diff --git a/ja/handbook/Makefile b/ja/handbook/Makefile index 404537ea64..7b46adc3f8 100644 --- a/ja/handbook/Makefile +++ b/ja/handbook/Makefile @@ -1,27 +1,27 @@ -# $Id: Makefile,v 1.22 1998-03-16 03:26:15 hanai Exp $ -# Original revision: 1.30 +# $Id: Makefile,v 1.23 1998-07-07 14:35:52 kuriyama Exp $ +# Original revision: 1.31 # The FreeBSD Japanese Documentation Project DOC= handbook DOCDIR=${SHAREDIR}/doc/ja FORMATS?= html roff SGMLOPTS+=-e EUC-JP SGMLOPTS+=-links -SRCS= authors.sgml basics.sgml bibliography.sgml boothelp.sgml +SRCS= authors.sgml backups.sgml basics.sgml bibliography.sgml boothelp.sgml SRCS+= booting.sgml contrib.sgml crypt.sgml ctm.sgml current.sgml cvsup.sgml SRCS+= cyclades.sgml development.sgml dialup.sgml dialout.sgml SRCS+= diskless.sgml dma.sgml eresources.sgml esdi.sgml SRCS+= firewalls.sgml german.sgml glossary.sgml goals.sgml SRCS+= handbook.sgml history.sgml hw.sgml install.sgml isdn.sgml SRCS+= kerberos.sgml kernelconfig.sgml kerneldebug.sgml kernelopts.sgml SRCS+= lists.sgml mail.sgml makeworld.sgml memoryuse.sgml SRCS+= mirrors.sgml nfs.sgml nutshell.sgml pgpkeys.sgml policies.sgml SRCS+= porting.sgml ports.sgml ppp.sgml printing.sgml SRCS+= quotas.sgml relnotes.sgml routing.sgml russian.sgml SRCS+= serial.sgml scsi.sgml scsihd.sgml sections.sgml sio.sgml skey.sgml SRCS+= slipc.sgml slips.sgml stable.sgml submitters.sgml synching.sgml SRCS+= term.sgml userppp.sgml uart.sgml linuxemu.sgml SRCS+= jcontrib.sgml jmembers.sgml .include diff --git a/ja/handbook/backups.sgml b/ja/handbook/backups.sgml new file mode 100644 index 0000000000..6423390181 --- /dev/null +++ b/ja/handbook/backups.sgml @@ -0,0 +1,583 @@ + + + + + + +バックアップ +

訳: &a.yoshiaki; . 5 July 1998. + +

ハードウェアコンパチビリティの問題は現在のコンピュータ業界でもっ + とも多く起きる種類の問題であり, FreeBSDもこれに無縁ではありません. + 市場にある驚くほど多様な種類の製品をサポートすることによって, + FreeBSDは 安価に普及している PCハードウェアで動かすことができる + という利点はこの点では不利でもあります. + FreeBSDのサポートするハードウェアを徹底的に調べて提供することは不 + 可能ですが, このセクションでは FreeBSDに含まれるデバイスドライバとそ + のドライバがサポートするハードウェアのカタログを示します. 可能で適切 + なものについては特定の製品についての注釈を含めました. また, + このハンドブックの のセクションにも + サポートされているデバイスのリストがありますのでそちらもご覧ください. + + FreeBSD はボランティアプロジェクトでテスト部門には資金がありません + から, より多くの情報をこのカタログに載せるにはあなたがたユーザに + 頼らなければなりません. あなた自身の経験により, あるハードウェアが + FreeBSDで動くか動かないかがわかったとしたら&a.doc; + へ e-mailして知らせてください. サポートされているハードウェアについて + の質問は, &a.questions;(詳しいことは + を参照してください) へ + 宛ててください. 情報を提供したり質問をする時は FreeBSDのバージョンと使っ + ているハードウェアのできるだけ詳しい情報を含めることを忘れないでくだ + さい. + + * フロッピーへのバックアップはどうでしょう? + テープメディア +

一般的なテープメディアには 4mm, 8mm, QIC, ミニカートリッジ +DLT があります. + + 4mm (DDS: Digital Data Storage) + + +

4mm テープはワークステーションのバックアップメディアとして +QICから置き換えられつつあります. この傾向は QICドライブの製造のリーダ +であった Archiveを Connerが買収し QICドライブの製造を中止したことで加 +速しました. 4mmドライブは小型で静かですが +8mmドライブの持っているような信頼性の評判はありません. +カートリッジは 8mmカートリッジよりも安価で小型 (3 x 2 x 0.5 インチ +; 76 x 51 x 12 mm) です. 4mmドライブ は 8mm同様にヘリカルスキャン (訳 +注: VTRと同様の回転ヘッドを使う方式) を使用しているという理由でヘッド +の寿命は短いです. + + +

これらのドライブのデータスループットは 150kB/s程度から最大 +で500kB/s程度の範囲です. データ容量は 1.3GBから 2.0GBです. ハードウェア +圧縮が多くのドライブで可能で, およそ 2倍の容量になります. マルチドライ +ブテープライブラリユニットは1つの筐体に 6ドライブを持つことができ自動的 +にテープを交換します. ライブラリの容量は 240GBに達します. +1つの例外です) 送りだしリールと巻き取りリールの両方がカートリッジの中 +にあります. + + +

4mmドライブは 8mmドライブ同様にヘリカルスキャンを使います. +ヘリカルスキャンの利点と欠点は 4mmドライブ と 8mmドライブ共通です. + +

テープの寿命は 2000回のパスあるいは 100回のフルパックアップ +です. + + 8mm (Exabyte) + + +

8mmテープは SCSIテープドライブとして最もよく使われているもの +で, データ交換用として最良の選択です. ほとんどのサイトには Exabyteの +2GB 8mmテープドライブがあるでしょう (訳注: Unixワークステーションを何 +台も置いているようなサイトには1台くらいはあるというような意味です). +8mmドライブは信頼性が高く, 使いやすく, 静かです. カートリッジは安価で +小型です (4.8 x3.3 x 0.6 インチ; 122 x 84 x 15 mm). 欠点は +, テープとヘッドの相対的な速度が高速なために比較的ヘッドとテープの寿命 +が短いことです. + + +

データスループットは 250kB/s程度から 500kB/s程度の範囲です. +データ容量は 300MBから 7GBです. ハードウェア圧縮が多くのドライブで可 +能で,およそ 2倍の容量になります. 単一のユニットのドライブから, 1つの +筐体に6台のドライブと 120巻のテープを持ったマルチドライブ +テープライブラリまで利用することができます. ライブラリではテープは +ユニットにより自動的に交換されます. ライブラリの容量は +840GB以上に達します. + + +

データはヘリカルスキャンを使ってテープに記録されます. +ヘリカルスキャン方式ではヘッドはメディアに対してある傾き (約6度) に配 +置されます. テープはヘッドのある円筒の周の 270度にわたって接触します. +テープが円筒面を走行する間, 円筒は回転しています. +この結果, 高密度のデータのつまったトラックは, 狭い間隔でテープの上端と +下端の間を斜めに横切ります. + + QIC + +

QIC-150テープとドライブはたぶん最も一般的に使われている +ドライブとメディアでしょう. QICテープドライブは現実的なバックアップ +ドライブとして少なくとも高価なものではありません. +欠点はメディアのコストです. QICテープは 8mmや 4mmテープに比較して +GBあたりのデータの保存で5倍ほど高価です. +しかしあなたの必要とする量が半ダース程のテープで十分であれば, QICは正 +しい選択となるかもしれません. QICは 最も一般的なテープドライ +ブです. すべてのサイトに QICドライブのどれかの容量のものがあります. +問題は, QICは同じようなテープ (まったく同じ場合もある) に多様な記録密度 +があることです. QICドライブは静かではありません. これらのドライブはデー +タ記録を開始する前に音をたててシークしますし, リード, ライト, シークの +時にはっきりと聞こえる音を出します. + QICテープの大きさは (6 x 4 x 0.7 インチ; +152 x 102 x 17 mm). で使われている 1/4インチ幅のテープについては +別に議論します. テープライブラリやチェンジャはありません. + + +

データスループットは 150kB/sから 500kB/sの範囲です. データ容量 +の範囲は 40MBから 15GBです. ハードウェア圧縮が最近の多くのドライブで使 +えるようになっています. QICドライブは DATドライブに置き換えられつつあ +り, あまり頻繁には利用されなくなっています. + + +

データは複数のトラックにわかれてテープに記録されます. +トラックはテープメディアの長さ方向の一端からもう一方の端までです. +(訳注: 1トラックの read/write が終わるとテープの走行方向を反転させ +次のトラックの read/write を行います) +トラックの数と, それに対応するトラックの幅はテープの容量によって +変わります. すべてではありませんがほとんどの最近のドライブは +少なくとも読み出しについては (場合によっては書き込みも) +下位互換性があります. QICはデータの安全性についてはよいと +いわれています (ヘリカルスキャンドライブに比べて機構は単純でより +丈夫です). + +

テープは 5000回のバックアップで寿命となるでしょう. + + + * ミニカートリッジ + + DLT + +

DLTはここに示したドライブのタイプの中で最高速のデータ +転送レートです. + 1/2インチ (12.5mm) テープが単リールのカートリッジ (4 x 4 x 1 +インチ; 100 x 100 x 25 mm) に入っています. カートリッジのひとつの +側面全体がスイングゲートになっています. +ドライブの機構がこのゲートを開け, テープ +リーダを引き出します. テープリーダには楕円形の穴があり, ドライブ +がテープを引っ掛けるのに使います. 巻き取りのためのリールはドライブの中 +にあります. ここに挙げた他のカートリッジはすべて (9トラックテープはただ +1つの例外です) 送りだしリールと巻き取りリールの両方がカートリッジの中 +にあります. + + + データスループットは約1.5MB/sで, 4mm, 8mm, QIC テープドライブ +の3倍です. データ容量は単一のドライブで 10GBから 20GBの範囲です. +マルチテープチェンジャ,マルチテープドライブ,5から 900巻のテープを1から +20ドライブで扱うマルチドライブテープライブラリがあり, 50GBから 9TBの容量が得 +られます. + + + データは (QICテープのように) テープの走行方向と並行に複数ある +トラックへ記録されます. 2つのトラックに同時書き込みを行います. +Read/Writeヘッドの寿命は比較的長いと言えます. + テープの走行が止まればヘッドとテープの間の相対運動はありません. + + 新品のテープを最初に使う場合 +

新品の完全な空テープを読もうとしたり書き込もうとすると処理 +は失敗するでしょう. 次のようなコンソールメッセージが出るでしょう. + + st0(ncr1:4:0): NOT READY asc:4,1 + st0(ncr1:4:0): Logical unit is in process of becoming ready + + +テープに識別ブロック (Identifire Block:block number 0) がありません. +QIC-525標準の採用されている QICテープドライブのすべてで識別ブロックをテー +プに書きます. 2つの解決方法があります. + +

(訳注: 方法1)mt fsf 1 によってテープドライブは識別 + ブロックをテープに書きます. + +

(訳注: 方法2)フロントパネルのボタンを押してテープをとりだします. +

再びテープを入れ,データをテープに dump(8)します. +

dump(8) はそのうちに DUMP: End of tape +detected と表示し, コンソールには HARDWARE FAILURE +info:280 asc:80,96と表示されるでしょう. +

mt rewindを使ってテープを巻戻します. +

この次からはテープの操作は成功するでしょう. + +バックアッププログラム +

よく使われる3つのプログラムはdump(8), +tar(1), cpio(1)です. + + ダンプとリストア + +

dump(8)restore(8) は伝統的な Unixの +バックアッププログラムです. これらはドライブのファイルシステム上の +ファイル,リンク,ディレクトリをディスクブロックの集まりとして処理します. +dump(8)はデバイスやファイルシステム全体をバックアップし, +一部分のバックアップや, ln(1)によるソフトリンクや他のファイル +システムをマウントを行った, 1つ以上のファイルシステムにまたがる +ディレクトリツリーのバックアップはできません. +dump(8)はファイルやディレクトリを構成するデータブロックを +テープに書くだけで, ファイルやディレクトリをテープに書くことはありません. +dump(8)には初期の ATT UNIXのバージョン 6 (1975年ごろ) に由来する +癖が残っています. デフォルトのパラメタは 9トラックテープ (6250 bpi) に +適したものになっていて現在の高密度メディア (最大 62,182 ftpi) に適して +いません. 現在のテープドライブの容量を有効に利用するため, デフォルト +値をコマンドラインで置き換えなければなりません. + +

rdump(8)rrestore(8) は他の +コンピュータに接続されているテープドライブにネットワーク経由で +バックアップをします. +どちらのプログラムもリモートテープドライブにアクセスするために +rcmd(3)ruserok(3)に依存しています. このためユーザ +がバックアップを実行するためには rhostsによるリモートアクセス +が必要です.

rdump(8)rrestore(8)の引数は +リモートコンピュータに適切なものを用います. + +rrestore(8)はリモートコンピュータから使うのに適しています. +(例えば FreeBSDコンピュータより komodoという名前の Sunに接続されている +Exabyteテープドライブへ +/sbin/rdump +0dsbfu 54000 13000 126 komodo:/dev/nrst8 /dev/rsd0a 2>&1 +として rdumpしたような場合の restoreに使います) +警告: セキュリティは rhostsの管理にかかっています. +あなたの状況を注意深く調べてください. + + Tar + +

tar(1) ATT Unix のバージョン 6 (1975ごろ) に +さかのぼる事ができます. tar(1)はファイルシステムと +協調して機能し, ファイルやディレクトリをテープに書きます. +tar(1)cpio(1)で使えるようなフルレンジのオプション +は持ちませんが cpio(1)で使うような奇妙なコマンドパイプライン +は必要ありません. + +

大部分の tar(1) にはネットワーク経由のバックアップの +機能はありませんが, FreeBSD で使用されている GNU の tar(1) は, +rdump とおなじ構文でリモートデバイスを扱うことができます. +komodo というホスト名の Sun に繋いである Exabyte のテープデバイスに対して +tar(1) を実行するには, 次のようにします. +/usr/bin/tar cf komodo:/dev/nrst8 . 2>&1 +リモートデバイスをサポートしていない tar を使用している場合は, +パイプラインと rsh(1)を使うことで, リモートテープデバイスに +データを送る事ができます. (コマンド使用例はまだです) + + Cpio + +

cpio(1) は本来, Unixファイルを磁気メディアで交換 +するためのプログラムです. cpio(1)はバイトスワッピング, +多くの異なるアーカイブフォーマットの書き込みのオプション(それ以外にも +多数のオプションがあります)があり, パイプで他のプログラムにデータを +渡す事もできます. この最後に挙げた特徴により, cpio(1)は +インストールメディアについては優れた選択です. +cpio(1)STDINからの入力でなければならず, +ディレクトリツリーの探索やファイルリストについての機能はありません. +

cpio(1)はネットワーク経由のバックアップの機能はあ +りません. リモートテープドライブにはパイプラインと rsh(1) +を使って送る事ができます. (コマンド使用例はまだです) + + Pax + + +

pax(1)tarcpio に対する + IEEE/POSIX の回答です. 長年の間, 様々なバージョンの tar や + cpio は, 互いにわずかながら非互換性を有していました. + 各々をしらみ潰しに標準化する代わりに, POSIXは新しいアーカイブ + ユーティリティを作ることにしました. pax は専用に + 開発された新しいフォーマットに加えて, いくつもの cpio や tar の + フォーマットの読み書きに対応しようと試みています. コマンド群は + tar よりも cpio の方にいくぶん似ています. + + + +

Amanda (Advanced Maryland Network Disk Archiver) は単一の +プログラムではなくクライアント/サーバ型のバックアップシステムです. +Amanda サーバは, Amandaクライアントであるネットワークでサーバに接続 +された複数のコンピュータから一つのテープドライブへバックアップを +おこないます. +このような場合の一般的な問題はいくつもの大容量のディスクからデータ +ディレクトリをテープにバックアップするには時間がかかりすぎてしまう +という事です. Amanda はこの問題を解決します. Amandaは同時に複数の +ファイルシステムのバックアップをおこなう時に 「ホールディングディスク」 +を使う事ができます. +Amandaの設定ファイルに書いたすべてのファイルシステムのフルバックアップを +特定の間隔でとるために「アーカイブセット」と呼ばれるテープグループを +作ります. これには夜間に作られるすべてのファイルシステムの増分 +(あるいは差分として) のバックアップも含みます. +障害の起きたファイルシステムの回復には最も新しいフルバックアップと +増分のバックアップが必要です. + +

設定ファイルでバックアップのコントロールと Amanda による +ネットワークトラフィック量を設定します. Amanda はデータをテープに +書くのにバックアッププログラムのいずれかを使うでしょう. +Amandaはその一部分でもパッケージでも利用可能ですが, デフォルトでは +インストールされません. + + 何もしない +

「何もしない」というのはコンピュータのプログラムでは +ありませんが, バックアップの戦略として最も広く採用されている物です. +これには初期投資が必要ありません. したがわなければならない +バックアップスケジュールもありません. ただ何もしないだけです. +もしデータに何かが起きたら, 苦笑いして耐えてください. + +

あなたにとって時間やデータの価値が少ないかあるいはまったくない +のであれば「何もしない」のはあなたのコンピュータに最も適した +バックアッププログラムでしょう. しかし注意してください. +Unix は便利なツールです. 6ヶ月も使っていれば価値のあるファイルの山が +でき上がっているでしょう. + +

「何もしない」は /usr/obj やその他の, コンピュータに +よってつくり出されたディレクトリツリーについては適切な方法です. 一つの +例はこのハンドブックのファイルで, これらは SGMLのファイルより +生成された物です. HTMLファイルのバックアップを作る必要は +ありません. SGMLのソースファイルは定期的にバックアップ +します. + + どのバックアッププログラムが最適でしょう? +

定期的に dump(8)しましょう. Elizabeth +D. Zwicky はここで検討したプログラムすべてについて拷問的なテストを +おこないました. すべてのデータと Unixファイルシステムの状態すべてを +保存するには明らかに dump(8)でしょう. Elizabethは大きく変化 +に富んだ異常な状態 (いくつかはあまり異常でもない状態のものもあります) + になっているファイルシステムで, それぞれのプログラムで +ファイルシステムのバックアップとリストアを行ってテストしました. +特色のある状態には, ホールを持つファイル, ホールとヌルブロックを持つ +ファイル, 奇妙な文字をファイル名に持つファイル, 読み出し不可, +書き込み不可のファイル, デバイスファイル, バックアップ中にファイルの +サイズを変更する, バックアップ中にファイルの作成/削除をおこなうなどが +あります. 彼女は1991年10月の LISA Vで結果の発表をしています. + + 緊急時のリストア手順 + 災難の起きる前に +

起き得るどのような災難に対しても以下の 4ステップだけが必要な +準備です. + +

ステップ 1では, ファイルシステムテーブル(/etc/fstab) +やブートメッセージで示されるすべてのディスクの disklabelをそれぞれ2コピー +づつプリント (例えば disklabel sd0 | lpr を実行します) します. + +

ステップ 2では, boot と fixitフロッピーにそのシステムの +すべてのデバイスドライバが含まれているか確認します. 最も簡単な確認の +方法は, フロッピーをドライブに入れてリブートし, ブートメッセージを +確認することです. あなたのシステムのデバイスがすべて含まれ, +機能していれば, step 3へ飛んでください. + +

そうでないなら, そのシステムのすべてのディスクをマウントでき, +テープドライブにもアクセスできる 2種類のカスタムブート +フロッピーディスクを作る必要があります. これらのフロッピーには +fdisk(8), +disklabel(8), newfs(8), mount(8), と利用したい +バックアッププログラムが入っていなければなりません. これらのプログラム +はスタティックリンクされたプログラムである必要があります. +dump(8)を使うのであればフロッピーに restore(8)を +入れる必要があります. + +

ステップ 3では, 通常の方法でバックアップを作ります. +最新のバックアップの後でおこなわれた変更は回復することはできません. +バックアップテープにライトプロテクトをしてください. + +

ステップ 4では, フロッピー (boot.flp と fixit.flp あるいは +ステップ 2で作った2枚のカスタムブートフロッピーディスクです) と +バックアップテープのテストをします. + 手順のノートを作りましょう. このノートはブートフロッピーディスク, +バックアップテープに入れておきプリントアウトしておきます. あなたが +リストアをおこなうような時はおそらく錯乱状態でしょうからこのノートは +バックアップを破壊してしまうようなことを防ぐのに役立つでしょう + (どのようにして破壊するって? +tar xvf /dev/rst0とする替りに偶然 tar cvf /dev/rst0 +とタイプしてバックアップテープに上書きしてしまうかもしれません). + +訳注: 上書きはライトプロテクトをしておけば防げますが, なんらかの原因で +プロテクトがはずれているかもしれません. +ちなみに訳者の経験から言えば上のようなミスタイプは結構起きます. + +

安全性を増すために, 毎回ブートフロッピーディスクを作り, +2巻のバックアップテープを取ります. 一方を離れた場所に保管します. +離れた場所は同じ建物の地下室ではいけません. 世界貿易センタービルに +あった数多くの会社は苦い経験よりこの教訓を得ました. +離れた場所とはコンピュータやディスクドライブからかなり離れていて +物理的に分離されていなければなりません. + +

ブートフロッピーディスクを作るスクリプトの一例 + + #!/bin/sh + # + # create a restore floppy リストアフロッピーの作成 + # + # format the floppy フロッピーのフォーマット + # + PATH=/bin:/sbin:/usr/sbin:/usr/bin + + fdformat -q fd0 + if [ $? -ne 0 ] + then + echo "Bad floppy, please use a new one" + exit 1 + fi + + # place boot blocks on the floppy フロッピーにブートブロックを書く + # + disklabel -w -B -b /usr/mdec/fdboot -s /usr/mdec/bootfd /dev/rfd0c fd1440 + + # + # newfs the one and only partition ただ1つのパーティションを newfs + # + newfs -t 2 -u 18 -l 1 -c 40 -i 5120 -m 5 -o space /dev/rfd0a + + # + # mount the new floppy 新しいフロッピーをマウント + # + mount /dev/fd0a /mnt + + # + # create required directories 必要なディレクトリの作成 + # + mkdir /mnt/dev + mkdir /mnt/bin + mkdir /mnt/sbin + mkdir /mnt/etc + mkdir /mnt/root + mkdir /mnt/mnt # for the root partition + mkdir /mnt/tmp + mkdir /mnt/var + + # + # populate the directories + # + # MINIカーネルがない場合は作ります + if [ ! -x /sys/compile/MINI/kernel ] + then + cat << EOM + The MINI kernel does not exist, please create one. + Here is an example config file: + # MINIカーネルの config fileの例 + # MINI -- A kernel to get FreeBSD on onto a disk. + # + machine "i386" + cpu "I486_CPU" + ident MINI + maxusers 5 + + options INET # needed for _tcp _icmpstat _ip +stat + # _udpstat _tcpstat _udb + options FFS #Berkeley Fast File System + options FAT_CURSOR #block cursor in syscons or pcc +ons + options SCSI_DELAY=15 #Be pessimistic about Joe SCSI +device + options NCONS=2 #1 virtual consoles + options USERCONFIG #Allow user configuration with +-c XXX + + config kernel root on sd0 swap on sd0 and sd1 dumps on sd0 + + controller isa0 + controller pci0 + + controller fdc0 at isa? port "IO_FD1" bio irq 6 drq 2 vector fdintr + disk fd0 at fdc0 drive 0 + + controller ncr0 + + controller scbus0 + + device sc0 at isa? port "IO_KBD" tty irq 1 vector scintr + device npx0 at isa? port "IO_NPX" irq 13 vector npxintr + + device sd0 + device sd1 + device sd2 + + device st0 + + pseudo-device loop # required by INET + pseudo-device gzip # Exec gzipped a.out's + EOM + exit 1 + fi + + cp -f /sys/compile/MINI/kernel /mnt + + gzip -c -best /sbin/init > /mnt/sbin/init + gzip -c -best /sbin/fsck > /mnt/sbin/fsck + gzip -c -best /sbin/mount > /mnt/sbin/mount + gzip -c -best /sbin/halt > /mnt/sbin/halt + gzip -c -best /sbin/restore > /mnt/sbin/restore + + gzip -c -best /bin/sh > /mnt/bin/sh + gzip -c -best /bin/sync > /mnt/bin/sync + + cp /root/.profile /mnt/root + + cp -f /dev/MAKEDEV /mnt/dev + chmod 755 /mnt/dev/MAKEDEV + + chmod 500 /mnt/sbin/init + chmod 555 /mnt/sbin/fsck /mnt/sbin/mount /mnt/sbin/halt + chmod 555 /mnt/bin/sh /mnt/bin/sync + chmod 6555 /mnt/sbin/restore + + # + # create the devices nodes デバイスノードを作る + # + cd /mnt/dev + ./MAKEDEV std + ./MAKEDEV sd0 + ./MAKEDEV sd1 + ./MAKEDEV sd2 + ./MAKEDEV st0 + ./MAKEDEV pty0 + cd / + + # + # create minimum filesystem table 最小限のファイルシステムテーブル + # + cat > /mnt/etc/fstab < /mnt/etc/passwd < /mnt/etc/master.passwd < + + 災難の後に +

重要な問題は, ハードウェアが生き残ったかどうかです. +定期的なバックアップを取っていればソフトウェアについて心配する必要はあ +りません. + +

ハードウェアがダメージを受けていたら, 最初にそのダメージを +受けた部品を交換してください. + +

ハードウェアに問題がなければ, フロッピーをチェックしてくださ +い.カスタムブートフロッピーディスクを使っているのであればシングルユーザ +("boot:"プロンプトの出た時に "-s" とタイプしてください) でブートしてくださ +い. それから次の「ファイルシステムを1つずつ回復する」を読んでください. + +

boot.flp と fixit.flp を使っているのであればこのまま読み続けてくださ +い. boot.flp を入れてブートしてください. 本来のインストールメニューが表 +示されるはずです. (ここで) "fixit XXX"オプションを選びます. 指示の通り +fixit.flp を入れてください. restoreとその他の必要なプログラムは +/mnt2/standに置かれています. + +

ファイルシステムを一つずつ回復する + +

最初のディスクのrootパーティションをmount(8) (例えば mount +/dev/sd0a /mntのように) マウントして見てください. ディスクラベルが +破壊されている場合は disklabel(8)を使ってあらかじめプリントし +ておいた通りにパーティションを作り直しラベルをつけてセーブしてください. +newfs(8)を使いファイルシステムを作り直します. ルー +トパーティションを読み書き可能にマウント ("mount -u -o rw +/mnt") しなおします. バックアッププログラムとバックアップテープを +使ってこのファイルシステムのデータを回復します (例えば restore vrf +/dev/st0とします). ファイルシステムをアンマウント (umount +/mntなど) して, 障害を受けたファイルシステムそれぞれについて繰り返 +してください. + +

システムが動き出したら, 新しいテープにデータをバックアップ +してください. どのような理由で再び事故が起きたりデータが失われるかはわか +りません. これに時間を費す事で, 後々の災難から救われる事になります. + + * 災難対策をしていませんでした. どうしたらいいでしょう? diff --git a/ja/handbook/handbook.sgml b/ja/handbook/handbook.sgml index 559b587ae3..7036061958 100644 --- a/ja/handbook/handbook.sgml +++ b/ja/handbook/handbook.sgml @@ -1,203 +1,203 @@ - + %authors; %jmembers; %lists; %sections; ]> FreeBSD ハンドブック FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクト 1998年3月 FreeBSD へようこそ! このハンドブックはFreeBSD Release &rel.current;のインストールおよび, 日常での使い方について記述したもので, FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクトによって編集されています. 日本語版の作成は FreeBSD 日本語ドキュメンテーションプロジェクトがおこなって います. 本書は現在進行中の作業であって, 多くの個人の手からなる 仕事です. 多くのセクションはまだ存在しませんし, いま存在するセクションの いくつかはアップデートが必要です. この FreeBSD ドキュメンテーション プロジェクトに協力したいと思ったら, &a.doc; まで (英語で) 電子メールを 送ってください. ハンドブックそのものに関する議論は, こちらで おこなわれています. (もちろん英語でです.) 日本語訳および, 日本語版のみに関することは &a.doc-jp; において日本語で 議論されています. 必要に応じて日本語ドキュメンテーションプロジェクトから 本家ドキュメンテーションプロジェクトに対してフィードバックをおこないますので, 英語が得意でない方は &a.doc-jp; まで日本語でコメントをお寄せください. このドキュメントの最新バージョンは, いつでも で見ることができますし, , PDF, HTML 形式のものを HTTP でダウンロードすることもできます. これらを gzip で圧縮したものが や, たくさんのに置かれています. また, も可能です. 導入 はじめに

FreeBSD は, Intel アーキテクチャ (x86) ベースの PC のための 4.4BSD-Lite をベースとしたオペレーティングシステムです. FreeBSD の概要については, をご覧ください. このプロジェクトの歴史については, をご覧ください. 最新のリリースについての記述は, をご覧ください. FreeBSD プロジェクトへの何らかの貢献 (ソースコード, 機器, 資金の提供など) について興味があれば, の章をご覧ください. &nutshell; &history; &goals; &development; &relnotes; &install; &basics; &ports; システム管理 &kernelconfig; セキュリティ &crypt; &skey; &kerberos; &firewalls; &printing; - &disks; + &backups; "as; X ウィンドウシステム

この節の完成は保留にしてあります. から提供されるドキュメントを参考にしてください. &hw; ローカル化 &russian; &german; ネットワーク通信 シリアル通信 &serial; &term; &dialup; &dialout; PPP と SLIP

もしあなたがモデムを使ってインターネットに接続したり, 他の人々に FreeBSD によるインターネットへのダイヤルアップ接続を 提供しようとしているのでしたら, PPP または SLIP 接続を選択することができます. PPP 接続には, 2 種類の方法が提供されています: ユーザPPP (iijppp とも呼ばれます) とカーネルPPP です. 両方の PPP の設定手順と, SLIP の設定方法については以下の章に書かれています. &userppp; &ppp; &slipc; &slips; 高度なネットワーク &routing; &nfs; &diskless; &isdn; &mail; さらに進んだ話題 開発の最前線: FreeBSD-current と FreeBSD-stable

あるリリースから次のリリースまでの期間にも, FreeBSD の開発は 休みなく続けられています. この開発の最前線に興味を持っている人のために, 手元のシステムを最新の開発ツリーに同期させておくための, とても使いやすい仕掛けが何種類も用意されています. 注意: 開発の最前線は, 誰でもが扱えるという性質のものではありません! もしもあなたが, 開発途中のシステムを追いかけようか, それともリリース バージョンのどれかを使い続けようかと迷っているのなら, きっとこの章が参考になるでしょう.

¤t; &stable; &synching; &makeworld;
&submitters; &policies; &kernelopts; &kerneldebug; &linuxemu; FreeBSD の内部 &booting; &memoryuse; &dma; 付録 &mirrors; &bibliography; &eresources; &contrib; &pgpkeys; &jcontrib; diff --git a/ja/handbook/linuxemu.sgml b/ja/handbook/linuxemu.sgml index c8b204dfb9..bcad9085bf 100644 --- a/ja/handbook/linuxemu.sgml +++ b/ja/handbook/linuxemu.sgml @@ -1,713 +1,723 @@ - + - + Linux エミュレーション

原作: &a.handy and &a.rich;

訳: &a.kiroh;.24 September 1996. Linux エミュレータのインストール

FreeBSD での Linux エミュレーションは, 大部分の Linux バイナリ(a.out および ELF フォーマット)を実行できる状態になっています. 2.1-STABLE ブラン チでのエミュレーションでは, Linux DOOM や Mathematica が実行できます. -FreeBSD 2.2-RELEASE でのエミュレーションは, さらに強化されており, Linux 用 +&rel.current;-RELEASE でのエミュレーションは, さらに強化されており, Linux 用 の Quake, Abuse, IDL, netrek など, 多数のソフトウェアが実行できます. Linux オペレーティングシステムには、特有の機能がいくつかあり, FreeBSD でサポートされていないものもあります. Linux の /proc ファイルシステム を使ったバイナリは, FreeBSD では実行できません (FreeBSD で使用可能な /proc ファイルシステムとは仕様が異なっているためです). また仮想8086モー ドを有効にするなど, i386 に特有なシステムコールを使っている場合も実行 できません. -

-カーネルが Linux エミュレーションを使用するように構築されているかを調 -べるには, Linux のバイナリを実行してみるのが簡単です. - - -linux-executable: Exec format error. Wrong Architecture. - - -このようなエラーメッセージが表示されるようであれば, Linux との互換性は -サポートされていません. カーネルを再構築してインストールする必要があり -ます. - Linux エミュレーションの設定方法は, 使用している FreeBSD のバージョン によって多少異なっています. 2.1-STABLE への Linux エミュレーションのインストール

2.1-STABLE の GENERIC カーネルは, Linux との互換性を保つように構築 されていません. カーネルの再構築が必要です. 再構築をおこなうには, 2つの方 法があります. 1つは, エミュレータをカーネル自体にスタティックリンクす る方法. もう1つは, 動的に Linux ローダブルカーネルモジュール(LKM)をロー ドするようにする方法です.

エミュレータを有効にするには, 以下をコンフィグレーションファイル (/sys/i386/conf/LINT など) に追加します. options COMPAT_LINUX Linux DOOM などのアプリケーションを実行したい場合は, 共有メモリも有効 にしておかなければなりません. 以下を追加します. options SYSVSHM Linux のシステムコールを使用するには, 4.3BSD のシステムコールとの互換 性が保たれていることが必要です. 以下の行が含まれていることを確認してく ださい. options "COMPAT_43" LKM を使用せずエミュレータをカーネルにスタティックにリンクしたい場合は, 以下の行を追加します. options LINUX の節の記述に したがって config と, 新しいカーネルのインストールをおこなってください. LKM を使用する場合は, ローダブルモジュールをインストールしなければなり ません. カーネルとローダブルモジュールのバージョンが異なると, カーネル がクラッシュする場合がありますので, 安全を期すためには, カーネルをイン ストールするごとに, LKM も再インストールしてください. % cd /usr/src/lkm/linux % make all install カーネルと LKM のインストールが終了したら, root で `linux' コマンドを 実行することで LKM をロードできます. % linux Linux emulator installed Module loaded as ID 0 % LKM がロードされたかどうかを確認するには, `modstat' を実行します. % modstat Type Id Off Loadaddr Size Info Rev Module Name EXEC 0 3 f0baf000 0018 f0bb4000 1 linux_emulator % システムブート時に, LKM をロードするようにするには, 2つの方法がありま す. FreeBSD 2.2.1-RELEASE または 2.1-STABLE では, /etc/sysconfig を, linux=YES -のように, NO を YES に変更してください. FreeBSD 2.1 RELEASE およびそれ以 +のように, NO を YES に変更してください. FreeBSD 2.1-RELEASE およびそれ以 前のバージョンでは, そのような行はありませんので, /etc/rc.local に以下 の行を追加する必要があります. linux 2.2-RELEASE への Linux エミュレーションのインストール

``options LINUX'' や ``options COMPAT_LINUX'' を指定する必要 はなくなりました. Linux エミュレーションは LKM(「ローダブルカーネルモジュール」) を使用して, リブートせず簡単にインストールできます. スタートアッ プファイルで以下のように指定します. /etc/rc.conf に以下の行が必要です. linux_enable=YES これは結果的に, /etc/rc.i386 の以下の指定を有効にします. # Start the Linux binary emulation if requested. if [ "X${linux_enable}" = X"YES" ]; then echo -n ' linux'; linux > /dev/null 2>&1 fi

実行されたかどうかを確認するには, modstat を使用します. % modstat Type Id Off Loadaddr Size Info Rev Module Name EXEC 0 4 f09e6000 001c f09ec010 1 linux_mod % 2.2-RELEASE とそれ以降のシステムの中には, modstat の実行がうまくいかない ものがあるという報告もあります. 何らかの理由で, Linux LKM がロードできな い場合は, options LINUX をカーネルの設定ファイルに指定して, エミュレータをスタティックにリンク してください. の節の記述にしたがって config と, 新しいカーネルのインストールをおこ なってください. Linux ランタイムライブラリのインストール linux_lib port を使用してのインストール

多くの Linux アプリケーションはシェアードライブラリを使用しますので, シェアードライブラリのインストールが終了しなければ, エミュレータのイン ストールは終わったことになりません. 手動でもインストールできますが, linux_lib port を使用するのが簡単です. -% cd /usr/ports-current/emulators/linux_lib +% cd /usr/ports/emulators/linux_lib % make all install これで, Linux エミュレータが動作するようになったはずです. 伝説(とメー ルのアーカイブ :-) によれば, Linux エミュレーションは, ZMAGIC ライブラ リとリンクされている Linux バイナリに対して, 最もうまく動作するようで す. Slackware V2.0 などに使われている QMAGIC ライブラリだと, エミュレー -タが胸やけするかもしれません. これを書いている時点(1996年5月)で, ELF -エミュレーションは依然実験段階ですが, かなりうまく動作しているようです. +タが胸やけするかもしれません. マイナーバージョンの不一致などを報告するプログラムもありますが, 普通は 問題にならないようです. 手動でのライブラリのインストール

``ports'' ディストリビューションが手元にない場合は, 手動でライブラ リをインストールする必要があります. プログラムが必要とする Linux のシェ アードライブラリとラインタイムリンカが必要です. また Linux ライブラリ の用の``shadow root'' ディレクトリ, /compat/linux, を作成する必要があ ります. FreeBSD で動作する Linux のプログラムが使用するシェアードライ ブラリは,まずこのファイルツリーから検索されます. 例えば, Linux のプロ グラムが/lib/libc.so をロードしようとした場合には, FreeBSD は, まず /compat/linux/lib/libc.so を開こうとします. 存在にしなかった場合には, 次に /lib/libc.so を試します. シェアードライブラリは, Linux の ld.so が参照するライブラリではなく, /compat/linux/lib 以下にインストールする 必要があります. -FreeBSD 2.2-RELEASE 以降では, /compat/linux にかかわる動作が多少異なりま -す. -CURRENT では, ライブラリだけでなくすべてのファイルが, ``shadow -root'' /compat/linux から検索されます. +FreeBSD 2.2-RELEASE 以降では, /compat/linux にかかわる動作が多少異なって +おり, ライブラリだけでなくすべてのファイルが, ``shadow +root'' である /compat/linux から検索されるようになっています. Linux のプログラムが必要とするシェアードライブラリを探す必要があるのは, FreeBSD のシステムに Linux のプログラムをインストールする最初の数回だ けでしょう. それが過ぎれば, 十分な Linux のシェアードライブラリがシス テムにインストールされ, 新しくインストールした Linux のバイナリも, 余 計な作業をせずに動作させることができるようになります. シェアードライブラリの追加

linux_port をインストールした後に, アプリケーションが必要なライブラリ が存在しないというエラーを出したらどうしたらよいでしょうか? Linux のバ イナリがどのシェアードライブラリを必要とし, そしてどこで入手できるか, どのように探したらよいでしょうか? 基本的には, 以下の2種類の方法があり ます(以下の手順にしたがう場合には, 必要なインストール作業をおこなう FreeBSD シ ステム上で root として作業をおこなう必要があります).

Linux システムを使用でき, 必要なシェアードライブラリが調べられる場 合には, 単に FreeBSD のシステムにそのライブラリをコピーするだけで す. 例えば, DOOM の Linux バイナリを ftp で持ってきたとします. 使用で きる Linux システムの上に転送して, `ldd linuxxdoom' とやれば, 必要とす るシェアードライブラリがチェックできます. % ldd linuxxdoom libXt.so.3 (DLL Jump 3.1) => /usr/X11/lib/libXt.so.3.1.0 libX11.so.3 (DLL Jump 3.1) => /usr/X11/lib/libX11.so.3.1.0 libc.so.4 (DLL Jump 4.5pl26) => /lib/libc.so.4.6.29

最後のカラムに表示されているすべてのファイルを持って来て, /compat/linux の下 に置き, 最初のカラムに示されるファイル名からシンボリックリンクを張る必 要があります. すなわち, FreeBSD のシステムで, 以下のようなファイルが必 要となります. /compat/linux/usr/X11/lib/libXt.so.3.1.0 /compat/linux/usr/X11/lib/libXt.so.3 -> libXt.so.3.1.0 /compat/linux/usr/X11/lib/libX11.so.3.1.0 /compat/linux/usr/X11/lib/libX11.so.3 -> libX11.so.3.1.0 /compat/linux/lib/libc.so.4.6.29 /compat/linux/lib/libc.so.4 -> libc.so.4.6.29

最初のカラムに表示されているファイルと, メジャーバージョンの同じ Linux シェアードライブラリを既にインストールしている場合は, 新たにコピーする 必要はありません. 既にあるライブラリで動作するはずです. ただ, 新しいバー ジョンのシェアードライブラリがある場合は, 新しいものをコピーすることを お奨めします. 新しいライブラリにシンボリックリンクを変更したら, 古いラ イブラリは削除してかまいません. /compat/linux/lib/libc.so.4.6.27 /compat/linux/lib/libc.so.4 -> libc.so.4.6.27 以上のようなライブラリがインストールされており, 新しいバイナリに対する ldd の出力が以下のようになる場合を考えます。 libc.so.4 (DLL Jump 4.5pl26) -> libc.so.4.6.29 このように最後の番号が1つか2つ古いだけならば, 普通は /lib/libc.so.4.6.29 をコピーする必要はありません. わずかに古いライブラ リでも, プログラムは動作するはずだからです. もちろん, 新しいライブラリ と置き換えて, 以下のようにしても構いません. /compat/linux/lib/libc.so.4.6.29 /compat/linux/lib/libc.so.4 -> libc.so.4.6.29

シンボリックリンクのメカニズムは, Linux バイナリにのみ必要 なことに注意してください. FreeBSD のランタイムリンカは, メジャーリビジョ ン番号の一致したライブラリを検索しますから, ユーザが気にする必要はあり ません. -ld.so の設定 -- FreeBSD 2.2-RELEASE のみ +ld.so の設定 -- FreeBSD 2.2-RELEASE およびそれ以降

このセクションは, FreeBSD 2.2-CURRENT 以降にのみ当てはまります. 2.1-STABLE を使用している方は, 飛ばしてください.

最後に, FreeBSD 2.2-RELEASE を使われている場合は, Linux のランタイムリンカと その設定ファイルがシステムに導入されていることを確認してください. これらのファイルは, FreeBSD システムの適切な位置(/compat/linux ツリー以 下)にコピーされている必要があります. /compat/linux/lib/ld.so /compat/linux/etc/ld.so.config

使用できる Linux システムがない場合は, 必要なファイルは近くの FTP サイ トから入手してください. 各種ファイルの入手先についての情報を, 後に付 けておきます. ここでは, 必要なファイルの入手先がわかっているものとしま す.

以下のファイルを取得します(バージョンの不一致を避けるために, すべて同一 の FTP サイトから入手してください). 取得したファイルを /compat/linux 以下にインストールしてください(例えば, /foo/bar は, /compat/linux/foo/bar にインストールされます). /sbin/ldconfig /usr/bin/ldd /lib/libc.so.x.y.z /lib/ld.so

ldconfig と ldd は, /compat/linux の下にある必要はありません. システム のどこにあっても構いません. ただ, FreeBSD の同名のコマンドと間違えないように 注意してください. /usr/local/bin の中に, ldconfig-linux, ldd-linux とし てインストールするのもよいアイディアでしょう.

/compat/linux/etc/ld.so.conf ファイルを作成し, Linux ラインタイムリンカ がシェアードライブラリを検索するディレクトリを記述してください. このファ イルはプレインテキストファイルで, それぞれの行にディレクトリ名を含みま す. /lib と /usr/lib は標準ですから, 以下のようなディレクトリが追加できま す. /usr/X11/lib /usr/local/lib

Linux バイナリが, /lib/libc.so というライブラリを開いた場合, エミュレー タは内部で, ファイル名を /compat/linux/lib/libc.so にマップします. エ ミュレータがライブラリを検索するために, すべての Linux のライブラリ (/compat/linux/lib/libc.so, /compat/linux/usr/X11/lib/libX11.so など) は, /compat/linux 以下にインストールされていなければなりません.

FreeBSD 2.2-RELEASE を使用している場合は, Linux の ldconfig プログラム を実行する必要があります. % cd /compat/linux/lib % /compat/linux/sbin/ldconfig

ldconfig はスタティックリンクされていますから, 実行するのにシェアードラ イブラリを必要としません. ldconfig は, /compat/linux/etc/ld.so.cache ファイルを作成し, すべてのシェアードライブラリの名前を格納します. ライ ブラリの追加をおこなった場合には, ldconfig を再実行して, このファイルを作り 直さなければなりません. 2.1-STABLE では, /compat/linux/etc/ld.so.cache をインストールしたり, ldconfig を実行したりしないでください. 2.1-STABLE では, システムコー ルの実装方法が異なるため, ldconfig は使用されません.

これで, libc シェアードライブラリを必要とする Linux バイナリを実行する設 定が終了しました. ldd を ldd 自身に実行してテストしてください. ldd-linux としてインストールしている場合は, 以下のような結果になるはず です. % ldd-linux `which ldd-linux` libc.so.4 (DLL Jump 4.5pl26) => /lib/libc.so.4.6.29

ここまで終了すれば, 新しい Linux のバイナリをインストールできます. 新しい Linux バイナリをインストールするときは, それがシェアードライブ ラリを必要とするかどうか確認してください. 必要とする場合は, /compat/linux 以下にインストールされているかどうか確認してください. こ れは, Linux の ldd を新しいプログラムに対して実行し, 出力を確認するこ とによりおこなえます. ldd(ldd(1)マニュアルページも参照してください)は, プ ログラムが必要とするシェアードライブラリのリストを, majorname (jumpversion) => fullname という形式で出力します.

fullname のかわりに ``not found'' と出力される場合は, ライブラリの追加をす る必要があります. 必要なライブラリの名前は, majorname に libXXXX.so.N.mm という形式で示されています. Linux の FTP サイトで libXXXX.so.N.mm を探し, インストールしてください. XXXX(名前)とN(メジャー リビジョン番号)は一致している必要があります. マイナー番号 mm は, それほ ど重要ではありませんが, なるべく最新のものをインストールするようにして ください. +Linux の ELF バイナリをインストールする +

ELF のバイナリを使うためには, ``焼き印を押す(branding)'' 作業が +必要になります. 焼き印を押していない ELF バイナリを実行しようとすると, +以下のようなエラーメッセージをうけとってしまうことでしょう. + + +% ./my-linux-elf-binary +ELF binary type not known +Abort +% + + +カーネルが FreeBSD の ELF バイナリと Linux のバイナリとを見分けられる +ようにするためには, を以下のようにして使ってください: + + +% brandelf -t Linux my-linux-elf-binary + + +今ではGNU のツールたちが, ELFバイナリに自動的に適切な焼き印を押すようになったので, +今後はこの作業もだんだんと必要なくなってゆくでしょう. + ホストネームリゾルバの設定

DNS がうまく動作しなかったり, 以下のようなエラーメッセージが表示され る場合は, /compat/linux/etc/host.conf ファイルを設定する必要があります. resolv+: "bind" is an invalid keyword resolv+: "hosts" is an invalid keyword ファイルの内容を以下のように設定してください. order hosts, bind multi on ここで, order は /etc/hosts を最初に検索し, 次にDNSを検索するように指定 します. /compat/linux/etc/host.conf がインストールされていない場合は, Linux のアプリケーションは, FreeBSD の /etc/host.conf を使用しようとして, 文法の違いによる警告を表示します. /etc/resolv.conf を使用してネームサー バを設定していない場合には, `bind' を削除してください.

最後になりますが, 2.1-STABLE を使用している場合は, RESOLV_HOST_CONF 環境変数を指定して, アプリケーションにホストテーブル -の検索方法を指定する必要があります. FreeBSD 2.2-RELEASE を使用している場合 +の検索方法を指定する必要があります. FreeBSD 2.2-RELEASE かそれ以降を使用している場合 は, スキップしてください. /bin/csh を使っている場合は, 以下のようにし ます. setenv RESOLV_HOST_CONF /compat/linux/etc/host.conf /bin/shの場合は, 以下のようにします. RESOLV_HOST_CONF=/compat/linux/etc/host.conf; export RESOLV_HOST_CONF 必要なファイルを探すには

注意: 以下の情報は, この文書が書かれた時点では有効ですが, FTP サイトの 名前, ディレクトリ, 配布ファイル名などは, 変更されている可能性がありま す.

訳注: ここに取り上げられている FTP サイトは, 日本国内にもミラーサイト が多数存在します。なるべく近くの FTP サイトからファイルを入手してくだ さい.

Linux は, いくつかのグループが, それぞれ独自のバイナリ配布セットを作成 して配布しています. 配布セットは, ``Slackware'' や ``Yggdrasil'' など の名前がつけられています. これらの配布セットは, 多くの FTP サイトから 入手できます. ファイルが展開されており, 必要なファイルのみを取得できる 場合もありますが, 通常は圧縮された配布セットの形で入手できます. 配布 セットは, いくつかのサブディレクトリに, gzip で圧縮された tar ファイル として格納されています. それぞれの配布セットの一次配布先は, 以下の通り です. sunsite.unc.edu:/pub/Linux/distributions tsx-11.mit.edu:/pub/linux/distributions

ヨーロッパのミラーサイトの例: ftp.luth.se:/pub/linux/distributions ftp.demon.co.uk:/pub/linux/distributions src.doc.ic.ac.uk:/packages/linux/distributions

混乱を避けるために, ここでは Slackware だけを取り上げます. この配布セッ トは, 多くのサブディレクトリ内にある別々のパッケージから構成されていま す. 通常, パッケージはインストールプログラムにより自動的に制御されま すが, ``手動で''おこなうことも可能です. まず配布セットの中の, ``contents'' サブディレクトリの内容を書くにしてください. ここには多く の小さなテキストファイルが含まれおり, それぞれのパッケージの内容が記述 されています. 必要なファイルを探している場合は, まず contents 内のテキ ストファイルを取得し, そのファイルの中から grep を使用して検索するのが, 最も速い方法でしょう. 以下に必要となるであろうファイルを, grep を使用 して検索した例を示します. Library Package ld.so ldso ldconfig ldso ldd ldso libc.so.4 shlibs libX11.so.6.0 xf_lib libXt.so.6.0 xf_lib libX11.so.3 oldlibs libXt.so.3 oldlibs

この場合は, ldso, shlibs, xf_lib, oldlibs というパッケージが必要なこと がわかります. それぞれのcontentsファイルの中で, ``PACKAGE LOCATION'' と書いてある行を探してください. その行に, パッケージが含まれているディ スク, 今回の場合はサブディレクトリ名が書かれています. たとえば, 以下の ようになります. Package Location ldso diska2 shlibs diska2 oldlibs diskx6 xf_lib diskx9

``diskXX'' というのは, 配布セットの ``slackware/XX'' サブディレクトリ を示します. それ以外の場合は, ``contrib'' サブディレクトリに格納されて います. 今回の場合は, 以下のファイルを取得すればいいことがわかります (ファイル名は, 配布セットのルートディレクトリからの相対パスで示してあ ります). slakware/a2/ldso.tgz slakware/a2/shlibs.tgz slakware/x6/oldlibs/tgz slakware/x9/xf_lib.tgz

gzip で圧縮された tar ファイルから必要なファイルを /compat/linux ディ レクトリに格納してください(必要なファイルのみを展開するか, あるいは必 要でないファイルを後で削除してください). これで作業は終了です.

参照: ftp.freebsd.org:pub/FreeBSD/2.0.5-RELEASE/xperimnt/linux-emu/README /usr/src/sys/i386/ibcs2/README.iBCS2 FreeBSD への Mathematica のインストール

原作: &a.rich and &a.chuck

訳: &a.kiroh;. この文書は, Mathematica 2.2 の Linux バイナリディストリビューションを, FreeBSD 2.1 にインストールする方法について説明します.

Mathematica は, そのままでは FreeBSD をサポートしていませんが, Linux は サポートしています. ですから, Linux エミュレータの設定が終わってしまえ ば, Mathematica を動作させる環境はほとんど整ったことになります.

DOS 用のスチューデント版 Mathematica から Linux バージョンへのアップグレー ド価格は, 執筆時点 (1996年5月) では, $45.00 です. 直接 Wolfram(電話番号(217) 398-6500)に注文して, 支払いはクレジットカー ドでおこなえます。 Mathematica ディストリビューションの展開

バイナリは, Wolfram から CDROM で配布されています. CDROM には, 1ダー スほどの tar ファイルが含まれており, それぞれサポートされているアーキテ クチャに対応しています. Linux 用のファイルは, LINUX.TAR です. 例えば /usr/local/Mathematica 以下にインストールする場合は, 以下のようにしま す. % cd /usr/local % mkdir Mathematica % cd Mathematica % tar -xvf /cdrom/LINUX.TAR Mathematica パスワードの取得

Mathematica を実行する前に, 使用するマシンに対応した `machine ID' を Wolfram から取得する必要があります.

Linux 互換ランタイムライブラリがインストールされており, mathematica の展 開が終了したら, Install ディレクトリで `mathinfo' プログラムを使用す ることで `machine ID' を得ることができます. % cd /usr/local/Mathematica/Install % mathinfo LINUX: 'ioctl' fd=5, typ=0x89(), num=0x27 not implemented richc.isdn.bcm.tmc.edu 9845-03452-90255 % ここで, `richc' の `machine ID' は, `9845-03452-90255' となります. ioctl のメッセージは無視してください. まだ FreeBSD では実装されていません. Mathematica を実行するたびに同様のメッセージが表示されますが, 実際の使 用に問題はありませんので, 無視してかまいません.

電子メールや電話, ファックスなどで Wolfram に `machine ID' を知らせ て登録すると, いくつかの番号のグループからなるパスワードが送り返されて きます. パスワードを, マシン名, ライセンス番号とともに, mathpass ファ イルに追加します. 追加は, 以下のようにおこないます. % cd /usr/local/Mathematica/Install % math.install ライセンス番号と, Wolfram から送られてきたパスワードを入力を求めます. 入力を間違えたりして, math.install の実行が失敗しても大丈夫です. `mathpass' ファイルを手動で編集して, 情報を訂正してください.

パスワードの入力後, math.install では, インストール方法を, デフォルト 設定でのインストールか、自分で方法を指定するインストールから選ぶことが できます. 筆者のようにインストールプログラムを信用していない場合は, 自 分でディレクトリを指定する方を選択するでしょう. 自分で指定するインストー ルを選んだ場合, math.install 自身ではディレクトリの作成はおこないません. 注意してください. 別のウィンドウでシェルを開いて, 指定するディレクトリ を作成してください. 存在しないディレクトリを指定して, math.install が インストールに失敗した場合には, ディレクトリを作成し, math.install を 再び実行してください. 筆者らがインストール先に選んだディレクトリは, 以 下の通りです. くれぐれもあらかじめ作成してから, math.install で指定す るようにしてください. /usr/local/Mathematica/bin バイナリファイル /usr/local/Mathematica/man/man1 マニュアルページ /usr/local/Mathematica/lib/X11 XKeysymbファイル また, システムレコードファイルとして, /tmp/math.record を使用するように 設定することもできます. このファイルには, セッションのログが記録されま す. この設定が終了すると, math.install は残りのファイルを展開して, 必 要な場所に格納します.

Mathematica ノートブックの機能は, X フロントエンドとして本体とは別に含 まれています. X フロントエンドを正しくインストールするには, /usr/local/Mathematica/FrontEnd ディレクトリに移動し, ./xfe.install シェ ルスクリプトを実行します. インストール先を指定しなければなりませんが, あらかじめ作成する必要はありません. 必要なディレクトリは, すべて math.install によって作成されているからです. インストールが終了したら, /usr/local/Mathematica/bin ディレクトリに, ``mathematica'' という名前の シェルスクリプトが新たに作成されているはずです.

最後に, Mathematica がインストールしたシェルスクリプトを修正する必要 があります. /usr/local/Mathematica/bin に含まれるすべてのシェルスクリプ トの先頭部分に以下の行を追加します. XKEYSYMDB=/usr/local/Mathematica/lib/X11/XKeysymDB; export XKEYSYMDB これは, Mathematica が使用する Mathematica バージョンのキーマップファイル XKeysymDB の場所を指定するものです. 2.1-STABLE を使用している場合は, 以下の行も追加してください. RESOLV_HOST_CONF=/compat/linux/etc/host.conf; export RESOLV_HOST_CONF これは, Mathematica に Linux バージョンの host.conf を使用するように指定し ます. FreeBSD の host.conf の文法は, Linux のものと異なっているため, この 指定をおこなわないと, /etc/host.conf に関わるエラーが発生します.

新しいマニュアルページを利用したい場合は, さらに /etc/manpath.config ファイ ルを修正する必要があります. また自分の~/.cshrcを変更して, /usr/local/Mathematica/bin をパスに追加してください.

これでインストール作業はすべて終了です. ``mathematica'' とタイプすれば, 見栄えのする Mathematica ノートブックが表示されるはずです. Mathematica には, Motif ユーザインタフェースが含まれますが, スタティックにリンクさ れているため, Motif のライブラリは必要ありあません. 頑張って Mathematica をインストールしてください. バグ

ノートブックフロントエンドは, 以下のようなエラーメッセージを表示して, ハングすることがあることが知られています. File .../Untitled-1.mb appears to be broken for OMPR.257.0 今のところ原因はわかっていませんが, このバグが影響を及ぼすのは, ノートブッ クの X window フロントエンドのみです. Mathematica エンジン本体に影響は ありません. そのため, ``math'' によって起動されるコマンドラインのインタ フェースを使用している場合は, このバグは関係ありません. 謝辞

&a.sosと&a.peterに深く感謝します. Linuxエミュレーションが現在の形に あるのは, 彼らのおかげです. そして, 彼ら二人にハッパをかけて, 犬のよう に働かせた Michael Smithに. 今やLinuxエミュレーションは, linuxよりうま くlinuxバイナリを実行できます! :-) diff --git a/ja/handbook/mirrors.sgml b/ja/handbook/mirrors.sgml index 3ec2e2b564..7ee569bc49 100644 --- a/ja/handbook/mirrors.sgml +++ b/ja/handbook/mirrors.sgml @@ -1,846 +1,877 @@ - + - + FreeBSD の入手方法 CD-ROM 出版社

FreeBSD は Walnut Creek CDROM から出されている CD-ROM から入手できます: Walnut Creek CDROM 4041 Pike Lane, Suite F Concord CA 94520 USA Phone: +1 925 674-0783 Fax: +1 925 674-0821 Email: WWW: FTP サイト

FreeBSD の公式な情報は anonymous FTP によって以下の場所から 入手できます: .

さらに, FreeBSD は以下のミラーサイトから anonymous FTP によって 入手できます. もし FreeBSD を anonymous FTP によって手にいれる場合は, 近くのサイトを利用するようにしてください. , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , +, , , , , , , . 何か問題がある場合は,このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は,このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は,このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. + + + +何か問題がある場合には, このドメインの + +に連絡してください. + + + + + + + + + 何か問題がある場合には, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 連絡先: . 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. FreeBSD (2.0C またはそれ以降) の輸出規制コード (eBones と secure) の 最新のバージョンは以下の場所から入手できます. もしあなたがアメリカやカナダ以外にいるのであれば, secure (DES) と eBones (Kerberos) を 以下の外国向けの配布サイトから手にいれてください: 南アフリカ このドメインの . ブラジル このドメインの . フィンランド 連絡先: . CTM サイト

/FreeBSD は以下のミラーサイトから anonymous FTP によって入手できます. もし CTM を anonymous FTP によって手にいれる場合は, 近くのサイトを利用するようにしてください. 何か問題がある場合は, &a.phk;に連絡してください. カリフォルニア, サンフランシスコ近辺, 公式なソース ドイツ, トリエル 南アフリカ, ctm, sup, CVSupなどの古い差分ファイルのバックアップサーバ 台湾/中華民国, チャーイー(嘉義) 近くにミラーサイトがない場合やミラーが不完全な場合は, を試してください. FTP search はノルウェーの Trondheim にある, フリーの素晴らしい アーカイブサーバです. CVSup サイト

FreeBSD の サーバは以下のサイトで稼働しています: アルゼンチン cvsup.ar.FreeBSD.ORG () オーストラリア cvsup.au.FreeBSD.ORG () ブラジル cvsup.br.FreeBSD.ORG () カナダ cvsup.ca.FreeBSD.ORG () デンマーク cvsup.dk.FreeBSD.ORG () エストニア cvsup.ee.FreeBSD.ORG () フィンランド cvsup.fi.FreeBSD.ORG () ドイツ cvsup.de.FreeBSD.ORG () cvsup2.de.FreeBSD.ORG () cvsup3.de.FreeBSD.ORG () +アイスランド + +cvsup.is.FreeBSD.ORG +() + + 日本 cvsup.jp.FreeBSD.ORG () cvsup2.jp.FreeBSD.ORG () オランダ cvsup.nl.FreeBSD.ORG () ノルウェー cvsup.no.FreeBSD.ORG () ロシア cvsup.ru.FreeBSD.ORG () +スロヴァキア共和国 + +cvsup.sk.FreeBSD.ORG +() +cvsup2.sk.FreeBSD.ORG +() + + 南アフリカ cvsup.za.FreeBSD.ORG () cvsup2.za.FreeBSD.ORG () 台湾 cvsup.tw.FreeBSD.ORG () ウクライナ cvsup2.ua.FreeBSD.ORG () イギリス cvsup.uk.FreeBSD.ORG () アメリカ cvsup.FreeBSD.ORG () cvsup2.FreeBSD.ORG () cvsup3.FreeBSD.ORG () FreeBSD の輸出規制されたコード (eBones と secure) は CVSup 経由で以下 の国際的なリポジトリから入手できます. アメリカ合衆国やカナダ以外に居る 場合は, このサイトを使って輸出規制されたコードを入手してください. 南アフリカ cvsup.internat.FreeBSD.ORG ()

以下の CVSup サイトは, ユーザのことを特に 考慮して運用されています. 他の CVSup のミラーサイトとは異なり, これら のサイトでは CTM を使って最新の状態を保っています. つまり, もし以下の サイトから cvs-allrelease=cvs で CVSup すれば, CTM の cvs-cur のデルタを使って更新するのに適した CVS のリポ ジトリ (必須となる .ctm_status ファイルも含まれています.) を 入手することができます. これにより, これまで CVSup を使って cvs-all 全部を入手していたユーザも CTM のベースデルタを使って 最初からリポジトリを構築し直すことなく CVSup から CTM へと移行すること が可能です.

この機能は, リリースタグを cvs として cvs-all ディ ストリビューションを入手する時のみ利用できるものですので注意してくださ い. 他のディストリビューションやリリースタグを指定した場合でも指定した ファイルを入手することは可能ですが, これらのファイルを CTM で更新する ことはできません.

また, CTM の現在のバージョンではタイムスタンプを保存しないため, 以 下のサイトのファイルのタイムスタンプは他のミラーとは異なる物となってい ますので注意が必要です. 利用するサイトを以下のサイトと他のサイトの間で 変更することはお勧めできません. ファイルの転送は問題なくできますが, 少々 非能率的です. ドイツ ctm.FreeBSD.ORG () diff --git a/ja/handbook/relnotes.sgml b/ja/handbook/relnotes.sgml index 61d9bc8e5e..a1c546fad1 100644 --- a/ja/handbook/relnotes.sgml +++ b/ja/handbook/relnotes.sgml @@ -1,578 +1,578 @@ - + - + 現在のリリースについて

FreeBSD は自由に利用でき Intel i386/i486/Pentium/PentiumPro/Pentium II (とその互換 CPU) の PCで動作する, 4.4BSD-Lite ベースの全ソー スつきのリリースです. これはもともとカリフォルニア大学バーク レイ校 CSRGグループのソフトウェアがベースとなっており, NetBSD, OpenBSD, 386BSD, そして Free Software Foundation の ソフトウェアなどにより拡張されています. 95年1月の FreeBSD 2.0 のリリースからみると, FreeBSD は性能, 機能, 安定性の面で劇的に改善されました. もっとも大きな変化は仮想メモリシステムに おける改良で, 統合化された VM/file バッファキャッシュを用いる ことで性能を向上させながらも FreeBSD のメモリの使用量を減らすことが できたことです. おかげで, 最低 5MB メモリという制約上でも動作する ようになりました. その他の拡張としては NIS のクライアントとサーバの 完全サポート, トランザクション TCP のサポート, ダイヤルオンデマンド PPP, 改良 SCSI サブシステム, ISDN の初期サポート, FDDI や Fast Ethernet (100Mbps) などのサポート, Adaptec 2940 (WIDE と narrow) のサポートの改良と数百件のバグの修正, などがあります. 私たちはたくさんのユーザからのコメントや提案をまじめに受け取り, 私たちが正しいと考え, かつ導入の手順が分かりやすいものを提供しようと 努力しています. この (継続的に進化する) プロセスに対するあなたの意見を 心からお待ちしています. FreeBSD では基本配布セットに加え, 移植されたソフトウェア集 として 数百の人気の高いプログラムを提供しています. 98年3月 下旬の時点で 1300 以上の ports (移植ソフトウェア) が存在します. ports には http (WWW) サーバから, ゲーム, 言語, エディタまでありとあらゆるものが含まれています. portsはオリジナル ソースに対する「差分」という形で表現されており, すべての portsを 集めても 26MB程度にしかなりません. こうすることで ports の更新を 容易にし, portsに必要なディスクスペースを小さくすることができます. portsをコンパイルするには, インストールしたいと思っているプログラムの ディレクトリに移動し, ``make all'' と実行してコンパイルが成 功したら, ``make install'' とすると, あとはすべてシステムが やってくれます. どの portsもオリジナルの配布セットを動的に CDROM または近くの FTP サーバから取ってくるので, ディスクは 構築したいと思っている portsの分だけを準備しておけば十分です. ほとんどの portsは, すでにコンパイルされた状態で ``package'' として提供されており, ソースコードからコンパイルしたくない場 合, これを使うと (pkg_add というコマンドで) 簡単にインストー ルできます. FreeBSD 2.1 以降のマシンであれば, /usr/share/doc ディレクトリにインストールの手順や FreeBSD を利用する上で有用な ドキュメントがたくさんあります. これらのローカルにインストールされたドキュメントは, HTML ブラウザを使って, 以下の URL から 参照することができます. FreeBSD ハンドブック (英文オリジナル) FreeBSD に関する FAQ また, にはマスタ (かなり頻繁に更新されます) がありますので, こちらも参照してください. 合衆国の輸出規制のため, FreeBSD のコア配布セットには DES のコードは 含まれていません. 合衆国国内に限り, DES を使うプログラムなどが, コア配布セットに加えるパッケージとして提供されています. 誰でも使えるパッケージは, 別途, 合衆国国外で提供されています. 合衆国国外からも自由に取得可能な DES の配布セットに関する 詳細は, にあります. FreeBSD 上で必要とされるセキュリティがパスワードだけであり, Sun や DEC などの別のホストから暗号化されたパスワードをコピーする必要が ないのであれば, FreeBSD の MD5 ベースのセキュリティで十分です. この標準のセキュリティモデルは DES よりも適していると私たちは思って いますし, また, やっかいな輸出規制にもひっかかることはありません. あなたが合衆国国外にいるなら (あるいは国内にいても) 一度試してみて ください! Since our first release of FreeBSD 1.0 nearly two years ago, FreeBSD has changed dramatically. Since release 2.0, FreeBSD has been based on the Berkeley 4.4BSD-Lite code rather than the Net2 code used for previous versions. In addition to clearing the legal issues that surrounded the Net2 code, the port to 4.4 has also brought in numerous new features, filesystems and enhanced driver support. Since our release of FreeBSD 2.0 in November of 1994, the performance, feature set, and stability of FreeBSD has improved dramatically. The largest change is a revamped Virtual Memory (VM) system with a merged virtual memory and file buffer cache. This increases performance while reducing FreeBSD's memory footprint, making a system with 4 megabytes of RAM a more acceptable minimum. Other enhancements include full NIS client and server support, transaction TCP support, dial on demand PPP, an improved SCSI subsystem, early support for ISDN, support for FDDI and 100Mbit Fast Ethernet adapters, improved support for the Adaptec 2940 and hundreds of bug fixes. We have also taken the comments and suggestions of many of our users to heart and have attempted to provide what we hope is a more sane and easily understood installation process. Your feedback on this constantly evolving process is especially welcome! In addition to the base distributions, FreeBSD offers a new ported software collection with some 270 commonly sought-after programs. The list of ports ranges from World Wide Web (http) servers, to games, languages, editors and almost everything in between. The entire ports collection requires only 10MB of storage because each port contains only the changes required for the source code to compile on FreeBSD and the information necessary to automatically retrieve the original sources. The original distribution for each port you build is automatically retrieved off of CD-ROM or a via anonymous ftp, so you need only enough disk space to build the ports you want. Each port is also provided as a pre-compiled package which can be installed with the pkg_add(1) command for those who do not wish to compile their own ports from source. See for a more complete description. The core of FreeBSD does not contain DES code which would inhibit its being exported outside the United States. An add-on package, for use only in the United States, contains the programs that normally use DES. The auxiliary packages provided separately can be used by anyone. A freely exportable European distribution of DES for our non-U.S. users also exists and is described in the . If password security for FreeBSD is all you need, and you have no requirement for copying encrypted passwords from other hosts using DES into FreeBSD password entries, then FreeBSD's MD5 based security may be all you require. We feel that our default security model is more than a match for DES, and without any messy export issues to deal with. FreeBSD 2.0.5 represents the culmination of 2 years of work and many thousands of man hours put in by an international development team. We hope you enjoy it! New feature highlights

The following features were added or substantially improved between the release of 2.0 and this 2.0.5 release. In order to facilitate better communication, the person, or persons, responsible for each enhancement is noted. Any questions regarding the new functionality should be directed to them first. Kernel

Merged VM-File Buffer Cache A merged VM/buffer cache design greatly enhances overall system performance and makes it possible to do a number of more optimal memory allocation strategies that were not possible before. - Owner: &a.davidg; and &a.dyson; + Owner: &a.davidg; Network PCB hash optimization For systems with a great number of active TCP connections (WEB and ftp servers, for example), this greatly speeds up the lookup time required to match an incoming packet up to its associated connection. Owner: &a.davidg; Name cache optimization The name-cache would cache all files of the same name to the same bucket, which would put for instance all ".." entries in the same bucket. We added the parent directory version to frustrate the hash, and improved the management of the cache in various other ways while we were at it. Owner: &a.phk; and &a.davidg; Less restrictive swap-spaces The need to compile the names of the swap devices into the kernel has been removed. Now swapon(8) will accept any block devices, up to the maximum number of swap devices configured in the kernel. Owner: &a.phk; and &a.davidg; Hard Wired SCSI Devices Prior to 2.0.5, FreeBSD performed dynamic assignment of unit numbers to SCSI devices as they were probed, allowing a SCSI device failure to possibly change unit number assignment. This could cause filesystems other disks in the system to be incorrectly mounted, or not mounted at all. Hard wiring allows static allocation of unit numbers (and hence device names) to scsi devices based on SCSI ID and bus. SCSI configuration occurs in the kernel config file. Samples of the configuration syntax can be found in the scsi(4) man page or the LINT kernel config file. Owner: &a.dufault; Sources involved: sys/scsi/* usr.sbin/config/* Slice Support FreeBSD now supports a slice abstraction which enhances FreeBSD's ability to share disks with other operating systems. This support will allow FreeBSD to inhabit DOS extended partitions. Owner: &a.bde; Sources involved: sys/disklabel.h sys/diskslice.h sys/dkbad.h kern/subr_diskslice.c kern/subr_dkbad.c i386/isa/diskslice_machdep.c i386/isa/wd.c scsi/sd.c dev/vn/vn.c Support for Ontrack Disk Manager Version 6.0 Support has been added for disks which use Ontrack Disk Manager. The fdisk program does not know about it however, so make all changes using the install program on the boot.flp or the Ontrack Disk Manager tool under MS-DOS. Owner: &a.phk; Bad144 is back and working Bad144 works again, though the semantics are slightly different than before in that the bad-spots are kept relative to the slice rather than absolute on the disk. Owner: &a.bde; and &a.phk; New device support SCSI and CDROM devices

Matsushita/Panasonic (Creative) CD-ROM driver The Matsushita/Panasonic CR-562 and CR-563 drives are now supported when connected to a Sound Blaster or 100% compatible host adapter. Up to four host adapters are supported for a total of 16 CD-ROM drives. The audio functions are supported with the Karoke variable speed playback. Owner: &a.uhclem; Sources involved: isa/matcd Adaptec 2742/2842/2940 SCSI driver The original 274x/284x driver has evolved considerably since the 2.0 release of FreeBSD. We now offer full support for the 2940 series as well as the Wide models of these cards. The arbitration bug that caused problems with fast devices has been corrected and experimental tagged queuing support has been added (kernel option AHC_TAGENABLE). John Aycock has also released the sequencer code under a Berkeley style copyright making the driver entirely clean of the GPL. Owner: &a.gibbs; Sources involved: isa/aic7770.c pci/aic7870.c i386/scsi/* sys/dev/aic7xxx/* NCR5380/NCR53400 SCSI (ProAudio Spectrum) driver Owner: &a.core; Submitted by: Serge Vakulenko (vak@cronyx.ru) Sources involved: isa/ncr5380.c Sony CDROM driver Owner: &a.core; Submitted by: Mikael Hybsch (micke@dynas.se) Sources involved: isa/scd.c Serial devices

SDL Communications Riscom/8 Serial Board Driver Owner: &a.ache; Sources involved: isa/rc.c isa/rcreg.h Cyclades Cyclom-y Serial Board Driver Owner: &a.bde; Submitted by: Andrew Werple (andrew@werple.apana.org.au) and Heikki Suonsivu (hsu@cs.hut.fi) Obtained from: NetBSD Sources involved: isa/cy.c Cronyx/Sigma sync/async serial driver Owner: &a.core; Submitted by: Serge Vakulenko Sources involved: isa/cronyx.c Networking

Diskless booting Diskless booting in 2.0.5 is much improved over previous releases. The boot program is in src/sys/i386/boot/netboot, and can be run from an MS-DOS system or burned into an EPROM. WD, SMC, 3COM and Novell ethernet cards are currently supported. Local swapping is also supported. DEC DC21140 Fast Ethernet driver This driver supports any of the numerous NICs using the DC21140 chipset including the 100Mb DEC DE-500-XA and SMC 9332. Owner: &a.core; Submitted by: Matt Thomas (thomas@lkg.dec.com) Sources involved: pci/if_de.c pci/dc21040.h DEC FDDI (DEFPA/DEFEA) driver Owner: &a.core; Submitted by: Matt Thomas (thomas@lkg.dec.com) Sources involved: pci/if_pdq.c pci/pdq.c pci/pdq_os.h pci/pdqreg.h 3Com 3c505 (Etherlink/+) NIC driver Owner: &a.core; Submitted by: Dean Huxley (dean@fsa.ca) Obtained from: NetBSD Sources involved: isa/if_eg.c Fujitsu MB86960A family of NICs driver Owner: &a.core; Submitted by: M.S. (seki@sysrap.cs.fujitsu.co.jp) Sources involved: isa/if_fe.c Intel EtherExpress driver Owner: Rodney W. Grimes (rgrimes@FreeBSD.org) Sources involved: isa/if_ix.c isa/if_ixreg.h 3Com 3c589 driver Owner: &a.core; Submitted by: "HOSOKAWA Tatsumi" (hosokawa@mt.cs.keio.ac.jp), Seiji Murata (seiji@mt.cs.keio.ac.jp) and Noriyuki Takahashi (hor@aecl.ntt.jp) Sources involved: isa/if_zp.c IBM Credit Card Adapter driver Owner: &a.core; Submitted by: "HOSOKAWA Tatsumi" (hosokawa@mt.cs.keio.ac.jp), Sources involved: isa/pcic.c isa/pcic.h EDSS1 and 1TR6 ISDN interface driver Owner: &a.core; Submitted by: Dietmar Friede (dfriede@drnhh.neuhaus.de) and Juergen Krause (jkr@saarlink.de) Sources involved: gnu/isdn/* Miscellaneous drivers

Joystick driver Owner: &a.jmz; Sources involved: isa/joy.c National Instruments ``LabPC'' driver Owner: &a.dufault; Sources involved: isa/labpc.c WD7000 driver Owner: Olof Johansson (offe@ludd.luth.se) Pcvt Console driver Owner: &a.joerg; Submitted by: &a.hm; Sources involved: isa/pcvt/* BSD-audio emulator for VAT driver Owner: Amancio Hasty (ahasty@FreeBSD.org) and &a.pst; Sources involved: isa/sound/vat_audio.c isa/sound/vat_audioio.h National Instruments AT-GPIB and AT-GPIB/TNT GPIB driver Owner: &a.core; Submitted by: Fred Cawthorne (fcawth@delphi.umd.edu) Sources involved: isa/gpib.c isa/gpib.h isa/gpibreg.h Genius GS-4500 hand scanner driver Owner: &a.core; Submitted by: Gunther Schadow (gusw@fub46.zedat.fu-berlin.de) Sources involved: isa/gsc.c isa/gscreg.h CORTEX-I Frame Grabber Owner: &a.core; Submitted by: Paul S. LaFollette, Jr. ( Sources involved: isa/ctx.c isa/ctxreg.h Video Spigot video capture card Owner: Jim Lowe Experimental features

UNIONFS and LFS The unionfs and LFS file systems are known to be severely broken in FreeBSD 2.0.5. This is in part due to old bugs that we have not had time to resolve yet and the need to update these file systems to deal with the new VM system. We hope to address these issues in a later release of FreeBSD. iBCS2 Support FreeBSD now supports running iBCS2 compatible binaries. Currently SCO UNIX 3.2.2 and 3.2.4, and ISC 2.2 COFF are supported. The iBCS2 emulator is in its early stages and has not been extensively tested, but it is functional. Most of SCO's 3.2.2 binaries work, as does an old INFORMIX-2.10 for SCO. Further testing is necessary to complete this project. There is also work under way for ELF and XOUT loaders, and most of the svr4 syscall wrappers are written. Owner: &a.sos; and &a.sef; Sources involved: sys/i386/ibcs2/* and misc kernel changes. ]]> diff --git a/ja/handbook/sections.sgml b/ja/handbook/sections.sgml index cb6a8e1da8..814eb086b9 100644 --- a/ja/handbook/sections.sgml +++ b/ja/handbook/sections.sgml @@ -1,66 +1,68 @@ - + - + + + diff --git a/ja_JP.eucJP/books/handbook/Makefile b/ja_JP.eucJP/books/handbook/Makefile index 404537ea64..7b46adc3f8 100644 --- a/ja_JP.eucJP/books/handbook/Makefile +++ b/ja_JP.eucJP/books/handbook/Makefile @@ -1,27 +1,27 @@ -# $Id: Makefile,v 1.22 1998-03-16 03:26:15 hanai Exp $ -# Original revision: 1.30 +# $Id: Makefile,v 1.23 1998-07-07 14:35:52 kuriyama Exp $ +# Original revision: 1.31 # The FreeBSD Japanese Documentation Project DOC= handbook DOCDIR=${SHAREDIR}/doc/ja FORMATS?= html roff SGMLOPTS+=-e EUC-JP SGMLOPTS+=-links -SRCS= authors.sgml basics.sgml bibliography.sgml boothelp.sgml +SRCS= authors.sgml backups.sgml basics.sgml bibliography.sgml boothelp.sgml SRCS+= booting.sgml contrib.sgml crypt.sgml ctm.sgml current.sgml cvsup.sgml SRCS+= cyclades.sgml development.sgml dialup.sgml dialout.sgml SRCS+= diskless.sgml dma.sgml eresources.sgml esdi.sgml SRCS+= firewalls.sgml german.sgml glossary.sgml goals.sgml SRCS+= handbook.sgml history.sgml hw.sgml install.sgml isdn.sgml SRCS+= kerberos.sgml kernelconfig.sgml kerneldebug.sgml kernelopts.sgml SRCS+= lists.sgml mail.sgml makeworld.sgml memoryuse.sgml SRCS+= mirrors.sgml nfs.sgml nutshell.sgml pgpkeys.sgml policies.sgml SRCS+= porting.sgml ports.sgml ppp.sgml printing.sgml SRCS+= quotas.sgml relnotes.sgml routing.sgml russian.sgml SRCS+= serial.sgml scsi.sgml scsihd.sgml sections.sgml sio.sgml skey.sgml SRCS+= slipc.sgml slips.sgml stable.sgml submitters.sgml synching.sgml SRCS+= term.sgml userppp.sgml uart.sgml linuxemu.sgml SRCS+= jcontrib.sgml jmembers.sgml .include diff --git a/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.sgml b/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.sgml index 58588773de..fb07240f46 100644 --- a/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.sgml +++ b/ja_JP.eucJP/books/handbook/book.sgml @@ -1,203 +1,203 @@ - + %authors; %jmembers; %lists; %sections; ]> FreeBSD ハンドブック FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクト 1998年3月 FreeBSD へようこそ! このハンドブックはFreeBSD Release &rel.current;のインストールおよび, 日常での使い方について記述したもので, FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクトによって編集されています. 日本語版の作成は FreeBSD 日本語ドキュメンテーションプロジェクトがおこなって います. 本書は現在進行中の作業であって, 多くの個人の手からなる 仕事です. 多くのセクションはまだ存在しませんし, いま存在するセクションの いくつかはアップデートが必要です. この FreeBSD ドキュメンテーション プロジェクトに協力したいと思ったら, &a.doc; まで (英語で) 電子メールを 送ってください. ハンドブックそのものに関する議論は, こちらで おこなわれています. (もちろん英語でです.) 日本語訳および, 日本語版のみに関することは &a.doc-jp; において日本語で 議論されています. 必要に応じて日本語ドキュメンテーションプロジェクトから 本家ドキュメンテーションプロジェクトに対してフィードバックをおこないますので, 英語が得意でない方は &a.doc-jp; まで日本語でコメントをお寄せください. このドキュメントの最新バージョンは, いつでも で見ることができますし, , PDF, HTML 形式のものを HTTP でダウンロードすることもできます. これらを gzip で圧縮したものが や, たくさんのに置かれています. また, も可能です. 導入 はじめに

FreeBSD は, Intel アーキテクチャ (x86) ベースの PC のための 4.4BSD-Lite をベースとしたオペレーティングシステムです. FreeBSD の概要については, をご覧ください. このプロジェクトの歴史については, をご覧ください. 最新のリリースについての記述は, をご覧ください. FreeBSD プロジェクトへの何らかの貢献 (ソースコード, 機器, 資金の提供など) について興味があれば, の章をご覧ください. &nutshell; &history; &goals; &development; &relnotes; &install; &basics; &ports; システム管理 &kernelconfig; セキュリティ &crypt; &skey; &kerberos; &firewalls; &printing; - &disks; + &backups; "as; X ウィンドウシステム

この節の完成は保留にしてあります. から提供されるドキュメントを参考にしてください. &hw; ローカル化 &russian; &german; ネットワーク通信 シリアル通信 &serial; &term; &dialup; &dialout; PPP と SLIP

もしあなたがモデムを使ってインターネットに接続したり, 他の人々に FreeBSD によるインターネットへのダイヤルアップ接続を 提供しようとしているのでしたら, PPP または SLIP 接続を選択することができます. PPP 接続には, 2 種類の方法が提供されています: ユーザPPP (iijppp とも呼ばれます) とカーネルPPP です. 両方の PPP の設定手順と, SLIP の設定方法については以下の章に書かれています. &userppp; &ppp; &slipc; &slips; 高度なネットワーク &routing; &nfs; &diskless; &isdn; &mail; さらに進んだ話題 開発の最前線: FreeBSD-current と FreeBSD-stable

あるリリースから次のリリースまでの期間にも, FreeBSD の開発は 休みなく続けられています. この開発の最前線に興味を持っている人のために, 手元のシステムを最新の開発ツリーに同期させておくための, とても使いやすい仕掛けが何種類も用意されています. 注意: 開発の最前線は, 誰でもが扱えるという性質のものではありません! もしもあなたが, 開発途中のシステムを追いかけようか, それともリリース バージョンのどれかを使い続けようかと迷っているのなら, きっとこの章が参考になるでしょう.

¤t; &stable; &synching; &makeworld;
&submitters; &policies; &kernelopts; &kerneldebug; &linuxemu; FreeBSD の内部 &booting; &memoryuse; &dma; 付録 &mirrors; &bibliography; &eresources; &contrib; &pgpkeys; &jcontrib;