diff --git a/ja/man/man1/file.1 b/ja/man/man1/file.1 index 05eec2f140..153dc251d3 100644 --- a/ja/man/man1/file.1 +++ b/ja/man/man1/file.1 @@ -1,405 +1,405 @@ .\" %Id: file.1,v 1.12 1998/03/23 07:43:13 charnier Exp % .Dd July 30, 1997 .Dt FILE 1 "Copyright but distributable" .Os .Sh 名称 .Nm file .Nd ファイルの種類を判定する .Sh 書式 .Nm file .Op Fl vczL .Op Fl f Ar namefile .Op Fl m Ar magicfiles .Ar .Sh 解説 このマニュアルは .Nm コマンドのバージョン 3.22 について記載しています。 .Nm -は、namefile で指定されたファイルの種類を判定するプログラムです。判定の +は、引数で指定されたファイルの種類を判定するプログラムです。判定の ために、ファイルシステムテスト、マジックナンバテスト、言語テストの 3 つのテストをこの順に実行し、 .Em 最初に 判定できた結果からファイルの種類を表示します。 .Pp ファイルの種類として表示されるのは、 .Em text ( .Tn ASCII キャラクタだけのファイルで、 .Tn ASCII 端末に表示した場合、 問題が起こらないもの)、 .Em executable ( .Ux カーネル等に理解可能な形にコンパイルされたプログラムを 含むファイル)、その他のものを意味する .Em data (data は、通常 `バイナリ' か表示不能なもの) のうちの 1 つです。 例外は、内部フォーマットがよく知られた、 バイナリデータを含むファイル (コアファイルや tar アーカイブ) です。 ファイル .Pa /usr/share/misc/magic やプログラムそのものを変更するときは、 .Em "これらのキーワードを残して下さい" 。 .Pp ディレクトリ内のすべての可読なファイルは、 単語 ``text'' を表示することが期待されています。 Berkeley で行われたように、``shell commands text'' を ``shell script'' と変更するようなことはしないで下さい。 .Pp ファイルシステムテストは、 .Xr stat 2 システムコールからの戻り値を調べることに基づいています。 このプログラムは、ファイルが空であるかどうか、ある種の 特殊ファイルであるかどうかを調べます。 使っているシステムに合った既知のファイルの種類 (システムに実装されたソケット、シンボリックリンク、 名前付きパイプ (FIFO)) は、システムヘッダファイル .Pa sys/stat.h で定義されていれば表示されます。 .Pp マジックナンバテストは、ファイルが固定フォーマットのデータであるか どうかをチェックするために使われます。 よい例が、実行可能なバイナリ実行形式 (コンパイルされたプログラム) .Pa a.out ファイルです。このフォーマットは標準インクルードディレクトリ内の .Pa a.out.h や場合により .Pa exec.h で定義されています。 実行ファイルは、 ファイルの先頭近くの特定の場所に、`マジックナンバ' を持ちます。 これは .Ux オペレーティングシステムに対し、 ファイルがバイナリ実行形式であり、 どのタイプの実行可能ファイルであるかを知らせます。 `マジックナンバ' の概念は拡張され、データファイルにも適用されています。 ファイルの先頭に近い固定位置に固定識別子があるファイルは、 このように記述できます。 これらのファイルの情報は、マジックファイル .Pa /usr/share/misc/magic から読み込まれます。 .Pp もしファイルが .Tn ASCII ファイルのようであるなら、 .Nm は、その言語を推定しようとします。 言語テストは、ファイルの始めの数ブロックに 特定の文字列 ( .Pa Inames.h を参照) があるかどうかを探します。たとえばキーワード .Em .br があればそれはおそらく .Xr troff 1 の入力ファイルであり、 .Em struct というキーワードは、C 言語のプログラムであることを示しています。 こうした推定方法は、前述の 2 つのテストより信頼性が低いため、 最後に行われます。言語テストルーチンは ( .Xr tar 1 アーカイブのような) その他のファイルもチェックし、未知のファイルを `ascii text' とすべきか、 `data' とすべきかを決定します。 .Sh オプション .Bl -tag -width indent .It Fl v プログラムのバージョンを表示して、終了します。 .It Fl m Ar list マジックナンバを含む別のファイルの .Ar list を指定します。 これは、1 つのファイルか、コロン (:) で分けられたファイルのリストです。 .It Fl z compress で圧縮されたファイルの中身を見ようとします。 .It Fl c マジックファイルを解析した形式を、調査できるように表示します。 通常、 新しいマジックナンバファイルを使う前にデバッグするために、 .Fl m オプションとともに用います。 .It Fl f Ar namefile 引数の前に .Ar name_file から調べるべきファイル名を (1 行に 1 つ) 読み込みます。 .Ar name_file もしくは引数の filename は少なくとも 1 つは指定しなければなりません。 標準入力のファイルの種類を判定させる場合は、 ファイル名として、``-'' を指定します。 .It Fl L オプションは(システムがシンボリックリンクを提供していれば)、 .Xr ls 1 コマンドの .Fl L オプションと同様にシンボリックリンクをたどって実際のファイルの中 身の種類を判定します。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /usr/share/misc/magic -compact .It Pa /usr/share/misc/magic デフォルトのマジックナンバのリスト (以前のバージョンの .Bx Free では .Pa /etc/magic でした) .El .Sh 環境変数 環境変数 .Em MAGIC は、デフォルトのマジックナンバファイルを指定するために 使うことができます。 .Sh 関連項目 .Xr od 1 , .Xr strings 1 , .Xr magic 5 .Sh 標準適合性 このプログラムは、その中に含まれる曖昧な言語をできるだけ特定できる ようになっており、 System V の FILE(CMD) で定義されるインタフェースを越えているはずです。 同名の System V のプログラムと、ほとんど動作は同じです。 しかし、このバージョンはより多くのマジックを知っているので、多くの場合に 異なった (より正確な) 出力を出します。 .Pp このバージョンと System V のものとの大きな違いは、 このバージョンは全ての空白を区切り文字として扱うため パターン内の空白はエスケープしなければならないということです。 たとえば、 .br >10 string language impress\ (imPRESS data) .br とマジックファイルに書かれていた場合は、次のように 変更せねばなりません。 .br >10 string language\e impress (imPRESS data) .br またこのバージョンでは、バックスラッシュを含んでいる パターンもエスケープしなくてはいけません。たとえば、 .br 0 string \ebegindata Andrew Toolkit document .br とマジックファイルに書かれていた場合は、次のように 変更せねばなりません。 .br 0 string \e\ebegindata Andrew Toolkit document .br .Pp Sun Microsystems の SunOS リリース 3.2 もしくはそれ以降には、 System V 由来の .Xr file 1 コマンドが含まれていますが、拡張がなされています。 このバージョンは SUN のものとは、細かい点でしか異なりません。 このバージョンには `&' 演算子の拡張が含まれています。 使い方は、次のようなものです。 .br >16 long&0x7fffffff >0 not stripped .Sh マジックディレクトリ マジックファイルのエントリは様々なソース (主に USENET) から集められたり、様々な作者から提供されました。 .An Chirstos Zoulas (下記のアドレス) が、 マジックファイルエントリをさらに集めたり訂正するでしょう。 統合したマジックファイルエントリは、定期的に配布されるでしょう。 .Pp マジックファイルにおけるエントリの順序は 重要です。 使っているシステムによって、エントリの順序が正しくなくなることが あります。 もし、あなたの古い .Nm コマンドがマジックファイルを使っているのなら、 比較のため古いマジックファイルを保存して下さい (たとえば、 .Pa /usr/share/misc/magic.orig という名前に変更します) 。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは、少なくとも Research Version 6 (マニュアルページの日付は、1975 年 1 月) からはどの .Ux にもありました。 System V バージョンはある重要な変更、 すなわち外部マジックナンバリストを導入しました。 これによってプログラムのスピードはわずかに低下しましたが、 更にまた柔軟になりました。 .Pp このプログラムは、System V バージョンを基づいており、 .An Ian Darwin によって、他の誰かのソースコードを見ることなく 書かれました。 .Pp .An John Gilmore はコードを拡張し、最初の版よりも よいものにしました。 .An Geoff Collyer は 不適当なところが数箇所あるのを 発見し、いくつかマジックファイルエントリを 提供しました。 プログラムは、ずっと発展し続けています。 .SH 作者 .An Ian F. Darwin Aq ian@sq.com , UUCP アドレス {utzoo | ihnp4}!darwin!ian, 住所 P.O. Box 603, Station F, Toronto, Ontario, CANADA M4Y 2L8. により書かれました。 .Pp .An Rob McMahon Aq cudcv@warwick.ac.uk が 1989 年に、`&' 演算子を単純な `x&y != 0' から `x&y op z' に拡張するため変更しました。 .Pp .An Guy Harris Aq guy@auspex.com が 1993 年に、 .Bl -item -offset indent .It ``旧型'' の `&' 演算子を元のように戻しました。理由は、 .Bl -enum -offset indent .It Rob McMahon の変更によりこれまでの使用法ができなくなった。 .It このバージョンの .Nm がサポートする SunOS の ``新型'' の `&' 演算子で、`x&y op z' も扱える。 .It Rob の変更はドキュメントに書かれていなかった。 .El .It 他段階の `>' 追加。 .It ``beshort'', ``leshort'' などのキーワードの追加。 .Nm が動いているプロセスのバイトオーダではなく、 ファイル特有のバイトオーダで数字を見るようにするキーワードです。 .El .Pp .An Ian Darwin や .An Christos Zoulas Aq christos@deshaw.com を含む 多くの作者による 1990-1992 年の変更。 .Sh 法律上の注意 Copyright (c) Ian F. Darwin, Toronto, Canada, 1986, 1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992, 1993. .Pp This software is not subject to and may not be made subject to any license of the American Telephone and Telegraph Company, Sun Microsystems Inc., Digital Equipment Inc., Lotus Development Inc., the Regents of the University of California, The X Consortium or MIT, or The Free Software Foundation. .Pp This software is not subject to any export provision of the United States Department of Commerce, and may be exported to any country or planet. .Pp Permission is granted to anyone to use this software for any purpose on any computer system, and to alter it and redistribute it freely, subject to the following restrictions: .Pp .Bl -enum -offset indent .It The author is not responsible for the consequences of use of this software, no matter how awful, even if they arise from flaws in it; .It The origin of this software must not be misrepresented, either by explicit claim or by omission. Since few users ever read sources, credits must appear in the documentation; .It Altered versions must be plainly marked as such, and must not be misrepresented as being the original software. Since few users ever read sources, credits must appear in the documentation; .It This notice may not be removed or altered. .El .Pp A few support files ( .Fn getopt , .Fn strtok ) distributed with this package are in the public domain; they are so marked. .Pp The files .Pa tar.h and .Pa is_tar.c were written by .An John Gilmore from his public-domain .Nm tar program, and are not covered by the above restrictions. .Sh バグ マジックディレクトリから マジックファイルを自動的に作成するよりよい方法があるはずです。 それは何なのでしょうか。より起動を速くするため マジックファイルをバイナリにコンパイルするとよいでしょう。 (たとえば .Xr ndbm 3 あるいは、異機種ネットワーク環境では固定長の .Tn ASCII 文字)。 そうすれば、同名の バージョン 7 のプログラムと同じぐらいの速さで System V バージョンの柔軟性を持ったプログラムとなるでしょう。 .Pp .Nm には、正確さよりも 速度を重視したアルゴリズムが いくつかあるので .Tn ASCII ファイルの内容については 間違うことがあります。 .Pp .Tn ASCII ファイルのサポート ( 元々はプログラミング言語のため ) は 単純で、不十分であり、更新には再コンパイルが必要です。 .Pp 複数の行に渡るものをサポートするため ``else'' 項があるべきです。 .Pp マジックファイルと キーワードの正規表現を サポートするべきです。 .Tn ASCII TAB をフィールドの識別子にすることは醜く、 ファイルの編集を難しくしていますが、残されています。 .Pp キーワードに大文字を許すことが勧められます。たとえば、 .Xr troff 1 コマンドと man page マクロの区別です。 正規表現のサポートで、このことは簡単になるでしょう。 .Pp \s-2FORTRAN\s0 に対してプログラムが働きません。 行の先頭にインデントされているキーワードを見ることにより \s-2FORTRAN\s0 だと判別すべきです。 正規表現のサポートによりこれは簡単になるでしょう。 .Pp .Em ascmagic に入っている キーワードのリストは、おそらくマジックファイルに 入れるべきものです。 これはオフセットの値として `*' のようなキーワードを 使うことで可能でしょう。 .Pp 最初の文字、最初の語、最初の long などに関する テストを 最初に読み込んだときに全て行うことができるよう マジックファイルを並べ直す最適化法はないだろうか。 マジックファイルの矛盾について述べるようにならないか。 エントリーの順序を マジックファイル上の位置ではなく、 ファイルオフセット順にすることはできないだろうか。 .Pp プログラムは、推定が「どれぐらいよい」のかを知る方法を 提供すべきです。ファイルの最初の 5 文字が ``From '' であるときに推測をしても、 ``Newsgroups:'' や "Return-Path:" といった文字による推測ほどよくはないので、推測結果を 捨てることになります。しかし、もしそういった文字が 現れなければ最初の推定を使わなければなりません。 .Pp このプログラムは、いくつかの商用の .Nm コマンドより遅いです。 .Pp このマニュアルページ、特にこの節が長過ぎます。 .Sh 入手性 オリジナル作者の最新のバージョンを anonymous FTP で、 .Em ftp.deshaw.com の .Pa /pub/file/file-X.YY.tar.gz から手に入れることができます。 diff --git a/ja/man/man1/ftp.1 b/ja/man/man1/ftp.1 index 2a181cf48f..0d7487af05 100644 --- a/ja/man/man1/ftp.1 +++ b/ja/man/man1/ftp.1 @@ -1,1379 +1,1379 @@ .\" %Id: ftp.1,v 1.8 1998/03/01 18:58:03 steve Exp % .\" %NetBSD: ftp.1,v 1.21 1997/06/10 21:59:58 lukem Exp % .\" .\" Copyright (c) 1985, 1989, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)ftp.1 8.3 (Berkeley) 10/9/94 .\" jpman %Id: ftp.1,v 1.3 1997/08/20 12:54:33 horikawa Stab % .\" .Dd August 18, 1997 .Dt FTP 1 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm ftp , pftp , gate-ftp .Nd .Tn ARPANET ファイル転送プログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl a .Op Fl d .Op Fl e .Op Fl g .Op Fl i .Op Fl n .Op Fl U .Op Fl p .Op Fl P Ar port .Op Fl t .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar host Op Ar port .Nm ftp ftp://[\fIuser\fR:\fIpassword\fR@]\fIhost\fR[:\fIport\fR]/\fIfile\fR[/] .Nm ftp http://\fIhost\fR[:\fIport\fR]/\fIfile\fR .Nm ftp \fIhost\fR:[/\fIpath\fR/]\fIfile\fR[/] .Sh 解説 .Nm は、 .Tn ARPANET 標準のファイル転送プロトコルを用いてファイル転送を実現するためのコマンドです。 本コマンドは、ネットワークを介して接続されているコンピュータ間で ファイルを転送する手段をユーザに提供します。 .Pp 書式の後ろから 3 つの使用例の形式では HTTP または FTP プロトコルの -いずれかを使ってファイルをカレンドディレクトリに取得します。 +いずれかを使ってファイルをカレントディレクトリに取得します。 これはスクリプト用に理想的です。 より詳しい情報については .Sx ファイルの自動的な取得 を参照して下さい。 .Pp オプションは、コマンドライン上か、コマンドインタプリタで指定できます。 .Bl -tag -width "port " .It Fl a .Nm は通常のログイン手続きを飛ばして、かわりに anonymous ログインを 使います。 .It Fl d デバッグを有効にします。 .It Fl e コマンドラインでの編集を無効にします。 .It Fl g ファイル名展開を無効にします。 .It Fl U データポートの範囲制限を無効にします。 .It Fl i 複数ファイル転送を行っている間の対話的プロンプトモードを オフにします。 .It Fl n .Nm が最初に接続する際の .Dq 自動ログイン を行いません。 自動ログインが許可された場合は、 .Nm は起動したユーザのホームディレクトリの .Pa .netrc (下記参照) ファイルに、リモートマシンのアカウントを記述している エントリがあるかどうかを調べます。 そのファイルにエントリがない場合には、 .Nm はリモートマシン上のログイン名 (デフォルトはローカルマシンでのユーザ ID) を要求します。 そして、もし必要があればログイン用のパスワードと アカウントの入力も促します。 .It Fl p 防火壁を越える接続のためのパッシブモード操作を有効にします。 .Nm pftp コマンドを使うのと同じです。 .It Fl P Ar port ポート番号を .Ar port に設定します。 .It Fl t パケットのトレースを有効にします。 .It Fl v 饒舌モードを有効にします。 入力が端末からの場合はこれがデフォルトです。 .Nm はデータ転送状況と、 リモートサーバからのすべてのレスポンスを表示します。 .It Fl V 入力が端末からの場合に、デフォルトで有効になっているのを無視して 饒舌モードを無効にします。 .El .Pp .Nm は、通信相手をコマンドラインで指定することが出来ます。通信相手を コマンドラインで指定した場合、 .Nm は指定したリモートマシンの .Tn FTP サーバプログラムとの接続を試みます。それ以外の場合、 .Nm は内部のコマンドインタプリタに入り、ユーザからの コマンド入力を待ちます。このとき .Nm は、 .Ql ftp> というプロンプトを出力します。 本状態の時には、 .Nm は以下のコマンドを受け付けます。 .Bl -tag -width Fl .It Ic \&! Op Ar command Op Ar args ローカルマシン上でシェルを起動します。 引数が指定された場合、最初の引数をコマンドとして実行し、 それ以降の引数はそのコマンドに対する引数として処理されます。 .It Ic \&$ Ar macro-name Op Ar args .Ar macro-name で定義されたマクロを実行します。マクロは、 .Ic macdef コマンドで定義出来ます。 .Ar args で指定された文字列は、展開されずにマクロに対して引き渡されます。 .It Ic account Op Ar passwd 一旦ログインに成功したユーザが、資源を扱うためにリモートマシンから 要求された追加のパスワードを入力します。 引数が指定されない場合、ユーザに対してパスワード入力を促す表示がされます。 この場合はパスワードはエコーバックされません。 .It Ic append Ar local-file Op Ar remote-file ローカルファイルをリモートマシン上のファイルに追加書き込みします。 もし、 .Ar remote-file が指定されていなければ、ローカルファイルの名前を .Ic ntrans や .Ic nmap で修正した名前をリモートファイル名として使います。 ファイル転送では .Ic type , .Ic format , .Ic mode , .Ic structure の現在の設定が使われます。 .It Ic ascii 転送ファイルの .Ic type をネットワーク .Tn ASCII 形式にします。 これはデフォルト時の設定です。 .It Ic bell 各ファイル転送コマンド終了時にベルを鳴らすかどうかを指定します。 .It Ic binary 転送ファイルの .Ic type をバイナリ形式にします。 イメージファイルなど、バイナリファイルを転送する時には本指定は必須です。 .It Ic bye リモートサーバとの .Tn FTP セッションを終了し、 .Nm を終了します。 EOF を入力した場合も同様です。 .It Ic case .Ic mget コマンドで連続してファイルを取得する場合、リモートマシン上の ファイル名の大文字小文字の対応を切り替えます。 デフォルトでは .Ic case はオフですが、オンの場合にはリモートマシンファイル名の すべての大文字が小文字に変換されて、ローカル マシンのディレクトリに 書き込まれます。 .It Ic \&cd Ar remote-directory リモートマシン上での作業ディレクトリを .Ar remote-directory へ変更します。 .It Ic cdup リモートマシン上での作業ディレクトリを一つ上に変更させます。 .It Ic chmod Ar mode file-name .Ar file-name で指定したリモートマシン上のファイルの属性を、 .Ar mode で指定したものに変更します。 .It Ic close リモートサーバとの .Tn FTP セッションを終了します。そしてコマンド入力待ちのプロンプトを表示します。 すでに定義されたマクロはすべて無効になります。 .It Ic \&cr ASCII 形式ファイルの転送を行なう場合に、 復帰コードの除去を行なうかどうかを変更します。 ASCII 形式のファイル転送時には、 復帰/改行 の文字列によってレコードが認識されます。 .Ic \&cr がオン(デフォルト)の時には、改行コードのみでレコードを区切る .Ux に適合するように、 復帰コードが文字列から除去されます。 .Ux 以外のリモートのシステムのレコードは 単独の改行コードを含む可能性があります。 ASCII 形式で転送を行った時には、そういった改行コードは .Ic \&cr がオフの場合にだけレコード区切り記号と区別して扱われます。 .It Ic delete Ar remote-file リモートマシン上のファイル .Ar remote-file を削除します。 .It Ic debug Op Ar debug-value デバッグモードを切り替えます。 .Ar debug-value が指定されるとデバッグレベルとして設定されます。 デバッグモードが有効になると、 .Nm はリモートマシンに送信されたコマンドを .Ql \-\-> に続けて表示します。 .It Ic dir Op Ar remote-directory Op Ar local-file リモートマシン上のディレクトリの内容を表示します。 表示内容にはサーバが選択したシステム依存の情報を含みます。 例えば大部分の .Ux システムは .Ql ls \-l コマンドから得られる出力を表示します。 ( .Ic ls も参照して下さい) もし .Ar remote-directory が指定されなければ、リモートマシン上のカレントディレクトリの内容が 表示されます。 もしプロンプトがオンだったら、 .Nm は、最後の引数が本当に .Ic dir の出力を書き込むローカルファイルかどうか問い合わせます。 ローカルファイルの指定が無い場合、または .Ar local-file の指定が .Sq Fl だった場合は出力は画面に表示されます。 .It Ic disconnect .Ic close と同じです。 .It Ic edit コマンドラインの編集機能、そして文脈に応じたコマンドとファイルの 補完機能を切り替えます。 これは入力が端末の場合は自動的に有効になり、そして そうでなければ無効になります。 .It Ic exit .Ic bye と同じです。 .It Ic ftp Ar host Op Ar port .Ic open と同じです。 .It Ic form Ar format ファイル転送様式を .Ar format と指定します。 デフォルトでは、様式は \*(Lqfile\*(Rq となります。 .It Ic get Ar remote-file Op Ar local-file リモートマシン上のファイル .Ar remote-file を取得してローカルマシン上に格納します。 ローカルファイル名 .Ar local file が指定されない場合、 ローカルファイル名は取得したファイルの リモートマシン上の名前と同じになります。 ただし、その名前は .Ic case , .Ic ntrans , .Ic nmap の設定により変更される事があります。 ファイル転送の時には現在の .Ic type , .Ic form , .Ic mode , .Ic structure の設定が使用されます。 .It Ic gate Op Ar host Op Ar port gate-ftp モードを切り替えます。 これは gate-ftp サーバが設定されていないと有効になりません (ユーザによって明示的に、または .Ev FTPSERVER 環境変数によって)。 .Ar host が与えられると、 gate-ftp モードが有効になり、そして gate-ftp サーバが .Ar host に設定されます。 .Ar port も同時に与えられると、それが gate-ftp サーバへ接続する際のポートとして使用されます。 .It Ic glob .Ic mdelete , .Ic mget , .Ic mput を行なう場合のファイル名の展開のオン/オフを切り替えます。 .Ic glob がオフの場合には、ファイル名は展開されずにそのままになります。 .Ic mput でのファイル名展開の規則は .Xr csh 1 のファイル名展開規則と同様です。 .Ic mdelete と .Ic mget の場合には、 各々のリモートファイル名はリモートマシン上で別々に展開され、 リストはマージされません。 ディレクトリ名の展開は普通のファイル名の展開と異なる事があります。 つまり、展開の結果はリモートの OS と FTP サーバに依存しています。 これは .Ql mls remote-files \- を実行する事によってあらかじめ知ることができます。 注意: .Ic mget と .Ic mput はファイルのディレクトリ・サブツリーを全て転送する物ではありません。 そのようにしたい時はサブツリーの .Xr tar 1 のアーカイブを作成してバイナリモードで転送します。 .It Ic hash Op Ar size 1 データブロック転送するごとに ハッシュサイン (``#'') を出力するかどうかを切り替えます。 デフォルトでは 1 データブロックは 1024byte です。 これは .Ar size でバイト単位で指定する事で変更できます。 .It Ic help Op Ar command 引数 .Ar command で指定したコマンドのヘルプメッセージを出力します。 引数が与えられない場合、 .Nm は使用可能なコマンドの一覧を出力します。 .It Ic idle Op Ar seconds リモートサーバ上のアイドルタイマを .Ar seconds 秒に設定します。 .Ar seconds が与えられない場合は現在のアイドルタイマ値を表示します。 .It Ic lcd Op Ar directory ローカルマシン上の作業ディレクトリを変更します。 .Ar directory 名が与えられない場合はユーザのホームディレクトリに移動します。 .It Ic less Ar file .Ic page と同じです。 .It Ic lpwd ローカルマシン上の作業ディレクトリを表示します。 .It Ic \&ls Op Ar remote-directory Op Ar local-file リモートマシンのディレクトリの内容のリストを表示します。 .Ar remote-directory の指定が無い場合には、 代わりに現在の作業ディレクトリが使われます。 もしプロンプトモードになっているならば, .Nm は、最後の引数が .Ic ls の出力を受け取るローカルのファイルであるかをユーザーに問い合わせます。 .Ar local-file の指定がない場合や .Fl が指定されている場合には、 出力は画面に表示されます。 .It Ic macdef Ar macro-name マクロ定義を行ないます。 後続の行がマクロ .Ar macro-name として格納されます。 空行 (1 つのファイル内での連続した改行文字や端末からの連続した 復帰文字) は マクロの入力モードを終了させます。 マクロの数の制限は 16 個で、定義されたマクロ全部で 4096 文字までがゆるされています。マクロは .Ic close コマンドが実行されるまで持続します。 マクロプロセッサは `$' と `\e' を特別な文字として解釈します。 1つ以上の数字が続く `$' は、コマンドラインで呼び出したマクロの 対応する引数によって置き換えられます。 後ろに `i' が続く `$' は、マクロプロセッサに対して実行している マクロのループを指示します。 最初のパスで `$i' はマクロを呼び出したコマンドラインの最初の引数に 置き換えられ、2 回目のパスで 2 つ目の引数に置き換えられ、それ以降も 同様に置き換えられます。 後ろに任意の文字が続いている `\e' はその文字に置き換えられます。 `\e' は `$' の特別な扱いを避けるために使用します。 .It Ic mdelete Op Ar remote-files リモートマシンの .Ar remote-files を削除します。 .It Ic mdir Ar remote-files local-file 複数のリモートファイルを指定出来る点を除くと .Ic dir と同様です。 プロンプトがオンの時には、 .Nm は最後の引数が .Ic mdir の出力を受け取るローカルファイルであるかをユーザーに問い合わせます。 .It Ic mget Ar remote-files リモートマシンで .Ar remote-files で指定されたファイルを展開し、展開後の各ファイル名のファイルに対して .Ic get を実行します。 ファイル名の展開の詳細は .Ic glob を参照してください。 生成されたファイル名は .Ic case , .Ic ntrans , .Ic nmap の設定に従い処理されます。 ファイルはローカルの作業ディレクトリに転送されます。 そのディレクトリは .Ql lcd directory で変更できます。 ローカルの新しいディレクトリは .Ql "\&! mkdir directory" で作成できます。 .It Ic mkdir Ar directory-name リモートマシンにディレクトリを作ります。 .It Ic mls Ar remote-files local-file 複数のリモートファイル名を指定できる点と .Ar local-file を必ず指定しなければならない点を除くと .Ic ls と同様です。 プロンプトがオンの時には、 .Nm は最後の引数が .Ic mls の出力を受け取る目標のローカルファイルであるかをユーザに確認します。 .It Ic mode Op Ar mode-name ファイル転送モード .Ic mode を .Ar mode-name で指定したものに設定します。 デフォルトは \*(Lqstream\*(Rq です。 .It Ic modtime Ar file-name リモートマシン上の指定ファイルの最終更新日時を参照します。 .It Ic more Ar file .Ic page と同じです。 .It Ic mput Ar local-files 引数として与えられたローカルファイルのリスト中の ワイルドカードを展開し、 展開後の各ファイル名のファイルに対して .Ic put を実行します。 ファイル名の展開の詳細については .Ic glob を参照してください。 生成されたファイル名は .Ic ntrans と .Ic nmap の設定に従って処理されます。 .It Ic msend Ar local-files .Ic mput と同じです。 .It Ic newer Ar file-name リモートマシンのファイルの最終更新日時の方が ローカルマシンのファイルより新しい場合にのみファイルを取得します。 現在のシステムにファイルが無いときには、リモートファイルの方が .Ic 新しい ものとして扱われます。 その他については .Ar get と同じです。 .It Ic nlist Op Ar remote-directory Op Ar local-file .Ic ls と同じです。 .It Ic nmap Op Ar inpattern outpattern ファイル名のマッピング機能を設定したり解除したりします。 引数が無い場合にはマッピング機能が解除されます。 引数がある場合には、出力先のリモートファイル名の指定されていない .Ic mput コマンドと .Ic put コマンドの実行時に、リモートファイル名がマップされます。 同様な事が .Ic mget コマンドと .Ic get コマンドのローカルファイル名についても行われます。 このコマンドはファイルの命名規則が異なる .Ux ではないリモートマシンとの接続時に便利です。 マッピングは .Ar inpattern と .Ar outpattern によって設定されたパターンに従って行われます。 .Op Ar inpattern は (すでに .Ic ntrans と .Ic case によって処理されているかもしれない) 入力ファイル名のためのテンプレートです。 .Ar inpattern に`$1', `$2', ..., `$9' の文字列を含むことによって、 変数を使用したテンプレートも使えます。 `$' を特別扱いしたくない時には `\\' を使ってください。 他の文字はそのままその文字として扱われ、 .Ic nmap の .Op Ar inpattern 変数の値を決めるのに用いられます。 例えば、 .Ar inpattern として $1.$2 が、 リモートファイルの名前として "mydata.data" が 与えられた時に、$1 は "mydata" という値となり, $2 は "data" という値になります。 .Ar outpattern は生成されるマッピング後のファイル名を決定します。 文字列の `$1', `$2', ...., `$9' は .Ar inpattern のテンプレートから生成される値に置き換えられます。 文字列の `$0' は元のファイル名で置き換えられます。 さらに、文字列の .Ql Op Ar seq1 , Ar seq2 は .Ar seq1 が空文字列でない時には .Op Ar seq1 に、 空文字列の時には .Op Ar seq2 に置き換えられます。 例えばコマンド .Pp .Bd -literal -offset indent -compact nmap $1.$2.$3 [$1,$2].[$2,file] .Ed .Pp は、 入力ファイル名 "myfile.data" と "myfile.data.old" に対して出力ファイル名が "myfile.data" になり、 入力ファイル名 "myfile" に対して出力ファイル名が "myfile.file" になり、 入力ファイル名 ".myfile" に対して 出力ファイル名が "myfile.myfile"になります。 例えば、`nmap $1 sed "s/ *$//" > $1' のように、 .Ar outpattern にはスペースが入っていても構いません。 文字 `$', `[', `]', `,' を特別扱いしたくない時には `\e' を使ってください。 .It Ic ntrans Op Ar inchars Op Ar outchars ファイル名の文字変換機能を設定したり解除したりします。 引数が無い場合には文字変換機能が解除されます。 引数がある場合には、出力先のリモートファイル名の指定されていない .Ic mput コマンドと .Ic put コマンドの実行時にリモートファイル名が変換されます。 同様な事が .Ic mget コマンドと .Ic get コマンドでもローカルファイルに対して行われます。 このコマンドは、 .Ux とは異なるファイル命名規則のリモートマシンとの接続時に有効です。 ファイル名中の文字で、 .Ar inchars の中の文字に一致するものが .Ar outchars の対応する文字に置き換えられます。 .Ar inchars の中での文字の位置が .Ar outchars の長さを越えている時には、その文字はファイル名から削除されます。 .It Ic open Ar host Op Ar port 指定した .Ar host の .Tn FTP サーバとのコネクションを確立します。 ポート番号 .Ar port を指定した場合、 .Nm は指定したポート番号を用いて .Tn FTP サーバとのコネクションの確立を試みます。 .Ic 自動ログイン オプションがオン ( デフォルト時 ) の場合には、 .Nm は自動的に .Tn FTP サーバに対してログインを行ないます ( 以下を参照 ) 。 .It Ic page Ar file .Ic file を取得して、 .Ev PAGER で指定されたプログラム (デフォルトは .Xr less 1 )を使って表示します。 .It Ic passive パッシブモードを切り替えます。パッシブモードがオン (デフォルトはオフ) なら、ftp クライアントは すべてのデータコネクションにおいて、通常の .Dv PORT コマンドの代わりに .Dv PASV コマンドを送ります。 .Dv PASV コマンドはリモートのサーバにデータコネクションのためのポートを 開いて、そのポートのアドレスを返すよう要求します。 リモートサーバはそのポートで待ち、クライアントはそこに接続します。 より伝統的な .Dv PORT コマンドを使う場合は、クライアントがポートで待ち、そしてそのアドレスを リモートサーバに送ってリモートサーバはそこに接続して来ます。 パッシブモードは ゲートウェイ・ルータやトラフィックの方向を制御しているホストを 経由して .Nm を使う場合に有用です。 (注意: ftp サーバが RFC 1123 の .Dv PASV コマンドをサポートしている必要がありますが、サポートしていない 場合もあります。) .It Ic preserve 受け取ったファイルの更新日時を保存するかどうかを切り替えます。 .It Ic progress 転送の進行状況を表す棒グラフ表示を切り替えます。 この棒グラフは、 .Ar ローカルファイル として .Sq Fl か .Sq \&| で始まるコマンドが指定された転送では表示されません。 詳しくは .Sx ファイル名の規則 を参照して下さい。 .It Ic prompt 対話的プロンプトモードを切り替えます。 対話的プロンプトモードをオンにすることで、 複数ファイル転送時に転送ファイルの選択を行なえます。 対話的プロンプトモードをオフにすると (デフォルトはオン)、 .Ic mget や .Ic mput で指定したファイルはすべて転送され、 .Ic mdelete で指定したファイルはすべて削除されます。 .Pp プロンプトモードがオンの時には、プロンプトにおいて以下の コマンドが使用できます: .Bl -tag -width 2n -offset indent .It Ic n ファイルを転送しません。 .It Ic a 現在のファイルについて .Sq yes とし、自動的に現在のコマンドに対する残りのすべての ファイルに対しても .Sq yes とします。 .It Ic p 現在のファイルについて .Sq yes とし、プロンプトモードをオフにします (あたかも .Dq prompt off が指定されたかのように)。 .El .Pp これ以外の応答は現在のファイルに対する .Sq yes として扱われます。 .It Ic proxy Ar ftp-command ftp コマンドを 2次制御接続上で実行します。 本コマンドを用いることで、同時に 2 つのリモートマシンとコネクションを確立し、 2つのサーバ間でファイル転送を行なうようにすることができるようになります。 最初の .Ic proxy コマンドは .Ic open コマンドである必要があります。 これは、2 次的な制御コネクションを確立するために必要な操作です。 "proxy ?" とコマンドを実行することで、 2 次接続下で使用可能なコマンド一覧が表示されます。 以下のコマンドは .Ic proxy の後におかれた時には異なった働きをします。 .Ic open は自動ログイン処理中には新しいマクロの定義を行いません。 .Ic close はマクロの削除を行いません。 .Ic get と .Ic mget は 1次制御接続のホストから 2次制御接続のホストにファイルの転送を行います。 .Ic put と .Ic mput と .Ic append は 2次制御接続のホストから 1次制御接続のホストにファイルの転送を行います。 第三者のファイル転送は、2次制御接続のサーバが FTP プロトコルの .Dv PASV コマンドをサポートしているかどうかに依存します。 .It Ic put Ar local-file Op Ar remote-file ローカルマシン上の指定ファイルをリモートマシンに転送します。 .Ar remote-file が指定されない場合には、転送先でのファイル名は、 .Ic ntrans か .Ic nmap の設定に基づく処理を行ったローカルファイルの名前が用いられます。 ファイル転送には .Ic type , .Ic format , .Ic mode , .Ic structure の現在の設定が用いられます。 .It Ic pwd 現在のリモートマシン上での作業ディレクトリを表示します。 .It Ic quit .Ic bye と同じです。 .It Ic quote Ar arg1 arg2 ... 引数で指定した文字列を、そのままリモート .Tn FTP サーバに送信します。 .It Ic recv Ar remote-file Op Ar local-file .Ic get と同じです。 .It Ic reget Ar remote-file Op Ar local-file getと似ていますが、 .Ar local-file が存在しており .Ar remote-file よりサイズが小さい場合には、 .Ar local-file がリモートファイルの一部であるとみなして続きをコピーする点が異なります。 本コマンドは、大きいファイルの転送中にコネクションが 切断されてしまった場合の続きを受信しなおす場合などに有用です。 .It Ic remotehelp Op Ar command-name リモート .Tn FTP サーバのヘルプメッセージを要求します。 .Ar command-name が指定された場合にはそのコマンドのヘルプが表示されます。 .It Ic rstatus Op Ar file-name 引数がない場合にはリモートマシンのステータスが表示されます。 .Ar file-name が指定されている場合には、 リモートマシン上の指定ファイルのステータスが表示されます。 .It Ic rename Op Ar from Op Ar to リモートマシン上のファイル .Ar from が、 .Ar to というファイル名にリネームされます。 .It Ic reset リプライキューをクリアします。 本コマンドはコマンド/リプライのシーケンスの再同期をとるのに使われます。 再同期を取ることは ftp プロトコル上の障害が発生した時に必要な操作です。 .It Ic restart Ar marker .Ic get や .Ic put を指定した .Ar marker 位置から再開します。 .Ux システムにおいては、通常 marker はファイルのバイトオフセットで指定します。 .It Ic restrict データポートの幅を制限するかをオン/オフします。 パッシブモードでない時に、 .Nm クライアントはリモートサーバに対して、独立したデータポートで クライアントホストに接続してくることを要求します。 前のバージョンでは、そのリモートポートは 1024 から 4999 までの幅に 収まっていました。 しかしほとんどの防火壁 (fire wall) では、その範囲に他のサービスが あるために TCPポートをフィルタリングしています。 現在のデフォルトの動作では、ポート番号が 40000 から 44999 の間で、 サーバがクライアントに対して接続してくることを要求します。 もしセキュリティ上の危険性がないと考えるならば、防火壁管理者は その幅での TCP 接続に対して許可を行うという選択ができます。 .It Ic rmdir Ar directory-name リモートマシン上のディレクトリを消去します。 .It Ic runique ローカルマシンに保存されるファイルに対して ユニークな名前を付加するかどうかを切り替えます。 .Ic get や .Ic mget コマンドで目的のローカルファイルと同じ名前のファイルが既に存在する時には、 ".1" が名前に付加されます。 その名前も既に存在する時には ".2" が付加されます。 このように順番に処理をし、 ".99" になっても存在する時には エラーメッセージが表示され、転送は行われません。 生成されたユニークなファイル名は報告されます。 注意: .Ic runique はシェルコマンドで生成されるファイル名には効果がありません (下記参照)。 デフォルトではオフになっています。 .It Ic send Ar local-file Op Ar remote-file .Ic put と同じです。 .It Ic sendport .Dv PORT コマンドを使用するかどうか切り替えます。 デフォルトでは、 .Nm は各データ転送用のコネクションの確立の際に .Dv PORT コマンドの使用を試みます。 .Dv PORT を使うことで複数ファイル転送を行なう場合の遅延を避けることが出来ます。 .Dv PORT コマンドが失敗した場合、 .Nm はデフォルトのデータ・ポートを使用します。 .Dv PORT コマンドが無効になった場合、データ転送時に .Dv PORT コマンドは使われません。 これはある種の .Tn FTP の実装で .Dv PORT コマンドは無視するが、誤っていて、受け入れたと返事を返すような 物に対して有効です。 .It Ic site Ar arg1 arg2 ... 引数で指定した文字列を、 .Dv SITE コマンドの引数としてそのまま .Tn FTP サーバに送信します。 .It Ic size Ar file-name リモートマシン上の .Ar file-name で指定したファイルのサイズを表示します。 .It Ic status .Nm の現在の状態を表示します。 .It Ic struct Op Ar struct-name ファイル転送の .Ar structure を .Ar struct-name に設定します。 デフォルトでは、\*(Lqstream\*(Rq に設定されています。 .It Ic sunique リモートマシン上に転送するファイルのファイル名に対して、 一意な名前を付与するかどうかを切り替えます。 この機能が使えるためには、 リモートの FTP サーバが FTP のプロトコルの .Dv STOU コマンドをサポートしていなければなりません。 リモートサーバがユニークな名前を報告します。 デフォルトではこの機能はオフになっています。 .It Ic system リモートマシンで稼働している OS のタイプを表示します。 .It Ic tenex .Tn TENEX マシンと 通信するために必要なファイル転送モードを設定します。 .It Ic trace パケットトレースをするかどうかを切り替えます。 .It Ic type Op Ar type-name ファイル転送の .Ic type を .Ar type-name に変更します。引数が指定されない場合には 現在のファイル転送タイプを表示します。 デフォルトタイプはネットワーク .Tn ASCII です。 .It Ic umask Op Ar newmask リモートサーバのデフォルトの umask 値を .Ar newmask で指定した値に変更します。 .Ar newmask が指定されていない場合は現在の umask 値を表示します。 .It Xo .Ic user Ar user-name .Op Ar password Op Ar account .Xc ユーザをリモート .Tn FTP サーバに認識させます。 .Ar password が指定されていなくて、 .Tn FTP サーバが必要とする場合は ( ローカルエコーをオフにしてから ) .Nm がユーザに問い合わせます。 .Ar account が指定されていなくて、 .Tn FTP サーバが必要とする場合には、 .Nm がユーザに問い合わせます。 リモートサーバがログイン時にアカウントを必要としないのに .Ar account フィールドが指定された場合には、ログイン処理の完了後に account コマンドがリモートサーバに渡されます。 「自動ログイン」を無効にした状態で .Nm が呼び出されない限り、 この処理は .Tn FTP サーバに最初につながった時に自動的に行われます。 .It Ic verbose 饒舌モードの切り替えをします。 饒舌モードの時には .Tn FTP サーバからの全ての応答が表示されます。 さらにこのモードがオンの時には、ファイル転送が終了した時に 転送効率に関する統計が報告されます。 デフォルトではオンになっています。 .It Ic ? Op Ar command .Ic help コマンドと同じです。 .El .Pp スペースを含むコマンドの引数は、`"' マークで括って下さい。 .Pp 設定を切り替えるコマンドでは、設定を指定するために明示的に .Ic on か .Ic off を引数として指定できます。 .Pp .Nm が転送中に .Dv SIGINFO ( .Xr stty 1 の引数 .Dq status を参照) シグナルを受けると、その時点での転送レートの統計情報が 終了時の標準的なフォーマットと同じ形式で標準エラー出力に書き出されます。 .Sh ファイルの自動取得 標準的なコマンドに加えて、 このバージョンの .Nm は自動取得の機能をサポートします。 単にホスト名/ファイルのリストをコマンドラインで渡すと 自動取得が有効になります。 .Pp 自動取得の指定では以下の形式を認識します: .Bl -tag -width "host:/file" .It host:/file .Dq 古典的な ftp の形式 .It ftp://[user:password@]host[:port]/file ftp URL形式で、 .Ev ftp_proxy が定義されていなければ ftpプロトコルで取得します。 そうでなければ .Ev ftp_proxy で指定されたプロキシを経由した http を使って転送します。 .Ar user:password@ が指定されていて .Ev ftp_proxy が定義されていない場合は、 パスワードに .Ar password を使って .Ar user でログインします。 .It http://host[:port]/file HTTP URL形式、http プロトコルで取得します。 .Ev http_proxy が定義されている場合は、その内容が HTTPプロキシサーバの URL として使用されます。 .El .Pp 古典的な形式または ftp URL形式で最後に .Sq / がある場合は、 .Nm はサイトに接続して与えられたパスのディレクトリに .Ic cd し、以降の入力を受け付けるために対話モードに入ります。 .Pp 自動取得の対象が複数指定されていて、連続しているものが同じホストを 参照している時は、接続の確立と切断によるオーバヘッドを避けるために 複数の転送にわたって接続が維持されます。 .Pp ファイル名の展開がオンで .Ic file が展開の対象となる文字を含んでいるなら ( .Ic glob 参照) .Ic "mget file" と同じ事を行います。 .Pp .Ic file のディレクトリ部分が展開の対象となる文字を含まなければ、 ファイルは .Ic file から .Xr basename 1 で得られる名前で現在のディレクトリに置かれます。 そうでなければリモートの名前をローカルでの名前として使います。 .Sh ファイル転送の中止 ファイル転送を中断するためには、 端末のインタラプトキー (通常は Ctrl-C) を打鍵してください。 データ送信はただちに停止します。 データ受信は、ftp プロトコルの .Dv ABOR コマンドをリモートサーバに送ることでサーバからのデータ送信がとまります。 そしてそれ以降の受信データは捨てられます。 これが行われる速度は、リモートサーバが .Dv ABOR コマンドをサポートする方式に依存します。 リモートサーバが .Dv ABOR コマンドをサポートしていない時には、 リモートサーバが要求したファイルを送り終るまで .Ql ftp> というプロンプトは現れません。 .Pp 端末からの割り込みキー入力は、 .Nm が何かローカルの処理をすでに完了していて リモートサーバからの応答を待っている時には無視されます。 このモードでの長い遅延は上でも述べたように ABOR 処理の結果に よるものか、 ftp のプロトコル違反を含めたリモートサーバによる 予期せぬ動作のどちらかによるものです。 もしリモートサーバの予期せぬ動作の結果による遅延であるならば、 ローカルの .Nm プログラムは手動で終了 (kill) しなければなりません。 .Sh ファイル名の規則 .Nm コマンドの引数として指定されたファイル名は、以下の規則で処理されます。 .Bl -enum .It ファイル名として .Sq Fl が指定された場合、 入力ファイル名の場合には標準入力 .Ar stdin が、 出力ファイル名の場合には標準出力 .Ar stdout が使用されます。 .It ファイル名の先頭の文字が .Sq \&| の場合には、その後に指定された文字列はすべてシェルコマンドと解釈されます。 .Nm は与えられた引数をつけて .Xr popen 3 を用いてシェルを呼び出し、標準入力から(標準出力へ)読み出し(書き込み)ます。 シェルコマンドにスペースが含まれている時には 引数は引用符で囲まれなければなりません。 (例: \*(Lq" ls -lt"\*(Rq ) 特に有用な例としては \*(Lqdir \&|more\*(Rq があります。 .It 上記のチェックにひっかからず、 ``globbing'' が許可されている場合、 ローカルファイル名は .Xr csh 1 のファイル名展開規則にしたがって展開されます。 (詳細は .Ic glob コマンドを参照) ただし、 .Nm のコマンドが 1 つのファイル名しか必要としない場合 (例えば .Ic put ) は、ファイル名が展開された後の最初のファイル名だけが使用されます。 .It .Ic mget コマンドと .Ic get コマンドにおいてローカルファイル名が指定されない場合、 ローカルファイル名はリモートファイル名と同一になります。 ただし、これらのファイル名は .Ic case , .Ic ntrans , .Ic nmap の設定によって変わることもあります。 結果として得られたファイル名は、 .Ic runique が設定されていればさらに変わるかもしれません。 .It .Ic mput コマンドと .Ic put コマンドにおいてリモートファイル名が指定されない場合、 リモートファイル名はローカルファイル名と同一になります。 ただし、これらのファイル名は .Ic ntrans , .Ic nmap の設定によって変わることもあります。 結果として得られたファイル名は、 .Ic sunique が設定されていればリモートサーバによって さらに変えられるかも知れません。 .El .Sh ファイル転送パラメータ FTPの仕様にはファイル転送時に影響を及ぼす多くのパラメータがあります。 .Ic type は、\*(Lqascii\*(Rq, \*(Lqimage\*(Rq (binary), \*(Lqebcdic\*(Rq, \*(Lqlocal byte size\*(Rq ( .Tn PDP Ns -10 および .Tn PDP Ns -20 でよく使われます) が指定可能です。 .Nm は、ascii と image のタイプを指定可能なのに加えて、 .Ic tenex モードの転送を指定することにより ローカルバイトサイズ 8 を指定することが可能です。 .Pp .Nm では、他の .Ic mode , .Ic form , .Ic struct のパラメータではデフォルト値だけが使用可能です。 .Sh .netrc ファイル .Pa .netrc ファイルは、自動ログイン処理においてのログインおよび初期設定情報を記述します。 .Pa .netrc ファイルは、ユーザのホームディレクトリに置きます。 .Pa .netrc では以下の予約語が解釈されます。これらはスペース、タブそして new-line によって分割されます。 .Bl -tag -width password .It Ic machine Ar name リモートマシン名 .Ar name を定義します。 自動ログイン処理は .Pa .netrc ファイル中に .Ic machine トークンがあるかどうか探し、そのエントリが .Nm のコマンドラインもしくは .Ic open コマンドの引数と一致するかどうかチェックします。 一致するエントリがあった場合は後に続く .Pa .netrc トークンが処理され、その処理はファイル最後尾に行き着くか他の .Ic machine トークンまたは .Ic default トークンに出くわすまで続きます。 .It Ic default いろんな名前と一致するワイルドカード的な働きがあることを除けば .Ic machine .Ar name と同様です。 .Ic default トークンは、 .Pa .netrc ファイル中に 1 エントリだけが許され、 しかも他の全ての .Ic machine トークンより後ろでなければなりません。 通常は .Pp .Dl default login anonymous password user@site .Pp のように使用されます。 本エントリによって .Pa .netrc に指定の無い ftp サイトに自動で anonymous ログインを試みるようになります。 .Fl n フラグを付加して ftp を起動することで .Pa .netrc ファイルを無視することが出来ます。 .It Ic login Ar name リモートマシンにおけるログイン名を指定します。 本トークンが与えられている場合、自動ログイン処理は .Ar name をログイン名としてログインしようとします。 .It Ic password Ar string パスワードを指定します。 本トークンが指定されている場合でリモートサーバがログイン処理中に パスワードを要求する場合は、自動ログイン処理は指定した文字列を 送ります。 .Pa .netrc ファイルにおいて、 .Ar anonymous 以外のユーザエントリにおいて本トークンが登録されており、なおかつ .Pa .netrc がユーザ以外から読める属性である場合には .Nm は自動ログイン処理を中断します。 .It Ic account Ar string 追加のアカウントパスワードを登録します。 このトークンがあると、 もし追加のアカウントパスワードをリモートホストが必要とする時に 自動ログインプロセスが指定された文字列を与えます。 そうでない場合には、自動ログインプロセスは .Dv ACCT コマンドを与えます。 .It Ic macdef Ar name マクロを定義します。 このトークンの機能は .Nm .Ic macdef コマンドの機能に似ています。 マクロは指定された名前を用いて定義されます。 その内容は .Pa .netrc の次の行から始まり、空行 ( 改行文字の連続 ) が現れるまで続きます。 .Ic init というマクロが定義されているならば、 自動ログイン処理の中での最後の段階で自動的に実行されます。 .El .Sh コマンドラインの編集機能 .Nm は .Xr editline 3 ライブラリを使った対話的なコマンドラインの編集をサポートします。 これは .Ic edit コマンドによって有効になり、そして入力が tty からの場合は デフォルトで有効になっています。 カーソルキーで以前の行を呼び出して編集できます。 そして他にも GNU Emacs スタイルの編集用のキーが使えます。 .Pp .Xr editline 3 ライブラリは .Pa .editrc ファイルで設定できます - より詳しくは .Xr editrc 5 を参照して下さい。 .Pp .Nm には、文脈に依存したコマンドとファイル名の補完 (リモートファイルの補完を含む) 機能を提供するための 追加のキー割り当てが用意されています。 これを使うためには .Xr editline 3 の .Ic ftp-complete コマンドにキーを割り当てて下さい。 これはデフォルトで TAB キーに割り当てられています。 .Sh 環境変数 .Nm は、以下の環境変数を使用します。 .Bl -tag -width "FTP_PASSIVE_MODE" .It Ev FTP_PASSIVE_MODE パッシブモードの FTP をデフォルトで使用します。 .It Ev FTPSERVER .Ic gate が有効な時に gate-ftpサーバとして使用するホスト。 .It Ev FTPSERVERPORT .Ic gate が有効な時に gate-ftpサーバに接続するのに使うポート。 デフォルトは .Dq ftpgate/tcp で .Fn getservbyname を呼び出して返って来たポート。 .It Ev HOME 定義されていれば .Pa .netrc ファイルのデフォルトの置き場所となります。 .It Ev PAGER .Ic page でファイルを表示する際に使われます。 .It Ev SHELL デフォルトで起動するシェルを定義します。 .It Ev ftp_proxy FTP URLリクエストを発行する時に使う FTPプロキシの URL (定義されていなければ標準の ftpプロトコルを使います)。 .It Ev http_proxy HTTP URLリクエストを発行する時に使う HTTPプロキシの URL。 .El .Sh 関連項目 .Xr getservbyname 3 , .Xr editrc 5 , .Xr services 5 , .Xr ftpd 8 .Sh 注釈 .Xr pftp 1 と .Xr gate-ftp 1 コマンドは .Nm にリンクされています。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から実装されました。 .Pp コマンドラインの編集、文脈に依存したコマンドとファイルの補完、 進行状況を表す棒グラフ、ファイルの自動的な取得、 ftp と http 形式の URL、更新時刻の保存といった各種の機能は .Nx 1.3 で Luke Mewburn によって、Jason Thorpe のアシスタントを得て実装されました。 .Sh バグ 多くのコマンドの正しい動作は、リモートサーバの適切な動作に依存します。 .Pp .Bx 4.2 の ascii モードでの転送時の復帰文字の取り扱いのエラーは訂正されています。 この訂正の結果として、 .Bx 4.2 のサーバとの間でバイナリファイルを ascii タイプを使用して転送した時に 不正転送をひき起こすことが あります。この問題を回避するためにはバイナリモードを用いて ファイル転送をして下さい。 diff --git a/ja/man/man1/pic.1 b/ja/man/man1/pic.1 index 081283de5e..bc32f07313 100644 --- a/ja/man/man1/pic.1 +++ b/ja/man/man1/pic.1 @@ -1,747 +1,747 @@ .ig \"-*- nroff -*- Copyright (C) 1989-1995 Free Software Foundation, Inc. Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this manual provided the copyright notice and this permission notice are preserved on all copies. Permission is granted to copy and distribute modified versions of this manual under the conditions for verbatim copying, provided that the entire resulting derived work is distributed under the terms of a permission notice identical to this one. Permission is granted to copy and distribute translations of this manual into another language, under the above conditions for modified versions, except that this permission notice may be included in translations approved by the Free Software Foundation instead of in the original English. .. .\" jpman %Id: pic.1,v 1.2 1997/03/29 07:11:03 horikawa Stab % .\" Like TP, but if specified indent is more than half .\" the current line-length - indent, use the default indent. .de Tp .ie \\n(.$=0:((0\\$1)*2u>(\\n(.lu-\\n(.iu)) .TP .el .TP "\\$1" .. .ie t .ds tx T\h'-.1667m'\v'.224m'E\v'-.224m'\h'-.125m'X .el .ds tx TeX .ie \n(.g .ds ic \/ .el .ds ic \^ .\" The BSD man macros can't handle " in arguments to font change macros, .\" so use \(ts instead of ". .tr \(ts" .TH PIC 1 "7 September 1996" "Groff Version 1.10" .SH 名称 pic \- troff と TeX で用いるピクチャコンパイラ .SH 書式 .B pic [ .B \-nvC ] [ .I filename \&.\|.\|. ] .br .B pic .B \-t [ .B \-cvzC ] [ .I filename \&.\|.\|. ] .SH 解説 .LP 本マニュアルでは、groff ドキュメントフォーマットシステムの一部である GNU バージョンの .B pic について記述します。 .B pic は、 .B troff か \*(tx の入力ファイルに埋め込まれたピクチャの記述を .B troff か \*(tx が解釈できるコマンドに変換します。 ピクチャは .B .PS で始まる行から開始され、 .B .PE で始まる行で終了します。 .B .PS と .B .PE に狭まれた領域以外は、変更せずに素通しします。 .LP .B .PS と .B .PE マクロの適切な定義はユーザに任されています。使用している マクロパッケージが適当な定義を提供しない場合(たとえば、古いバージョンの \-ms マクロの場合)、 .B \-mpic マクロから取り出すことができます。 \-mpic マクロではピクチャ は中央寄せになります。 .SH オプション .LP 引数を伴わないオプションは .B \- のあとにまとめて続けることができます。 特別なオプション .B \-\^\- は、オプションの最後を意味します。ファイル名のかわ りに用いられる .B \- は、標準入力を意味します。 .TP .B \-C .B .PS や .B .PE のあとに空白や改行以外の文字がきても、それを .B .PS や .B .PE であると解釈します。 .TP .B \-S より安全なモード; .B sh コマンドを実行しません。 信用できない入力を処理する場合に便利です。 .TP .B \-n groff の troff に対する独自拡張を用いません。後処理に独自拡張を解釈 できないものを用いるときに、このオプションを指定します。拡張については、 .BR groff_out (5) に記述されています。 .B \-n オプションはまた、troff モードにお いて、点を打つために長さ 0 の直線を使わないようにします。 .TP .B \-t \*(tx モードです。 .TP .B \-c より .B tpic との互換性が高い処理を行います。本オプションは自動的に -t オプションも設定します。 .B \e で始まる行が透過的に出力されることがなくなり ます。 .B . で始まる行は先頭の .B . を .B \e に置き換えます。 .B .ps で始まる行は、特 別な扱いを受けます。すなわち、整数のオプションを続けることができ、それ は直線の太さ(ペンのサイズ)を 1000 分の 1 インチで示します。オプションが 省略された場合は、直 前の直線の太さに戻します。直線の太さの初期値は 1000 分の 8 インチです。 このように指定された直線の太さは、 .B thickness 属性、または、 .B linethick 変数によって負でない値が設定されていない場合にのみ有効です。 .TP .B \-v バージョン番号を表示します。 .TP .B \-z \*(tx モードにおいて、長さ 0 の直線を用いて点を描画します。 .LP 他のバージョンの pic でサポートされている以下のオプションは無視されます。 .TP .B \-D すべての直線を .B \eD エスケープシーケンスにより描画します。 .B pic は、つねに この動作を行います。 .TP .BI \-T \ dev .B troff のデバイス .I dev のための出力を行います。 .B pic が .B troff に出 力する内容はデバイス非依存なので、本オプションは不要です。 .SH 使用法 本節では GNU pic とオリジナルバージョンの pic との違いのみを説明します。 これらの違いの多くは新しいバージョンの Unix pic にもあてはまります。 .SS \*(tx モード .LP \*(tx モードは .B \-t オプションにて有効になります。 \*(tx モードでは、各ピクチャのために .B \egraph から呼び出される vbox を、pic は定義します。 例えば以下のようにして、自分自身で vbox を表示する必要が有ります。 .RS .LP .B \ecenterline{\ebox\egraph} .RE .LP 実際、vbox は高さが 0 ですから、この表現ではピクチャの上の空間が ピクチャの下の空間よりも若干大きくなります。 .RS .LP .B \ecenterline{\eraise 1em\ebox\egraph} .RE .LP はこの問題を避けます。 .LP \*(tx ドライバで .B tpic スペシャルバージョン 2 をサポートするものを使用する必要が有ります。 .LP .B \e で始まる行は透過的に通されます; 単一の .B % が行末に追加され、望まれない空白が出るのを防ぎます。 この機能を使用して、安全にフォントを変更したり .B \ebaselineskip の値を変更できます。 この方法以外で実行すると、望ましくない結果となるでしょう; 各自のリスクで実行して下さい。 ピリオドで始まる行は特別には扱われません。 .SS コマンド .TP \fBfor\fR \fIvariable\fR \fB=\fR \fIexpr1\fR \fBto\fR \fIexpr2\fR \ [\fBby\fR [\fB*\fR]\fIexpr3\fR] \fBdo\fR \fIX\fR \fIbody\fR \fIX\fR .I variable を .IR expr1 に設定します。 .I variable の値が .IR expr2 以下の間、 .I body を実行して .I variable を .IR expr3 だけ増加させます; もし .B by が指定されない場合、 .I variable の増分は 1 です。 もし .I expr3 の前に .B * が指定された場合、 .I variable には .IR expr3 が掛けられます。 .I X は .IR body に存在しない任意の文字を使用して構いません。 .TP \fBif\fR \fIexpr\fR \fBthen\fR \fIX\fR \fIif-true\fR \fIX\fR \ [\fBelse\fR \fIY\fR \fIif-false\fR \fIY\fR] .IR expr を評価します; もし非 0 ならば、 .IR if-true を実行します、 そうでないなら .IR if-false を実行します。 .I X は .IR if-true に存在しない任意の文字であり、 .I Y は .IR if-false に存在しない任意の文字です。 .TP \fBprint\fR \fIarg\fR\|.\|.\|. 引数を結合し、標準エラー出力に 1 行で出力します。 各 .I arg は式、位置、テキストのいずれかである必要が有ります。 デバッグに有効です。 .TP \fBcommand\fR \fIarg\fR\|.\|.\|. 引数を結合し、troff または \*(tx に 1 行として渡します。 各 .I arg は式、位置、テキストのいずれかである必要が有ります。 これは .B . や .BR \e で始まる行と同様の効果が有りますが、 値や変数をそのまま通します。 .TP \fBsh\fR \fIX\fR \fIcommand\fR \fIX\fR .I command をシェルに渡します。 .I X は .IR command 中に存在しない任意の文字です。 .TP \fBcopy\fR \fB"\fIfilename\fB"\fR .I filename をファイルのこの位置に埋め込みます。 .TP \fBcopy\fR [\fB"\fIfilename\fB"\fR] \fBthru\fR \fIX\fR \fIbody\fR \fIX\fR \ [\fBuntil\fR \fB"\fIword\*(ic\fB"\fR] .ns .TP \fBcopy\fR [\fB"\fIfilename\fB"\fR] \fBthru\fR \fImacro\fR \ [\fBuntil\fR \fB"\fIword\*(ic\fB"\fR] この構造は .I body を .IR filename の各行に対して 1 度づつ実行します。 行は空白で区切られた語に分割され、 .IR body 中の .BI $ i ただし .I i は 1 から 9 までは、 行の .IR i 番目の語に置換されます。 .I filename が指定されない場合、行は現在の行から .BR .PE の行までが使用されます。 .B until 節が指定されると、 行の最初の語が .IR word の行までが読み込まれます; その行は捨てられます。 .I X は .IR body に含まれない任意の文字です。 例えば .RS .IP .ft B .nf \&.PS copy thru % circle at ($1,$2) % until "END" 1 2 3 4 5 6 END box \&.PE .ft .fi .RE .IP は以下等価です。 .RS .IP .ft B .nf \&.PS circle at (1,2) circle at (3,4) circle at (5,6) box \&.PE .ft .fi .RE .IP 各行に対して実行されるコマンドは、 .BR thru の引数としてマクロ名を与えることで、 すでに定義されているマクロをとりうる。 .LP .B reset .br .ns .TP \fBreset\fI variable1\fB,\fI variable2 .\^.\^. 既定義の変数 .IR variable1 , .I variable2 \&.\^.\^. をデフォルト値にリセットします。 引数が指定されない場合、すべての既定義の変数はデフォルト値にリセットされます。 また .B scale に値を定義すると、寸法を管理する全ての既定義の変数は、 それらのデフォルト値に新しい scale を掛けたものになります。 .TP \fBplot\fR \fIexpr\fR [\fB"\fItext\*(ic\fB"\fR] これはテキストオブジェクトであり、 .I text をフォーマットとして .IR expr を引数として sprintf を用いて構成します。 .I text が省略された場合にはフォーマット文字列 .B "\(ts%g\(ts" が使用されます。 通常のテキストオブジェクトと同様属性を指定できます。 適切なフォーマット文字列を指定するように非常に気を付ける必要が有ります; pic は文字列に関して非常に限られたチェックしか行いません。 この仕様は、 .BR sprintf のことを考慮して批判されています。 .TP .IB variable := expr これは .B = と同じですが、 .I variable が既に定義されていなければならず、 .I variable が変更される場合は、これが定義された最内側ブロックでなければなりません。 (これに対して .B = は、variable がまだ定義されていない場合には現在のブロックにおいて定義し、 現在のブロックに置いて値を変更します。) .LP .IP .IR X\ anything\ X .LP という形式に対しては .IP .BI {\ anything\ } .LP も許されます。 この場合、 .I anything には .B { と .BR } がバランスして登場する必要が有ります。 文字列に .I X が含まれる場合、 .B { と .BR } のバランスが悪い場合に対応します。 .SS 式 式の文法が少し拡張されました: .LP .IB x\ ^\ y (指数) .br .BI sin( x ) .br .BI cos( x ) .br .BI atan2( y , \ x ) .br .BI log( x ) (base 10) .br .BI exp( x ) (base 10, ie 10\v'-.4m'\fIx\*(ic\fR\v'.4m') .br .BI sqrt( x ) .br .BI int( x ) .br .B rand() (0 から 1 までの乱数を返す) .br .BI rand( x ) (1 から .IR x までの乱数を返す; 勧められません) .br .BI max( e1 , \ e2 ) .br .BI min( e1 , \ e2 ) .br .BI ! e .br \fIe1\fB && \fIe2\fR .br \fIe1\fB || \fIe2\fR .br \fIe1\fB == \fIe2\fR .br \fIe1\fB != \fIe2\fR .br \fIe1\fB >= \fIe2\fR .br \fIe1\fB > \fIe2\fR .br \fIe1\fB <= \fIe2\fR .br \fIe1\fB < \fIe2\fR .br \fB"\fIstr1\*(ic\fB" == "\fIstr2\*(ic\fB"\fR .br \fB"\fIstr1\*(ic\fB" != "\fIstr2\*(ic\fB"\fR .br .LP 曖昧さを避けるために、 文字列の比較式はあるコンテキストにおいては括弧で括られる必要が有ります .SS その他の変更 .LP 単なる式 .IR expr は属性として受理可能です; これは .IR dir\ expr と同じであり、 .I dir は現在の方向です。 例えば .IP .B line 2i .LP は 2 インチの長さの線を現在の方向へ描きます。 .LP ピクチャの最大の幅と高さは変数 .BR maxpswid , .B maxpsht により指定されます。 初期値は 8.5 および 11 です。 .LP 数を表すのに科学技術的表記が可能です。 例えば .RS .B x = 5e\-2 .RE .LP テキストの属性は組み合わせることが可能です。 例えば .RS .B "foo" above ljust .RE は正しいです。 .LP ブロックが検査される深さには制限は有りません。 例えば .RS .B [A: [B: [C: box ]]] with .A.B.C.sw at 1,2 .br .B circle at last [\^].A.B.C .RE は受理可能です。 .LP 円弧はコンパスポイントを持ち、円弧が部分となるような円から決定されます。 .LP 円と円弧は点線や破線で書くことが出来ます。 \*(tx モードではスプラインを点線や破線で書くことが出来ます。 .LP ボックスの角を丸くできます。 .B rad 属性は、角を構成する 1/4 円の半径を指定します。 .BR rad , .B diam 属性が与えられない場合、 .B boxrad が半径として使用されます。 初期値では .B boxrad は値 0 です。 角の丸いボックスは点線や破線で書くことが出来ます。 .LP .B .PS 行は 2 番目の引数としてピクチャの最大の高さを指定できます。 幅として 0 が指定された場合には、 ピクチャのスケーリングファクタの計算においては幅は無視されます。 GNU pic は常に水平方向と垂直方向ともに同じ縮尺で スケーリングしていることに注意して下さい。 これは 高さが指定された場合に水平方向と垂直方向を同じ縮尺でスケーリングしない .SM DWB 2.0 pic と異なります。 .LP テキストオブジェクトはそれぞれに関連づけられた見えないボックスを持っています。 テキストオブジェクトのコンパスポイントはこのボックスによって決定されます。 オブジェクトに関連づけられた暗示的な動きもこのボックスによって決定されます。 このボックスの寸法は width, height 属性から定まります; もし width 属性が与えられていない場合は幅は .BR textwid となります; もし height 属性が与えられていない場合は高さは .BR textht となります。 初期値では .BR textwid , .B textht は値 0 です。 .LP クオートされされたテキストが使用される場合、 .IP .BI sprintf(\(ts format \(ts,\ arg ,\fR.\|.\|.\fB) .LP という形式の式を使用可能です; これは引数を .IR format に従い整形したものを出力します。 .I format は .BR printf (3) に記述されている文字列であり、 与えられる数及び引数に適切なものである必要が有ります。 .BR e , .BR f , .BR g , .B % フォーマット文字のみ使用可能です。 .LP オブジェクトを描画する時に使用する線の太さは .B linethick 変数で制御可能です。 これは線の太さをポイントで指定します。 負の値はデフォルトの太さを使用することを意味します: \*(tx 出力モードでは、8 ミリインチを使用することを意味します; \*(tx 出力モードで .B -c オプション使用時には、線の太さには .B .ps 行で指定されるものを使用ことを意味します; troff 出力モードでは、ポイントサイズに比例する太さを使用することを意味します。 値 0 ではデバイスがサポートするもっとも細い線で描画します。 初期値は -1 です。 また、 .BR thick [ ness ] 属性が有ります。 例えば .RS .LP .B circle thickness 1.5 .RE .LP は 1.5 ポイントの太さの円を描画します。 線の太さは .B scale 変数の値の影響も -.PS +.B .PS 行における高さの影響も受けません。 .LP ボックス(角の丸いボックスを含みます)、 円、楕円は塗りつぶすことが可能であり、 属性 .BR fill [ ed ] で指定します。 これは値が 0 から 1 の式をオプションで引数として取ります; 0 は白で塗りつぶし、1 は黒で塗りつぶし、その間の値では 適切な灰色で塗りつぶします。 1 より大きい値も使用可能です: この場合、現在のテキスト及び線に使用している灰色で塗りつぶします。 通常これは黒ですが、出力デバイスが変更する機構を持っているかも知れません。 引数を取らない場合、 .B fillval 変数の値が使用されます。 初期値では 0.5 です。 invisible 属性はオブジェクトの塗りつぶしには影響しません。 塗りつぶされたオブジェクトに関連づけられたテキストは、 塗りつぶし後に追加されます。 このため、塗りつぶしによってテキストが隠されることは有りません。 .LP 変数 .B arrowhead が非 0 でありかつ \*(tx モードが有効もしくは .B \-x オプションが与えられている場合には、 矢印の頭を実線の三角形で描画します。 初期値では .B arrowhead は 1 です。 .LP pic の troff 出力はデバイス独立です。 それゆえ .B \-T オプションは冗長です。 全ての数値はインチとして扱われます; 数値は troff マシン単位としては解釈されません。 .LP オブジェクトは .B aligned 属性を取りえます。 これは後処理が .BR grops で実行される場合のみ機能します。 オブジェクトに関連づけられたテキストで .B aligned 属性を持つものは全て オブジェクトの中央において回転されます。 それゆえ、オブジェクトの始点から終点への方向にあわせられます。 この属性は始点と終点が同じオブジェクトに関しては効果が有りません。 .LP .IB n th と言う表現が許されている場所では .BI ` expr 'th という表現も許されます。 .B 'th は単一のトークンであることに注意して下さい: .B ' と .BR th の間には空白を入れてはなりません。 使用例は以下です。 .IP .B .nf for i = 1 to 4 do { line from `i'th box.nw to `i+1'th box.se } .fi .SH 関連ファイル .Tp \w'\fB/usr/share/tmac/tmac.pic'u+3n .B /usr/share/tmac/tmac.pic .B PS と .B PE マクロの定義の例です。 .SH 関連項目 .BR troff (1), .BR groff_out (5), .BR tex (1) .br Tpic: Pic for \*(tx .br AT&T Bell Laboratories, Computing Science Technical Report No.\ 116, PIC \(em A Graphics Language for Typesetting. (This can be obtained by sending a mail message to netlib@research.att.com with a body of `send\ 116\ from\ research/cstr'.) .SH バグ .LP .B groff にとって不正な文字(例えば .SM ASCII code 0 や 8 進で 013〜037、 0200〜0237)は \*(tx モードであっても拒否されます。 .LP .B fillval の解釈は 10th edition Unix と互換性がありません。 10th edition Unix は 0 を黒、1 を白と解釈します。 .\" Kazuo HORIKAWA .\" USAGE 訳出 (Dec 27, 1996) diff --git a/ja/man/man1/pkg_add.1 b/ja/man/man1/pkg_add.1 index e45a2df694..4f359bd8e0 100644 --- a/ja/man/man1/pkg_add.1 +++ b/ja/man/man1/pkg_add.1 @@ -1,472 +1,471 @@ .\" .\" FreeBSD install - a package for the installation and maintainance .\" of non-core utilities. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" Jordan K. Hubbard .\" .\" .\" @(#)pkg_add.1 .\" %Id: pkg_add.1,v 1.29 1999/01/17 15:08:09 jseger Exp % .\" jpman %Id: pkg_add.1,v 1.3 1997/06/09 04:19:05 jsakai Stab % .\" .Dd November 25, 1994 .Dt pkg_add 1 .Os FreeBSD .Sh 名称 .Nm pkg_add .Nd ソフトウェア配布パッケージをインストールするプログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl vInfrRMS .Op Fl t Ar template .Op Fl p Ar prefix .Ar pkg-name [pkg-name ...] .Sh 解説 .Nm コマンドは、 .Xr pkg_create 1 コマンドにより作成されたパッケージを展開するのに用いられます。 .Sh 警告 .Bf -emphasis .Nm コマンドはパッケージファイルに含まれるスクリプトやプログラムを 実行することがあるので、あなたのシステムは、危険な配布ファイルを 作る極悪人からの「トロイの木馬」や他の巧妙な攻撃などを受ける 可能性があります。 .Pp パッケージファイルを提供する人物の能力と身元を確認するとよいでしょう。 より進んだ安全のためには、パッケージを展開するのに .Fl M フラグを用い、その内容と、スクリプトがシステムに害をおよぼさないかを 確認します。 +INSTALL, +POST-INSTALL, +DEINSTALL, +REQUIRE, +POST-INSTALL, +REQUIRE, +MTREE_DIRS の各ファイルには 特に注意を払い、+CONTENTS ファイルの .Cm @cwd , .Cm @mode (setuid をチェック), .Cm @dirrm , .Cm @exec , .Cm @unexec ディレクティブを調べてください。 パッケージファイルを調べるのには .Xr pkg_info 1 コマンドも使えます。 .Ef .Sh オプション 以下のコマンドラインオプションが提供されています: .Bl -tag -width indent .It Ar pkg-name [... pkg-name] 指定されたパッケージがインストールされます。 - という名前が指定されると、 .Nm は stdin から読み込みます。 パッケージがカレントディレクトリに見つからないと、 .Nm は .Ev PKG_PATH で指定された各ディレクトリを探します。 .It Fl v 饒舌な出力に切り替えます。 .It Fl I パッケージにインストール用スクリプト (pre-install または post-install) が存在しても、それを実行しません。 .It Fl n 実際にはインストールを行わず、インストールした場合に実行されるであろう ステップを表示します。 .It Fl R パッケージのインストール結果を記録しません。 このオプションは、後でアンインストールすることを不可能にするため、 自分が何をしているかを理解している人のみ使ってください。 .It Fl r リモートフェッチ機能を使用します。 適切なオブジェクト書式とリリースを決定してから、 パッケージを取得してインストールします。 .It Fl f あらかじめ必要なパッケージがインストールされていなかったり、 requirements スクリプトが失敗した場合にも強制的にインストールします。 これは .Nm が見つからない必要なパッケージを探して自動的にインストールすることを 止めるわけではなく、見つからない場合でも中断しないようにします。 .It Fl p Ar prefix パッケージからファイルを展開するディレクトリの前に .Ar prefix を付けます。 パッケージがデフォルトディレクトリを保持している場合には、 このオプションで変更できます。 .Nm はディレクトリ設定が相対的に行われているか、絶対的に行われているか を知る術がないので、最初の .Cm @cwd ディレクティブのみが変更されることに注意してください。 複数回のディレクトリ変更が行われることはまれですが、 実際にあった場合、すべてのディレクトリ変更を制御したくなる でしょう。この場合、 .Cm MASTER モード、 .Cm SLAVE モードの使用を検討してみてください (オプション .Fl M と .Fl S を参照)。 .It Fl t Ar template ``作業領域'' を作成する際に、 .Xr mktemp 3 への入力として .Ar template を用います。 これはデフォルトでは .Pa /var/tmp/instmp.XXXXXX という文字列ですが、 .Pa /var/tmp ディレクトリの容量が制限されているような状況では 変更する必要があるかもしれません。 .Xr mktemp 3 が一意の ID を用いるために必要な `X' の文字をいくつか残しておく ことを忘れないでください。 .Pp 作業領域 .Ar template をパッケージファイルがインストールされるディレクトリと同じディスク パーティションに設定することによって、パフォーマンスを高めることが 可能です (大抵は .Pa /usr )。 .It Fl M .Cm MASTER モードで実行します。これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm SLAVE モードと共に実行しなければなりません。 このモードで実行されると、 .Nm は一時的な作業領域 ( .Fl t オプションを参照) へパッケージを展開する以上のことはせず、 現在の作業領域ディレクトリ名を頭に付加した packing list を標準出力に 出力します(標準出力は .Xr sed 1 のようなプログラムにフィルタされているかもしれません)。 .Cm SLAVE モードと共に用いると、中身を処理する前にパッケージ構造に 大きな変更を加えることが可能になります。 .It Fl S .Cm SLAVE モードで実行します。これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm MASTER モードと共に実行しなければなりません。 このモードで実行されると、 .Nm はパッケージの内容がすでに作業領域に展開され、その場所が 標準入力から文字列として入力されることを想定します。 完全な packing list も stdin から読み込まれ、その後中身が 通常どおり処理されます。 .El .Pp 一つ以上の .Ar pkg-name 引数を指定することが可能で、それらはパッケージを含むファイル名(通常 拡張子 ``.tgz'' で終わります)か、ftp サイトにあるファイルを 示す URL のどちらかになります。 したがって、anonymous ftp から直接ファイルを展開することが 可能です (例えば .Nm ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/packages/shells/bash-1.14.4.tgz )。 注意: もし上記のような転送で用いる ftp で .Bf -emphasis passive mode .Ef を利用したいなら、環境変数 .Bf -emphasis FTP_PASSIVE_MODE .Ef に何らかの値を設定する必要があります。 そうでなければ、より一般的な ACTIVE モードが利用されます。 もしうまく動作していることがわかっているサイトからパッケージを 得ようとして .Nm が常に失敗する場合、あなたが .Bf -emphasis passive mode .Ef の ftp を使う必要のあるファイアウォールの中にいるのが原因である場合が あります。 .Sh 技術詳細 .Nm はきわめて単純です。各パッケージの "packing list" を 特別な作業ディレクトリに展開し、 中身を解析し、内容を完全に展開するために 以下の手順を実行します: .Bl -enum -indent indent .It パッケージがすでにインストールされている、と記録されているかどうかを チェックします。もしそうならインストールを中断します。 .It .Cm @pkgdep ディレクティブ ( .Xr pkg_create 1 を参照) による パッケージのすべての依存関係をチェックし、各々が存在するかどうかを 確認します。もし存在しなければ、足りないパッケージを見つけて自動的に インストールしようとします。もし見つからなければ、 インストールを中断します。 .It パッケージがどのようにシステムに追加されるかを制御する .Cm @option ディレクティブを検索します。このマニュアルページを書いている時点では、 実装されているオプションは .Cm @option extract-in-place のみであり、これは .Pa /tmp 内の作業領域を経由しないで、 パッケージを最終的なディレクトリに直接展開するようにします。 .It .Cm @option extract-in-place が指定されていれば、パッケージは最終的な場所に直接展開され、 そうでなければ作業領域内に展開されます。 .It パッケージが .Ar require ファイル ( .Xr pkg_create 1 を参照) を含んでいる場合、そのファイルを以下の引数を付けて実行します: .Bd -filled -offset indent -compact .Ar pkg-name .Ar INSTALL .Ed ここで .Ar pkg-name は問題としているパッケージの名前であり、 .Ar INSTALL キーワードはインストールの requirements チェックであることを 示しています (これは複数の機能を提供するひとつのスクリプトを 用いようとする場合に有用です)。 .It パッケージに .Ar pre-install スクリプトが存在する場合、以下の引数を付けて実行されます: .Bd -filled -offset indent -compact .Cm script .Ar pkg-name .Ar PRE-INSTALL .Ed ここで .Ar pkg-name は対象のパッケージ名であり、 .Ar PRE-INSTALL はこれがインストール前のフェーズであることを示すキーワードです。 .Cm 注釈: ( .Cm Fl i および .Cm Fl I のフラグを .Xr pkg_create 1 に使用することにより) パッケージ作成時に pre-install と post-install のスクリプトが別々に与えられる場合には、 .Ar PRE-INSTALL キーワードは登場しません。 .It .Cm @option extract-in-place が指定されていない場合、packing list ( .Pa +CONTENTS ファイル) が作業領域から最終的な場所に ファイルを移動 (必要ならコピー) するために参照されます。 .It パッケージが .Ar mtreefile ファイル ( .Xr pkg_create 1 を参照) を含む場合、mtree が以下の引数を付けて実行されます: .Bd -filled -offset indent -compact .Cm mtree .Fl u .Fl f .Ar mtreefile .Fl d .Fl e .Fl p .Pa prefix .Ed ここで .Pa prefix は .Fl p フラグが指定されていればその prefix、 .Fl p フラグが指定されていない場合にはこのパッケージの最初の .Cm @cwd ディレクティブのディレクトリ名が prefix になります。 .It パッケージに .Ar post-install スクリプトが含まれる場合、 .Bd -filled -offset indent -compact .Cm script .Ar pkg-name .Ar POST-INSTALL .Ed として実行されます。 ここで .Ar pkg-name は対象のパッケージ名であり、 .Ar POST-INSTALL はこれがインストール後のフェーズであることを示すキーワードです。 .Cm 注釈: ( .Cm Fl i および .Cm Fl I のフラグを .Xr pkg_create 1 に使用することにより) パッケージ作成時に pre-install と post-install のスクリプトが別々に与えられる場合には、 .Ar POST-INSTALL キーワードは登場しません。 .Ar POST-INSTALL および .Ar PRE-INSTALL のキーワードを渡す背景には、 インストールの前とインストール後の 両方の手続きをこなす一つの .Ar install スクリプトを用いることを可能にすることがあります。 しかしながら、メンテナンスの観点からは、機能を分離する方が有利かつ容易です。 .It インストールが終了すると、後で .Xr pkg_delete 1 で使うために packing list 、 .Ar deinstall スクリプト、 description 、 display の各ファイルが .Pa /var/db/pkg/ にコピーされます。 パッケージの依存関係は、他のパッケージの .Pa /var/db/pkg//+REQUIRED_BY ファイル (PKG_DBDIR 環境変数が設定してある場合、上記の .Pa /var/db/pkg/ が置き換えられます) に記録されます。 .It 最後に、作業領域が削除されプログラムは終了します。 .El .Pp すべてのスクリプトは環境変数 .Ev PKG_PREFIX にインストール時の prefix ( 前述の .Fl p オプションを参照) が設定された状態で実行されます。 このことにより、パッケージの作者は .Cm pkg_add の .Fl p フラグによりパッケージがインストールされるディレクトリが 変更されても、きちんとふるまうスクリプトを書くことが可能になります。 .Sh 環境変数 .Ev PKG_PATH の値は、指定されたパッケージが見つからない時に用いられます。 環境変数はコロンで区切られた一連のエントリです。 各エントリはディレクトリ名からなります。 カレントディレクトリは空欄のディレクトリ名で暗黙のうちに指定されるか、 一つのピリオドで明示的に指定します。 .Pp 環境変数 .Ev PKG_DBDIR は、インストールされたパッケージについてのデータベースの位置を指定します。 .Pp .Nm が作業領域の生成を試みる作業用ディレクトリの名前は、環境変数 .Ev PKG_TMPDIR と .Ev TMPDIR とから(この順で)取られます。 これらの変数が存在しないか、指定されたディレクトリに十分な空き容量が ない場合、 .Nm は、 .Pa /var/tmp , .Pa /tmp , .Pa /usr/tmp のうちで、十分な空き容量を持つ最初のディレクトリを使います。 .Pp 環境変数 .Ev PACKAGESITE は、 .Nm が取得を行う代替位置を指定します。 この変数を使用すると、 .Fl r オプション使用時に .Nm が自動的にディレクトリを決定する論理が破壊されます。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/db/pkg -compact .It Pa /var/tmp 環境変数 .Ev PKG_TMPDIR と .Ev TMPDIR のどちらも適切なディレクトリを指定しない場合に、作業領域を作成するため に用いる作業用ディレクトリ。 .It Pa /tmp .Pa /var/tmp が存在しないか、十分な空き容量を持たない場合、その次に選ばれる ディレクトリ。 .It Pa /usr/tmp .Pa /var/tmp と .Pa /tmp のどちらも作業領域を作成するには適切でない場合、最後に選ばれる ディレクトリ。 .It Pa /var/db/pkg インストールされたパッケージについてのデータベースのデフォルトの位置。 .El .Sh 関連項目 .Xr pkg_create 1 , .Xr pkg_delete 1 , .Xr pkg_info 1 , .Xr mktemp 3 , .Xr sysconf 3 , .Xr mtree 8 .Sh 作者 .An Jordan Hubbard 最初の仕事およびそれに続く開発。 .An John Kohl NetBSD 向け改良。 -.El .Sh バグ 配布物のファイル間のハードリンクは、 (1) 作業領域が、ファイルへのすべてのリンクの最終的な ディレクトリと同じファイルシステムの場合もしくは、 (2) ファイルへのすべてのリンクが contents ファイル内で .Cm @cwd ディレクティブで括られている場合にのみ保存されます。 .Em さらに その上、リンク名は単一の .Cm tar コマンド ( .Fn sysconf _SC_ARG_MAX により返される値に依存する実行時の引数の長さの制限により、複数の 実行には分割できません) で展開されなければなりません。 .Pp バグは他にもあるはずです。 diff --git a/ja/man/man1/ps.1 b/ja/man/man1/ps.1 index 53bc53617b..886f167bf4 100644 --- a/ja/man/man1/ps.1 +++ b/ja/man/man1/ps.1 @@ -1,517 +1,517 @@ .\" Copyright (c) 1980, 1990, 1991, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)ps.1 8.3 (Berkeley) 4/18/94 .\" %Id: ps.1,v 1.19 1998/06/04 07:02:59 jkoshy Exp % .\" jpman %Id: ps.1,v 1.2 1997/05/20 01:19:55 mutoh Stab % .\" .Dd April 18, 1994 .Dt PS 1 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm ps .Nd プロセスの状態の表示 .Sh 書式 .Nm ps .Op Fl aCcefhjlmrSTuvwx .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system .Op Fl O Ar fmt .Op Fl o Ar fmt .Op Fl p Ar pid .Op Fl t Ar tty .Op Fl W Ar swap .br .Nm ps .Op Fl L .Sh 解説 .Nm ps -は、制御端末を持つ自分(あなた)のプロセスの情報を、 +は、制御端末を持つ自分 (あなた) のプロセスの情報を、 ヘッダ行に続いて表示します。 -この情報はプロセス +この情報は、制御端末順に整列され、その中ではプロセス .Tn ID 順に整列されます。 .Pp 表示される情報は、一連のキーワードによって選ばれます .Pf ( Fl L , .Fl O , .Fl o オプションを参照)。 デフォルトの出力フォーマットは、各プロセス毎に、 プロセス .Tn ID , 制御端末・cpu 時間 (ユーザ時間とシステム時間の両方)・ プロセス状態・プロセスに関連するコマンドから成ります。 .Pp プロセスファイルシステム ( .Xr procfs 5 参照) は、 .Nm が実行されている時にマウントされているべきです。そうでない場合、 すべての情報が利用可能になるわけではありません。 .Pp オプションを以下に示します。 .Bl -tag -width indent .It Fl a 自分のプロセスに加え自分以外のプロセスの情報も同様に表示します。 .It Fl c ``コマンド'' 桁の出力を、すべてのコマンドラインを表示するのではなく、 実行形式名だけを表示するように変更します。 .It Fl C cpu パーセンテージの計算を、``常駐'' 時間を無視する ``生'' cpu 時間を使う方法に変更します (通常これは影響ありません)。 .It Fl e 環境 (変数) も同時に表示します。 .It Fl f スワップアウトされたプロセスに関して、 コマンドラインと環境の情報を表示します。 ユーザの uid が 0 である場合のみ、このオプションが有効になります。 .It Fl h ページ毎に 1 つヘッダが入るようにします。 .It Fl j 次のキーワードに関する情報を表示します: user, pid, ppid, pgid, sess, jobc, state, tt, time, command。 .It Fl L 有効なキーワードの一覧を表示します。 .It Fl l 次のキーワードに関する情報を表示します: uid, pid, ppid, cpu, pri, nice, vsz, rss, wchan, state, tt, time, command。 .It Fl M 名前リストの値を取り出すとき、 デフォルトの .Pa /dev/kmem の代わりに、指定した .Ar core から取り出します。 .It Fl m プロセス .Tn ID 順ではなく、メモリ使用量順に整列します。 .It Fl N デフォルトの .Pa /kernel の代わりに、指定された .Ar system から名前リストを取り出します。 .It Fl O デフォルトで表示される情報に加え、 指定されたキーワードに関する情報を、 プロセス .Tn ID の後に挿入する形式で表示します。 各キーワードの後ろには、等号 (``='') と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl o 指定されたキーワードに関する情報を、表示します。 各キーワードの後ろには、等号(``='')と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl p 指定したプロセス .Tn ID に関する情報を表示します。 .It Fl r プロセス .Tn ID 順ではなく、現在の cpu 利用率順に整列します。 .It Fl S プロセス時間を計算するのに、 終了した子プロセスの時間を親プロセスに合計するように変更します。 .It Fl T 標準入力のデバイスに取り付けられたプロセスの情報を表示します。 .It Fl t 指定された端末デバイスに取り付けられたプロセスの情報を表示します。 .It Fl U 指定された .Tn username に属するプロセスを表示します。 .It Fl u 次のキーワードに関する情報を表示します: user, pid, %cpu, %mem, vsz, rss, tt, state, start, time, command。 .Fl u オプションを指定すると .Fl r オプションも暗に指定したことになります。 .It Fl v 次のキーワードに関する情報を表示します: pid, state, time, sl, re, pagein, vsz, rss, lim, tsiz, %cpu, %mem, command。 .Fl v オプションを指定すると .Fl m オプションも暗に指定したことになります。 .It Fl W デフォルトの .Pa /dev/drum の代わりに指定したファイルからスワップ情報を取り出します。 .It Fl w デフォルトの現行ウィンドウ幅ではなく、132 桁幅で表示します。 一度より多く .Fl w オプションを指定すると、 .Nm ps はウィンドウ幅にかかわらず、必要なだけの幅を使用します。 .It Fl x 制御端末のないプロセスの情報も表示します。 .El .Pp 有効なキーワードの全リストを以下に示します。 いくつかのキーワードに関してはさらに詳しく述べます。 .Bl -tag -width indent .It %cpu プロセスの cpu 利用率です。実時間で最近 1 分間の減衰平均です。 計算の基点となる時間は変化するので (プロセスはまだ生れたばかりかもしれないので)、 .Tn \&%CPU フィールド全部の合計は 100% を越える可能性もあります。 .It %mem プロセスで使われている実メモリのパーセンテージです。 .It flags インクルードファイル .Aq Pa sys/proc.h でプロセスに定義されたフラグです。 .Bl -column SNOCLDSTOP SNOCLDSTOP .It Dv "P_ADVLOCK" Ta No "0x00001 プロセスは POSIX 提案ロックを保持している" .It Dv "P_CONTROLT" Ta No "0x00002 制御端末を持っている" .It Dv "P_INMEM" Ta No "0x00004 メモリに読み込まれている" .It Dv "P_NOCLDSTOP" Ta No "0x00008 子プロセスが停止しても SIGCHLD を送らない" .It Dv "P_PPWAIT" Ta No "0x00010 親プロセスが、子プロセスが exec/exit するのを待っている" .It Dv "P_PROFIL" Ta No "0x00020 プロファイル付きで実行された" .It Dv "P_SELECT" Ta No "0x00040 select 中; wakeup/waiting は危険である" .It Dv "P_SINTR" Ta No "0x00080 sleep は割り込み可能" .It Dv "P_SUGID" Ta No "0x00100 最後の実行以来、id 特権が設定されている" .It Dv "P_SYSTEM" Ta No "0x00200 システムプロセス: シグナルや stat やスワップが無い" .It Dv "P_TIMEOUT" Ta No "0x00400 sleep 中にタイムアウトした" .It Dv "P_TRACED" Ta No "0x00800 デバッグプロセスはトレースされている" .It Dv "P_WAITED" Ta No "0x01000 デバッグプロセスは子プロセスを待っている" .It Dv "P_WEXIT" Ta No "0x02000 終了動作中" .It Dv "P_EXEC" Ta No "0x04000 プロセスは exec で呼ばれた" .It Dv "P_NOSWAP" Ta No "0x08000 別のフラグがスワップアウトを妨げている" .It Dv "P_PHYSIO" Ta No "0x10000 物理 I/O をおこなっている" .It Dv "P_OWEUPC" Ta No "0x20000 次の ast プロセスが addupc() 呼び出しの借り" .It Dv "P_SWAPPING" Ta No "0x40000 プロセスはスワップされている" .El .It lim .Xr setrlimit 2 の呼び出しで指定される、メモリ使用量のソフトリミットです。 .It lstart コマンドの実行が始まった正確な時刻を、 .Xr strftime 3 に記述された ``%c'' フォーマットで表示します。 .It nice プロセススケジューリングにおける増加値です .Ns ( Xr setpriority 2 参照)。 .\" .Ns により ( と setpriority が離れるのを防ぐ .\" by horikawa@jp.freebsd.org (Feb 9 1997) .It rss プロセスの実メモリ(常駐分)の大きさ(1024バイト単位)です。 .It start コマンドが開始された時間です。 コマンドが開始されたのが 24 時間以内なら、 開始時刻は .Xr strftime 3 で記述された ``%l:ps.1p'' フォーマットで表示されます。 コマンドが開始されたのが 7 日以内なら、 開始時刻は ``%a6.15p'' フォーマットで表示されます。 さもなくば、開始時刻は ``%e%b%y'' フォーマットで表示されます。 .It state プロセスの状態を文字の列で表示します。例えば、 .Dq Tn RWNA の最初の文字は、プロセスが runnable 状態であることを示しています。 .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It D プロセスはディスク (あるいは他の割り込み不可能な短期間の) 待ち状態です。 .It I プロセスは idle 状態 (20 秒以上 sleep している) です。 .It R プロセスは runnable 状態です。 .It S プロセスは 20 秒未満の sleep 状態です。 .It T プロセスは stop している状態です。 .It Z プロセスは死んでいる状態 (``ゾンビ'') です。 .El .Pp さらにこの後に文字があれば、さらなる状態情報を示します。 .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It + プロセスはその制御端末のフォアグラウンドプロセスグループに属しています。 .It < プロセスは .Tn CPU のスケジュール優先度が上げられています。 .It > プロセスはメモリ要求に対するソフトリミットが指定されており、 現在そのリミットを越えています。 このようなプロセスは (必然的に) スワップされていません。 .It A プロセスはランダムなページ置換 ( .Xr vadvise 2 における .Dv VA_ANOM のことで、例えば、 .Xr lisp 1 でのガーベージコレクション) を要求しました。 .It E プロセスは終了しようとしています。 .It L プロセスは実メモリ中にロックされたページ (例えば、raw .Tn I/O 用) を持っています。 .It N プロセスは .Tn CPU スケジューリング優先度 ( .Xr setpriority 2 参照) が下げられています。 .It S プロセスは .Tn FIFO ページ置換 ( .Xr vadvise 2 における .Dv VA_SEQL のことで、 例えば、仮想記憶の多量のデータを順次アクセスする 大規模画像処理プログラム) を要求しました。 .It s プロセスはセッションリーダです。 .It V プロセスは .Xr vfork 2 の間、一時中断されています。 .It W プロセスはスワップアウトされています。 .It X プロセスはトレースされているか、デバッグされています。 .El .It tt もしあれば、制御端末のパス名の省略形です。 省略形は .Pa /dev/tty に続く 3 文字か、コンソール場合の ``con'' です。 もはやプロセスがその制御端末に到達できない (即ち、revoke された) 場合、 後に ``-'' が付きます。 .It wchan プロセスが待っているイベント (システム内のアドレス)。 数字で表示される時には、アドレスの最初の部分は削られて その結果が 16 進で表示されます。例えば 0x80324000 では 324000 と表示されます。 .El .Pp キーワード command には、 すでに終了しているのに親がまだ wait してくれていない プロセス(即ちゾンビ)は ``'' と表示されます。 終了しようとしてブロックされているプロセスは ``'' と表示されます。 .Nm ps は、メモリやスワップ領域を検査して、 プロセスが生成されたときのファイル名や引数を推測します。 この方法は、本質的に少々信頼できるものではなく、 プロセスはとにかくこの情報を破壊することができます。 だから、表示されるコマンド名や引数をあまり信用しすぎてはなりません。 一方、キーワード ucomm (アカウンティング名) は信用できます。 .Sh キーワード 以下は有効なキーワードとその意味の全リストです。 そのうちいくつかは別名があります。 .Pp .Bl -tag -width sigignore -compact .It %cpu cpu 使用率 (別名 pcpu) .It %mem メモリ使用率 (別名 pmem) .It acflag アカウンティングフラグ (別名 acflg) .It command コマンド名と引数 .It cpu 短期間 cpu 使用係数 (スケジューリング用) .It flags 16 進数のプロセスフラグ (別名 f) .It inblk 総ブロック読み出し数 (別名 inblock) .It jobc ジョブコントロール数 .It ktrace トレース中フラグ .It ktracep トレース中の vnode .It lim メモリ利用のリミット .It logname プロセスを開始したユーザのログイン名 .It lstart 開始時刻 .It majflt 総ページフォールト数 .It minflt 総ページ再生数 .It msgrcv 総メッセージ受信数 (パイプ/ソケットからの読み込み) .It msgsnd 総メッセージ送信数 (パイプ/ソケットへの書き込み) .It nice nice 値 (別名 ni) .It nivcsw 総強制的コンテキストスィッチ数 .It nsigs 総シグナル受け入れ数 (別名 nsignals) .It nswap 総スワップイン/スワップアウト数 .It nvcsw 総自発的コンテキストスィッチ数 .It nwchan wait チャネル (アドレスで表示) .It oublk 総ブロック書き込み数 (別名oublock) .It p_ru リソース利用量 (ゾンビに対してのみ有効) .It paddr スワップアドレス .It pagein ページイン数 (majflt と同じ) .It pgid プロセスグループ番号 .It pid プロセス .Tn ID .It poip 進行中のページアウト数 .It ppid 親プロセス .Tn ID .It pri スケジューリング優先度 .It re 実メモリ常駐時間 (秒単位; 127 = 無限) .It rgid 実グループ .Tn ID .It rlink run 行列における逆リンク (あるいは 0) .It rss 常駐セットサイズ .It rsz 常駐セットサイズ + (テキストのサイズ/テキストの利用総数) (別名 rssize) .\" つまり、共通テキストを複数プロセスで分担しているわけだ .It rtprio 実時間優先度 (101 = 実時間プロセスではない) .It ruid 実ユーザ .Tn ID .It ruser ユーザ名 (ruid から得られたもの) .It sess セッションポインタ .It sig 遅延されたシグナル (別名 pending) .It sigcatch 捕獲されたシグナル (別名 caught) .It sigignore 無視されたシグナル (別名 ignored) .It sigmask ブロックされたシグナル (別名 blocked) .It sl sleep 時間 (秒単位; 127 = 無限) .It start 開始時刻 .It state 記号でのプロセス状態 (別名 stat) .It svgid setgid プログラムでの saved gid .It svuid setuid プログラムでの saved uid .It tdev 制御端末のデバイス番号 .It time ユーザ + システムの合計 cpu 時間 (別名 cputime) .It tpgid 制御端末プロセスグループ .Tn ID .\".It trss .\"text resident set size (in Kbytes) .\"テキスト常駐セットサイズ(Kbyte単位) .It tsess 制御端末セッションポインタ .It tsiz テキストサイズ (K バイト単位) .It tt 制御端末名 (2 文字の省略形) .It tty 制御端末の完全な名前 .It uprocp プロセスポインタ .It ucomm アカウンティングで使われるコマンド名 .It uid 実効ユーザ .Tn ID .It upr システムコールから帰る時のスケジューリング優先度 (別名 usrpri) .It user ユーザ名 (uid から得たもの) .It vsz k バイト単位の仮想記憶サイズ (別名 vsize) .It wchan wait チャネル (シンボル名で表示) .It xstat 終了ステータスまたは stop ステータス (stop プロセスかゾンビプロセスの時のみに有効) .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/run/kvm_kernel.db -compact .It Pa /dev 特殊ファイルとデバイスの名前 .It Pa /dev/drum デフォルトのスワップデバイス .It Pa /dev/kmem デフォルトのカーネルメモリデバイス .It Pa /var/run/dev.db .Pa /dev 名前データベース .It Pa /var/run/kvm_kernel.db システム (カーネル) の名前リストデータベース .It Pa /kernel デフォルトのシステムの名前リスト .El .Sh 関連項目 .Xr kill 1 , .Xr w 1 , .Xr kvm 3 , .Xr strftime 3 , .Xr pstat 8 .Sh バグ .Nm \&ps はシステムより速く実行できず、 他のプロセスと同様にスケジュールされて実行されるので、 表示される情報は正確ではあり得ません。 diff --git a/ja/man/man5/rcsfile.5 b/ja/man/man5/rcsfile.5 index 5a2a7d97c3..e0a7aafe46 100644 --- a/ja/man/man5/rcsfile.5 +++ b/ja/man/man5/rcsfile.5 @@ -1,426 +1,426 @@ .\" jpman %Id: rcsfile.5,v 1.3 1998/06/17 07:53:51 kumano Stab % .\" FreeBSD jpman project 訳語表 .\" WORD: phrase 句 .\" WORD: meta syntax メタ文法 .\" WORD: altanatives 選言 .\" WORD: trunk 幹 .\" WORD: branch 枝 .\" WORD: branch point 分岐点 .\" WORD: numebr (RCSのリビジョン番号1.1, 1.2.2.1等を意味する時は) 番号 .lf 1 ./rcsfile.5in .\" Set p to 1 if your formatter can handle pic output. .if t .nr p 1 .de Id .ds Rv \\$3 .ds Dt \\$4 .. .Id %Id: rcsfile.5,v 1.4 1997/02/22 15:47:55 peter Exp % .ds r \s-1RCS\s0 .if n .ds - \%-- .if t .ds - \(em .TH RCSFILE 5 \*(Dt GNU .SH 名称 rcsfile \- RCS ファイルの書式 .SH 解説 \*r ファイルの内容は以下の文法に基づき記述されます。 .PP テキストはフリーフォーマットであり、 文字列中のスペース、バックスペース、 タブ、改行、垂直タブ、改頁、復帰 (まとめて .IR "空白" と呼びます) は意味を持ちません。 例外として、id, num, sym 内では空白があってはならず、 \*r ファイルは改行で終わらなければなりません。 .PP 文字列は .BR @ で括られます。文字列が .BR @ 自身を含む場合、2 重化されなければならず、それ以外は任意の バイナリデータを含むことができます。 .PP 以下、簡便のためにメタ文法を用います。 `|' (縦棒) は選言を分けます。 `{' と `}' は省略可能な句を括ります。 `{' と `}*' は 0 回以上繰り返される句を括ります。 `{' と `}+' は 1 回以上繰り返される句を括ります。 終端記号は .BR 太字 で、非終端記号は .IR 斜体 で表記します。 .LP .nr w \w'\f3deltatext\fP ' .nr y \w'\f3newphrase\fP ' .if \nw<\ny .nr w \ny .nr x \w'\f3branches\fP' .nr y \w'{ \f3comment\fP' .if \nx<\ny .nr x \ny .nr y \w'\f3{ branch\fP' .if \nx<\ny .nr x \ny .ta \nwu +\w'::= 'u +\nxu+\w' 'u .fc # .nf \f2rcstext\fP ::= \f2admin\fP {\f2delta\fP}* \f2desc\fP {\f2deltatext\fP}* .LP \f2admin\fP ::= \f3head\fP {\f2num\fP}\f3;\fP { \f3branch\fP {\f2num\fP}\f3;\fP } \f3access\fP {\f2id\fP}*\f3;\fP \f3symbols\fP {\f2sym\fP \f3:\fP \f2num\fP}*\f3;\fP \f3locks\fP {\f2id\fP \f3:\fP \f2num\fP}*\f3;\fP {\f3strict ;\fP} { \f3comment\fP {\f2string\fP}\f3;\fP } { \f3expand\fP {\f2string\fP}\f3;\fP } { \f2newphrase\fP }* .LP \f2delta\fP ::= \f2num\fP \f3date\fP \f2num\fP\f3;\fP \f3author\fP \f2id\fP\f3;\fP \f3state\fP {\f2id\fP}\f3;\fP \f3branches\fP {\f2num\fP}*\f3;\fP \f3next\fP {\f2num\fP}\f3;\fP { \f2newphrase\fP }* .LP \f2desc\fP ::= \f3desc\fP \f2string\fP .LP \f2deltatext\fP ::= \f2num\fP \f3log\fP \f2string\fP { \f2newphrase\fP }* \f3text\fP \f2string\fP .LP \f2num\fP ::= {\f2digit\fP | \f3.\fP}+ .LP \f2digit\fP ::= \f30\fP | \f31\fP | \f32\fP | \f33\fP | \f34\fP | \f35\fP | \f36\fP | \f37\fP | \f38\fP | \f39\fP .LP \f2id\fP ::= {\f2num\fP} \f2idchar\fP {\f2idchar\fP | \f2num\fP}* .LP \f2sym\fP ::= {\f2digit\fP}* \f2idchar\fP {\f2idchar\fP | \f2digit\fP}* .LP \f2idchar\fP ::= \f2special\fP を除く任意の可視文字 (visible graphic character) .LP \f2special\fP ::= \f3$\fP | \f3,\fP | \f3.\fP | \f3:\fP | \f3;\fP | \f3@\fP .LP \f2string\fP ::= \f3@\fP{任意の文字、ただし \f3@\fP は 2 重化される}*\f3@\fP .LP \f2newphrase\fP ::= \f2id\fP \f2word\fP* \f3;\fP .LP \f2word\fP ::= \f2id\fP | \f2num\fP | \f2string\fP | \f3:\fP .fi .PP 識別子は大文字小文字を区別します。 キーワードは小文字のみです。 キーワードと識別子の集合は重複可能です。 ほとんどの環境では、\*r は \s-1ISO\s0 8859/1 エンコーディングを用います。 このコードでは、可視文字のコードが 041\-176 と 240\-377 で、 空白文字のコードが 010\-015 と 040 です。 .PP .B date キーワードの後に現れる日時は \f2Y\fP\f3.\fP\f2mm\fP\f3.\fP\f2dd\fP\f3.\fP\f2hh\fP\f3.\fP\f2mm\fP\f3.\fP\f2ss\fP という書式で、それぞれ .I Y が年を、 .I mm が月 (01\-12) を、 .I dd が日 (01\-31) を、 .I hh が時 (00\-23) を、 .I mm が分 (00\-59) を、 .I ss が秒 (00\-60) を表します。 .I Y は 1900 年から 1999 年までは年の最後の 2 桁で表し、それ以降は 年のすべての桁で表します。 -日付はグレゴリオ暦を用い、時刻は UTC (世界標準時) で表します。 +日付はグレゴリオ暦を用い、時刻は UTC (協定世界時) で表します。 .PP 文法中の .I newphrase は \*r ファイル書式の今後の拡張のために予約されています。 すでに使われているキーワードでは .I newphrase は始まりません。 .PP 複数の .I delta ノードが集まって、木を形成します。 単一の組からなる番号のノード (例えば 2.3, 2.1, 1.3 など) は すべて幹 (trunk) であり、降順で .B next フィールドを通してリンクされています。 .I admin ノードの .B head フィールドは、このシーケンスの先頭 (head; すなわち最高位の組) を示します。 admin ノードの .B branch ノードは、 ほとんどの \*r 操作が利用するデフォルトの枝 (もしくはリビジョン) を示します。 もしこれが存在しなければ、幹の最高位の枝が用いられます。 .PP .RI 2 n 個 .RI ( n \(>=2) のフィールドからなる番号を持つ全 .I delta ノード (例えば 3.1.1.1, 2.1.2.2 など) は、次のようにリンクされます。 すなわち、先頭の .RI 2 n \-1 個のフィールドの番号が等しい全ノードは、昇順で .B next フィールドを通してリンクされます。 シーケンス中の delta ノードの番号の先頭 .RI 2 n \-2 個分と等しい番号を持つ .I delta ノードは、そのシーケンスの分岐点と呼ばれます。 ノードの .B branches フィールドは、 そのノードが分岐点となっている全シーケンスに対し、 最初のノード番号のリストを保持しています。 このリストは昇順で並べられています。 .LP 以下の図は \*r ファイルの構成の例を示しています。 .if !\np \{\ .nf .vs 12 .ne 36 .cs 1 20 .eo Head | | v / \ --------- / \ / \ / \ | | / \ / \ / \ / \ | 2.1 | / \ / \ / \ / \ | | / \ / \ /1.2.1.3\ /1.3.1.1\ | | /1.2.2.2\ /1.2.2.1.1.1\ --------- --------- --------- --------- ------------- ^ ^ | ^ ^ | | | | | | | v | | / \ | --------- / \ | / \ | \ 1.3 / / \ | / \ ---------\ / / \----------- /1.2.1.1\ \ / /1.2.2.1\ --------- \ / --------- ^ | ^ | | | | v | | --------- | | \ 1.2 / | ----------------------\ /--------- \ / \ / | | v --------- \ 1.1 / \ / \ / \ / .ec .cs 1 .vs .fi .\} .if \np \{\ .lf 232 .PS 4.250i 3.812i .\" -2.0625 -4.25 1.75 0 .\" 0.000i 4.250i 3.812i 0.000i .nr 00 \n(.u .nf .nr 0x 1 \h'3.812i' .sp -1 .lf 242 \h'2.062i-(\w'Head'u/2u)'\v'0.125i-(0v/2u)+0v+0.22m'Head .sp -1 \h'2.062i'\v'0.250i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 \h'2.087i'\v'0.650i'\D'l-0.025i 0.100i' .sp -1 \h'2.062i'\v'0.750i'\D'l-0.025i -0.100i' .sp -1 \h'1.688i'\v'1.250i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'2.438i'\v'1.250i'\D'l0.000i -0.500i' .sp -1 \h'2.438i'\v'0.750i'\D'l-0.750i 0.000i' .sp -1 \h'1.688i'\v'0.750i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 .lf 244 \h'2.062i-(\w'2.1'u/2u)'\v'1.000i-(0v/2u)+0v+0.22m'2.1 .sp -1 \h'2.062i'\v'1.250i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 \h'2.087i'\v'1.650i'\D'l-0.025i 0.100i' .sp -1 \h'2.062i'\v'1.750i'\D'l-0.025i -0.100i' .sp -1 .lf 246 \h'2.062i-(\w'1.3'u/2u)'\v'2.000i-(1v/2u)+0v+0.22m'1.3 .sp -1 \h'2.062i'\v'2.250i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'1.688i'\v'1.750i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'2.438i'\v'1.750i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'1.875i'\v'2.000i'\D'~-0.500i 0.000i 0.000i -0.500i' .sp -1 \h'1.350i'\v'1.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'1.375i'\v'1.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 249 \h'1.375i-(\w'1.3.1.1'u/2u)'\v'1.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.3.1.1 .sp -1 \h'1.375i'\v'1.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'1.000i'\v'1.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'1.750i'\v'1.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.062i'\v'2.250i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 \h'2.087i'\v'2.650i'\D'l-0.025i 0.100i' .sp -1 \h'2.062i'\v'2.750i'\D'l-0.025i -0.100i' .sp -1 .lf 252 \h'2.062i-(\w'1.2'u/2u)'\v'3.000i-(1v/2u)+0v+0.22m'1.2 .sp -1 \h'2.062i'\v'3.250i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'1.688i'\v'2.750i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'2.438i'\v'2.750i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'1.875i'\v'3.000i'\D'~-0.500i 0.000i -0.500i 0.000i -0.500i 0.000i 0.000i -0.500i' .sp -1 \h'0.350i'\v'2.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'0.375i'\v'2.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 255 \h'0.375i-(\w'1.2.1.1'u/2u)'\v'2.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.2.1.1 .sp -1 \h'0.375i'\v'2.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'0.000i'\v'2.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'0.750i'\v'2.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'0.375i'\v'2.000i'\D'l0.000i -0.500i' .sp -1 \h'0.350i'\v'1.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'0.375i'\v'1.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 257 \h'0.375i-(\w'1.2.1.3'u/2u)'\v'1.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.2.1.3 .sp -1 \h'0.375i'\v'1.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'0.000i'\v'1.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'0.750i'\v'1.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.250i'\v'3.000i'\D'~0.500i 0.000i 0.000i -0.500i' .sp -1 \h'2.725i'\v'2.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'2.750i'\v'2.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 261 \h'2.750i-(\w'1.2.2.1'u/2u)'\v'2.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.2.2.1 .sp -1 \h'2.750i'\v'2.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'2.375i'\v'2.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'3.125i'\v'2.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.938i'\v'2.250i'\D'~0.500i 0.000i 0.000i -0.500i 0.000i -0.500i' .sp -1 \h'3.413i'\v'1.350i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'3.438i'\v'1.250i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 264 \h'3.438i-(\w'\s-21.2.2.1.1.1\s0'u/2u)'\v'1.000i-(1v/2u)+1v+0.22m'\s-21.2.2.1.1.1\s0 .sp -1 \h'3.438i'\v'0.750i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'3.062i'\v'1.250i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'3.812i'\v'1.250i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.750i'\v'2.000i'\D'l0.000i -0.500i' .sp -1 \h'2.725i'\v'1.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'2.750i'\v'1.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 267 \h'2.750i-(\w'1.2.2.2'u/2u)'\v'1.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.2.2.2 .sp -1 \h'2.750i'\v'1.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'2.375i'\v'1.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'3.125i'\v'1.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.062i'\v'3.250i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 \h'2.087i'\v'3.650i'\D'l-0.025i 0.100i' .sp -1 \h'2.062i'\v'3.750i'\D'l-0.025i -0.100i' .sp -1 .lf 270 \h'2.062i-(\w'1.1'u/2u)'\v'4.000i-(1v/2u)+0v+0.22m'1.1 .sp -1 \h'2.062i'\v'4.250i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'1.688i'\v'3.750i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'2.438i'\v'3.750i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 .sp 4.250i+1 .if \n(00 .fi .br .nr 0x 0 .lf 271 .PE .lf 272 .\} .PP .SH 作者 .de VL \\$2 .. Author: Walter F. Tichy, Purdue University, West Lafayette, IN, 47907. .br Manual Page Revision: \*(Rv; Release Date: \*(Dt. .br Copyright \(co 1982, 1988, 1989 Walter F. Tichy. .br Copyright \(co 1990, 1991, 1992, 1993, 1994, 1995 Paul Eggert. .SH 関連項目 rcsintro(1), ci(1), co(1), ident(1), rcs(1), rcsclean(1), rcsdiff(1), rcsmerge(1), rlog(1) .br Walter F. Tichy, \*r\*-A System for Version Control, .I "Software\*-Practice & Experience" .BR 15 , 7 (July 1985), 637-654. diff --git a/ja/man/man8/named.8 b/ja/man/man8/named.8 index e781f9a640..5abdfd382e 100644 --- a/ja/man/man8/named.8 +++ b/ja/man/man8/named.8 @@ -1,462 +1,462 @@ .\" ++Copyright++ 1985, 1996 .\" - .\" Copyright (c) 1985, 1996 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" - .\" Portions Copyright (c) 1993 by Digital Equipment Corporation. .\" .\" Permission to use, copy, modify, and distribute this software for any .\" purpose with or without fee is hereby granted, provided that the above .\" copyright notice and this permission notice appear in all copies, and that .\" the name of Digital Equipment Corporation not be used in advertising or .\" publicity pertaining to distribution of the document or software without .\" specific, written prior permission. .\" .\" THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS" AND DIGITAL EQUIPMENT CORP. DISCLAIMS ALL .\" WARRANTIES WITH REGARD TO THIS SOFTWARE, INCLUDING ALL IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS. IN NO EVENT SHALL DIGITAL EQUIPMENT .\" CORPORATION BE LIABLE FOR ANY SPECIAL, DIRECT, INDIRECT, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES OR ANY DAMAGES WHATSOEVER RESULTING FROM LOSS OF USE, DATA OR .\" PROFITS, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, NEGLIGENCE OR OTHER TORTIOUS .\" ACTION, ARISING OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE USE OR PERFORMANCE OF THIS .\" SOFTWARE. .\" - .\" --Copyright-- .\" .\" @(#)named.8 6.6 (Berkeley) 2/14/89 .\" jpman %Id: named.8,v 1.4 1997/11/11 13:59:51 horikawa Stab % .\" .Dd February 1, 1996 .Dt NAMED 8 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm named .Nd インターネットドメインネームサーバ (DNS) .Sh 書式 .Nm NAMED .Op Fl d Ar debuglevel .Op Fl p Ar port# .Oo Fl Po .Cm b Ns \&| Ns Cm c .Pc .Ar config_file .Oc .Op Fl f q r .Op Fl u Ar user_name .Op Fl g Ar group_name .Op Fl t Ar directory .Op Fl w Ar directory .Op Ar config_file .Sh 解説 .Ic named はインターネットドメインネームサーバです。 インターネットドメインネームシステムの詳細な情報については RFC 1033, 1034, 1035 を参照してください。 パラメータがない場合は .Ic named はデフォルトの設定ファイルである .Pa /etc/namedb/named.conf の初期化データを読み込み、問い合わせに対し待機します。 コマンド行の最後に与えられた .Ar config_file 引数は .Dq Fl b または .Dq Fl c フラグを使用して指定された .Ar config_file を無効にします。 .Pp .Sy 注釈: .Nm named のいくつかのオプションと多くの動作は、設定ファイルの中で 制御できます。更なる情報はこの .Sy BIND 配布物に含まれる設定ファイルガイドを参照してください。 .Pp 指定できるオプションは以下の通りです。 .Bl -tag -width Fl .It Fl d Ar debuglevel デバッグ情報を出力します。 .Ar debuglevel は表示するメッセージのレベルを決定する数字です。もし負の値の場合、 .Ar debuglevel は .Dq 1 に設定されます。 .Pp .Sy 注釈: 新しいデバッグの枠組は古いバージョンの .Nm NAMED よりもかなり洗練されています。 設定ファイルの .Dq Li logging 宣言は(問い合わせや内/外への転送などの)多くの種類にわたるイベント それぞれに対して、複数の別々なデバッグレベルを設定することができます。 これらの広範囲にわたる新しい機能に関する更なる情報は、この .Sy BIND 配布物に含まれる設定ファイルガイドを参照してください。 .It Fl p Ar port# 指定されたリモートポート番号を使用します。このポート番号は .Nm NAMED が問い合わせを送る番号です。デフォルトの値は標準のポート番号、つまり .Xr getservbyname 3 が .Dq Li domain に対して返すポート番号です。 .Pp .Sy 注釈: 以前は、 .Dq Fl p Ar port# Ns Op Ar \&/localport# という文法が使用でき、1 つ目のポートが .Em remote サーバへの接続に使用され、2 つ目のポートが .Nm NAMED の .Em local サーバに対するポート番号として使用されました。 現在の使用法は古い使用法から .Ar localport# の指定を除いたものと同等です。この機能は 設定ファイルの .Dq Li options 宣言にある .Dq Li listen-on 節で指定できます。 .It Xo Fl Po .Cm b Ns \&| Ns Cm c .Pc Ar config_file .Xc 代わりの .Ar config_file を使用します。 この引数はコマンド行の最後に指定された .Ar config_file によって上書きされます。 デフォルトの値は .Pa /etc/namedb/named.conf です。 .It Fl f このプロセスを表で動かし、 .Xr fork 2 やデーモン化をしません(デフォルトではデーモン化をします)。 .It Fl q .Nm NAMED が .Li QRYLOG を定義してコンパイルされている場合に、 すべての問い合わせのトレースを行ないます。 .Pp .Sy 注釈: 設定ファイルの .Dq Li logging 宣言で .Dq Li queries .Em logging category する方が賛成され、このオプションは反対されています。 更なる情報は、この .Sy BIND 配布物に含まれる設定ファイルガイドを参照してください。 .It Fl r 再帰的なネームサーバの問い合わせを抑止します。 問い合わせに対してはローカルゾーン(プライマリもしくはセカンダリ)からのみ 回答されます。 この指定はルートサーバにて使用することができます。 デフォルトでは再帰的な問い合わせを行ないます。 .Pp .Sy 注釈: このオプションは設定ファイルの .Dq Li options 宣言の .Dq Li recursion 節によって上書きされ、またそちらのほうが推奨されています。 .It Fl u Ar user_name ユーザを指定すると、初期化後のサーバがこのユーザで動作します。 値はユーザ名または数字のユーザ ID どちらでも構いません。 .Dq Fl g フラグが指定されていなかった場合、 指定されたユーザのプライマリグループがグループ ID として使用されます (initgroups() が呼ばれるため、ユーザの所属するすべてのグループがサーバに 渡されます)。 .Pp .It Fl g Ar group_name グループを指定すると、初期化後のサーバがこのグループで動作します。 値はグループ名または数字のグループ ID どちらでも構いません。 .Pp .It Fl t Ar directory サーバがコマンド行引数を処理したらすぐに chroot() するべき ディレクトリを指定します。 .Pp .It Fl w Ar directory サーバの作業ディレクトリを設定します。設定ファイルの .Dq Li options 宣言の .Dq Li directory 節はコマンド行で指定したあらゆる値を上書きします。 -デフォルトの作業ディレクトリはカレンドディレクトリ +デフォルトの作業ディレクトリはカレントディレクトリ .Pq Dq \&. です。 .El .Pp それ以外の引数は上で述べたとおり、 古い実装との互換性のために、設定ファイルの名前として扱われます。この引数は .Dq Fl b または .Dq Fl c フラグを使用して指定される .Ar config_file を無効にします。 特に引数が与えられなければ、デフォルトの設定ファイルが使用されます .Pq Pa /etc/namedb/named.conf 。 .Ss マスタファイル形式 マスタファイルは制御情報とゾーン中のオブジェクトの 資源レコードのリストからなり、次の形式を取ります。 .Bd -literal -offset indent $INCLUDE $ORIGIN .Ed .Pp ここで、 .Bl -tag -width "opt_domain " .It Ar domain ルートの場合は .Dq Li \&. を、現在の起点の場合は .Dq Li @ を、それら以外では通常のドメイン名を指定します。 .Ar domain が .Dq Li \&. で終って .Em いない 通常のドメイン名である場合は、 現在の起点がドメインに追加されます。 ドメイン名が .Dq Li \&. で終っている場合は変更されません。 .It Ar opt_domain このフィールドにはインクルードファイル中のデータの起点を定義します。 これはインクルードファイルの最初の行の前に .Li $ORIGIN 宣言を置くことと等価です。 このフィールドはオプショナルです。 .Ar opt_domain フィールドやインクルードファイル中の .Li $ORIGIN 宣言はそのファイル自身の現在の起点を変更することはありません。 .It Ar opt_ttl このフィールドはオプションであり、 time-to-live を整数値で指定します。 このデフォルト値は 0 であり、 そのゾーンの SOA レコードに指定された最小値を意味します。 .It opt_class オブジェクトのアドレスの型を指定します。 現在はDARPAインターネットに接続するオブジェクトである .Dv IN のみがサポートされています。 .It Ar type このフィールドには以下のトークンのうちひとつが含まれます。 括弧中におのおの .Ar resource_record_data フィールドに指定すべきデータを示しています。 .Bl -tag -width "HINFO " -offset indent .It Dv A ホストアドレス (4つ組ドット IP アドレス) .It Dv NS 権威があるネームサーバ (ドメイン) .It Dv MX メールエクスチェンジャ (ドメイン) 優先順位 (0..32767) に引続き指定します。 優先順位は小さい値が優先順位の高いことを示します。 .It Dv CNAME 別名に対応した正式名 (ドメイン) .It Dv SOA オーソリティゾーンデータの開始を示します。 (ホストの属するドメイン、メンテナのドメインアドレス、 シリアル番号、その後にリフレッシュ、リトライ、有効期限、最小 TTL (RFC 883を参照) の各値を秒で指定したパラメータが続く)。 .It Dv NULL ヌルリソースレコード (形式やデータはありません) .It Dv RP いくつかのドメイン名の責任者 (メールアドレスか参照できるテキスト) .It Dv PTR ドメイン名のポインタ (ドメイン) .It Dv HINFO ホスト情報 (CPUタイプ、OSタイプ) .El .El .Pp 通常は行末でリソースレコードは終了しますが、 左括弧と右括弧で囲まれた場合は複数行にまたがることが可能となります。 セミコロンから行末まではコメントとして扱われます。 .Pp .Sy 注釈: ここには示されていませんが、このほかのタイプのリソースレコードも存在します。 リソースレコードのすべてのタイプを知るには .Sy BIND Operations Guide .Pq Dq BOG を参照する必要があるでしょう。 新しい RFC にていくつかのリソースタイプが標準化されていますが、 このバージョンの .Sy BIND ではまだ実装されていません。 .Ss SOA レコード形式 各マスタゾーンファイルはそのゾーンの SOA レコードで始まらなければなりません。 以下に SOA レコードの例を示します。 .Bd -literal @ IN SOA ucbvax.Berkeley.EDU. rwh.ucbvax.Berkeley.EDU. ( 1989020501 ; serial 10800 ; refresh 3600 ; retry 3600000 ; expire 86400 ) ; minimum .Ed .Pp SOA ではシリアル番号 (serial) を指定します。 シリアル番号はマスタファイルを更新するたびに変更する必要があります。 シリアル番号は小数点つきの数字を指定することもできますが、 整数への変換は乗算や加算ではなく文字列としてつなげて行っているため、 .Em あまり 賢い方法とはいえません。 年月日と 0〜99 のシリアル番号を使用することで、 このフィールドのサイズである符号なしの 32 ビット以内に収まります。 (このやり方は 4294 年には考え直す必要があることは確かですが、 それについては心配する必要はないでしょう)。 .Pp セカンダリサーバは秒で指定されたリフレッシュ時間 (refresh) の間隔で シリアル番号をチェックします。 シリアル番号に変更があれば、新しいデータを読み込むために ゾーン情報が転送されます。 リフレッシュ時間が過ぎてもマスタサーバに接続できない場合は、 リトライ時間 (retry) の間隔でリフレッシュが試みられます。 期限切れ時間 (expire) が過ぎてマスタサーバに接続できない場合は、 セカンダリサーバはそのゾーンのすべてのデータを破棄します。 最小値 (minimum) はファイル中の生存時間 .Pq Dq TTL が明示的に指定されていないレコードの生存時間となります。 .Sh 注釈 ブートファイルでの .Dq Li domain と .Dq Li suffixes の指定は廃止され、 もっと便利なリゾルバベースの実装、すなわち部分的な形のドメイン名 (partially-qualified domain names) の接尾辞に置き変えられました。 以前のメカニズムでは多くの状況下で失敗することがあり、 特にローカルネームサーバが完全な情報を持っていない場合に失敗しました。 .Pp 以下に各シグナルを .Xr kill 1 コマンドによってサーバに送った場合の効果を示します。 .Pp .Bl -tag -width "SIGWINCH" .It Dv SIGHUP サーバは .Pa named.conf を読み、データベースをロードし直します。 サーバがコンパイルオプションの .Li FOCED_RELOAD を定義されてコンパイルされている場合は、 .Dv SIGHUP を送るとサーバはすべてのセカンダリゾーンのシリアル番号もチェックします。 通常、シリアル番号は SOA 中に指定された間隔でのみチェックされます。 .It Dv SIGINT 現在のデータベースとキャッシュの内容を .Dq Pa /var/tmp/named_dump.db または .Dv _PATH_DUMPFILE の値にダンプします。 .It Dv SIGILL サーバが -DSTATS 付きでコンパイルされていれば、 統計データを .Pa named.stats にダンプします。 統計データはこのファイルの末尾に追加されます。 .It Dv SIGSYS サーバがプロファイリング (サーバの fork, chdir と exit) を 有効にされてコンパイルされていれば、 プロファイリングデータを .Pa /var/tmp にダンプします。 .It Dv SIGTERM プライマリおよびセカンダリのデータベースファイルをダンプします。 サーバが動的更新を有効にしてコンパイルされていれば、 シャットダウン時に更新されたデータをセーブするために使用されます。 .It Dv SIGUSR1 デバッグ機能を有効にします。 .Dv SIGUSR1 が送られるたびにデバッグレベルが上がります。 .Po Dv SIGUSR1 がない古いシステムでは .Dv SIGEMT が使われます。 .Pc .It Dv SIGUSR2 デバッグ機能を完全に無効にします。 .Po Dv SIGUSR2 がない古いシステムでは .Dv SIGFPE が使われます。 .Pc .It Dv SIGWINCH すべてのサーバに入力される問い合わせの .Xr syslog 8 による ログ採取の有無を切り替えます。 (ログ採取はサーバが .Li QRYLOG オプションを指定されて コンパイルされている必要があります。) .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width "/var/tmp/named_dump.db (_PATH_DUMPFILE) " -compact .It Pa /etc/namedb/named.conf デフォルトのネームサーバの設定ファイル .It Pa /var/run/named.pid Pq Dv _PATH_PIDFILE プロセス ID .It Pa /var/tmp/named_dump.db Pq Dv _PATH_DUMPFILE ネームサーバデータベースのダンプ .It Pa /var/tmp/named.run Pq file: Dv _PATH_DEBUG デバッグ出力 .It Pa /var/tmp/named.stats Pq file: Dv _PATH_STATS ネームサーバの統計データ .El .Sh 関連項目 .Xr gethostbyname 3 , .Xr hostname 7 , .Xr kill 1 , .Xr resolver 3 , .Xr resolver 5 , .Xr signal 2 , RFC 882, RFC 883, RFC 973, RFC 974, RFC 1033, RFC 1034, RFC 1035, RFC 1123, .Dq Name Server Operations Guide for Sy BIND diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/file.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/file.1 index 05eec2f140..153dc251d3 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/file.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/file.1 @@ -1,405 +1,405 @@ .\" %Id: file.1,v 1.12 1998/03/23 07:43:13 charnier Exp % .Dd July 30, 1997 .Dt FILE 1 "Copyright but distributable" .Os .Sh 名称 .Nm file .Nd ファイルの種類を判定する .Sh 書式 .Nm file .Op Fl vczL .Op Fl f Ar namefile .Op Fl m Ar magicfiles .Ar .Sh 解説 このマニュアルは .Nm コマンドのバージョン 3.22 について記載しています。 .Nm -は、namefile で指定されたファイルの種類を判定するプログラムです。判定の +は、引数で指定されたファイルの種類を判定するプログラムです。判定の ために、ファイルシステムテスト、マジックナンバテスト、言語テストの 3 つのテストをこの順に実行し、 .Em 最初に 判定できた結果からファイルの種類を表示します。 .Pp ファイルの種類として表示されるのは、 .Em text ( .Tn ASCII キャラクタだけのファイルで、 .Tn ASCII 端末に表示した場合、 問題が起こらないもの)、 .Em executable ( .Ux カーネル等に理解可能な形にコンパイルされたプログラムを 含むファイル)、その他のものを意味する .Em data (data は、通常 `バイナリ' か表示不能なもの) のうちの 1 つです。 例外は、内部フォーマットがよく知られた、 バイナリデータを含むファイル (コアファイルや tar アーカイブ) です。 ファイル .Pa /usr/share/misc/magic やプログラムそのものを変更するときは、 .Em "これらのキーワードを残して下さい" 。 .Pp ディレクトリ内のすべての可読なファイルは、 単語 ``text'' を表示することが期待されています。 Berkeley で行われたように、``shell commands text'' を ``shell script'' と変更するようなことはしないで下さい。 .Pp ファイルシステムテストは、 .Xr stat 2 システムコールからの戻り値を調べることに基づいています。 このプログラムは、ファイルが空であるかどうか、ある種の 特殊ファイルであるかどうかを調べます。 使っているシステムに合った既知のファイルの種類 (システムに実装されたソケット、シンボリックリンク、 名前付きパイプ (FIFO)) は、システムヘッダファイル .Pa sys/stat.h で定義されていれば表示されます。 .Pp マジックナンバテストは、ファイルが固定フォーマットのデータであるか どうかをチェックするために使われます。 よい例が、実行可能なバイナリ実行形式 (コンパイルされたプログラム) .Pa a.out ファイルです。このフォーマットは標準インクルードディレクトリ内の .Pa a.out.h や場合により .Pa exec.h で定義されています。 実行ファイルは、 ファイルの先頭近くの特定の場所に、`マジックナンバ' を持ちます。 これは .Ux オペレーティングシステムに対し、 ファイルがバイナリ実行形式であり、 どのタイプの実行可能ファイルであるかを知らせます。 `マジックナンバ' の概念は拡張され、データファイルにも適用されています。 ファイルの先頭に近い固定位置に固定識別子があるファイルは、 このように記述できます。 これらのファイルの情報は、マジックファイル .Pa /usr/share/misc/magic から読み込まれます。 .Pp もしファイルが .Tn ASCII ファイルのようであるなら、 .Nm は、その言語を推定しようとします。 言語テストは、ファイルの始めの数ブロックに 特定の文字列 ( .Pa Inames.h を参照) があるかどうかを探します。たとえばキーワード .Em .br があればそれはおそらく .Xr troff 1 の入力ファイルであり、 .Em struct というキーワードは、C 言語のプログラムであることを示しています。 こうした推定方法は、前述の 2 つのテストより信頼性が低いため、 最後に行われます。言語テストルーチンは ( .Xr tar 1 アーカイブのような) その他のファイルもチェックし、未知のファイルを `ascii text' とすべきか、 `data' とすべきかを決定します。 .Sh オプション .Bl -tag -width indent .It Fl v プログラムのバージョンを表示して、終了します。 .It Fl m Ar list マジックナンバを含む別のファイルの .Ar list を指定します。 これは、1 つのファイルか、コロン (:) で分けられたファイルのリストです。 .It Fl z compress で圧縮されたファイルの中身を見ようとします。 .It Fl c マジックファイルを解析した形式を、調査できるように表示します。 通常、 新しいマジックナンバファイルを使う前にデバッグするために、 .Fl m オプションとともに用います。 .It Fl f Ar namefile 引数の前に .Ar name_file から調べるべきファイル名を (1 行に 1 つ) 読み込みます。 .Ar name_file もしくは引数の filename は少なくとも 1 つは指定しなければなりません。 標準入力のファイルの種類を判定させる場合は、 ファイル名として、``-'' を指定します。 .It Fl L オプションは(システムがシンボリックリンクを提供していれば)、 .Xr ls 1 コマンドの .Fl L オプションと同様にシンボリックリンクをたどって実際のファイルの中 身の種類を判定します。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /usr/share/misc/magic -compact .It Pa /usr/share/misc/magic デフォルトのマジックナンバのリスト (以前のバージョンの .Bx Free では .Pa /etc/magic でした) .El .Sh 環境変数 環境変数 .Em MAGIC は、デフォルトのマジックナンバファイルを指定するために 使うことができます。 .Sh 関連項目 .Xr od 1 , .Xr strings 1 , .Xr magic 5 .Sh 標準適合性 このプログラムは、その中に含まれる曖昧な言語をできるだけ特定できる ようになっており、 System V の FILE(CMD) で定義されるインタフェースを越えているはずです。 同名の System V のプログラムと、ほとんど動作は同じです。 しかし、このバージョンはより多くのマジックを知っているので、多くの場合に 異なった (より正確な) 出力を出します。 .Pp このバージョンと System V のものとの大きな違いは、 このバージョンは全ての空白を区切り文字として扱うため パターン内の空白はエスケープしなければならないということです。 たとえば、 .br >10 string language impress\ (imPRESS data) .br とマジックファイルに書かれていた場合は、次のように 変更せねばなりません。 .br >10 string language\e impress (imPRESS data) .br またこのバージョンでは、バックスラッシュを含んでいる パターンもエスケープしなくてはいけません。たとえば、 .br 0 string \ebegindata Andrew Toolkit document .br とマジックファイルに書かれていた場合は、次のように 変更せねばなりません。 .br 0 string \e\ebegindata Andrew Toolkit document .br .Pp Sun Microsystems の SunOS リリース 3.2 もしくはそれ以降には、 System V 由来の .Xr file 1 コマンドが含まれていますが、拡張がなされています。 このバージョンは SUN のものとは、細かい点でしか異なりません。 このバージョンには `&' 演算子の拡張が含まれています。 使い方は、次のようなものです。 .br >16 long&0x7fffffff >0 not stripped .Sh マジックディレクトリ マジックファイルのエントリは様々なソース (主に USENET) から集められたり、様々な作者から提供されました。 .An Chirstos Zoulas (下記のアドレス) が、 マジックファイルエントリをさらに集めたり訂正するでしょう。 統合したマジックファイルエントリは、定期的に配布されるでしょう。 .Pp マジックファイルにおけるエントリの順序は 重要です。 使っているシステムによって、エントリの順序が正しくなくなることが あります。 もし、あなたの古い .Nm コマンドがマジックファイルを使っているのなら、 比較のため古いマジックファイルを保存して下さい (たとえば、 .Pa /usr/share/misc/magic.orig という名前に変更します) 。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは、少なくとも Research Version 6 (マニュアルページの日付は、1975 年 1 月) からはどの .Ux にもありました。 System V バージョンはある重要な変更、 すなわち外部マジックナンバリストを導入しました。 これによってプログラムのスピードはわずかに低下しましたが、 更にまた柔軟になりました。 .Pp このプログラムは、System V バージョンを基づいており、 .An Ian Darwin によって、他の誰かのソースコードを見ることなく 書かれました。 .Pp .An John Gilmore はコードを拡張し、最初の版よりも よいものにしました。 .An Geoff Collyer は 不適当なところが数箇所あるのを 発見し、いくつかマジックファイルエントリを 提供しました。 プログラムは、ずっと発展し続けています。 .SH 作者 .An Ian F. Darwin Aq ian@sq.com , UUCP アドレス {utzoo | ihnp4}!darwin!ian, 住所 P.O. Box 603, Station F, Toronto, Ontario, CANADA M4Y 2L8. により書かれました。 .Pp .An Rob McMahon Aq cudcv@warwick.ac.uk が 1989 年に、`&' 演算子を単純な `x&y != 0' から `x&y op z' に拡張するため変更しました。 .Pp .An Guy Harris Aq guy@auspex.com が 1993 年に、 .Bl -item -offset indent .It ``旧型'' の `&' 演算子を元のように戻しました。理由は、 .Bl -enum -offset indent .It Rob McMahon の変更によりこれまでの使用法ができなくなった。 .It このバージョンの .Nm がサポートする SunOS の ``新型'' の `&' 演算子で、`x&y op z' も扱える。 .It Rob の変更はドキュメントに書かれていなかった。 .El .It 他段階の `>' 追加。 .It ``beshort'', ``leshort'' などのキーワードの追加。 .Nm が動いているプロセスのバイトオーダではなく、 ファイル特有のバイトオーダで数字を見るようにするキーワードです。 .El .Pp .An Ian Darwin や .An Christos Zoulas Aq christos@deshaw.com を含む 多くの作者による 1990-1992 年の変更。 .Sh 法律上の注意 Copyright (c) Ian F. Darwin, Toronto, Canada, 1986, 1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992, 1993. .Pp This software is not subject to and may not be made subject to any license of the American Telephone and Telegraph Company, Sun Microsystems Inc., Digital Equipment Inc., Lotus Development Inc., the Regents of the University of California, The X Consortium or MIT, or The Free Software Foundation. .Pp This software is not subject to any export provision of the United States Department of Commerce, and may be exported to any country or planet. .Pp Permission is granted to anyone to use this software for any purpose on any computer system, and to alter it and redistribute it freely, subject to the following restrictions: .Pp .Bl -enum -offset indent .It The author is not responsible for the consequences of use of this software, no matter how awful, even if they arise from flaws in it; .It The origin of this software must not be misrepresented, either by explicit claim or by omission. Since few users ever read sources, credits must appear in the documentation; .It Altered versions must be plainly marked as such, and must not be misrepresented as being the original software. Since few users ever read sources, credits must appear in the documentation; .It This notice may not be removed or altered. .El .Pp A few support files ( .Fn getopt , .Fn strtok ) distributed with this package are in the public domain; they are so marked. .Pp The files .Pa tar.h and .Pa is_tar.c were written by .An John Gilmore from his public-domain .Nm tar program, and are not covered by the above restrictions. .Sh バグ マジックディレクトリから マジックファイルを自動的に作成するよりよい方法があるはずです。 それは何なのでしょうか。より起動を速くするため マジックファイルをバイナリにコンパイルするとよいでしょう。 (たとえば .Xr ndbm 3 あるいは、異機種ネットワーク環境では固定長の .Tn ASCII 文字)。 そうすれば、同名の バージョン 7 のプログラムと同じぐらいの速さで System V バージョンの柔軟性を持ったプログラムとなるでしょう。 .Pp .Nm には、正確さよりも 速度を重視したアルゴリズムが いくつかあるので .Tn ASCII ファイルの内容については 間違うことがあります。 .Pp .Tn ASCII ファイルのサポート ( 元々はプログラミング言語のため ) は 単純で、不十分であり、更新には再コンパイルが必要です。 .Pp 複数の行に渡るものをサポートするため ``else'' 項があるべきです。 .Pp マジックファイルと キーワードの正規表現を サポートするべきです。 .Tn ASCII TAB をフィールドの識別子にすることは醜く、 ファイルの編集を難しくしていますが、残されています。 .Pp キーワードに大文字を許すことが勧められます。たとえば、 .Xr troff 1 コマンドと man page マクロの区別です。 正規表現のサポートで、このことは簡単になるでしょう。 .Pp \s-2FORTRAN\s0 に対してプログラムが働きません。 行の先頭にインデントされているキーワードを見ることにより \s-2FORTRAN\s0 だと判別すべきです。 正規表現のサポートによりこれは簡単になるでしょう。 .Pp .Em ascmagic に入っている キーワードのリストは、おそらくマジックファイルに 入れるべきものです。 これはオフセットの値として `*' のようなキーワードを 使うことで可能でしょう。 .Pp 最初の文字、最初の語、最初の long などに関する テストを 最初に読み込んだときに全て行うことができるよう マジックファイルを並べ直す最適化法はないだろうか。 マジックファイルの矛盾について述べるようにならないか。 エントリーの順序を マジックファイル上の位置ではなく、 ファイルオフセット順にすることはできないだろうか。 .Pp プログラムは、推定が「どれぐらいよい」のかを知る方法を 提供すべきです。ファイルの最初の 5 文字が ``From '' であるときに推測をしても、 ``Newsgroups:'' や "Return-Path:" といった文字による推測ほどよくはないので、推測結果を 捨てることになります。しかし、もしそういった文字が 現れなければ最初の推定を使わなければなりません。 .Pp このプログラムは、いくつかの商用の .Nm コマンドより遅いです。 .Pp このマニュアルページ、特にこの節が長過ぎます。 .Sh 入手性 オリジナル作者の最新のバージョンを anonymous FTP で、 .Em ftp.deshaw.com の .Pa /pub/file/file-X.YY.tar.gz から手に入れることができます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ftp.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ftp.1 index 2a181cf48f..0d7487af05 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ftp.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ftp.1 @@ -1,1379 +1,1379 @@ .\" %Id: ftp.1,v 1.8 1998/03/01 18:58:03 steve Exp % .\" %NetBSD: ftp.1,v 1.21 1997/06/10 21:59:58 lukem Exp % .\" .\" Copyright (c) 1985, 1989, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)ftp.1 8.3 (Berkeley) 10/9/94 .\" jpman %Id: ftp.1,v 1.3 1997/08/20 12:54:33 horikawa Stab % .\" .Dd August 18, 1997 .Dt FTP 1 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm ftp , pftp , gate-ftp .Nd .Tn ARPANET ファイル転送プログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl a .Op Fl d .Op Fl e .Op Fl g .Op Fl i .Op Fl n .Op Fl U .Op Fl p .Op Fl P Ar port .Op Fl t .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar host Op Ar port .Nm ftp ftp://[\fIuser\fR:\fIpassword\fR@]\fIhost\fR[:\fIport\fR]/\fIfile\fR[/] .Nm ftp http://\fIhost\fR[:\fIport\fR]/\fIfile\fR .Nm ftp \fIhost\fR:[/\fIpath\fR/]\fIfile\fR[/] .Sh 解説 .Nm は、 .Tn ARPANET 標準のファイル転送プロトコルを用いてファイル転送を実現するためのコマンドです。 本コマンドは、ネットワークを介して接続されているコンピュータ間で ファイルを転送する手段をユーザに提供します。 .Pp 書式の後ろから 3 つの使用例の形式では HTTP または FTP プロトコルの -いずれかを使ってファイルをカレンドディレクトリに取得します。 +いずれかを使ってファイルをカレントディレクトリに取得します。 これはスクリプト用に理想的です。 より詳しい情報については .Sx ファイルの自動的な取得 を参照して下さい。 .Pp オプションは、コマンドライン上か、コマンドインタプリタで指定できます。 .Bl -tag -width "port " .It Fl a .Nm は通常のログイン手続きを飛ばして、かわりに anonymous ログインを 使います。 .It Fl d デバッグを有効にします。 .It Fl e コマンドラインでの編集を無効にします。 .It Fl g ファイル名展開を無効にします。 .It Fl U データポートの範囲制限を無効にします。 .It Fl i 複数ファイル転送を行っている間の対話的プロンプトモードを オフにします。 .It Fl n .Nm が最初に接続する際の .Dq 自動ログイン を行いません。 自動ログインが許可された場合は、 .Nm は起動したユーザのホームディレクトリの .Pa .netrc (下記参照) ファイルに、リモートマシンのアカウントを記述している エントリがあるかどうかを調べます。 そのファイルにエントリがない場合には、 .Nm はリモートマシン上のログイン名 (デフォルトはローカルマシンでのユーザ ID) を要求します。 そして、もし必要があればログイン用のパスワードと アカウントの入力も促します。 .It Fl p 防火壁を越える接続のためのパッシブモード操作を有効にします。 .Nm pftp コマンドを使うのと同じです。 .It Fl P Ar port ポート番号を .Ar port に設定します。 .It Fl t パケットのトレースを有効にします。 .It Fl v 饒舌モードを有効にします。 入力が端末からの場合はこれがデフォルトです。 .Nm はデータ転送状況と、 リモートサーバからのすべてのレスポンスを表示します。 .It Fl V 入力が端末からの場合に、デフォルトで有効になっているのを無視して 饒舌モードを無効にします。 .El .Pp .Nm は、通信相手をコマンドラインで指定することが出来ます。通信相手を コマンドラインで指定した場合、 .Nm は指定したリモートマシンの .Tn FTP サーバプログラムとの接続を試みます。それ以外の場合、 .Nm は内部のコマンドインタプリタに入り、ユーザからの コマンド入力を待ちます。このとき .Nm は、 .Ql ftp> というプロンプトを出力します。 本状態の時には、 .Nm は以下のコマンドを受け付けます。 .Bl -tag -width Fl .It Ic \&! Op Ar command Op Ar args ローカルマシン上でシェルを起動します。 引数が指定された場合、最初の引数をコマンドとして実行し、 それ以降の引数はそのコマンドに対する引数として処理されます。 .It Ic \&$ Ar macro-name Op Ar args .Ar macro-name で定義されたマクロを実行します。マクロは、 .Ic macdef コマンドで定義出来ます。 .Ar args で指定された文字列は、展開されずにマクロに対して引き渡されます。 .It Ic account Op Ar passwd 一旦ログインに成功したユーザが、資源を扱うためにリモートマシンから 要求された追加のパスワードを入力します。 引数が指定されない場合、ユーザに対してパスワード入力を促す表示がされます。 この場合はパスワードはエコーバックされません。 .It Ic append Ar local-file Op Ar remote-file ローカルファイルをリモートマシン上のファイルに追加書き込みします。 もし、 .Ar remote-file が指定されていなければ、ローカルファイルの名前を .Ic ntrans や .Ic nmap で修正した名前をリモートファイル名として使います。 ファイル転送では .Ic type , .Ic format , .Ic mode , .Ic structure の現在の設定が使われます。 .It Ic ascii 転送ファイルの .Ic type をネットワーク .Tn ASCII 形式にします。 これはデフォルト時の設定です。 .It Ic bell 各ファイル転送コマンド終了時にベルを鳴らすかどうかを指定します。 .It Ic binary 転送ファイルの .Ic type をバイナリ形式にします。 イメージファイルなど、バイナリファイルを転送する時には本指定は必須です。 .It Ic bye リモートサーバとの .Tn FTP セッションを終了し、 .Nm を終了します。 EOF を入力した場合も同様です。 .It Ic case .Ic mget コマンドで連続してファイルを取得する場合、リモートマシン上の ファイル名の大文字小文字の対応を切り替えます。 デフォルトでは .Ic case はオフですが、オンの場合にはリモートマシンファイル名の すべての大文字が小文字に変換されて、ローカル マシンのディレクトリに 書き込まれます。 .It Ic \&cd Ar remote-directory リモートマシン上での作業ディレクトリを .Ar remote-directory へ変更します。 .It Ic cdup リモートマシン上での作業ディレクトリを一つ上に変更させます。 .It Ic chmod Ar mode file-name .Ar file-name で指定したリモートマシン上のファイルの属性を、 .Ar mode で指定したものに変更します。 .It Ic close リモートサーバとの .Tn FTP セッションを終了します。そしてコマンド入力待ちのプロンプトを表示します。 すでに定義されたマクロはすべて無効になります。 .It Ic \&cr ASCII 形式ファイルの転送を行なう場合に、 復帰コードの除去を行なうかどうかを変更します。 ASCII 形式のファイル転送時には、 復帰/改行 の文字列によってレコードが認識されます。 .Ic \&cr がオン(デフォルト)の時には、改行コードのみでレコードを区切る .Ux に適合するように、 復帰コードが文字列から除去されます。 .Ux 以外のリモートのシステムのレコードは 単独の改行コードを含む可能性があります。 ASCII 形式で転送を行った時には、そういった改行コードは .Ic \&cr がオフの場合にだけレコード区切り記号と区別して扱われます。 .It Ic delete Ar remote-file リモートマシン上のファイル .Ar remote-file を削除します。 .It Ic debug Op Ar debug-value デバッグモードを切り替えます。 .Ar debug-value が指定されるとデバッグレベルとして設定されます。 デバッグモードが有効になると、 .Nm はリモートマシンに送信されたコマンドを .Ql \-\-> に続けて表示します。 .It Ic dir Op Ar remote-directory Op Ar local-file リモートマシン上のディレクトリの内容を表示します。 表示内容にはサーバが選択したシステム依存の情報を含みます。 例えば大部分の .Ux システムは .Ql ls \-l コマンドから得られる出力を表示します。 ( .Ic ls も参照して下さい) もし .Ar remote-directory が指定されなければ、リモートマシン上のカレントディレクトリの内容が 表示されます。 もしプロンプトがオンだったら、 .Nm は、最後の引数が本当に .Ic dir の出力を書き込むローカルファイルかどうか問い合わせます。 ローカルファイルの指定が無い場合、または .Ar local-file の指定が .Sq Fl だった場合は出力は画面に表示されます。 .It Ic disconnect .Ic close と同じです。 .It Ic edit コマンドラインの編集機能、そして文脈に応じたコマンドとファイルの 補完機能を切り替えます。 これは入力が端末の場合は自動的に有効になり、そして そうでなければ無効になります。 .It Ic exit .Ic bye と同じです。 .It Ic ftp Ar host Op Ar port .Ic open と同じです。 .It Ic form Ar format ファイル転送様式を .Ar format と指定します。 デフォルトでは、様式は \*(Lqfile\*(Rq となります。 .It Ic get Ar remote-file Op Ar local-file リモートマシン上のファイル .Ar remote-file を取得してローカルマシン上に格納します。 ローカルファイル名 .Ar local file が指定されない場合、 ローカルファイル名は取得したファイルの リモートマシン上の名前と同じになります。 ただし、その名前は .Ic case , .Ic ntrans , .Ic nmap の設定により変更される事があります。 ファイル転送の時には現在の .Ic type , .Ic form , .Ic mode , .Ic structure の設定が使用されます。 .It Ic gate Op Ar host Op Ar port gate-ftp モードを切り替えます。 これは gate-ftp サーバが設定されていないと有効になりません (ユーザによって明示的に、または .Ev FTPSERVER 環境変数によって)。 .Ar host が与えられると、 gate-ftp モードが有効になり、そして gate-ftp サーバが .Ar host に設定されます。 .Ar port も同時に与えられると、それが gate-ftp サーバへ接続する際のポートとして使用されます。 .It Ic glob .Ic mdelete , .Ic mget , .Ic mput を行なう場合のファイル名の展開のオン/オフを切り替えます。 .Ic glob がオフの場合には、ファイル名は展開されずにそのままになります。 .Ic mput でのファイル名展開の規則は .Xr csh 1 のファイル名展開規則と同様です。 .Ic mdelete と .Ic mget の場合には、 各々のリモートファイル名はリモートマシン上で別々に展開され、 リストはマージされません。 ディレクトリ名の展開は普通のファイル名の展開と異なる事があります。 つまり、展開の結果はリモートの OS と FTP サーバに依存しています。 これは .Ql mls remote-files \- を実行する事によってあらかじめ知ることができます。 注意: .Ic mget と .Ic mput はファイルのディレクトリ・サブツリーを全て転送する物ではありません。 そのようにしたい時はサブツリーの .Xr tar 1 のアーカイブを作成してバイナリモードで転送します。 .It Ic hash Op Ar size 1 データブロック転送するごとに ハッシュサイン (``#'') を出力するかどうかを切り替えます。 デフォルトでは 1 データブロックは 1024byte です。 これは .Ar size でバイト単位で指定する事で変更できます。 .It Ic help Op Ar command 引数 .Ar command で指定したコマンドのヘルプメッセージを出力します。 引数が与えられない場合、 .Nm は使用可能なコマンドの一覧を出力します。 .It Ic idle Op Ar seconds リモートサーバ上のアイドルタイマを .Ar seconds 秒に設定します。 .Ar seconds が与えられない場合は現在のアイドルタイマ値を表示します。 .It Ic lcd Op Ar directory ローカルマシン上の作業ディレクトリを変更します。 .Ar directory 名が与えられない場合はユーザのホームディレクトリに移動します。 .It Ic less Ar file .Ic page と同じです。 .It Ic lpwd ローカルマシン上の作業ディレクトリを表示します。 .It Ic \&ls Op Ar remote-directory Op Ar local-file リモートマシンのディレクトリの内容のリストを表示します。 .Ar remote-directory の指定が無い場合には、 代わりに現在の作業ディレクトリが使われます。 もしプロンプトモードになっているならば, .Nm は、最後の引数が .Ic ls の出力を受け取るローカルのファイルであるかをユーザーに問い合わせます。 .Ar local-file の指定がない場合や .Fl が指定されている場合には、 出力は画面に表示されます。 .It Ic macdef Ar macro-name マクロ定義を行ないます。 後続の行がマクロ .Ar macro-name として格納されます。 空行 (1 つのファイル内での連続した改行文字や端末からの連続した 復帰文字) は マクロの入力モードを終了させます。 マクロの数の制限は 16 個で、定義されたマクロ全部で 4096 文字までがゆるされています。マクロは .Ic close コマンドが実行されるまで持続します。 マクロプロセッサは `$' と `\e' を特別な文字として解釈します。 1つ以上の数字が続く `$' は、コマンドラインで呼び出したマクロの 対応する引数によって置き換えられます。 後ろに `i' が続く `$' は、マクロプロセッサに対して実行している マクロのループを指示します。 最初のパスで `$i' はマクロを呼び出したコマンドラインの最初の引数に 置き換えられ、2 回目のパスで 2 つ目の引数に置き換えられ、それ以降も 同様に置き換えられます。 後ろに任意の文字が続いている `\e' はその文字に置き換えられます。 `\e' は `$' の特別な扱いを避けるために使用します。 .It Ic mdelete Op Ar remote-files リモートマシンの .Ar remote-files を削除します。 .It Ic mdir Ar remote-files local-file 複数のリモートファイルを指定出来る点を除くと .Ic dir と同様です。 プロンプトがオンの時には、 .Nm は最後の引数が .Ic mdir の出力を受け取るローカルファイルであるかをユーザーに問い合わせます。 .It Ic mget Ar remote-files リモートマシンで .Ar remote-files で指定されたファイルを展開し、展開後の各ファイル名のファイルに対して .Ic get を実行します。 ファイル名の展開の詳細は .Ic glob を参照してください。 生成されたファイル名は .Ic case , .Ic ntrans , .Ic nmap の設定に従い処理されます。 ファイルはローカルの作業ディレクトリに転送されます。 そのディレクトリは .Ql lcd directory で変更できます。 ローカルの新しいディレクトリは .Ql "\&! mkdir directory" で作成できます。 .It Ic mkdir Ar directory-name リモートマシンにディレクトリを作ります。 .It Ic mls Ar remote-files local-file 複数のリモートファイル名を指定できる点と .Ar local-file を必ず指定しなければならない点を除くと .Ic ls と同様です。 プロンプトがオンの時には、 .Nm は最後の引数が .Ic mls の出力を受け取る目標のローカルファイルであるかをユーザに確認します。 .It Ic mode Op Ar mode-name ファイル転送モード .Ic mode を .Ar mode-name で指定したものに設定します。 デフォルトは \*(Lqstream\*(Rq です。 .It Ic modtime Ar file-name リモートマシン上の指定ファイルの最終更新日時を参照します。 .It Ic more Ar file .Ic page と同じです。 .It Ic mput Ar local-files 引数として与えられたローカルファイルのリスト中の ワイルドカードを展開し、 展開後の各ファイル名のファイルに対して .Ic put を実行します。 ファイル名の展開の詳細については .Ic glob を参照してください。 生成されたファイル名は .Ic ntrans と .Ic nmap の設定に従って処理されます。 .It Ic msend Ar local-files .Ic mput と同じです。 .It Ic newer Ar file-name リモートマシンのファイルの最終更新日時の方が ローカルマシンのファイルより新しい場合にのみファイルを取得します。 現在のシステムにファイルが無いときには、リモートファイルの方が .Ic 新しい ものとして扱われます。 その他については .Ar get と同じです。 .It Ic nlist Op Ar remote-directory Op Ar local-file .Ic ls と同じです。 .It Ic nmap Op Ar inpattern outpattern ファイル名のマッピング機能を設定したり解除したりします。 引数が無い場合にはマッピング機能が解除されます。 引数がある場合には、出力先のリモートファイル名の指定されていない .Ic mput コマンドと .Ic put コマンドの実行時に、リモートファイル名がマップされます。 同様な事が .Ic mget コマンドと .Ic get コマンドのローカルファイル名についても行われます。 このコマンドはファイルの命名規則が異なる .Ux ではないリモートマシンとの接続時に便利です。 マッピングは .Ar inpattern と .Ar outpattern によって設定されたパターンに従って行われます。 .Op Ar inpattern は (すでに .Ic ntrans と .Ic case によって処理されているかもしれない) 入力ファイル名のためのテンプレートです。 .Ar inpattern に`$1', `$2', ..., `$9' の文字列を含むことによって、 変数を使用したテンプレートも使えます。 `$' を特別扱いしたくない時には `\\' を使ってください。 他の文字はそのままその文字として扱われ、 .Ic nmap の .Op Ar inpattern 変数の値を決めるのに用いられます。 例えば、 .Ar inpattern として $1.$2 が、 リモートファイルの名前として "mydata.data" が 与えられた時に、$1 は "mydata" という値となり, $2 は "data" という値になります。 .Ar outpattern は生成されるマッピング後のファイル名を決定します。 文字列の `$1', `$2', ...., `$9' は .Ar inpattern のテンプレートから生成される値に置き換えられます。 文字列の `$0' は元のファイル名で置き換えられます。 さらに、文字列の .Ql Op Ar seq1 , Ar seq2 は .Ar seq1 が空文字列でない時には .Op Ar seq1 に、 空文字列の時には .Op Ar seq2 に置き換えられます。 例えばコマンド .Pp .Bd -literal -offset indent -compact nmap $1.$2.$3 [$1,$2].[$2,file] .Ed .Pp は、 入力ファイル名 "myfile.data" と "myfile.data.old" に対して出力ファイル名が "myfile.data" になり、 入力ファイル名 "myfile" に対して出力ファイル名が "myfile.file" になり、 入力ファイル名 ".myfile" に対して 出力ファイル名が "myfile.myfile"になります。 例えば、`nmap $1 sed "s/ *$//" > $1' のように、 .Ar outpattern にはスペースが入っていても構いません。 文字 `$', `[', `]', `,' を特別扱いしたくない時には `\e' を使ってください。 .It Ic ntrans Op Ar inchars Op Ar outchars ファイル名の文字変換機能を設定したり解除したりします。 引数が無い場合には文字変換機能が解除されます。 引数がある場合には、出力先のリモートファイル名の指定されていない .Ic mput コマンドと .Ic put コマンドの実行時にリモートファイル名が変換されます。 同様な事が .Ic mget コマンドと .Ic get コマンドでもローカルファイルに対して行われます。 このコマンドは、 .Ux とは異なるファイル命名規則のリモートマシンとの接続時に有効です。 ファイル名中の文字で、 .Ar inchars の中の文字に一致するものが .Ar outchars の対応する文字に置き換えられます。 .Ar inchars の中での文字の位置が .Ar outchars の長さを越えている時には、その文字はファイル名から削除されます。 .It Ic open Ar host Op Ar port 指定した .Ar host の .Tn FTP サーバとのコネクションを確立します。 ポート番号 .Ar port を指定した場合、 .Nm は指定したポート番号を用いて .Tn FTP サーバとのコネクションの確立を試みます。 .Ic 自動ログイン オプションがオン ( デフォルト時 ) の場合には、 .Nm は自動的に .Tn FTP サーバに対してログインを行ないます ( 以下を参照 ) 。 .It Ic page Ar file .Ic file を取得して、 .Ev PAGER で指定されたプログラム (デフォルトは .Xr less 1 )を使って表示します。 .It Ic passive パッシブモードを切り替えます。パッシブモードがオン (デフォルトはオフ) なら、ftp クライアントは すべてのデータコネクションにおいて、通常の .Dv PORT コマンドの代わりに .Dv PASV コマンドを送ります。 .Dv PASV コマンドはリモートのサーバにデータコネクションのためのポートを 開いて、そのポートのアドレスを返すよう要求します。 リモートサーバはそのポートで待ち、クライアントはそこに接続します。 より伝統的な .Dv PORT コマンドを使う場合は、クライアントがポートで待ち、そしてそのアドレスを リモートサーバに送ってリモートサーバはそこに接続して来ます。 パッシブモードは ゲートウェイ・ルータやトラフィックの方向を制御しているホストを 経由して .Nm を使う場合に有用です。 (注意: ftp サーバが RFC 1123 の .Dv PASV コマンドをサポートしている必要がありますが、サポートしていない 場合もあります。) .It Ic preserve 受け取ったファイルの更新日時を保存するかどうかを切り替えます。 .It Ic progress 転送の進行状況を表す棒グラフ表示を切り替えます。 この棒グラフは、 .Ar ローカルファイル として .Sq Fl か .Sq \&| で始まるコマンドが指定された転送では表示されません。 詳しくは .Sx ファイル名の規則 を参照して下さい。 .It Ic prompt 対話的プロンプトモードを切り替えます。 対話的プロンプトモードをオンにすることで、 複数ファイル転送時に転送ファイルの選択を行なえます。 対話的プロンプトモードをオフにすると (デフォルトはオン)、 .Ic mget や .Ic mput で指定したファイルはすべて転送され、 .Ic mdelete で指定したファイルはすべて削除されます。 .Pp プロンプトモードがオンの時には、プロンプトにおいて以下の コマンドが使用できます: .Bl -tag -width 2n -offset indent .It Ic n ファイルを転送しません。 .It Ic a 現在のファイルについて .Sq yes とし、自動的に現在のコマンドに対する残りのすべての ファイルに対しても .Sq yes とします。 .It Ic p 現在のファイルについて .Sq yes とし、プロンプトモードをオフにします (あたかも .Dq prompt off が指定されたかのように)。 .El .Pp これ以外の応答は現在のファイルに対する .Sq yes として扱われます。 .It Ic proxy Ar ftp-command ftp コマンドを 2次制御接続上で実行します。 本コマンドを用いることで、同時に 2 つのリモートマシンとコネクションを確立し、 2つのサーバ間でファイル転送を行なうようにすることができるようになります。 最初の .Ic proxy コマンドは .Ic open コマンドである必要があります。 これは、2 次的な制御コネクションを確立するために必要な操作です。 "proxy ?" とコマンドを実行することで、 2 次接続下で使用可能なコマンド一覧が表示されます。 以下のコマンドは .Ic proxy の後におかれた時には異なった働きをします。 .Ic open は自動ログイン処理中には新しいマクロの定義を行いません。 .Ic close はマクロの削除を行いません。 .Ic get と .Ic mget は 1次制御接続のホストから 2次制御接続のホストにファイルの転送を行います。 .Ic put と .Ic mput と .Ic append は 2次制御接続のホストから 1次制御接続のホストにファイルの転送を行います。 第三者のファイル転送は、2次制御接続のサーバが FTP プロトコルの .Dv PASV コマンドをサポートしているかどうかに依存します。 .It Ic put Ar local-file Op Ar remote-file ローカルマシン上の指定ファイルをリモートマシンに転送します。 .Ar remote-file が指定されない場合には、転送先でのファイル名は、 .Ic ntrans か .Ic nmap の設定に基づく処理を行ったローカルファイルの名前が用いられます。 ファイル転送には .Ic type , .Ic format , .Ic mode , .Ic structure の現在の設定が用いられます。 .It Ic pwd 現在のリモートマシン上での作業ディレクトリを表示します。 .It Ic quit .Ic bye と同じです。 .It Ic quote Ar arg1 arg2 ... 引数で指定した文字列を、そのままリモート .Tn FTP サーバに送信します。 .It Ic recv Ar remote-file Op Ar local-file .Ic get と同じです。 .It Ic reget Ar remote-file Op Ar local-file getと似ていますが、 .Ar local-file が存在しており .Ar remote-file よりサイズが小さい場合には、 .Ar local-file がリモートファイルの一部であるとみなして続きをコピーする点が異なります。 本コマンドは、大きいファイルの転送中にコネクションが 切断されてしまった場合の続きを受信しなおす場合などに有用です。 .It Ic remotehelp Op Ar command-name リモート .Tn FTP サーバのヘルプメッセージを要求します。 .Ar command-name が指定された場合にはそのコマンドのヘルプが表示されます。 .It Ic rstatus Op Ar file-name 引数がない場合にはリモートマシンのステータスが表示されます。 .Ar file-name が指定されている場合には、 リモートマシン上の指定ファイルのステータスが表示されます。 .It Ic rename Op Ar from Op Ar to リモートマシン上のファイル .Ar from が、 .Ar to というファイル名にリネームされます。 .It Ic reset リプライキューをクリアします。 本コマンドはコマンド/リプライのシーケンスの再同期をとるのに使われます。 再同期を取ることは ftp プロトコル上の障害が発生した時に必要な操作です。 .It Ic restart Ar marker .Ic get や .Ic put を指定した .Ar marker 位置から再開します。 .Ux システムにおいては、通常 marker はファイルのバイトオフセットで指定します。 .It Ic restrict データポートの幅を制限するかをオン/オフします。 パッシブモードでない時に、 .Nm クライアントはリモートサーバに対して、独立したデータポートで クライアントホストに接続してくることを要求します。 前のバージョンでは、そのリモートポートは 1024 から 4999 までの幅に 収まっていました。 しかしほとんどの防火壁 (fire wall) では、その範囲に他のサービスが あるために TCPポートをフィルタリングしています。 現在のデフォルトの動作では、ポート番号が 40000 から 44999 の間で、 サーバがクライアントに対して接続してくることを要求します。 もしセキュリティ上の危険性がないと考えるならば、防火壁管理者は その幅での TCP 接続に対して許可を行うという選択ができます。 .It Ic rmdir Ar directory-name リモートマシン上のディレクトリを消去します。 .It Ic runique ローカルマシンに保存されるファイルに対して ユニークな名前を付加するかどうかを切り替えます。 .Ic get や .Ic mget コマンドで目的のローカルファイルと同じ名前のファイルが既に存在する時には、 ".1" が名前に付加されます。 その名前も既に存在する時には ".2" が付加されます。 このように順番に処理をし、 ".99" になっても存在する時には エラーメッセージが表示され、転送は行われません。 生成されたユニークなファイル名は報告されます。 注意: .Ic runique はシェルコマンドで生成されるファイル名には効果がありません (下記参照)。 デフォルトではオフになっています。 .It Ic send Ar local-file Op Ar remote-file .Ic put と同じです。 .It Ic sendport .Dv PORT コマンドを使用するかどうか切り替えます。 デフォルトでは、 .Nm は各データ転送用のコネクションの確立の際に .Dv PORT コマンドの使用を試みます。 .Dv PORT を使うことで複数ファイル転送を行なう場合の遅延を避けることが出来ます。 .Dv PORT コマンドが失敗した場合、 .Nm はデフォルトのデータ・ポートを使用します。 .Dv PORT コマンドが無効になった場合、データ転送時に .Dv PORT コマンドは使われません。 これはある種の .Tn FTP の実装で .Dv PORT コマンドは無視するが、誤っていて、受け入れたと返事を返すような 物に対して有効です。 .It Ic site Ar arg1 arg2 ... 引数で指定した文字列を、 .Dv SITE コマンドの引数としてそのまま .Tn FTP サーバに送信します。 .It Ic size Ar file-name リモートマシン上の .Ar file-name で指定したファイルのサイズを表示します。 .It Ic status .Nm の現在の状態を表示します。 .It Ic struct Op Ar struct-name ファイル転送の .Ar structure を .Ar struct-name に設定します。 デフォルトでは、\*(Lqstream\*(Rq に設定されています。 .It Ic sunique リモートマシン上に転送するファイルのファイル名に対して、 一意な名前を付与するかどうかを切り替えます。 この機能が使えるためには、 リモートの FTP サーバが FTP のプロトコルの .Dv STOU コマンドをサポートしていなければなりません。 リモートサーバがユニークな名前を報告します。 デフォルトではこの機能はオフになっています。 .It Ic system リモートマシンで稼働している OS のタイプを表示します。 .It Ic tenex .Tn TENEX マシンと 通信するために必要なファイル転送モードを設定します。 .It Ic trace パケットトレースをするかどうかを切り替えます。 .It Ic type Op Ar type-name ファイル転送の .Ic type を .Ar type-name に変更します。引数が指定されない場合には 現在のファイル転送タイプを表示します。 デフォルトタイプはネットワーク .Tn ASCII です。 .It Ic umask Op Ar newmask リモートサーバのデフォルトの umask 値を .Ar newmask で指定した値に変更します。 .Ar newmask が指定されていない場合は現在の umask 値を表示します。 .It Xo .Ic user Ar user-name .Op Ar password Op Ar account .Xc ユーザをリモート .Tn FTP サーバに認識させます。 .Ar password が指定されていなくて、 .Tn FTP サーバが必要とする場合は ( ローカルエコーをオフにしてから ) .Nm がユーザに問い合わせます。 .Ar account が指定されていなくて、 .Tn FTP サーバが必要とする場合には、 .Nm がユーザに問い合わせます。 リモートサーバがログイン時にアカウントを必要としないのに .Ar account フィールドが指定された場合には、ログイン処理の完了後に account コマンドがリモートサーバに渡されます。 「自動ログイン」を無効にした状態で .Nm が呼び出されない限り、 この処理は .Tn FTP サーバに最初につながった時に自動的に行われます。 .It Ic verbose 饒舌モードの切り替えをします。 饒舌モードの時には .Tn FTP サーバからの全ての応答が表示されます。 さらにこのモードがオンの時には、ファイル転送が終了した時に 転送効率に関する統計が報告されます。 デフォルトではオンになっています。 .It Ic ? Op Ar command .Ic help コマンドと同じです。 .El .Pp スペースを含むコマンドの引数は、`"' マークで括って下さい。 .Pp 設定を切り替えるコマンドでは、設定を指定するために明示的に .Ic on か .Ic off を引数として指定できます。 .Pp .Nm が転送中に .Dv SIGINFO ( .Xr stty 1 の引数 .Dq status を参照) シグナルを受けると、その時点での転送レートの統計情報が 終了時の標準的なフォーマットと同じ形式で標準エラー出力に書き出されます。 .Sh ファイルの自動取得 標準的なコマンドに加えて、 このバージョンの .Nm は自動取得の機能をサポートします。 単にホスト名/ファイルのリストをコマンドラインで渡すと 自動取得が有効になります。 .Pp 自動取得の指定では以下の形式を認識します: .Bl -tag -width "host:/file" .It host:/file .Dq 古典的な ftp の形式 .It ftp://[user:password@]host[:port]/file ftp URL形式で、 .Ev ftp_proxy が定義されていなければ ftpプロトコルで取得します。 そうでなければ .Ev ftp_proxy で指定されたプロキシを経由した http を使って転送します。 .Ar user:password@ が指定されていて .Ev ftp_proxy が定義されていない場合は、 パスワードに .Ar password を使って .Ar user でログインします。 .It http://host[:port]/file HTTP URL形式、http プロトコルで取得します。 .Ev http_proxy が定義されている場合は、その内容が HTTPプロキシサーバの URL として使用されます。 .El .Pp 古典的な形式または ftp URL形式で最後に .Sq / がある場合は、 .Nm はサイトに接続して与えられたパスのディレクトリに .Ic cd し、以降の入力を受け付けるために対話モードに入ります。 .Pp 自動取得の対象が複数指定されていて、連続しているものが同じホストを 参照している時は、接続の確立と切断によるオーバヘッドを避けるために 複数の転送にわたって接続が維持されます。 .Pp ファイル名の展開がオンで .Ic file が展開の対象となる文字を含んでいるなら ( .Ic glob 参照) .Ic "mget file" と同じ事を行います。 .Pp .Ic file のディレクトリ部分が展開の対象となる文字を含まなければ、 ファイルは .Ic file から .Xr basename 1 で得られる名前で現在のディレクトリに置かれます。 そうでなければリモートの名前をローカルでの名前として使います。 .Sh ファイル転送の中止 ファイル転送を中断するためには、 端末のインタラプトキー (通常は Ctrl-C) を打鍵してください。 データ送信はただちに停止します。 データ受信は、ftp プロトコルの .Dv ABOR コマンドをリモートサーバに送ることでサーバからのデータ送信がとまります。 そしてそれ以降の受信データは捨てられます。 これが行われる速度は、リモートサーバが .Dv ABOR コマンドをサポートする方式に依存します。 リモートサーバが .Dv ABOR コマンドをサポートしていない時には、 リモートサーバが要求したファイルを送り終るまで .Ql ftp> というプロンプトは現れません。 .Pp 端末からの割り込みキー入力は、 .Nm が何かローカルの処理をすでに完了していて リモートサーバからの応答を待っている時には無視されます。 このモードでの長い遅延は上でも述べたように ABOR 処理の結果に よるものか、 ftp のプロトコル違反を含めたリモートサーバによる 予期せぬ動作のどちらかによるものです。 もしリモートサーバの予期せぬ動作の結果による遅延であるならば、 ローカルの .Nm プログラムは手動で終了 (kill) しなければなりません。 .Sh ファイル名の規則 .Nm コマンドの引数として指定されたファイル名は、以下の規則で処理されます。 .Bl -enum .It ファイル名として .Sq Fl が指定された場合、 入力ファイル名の場合には標準入力 .Ar stdin が、 出力ファイル名の場合には標準出力 .Ar stdout が使用されます。 .It ファイル名の先頭の文字が .Sq \&| の場合には、その後に指定された文字列はすべてシェルコマンドと解釈されます。 .Nm は与えられた引数をつけて .Xr popen 3 を用いてシェルを呼び出し、標準入力から(標準出力へ)読み出し(書き込み)ます。 シェルコマンドにスペースが含まれている時には 引数は引用符で囲まれなければなりません。 (例: \*(Lq" ls -lt"\*(Rq ) 特に有用な例としては \*(Lqdir \&|more\*(Rq があります。 .It 上記のチェックにひっかからず、 ``globbing'' が許可されている場合、 ローカルファイル名は .Xr csh 1 のファイル名展開規則にしたがって展開されます。 (詳細は .Ic glob コマンドを参照) ただし、 .Nm のコマンドが 1 つのファイル名しか必要としない場合 (例えば .Ic put ) は、ファイル名が展開された後の最初のファイル名だけが使用されます。 .It .Ic mget コマンドと .Ic get コマンドにおいてローカルファイル名が指定されない場合、 ローカルファイル名はリモートファイル名と同一になります。 ただし、これらのファイル名は .Ic case , .Ic ntrans , .Ic nmap の設定によって変わることもあります。 結果として得られたファイル名は、 .Ic runique が設定されていればさらに変わるかもしれません。 .It .Ic mput コマンドと .Ic put コマンドにおいてリモートファイル名が指定されない場合、 リモートファイル名はローカルファイル名と同一になります。 ただし、これらのファイル名は .Ic ntrans , .Ic nmap の設定によって変わることもあります。 結果として得られたファイル名は、 .Ic sunique が設定されていればリモートサーバによって さらに変えられるかも知れません。 .El .Sh ファイル転送パラメータ FTPの仕様にはファイル転送時に影響を及ぼす多くのパラメータがあります。 .Ic type は、\*(Lqascii\*(Rq, \*(Lqimage\*(Rq (binary), \*(Lqebcdic\*(Rq, \*(Lqlocal byte size\*(Rq ( .Tn PDP Ns -10 および .Tn PDP Ns -20 でよく使われます) が指定可能です。 .Nm は、ascii と image のタイプを指定可能なのに加えて、 .Ic tenex モードの転送を指定することにより ローカルバイトサイズ 8 を指定することが可能です。 .Pp .Nm では、他の .Ic mode , .Ic form , .Ic struct のパラメータではデフォルト値だけが使用可能です。 .Sh .netrc ファイル .Pa .netrc ファイルは、自動ログイン処理においてのログインおよび初期設定情報を記述します。 .Pa .netrc ファイルは、ユーザのホームディレクトリに置きます。 .Pa .netrc では以下の予約語が解釈されます。これらはスペース、タブそして new-line によって分割されます。 .Bl -tag -width password .It Ic machine Ar name リモートマシン名 .Ar name を定義します。 自動ログイン処理は .Pa .netrc ファイル中に .Ic machine トークンがあるかどうか探し、そのエントリが .Nm のコマンドラインもしくは .Ic open コマンドの引数と一致するかどうかチェックします。 一致するエントリがあった場合は後に続く .Pa .netrc トークンが処理され、その処理はファイル最後尾に行き着くか他の .Ic machine トークンまたは .Ic default トークンに出くわすまで続きます。 .It Ic default いろんな名前と一致するワイルドカード的な働きがあることを除けば .Ic machine .Ar name と同様です。 .Ic default トークンは、 .Pa .netrc ファイル中に 1 エントリだけが許され、 しかも他の全ての .Ic machine トークンより後ろでなければなりません。 通常は .Pp .Dl default login anonymous password user@site .Pp のように使用されます。 本エントリによって .Pa .netrc に指定の無い ftp サイトに自動で anonymous ログインを試みるようになります。 .Fl n フラグを付加して ftp を起動することで .Pa .netrc ファイルを無視することが出来ます。 .It Ic login Ar name リモートマシンにおけるログイン名を指定します。 本トークンが与えられている場合、自動ログイン処理は .Ar name をログイン名としてログインしようとします。 .It Ic password Ar string パスワードを指定します。 本トークンが指定されている場合でリモートサーバがログイン処理中に パスワードを要求する場合は、自動ログイン処理は指定した文字列を 送ります。 .Pa .netrc ファイルにおいて、 .Ar anonymous 以外のユーザエントリにおいて本トークンが登録されており、なおかつ .Pa .netrc がユーザ以外から読める属性である場合には .Nm は自動ログイン処理を中断します。 .It Ic account Ar string 追加のアカウントパスワードを登録します。 このトークンがあると、 もし追加のアカウントパスワードをリモートホストが必要とする時に 自動ログインプロセスが指定された文字列を与えます。 そうでない場合には、自動ログインプロセスは .Dv ACCT コマンドを与えます。 .It Ic macdef Ar name マクロを定義します。 このトークンの機能は .Nm .Ic macdef コマンドの機能に似ています。 マクロは指定された名前を用いて定義されます。 その内容は .Pa .netrc の次の行から始まり、空行 ( 改行文字の連続 ) が現れるまで続きます。 .Ic init というマクロが定義されているならば、 自動ログイン処理の中での最後の段階で自動的に実行されます。 .El .Sh コマンドラインの編集機能 .Nm は .Xr editline 3 ライブラリを使った対話的なコマンドラインの編集をサポートします。 これは .Ic edit コマンドによって有効になり、そして入力が tty からの場合は デフォルトで有効になっています。 カーソルキーで以前の行を呼び出して編集できます。 そして他にも GNU Emacs スタイルの編集用のキーが使えます。 .Pp .Xr editline 3 ライブラリは .Pa .editrc ファイルで設定できます - より詳しくは .Xr editrc 5 を参照して下さい。 .Pp .Nm には、文脈に依存したコマンドとファイル名の補完 (リモートファイルの補完を含む) 機能を提供するための 追加のキー割り当てが用意されています。 これを使うためには .Xr editline 3 の .Ic ftp-complete コマンドにキーを割り当てて下さい。 これはデフォルトで TAB キーに割り当てられています。 .Sh 環境変数 .Nm は、以下の環境変数を使用します。 .Bl -tag -width "FTP_PASSIVE_MODE" .It Ev FTP_PASSIVE_MODE パッシブモードの FTP をデフォルトで使用します。 .It Ev FTPSERVER .Ic gate が有効な時に gate-ftpサーバとして使用するホスト。 .It Ev FTPSERVERPORT .Ic gate が有効な時に gate-ftpサーバに接続するのに使うポート。 デフォルトは .Dq ftpgate/tcp で .Fn getservbyname を呼び出して返って来たポート。 .It Ev HOME 定義されていれば .Pa .netrc ファイルのデフォルトの置き場所となります。 .It Ev PAGER .Ic page でファイルを表示する際に使われます。 .It Ev SHELL デフォルトで起動するシェルを定義します。 .It Ev ftp_proxy FTP URLリクエストを発行する時に使う FTPプロキシの URL (定義されていなければ標準の ftpプロトコルを使います)。 .It Ev http_proxy HTTP URLリクエストを発行する時に使う HTTPプロキシの URL。 .El .Sh 関連項目 .Xr getservbyname 3 , .Xr editrc 5 , .Xr services 5 , .Xr ftpd 8 .Sh 注釈 .Xr pftp 1 と .Xr gate-ftp 1 コマンドは .Nm にリンクされています。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から実装されました。 .Pp コマンドラインの編集、文脈に依存したコマンドとファイルの補完、 進行状況を表す棒グラフ、ファイルの自動的な取得、 ftp と http 形式の URL、更新時刻の保存といった各種の機能は .Nx 1.3 で Luke Mewburn によって、Jason Thorpe のアシスタントを得て実装されました。 .Sh バグ 多くのコマンドの正しい動作は、リモートサーバの適切な動作に依存します。 .Pp .Bx 4.2 の ascii モードでの転送時の復帰文字の取り扱いのエラーは訂正されています。 この訂正の結果として、 .Bx 4.2 のサーバとの間でバイナリファイルを ascii タイプを使用して転送した時に 不正転送をひき起こすことが あります。この問題を回避するためにはバイナリモードを用いて ファイル転送をして下さい。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/pic.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/pic.1 index 081283de5e..bc32f07313 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/pic.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/pic.1 @@ -1,747 +1,747 @@ .ig \"-*- nroff -*- Copyright (C) 1989-1995 Free Software Foundation, Inc. Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this manual provided the copyright notice and this permission notice are preserved on all copies. Permission is granted to copy and distribute modified versions of this manual under the conditions for verbatim copying, provided that the entire resulting derived work is distributed under the terms of a permission notice identical to this one. Permission is granted to copy and distribute translations of this manual into another language, under the above conditions for modified versions, except that this permission notice may be included in translations approved by the Free Software Foundation instead of in the original English. .. .\" jpman %Id: pic.1,v 1.2 1997/03/29 07:11:03 horikawa Stab % .\" Like TP, but if specified indent is more than half .\" the current line-length - indent, use the default indent. .de Tp .ie \\n(.$=0:((0\\$1)*2u>(\\n(.lu-\\n(.iu)) .TP .el .TP "\\$1" .. .ie t .ds tx T\h'-.1667m'\v'.224m'E\v'-.224m'\h'-.125m'X .el .ds tx TeX .ie \n(.g .ds ic \/ .el .ds ic \^ .\" The BSD man macros can't handle " in arguments to font change macros, .\" so use \(ts instead of ". .tr \(ts" .TH PIC 1 "7 September 1996" "Groff Version 1.10" .SH 名称 pic \- troff と TeX で用いるピクチャコンパイラ .SH 書式 .B pic [ .B \-nvC ] [ .I filename \&.\|.\|. ] .br .B pic .B \-t [ .B \-cvzC ] [ .I filename \&.\|.\|. ] .SH 解説 .LP 本マニュアルでは、groff ドキュメントフォーマットシステムの一部である GNU バージョンの .B pic について記述します。 .B pic は、 .B troff か \*(tx の入力ファイルに埋め込まれたピクチャの記述を .B troff か \*(tx が解釈できるコマンドに変換します。 ピクチャは .B .PS で始まる行から開始され、 .B .PE で始まる行で終了します。 .B .PS と .B .PE に狭まれた領域以外は、変更せずに素通しします。 .LP .B .PS と .B .PE マクロの適切な定義はユーザに任されています。使用している マクロパッケージが適当な定義を提供しない場合(たとえば、古いバージョンの \-ms マクロの場合)、 .B \-mpic マクロから取り出すことができます。 \-mpic マクロではピクチャ は中央寄せになります。 .SH オプション .LP 引数を伴わないオプションは .B \- のあとにまとめて続けることができます。 特別なオプション .B \-\^\- は、オプションの最後を意味します。ファイル名のかわ りに用いられる .B \- は、標準入力を意味します。 .TP .B \-C .B .PS や .B .PE のあとに空白や改行以外の文字がきても、それを .B .PS や .B .PE であると解釈します。 .TP .B \-S より安全なモード; .B sh コマンドを実行しません。 信用できない入力を処理する場合に便利です。 .TP .B \-n groff の troff に対する独自拡張を用いません。後処理に独自拡張を解釈 できないものを用いるときに、このオプションを指定します。拡張については、 .BR groff_out (5) に記述されています。 .B \-n オプションはまた、troff モードにお いて、点を打つために長さ 0 の直線を使わないようにします。 .TP .B \-t \*(tx モードです。 .TP .B \-c より .B tpic との互換性が高い処理を行います。本オプションは自動的に -t オプションも設定します。 .B \e で始まる行が透過的に出力されることがなくなり ます。 .B . で始まる行は先頭の .B . を .B \e に置き換えます。 .B .ps で始まる行は、特 別な扱いを受けます。すなわち、整数のオプションを続けることができ、それ は直線の太さ(ペンのサイズ)を 1000 分の 1 インチで示します。オプションが 省略された場合は、直 前の直線の太さに戻します。直線の太さの初期値は 1000 分の 8 インチです。 このように指定された直線の太さは、 .B thickness 属性、または、 .B linethick 変数によって負でない値が設定されていない場合にのみ有効です。 .TP .B \-v バージョン番号を表示します。 .TP .B \-z \*(tx モードにおいて、長さ 0 の直線を用いて点を描画します。 .LP 他のバージョンの pic でサポートされている以下のオプションは無視されます。 .TP .B \-D すべての直線を .B \eD エスケープシーケンスにより描画します。 .B pic は、つねに この動作を行います。 .TP .BI \-T \ dev .B troff のデバイス .I dev のための出力を行います。 .B pic が .B troff に出 力する内容はデバイス非依存なので、本オプションは不要です。 .SH 使用法 本節では GNU pic とオリジナルバージョンの pic との違いのみを説明します。 これらの違いの多くは新しいバージョンの Unix pic にもあてはまります。 .SS \*(tx モード .LP \*(tx モードは .B \-t オプションにて有効になります。 \*(tx モードでは、各ピクチャのために .B \egraph から呼び出される vbox を、pic は定義します。 例えば以下のようにして、自分自身で vbox を表示する必要が有ります。 .RS .LP .B \ecenterline{\ebox\egraph} .RE .LP 実際、vbox は高さが 0 ですから、この表現ではピクチャの上の空間が ピクチャの下の空間よりも若干大きくなります。 .RS .LP .B \ecenterline{\eraise 1em\ebox\egraph} .RE .LP はこの問題を避けます。 .LP \*(tx ドライバで .B tpic スペシャルバージョン 2 をサポートするものを使用する必要が有ります。 .LP .B \e で始まる行は透過的に通されます; 単一の .B % が行末に追加され、望まれない空白が出るのを防ぎます。 この機能を使用して、安全にフォントを変更したり .B \ebaselineskip の値を変更できます。 この方法以外で実行すると、望ましくない結果となるでしょう; 各自のリスクで実行して下さい。 ピリオドで始まる行は特別には扱われません。 .SS コマンド .TP \fBfor\fR \fIvariable\fR \fB=\fR \fIexpr1\fR \fBto\fR \fIexpr2\fR \ [\fBby\fR [\fB*\fR]\fIexpr3\fR] \fBdo\fR \fIX\fR \fIbody\fR \fIX\fR .I variable を .IR expr1 に設定します。 .I variable の値が .IR expr2 以下の間、 .I body を実行して .I variable を .IR expr3 だけ増加させます; もし .B by が指定されない場合、 .I variable の増分は 1 です。 もし .I expr3 の前に .B * が指定された場合、 .I variable には .IR expr3 が掛けられます。 .I X は .IR body に存在しない任意の文字を使用して構いません。 .TP \fBif\fR \fIexpr\fR \fBthen\fR \fIX\fR \fIif-true\fR \fIX\fR \ [\fBelse\fR \fIY\fR \fIif-false\fR \fIY\fR] .IR expr を評価します; もし非 0 ならば、 .IR if-true を実行します、 そうでないなら .IR if-false を実行します。 .I X は .IR if-true に存在しない任意の文字であり、 .I Y は .IR if-false に存在しない任意の文字です。 .TP \fBprint\fR \fIarg\fR\|.\|.\|. 引数を結合し、標準エラー出力に 1 行で出力します。 各 .I arg は式、位置、テキストのいずれかである必要が有ります。 デバッグに有効です。 .TP \fBcommand\fR \fIarg\fR\|.\|.\|. 引数を結合し、troff または \*(tx に 1 行として渡します。 各 .I arg は式、位置、テキストのいずれかである必要が有ります。 これは .B . や .BR \e で始まる行と同様の効果が有りますが、 値や変数をそのまま通します。 .TP \fBsh\fR \fIX\fR \fIcommand\fR \fIX\fR .I command をシェルに渡します。 .I X は .IR command 中に存在しない任意の文字です。 .TP \fBcopy\fR \fB"\fIfilename\fB"\fR .I filename をファイルのこの位置に埋め込みます。 .TP \fBcopy\fR [\fB"\fIfilename\fB"\fR] \fBthru\fR \fIX\fR \fIbody\fR \fIX\fR \ [\fBuntil\fR \fB"\fIword\*(ic\fB"\fR] .ns .TP \fBcopy\fR [\fB"\fIfilename\fB"\fR] \fBthru\fR \fImacro\fR \ [\fBuntil\fR \fB"\fIword\*(ic\fB"\fR] この構造は .I body を .IR filename の各行に対して 1 度づつ実行します。 行は空白で区切られた語に分割され、 .IR body 中の .BI $ i ただし .I i は 1 から 9 までは、 行の .IR i 番目の語に置換されます。 .I filename が指定されない場合、行は現在の行から .BR .PE の行までが使用されます。 .B until 節が指定されると、 行の最初の語が .IR word の行までが読み込まれます; その行は捨てられます。 .I X は .IR body に含まれない任意の文字です。 例えば .RS .IP .ft B .nf \&.PS copy thru % circle at ($1,$2) % until "END" 1 2 3 4 5 6 END box \&.PE .ft .fi .RE .IP は以下等価です。 .RS .IP .ft B .nf \&.PS circle at (1,2) circle at (3,4) circle at (5,6) box \&.PE .ft .fi .RE .IP 各行に対して実行されるコマンドは、 .BR thru の引数としてマクロ名を与えることで、 すでに定義されているマクロをとりうる。 .LP .B reset .br .ns .TP \fBreset\fI variable1\fB,\fI variable2 .\^.\^. 既定義の変数 .IR variable1 , .I variable2 \&.\^.\^. をデフォルト値にリセットします。 引数が指定されない場合、すべての既定義の変数はデフォルト値にリセットされます。 また .B scale に値を定義すると、寸法を管理する全ての既定義の変数は、 それらのデフォルト値に新しい scale を掛けたものになります。 .TP \fBplot\fR \fIexpr\fR [\fB"\fItext\*(ic\fB"\fR] これはテキストオブジェクトであり、 .I text をフォーマットとして .IR expr を引数として sprintf を用いて構成します。 .I text が省略された場合にはフォーマット文字列 .B "\(ts%g\(ts" が使用されます。 通常のテキストオブジェクトと同様属性を指定できます。 適切なフォーマット文字列を指定するように非常に気を付ける必要が有ります; pic は文字列に関して非常に限られたチェックしか行いません。 この仕様は、 .BR sprintf のことを考慮して批判されています。 .TP .IB variable := expr これは .B = と同じですが、 .I variable が既に定義されていなければならず、 .I variable が変更される場合は、これが定義された最内側ブロックでなければなりません。 (これに対して .B = は、variable がまだ定義されていない場合には現在のブロックにおいて定義し、 現在のブロックに置いて値を変更します。) .LP .IP .IR X\ anything\ X .LP という形式に対しては .IP .BI {\ anything\ } .LP も許されます。 この場合、 .I anything には .B { と .BR } がバランスして登場する必要が有ります。 文字列に .I X が含まれる場合、 .B { と .BR } のバランスが悪い場合に対応します。 .SS 式 式の文法が少し拡張されました: .LP .IB x\ ^\ y (指数) .br .BI sin( x ) .br .BI cos( x ) .br .BI atan2( y , \ x ) .br .BI log( x ) (base 10) .br .BI exp( x ) (base 10, ie 10\v'-.4m'\fIx\*(ic\fR\v'.4m') .br .BI sqrt( x ) .br .BI int( x ) .br .B rand() (0 から 1 までの乱数を返す) .br .BI rand( x ) (1 から .IR x までの乱数を返す; 勧められません) .br .BI max( e1 , \ e2 ) .br .BI min( e1 , \ e2 ) .br .BI ! e .br \fIe1\fB && \fIe2\fR .br \fIe1\fB || \fIe2\fR .br \fIe1\fB == \fIe2\fR .br \fIe1\fB != \fIe2\fR .br \fIe1\fB >= \fIe2\fR .br \fIe1\fB > \fIe2\fR .br \fIe1\fB <= \fIe2\fR .br \fIe1\fB < \fIe2\fR .br \fB"\fIstr1\*(ic\fB" == "\fIstr2\*(ic\fB"\fR .br \fB"\fIstr1\*(ic\fB" != "\fIstr2\*(ic\fB"\fR .br .LP 曖昧さを避けるために、 文字列の比較式はあるコンテキストにおいては括弧で括られる必要が有ります .SS その他の変更 .LP 単なる式 .IR expr は属性として受理可能です; これは .IR dir\ expr と同じであり、 .I dir は現在の方向です。 例えば .IP .B line 2i .LP は 2 インチの長さの線を現在の方向へ描きます。 .LP ピクチャの最大の幅と高さは変数 .BR maxpswid , .B maxpsht により指定されます。 初期値は 8.5 および 11 です。 .LP 数を表すのに科学技術的表記が可能です。 例えば .RS .B x = 5e\-2 .RE .LP テキストの属性は組み合わせることが可能です。 例えば .RS .B "foo" above ljust .RE は正しいです。 .LP ブロックが検査される深さには制限は有りません。 例えば .RS .B [A: [B: [C: box ]]] with .A.B.C.sw at 1,2 .br .B circle at last [\^].A.B.C .RE は受理可能です。 .LP 円弧はコンパスポイントを持ち、円弧が部分となるような円から決定されます。 .LP 円と円弧は点線や破線で書くことが出来ます。 \*(tx モードではスプラインを点線や破線で書くことが出来ます。 .LP ボックスの角を丸くできます。 .B rad 属性は、角を構成する 1/4 円の半径を指定します。 .BR rad , .B diam 属性が与えられない場合、 .B boxrad が半径として使用されます。 初期値では .B boxrad は値 0 です。 角の丸いボックスは点線や破線で書くことが出来ます。 .LP .B .PS 行は 2 番目の引数としてピクチャの最大の高さを指定できます。 幅として 0 が指定された場合には、 ピクチャのスケーリングファクタの計算においては幅は無視されます。 GNU pic は常に水平方向と垂直方向ともに同じ縮尺で スケーリングしていることに注意して下さい。 これは 高さが指定された場合に水平方向と垂直方向を同じ縮尺でスケーリングしない .SM DWB 2.0 pic と異なります。 .LP テキストオブジェクトはそれぞれに関連づけられた見えないボックスを持っています。 テキストオブジェクトのコンパスポイントはこのボックスによって決定されます。 オブジェクトに関連づけられた暗示的な動きもこのボックスによって決定されます。 このボックスの寸法は width, height 属性から定まります; もし width 属性が与えられていない場合は幅は .BR textwid となります; もし height 属性が与えられていない場合は高さは .BR textht となります。 初期値では .BR textwid , .B textht は値 0 です。 .LP クオートされされたテキストが使用される場合、 .IP .BI sprintf(\(ts format \(ts,\ arg ,\fR.\|.\|.\fB) .LP という形式の式を使用可能です; これは引数を .IR format に従い整形したものを出力します。 .I format は .BR printf (3) に記述されている文字列であり、 与えられる数及び引数に適切なものである必要が有ります。 .BR e , .BR f , .BR g , .B % フォーマット文字のみ使用可能です。 .LP オブジェクトを描画する時に使用する線の太さは .B linethick 変数で制御可能です。 これは線の太さをポイントで指定します。 負の値はデフォルトの太さを使用することを意味します: \*(tx 出力モードでは、8 ミリインチを使用することを意味します; \*(tx 出力モードで .B -c オプション使用時には、線の太さには .B .ps 行で指定されるものを使用ことを意味します; troff 出力モードでは、ポイントサイズに比例する太さを使用することを意味します。 値 0 ではデバイスがサポートするもっとも細い線で描画します。 初期値は -1 です。 また、 .BR thick [ ness ] 属性が有ります。 例えば .RS .LP .B circle thickness 1.5 .RE .LP は 1.5 ポイントの太さの円を描画します。 線の太さは .B scale 変数の値の影響も -.PS +.B .PS 行における高さの影響も受けません。 .LP ボックス(角の丸いボックスを含みます)、 円、楕円は塗りつぶすことが可能であり、 属性 .BR fill [ ed ] で指定します。 これは値が 0 から 1 の式をオプションで引数として取ります; 0 は白で塗りつぶし、1 は黒で塗りつぶし、その間の値では 適切な灰色で塗りつぶします。 1 より大きい値も使用可能です: この場合、現在のテキスト及び線に使用している灰色で塗りつぶします。 通常これは黒ですが、出力デバイスが変更する機構を持っているかも知れません。 引数を取らない場合、 .B fillval 変数の値が使用されます。 初期値では 0.5 です。 invisible 属性はオブジェクトの塗りつぶしには影響しません。 塗りつぶされたオブジェクトに関連づけられたテキストは、 塗りつぶし後に追加されます。 このため、塗りつぶしによってテキストが隠されることは有りません。 .LP 変数 .B arrowhead が非 0 でありかつ \*(tx モードが有効もしくは .B \-x オプションが与えられている場合には、 矢印の頭を実線の三角形で描画します。 初期値では .B arrowhead は 1 です。 .LP pic の troff 出力はデバイス独立です。 それゆえ .B \-T オプションは冗長です。 全ての数値はインチとして扱われます; 数値は troff マシン単位としては解釈されません。 .LP オブジェクトは .B aligned 属性を取りえます。 これは後処理が .BR grops で実行される場合のみ機能します。 オブジェクトに関連づけられたテキストで .B aligned 属性を持つものは全て オブジェクトの中央において回転されます。 それゆえ、オブジェクトの始点から終点への方向にあわせられます。 この属性は始点と終点が同じオブジェクトに関しては効果が有りません。 .LP .IB n th と言う表現が許されている場所では .BI ` expr 'th という表現も許されます。 .B 'th は単一のトークンであることに注意して下さい: .B ' と .BR th の間には空白を入れてはなりません。 使用例は以下です。 .IP .B .nf for i = 1 to 4 do { line from `i'th box.nw to `i+1'th box.se } .fi .SH 関連ファイル .Tp \w'\fB/usr/share/tmac/tmac.pic'u+3n .B /usr/share/tmac/tmac.pic .B PS と .B PE マクロの定義の例です。 .SH 関連項目 .BR troff (1), .BR groff_out (5), .BR tex (1) .br Tpic: Pic for \*(tx .br AT&T Bell Laboratories, Computing Science Technical Report No.\ 116, PIC \(em A Graphics Language for Typesetting. (This can be obtained by sending a mail message to netlib@research.att.com with a body of `send\ 116\ from\ research/cstr'.) .SH バグ .LP .B groff にとって不正な文字(例えば .SM ASCII code 0 や 8 進で 013〜037、 0200〜0237)は \*(tx モードであっても拒否されます。 .LP .B fillval の解釈は 10th edition Unix と互換性がありません。 10th edition Unix は 0 を黒、1 を白と解釈します。 .\" Kazuo HORIKAWA .\" USAGE 訳出 (Dec 27, 1996) diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/pkg_add.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/pkg_add.1 index e45a2df694..4f359bd8e0 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/pkg_add.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/pkg_add.1 @@ -1,472 +1,471 @@ .\" .\" FreeBSD install - a package for the installation and maintainance .\" of non-core utilities. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" Jordan K. Hubbard .\" .\" .\" @(#)pkg_add.1 .\" %Id: pkg_add.1,v 1.29 1999/01/17 15:08:09 jseger Exp % .\" jpman %Id: pkg_add.1,v 1.3 1997/06/09 04:19:05 jsakai Stab % .\" .Dd November 25, 1994 .Dt pkg_add 1 .Os FreeBSD .Sh 名称 .Nm pkg_add .Nd ソフトウェア配布パッケージをインストールするプログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl vInfrRMS .Op Fl t Ar template .Op Fl p Ar prefix .Ar pkg-name [pkg-name ...] .Sh 解説 .Nm コマンドは、 .Xr pkg_create 1 コマンドにより作成されたパッケージを展開するのに用いられます。 .Sh 警告 .Bf -emphasis .Nm コマンドはパッケージファイルに含まれるスクリプトやプログラムを 実行することがあるので、あなたのシステムは、危険な配布ファイルを 作る極悪人からの「トロイの木馬」や他の巧妙な攻撃などを受ける 可能性があります。 .Pp パッケージファイルを提供する人物の能力と身元を確認するとよいでしょう。 より進んだ安全のためには、パッケージを展開するのに .Fl M フラグを用い、その内容と、スクリプトがシステムに害をおよぼさないかを 確認します。 +INSTALL, +POST-INSTALL, +DEINSTALL, +REQUIRE, +POST-INSTALL, +REQUIRE, +MTREE_DIRS の各ファイルには 特に注意を払い、+CONTENTS ファイルの .Cm @cwd , .Cm @mode (setuid をチェック), .Cm @dirrm , .Cm @exec , .Cm @unexec ディレクティブを調べてください。 パッケージファイルを調べるのには .Xr pkg_info 1 コマンドも使えます。 .Ef .Sh オプション 以下のコマンドラインオプションが提供されています: .Bl -tag -width indent .It Ar pkg-name [... pkg-name] 指定されたパッケージがインストールされます。 - という名前が指定されると、 .Nm は stdin から読み込みます。 パッケージがカレントディレクトリに見つからないと、 .Nm は .Ev PKG_PATH で指定された各ディレクトリを探します。 .It Fl v 饒舌な出力に切り替えます。 .It Fl I パッケージにインストール用スクリプト (pre-install または post-install) が存在しても、それを実行しません。 .It Fl n 実際にはインストールを行わず、インストールした場合に実行されるであろう ステップを表示します。 .It Fl R パッケージのインストール結果を記録しません。 このオプションは、後でアンインストールすることを不可能にするため、 自分が何をしているかを理解している人のみ使ってください。 .It Fl r リモートフェッチ機能を使用します。 適切なオブジェクト書式とリリースを決定してから、 パッケージを取得してインストールします。 .It Fl f あらかじめ必要なパッケージがインストールされていなかったり、 requirements スクリプトが失敗した場合にも強制的にインストールします。 これは .Nm が見つからない必要なパッケージを探して自動的にインストールすることを 止めるわけではなく、見つからない場合でも中断しないようにします。 .It Fl p Ar prefix パッケージからファイルを展開するディレクトリの前に .Ar prefix を付けます。 パッケージがデフォルトディレクトリを保持している場合には、 このオプションで変更できます。 .Nm はディレクトリ設定が相対的に行われているか、絶対的に行われているか を知る術がないので、最初の .Cm @cwd ディレクティブのみが変更されることに注意してください。 複数回のディレクトリ変更が行われることはまれですが、 実際にあった場合、すべてのディレクトリ変更を制御したくなる でしょう。この場合、 .Cm MASTER モード、 .Cm SLAVE モードの使用を検討してみてください (オプション .Fl M と .Fl S を参照)。 .It Fl t Ar template ``作業領域'' を作成する際に、 .Xr mktemp 3 への入力として .Ar template を用います。 これはデフォルトでは .Pa /var/tmp/instmp.XXXXXX という文字列ですが、 .Pa /var/tmp ディレクトリの容量が制限されているような状況では 変更する必要があるかもしれません。 .Xr mktemp 3 が一意の ID を用いるために必要な `X' の文字をいくつか残しておく ことを忘れないでください。 .Pp 作業領域 .Ar template をパッケージファイルがインストールされるディレクトリと同じディスク パーティションに設定することによって、パフォーマンスを高めることが 可能です (大抵は .Pa /usr )。 .It Fl M .Cm MASTER モードで実行します。これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm SLAVE モードと共に実行しなければなりません。 このモードで実行されると、 .Nm は一時的な作業領域 ( .Fl t オプションを参照) へパッケージを展開する以上のことはせず、 現在の作業領域ディレクトリ名を頭に付加した packing list を標準出力に 出力します(標準出力は .Xr sed 1 のようなプログラムにフィルタされているかもしれません)。 .Cm SLAVE モードと共に用いると、中身を処理する前にパッケージ構造に 大きな変更を加えることが可能になります。 .It Fl S .Cm SLAVE モードで実行します。これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm MASTER モードと共に実行しなければなりません。 このモードで実行されると、 .Nm はパッケージの内容がすでに作業領域に展開され、その場所が 標準入力から文字列として入力されることを想定します。 完全な packing list も stdin から読み込まれ、その後中身が 通常どおり処理されます。 .El .Pp 一つ以上の .Ar pkg-name 引数を指定することが可能で、それらはパッケージを含むファイル名(通常 拡張子 ``.tgz'' で終わります)か、ftp サイトにあるファイルを 示す URL のどちらかになります。 したがって、anonymous ftp から直接ファイルを展開することが 可能です (例えば .Nm ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/packages/shells/bash-1.14.4.tgz )。 注意: もし上記のような転送で用いる ftp で .Bf -emphasis passive mode .Ef を利用したいなら、環境変数 .Bf -emphasis FTP_PASSIVE_MODE .Ef に何らかの値を設定する必要があります。 そうでなければ、より一般的な ACTIVE モードが利用されます。 もしうまく動作していることがわかっているサイトからパッケージを 得ようとして .Nm が常に失敗する場合、あなたが .Bf -emphasis passive mode .Ef の ftp を使う必要のあるファイアウォールの中にいるのが原因である場合が あります。 .Sh 技術詳細 .Nm はきわめて単純です。各パッケージの "packing list" を 特別な作業ディレクトリに展開し、 中身を解析し、内容を完全に展開するために 以下の手順を実行します: .Bl -enum -indent indent .It パッケージがすでにインストールされている、と記録されているかどうかを チェックします。もしそうならインストールを中断します。 .It .Cm @pkgdep ディレクティブ ( .Xr pkg_create 1 を参照) による パッケージのすべての依存関係をチェックし、各々が存在するかどうかを 確認します。もし存在しなければ、足りないパッケージを見つけて自動的に インストールしようとします。もし見つからなければ、 インストールを中断します。 .It パッケージがどのようにシステムに追加されるかを制御する .Cm @option ディレクティブを検索します。このマニュアルページを書いている時点では、 実装されているオプションは .Cm @option extract-in-place のみであり、これは .Pa /tmp 内の作業領域を経由しないで、 パッケージを最終的なディレクトリに直接展開するようにします。 .It .Cm @option extract-in-place が指定されていれば、パッケージは最終的な場所に直接展開され、 そうでなければ作業領域内に展開されます。 .It パッケージが .Ar require ファイル ( .Xr pkg_create 1 を参照) を含んでいる場合、そのファイルを以下の引数を付けて実行します: .Bd -filled -offset indent -compact .Ar pkg-name .Ar INSTALL .Ed ここで .Ar pkg-name は問題としているパッケージの名前であり、 .Ar INSTALL キーワードはインストールの requirements チェックであることを 示しています (これは複数の機能を提供するひとつのスクリプトを 用いようとする場合に有用です)。 .It パッケージに .Ar pre-install スクリプトが存在する場合、以下の引数を付けて実行されます: .Bd -filled -offset indent -compact .Cm script .Ar pkg-name .Ar PRE-INSTALL .Ed ここで .Ar pkg-name は対象のパッケージ名であり、 .Ar PRE-INSTALL はこれがインストール前のフェーズであることを示すキーワードです。 .Cm 注釈: ( .Cm Fl i および .Cm Fl I のフラグを .Xr pkg_create 1 に使用することにより) パッケージ作成時に pre-install と post-install のスクリプトが別々に与えられる場合には、 .Ar PRE-INSTALL キーワードは登場しません。 .It .Cm @option extract-in-place が指定されていない場合、packing list ( .Pa +CONTENTS ファイル) が作業領域から最終的な場所に ファイルを移動 (必要ならコピー) するために参照されます。 .It パッケージが .Ar mtreefile ファイル ( .Xr pkg_create 1 を参照) を含む場合、mtree が以下の引数を付けて実行されます: .Bd -filled -offset indent -compact .Cm mtree .Fl u .Fl f .Ar mtreefile .Fl d .Fl e .Fl p .Pa prefix .Ed ここで .Pa prefix は .Fl p フラグが指定されていればその prefix、 .Fl p フラグが指定されていない場合にはこのパッケージの最初の .Cm @cwd ディレクティブのディレクトリ名が prefix になります。 .It パッケージに .Ar post-install スクリプトが含まれる場合、 .Bd -filled -offset indent -compact .Cm script .Ar pkg-name .Ar POST-INSTALL .Ed として実行されます。 ここで .Ar pkg-name は対象のパッケージ名であり、 .Ar POST-INSTALL はこれがインストール後のフェーズであることを示すキーワードです。 .Cm 注釈: ( .Cm Fl i および .Cm Fl I のフラグを .Xr pkg_create 1 に使用することにより) パッケージ作成時に pre-install と post-install のスクリプトが別々に与えられる場合には、 .Ar POST-INSTALL キーワードは登場しません。 .Ar POST-INSTALL および .Ar PRE-INSTALL のキーワードを渡す背景には、 インストールの前とインストール後の 両方の手続きをこなす一つの .Ar install スクリプトを用いることを可能にすることがあります。 しかしながら、メンテナンスの観点からは、機能を分離する方が有利かつ容易です。 .It インストールが終了すると、後で .Xr pkg_delete 1 で使うために packing list 、 .Ar deinstall スクリプト、 description 、 display の各ファイルが .Pa /var/db/pkg/ にコピーされます。 パッケージの依存関係は、他のパッケージの .Pa /var/db/pkg//+REQUIRED_BY ファイル (PKG_DBDIR 環境変数が設定してある場合、上記の .Pa /var/db/pkg/ が置き換えられます) に記録されます。 .It 最後に、作業領域が削除されプログラムは終了します。 .El .Pp すべてのスクリプトは環境変数 .Ev PKG_PREFIX にインストール時の prefix ( 前述の .Fl p オプションを参照) が設定された状態で実行されます。 このことにより、パッケージの作者は .Cm pkg_add の .Fl p フラグによりパッケージがインストールされるディレクトリが 変更されても、きちんとふるまうスクリプトを書くことが可能になります。 .Sh 環境変数 .Ev PKG_PATH の値は、指定されたパッケージが見つからない時に用いられます。 環境変数はコロンで区切られた一連のエントリです。 各エントリはディレクトリ名からなります。 カレントディレクトリは空欄のディレクトリ名で暗黙のうちに指定されるか、 一つのピリオドで明示的に指定します。 .Pp 環境変数 .Ev PKG_DBDIR は、インストールされたパッケージについてのデータベースの位置を指定します。 .Pp .Nm が作業領域の生成を試みる作業用ディレクトリの名前は、環境変数 .Ev PKG_TMPDIR と .Ev TMPDIR とから(この順で)取られます。 これらの変数が存在しないか、指定されたディレクトリに十分な空き容量が ない場合、 .Nm は、 .Pa /var/tmp , .Pa /tmp , .Pa /usr/tmp のうちで、十分な空き容量を持つ最初のディレクトリを使います。 .Pp 環境変数 .Ev PACKAGESITE は、 .Nm が取得を行う代替位置を指定します。 この変数を使用すると、 .Fl r オプション使用時に .Nm が自動的にディレクトリを決定する論理が破壊されます。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/db/pkg -compact .It Pa /var/tmp 環境変数 .Ev PKG_TMPDIR と .Ev TMPDIR のどちらも適切なディレクトリを指定しない場合に、作業領域を作成するため に用いる作業用ディレクトリ。 .It Pa /tmp .Pa /var/tmp が存在しないか、十分な空き容量を持たない場合、その次に選ばれる ディレクトリ。 .It Pa /usr/tmp .Pa /var/tmp と .Pa /tmp のどちらも作業領域を作成するには適切でない場合、最後に選ばれる ディレクトリ。 .It Pa /var/db/pkg インストールされたパッケージについてのデータベースのデフォルトの位置。 .El .Sh 関連項目 .Xr pkg_create 1 , .Xr pkg_delete 1 , .Xr pkg_info 1 , .Xr mktemp 3 , .Xr sysconf 3 , .Xr mtree 8 .Sh 作者 .An Jordan Hubbard 最初の仕事およびそれに続く開発。 .An John Kohl NetBSD 向け改良。 -.El .Sh バグ 配布物のファイル間のハードリンクは、 (1) 作業領域が、ファイルへのすべてのリンクの最終的な ディレクトリと同じファイルシステムの場合もしくは、 (2) ファイルへのすべてのリンクが contents ファイル内で .Cm @cwd ディレクティブで括られている場合にのみ保存されます。 .Em さらに その上、リンク名は単一の .Cm tar コマンド ( .Fn sysconf _SC_ARG_MAX により返される値に依存する実行時の引数の長さの制限により、複数の 実行には分割できません) で展開されなければなりません。 .Pp バグは他にもあるはずです。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 index 53bc53617b..886f167bf4 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 @@ -1,517 +1,517 @@ .\" Copyright (c) 1980, 1990, 1991, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)ps.1 8.3 (Berkeley) 4/18/94 .\" %Id: ps.1,v 1.19 1998/06/04 07:02:59 jkoshy Exp % .\" jpman %Id: ps.1,v 1.2 1997/05/20 01:19:55 mutoh Stab % .\" .Dd April 18, 1994 .Dt PS 1 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm ps .Nd プロセスの状態の表示 .Sh 書式 .Nm ps .Op Fl aCcefhjlmrSTuvwx .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system .Op Fl O Ar fmt .Op Fl o Ar fmt .Op Fl p Ar pid .Op Fl t Ar tty .Op Fl W Ar swap .br .Nm ps .Op Fl L .Sh 解説 .Nm ps -は、制御端末を持つ自分(あなた)のプロセスの情報を、 +は、制御端末を持つ自分 (あなた) のプロセスの情報を、 ヘッダ行に続いて表示します。 -この情報はプロセス +この情報は、制御端末順に整列され、その中ではプロセス .Tn ID 順に整列されます。 .Pp 表示される情報は、一連のキーワードによって選ばれます .Pf ( Fl L , .Fl O , .Fl o オプションを参照)。 デフォルトの出力フォーマットは、各プロセス毎に、 プロセス .Tn ID , 制御端末・cpu 時間 (ユーザ時間とシステム時間の両方)・ プロセス状態・プロセスに関連するコマンドから成ります。 .Pp プロセスファイルシステム ( .Xr procfs 5 参照) は、 .Nm が実行されている時にマウントされているべきです。そうでない場合、 すべての情報が利用可能になるわけではありません。 .Pp オプションを以下に示します。 .Bl -tag -width indent .It Fl a 自分のプロセスに加え自分以外のプロセスの情報も同様に表示します。 .It Fl c ``コマンド'' 桁の出力を、すべてのコマンドラインを表示するのではなく、 実行形式名だけを表示するように変更します。 .It Fl C cpu パーセンテージの計算を、``常駐'' 時間を無視する ``生'' cpu 時間を使う方法に変更します (通常これは影響ありません)。 .It Fl e 環境 (変数) も同時に表示します。 .It Fl f スワップアウトされたプロセスに関して、 コマンドラインと環境の情報を表示します。 ユーザの uid が 0 である場合のみ、このオプションが有効になります。 .It Fl h ページ毎に 1 つヘッダが入るようにします。 .It Fl j 次のキーワードに関する情報を表示します: user, pid, ppid, pgid, sess, jobc, state, tt, time, command。 .It Fl L 有効なキーワードの一覧を表示します。 .It Fl l 次のキーワードに関する情報を表示します: uid, pid, ppid, cpu, pri, nice, vsz, rss, wchan, state, tt, time, command。 .It Fl M 名前リストの値を取り出すとき、 デフォルトの .Pa /dev/kmem の代わりに、指定した .Ar core から取り出します。 .It Fl m プロセス .Tn ID 順ではなく、メモリ使用量順に整列します。 .It Fl N デフォルトの .Pa /kernel の代わりに、指定された .Ar system から名前リストを取り出します。 .It Fl O デフォルトで表示される情報に加え、 指定されたキーワードに関する情報を、 プロセス .Tn ID の後に挿入する形式で表示します。 各キーワードの後ろには、等号 (``='') と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl o 指定されたキーワードに関する情報を、表示します。 各キーワードの後ろには、等号(``='')と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl p 指定したプロセス .Tn ID に関する情報を表示します。 .It Fl r プロセス .Tn ID 順ではなく、現在の cpu 利用率順に整列します。 .It Fl S プロセス時間を計算するのに、 終了した子プロセスの時間を親プロセスに合計するように変更します。 .It Fl T 標準入力のデバイスに取り付けられたプロセスの情報を表示します。 .It Fl t 指定された端末デバイスに取り付けられたプロセスの情報を表示します。 .It Fl U 指定された .Tn username に属するプロセスを表示します。 .It Fl u 次のキーワードに関する情報を表示します: user, pid, %cpu, %mem, vsz, rss, tt, state, start, time, command。 .Fl u オプションを指定すると .Fl r オプションも暗に指定したことになります。 .It Fl v 次のキーワードに関する情報を表示します: pid, state, time, sl, re, pagein, vsz, rss, lim, tsiz, %cpu, %mem, command。 .Fl v オプションを指定すると .Fl m オプションも暗に指定したことになります。 .It Fl W デフォルトの .Pa /dev/drum の代わりに指定したファイルからスワップ情報を取り出します。 .It Fl w デフォルトの現行ウィンドウ幅ではなく、132 桁幅で表示します。 一度より多く .Fl w オプションを指定すると、 .Nm ps はウィンドウ幅にかかわらず、必要なだけの幅を使用します。 .It Fl x 制御端末のないプロセスの情報も表示します。 .El .Pp 有効なキーワードの全リストを以下に示します。 いくつかのキーワードに関してはさらに詳しく述べます。 .Bl -tag -width indent .It %cpu プロセスの cpu 利用率です。実時間で最近 1 分間の減衰平均です。 計算の基点となる時間は変化するので (プロセスはまだ生れたばかりかもしれないので)、 .Tn \&%CPU フィールド全部の合計は 100% を越える可能性もあります。 .It %mem プロセスで使われている実メモリのパーセンテージです。 .It flags インクルードファイル .Aq Pa sys/proc.h でプロセスに定義されたフラグです。 .Bl -column SNOCLDSTOP SNOCLDSTOP .It Dv "P_ADVLOCK" Ta No "0x00001 プロセスは POSIX 提案ロックを保持している" .It Dv "P_CONTROLT" Ta No "0x00002 制御端末を持っている" .It Dv "P_INMEM" Ta No "0x00004 メモリに読み込まれている" .It Dv "P_NOCLDSTOP" Ta No "0x00008 子プロセスが停止しても SIGCHLD を送らない" .It Dv "P_PPWAIT" Ta No "0x00010 親プロセスが、子プロセスが exec/exit するのを待っている" .It Dv "P_PROFIL" Ta No "0x00020 プロファイル付きで実行された" .It Dv "P_SELECT" Ta No "0x00040 select 中; wakeup/waiting は危険である" .It Dv "P_SINTR" Ta No "0x00080 sleep は割り込み可能" .It Dv "P_SUGID" Ta No "0x00100 最後の実行以来、id 特権が設定されている" .It Dv "P_SYSTEM" Ta No "0x00200 システムプロセス: シグナルや stat やスワップが無い" .It Dv "P_TIMEOUT" Ta No "0x00400 sleep 中にタイムアウトした" .It Dv "P_TRACED" Ta No "0x00800 デバッグプロセスはトレースされている" .It Dv "P_WAITED" Ta No "0x01000 デバッグプロセスは子プロセスを待っている" .It Dv "P_WEXIT" Ta No "0x02000 終了動作中" .It Dv "P_EXEC" Ta No "0x04000 プロセスは exec で呼ばれた" .It Dv "P_NOSWAP" Ta No "0x08000 別のフラグがスワップアウトを妨げている" .It Dv "P_PHYSIO" Ta No "0x10000 物理 I/O をおこなっている" .It Dv "P_OWEUPC" Ta No "0x20000 次の ast プロセスが addupc() 呼び出しの借り" .It Dv "P_SWAPPING" Ta No "0x40000 プロセスはスワップされている" .El .It lim .Xr setrlimit 2 の呼び出しで指定される、メモリ使用量のソフトリミットです。 .It lstart コマンドの実行が始まった正確な時刻を、 .Xr strftime 3 に記述された ``%c'' フォーマットで表示します。 .It nice プロセススケジューリングにおける増加値です .Ns ( Xr setpriority 2 参照)。 .\" .Ns により ( と setpriority が離れるのを防ぐ .\" by horikawa@jp.freebsd.org (Feb 9 1997) .It rss プロセスの実メモリ(常駐分)の大きさ(1024バイト単位)です。 .It start コマンドが開始された時間です。 コマンドが開始されたのが 24 時間以内なら、 開始時刻は .Xr strftime 3 で記述された ``%l:ps.1p'' フォーマットで表示されます。 コマンドが開始されたのが 7 日以内なら、 開始時刻は ``%a6.15p'' フォーマットで表示されます。 さもなくば、開始時刻は ``%e%b%y'' フォーマットで表示されます。 .It state プロセスの状態を文字の列で表示します。例えば、 .Dq Tn RWNA の最初の文字は、プロセスが runnable 状態であることを示しています。 .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It D プロセスはディスク (あるいは他の割り込み不可能な短期間の) 待ち状態です。 .It I プロセスは idle 状態 (20 秒以上 sleep している) です。 .It R プロセスは runnable 状態です。 .It S プロセスは 20 秒未満の sleep 状態です。 .It T プロセスは stop している状態です。 .It Z プロセスは死んでいる状態 (``ゾンビ'') です。 .El .Pp さらにこの後に文字があれば、さらなる状態情報を示します。 .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It + プロセスはその制御端末のフォアグラウンドプロセスグループに属しています。 .It < プロセスは .Tn CPU のスケジュール優先度が上げられています。 .It > プロセスはメモリ要求に対するソフトリミットが指定されており、 現在そのリミットを越えています。 このようなプロセスは (必然的に) スワップされていません。 .It A プロセスはランダムなページ置換 ( .Xr vadvise 2 における .Dv VA_ANOM のことで、例えば、 .Xr lisp 1 でのガーベージコレクション) を要求しました。 .It E プロセスは終了しようとしています。 .It L プロセスは実メモリ中にロックされたページ (例えば、raw .Tn I/O 用) を持っています。 .It N プロセスは .Tn CPU スケジューリング優先度 ( .Xr setpriority 2 参照) が下げられています。 .It S プロセスは .Tn FIFO ページ置換 ( .Xr vadvise 2 における .Dv VA_SEQL のことで、 例えば、仮想記憶の多量のデータを順次アクセスする 大規模画像処理プログラム) を要求しました。 .It s プロセスはセッションリーダです。 .It V プロセスは .Xr vfork 2 の間、一時中断されています。 .It W プロセスはスワップアウトされています。 .It X プロセスはトレースされているか、デバッグされています。 .El .It tt もしあれば、制御端末のパス名の省略形です。 省略形は .Pa /dev/tty に続く 3 文字か、コンソール場合の ``con'' です。 もはやプロセスがその制御端末に到達できない (即ち、revoke された) 場合、 後に ``-'' が付きます。 .It wchan プロセスが待っているイベント (システム内のアドレス)。 数字で表示される時には、アドレスの最初の部分は削られて その結果が 16 進で表示されます。例えば 0x80324000 では 324000 と表示されます。 .El .Pp キーワード command には、 すでに終了しているのに親がまだ wait してくれていない プロセス(即ちゾンビ)は ``'' と表示されます。 終了しようとしてブロックされているプロセスは ``'' と表示されます。 .Nm ps は、メモリやスワップ領域を検査して、 プロセスが生成されたときのファイル名や引数を推測します。 この方法は、本質的に少々信頼できるものではなく、 プロセスはとにかくこの情報を破壊することができます。 だから、表示されるコマンド名や引数をあまり信用しすぎてはなりません。 一方、キーワード ucomm (アカウンティング名) は信用できます。 .Sh キーワード 以下は有効なキーワードとその意味の全リストです。 そのうちいくつかは別名があります。 .Pp .Bl -tag -width sigignore -compact .It %cpu cpu 使用率 (別名 pcpu) .It %mem メモリ使用率 (別名 pmem) .It acflag アカウンティングフラグ (別名 acflg) .It command コマンド名と引数 .It cpu 短期間 cpu 使用係数 (スケジューリング用) .It flags 16 進数のプロセスフラグ (別名 f) .It inblk 総ブロック読み出し数 (別名 inblock) .It jobc ジョブコントロール数 .It ktrace トレース中フラグ .It ktracep トレース中の vnode .It lim メモリ利用のリミット .It logname プロセスを開始したユーザのログイン名 .It lstart 開始時刻 .It majflt 総ページフォールト数 .It minflt 総ページ再生数 .It msgrcv 総メッセージ受信数 (パイプ/ソケットからの読み込み) .It msgsnd 総メッセージ送信数 (パイプ/ソケットへの書き込み) .It nice nice 値 (別名 ni) .It nivcsw 総強制的コンテキストスィッチ数 .It nsigs 総シグナル受け入れ数 (別名 nsignals) .It nswap 総スワップイン/スワップアウト数 .It nvcsw 総自発的コンテキストスィッチ数 .It nwchan wait チャネル (アドレスで表示) .It oublk 総ブロック書き込み数 (別名oublock) .It p_ru リソース利用量 (ゾンビに対してのみ有効) .It paddr スワップアドレス .It pagein ページイン数 (majflt と同じ) .It pgid プロセスグループ番号 .It pid プロセス .Tn ID .It poip 進行中のページアウト数 .It ppid 親プロセス .Tn ID .It pri スケジューリング優先度 .It re 実メモリ常駐時間 (秒単位; 127 = 無限) .It rgid 実グループ .Tn ID .It rlink run 行列における逆リンク (あるいは 0) .It rss 常駐セットサイズ .It rsz 常駐セットサイズ + (テキストのサイズ/テキストの利用総数) (別名 rssize) .\" つまり、共通テキストを複数プロセスで分担しているわけだ .It rtprio 実時間優先度 (101 = 実時間プロセスではない) .It ruid 実ユーザ .Tn ID .It ruser ユーザ名 (ruid から得られたもの) .It sess セッションポインタ .It sig 遅延されたシグナル (別名 pending) .It sigcatch 捕獲されたシグナル (別名 caught) .It sigignore 無視されたシグナル (別名 ignored) .It sigmask ブロックされたシグナル (別名 blocked) .It sl sleep 時間 (秒単位; 127 = 無限) .It start 開始時刻 .It state 記号でのプロセス状態 (別名 stat) .It svgid setgid プログラムでの saved gid .It svuid setuid プログラムでの saved uid .It tdev 制御端末のデバイス番号 .It time ユーザ + システムの合計 cpu 時間 (別名 cputime) .It tpgid 制御端末プロセスグループ .Tn ID .\".It trss .\"text resident set size (in Kbytes) .\"テキスト常駐セットサイズ(Kbyte単位) .It tsess 制御端末セッションポインタ .It tsiz テキストサイズ (K バイト単位) .It tt 制御端末名 (2 文字の省略形) .It tty 制御端末の完全な名前 .It uprocp プロセスポインタ .It ucomm アカウンティングで使われるコマンド名 .It uid 実効ユーザ .Tn ID .It upr システムコールから帰る時のスケジューリング優先度 (別名 usrpri) .It user ユーザ名 (uid から得たもの) .It vsz k バイト単位の仮想記憶サイズ (別名 vsize) .It wchan wait チャネル (シンボル名で表示) .It xstat 終了ステータスまたは stop ステータス (stop プロセスかゾンビプロセスの時のみに有効) .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/run/kvm_kernel.db -compact .It Pa /dev 特殊ファイルとデバイスの名前 .It Pa /dev/drum デフォルトのスワップデバイス .It Pa /dev/kmem デフォルトのカーネルメモリデバイス .It Pa /var/run/dev.db .Pa /dev 名前データベース .It Pa /var/run/kvm_kernel.db システム (カーネル) の名前リストデータベース .It Pa /kernel デフォルトのシステムの名前リスト .El .Sh 関連項目 .Xr kill 1 , .Xr w 1 , .Xr kvm 3 , .Xr strftime 3 , .Xr pstat 8 .Sh バグ .Nm \&ps はシステムより速く実行できず、 他のプロセスと同様にスケジュールされて実行されるので、 表示される情報は正確ではあり得ません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/rcsfile.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/rcsfile.5 index 5a2a7d97c3..e0a7aafe46 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/rcsfile.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/rcsfile.5 @@ -1,426 +1,426 @@ .\" jpman %Id: rcsfile.5,v 1.3 1998/06/17 07:53:51 kumano Stab % .\" FreeBSD jpman project 訳語表 .\" WORD: phrase 句 .\" WORD: meta syntax メタ文法 .\" WORD: altanatives 選言 .\" WORD: trunk 幹 .\" WORD: branch 枝 .\" WORD: branch point 分岐点 .\" WORD: numebr (RCSのリビジョン番号1.1, 1.2.2.1等を意味する時は) 番号 .lf 1 ./rcsfile.5in .\" Set p to 1 if your formatter can handle pic output. .if t .nr p 1 .de Id .ds Rv \\$3 .ds Dt \\$4 .. .Id %Id: rcsfile.5,v 1.4 1997/02/22 15:47:55 peter Exp % .ds r \s-1RCS\s0 .if n .ds - \%-- .if t .ds - \(em .TH RCSFILE 5 \*(Dt GNU .SH 名称 rcsfile \- RCS ファイルの書式 .SH 解説 \*r ファイルの内容は以下の文法に基づき記述されます。 .PP テキストはフリーフォーマットであり、 文字列中のスペース、バックスペース、 タブ、改行、垂直タブ、改頁、復帰 (まとめて .IR "空白" と呼びます) は意味を持ちません。 例外として、id, num, sym 内では空白があってはならず、 \*r ファイルは改行で終わらなければなりません。 .PP 文字列は .BR @ で括られます。文字列が .BR @ 自身を含む場合、2 重化されなければならず、それ以外は任意の バイナリデータを含むことができます。 .PP 以下、簡便のためにメタ文法を用います。 `|' (縦棒) は選言を分けます。 `{' と `}' は省略可能な句を括ります。 `{' と `}*' は 0 回以上繰り返される句を括ります。 `{' と `}+' は 1 回以上繰り返される句を括ります。 終端記号は .BR 太字 で、非終端記号は .IR 斜体 で表記します。 .LP .nr w \w'\f3deltatext\fP ' .nr y \w'\f3newphrase\fP ' .if \nw<\ny .nr w \ny .nr x \w'\f3branches\fP' .nr y \w'{ \f3comment\fP' .if \nx<\ny .nr x \ny .nr y \w'\f3{ branch\fP' .if \nx<\ny .nr x \ny .ta \nwu +\w'::= 'u +\nxu+\w' 'u .fc # .nf \f2rcstext\fP ::= \f2admin\fP {\f2delta\fP}* \f2desc\fP {\f2deltatext\fP}* .LP \f2admin\fP ::= \f3head\fP {\f2num\fP}\f3;\fP { \f3branch\fP {\f2num\fP}\f3;\fP } \f3access\fP {\f2id\fP}*\f3;\fP \f3symbols\fP {\f2sym\fP \f3:\fP \f2num\fP}*\f3;\fP \f3locks\fP {\f2id\fP \f3:\fP \f2num\fP}*\f3;\fP {\f3strict ;\fP} { \f3comment\fP {\f2string\fP}\f3;\fP } { \f3expand\fP {\f2string\fP}\f3;\fP } { \f2newphrase\fP }* .LP \f2delta\fP ::= \f2num\fP \f3date\fP \f2num\fP\f3;\fP \f3author\fP \f2id\fP\f3;\fP \f3state\fP {\f2id\fP}\f3;\fP \f3branches\fP {\f2num\fP}*\f3;\fP \f3next\fP {\f2num\fP}\f3;\fP { \f2newphrase\fP }* .LP \f2desc\fP ::= \f3desc\fP \f2string\fP .LP \f2deltatext\fP ::= \f2num\fP \f3log\fP \f2string\fP { \f2newphrase\fP }* \f3text\fP \f2string\fP .LP \f2num\fP ::= {\f2digit\fP | \f3.\fP}+ .LP \f2digit\fP ::= \f30\fP | \f31\fP | \f32\fP | \f33\fP | \f34\fP | \f35\fP | \f36\fP | \f37\fP | \f38\fP | \f39\fP .LP \f2id\fP ::= {\f2num\fP} \f2idchar\fP {\f2idchar\fP | \f2num\fP}* .LP \f2sym\fP ::= {\f2digit\fP}* \f2idchar\fP {\f2idchar\fP | \f2digit\fP}* .LP \f2idchar\fP ::= \f2special\fP を除く任意の可視文字 (visible graphic character) .LP \f2special\fP ::= \f3$\fP | \f3,\fP | \f3.\fP | \f3:\fP | \f3;\fP | \f3@\fP .LP \f2string\fP ::= \f3@\fP{任意の文字、ただし \f3@\fP は 2 重化される}*\f3@\fP .LP \f2newphrase\fP ::= \f2id\fP \f2word\fP* \f3;\fP .LP \f2word\fP ::= \f2id\fP | \f2num\fP | \f2string\fP | \f3:\fP .fi .PP 識別子は大文字小文字を区別します。 キーワードは小文字のみです。 キーワードと識別子の集合は重複可能です。 ほとんどの環境では、\*r は \s-1ISO\s0 8859/1 エンコーディングを用います。 このコードでは、可視文字のコードが 041\-176 と 240\-377 で、 空白文字のコードが 010\-015 と 040 です。 .PP .B date キーワードの後に現れる日時は \f2Y\fP\f3.\fP\f2mm\fP\f3.\fP\f2dd\fP\f3.\fP\f2hh\fP\f3.\fP\f2mm\fP\f3.\fP\f2ss\fP という書式で、それぞれ .I Y が年を、 .I mm が月 (01\-12) を、 .I dd が日 (01\-31) を、 .I hh が時 (00\-23) を、 .I mm が分 (00\-59) を、 .I ss が秒 (00\-60) を表します。 .I Y は 1900 年から 1999 年までは年の最後の 2 桁で表し、それ以降は 年のすべての桁で表します。 -日付はグレゴリオ暦を用い、時刻は UTC (世界標準時) で表します。 +日付はグレゴリオ暦を用い、時刻は UTC (協定世界時) で表します。 .PP 文法中の .I newphrase は \*r ファイル書式の今後の拡張のために予約されています。 すでに使われているキーワードでは .I newphrase は始まりません。 .PP 複数の .I delta ノードが集まって、木を形成します。 単一の組からなる番号のノード (例えば 2.3, 2.1, 1.3 など) は すべて幹 (trunk) であり、降順で .B next フィールドを通してリンクされています。 .I admin ノードの .B head フィールドは、このシーケンスの先頭 (head; すなわち最高位の組) を示します。 admin ノードの .B branch ノードは、 ほとんどの \*r 操作が利用するデフォルトの枝 (もしくはリビジョン) を示します。 もしこれが存在しなければ、幹の最高位の枝が用いられます。 .PP .RI 2 n 個 .RI ( n \(>=2) のフィールドからなる番号を持つ全 .I delta ノード (例えば 3.1.1.1, 2.1.2.2 など) は、次のようにリンクされます。 すなわち、先頭の .RI 2 n \-1 個のフィールドの番号が等しい全ノードは、昇順で .B next フィールドを通してリンクされます。 シーケンス中の delta ノードの番号の先頭 .RI 2 n \-2 個分と等しい番号を持つ .I delta ノードは、そのシーケンスの分岐点と呼ばれます。 ノードの .B branches フィールドは、 そのノードが分岐点となっている全シーケンスに対し、 最初のノード番号のリストを保持しています。 このリストは昇順で並べられています。 .LP 以下の図は \*r ファイルの構成の例を示しています。 .if !\np \{\ .nf .vs 12 .ne 36 .cs 1 20 .eo Head | | v / \ --------- / \ / \ / \ | | / \ / \ / \ / \ | 2.1 | / \ / \ / \ / \ | | / \ / \ /1.2.1.3\ /1.3.1.1\ | | /1.2.2.2\ /1.2.2.1.1.1\ --------- --------- --------- --------- ------------- ^ ^ | ^ ^ | | | | | | | v | | / \ | --------- / \ | / \ | \ 1.3 / / \ | / \ ---------\ / / \----------- /1.2.1.1\ \ / /1.2.2.1\ --------- \ / --------- ^ | ^ | | | | v | | --------- | | \ 1.2 / | ----------------------\ /--------- \ / \ / | | v --------- \ 1.1 / \ / \ / \ / .ec .cs 1 .vs .fi .\} .if \np \{\ .lf 232 .PS 4.250i 3.812i .\" -2.0625 -4.25 1.75 0 .\" 0.000i 4.250i 3.812i 0.000i .nr 00 \n(.u .nf .nr 0x 1 \h'3.812i' .sp -1 .lf 242 \h'2.062i-(\w'Head'u/2u)'\v'0.125i-(0v/2u)+0v+0.22m'Head .sp -1 \h'2.062i'\v'0.250i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 \h'2.087i'\v'0.650i'\D'l-0.025i 0.100i' .sp -1 \h'2.062i'\v'0.750i'\D'l-0.025i -0.100i' .sp -1 \h'1.688i'\v'1.250i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'2.438i'\v'1.250i'\D'l0.000i -0.500i' .sp -1 \h'2.438i'\v'0.750i'\D'l-0.750i 0.000i' .sp -1 \h'1.688i'\v'0.750i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 .lf 244 \h'2.062i-(\w'2.1'u/2u)'\v'1.000i-(0v/2u)+0v+0.22m'2.1 .sp -1 \h'2.062i'\v'1.250i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 \h'2.087i'\v'1.650i'\D'l-0.025i 0.100i' .sp -1 \h'2.062i'\v'1.750i'\D'l-0.025i -0.100i' .sp -1 .lf 246 \h'2.062i-(\w'1.3'u/2u)'\v'2.000i-(1v/2u)+0v+0.22m'1.3 .sp -1 \h'2.062i'\v'2.250i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'1.688i'\v'1.750i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'2.438i'\v'1.750i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'1.875i'\v'2.000i'\D'~-0.500i 0.000i 0.000i -0.500i' .sp -1 \h'1.350i'\v'1.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'1.375i'\v'1.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 249 \h'1.375i-(\w'1.3.1.1'u/2u)'\v'1.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.3.1.1 .sp -1 \h'1.375i'\v'1.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'1.000i'\v'1.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'1.750i'\v'1.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.062i'\v'2.250i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 \h'2.087i'\v'2.650i'\D'l-0.025i 0.100i' .sp -1 \h'2.062i'\v'2.750i'\D'l-0.025i -0.100i' .sp -1 .lf 252 \h'2.062i-(\w'1.2'u/2u)'\v'3.000i-(1v/2u)+0v+0.22m'1.2 .sp -1 \h'2.062i'\v'3.250i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'1.688i'\v'2.750i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'2.438i'\v'2.750i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'1.875i'\v'3.000i'\D'~-0.500i 0.000i -0.500i 0.000i -0.500i 0.000i 0.000i -0.500i' .sp -1 \h'0.350i'\v'2.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'0.375i'\v'2.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 255 \h'0.375i-(\w'1.2.1.1'u/2u)'\v'2.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.2.1.1 .sp -1 \h'0.375i'\v'2.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'0.000i'\v'2.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'0.750i'\v'2.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'0.375i'\v'2.000i'\D'l0.000i -0.500i' .sp -1 \h'0.350i'\v'1.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'0.375i'\v'1.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 257 \h'0.375i-(\w'1.2.1.3'u/2u)'\v'1.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.2.1.3 .sp -1 \h'0.375i'\v'1.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'0.000i'\v'1.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'0.750i'\v'1.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.250i'\v'3.000i'\D'~0.500i 0.000i 0.000i -0.500i' .sp -1 \h'2.725i'\v'2.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'2.750i'\v'2.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 261 \h'2.750i-(\w'1.2.2.1'u/2u)'\v'2.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.2.2.1 .sp -1 \h'2.750i'\v'2.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'2.375i'\v'2.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'3.125i'\v'2.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.938i'\v'2.250i'\D'~0.500i 0.000i 0.000i -0.500i 0.000i -0.500i' .sp -1 \h'3.413i'\v'1.350i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'3.438i'\v'1.250i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 264 \h'3.438i-(\w'\s-21.2.2.1.1.1\s0'u/2u)'\v'1.000i-(1v/2u)+1v+0.22m'\s-21.2.2.1.1.1\s0 .sp -1 \h'3.438i'\v'0.750i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'3.062i'\v'1.250i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'3.812i'\v'1.250i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.750i'\v'2.000i'\D'l0.000i -0.500i' .sp -1 \h'2.725i'\v'1.600i'\D'l0.025i -0.100i' .sp -1 \h'2.750i'\v'1.500i'\D'l0.025i 0.100i' .sp -1 .lf 267 \h'2.750i-(\w'1.2.2.2'u/2u)'\v'1.250i-(1v/2u)+1v+0.22m'1.2.2.2 .sp -1 \h'2.750i'\v'1.000i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 \h'2.375i'\v'1.500i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'3.125i'\v'1.500i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'2.062i'\v'3.250i'\D'l0.000i 0.500i' .sp -1 \h'2.087i'\v'3.650i'\D'l-0.025i 0.100i' .sp -1 \h'2.062i'\v'3.750i'\D'l-0.025i -0.100i' .sp -1 .lf 270 \h'2.062i-(\w'1.1'u/2u)'\v'4.000i-(1v/2u)+0v+0.22m'1.1 .sp -1 \h'2.062i'\v'4.250i'\D'l-0.375i -0.500i' .sp -1 \h'1.688i'\v'3.750i'\D'l0.750i 0.000i' .sp -1 \h'2.438i'\v'3.750i'\D'l-0.375i 0.500i' .sp -1 .sp 4.250i+1 .if \n(00 .fi .br .nr 0x 0 .lf 271 .PE .lf 272 .\} .PP .SH 作者 .de VL \\$2 .. Author: Walter F. Tichy, Purdue University, West Lafayette, IN, 47907. .br Manual Page Revision: \*(Rv; Release Date: \*(Dt. .br Copyright \(co 1982, 1988, 1989 Walter F. Tichy. .br Copyright \(co 1990, 1991, 1992, 1993, 1994, 1995 Paul Eggert. .SH 関連項目 rcsintro(1), ci(1), co(1), ident(1), rcs(1), rcsclean(1), rcsdiff(1), rcsmerge(1), rlog(1) .br Walter F. Tichy, \*r\*-A System for Version Control, .I "Software\*-Practice & Experience" .BR 15 , 7 (July 1985), 637-654. diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/named.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/named.8 index e781f9a640..5abdfd382e 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/named.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/named.8 @@ -1,462 +1,462 @@ .\" ++Copyright++ 1985, 1996 .\" - .\" Copyright (c) 1985, 1996 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" - .\" Portions Copyright (c) 1993 by Digital Equipment Corporation. .\" .\" Permission to use, copy, modify, and distribute this software for any .\" purpose with or without fee is hereby granted, provided that the above .\" copyright notice and this permission notice appear in all copies, and that .\" the name of Digital Equipment Corporation not be used in advertising or .\" publicity pertaining to distribution of the document or software without .\" specific, written prior permission. .\" .\" THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS" AND DIGITAL EQUIPMENT CORP. DISCLAIMS ALL .\" WARRANTIES WITH REGARD TO THIS SOFTWARE, INCLUDING ALL IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS. IN NO EVENT SHALL DIGITAL EQUIPMENT .\" CORPORATION BE LIABLE FOR ANY SPECIAL, DIRECT, INDIRECT, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES OR ANY DAMAGES WHATSOEVER RESULTING FROM LOSS OF USE, DATA OR .\" PROFITS, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, NEGLIGENCE OR OTHER TORTIOUS .\" ACTION, ARISING OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE USE OR PERFORMANCE OF THIS .\" SOFTWARE. .\" - .\" --Copyright-- .\" .\" @(#)named.8 6.6 (Berkeley) 2/14/89 .\" jpman %Id: named.8,v 1.4 1997/11/11 13:59:51 horikawa Stab % .\" .Dd February 1, 1996 .Dt NAMED 8 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm named .Nd インターネットドメインネームサーバ (DNS) .Sh 書式 .Nm NAMED .Op Fl d Ar debuglevel .Op Fl p Ar port# .Oo Fl Po .Cm b Ns \&| Ns Cm c .Pc .Ar config_file .Oc .Op Fl f q r .Op Fl u Ar user_name .Op Fl g Ar group_name .Op Fl t Ar directory .Op Fl w Ar directory .Op Ar config_file .Sh 解説 .Ic named はインターネットドメインネームサーバです。 インターネットドメインネームシステムの詳細な情報については RFC 1033, 1034, 1035 を参照してください。 パラメータがない場合は .Ic named はデフォルトの設定ファイルである .Pa /etc/namedb/named.conf の初期化データを読み込み、問い合わせに対し待機します。 コマンド行の最後に与えられた .Ar config_file 引数は .Dq Fl b または .Dq Fl c フラグを使用して指定された .Ar config_file を無効にします。 .Pp .Sy 注釈: .Nm named のいくつかのオプションと多くの動作は、設定ファイルの中で 制御できます。更なる情報はこの .Sy BIND 配布物に含まれる設定ファイルガイドを参照してください。 .Pp 指定できるオプションは以下の通りです。 .Bl -tag -width Fl .It Fl d Ar debuglevel デバッグ情報を出力します。 .Ar debuglevel は表示するメッセージのレベルを決定する数字です。もし負の値の場合、 .Ar debuglevel は .Dq 1 に設定されます。 .Pp .Sy 注釈: 新しいデバッグの枠組は古いバージョンの .Nm NAMED よりもかなり洗練されています。 設定ファイルの .Dq Li logging 宣言は(問い合わせや内/外への転送などの)多くの種類にわたるイベント それぞれに対して、複数の別々なデバッグレベルを設定することができます。 これらの広範囲にわたる新しい機能に関する更なる情報は、この .Sy BIND 配布物に含まれる設定ファイルガイドを参照してください。 .It Fl p Ar port# 指定されたリモートポート番号を使用します。このポート番号は .Nm NAMED が問い合わせを送る番号です。デフォルトの値は標準のポート番号、つまり .Xr getservbyname 3 が .Dq Li domain に対して返すポート番号です。 .Pp .Sy 注釈: 以前は、 .Dq Fl p Ar port# Ns Op Ar \&/localport# という文法が使用でき、1 つ目のポートが .Em remote サーバへの接続に使用され、2 つ目のポートが .Nm NAMED の .Em local サーバに対するポート番号として使用されました。 現在の使用法は古い使用法から .Ar localport# の指定を除いたものと同等です。この機能は 設定ファイルの .Dq Li options 宣言にある .Dq Li listen-on 節で指定できます。 .It Xo Fl Po .Cm b Ns \&| Ns Cm c .Pc Ar config_file .Xc 代わりの .Ar config_file を使用します。 この引数はコマンド行の最後に指定された .Ar config_file によって上書きされます。 デフォルトの値は .Pa /etc/namedb/named.conf です。 .It Fl f このプロセスを表で動かし、 .Xr fork 2 やデーモン化をしません(デフォルトではデーモン化をします)。 .It Fl q .Nm NAMED が .Li QRYLOG を定義してコンパイルされている場合に、 すべての問い合わせのトレースを行ないます。 .Pp .Sy 注釈: 設定ファイルの .Dq Li logging 宣言で .Dq Li queries .Em logging category する方が賛成され、このオプションは反対されています。 更なる情報は、この .Sy BIND 配布物に含まれる設定ファイルガイドを参照してください。 .It Fl r 再帰的なネームサーバの問い合わせを抑止します。 問い合わせに対してはローカルゾーン(プライマリもしくはセカンダリ)からのみ 回答されます。 この指定はルートサーバにて使用することができます。 デフォルトでは再帰的な問い合わせを行ないます。 .Pp .Sy 注釈: このオプションは設定ファイルの .Dq Li options 宣言の .Dq Li recursion 節によって上書きされ、またそちらのほうが推奨されています。 .It Fl u Ar user_name ユーザを指定すると、初期化後のサーバがこのユーザで動作します。 値はユーザ名または数字のユーザ ID どちらでも構いません。 .Dq Fl g フラグが指定されていなかった場合、 指定されたユーザのプライマリグループがグループ ID として使用されます (initgroups() が呼ばれるため、ユーザの所属するすべてのグループがサーバに 渡されます)。 .Pp .It Fl g Ar group_name グループを指定すると、初期化後のサーバがこのグループで動作します。 値はグループ名または数字のグループ ID どちらでも構いません。 .Pp .It Fl t Ar directory サーバがコマンド行引数を処理したらすぐに chroot() するべき ディレクトリを指定します。 .Pp .It Fl w Ar directory サーバの作業ディレクトリを設定します。設定ファイルの .Dq Li options 宣言の .Dq Li directory 節はコマンド行で指定したあらゆる値を上書きします。 -デフォルトの作業ディレクトリはカレンドディレクトリ +デフォルトの作業ディレクトリはカレントディレクトリ .Pq Dq \&. です。 .El .Pp それ以外の引数は上で述べたとおり、 古い実装との互換性のために、設定ファイルの名前として扱われます。この引数は .Dq Fl b または .Dq Fl c フラグを使用して指定される .Ar config_file を無効にします。 特に引数が与えられなければ、デフォルトの設定ファイルが使用されます .Pq Pa /etc/namedb/named.conf 。 .Ss マスタファイル形式 マスタファイルは制御情報とゾーン中のオブジェクトの 資源レコードのリストからなり、次の形式を取ります。 .Bd -literal -offset indent $INCLUDE $ORIGIN .Ed .Pp ここで、 .Bl -tag -width "opt_domain " .It Ar domain ルートの場合は .Dq Li \&. を、現在の起点の場合は .Dq Li @ を、それら以外では通常のドメイン名を指定します。 .Ar domain が .Dq Li \&. で終って .Em いない 通常のドメイン名である場合は、 現在の起点がドメインに追加されます。 ドメイン名が .Dq Li \&. で終っている場合は変更されません。 .It Ar opt_domain このフィールドにはインクルードファイル中のデータの起点を定義します。 これはインクルードファイルの最初の行の前に .Li $ORIGIN 宣言を置くことと等価です。 このフィールドはオプショナルです。 .Ar opt_domain フィールドやインクルードファイル中の .Li $ORIGIN 宣言はそのファイル自身の現在の起点を変更することはありません。 .It Ar opt_ttl このフィールドはオプションであり、 time-to-live を整数値で指定します。 このデフォルト値は 0 であり、 そのゾーンの SOA レコードに指定された最小値を意味します。 .It opt_class オブジェクトのアドレスの型を指定します。 現在はDARPAインターネットに接続するオブジェクトである .Dv IN のみがサポートされています。 .It Ar type このフィールドには以下のトークンのうちひとつが含まれます。 括弧中におのおの .Ar resource_record_data フィールドに指定すべきデータを示しています。 .Bl -tag -width "HINFO " -offset indent .It Dv A ホストアドレス (4つ組ドット IP アドレス) .It Dv NS 権威があるネームサーバ (ドメイン) .It Dv MX メールエクスチェンジャ (ドメイン) 優先順位 (0..32767) に引続き指定します。 優先順位は小さい値が優先順位の高いことを示します。 .It Dv CNAME 別名に対応した正式名 (ドメイン) .It Dv SOA オーソリティゾーンデータの開始を示します。 (ホストの属するドメイン、メンテナのドメインアドレス、 シリアル番号、その後にリフレッシュ、リトライ、有効期限、最小 TTL (RFC 883を参照) の各値を秒で指定したパラメータが続く)。 .It Dv NULL ヌルリソースレコード (形式やデータはありません) .It Dv RP いくつかのドメイン名の責任者 (メールアドレスか参照できるテキスト) .It Dv PTR ドメイン名のポインタ (ドメイン) .It Dv HINFO ホスト情報 (CPUタイプ、OSタイプ) .El .El .Pp 通常は行末でリソースレコードは終了しますが、 左括弧と右括弧で囲まれた場合は複数行にまたがることが可能となります。 セミコロンから行末まではコメントとして扱われます。 .Pp .Sy 注釈: ここには示されていませんが、このほかのタイプのリソースレコードも存在します。 リソースレコードのすべてのタイプを知るには .Sy BIND Operations Guide .Pq Dq BOG を参照する必要があるでしょう。 新しい RFC にていくつかのリソースタイプが標準化されていますが、 このバージョンの .Sy BIND ではまだ実装されていません。 .Ss SOA レコード形式 各マスタゾーンファイルはそのゾーンの SOA レコードで始まらなければなりません。 以下に SOA レコードの例を示します。 .Bd -literal @ IN SOA ucbvax.Berkeley.EDU. rwh.ucbvax.Berkeley.EDU. ( 1989020501 ; serial 10800 ; refresh 3600 ; retry 3600000 ; expire 86400 ) ; minimum .Ed .Pp SOA ではシリアル番号 (serial) を指定します。 シリアル番号はマスタファイルを更新するたびに変更する必要があります。 シリアル番号は小数点つきの数字を指定することもできますが、 整数への変換は乗算や加算ではなく文字列としてつなげて行っているため、 .Em あまり 賢い方法とはいえません。 年月日と 0〜99 のシリアル番号を使用することで、 このフィールドのサイズである符号なしの 32 ビット以内に収まります。 (このやり方は 4294 年には考え直す必要があることは確かですが、 それについては心配する必要はないでしょう)。 .Pp セカンダリサーバは秒で指定されたリフレッシュ時間 (refresh) の間隔で シリアル番号をチェックします。 シリアル番号に変更があれば、新しいデータを読み込むために ゾーン情報が転送されます。 リフレッシュ時間が過ぎてもマスタサーバに接続できない場合は、 リトライ時間 (retry) の間隔でリフレッシュが試みられます。 期限切れ時間 (expire) が過ぎてマスタサーバに接続できない場合は、 セカンダリサーバはそのゾーンのすべてのデータを破棄します。 最小値 (minimum) はファイル中の生存時間 .Pq Dq TTL が明示的に指定されていないレコードの生存時間となります。 .Sh 注釈 ブートファイルでの .Dq Li domain と .Dq Li suffixes の指定は廃止され、 もっと便利なリゾルバベースの実装、すなわち部分的な形のドメイン名 (partially-qualified domain names) の接尾辞に置き変えられました。 以前のメカニズムでは多くの状況下で失敗することがあり、 特にローカルネームサーバが完全な情報を持っていない場合に失敗しました。 .Pp 以下に各シグナルを .Xr kill 1 コマンドによってサーバに送った場合の効果を示します。 .Pp .Bl -tag -width "SIGWINCH" .It Dv SIGHUP サーバは .Pa named.conf を読み、データベースをロードし直します。 サーバがコンパイルオプションの .Li FOCED_RELOAD を定義されてコンパイルされている場合は、 .Dv SIGHUP を送るとサーバはすべてのセカンダリゾーンのシリアル番号もチェックします。 通常、シリアル番号は SOA 中に指定された間隔でのみチェックされます。 .It Dv SIGINT 現在のデータベースとキャッシュの内容を .Dq Pa /var/tmp/named_dump.db または .Dv _PATH_DUMPFILE の値にダンプします。 .It Dv SIGILL サーバが -DSTATS 付きでコンパイルされていれば、 統計データを .Pa named.stats にダンプします。 統計データはこのファイルの末尾に追加されます。 .It Dv SIGSYS サーバがプロファイリング (サーバの fork, chdir と exit) を 有効にされてコンパイルされていれば、 プロファイリングデータを .Pa /var/tmp にダンプします。 .It Dv SIGTERM プライマリおよびセカンダリのデータベースファイルをダンプします。 サーバが動的更新を有効にしてコンパイルされていれば、 シャットダウン時に更新されたデータをセーブするために使用されます。 .It Dv SIGUSR1 デバッグ機能を有効にします。 .Dv SIGUSR1 が送られるたびにデバッグレベルが上がります。 .Po Dv SIGUSR1 がない古いシステムでは .Dv SIGEMT が使われます。 .Pc .It Dv SIGUSR2 デバッグ機能を完全に無効にします。 .Po Dv SIGUSR2 がない古いシステムでは .Dv SIGFPE が使われます。 .Pc .It Dv SIGWINCH すべてのサーバに入力される問い合わせの .Xr syslog 8 による ログ採取の有無を切り替えます。 (ログ採取はサーバが .Li QRYLOG オプションを指定されて コンパイルされている必要があります。) .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width "/var/tmp/named_dump.db (_PATH_DUMPFILE) " -compact .It Pa /etc/namedb/named.conf デフォルトのネームサーバの設定ファイル .It Pa /var/run/named.pid Pq Dv _PATH_PIDFILE プロセス ID .It Pa /var/tmp/named_dump.db Pq Dv _PATH_DUMPFILE ネームサーバデータベースのダンプ .It Pa /var/tmp/named.run Pq file: Dv _PATH_DEBUG デバッグ出力 .It Pa /var/tmp/named.stats Pq file: Dv _PATH_STATS ネームサーバの統計データ .El .Sh 関連項目 .Xr gethostbyname 3 , .Xr hostname 7 , .Xr kill 1 , .Xr resolver 3 , .Xr resolver 5 , .Xr signal 2 , RFC 882, RFC 883, RFC 973, RFC 974, RFC 1033, RFC 1034, RFC 1035, RFC 1123, .Dq Name Server Operations Guide for Sy BIND