diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/fdwrite.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/fdwrite.1 index 14196bb5fb..69b4b5d72d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/fdwrite.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/fdwrite.1 @@ -1,122 +1,122 @@ .\" .\" ---------------------------------------------------------------------------- .\" "THE BEER-WARE LICENSE" (Revision 42): .\" wrote this file. As long as you retain this notice you .\" can do whatever you want with this stuff. If we meet some day, and you think .\" this stuff is worth it, you can buy me a beer in return. Poul-Henning Kamp .\" ---------------------------------------------------------------------------- .\" .\" %FreeBSD: src/usr.sbin/fdwrite/fdwrite.1,v 1.23 2004/07/02 23:12:41 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" .\" .Dd September 16, 1993 .Os .Dt FDWRITE 1 .Sh 名称 .Nm fdwrite .Nd フロッピディスクのフォーマットと書き込み .Sh 書式 .Nm fdwrite .Op Fl v .Op Fl y .Op Fl f Ar inputfile .Op Fl d Ar device .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、複数のフロッピディスクをフォーマットし書き込みます。 フォーマットできるフロッピディスクデバイスを使うことができます。 .Pp .Nm ユーティリティは、( .Pa /dev/tty ) のユーザに新しいフロッピをいれてリターンキーを押すように指示します。 デバイスがその後にオープンされ、パラメータが尋ねられ、 その後トラックがフォーマットされ、 .Ar inputfile で指定されたデータが書き込まれ、ベリファイされます。 フロッピディスクがいっぱいになった時は、この過程が次のディスクに対して 繰り返されます。これは、プログラムが中断されるか .Ar inputfile の終り (EOF) に達するまで続けられます。 .Pp 以下のようなオプションがあります。 .Bl -tag -width 10n -offset indent .It Fl v 標準出力への出力情報の状態をトグルで変更します。 デフォルトのモードは ``on'' です。 はじめてデバイスがオープンされた後で、フォーマットが出力されます。 操作の間には、現在のフロッピディスクの残りのトラック数と 文字 I, Z, F, W, R, C,の文字が出力されます。各文字は、現在のトラックに 対して、入力 (I)、0 で埋める (Z)、フォーマット (F)、書き込み (W)、 読み込み (R)、比較 (C) のそれぞれを行っていることをあらわします。 .It Fl y ドライブにフロッピディスクがあるかどうか問いあわせません。 この非対話オプションはシェルスクリプトで使用するのに便利です。 .It Fl f Ar inputfile 読み込むための入力ファイルです。もし、与えられていない場合は標準入力が 仮定されます。 .It Fl d Ar device 書き込むためのフロッピデバイスの名前です。 デフォルトは、 .Pa /dev/fd0 です。 .El .Pp .Nm ユーティリティは、ユーザがリターンを押すのを待っている間は .Ar device をクローズしています。したがって、この時には完全にドライブを別の目的で 使うことができ、あとで次のフロッピの書き込みを再開できます。 .Pp .Ar device からかえって来たパラメータは、フォーマットのために使われます。 もし、特別なフォーマットが必要な時には、 .Xr fdformat 1 を代わりに使ってください。 .Sh 使用例 .Nm ユーティリティは、複数枚数のフロッピへの書き込みを 簡単に行えるようにと考えらえて作成されたツールです。 そのような使用例は、以下の tar アーカイブの書き込みがあります。 .Pp .Dl "tar cf - . | gzip -9 | fdwrite -d /dev/fd0.1720 -v .Pp .Xr tar 1 のマルチボリューム機能との主要な違いは、 もちろんフロッピのフォーマットです。フォーマットは実行中に行われるので、 フロッピに対する仕事の量を減らすことができます。 .Sh 関連項目 .Xr fdformat 1 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは、``make world'' が終了するのを待つ間に書かれました。 コードのうちいくつかは、 .Xr fdformat 1 から持って来ました。 .Sh 作者 このプログラムは、 .An Poul-Henning Kamp Aq phk@FreeBSD.org によるコントリビューションです。 .Sh バグ 診断機能は現在は完全ではありません。 .Pp フロッピがおかしい時に .Ar inputfile -がシーク可能であれば、ユーザにディスクを無げ捨て、 +がシーク可能であれば、ユーザにディスクを投げ捨て、 別のフロッピを入れて、正しい場所まで戻って操作を続けるように指示すべきです。 .Pp この方法は、シークできない入力に対しても同様に一時ファイルを 使用することで、拡張可能です。 .Pp オプション ( デフォルトは 0) で、ユーザに失敗した時の再試行回数を 尋ねるべきでしょう。 .Pp 現在は、フロッピのマルチボリュームを読み戻すための適当なツールが ありません。 データが圧縮されていない時には、代わりに .Xr tar 1 の様なプログラムで、そのような仕事を行うことができます。 このような状態の時にはもちろん、いつも .Xr dd 1 を信用することもできます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/file.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/file.1 index d871e48a22..0ecba5e6ea 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/file.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/file.1 @@ -1,554 +1,554 @@ .\" %FreeBSD: src/usr.bin/file/file.1,v 1.33 2004/07/02 22:22:24 ru Exp % .\" $Id: file.man,v 1.44 2003/02/27 20:47:46 christos Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd February 27, 2003 .Dt FILE 1 "Copyright but distributable" .Os .Sh 名称 .Nm file .Nd ファイルの種類を判定する .Sh 書式 .Nm .Op Fl bciknNsvzL .Op Fl f Ar namefile .Op Fl F Ar separator .Op Fl m Ar magicfiles .Ar .Nm .Fl C .Op Fl m Ar magicfile .Sh 解説 このマニュアルは、 引数で指定されたファイルの種類を判定する、 .Nm ユーティリティのバージョン 3.41 について記載しています。 判定のために、ファイルシステムテスト、マジックナンバテスト、言語テストの 3 つのテストをこの順に実行し、 .Em 最初に 判定できた結果からファイルの種類を表示します。 .Pp ファイルの種類として表示されるのは、 .Dq Li text (印字可能文字と少数の制御文字だけのファイルで、 .Tn ASCII 端末に表示した場合、 問題が起こらないもの)、 .Dq Li executable ( .Ux カーネル等に理解可能な形にコンパイルされたプログラムを 含むファイル)、その他のものを意味する .Dq Li data (data は、通常 .Sq バイナリ か表示不能なもの) のうちの 1 つです。 例外は、内部フォーマットがよく知られた、 バイナリデータを含むファイル (コアファイルや tar アーカイブ) です。 ファイル .Pa /usr/share/misc/magic やプログラムそのものを変更するときは、 .Em "これらのキーワードを残して下さい" 。 ディレクトリ内のすべての可読なファイルは、 単語 .Dq Li text を表示することが期待されています。 Berkeley で行われたように、 .Dq Li "shell commands text" を .Dq Li "shell script" と変更するようなことはしないで下さい。 ファイル .Pa /usr/share/misc/magic は、 .Nm のソース配布中の .Pa Magdir サブディレクトリ中の大量の小さなファイルから機械的に構築されることに 注意してください。 .Pp ファイルシステムテストは、 .Xr stat 2 システムコールからの戻り値を調べることに基づいています。 このプログラムは、ファイルが空であるかどうか、ある種の 特殊ファイルであるかどうかを調べます。 使っているシステムに合った既知のファイルの種類 (システムに実装されたソケット、シンボリックリンク、 名前付きパイプ (FIFO)) は、システムヘッダファイル .In sys/stat.h で定義されていれば表示されます。 .Pp マジックナンバテストは、ファイルが固定フォーマットのデータであるか どうかをチェックするために使われます。 よい例が、実行可能なバイナリ実行形式 (コンパイルされたプログラム) .Pa a.out ファイルです。このフォーマットは標準インクルードディレクトリ内の .In a.out.h や場合により .In exec.h で定義されています。 実行ファイルは、 ファイルの先頭近くの特定の場所に、 .Sq マジックナンバ を持ちます。 これは .Ux オペレーティングシステムに対し、 ファイルがバイナリ実行形式であり、 どのタイプの実行可能ファイルであるかを知らせます。 .Sq マジックナンバ の概念は拡張され、データファイルにも適用されています。 ファイルの先頭に近い固定位置に固定識別子があるファイルは、 このように記述できます。 これらのファイル識別情報は、組み込みのマジックファイル .Pa /usr/share/misc/magic.mgc または組み込みファイルが存在しない場合は .Pa /usr/share/misc/magic から読み込まれます。 .Pp ファイルがマジックファイルのどのエントリにもマッチしない場合、 text ファイルに見えるかどうか検査されます。 .Tn ASCII , .Tn ISO-8859-x , 非 ISO 8-bit 拡張 ASCII 文字集合 (Macintosh および IBM PC システムで使用), .Tn UTF-8-encoded Unicode , .Tn UTF-16-encoded Unicode , .Tn EBCDIC の文字集合が区別可能であり、 これには各文字集合における印字可能 text を構成する バイトの範囲およびシーケンスを使用します。 ファイルがこれらのテストのいずれかを通過した場合、文字集合が報告されます。 .Tn ASCII , .Tn ISO-8859-x , .Tn UTF-8 , extended-ASCII ファイルは .Dq text として識別されます。 なぜなら、ほとんどどのような端末においても読めるからです。 .Tn UTF-16 および .Tn EBCDIC は .Dq Li "character data" でしかありません。 これらは text を含みますが、読む前に変換が必要だからです。 さらに、 .Nm は text タイプファイルの他の特性も判定しようとします。 ファイルの行の終端が、 .Ux 標準の LF ではなく、 CR, CRLF, NEL のいずれかである場合、そのことが報告されます。 組み込みのエスケープシーケンスや重ね打ちを含むファイルについても、 識別されます。 .Pp text タイプファイルで使用されている文字集合を判定した後、 その言語を推定しようとします。 言語テストは、ファイルの始めの数ブロックに 特定の文字列 ( .Pa Inames.h を参照) があるかどうかを探します。たとえばキーワード .Ic .br があればそれはおそらく .Xr troff 1 の入力ファイルであり、 .Ic struct というキーワードは、C 言語のプログラムであることを示しています。 こうした推定方法は、前述の 2 つのテストより信頼性が低いため、 最後に行われます。言語テストルーチンは ( .Xr tar 1 アーカイブのような) その他のファイルもチェックします。 .Pp 上記の文字集合のいずれで記述されているとも識別できなかったファイルは、 単に .Dq Li data と呼ばれます。 .Sh オプション .Bl -tag -width indent .It Fl b 出力行の前にファイル名を付けません (短縮モード)。 .It Fl c マジックファイルを解析した形式を、調査できるように表示します。 通常、 新しいマジックナンバファイルを使う前にデバッグするために、 .Fl m オプションとともに用います。 .It Fl C .Pa magic.mgc 出力ファイルを書きます。 これには構文解析される前のバージョンのファイルが含まれます。 .It Fl f Ar namefile 引数の前に .Ar namefile から調べるべきファイル名を (1 行に 1 つ) 読み込みます。 .Ar namefile もしくは引数の filename は少なくとも 1 つは指定しなければなりません。 標準入力のファイルの種類を判定させる場合は、 ファイル名として、 .Dq Fl を指定します。 .It Fl F Ar separator .Ql \&: の代りに、指定したセパレータ文字を使用します。 .It Fl i .Nm に、伝統的な人間が読める形式の代りに、 mime タイプ文字列を出力させます。 よって、 .Dq Li "ASCII text" の代りに .Dq Li "text/plain; charset=us-ascii" となります。 本オプションが動作するようにするために、 .Nm はファイル認識方法 (例えば、多くの text ファイルタイプやディレクトリ等) を変え、 別の .Pa magic ファイルを使用します (後述の .Sx 関連ファイル 節を参照してください)。 .It Fl k 最初にマッチしても停止せずに、処理を継続します。 .It Fl m Ar list マジックナンバを含む別のファイルの list を指定します。 これは、1 つのファイルか、コロン (:) で分けられたファイルのリストです。 .It Fl n 各ファイルのチェック後に、標準出力をフラッシュします。 ファイルの一覧をチェックしているときのみ、有用です。 ファイルタイプをパイプから出力するプログラムにおいて使用することを意図します。 .It Fl N ファイル名が格好良く揃うようにはパッドしません。 .It Fl v プログラムのバージョンを表示して、終了します。 .It Fl z compress で圧縮されたファイルの中身を見ようとします。 .It Fl L オプションは(システムがシンボリックリンクを提供していれば)、 .Xr ls 1 コマンドの .Fl L オプションと同様にシンボリックリンクをたどって実際のファイルの中 身の種類を判定します。 .It Fl s 通常、 .Nm が引数のファイルの読み込みとタイプの判定を行うのは、 .Xr stat 2 が通常ファイルであると報告した場合のみです。 これにより問題を回避しています。 なぜなら、特殊ファイルの読み込みは、 特定の結果を発生させる場合があるからです。 .Fl s オプションを指定すると、 .Nm は、ブロックおよびキャラクタの特殊ファイルも読み込みます。 これは、raw ディスクパーティション中のデータに存在する ファイルシステムタイプの判定に有用です。 なぜなら、raw ディスクパーティションはブロック型特殊ファイルであるからです。 本オプションはまた、 .Nm が .Xr stat 2 が報告するファイルの大きさを無視するようにさせます。 なぜなら、システムによっては、 raw ディスクパーティションの大きさは 0 であると報告するものがあるからです。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width ".Pa /usr/share/misc/magic.mime" -compact .It Pa /usr/share/misc/magic.mgc デフォルトの組み込まれたマジックナンバのリスト .It Pa /usr/share/misc/magic デフォルトのマジックナンバのリスト .It Pa /usr/share/misc/magic.mime .Fl i が指定されて mime タイプを出力する場合に使用する、 デフォルトのマジックナンバのリスト .El .Sh 環境変数 環境変数 .Ev MAGIC は、デフォルトのマジックナンバファイルを指定するために 使うことができます。 .Sh 関連項目 .Xr hexdump 1 , .Xr od 1 , .Xr strings 1 , .Xr magic 5 .Sh 標準適合性 FILE(CMD) の .St -svid4 の曖昧な記述から 判断する限りにおいては、 このプログラムはこの仕様を越えていると思われます。 同名の System V のプログラムと、ほとんど動作は同じです。 しかし、このバージョンはより多くのマジックを知っているので、多くの場合に 異なった (より正確な) 出力を出します。 .Pp このバージョンと System V のものとの大きな違いは、 このバージョンは全ての空白を区切り文字として扱うため パターン内の空白はエスケープしなければならないということです。 たとえば、 .Pp .Dl ">10 string language impress\ (imPRESS data)" .Pp とマジックファイルに書かれていた場合は、次のように 変更せねばなりません。 .Pp .Dl ">10 string language\e impress (imPRESS data)" .Pp またこのバージョンでは、バックスラッシュを含んでいる パターンもエスケープしなくてはいけません。たとえば、 .Pp .Dl "0 string \ebegindata Andrew Toolkit document" .Pp とマジックファイルに書かれていた場合は、次のように 変更せねばなりません。 .Pp .Dl "0 string \e\ebegindata Andrew Toolkit document" .Pp Sun Microsystems の SunOS リリース 3.2 もしくはそれ以降には、 System V 由来の .Xr file 1 コマンドが含まれていますが、拡張がなされています。 このバージョンは SUN のものとは、細かい点でしか異なりません。 このバージョンには .Sq Ic & 演算子の拡張が含まれています。 使い方は、次のようなものです。 .Pp .Dl ">16 long&0x7fffffff >0 not stripped" .Sh マジックディレクトリ マジックファイルのエントリは様々なソース (主に USENET) から集められたり、様々な作者から提供されました。 .An Chirstos Zoulas (下記のアドレス) が、 マジックファイルエントリをさらに集めたり訂正するでしょう。 統合したマジックファイルエントリは、定期的に配布されるでしょう。 .Pp マジックファイルにおけるエントリの順序は 重要です。 使っているシステムによって、エントリの順序が正しくなくなることが あります。 もし、あなたの古い .Nm コマンドがマジックファイルを使っているのなら、 比較のため古いマジックファイルを保存して下さい (たとえば、 .Pa /usr/share/misc/magic.orig という名前に変更します)。 .Sh 使用例 .Bd -literal $ file file.c file /dev/{wd0a,hda} file.c: C program text file: ELF 32-bit LSB executable, Intel 80386, version 1 (SYSV), dynamically linked (uses shared libs), stripped /dev/wd0a: block special (0/0) /dev/hda: block special (3/0) $ file -s /dev/wd0{b,d} /dev/wd0b: data /dev/wd0d: x86 boot sector $ file -s /dev/hda{,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10} # Linux /dev/hda: x86 boot sector /dev/hda1: Linux/i386 ext2 filesystem /dev/hda2: x86 boot sector /dev/hda3: x86 boot sector, extended partition table /dev/hda4: Linux/i386 ext2 filesystem /dev/hda5: Linux/i386 swap file /dev/hda6: Linux/i386 swap file /dev/hda7: Linux/i386 swap file /dev/hda8: Linux/i386 swap file /dev/hda9: empty /dev/hda10: empty $ file -s /dev/rwd0e # BSD /dev/rwd0e: Unix Fast File system (little-endian), last mounted on /usr, last written at Mon Feb 10 13:22:40 2003, clean flag 2, number of blocks 28754208, number of data blocks 27812712, number of cylinder groups 3566, block size 8192, fragment size 1024, minimum percentage of free blocks 5, rotational delay 0ms, disk rotational speed 60rps, TIME optimization $ file -i file.c file /dev/{wd0a,hda} file.c: text/x-c file: application/x-executable, dynamically linked (uses shared libs), not stripped /dev/hda: application/x-not-regular-file /dev/wd0a: application/x-not-regular-file .Ed .Sh 歴史 .Nm コマンドは、少なくとも Research Version 4 (マニュアルページの日付は、1973 年 11 月) からはどの .Ux にもありました。 System V バージョンはある重要な変更、 すなわち外部マジックナンバリストを導入しました。 これによってプログラムのスピードはわずかに低下しましたが、 更にまた柔軟になりました。 .Pp このプログラムは、System V バージョンを基づいており、 .An Ian Darwin Aq ian@darwinsys.com によって、他の誰かのソースコードを見ることなく 書かれました。 .Pp .An John Gilmore は、コードを拡張し、最初の版よりもよいものにしました。 .An Geoff Collyer は、不適当なところが数箇所あるのを発見し、 いくつかマジックファイルエントリを提供しました。 .An Rob McMahon Aq cudcv@warwick.ac.uk は、1989 年に、 .Sq Ic & 演算子を寄贈しました。 .Pp .An Guy Harris Aq guy@netapp.com は、1993 年から現在に至り、多くの変更を行っています。 .Pp 基本開発と 1990 年から現在に至るメンテナンスを、 .An Christos Zoulas Aq christos@astron.com が行っています。 .Pp 2000 年に .An Chris Lowth Aq chris@lowth.com が修正を行い、 .Fl i オプションが mime タイプ文字列を出力し、 別のマジックファイルと内部ロジックを使用するようになりました。 .Pp 2000 年 7 月に .An Eric Fischer Aq enf@pobox.com が修正を行い、 文字コードを識別し、非 .Tn ASCII -ファイルの原語を識別しようとするようになりました。 +ファイルの言語を識別しようとするようになりました。 .Pp .Pa Magdir ディレクトリ ( .Pa /usr/share/misc/magic ファイルのソース) に対する寄贈者は、ここに含めるには長過ぎます。 ご了承ください。 .Sh 法律上の注意 Copyright (c) .An Ian F. Darwin , Toronto, Canada, 1986-1999. Covered by the standard Berkeley Software Distribution copyright; see the file .Pa LEGAL.NOTICE in the source distribution. .Pp The files .Pa tar.h and .Pa is_tar.c were written by .An John Gilmore from his public-domain .Nm tar program, and are not covered by the above license. .Sh バグ .Pa Magdir から .Pa Magic ファイルを自動的に作成するよりよい方法があるはずです。 それは何なのでしょうか。より起動を速くするため マジックファイルをバイナリにコンパイルするとよいでしょう。 (たとえば .Xr ndbm 3 あるいは、異機種ネットワーク環境では固定長の .Tn ASCII 文字)。 そうすれば、同名の バージョン 7 のプログラムと同じぐらいの速さで System V バージョンの柔軟性を持ったプログラムとなるでしょう。 .Pp .Nm ユーティリティには、正確さよりも 速度を重視したアルゴリズムが いくつかあるので text ファイルの内容については 間違うことがあります。 .Pp text ファイルのサポート (元々はプログラミング言語のため) は 単純で、不十分であり、更新には再コンパイルが必要です。 .Pp 複数の行に渡るものをサポートするため .Ic else 項があるべきです。 .Pp マジックファイルと キーワードの正規表現を サポートするべきです。 .Tn "ASCII TAB" をフィールドの識別子にすることは醜く、 ファイルの編集を難しくしていますが、残されています。 .Pp キーワードに大文字を許すことが勧められます。たとえば、 .Xr troff 1 コマンドと man page マクロの区別です。 正規表現のサポートで、このことは簡単になるでしょう。 .Pp .Tn FORTRAN に対してプログラムが働きません。 行の先頭にインデントされているキーワードを見ることにより .Tn FORTRAN だと判別すべきです。 正規表現のサポートによりこれは簡単になるでしょう。 .Pp .Pa ascmagic に入っている キーワードのリストは、おそらく .Pa Magic ファイルに 入れるべきものです。 これはオフセットの値として .Sq Ic * のようなキーワードを 使うことで可能でしょう。 .Pp 最初の文字、最初の語、最初の long などに関する テストを 最初に読み込んだときに全て行うことができるよう マジックファイルを並べ直す最適化法はないだろうか。 マジックファイルの矛盾について述べるようにならないか。 エントリの順序を マジックファイル上の位置ではなく、 ファイルオフセット順にすることはできないだろうか。 .Pp プログラムは、推定が .Dq どれぐらいよい のかを知る方法を 提供すべきです。ファイルの最初の 5 文字が .Dq Li "From " であるときに推測をしても、 .Dq Li "Newsgroups:" や .Dq Li "Return-Path:" といった文字による推測ほどよくはないので、推測結果を 捨てることになります。しかし、もしそういった文字が 現れなければ最初の推定を使わなければなりません。 .Pp このプログラムは、いくつかの商用の .Nm コマンドより遅いです。 複数の文字コードのサポートにより、より遅くなっています。 .Pp このマニュアルページ、特にこの節が長過ぎます。 .Sh 入手性 オリジナル作者の最新のバージョンを anonymous FTP で、 -.Pa ftp.deshaw.com +.Pa ftp.astron.com の .Pa /pub/file/file-X.YZ.tar.gz から手に入れることができます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/scp.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/scp.1 index 2573eb2608..98d8f29f7f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/scp.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/scp.1 @@ -1,237 +1,239 @@ .\" -*- nroff -*- .\" .\" scp.1 .\" .\" Author: Tatu Ylonen .\" .\" Copyright (c) 1995 Tatu Ylonen , Espoo, Finland .\" All rights reserved .\" .\" Created: Sun May 7 00:14:37 1995 ylo .\" .\" $OpenBSD: scp.1,v 1.33 2004/03/05 10:53:58 markus Exp $ .\" -.\" Japanese translation: $Id: scp.1,v 1.7 2004-09-24 15:12:03 metal Exp $ +.\" Japanese translation: $Id: scp.1,v 1.8 2004-10-28 04:45:06 metal Exp $ .\" by Yusuke Shinyama .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd September 25, 1999 .Dt SCP 1 .Os .Sh 名称 .Nm scp .Nd 安全なファイルコピー (リモート ファイルコピー プログラム) .Sh 書式 .Nm scp .Bk -words .Op Fl 1246BCpqrv .Op Fl c Ar 暗号化アルゴリズム .Op Fl F Ar ssh_configファイル .Op Fl i Ar identityファイル .Op Fl l Ar limit .Op Fl o Ar ssh_option .Op Fl P Ar ポート番号 .Op Fl S Ar プログラム .Sm off .Oo .Op Ar user No @ .Ar ホスト 1 No : .Oc Ns Ar ファイル 1 .Sm on .Op Ar ... .Sm off .Oo .Op Ar user No @ .Ar ホスト 2 No : .Oc Ar ファイル 2 .Sm on .Ek .Sh 解説 .Nm はネットワーク上のホスト間でファイルをコピーします。 これはデータ転送に .Xr ssh 1 を使い、これと同様の認証をおこないます。 これによって、 .Xr ssh 1 と同様のセキュリティを提供します。 .Xr rcp 1 とは違って、 .Nm は認証に必要な場合には、 パスワードやパスフレーズを尋ねてきます。 .Pp 各ファイル名には、ホストおよびユーザの指定を含めることができます。 これはそのファイルがどのホストから、 あるいはどのホストにコピーされるかを指定するものです。 2 つのリモートホスト間でのファイルコピーもできます。 .Pp オプションは次のとおりです: .Bl -tag -width Ds .It Fl 1 .Nm はプロトコル 1 を使用します。 .It Fl 2 .Nm はプロトコル 2 を使用します。 .It Fl 4 .Nm は IPv4 アドレスのみを使用します。 .It Fl 6 .Nm は IPv6 アドレスのみを使用します。 .It Fl B バッチモードを選択します (パスワードやパスフレーズを尋ねないようにします)。 .It Fl C 圧縮を有効にします。 .Fl C フラグは圧縮を有効にするために .Xr ssh 1 にそのまま渡されます。 .It Fl c Ar cipher データ転送に使う暗号化アルゴリズムを選択します。 このオプションは直接 .Xr ssh 1 に渡されます。 .It Fl F Ar ssh_config .Nm ssh に対し、ユーザ毎の設定ファイルに別のファイルを指定します。 このオプションは直接 .Xr ssh 1 に渡されます。 .It Fl i Ar identity_file RSA 認証用の秘密鍵を読むファイルを選択します。 このオプションは直接 .Xr ssh 1 に渡されます。 .It Fl l Ar limit 使用するバンド幅を制限します。 Kbit/s で指定します。 .It Fl o Ar ssh_option 設定ファイル .Xr ssh_config 5 で使われている形式のオプションを .Nm ssh に渡すために使います。 これは .Nm scp が独立したコマンドラインオプションを持っていないような 項目を設定するのに便利です。 下のリストにあるオプションの詳細と可能な値については、 .Xr ssh_config 5 を参照してください。 .Pp .Bl -tag -width Ds -offset indent -compact .It AddressFamily .It BatchMode .It BindAddress .It ChallengeResponseAuthentication .It CheckHostIP .It Cipher .It Ciphers .It Compression .It CompressionLevel .It ConnectionAttempts .It ConnectionTimeout .It GlobalKnownHostsFile .It GSSAPIAuthentication .It GSSAPIDelegateCredentials .It Host .It HostbasedAuthentication .It HostKeyAlgorithms .It HostKeyAlias .It HostName .It IdentityFile .It IdentitiesOnly .It LogLevel .It MACs .It NoHostAuthenticationForLocalhost .It NumberOfPasswordPrompts .It PasswordAuthentication .It Port .It PreferredAuthentications .It Protocol .It ProxyCommand .It PubkeyAuthentication .It RhostsRSAAuthentication .It RSAAuthentication .It ServerAliveInterval .It ServerAliveCountMax .It SmartcardDevice .It StrictHostKeyChecking .It TCPKeepAlive .It UsePrivilegedPort .It User .It UserKnownHostsFile .It VerifyHostKeyDNS .El .It Fl P Ar ポート番号 リモートとホストに接続するポート番号を指定します。 このオプションは大文字の .Sq P であることに注意してください。 -これは小文字の -p が、時刻やパーミッションを +これは小文字の +.Fl p +が、時刻やパーミッションを 保存するオプションとして .Xr rcp 1 によってすでに使われているためです。 .It Fl p コピー元ファイルの最終修正時刻、最終アクセス時刻、 およびパーミッションを保存するようにします。 .It Fl q 進行状況を表すメータを表示しないようにします。 .It Fl r ディレクトリ全体を再帰的にコピーします。 .It Fl S Ar プログラム 暗号化された接続に使う .Ar プログラム の名前を指定します。 このプログラムは .Xr ssh 1 のオプションが使用できなくてはいけません。 .It Fl v 冗長表示モード。 .Nm と .Xr ssh 1 が進行中のデバッグメッセージを表示するようにします。 これは接続や認証、設定の問題などを デバッグするときに役立ちます。 .El .Sh 診断 .Nm は、成功すると終了状態として 0 を、 エラーが起こると >0 を返します。 .Sh 関連項目 .Xr rcp 1 , .Xr sftp 1 , .Xr ssh 1 , .Xr ssh-add 1 , .Xr ssh-agent 1 , .Xr ssh-keygen 1 , .Xr ssh_config 5 , .Xr sshd 8 .Sh 歴史 .Nm は、カリフォルニア州立大学評議会 (the Regents of the University of California) による BSD ソースコードの .Xr rcp 1 を元にしています。 .Sh 作者 .An Timo Rinne Aq tri@iki.fi および、 .An Tatu Ylonen Aq ylo@cs.hut.fi .Sh 日本語訳 新山 祐介 (yusuke at cs . nyu . edu) 2002/6/21 (for 3.3 p1) .Pp 当マニュアルページは氏のご好意により .Fx 向けに修正を加えて .Fx 日本語マニュアルに収録させていただいています。 翻訳についてのご意見、ご指摘がありましたら .Fx jpman プロジェクト .Aq man-jp@jp.FreeBSD.org または新山氏 (yusuke at cs . nyu . edu) までお送りください。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/sftp.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/sftp.1 index 1aa3ea1568..f34589991d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/sftp.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/sftp.1 @@ -1,408 +1,406 @@ .\" $OpenBSD: sftp.1,v 1.52 2004/03/05 10:53:58 markus Exp $ .\" .\" Copyright (c) 2001 Damien Miller. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" Japanese translation: $Id: sftp.1,v 1.5 2004-09-24 15:12:03 metal Exp $ +.\" Japanese translation: $Id: sftp.1,v 1.6 2004-10-28 04:45:06 metal Exp $ .\" by Yusuke Shinyama .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd February 4, 2001 .Dt SFTP 1 .Os .Sh 名称 .Nm sftp .Nd 安全なファイル転送プログラム .Sh 書式 .Nm sftp .Op Fl 1Cv .Op Fl B Ar バッファサイズ .Op Fl b Ar バッチファイル .Op Fl F Ar ssh設定ファイル .Op Fl o Ar ssh設定項目 .Op Fl P Ar sftpサーバパス .Op Fl R Ar 同時リクエスト数 .Op Fl S Ar プログラム .Op Fl s Ar サブシステム | sftpサーバ .Op Ar ホスト .Ek .Oo Oo Ar ユーザ Ns @ Oc Ns .Ar ホスト名 Ns Oo : Ns Ar ファイル Oo .Ar ファイル Oc Oc Oc .Nm sftp .Oo Oo Ar ユーザ Ns @ Oc Ns .Ar ファイル Ns Oo : Ns Ar ディレクトリ Ns .Oo Ar / Oc Oc Oc .Nm sftp .Fl b Ar バッチファイル .Oo Ar ユーザ Ns @ Oc Ns Ar ホスト名 .Sh 解説 .Nm は .Xr ftp 1 に似た対話的なファイル転送プログラムです。 すべての操作は .Xr ssh 1 によって暗号化された 通信路を経由しておこなわれます。 .Nm では公開鍵認証や圧縮機能など、ssh の機能の多くを利用できます。 .Nm は指定された .Ar ホスト に接続してログインしたあと、対話的なコマンドモードに入ります。 .Pp 2 番目の書式では、 対話的でない (訳注: ユーザがパスフレーズ等を入力する必要のない) 認証が 使われている場合に自動的にファイルを取得します。 そうでない場合は対話的な認証ののちにファイルを取得します。 .Pp 3 番目の書式は、指定されたリモートディレクトリから sftp クライアントを開始します。 .Pp 最後の書式は .Fl b オプションを使った自動セッションを許可します。 この場合、接続時のパスワード入力の必要を無くすために、 公開鍵の認証の設定が必要となるでしょう (詳細は .Xr sshd 8 と .Xr ssh-keygen 1 を参照してください)。 .Pp オプションは以下のとおりです: .Bl -tag -width Ds .It Fl 1 プロトコル バージョン 1 を使用します。 .It Fl B Ar バッファサイズ .Nm がファイル転送をおこなう際のバッファサイズを指定します。 バッファを大きくすると、往復 (round trip) が少なくなりますが、 そのぶんメモリは余計に消費します。 デフォルトの値は 32768 バイトです。 .It Fl b Ar バッチファイル バッチモードに入り、 .Em 標準入力 の代わりに指定された .Ar バッチファイル からコマンド列を読み込みます。 これにはユーザが介入する余地がないので、このモードは 対話的でない (訳注: ユーザがパスフレーズ等を入力する必要のない) 認証と 組み合わせて使うべきでしょう。 バッチファイルに .Sq \- (ハイフン) が指定された場合には標準入力を使用するものとされます。 .Nm は以下のどれかのコマンドが失敗すると中断します: .Ic get , put , rename , ln , .Ic rm , mkdir , chdir , ls , .Ic lchdir , chmod , chgrp , lpwd および .Ic lmkdir エラーによる終了はコマンドの先頭に .Sq \- (ハイフン) を付けることによって抑止することができます (例: .Ic -rm /tmp/blah* )。 .It Fl C 圧縮機能を使用可能にします (ssh の .Fl C フラグを利用します)。 .It Fl F Ar ssh設定ファイル .Xr ssh に対し、ユーザ毎の設定ファイルに別のファイルを指定します。 このオプションは .Xr ssh 1 に直接渡されます。 .It Fl o Ar sshオプション 設定ファイル .Xr ssh_config 5 で使われている形式のオプションを指定します。 これは .Nm sftp が独立したコマンドラインオプションを持っていないような 項目を設定するのに便利です。 たとえば、別のポートを利用するには .Ic sftp -oPort=24 のようにします。 以下のリストにあるオプションの詳細と可能な値については、 .Xr ssh_config 5 を参照してください。 .Pp .Bl -tag -width Ds -offset indent -compact .It AddressFamily .It BatchMode .It BindAddress .It ChallengeResponseAuthentication .It CheckHostIP .It Cipher .It Ciphers .It Compression .It CompressionLevel .It ConnectionAttempts .It ConnectionTimeout .It GlobalKnownHostsFile .It GSSAPIAuthentication .It GSSAPIDelegateCredentials .It Host .It HostbasedAuthentication .It HostKeyAlgorithms .It HostKeyAlias .It HostName .It IdentityFile .It IdentitiesOnly .It LogLevel .It MACs .It NoHostAuthenticationForLocalhost .It NumberOfPasswordPrompts .It PasswordAuthentication .It Port .It PreferredAuthentications .It Protocol .It ProxyCommand .It PubkeyAuthentication .It RhostsRSAAuthentication .It RSAAuthentication .It ServerAliveInterval .It ServerAliveCountMax .It SmartcardDevice .It StrictHostKeyChecking .It TCPKeepAlive .It UsePrivilegedPort .It User .It UserKnownHostsFile .It VerifyHostKeyDNS .El .It Fl P Ar sftpサーバパス ( .Nm ssh を使わず) 直接ローカルな .Nm sftp-server に接続します。 このオプションはクライアントとサーバのデバッグ用です。 .It Fl R Ar 同時リクエスト数 未完了のリクエストを同時に最大どれくらいまでおこなうかを指定します。 この値を増やすとファイル転送速度が多少上がりますが、メモリを消費します。 デフォルトでは 16 の未完了リクエストをおこないます。 .It Fl S Ar プログラム 暗号化された接続を使うための .Ar プログラム を指定します。 ここで使うプログラムは、 .Xr ssh 1 のオプションを受けつける必要があります。 .It Fl s Ar サブシステム | sftpサーバ SSH2 のサブシステム、またはリモートホスト上にある sftp サーバへの パスを指定します。 パス指定は プロトコル バージョン 1 で .Nm を使用するときや、リモートの .Xr sshd 8 に sftp サブシステムが設定されていないときなどに便利です。 .It Fl v ログに残すレベルを変更します。 このオプションは ssh にも渡されます。 .El .Sh 対話的コマンド .Nm の対話的コマンドモードでは、 .Xr ftp 1 に似たコマンドが使えます。 これらのコマンドは大文字でも小文字でも受けつけられ、空白文字を含むパス名は クォートで囲むことができます。 .Bl -tag -width "lmdir path" .It Ic bye .Nm sftp を終了します。 .It Ic cd Ar パス名 リモート側のカレントディレクトリを .Ar パス名 に変更します。 .It Ic chgrp Ar グループID Ar パス名 .Ar パス名 で指定されたファイルのグループを .Ar グループID に変更します。 .Ar グループID は数値表現である必要があります。 .It Ic chmod Ar モード Ar パス名 .Ar パス名 で指定されたファイルのパーミッションを .Ar モード に変更します。 .It Ic chown Ar ユーザID Ar パス名 .Ar パス名 で指定されたファイルの所有者を .Ar ユーザID に変更します。 .Ar ユーザID は数値表現である必要があります。 .It Ic exit .Nm sftp を終了します。 .It Xo Ic get .Op Ar フラグ .Ar リモートパス名 .Op Ar ローカルパス名 .Xc .Ar リモートパス名 のファイルを取得し、ローカルマシン上に置きます。 (訳注: ディレクトリを再帰的にまるごと get することはできません) ローカルパス名が指定されていない場合、これは リモートマシン上でのファイル名と同じになります。 .Fl P フラグが指定されると、そのファイルの全パーミッションおよび アクセス時間もコピーされます。 .It Ic help ヘルプを表示します。 .It Ic lcd Ar パス名 ローカル側のカレントディレクトリを .Ar パス名 に変更します。 .It Ic lls Op Ar lsオプション Op Ar パス名 ローカルマシン上の .Ar パス名 のディレクトリ一覧を表示します。 .Ar パス名 の指定がなければ、カレントディレクトリの一覧を表示します。 .It Ic lmkdir Ar パス名 ローカルマシン上に .Ar パス名 で指定されたディレクトリを作成します。 .It Ic ln Ar 古いパス名 Ar 新しいパス名 .Ar 新しいパス名 から .Ar 古いパス名 へのシンボリックリンクを作成します。 .It Ic lpwd ローカルマシン上のカレントディレクトリ (ワーキングディレクトリ) を表示します。 .It Xo Ic ls .Op Ar フラグ .Op Ar パス名 .Xc リモートマシン上の .Ar パス名 のディレクトリ一覧を表示します。 .Ar パス名 の指定がなければ、カレントディレクトリの一覧を表示します。 フラグ .Fl l が指定された場合は、パーミッションを含む詳細を表示します。 .It Ic lumask Ar umask ローカルマシン上の umask を .Ar umask に設定します。 .It Ic mkdir Ar パス名 リモートマシン上に .Ar パス名 で指定されたディレクトリを作成します。 +.It Ic progress +プログレスバーの表示/非表示を切り換えます。 .It Xo Ic put .Op Ar フラグ .Ar ローカルパス名 .Op Ar リモートパス名 .Xc .Ar ローカルパス名 のファイルをリモートマシン上にアップロードします。 (訳注: ディレクトリを再帰的にまるごと get することはできません) リモートパス名が指定されていない場合、これは ローカルマシン上でのファイル名と同じになります。 .Fl P フラグが指定されると、そのファイルの全パーミッションおよび アクセス時間もコピーされます。 .It Ic pwd リモートマシン上のカレントディレクトリ (ワーキングディレクトリ) を表示します。 .It Ic quit .Nm sftp を終了します。 .It Ic rename Ar 古いパス名 Ar 新しいパス名 リモートマシン上の .Ar 古いパス名 で表されたファイルを .Ar 新しいパス名 に変更します。 (訳注: ファイルやディレクトリを移動させることはできません) .It Ic rm Ar パス名 リモートマシン上の .Ar パス名 で指定されるファイルを削除します。 .It Ic rmdir Ar パス名 リモートマシン上の .Ar パス名 で指定されるディレクトリを削除します。 (訳注: ファイルが含まれているディレクトリを削除することはできません) .It Ic symlink Ar 古いパス名 Ar 新しいパス名 .Ar 新しいパス名 から .Ar 古いパス名 へのシンボリックリンクを作成します。 +.It Ic version +.Nm +のプロトコルバージョン番号を表示します。 .It Ic \&! Ar コマンド ローカルマシン上のシェルで、 .Ar コマンド を実行します。 .It Ic \&! ローカルマシン上のシェルに入ります。 .It Ic \&? help と同じです。 .El .Sh 関連項目 .Xr ftp 1 , .Xr scp 1 , .Xr ssh 1 , .Xr ssh-add 1 , .Xr ssh-keygen 1 , .Xr ssh_config 5 , .Xr sftp-server 8 , .Xr sshd 8 -.Xr scp 1 , -.Xr ssh 1 , -.Xr ssh-add 1 , -.Xr ssh-keygen 1 , -.Xr ssh_config 5 , -.Xr sftp-server 8 , -.Xr sshd 8 .Rs .%A T. Ylonen .%A S. Lehtinen .%T "SSH File Transfer Protocol" .%N draft-ietf-secsh-filexfer-00.txt .%D January 2001 .%O work in progress material .Re .Sh 日本語訳 新山 祐介 (yusuke at cs . nyu . edu) 2002/6/21 (for 3.3 p1) .Pp 当マニュアルページは氏のご好意により .Fx 向けに修正を加えて .Fx 日本語マニュアルに収録させていただいています。 翻訳についてのご意見、ご指摘がありましたら .Fx jpman プロジェクト .Aq man-jp@jp.FreeBSD.org または新山氏 (yusuke at cs . nyu . edu) までお送りください。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ssh-keygen.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ssh-keygen.1 index cfdad3c3ff..1bd0ad8151 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ssh-keygen.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ssh-keygen.1 @@ -1,431 +1,432 @@ .\" %OpenBSD: ssh-keygen.1,v 1.61 2003/12/22 09:16:58 djm Exp % .\" .\" -*- nroff -*- .\" .\" Author: Tatu Ylonen .\" Copyright (c) 1995 Tatu Ylonen , Espoo, Finland .\" All rights reserved .\" .\" As far as I am concerned, the code I have written for this software .\" can be used freely for any purpose. Any derived versions of this .\" software must be clearly marked as such, and if the derived work is .\" incompatible with the protocol description in the RFC file, it must be .\" called by a name other than "ssh" or "Secure Shell". .\" .\" .\" Copyright (c) 1999,2000 Markus Friedl. All rights reserved. .\" Copyright (c) 1999 Aaron Campbell. All rights reserved. .\" Copyright (c) 1999 Theo de Raadt. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" Japanese translation: $Id: ssh-keygen.1,v 1.12 2004-10-11 10:29:42 metal Exp $ +.\" Japanese translation: $Id: ssh-keygen.1,v 1.13 2004-10-28 04:45:06 metal Exp $ .\" by Yusuke Shinyama .\" %FreeBSD% .\" $FreeBSD$ .\" .Dd September 25, 1999 .Dt SSH-KEYGEN 1 .Os .Sh 名称 .Nm ssh-keygen .Nd 認証用の鍵を生成、管理、および変換する .Sh 書式 .Nm ssh-keygen .Bk -words .Op Fl q .Op Fl b Ar ビット数 .Fl t Ar 鍵の種類 .Op Fl N Ar 新しいパスフレーズ .Op Fl C Ar コメント (訳注: SSH1 のみ) .Op Fl f Ar 出力先 identity ファイル .Ek .Nm ssh-keygen .Fl p .Op Fl P Ar 古いパスフレーズ .Op Fl N Ar 新しいパスフレーズ .Op Fl f Ar パスフレーズを変更する identity ファイル .Nm ssh-keygen .Fl i .Op Fl f Ar 変換する identity ファイル .Nm ssh-keygen .Fl e .Op Fl f Ar 変換する identity ファイル .Nm ssh-keygen .Fl y .Op Fl f Ar identity ファイル .Nm ssh-keygen .Fl c .Op Fl P Ar パスフレーズ .Op Fl C Ar コメント .Op Fl f Ar コメントを変更する identity ファイル .Nm ssh-keygen .Fl l .Op Fl f Ar 指紋を表示する identity ファイル .Nm ssh-keygen .Fl B .Op Fl f Ar ダイジェストを表示する identity ファイル .Nm ssh-keygen .Fl D Ar リーダ .Nm ssh-keygen .Fl U Ar リーダ .Op Fl f Ar 入力する identity ファイル .Nm ssh-keygen .Fl r Ar hostname .Op Fl f Ar input_keyfile .Op Fl g .Nm ssh-keygen .Fl G Ar output_file .Op Fl v .Op Fl b Ar bits .Op Fl M Ar memory .Op Fl S Ar start_point .Nm ssh-keygen .Fl T Ar output_file .Fl f Ar input_file .Op Fl v .Op Fl a Ar num_trials .Op Fl W Ar generator .Sh 解説 .Nm は .Xr ssh 1 で認証に使う鍵を生成、管理および変換します。 .Nm は SSH プロトコル バージョン 1 で使われる RSA 鍵と、 SSH プロトコル バージョン 2 で使われる RSA 鍵および DSA 鍵を生成できます。 生成する鍵の種類は .Fl t オプションによって指定できます。 .Pp .Nm は Diffle-Hellman の群交換 (DH-GEX) に使う群の生成にも使用されます。 詳細は .Sx 係数 (moduli) 生成 のセクションを参照してください。 .Pp ふつう、RSA 認証 または DSA 認証で SSH を使いたいユーザは、 一度このプログラムを実行すれば .Pa $HOME/.ssh/identity 、 .Pa $HOME/.ssh/id_dsa または .Pa $HOME/.ssh/id_rsa に鍵 (identity ファイル) を作ることができます。また .Pa /etc/rc -などで見れらるように、 +などで見られるように、 システム管理者がホスト鍵を生成するためにこのプログラムを 使うこともできます。 .Pp 通常、このプログラムは鍵を生成したあと、その鍵 (identity) をどのファイルに 格納すればよいのか尋ねます。公開鍵は、秘密鍵を含む identity ファイルの名前に .Dq .pub をつけた名前のファイルとして格納されます。またこのプログラムは パスフレーズも尋ねてきます。 任意の長さの文字列をパスフレーズとして使用することができます。 パスフレーズをつけないときには、これは空でもかまいません (ホスト鍵のパスフレーズは必ず空でなければいけません)。 パスフレーズはパスワードに似ていますが、パスワードとは違って 単語の列や句読点、数値、空白など、好きな文字を含めることができます。 よいパスフレーズとは、 10〜30 文字程度の長さで、簡単な文章や容易に 推測できるものではないことです (英語の散文では 1 文字あたりのエントロピは わずか 1〜2 ビットしかなく、パスフレーズとしては非常に望ましくありません)。 また大文字と小文字が混じっているものがよいでしょう。 パスフレーズは .Fl p オプションによって、後から変更することもできます。 .Pp 失われてしまったパスフレーズをもとに戻すことはできません。もし パスフレーズを忘れてしまったり、なくしてしまったときには、 新しい鍵を生成してその公開鍵を別のマシンにコピーしなくてはならないでしょう。 .Pp RSA1 鍵 (訳注: SSH1 で使う鍵) の場合、 鍵のファイルにはコメントフィールドがあります。これはユーザが 鍵を区別するためだけに便宜的に用意されているものです (訳注: SSH2 の鍵にはコメントはありません)。コメントには 鍵の用途やその他有用な情報を書いておくことができます。 最初に鍵が作られるとき、コメントは .Dq user@host の形に初期化されますが、 .Fl c オプションを使えば変更することができます。 .Pp 鍵を生成したあと、それを使用可能にするために どこに置けばよいかは後で説明しています。 .Pp オプションには次のようなものがあります: .Bl -tag -width Ds .It Fl a Ar trails .Fl T コマンドを使用して DH-GEX の候補をスクリーニングする時に、 素数判定テストの実行回数を指定します。 .It Fl b Ar ビット数 生成する鍵のビット数を指定します。最小値は 512 ビットです。 ふつうは 1024 ビットの鍵で充分だと考えられており、 デフォルトも 1024 ビットになっています。 .It Fl c 秘密鍵ファイルおよび公開鍵ファイルのコメントを変更します。 このオプションは プロトコル バージョン 1 における RSA 鍵に対してのみ有効です。 まず秘密鍵の入っているファイル名を訊かれ、 パスフレーズがあればそれを入力したあとに新しいコメントを入力します。 .It Fl e このオプションは OpenSSH 形式の秘密鍵あるいは公開鍵ファイルを 読み、 .Sq SECSH Public Key File Format (SECSH 公開鍵ファイル形式) の鍵を標準出力に表示します。 このオプションを使うと、OpenSSH の鍵を いくつかの商用 SSH 実装で使われている形式の鍵に変換できます。 .It Fl g 通常の DNS リソースレコードのフォーマットを使用します。 .It Fl f Ar ファイル名 鍵を入れるファイルのファイル名を指定します。 .It Fl i このオプションは SSH2-互換の形式である、暗号化されていない 秘密鍵 (あるいは公開鍵) ファイルを読み、それを OpenSSH 互換の秘密鍵 (あるいは公開鍵) に変換して 標準出力に表示します。 .Nm は .Sq SECSH Public Key File Format (SECSH 公開鍵ファイル形式) の鍵も読み込めます。 このオプションを使うと、いくつかの商用 SSH 実装で使われている 鍵を OpenSSH で使用できます。 .It Fl l 指定された秘密鍵ファイルあるいは公開鍵ファイルの 指紋 (fingerprint) を表示します。プロトコル バージョン 1 における RSA 鍵 (RSA1) もサポートされています。 プロトコル バージョン 2 の RSA および DSA 鍵の場合、 .Nm はそれに該当する公開鍵ファイルを探し出してその指紋を表示します。 .It Fl p 新しく秘密鍵をつくるのではなく、すでにある秘密鍵ファイルのパス フレーズを変更します。まず秘密鍵の入っているファイルを訊かれ、 古いパスフレーズを入力したあと、新しいパスワードを 2 回入力します。 .It Fl q 静かな .Nm ssh-keygen 。 .Pa /etc/rc で新しい鍵をつくるときに使われます。 .It Fl y このオプションは OpenSSH 形式の秘密鍵ファイルを読み、 OpenSSH 形式の公開鍵を標準出力に表示します。 .It Fl t Ar 鍵の種類 生成する鍵の種類を指定します。 とりうる値として、プロトコル バージョン 1 で使う .Dq rsa1 、およびプロトコル バージョン 2 で使う .Dq rsa または .Dq dsa があります。 .It Fl B 指定された秘密鍵あるいは公開鍵の bubblebabble ダイジェストを 表示します。 .It Fl C Ar コメント 新しいコメントを指定します。 .It Fl D Ar リーダ スマートカード .Ar リーダ に格納されている RSA 公開鍵をダウンロードします。 .It Fl G Ar output_file DH-GEX 用の素数候補を生成します。 これらの素数は使用する前に安全のために ( .Fl T オプションを使用して) スクリーニングする必要があります。 .It Fl M Ar menory DH-GEX 用の係数 (moduli) となる素数候補を生成する際に使用する メモリのサイズを (メガバイト単位で) 指定します。 .It Fl N Ar 新しいパスフレーズ 新しいパスフレーズを指定します。 .It Fl P Ar パスフレーズ (古い) パスフレーズを指定します。 .It Fl S Ar start DH-GEX 用の係数 (moduli) となる素数候補を生成する時の開始位置を (16 進数) で指定します。 .It Fl T Ar output_file ( .Fl G オプションで生成された) DH-GEX 用の素数候補が安全か検査します。 .It Fl W Ar generator DH-GEX 群用の係数 (moduli) となる素数候補を検査するときに 使いたいジェネレータを指定します。 .It Fl U Ar リーダ すでに存在している RSA 公開鍵をスマートカード .Ar リーダ にアップロードします。 .It Fl v 冗長モード。 .Nm に進行状況のデバッグメッセージを表示させます。 これは係数 (moduli) 生成のデバッグにたいへん役に立ちます。 複数の (最大 3) .Fl v オプションが指定された場合、より詳しくメッセージを出します。 .It Fl r Ar hostname .Ar hostname で指定された DNS リソースレコードを表示します。 .Sh 係数 (moduli) 生成 .Nm は、Diffie-Hellman 群交換 (DH-GEX) プロトコルに使用される群の 生成にも使用されます。 これらの群の生成には、2 ステップのプロセスを踏みます。 まず高速ですがメモリを消費するプロセスによって素数候補を生成します。 次にこれらの素数候補の適合性の検査 (CPU を消費するプロセス) を行います。 .Pp 素数は .Fl G オプションを用いて生成されます。 必要な素数の長さは .Fl b オプションで指定します。 使用例: .Pp .Dl ssh-keygen -G moduli-2048.candidates -b 2048 .Pp デフォルトでは、素数の探索は、指定された長さの範囲内の ランダムな位置から開始されます。 開始位置は .Fl S オプションによって別の開始位置 (16 進) へ変更することができます。 .Pp 候補となる集合が生成できたら、適合性の検査を行う必要があります。 これは .Fl T オプションで実行されます。 この時、 .Nm は候補を標準入力 (または .Fl f オプションで指定したファイル) から読み込みます。 使用例: .Pp .Dl ssh-keygen -T moduli-2048 -f moduli-2048.candidates .Pp デフォルトでは、各候補は 100 回の素数判定検査にかけられます。 この回数は .Fl a オプションによって変更できます。 DH ジェネレータの値は、探索中の素数に応じて自動的に選択されます。 特定のジェネレータが必要な場合は、 .Fl W オプションで指定できます。 有効なジェネレータの値は 2, 3, 5 です。 .Pp スクリーニングされた DH 群は、 .Pa /etc/moduli にインストールできます。 このファイルがある範囲のビット長の係数 (moduli) を格納しており、 通信の両端で共通の係数を共有していることが重要です。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width Ds .It Pa $HOME/.ssh/identity そのユーザの、プロトコル バージョン 1 における RSA 認証用秘密鍵を格納します。このファイルはその ユーザ以外の誰にも見せてはいけません。この鍵を生成するときに パスフレーズを指定することもできます。パスフレーズは、3DES を使って ファイル中の秘密鍵の部分を暗号化するのに用いられます。このファイルは .Nm によって自動的にアクセスされるわけではありませんが、 秘密鍵ファイルのデフォルトの名前としてこれが提案されます。 .Xr ssh 1 はログイン要求があった際にこのファイルを読み込みます。 .It Pa $HOME/.ssh/identity.pub プロトコル バージョン 1 における RSA 認証用の公開鍵を格納します。 そのユーザが RSA 認証でログインしたいすべてのマシンの .Pa $HOME/.ssh/authorized_keys にこのファイルの内容を追加しておいてください。 このファイルの内容を秘密にしておく必要はありません。 .It Pa $HOME/.ssh/id_dsa そのユーザの、プロトコル バージョン 2 における DSA 認証用秘密鍵を格納します。このファイルはその ユーザ以外の誰にも見せてはいけません。この鍵を生成するときに パスフレーズを指定することもできます。パスフレーズは、3DES を使って ファイル中の秘密鍵の部分を暗号化するのに用いられます。このファイルは .Nm によって自動的にアクセスされるわけではありませんが、 秘密鍵ファイルのデフォルトの名前としてこれが提案されます。 .Xr ssh 1 はログイン要求があった際にこのファイルを読み込みます。 .It Pa $HOME/.ssh/id_dsa.pub プロトコル バージョン 2 における DSA 認証用の公開鍵を格納します。 そのユーザが DSA 認証でログインしたいすべてのマシンの .Pa $HOME/.ssh/authorized_keys にこのファイルの内容を追加しておいてください。 このファイルの内容を秘密にしておく必要はありません。 .It Pa $HOME/.ssh/id_rsa そのユーザの、プロトコル バージョン 2 における RSA 認証用秘密鍵を格納します。このファイルはその ユーザ以外の誰にも見せてはいけません。この鍵を生成するときに パスフレーズを指定することもできます。パスフレーズは、3DES を使って ファイル中の秘密鍵の部分を暗号化するのに用いられます。このファイルは .Nm によって自動的にアクセスされるわけではありませんが、 秘密鍵ファイルのデフォルトの名前としてこれが提案されます。 .Xr ssh 1 はログイン要求があった際にこのファイルを読み込みます。 .It Pa $HOME/.ssh/id_rsa.pub プロトコル バージョン 2 における RSA 認証用の公開鍵を格納します。 そのユーザが RSA 認証でログインしたいすべてのマシンの .Pa $HOME/.ssh/authorized_keys にこのファイルの内容を追加しておいてください。 このファイルの内容を秘密にしておく必要はありません。 DH-GEX に使用される Diffie-Hellman 群が記録されています。 このファイルのフォーマットは .Xr moduli 5 に記述されています。 .El .Sh 関連項目 .Xr ssh 1 , .Xr ssh-add 1 , .Xr ssh-agent 1 , +.Xr moduli 5 , .Xr sshd 8 .Rs .%A J. Galbraith .%A R. Thayer .%T "SECSH Public Key File Format" .%N draft-ietf-secsh-publickeyfile-01.txt .%D March 2001 .%O work in progress material .Re .Sh 作者 OpenSSH は Tatu Ylonen による、フリーな オリジナル版 ssh 1.2.12 リリースから派生したものです。 Aaron Campbell, Bob Beck, Markus Friedl, Niels Provos, Theo de Raadt および Dug Song が多くのバグをとり除き、 新しい機能をふたたび追加して OpenSSH をつくりました。 SSH プロトコル バージョン 1.5 および 2.0 のサポートは Markus Friedl の貢献によるものです。 .Sh 日本語訳 新山 祐介 (yusuke at cs . nyu . edu) 2003/4/17 (for 3.6.1p1) .Pp 当マニュアルページは氏のご好意により .Fx 向けに修正を加えて .Fx 日本語マニュアルに収録させていただいています。 翻訳についてのご意見、ご指摘がありましたら .Fx jpman プロジェクト .Aq man-jp@jp.FreeBSD.org または新山氏 (yusuke at cs . nyu . edu) までお送りください。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ssh-keyscan.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ssh-keyscan.1 index 881a35df6d..15bc18b1eb 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ssh-keyscan.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ssh-keyscan.1 @@ -1,173 +1,173 @@ .\" $OpenBSD: ssh-keyscan.1,v 1.17 2003/06/10 09:12:11 jmc Exp $ .\" .\" Copyright 1995, 1996 by David Mazieres . .\" .\" Modification and redistribution in source and binary forms is .\" permitted provided that due credit is given to the author and the .\" OpenBSD project by leaving this copyright notice intact. .\" -.\" Japanese translation: $Id: ssh-keyscan.1,v 1.6 2004-10-11 10:30:23 metal Exp $ +.\" Japanese translation: $Id: ssh-keyscan.1,v 1.7 2004-10-28 04:45:06 metal Exp $ .\" by Yusuke Shinyama .\" %FreeBSD% .\" $FreeBSD$ .\" .Dd January 1, 1996 .Dt SSH-KEYSCAN 1 .Os .Sh 名称 .Nm ssh-keyscan .Nd ssh 公開鍵を収集する .Sh 書式 .Nm ssh-keyscan .Bk -words .Op Fl v46 .Op Fl p Ar ポート番号 .Op Fl T Ar タイムアウト秒数 .Op Fl t Ar 鍵の種類 .Op Fl f Ar ファイル名 .Op Ar ホスト名 | アドレスリスト ホスト名リスト .Op Ar ... .Ek .Sh 解説 .Nm は複数のホストから ssh 用のホスト公開鍵を収集するための ユーティリティです。これは .Pa ssh_known_hosts ファイルを構築し、検証するのに役立つよう作られています。 .Nm はシェルスクリプトあるいは perl スクリプトから使うのに適した、 最小限のインタフェースを備えています。 .Pp .Nm はノンブロッキングソケット I/O を使い、なるべく多くのホストに 並列にアクセスします。そのためこれは非常に効率的です。 1000 台ほどのホストからなるドメインの鍵も数十秒で集めてしまいます。 たとえいくつかのホストで ssh が走っていなかったり、ホストがダウンしていたりしても、です。 スキャンのために当該マシンにログインする必要はありません。また、 スキャンするときに暗号を用いる必要もありません。 .Pp オプションは以下のとおりです : .Bl -tag -width Ds .It Fl p Ar ポート番号 接続するリモートホスト上のポートを指定します。 .It Fl T 接続要求がタイムアウトするまでの秒数を指定します。 あるホストに接続を試みてから、あるいは最後にそのホストから何か 受信してから .Pa timeout 秒が経過するとその接続は閉じられ、問題のホストは使用不能として 認識されます。デフォルトでは 5 秒です。 .It Fl t Ar 鍵の種類 ホストから取得する鍵の種類を指定します。 とりうる値は、プロトコル バージョン 1 の .Dq rsa1 と、プロトコル バージョン 2 の .Dq rsa あるいは .Dq dsa です。 複数の値を指定するときは、コンマで区切ってください。 デフォルトではこれは .Dq rsa1 になっています。 .It Fl f Ar ファイル名 このファイルから、ホスト名あるいは .Pa アドレスリスト ホスト名リスト の組を読み込みます。書式は 1行1項目です。引数として .Pa - が指定された場合、 .Nm は標準入力からホスト名あるいは .Pa アドレスリスト ホスト名リスト の組を読み込みます。 .It Fl v 冗長表示モード。 .Nm が進行中のデバッグメッセージを表示するようにします。 .It Fl 4 .Nm が IPv4 アドレスのみを使うよう強制します。 .It Fl 6 .Nm が IPv6 アドレスのみを使うよう強制します。 .El .Sh セキュリティ .Nm をつかって、鍵を検証せずに ssh_known_hosts ファイルを構築した場合、 .I man in the middle (なりすまし) 攻撃に対して無防備になります。 いっぽう、お使いのセキュリティモデルがそのような危険を はらんでいる場合、一度こちらの ssh_known_hosts を作ってしまえば、 .Nm はそれ以後の、改竄された鍵ファイルや man in the middle 攻撃を 検知するのに使えます。 .Sh 関連ファイル .Pa 入力形式 : .Bd -literal 1.2.3.4,1.2.4.4 name.my.domain,name,n.my.domain,n,1.2.3.4,1.2.4.4 .Ed .Pp .Pa rsa1 鍵の出力形式 : .Bd -literal ホストあるいはホスト名のリスト ビット数 べき指数 係数 .Ed .Pp .Pa rsa および dsa 鍵の出力形式 : .Bd -literal ホストあるいはホスト名のリスト 鍵の種類 base64エンコードされた鍵 .Ed .Pp .Pa keytype の値は .Dq ssh-rsa あるいは .Dq ssh-dss のどちらかです。 .Pp .Pa /etc/ssh/ssh_known_hosts .Sh 使用例 .Pa hostname で指定されるマシンの .Pa rsa1 ホスト鍵を表示する : .Bd -literal $ ssh-keyscan hostname .Ed .Pp ファイル .Pa ssh_hosts にあるホストのうち、新しいホスト、あるいはソートされた .Pa ssh_known_hosts ファイルにあるものと鍵が違っているホストを見つける : .Bd -literal -$ ssh-keyscan -t rsa,dsa -f ssh_hosts | \e\ - sort -u - ssh_known_hosts | diff ssh_known_hosts - +$ ssh-keyscan -t rsa,dsa -f ssh_hosts | \e + sort -u - ssh_known_hosts | diff ssh_known_hosts - .Ed .Sh 関連項目 .Xr ssh 1 , .Xr sshd 8 .Sh 作者 .An David Mazieres Aq dm@lcs.mit.edu が最初のバージョンを書き、 .An Wayne Davison Aq wayned@users.sourceforge.net がプロトコル バージョン 2 のサポートを追加しました。 .Sh バグ サーバ側のバージョンが 2.9 より古いと、 このプログラムはスキャンしたすべてのマシンのコンソール上に "Connection closed by remote host" のメッセージを残します。 これは、このプログラムが ssh 用のポートに接続したあと、 公開鍵を読みこんですぐに接続を切ってしまうためです。 .Sh 日本語訳 新山 祐介 (yusuke at cs . nyu . edu) 2003/4/17 (for 3.6.1p1) .Pp 当マニュアルページは氏のご好意により .Fx 向けに修正を加えて .Fx 日本語マニュアルに収録させていただいています。 翻訳についてのご意見、ご指摘がありましたら .Fx jpman プロジェクト .Aq man-jp@jp.FreeBSD.org または新山氏 (yusuke at cs . nyu . edu) までお送りください。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man3/getnetent.3 b/ja_JP.eucJP/man/man3/getnetent.3 index ce815b8fc5..b9bf040be2 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man3/getnetent.3 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man3/getnetent.3 @@ -1,146 +1,146 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)getnetent.3 8.1 (Berkeley) 6/4/93 .\" %FreeBSD: src/lib/libc/net/getnetent.3,v 1.11.2.4 2001/12/14 18:33:55 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" .Dd June 4, 1993 .Dt GETNETENT 3 .Os .Sh 名称 .Nm getnetent , .Nm getnetbyaddr , .Nm getnetbyname , .Nm setnetent , .Nm endnetent .Nd ネットワークエントリの取得 .Sh ライブラリ .Lb libc .Sh 書式 .In netdb.h .Ft struct netent * .Fn getnetent void .Ft struct netent * .Fn getnetbyname "const char *name" .Ft struct netent * .Fn getnetbyaddr "unsigned long net" "int type" .Ft void .Fn setnetent "int stayopen" .Ft void .Fn endnetent void .Sh 解説 .Fn getnetent , .Fn getnetbyname , .Fn getnetbyaddr 関数はそれぞれ、次に示す構造を持つオブジェクトへのポインタを返します。 構造体には、ネットワークデータベース -.Pa /etc/network +.Pa /etc/networks にある行の内訳フィールドが含まれます。 .Bd -literal -offset indent struct netent { char *n_name; /* ネットワークの正式名 */ char **n_aliases; /* 別名リスト */ int n_addrtype; /* ネット番号のタイプ */ unsigned long n_net; /* ネット番号 */ }; .Ed .Pp この構造体のメンバは次のとおりです。 .Bl -tag -width n_addrtype .It Fa n_name ネットワークの正式名。 .It Fa n_aliases ネットワークの別名 (エイリアス) の 0 で終わるリスト。 .It Fa n_addrtype 返されるネットワーク番号のタイプであり、現在は .Dv AF_INET だけです。 .It Fa n_net ネットワーク番号。 ネットワーク番号は、マシンバイトオーダで返されます。 .El .Pp .Fn getnetent 関数はファイルの次の行を読み込みます。 この際、必要ならば目的のファイルをオープンします。 .Pp .Fn setnetent 関数は、目的のファイルをオープンしリワインドします。 .Fa stayopen フラグが 0 でなければ、 .Fn getnetbyname または .Fn getnetbyaddr のそれぞれの呼び出しの後でも、ネットデータベースはクローズされません。 .Pp .Fn endnetent 関数はファイルをクローズします。 .Pp .Fn getnetbyname 関数および .Fn getnetbyaddr は、適合するネット名またはネットアドレスおよびタイプが見つかるか、または .Dv EOF に達するまで、ファイルを最初から順次検索します。 .Fa type は .Dv AF_INET でなければなりません。 ネットワーク番号はホストオーダで返されます。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/networks -compact .It Pa /etc/networks .El .Sh 診断 .Dv EOF またはエラーの場合は、 ヌルポインタ (0) が返ります。 .Sh 関連項目 .Xr networks 5 .Pp .%T RFC 1101 .Sh 歴史 .Fn getnetent , .Fn getnetbyaddr , .Fn getnetbyname , .Fn setnetent , .Fn endnetent 関数は、 .Bx 4.2 で登場しました。 .Sh バグ これらの関数で使用されるデータ空間は静的です。 後でこのデータを使う必要がある場合は、以後のこれら関数の呼び出しで データが上書きされる前に、コピーして保存する必要があります。 データとして受け入れられるのは現在、インターネットネットワーク番号だけです。 ネットワーク番号が 32 ビットを超えない範囲に収まっていると期待するのは、 おそらく素朴過ぎます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/hosts.equiv.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/hosts.equiv.5 index f440981e5f..f0eaa19b08 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/hosts.equiv.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/hosts.equiv.5 @@ -1,142 +1,142 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" %FreeBSD: src/share/man/man5/hosts.equiv.5,v 1.18 2004/07/03 18:29:22 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd February 11, 1996 .Dt HOSTS.EQUIV 5 .Os .Sh 名称 .Nm hosts.equiv , .Nm .rhosts .Nd 信頼できるリモートホスト名、およびユーザのデータベース .Sh 解説 .Nm および .Nm .rhosts ファイルは、ネットワーク上の信頼できるホストとユーザに関する情報を格納 します。 各ホストに対して、1つの行に以下の情報を与えます。 .Pp 単純に .Bd -unfilled -offset indent hostname [username] .Ed .Pp あるいは、より冗長に以下のようにします。 .Bd -unfilled -offset indent [+-][hostname|@netgroup] [[+-][username|@netgroup]] .Ed .Pp .Dq @ は netgroup というグループによってホスト、またはユーザを表します。 単独の .Dq + は全てのホスト、またはユーザと一致します。前に .Dq - を伴うホスト名は、一致する全てのホストとそのホスト上の全ての ユーザを拒否します。 前に .Dq - を伴うユーザ名は、指定されたホスト上の一致したユーザ全てを拒否します。 .Pp 各項目は任意の数の空白やタブ文字で区切られます。 .Dq # はコメントの開始を表し、これ以降の行末までの文字はこのファイルを 検索するルーチンによって解釈されません。 .Pp ホスト名は、インターネットアドレス操作ライブラリ .Xr inet 3 の .Xr inet_addr 3 ルーチンを用いた伝統的な .Dq .\& (ドット) 表記で指定されます。 ホスト名は、フィールド区切り文字、改行、およびコメント文字 以外のあらゆる印字可能文字を含むことができます。 .Pp セキュリティ上の理由から、ユーザの .Nm .rhosts が通常ファイルでないか、所有者がそのユーザでないか、あるいはその ユーザ以外のユーザが書き込み可能な場合、そのファイルは無視されます。 .Sh 使用例 .Dl bar.com foo .Pp ホスト .Dq bar.com のユーザ .Dq foo を信頼します。 .Pp .Dl +@allclient .Pp ネットグループ .Dq allclient の全てのホストを信頼します。 .Pp .Dl +@allclient -@dau .Pp ネットグループ .Dq allclient の全てのホストとそのユーザを信頼しますが、 ネットグループ .Dq dau のユーザは例外です。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/hosts.equivxxx -compact .It Pa /etc/hosts.equiv .Nm ファイルは .Pa /etc に存在します。 .It Pa $HOME/.rhosts .Nm .rhosts ファイルは .Pa $HOME に存在します。 .El .Sh 関連項目 .Xr rcp 1 , .Xr rlogin 1 , .Xr rsh 1 , .Xr gethostbyname 3 , .Xr inet 3 , .Xr innetgr 3 , .Xr ruserok 3 , .Xr ifconfig 8 , .Xr named 8 , .Xr yp 8 .Sh バグ このマニュアルページは不完全です。 より詳細については、 -.Pa lib/libc/net/rcmd.c +.Pa src/lib/libc/net/rcmd.c のソースか、 SunOS のマニュアルページを参照してください。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/link.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/link.5 index fde1ccd9f2..a48f94a330 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/link.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/link.5 @@ -1,610 +1,610 @@ .\" Copyright (c) 1993 Paul Kranenburg .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by Paul Kranenburg. .\" 3. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" .\" %FreeBSD: src/share/man/man5/link.5,v 1.28 2004/07/03 18:29:23 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd October 23, 1993 .Dt LINK 5 .Os .Sh 名称 .Nm link .Nd ダイナミックローダとリンクエディタインタフェース .Sh 書式 .In sys/types.h .In nlist.h .In link.h .Sh 解説 インクルードファイル .In link.h では、ダイナミックにリンクされたプログラムやライブラリに含まれる 数種の構造体が宣言されています。 その構造体は、リンクエディタとローダ機構のいくつかの構成要素間の インタフェースを定義します。 バイナリ中でのこれらの構造体のレイアウトは 多くの点で a.out 形式に類似しており、 シンボル定義 (付随する文字列テーブルを含む) や外部エンティティへの参照を 解決するのに必要なリロケーションレコードといった、 よく似た機能を提供します。 それに加え、ダイナミックロードとリンク処理に固有のいくつかのデータ構造も 記録しています。このようなデータ構造としては、 リンクエディット処理を完結するのに必要な他のオブジェクトへの参照や、 異なるプロセス間でコードページの共有を進めるための .Em 位置独立コード (Position Independent Code 略して PIC) を機能させるための 間接テーブルがあります。 ここで述べるデータ構造全体を .Em ランタイムリロケーションセクション (RRS) と呼び、ダイナミックにリンクされるプログラムや共有オブジェクトの 標準テキスト及びデータセグメントに埋め込まれます。 これは、既存の .Xr a.out 5 形式には RRS のための場所が他にないからです。 .Pp あるプログラムを実行可能とする処理が、 システムリソースの使用を最適化しつつ正しく完了するよう、 複数のユーティリティが協調して働きます。 コンパイラは PIC コードを出力し、 それから .Xr ld 1 によって共有ライブラリが作られます。 コンパイラはまた、初期化される各データアイテムのサイズ情報を アセンブラディレクティブ .size を用いて記録します。 PIC コードは、ある間接テーブルを通じてデータ変数にアクセスする点で 従来のコードと異なっています。 この表はグローバルオフセットテーブルと呼ばれ、 慣習によって、予約名 .Dv _GLOBAL_OFFSET_TABLE_ によってアクセス可能です。 ここで用いられるメカニズムの詳細は機種依存ですが、通常は そのマシンのレジスタ 1 本がこの用途に予約されます。 このような仕組みの背景にある合理性は、 実際のロードアドレスとは独立したコードを生成することです。 実行時には、アドレス空間において様々な共有オブジェクトがロードされるアドレス に応じて、グローバルオフセットテーブルに含まれる値のみ変更すればよいのです。 .Pp 同様に、大域的に定義された関数の呼び出しは、 コアイメージのデータセグメント中に置かれている プロシージャリンケージテーブル (PLT) を通じて間接的に行われます。 これもまた、実行時にテキストセグメントを修正せずに済ませるためのものです。 .Pp リンクエディタがグローバルオフセットテーブルとプロシージャリンケージテーブルを 配置するのは、 複数の PIC オブジェクトファイルを結合して プロセスのアドレス空間にマップするのに適した 1 つのイメージにする時です。 リンクエディタはまた、実行時のリンクエディタが必要とする全てのシンボルを集め、 それらをイメージのテキストとデータのビット列と共にストアします。 もう 1 つの予約シンボル .Em _DYNAMIC は、実行時のリンク構造が存在することを示すのに用いられます。 _DYNAMIC が 0 にリロケートされる場合は、実行時リンクエディタを起動する 必要はありません。 もし _DYNAMIC が非 0 なら、_DYNAMIC は、必要なリロケーション情報と シンボル情報の位置を引き出すことができるデータ構造を指しています。 これは特に、スタートアップモジュール .Em crt0 で利用されます。 慣習として、_DYNAMIC 構造体は、 それが属するイメージのデータセグメントの最初に置かれます。 .Sh データ構造 ダイナミックリンクと実行時リロケーションをサポートするデータ構造は、 それらの処理の適用対象イメージのテキスト及びデータセグメントの 両方の中にあります。 テキストセグメントにはシンボル記述や名前といった読み取り専用データが含まれ、 他方データセグメントにはリロケーション処理で更新する必要のあるテーブル類が 含まれます。 .Pp シンボル _DYNAMIC は .Fa _dynamic 構造体を参照します: .Bd -literal -offset indent struct _dynamic { int d_version; struct so_debug *d_debug; union { struct section_dispatch_table *d_sdt; } d_un; struct ld_entry *d_entry; }; .Ed .Bl -tag -width d_version .It Fa d_version このフィールドは異なったバージョンのダイナミックリンク実装用に 提供されています。 .Xr ld 1 及び .Xr ld.so 1 が理解する現在のバージョン番号は、 .Tn SunOS 4.x リリースで用いられている .Em LD_VERSION_SUN (3) と、 .Fx 1.1 以来使用されている .Em LD_VERSION_BSD (8) です。 .It Fa d_un .Em d_version に応じたデータ構造を参照します。 .It Fa so_debug このフィールドは、 共有オブジェクトのシンボルテーブルをアクセスするためのフックを デバッガに提供します。 この共有オブジェクトは、 実行時リンクエディタの処理の結果ロードされたものです。 .El .Pp .Fa section_dispatch_table 構造体がメインとなる .Dq ディスパッチャ テーブルであり、 イメージ内で様々なシンボル情報やリロケーション情報が置かれるセグメントへの オフセットを保持します。 .Bd -literal -offset indent struct section_dispatch_table { struct so_map *sdt_loaded; long sdt_sods; long sdt_filler1; long sdt_got; long sdt_plt; long sdt_rel; long sdt_hash; long sdt_nzlist; long sdt_filler2; long sdt_buckets; long sdt_strings; long sdt_str_sz; long sdt_text_sz; long sdt_plt_sz; }; .Ed .Pp .Bl -tag -width sdt_filler1 .It Fa sdt_loaded ロードされた最初のリンクマップ (後述) へのポインタ。 このフィールドは .Nm ld.so によって設定されます。 .It Fa sdt_sods .Em この オブジェクトが必要とする共有オブジェクト記述子の (リンク) リストの先頭。 .It Fa sdt_filler1 使用しないで下さい (SunOS では ライブラリの検索ルールを指定するのに使用されていました)。 .It Fa sdt_got このイメージ中でのグローバルオフセットテーブルの位置。 .It Fa sdt_plt このイメージ中でのプロシージャリンケージテーブルの位置。 .It Fa sdt_rel 実行時のリロケーションを指定する .Fa relocation_info 構造体 ( .Xr a.out 5 参照) の配列の位置。 .It Fa sdt_hash このオブジェクトのシンボルテーブルでシンボル検索を高速化するための ハッシュテーブルの位置。 .It Fa sdt_nzlist シンボルテーブルの位置。 .It Fa sdt_filler2 現在使用されていません。 .It Fa sdt_buckets .Fa sdt_hash 中のバケット数。 .It Fa sdt_strings .Fa sdt_nzlist に対応するシンボル文字列テーブルの位置。 .It Fa sdt_str_sz 文字列テーブルのサイズ。 .It Fa sdt_text_sz このオブジェクトのテキストセグメントのサイズ。 .It Fa sdt_plt_sz プロシージャリンケージテーブルのサイズ。 .El .Pp .Fa sod 構造体は、それを含むオブジェクトのリンクエディット処理を完了するのに 必要な共有オブジェクトを記述します。 そのようなオブジェクトのリスト ( .Fa sod_next で連結されます) は section_dispatch_table 構造体の .Fa sdt_sods によって指し示されます。 .Bd -literal -offset indent struct sod { long sod_name; u_int sod_library : 1, sod_reserved : 31; short sod_major; short sod_minor; long sod_next; }; .Ed .Pp .Bl -tag -width sod_library .It Fa sod_name このリンクオブジェクトを記述する文字列の、 テキストセグメントにおけるオフセット。 .It Fa sod_library もし設定されていれば、 .Fa sod_name は .Nm ld.so が検索することになるライブラリを指定します。 そのパス名は、あるディレクトリ群 ( .Xr ldconfig 8 参照) で -.Em lib\&\&.so.n.m. +.Em lib\&\&.so.n.m にマッチする共有オブジェクトを検索することで得られます。 もし設定されていなければ、 .Fa sod_name は希望する共有オブジェクトに対するフルパス名を指し示す必要があります。 .It Fa sod_major ロードすべき共有オブジェクトのメジャーバージョン番号を指定します。 .It Fa sod_minor ロードすべき共有オブジェクトの希望するマイナーバージョン番号を指定します。 .El .Pp プロセスのアドレス空間にロードされる共有オブジェクト全てを追跡するために、 実行時リンクエディタは .Em リンクマップ と呼ばれる構造体のリストを管理しています。 これらの構造体は実行時にのみ用いられ、 実行可能ファイルや共有ライブラリのテキストあるいはデータセグメントには ありません。 .Bd -literal -offset indent struct so_map { caddr_t som_addr; char *som_path; struct so_map *som_next; struct sod *som_sod; caddr_t som_sodbase; u_int som_write : 1; struct _dynamic *som_dynamic; caddr_t som_spd; }; .Ed .Bl -tag -width som_dynamic .It Fa som_addr このリンクマップに対応する共有オブジェクトがロードされるアドレス。 .It Fa som_path ロードされるオブジェクトのフルパス名。 .It Fa som_next 次のリンクマップへのポインタ。 .It Fa som_sod この共有オブジェクトのロードをつかさどる .Fa sod 構造体。 .It Fa som_sodbase 最近のバージョンの実行時リンカでは捨てられています。 .It Fa som_write このオブジェクトのテキストセグメント (の一部分) が現在書き込み可能である 場合にセットされます。 .It Fa som_dynamic このオブジェクトの .Fa _dynamic 構造体へのポインタ。 .It Fa som_spd 実行時リンクエディタが管理するプライベートデータと連結するためのフック。 .El .Pp サイズ付きシンボル記述。 これは単に .Fa nlist 構造体にフィールド .Pq Fa nz_size を 1 つ追加したものです。 共有オブジェクトのデータセグメントにあるアイテムの サイズ情報を伝達するのに用いられます。 この構造体の配列は共有オブジェクトのテキストセグメントに存在し、 そのアドレスは .Fa section_dispatch_table の .Fa sdt_nzlist フィールドで指定されます。 .Bd -literal -offset indent struct nzlist { struct nlist nlist; u_long nz_size; #define nz_un nlist.n_un #define nz_strx nlist.n_un.n_strx #define nz_name nlist.n_un.n_name #define nz_type nlist.n_type #define nz_value nlist.n_value #define nz_desc nlist.n_desc #define nz_other nlist.n_other }; .Ed .Bl -tag -width nz_size .It Fa nlist ( .Xr nlist 3 参照)。 .It Fa nz_size このシンボルで表現されるデータのサイズ。 .El .Pp 実行時のリンクエディットで行われるシンボル検索を高速化するため、 共有オブジェクトのテキストセグメントにハッシュテーブルが含まれています。 .Fa section_dispatch_table の .Fa sdt_hash フィールドは .Fa rrs_hash 構造体を指し示します: .Bd -literal -offset indent struct rrs_hash { int rh_symbolnum; /* シンボル番号 */ int rh_next; /* 次のハッシュエントリ */ }; .Ed .Pp .Bl -tag -width rh_symbolnum .It Fa rh_symbolnum 共有オブジェクトのシンボルテーブル ( .Fa ld_symbols で与えられます) での当該シンボルのインデックス。 .It Fa rh_next 衝突が起きたとき、このフィールドはこのハッシュテーブルのバケットにおける 次のエントリのオフセットを保持します。 最終バケット要素の場合は 0 となります。 .El .Fa rt_symbol 構造体は、 実行時にアロケートされるコモン(commons)と 共有オブジェクトからコピーされるデータアイテムを 追跡するのに用いられます。 これらのアイテムはリンクリストで管理され、デバッガでの利用のために .Fa so_debug 構造体 (後述) 中の .Fa dd_cc フィールドによって公開されます。 .Bd -literal -offset indent struct rt_symbol { struct nzlist *rt_sp; struct rt_symbol *rt_next; struct rt_symbol *rt_link; caddr_t rt_srcaddr; struct so_map *rt_smp; }; .Ed .Pp .Bl -tag -width rt_scraddr .It Fa rt_sp シンボル記述。 .It Fa rt_next 次の rt_symbol の仮想アドレス。 .It Fa rt_link ハッシュバケットにおける次の要素。 .Nm ld.so の内部で用いられます。 .It Fa rt_srcaddr 共有オブジェクト中での初期化済データのソース位置。 .It Fa rt_smp この実行時シンボルが記述するデータの元のソースとなる共有オブジェクト。 .El .Pp .Fa so_debug 構造体は、 実行時リンクエディットの結果、当該プロセスのアドレス空間にロードされた あらゆる共有オブジェクトの情報を得るために、 デバッガによって利用されます。 実行時リンクエディタはプロセスの初期化処理の一部として実行されるため、 共有オブジェクトからシンボルにアクセスしようとするデバッガは、 crt0 からリンクエディタが呼ばれた後でのみそれが可能となります。 ダイナミックリンクされているバイナリは .Fa so_debug 構造体を持っています。この構造体の場所は .Fa _dynamic 中の .Fa d_debug フィールドで指示されます。 .Bd -literal -offset indent struct so_debug { int dd_version; int dd_in_debugger; int dd_sym_loaded; char *dd_bpt_addr; int dd_bpt_shadow; struct rt_symbol *dd_cc; }; .Ed .Pp .Bl -tag -width dd_in_debugger .It Fa dd_version このインタフェースのバージョン番号。 .It Fa dd_in_debugger 当該プログラムがデバッガの制御下にあることを実行時リンカに知らせるために デバッガによってセットされます。 .It Fa dd_sym_loaded 共有オブジェクトをロードすることで実行時リンカがシンボルを追加した場合、 実行時リンカによってセットされます。 .It Fa dd_bpt_addr デバッガに制御を移すために実行時リンカによってセットされる ブレークポイントアドレス。 このアドレスは、_main 呼び出しの前に、スタートアップモジュール -.Em crt0.o +.Pa crt0.o によってある適切な場所に決定されます。 .It Fa dd_bpt_shadow アドレス .Fa dd_bpt_addr にあった元の機械命令を保持します。 デバッガは、プログラム実行を再開する前にこの機械命令を元に戻すことに なっています。 .It Fa dd_cc デバッガが必要とする可能性のある、実行時にアロケートしたシンボルの リンクリストへのポインタ。 .El .Pp .Em ld_entry 構造体は .Nm ld.so 中のサービスルーチン一式を定義します。 .\" See .\" .Xr libdl.a .\" for more information. .Bd -literal -offset indent struct ld_entry { void *(*dlopen)(char *, int); int (*dlclose)(void *); void *(*dlsym)(void *, char *); char *(*dlerror)(void); }; .Ed .Pp .Fa crt_ldso 構造体は、crt0 中のスタートアップコードと .Nm ld.so との間のインタフェースを定義します。 .Bd -literal -offset indent struct crt_ldso { int crt_ba; int crt_dzfd; int crt_ldfd; struct _dynamic *crt_dp; char **crt_ep; caddr_t crt_bp; char *crt_prog; char *crt_ldso; struct ld_entry *crt_ldentry; }; #define CRT_VERSION_SUN 1 #define CRT_VERSION_BSD_2 2 #define CRT_VERSION_BSD_3 3 #define CRT_VERSION_BSD_4 4 .Ed .Bl -tag -width crt_dzfd .It Fa crt_ba crt0 によって .Nm ld.so がロードされた仮想アドレス。 .It Fa crt_dzfd SunOS では、このフィールドは .Dq Pa /dev/zero へのオープンされたファイル記述子を保持し、 0 クリアされたデマンドページを得ます。 .Fx ではこのフィールドは -1 を保持します。 .It Fa crt_ldfd .Nm ld.so をロードするために crt0 が用いる、オープンされたファイル記述子 を保持します。 .It Fa crt_dp main の .Fa _dynamic 構造体へのポインタ。 .It Fa crt_ep 環境文字列へのポインタ。 .It Fa crt_bp メインプログラムがデバッガで実行される場合、 実行時リンカがブレークポイントを置くアドレス。 .Fa so_debug を参照してください。 .It Fa crt_prog crt0 で決定されるメインプログラムの名前 (CRT_VERSION_BSD3 のみ)。 .It Fa crt_ldso crt0 でマップされる実行時リンカのパス (CRT_VERSION_BSD4 のみ)。 .El .Pp .Fa hints_header 構造体及び .Fa hints_bucket 構造体は、通常 .Dq Pa /var/run/ld.so.hints に置かれるライブラリヒントのレイアウトを定義します。 ライブラリヒントは、ファイルシステム中で共有オブジェクトイメージの在処を すばやく見つけるために .Nm ld.so によって利用されます。 ヒントファイルの構成は .Dq a.out とそれほど異なりません。つまりヒントファイルは、 固定長ハッシュバケットのオフセットとサイズを決定するためのヘッダと、 共通の文字列プールを持っています。 .Bd -literal -offset indent struct hints_header { long hh_magic; #define HH_MAGIC 011421044151 long hh_version; #define LD_HINTS_VERSION_1 1 long hh_hashtab; long hh_nbucket; long hh_strtab; long hh_strtab_sz; long hh_ehints; }; .Ed .Bl -tag -width hh_strtab_sz .It Fa hh_magic ヒントファイルのマジックナンバ。 .It Fa hh_version インタフェースのバージョン番号。 .It Fa hh_hashtab ハッシュテーブルのオフセット。 .It Fa hh_strtab 文字列テーブルのオフセット。 .It Fa hh_strtab_sz 文字列テーブルのサイズ。 .It Fa hh_ehints ヒントファイルで利用可能な最大オフセット。 .El .Pp .Bd -literal -offset indent /* * ヒントファイルのハッシュテーブル要素 */ struct hints_bucket { int hi_namex; int hi_pathx; int hi_dewey[MAXDEWEY]; int hi_ndewey; #define hi_major hi_dewey[0] #define hi_minor hi_dewey[1] int hi_next; }; .Ed .Bl -tag -width hi_ndewey .It Fa hi_namex ライブラリを指定する文字列のインデックス。 .It Fa hi_pathx ライブラリのフルパス名を表す文字列のインデックス。 .It Fa hi_dewey 共通ライブラリのバージョン番号。 .It Fa hi_ndewey .Fa hi_dewey 中の有効エントリ数。 .It Fa hi_next ハッシュ衝突の際の次のバケット。 .El .Sh 警告 現在のところ、共有ライブラリ生成をサポートしているのは (GNU) C コンパイラ のみです。他のプログラミング言語では利用できません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/amq.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/amq.8 index fc6d5ca584..b5e87a096d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/amq.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/amq.8 @@ -1,229 +1,231 @@ .\" .\" Copyright (c) 1997-2004 Erez Zadok .\" Copyright (c) 1990 Jan-Simon Pendry .\" Copyright (c) 1990 Imperial College of Science, Technology & Medicine .\" Copyright (c) 1990 The Regents of the University of California. .\" All rights reserved. .\" Copyright (c) 1990, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" Jan-Simon Pendry at Imperial College, London. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgment: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" %W% (Berkeley) %G% .\" -.\" $Id: amq.8,v 1.19 2004-09-24 05:47:39 metal Exp $ +.\" $Id: amq.8,v 1.20 2004-10-28 04:45:07 metal Exp $ .\" %FreeBSD: src/contrib/amd/amq/amq.8,v 1.11 2004/07/06 13:16:44 mbr Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd March 16, 1991 .Dt AMQ 8 .Os .Sh 名称 .Nm amq .Nd 自動マウントシステムへの問い合わせツール .Sh 書式 .Nm amq .Op Fl fmpsuvTU .Op Fl h Ar hostname .Op Fl l Ar log_file .Op Fl x Ar log_options .Op Fl D Ar debug_options .Op Fl M Ar mountmap_entry .Op Fl P Ar program_number .Op Ar directory .Ar ... .Sh 解説 .Nm amq は、現在の .Xr amd 8 の動作状況を知るための簡単な手段を提供します。 .Nm amd との通信は .Tn RPC によって行われます。現在のプロトコルでは、 3 つのモード がサポートされています。デフォルトでは、マウントポイントと自動 マウントされたファイルシステムのリストが出力されます。 別のホストの状態を知るときは、 .Fl h オプションで .Ar hostname を指定します。 .Pp ディレクトリ名が与えられると、デフォルトの出力ではファイルシステム ごとの情報が表示されます。 .Sh オプション .Bl -tag -width flag .It Fl f 自動マウントシステムに内部キャッシュを破棄するように要求します。 .It Fl h Ar hostname .Ar hostname で指定されたホストに問い合わせを行います。デ フォルトでは、ローカルホストが使われます。 .Tn HP-UX クラスタでは、デフォルトでルートサーバに問い合わせが行わ れます。これは通常、自動マウントシステムがルートサーバで動 いているからです。 .It Fl l Ar log_file .Nm amd に対し、 .Ar log_file をログファイル名として使用するように指示します。 セキュリティのために、これは .Nm amd が起動したときと同じログファイルである必要があります。 それゆえ本オプションが有効なのは、 日々の cron ジョブによってログファイルがローテートおよび圧縮するために、 .Nm amd のファイルハンドルをリフレッシュするときに限られます。 .It Fl m マウントされたファイルシステムのリストを、 各ファイルシステムへの参照回数と マウント時に起きたエラーを含めて表示するように、自動マウント システムに要求します。 .It Fl p リモートもしくはローカルに実行されている .Nm amd のプロセス ID を返します。 ローカルの .Nm amd プロセスにシグナルを送る必要があるときに便利であり、 プロセステーブルを探さなくて済みます。 本オプションは .Pa ctl-amd スクリプトの中で使用されています。 .It Fl s 自動マウントシステムに、システムの統計情報を表示するように要求します。 .It Fl u 情報を表示する代わりに、 指定したファイルシステムをアンマウントするよう 自動マウントシステムに要求します。この要求によって、 必ずアンマウントが実行されるわけではありません。 単にそのファイルシステムのマウントが、 タイムアウトするにすぎません。 タイムアウトは .Nm amd のメインスケジューラに検出され、結果として 普通にタイムアウトしたときと同じことが行われます。 .It Fl v 自動マウントシステムに、バージョン情報を提供するように要求します。これは、 .Nm amd の .Fl v オプションで得られる情報の一部です。 .It Fl x Ar log_options 自動マウンタに対し、 .Ar log_options に指定されたロギングオプションを今から使用するように指示します。 .It Fl D Ar log_options 自動マウンタに対し、 .Ar debug_options に指定されたデバッギングオプションを今から使用するように指示します。 .It Fl M Ar mountmap_entry マウントマップエントリを .Nm amd に渡し、評価されるまで待ちます。これによりマウントが発生する可能性があります。 本オプションはセキュリティ面で非常に危険です。 デフォルトでは、 .Nm amd と .Nm amq は本オプションをサポートしていません。 本オプションを有効にするためには、 .Nm am-utils を .Ar --enable-amq-mount 付きで構築する必要があります。 .It Fl P Ar program_number 別の RPC プログラム番号 .Ar program_number で登録している .Nm amd に接続し、その自動マウンタのインスタンスに対して他のすべての操作を適用します。 複数コピーの .Nm amd を実行していて、それぞれを別個に管理する必要があるときに有用です。 指定しない場合には、 .Nm amq は .Nm amd のデフォルトのプログラム番号 300019 を使用します。 セキュリティのため、 .Nm amd が使用可能な別のプログラム番号は 300019 から 300029 まで (両端含む) に限定されています。 .It Fl T .Nm amd に対して TCP でのみ通信しようとします。 通常 .Nm amq は TCP を使用しようとし、失敗すると UDP を使用しようとします。 .It Fl U .Nm amd に対して UDP (コネクションレス) でのみ通信しようとします。 通常 .Nm amq は TCP を使用しようとし、失敗すると UDP を使用しようとします。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width amq.x -compact .It Pa amq.x .Tn RPC のプロトコル記述 .El .Sh 警告 .Nm amq は、Sun が登録している .Tn RPC プログラム番号 (10 進数で300019) を使っています。 これは通常、 .Pa /etc/rpc には含まれていません。 .Sh 関連項目 .Xr amd.conf 5 , .Xr amd 8 .Sh 作者 .An Jan-Simon Pendry Aq jsp@doc.ic.ac.uk , Department of Computing, Imperial College, London, UK. .Pp .An Erez Zadok Aq ezk@cs.columbia.edu , Department of Computer Science, Columbia University, New York, USA. .Pp -am-utils の、他の作者および貢献者は、 -am-utils とともに配布されている -.Pa AUTHORS +.Nm am-utils +の、他の作者および貢献者は、 +.Nm am-utils +とともに配布されている +.Nm AUTHORS ファイルに記述されています。 .Sh 歴史 .Nm amq は、はじめに .Bx 4.4 で導入されました。