Index: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.xml =================================================================== --- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.xml (revision 51930) +++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.xml (revision 51931) @@ -1,341 +1,342 @@ %chapters; %txtfiles; ]> &os; ハンドブック FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクト $FreeBSD$ $FreeBSD$ 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 The FreeBSD Documentation Project &legalnotice; &tm-attrib.freebsd; &tm-attrib.3com; &tm-attrib.3ware; &tm-attrib.arm; &tm-attrib.adaptec; &tm-attrib.adobe; &tm-attrib.apple; &tm-attrib.google; &tm-attrib.heidelberger; &tm-attrib.ibm; &tm-attrib.ieee; &tm-attrib.intel; &tm-attrib.intuit; &tm-attrib.linux; &tm-attrib.lsilogic; &tm-attrib.microsoft; &tm-attrib.opengroup; &tm-attrib.oracle; &tm-attrib.realnetworks; &tm-attrib.redhat; &tm-attrib.sun; &tm-attrib.themathworks; &tm-attrib.thomson; &tm-attrib.vmware; &tm-attrib.wolframresearch; &tm-attrib.xfree86; &tm-attrib.xiph; &tm-attrib.general; &os; へようこそ! このハンドブックは - &os; &rel.current;-RELEASE + &os; &rel.current;-RELEASE, + &os; &rel1.current;-RELEASE および &os; &rel2.current;-RELEASE のインストールと日常での使い方について記述したものです。 本ハンドブックはさまざまな人々による編集の成果で、 現在も改編作業中です。 いま存在するセクションの中には情報が古くなってしまっているものがあります。 もし、この文書を新しくしたり、 新しい情報の追加に協力したいとお考えなら、 &a.doc; まで電子メールを (英語で) 送ってください。 このハンドブックの最新バージョンは、いつでも 日本国内版の FreeBSD ウェブサイト および FreeBSD ウェブサイト から入手できます。 この文書の以前のバージョンは https://docs.FreeBSD.org/doc/ から入手できます。 また、他のさまざまな文書形式、圧縮形式のものが &os; FTP サーバ や数多くの ミラーサイト からダウンロードできます。 このハンドブックの書籍版 (英語版) は、 FreeBSD Mall から購入できます。また、 ハンドブックおよび他の文書の検索については、検索ページ で行なうことができます。 &os; ハンドブック日本語版の作成は &os; 日本語ドキュメンテーションプロジェクト (&os; doc-jp) がおこなっています。 ハンドブックの日本語訳に関することは &os; &a.jp.doc-jp; において日本語で議論されています。 文書の日本語訳に関するお問い合わせや、 文書の原文に関する問い合わせをしたいが英語が得意でないという方は &os; &a.jp.doc-jp; まで、日本語でコメントをお寄せください。 &chap.preface; 導入 ハンドブックの第 1 部はユーザと &os; が初めての管理者向けです。各章の内容は以下のとおりです。 &os; の紹介 インストールの手順の解説 &unix; の基礎 &os; で利用できる豊富なサードパーティ製のアプリケーションのインストール方法 &unix; におけるウィンドウシステムの X、 およびプロダクティブなデスクトップ環境の設定の詳細の紹介 頻繁にページを飛すことなく各章を前から後へとスムーズに読み進めるように、 後方への参照を極力抑えるようにしています。 &chap.introduction; &chap.bsdinstall; &chap.basics; &chap.ports; &chap.x11; 日々の生活 第 1 部では基礎的なことがらを説明したので、 ハンドブックの第 2 部では &os; でよく使われる機能について説明します。 各章の内容は以下のとおりです。 ブラウザ、生産的なツール、ドキュメントビューアといった、 人気があって便利なデスクトップアプリケーションの紹介 &os; で利用可能なマルチメディアツールの紹介 特別な機能を有効にするために、 カスタム &os; カーネルを構築する手順の説明 デスクトップおよびネットワーク接続両方のプリンタの設定に関する、 印刷システムの詳細な説明 &os; システムで Linux アプリケーションを実行する方法 これらの章では、読み飛ばしを推奨しているものもあります。 これについてはそれぞれの章の始めにある概要に書かれています。 &chap.desktop; &chap.multimedia; &chap.kernelconfig; &chap.printing; &chap.linuxemu; システム管理 以下の章では、 &os; のシステム管理の面について書かれています。 各章のはじめでは、その章で学ぶ内容や、 読者が実際に取り組む前に知っておくべきことについて説明します。 各章は、必要になった時に個別に参照できるように構成されています。 どの順番で読んでも構いませんし、&os; を使うのに、 すべてを読み通す必要がある、というわけでもありません。 &chap.config; &chap.boot; &chap.users; &chap.security; &chap.disks; &chap.l10n; &chap.cutting-edge; ネットワーク通信 &os; は、 高性能なネットワークサーバとして最も広く使用されているオペレーティングシステムの 1 つです。 各章の内容は以下の通りです。 シリアル通信 PPPPPP オーバイーサネット (PPPoE) 電子メール ネットワークサーバの運用 ファイアウォール その他の高度なネットワークに関する話題 各章は、必要になった時に個別に参照できるように構成されています。 どの順番で読んでも構いませんし、ネットワーク環境で &os; を使うのに、 すべてを読み通す必要がある、というわけでもありません。 &chap.serialcomms; &chap.ppp-and-slip; &chap.mail; &chap.advanced-networking; 付録 &chap.mirrors; &chap.bibliography; &chap.eresources; &chap.pgpkeys; &chap.freebsd-glossary; &chap.index; &chap.colophon; Index: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/desktop/chapter.xml =================================================================== --- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/desktop/chapter.xml (revision 51930) +++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/desktop/chapter.xml (revision 51931) @@ -1,1045 +1,1044 @@ デスクトップアプリケーション この章では &os; は性能や安定性によりサーバとして人気がある一方で、 日々のデスクトップとしての利用にも適しています。 packages や ports から &os.numports; を超えるアプリケーションを利用できるので、 さまざまなアプリケーションを動かせるようにカスタマイズしたデスクトップを作り上げることができます。 この章では、ウェブブラウザ、生産的なソフトウェア、ドキュメントビューア、 および財務管理ソフトウェアといった、 数多くのデスクトップアプリケーションのインストール方法について説明します。 一から構築するのではなく、 事前に構築されたデスクトップバージョンの FreeBSD をお望みのユーザは、 trueos.org ウェブサイト をご覧ください。 この章の読者は、以下のことを理解しておく必要があります。 package または ports を用いたサードパーティ製ソフトウェアのインストール方法 ()。 X およびウィンドウマネージャのインストール方法 ()。 マルチメディア環境を整える方法については を参照してください。 訳注 この文書は英語で書かれている原文をそのまま邦訳したものです。 必ずしも各アプリケーションで日本語が扱えるとは限らないことに注意してください。 日本語に対応したアプリケーションは、Ports Collection の japanese ディレクトリにあるかもしれません。 ブラウザ ブラウザ web &os; では Web ブラウザは事前にインストールされていません。 そのかわり、Ports Collection の www カテゴリには数多くの Web ブラウザ が用意されており、 多くのプログラムを packages からインストールしたり、 Ports Collection からコンパイルできます。 KDEGNOME デスクトップ環境には、 それぞれ HTML ブラウザが用意されています。 これらのデスクトップ環境を設定するための情報については を参照してください。 軽量なブラウザには、 www/dillo2, www/links, および www/w3m といったものがあります。 この節では、広く使われている以下の web ブラウザのインストール方法について説明します。 もし、アプリケーションがリソースを大量に消費したり、 ports からのコンパイルに時間がかかったり、 他の ports に大きく依存する場合には、そのことについても触れます。 アプリケーション名 必要なリソース port からのインストール 備考 Firefox &os;, &linux; および地域化されたバージョンを利用できます。 Opera &os; と &linux; 版を利用できます。 Konqueror KDE ライブラリを必要とします。 Chromium Gtk+ を必要とします。 Firefox Firefox Firefox は、 - &os; に完全に対応したオープンソースのブラウザです。 標準に準拠した HTML 表示エンジン、タブブラウジング、ポップアップブロック、 - 拡張性、高い安全性などが特徴です。 + 拡張性、高い安全性などが特徴のオープンソースのブラウザです。 FirefoxMozilla のコードベースから派生したブラウザです。 最新の Firefox の package をインストールするには以下のように入力してください。 &prompt.root; pkg install firefox Firefox 延長サポート版 (ESR: Extended Support Release) を利用したい場合には、 かわりに以下のように入力してください。 &prompt.root; pkg install firefox-esr ローカライズ版は、www/firefox-i18n および www/firefox-esr-i18n から利用できます。 かわりにソースコードから希望の firefox をコンパイルすることもできます。 この例では www/firefox をビルドしますが、 firefox の部分は、 インストールする ESR やローカライズに置き換えることもできます。 &prompt.root; cd /usr/ports/www/firefox &prompt.root; make install clean Opera Opera Opera は、 機能満載で、標準規格に準拠したブラウザで、 軽量で高速です。 メールおよびニュースリーダや、IRC クライアント、 RSS/Atom フィードリーダ、その他いろいろなものが組み込まれています。 &os; ネイティブ版と、&linux; バイナリ互換機能によって動作するバージョンを利用できます。 以下のコマンドは、&os; 版の Opera package をインストールします。 &linux; 版をインストールするには、 operalinux-opera に置き換えてください。 &prompt.root; pkg install opera あるいは Ports Collection からインストールしてください。 以下のコマンドで、ネイティブ版がインストールされます。 &prompt.root; cd /usr/ports/www/opera &prompt.root; make install clean &linux; 版の Opera をインストールするには、operalinux-opera に置き換えてください。 &adobe; &flash; プラグインをインストールするには、 まず www/linux-flashplayer port をコンパイルしてください。 ライセンスの制限により package は利用できません。 その後、www/opera-linuxplugins をインストールしてください。 以下の例では、両方のアプリケーションを ports からコンパイルします。 &prompt.root; cd /usr/ports/www/linux-flashplayer &prompt.root; make install clean &prompt.root; cd /usr/ports/www/opera-linuxplugins &prompt.root; make install clean インストールが終了したら、 プラグインがインストールされたかどうかをブラウザを起動して確認してください。 ロケーションバーに about:plugins と入力して Enter を押してください。 現在利用可能なプラグインの一覧が表示されます。 &java; プラグインを追加するには、 java/icedtea-web をインストールしてください。 Konqueror Konqueror Konqueror はブラウザであると同時に、 ファイルマネージャおよびマルチメディアビューアの役割も果たします。 x11/kde4-baseapps package または port に含まれています。 Konqueror は、KHTML とともに、WebKit にも対応しています。WebKit は Chromium など最近のブラウザの多くで採用されているレンダリングエンジンです。 &os; の Konqueror で WebKit を使うには、www/kwebkitpart package または port をインストールしてください。 以下の例では、package をインストールします。 &prompt.root; pkg install kwebkitpart Ports Collection からインストールするには、 以下のように実行してください。 &prompt.root; cd /usr/ports/www/kwebkitpart &prompt.root; make install clean Konqueror で、WebKit を有効にするには、 Settings, Configure Konqueror をクリックしてください。 General の設定ページにおいて、 Default web browser engine の隣の ドロップダウンメニューをクリックし、WebKitKHTML に変更してください。 Konqueror&flash; にも対応しています。 Konqueror&flash; を導入するための How To ガイドが http://freebsd.kde.org/howtos/konqueror-flash.php にあります。 Chromium Chromium Chromium は、 オープンソースのブラウザのプロジェクトで、 より安全かつより高速、 より安定したウェブブラウジングを目指しています。 Chromium は、タブブラウジング、 ポップアップブロック、拡張機能などの機能を持っています。 Chromium は、Google Chrome ウェブブラウザがベースとしているオープンソースのプロジェクトです。 Chromium は、 以下のように入力することで package からインストールできます。 &prompt.root; pkg install chromium または、Ports Collection を用いて ソースから Chromium をコンパイルしてインストールできます。 &prompt.root; cd /usr/ports/www/chromium &prompt.root; make install clean Chromium の実行可能ファイルは、 /usr/local/bin/chrome です。 /usr/local/bin/chromium ではありません。 生産的なアプリケーション 生産的なアプリケーションということになると、 ユーザはしばしばオフィススイートや、 使いやすい文書作成ソフトウェアを求めるでしょう。 デフォルトの生産的なアプリケーションはありませんが、 KDE のような デスクトップ環境 はオフィススイートを提供しています。 インストールされているウィンドウマネージャにかかわらず、&os; では、 いくつものオフィススイート、 グラフィカルな文書作成ソフトウェアを利用できます。 この節では、 以下の人気のある生産的なソフトウェアのインストール方法について説明します。 もし、アプリケーションがリソースを大量に消費したり、 ports からのコンパイルに時間がかかったり、 もしくは他の ports に大きく依存する場合には、 そのことについても触れます。 アプリケーション名 必要なリソース port からのインストール 実行に必要となる主な環境 Calligra KDE AbiWord Gtk+ または GNOME Gimp Gtk+ Apache OpenOffice 莫大 &jdk; および Mozilla LibreOffice やや多 莫大 Gtk+ または KDE/ GNOME または &jdk; Calligra Calligra オフィススイート Calligra KDE デスクトップには、 KDE 環境以外でも利用可能なオフィススイートがあります。 Calligra には、他のオフィススイートと同様に、 標準的なアプリケーションが含まれています。 Words は文書作成ソフトウェア、 Sheets は表計算ソフトウェア、 Stage はプレゼンテーションソフトウェア、そして Karbon は図形描画ソフトウェアです。 &os; では package または port から editors/calligra をインストール出来ます。 package からインストールするには次のようにします。 &prompt.root; pkg install calligra package を入手できない場合は、かわりに Ports Collection を利用してください。 &prompt.root; cd /usr/ports/editors/calligra &prompt.root; make install clean AbiWord AbiWord AbiWord は、µsoft; Word のような見た目や操作感を持つフリーの文書作成ソフトウェアです。 速く、多くの機能を持ち、ユーザフレンドリです。 AbiWord は、 µsoft; .rtf のような独自仕様を含む多くの形式のファイルを読み書きできます。 AbiWord package をインストールするには、以下のようにしてください。 &prompt.root; pkg install abiword package を入手できない場合は、 Ports Collection からコンパイルしてください。 &prompt.root; cd /usr/ports/editors/abiword &prompt.root; make install clean GIMP GIMP 画像を描画したり写真を修正することに関して、 GIMP は洗練された編集プログラムです。 単純にお絵かきソフトウェアとして使うこともできますし、 高品質な写真の加工ツールとしても使えます。 多くのプラグインに対応しており、 スクリプトインタフェースを特徴としています。 GIMP はさまざまな形式のファイルを読み書きでき、 スキャナやタブレットとのインタフェースにも対応しています。 package をインストールするには、以下のようにしてください。 &prompt.root; pkg install gimp もしくは、Ports Collection を利用してください。 &prompt.root; cd /usr/ports/graphics/gimp &prompt.root; make install clean Ports Collection の graphics カテゴリ (freebsd.org/ja/ports/graphics.html) には、GIMP に関連したプラグイン、 ヘルプファイルおよびユーザマニュアルなどがあります。 Apache OpenOffice Apache OpenOffice オフィススイート Apache OpenOffice Apache OpenOffice は、 Apache Software Foundation のインキュベータプロジェクトとして開発が行われているオープンソースのオフィススイートです。 Apache OpenOffice は、完全なオフィススイートに必須のアプリケーション (文書作成ソフトウェア、表計算ソフトウェア、 プレゼンテーションソフトウェア、そして図形描画ソフトウェア) をひととおり揃えています。 ユーザインタフェースは他のオフィススイートと似ており、 広く用いられているさまざまな形式のファイルを読み書きできます。 多くの言語で利用でき、インタフェース、スペルチェッカ、 辞書は国際化されています。 Apache OpenOffice の文書作成ソフトウェアは、ネイティブの XML ファイル形式を採用することでポータビリティや柔軟性を高めています。 表計算ソフトウェアにはマクロ機能があり、 外部データベースと接続することもできます。 Apache OpenOffice は、 &windows;, &solaris;, &linux;, &os; および &macos; X において安定してネイティブに動作しています。 Apache OpenOffice についてのより詳しい情報は、 openoffice.org をご覧ください。 また、porting.openoffice.org/freebsd/ から、&os; 特有の情報を参照してください。 Apache OpenOffice package をインストールするには、以下のように入力してください。 &prompt.root; pkg install apache-openoffice package をインストールしたら、以下のコマンドを入力して Apache OpenOffice を起動してください。 &prompt.user; openoffice-X.Y.Z ここで X.Y.Z は、 インストールされている Apache OpenOffice のバージョン番号です。 Apache OpenOffice の初回起動時に、いくつかの質問が行われ、 ユーザのホームディレクトリに .openoffice.org フォルダが作成されます。 希望の Apache OpenOffice の packages を利用できない場合には、port を利用する方法もあります。 しかしながら、コンパイルには大きなディスクスペースと、 本当にかなり長い時間を必要とします。 &prompt.root; cd /usr/ports/editors/openoffice-4 &prompt.root; make install clean 地域化されたバージョンをビルドするには、 上記のコマンドの代わりに以下を実行して下さい。 &prompt.root; make LOCALIZED_LANG=your_language install clean your_language を正しい言語 ISO コードに置き換えてください。 サポートされている言語コードは、同じ port ディレクトリにある files/Makefile.localized に書かれています。 LibreOffice LibreOffice オフィススイート LibreOffice LibreOffice は、documentfoundation.org が開発しているフリーソフトウェアのオフィススイートです。 他のメジャーなオフィススイートと互換性があり、 さまざまなプラットフォームで利用できます。 Apache OpenOffice.org からの新しいフォークで、 完全なオフィススイートに必須のアプリケーション (文書作成ソフトウェア、表計算ソフトウェア、 プレゼンテーションソフトウェア、図形描画ソフトウェア、 データベース管理ソフトウェア、数式エディタ) をすべて揃えています。 多くの言語で利用でき、 インタフェース、スペルチェッカ、辞書は国際化されています。 LibreOffice の文書作成ソフトウェアは、 ネイティブのファイル形式に XML を採用することで ポータビリティや柔軟性を高めています。 表計算ソフトウェアにはマクロ機能があり、 外部データベースと接続することもできます。 LibreOffice は、 &windows;, &solaris;, &linux;, &os;, &macos; X において安定してネイティブに動作しています。 LibreOffice についての詳しい情報は、libreoffice.org をご覧ください。 英語版の LibreOffice package をインストールするには、以下のように入力してください。 &prompt.root; pkg install libreoffice Ports Collection の edtors カテゴリ (freebsd.org/ja/ports/editors.html) カテゴリには、地域化された LibreOffice が用意されています。 地域化された package をインストールするには、 libreoffice を地域化された package 名に置き換えてください。 package をインストールしたら、以下のコマンドで LibreOffice を起動してください。 &prompt.user; libreoffice 初回起動時には、いくつかの質問が行われ、 ユーザのホームディレクトリに .libreoffice フォルダが作成されます。 希望の LibreOffice の packages を利用できない場合には、port からコンパイルする方法もあります。 しかしながら、コンパイルには大きなディスクスペースと、 本当にかなり長い時間を必要とします。 以下の例では、英語版をコンパイルします。 &prompt.root; cd /usr/ports/editors/libreoffice &prompt.root; make install clean 地域化されたバージョンをビルドしたいのなら、 希望の言語の port ディレクトリに cd コマンドで移動してください。 対応している言語は、Ports Collection の editors カテゴリ (freebsd.org/ja/ports/editors.html) にあります。 ドキュメントビューア &unix; の出現以降、 いくつかの新しい文書形式が広く使われるようになりました。 基本システムには、それらの文書が要求するビューアがないかもしれません。 この節ではそれらのドキュメントビューアのインストール方法について説明します。 アプリケーション名 必要なリソース port からのインストール 実行に必要になる主な環境 Xpdf FreeType gv Xaw3d Geeqie Gtk+ または GNOME ePDFView Gtk+ または GNOME Okular KDE Xpdf Xpdf PDF ビューア &os; 向けの軽い PDF ビューアを使いたいのなら Xpdf を試してみてください。 これは少ないリソースで動作するビューアで、軽くて効率的です。 標準の X フォントを利用し、 他の X ツールキットを必要としません。 Xpdf の package をインストールするには次のコマンドを入力してください。 &prompt.root; pkg install xpdf package を入手できない場合は、 Ports Collection を利用してください。 &prompt.root; cd /usr/ports/graphics/xpdf &prompt.root; make install clean インストールが完了したら xpdf を起動してください。 メニューを表示するにはマウスの右ボタンを押してください。 <application>gv</application> gv PDF ビューア PostScript ビューア gv は &postscript; と PDF のビューアです。これは ghostview をベースとしていますが、 Xaw3d ウィジットツールキットによってより良い外観になっています。 gv は向きや用紙のサイズ、 拡大縮小、アンチエイリアスなどたくさんの設定可能な機能を持っています。 ほとんどすべての操作をキーボードかマウスのどちらかだけで行なうことができます。 package から gv をインストールするには次のようにします。 &prompt.root; pkg install gv package を利用できない場合には、Ports Collection を使ってください。 &prompt.root; cd /usr/ports/print/gv &prompt.root; make install clean Geeqie Geeqie Geeqie は、 メンテナンスが行われていない GQView プロジェクトからのフォークで、開発を進めることと、 これまでに作成されたパッチを統合することを目指しています。 Geeqie は、 クリックひとつで画像ファイルを開いたり、外部エディタを起動したり、 サムネイル画像を作成できるような画像管理ソフトウェアです。 また、スライドショーや基本的なファイル操作機能も備えており、 画像のコレクションの管理や、 重複したファイルを見つけることが簡単にできます。 Geeqie は全画面表示、 および国際化にも対応しています。 Geeqie package をインストールするには次のコマンドを入力してください。 &prompt.root; pkg install geeqie package を入手できない場合は、 Ports Collection を利用してください。 &prompt.root; cd /usr/ports/graphics/geeqie &prompt.root; make install clean ePDFView ePDFView PDF viewing ePDFView は軽量な PDF ドキュメントビューアです。 このビューアは、 Gtk+ および Poppler ライブラリのみを使います。 このソフトウェアは、現在開発中ですが、ほぼすべての PDF ファイル (暗号化されたものを含む) を開くことが可能で、ドキュメントのコピーを保存でき、 CUPS を用いた印刷にも対応しています。 package から ePDFView をインストールするには以下のようにしてください。 &prompt.root; pkg install epdfview package が利用できないようでしたら、 Ports Collection を使ってインストールしてください。 &prompt.root; cd /usr/ports/graphics/epdfview &prompt.root; make install clean Okular Okular PDF viewing Okular は、 KDEKPDF をベースとした一般的なドキュメントビューアです。 このビューアは、PDF, &postscript;, DjVu, CHM, XPS, および ePub といった、多くの形式のファイルを開くことができます。 package で Okular をインストールするには、以下のようにしてください。 &prompt.root; pkg install okular package が利用できないようでしたら、 Ports Collection を使ってインストールしてください。 &prompt.root; cd /usr/ports/graphics/okular &prompt.root; make install clean 財務管理ソフトウェア &os; のデスクトップで個人的な財務管理ができるように、 強力で簡単に使えるアプリケーションが用意されています。 それらのアプリケーションの中には QuickenExcel などの広く行き渡った形式のファイルと互換性があるものもあります。 この節では次のアプリケーションについて説明します。 アプリケーション名 必要なリソース port からのインストール 実行に必要になる主な環境 GnuCash GNOME Gnumeric GNOME KMyMoney KDE GnuCash GnuCash GnuCash は、 GNOME の一部で、 使いやすくかつ強力なアプリケーションとしてエンドユーザに提供されています。 GnuCash を使えば、 収入や支出、銀行口座、あるいは株を管理できます。 直観的なインタフェースを特徴としていますが、 高度な機能も提供しています。 GnuCash は洗練された登録機能、 階層構造の勘定システム、多くのキーボードショートカット、 自動補完機能を提供しています。 単一のトランザクションをより小さな要素に分解できます。 GnuCash は、 Quicken の QIF ファイルの読み込みやマージができます。 また、国際的な日付および通貨形式も扱えます。 GnuCash package をインストールするには次のようにしてください。 &prompt.root; pkg install gnucash package が手に入らなければ、Ports Collection を使ってください。 &prompt.root; cd /usr/ports/finance/gnucash &prompt.root; make install clean Gnumeric Gnumeric 表計算ソフトウェア Gnumeric Gnumeric は、 GNOME コミュニティによって開発されている表計算ソフトウェアです。 セルの書式に従ってユーザの入力を自動的に推測する便利な機能や、 多くのシーケンスに対する自動補完機能があります。 Excel, Lotus 1-2-3, Quattro Pro といった広く行き渡っている多くの形式のファイルを読みこめます。 多くの関数を内蔵しており、 数値、通貨、日付、時間などのよく使うセルの書式が利用できます。 Gnumeric package をインストールするには次のように入力してください。 &prompt.root; pkg install gnumeric package が手に入らなければ、Ports Collection を使ってください。 &prompt.root; cd /usr/ports/math/gnumeric &prompt.root; make install clean KMyMoney KMyMoney 表計算ソフトウェア KMyMoney KMyMoney は、KDE コミュニティが作成している個人用財務管理アプリケーションです。 KMyMoney は、 商用の個人用財務管理ソフトウェアに見られる重要な機能を提供することを目指しています。 また、使いやすい複式簿記機能も特徴です。 KMyMoney は標準の Quicken QIF ファイルをインポート可能で、 投資履歴や複数通貨の取扱い、財政状況のレポートを提供します。 package から KMyMoney をインストールするには次のようにします。 &prompt.root; pkg install kmymoney-kde4 package が手に入らない場合は、 Ports Collection を使ってください。 &prompt.root; cd /usr/ports/finance/kmymoney-kde4 &prompt.root; make install clean