧告のうちあてはまる
ものも含まれています.
また, アップグレードの際の注意点も載せてあります.
はじめに
この文書は &arch.print; ハードウェアプラットフォームの
&os; &release.current; 向けのリリースノートです.
- &release.prev; 以降に &os; に追加 (もしくは修正) された新しい機能
- について解説しています.
+ &os; に最近追加、変更、削除された機能について解説しています.
また, &os; の前のバージョンからのアップグレードについても言及して
います.
このリリースノートが対応する &release.type; 配布物は,
&release.branch; 開発ブランチの &release.prev; から
将来の &release.next; の間に位置します.
このブランチのあらかじめコンパイルされたバイナリ &release.type;
配布物は に公開されています.
]]>
この &os; &release.current; 配布物は &release.type; 配布物です.
この配布物はあらゆるミラーの
で見つけることができます.
この (もしくは他の) &os; の &release.type; 配布物を取得する方法
は
- FreeBSD ハンドブック
+ FreeBSD ハンドブック
の
-
+
付録 FreeBSD を取得する
を参照してください.
]]>
更新情報
- この節では &release.prev; 以降に新たに追加・変更された
+ この節では
+
+
+
+
+
多くのリリースノート項目は, 新しいドライバやハードウェアサポート,
新しいコマンドやオプション, 重要なバグフィックスや寄贈ソフトウェア
のアップグレードなどについてのものです.
- &release.prev; 以降に出されたセキュリティ勧告についても掲載してい
- ます. 一般的に, ここに書かれている変更点のうち &merged;
- という印の付いていないものは &release.branch; に固有のものです.
+ &release.prev; 以降に出されたセキュリティ勧告のうち, 適用されるもの
+ についても掲載しています.
+
&os; に加えられた変更点のうち,
スペースの都合上ここに書かれていないものも多数存在します.
それらはたとえば文書の修正や改良, ごく影響の小さいバグの修正,
監査で見つかったセキュリティ上好ましくないスタイルで書かれたコードの修正,
ソースコードの整理などです.
カーネルの変更点
- 新しく &man.amdpm.4; ドライバが追加されました.
+ Execution of &man.a.out.5; format executables now
+ requires the COMPAT_AOUT option in the kernel
+ configuration or the loading of the aout.ko
+ kernel module.
+
+ &man.acct.2; has been changed to open the accounting file in
+ append mode, so that &man.accton.8; can be used to enable
+ accounting to an append-only file. &merged;
+
+ 新しく &man.amdpm.4; ドライバが追加されました.
これは AMD 756 チップセットのシステム監視機能へのアクセスを
提供します. &merged;
- AGP ハードウェア用ドライバ &man.agp.4; が追加されました.
+ AGP ハードウェア用ドライバ &man.agp.4; が追加されました.
&merged;
+ A new in-kernel cryptographic framework (see &man.crypto.4;
+ and &man.crypto.9;) has been imported from OpenBSD. It provides
+ a consistent interface to hardware and software implementations
+ of cryptographic algorithms for use by the kernel and access to
+ cryptographic hardware for user-mode applications.
+ Hardware device drivers are provided to support hifn-based cards
+ (&man.hifn.4;) and Broadcom-based cards (&man.ubsec.4;).
+
&man.ddb.4; に新たなコマンド
show pcpu が追加されました.
これは各 CPU の情報を表示します.
- &man.ddb.4; に新たなコマンド hwatch
+ &man.ddb.4; に新たなコマンド hwatch
dhwatch が導入されました.
アーキテクチャが対応している必要がありますが,
これらは (ソフトウェアウォッチポイントを設定する)
watch および dwatch
のようにハードウェアウォッチポイントを設定するためのものです.
&merged;
&man.devfs.5; の大部分が書き直されました.
これは /dev
ディレクトリ内のエントリを自動的に構築し,
デバイスの接続をより適応的に行なうことを可能にします.
&man.devfs.5; は標準で有効化されていますが,
NODEVFS
カーネルオプションを使うことで無効化できます.
+ The &man.devfs.5; rule
subsystem has been introduced. DEVFS rules
+ permit the administrator to define certain properties of new device
+ nodes before they become visible to the userland. Both static (e.g.
+ /dev/speaker) and dynamic (e.g.
+ /dev/bpf*, some removable devices) nodes are
+ supported. Each &man.devfs.5; mount may have a different ruleset assigned to
+ it, permitting different policies to be implemented for things like
+ jails. Rules and rulesets are manipulated with the &man.devfs.8;
+ utility.
+
digi ドライバの採用にともない, dgm ドライバは削除されました.
PCI Xr ベースのカード, ISA Xem Digiboard カードに対応した
digi ドライバが新たに追加されました.
新たに追加された &man.digictl.8; プログラムは (主に)
PC/Xem のような外部ポートモジュールを持つカードを
再初期化するためのものです.
&man.eaccess.2; システムコールが追加されました.
&man.access.2; と似ていますが, 後者は実権限を使うのに対して,
前者は実効権限を使います.
EBus ベースのデバイスがサポートされました.
- Intel 82801AA (ICH) SMBus
+ Initial support has been added for
+ Firewire devices (see &man.firewire.4;).
+
+ Intel 82801AA (ICH) SMBus
コントローラおよびその互換品に対応した
&man.ichsmb.4; ドライバが追加されました. &merged;
各 &man.jail.2; 環境は各々の securelevel で動作することがで
きるようになりました.
&man.jail.2; 用の設定可能な sysctl 変数
が jail.* から
security.* へと移動しました.
他のセキュリティ関連の sysctl 変数は
kern.security.* から
security.* へと移動しました.
- kern.maxvnodes は使用する vnode の
+ kern.maxvnodes は使用する vnode の
数を正しく制限するようになりました.
これまでは, キャッシュされていないページの vnode のみが
free でき, これにより多くのメモリを積んだマシンが
多くの小さいファイルにアクセスする際に, 制限なしに vnode の
数を大きくすることが可能でした.
vnlru カーネルスレッドが vnode の解放
と再利用を行なっています. &merged;
- カーネルメッセージバッファが
+ カーネルメッセージバッファが
(アーキテクチャに依存しない)
sysctl 変数 kern.msgbuf
経由でアクセスできるようになりました.
それにともない, &man.dmesg.8; が
kmem で SGID
されている必要はなくなりました. &merged;
- &os; カーネルに &man.kqueue.2;
+ The kernel environment is now dynamic, and can be changed
+ via the new &man.kenv.2; system call.
+
+ &os; カーネルに &man.kqueue.2;
イベント通知機能が追加されました.
これは &man.poll.2;/&man.select.2;
を置き換えることができる新たなインターフェイスで,
高パフォーマンスなだけでなく数多くの異なる種類のイベントを
報告する機能を持っています.
また, シグナルやプロセスの監視だけでなく,
ソケット, パイプ, FIFO, ファイルの変更の監視にも対応しています.
&merged;
- 新しいカーネルオプション KVA_SPACE
+ 新しいカーネルオプション KVA_SPACE
が追加されました.
これはカーネル仮想アドレス空間の大きさを再設定するために使われます.
&merged;
- &man.labpc.4; ドライバは古くなったため削除されました.
+ labpc(4) ドライバは古くなったため削除されました.
ローダとカーネルリンカは,
KLD のある各ディレクトリに存在する
linker.hints というファイルから
モジュール名およびバージョンと
KLD ファイル名の対応を調べるようになりました.
新しく追加されたユーティリティ &man.kldxref.8; は,
これらのファイルを生成するために使用します.
- Linux エミュレーションは
- emulators/linux_base-7
+ Linux エミュレーションは
+ emulators/linux_base
(RedHat 7.X emulation)
で必要とされるカーネル機能に対応しました. &merged;
- Linux エミュレーションは, カーネル設定に
+ Linux エミュレーションは, カーネル設定に
options SYSVSEM が必要になりました. &merged;
Low-Watermark Mandatory Access Control 用
セキュリティ機構 &man.lomac.4; がカーネルモジュールとして
追加されました.
これは管理者からの追加の設定を必要としない,
従来の UID ベースのセキュリティ機構に加えて使うことのできる
セキュリティ機構です.
この機能のスポンサーは DARPA と NAI Labs です.
- カーネル設定パラメータ maxusers
+ &os; now supports an extensible Mandatory Access Control
+ framework, the TrustedBSD MAC Framework. It permits loadable
+ kernel modules to link to the kernel at compile-time, boot-time,
+ or run-time, and augment the system security policy. The
+ framework permits modules to express interest in a variety
+ of events, and also provides common security policy services
+ such as label storage. A variety of sample policy modules are
+ shipped in this release, including implementations of fixed
+ and floating label Biba integrity models, Multi-Level Security
+ (MLS) with compartments, and a number of augmented UNIX security
+ models including a file system firewall. This feature will
+ permit easier development and maintenance of local and vendor
+ security extensions. The extensibility service is enabled
+ by adding options MAC to the kernel
+ configuration.
+
+
+ The MAC framework is considered an experimental
+ feature in this release, and is not enabled by default
+
+
+
+ Machine Check Architecture (MCA) records are now
+ collected at boot time and made available through the
+ hw.mca.* sysctl variables.
+
+ カーネル設定パラメータ maxusers
が起動時に変更可能になりました. maxusers
に由来する他のカーネル設定パラメータも起動時に反映されます.
また, hz パラメータも同様に変更可能になっています.
&merged;
- カーネル設定パラメータ maxusers
+ カーネル設定パラメータ maxusers
に 0 を指定すると,
ブート時に適切な値 (32 から 384 の間で, 搭載メモリ量に依存して)
を計算するようになりました
すべての GENERIC カーネルではこの値が
デフォルトとなりました. &merged;
- カーネルオプション MAXMEM
+ カーネルオプション MAXMEM
と hw.physmem 調整可能なローダ変数
はテスト (やその他の目的) のために, 人工的にマシンのメモリサイズ
を減らすことに使えるようになりました. &merged;
- カーネルコンフィギュレーションパラメータ
+ カーネルコンフィギュレーションパラメータ
MAXTSIZ, DFLDSIZ,
MAXDSIZ, DFLSSIZ,
MAXSSIZ, SGROWSIZ
は loader で設定可能になりました
(kern.maxtsiz,
kern.maxdfldsiz など). &merged;
- SMP カーネルを設定するためのカーネルオプションである
+ &man.mutex.9; profiling code has been added, enabled by the
+ MUTEX_PROFILING kernel configuration option.
+ It enables the debug.mutex.prof.* hierarchy
+ of sysctl variables.
+
+ SMP カーネルを設定するためのカーネルオプションである
NCPU, NAPIC,
NBUS, NINTR
は削除されました.
現在 NCPU は最大の 16 に設定されており,
上記のその他のオプションは動的に変化するものとなっています.
&merged;
- 新しく &man.nmdm.4; ヌルモデム端末ドライバが追加されました.
+ 新しく &man.nmdm.4; ヌルモデム端末ドライバが追加されました.
&merged;
- &man.open.2; および &man.fcntl.2; に
+ &man.open.2; および &man.fcntl.2; に
O_DIRECT フラグが追加されました.
ファイルオープン時にこのフラグを設定すると,
読み書き時のキャッシュの影響を最小化します.
&merged;
- &man.orm.4; デバイスが追加されました.
+ &man.orm.4; デバイスが追加されました.
これは他のドライバが誤って
ROM と重なったアドレスを割り当てることのないよう,
ISA メモリ I/O 空間内のオプション ROM を取得するためのものです.
&merged;
- PECOFF (Win32 実行ファイルフォーマット)
+ PECOFF (Win32 実行ファイルフォーマット)
に対応しました.
- NEC PC-98NOTE 用のパワーマネージメント
+ NEC PC-98NOTE 用のパワーマネージメント
コントローラである pmc ドライバが追加されました. &merged;
- POSIX.1b 共有メモリオブジェクトに対応しました.
+ POSIX.1b 共有メモリオブジェクトに対応しました.
実装は通常ファイルを使っていますが, ファイルが
&man.mmap.2; されている場合は MAP_NOSYNC フラグが自動的に有効化されます.
&merged;
- PQ_*CACHE オプションが
+ PQ_*CACHE オプションが
PQ_CACHESIZE
という一つのオプションに置き換えられました.
これにはキャッシュサイズをキロバイト単位で指定します.
後方互換性を保つため, 従来のオプションは現在もサポートされています.
&merged;
- &man.puc.4; (PCI Universal
+ &man.puc.4; (PCI Universal
Communications) ドライバが追加されました.
このドライバは PCI ベースのシリアルポートを &man.sio.4; ドライバに
接続します. &merged;
&man.random.4; デバイスが
Yarrow
アルゴリズムを使うように書き直されました.
このアルゴリズムはコンソールデバイス,
イーサネット, PPP ネットワークインターフェイス,
大容量記憶デバイスといった,
さまざまな割り込み要因からエントロピを収集します.
&man.random.4; デバイスから得られるエントロピは
シャットダウン時刻実行時だけでなく,
定期的に /var/db/entropy
に保存されるようになっています.
また /dev/random
のセマンティクスが変更され,
エントロピが生成する前でブロックするのではなく,
疑似乱数データストリームを生成するようになりました.
これは /dev/urandom と完全に同じ動作です.
カーネルオプション options REGRESSION
が新たに追加されました. これは動作検証やレグレションテスト時に有用な
インターフェイスや機能を提供します.
+ RLIMIT_VMEM support has been added. This
+ feature defines a new resource limit that covers a process's
+ entire virtual memory space, including &man.mmap.2; space. This
+ limit can be configured in &man.login.conf.5; via the new
+ vmemoryuse variable. &merged;
+
SBus ベースのデバイスがサポートされました.
- &man.snp.4; デバイスは static ではなくなり,
+ The se driver, which supports the Siemens
+ SAB82532 serial chip found on many newer Sparc Ultra machines,
+ has been added.
+
+ A bug in the &man.sendfile.2; system call, in which headers
+ counted against the size of the file to be sent, has been
+ fixed. &merged;
+
+ &man.snp.4; デバイスは static ではなくなり,
モジュールとしてコンパイルできるようになりました. &merged;
- &man.spic.4; ドライバが追加されました.
+ &man.spic.4; ドライバが追加されました.
これは Sony 製ラップトップに搭載されているジョグダイアルデバイスへ
- アクセスを提供するものです.
+ アクセスを提供するものです.
+ &man.moused.8; support for this device has also been
+ added. &merged;
&man.syscons.4; ドライバがキーボード操作によるペーストに対応しました.
標準では Shift-Insert
に設定されています.
- 出荷時の状態で USB デバイスをサポートするため,
+ 出荷時の状態で USB デバイスをサポートするため,
GENERIC カーネルと
インストールプログラムに USB デバイスのサポートが加えられました.
現時点で SRM は USB デバイスに対応していないため,
シリアルコンソールを使っていない場合には
まだ AT キーボードを使う必要があります. &merged;
+ The uaudio driver, for USB audio devices, has been
+ added. &merged;
+
+ The ubsa driver has been added to support
+ the Belkin F5U103 (and compatible) USB-to-serial adaptors.
+
USB モデムに対応した umodem ドライバが追加されました.
このドライバは
3Com 5605 と Metricom Ricochet GS wireless USB モデムに対応しています.
&merged;
- 標準的な USB スキャナに対応した
+ 標準的な USB スキャナに対応した
&man.uscanner.4; ドライバが追加されました.
これは SANE を利用していますので, 対応スキャナは
SANE
ホームページをご覧ください.
HP ScanJet 4100C, 5200C, 6300C の動作が確認されています. &merged;
+ The &man.ucom.4; device driver has been added, to support USB
+ modems, serial devices, and other programs that need to look
+ like a tty. The related &man.uplcom.4; and &man.uvscom.4; drivers provide specific
+ support for the Prolific PL-2303 serial adapter and the SUNTAC
+ Slipper U VS-10U, respectively. &merged;
+
セキュリティを向上させるため、UCONSOLE
カーネル設定オプションが削除されました。
+ The UserConfig boot-time kernel configuration
+ feature, usually used to enable, disable, or configure ISA
+ devices, has been removed. Its functionality has been replaced
+ by the kernel hints file in
+ /boot/device.hints.
+
USER_LDT
カーネルオプションが標準設定で有効化されるようになりました.
- &man.viapm.4; ドライバが新しく追加されました。
- これは VIA SMBus 電源管理コントローラに対応しています。
+ The &man.uvisor.4; driver for connecting Handspring Visors via USB
+ has been added. &merged;
+
+ &man.viapm.4; ドライバが新しく追加されました。
+ これは VIA SMBus 電源管理コントローラに対応しています。 &merged;
VESA S3 リニアフレームバッファドライバが追加されました.
- クラッシュダンプに write combining 機能 (訳注:
+ クラッシュダンプに write combining 機能 (訳注:
データをひとまとめにしてバス使用効率を向上させる機能)
が実装されました.
この機能は SCSI, IDE ディスクの両方で
書き込みキャッシュが無効化されていて,
メモリのダンプが終了するまで 1 時間近くかかるような場合に有効です.
&merged;
+ The kernel crashdump infrastructure has been revised, to
+ support new platforms and in general clean up the logic in the
+ code. One implication of this change is that the on-disk format
+ for kernel dumps has changed, and is now
+ byte-order-agnostic.
+
極めて大きいスワップ領域 (67 GB 以上)
でも, システムがパニックしなくなりました.
Linux 互換機能が thread に対応しました.
- buildkernel ターゲットは,
+ buildkernel ターゲットは,
構築するカーネルのコンフィグレーションファイル名 (複数の場合もあり)
を KERNEL ではなく,
KERNCONF という変数から受け取るようになりました.
buildkernel の前に
buildworld を行なう必要はありません
(ただし binutil
が更新されたメジャーリリース間でアップグレードを行なう場合,
もしくは &man.config.8; が更新された場合は
buildworld を行なう必要があります).
&merged;
- デッドロックを避けるため,
+ デッドロックを避けるため,
スワップ領域不足時のプロセス終了処理は
古いプロセスから行なわれるようになりました.
さらにその終了処理では,
プロセスサイズの計算に必要なスワップ領域も考慮に入れるようになりました.
&merged;
リンカセット (訳注: ELF カーネル構築時に必要な情報の一つ)
を生成する必要がなくなりました.
- 必要のなくなった &man.gensetdefs.8; は削除されています.
+ 必要のなくなった gensetdefs(8) は削除されています.
- ネットワークデバイスのクローニングが新たに実装され,
+ ネットワークデバイスのクローニングが新たに実装され,
それを利用するように &man.gif.4; デバイスが変更されました.
そのためデバイスインスタンスを追加したい場合は
カーネルコンフィグレーションファイルに利用する数だけ
&man.gif.4; を指定するのではなく,
&man.ifconfig.8; の
オプションを使ってください.
&merged;
カーネル構築時に &man.config.8; の ENV
指示子を用いることで, (調整可能な)
カーネル環境変数を設定することができるようになりました.
新しく, idle 時にページをゼロで初期化する機能が追加されました.
これは vm.idlezero_enable sysctl
変数を使って有効化できます.
- カーネルのロードアドレスが
+ カーネルのロードアドレスが
シンボルテーブルに格納されるようになり,
ハードコードされたさまざまな定数が削除されました.
これにより, 異なるアドレスでコンパイルされたカーネルに対しても
&man.ps.1; が正しく動作可能になっています.
&merged;
- 非常に大きいプロセス (あるいは非常に多数のプロセス)
+ 非常に大きいプロセス (あるいは非常に多数のプロセス)
のコアダンプが発生した場合でも,
マシンが長時間ロックしなくなりました.
&merged;
- Kernel-Scheduled Entity プロジェクトは,
- カーネルスケジューラがマルチスレッドプログラムをより効率的に
- 扱えるような変更を加えました.
+ The &os; kernel scheduler now supports Kernel-Scheduled
+ Entities (KSEs), which provides support for multiple threads of
+ execution per process similar to Scheduler Activations. At this
+ point, the kernel has most of the changes needed to support
+ threading. The kernel scheduler can schedule multiple threads per
+ process, but only on a single CPU at a time. More information
+ can be found in &man.kse.2;.
+
+
+ KSE is a work in progress.
+
+
+
カーネルは複数の低レベルコンソールデバイスをサポートします.
異なったコンソールを操作するには, 新しい &man.conscontrol.8;
ユーティリティを使います.
コンソールドライバは TGA ベースのディスプレイ
アダプタに対応しました.
- インストール CD のカーネルは mfsroot
+ インストール CD のカーネルは mfsroot
イメージから分離しました.
これにより, CD ブートに対応しているマシンでは, (フロッピー
用の削られたカーネルではなく) 完全なカーネルをインストール時に
使うことができるようになります. &merged;
- システムのロードアベレージの計算において,
+ システムのロードアベレージの計算において,
定期的に実行されるプロセスと同期してしまうことを
避けるために, サンプリングのタイミングにいくらかの
ゆらぎを加えるようになりました. &merged;
- モジュール付きデバッグ用カーネルが構築された場合,
+ モジュール付きデバッグ用カーネルが構築された場合,
(例えば makeoptions DEBUG=-g を使った場合)
モジュール自体もデバッグサポートを含んだ状態で構築されるように
なりました.
この副作用として, デバッグ用のモジュールの構築とインストールに,
以前よりも大きなディスク容量が必要とされるようになりました.
&merged;
- カーネルのダンプデバイスは, 変更可能なローダ変数
+ カーネルのダンプデバイスは, 変更可能なローダ変数
dumpdev で設定できるようになりました.
その結果, カーネル初期化の遅い段階 (システムがシングルユーザモードに
入る前) のパニックからも, クラッシュダンプを取れるようになりました.
&merged;
カーネルメモリアロケータは Solaris で使われているのと同じように
スラブ(slab)メモリアロケータとなりました.
これは CPU の数が増えるに従い線形に近い性能を示す SMP 対応の
メモリアロケータです.
また, メモリフラグメンテーションも少なくなります.
プロセッサ・マザーボードの対応状況
BSD/OS 5.0 由来のコードが組み入れられ
SMP 対応部分が大きく書き直されました.
SMPng (SMP Next Generation
)
の主な特徴の一つに,
マルチプロセッサの利用効率を大きく損なうスピンロックを使わずに
カーネル内で複数のプロセスを実行することができる,
ということがあげられます.
また割り込みハンドラは,
割り込みのロックアウトを低減するために
それぞれコンテキストを持つようになりました.
- GENERIC カーネルから
+ GENERIC カーネルから
80386 プロセッサ対応が削除されました.
このコードは他の IA32
プロセッサのパフォーマンスを大きく損なう原因となっているためです.
80386 プロセッサに対応するための
I386_CPU カーネルオプションを
他の IA32 プロセッサに対応するためのオプションと
同時に指定することはできなくなりました.
これにより実行時のプロセッサタイプチェックが削除され,
80386 における性能が多少向上しています.
80386 上で動作可能なカスタムカーネルを構築するには,
カーネルコンフィグレーションファイルに
I386_CPU
とだけ書いてあるように変更する必要があります.
- AlphaServer 1200 (Tincup
)
+ AlphaServer 1200 (Tincup
)
における動作が確認されました. 現時点では CD
やフロッピディスクからの起動ができませんが, 他の Alpha
マシンでインストールしたディスクを移植したものはきちんと動作します.
&merged;
API UP1100 マザーボードにおける動作が確認されました.
API CS20 1U high server における動作が確認されました.
- 1.44MB フロッピディスクの容量に合わせられるよう,
- mfsroot フロッピイメージから DEC3000 シリーズの対応が削除されました.
- 現時点で DEC3000 はディスクレスでのみ利用可能なため,
- 問題はないと思われます.
-
AlphaServer 2100A (Lynx
)
に対応しました.
旧世代の Alpha CPU (EV4 および EV5) が
新世代の Alpha CPU の命令をエミュレートできるようにするコードが
カーネルに追加されました.
これにより, EV4 および EV5 上で
Adobe Acrobat 4
のようなバイナリ配布のみのプログラムが利用できるようになります.
- Alpha アーキテクチャの SMP に対応しました.
+ Alpha アーキテクチャの SMP に対応しました.
FC-PGA2 Pentium III (Tualatin),
Transmeta Crusoe, Transmeta Crusoe LongRun
といった, 新しいプロセッサの検出コードが追加されました.
&merged;
1.44MB フロッピーディスクにインストール用
カーネルを収めるため, ハードウェアへの対応がいくつか削除されました.
削除されたのは Multia, NoName, PC64, EB64, Aspen Alpine, sa
(SCSI テープ), amr,
パラレルポート, vx (3c590, 3c595), pcn (AMD Am79C97x PCI 10/100),
sf (Adaptec AIC-6915), sis (SiS 900/SiS 7016), ste (Sundance ST201
(D-Link DFE-550TX)), wb (Winbond W89C840F) です.
- Streaming SIMD Extensions
+ Streaming SIMD Extensions
(SSE) が導入されました.
SSE 対応をカーネルに組み込むかどうかの制御は
CPU_ENABLE_SSE
カーネルオプションで行なうことができます.
- CPU_ATHLON_SSE_HACK
+ CPU_ATHLON_SSE_HACK
カーネルオプションが追加されました.
これは最近の Athlon CPU で BIOS が SSE 機能ビットをセットするのを
- 忘れている場合に, セットするようにするものです.
+ 忘れている場合に, セットするようにするものです. &merged;
&os; が UltraSPARC プラットフォームに
対応しました.
以下のマシンが異なった度合いでサポートされています:
Ultra 1/2/5/10/30/60, Enterprise 220R/420R, Netra T1 AC200/DC200, Netra T 105, Blade 100.
SMP にも対応しており,
Ultra 2, Ultra 60, Enterprise 220R, Enterprise 420R
でテストされています.
+ On some systems, the BIOS does not activate
+ the I/O ports and memory of PC devices, thus making them
+ unusable. The hw.pci.enable_io_modes
+ sysctl/boot loader variable (which defaults to
+ 1, for enabled
)
+ forces &os; to enable these devices so that they can be
+ used.
+
+ Support for TurboChannel Alphas has been
+ removed.
+
+ Support for the AMD Élan SC520 has been
+ added; this requires the CPU_ELAN option in
+ the kernel configuration file. &merged;
+
ブートローダの変更
- 新しい CDROM 用の cdboot
+ boot2 now supports a
+ option to disallow boot interruption by
+ keypresses. &merged;
+
+ 新しい CDROM 用の cdboot
ブートストラップユーティリティは, El Torito ブータブル CDROM
標準に完全には準拠しないいくつかの BIOS 実装に対してもうまく動作します.
このブートローダは エミュレーションではない
モードのブートをサポートするので, ブータブル CDROM において
エミュレートされたフロッピーディスクイメージは必要ありません.
&merged;
- i386 ブートローダが
+ i386 ブートローダが
nullconsole というコンソールタイプに対応しました.
これはビデオコンソールもシリアルポートもついていない
システム向けのものです.
&merged;
- &man.loader.8; が
+ &man.loader.8; が
bzip2 で圧縮されたカーネルと
モジュールのロードをオプションでサポートしました
(デフォルトはオフで, コンパイル時に有効にできます).
&merged;
- &os; ブートローダが
+ &os; ブートローダが
Intel Wired for Management 2.0 (PXE) に対応しました.
API が異なるため古いバージョンの PXE には対応していません.
これにより DHCP を使ったネットワーク経由の起動が可能になってい
ます. &merged;
+
+
&os; ブートローダに対して,
疑似フロッピの第一セクタに変更のできる有効な MS-DOS BPB を想定している
IBM BIOS での起動に対応するための修正が行なわれました. &merged;
- &os; ブートローダに, プローブの段階で
+ &os; ブートローダに, プローブの段階で
一行出力する毎にカーネルがちょっと止まるようにする
フラグが追加されました. &merged;
- &os; ブートローダは 8K より大きなブロック
+ &os; ブートローダは 8K より大きなブロック
サイズのファイルシステムからもブートできるようになりました.
&merged;
操作しやすくするため, カーネルとカーネルモジュールは
/boot/kernel ディレクトリに移動しました.
ブートローダには,
この変更を可能な限り意識しないで済むような更新がなされています.
ネットワークインターフェイスの対応状況
- Cisco Aironet カードに対応した
+ Cisco Aironet カードに対応した
&man.an.4; ドライバが Wired Equivalent Privacy (WEP)
暗号化に対応しました.
これは &man.ancontrol.8; で設定できます. &merged;
- &man.an.4; ドライバが Cisco Aironet 350
+ &man.an.4; ドライバが Cisco Aironet 350
シリーズのアダプタに対応しました.
&merged;
- &man.an.4; ドライバが 監視 (monitor)
+ &man.an.4; ドライバが 監視 (monitor)
モードに対応しました. これは
&man.ancontrol.8; にオプション
を指定することで有効になります.
&merged;
- &man.an.4; ドライバは Cisco LEAP に対応し,
+ &man.an.4; ドライバは Cisco LEAP に対応し,
Home
WEP キーも使えるようになりました.
Linux Aironet ユーティリティはエミュレーションでサポートされます.
&merged;
- ARCNET token-based ネットワークへの
+ ARCNET token-based ネットワークへの
サポートが追加されました. &merged;
-
+
&man.bge.4; ドライバが追加されました.
これは 3Com 3c996-T,
SysKonnect SK-9D21, SK-9D41 および
Dell PowerEdge 2550 サーバの内蔵ギガビットイーサネット NIC
などに使われている Broadcom BCM570x
ファミリのギガビットイーサネットコントローラ用ドライバで,
出力 TCP/IP チェックサムのオフロード,
ジャンボフレーム, VLAN タグ挿入・削除機能に加え,
割り込み低減機能に対応しています. &merged;
- SMC COM90cx6 ARCNET ネットワークアダプタ
+ SMC COM90cx6 ARCNET ネットワークアダプタ
に対応する cm ドライバが追加されました. &merged;
&man.dc.4; ドライバは, Xircom 3201 と Conexant
LANfinity RS7112 チップベースの NIC に対応しました.
- &man.dc.4; ドライバが VLAN に対応しました. &merged;
+ &man.dc.4; ドライバが VLAN に対応しました. &merged;
- &man.de.4; ドライバは, 21143 において受信ユニットに
+ &man.de.4; ドライバは, 21143 において受信ユニットに
優先度を与えるのではなく, 受信/送信ユニット間で
ラウンドロビン調停を行なうようになりました.
これにより高負荷時の送出レートが 10–15% ほど
改善されます. &merged;
&man.ed.4; ドライバに対応しました.
-
+
&man.ed.4; ドライバが対応している
Linksys Fast Ethernet PCCARD カードを使う場合,
&man.pccard.conf.5; の設定行に
0x80000 フラグを追加しなければならなくなりました.
このオプションフラグは必須なもので,
もし付けていないと Linksys のカードは認識されません.
&merged;
- 非常に短いパケットもしくはブリッジを有効化している時に
+ 非常に短いパケットもしくはブリッジを有効化している時に
パニックを引き起こす可能性があった &man.ed.4; ドライバのバグが
修正されました.
&merged;
&man.ed.4; ドライバが, NetGear FA-410TX などが採用している
D-Link DL10022 チップに対応しました.
そのため
&man.ed.4; を使用する際はカーネルコンフィグレーションファイルに
device miibus を追加しなければならなくなっています.
&merged;
&man.el.4;
ドライバがモジュールとしてロードできるようになりました.
- Intel 82542, 82543, 82544 ギガビット
+ Intel 82542, 82543, 82544, 82545EM, 82546EB ギガビット
イーサネットコントローラチップベースの NIC に対応する
&man.em.4; ドライバが追加されました.
- ドライバは 82543, 82544 ベースのアダプタにおいて
+ ドライバは VLAN をサポートし, 82543, 82544 ベースのアダプタにおいて
送信/受信チェックサム offload とジャンボフレームに
対応しています. &merged;
- &man.faith.4; デバイスがロード/アンロード/クローニングに
+ &man.faith.4; デバイスがロード/アンロード/クローニングに
対応しました. &merged;
- &man.fe.4; ドライバが富士通 MB86960A/MB86965A
+ &man.fe.4; ドライバが富士通 MB86960A/MB86965A
ベースのイーサネット PC カードに再び対応しました. &merged;
- &man.fpa.4; ドライバが
+ &man.fpa.4; ドライバが
Alpha マシン上の Digital DEFPA FDDI アダプタに対応しました.
&merged;
- &man.fxp.4; ドライバはカーネルコンフィグレーションファイルに
+ &man.fxp.4; ドライバはカーネルコンフィグレーションファイルに
device miibus
のエントリを必要とするようになりました.
&merged;
- &man.fxp.4; ドライバに, いくつかの Intel ICH2/ICH2-M
+ &man.fxp.4; ドライバに, いくつかの Intel ICH2/ICH2-M
チップベースのシステムにおける PCI プロトコル違反への
対応策が追加されました.
この対応策では, Dynamic Standby Mode を無効にするために
インターフェイスの EEPROM を上書きします.
EEPROM の上書き後, 新しい設定が有効となるためには
システムを再起動する必要があります. &merged;
- &man.fxp.4; ドライバは Intel のローダブルマイクロコード
+ &man.fxp.4; ドライバは Intel のローダブルマイクロコード
が使えるようになり, NIC がその機能をサポートしている場合には,
受信側の割り込み結合とパケット bundling を実装します.
この機能は &man.ifconfig.8; の
オプションで有効にできます. &merged;
Sun GEM ギガビットイーサネット,
ERI ファストイーサネットアダプタに対応する gem ドライバが
追加されました.
- &man.gx.4; ドライバが追加され, Intel 82542 と 82543
+ &man.gx.4; ドライバが追加され, Intel 82542 と 82543
のギガビットイーサネットコントローラチップがサポートされました.
ファイバと銅線の両方のカードがサポートされています.
VLAN タグ付け/挿入は両方のチップでサポートされ, 82543 では
さらに TCP/IP チェックサム offload をサポートしています.
&merged;
多くの Sun Ultra シリーズにオンボードで
搭載されている Sun HME ファストイーサネットアダプタ
に対応する hme ドライバが追加されました.
- Level 1 LXT1001 NetCellerator
+ Level 1 LXT1001 NetCellerator
ギガビットイーサネットコントローラチップに対応する
&man.lge.4; ドライバが新たに追加されました.
このドライバは SMC, D-Link, Addtron
製の光ファイバギガビットイーサネットカードを利用するために
使われるものです.
Jumbograms および受信時の TCP/IP チェックサムの
オフロード機能に対応していますが,
ハードウェア VLAN フィルタには対応していません.
&merged;
- National Semiconductor DP83820 および DP83821
+ The my driver, which supports the Myson Fast Ethernet and
+ Gigabit Ethernet adapters, has been added. &merged;
+
+ National Semiconductor DP83820 および DP83821
ギガビットイーサネットコントローラチップをベースとした
PCI ギガビットイーサネットアダプタに対応する
&man.nge.4; ドライバが新たに追加されました.
これは D-Link DGE-500T, SMC EZ Card 1000 (SMC9462TX),
Asante FriendlyNet GigaNIC 1000TA および 1000TPC,
Addtron AEG320T に対応しています.
また, このドライバは送受信チェックサムのオフロード機能に対応しています.
&merged;
- &man.pcn.4; ドライバが追加されました.
+ &man.pcn.4; ドライバが追加されました.
これは AMD PCnet/FAST アダプタ, PCnet/FAST+ アダプタ,
PCnet/FAST III アダプタ,
PCnet/PRO アダプタ, PCnet/Home アダプタ,
HomePNA アダプタに対応しています.
これらのアダプタはすでに &man.lnc.4; ドライバが対応していますが,
&man.pcn.4; ドライバは 32-bit モードで動作し,
受信時のゼロコピーを実現する RX アラインメント機能を利用しています.
- このドライバはアーキテクチャに依存せず i386 および Alpha
+ このドライバはアーキテクチャに依存せず i386, pc98, Alpha
プラットフォームで動作可能です.
ただし非 PCI カードに対応するには &man.lnc.4; が必要になります.
&merged;
- Webgear Aviator 無線ネットワークカードに対応する
+ Webgear Aviator 無線ネットワークカードに対応する
&man.ray.4; ドライバが追加されました.
&man.ray.4; インターフェイスの動作は
&man.raycontrol.8; で変更することが可能です.
&merged;
- ISA/PCI の point-to-point 通信インターフェイス
+ The &man.rp.4; driver has been updated to
+ version 3.02 and can now be built as a module. &merged;
+
+ ISA/PCI の point-to-point 通信インターフェイス
である Granch SBNI12 シリーズ用の sbni ドライバが
追加されました.
これらのデバイスを設定するのに, &os; Ports Collection の
sysutils/sbniconfig
が利用できます. &merged;
- &man.sis.4; ドライバが
+ &man.sis.4; ドライバが
SiS 900, SiS 7016 ファストイーサネットコントローラチップ
(例えば SiS 635, 735 マザーボードチップセット上のものなど) と,
National Semiconductor DP83815 チップセット
(NetGear FA311-TX および FA312-TX を含む) の
PCI イーサネットアダプタに対応しました.
このデバイスは VLAN をサポートしています. &merged;
- National Semiconductor
+ National Semiconductor
DP8393X (SONIC) イーサネットコントローラに対応した
snc ドライバが追加されました.
現時点でこのドライバは PC-98 アーキテクチャでのみ使われています.
&merged;
&man.stf.4; デバイスがクローニングに対応しました.
- &man.tap.4; ドライバが追加されました.
+ &man.tap.4; ドライバが追加されました.
これはブリッジ構成で使うための仮想イーサネットドライバです.
このデバイスはクローニング可能です. &merged;
- &man.ti.4; ドライバが Alteon AceNIC
+ &man.ti.4; ドライバが Alteon AceNIC
1000baseT ギガビットイーサネットカードおよび,
Netgear GA620T 1000baseT ギガビットカードに対応しました.
&merged;
- &man.ti.4; ドライバが VLAN タグを正しくマスクするようになりました.
+ &man.ti.4; ドライバが VLAN タグを正しくマスクするようになりました.
&merged;
- &man.txp.4; ドライバが追加されました.
+ The &man.tx.4; driver now supports true multicast
+ filtering.
+
+ &man.txp.4; ドライバが追加されました.
これは 3Com 3XP Typhoon/Sidewinder (3CR990) チップセットベースの
ネットワークインターフェイスに対応しています.
&merged;
- &man.vlan.4; デバイスがロード/アンロード/クローニングに
+ &man.vlan.4; デバイスがロード/アンロード/クローニングに
対応しました. &merged;
- &man.wi.4; ドライバが Prism II, Prism 2.5 ベースの NIC
+ &man.wi.4; ドライバが Prism II, Prism 2.5 ベースの NIC
に対応しました. 104/128 ビット WEP も Prism カードで動くように
なりました. &merged;
- &man.xl.4; ドライバが
+ The &man.wi.4; driver now supports using a &os; host as
+ a wireless access point. This functionality can be enabled
+ using the mediaopt hostap option of
+ &man.ifconfig.8;. This feature requires a wireless
+ adapter based on the Prism II chipset. &merged;
+
+ The &man.wi.4; driver now has support for
+ bsd-airtools. &merged;
+
+ The xe driver can now be built as a
+ module. &merged;
+
+ &man.xl.4; ドライバが
ラップトップで使われている 3Com 3C556 および
3C556B MiniPCI アダプタに対応しました.
&merged;
- &man.xl.4; ドライバが
+ &man.xl.4; ドライバが
(Cyclone
チップセットおよび,
新しいチップセットにおいて)
VLAN タグフレームの受信をサポートしました.
&merged;
- &man.xl.4; は 3C905B, 3C905C, 3C980C などのように
+ &man.xl.4; は 3C905B, 3C905C, 3C980C などのように
その機能を実装しているカードにおいて,
受信側/送信側 TCP/IP のチェックサム offload に対応しました.
&merged;
- 統計情報が溢れた時の割り込みの扱いに関連して,
+ 統計情報が溢れた時の割り込みの扱いに関連して,
パケットレートが中から高の時に遅くなってしまうという
&man.xl.4; ドライバのバグが修正されました. &merged;
- インターフェイス毎に用意される
+ インターフェイス毎に用意される
ifnet 構造体に,
ネットワークインターフェイスが対応している機能,
および, そのうち有効化されている機能を格納する部分が追加されました.
また &man.ifconfig.8; が, その機能の検索に対応しています.
&merged;
- インターフェイス毎の if_inaddr
+ インターフェイス毎の if_inaddr
線形リストをハッシュテーブルで置き換えることにより,
IP エイリアスを多数持つホストでの性能が改善されました. &merged;
ネットワークデバイスは特殊ファイルとして
/dev/net 以下に
自動的に作成されるようになりました.
Interface hardware ioctls (not protocol or routing) can be
performed on these devices.
SIOCGIFCONF ioctl は特殊な
/dev/network ノードで動作します.
- いくつかのネットワークドライバは,
+ いくつかのネットワークドライバは,
システムが攻撃や過負荷により耐えられるように, 半ポーリング
モードを実装しました.
ポーリングを有効にするには, カーネル設定ファイルに
以下のオプションが必要です:
options DEVICE_POLLING
options HZ=1000 # not compulsory but strongly recommended
そして kern.polling.enable sysctl 変数
によりポーリングモードを有効にし,
kern.polling.user_frac sysctl 変数
によりユーザランド側に確保しておく CPU 時間の割合を
指定します.
ポーリングをサポートしているデバイスは &man.dc.4;,
- &man.fxp.4;, &man.sis.4; となっています.
+ &man.fxp.4;, &man.rl.4;, &man.sis.4; となっています.
詳しくは &man.polling.4; マニュアルページを参照してください.
&merged;
- 不必要なバッファのコピーを無くすことにより,
+ 不必要なバッファのコピーを無くすことにより,
いくつかのネットワークドライバ (特に &man.dc.4; と
&man.sis.4;) におけるパケットフォワーディングの性能が向上
しました. &merged;
+
+ Zero copy
support has been added to the
+ networking stack. This feature can eliminate a copy of
+ network data between the kernel and userland, which is one of
+ the more significant bottlenecks in network throughput.
+ The send-side code should work with almost any network
+ adapter, while the receive-side code requires a network
+ adapter with an MTU of at least one memory page size (for
+ example, jumbo frames on Gigabit Ethernet). For more
+ information, see &man.zero.copy.9;.
ネットワークプロトコル
- &man.accept.filter.9; が追加されました.
+ &man.accept.filter.9; が追加されました.
これは listen しているソケット上で接続を新たに受け入れ,
読み込みを行なう際のオーバヘッドを低減するカーネルの機能です.
&merged;
- &man.arp.8; の オプションフラグにある
+ &man.arp.8; の オプションフラグにある
proxy という修飾子が
オプションフラグで使われているものと同じ
pub という修飾子に変更されました.
また, および
オプションフラグに
only キーワードが追加されました.
これは proxy 専用
の公開エントリを作成するために使います. &merged;
- pthread を使うことにより, &man.select.2;/&man.poll.2;
+ pthread を使うことにより, &man.select.2;/&man.poll.2;
を使った場合の &man.bpf.4; の読み出しタイムアウトの機能が
より正しく動作するようになりました. &merged;
- &man.bridge.4; および &man.dummynet.4;
+ &man.bridge.4; および &man.dummynet.4;
に細かな改良とバグ修正が加えられ, ローダブルモジュールに
なりました. &merged;
- &man.bridge.4; は複数の完全に独立したブリッジクラスタに
+ &man.bridge.4; は複数の完全に独立したブリッジクラスタに
対応し, 動的な追加・削除に関してもより安定しました.
VLAN 機能にも完全に対応しています. &merged;
+ A &man.gre.4; driver, which can encapsulate IP packets
+ using GRE (RFC 1701) or minimal IP encapsulation for Mobile IP
+ (RFC 2004), has been added.
+
ICMP ECHO および TSTAMP 応答速度に制限が加えられるようになりました.
open 状態のポート, open 状態にないポートに対して送信されるパケットに
よって生成される TCP RST は独立したカウンタを用いて制限されており,
各々異なる種類の速度制限キューとして分けられています.
- 正しいシーケンス番号が送り返されてきた場合に
+ 正しいシーケンス番号が送り返されてきた場合に
ICMP UNREACH_FILTER_PROHIB メッセージが
SYN_SENT
状態にある TCP 接続を RST できるようになりました.
これは sysctl 変数 net.inet.tcp.icmp_may_rst
で制御することができます. &merged;
IP マルチキャストが VLAN デバイス上で動作するようになりました.
また, VLAN コードにあったいくつかのバグも修正されています.
- IPv4 において入ってくる SPD のチェックが無視されてしまう
+ IPv4 において入ってくる SPD のチェックが無視されてしまう
という IPSec 処理中のバグが修正されました. &merged;
- &man.ipfw.4; が TCP セグメント内に
+ &man.ipfw.4; が TCP セグメント内に
ECN ビットを含む場合にも正しくフィルタ動作を行なうようになりました.
&merged;
- &man.ng.ether.4; netgraph ノードは Ethernet タイプの
+ &man.ipfw.4; has been re-implemented (the new version is
+ commonly referred to as IPFW2
). It now uses
+ variable-sized representation of rules in the kernel, similar
+ to &man.bpf.4; instructions. Most of the externally-visible
+ behavior (i.e. through &man.ipfw.8;) should be unchanged.,
+ although &man.ipfw.8; now supports or
+ connectives between match fields. &merged;
+
+ A new ng_eiface netgraph module has been added, which
+ appears as an Ethernet interface but delivers its Ethernet
+ frames to a Netgraph hook. &merged;
+
+ A new &man.ng.device.4; netgraph node type has been added,
+ which creates a device entry in /dev, to
+ be used as the entry point to a networking graph.
+
+ &man.ng.etf.4; netgraph ノードは Ethernet タイプの
パケットを, ethertype に応じて異なったフックでフィルタ
- できるようになりました.
+ できるようになりました. &merged;
&man.gif.4; で動作する netgraph ノード
&man.ng.gif.4; および &man.ng.gif.demux.4;
が新しく追加されました.
IP の入力処理を行なうコードに入る前のキューに格納された
IP パケットに対応する
netgraph ノード &man.ng.ip.input.4; が新しく追加されました.
- &man.netgraph.4; サブシステムに
+ A new &man.ng.l2tp.4; netgraph node type, which implements
+ the encapsulation layer of the L2TP protocol as described in
+ RFC 2661, has been added. &merged;
+
+ &man.netgraph.4; サブシステムに
&man.ng.mppc.4; と &man.ng.bridge.4; のノードタイプが新たに追加され,
&man.ng.ether.4; ノードが動的にロード可能になりました.
また, 細かなバグ修正と改良も加えられています.
&merged;
- 複数のリンク上でパケットの多重化を行なう
+ 複数のリンク上でパケットの多重化を行なう
netgraph ノードタイプ &man.ng.one2many.4; が新たに追加されました.
&merged;
- sysctl 変数 net.inet.ip.check_interface
+ A new ng_split node type has been added for splitting a
+ bidirectional packet flow into two unidirectional flows.
+
+ sysctl 変数 net.inet.ip.check_interface
が新たに追加されました. これは標準設定で on になっており,
パケットの送信先アドレスと一致するアドレスを持ったインターフェイスに
パケットが到着したかどうか IP レベルでチェックを行ないます.
&merged;
- sysctl 変数
+ sysctl 変数
net.link.ether.inet.log_arp_wrong_iface
が新たに追加されました. これは ARP
要求が間違ったインターフェイスに到着した時の
ログ記録を抑制するかどうか制御するためのものです.
&merged;
- IP パケットの ID フィールドを乱数化する
+ IP パケットの ID フィールドを乱数化する
options RANDOM_IP_ID
カーネルオプションが追加されました.
これはリモートの観測者が,
各送信パケットに対して一つずつカウントを
増加させるという標準的な動作から
マシンのパケット生成速度を推定できないようにするものです.
&merged;
SLIP が
mfsroot
フロッピイメージから削除されました.
- ACK が遅れるという TCP のバグが修正されました.
+ ACK が遅れるという TCP のバグが修正されました.
&merged;
- TCP が TCP Fast Recovery アルゴリズムに対する NewReno
+ TCP が TCP Fast Recovery アルゴリズムに対する NewReno
の変更に対応しました. この動作は sysctl 変数
net.inet.tcp.newreno で制御することができます.
&merged;
- TCP が初期 SYN
+ TCP が初期 SYN
セグメントに対してより積極的にタイムアウトするようになりました.
これにより, 初期の接続試行をより早く中断することが可能になっています.
&merged;
- TCP_COMPAT_42
+ TCP_COMPAT_42
カーネルオプションが削除されました. &merged;
- TCP_RESTRICT_RST
+ TCP_RESTRICT_RST
カーネルオプションが削除されました.
同様の機能は sysctl 変数
net.inet.tcp.blackhole で実現可能です.
&merged;
- &man.rc.conf.5; の標準設定において
+ &man.rc.conf.5; の標準設定において
TCP の RFC 1323 拡張が有効化されるようになりました.
&merged;
- 接続が確立される際, 三番目の SYN
+ 接続が確立される際, 三番目の SYN
セグメントが送られるまでに反応がなかった場合は
RFC 1323 および RFC 1644 の TCP 拡張が無効化されるようになりました.
この動作は VJ ヘッダ圧縮の実装にバグがある
(非常に古い) ターミナルサーバに対応するためのものです.
&merged;
- 各接続に対して TCP
+ 各接続に対して TCP
テンプレート構造体のメモリ割り当てを行なわないように
TCP 実装が変更されました.
これは多くの接続を扱う大規模システムにおいて
バッファの使用量を低減します.
&merged;
sysctl 変数 net.inet.tcp.sendspace および
- net.inet.tcp.recvspace
+ net.inet.tcp.recvspace
で制御されている TCP の標準バッファサイズがそれぞれ
32K と 64K に増やされました.
従来は両方とも 16K のバッファサイズでした.
輻輳の頻度が上がることを防ぐために,
net.inet.tcp.local_slowstart_flightsize
のデフォルトの値が無限から 4 に変更されました.
&merged;
負荷のかかるホストでは, 新しい大きなバッファサイズ
では NMBCLUSTERS パラメータの値を
カーネル設定ファイルか調整可能なローダ変数
kern.ipc.nmbclusters
のどちらかで手動で増やす必要があるかも知れません.
mbuf クラスタの状態は
netstat -mb
で監視することができます.
- TCP が RFC 1948 (Defending Against Sequence
- Number Attacks) に対応しました.
- この機能は
- net.inet.tcp.strict_rfc1948,
- net.inet.tcp.isn_reseed_interval
- sysctl 変数できます.
- &merged;
+ TCP now supports RFC 1948 (Defending Against Sequence
+ Number Attacks). The
+ net.inet.tcp.isn_reseed_interval sysctl
+ variable controls the reseeding of the secret data used in
+ the RFC 1948 initial sequence number calculations. &merged;
- &os; の TCP 実装は, 顕著な受信 SYN セグメントの
+ &os; の TCP 実装は, 顕著な受信 SYN セグメントの
キャッシュを実装しました.
入ってくる SYN セグメントは, TCP three-way handshake
が完了するまではキャッシュ内にエントリされ, 完了後に
通常通りコネクション用のメモリが確保されます.
加えて, すべての TCP 初期シーケンス番号 (ISN) がクッキー
として使われ, エントリがキャッシュから消されてしまっても
対応する ACK を後で受け付けられるようにします.
この syncache
と syncookies
の組合わせにより, ホストは
TCP ベースの Denial of Service 攻撃により耐えられるように
なります.
この機能のスポンサーは DARPA と NAI Labs です. &merged;
- TCP 実装において, 送信側が大きさ 0 のウィンドウ
+ TCP 実装において, 送信側が大きさ 0 のウィンドウ
を受け取ったときに接続が固まってしまうというバグが
修正されました. &merged;
- TCP 実装が, IP 層のブロードキャストアドレスに向けられたパケットを
+ TCP 実装が, IP 層のブロードキャストアドレスに向けられたパケットを
正しく無視するようになりました. &merged;
TCP, UDP で使われる ephemeral port 範囲が 1024–5000 から
49152–65535 に変更されました.
これにより並列に出ていくことのできる接続/ストリームの数が増加します.
+
+ The &man.tcp.4; protocol's retransmission timer can now be
+ manipulated with two sysctl variables,
+ net.inet.tcp.rexmit_min and
+ net.inet.tcp.rexmit_slop. The default has
+ been reduced from one second to 200ms (similar to the Linux default)
+ in order to better handle hicups over interactive connections and
+ improve recovery over lossy fast connections such as wireless links.
+
+ The &man.tcp.4; protocol now has the ability to dynamically
+ limit the send-side window to maximize bandwidth and minimize
+ round trip times. The feature can be enabled via the
+ net.inet.tcp.inflight_enable
+ sysctl. &merged;
+
ディスク・記憶装置
- &man.aac.4; が
+ &man.aac.4; が
Adaptec PCI-SCSI RAID コントローラの FSA ファミリに対応しました.
このドライバは, アダプタによって発行されるコマンド,
ディスクデバイスの脱着, クラッシュダンプ機能,
CLI 管理に使われる &man.ioctl.2; コマンドが正しく処理される
ようになり, Adaptec により検証・認定されました.
&merged;
- &man.ahc.4; ドライバに対して非常に数多くの更新や
+ &man.ahc.4; ドライバに対して非常に数多くの更新や
バグ修正, 改良が加えられました.
それには RAID Port
モードでの動作,
AAA や ARO カードを搭載したシステムでの動作が可能になったこと,
また, パフォーマンスの向上などが含まれています.
Ultra2/U160
コントローラでまれにハングアップが発生するといったバグを含め,
いくつかのバグも修正されています.
&merged;
-
+ The &man.ahd.4; driver, which supports the Adaptec
+ AIC7901, AIC7901A, and AIC7902 Ultra320 PCI-X SCSI Controller chips, has been
+ added. &merged;
+
+
Adaptec SCSI RAID コントローラファミリ,
および DPT SmartRAID V, VI ファミリに対応する
&man.asr.4; ドライバが新たに追加されました.
&merged;
- &man.asr.4; ドライバが
+ &man.asr.4; ドライバが
Adaptec 2000S, 2005S Zero-Channel RAID コントローラに対応しました.
&merged;
- &man.ata.4; ドライバが ATA100 コントローラに対応しました.
+ &man.ata.4; ドライバが ATA100 コントローラに対応しました.
さらに ServerWorks ROSB4 ATA33 チップセット,
CMD 648 ATA66 チップセット,
CMD 649 ATA100 チップセット,
Cyrix 5530 にも対応しています.
&merged;
- 設定をより柔軟に行なえるよう,
+ 設定をより柔軟に行なえるよう,
&man.ata.4;
ドライバの多くのオプションはカーネルコンフィグレーション時だけでなく,
ブートローダからも設定を変更できるようになりました.
&merged;
- &man.ata.4; ドライバがタグキューイング機能に対応しました.
+ &man.ata.4; ドライバがタグキューイング機能に対応しました.
これは hw.ata.tags で制御可能で,
ブートローダからも設定できます.
&merged;
- &man.ata.4; ドライバが
+ &man.ata.4; ドライバが
Promise Fasttrak コントローラおよび HighPoint HPT370 コントローラのような
ATA 疑似
RAID コントローラに対応しました.
&merged;
- &man.ata.4; ドライバは Hardware Notes にも載っているように
+ &man.ata.4; ドライバは Hardware Notes にも載っているように
様々な SiS チップセットに対応しました. &merged;
- &man.ata.4; ドライバは &man.atacontrol.8; を使って
- RAID1 構成の故障したドライブを再構築することができるように
- なりました. &merged;
+ The &man.ata.4; driver now has support for creating,
+ deleting, querying, and rebuilding ATA RAIDs under control of
+ &man.atacontrol.8;. &merged;
- ATAPI CD-R ドライブの BurnProof(TM) 機能に対応しました.
+ ATAPI CD-R ドライブの BurnProof(TM) 機能に対応しました.
&merged;
- &man.ata.4; ドライバは 48-bit アドレスに対応しました.
+ &man.ata.4; ドライバは 48-bit アドレスに対応しました.
137GB より大きなデバイスに対応したことになります. &merged;
- &man.ata.4; ドライバで, VIA 82C686B サウスブリッジチップ
+ &man.ata.4; ドライバで, VIA 82C686B サウスブリッジチップ
を使ったシステムにおいて, データが壊れる場合があることへの
対策が行なわれました. &merged;
-
- CAM のエラー回復処理コードが更新されました.
+ The &man.ata.4; driver (along with &man.burncd.8;) now
+ supports writing to media in DVD+RW drives.
+
+ The &man.ata.4; driver now supports accessing ATA devices
+ as SCSI devices via the CAM layer and drivers (&man.cd.4;,
+ &man.da.4;, &man.st.4;, and &man.pass.4;). This feature requires
+ device atapicam in the kernel
+ configuration.
- &man.cd.4; ドライバが書き込み操作に対応しました.
+ The &man.ata.4; driver now has support for the Sil 0680
+ and VIA 8233/8235 controllers. &merged;
+
+ &man.cd.4; ドライバが書き込み操作に対応しました.
これにより, DVD-RAM, PD
といった CD デバイスとして認識されるドライブへ書き込むことが可能です.
ただしこの変更はランダムアクセス可能な
書き込みデバイスにのみに有効なもので,
CD-R ドライブのようなシーケンシャルアクセス専用の書き込みデバイスには
関係しません. CD-R ドライブは &man.cdrecord.1;
(Ports Collection の
sysutils/cdrtools に含まれています)
が対応しています.
&merged;
- SCSI-3 サポート用の共通インターフェイスデバイスである
+ SCSI-3 サポート用の共通インターフェイスデバイスである
ciss ドライバが追加されました.
このドライバは Compaq の SmartRAID 5* ファミリ RAID
コントローラ (5300, 532, 5i) をサポートしています. &merged;
&man.fdc.4; フロッピーディスクに多くの機能強化が
行なわれました. 一般的な設定における密度の選択は
自動化され, ドライバは様々なサブデバイスの密度設定
に柔軟に対応できるようになりました.
&man.geom.4; ディスク I/O 要求変換フレームワークが追加されました。
これは、カーネルの上位からのデバイスドライバに対する I/O 要求に、
さまざまな操作を加えられるように設計された、拡張可能なフレームワークです。
- ida ディスクドライバがクラッシュダンプに対応しました.
+ ida ディスクドライバがクラッシュダンプに対応しました.
&merged;
- iir ドライバが Intel Integrated RAID コントローラ
+ iir ドライバが Intel Integrated RAID コントローラ
に対応しました. 古い ICP Vortex コントローラにも対応しています.
- &man.isp.4; が対応している
+ &man.isp.4; が対応している
SCSI カードに接続されている特定の CDROM
を認識しないというバグが修正されました.
&merged;
&man.isp.4;
ドライバはファイバチャネルのトポロジ変更を
積極的に検出するように変更されました.
&man.isp.4; ドライバが
Qlogic SCSI カードのターゲットモードに対応しました.
これには Ultra2, Ultra3, デュアルバスカードが含まれます.
- &man.isp.4; ドライバが Qlogic 2300/2312 Optical
+ &man.isp.4; ドライバが Qlogic 2300/2312 Optical
Fibre Channel PCI カードをサポートしました. &merged;
+ The &man.matcd.4; driver has been removed
+ due to breakage and licensing issues. &merged;
+
メモリディスクデバイス &man.md.4; に
&man.md.4; の機能が統合されました.
&man.md.4; デバイスは &man.mdconfig.8; で設定できるようになり,
&man.vn.4; は削除されています.
また, メモリファイルシステム (MFS) も削除されました.
- firmware 6.X 以降を搭載した
+ The mpt driver, for
+ supporting the LSI Logic Fusion/MP architecture Fiber Channel
+ controllers, has been added. &merged;
+
+ firmware 6.X 以降を搭載した
Mylex PCI to SCSI AccelRAID コントローラおよび
eXtremeRAID コントローラに対応する
&man.mly.4; ドライバが新たに追加されました.
&merged;
- NetBSD/pc98 から
+ NetBSD/pc98 から
ncv, nsp, stg ドライバが移植されました.
これらは NCR 53C50 / Workbit Ninja SCSI-3 / TMC 18C30, 18C50
ベースの PC-Card/ISA SCSI コントローラに対応しています.
これらのドライバはモジュールとして構築, ロードできます.
&merged;
+ The ofw driver, a basic OpenFirmware disk
+ driver, has been added.
+
+ The pst driver, for supporting Promise
+ SuperTrak ATA RAID controllers, has been
+ added. &merged;
+
&man.sa.4; エラー処理にあったいくつかの問題点が修正されました.
これには
テープドライブが &man.mt.1;
に追随せずにまわってしまう
という問題も含まれています.
- 3ware ATA RAID に対応する
- &man.twe.4; ドライバが追加されました.&merged;
+ The SCSI_DELAY configuration parameter
+ can now be set at boot time and runtime via the
+ kern.cam.scsi_delay tunable/sysctl.
-
- &man.vinum.4;
- ボリュームマネージャにいくつかのバグ修正と改良が加えられました.
+ The trm driver has been added to support SCSI adapters
+ using the Tekram TRM-S1040 SCSI chipset.
- &man.wd.4; 互換デバイスが
+ 3ware ATA RAID に対応する
+ &man.twe.4; ドライバが追加されました.&merged;
+
+ &man.wd.4; 互換デバイスが
&man.ata.4; ドライバから削除されました.
&merged;
ファイルシステム
&os; カーネルが新たに名前付き拡張属性 (named extended attributes)
に対応しました.
これはカーネルおよび高い権限を持つユーザランドプロセスが,
ファイルとディレクトリに属性情報をタグ付けすることを可能にするものです.
拡張属性は TrustedBSD プロジェクトに対応するために追加されたもので,
特に ACL, ケーパビリティ情報, 必須アクセス制御ラベルが含まれています
(詳細は /usr/src/sys/ufs/ufs/README.extattr
参照).
- ライセンスの変更により
+ ライセンスの変更により
softupdates がカーネルソースツリーの主要部に統合され,
GENERIC カーネルでの利用が可能になりました.
&merged;
FFS にファイルシステムのスナップショット機能が追加されました.
詳細は /usr/src/sys/ufs/ffs/README.snapshot
にあります.
FFS 用の softupdates
にいくつかのバグ修正と改良が加えられました.
&man.statfs.2; および &man.df.1; は
softupdates 利用時に commit
されて解放されたファイルとブロック数を記録するようになりました.
- 非常に大容量のファイルシステムで
+ 非常に大容量のファイルシステムで
スーパブロックが破損する可能性のあった
FFS におけるバグが修正されました.
&merged;
- inode ファイルシステム (IFS) が新たに追加されました.
- 詳細は
- /usr/src/sys/ufs/ifs/README
- にあります.
-
- ISO-9660 ファイルシステムに対し, 新たに
+ ISO-9660 ファイルシステムに対し, 新たに
ロード可能なキャラクタ変換ルーチンに
対応するためのフックが追加されました.
良く使われる変換ルーチンは
sysutils/cd9660_unicode
の port に含まれています. &merged;
&man.kernfs.5; は廃止され, 削除されました.
- NFS クライアントにおいて,
+ NFS クライアントにおいて,
O_EXCL|O_CREAT
オープン時に不正なアクセスタイムを生成するバグが修正されました.
&merged;
- nfsnode
+ nfsnode
ハッシュテーブルを効率化し, NFS 性能を向上させるために
(Fowler/Noll/Vo ハッシュアルゴリズムに基づく) 新しい
NFS ハッシュ関数が実装されました.
&merged;
クライアント側における
NFS ロックが実装されました.
カーネル内で複雑に混ざりあっていた NFS のコードが,
保守と将来的な開発を容易にするためにクライアント側と
サーバ側に分離されました.
ファイルシステムにアクセス制御リスト (ACLs) が導入されました.
ACL はファイルやディレクトリに対して,
より粒度の細かく自由度の高いアクセス制御を可能にするもので,
TrustedBSD プロジェクトから統合されたものです.
詳細は
/usr/src/sys/ufs/ufs/README.acls
をご覧ください.
- FFS のディレクトリ配置の優先アルゴリズム
+ FFS のディレクトリ配置の優先アルゴリズム
(dirprefs) が変更されました.
ディレクトリブロックをディスク内で分散させるのではなく,
ディレクトリブロックに関連したグループにまとめようと試みます.
&os; Ports ツリーのように巨大なディレクトリ階層を横断する
ような操作の速度がアップします.
この変更は表面的にはなんの影響も与えませんし,
新しいディレクトリに対しては自動的に適用されます. &merged;
- カーネルが smbfs (CIFS) に対応しました.
+ カーネルが smbfs (CIFS) に対応しました.
SMB 共有を扱うのにはユーザランドプログラムの
&man.smbutil.1; と &man.mount.smbfs.8; が利用できます.
&man.mount.smbfs.8; は LIBMCHAIN と
LIBICONV がカーネルに組み込まれて
いなくても, 自動的に smbfs.ko
モジュールをロードしてしまうことに
注意してください. &merged;
一貫性を維持するため,
fdesc, fifo, null, msdos, portal, umap, union
の各ファイルシステムはそれぞれ
fdescfs, fifofs, msdosfs, nullfs, portalfs, umapfs,
unionfs という名前に変更され,
モジュールや mount_* プログラムなども名前が変更されました.
また, &man.fstab.5; 内にある msdos
ファイルシステムのエントリが変更なしに動作できるよう,
互換性を維持するための措置
が
&man.mount.8; に加えられています.
疑似ファイルシステム pseudofs が新たに追加されました.
&man.linprocfs.5; と &man.procfs.5; は pseudofs
を利用するように変更されています.
- 巨大なディレクトリ用に,
+ 巨大なディレクトリ用に,
dirhash と呼ばれる単純なハッシュをベース
とした検索効率化処理が追加されました.
UFS_DIRHASH カーネルオプション
(GENERIC カーネルでデフォルトでオン)
の設定により, メモリを多少余分に使って巨大なディレクトリの
操作速度を向上させることが可能です. &merged;
- VM サブシステムはデフォルトで UFS ディレクトリ用の
+ VM サブシステムはデフォルトで UFS ディレクトリ用の
メモリ要求を担うようになりました
(この挙動は vfs.vmiodirenable sysctl 変数
で制御されます). &merged;
- SCSI CDROM からルートファイルシステムがマウントできない
+ SCSI CDROM からルートファイルシステムがマウントできない
バグが修正されました (ATAPI CDROM は問題ありません)
&merged;
- ファイルシステムテストツール
+ ファイルシステムテストツール
fsx を使うことにより発見された
いくつかのバグが修正されました.
ある状況下で (主に NFS を使っている際に)
これらのバグはデータの破壊やカーネルパニックを引き起こして
いました. &merged;
/etc/fstab に記されている
ネットワークファイルシステム (NFS や smbfs ファイルシステム
など) がスタートアップの初期化時にきちんとマウントされる
ようになりました.
これらのマウントはネットワークが初期化された後まで遅延
されます.
+
+ Read-only support for the Universal Disk Format (UDF) has
+ been added. This format is used on packet-written CD-RWs and
+ most commercial DVD-Video disks. The &man.mount.udf.8;
+ command can be used to mount these disks.
+
+ Basic support has been added for the UFS2 filesystem.
+ Among its features:
+
+
+
+ The inode has been expanded to 256 bytes to make
+ space for 64-bit block pointers.
+
+
+
+ A file-creation time field has been added.
+
+
+
+ A native extended attributes implementation has been
+ added, permitting total attribute size stored on an inode
+ to be up to twice the filesystem block size. This storage
+ is used for Access Control Lists and MAC labels, but may
+ also be used by other system extensions and user
+ applications.
+
+
+
+
+
PCCARD 対応
- pccard ドライバおよび &man.pccardc.8;
+ pccard ドライバおよび &man.pccardc.8;
が複数のカード着脱音
に対応しました.
&merged;
- 比較的新しいマシンの多くで, PCCARD デバイスの割り込みを
+ 比較的新しいマシンの多くで, PCCARD デバイスの割り込みを
ISA もしくは PCI のいずれかの割り込み経路に設定することが
可能になりました.
&man.pcic.4; ドライバが更新され, 新たにその両方の割り込み経路に対応
(以前は ISA のみの対応でした) しています. &merged;
ほとんどのラップトップ型 PC における PCMCIA
デバイスの設定が簡単で柔軟に行なえるようになっています.
また, さまざまある PCI バスを使った
Cardbus ブリッジ (Orinoco 社の PCI NIC
で使われています) にも対応しました.
PCI 割り込み経路制御が原因で,
マシンの異常停止やパニック等の問題が発生するものもありますが,
その場合は従来の ISA 割り込み経路制御に
設定することで問題を解決できる可能性があります.
その際には /boot/loader.conf
にある次の行を書き換えてください.
- hw.pcic.intr_path="1"
+ hw.pcic.intr_path="1"
hw.pcic.irq="0"
- &os; を問題の発生するマシンにインストールする際は,
+ &os; を問題の発生するマシンにインストールする際は,
一番最初の起動中, ブートローダに次の行を入力すると良いでしょう.
- ok set hw.pcic.intr_path="1"
+ ok set hw.pcic.intr_path="1"
ok set hw.pcic.irq="0"
NEWCARD が暫定的に Cardbus に対応しました.
このコードは TI113X, TI12XX, TI125X, Ricoh 5C46/5C47, Topic
95/97/100, Cirrus Logic PD683X ブリッジに対応しています.
16-bit PC Card には, まだ対応していません.
+
+ NEWCARD is now the default pccard/cardbus
+ system in the GENERIC kernel.
+
マルチメディアへの対応状況
- &man.pcm.4; ドライバが
+ &man.pcm.4; ドライバが
ESS Solo 1, Maestro-1, Maestro-2, Maestro-2e に対応しました.
また Forte Media fm801, ESS Maestro-2e,
VIA Technologies VT82C686A サウンドカード/サウンドチップにも対応し,
いくつか他の更新も行なわれました.
別にあった SoundBlaster 8 および SoundBlaster 16
用ドライバは従来の統一ドライバに置き換えられ,
CMedia CMI8338/CMI8738 サウンドチップ用ドライバ,
S3 SonicVibes チップセット用ドライバがそれぞれ新たに追加されています.
&merged;
- Avance Logic ALS4000 用ドライバが新たに追加されました.
+ Avance Logic ALS4000 用ドライバが新たに追加されました.
&merged;
- ESS Maestro-3/Allegro 用ドライバが新たに追加されました.
+ ESS Maestro-3/Allegro 用ドライバが新たに追加されました.
ただしライセンス上の問題があるため,
それを含んだカーネルを構築することはできません.
&merged;
このドライバを利用するには, 次の行を
/boot/loader.conf に追加してください.
- snd_maestro3_load="YES"
+ snd_maestro3_load="YES"
- &man.bktr.4; ドライバがバージョン 2.18 に更新され,
+ The VT8233 audio controller now has its own
+ driver to facilitate supporting all known revisions of the
+ hardware. It is loadable at boot time by adding
+ device pcm to the kernel configuration or
+ by adding snd_via8233="YES" to
+ /boot/loader.conf. Documentation to
+ support this work was provided by VIA. &merged;
+
+ &man.bktr.4; ドライバがバージョン 2.18 に更新され,
非常に多くの新機能が提供されています.
新しいチューナタイプの追加および
KLD モジュールとメモリ割り当ての改良が行なわれ,
モジュールのアンロード, 再ロード時の &man.devfs.5;
のバグが修正されました.
また, 新たに Hauppauge モデル 44xxx WinTV カード
(音声多重が搭載されていないもの) に対応しています. &merged;
- D-Link DSB-R100 USB ラジオに対応する ufm ドライバ
+ D-Link DSB-R100 USB ラジオに対応する ufm ドライバ
が追加されました. &merged;
- サウンドモジュールを構築している場合
+ サウンドモジュールを構築している場合
kldload snd
とするだけでドライバ等の必要なものすべてをロードすることが
できるようになりました. &merged;
ハードウェア音量制御機能を持つサウンドカード用の新しい
API が追加されました.
- Intel 443MX, 810, 815, 815E
+ Intel 443MX, 810, 815, 815E
統合サウンドデバイス用のドライバが追加されました. &merged;
- via82c686 サウンドドライバが
+ via82c686 サウンドドライバが
VIA VT8233 に対応しました. &merged;
- ich サウンドドライバが SiS 7012 チップセットに
+ ich サウンドドライバが SiS 7012 チップセットに
対応しました. &merged;
+
+ The ich sound driver now provides rudimentary
+ support for ich4 audio support. &merged;
+
+ Drivers have been added to support the Direct
+ Rendering Infrastructure, which can used to provide 3D
+ acceleration within XFree86. Video
+ cards supported include the 3Dlabs Oxygen GMX 2000 (gammadrm),
+ AGP Matrox G200/G400/G450/G550 (mgadrm), 3dfx Voodoo
+ 3/4/5/Banshee (tdfxdrm), AGI ATI Rage 128 (r128drm), and AGP
+ ATI Radeon (radeondrm).
+
寄贈ソフトウェア
ブートローダで使用されている
Forth Inspired Command Language
(FICL) が
- バージョン 2.05 に更新されました.
-
- Intel ACPI
- プロジェクトによる ACPI 対応機能が取り込まれ,
- ACPI CA 20010816 リリースに更新されました.
+ バージョン 3.02 に更新されました.
自動設定および電源管理の規格で業界標準となっている
ACPI (Advanced Configuration and Power Interface)
に新しく対応しました.
ACPI の機能は Intel ACPI Component
Architecture プロジェクトから提供されているもので,
- ACPI CA 20020308 スナップショットに更新されています.
+ ACPI CA 20020815 スナップショットに更新されています.
旧来の APM 標準を用いるアプリケーション向けの後方互換性
も提供されました.
IPFilter
IPFilter はバージョン
- 3.4.25 に更新されました.
+ 3.4.29 に更新されました.
- IPFilter が IPv6
+ IPFilter が IPv6
に対応しました. &merged;
isdn4bsd
isdn4bsd が
- バージョン 1.0.1 に更新されました.
- この更新により,
- &man.i4bisppp.4; (カーネル PPP over ISDN)
- ドライバを使用している場合は,
- ネットワークインターフェイスの設定や制御の際に
- &man.spppcontrol.8; ではなく &man.ispppcontrol.8;
- を使わなければならなくなっています.
-
- &man.ifpi.4; ドライバは AVM Fritz!Card PCI version 2
+ バージョン 1.0.2 に更新されました.
+
+ The &man.ifpi.4; driver for supporting the AVM
+ Fritz!Card PCI controller has been added. &merged;
+
+ &man.ifpi.4; ドライバは AVM Fritz!Card PCI version 2
コントローラに対応しました. &merged;
- Cologne Chip Designs HFC デバイスを
+ Cologne Chip Designs HFC デバイスを
isdn4bsd に対応させる
&man.ihfc.4; ドライバが新たに追加されました.
&merged;
- NETjet-S / Teles PCI-TJ デバイスを
+ NETjet-S / Teles PCI-TJ デバイスを
isdn4bsd に対応させる
&man.itjc.4; ドライバが新たに追加されました.
&merged;
- 実験的なものですが,
+ 実験的なものですが,
&man.isic.4; isdn4bsd ドライバが
Eicon.Diehl DIVA 2.0 および 2.02 ISA PnP ISDN カードに対応しました.
&merged;
- &man.isic.4; ドライバは Compaq Microcom 610 ISDN
+ &man.isic.4; ドライバは Compaq Microcom 610 ISDN
ISA PnP カードに内応しました. &merged;
- &man.i4bcapi.4; および &man.iavc.4; ドライバにより
+ &man.i4bcapi.4; および &man.iavc.4; ドライバにより
AVM 製の Active CAPI ベースの ISDN カードに対応しました.
対応しているカードは
AVM B1 PCI/AVM B1 ISA Basic Rate カード,
AVM T1 Primary Rate カードです.
&merged;
- &man.isdnd.rc.5; ファイルに新たなキーワード
+ &man.isdnd.rc.5; ファイルに新たなキーワード
maxconnecttime が追加されました.
これは一つの接続がオープン状態にある時間を制限します.
&merged;
- &man.isdnphone.8; はキーパッド経由でメッセージを PBX や
+ &man.isdnphone.8; はキーパッド経由でメッセージを PBX や
exchange office に送るための オプションをサポート
しました. &merged;
+
+ isdn4bsd now supports Q.931
+ subaddressing.
+
KAME
- IPv6 スタックが KAME プロジェクトの
+ IPv6 スタックが KAME プロジェクトの
2001 年 5 月 28 日づけのスナップショットを
ベースとしたものになりました.
この節の項目のほとんどは, それが取り込まれたことによるものです.
KAME IPv6 スタックのユーザランドにおける更新情報は
に書かれています.
&merged;
- &man.gif.4; が RFC 1933 ではなく RFC 2893 準拠のものになりました.
+ &man.gif.4; が RFC 1933 ではなく RFC 2893 準拠のものになりました.
イングレスフィルタの制御は
IFF_LINK2
インターフェイスフラグで行なうことが可能です.
&merged;
- IPSec が多少改良され,
+ IPsec が多少改良され,
Rijndael, SHA2 アルゴリズムを利用できるようになりました.
- 特許の問題のため IPSec の RC5 対応は削除されています.
+ 特許の問題のため IPsec の RC5 対応は削除されています.
&merged;
- &man.stf.4; が RFC 3056 に準拠し,
+ &man.stf.4; が RFC 3056 に準拠し,
イングレスフィルタの制御を
IFF_LINK2
インターフェイスフラグで行なえるようになりました.
&merged;
- IPv6 が物理ネットワーク上の不正なアドレス
+ IPv6 が物理ネットワーク上の不正なアドレス
(ループバックアドレスなど) を厳密にチェックするようになりました.
&merged;
- IPV6_V6ONLY
+ IPV6_V6ONLY
ソケットオプションに完全対応しました.
このオプションに関するカーネルの標準動作は
sysctl 変数 net.inet6.ip6.v6only
によって制御されます.
&merged;
- RFC 3041 (Privacy Extensions for Stateless Address
+ RFC 3041 (Privacy Extensions for Stateless Address
Autoconfiguration) に対応しました.
これは sysctl 変数
net.inet6.ip6.use_tempaddr
で有効化することができます.
&merged;
セキュリティ関連の修正
- &man.sysinstall.8;
+ &man.sysinstall.8;
においてインストール時に二種類の
セキュリティプロファイル
が選べるようになりました.
これらのプロファイルは &man.rc.conf.5; に書かれている
さまざまなシステムサービスを新規インストール時に有効化・無効化することで,
異なるレベルのシステムセキュリティを実現します.
&merged;
不正な ELF
実行イメージを用いてシステムを停止させることができるバグが修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:41 参照).
&merged;
Linux 互換機能にあったセキュリティホールが修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:42 参照).
&merged;
- バッファオーバフローによる不正利用の可能性を低減するため,
+ バッファオーバフローによる不正利用の可能性を低減するため,
多くのプログラムにある文字列操作ライブラリの呼び出し部分が修正されました.
&merged;
TCP の初期シーケンス番号に,
さらに強度に優れた乱数が使われるようになりました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:52 参照).
&merged;
&man.tcpdump.1; にあったいくつかのバッファオーバフロー問題が
修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:61 参照).
&merged;
&man.top.1; にあったセキュリティホールが修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:62 参照).
&merged;
&man.gethostbyname.3; の「一つ違い」エラーによる
潜在的なセキュリティホールが修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:63 参照).
&merged;
&man.ncurses.3;
ライブラリにあった潜在的なバッファオーバフロー問題が修正されました.
これは &man.systat.1; から任意のコードの実行を可能にします.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:68 参照).
&merged;
サーバの資源を大量に消費させることが可能な
&man.telnetd.8; にあるセキュリティ上の弱点が修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:69 参照).
&merged;
&man.ppp.8;
の nat deny_incoming コマンドが
正しく動作するようになりました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:70 参照).
&merged;
&man.csh.1;/&man.tcsh.1; の一時ファイルを利用して
ユーザが書き込み可能な任意のファイルを上書きさせることができる
セキュリティ上の弱点が修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:76 参照).
&merged;
- 標準設定では &man.ssh.1; バイナリが
+ 標準設定では &man.ssh.1; バイナリが
root で SUID されなくなりました.
&merged;
- Kerberos IV 実装に対して, 環境変数問題,
+ Kerberos IV 実装に対して, 環境変数問題,
潜在的なバッファオーバフロー問題,
チケットファイルの上書き問題に関連する修正が行なわれました.
&merged;
- &man.telnet.1;
+ &man.telnet.1;
が環境変数に対して適切なフィルタ処理を行なうようになりました.
&merged;
&man.procfs.5; にあったいくつかのセキュリティ上の弱点が
修正されました (セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-00:77 参照).
&merged;
サーバが &man.ssh-agent.1; および X11Forwarding
を正しく無効化できないという
OpenSSH のバグが修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:01 参照).
&merged;
&man.ipfw.8; および &man.ip6fw.8; が
到着した TCP セグメントを誤って established
(確立済み)の接続の一部として扱ってしまう危険性のある
バグが修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:08 参照).
&merged;
それが &man.crontab.5; 文法に則ったファイルであれば,
すべてのユーザがシステム上の任意のファイルを
読み込むことができる危険性がある
&man.crontab.1; のバグが修正されました.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:09 参照).
&merged;
wheel グループがアクセス可能なファイルの
先頭 16 バイトが読み出せてしまう危険性を持った
&man.inetd.8; のセキュリティ上の弱点が修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:11 参照).
&merged;
安全でない一時ファイルを使用してしまうという
&man.periodic.8; のバグが修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:12 参照).
&merged;
OpenSSH において,
RSA 認証の失敗を検出した時にサーバ暗号鍵を再生成することで
(ホスト暗号鍵ではなく) サーバ暗号鍵を推定することが可能になる攻撃を
(単に接続制限をかけるのではなく) 防止するためのコードが加えられました.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:24 参照).
&merged;
- セキュリティ上の危険性を低減するため,
+ セキュリティ上の危険性を低減するため,
出力書式指定文字列を使用しているたくさんのプログラムが修正されました.
&merged;
- 一時ファイルを使用するたくさんのプログラムが
+ 一時ファイルを使用するたくさんのプログラムが
セキュリティを考慮した形に修正されました.
&merged;
- 攻撃者から TCP, UDP の セション
+ 攻撃者から TCP, UDP の セション
を切断できる可能性のある ICMP のバグが修正されました.
&merged;
特定の不正なパケットを送ることで &man.timed.8;
をクラッシュさせることができるような
&man.timed.8; のバグが修正されました.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:28 参照).
&merged;
特定の不正なパケットを送ることで &man.rwhod.8;
をクラッシュさせることができるような
&man.rwhod.8; のバグが修正されました.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:29 参照).
&merged;
ユーザがアクセス権限を持たないデータへの
不正アクセスを可能にする競合状態が発生するという
&os; FFS および EXT2FS 実装に存在していた
セキュリティホールが修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:30 参照).
&merged;
&man.ntpd.8; に存在した,
リモートから悪用可能なセキュリティ上の弱点が修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:31 参照).
&merged;
IPFilter
のフラグメントキャッシュに存在していたセキュリティホールが修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:32 参照).
&merged;
FTP サーバ上で任意のコードを実行可能にするような
&man.glob.3; のバッファオーバフロー問題が修正されました.
さらにある種のサービス妨害攻撃を防止するため,
&man.glob.3; に対して,
戻り値として返される一致パス名の数の上限を指定できるようになりました.
&man.ftpd.8; はこの機能を使うようになっています.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:33 参照).
&merged;
TCP の初期シーケンス番号がより徹底的に乱数化されるようになりました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:39 参照).
互換性に問題がある可能性が考えられるため, このセキュリティ上の修正は
sysctl 変数
net.inet.tcp.tcp_seq_genscheme
で有効化・無効化の制御が可能です.
&merged;
(再帰的にファイルシステムを探索するアプリケーションで使われる)
&man.fts.3; ルーチンに存在していた,
指定したディレクトリ階層の外にあるファイルを操作することが可能である,
というセキュリティ上の弱点が修正されました.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:40 参照).
&merged;
- OpenSSH
+ OpenSSH
は競合状態を解消するため, 認証の転送ファイルを
unlink する前にそのユーザの UID に切り替えるように変更されました.
親プロセスから exec された子プロセスにおいて,
実際にはいくつかのシグナルハンドラがそのままになってしまう
欠陥が修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:42 参照).
攻撃者はこれを利用して setuid
されたバイナリの権限で任意のコードを実行できます.
&merged;
&man.tcpdump.1; に含まれていた,
リモートから悪用可能なバッファオーバフロー問題が修正されました.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:48 参照). &merged;
&man.telnetd.8; に含まれていた,
リモートから悪用可能なバッファオーバフロー問題が修正されました.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:49 参照). &merged;
sysctl 変数 net.inet.ip.maxfragpackets
および net.inet.ip6.maxfragpackets
が新たに加えられました.
これらは IPv4, IPv6 パケットの
フラグメントが消費するメモリ量の上限を設定し,
ある種のサービス妨害攻撃を防ぐためのものです
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:52 参照)
&merged;
- inetd.conf におけるすべてのサービスが
+ inetd.conf におけるすべてのサービスが
標準の新規インストールで無効化されるようになりました.
また &man.sysinstall.8; では,
inetd.conf の編集機能に加えて
&man.inetd.8; そのものの有効化/無効化の選択が追加されています.
&merged;
二点間 (point-to-point) リンクにおける
&man.ipfw.8; me
ルール実装の欠陥が修正されました.
以前の me
フィルタルールは二点間インターフェイスのローカル側 IP アドレスだけでなく,
リモート側 IP アドレスにもマッチしてしまいます (セキュリティ勧告
FreeBSD-SA-01:53 参照).
&merged;
&man.procfs.5; にあったセキュリティ上の弱点が修正されました.
これはプロセスから他のプロセスのメモリ空間にある
機密情報を読むことができるよいうものです
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:55 参照).
&merged;
tcp_wrappers にある
PARANOID
ホスト名チェック機能がきちんと動作するようになりました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:56 参照).
&merged;
ローカルから悪用可能な &man.sendmail.8;
のセキュリティ上の弱点が修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:57 参照).
&merged;
-
+
リモートから root 権限を不正に奪うことが可能な
&man.lpd.8; のセキュリティ上の弱点が修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:58 参照).
&merged;
&man.rmuser.8; に存在していた競合状態が修正されました.
これは非常に限られた時間ですが
/etc/master.passwd
が誰でも読み込み可能な状態になるというものです
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:59 参照).
&merged;
UUCP の弱点は修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:62 参照).
標準のシステムパスに存在する, root
が所有者となっていないあらゆるバイナリに
schg フラグが設定されるようになりました.
これは &man.cron.8; を経由したり, あるいは
root
ユーザやそのバイナリ所有者以外のユーザから実行し,
そのバイナリを悪用することを防ぐためです.
また /etc/periodic/daily/410.status-uucp から
実行される &man.uustat.1; は,
root 権限ではなく
uucp ユーザ権限で実行されるように変更されて
います.
&os; -CURRENT では, UUCP は
Ports Collection に移され, もはやベースシステムの一部ではなくな
りました. &merged;
- &man.semop.2;
+ &man.semop.2;
システムコールに存在していたバッファオーバフロー問題による
セキュリティホールが修正されました.&merged;
UseLogin yes が指定されているときに,
ユーザが任意の権限でコードを実行できるという
OpenSSH のセキュリティホールが
修正されました.
デフォルトでは UseLogin no という
設定になっています.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:63 参照). &merged;
&man.pkg.add.1; において, バイナリパッケージがインストールされる
際にローカル上の攻撃者が中身を変更できるような一時ディレクトリの
使い方が修正されました.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-01:64 参照). &merged;
/etc/master.passwd の中身が
見えてしまう &man.pw.8; の競合条件が修正されました
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:02 参照). &merged;
&man.k5su.8; のバグにより, 一度スーパユーザ権限を
与えられたことのあるプロセスが, 再び獲得することができました.
このバグは修正されています.
(セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:07 参照). &merged;
OpenSSH の 多重化コードに
含まれる 一つ違い
バグが修正されました.
このバグにより, 認証されたリモートユーザが &man.sshd.8;
にスーパユーザ権限で任意のコードを実行できます.
また, 悪意のある SSH サーバがそのクライアントシステムの
クライアントユーザの権限で
任意のコードを実行させることができます.
(セキュリティ勧告
FreeBSD-SA-02:13
参照). &merged;
zlib のプログラムエラーにより
メモリの解放が複数回行なわれていました.
&os; で使われている &man.malloc.3;/&man.free.3; ルーチンは
このエラーによって脆弱となることはありませんが,
不正に圧縮されたデータの特殊ブロックを受け取ったアプリケーション
は間違って動作するか中断してしまうかも知れません.
この zlib のバグは修正されました.
対策と解法はセキュリティ勧告
- FreeBSD-SA-02:18
+ FreeBSD-SA-02:18
を参照してください. &merged;
+ Bugs in the TCP SYN cache (syncache
) and SYN
+ cookie (syncookie
) implementations, which could
+ cause legitimate TCP/IP traffic to crash a machine, have been
+ fixed. For a workaround and patches, see security advisory
+ FreeBSD-SA-02:20.
+ &merged;
+
+ A routing table memory leak, which could allow a remote
+ attacker to exhaust the memory of a target machine, has been
+ fixed. A workaround and patches can be found in security
+ advisory FreeBSD-SA-02:21.
+ &merged;
+
+ A bug with memory-mapped I/O, which could cause a system
+ crash, has been fixed. For more information about a solution,
+ see security advisory FreeBSD-SA-02:22.
+ &merged;
+
+ A security hole, in which SUID programs could be made to
+ read from or write to inappropriate files through manipulation
+ of their standard I/O file descriptors, has been fixed.
+ Information regarding a solution can be found in security
+ advisory FreeBSD-SA-02:23.
+ &merged;
+
+ Some unexpected behavior could be allowed with &man.k5su.8;
+ because it does not require that an invoking user be a member of
+ the wheel group when attempting to become
+ the superuser (this is the case with &man.su.1;). To avoid this
+ situation, &man.k5su.8; is now installed non-SUID by default
+ (effectively disabling it). More information can be found in
+ security advisory FreeBSD-SA-02:24.
+ &merged;
+
+ Multiple vulnerabilities were found in the &man.bzip2.1;
+ utility, which could allow files to be overwritten without
+ warning or allow local users unintended access to files. These
+ problems have been corrected with a new import of
+ bzip2. For more information, see
+ security advisory FreeBSD-SA-02:25.
+ &merged;
+
+ A bug has been fixed in the implementation of the TCP SYN
+ cache (syncache
), which could allow a remote
+ attacker to deny access to a service when accept filters
+ (see &man.accept.filter.9;) were in use. This bug has been
+ fixed; for more information, see security advisory FreeBSD-SA-02:26.
+ &merged;
+
+ Due to a bug in &man.rc.8;'s use of shell globbing, users
+ may be able to remove the contents of arbitrary files if
+ /tmp/.X11-unix does not exist and the
+ system can be made to reboot. This bug has been corrected (see
+ security advisory FreeBSD-SA-02:27).
+ &merged;
+
+ A buffer overflow in the resolver, which could be exploited
+ by a malicious domain name server or an attacker forging DNS
+ messages, has been fixed. See security advisory FreeBSD-SA-02:28
+ for more details. &merged;
+
+ A buffer overflow in &man.tcpdump.1;, which could be triggered by
+ badly-formed NFS packets, has been fixed. See security advisory
+ FreeBSD-SA-02:29
+ for more details. &merged;
+
+ &man.ktrace.1; can no longer trace the operation of formerly
+ privileged processes; this prevents the leakage of sensitive
+ information that the process could have obtained before
+ abandoning its privileges. For a discussion of this issue, see
+ security advisory
+ FreeBSD-SA-02:30
+ for more details. &merged;
+
+ A race condition in &man.pppd.8;, which could be used to
+ change the permissions of an arbitrary file, has been corrected.
+ For more information, see security advisory FreeBSD-SA-02:32.
+ &merged;
+
+ Multiple buffer overflows in
+ OpenSSL have been corrected, by way
+ of an upgrade to the base system version of
+ OpenSSL. More details can be found
+ in security advisory FreeBSD-SA-02:33.
+ &merged;
+
+ A heap buffer overflow in the XDR decoder has been fixed.
+ For more details, see security advisory FreeBSD-SA-02:34.
+ &merged;
+
+ A bug that could allow local users to read and write
+ arbitrary blocks on an FFS filesystem has been corrected. More
+ details can be found in security advisory FreeBSD-SA-02:35.
+ &merged;
+
+ A bug in the NFS server code, which could allow a remote
+ denial of service attack, has been fixed. Security advisory FreeBSD-SA-02:36
+ has more details. &merged;
+
+ A bug that could allow local users to panic a system using
+ the &man.kqueue.2; mechanism has been fixed. More information
+ is contained in security advisory FreeBSD-SA-02:37.
+ &merged;
+
+ Several bounds-checking bugs in system calls, which could
+ result in some system calls returning a large portion of kernel
+ memory, have been fixed. More information can be found in
+ security advisory FreeBSD-SA-02:38.
+ &merged;
+
+ A bug that could allow applications using
+ libkvm to leak sensitive file descriptors
+ has been corrected. (See security advisory FreeBSD-SA-02:39
+ for more details.)
+ &merged;
+
ユーザランドの変更点
- &man.ancontrol.8; もしくは &man.wicontrol.8;
+ Support for &man.a.out.5; format executables in the compiler
+ toolchain has been largely removed.
+
+ This is a work in progress. Eventually, &man.a.out.5;
+ support will resurface in a series of ports/packages.
+
+
+
+ &man.ancontrol.8; もしくは &man.wicontrol.8;
の最初の引数が - で始まっていない場合は
- インターフェイス名と判断するようになりました.
+ インターフェイス名と判断するようになりました. &merged;
- &man.apmd.8; に新しい設定指示子
+ &man.apmd.8; に新しい設定指示子
apm_battery が追加され,
バッテリレベルのモニタリング機能および,
バッテリ残量のパーセント量や残り時間を基準とした
コマンドの実行が可能になりました.
指定方法は
/etc/apmd.conf
にあるコメントアウトされた例をご覧ください.
&merged;
- &man.arp.8; は各 ARP エントリに対して適切な
+ &man.arp.8; は各 ARP エントリに対して適切な
インターフェイス名を表示するようになりました. &merged;
&man.arp.8; は FDDI や ATM インターフェイスに対して
[fddi] や [atm]
タグを表示するようになりました.
- &man.ata.4; ドライバの動作を制御するコマンド
+ The &man.asa.1; utility, to interpret FORTRAN
+ carriage-control characters, has been added.
+
+ &man.at.1; now supports the command-line
+ option to remove jobs and the option to
+ specify times in POSIX time format.
+
+ &man.ata.4; ドライバの動作を制御するコマンド
&man.atacontrol.8; が追加されました. &merged;
- &arch; プラットフォーム上で, システムの &man.awk.1;
- は BWK awk を指すようになりました.
- 他のプラットフォームでは GNU awk が
- そのまま使われています.
+ The system &man.awk.1; now refers to
+ BWK awk.
+
+ &man.basename.1; now accept and
+ flags, which allow it to perform the
+ &man.basename.3; function on multiple files.
+
+ &man.biff.1; now accepts a argument to
+ enable bell notification
of new mail (which does
+ not disturb the terminal contents as biff y
+ would). &merged;
- PC-98
+ &man.biff.1; now uses the first terminal associated with the
+ standard input, standard output or standard error file
+ descriptor, in that order. Thus, it is possible to use the
+ redirection facilities of a shell (biff n <
+ /dev/ttyp1) to toggle the notification for other
+ terminals.
+
+ PC-98
ブートマネージャのインストール・設定用ユーティリティである
&man.boot98cfg.8; が新たに追加されました.
&merged;
- &man.burncd.8; に, マルチセションモードに対応するためのオプション
+ &man.burncd.8; に, マルチセションモードに対応するためのオプション
が追加されました
(デフォルト動作ではシングルセションでディスクをクローズします).
また, イメージファイルのリストが格納されたファイルを指定するための
オプションも追加されています
(ファイル名 - を指定することで標準入力
stdin を使用することが可能)
&merged;
&man.burncd.8; が新しくディスクアトワンス
(Disk At Once; DAO) モードに対応しました.
オプション
でこのモードを選ぶことが可能です.
&man.burncd.8; は VCD や SVCD に書き込めるように
なりました.
- &man.c89.1; がシェルスクリプトからバイナリ実行ファイルに置き換えられ,
+ &man.bzgrep.1;, &man.bzegrep.1;, and &man.bzfgrep.1;
+ have been added to perform &man.grep.1;-type operations on
+ &man.bzip2.1;-compressed files.
+
+ &man.c89.1; がシェルスクリプトからバイナリ実行ファイルに置き換えられ,
いくつかあった小さなバグが修正されました.
&merged;
- 機能限定版の &man.camcontrol.8; がインストール
+ &man.calendar.1; now takes a option,
+ which operates similar to but without
+ special treatment at weekends, and a option
+ to change the notion of Friday
.
+
+ 機能限定版の &man.camcontrol.8; がインストール
用フロッピーに入りました.
これにより, 緊急ホログラフィックシェル
の中から
ブート後に接続されたデバイスを再スキャンしたり,
SCSI バスに接続されたデバイスを見たりすることができるように
なりました. &merged;
- &man.cat.1; が新しく UNIX ドメインソケットの読み出しに対応しました.
+ &man.cat.1; が新しく UNIX ドメインソケットの読み出しに対応しました.
&merged;
- &man.cdcontrol.1; が cdid
+ &man.catman.1; is now a C program, instead of a
+ Perl script.
+
+ &man.cdcontrol.1; が cdid
コマンドに対応しました. このコマンドは CDDB
データベースと同じアルゴリズムを使って CD
シリアル番号を表示します.
&merged;
- &man.cdcontrol.1; のデフォルトデバイスが
+ &man.cdcontrol.1; のデフォルトデバイスが
CDROM という環境変数で設定できるようになりました.
&merged;
- &man.cdcontrol.1; が新たに,
+ &man.cdcontrol.1; が新たに,
音楽 CD 再生時に指定した数だけ前後のトラックへ移動するためのコマンド,
next および prev
に対応しました.
&merged;
+ On ATAPI CDROM drives, &man.cdcontrol.1; now supports a
+ speed command to set the maximum speed to be
+ used by the drive. &merged;
+
&man.chflags.1; が
/usr/bin から
/bin に移動しました.
- &man.chio.1; に,
+ &man.chio.1; に,
物理位置ではなくボリュームタグで要素を指定する機能と,
要素を以前の位置に戻す機能が追加されました.
&merged;
&man.chmod.1; に新しいオプション
が追加されました.
これはシンボリックリンクの許可属性の変更に対応するものです.
- &man.chown.8; が オプションなしで
+ &man.chmod.1; now also, when the mode is modified, prints
+ the old and new modes if the option is
+ specified more than once.
+
+ &man.chown.8; が オプションなしで
実行された場合に,
コマンドライン引数で指定されたシンボリックリンクを
正しく辿るようになりました. &merged;
&man.chown.8; におけるユーザとグループの区切り文字に
. を使うことができなくなりました.
これは . を含むユーザ名に対応するためです.
<sys/param.h> を include する場合,
CSMG_* マクロを使う必要がなくなりました.
- &man.col.1; に新しいオプション
+ &man.col.1; に新しいオプション
が追加されました.
これは不明なコントロールシーケンスを処理せずに通過させるためのものです.
&merged;
- compat3x 配布物が更新され,
+ compat3x 配布物が更新され,
&os; 3.5.1-RELEASE のライブラリが含まれるようになりました.
&merged;
&os; 4-STABLE との互換性を提供する
compat4x 配布物が追加されました.
- &man.config.8; で本来エラーとなるべきだったさまざまな警告が,
+ &man.config.8; で本来エラーとなるべきだったさまざまな警告が,
適切な終了コードを持った致命的なエラーに置き換えられました.
これは make buildkernel
において致命的なエラーが無視されてしまうこと,
またユーザがエラーに気付かず不正なカーネルを
構築してしまうことを防ぐためのものです.
&merged;
- &man.config.8; に含まれていた数多くの
+ &man.config.8; に含まれていた数多くの
バッファオーバフロー問題が修正されました.
&merged;
- ソースファイルで C++ 風の // コメント
+ &man.cp.1; now takes a (nonstandard)
+ option to automatically answer no
when it would
+ ask to overwrite a file. &merged;
+
+ A new &man.csplit.1; utility, which splits files based on
+ context, has been added.
+
+ ソースファイルで C++ 風の // コメント
が使われている場合でも, &man.ctags.1; が壊れたタグを
作成しないようになりました. &merged;
+ &man.ctags.1; now creates tags for typedefs, structs,
+ unions, and enums by default (implying the
+ option). The new reverts to the old
+ behavior.
+
&man.daemon.3; へのコマンドラインインターフェイスを提供する
&man.daemon.8; プログラムが新しく追加されました.
&man.daemon.8; は自身を制御端末から切り離し,
コマンドラインで指定されたプログラムを実行します.
これは任意のプログラムをデーモンとして実行させることを可能にします.
+ &merged;
- devinfo というデバイスツリーとリソース使用状況を
+ &man.devinfo.8; というデバイスツリーとリソース使用状況を
表示する簡単なツールが追加されました.
- &man.df.1; に新しいオプション が追加されました.
+ &man.df.1; に新しいオプション が追加されました.
これはローカルにマウントされたファイルシステムの情報のみを表示します.
&merged;
- &man.disklabel.8; のパーティションサイズとして,
+ &man.disklabel.8; のパーティションサイズとして,
従来のセクタ数だけでなくキロバイト, メガバイト,
ギガバイトという表現が新たに使用できるようになりました.
&merged;
- &man.dmesg.8; へ,
+ diskpart(8) has been declared obsolete, and has been
+ removed.
+
+ &man.dmesg.8; へ,
&man.syslogd.8; の記録および /dev/console
の出力が含まれているメッセージバッファ全体を表示するための
オプション が追加されました.
&merged;
- &man.du.1; に新しいオプション が追加されました.
+ &man.du.1; に新しいオプション が追加されました.
これは指定されたシェルグロブにマッチするファイル・サブディレクトリを
無視するためのものです.
&merged;
- &man.dump.8; が, 下位階層に対して
+ &man.dump.8; が, 下位階層に対して
nodump フラグの継承を行なうようになりました.
&merged;
- &man.dump.8; の オプションが,
+ &man.dump.8; の オプションが,
後続するオプションを余計に無効化してしまっていた問題が修正されました.
&merged;
- &man.dump.8; に新しいオプション が追加されました.
+ &man.dump.8; に新しいオプション が追加されました.
これにより /etc/dumpdates
ファイルパスの変更が可能になります.
&merged;
- &man.dump.8; は自動的なバックアップを監視する際に便利なように,
+ &man.dump.8; は自動的なバックアップを監視する際に便利なように,
進行状況をプロセスタイトルに表示するようになりました. &merged;
&man.dump.8; にダンプサイズの予測を出力し終了するだけの
- オプションが追加されました.
+ オプションが追加されました. &merged;
- &man.edquota.8; に新しいオプション
+ &man.edquota.8; に新しいオプション
が追加されました. これは (オプション
で指定される) quota プロトタイプの設定対象を,
一つのファイルシステムに限定するために使われます. &merged;
- /etc/rc.firewall と
+ /etc/rc.firewall と
/etc/rc.firewall6 は,
firewall_type 変数にルールファイルが設定されている
場合や, 存在しないファイアウォールタイプを設定した場合に, 独自の
ハードコードされたルールを追加しないようになりました.
(これはサイトのファイアウォールポリシを仮定して動作することを
やめるためのものです.)
加えて, closed ファイアウォールタイプは
&man.rc.firewall.8; マニュアルページに記述されているように
動作するようになりました. &merged;
- ローカルのカスタマイズや管理を楽にするために,
+ ローカルのカスタマイズや管理を楽にするために,
/etc/security の機能は &man.periodic.8;
フレームワークの配下の一連のスクリプトに分割されました.
これらのスクリプトは /etc/periodic/security/
に置かれています. &merged;
+ &man.expr.1; is now compliant with the POSIX Utility Syntax
+ Guidelines. Some programs depend on the old, historic behavior
+ (the devel/libtool
+ port/package was/is a notable example). In these situations,
+ the EXPR_COMPAT environment variable can be
+ defined, which causes &man.expr.1; to behave more like previous
+ versions.
+
&man.fbtab.5; はターゲットデバイスとして, 特定のデバイスや
ディレクトリだけではなく, グロブマッチングパターンも受け付ける
ようになりました.
&man.fdisk.8; は,
コマンドラインに何も指定されていなければデバイスを検索せずに,
ルートデバイスからデフォルトデバイス名を解決するようになりました.
フロッピーディスクからデータを読み出すためのプログラム
&man.fdread.1; が新たに追加されました.
これは &man.fdwrite.1; と対になるもので,
異常のあるメディアからデータを取り出す手段を提供し,
複雑な手順で &man.dd.1;
を実行しなくて済むようにする目的で設計されています.
- &man.find.1; に新しいオプション
+ &man.find.1; に新しいオプション
が追加されました.
これはファイルもしくはディレクトリが空の場合に真を返します.
&merged;
- &man.find.1; に以下の新しいオプションが追加されました.
+ &man.find.1; に以下の新しいオプションが追加されました.
および は
大文字小文字を区別しないマッチングを行ない,
および
正規表現マッチングを行ないます.
オプションを使うことで拡張正規表現を用いることも可能になっています.
&merged;
- &man.find.1; にファイルのタイムスタンプを
+ &man.find.1; にファイルのタイムスタンプを
比較するための新しいオプション
,
, ,
,
が追加されました.
後者のオプションでは, さまざまな時間単位で指定することが可能です.
&merged;
- &man.finger.1; が,
+ &man.finger.1; が,
&man.finger.conf.5; ファイル経由で別名へ
finger させる機能に対応しました.
&merged;
&man.finger.1; が .pubkey
- ファイルに対応しました.
+ ファイルに対応しました. &merged;
+
+ &man.finger.1; now supports a flag to
+ restrict the printing of GECOS information to the user's full
+ name only. &merged;
+
+ &man.finger.1; now supports the and
+ flags to specify an address family for
+ remote queries. &merged;
- &man.fmt.1; が書き直され,
+ &man.fmt.1; が書き直され,
従来あった数多くのバグが修正されました. &merged;
- 書式指定文字列の一貫性をチェックする関数
+ 書式指定文字列の一貫性をチェックする関数
&man.fmtcheck.3; が新たに追加されました.
&merged;
+ &man.fold.1; now supports a flag to
+ break at byte positions and a flag to break at
+ word boundaries. &merged;
+
+ &man.fsdb.8; now supports a blocks
+ command to list the blocks allocated by a particular
+ inode. &merged;
+
&man.fsck.8; が,
フォアグラウンドチェック ()
およびバックグラウンドチェック () に対応しました.
&man.fsck.8; は従来, ファイルシステムをマウントする前に実行され,
実行終了時点でチェックがすべて完了していましたが,
バックグラウンドチェックが利用できる場合, &man.fsck.8; は
2 回実行されます.
最初の実行は従来と同様の時点,
つまりファイルシステムがマウントされる前に,
バックグラウンドチェックが不可能なすべてのファイルシステムに対して
オプションフラグが指定された形で実行されます.
そしてもう一度, システムがマルチユーザモードに移行してから
バックグラウンドチェックが可能なすべてのファイルシステムに対して
オプションフラグが指定された形で実行されます.
バックグラウンドチェックはフォアグラウンドチェックと
異なり非同期で実行されるため,
チェック中に他のシステム動作も並行して処理することが可能です.
この機能を起動時に有効化するかどうかは,
&man.rc.conf.5; の
background_fsck オプションで制御できます.
- &man.fsck.ffs.8; は SIGINFO
+ &man.fsck.ffs.8; は SIGINFO
シグナル (通常, tty から control-T を押下することで発生します)
を受け取った直後,
現在のフェイズ番号と対応する進行状況を示す行を出力するようになりました.
&merged;
&man.fsck.ffs.8; が,
オプションでマウントされている FFS ファイルシステムに対する,
バックグラウンドでのファイルシステムチェックに対応しました
(これらのファイルシステムで softupdates
機能が有効化されている必要があります).
また オプションフラグは,
指定されたファイルシステムをフォアグラウンドで
チェックする必要があるかどうかを指定します.
- MS-DOS ファイルシステムの一貫性をチェックするユーティリティ
+ MS-DOS ファイルシステムの一貫性をチェックするユーティリティ
&man.fsck.msdosfs.8; が新たに追加されました.
&merged;
- &man.ftpd.8; に新しいオプションが追加されました.
+ &man.ftpd.8; に新しいオプションが追加されました.
追加されたのは, 読み出し専用にする オプション,
EPSV を無効にする オプションです.
情報漏洩を低減するための修正および,
コンパイル時にポート番号の範囲を設定する機能も加えられています.
&merged;
+ &man.ftpd.8; now supports the option
+ to permit guest users to modify existing files if allowed
+ by filesystem permissions.
+ In particular, this enables guest users to resume uploads.
+ &merged;
+
+ &man.ftpd.8; now supports the option
+ to prevent guest users from creating directories.
+ &merged;
+
&man.ftpd.8; に新しいオプション
および が追加されました.
はすべてのユーザ,
はゲストユーザに対して
RETR コマンドを無効化します.
これと オプション,
および適切なファイル許可属性を組み合わせることで,
比較的安全なアップロード用
- anonymous FTP サーバを構築することが可能です.
+ anonymous FTP サーバを構築することが可能です. &merged;
+
+ &man.ftpd.8; now supports the option
+ to disable logging FTP sessions to &man.wtmp.5;. &merged;
- &man.gdb.1; がハードウェアウォッチポイントに対応しました
+ &man.gdb.1; がハードウェアウォッチポイントに対応しました
(カーネルデバッグレジスタおよび &os; 4.0 で導入された対応コードを利用).
&merged;
- 新しいライブラリ関数 &man.getprogname.3;,
+ 新しいライブラリ関数 &man.getprogname.3;,
&man.setprogname.3; が追加されました.
これらは現在実行されているプログラムのプログラム名を操作するためのもので,
エラー報告ルーチンで出力に一貫性を持たせるために使用されます.
&merged;
+ gifconfig(8) is obsolete and has been removed. Its
+ functionality is now handled by the and
+ commands of
+ &man.ifconfig.8;.
+
&man.gprof.1; に現在動作しているカーネルから動的にシンボル
参照を解決するための オプションが追加
されました.
この変更により, KLD モジュールが適切にコンパイルされていれば,
プロファイルすることができるようになりました.
- 成長型 FFS ファイルシステム &man.growfs.8; が新たに追加されました.
+ The gpt tool for manipulating EFI GPT
+ partitions has been added.
+
+ 成長型 FFS ファイルシステム &man.growfs.8; が新たに追加されました.
また, 既存のファイルシステムのメタ情報をダンプする
&man.ffsinfo.8; ユーティリティも追加されています.
&merged;
- &man.groups.1; および &man.whoami.1; シェルスクリプトは
+ &man.groups.1; および &man.whoami.1; シェルスクリプトは
&man.id.1; へ完全に統合され, 両方とも廃止されました. &merged;
単にエミュレーションカーネルモジュールをロードするだけの機能を持つ
- &man.ibcs2.8;, &man.linux.8;, &man.osf1.8;, &man.svr4.8;
+ ibcs2(8), linux(8), osf1(8);, svr4(8)
スクリプトが削除されました. 現在のカーネルモジュールシステムは,
それらを必要に応じて自動的に, 依存関係を満たすようロードします.
- &man.indent.1; に新しい書式オプションがいくつか追加されました.
+ &man.indent.1; に新しい書式オプションがいくつか追加されました.
&merged;
- &man.ifconfig.8;
+ &man.ifconfig.8;
コマンドに パラメータが追加され,
インターフェイスのリンク層アドレスを設定できるようになりました.
&merged;
- &man.ifconfig.8; コマンドが CIDR の / 記号を用いた記法に対応しました.
+ &man.ifconfig.8; コマンドが CIDR の / 記号を用いた記法に対応しました.
&merged;
- &man.ifconfig.8; コマンドが
+ &man.ifconfig.8; コマンドが
IEEE 802.11 無線ネットワークデバイスのパラメータ設定に対応しました.
対応しているのは &man.wi.4; および &man.an.4; デバイスで,
&man.awi.4; デバイスは一部のみ対応しています.
&merged;
- &man.ifconfig.8; コマンドはデフォルトで対応メディアのリストを
+ &man.ifconfig.8; コマンドはデフォルトで対応メディアのリストを
表示しないように変更されました.
リストの表示は オプションを指定時に行なわれます.
&merged;
- &man.faithd.8; に対応するための &man.inetd.8; 文法が,
+ &man.ifconfig.8; now has the ability to set promiscuous mode
+ on an interface, via the new
+ flag. &merged;
+
+ &man.faithd.8; に対応するための &man.inetd.8; 文法が,
他の BSD と互換性のあるものに変更されました.
&merged;
- &man.inetd.8; の ident
+ &man.inetd.8; の ident
プロトコル対応が整頓・更新されました.
&merged;
- &man.inetd.8; が UNIX ドメインソケットに対応しました.
+ &man.inetd.8; が UNIX ドメインソケットに対応しました.
&merged;
- &man.install.1; に数多くの新機能が追加されました.
+ By default, &man.inetd.8; is no longer run by &man.rc.8; at
+ boot-time, although &man.sysinstall.8; gives the option of
+ enabling it during binary installations. &man.inetd.8; can also
+ be enabled by adding the following line to
+ /etc/rc.conf:
+
+ inetd_enable="YES"
+
+ &man.inetd.8; now has the capability for limiting the
+ maximum number of simultaneous invocations of each service from
+ a single IP address. &merged;
+
+ &man.install.1; に数多くの新機能が追加されました.
それには既存の対象ファイルのバックアップを作成する
および オプション,
安全な
(アトミックなコピー) 操作を行なう
オプションの追加が含まれています.
標準で (コピー) オプションが有効化されるようになり,
(デバッグ) オプションは廃止されました.
また, &man.install.1; は (ディレクトリ作成)
オプションと (変更されたファイルのみコピー)
オプションが同時に指定された場合に警告を表示するようになっています.
&merged;
- &man.ipfstat.8; に &man.top.1; 風の表示を行なう
+ IP Filter is now supported by the &man.rc.conf.5; boot-time
+ configuration and initialization. &merged;
+
+ &man.ipfstat.8; に &man.top.1; 風の表示を行なう
オプションが追加されました.
&merged;
- オプションを指定されなかった場合は
+ オプションを指定されなかった場合は
&man.ipfw.8;
が動的ファイアウォールルールを表示しないように変更されました.
オプションでは有効期限の切れた動的ルールが表示されます.
- &man.ipfw.8; に新機能 (me) が追加されました.
+ &man.ipfw.8; に新機能 (me) が追加されました.
これにより IP
アドレスが動的に変化するインターフェイス上の
パケットに一致させることができます.
&merged;
- &man.ipfw.8; に特定のアドレス対におけるセション数を
+ &man.ipfw.8; に特定のアドレス対におけるセション数を
制限することができる limit タイプの
ファイアウォールルールが追加されました. &merged;
&man.ipfw.8; フィルタルールは, IPv4 precedence フィールド
の値にマッチできるようになりました.
- &man.ip6fw.8;
+ &man.ip6fw.8;
にファイル読み込み時のプリプロセッサ機能と
(quiet) フラグが新たに追加されました.
&merged;
- カーネル環境変数をダンプする &man.kenv.1;
+ &man.ispppcontrol.8; has been deleted, and its functionality
+ has been folded into &man.spppcontrol.8;. &merged;
+
+ &man.k5su.8; is no longer installed SUID
+ root by default. Users requiring this
+ feature can either manually change the permissions on the
+ &man.k5su.8; executable or add
+ ENABLE_SUID_K5SU=yes to
+ /etc/make.conf before a source
+ upgrade. &merged;
+
+ &man.kbdmap.1; and &man.vidfont.1; have been converted from
+ Perl to C.
+
+ カーネル環境変数をダンプする &man.kenv.1;
コマンドが新たに追加されました.
&merged;
- Perl スクリプトだった &man.keyinfo.1; が
+ &man.kenv.1; now has the ability to set or delete kernel
+ environment variables.
+
+ Perl スクリプトだった &man.keyinfo.1; が
C プログラムに変更されました. &merged;
- Perl スクリプトだった &man.killall.1; が
+ The kget(8) utility has been removed (it was only
+ useful for UserConfig, which is not present in &os;
+ &release.current;).
+
+ Perl スクリプトだった &man.killall.1; が
C プログラムに変更されました.
そのため, オプションは
- &man.perl.1; の正規表現文法ではなく,
+ Perl の正規表現文法ではなく,
&man.regex.3; の正規表現文法に従います.
&merged;
- 非 root ユーザが実行した root で SUID されたプロセスを,
- その実行した非 root ユーザが &man.killall.1; を使って kill
- することができるようになりました. これは
- Perl 版の &man.killall.1; でもともと可能だった動作です. &merged;
+ &man.killall.1; no longer tries to kill zombie processes
+ unless the flag is specified.
- 新しいユーティリティ &man.kldconfig.8; が追加されました.
+ 新しいユーティリティ &man.kldconfig.8; が追加されました.
これにより,
カーネルモジュールの検索パスの操作を簡単に行なうことができます.
&merged;
- &man.last.1; に
+ ktrdump, a utility to dump the ktr trace buffer from
+ userland, has been added.
+
+ &man.last.1; に
オプションフラグが追加されました.
これは, ある特定の日時・時刻にログインしていたユーザの
スナップショット
を表示します.
- &man.last.1; に, セッションの開始時間に年を含めるようにする
- フラグが追加されました.
+ &man.last.1; に, セッションの開始時間に年を含めるようにする
+ フラグが追加されました. &merged;
- 各ユーザのログイン時間を表示する
+ 各ユーザのログイン時間を表示する
&man.lastlogin.8; ユーティリティが NetBSD から移植されました.
&merged;
- セキュリティを向上させるため,
+ セキュリティを向上させるため,
&man.ldconfig.8;
がディレクトリの所有者および許可属性をチェックするようになりました.
このチェックは
オプションを用いることで抑制できます.
&merged;
- &man.ldd.1; が実行ファイルだけでなく共有ライブラリにも
+ &man.ldd.1; が実行ファイルだけでなく共有ライブラリにも
使えるようになりました. &merged;
&man.ldd.1; に, 各ロードされたオブジェクトが必要とする
すべてのオブジェクトのリストを表示する
フラグが追加されました.
libc が標準でスレッドセーフになりました.
libc_r にはスレッド関数のみが含まれています.
- パスワード認証ハッシュライブラリを設定可能にするために
+ パスワード認証ハッシュライブラリを設定可能にするために
libcrypt と
libdescrypt が統合されました.
des ハッシュアルゴリズムをコンパイルしない指定を明示的にしていない限り,
md5 と des の両方のハッシュアルゴリズムが利用可能です.
&merged;
- libcrypt が Blowfish
+ libcrypt が Blowfish
パスワードハッシュに対応しました.
&merged;
- libdisk を用いることで,
+ libdisk を用いることで,
boot0
起動ローダのインストール時設定ができるようになりました.
&merged;
- libstand は
+ libstand は
bzip2 で圧縮されたファイルを含む
ファイルシステムをサポートするようになりました. &merged;
libstand は UFS ファイルシステム中
のファイルの中身を上書きすることができるようになりました
(ファイルシステムが dirty もしくは inconsistent かもしれない
ので, ファイルを大きくしたり削ったりすることはできません).
- libstand が複数の物理メディアに
+ libstand が複数の物理メディアに
分割された巨大なカーネルやモジュールを読み込むことが
- できるようになりました.
+ できるようになりました. &merged;
- libfetch が passive FTP
+ libfetch が passive FTP
で用いる TCP ポート番号範囲の既定値が変更されました.
これは &man.fetch.1; の動作に影響しますが,
オプションを使うことで従来と同じ動作をさせることが可能です.
&merged;
- libfetch
+ libfetch
がコールバック認証に対応しました. &merged;
- libfetch が
+ libfetch が
HTTP_USER_AGENT 環境変数に対応しました.
&merged;
libgmp が
libmp で置き換えられました.
libposix1e の関数が
libc に統合されました.
- libusb の名前が、NetBSD
+ libusb の名前が、NetBSD
の命名規則に合わせて libusbhid に変更されました。
&merged;
- &man.ln.1; に,
+ &man.ln.1; に,
既存のファイルを上書きする前にユーザに確認を行なうようにする
オプションが追加されました.
&merged;
- &man.ln.1; に, 処理対象ファイルがリンクだった場合に
+ &man.ln.1; に, 処理対象ファイルがリンクだった場合に
それをたどらないようにする
オプションフラグが追加されました.
また, 他の実装との互換性を高めるため
オプションフラグも同じ目的で使用可能です.
&merged;
- &man.logger.1; から直接リモートの syslog
+ &man.lock.1; now accepts a to disable
+ switching VTYs while the current terminal is locked. This permits
+ locking the entire console from a single terminal. &merged;
+
+ &man.logger.1; から直接リモートの syslog
にメッセージを送信できるようになりました.
&merged;
- &man.login.1; が
+ &man.login.1; が
PAM モジュールで設定された環境変数の
export に対応しました.&merged;
- &man.lpc.8; に改良が加えられました.
+ &man.lpc.8; に改良が加えられました.
lpc clean は多少安全な動作をするように変更され,
新しく導入された lpc tclean コマンドにより,
lpc clean
コマンドで削除されるファイルをチェックすることができます.
&merged;
- ユーザランド &man.ppp.8; に対して,
- 数多くの更新とバグ修正が加えられました.
- &merged;
-
- &man.fsck.8; ラッパが導入されました
- これは &man.fsck.8; を (&man.mount.8; のように)
- 異なる種類のファイルシステムに対して動作可能にするためのものです.
-
- (/etc/fstab のような)
- 複数のパス番号を扱う場合の &man.fsck.8; の動作が,
- 複数の物理ディスクにまたがる
- ファイルシステムを考慮したものに変更されました.
-
- IP Filter が &man.rc.conf.5;
- による起動時の設定・初期化に対応しました.
- &merged;
-
- &man.lpd.8; に新しいオプションが二つ追加されました.
+ &man.lpd.8; に新しいオプションが二つ追加されました.
オプションフラグは
すべての接続エラーのログを &man.syslogd.8; に送り,
オプションフラグは予約済みポート以外からの接続を許可します.
&merged;
- &man.lpd.8; の制御ファイルにおいて, 一部ですが
+ &man.lpd.8; の制御ファイルにおいて, 一部ですが
o というタイプの印刷ファイルに対応しました.
これは MacOS 10.1 で生成された
PostScript 形式ファイルの印刷を可能にするためのものです.
&merged;
- &man.lpr.1;, &man.lpq.1;, &man.lpd.8; に対してそれぞれ,
- 小さな改良が加えられました.
- &merged;
+ &man.lpd.8; now recognizes the flag as
+ the preferred synonym for (these flags
+ cause &man.lpd.8; not to open a socket for network print
+ jobs). &merged;
- &man.lpr.1;, &man.lpd.8;, &man.syslogd.8;, &man.logger.1;
+ &man.lpd.8; now implements a new rc
+ printcap option. When specified in a print queue for a remote
+ host, boolean option causes &man.lpd.8; to resend the data file
+ for each copy the user requested via lpr
+ -#n. &merged;
+
+ &man.lpr.1;, &man.lpd.8;, &man.syslogd.8;, &man.logger.1;
といったベースシステムに含まれるその他のネットワークユーティリティが
IPv6 に対応しました.
&merged;
- リモートプリンタのキューに対して
+ リモートプリンタのキューに対して
lprm - が動作するようになりました.
&merged;
- &man.ls.1; は (対応端末上で)
+ &man.ls.1; は (対応端末上で)
オプションを使うことで,
リストのカラー表示ができるようになりました.
CLICOLOR 環境変数を設定することで,
デフォルトでカラー表示を行なうことが可能です.
&merged;
- &man.mail.1; に新しいオプション が追加されました.
+ &man.ls.1; now accepts a flag, which
+ when combined with the flag, causes file
+ sizes to be printed with unit suffixes, such that the number of
+ digits printed is fewer than four. &merged;
+
+ The &man.ls.1; program now supports a
+ flag to list files across a page, a flag to
+ force printing of a / after directories, and
+ a flag to sort filenames across a
+ page. &merged;
+
+ &man.m4.1; now accepts a flag to cause
+ it to emit #line directives for use by
+ &man.cpp.1;. &merged;
+
+ &man.mail.1; に新しいオプション が追加されました.
これは本文が空のメッセージを送信しないようにするためのものです.
&merged;
- &man.make.1; において,
+ &man.make.1; において,
:C/// (正規表現置換),
:L (小文字変換),
:U (大文字変換)
という変数修飾子が新たに追加されました.
これらは OpenBSD/NetBSD にある &man.make.1; プログラムと,
&os; の差異を低減させるためのものです.
&merged;
- 不正な空のサフィクスの処理にあった
+
+
+ 不正な空のサフィクスの処理にあった
&man.make.1; のバグおよび,
カレントディレクトリの許可属性に対する不適切な仮定,
バッファオーバフローの可能性のある部分が修正されました.
&merged;
- make.conf 変数に新しく
+ make.conf 変数に新しく
CPUTYPE が追加されました.
これは OpenSSL のようなコードのコンパイル時に,
特定プロセッサ用の最適化を行なうようコンパイラを制御するためのものです.
&merged;
- &os; Makefile インフラストラクチャが
+ &os; Makefile インフラストラクチャが
NetBSD に由来する WARNS 指示子に対応しました.
この指示子は CFLAGS
にコンパイラの警告オプションフラグを追加するかどうかを
比較的コンパイラの種類に依存しない形で制御することを可能にするものです.
&merged;
+ &man.makewhatis.1; is now a C program, instead of a
+ Perl script.
+
catpage
(繰り返し表示されるためにあらかじめ
フォーマットされキャッシュされたマニュアルページ) の生成に
関連する弱点を減らすために, &man.man.1; は
man に SUID された状態で
インストールされなくなりました.
その結果, &man.man.1; は一般ユーザの代わりにシステムの catpage
を作成することはできなくなりました.
ユーザが catpage を保持しているディレクトリに対して書き込み権限
を持っている場合 (例えばユーザ自身の manpage) や,
実行しているユーザが root の場合には,
catpage を作成することができます.
+ The mca utility, for decoding machine check
+ records, has been added.
+
新しいコマンド &man.mdmfs.8; が追加されました.
これは &man.mdconfig.8; コマンド,
&man.disklabel.8; コマンド,
&man.newfs.8; コマンド,
&man.mount.8; コマンドに関連するラッパで,
廃止された &man.mount.mfs.8; コマンドのオプションが利用できます.
- &man.mergemaster.8; が
+ &man.mergemaster.8; が
/etc/mergemaster.rc
ファイルを読み込むようになりました.
また, 必要に応じて (newaliases などの)
ユーザが実行すべきコマンドをユーザに知らせるようになっています.
&merged;
- &man.moused.8; に新しいオプション
+ &man.mergemaster.8; now supports two new flags.
+ The flag enables a
+ pre-buildworld
mode to files
+ known to be essential to the success of the
+ buildworld and
+ installworld system updating steps. The
+ flag, used after a successful
+ &man.mergemaster.8; run, compares options in
+ /etc/rc.conf to the default options in
+ /etc/defaults/rc.conf. &merged;
+
+ &man.mesg.1; now conforms to SUSv3. Among other things, it
+ now uses the first terminal associated with the standard input,
+ standard output or standard error file descriptor, in that order.
+ Thus, it is possible to use the redirection facilities of a shell
+ (mesg n < /dev/ttyp1) to control write access
+ for other terminals.
+
+ mk_cmds(1) and the associated
+ libss have been removed; they have been
+ unused for quite some time. &merged;
+
+ &man.mountd.8; and &man.nfsd.8; have moved from
+ /sbin to /usr/sbin.
+
+ &man.moused.8; に新しいオプション
が追加されました.
これはマウスポインタの加速を制御するためのものです.
&merged;
- 侵入検知システム (IDS; intrusion-detection system)
+ 侵入検知システム (IDS; intrusion-detection system)
への応用を容易にするため,
&man.mtree.8; において
プロトタイプの作成・検証時に除外する
パス名を列挙したファイルが利用できるようになりました.
&merged;
- &man.natd.8; に &man.ipfw.8; のルールにより遮断された
+ &man.mv.1; now takes a (nonstandard) option to
+ automatically answer no
when it would ask to
+ overwrite a file. &merged;
+
+ &man.natd.8; に &man.ipfw.8; のルールにより遮断された
ために再評価できないパケットを記録する
オプションが追加されました.
&merged;
- &man.netstat.1; の 使用中 (in use)
+ &man.netstat.1; の 使用中 (in use)
のパーセント表示量が, ネットワーク mbuf
の使用量を正確に反映するようになりました.
&merged;
- &man.netstat.1; に,
+ &man.netstat.1; に,
表示桁が足りない場合のアドレス表示の切り詰めを抑制する
オプションフラグが追加されました.
&merged;
- &man.netstat.1; は,
+ &man.netstat.1; は,
各インターフェイスの入出力パケットを
アドレス単位で追跡するようになりました.
&merged;
- &man.netstat.1; に, 統計情報をリセットする
+ &man.netstat.1; に, 統計情報をリセットする
オプションフラグが追加されました.
&merged;
- &man.netstat.1; に, アドレスを数字で,
+ &man.netstat.1; に, アドレスを数字で,
ポート番号をシンボルで表示する新しいオプション
が追加されました.
&merged;
- &man.newfs.8; に write combining 機能 (訳注:
+ &man.newfs.8; に write combining 機能 (訳注:
データをひとまとめにしてバス使用効率を向上させる機能)
が実装されました.
これにより, 以前と比べて新しいファイルシステムの作成が最大
7 倍速くなっています.
&merged;
- &man.newfs.8; に, 新しいファイルシステムの
+ &man.newfs.8; に, 新しいファイルシステムの
softupdates 機能を有効化する
オプションフラグが追加されました.
&merged;
- &man.newfs.8; において,
+ &man.newfs.8; において,
1 グループあたりのシリンダ数の既定値が, 現在のファイルシステム
パラメータで許される最大の値になるようになりました.
これは オプションで上書きできます.
以前はデフォルトで 16 で固定されていました.
この変更により &man.fsck.8; の性能が改善され,
フラグメンテーションが少なくなります. &merged;
- &man.newfs.8;
+ &man.newfs.8;
により作成される新しいファイルシステムの
デフォルトのブロックサイズ, フラグメントサイズは,
8192 バイトと 1024 バイトから 16384 バイトと 2048 バイトに
変更されました.
この変更によりいくらか性能が向上し, もう少しディスクスペースを
消費するようになります. &merged;
- &man.newsyslog.8; は &man.bzip2.1; を使って
- ログファイルを圧縮できるようになりました. &merged;
+ A number of archaic features of &man.newfs.8; have been
+ removed; these implement tuning features that are essentially
+ useless on modern hard disks. These features were controlled by
+ the , ,
+ , , ,
+ , , ,
+ and flags.
+
+ &man.newfs.8; now supports a flag to
+ select the creation of UFS1 or UFS2 filesystems.
+
+ The &man.newgrp.1; utility to change to a new group has been
+ added.
+
+ &man.newsyslog.8; now compresses log files
+ using &man.bzip2.1; by default. (The former behavior of using
+ &man.gzip.1; can be specified in
+ /etc/newsyslog.conf.)
NFS が IPv6 に対応しました.
- &man.ngctl.8; が与えられたフックにデータパケットを送る
+ &man.ngctl.8; が与えられたフックにデータパケットを送る
コマンドに対応しました. &merged;
- 行番号を付加するフィルタプログラム &man.nl.1;
+ &man.nice.1; now uses the option to
+ specify the niceness
of the utility being
+ run. &merged;
+
+ 行番号を付加するフィルタプログラム &man.nl.1;
が新たに追加されました.
&merged;
nsswitch
機能が NetBSD からマージされました.
&man.nsswitch.conf.5; ファイルを作成することで,
&man.passwd.5; や &man.group.5; といったさまざまなデータベースを,
通常のテキストファイル, NIS, Hesiod
を経由して検索するように &os; を設定することが可能です.
従来の hosts.conf は廃止されました.
+ &man.od.1; now supports the option to
+ specify the input address base, the option to
+ specify the number of bytes to dump, the
+ option to specify the number of bytes to skip, the
+ option to output signed decimal shorts, and
+ the option to specify output type. &merged;
+
PAM
のアカウント管理, セション管理に対応しました.
PAM の設定は
単一のファイル /etc/pam.conf ファイル
ではなく, /etc/pam.d/ 内の
ファイルで行われるようになりました.
/etc/pam.d/README に詳細があります.
- いくつもの新しい PAM
- モジュールが追加されました.
+ A &man.pam.echo.8; echo service module has been added.
+
+ A &man.pam.exec.8; program execution service module has been
+ added.
+
+ A &man.pam.ftp.8; module has been added to allow
+ authentication of anonymous FTP users.
+
+ A &man.pam.ftpusers.8; module has been added to perform
+ checks against the &man.ftpusers.5; file.
+
+ A &man.pam.ksu.8; module has been added to do Kerberos 5
+ authentication and $HOME/.k5login
+ authorization for &man.su.1;.
+
+ A &man.pam.lastlog.8; module has been added to record
+ sessions in the &man.utmp.5;, &man.wtmp.5;, and &man.lastlog.5;
+ databases.
+
+ A &man.pam.login.access.8; module has been added, to allow
+ checking against /etc/login.access.
+
+ The &man.pam.nologin.8; module, which can disallow logins
+ using &man.nologin.5;, has been added.
+
+ The &man.pam.opie.8; and &man.pam.opieaccess.8; modules have
+ been added to control authentication via &man.opie.4;. &merged;
+
+ A &man.pam.passwdqc.8; module has been added, to check the
+ quality of passwords submitted during password changes.
+
+ A &man.pam.rhosts.8; module has been added to support
+ &man.rhosts.5; authentication.
+
+ The &man.pam.rootok.8; module, which can be used to
+ authenticate only the superuser, has been added.
+
+ A &man.pam.securetty.8; module has been added to check the
+ security
of a TTY, as listed in &man.ttys.5;.
+
+ A &man.pam.self.8; module, which allows self-authentication
+ of a user, has been added.
+
+ A &man.pam.ssh.8; module has been added to allow the use of
+ SSH passphrases and keypairs for authentication. This module
+ also handles session management by invoking
+ &man.ssh-agent.1;. &merged;
-
+ A &man.pam.wheel.8; module has been added to permit
+ authentication to members of a group, which defaults to
+ wheel.
- &man.passwd.1; および &man.pw.8; で
+ &man.passwd.1; および &man.pw.8; で
パスワードハッシュアルゴリズムを切り替えられるようになりました.
/etc/login.conf にある
passwd_format をご覧ください.
&merged;
- &man.pax.1; に対して数多くの改良が加えられました.
+ &man.patch.1; now accepts a command-line
+ flag to read a patch from a file, rather than standard
+ input. &merged;
+
+ The &man.pathchk.1; utility, which checks pathnames for
+ validity or portability between POSIX systems, has been
+ added.
+
+ &man.pax.1; に対して数多くの改良が加えられました.
その改良には,
&man.cpio.1; 機能の追加,
&man.tar.1; 互換機能の強化,
&man.gzip.1; および &man.compress.1; 機能を提供する
オプションおよび
オプションの追加,
- バグ修正が含まれます.
+ バグ修正が含まれます. &merged;
- &man.pciconf.8; は オプションと
+ &man.pciconf.8; は オプションと
連携して設定されたデバイスの vendor/device 情報を表示する
オプションに対応しました.
デフォルトの vendor/device データベースは
/usr/share/misc/pci_vendors
にあります. &merged;
- &man.periodic.8; の動作が
+ &man.periodic.8; の動作が
/etc/defaults/periodic.conf および
/etc/periodic.conf
で制御できるようになりました.
&merged;
- &man.ping.8; に, 送出パケットの TTL を設定する
+ &man.ping.8; に, 送出パケットの TTL を設定する
オプションが追加されました.
&merged;
- &man.ping.8; に, パケットが返って来ない場合にビープ音を鳴らす
+ &man.ping.8; に, パケットが返って来ない場合にビープ音を鳴らす
オプションが追加されました. &merged;
+ Userland &man.ppp.8; has received a number of updates and
+ bug fixes. &merged;
+
&man.ppp.8; に, 新たに
tcpmssfixup オプションが追加されました.
これは送信および到着 TCP SYN パケットを調整し,
最大受信セグメントサイズがインターフェイスの MTU を超えないようにします.
&merged;
- &man.ppp.8; が IPv6 に対応しました.
+ &man.ppp.8; が IPv6 に対応しました.
- &man.pppd.8; (カーネル PPP の制御用プログラム)
+ &man.pppd.8; (カーネル PPP の制御用プログラム)
のインストール時の許可属性が 4555
から 4550 に,
所有者/グループが
root:dialer
に変更されました (つまり, 実行できるユーザが制限されました).
&man.pppd.8; を利用している場合は, グループ設定を変更する必要があります.
&merged;
- &man.ps.1; の オプション (指定された
+ &man.pr.1; now supports the and
+ flags to pause output going to a
+ terminal. &merged;
+
+ prefix(8) is obsolete and has been removed. Its
+ functionality is provided by the command
+ to &man.ifconfig.8;.
+
+ &man.ps.1; の オプション (指定された
スワップデバイスから情報を取得する) がいつからか
使えなくなっていました. このオプションは削除されました. &merged;
- &man.pwd.1; に, 与えられたパス名を物理ファイルシステムの
+ The &man.pselect.3; library function (introduced by POSIX.1
+ as a slightly stronger version of &man.select.2;) has been
+ added.
+
+ &man.pwd.1; に, 与えられたパス名を物理ファイルシステムの
パス名に正規化する
&man.realpath.1; プログラムの機能が統合されました.
&merged;
+ &man.pwd.1; now supports the flag to
+ print the logical current working directory. &merged;
+
&man.rand.3; の疑似乱数生成器実装に対して,
結果の乱雑さをより向上させるための改良が加えられました.
- &man.rc.8; に &man.rc.conf.5;
+ &man.rc.8; に &man.rc.conf.5;
環境変数間の依存関係を処理する枠組が追加されました.
&merged;
- &man.rc.8; は起動時に,
+ &man.rc.8; は起動時に,
/var/run および
/var/spool/lock
に含まれるディレクトリでないファイルをすべて削除するようになりました.
&merged;
&man.rcmd.3; はリモート実行のために &man.rsh.1; の代わりに
実行するプログラムを RSH 環境変数で
指定できるようになりました.
そのため, &man.dump.8; のようなプログラムも伝送媒体として
&man.ssh.1; を使うことができるようになりました.
&man.rdist.1; がベースシステムから削除され,
&os; Ports Collection の
net/44bsd-rdist
として用意されるようになりました.
- &os; の &man.resolver.3; 実装が EDNS0 に対応しました.
+ &man.reboot.8; now takes a to specify
+ the next kernel to boot. &merged;
+
+ The &man.renice.8; command implements a
+ option, which specifies an increment to be applied to the
+ priority of a process. &merged;
+
+ &os; の &man.resolver.3; 実装が EDNS0 に対応しました.
これは IPv6 対応の resolver, DNS サーバとの動作に必要となるものです.
&merged;
- &man.rfork.2; の補助関数として
+ &man.rfork.2; の補助関数として
&man.rfork.thread.3; 関数が追加されました.
この関数を使えば,
複雑なスタック置換コードを実装する必要はありません.
&merged;
- &man.rm.1; の オプションフラグが,
- 削除されるファイルの完全なパス名を表示するように変更されました.
+ &man.rm.1; の オプションフラグが,
+ 削除されるファイルの完全なパス名を表示するように変更されました. &merged;
- &man.route.8; で間接経路が変更された際,
+ &man.route.8; で間接経路が変更された際,
ゲートウェイ経路とその変更された経路とが同じサブネットになっている場合に
より正確な表示が行なわれるようになりました. &merged;
- &man.netstat.1; との互換性を高めるため,
+ &man.netstat.1; との互換性を高めるため,
&man.route.8; は
net/bits
という書式ではなく
host/bits
という書式を使うようになりました. &merged;
- &man.route.8; が, 新たに
+ &man.route.8; が, 新たに
代理専用 (proxy only)
の公開済み ARP エントリを作成できるようになりました. &merged;
- &man.route.8; の コマンドは
+ &man.route.8; の コマンドは
と の修飾子
をサポートするようになりました. &merged;
&man.portmap.8; が &man.rpcbind.8; に置き換えられました.
&man.rpcgen.1; は,
/usr/libexec/cpp ではなく
(NetBSD のように)
/usr/bin/cpp
を使うようになりました.
&man.rpc.lockd.8; が NetBSD から import されました.
このデーモンは
クライアント側の NFS ロックを提供するためのものです.
- ELF 動的リンカである &man.rtld.1; のパフォーマンスが向上しました.
+ ELF 動的リンカである &man.rtld.1; のパフォーマンスが向上しました.
&merged;
- RSA Security 社が RSA
+ RSA Security 社が RSA
アルゴリズムに関する特許権を放棄したため,
OpenSSL に含まれる本来の RSA
アルゴリズム実装が標準状態で有効化されるようになり,
合衆国在住であるかどうかに関わらず
rsaref port および
librsaUSA, librsaINTL
を使用する必要がなくなりました.
&merged;
&man.rtld.1; は LD_TRACE_LOADED_OBJECTS_ALL
環境変数が定義されていた場合, ロードされる各オブジェクトの
名前を表示するようになりました.
- &man.savecore.8;
+ &man.savecore.8;
にクラッシュダンプ作成後のクリアを抑制する新しいオプション
が追加されました.
またこれによりクラッシュダンプに 0
の連続が書かれなくなり, 容量と時間の短縮も実現します.
&merged;
- 2GB 以上の RAM を搭載したマシンでも
+ 2GB 以上の RAM を搭載したマシンでも
&man.savecore.8; が正常に動作するようになりました.
&merged;
- &man.sed.1; に, 拡張正規表現に対応する
+ &man.sed.1; に, 拡張正規表現に対応する
オプションが追加されました.
&merged;
- &man.send-pr.1; に, 障害報告の Fix:
+ &man.sed.1; now takes a option to enable
+ in-place editing of files. &merged;
+
+ &man.send-pr.1; に, 障害報告の Fix:
セクションにファイルを挿入するための
オプションが追加されました.
&merged;
ファイルシステムの Access Control Lists を管理するコマンド
&man.setfacl.1; および
&man.getfacl.1; が追加されました.
- &man.setproctitle.3; が
+ &man.setproctitle.3; が
libutil から
libc に移動しました.
&merged;
- &man.sh.1; は効率をあげるために test
+ &man.sh.1; は効率をあげるために test
をビルトインコマンドとして実装しました. &merged;
他のビルトインコマンドと比べてそれほど価値があるとは
思えないため, &man.sh.1; はもはや printf
をビルトインコマンドとして実装しません
(もちろんこの機能は &man.printf.1; 外部コマンドとして
利用可能です).
- &man.sockstat.1; に,
+ &man.sh.1; now supports a option to
+ prevent existing regular files from being overwritten by output
+ redirection, and a to give an error if an
+ unset variable is expanded. &merged;
+
+ The &man.sh.1; built-in cd command now
+ supports and flags to
+ invoke logical or physical modes of operation, respectively.
+ Logical mode is the default, but the default can be changed with
+ the physical &man.sh.1; option. &merged;
+
+ The &man.sh.1; built-in jobs command now
+ supports a flag to output PIDs only and a
+ flag to add PIDs to the output. &merged;
+
+ &man.sh.1; now supports a bind built-in
+ command, which allows the key bindings for the shell's line editor
+ to be changed.
+
+ The &man.sh.1; built-in export and
+ readonly commands now support a
+ flag to print their output in
+ portable
format. &merged;
+
+ &man.sh.1; no longer accepts invalid constructs as
+ command & &&
+ command, &&
+ command, or ||
+ command. &merged;
+
+ &man.sockstat.1; に,
および
オプションフラグが追加されました. これはそれぞれ,
接続済みもしくは listen 中のソケットを一覧表示します.
&merged;
- &man.split.1; が 2GB を超えるファイルの分割に対応しました.
+ &man.spkrtest.8; is now a &man.sh.1; script, rather than a
+ Perl script.
+
+ &man.split.1; が 2GB を超えるファイルの分割に対応しました.
&merged;
+ &man.split.1; now supports a option to
+ specify the number of letters to use for the suffix of split
+ files. &merged;
+
<sys/select.h> を
SUSv2/POSIX 規格に適合させるため,
struct selinfo および関連する関数が
<sys/selinfo.h>
に移動しました.
- &man.strstr.3; の変形である &man.strnstr.3; と
+ &man.strstr.3; の変形である &man.strnstr.3; と
&man.strcasestr.3; が実装されました. &merged;
- &man.stty.1; が新たに
+ &man.stty.1; が新たに
erase2 コントロール文字に対応しました.
これを用いると, たとえば
Delete キーおよび
Backspace キーの両方を
erase 文字として利用することが可能になります.
&merged;
- &os; ベースシステムにおける
- Perl コードのスタイルガイド &man.style.perl.7;
- が新たに追加されました. &merged;
-
&man.su.1; が認証に PAM
を使うようになりました.
- 起動時の &man.syscons.4;
+ 起動時の &man.syscons.4;
設定は, アーキテクチャに依存しない
/etc/rc.syscons
で行なうように変更されました.
&merged;
- &man.sysctl.8; が新たに, 変数名のみを表示するためのオプション
+ &man.sysctl.8; が新たに, 変数名のみを表示するためのオプション
に対応しました.
&merged;
- &man.sysctl.8; のオプション
+ &man.sysctl.8; のオプション
および
はそれぞれ
および に置き換えられ,
従来のオプションは廃止されました.
また, 動作を指定する
オプションは必要性がないため削除されました.
&merged;
- &man.sysctl.8; は変数名と値を分けるのに
+ &man.sysctl.8; は変数名と値を分けるのに
: ではなく =
を使うようにする オプション
に対応しました.
これは出てきた出力をまた &man.sysctl.8; に戻す場合などに
有用です. &merged;
- &man.sysinstall.8; が, バイナリアップグレードの際に
+ &man.sysctl.8; now accepts a flag to print
+ the descriptions of variables.
+
+ &man.sysinstall.8; が, バイナリアップグレードの際に
/etc/mail をきちんと保存するようになりました.
&merged;
&man.sysinstall.8; に新しいダイアログ表示関数が導入され,
より直観的なものになりました.
&merged;
&man.sysinstall.8; のデフォルトのルートパーティションが,
- i386 版が 100MB, Alpha 版が 120MB にそれぞれ変更されました.
+ i386 版と pc98 版が 100MB, Alpha 版が 120MB にそれぞれ変更されました.
インストール手順を単純化するため,
&man.sysinstall.8; が
/usr/sbin に移動しました.
&man.sysinstall.8; のマニュアルページも,
他のユーティリティと同様の方法でインストールされるようになっています.
- &man.sysinstall.8; がインストール中に KLD を
+ &man.sysinstall.8; がインストール中に KLD を
ロードできるようになりました. &merged;
- インストールメディアから実行された場合,
+ インストールメディアから実行された場合,
&man.sysinstall.8; は
mfsroot フロッピーかファイルシステムイメージ
の /stand/modules ディレクトリ
内に見つかったデバイスドライバを自動的にロードするようになりました.
その結果, それらのドライバはカーネルのブートメッセージには
現れないことに注意してください.
&man.sysinstall.8; デバッグスクリーンに追加情報が提供されます.
&merged;
- &man.sysinstall.8; がルートファイルシステムを除き,
+ &man.sysinstall.8; がルートファイルシステムを除き,
作成する全てのファイルシステムにおいて Soft Updates を
デフォルトで有効にするようになりました. &merged;
- &man.sysinstall.8; において, auto
+ &man.sysinstall.8; において, auto
パーティション分割モードが作成するパーティションの
大きさが, より妥当なデフォルト値となるようになりました.
自動可変サイズのパーティションは, 他のパーティション
が削除されると自動的にその容量を吸収するようになりました.
&merged;
- &man.syslogd.8; に新たなオプション
+ &man.sysinstall.8; no longer mounts the &man.procfs.5;
+ filesystem by default on new installs.
+
+ &man.sysinstall.8; now has rudimentary support for
+ retrieving packages from the correct volume of a multiple-volume
+ installation (such as a multi-CD distribution). &merged;
+
+ &man.syslogd.8; に新たなオプション
が追加されました.
これは syslog 要求に対する DNS 問い合わせを抑制します.
&merged;
- &man.syslogd.8; が新たに,
+ &man.syslogd.8; が新たに,
ログを /dev/console に出力する
LOG_CONSOLE ファシリティ
(標準設定では無効) に対応しました.
&merged;
- &man.syslogd.8;
+ &man.syslogd.8;
に新しく オプションが追加されました.
これは &man.syslogd.8; を,
利用可能なすべてのアドレスではなく指定アドレスへ bind
させるためのものです. &merged;
- &man.syslogd.8; に新しく重複した行を圧縮する機能を無効に
+ &man.syslogd.8; に新しく重複した行を圧縮する機能を無効に
する フラグが追加されました. &merged;
- &man.tail.1; が 2GB を超えるファイルの処理に対応しました.
+ &man.tabs.1;, a utility to set terminal tab stops, has been
+ added.
+
+ &man.tail.1; が 2GB を超えるファイルの処理に対応しました.
&merged;
- &man.tar.1; が TAR_RSH
+ &man.tar.1; が TAR_RSH
環境変数に対応しました.
これは主に,
転送手段として &man.ssh.1; を利用できるようにするためのものです.
&merged;
- &man.telnet.1; が標準で autologin と暗号化に対応しました.
+ &man.telnet.1; が標準で autologin と暗号化に対応しました.
また, 暗号化を抑制するオプション
- も追加されています.
+ も追加されています. &merged;
- &man.telnet.1; に新しいオプション
+ &man.telnet.1; に新しいオプション
が追加されました.
これは UNIX ドメイン (AF_UNIX)
ソケットへの接続を可能にするものです.
&merged;
- &man.tftpd.8; に新しいオプション および
+ The &man.termcap.5; database now uses the
+ xterm terminal type from
+ XFree86. As a result, &man.xterm.1;
+ now supports color by default and the common workaround of
+ setting TERM to xterm-color
+ is no longer necessary. Use of the
+ xterm-color terminal type may result in
+ (benign) warnings from applications.
+
+ &man.tftp.1; and &man.tftpd.8; now support IPv6. &merged;
+
+ &man.tftpd.8; に新しいオプション および
が追加されました.
これらは接続したクライアントの IP アドレスに応じて
&man.chroot.2; 先の変更を可能にするものです.
また &man.tftp.1; および &man.tftpd.8; は,
65535 ブロックよち大きいファイルが転送できるように修正されています.
&merged;
&man.tftpd.8; が RFC 2349 (TFTP Timeout Interval
and Transfer Size Options) に対応しました.
この機能は (HP i2000 Itanium サーバが採用している)
EFI ブートマネージャのようなファームウェアが
TFTP
を使ってイメージから起動するために必要となるものです.
&man.timed.8; が Alpha 上で動作するように
なりました.
Transport Independent RPC
(TI-RPC) が import されました.
- TMPDIR を用いて
+ TMPDIR を用いて
&man.tmpnam.3; における一時ファイルの場所を指定できるようになりました.
&merged;
&man.tip.1; が OpenBSD
からのものに更新されました.
&man.cu.1; の代用品として動作することができます.
&man.top.1; が,
tty の持つ最大の表示幅を利用するようになりました.
&man.touch.1; に新しいオプション
が追加されました.
これはコマンドの作用をシンボリックリンクのリンク先ではなく,
リンクそのものに対して行なうことを指定するものです.
- ファイルを指定した長さに切り詰めたり,
+ &man.tr.1; now has basic support for equivalence classes
+ for locales that support them. &merged;
+
+ &man.tr.1; now supports a flag to
+ complement the set of characters specified by the first string
+ argument.
+
+ ファイルを指定した長さに切り詰めたり,
拡張したりするための &man.truncate.1;
ユーティリティが新たに追加されました.
&merged;
- &os; コンソールがウクライナ語に対応しました.
+ &os; コンソールがウクライナ語に対応しました.
&merged;
&man.cu.1; と &man.rmail.8; を除いて,
UUCP は
ベースシステムから削除されました.
現在は Ports Collection の
net/freebsd-uucp にあります.
- &man.units.1; に対していくつかの更新とバグ修正が加えられました.
+ &man.unexpand.1; now supports a to
+ specify tabstops analogous to &man.expand.1;. &merged;
+
+ &man.units.1; に対していくつかの更新とバグ修正が加えられました.
&merged;
&man.usbdevs.8; に, 各デバイスに対応するデバイスドライバ
を表示する フラグが追加されました.
- USB Human Interface Devices の操作を行なうための、
+ USB Human Interface Devices の操作を行なうための、
&man.usbhidctl.1; ユーティリティが追加されました。
&merged;
- &man.uudecode.1; に出力ファイルを指定する
- オプションが追加されました.
+ &man.uuencode.1; and &man.uudecode.1; now accept a option to
+ set their output files. &man.uuencode.1; can now be made to do base64 encoding
+ when given the flag, while &man.uudecode.1;
+ can now automatically decode base64 files. &merged;
+
+ The base64 capabilities of &man.uuencode.1; and
+ &man.uudecode.1; can now be automatically enabled by invoking
+ these utilities as &man.b64encode.1; and &man.b64decode.1;
+ respectively.
- &man.vidcontrol.1; に新しいオプション
+ The &man.uuidgen.1; utility has been added. It uses the new
+ &man.uuidgen.2; system call to generate one or more Universally
+ Unique Identifiers compatible with OSF/DCE 1.1 version 1
+ UUIDs.
+
+ &man.vidcontrol.1; に新しいオプション
が追加されました. これは
VESA_800x600 ラスタテキストモードにおいて,
テキストサイズを指定するためのものです.
&merged;
- &man.vidcontrol.1; において,
+ &man.vidcontrol.1; において,
フォントロード時のフォントサイズ指定を省略できるようになりました.
また, エラー処理部分にいくつかの改良も加えられています.
&merged;
- &man.vidcontrol.1; に &man.syscons.4;
+ &man.vidcontrol.1; に &man.syscons.4;
画像バッファのスナップショットをとるための新しいオプション
が追加されました.
このオプションによるスナップショットは,
Ports Collection に含まれる
graphics/scr2png
ユーティリティで操作することができます.
&merged;
- &man.vidcontrol.1; に,
+ &man.vidcontrol.1; に,
指定した tty の履歴バッファをクリアする新しいオプション
が追加されました.
また オプションを使うことで,
履歴バッファの大きさを設定することが可能です.
&merged;
+ &man.vidcontrol.1; now accepts a to
+ allow the user to disable VTY switching. &merged;
+
&man.vinum.8; のストライプサイズの既定値が
256KB から 279KB に変更されました.
これは各ストライプに対してスーパブロックを均等に割り振るためです.
- &man.wall.1; に新しいオプション が追加されました.
+ &man.wall.1; に新しいオプション が追加されました.
これは指定したグループに属するユーザ全員にメッセージを送ります.
&merged;
- &man.watch.8; に &man.snp.4; デバイスを使うようにする
+ &man.watch.8; に &man.snp.4; デバイスを使うようにする
オプションが追加されました. &merged;
+ &man.wc.1; now supports a flag to
+ count characters, rather than bytes.
+
+ &man.whereis.1;, formerly a Perl script, has been
+ rewritten in C. It now supports a flag to
+ suppress the run of &man.locate.1;, and a
+ flag suppresses the leading name of the query.
+
+ &man.whereis.1; now supports a flag
+ to report all matches instead of only the first of each
+ requested type.
+
Perl スクリプトだった &man.which.1; が
C プログラムに変更されました.
- &man.whois.1; は, IP アドレスの問い合わせを
+ &man.who.1; now has a number of new options:
+ shows column headings;
+ shows &man.mesg.1; state; is an equivalent
+ to ; shows idle time;
+ to list names in columns. &merged;
+
+ &man.whois.1; は, IP アドレスの問い合わせを
ARIN に送るように変更されました.
オプションが指定されておらず,
ARIN への問い合わせが APNIC もしくは RIPE
参照する場合には, 適切なサーバに再問い合わせが行なわれます.
&merged;
- &man.whois.1; に, 簡単に特定の whois サーバへ直接問い合わせ
+ &man.whois.1; に, 簡単に特定の whois サーバへ直接問い合わせ
を送ることができるようになる オプション
が追加されました. &merged;
- &man.xargs.1; に新しいオプション
+ &man.wicontrol.8; now supports a to list
+ the stations associated in hostap mode and a
+ to list available access points.
+
+ &man.xargs.1; に新しいオプション
replstr が追加されました.
これは標準入力から読み込まれたデータをコマンドライン引数の最後ではなく,
指定した点に挿入するように制御するためのものです.
- &merged;
+ (A &os;-specific option is
+ similar, but is now deprecated in favor of the more portable
+ option.) &merged;
+
+
+ &man.xargs.1; now supports a option to
+ force its utility argument to be called after some number of
+ lines. &merged;
- コンパイラが FSF が提供している
+ コンパイラが FSF が提供している
C/C++ ランタイム初期化コードを使用するように変更されました.
この変更によりFSF が公開しているソースとの親和性だけでなく,
各種 egcs および gcc の移植版が生成するコードとの互換性が向上しています.
&merged;
- スレッドライブラリに対して,
+ スレッドライブラリに対して,
シグナル操作の変更, バグ修正, パフォーマンスの改良
(システムコールスレッド切り替えの抑制を含む) が加えられました.
&man.gdb.1; のスレッド対応も, その変更を反映して更新されています.
&merged;
- 国際化対応のために非常に多くの追加が行なわれました.
+ 国際化対応のために非常に多くの追加が行なわれました.
&os; は今回,
LC_MONETARY,
LC_NUMERIC, および
LC_MESSAGES
の各カテゴリのロケールに完全対応しています.
また多くのアプリケーションが,
- この対応を反映するように更新されています.
+ この対応を反映するように更新されています. &merged;
- X11R6 や他の UNIX 系 OS との互換性を高めるため,
+ X11R6 や他の UNIX 系 OS との互換性を高めるため,
ロケール名の変更が行なわれました.
たとえば en_US.ISO_8859-1 は
en_US.ISO8859-1 に変わっています.
これに対する後方互換性は /etc/locale.alias
に含まれるエントリによって提供されています. &merged;
- /usr/src/share/examples/BSD_daemon/ に
+ /usr/src/share/examples/BSD_daemon/ に
スケーラブルな Beastie 画像が追加されました.
&merged;
- 数多くのマニュアルページに対して,
+ 数多くのマニュアルページに対して,
内容および組版用マークアップの改訂が行なわれました.
&merged;
+ A number of utilities and libraries were enhanced to improve
+ their conformance with the Single UNIX Specification (SUSv3) and
+ IEEE Std 1003.1-2001 (POSIX.1
). Specific
+ features added have been listed in the release notes for each
+ utility. The standards conformance of each utility or library
+ function is generally listed in its manual page.
+
寄贈ソフトウェア
am-utils がバージョン
6.0.7 に更新されました.
Bell Labs の awk
( BWK awk
や The One True AWK
として知られています ) の 2002/02/10 版スナップショット
がインポートされました.
- sparc64 アーキテクチャでは awk として,
- それ以外のプラットフォームでは nawk
+ awk, nawk
としてインストールされます.
- bc
+ bc
がバージョン 1.04 から 1.06 に更新されました.
&merged;
- BIND 配布物に含まれる
+ BIND 配布物に含まれる
ISC ライブラリが
libisc として構築されるようになりました.
&merged;
BIND が
NOADDITIONAL オプションで構築されるようになりました.
これは良くある設定ミスに対して,
&man.named.8; により一貫性の高い動作をさせるためのものです.
&merged;
BIND がバージョン
- 8.3.1-REL に更新されました. &merged;
+ 8.3.3 に更新されました. &merged;
Binutils が
- 2.12.0 に
+ 2002/10/11 の 2.13.1 プレリリーススナップショットに
更新されました.
- bzip2 バージョン 1.0.2 が
+ bzip2 バージョン 1.0.2 が
import されました.
これによりベースシステムに &man.bzip2.1; プログラムおよび,
libbz2 ライブラリが導入されました.
&merged;
- &man.ee.1; Easy Editor
+ &man.ee.1; Easy Editor
がバージョン 1.4.2 に更新されました.
&merged;
- file がバージョン 3.37 に更新されました.
+ file がバージョン 3.39 に更新されました.
- gcc が
- 2.95 開発ブランチの 2002/03/20 版スナップショット
- (このスナップショットは gcc 2.95.3
- のリリース以降の修正を含んでいます)
- に更新されました. &merged;
+ gcc has been updated to
+ a pre-release snapshot of gcc
+ 3.2.1, from 9 October 2002.
+
+ The C++ ABI from gcc
+ 3.2.X is not compatible with
+ previous versions.
+
+
- &man.gcc.1; は,
+ &man.gcc.1; は,
従来のスレッド対応ライブラリとスレッド非対応ライブラリという分割を
廃止し,
その二つが統合された libgcc
を使用するようになりました.
/usr/lib/libgcc_r.a は削除して構いません.
&merged;
&man.gcc.1; が
GCC_OPTIONS 環境変数に対応しました.
この変数には GCC
のデフォルトオプションを指定します.
&merged;
- GNATS がバージョン
+ gdb has been updated to version
+ 5.2.1.
+
+ GNATS がバージョン
3.113 に更新されました.
&merged;
- GNU awk がバージョン
- 3.1.0 に更新されました.
- sparc64 アーキテクチャでは gawk
- として, 他のアーキテクチャでは awk
- としてインストールされます.
-
gperf がバージョン
2.7.2 に更新されました.
groff
および関連ユーティリティが更新され,
- FSF バージョン 1.17.2 になりました.
- この import により, 従来あった制限を大幅に緩和した
- &man.mdoc.7; マクロパッケージ
- (mdocNG と呼ばれています)
- が追加されています.
- &merged;
+ FSF バージョン 1.18.1 になりました.
+
- Heimdal がバージョン
- 0.3f に更新されました.
+ Heimdal Kerberos がバージョン
+ 2002/09/16 pre-0.5 スナップショットに更新されました.
- &os; に含まれているバージョンの
+ &os; に含まれているバージョンの
IPFilter には, NAT エントリ
とステートフルルール用に作成されたステート情報を
ディスクに保存し, リブート後に再生することができる
&man.ipfs.8; プログラムが含まれています.
&man.rc.conf.5; で, 起動時にこれらの機能を設定することが
できます. &merged;
ISC DHCP クライアントがバージョン
- 3.0.1RC8 に更新されました.
+ 3.0.1RC9 に更新されました.
&merged;
- Kerberos IV がバージョン
+ Kerberos IV がバージョン
1.0.5 に更新されました.
&merged;
&man.more.1; コマンドが &man.less.1; に置き換えられました,
ただし more というコマンド名はそのまま使用
できます. &merged;
less のバージョン 371 が import されました.
+ An XML processing library, named
+ libbsdxml, has been added for the benefit
+ of XML-using utilities in the base system. It is based almost
+ entirely on an import of expat
+ 1.95.5, but is installed under a different name to avoid
+ conflicts with any versions of
+ expat installed from the Ports
+ Collection.
+
libpcap がバージョン
- 0.6.2 に更新されました. &merged;
+ 0.7.1 に更新されました. &merged;
libreadline がバージョン
4.2 に更新されました.
libz が 1.1.4 に
更新されました.
lint は NetBSD &man.lint.1; の
- 2002/03/03 版スナップショットに更新されました.
+ 2002/07/19 版スナップショットに更新されました.
&os; の &man.ftp.1; プログラムが
- lukemftp (NetBSD からの FTP クライアント)
+ lukemftp 1.6 beta 2 (NetBSD からの FTP クライアント)
に置き換えられました.
これにより, より自動化された動作や, 標準への準拠, 転送レート制御,
カスタマイズ可能なコマンドラインプロンプトなどが
提供されます.
いくつかの環境変数やコマンドライン引数が変更となっています.
NetBSD からの FTP デーモンである
- lukemftpd がインポートされ,
- &man.lukemftpd.8; として利用できるようになりました.
+ lukemftpd 1.2 beta 1 がインポートされ,
+ &man.lukemftpd.8; として利用できるようになりました. &merged;
+
+ &man.m4.1; has been imported from OpenBSD, as of 26 April
+ 2002. &merged;
ncurses がバージョン
- 5.2-20010512 に更新されました.
+ 5.2-20020615 に更新されました.
- NTP プログラムスイートがバージョン
+ NTP プログラムスイートがバージョン
4.1.0 に更新されました. &merged;
OpenPAM
- (Centaury
リリース) が
+ (Citronella
リリース) が
Linux-PAM に代わって
import されました.
OPIE
ワンタイムパスワードスイートがバージョン 2.4 に更新されました.
&merged;
これは S/Key
- の機能を完全に置き換えるものです.
-
- Perl がバージョン
- 5.6.1 に更新されました.
-
- &man.routed.8; がバージョン 2.22 に更新されました.
+ の機能を完全に置き換えるものです. &merged;
+
+ Perl has been removed from the
+ &os; base system. It can still be installed from the &os;
+ Ports Collection or as a binary package; moving it out of the
+ base system will make future upgrades and maintenence easier.
+ To reduce the dependence of the base system on
+ Perl, many utilities have been
+ rewritten as shell scripts or C programs (specific notes are
+ made for each affected utility).
+ /usr/bin/perl is now a
+ wrapper
program, so that programs expecting to
+ find a Perl interpreter there will
+ be able to function correctly.
+
+
+ The Perl removal and
+ package integration work is ongoing.
+
+
+ GNU ptx has been removed from
+ the base system. It is not used anywhere in the base system,
+ and has not been recently updated or maintained. Users
+ requiring its functionality can install this utility as a part
+ of the textproc/textutils
+ port.
+
+ The rc.d framework from NetBSD has been
+ imported. It breaks down the system startup functionality
+ into a number of small, task-oriented
scripts
+ in /etc/rc.d, with dynamic-determined
+ ordering of startup scripts performed at boot-time.
+
+ &man.routed.8; がバージョン 2.22 に更新されました.
&merged;
- smbfs ユーザランド
- ユーティリティのバージョン 1.4.3 がインポートされました.
+ smbfs ユーザランド
+ ユーティリティのバージョン 1.4.5 がインポートされました.
&merged;
- システムのソートプログラムが、
- GNU sort から
- NetBSD の
- (2002 年 3 月 22 日時点の) &man.sort.1; に置き換えられました。
+ GNU sort has been updated to
+ the version from GNU textutils
+ 2.0.21.
+
+ &man.stat.1; from NetBSD, as of
+ 5 June 2002 has, been imported.
+ GNU tar has been updated to
+ 1.13.25. &merged;
tcpdump がバージョン
- 3.6.3 に更新されました. &merged;
+ 3.7.1 に更新されました. &merged;
&man.csh.1; シェルが &man.tcsh.1; に置き換えられました.
ただし csh というコマンド名はそのまま使用できます.
- tcsh はバージョン 6.11 に更新されました.
+ tcsh はバージョン 6.12 に更新されました.
&merged;
tcp_wrappers の寄贈版
は &man.tcpd.8; ヘルパーデーモンを含むようになりました.
標準的な &os; インストールでは (&man.inetd.8; がすでに
この機能を統合しているため) これは必ずしも必要というわけでは
ありませんが, xinetd のような
- &man.inetd.8; を置き換えるアプリケーションには有用です.
+ &man.inetd.8; を置き換えるアプリケーションには有用です. &merged;
texinfo がバージョン
- 4.1 に更新されました。
+ 4.2 に更新されました。
&merged;
top がバージョン 3.5b12
- に更新されました.
+ に更新されました. &merged;
+
+ traceroute has been updated to
+ LBL version 1.4a12.
- &man.traceroute.8; は,
+ &man.traceroute.8; は,
デフォルトの最大 TTL 値を
net.inet.ip.ttl sysctl 変数から得るようになりました.
&merged;
- タイムゾーンデータベースが
- tzdata2001d リリースに更新されました.
+ タイムゾーンデータベースが
+ tzdata2002c リリースに更新されました.
&merged;
CVS
cvs
- がバージョン 1.11.1p1 に更新されました.
+ がバージョン 1.11.2 に更新されました.
&merged;
- &man.cvs.1; が利用する CVS_RSH 環境変数の
+ &man.cvs.1; が利用する CVS_RSH 環境変数の
既定値が rsh ではなく
ssh になりました.
&merged;
&man.cvs.1; に新しいオプション
が追加されました.
これはリポジトリから砂場 (sandbox) にある
CVS/Template
ファイルを更新するためのものです.
&merged;
- &man.cvs.1; diff に新しいオプション
+ &man.cvs.1; diff に新しいオプション
が追加されました.
これはブランチタグのリビジョンとの比較を実現します.
&merged;
CVSup
- CVSup は
+ CVSup は
&os; Ports Collection で良く使われるユーティリティの一つです.
以前はこれをインストールする複数の port/package が存在しましたが,
net/cvsup-bin および
net/cvsupd-bin
は廃止され, net/cvsup
になりました. &merged;
- &os; Ports Collection の
+ &os; Ports Collection の
net/cvsup
からインストールできる
CVSup は 16.1_3 に更新されています.
この更新では 2001 年 9 月 9 日 01:46:40 UTC
(UNIX epoch から 1,000,000,000 秒後)
以降のすべてのファイルのタイムスタンプに影響する,
長い間存在していた (ただし表面化しなかった)
バグが修正されました. &merged;
KAME
- IPv6 スタックが KAME プロジェクトの
+ IPv6 スタックが KAME プロジェクトの
2001 年 5 月 28 日づけの
スナップショットをベースとしたものになりました.
この節の項目のほとんどは, それが取り込まれたことによるものです.
KAME IPv6 スタックに関するカーネルへの変更点は
にあります.
&merged;
- &man.faithd.8; がアクセス制御用の設定ファイルに対応しました.
+ &man.faithd.8; がアクセス制御用の設定ファイルに対応しました.
&merged;
- &man.ifconfig.8; に &man.gifconfig.8; の機能が統合されました.
+ &man.ifconfig.8; に gifconfig(8) の機能が統合されました.
&merged;
- &man.ifconfig.8; に &man.prefix.8; の機能が統合されました.
- 後方互換性を確保するため, &man.prefix.8;
- はシェルスクリプトとして残されています.
- &merged;
+ &man.ifconfig.8; に &man.prefix.8; の機能が統合されました. &merged;
- &man.ndp.8; に対して, RFC2461
+ &man.ndp.8; に対して, RFC2461
(Neighbor Discovery for IP Version 6 (IPv6))
に書かれているような無効になった NDP
エントリに対するガベージコレクションが実装されました.
&merged;
- 制限されたライセンス条件を持った
+ 制限されたライセンス条件を持った
&man.pim6dd.8; および &man.pim6sd.8; が削除されました.
これらのプログラムは Ports Collection の一部として
net/pim6dd,
net/pim6dd から利用可能です.
&merged;
- &man.route6d.8; に新しいオプション
+ &man.route6d.8; に新しいオプション
が追加されました.
これはカーネルの転送テーブルの更新を抑制するためのものです.
&merged;
- &man.rtadvd.8; に対する
+ &man.rtadvd.8; に対する
(ルータ再ナンバリング)
オプションは, 現時点では無視されるようになっています.
&merged;
OpenSSH
OpenSSH がバージョン
2.9 に更新されました.
これは SSH2 プロトコル (デフォルト) と, DSA 暗号鍵に対応した
ものです.
&man.ssh-add.1; と &man.ssh-agent.1; は DSA 暗号鍵
に対応しており, 認証 forwarding を使うことができます.
そのため合衆国在住の OpenSSH
ユーザは, RSA 暗号鍵を扱うために必要な, 制限されたライセンスを持つ
RSAREF ツールキットに依存しなくても済むようになりました.
その他の新しい機能もいくつかあります:
&man.sftp.1; のクライアントとサーバが追加されました.
&man.scp.1; は 2GB 以上のファイルを扱えるようになりました.
&man.sshd.8; に対して新たに,
未認証の ssh 接続数を制限する機能が追加されています.
Rijndael 暗号アルゴリズムがサポートされました.
&man.ssh.1; に既存セションの rekeying がサポートされ, 実験的な
SOCKS4 プロキシーも加えられました.
&merged;
OpenSSH が 3.1 に更新されました.
- 変更点は:
+ &merged; 変更点は:
*2 は廃止されました
(例えば
~/.ssh/known_hosts は
~/.ssh/known_hosts2 の中身を
含めることができます).
&man.ssh-keygen.1; はいくつかの商用 SSH 実装
と鍵を交換するために, SECSH 公開鍵ファイルフォーマット
を使って鍵を import/export することができるようになりました.
&man.ssh-add.1; は三つのデフォルト鍵すべてを追加するように
なりました.
&man.ssh-keygen.1; は特定の鍵形式をデフォルトとは
しないようになりました. オプション
で明示的に指定する必要があります.
- OpenSSH
+ OpenSSH has been updated to
+ 3.4p1. &merged; The main changes are:
+
+
+ A privilege separation
feature,
+ which uses unprivileged processes to contain and
+ restrict the effects of future compromises or
+ programming errors.
+
+
+
+ Several bugfixes, including closure of a
+ security hole that could lead to an integer overflow
+ and undesired privilege escalation.
+
+
+
+
+ OpenSSH
は OPIE パスワードで
- 認証できるようになりました.
+ 認証できるようになりました. &merged;
- OpenSSH が
- PAM に対応しました.
+ OpenSSH が
+ PAM に対応しました. &merged;
- OpenSSH にかなり前から存在した
+ OpenSSH にかなり前から存在した
転送された X11
クライアントが終了する時にセションが
- 切断されてしまうというバグが修正されました.
+ 切断されてしまうというバグが修正されました. &merged;
- OpenSSH
+ OpenSSH
に
Kerberos 互換機能が
追加されました.
&merged;
- OpenSSH に対して,
+ OpenSSH に対して,
パスワード長を知るために echo されない
文字を空パケットで
echo されるように指定したり,
無意味なデータで水増ししたパスワードを送るといった
トラフィック解析への耐性を高めるための変更が行なわれました.
&merged;
- 新規インストール時の標準設定で
+ 新規インストール時の標準設定で
&man.sshd.8; が有効化されるようになりました.
&merged;
- &man.sshd.8; サーバは標準設定で
+ &man.sshd.8; サーバは標準設定で
X11Forwarding が有効化されるようになりました
(危険性はクライアント側にのみ存在し,
クライアント側の標準設定は無効になっています).
&merged;
- /etc/ssh/sshd_config
+ /etc/ssh/sshd_config
の
ConnectionsPerPeriod パラメータが
MaxStartups に置き換えられました.
&merged;
- OpenSSH の
+ OpenSSH の
&man.sshd.8; に新しい設定項目
VersionAddendum が追加されました.
これは OpenSSH
のメインバージョン番号の後ろに続く文字列を変更するためのものです.
+ &merged;
OpenSSL
OpenSSL がバージョン
- 0.9.6c に更新されました.
+ 0.9.6g に更新されました.
- OpenSSL
+ OpenSSL
がマシン依存のアセンブラ最適化に対応しました.
これは make.conf 変数
MACHINE_CPU および CPUTYPE
を指定することで有効化されます.
&merged;
sendmail
sendmail がバージョン
- 8.9.3 からバージョン 8.12.2 に更新されました.
+ 8.9.3 からバージョン 8.12.6 に更新されました.
これには重要な変更点として,
- &man.sendmail.8; は set-user-ID root バイナリとして
- インストールされなくなったこと (set-group-ID smmsp されます),
+ &man.sendmail.8; は set-user-ID root バイナリとして
+ インストールされなくなったこと (set-group-ID smmsp されます),
標準のファイル配置の変更
(/usr/src/contrib/sendmail/cf/README 参照),
&man.newaliases.1; の実行が
root および信頼できるユーザに制限されたこと,
STARTTLS 暗号化に対応したこと,
標準設定で MSA ポート (587) が有効化されたことが含まれています.
詳細については
/usr/src/contrib/sendmail/RELEASE_NOTES
をご覧ください.
&merged;
- &man.mail.local.8; が set-user-ID バイナリとしてインストール
+ &man.mail.local.8; が set-user-ID バイナリとしてインストール
されなくなりました.
&os; に標準で含まれる sendmail.cf
を使用している場合,
それがバージョン 3.1.0 以降のものであれば問題ありません.
もし独自に設定した
sendmail.cf
を使用し, メール配送に
mail.local を使用している場合は,
Mlocal の行に
F=S
フラグがセットされていることを確認してください.
このフラグをセットするには,
対応する .mc ファイルに次の行を追加して
sendmail.cf ファイルを再生成します.
- MODIFY_MAILER_FLAGS(`LOCAL',`+S')dnl
+ MODIFY_MAILER_FLAGS(`LOCAL',`+S')dnl
- FEATURE(`local_lmtp')
+ FEATURE(`local_lmtp')
には, 上記の機能が含まるようになっています.
&merged;
- 標準の /etc/mail/sendmail.cf において,
+ 標準の /etc/mail/sendmail.cf において,
SMTP の EXPN および
VRFY コマンドが無効化されました.
&merged;
- &man.vacation.1; が更新され,
+ &man.vacation.1; が更新され,
sendmail
に含まれるバージョンを使用するようになりました.
&merged;
- sendmail
+ sendmail
設定ファイル構築ツールが
/usr/share/sendmail/cf/
にインストールされるようになりました.
&merged;
- 新しい make.conf 変数
+ 新しい make.conf 変数
SENDMAIL_MC および
SENDMAIL_ADDITIONAL_MC が追加されました.
詳細については
/usr/share/examples/etc/make.conf
をご覧ください.
&merged;
- /etc/mail/Makefile に対して,
+ /etc/mail/Makefile に対して,
新しい make.conf 変数
SENDMAIL_MC への対応,
.mc ファイルから
.cf ファイルを構築する機能の追加,
汎用のマップ再構築機能,
aliases ファイルの再構築機能,
sendmail
を停止・起動・再起動する機能の追加が行なわれました.
&merged;
- /etc/master.passwd に
+ /etc/master.passwd に
smmsp ユーザと
mailnull ユーザが追加されました.
明示的に confDEF_USER_ID を設定していない
場合(デフォルト), 安全性のために
mailnull ユーザを使います.
これ以前は, mailnull ユーザは
存在せず, daemon ユーザが利用されて
いました.
この変更はファイルやプログラム
(majordomo など)
にメールを渡す際にパーミッションの問題を引き起こす可能性が
あります. &merged;
以前の挙動に戻すには, システムの
*.mc 設定
ファイルに以下の設定を加えます:
define(`confDEF_USER_ID', `daemon')
+
+ Beginning with the import of
+ sendmail 8.12.2, multiple
+ sendmail daemons (some required
+ to handle outgoing mail) are started by &man.rc.8;, even if
+ the sendmail_enable variable is set to
+ NO. To completely disable
+ sendmail,
+ sendmail_enable must be set to
+ NONE. Alternatively, for systems using a
+ different MTA, the mta_start_script variable can
+ be used to point to a different startup script (more details
+ can be found in &man.rc.sendmail.8;). &merged;
+
+ By default, &man.rc.8; no longer enables
+ sendmail for inbound SMTP
+ connections. Note that &man.sysinstall.8; may override this
+ default for a binary installation, based on what security
+ profile is selected. This functionality can also be
+ manually enabled by adding the following line to
+ /etc/rc.conf:
+
+ sendmail_enable="YES"
+
+ The permissions for sendmail
+ alias and map databases built via
+ /etc/mail/Makefile now default to mode
+ 0640 to protect against a file locking local denial of service.
+ It can be changed by setting the new
+ SENDMAIL_MAP_PERMS
+ make.conf option. &merged;
+
+ The permissions for the sendmail
+ statistics file, /var/log/sendmail.st, have
+ been changed from mode 0644 to mode 0640 to protect against
+ a file locking local denial of service. &merged;
+
- Ports/Packages Collection
+ Ports/Packages Collection Infrastructure
Perl と
&os; Ports Collection の統合を強化するために
BSDPAN
というモジュール集が追加されました.
- &man.pkg.create.1; および &man.pkg.add.1; が,
+ &man.pkg.create.1; および &man.pkg.add.1; が,
&man.bzip2.1; を使って圧縮された package に対応しました.
また, &man.pkg.add.1; が新しい package
を取得するミラーサイトを PACKAGEROOT
環境変数から得るようになっています.
- &man.pkg.create.1; における依存関係の記録が,
+ &man.pkg.create.1; における依存関係の記録が,
コマンドラインの指定順ではなく依存関係の順番で
行なわれるようになりました.
これにより pkg_add -r の機能性が向上しています.
&merged;
- &man.pkg.create.1; はローカルにインストールされた
+ &man.pkg.create.1; はローカルにインストールされた
パッケージからパッケージを作成する
をサポートしました. &merged;
- &man.pkg.delete.1; に複数の package を削除するように指定した際に,
+ &man.pkg.delete.1; に複数の package を削除するように指定した際に,
コマンドラインの指定順ではなく依存関係順に
削除が行なわれるようになりました.
&merged;
- &man.pkg.delete.1; が package 名のグロブ指定・
+ &man.pkg.delete.1; が package 名のグロブ指定・
正規表現指定に対応しました.
また, package すべてを削除する オプション,
&man.rm.1; 風に対話型の確認を行なう
オプションも追加されています.
&merged;
- &man.pkg.delete.1; に, 再帰的にパッケージを削除する
+ &man.pkg.delete.1; に, 再帰的にパッケージを削除する
オプションが追加されました. &merged;
- &man.pkg.info.1; が,
+ &man.pkg.info.1; が,
インストール済み package のグロブ指定に対応しました.
この機能は オプションで無効化できます.
また,
オプションでシェルグロブではなく正規表現を使うように制御可能です.
&merged;
- &man.pkg.info.1; に新しいオプション
+ &man.pkg.info.1; に新しいオプション
が追加されました.
これはインストール済みの package と記録されているチェックサム
を (インストール後に変更されていないかどうか) 比較します.
この機構を監査用途に使用する場合, そのセキュリティは当然
/var/db/pkg の内容に依存します.
&merged;
- 新しく &man.pkg.sign.1; コマンド,
+ 新しく &man.pkg.sign.1; コマンド,
&man.pkg.check.1; コマンドが追加されました.
これらはバイナリ package の電子署名を行なったり,
署名の検証を行なうためのものです.
&merged;
- 新しいユーティリティ &man.pkg.update.1; が追加されました.
- これはインストール済み package とその依存物を更新するためのものです.
- &merged;
+ For some time, &os; 5.0-CURRENT (as well as some 4.X
+ releases) included a pkg_update(1) utility to update installed
+ packages, as well as their dependencies. This utility has
+ been removed; a superset of its functionality can be found in
+ the sysutils/portupgrade
+ port.
- &man.pkg.version.1; のバージョン番号比較ルーチンが,
+ &man.pkg.version.1; のバージョン番号比較ルーチンが,
Porters Handbook (日本語訳:「port 作成者のためのハンドブック」)
に書かれていとおりのものになりました.
また, アドレス比較テストを行なうための新しいオプション
も追加されています.
&merged;
- &man.pkg.version.1; に新しいオプション
+ &man.pkg.version.1; に新しいオプション
が追加されました.
これは, 操作対象を指定された文字列とマッチする
ports/packages に制限するためのものです.
&merged;
- インストール済み package のバージョン番号の文法が
+ &man.pkg.version.1;, formerly a Perl script, has been
+ rewritten in C.
+
+ インストール済み package のバージョン番号の文法が
(後方互換性のある) 新しいものに変わりました.
これは
Ports Collection Makefile 群にある
PORTREVISION 変数および
PORTEPOCH 変数に対応します.
これにより, Ports Collection の各 port
に対するセキュリティパッチや &os;
依存の更新といった,
サードパーティ製ソフトウェアの配布物に付けられている
オリジナルのバージョン番号に反映されない修正が追跡しやすくなります.
&man.pkg.version.1; もまた,
この新方式のバージョン番号の比較に対応しました.
&merged;
- パフォーマンスおよびディスク使用効率向上のため,
+ パフォーマンスおよびディスク使用効率向上のため,
&os; Ports Collection にある
ports スケルトン
の再構成が行なわれました.
インストール済みの ports や packages には影響ありません.
&merged;
- すべての packages および ports に新しく
+ すべての packages および ports に新しく
origin
指示子が追加されました.
これは package がどのディレクトリで構築されたかを
&man.pkg.version.1; のようなプログラムから容易に
調べられるようにするためのものです.
&merged;
+
+ The Ports Collection infrastructure now uses
+ XFree86 4.2.1 as the default version
+ of the X Window System for the purposes of satisfying
+ dependencies. To return to using
+ XFree86 3.3.6, add the following line
+ to /etc/make.conf: &merged;
+
+ XFREE86_VERSION=3
+
+ The libraries installed by the emulators/linux_base port (required
+ for Linux emulation) have been updated; they now correspond to
+ those included with Red Hat Linux
+ 7.1. &merged;
+
+ By default, packages generated by the Ports Collection (as
+ well as the packages on the FTP sites) are now compressed
+ using &man.bzip2.1;, rather than &man.gzip.1;. (Thus, they
+ now have a .tbz extension, rather than a
+ .tgz extension.) The package
+ tools have been updated to handle the new format. &merged;
+
+
+ Release Engineering and Integration
+
+ The bin distribution has been renamed
+ base, in order to make creation of combined
+ install/recovery disks easier.
+
+ ISO images and CDROMs now use the
+ cdboot boot loader by default. This
+ eliminates the need for an emulated floppy disk image on
+ a bootable CDROM and allows for a full
+ GENERIC kernel to be used for CDROM
+ installations, at the expense of compatability with some old
+ BIOSs.
+
+ XFree86 4.2.0
+ is now the default version of the X Window System supported by
+ &man.sysinstall.8;. It installs
+ XFree86 as a set of standard binary
+ packages, so the usual package utilities such as
+ &man.pkg.info.1; can be used to examine/manipulate its
+ components. &merged;
+
+ It is now possible to make releases of &os;
+ 5-CURRENT on a &os; 4-STABLE host and vice versa. Cross-architecture
+ (building a release for a target architecture on a host of a
+ different architecture) releases are also possible. See
+ &man.release.7; for details. &merged;
+
+ A third drivers.flp floppy has been
+ added to floppy releases. It holds loadable modules
+ containing drivers that do not fit in the kernel on the
+ kern.flp disk or in the
+ mfsroot.flp image.
+
+
+
+ Documentation
+
+ A number of formerly-encumbered documents from the 4.4 BSD
+ Programmer's Supplementary Documents have been restored to
+ /usr/share/doc/psd. These include:
+
+
+
+ The UNIX Time-Sharing System
+ (01.cacm)
+
+
+
+ UNIX Implementation
+ (02.implement)
+
+
+
+ The UNIX I/O System
+ (03.iosys)
+
+
+
+ UNIX Programming — Second Edition
+ (04.uprog)
+
+
+
+ The C Programming Language — Reference Manual
+ (06.Clang)
+
+
+
+ Yacc: Yet Another Compiler-Compiler
+ (15.yacc)
+
+
+
+ Lex — A Lexical Analyzer Generator
+ (16.lex)
+
+
+
+ The M4 Macro Processor
+ (17.m4)
+
+
+
+ Several formerly-encumbered documents from the 4.4 BSD
+ User's Supplementary Documents have been restored to
+ /usr/share/doc/usd. They include:
+
+
+
+ NROFF/TROFF User's Manual
+ (21.troff)
+
+
+
+ A TROFF Tutorial
+ (22.trofftut)
+
+
+
+
前のリリースの &os; からのアップグレード
&os; の以前のリリースからアップグレードする場合,
一般的に 3 つの選択肢があります:
&man.sysinstall.8; のオプションから
バイナリアップグレードを選ぶ.
インストールされている &os; が特殊なコンパイルオプション
を使っていない場合は, この選択はおそらくもっとも短時間で
終了します.
&os; の完全な再インストールを行う.
技術的には, これはアップグレードの方法ではありませんし,
/etc のバックアップとリストア
を手動で行う必要があるなど, バイナリアップグレードと比べて
極めて不便なものです.
しかし, ディスクのパーティションを切り直したい場合などには
有用でしょう.
/usr/src のソースコードから
行う.
この方法はもっとも柔軟性に富んでいますが, 多くのディスク
スペース, 時間, 技術的な専門知識を必要とします.
+ More information can be found
+ in the Using
+ make world
section of the FreeBSD
+ Handbook.
とても古いバージョンの &os; からのアップグレードは
危険を伴います. このような場合にはバイナリアップグレード
か完全な再インストールを行う方が効果的です.
できればアップグレードをはじめる 前 に,
INSTALL.TXT ファイルを読んでください.
ソースからアップグレードする際には,
/usr/src/UPDATING も読むようにしてください.
そして, &os; の -STABLE もしくは -CURRENT ブランチを追う
いくつかの方法のうちの一つを使おうと思うのなら,
- FreeBSD
+ FreeBSD
ハンドブック の
-
+
-CURRENT と -STABLE
セクションを読んでください.
&os; のアップグレードは, もちろん,
すべての データと設定ファイルを
バックアップしてからのみ行うべきです.