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@@ -1,322 +1,320 @@
%chapters;
%txtfiles;
]>
FreeBSD ハンドブック
FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクト
$FreeBSD$
$FreeBSD$
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The FreeBSD Documentation Project
&legalnotice;
&tm-attrib.freebsd;
&tm-attrib.3com;
&tm-attrib.3ware;
&tm-attrib.arm;
&tm-attrib.adaptec;
&tm-attrib.adobe;
&tm-attrib.apple;
&tm-attrib.google;
&tm-attrib.heidelberger;
&tm-attrib.ibm;
&tm-attrib.ieee;
&tm-attrib.intel;
&tm-attrib.intuit;
&tm-attrib.linux;
&tm-attrib.lsilogic;
&tm-attrib.microsoft;
&tm-attrib.opengroup;
&tm-attrib.oracle;
&tm-attrib.realnetworks;
&tm-attrib.redhat;
&tm-attrib.sun;
&tm-attrib.themathworks;
&tm-attrib.thomson;
&tm-attrib.vmware;
&tm-attrib.wolframresearch;
&tm-attrib.xfree86;
&tm-attrib.xiph;
&tm-attrib.general;
FreeBSD へようこそ!
このハンドブックは
- FreeBSD &rel3.current;-RELEASE,
FreeBSD &rel2.current;-RELEASE
と FreeBSD &rel.current;-RELEASE
のインストールおよび、日常での使い方について記述したものです。
本ハンドブックは改編作業中であり、
さまざまな人々が編集に携わっています。
いま存在するセクションの中には情報が古くなってしまったため、
更新作業の必要があるものも含まれています。
もし、このハンドブックを編集するプロジェクトに協力したいとお考えなら、
&a.doc; まで電子メールを(英語で)送ってください。
この文書の最新バージョンは、いつでも
日本国内版の
FreeBSD ウェブサイト および
FreeBSD ウェブサイト
から入手できます
(この文書の以前のバージョンは http://docs.FreeBSD.org/doc/
から入手できます)。
また、他のさまざまな文書形式、圧縮形式のものが FreeBSD
FTP サーバ や数多くの
ミラーサイト
からダウンロードできます。
このハンドブックの書籍版 (英語版) は、
FreeBSD
Mall から購入できます。また、ハンドブックの検索
を行なうこともできます。
FreeBSD ハンドブック日本語版の作成は FreeBSD
日本語ドキュメンテーションプロジェクト (FreeBSD doc-jp) がおこなっています。
ハンドブックの日本語訳に関することは FreeBSD &a.jp.doc-jp;
において日本語で議論されています。
文書の日本語訳に関するお問い合わせや、
文書の原文に関する問い合わせをしたいが英語が得意でないという方は
FreeBSD &a.jp.doc-jp; まで、日本語でコメントをお寄せください。
&chap.preface;
導入
FreeBSD ハンドブックの第 1 部はユーザと
FreeBSD が初めての管理者向けです。各章の内容は以下のとおりです。
FreeBSD の紹介
インストールの手順の解説
&unix; の基礎
FreeBSD で利用できる豊富なサードパーティ製のアプリケーションの
インストール方法
&unix; におけるウィンドウシステム X、
およびクリエイティブなデスクトップ環境の設定の詳細の紹介
このハンドブックでは頻繁にページを飛すことなく前から後へと
スムーズに読み進めるように、
後方への参照を極力抑えるようにしています。
&chap.introduction;
&chap.bsdinstall;
- &chap.install;
&chap.basics;
&chap.ports;
&chap.x11;
日々の生活
第 1 部では基礎的なことがらを説明したので、
FreeBSD ハンドブックの第 2 部では
FreeBSD でよく使われる機能について説明します。
各章の内容は以下のとおりです。
ブラウザ、生産的なツール、ドキュメントビューアといった、
人気があって便利なデスクトップアプリケーションの紹介
FreeBSD で利用可能なマルチメディアツールの紹介
システムで特別な機能を有効にするために、
カスタムカーネルを構築する手順の説明
デスクトップおよびネットワーク接続両方のプリンタの設定に関する、
印刷システムの詳細な説明
FreeBSD システムで Linux アプリケーションを実行する方法
これらの章では、読み飛ばしを推奨しているものもあります。
これについてはそれぞれの章の始めにある概要に書かれています。
&chap.desktop;
&chap.multimedia;
&chap.kernelconfig;
&chap.printing;
&chap.linuxemu;
システム管理
FreeBSD ハンドブックの以下の章は、
FreeBSD のシステム管理の面について書かれています。
各章のはじめでは、その章で学ぶ内容や
実際に取り組む前に知っておくべきことについて説明します。
各章は、必要になった時に個別に参照できるように構成されています。
どの順番で読んでも構いませんし、FreeBSD を使うのに、
すべてを読み通す必要がある、というわけでもありません。
&chap.config;
&chap.boot;
&chap.users;
&chap.security;
&chap.disks;
&chap.l10n;
&chap.cutting-edge;
ネットワーク通信
FreeBSD は、高性能なネットワークサーバとして最も広く使用されているオペレーティングシステムの 1 つです。
各章の内容は以下の通りです。
シリアル通信
PPP と PPP オーバイーサネット (PPPoE)
電子メール
ネットワークサーバの運用
ファイアウォール
その他の高度なネットワークに関する話題
各章は、必要になった時に個別に参照できるように構成されています。
どの順番で読んでも構いませんし、ネットワーク環境で FreeBSD を使うのに、
すべてを読み通す必要がある、というわけでもありません。
&chap.serialcomms;
&chap.ppp-and-slip;
&chap.mail;
&chap.advanced-networking;
付録
&chap.mirrors;
&chap.bibliography;
&chap.eresources;
&chap.pgpkeys;
&chap.freebsd-glossary;
&chap.index;
&chap.colophon;
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前書き
想定している読者
最初の部分は &os; を使い始めた人向けで、&os;
のインストールの過程を手引きし、&unix;
の基礎となっている概念や慣習を丁寧に紹介します。
この部分に取り組むために必要なのは、探究心と、
紹介された新たな概念を理解する能力だけです。
その次の、ハンドブックのはるかに大きな部分では、&os;
システム管理者が興味を抱くあらゆる種類の話題が分かりやすく言及されています。
一部の章は、その章の前に読んでおくべきことが推奨されており、
各章の始めの概要で述べられています。
さらなる情報源の一覧は、 をご覧ください。
第 3
版からの変更
オンライン版のハンドブックは、&os;
ドキュメンテーションプロジェクトの献身的なメンバーによる
10 年以上に渡る作業の頂点に立つものです。
2004 年に出版された 2 巻組の第 3 版からの主な変更は、次のようなものです。
強力なパフォーマンス解析ツール
&dtrace;
に関する情報が追加されました。
ファイルシステム対応の章が追加されました。
&sun; の ZFS のような &os;
ネイティブではないファイルシステムへの対応について説明しています。
セキュリティ監査の章が追加されました。
&os; における新しい監査のケイパビリティおよびその使用方法について説明しています。
仮想化の章が追加されました。os;
を仮想化ソフトへインストールする方法などを取り上げています。
新しいインストールユーティリティの
bsdinstall を用いた &os;
のインストール方法を説明する
という章が追加されました。
第 2 版 (2004)
からの変更
第 3 版は、&os;
ドキュメンテーションプロジェクトの献身的なメンバーによる
2 年以上に渡る作業の頂点に立つものです。
サイズが大きくなったため、印刷版は、2 巻での出版となりました。
この新たな版における主な変更は、次のようなものです。
に、ACPI 電源管理、cron システムユーティリティ、
およびカーネルチューニングオプションに関するより多くの情報が追加されました。
に、
Virtual Private Network (VPN)、
ファイルシステムアクセスコントロールリスト (ACL)、
およびセキュリティ勧告に関する情報が追加されました。
Mandatory Access Control (MAC)
の章がこの版で追加されました。
MAC がどのようなもので、
このメカニズムがどのように &os;
システムを安全にするかについて説明しています。
に、
USB ストレージデバイス、ファイルシステムスナップショット、
ファイルシステムクォータ、
ファイルおよびネットワークベースのファイルシステム、
暗号化されたディスクパーティションに関する情報が追加されました。
に、
トラブルシューティングの節が追加されました。
, に、
他のメール転送エージェント、SMTP 認証、UUCP,
fetchmail,
procmail
や他の高度な話題についての情報が追加されました。
ネットワークサービスの章が、この版で新しく追加されました。
この章では、Apache HTTP サーバ、
fptd および
Samba を用いて
µsoft; &windows;
クライアント用にサーバを設定する方法などを取り上げています。
再構成によりいくつかの節が、 から移動してきました。
に、
&os; での &bluetooth; デバイスの使用、
ワイヤレスネットワークの設定、
Asynchronous Transfer Mode (ATM)
ネットワークに関する情報が追加されました。
本書で使われている専門用語の定義をまとめた用語集が追加されました。
本書を通じて表および図の表現において数多くの改良がおこなわれました。
第 1 版 (2001)
からの変更
第 2 版は、&os;
ドキュメンテーションプロジェクトの献身的なメンバーによる
2 年以上に渡る作業の頂点に立つものでした。
この新たな版における主な変更は、次のようなものでした。
完備した索引が追加されました。
ASCII キャラクタによる図はすべて画像に置き換えられました
(訳注: 日本語版は作業中です)。
各章に、章に記載されている内容と、
読者に期待される予備知識がすぐに分かるように、
一定の内容の概要が付け加えられました。
内容は、始めに
、システム管理
、
付録
の 3 つの論理的な部分に再構成されました。
-
- は新規ユーザーが文章の内容を理解しやすいように多くのスクリーンショットを入れて完全に書き直されました。
-
-
-
には、プロセス、デーモン、
シグナルに関する情報が追加されました。
には、バイナリパッケージの管理に関する情報が追加されました。
は、
&xfree86; 4.X 上で KDE や
GNOME
のような近代的なデスクトップテクノロジーを利用することに力点をおいて、
完全に書き直されました。
が拡張されました。
は、
ディスク
と バックアップ
の
2 つの章に分かれていたものをまとめて書き直されました。私たちは、
この話題は 1 つの章にまとめて示した方が分かりやすいと感じています。
RAID (ハードウェアとソフトウェアの両方)
に関する節も追加されました。
は &os; 4.X/5.X 向けに一から再構成されました。
は大幅に更新されました。
に、多くの新しい節が追加されました。
に、sendmail
の設定についてより多くの情報が加えられました。
には、&oracle; や
&mathematica;
のインストール情報が加えられました
(訳注: 日本語版は作業中です)。
この第 2 版では、以下の新たな話題が扱われています。
この文書の構成
この文書は 5 部構成になっています。
第 1 部導入では、
&os; のインストールと基本的な使い方を扱います。
各章は順に読むことを想定していますが、
馴染み深い話題を扱った章は飛ばしてもよいでしょう。
第 2 部日々の生活では、
&os; で良く使われる機能について説明します。
この章とそれに続く章は、順不同に読むことができます。
各章の始めにはその章が何を扱っていて、
読者にどんな予備知識が期待されるかを簡潔に述べた概要がおかれています。
第 3 部システム管理は、
システム管理に関する話題を扱っています。
第 4 部ネットワーク通信では、
ネットワークおよびサーバに関する話題を扱っています。
第 5 部は参考情報からなる付録です。
新規ユーザに &os; を紹介します。ここでは、&os;
プロジェクトの歴史、目標と開発モデルについて述べています。
bsdinstall を用いた
&os; 9.x
以降のシステムのインストール過程を一通りユーザに案内しています。
-
-
-
- sysinstall を用いた
- &os; 8.x 以降のシステムの
- インストール過程を一通りユーザに案内しています。
- また、シリアルコンソール経由でのインストールのような高度な話題もいくらか扱っています。
-
-
-
-
&os;
オペレーティングシステムの基本的なコマンドや機能を扱っています。
&linux; やその他の &unix; 風のものに馴染んでいたら、
この章を飛ばしても構わないでしょう。
&os; の革新的な Ports Collection
および標準的なバイナリパッケージによるサードパーティアプリケーションのインストールについて説明しています。
X Window System 全般と、特に &os; 上での
X11 の利用について述べています。
また、KDE や
GNOME
のような一般的なデスクトップ環境にも触れています。
Web ブラウザや生産性向上ツールのような一般的なデスクトップアプリケーションをいくつか挙げ、
&os; におけるインストール方法を説明しています。
システムを音声やビデオ再生に対応させるためにどう設定するかを説明します。
また、音声やビデオアプリケーションも例示しています。
どのような場合に新たにカーネルを構成する必要があるかを説明し、
カスタムカーネルのコンフィグレーション、構築、
インストールについて詳しく説明しています。
&os; におけるプリンタの取り扱いを説明しています。たとえば、
バナーページ、プリンターの課金、初期設定といったことです。
&os; の &linux; バイナリ互換機能を説明しています。また、
&oracle;,
&mathematica; といった人気の高い
&linux; アプリケーションのインストールを詳しく説明しています。
システム管理者が &os;
システムを調整して最適な性能を引き出すのに利用できるパラメータについて述べています。
また、&os;
で利用されている様な設定ファイルとそのありかも解説しています。
&os; の起動プロセスを解説し、
このプロセスを設定オプションで制御する方法を説明しています。
&os; システムを安全に保つために役立つ
Kerberos, IPsec および OpenSSH
といった利用可能なさまざまなツールについて説明しています。
&os;
でストレージメディアやファイルシステムをどう扱うかを説明しています。
対象は、物理ディスク、RAID アレイ、
光学およびテープメディア、メモリベースのディスク、
ネットワークファイルシステムなどです。
&os; を英語以外の言語で使う方法を説明しています。
システムとアプリケーション両方のレベルの地域化を扱っています。
&os;-STABLE, &os;-CURRENT と &os;
のリリースの違いを説明します。
どんなユーザにとって開発システムを追随するのが有用かを述べ、
その方法の概要をまとめています。
システムを最新のセキュリティリリースへアップデートする方法についても説明しています。
&os; システムに端末やモデムを、
ダイヤルインまたはダイヤルアウト用に接続する方法を説明しています。
&os; で、PPP
を使ってリモートシステムに接続する方法を説明しています。
電子メールサーバの構成要素をそれぞれ説明し、
最もよく使われているメールサーバソフトウェアである
sendmail について、
単純な設定をとりあげています。
LAN 上の他のコンピュータとインターネット接続の共有、
高度なルーティングに関するトピックス、ワイヤレスネットワーク、
&bluetooth;, ATM, IPv6 等々、
ネットワークに関するさまざまな話題を取り扱っています。
&os; を収録した CDROM や DVD の様々な入手先や、&os;
をダウンロードしてインストールできるインターネット上のサイトを挙げています。
この文書は、
もっと詳しい説明が欲しくなるかもしれないさまざまな題目について触れています。
参考図書には、このハンドブックで参照している、
多くの素晴らしい本が挙げられています。
&os; ユーザが &os; について質問したり、
技術的な議論に参加できる、
多くの公開された場について説明しています。
多くの &os; 開発者の PGP fingerprint を載せています。
この文書で用いられている表記法
一貫して読みやすい文章を提供するために、
この文書全体では以下の表記法が用いられています。
書体による表記
イタリック体
イタリック体 のフォントは、ファイル名、URL,
強調表現、技術用語の最初の使用を表すのに使われています。
等幅
等幅フォントは、エラーメッセージ、
コマンド、環境変数、ports の名称、ホスト名、ユーザ名、
グループ名、デバイスの名称、変数、
コードの断片を表すのに使われています。
太字
- 太字のフォントは、
+ 太字のフォントは、
アプリケーション、コマンド、キーを表すのに使われています。
ユーザー入力
文章の他の部分と区別するため、
キーは太字で示されています。
同時に押すことを意図したキーの組み合わせは、キーの間に
`+' を入れて表されます。たとえば
Ctrl
Alt
Del
は、ユーザーが Ctrl,
Alt それから Del
キーを同時に押すことを意図しています。
順に押すことを意図したキーは、カンマで区切って表されます。
たとえば
Ctrl
X
,
Ctrl
S
は、ユーザーが
Ctrl キーと X キーを同時に押してから、
Ctrl キーと S
キーを同時に押すことを意図しています。
例
C:\> で始まる例は、&ms-dos;
コマンドを表しています。特に注釈がなければ、それらのコマンドは最近の
µsoft.windows; の コマンドプロンプト
環境でも実行できます。
E:\> tools\fdimage floppies\kern.flp A:
&prompt.root; で始まる例は、&os;
上でスーパーユーザ権限で実行しなければならないコマンドを示しています。
そのコマンドを入力するには、
root としてログインするか、
通常のアカウントでログインして、スーパーユーザ権限を取得するために
&man.su.1; を使います。
&prompt.root; dd if=kern.flp of=/dev/fd0
&prompt.user; で始まる例は、
通常のユーザアカウントで実行するべきコマンドを示しています。
特に断りのない限り、環境変数の設定やその他のシェルコマンドには
C シェルの文法が使われています。
&prompt.user; top
謝辞
あなたが手にしている文書は、
世界中の何百人もの人々の努力の賜物です。
誤字脱字の修正を送ったのか、文章を丸々投稿したのかによらず、
すべての貢献が役に立ちました。
多くの会社が、
著者らを雇用してフルタイムでこの文書に取り掛かれるようにしたり、
出版費用を出したりして、この文書を作り上げるのを援助してくれました。
特に、BSDi (その後
Wind River
Systems に買収されました)
は、フルタイムでこの文書の改善作業をするように
&os; ドキュメンテーションプロジェクトのメンバーを雇用し、それが
2000 年 3 月の最初の出版 (ISBN 1-57176-241-8) につながりました。
その後、Wind River Systems は、印刷出力の仕組みを整備し、
章を追加するために著者を何名か追加で雇用してくれました。この作業は、
2001 年 11 月の第 2 版の出版 (ISBN 1-57176-303-1) に結実しました。
2003-2004 年には、ハンドブック第 3 版の出版準備のために &os; Mall, Inc
が貢献者を雇用してくれました。
Index: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11/chapter.xml
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--- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11/chapter.xml (revision 47283)
+++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11/chapter.xml (revision 47284)
@@ -1,1722 +1,1721 @@
X Window System
KenTomX.Org X11 サーバ対応:
MarcFonvieille
この章では
FreeBSD
では、ユーザに強力なグラフィカルインタフェースを提供するために
X11 を採用しています。
X11 は、
&xorg;
(他のソフトウェアパッケージについてはここでは述べません) に実装された、
フリーで利用できる X Window System です。
&os; におけるデフォルトかつ公式の X11 サーバは
X.Org Foundation が開発している
&xorg; です。
&os; に似たライセンスに従って配布されています。
X11 がサポートするビデオハードウェアについての情報は、
&xorg;
のウェブサイトをご覧ください。
この章を読めば以下のことがわかります。
X Window System のさまざまなコンポーネントと、
それらが互いにどのように連携しているか。
X11 のインストールおよび設定方法
さまざまなウィンドウマネージャのインストール方法
X11 での &truetype; フォントの使い方
GUI ログイン (XDM)
の設定方法
この章を読み始める前に以下のことを理解しておく必要があります。
サードパーティ製ソフトウェアのインストール方法
()
用語の説明
X Window System のさまざまなコンポーネントについての詳細や、
それらがどのようにやり取りするかについてすべて理解する必要はありませんが、
これらのコンポーネントについて基本的なことを知っていると、
強力な武器になるでしょう。
X サーバ
X は最初からネットワークを意識してデザインされており、
クライアント - サーバ
モデルを採用しています。
このモデルでは、X サーバ
はキーボードやモニタ、
マウスが接続されたコンピュータ上で動きます。
このサーバはディスプレイの表示を管理したり、キーボード、
マウスからの入力を処理したり、
タブレットやビデオプロジェクタ等の他の装置からの入出力を処理します。
これは、ある人々を混乱させることがあります。
X での用語は彼らが想定するものとは正反対だからです。
彼らは X サーバ
は地下にある大きなパワフルなマシンであり、
X クライアント
が自分たちのデスク上にあると想像するのです。
X クライアント
XTerm や
Firefox などの各 X アプリケーションは、
クライアント
になります。
クライアントは この座標にウィンドウを描いてください
といったメッセージをサーバへ送り、サーバは
ユーザが OK ボタンを押しました
といったメッセージを送り返します。
家庭や小さなオフィスのような環境では、X サーバと
X クライアントは通常同じコンピュータ上で動いています。
X サーバを非力なコンピュータで動かし、
X アプリケーションをより高性能なマシンで動かすことも可能です。
この場合、
X のクライアントとサーバの通信はネットワーク越しに行なわれます。
ウィンドウマネージャ
X はスクリーン上でウィンドウがどのように見えるべきか、
マウスでそれらをどうやって動かすか、
ウィンドウ間を移動するのにどういうキーストロークを使うべきか、
各ウィンドウのタイトルバーはどのように見えるべきか、
クローズボタンを持つべきかどうか、
といったことは規定しません。そのかわりに、X
ではそういったことを ウィンドウマネージャ
と呼ばれるアプリケーションに任せます。ウィンドウマネージャはたくさん
あります。
これらのウィンドウマネージャの見た目や使い勝手はそれぞれ異なっています。
バーチャルデスクトップをサポートしているものもありますし、
デスクトップを操作するキーストロークをカスタマイズできたり、
スタート
ボタンやそれに類するものを持っているものもあります。
テーマに対応しており、
デスクトップの見た目や使い勝手を完全に変えられるものもあります。
ウィンドウマネージャは Ports Collection の
x11-wm カテゴリに用意されています。
それぞれのウィンドウマネージャは異なる設定機構を備えています。
手で設定ファイルを編集しなければならないものや、
設定作業のほとんどを GUI ツールで行うことができるものもあります。
デスクトップ環境
KDE や
GNOME は、デスクトップ環境です。
これらは、共通のデスクトップのタスクを実行するための完全なアプリケーションスイートを含んでいます。
オフィススイート、ウェブブラウザやゲームを含んでいるものもあります。
フォーカスポリシ
ウィンドウマネージャは、
マウスのフォーカスポリシに責任を持ちます。
このポリシは、どのウィンドウがアクティブにキーストロークを
受け付けるようにするための方法を提供し、
そして、どのウィンドウがアクティブなのかを示します。
よく知られているフォーカスポリシは
click-to-focus
と呼ばれるものです。
このポリシは、
あるウィンドウ内でマウスをクリックすればそのウィンドウがアクティブになる、
というものです。
focus-follows-mouse
ポリシでは、
マウスポインタの下にいるウィンドウがフォーカスされるというものです。
フォーカスを変えるには他のウィンドウにマウスポインタを動かすだけです。
マウスがルートウィンドウに移動した時には、
このウィンドウがフォーカスされます。
sloppy-focus
モデルでは、
マウスがルートウィンドウに移動した時には、
直前に使われていたウィンドウがフォーカスされています。
sloppy-focus では、
ポインタが別のウィンドウに移った時のみフォーカスが変わり、
現在のウィンドウから出ただけでは変わりません。
click-to-focus
ポリシでは、
マウスクリックによりアクティブなウィンドウが選択されます。
ウィンドウは前面に表示され、他のすべてのウィンドウの前にきます。
ポインタが別のウィンドウ上に移動した時でも、
すべてのキーストロークがこのウィンドウに届きます。
それぞれのウィンドウマネージャは、
それぞれのフォーカスポリシに対応しています。
すべてのものは click-to-focus をサポートしていますし、
多くのものは他の方法もサポートしています。
どのフォーカスモデルを利用可能かどうかについては、
ウィンドウマネージャのドキュメントをご覧ください。
ウィジェット
ウィジェットはクリック可能であったり、
他の方法で操作可能なすべてのユーザインタフェース用アイテムを指す用語です。
ボタンやチェックボックス、ラジオボタン、アイコン、リスト、などがそうです。
ウィジェットツールキットはグラフィカルアプリケーションを作成するために使われます。
KDE で使われている Qt や
GNOME プロジェクトで使われている GTK+
といった有名なウィジェットセットがあります。
そのため、アプリケーションのルックアンドフィールは、
アプリケーションを作成するのに使われたウィジェットツールキットに依存し、
異なります。
X11 のインストール
&os; における X11 の実装は、&xorg; です。
&xorg; は X.Org Foundation
がリリースしている X Window System のオープンソースな実装です。
&xorg; は
&xfree86; 4.4RC2
と X11R6.6 のコードを元にしています。
現在 &os; Ports Collection で利用可能な
&xorg; のバージョンは
&xorg.version; です。
Ports Collection から &xorg;
をビルドしインストールするには、以下のように入力します。
&prompt.root; cd /usr/ports/x11/xorg
&prompt.root; make install clean
&xorg; をすべてビルドするには、
少なくとも 4 GB の空き容量が必要です。
package から直接 X11 をインストールすることもできます。
&man.pkg.add.1; ツールで扱われるバイナリパッケージが
X11 についても提供されています。
&man.pkg.add.1; のリモート取得機能を利用する時は、
package のバージョンは外してください。
&man.pkg.add.1;
は自動的にそのアプリケーションの最新版を取得します。
ですから、&xorg;
の package を取得してインストールするには、
次のように入力します。
&prompt.root; pkg_add -r xorg
上記の例では、サーバ、クライアント、フォントなどを含んだ
X11 ディストリビューション全体をインストールします。
分割された X11 のパッケージや ports も利用できます。
最小の構成で X11 をインストールをするには、
x11/xorg-minimal
をインストールしてください。
この章の残りでは、X11 をどのように設定すればよいか、
また生産性の高いデスクトップ環境をどのように設定するかについて解説します。
X11 の設定
ChristopherShumway寄稿:
&xorg;
X11
はじめに
X11 は、ほとんどの機器を自動で設定します。
古かったり、一般的ではないような機器を使う場合には、設定を始める前に、
以下のハードウェア情報を集めておくと助けになるでしょう。
モニタ同期周波数
ビデオカードのチップセット
ビデオカードのメモリ
水平同期周波数
水平走査レート
水平同期周波数
リフレッシュレート
垂直同期周波数
リフレッシュレート
垂直走査レート
リフレッシュレート
画面の解像度とリフレッシュレートは、
モニタの水平および垂直同期周波数により決定されます。
ほとんどすべてのモニタは、これらの値を自動検出します。
これらの値を自動検出しないモニタもありますが、
こういった仕様は、付属のマニュアルや、
製造元のウェブサイトから取得できます。
ビデオカードのチップセットも自動検出され、
ビデオドライバの選択に使われます。
正常に認識されない時のために、
どのチップセットが使われているかを知っておくとよいでしょう。
ビデオカードのメモリは、
グラフィックアダプタがどの解像度とどの色数で動くことができるかを決めます。
X11 の設定
&xorg; は、
HAL を用いてキーボードやマウスを自動認識します。
x11/xorg の依存として、
sysutils/hal および
devel/dbus port
がインストールされますが、以下のようなエントリを
/etc/rc.conf ファイルに追加し、
有効にする必要があります。
hald_enable="YES"
dbus_enable="YES"
これらのサービスは、
&xorg; の設定や起動が行われる前に
(手動や再起動によって) 起動している必要があります。
&xorg; は、設定をすることなく
&prompt.user; startx
と入力するだけで起動します。
ある種のハードウェアは、自動設定で動作しなかったり、
期待したような設定が行われないかもしれません。
そのような場合には、手動で設定する必要があります。
GNOME,
KDE および
Xfce などのデスクトップ環境では、
解像度などのスクリーンパラメータを簡単に設定できるツールがあります。
したがって、デフォルトの設定が満足するようなものではない場合でも、
これらのデスクトップ環境をインストールすることを考えているのであれば、
デスクトップ環境をインストールして、
スクリーン設定ツールを利用してください。
X11 の設定は複数の段階を経て行います。
まずは初期設定ファイルを作りましょう。
スーパーユーザになって次のようにしてください。
&prompt.root; Xorg -configure
これにより、/root
ディレクトリに xorg.conf.new
という X11 の設定ファイルの雛形が生成されます
(&man.su.1; か直接ログインのどちらを利用したかが、受け継がれる
$HOME 環境変数に影響します)。
X11 プログラムはシステム上のグラフィックハードウェアを検出し、
そのハードウェア用の適切なドライバを読み込む設定ファイルを作ります。
次のステップは、作成した設定ファイルで
&xorg;
がそのグラフィックハードウェアで動くことを確認することです。
以下を実行してください。
&prompt.root; Xorg -config xorg.conf.new -retro
黒とグレーのグリッドと
X のマウスポインタが現われればその設定は成功です。
テストを終了するには、コマンドを実行した仮想コンソールに
Ctrl
Alt
Fn
(1 番目の仮想コンソールへは F1)
と入力して切り替え、
Ctrl
C
と入力してください。
Ctrl
Alt
Backspace
キーの組み合わせでも
&xorg; を終了できます。
このキー操作を利用する場合には、
X 端末エミュレータで以下のコマンドを入力してください。
&prompt.user; setxkbmap -option terminate:ctrl_alt_bksp
または、hald 用のキーボード設定ファイル
x11-input.fdi を作成して、/usr/local/etc/hal/fdi/policy
ディレクトリに保存してください。
このファイルには以下を含める必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="iso-8859-1"?>
<deviceinfo version="0.2">
<device>
<match key="info.capabilities" contains="input.keyboard">
<merge key="input.x11_options.XkbOptions" type="string">terminate:ctrl_alt_bksp</merge>
</match>
</device>
</deviceinfo>
hald
がこのファイルを読み込むように、
コンピュータを再起動してください。
xorg.conf.new の
ServerLayout もしくは ServerFlags
セクションに、以下の行を追加する必要もあるでしょう。
Option "DontZap" "off"
もしマウスが動作しなければ、
先へ進む前にマウスの設定を行う必要があります。
- &os; インストールの章の を参照してください。
さらに、
最近の Xorg では、デバイスの自動認識のため、
xorg.conf の
InputDevice セクションは無視されます。
古い設定の記述を利用するには、
以下の行をファイルの ServerLayout もしくは、
ServerFlags セクションに追加してください。
Option "AutoAddDevices" "false"
これで、以前のバージョンのように、入力デバイスを
(キーボードレイアウトの変更のように)
必要なオプションを用いて設定できるようになります。
すでに説明したように、デフォルトで
hald
デーモンがキーボードを自動的に認識します。
キーボードレイアウトやモデルを正しく認識しない場合でも、
GNOME,
KDE もしくは
Xfce
のようなデスクトップ環境が、
キーボードの設定ツールを提供している可能性があります。
しかしながら、
&man.setxkbmap.1; ユーティリティや
hald の設定を利用することで、
キーボードのプロパティを直接設定できます。
たとえば、フランス語のレイアウトの PC 102
キーボードを使いたい場合には、
hald のキーボード設定ファイル
x11-input.fdi を作成し、/usr/local/etc/hal/fdi/policy
ディレクトリに保存してください。
このファイルは以下を含んでいる必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="iso-8859-1"?>
<deviceinfo version="0.2">
<device>
<match key="info.capabilities" contains="input.keyboard">
<merge key="input.x11_options.XkbModel" type="string">pc102</merge>
<merge key="input.x11_options.XkbLayout" type="string">fr</merge>
</match>
</device>
</deviceinfo>
このファイルがすでに存在する場合には、
キーボードの設定に関する部分をただ単にコピーし、
ファイルに追加してください。
hald
がこのファイルを読み込むように、
コンピュータを再起動してください。
X 端末やスクリプトから以下のコマンドラインを実行することでも、
同様に設定できます。
&prompt.user; setxkbmap -model pc102 -layout fr
/usr/local/share/X11/xkb/rules/base.lst
ファイルは、利用可能なキーボード、レイアウトおよびオプションの一覧です。
X11 のチューニング
次に xorg.conf.new
を好みに合うように調整します。
&man.emacs.1; や &man.ee.1;
のようなテキストエディタでファイルを開いてください。
モニタが古い場合や、通常とは異なるモデルでは、
同期周波数の自動認識に対応していないので、
これらの値を xorg.conf.new の
"Monitor"
セクションに次のように書き加えます。
Section "Monitor"
Identifier "Monitor0"
VendorName "Monitor Vendor"
ModelName "Monitor Model"
HorizSync 30-107
VertRefresh 48-120
EndSection
ほとんどのモニタは同期周波数の自動認識に対応しているので、
これらの値を手動で入力する必要はありません。
自動認識に対応していないモニタでは、
ダメージの可能性を避けるため、
メーカーが提供している値のみを入力してください。
X はモニタが対応していれば DPMS (Energy Star)
機能を使うことができます。
&man.xset.1; プログラムでタイムアウトをコントロールしたり、
強制的にスタンバイ、サスペンドや電源オフにすることができます。
モニタの DPMS 機能を有効にしたい場合は、
"Monitor"
セクションに次の行を加えてください。
Option "DPMS"
xorg.conf
xorg.conf.new
はエディタで開いたままにしておき、
デフォルトの解像度と色数を好みで選びましょう。
"Screen"
セクションに以下のように書きます。
Section "Screen"
Identifier "Screen0"
Device "Card0"
Monitor "Monitor0"
DefaultDepth 24
SubSection "Display"
Viewport 0 0
Depth 24
Modes "1024x768"
EndSubSection
EndSection
DefaultDepth というキーワードは
実行時のデフォルトの色数について記述するためのものです。
&man.Xorg.1; のコマンドラインスイッチ
が使用された場合はそちらが優先されます。
Modes というキーワードは、
与えられた色数におけるデフォルトの解像度を記述しておくためのものです。
ターゲットのシステムのグラフィックハードウェアによって定義されている、
VESA スタンダードモードのみがサポートされていることに注意してください。
上の例ではデフォルトの色数はピクセルあたり 24 ビットであり、
この色数での解像度は 1024 ピクセル× 768 ピクセルです。
最後に、設定ファイルを保存し、
上の例にあるようにテストしてみてください。
トラブルシューティングの過程で手助けするツールのひとつに
X11 のログファイルがあります。これには、
X11 サーバが検知したデバイスそれぞれについての情報があります。
&xorg; のログファイル名は
/var/log/Xorg.0.log
という形式です。実際のログファイル名は
Xorg.0.log から
Xorg.8.log のように変わります。
すべてうまくいったなら、設定ファイルを &man.Xorg.1;
が見つけることができる共通の場所に置きます。
これは、通常は /etc/X11/xorg.conf や
/usr/local/etc/X11/xorg.conf です。
&prompt.root; cp xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf
これで X11 の設定は完了です。
&man.startx.1; ユーティリティで
&xorg; を起動できます。また、
&man.xdm.1; を使って X11 サーバを起動することもできます。
高度な設定
&intel; i810
グラフィックチップセットの設定
Intel i810 graphic chipset
&intel; i810 統合チップセットを設定するには、
X11 にカードを制御させるために
AGP プログラミングインタフェースである
agpgart が必要になります。
詳しくは、&man.agp.4;
ドライバのマニュアルページをご覧ください。
このドライバを用いることで、
他のグラフィックカードと同様に設定を行うことができるようになります。
カーネルに &man.agp.4; ドライバが組み込まれていないシステムでは、
このモジュールを &man.kldload.8;
を使って読み込もうとしても動作しないことに注意してください。
このドライバは、
起動時にカーネル内に存在するようにカーネル内部に組み込むか、
/boot/loader.conf
を使わなければなりません。
ワイドスクリーンフラットパネルの追加
ワイドスクリーンフラットパネルコンフィグレーション
この章では、設定に関する幾分高度な知識を必要とします。
これまでに述べた標準ツールを使って設定に失敗する場合は、
ログファイルを参照してください。
ログファイルには、
設定のために有用な情報が十分含まれています。
テキストエディタを使用する必要があるでしょう。
現在のワイドスクリーン
(WSXGA, WSXGA+, WUXGA, WXGA, WXGA+ など) は、
16:10 や 10:9 形式、または
(問題を含む可能性のある) 他のアスペクト比に対応しています。
以下は、16:10 アスペクト比のスクリーン解像度の例です。
2560x1600
1920x1200
1680x1050
1440x900
1280x800
これらの解像度のひとつを以下のように
"Screen" セクション の
Mode に追加してください。
Section "Screen"
Identifier "Screen0"
Device "Card0"
Monitor "Monitor0"
DefaultDepth 24
SubSection "Display"
Viewport 0 0
Depth 24
Modes "1680x1050"
EndSubSection
EndSection
&xorg; は、I2C/DDC
を通してワイドスクリーンの解像度に関する情報を取得できるので、
モニタの周波数や解像度の範囲を把握しています。
もし、これらの ModeLines
についての情報がドライバに存在しないのであれば、
&xorg;
にヒントを与えなけれならないでしょう。
ModeLine
を手動で設定するのに十分な情報を
/var/log/Xorg.0.log
から得ることができます。
以下のような情報を探してください。
(II) MGA(0): Supported additional Video Mode:
(II) MGA(0): clock: 146.2 MHz Image Size: 433 x 271 mm
(II) MGA(0): h_active: 1680 h_sync: 1784 h_sync_end 1960 h_blank_end 2240 h_border: 0
(II) MGA(0): v_active: 1050 v_sync: 1053 v_sync_end 1059 v_blanking: 1089 v_border: 0
(II) MGA(0): Ranges: V min: 48 V max: 85 Hz, H min: 30 H max: 94 kHz, PixClock max 170 MHz
これは EDID と呼ばれる情報です。
この情報を用いて ModeLine
を作成するには、
正しい順番に数字を入力するだけです。
ModeLine <name> <clock> <4 horiz. timings> <4 vert. timings>
この例では "Monitor" セクションの ModeLine
は以下のようになります。
Section "Monitor"
Identifier "Monitor1"
VendorName "Bigname"
ModelName "BestModel"
ModeLine "1680x1050" 146.2 1680 1784 1960 2240 1050 1053 1059 1089
Option "DPMS"
EndSection
以上の簡単な編集作業が終わったら、
新しいワイドスクリーンモニタ上で X が動作するでしょう。
X11 でのフォントの使用
MurrayStokely寄稿:
Type1 フォント
X11 に付いてくるデフォルトのフォントは、
通常のデスクトップパブリッシングアプリケーションにとっては理想的とは言えない程度のものです。
文字を大きくするとジャギーになりプロフェッショナルとは言えないようなものになりますし、
小さなフォントは頭が悪そうに見えます。
しかし、世の中には質の高い Type1 (&postscript;)
フォントがいくつかあり、
X11 ではそれらを簡単に利用することができます。
例えば、URW フォントコレクション
(x11-fonts/urwfonts)
には高品質の Type1 フォント
(Times Roman,
Helvetica,
Palatino など)
が含まれています。freefont コレクション
(x11-fonts/freefonts)
にはもっとたくさんのフォントが含まれていますが、
それらは Gimp
のようなグラフィックソフトウェアで使用するためのものであり、
スクリーンフォントとしては十分ではありません。さらに、X11
は簡単に &truetype; フォントを使うように設定することも可能です。
詳しくは、&man.X.7; のマニュアルページか
&truetype; フォントの節
を参照してください。
上記の Type1 フォントコレクションを Ports Collection
から入れる場合には次のコマンドを実行してください。
&prompt.root; cd /usr/ports/x11-fonts/urwfonts
&prompt.root; make install clean
freefont や他のコレクションでも同じようにします。
X サーバがこれらのフォントを検出できるようにするには
X サーバ設定ファイル (/etc/X11/xorg.conf)
の適切な場所に次のような行を加えます。
FontPath "/usr/local/lib/X11/fonts/URW/"
別の方法としては、
X のセッション中に次のようなコマンドラインを実行します。
&prompt.user; xset fp+ /usr/local/lib/X11/fonts/URW
&prompt.user; xset fp rehash
これは動くのですが、X
のセッションが終了すると消えてしまいます。
消えないようにするには X の起動時に読み込まれるファイル
(通常の startx セッションの場合は
~/.xinitrc, XDM
のようなグラフィカルなログインマネージャを通してログインする時は
~/.xsession) に加えておきます。
三番目の方法は新しい
/usr/local/etc/fonts/local.conf
ファイルを使うことです。
これに関しては アンチエイリアス
節をご覧ください。
&truetype; フォント
TrueType フォント
フォント
TrueType
&xorg; には、
&truetype; フォントのレンダリング機能が組み込まれています。
この機能を実現するために 2 つの異なるモジュールがあります。
ここでは、freetype
の方が他のフォントレンダリングバックエンドと整合性が高いので、
このモジュールを使うことにします。
freetype モジュールを使うためには
/etc/X11/xorg.conf ファイルの
"Module"
セクションに以下の行を追加するだけです。
Load "freetype"
さて、まずは &truetype; フォント用のディレクトリ
(例えば /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType)
を作り、そこに &truetype; フォントをすべて放り込みましょう。
&macintosh; の &truetype;
フォントは、そのままでは使うことができませんので注意してください。
X11 で使うには &unix;/&ms-dos;/&windows;
用のフォーマットでなければなりません。
ファイルを置いたら ttmkfdir を使って
fonts.dir ファイルを作り、
X のフォントレンダラが新しいファイルがイントールされたことを分かるようにしてください。
ttmkfdir は FreeBSD Ports Collection の
x11-fonts/ttmkfdir
からインストールできます。
&prompt.root; cd /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType
&prompt.root; ttmkfdir -o fonts.dir
次に &truetype;
フォントのディレクトリをフォントパスに追加します。
上の Type1
フォントの場合と同じように、
&prompt.user; xset fp+ /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType
&prompt.user; xset fp rehash
とするか、もしくは xorg.conf
ファイルに FontPath 行を追加します。
これで終わりです。
Gimp や
Apache OpenOffice
といったすべての X アプリケーションから
&truetype; フォントを使うことができます。
(高解像度なディスプレイで見るウェブページ上のテキストみたいな)
とても小さなフォントや
(&staroffice; にあるような)
非常に大きなフォントもかなり綺麗に見えるようになることでしょう。
フォントのアンチエイリアス
Joe MarcusClarke更新 :
フォントのアンチエイリアス
フォント
アンチエイリアス
/usr/local/lib/X11/fonts/ と
~/.fonts/ にあるすべての X11 のフォントが、Xft
に対応しているアプリケーションで自動的にアンチエイリアス表示できるようになりました。
KDE, GNOME および
Firefox
のような最新のアプリケーションは、Xft に対応しています。
どのフォントがアンチエイリアスされるかを制御するため、
もしくはアンチエイリアスの特性を設定するために、
/usr/local/etc/fonts/local.conf
ファイルを作成 (すでに存在しているのなら編集) します。
多くの Xft フォントシステムの高度な機能をこのファイルを使って調整できます。
この節ではいくつか簡単なところだけを紹介します。
詳しくは、&man.fonts-conf.5; をご覧ください。
XML
このファイルは XML 形式でなければなりません。
大文字小文字の区別に注意を払い、
すべてのタグが正しく閉じられているか確認してください。
ファイルは一般的な XML ヘッダで始まり、DOCTYPE 定義と
<fontconfig>
タグがその後にきます。
<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
すでに説明したように、
/usr/local/lib/X11/fonts/ と
~/.fonts/ にあるすべてのフォントは
Xft 対応のアプリケーションで利用できます。
これら 2 つ以外に別のディレクトリを追加したいのなら、
/usr/local/etc/fonts/local.conf
に以下のような行を追加します。
<dir>/path/to/my/fonts</dir>
新しいフォント、
そして特に新しいフォントディレクトリを追加したら、
以下のコマンドを実行してフォントキャッシュを再構築してください。
&prompt.root; fc-cache -f
アンチエイリアスをかけることによって境界が少しぼやけ、
そのためにとても小さなテキストはさらに読みやすくなり、
大きなフォントでは ギザギザ
が消えるのです。
しかし、普通のテキストにかけた場合には目が疲れてしまうこともあります。
14 ポイント以下のサイズのフォントについて、
アンチエイリアスをかけないようにするには次の行を加えます。
<match target="font">
<test name="size" compare="less">
<double>14</double>
</test>
<edit name="antialias" mode="assign">
<bool>false</bool>
</edit>
</match>
<match target="font">
<test name="pixelsize" compare="less" qual="any">
<double>14</double>
</test>
<edit mode="assign" name="antialias">
<bool>false</bool>
</edit>
</match>
フォント
スペーシング
いくつかの等幅フォントは、
アンチエイリアスをかけるとスペーシングがうまくいかなくなる場合があります。
特に KDE でその傾向があるようです。
解決策の一つとして、そういったフォントのスペーシングを
100 に設定する方法があります。
そうするためには次の行を加えてください。
<match target="pattern" name="family">
<test qual="any" name="family">
<string>fixed</string>
</test>
<edit name="family" mode="assign">
<string>mono</string>
</edit>
</match>
<match target="pattern" name="family">
<test qual="any" name="family">
<string>console</string>
</test>
<edit name="family" mode="assign">
<string>mono</string>
</edit>
</match>
(これは固定サイズのフォントに "mono"
という一般的な別名をつけます) そして以下を追加します。
<match target="pattern" name="family">
<test qual="any" name="family">
<string>mono</string>
</test>
<edit name="spacing" mode="assign">
<int>100</int>
</edit>
</match>
Helvetica の様なある種のフォントは、
アンチエイリアスすると問題が起こるでしょう。
たいてい、フォントが縦に半分に切られて表示されます。
最悪の場合、アプリケーションがクラッシュします。
これを回避するには、以下を local.conf
に追加します。
<match target="pattern" name="family">
<test qual="any" name="family">
<string>Helvetica</string>
</test>
<edit name="family" mode="assign">
<string>sans-serif</string>
</edit>
</match>
local.conf の編集を終えたら、
ファイルの末尾が </fontconfig>
タグで終わるようにしてください。
これを行わなければ、変更は無視されるでしょう。
最後に、ユーザは自分だけの設定を各自の
.fonts.conf ファイルに追加できます。
これを行うためには、それぞれのユーザが単に
~/.fonts.conf を作成するだけです。
このファイルも XML 形式でなければなりません。
LCD スクリーン
フォント
LCD スクリーン
最後に一つ。LCD
スクリーンではサブピクセルサンプリングが必要な場合があります。
これは、基本的には (水平方向に分かれている) 赤、緑、
青の各コンポーネントを別々に扱うことによって水平方向の解像度を良くするというもので、
劇的な結果が得られます。
これを有効にするには local.conf
ファイルに次の行を加えます。
<match target="font">
<test qual="all" name="rgba">
<const>unknown</const>
</test>
<edit name="rgba" mode="assign">
<const>rgb</const>
</edit>
</match>
ディスプレイの種類にもよりますが、
rgb ではなく
bgr や vrgb、もしくは
vbgr の場合もあるので、
試してみて最も良いものを使ってください。
X ディスプレイマネージャ
SethKingsley寄稿:
概要
X ディスプレイマネージャ
X ディスプレイマネージャ (XDM)
は X Window System のオプショナルな一部分であり、
ログインセッションの管理に用います。
最低限の機能を実装した X 端末
やデスクトップ、
大規模なネットワークディスプレイサーバといった場面ではこれが有用です。
X Window System はネットワークとプロトコルから独立しているため、
ネットワークで繋がれた
X のクライアントとサーバを動かすための設定はかなり幅が広くなります。
XDM
はどのディスプレイサーバに接続するかを選択でき、
ログイン名とパスワードの組み合わせなど認証情報を入力できるグラフィカルなインタフェースを提供しています。
XDM がユーザに &man.getty.8;
(詳しくは をご覧ください)
と同じ機能を提供することを考えてみてください。
つまり、ディスプレイ上でシステムへのログインができ、
ユーザの代わりにセッションマネージャ
(通常は X のウィンドウマネージャ) を起動することができるのです。
それから XDM は、
ユーザが作業を終えてディスプレイからログアウトする合図を送ってきてプログラムが終了するのを待ちます。
この時点で、XDM
は次にログインするユーザのためにログイン画面や
chooser 画面を表示できます。
XDM の使用
XDM を使用するには、
x11/xdm
port をインストールしてください
(最近の &xorg; のバージョンでは、
デフォルトでインストールされません)。
XDM のデーモンプログラムは
/usr/local/bin/xdm にあります。
このプログラムは root
になればいつでも起動することができ、
ローカルマシン上のディスプレイの管理を始めます。
マシンをブートする際、いつも XDM
を起動したい場合には、/etc/ttys
にそのためのエントリを加えておくのが簡単です。
このファイルのフォーマットや使用方法についての詳細は
を参照してください。
デフォルトの /etc/ttys
ファイルには仮想端末上で XDM
デーモンを起動するための行:
ttyv8 "/usr/local/bin/xdm -nodaemon" xterm off secure
があります。
このエントリはデフォルトでは無効になっており、有効にするには
5 番目のカラムを off から
on にし、
の指示に従って &man.init.8; を再起動します。
最初のカラムはこのプログラムが管理する端末の名前で、この場合
ttyv8 になります。
つまり、XDM は
9 番目の仮想端末で起動されるということです。
XDM の設定
XDM の設定用ディレクトリは
/usr/local/lib/X11/xdm です。
このディレクトリには XDM
の振る舞いや見た目を変更するために用いられるいくつかのファイルがあります。
だいたいは以下のような感じです。
ファイル
説明
Xaccess
クライアント認証のルールセット
Xresources
デフォルトの X リソース
Xservers
管理すべきリモートやローカルのディスプレイのリスト
Xsession
デフォルトのログイン時のセッションスクリプト
Xsetup_*
ログインインタフェースの前にアプリケーションを起動するためのスクリプト
xdm-config
このマシンで動いているすべてのディスプレイのグローバルな設定
xdm-errors
サーバプログラムによって生成されるエラー
xdm-pid
現在動いている XDM のプロセス ID
このディレクトリにはまた、XDM
の動作中にデスクトップをセットアップするために用いられるスクリプトやプログラムがいくつかあります。
それぞれのファイルの目的を簡単に解説しましょう。
正確な文法や使い方は &man.xdm.1; に記述されています。
デフォルトの設定では、単純な四角のログインウィンドウがあり、
そこにはマシンのホスト名が大きなフォントで表示され、
Login:
と Password:
のプロンプトがその下に表示されています。
XDM
スクリーンの見ためや使い勝手を変えるにはここから始めるのがいいでしょう。
Xaccess
XDM
がコントロールするディスプレイに接続するためのプロトコルは
X Display Manager Connection Protocol (XDMCP) と呼ばれます。
このファイルにはリモートのマシンからの
XDMCP 接続をコントロールするためのルールセットが書かれます。
これは、xdm-config
を変更してリモートからのコネクションを待ち受けるようにしない限り無視されます。
デフォルトでは、どのクライアントからの接続も拒否します。
Xresources
これはディスプレイの chooser とログインスクリーン用の
application-defaults ファイルです。
このファイルでログインプログラムの見た目を変更することができます。
フォーマットは X11 のドキュメントで記述されている
app-defaults ファイルのものと同じです。
Xservers
これは、chooser
が選択肢として提供するリモートのディスプレイの一覧です。
Xsession
XDM
でログインした後に実行されるデフォルトのセッションスクリプトです。
通常、各ユーザは ~/.xsession
というカスタマイズしたセッションスクリプトを持っており、
こちらが優先されます。
Xsetup_*
これらは chooser
やログインインタフェースが表示される前に自動的に実行されます。
それぞれのディスプレイに対して、Xsetup_
に続けてローカルのディスプレイ番号を付けた
(たとえば Xsetup_0)
名前のついたスクリプトがあります。
典型的な使い方は xconsole
のようなバックグラウンドで動かすプログラムを一つか二つ起動することです。
xdm-config
app-defaults の書式で書かれた、
このインストレーションで管理されるすべてのディスプレイに適用される設定を保持しています。
xdm-errors
このファイルには XDM
が起動しようとしている X サーバからの出力が書き出されます。
XDM
が起動しようとしているディスプレイがなんらかの理由でハングした場合、
このファイルのエラーメッセージを見てください。
そういったメッセージは各ユーザの
~/.xsession-errors
にもセッション毎に書き出されます。
ネットワークディスプレイサーバの起動
あるディスプレイサーバに他のクライアントが接続することができるようにするために、
アクセスコントロールのルールを編集し、
コネクションリスナを有効にする必要があります。
デフォルトでは保守的な設定になっています。
XDM
がそういったコネクションを待ち受けるようにするためには
xdm-config
にある次の行をコメントアウトします。
! SECURITY: do not listen for XDMCP or Chooser requests
! Comment out this line if you want to manage X terminals with xdm
DisplayManager.requestPort: 0
そして、XDM を再起動します。
app-defaults ファイルにおけるコメントは !
であっていつものような #
ではないことに注意してください。
アクセス制限はもっと厳しくしてもよいかもしれません。
Xaccess
にある例を参考にしたり、詳細についてオンラインマニュアル
&man.xdm.1; を参照してください。
XDM の代わりになるもの
デフォルトの XDM
に代わるものがいくつかあります。
一つは KDM
(KDE に付属しています)
はその一つであり、この章の後ろで解説します。
KDM ディスプレイマネージャは、
ログイン時にウィンドウマネージャを選ぶことができるのに加え、
見た目もかなり綺麗にしてくれます。
デスクトップ環境
ValentinoVaschetto寄稿:
このセクションでは、FreeBSD 上の X
で利用可能ないくつかのデスクトップ環境について解説します。
デスクトップ環境
とは、
単なるウィンドウマネージャから KDE
や GNOME
といったような完全なデスクトップアプリケーションスイートまでカバーします。
GNOME
GNOME について
GNOME
GNOME
はユーザフレンドリなデスクトップ環境で、
ユーザはコンピュータを簡単に使ったり設定したりできるようになります。
GNOME にはパネル
(アプリケーションを起動したり状態を表示したりするもの)、
デスクトップ (データやアプリケーションが置かれる場所)、
標準的なデスクトップツールやアプリケーションのセット、
そしてアプリケーションが互いにうまくやり取りできるような仕組みが含まれています。
他の OS や環境に慣れている人でも
GNOME
の提供するグラフィック環境であれば心地よく感じるでしょう。
FreeBSD 上の GNOME
に関するもっと詳しい情報は、
FreeBSD GNOME
Project のウェブサイトで見ることができます。
ウェブサイトには、GNOME
のインストール、設定、管理に関する非常に分かりやすい FAQ
も用意されています。
GNOME のインストール
package や Ports Collection
を利用してソフトウェアを簡単にインストールできます。
GNOME package
をネットワークからインストールするには、
以下のようにするだけです。
&prompt.root; pkg_add -r gnome2
pkgng ユーザは、
以下のコマンドを使用してください。
&prompt.root; pkg install gnome2
GNOME をソースから構築する場合、
次のように ports ツリーを使いましょう。
&prompt.root; cd /usr/ports/x11/gnome2
&prompt.root; make install clean
GNOME を適切に動作させるには、
/proc ファイルシステムをマウントする必要があります。
以下を /etc/fstab に追加して、起動中に
&man.procfs.5; をマウントするように設定してください。
proc /proc procfs rw 0 0
GNOME がインストールできたら、
デフォルトのウィンドウマネージャの代わりに
GNOME を起動するように
X サーバに指示しなければなりません。
GNOME
を起動する最も簡単な方法は、GNOME ディスプレイマネージャ
GDM を使うことです。
GDM は、
GNOME
デスクトップの一部としてインストールされますが、
デフォルトでは無効になっています。
有効にするには、以下の行を /etc/rc.conf
に追加してください。
gdm_enable="YES"
再起動すると、GDM
が自動的に起動します。
GNOME のすべてのサービスを、
GDM とともに起動するようにしておくと良いでしょう。
このように設定するには、以下の行を /etc/rc.conf
ファイルに追加してください。
gnome_enable="YES"
GNOME は
.xinitrc
という名前のファイルを適切に設定することで、
コマンドラインから起動することもできます。
自分の .xinitrc
が既にある場合には、ウィンドウマネージャを起動する行を
/usr/local/bin/gnome-session
を起動するように変更するだけです。
特にこのファイルを用意していない場合には、
次のようにすれば十分でしょう。
&prompt.user; echo "/usr/local/bin/gnome-session" > ~/.xinitrc
次に、startx と入力すれば
GNOME
デスクトップ環境が起動します。
もし XDM
のような古いディスプレイマネージャを使っているなら、
この方法ではうまくいきません。その代わり、実行可能な
.xsession というファイルを作成し、
同じコマンドを起動するようにします。
そのためには、このファイルを編集してウィンドウマネージャを
/usr/local/bin/gnome-session
で置き換えます。
&prompt.user; echo "#!/bin/sh" > ~/.xsession
&prompt.user; echo "/usr/local/bin/gnome-session" >> ~/.xsession
&prompt.user; chmod +x ~/.xsession
もう一つの方法は、
ログイン時にウィンドウマネージャを選択できるようにディスプレイマネージャを設定することです。
KDE
の詳細についてのセクションで
KDE のディスプレイマネージャである
KDM
を使ってどのようにすればいいのかを解説しています。
KDE
KDE
KDE について
KDE
は最近の簡単に使えるデスクトップ環境です。
KDE
によりユーザは以下のようなメリットを亨受します。
美しい現代風のデスクトップ
ネットワーク透過なデスクトップ
KDE
デスクトップやそのアプリケーションを使う際に、
ヘルプへのアクセスを便利で統一されたものにする統合されたヘルプシステム
すべての KDE
アプリケーションで統一された見ためや使い勝手
標準化されたメニュー、ツールバー、
キーバインディング、カラースキームなど
国際化: KDE は
55 を越える言語で利用可能
一元的で、首尾一貫した、ダイアログベースのデスクトップ設定
膨大な数の KDE
アプリケーション
KDE には
Konqueror
と呼ばれるウェブブラウザも付属しており、これは &unix;
システム上の他のウェブブラウザの強力な競争相手です。
KDE の詳細については
KDE のウェブサイト
をご覧ください。
KDE に関する
FreeBSD 特有の情報とリソースについては、
KDE/FreeBSD
initiative のウェブサイトをご覧ください。
KDE のインストール
GNOME
や他のデスクトップ環境とまったく同じように、
package や Ports Collection から簡単にインストールできます。
KDE 4 package
をネットワーク越しにインストールするには次のようにします。
&prompt.root; pkg_add -r kde4
&man.pkg.add.1;
は自動的にアプリケーションの最新版を取得します。
pkgng ユーザは、
以下のコマンドを使用してください。
&prompt.root; pkg install kde4
KDE
をソースから構築するには、次のように ports ツリーを使いましょう。
&prompt.root; cd /usr/ports/x11/kde4
&prompt.root; make install clean
port を最初にインストールするときには、
オプションを選択するメニューが表示されます。
デフォルトが推奨されます。
KDE 4 は大きなアプリケーションのため、
高速のコンピュータでもコンパイルに長い時間がかかります。
KDE がインストールできたら
X サーバに、デフォルトのウィンドウマネージャの代わりにこのアプリケーションを立ち上げるように教えます。
.xinitrc
ファイルを次のように編集しましょう。
&prompt.user; echo "exec /usr/local/kde4/bin/startkde" > ~/.xinitrc
さぁ、これで startx でいつ
X Window System を立ち上げても
KDE
がデスクトップになります。
XDM
のようなディスプレイマネージャを使っている場合、
設定は少し異なります。代わりに
.xsession ファイルを編集しましょう。
KDM
用の説明はこの章の後のほうにあります。
KDE の詳細について
さぁ、KDE
のインストールができました。
ほとんどのことはヘルプページを見たりいろんなメニューをつつけばわかるでしょう。
&windows; や &mac; のユーザにも簡単なはずです。
KDE
の最も良いリファレンスはオンラインドキュメントです。
KDE には独自のウェブブラウザ
Konqueror が付属していますし、
膨大な数の便利なアプリケーションや詳しいドキュメントも用意されています。
このセクションの残りではなんとなく使っているだけでは理解し難い技術的なところを解説します。
KDE ディスプレイマネージャ
KDE
ディスプレイマネージャ
マルチユーザシステムの管理者であれば、
ユーザを迎えるにあたってグラフィカルなログイン画面が欲しいと思うかもしれません。
前の章で述べたように
XDM はそのために使えますが、
KDE
にはその代わりになる KDM
が付いています。
見た目がより魅力的で、ログイン時のオプションもたくさんあります。
特に (メニューを使って) ログイン後に使うデスクトップ環境
(KDE や
GNOME など)
を簡単に選ぶことができます。
KDE 4 では、
&man.procfs.5; をマウントする必要があります。
/etc/rc.conf に以下の行を追加してください。
kdm4_enable="YES"
Xfce
Xfce について
Xfce は
GNOME で使われている
GTK+ ツールキットをベースにしたデスクトップ環境ですが、
ずっと軽いので、
シンプルで効率的でありながら使いやすく設定が簡単なデスクトップ環境を求める人に向いています。
見ためは商用 &unix; システムが採用している
CDE
にかなり似ています。Xfce
の機能をいくつか以下に挙げます。
シンプルで使いやすいデスクトップ
マウスのドラッグアンドドロップなどですべての設定が可能
CDE
に似たメインパネルとメニューやアプレット、
アプリケーションランチャ
統合されたウィンドウマネージャ、ファイルマネージャ、
サウンドマネージャと GNOME
準拠のモジュールなど
(GTK+ なので) テーマをサポート
速くて軽くて効率的: 古いマシンや遅いマシン、
メモリの限られたマシンに向いています
Xfce に関する詳しい情報は
Xfce のウェブサイト
で得られます。
Xfce のインストール
Xfce
をネットワークからインストールするには、
次のように実行してください。
&prompt.root; pkg_add -r xfce4
pkgng ユーザは、
以下のコマンドを使用してください。
&prompt.root; pkg install xfce4
また、Ports Collection
を利用してソースからインストールすることも可能です。
&prompt.root; cd /usr/ports/x11-wm/xfce4
&prompt.root; make install clean
インストール後、次回 X を起動した時に
Xfce が立ち上がるように設定します。
次のようにしてください。
&prompt.user; echo "/usr/local/bin/startxfce4" > ~/.xinitrc
X を次に起動すると Xfce
が立ち上がります。
XDM
のようなディスプレイマネージャを使っている場合には、
GNOME
のセクションに書いてあるように
.xsession ファイルを作成し、
/usr/local/bin/startxfce4
を起動するように追加します。
または KDM
のセクションにあるように、
ログイン時にディスプレイマネージャからデスクトップ環境を選択できるように設定してください。