diff --git a/ja/man/man8/mount_nfs.8 b/ja/man/man8/mount_nfs.8 index 6d3116573e..fe932425cb 100644 --- a/ja/man/man8/mount_nfs.8 +++ b/ja/man/man8/mount_nfs.8 @@ -1,297 +1,297 @@ .\" Copyright (c) 1992, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)mount_nfs.8 8.2 (Berkeley) 3/27/94 .\" .\" %Id: mount_nfs.8,v 1.5.2.1 1997/05/14 08:19:19 dfr Exp % .\" jpman %Id: mount_nfs.8,v 1.3 1997/05/19 17:04:14 horikawa Stab % .\"" .Dd March 27, 1994 .Dt MOUNT_NFS 8 .Os BSD 4.4 .Sh 名称 .Nm mount_nfs .Nd NFS(ネットワークファイルシステム)をマウントする .Pp .Sh 書式 .Nm mount_nfs .Op Fl 23KPTUbcdilqs .Op Fl D Ar deadthresh .Op Fl I Ar readdirsize .Op Fl L Ar leaseterm .Op Fl R Ar retrycnt .Op Fl a Ar maxreadahead .Op Fl g Ar maxgroups .Op Fl m Ar realm .Op Fl o Ar options .Op Fl r Ar readsize .Op Fl t Ar timeout .Op Fl w Ar writesize .Op Fl x Ar retrans .Ar rhost:path node .Sh 解説 .Nm mount_nfs は、ファイルシステムツリー上の指定された .Ar node にリモートのNFSファイルシステム (rhost:path) をマウントするために、 .Xr mount 2 システムコールを呼び出します。このコマンドは通常、 .Xr mount 8 によって実行されます。このプログラムは、RFC 1094 の Appendix. A および .%T "NFS: Network File System Version 3 Protocol Specification" , Appendix I. に記述されているマウントプロトコルを実装しています。 .Pp オプションを以下に示します: .Bl -tag -width indent .It Fl 2 NFS バージョン 2 プロトコルを使用します (デフォルトはバージョン 3 をまず試した後にバージョン 2 を用います)。 .It Fl 3 NFS バージョン 3 プロトコルを使用します。 .It Fl D NQNFSにおいて .Dq "停止サーバ閾(dead server threshold)" をタイムアウト (round trip timeout) 回数で指定します。 再送タイムアウトが .Dq 停止サーバ閾 に達した後は、無応答なサーバに関するキャッシュデータを無効なものと見倣します。 値は 1 から 9 までで、9は .Dq "無限停止閾(infinite dead threshold)" です(キャッシュデータを有効と見倣す事はありません)。 このオプションは一般に薦められるものではなく実験的なものです。 .It Fl I readdir での読みとリサイズを指定した値にします。 値は通常 BIRBLKSIZ の倍数であり、マウントの読み取りサイズ以下です。 .It Fl K クライアント-サーバ間のユーザ認証用に Kerberos 認証書をサーバへ渡します。 カーネルが NFSKERB オプションにて構築されている必要があります インターネットドラフト .%T "Authentication Mechanisms for ONC RPC" を御覧下さい。) .It Fl L NQNFSにおいて、リース期間を指定した秒数にします。 応答遅延 (round trip delay) が大きな場合だけ使って下さい。 値は通常、 10 秒から 30 秒の間です。 .It Fl P 予約されたソケットポート番号を使います。 -これはクライアントに、予約されたポートを使用する事によりより安全に NFS -を行えると言う誤った考えに基づき、 -予約されたポートをクライアントに使用させるサーバをマウントする場合に有効です。 -(まれな場合、クライアントが信頼できる root アカウントを持ち、 -信頼できないユーザやネットワークケーブルは安全な所にある場合役に立ちますが、 -通常のデスクトップクライアントには当てはまりません。) +NFS がより安全になるとの考え方 (これは誤りです) に基づいて +クライアントが予約ポートを使用しないとマウントさせないサーバ +をマウントするのに役立ちます。 +(クライアントの root が信頼でき、ネットワークケーブルも安全な場所にあ +るが、クライアントのユーザは信頼できないという、まれな場合には +役に立つでしょうが、通常のデスクトップクライアントには当てはまりません。) .It Fl R マウントする際のリトライ回数を、指定された値にします。 .It Fl T UDP の代わりに TCP を使います。これは、サーバがクライアントと 同じLANケーブル上にない場合に使うことをお勧めします (注意:この機能は大抵の非BSDサーバではサポートされていません)。 .It Fl U TCP NFS マウントであっても、マウントプロトコルに UDP を強制します。 (古い BSD サーバにて必要です。) .It Fl a 先読みブロック数を指定した値に設定します。値は 0 から 4 までの範囲で、 サイズの大きなファイルをシーケンシャルに読む場合、 何ブロック先読みするかを決定します。 帯域幅×遅延が大きな状況でマウントする場合に 1 より大きな値をお勧めします。 .It Fl b 最初にサーバの接続に失敗した場合、子プロセスを起動して、 バックグラウンドでマウントを続けようとします。 マルチユーザモードで起動する際、重要でないファイルシステムを .Xr fstab 5 に書いておく場合に役に立ちます。 .It Fl c .Tn UDP マウントポイントに対しては、 .Xr connect 2 を使いません。 これは、標準のポート番号 2049 からのリクエストに答えないサーバ に対しては使う必要があります。 .It Fl d 再送タイムアウト時間を動的に予測しません。これは、 動的最そうタイムアウト時間予測が非常に短いために、 UDP マウントが高いリトライレートを示しているような場合に有効です。 .It Fl g 認証用のグループリストの最大サイズを、指定した値に設定します。 RFC 1057 ではグループリストのサイズは 16 と記述されていますが、これを 扱えない古いサーバをマウントするときに使うべきです。 多くのグループに属しているユーザに対してマウントポイントから 応答がない場合は、8 を指定してみて下さい。 .It Fl i マウントを割り込み可能とします。これは、応答しないサーバがあるために ファイル関連のシステムコールが遅れるような場合、 プロセスに終了シグナルが送られると、EINTR で システムコールが失敗することを意味します。 .It Fl l NQNFS と NFSV3 において、\fBReaddir_and_Lookup\fR RPCを使うことを 指定します。 このオプションは .Dq "ls -l" するようなときにRPCのトラフィックを減らしますが、 属性と名前のキャッシュをプリフェッチエントリで溢れさせる傾向があります。 このオプションを指定して性能が良くなるのか悪くなるのかを確認して下さい。 バンド幅と遅延の積が大きなネットワークにて最も有用でしょう。 .It Fl m Kerberos の管理領域を文字列で指定します。 ほかの管理領域にマウントする場合に .Fl K オプションと共に使います。 .It Fl o .Fl o フラグの後に、オプションをコンマで区切って並べ指定します。 指定可能なオプションとその意味は .Xr mount 8 を参照してください。 以下の NFS 固有のオプションを使用可能です: .Bl -tag -width indent .It port= 指定したポート番号を NFS 要求に使用します。 デフォルトでは portmapper に問い合わせます。 .El .Pp .Bl -tag -width "dumbtimerXX" \fB歴史的な \&-o オプション\fR .Pp これらのオプションを使用する事は勧められません。 歴史的な .Nm mount_nfs との互換性のためにここに記述してあります。 .It bg .Fl b と同じ。 .It conn .Fl c と同じ。 .It dumbtimer .Fl d と同じ。 .It intr .Fl i と同じ。 .It kerb .Fl K と同じ。 .It nfsv2 .Fl 2 と同じ。 .It nfsv3 .Fl 3 と同じ。 .It rdirplus .Fl l と同じ。 .It mntudp .Fl U と同じ。 .It resvport .Fl P と同じ。 .It seqpacket .Fl p と同じ。 .It nqnfs .Fl q と同じ。 .It soft .Fl s と同じ。 .It tcp .Fl T と同じ。 .El .It Fl q キャッシュの一貫性を保つためにプロトコルのリース拡張を NFS バージョン 3 プロトコルにて使います。 このプロトコルのバージョン 2 は Not Quite Nfs (NQNFS) と呼ばれ、 最新の NFS コードでのみサポートされています。 (4.4BSD-Lite における NQNFS のリリースとは互換性がありません。 4.4BSD-Lite NFS システムを混在させて使用する場合には、 4.4BSD-Lite ベースシステムの NFS コードをアップグレードするまで、 このオプションを使用してはなりません。) .It Fl r データのリードサイズを指定した値にします。この値は通常 1024 以上の 2 のべき乗でなければなりません。これはマウントポイント を頻繁に使っている間に、 .Dq タイムアウトで消失したフラグメント数 が大きくなっていくときに、UDP マウントに対して使います .Pf ( Xr netstat 1 を .Fl s オプション付きで使う ことで、 .Dq タイムアウトで消失したフラグメント数 の値を見ることができます)。 .Fl w オプションも参照 してください。 .It Fl s ソフトマウントを行います。これは、 タイムアウトが決められた\fBリトライ\fR回数に達すると、 システムコールが失敗することを意味します。 .It Fl t 指定した値に初期再送タイムアウト時間を設定します。パケット の消失レートの高いネットワークや負荷の高いサーバで行う UDP マウントを チューニングするときに役立ちます。 ファイルシステムがアクティブなときに .Xr nfsstat 1 が高い再送レートを示す場合には、この値を増やしてみて下さい。 一方、再送レートは低いが、応答遅延が長い場合はこの値を減らします。 (通常、-d オプションをこのオプションとともに使い、 手動でタイムアウトインターバルを調整します。) .It Fl w 指定した値にライトデータサイズを設定します。解説は .Fl r オプションと同様ですが、 .Dq タイムアウトで消失したフラグメント数 は、クライアントのかわりにサーバの値を使います。 .Fl r や .Fl w のオプションは、マウントするサーバが TCP マウントをサポートしていない場合にパフォーマンスを向上させる 最後の手段であることに注意してください。 .It Fl x ソフトマウントの再送タイムアウト回数を設定します。 .El .Sh 関連項目 .Xr mount 2 , .Xr unmount 2 , .Xr fstab 5 , .Xr mount 8 .Sh バグ Sun RPCは UDP (信頼性のないデータグラム) トランスポート層上に 実装されているため、マウントの性能をチューニングしても 限界があります。サーバが同じLANケーブル上にない場合や、 サーバの負荷が高い場合には、 .Tn TCP トランスポートを使うことを強くすすめますが、 残念なことに、ほぼ 4.4BSD サーバに限られています。 diff --git a/ja/man/man8/rwhod.8 b/ja/man/man8/rwhod.8 index 9f037352be..1dc0933830 100644 --- a/ja/man/man8/rwhod.8 +++ b/ja/man/man8/rwhod.8 @@ -1,196 +1,197 @@ .\" this file based on that translated to japanese on NetBSD Japanese Reference .\" Manual Project, and modefied to fit FreeBSD Reference Manual .\" by Mochida Shuji 1995/03/31 .\" .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)rwhod.8 8.2 (Berkeley) 12/11/93 .\" jpman %Id: rwhod.8,v 1.3 1997/10/11 07:49:54 horikawa Stab % .\" .Dd December 11, 1993 .Dt RWHOD 8 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm rwhod .Nd システムステータスサーバ .Sh 書式 .Nm .Op Fl m Op Ar ttl .Sh 解説 .Nm は、 .Xr rwho 1 や .Xr ruptime 1 プログラムで使われるデータベースを管理するサーバです。 ネットワークにおいて .Em ブロードキャスト もしくは .Em マルチキャスト メッセージが使用できることが前提となります。 .Pp .Nm は、ステータス情報のを生成と利用の両方を行います。情報の生成では、定期的に システムに状態を問い合わせ、ステータスメッセージを構築してネットワークに ブロードキャストします。情報の利用では、他の .Nm サーバからの状態メッセージを受け取り、検査してから、 .Pa /var/rwho ディレクトリの下のファイルに記録します。 .Pp .Fl m オプションは、インタフェースの "ifnet" 構造体に IFF_MULTICAST フラグが 設定されている全てのインタフェース (ループバックインタフェースは 除きます) 上で、 .Nm に (ブロードキャストの代わりに) IP マルチキャストを使わせます。マルチキャストによる報告は、 直接つながっているサブネットへの転送を防ぐために TTL(Time To Live) 1で送られます。 .Pp オプションの .Ar ttl 引数が .Fl m フラグとともに与えられた時には、 .Nm は IP マルチキャストデータグラムを TTL が .Ar ttl として、 全てのインタフェースではなく 1 つのインタフェースに対して送ります。 .Ar ttl は 0 から 32 (または、MAX_MULTICAST_SCOPE) までの値です。 .Fl m Ar 1 は、 .Fl m とは異なることに注意してください。 .Fl m Ar 1 は、1 つのインタフェースにだけ転送を行います。 .Pp .Fl m フラグが、 .Ar ttl 引数無しで使われた場合、プログラムはマルチキャスト .Nm 報告を全ての マルチキャストが利用可能なインタフェースから受け取ります。 .Ar ttl 引数が与えられた場合は、マルチキャストレポートは 1 つのインタフェース からだけ受け取ります。その 1 つは、報告を行っているものです (これは、ホストルーティング表によって制御されます)。 .Fl m オプション無しでは、プログラムはブロードキャストもしくは ユニキャストによる報告を全てのインタフェースから受け取ります。 したがって、このプログラムは、古い報告をマルチキャストを使っていない .Nm から受け取り、マルチキャストが使われている場合は古い .Nm は このプログラムによって生成される報告を受け取れないことになります。 .Pp サーバは、``who'' サービスで指定されているポート番号でメッセージを 送受信します。 .Xr services 5 を参照して下さい。送受信するメッセージは以下のような形式です。 .Bd -literal -offset indent struct outmp { char out_line[8]; /* 端末 (tty) 名 */ char out_name[8]; /* ユーザID */ long out_time; /* 時刻 */ }; struct whod { char wd_vers; char wd_type; char wd_fill[2]; int wd_sendtime; int wd_recvtime; char wd_hostname[32]; int wd_loadav[3]; int wd_boottime; struct whoent { struct outmp we_utmp; int we_idle; } wd_we[1024 / sizeof (struct whoent)]; }; .Ed .Pp すべてのフィールドは、送信に先立ってネットワークバイトオーダに変換されます。 ホスト負荷 (load average) は .Xr w 1 によって計算され、送信の 5, 10, 15 分前の負荷を 100 倍した 整数として表現されます。ホスト名は、 .Xr gethostname 3 システムコールで得られたものがドメイン名を省略して格納されます。 メッセージの最後の配列には、メッセージを送信したマシンにログインしている ユーザの情報が格納されています。この情報は、 .Xr utmp 5 の非アイドルの端末ラインのエントリと、その端末ラインから最後に文字を 受け取った時間を秒数で表した値が入っています。 .Pp .Nm サーバによって受信されるメッセージは、 .Nm サーバのポートから送信されたものでなければ捨てられます。さらにメッセージ のホストの名前が表示できない .Tn ASCII 文字を含んでいる場合も、メッセージは捨てられます。 .Nm が受け取った正しいメッセージは .Pa /var/rwho ディレクトリに .Pa whod.hostname というファイル名で格納されます。これらのファイルには、最新のメッセージ だけが、上で説明した形式で残っています。 .Pp ステータスメッセージはほぼ 3 分ごとに作成されます。 .Nm は、30 分ごとに .Pa /kernel に対して .Xr nlist 3 を実行します。これは、このファイルがその時点での実際のシステムイメージ であることを確認するためです。 .Sh 関連項目 .Xr ruptime 1 , .Xr rwho 1 .Sh バグ ネットワーク間でステータス情報を中継する方法が必要です。 ステータス情報は、ずっと送りつづけるのではなく、要求があったとき にだけ送るようにするべきでしょう。サーバが死んでいたり、ネットワークの 通信障害を、マシンがダウンしていると思い込んでしまう場合がよくあります。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 で登場しました。 + diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/mount_nfs.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/mount_nfs.8 index 6d3116573e..fe932425cb 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/mount_nfs.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/mount_nfs.8 @@ -1,297 +1,297 @@ .\" Copyright (c) 1992, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)mount_nfs.8 8.2 (Berkeley) 3/27/94 .\" .\" %Id: mount_nfs.8,v 1.5.2.1 1997/05/14 08:19:19 dfr Exp % .\" jpman %Id: mount_nfs.8,v 1.3 1997/05/19 17:04:14 horikawa Stab % .\"" .Dd March 27, 1994 .Dt MOUNT_NFS 8 .Os BSD 4.4 .Sh 名称 .Nm mount_nfs .Nd NFS(ネットワークファイルシステム)をマウントする .Pp .Sh 書式 .Nm mount_nfs .Op Fl 23KPTUbcdilqs .Op Fl D Ar deadthresh .Op Fl I Ar readdirsize .Op Fl L Ar leaseterm .Op Fl R Ar retrycnt .Op Fl a Ar maxreadahead .Op Fl g Ar maxgroups .Op Fl m Ar realm .Op Fl o Ar options .Op Fl r Ar readsize .Op Fl t Ar timeout .Op Fl w Ar writesize .Op Fl x Ar retrans .Ar rhost:path node .Sh 解説 .Nm mount_nfs は、ファイルシステムツリー上の指定された .Ar node にリモートのNFSファイルシステム (rhost:path) をマウントするために、 .Xr mount 2 システムコールを呼び出します。このコマンドは通常、 .Xr mount 8 によって実行されます。このプログラムは、RFC 1094 の Appendix. A および .%T "NFS: Network File System Version 3 Protocol Specification" , Appendix I. に記述されているマウントプロトコルを実装しています。 .Pp オプションを以下に示します: .Bl -tag -width indent .It Fl 2 NFS バージョン 2 プロトコルを使用します (デフォルトはバージョン 3 をまず試した後にバージョン 2 を用います)。 .It Fl 3 NFS バージョン 3 プロトコルを使用します。 .It Fl D NQNFSにおいて .Dq "停止サーバ閾(dead server threshold)" をタイムアウト (round trip timeout) 回数で指定します。 再送タイムアウトが .Dq 停止サーバ閾 に達した後は、無応答なサーバに関するキャッシュデータを無効なものと見倣します。 値は 1 から 9 までで、9は .Dq "無限停止閾(infinite dead threshold)" です(キャッシュデータを有効と見倣す事はありません)。 このオプションは一般に薦められるものではなく実験的なものです。 .It Fl I readdir での読みとリサイズを指定した値にします。 値は通常 BIRBLKSIZ の倍数であり、マウントの読み取りサイズ以下です。 .It Fl K クライアント-サーバ間のユーザ認証用に Kerberos 認証書をサーバへ渡します。 カーネルが NFSKERB オプションにて構築されている必要があります インターネットドラフト .%T "Authentication Mechanisms for ONC RPC" を御覧下さい。) .It Fl L NQNFSにおいて、リース期間を指定した秒数にします。 応答遅延 (round trip delay) が大きな場合だけ使って下さい。 値は通常、 10 秒から 30 秒の間です。 .It Fl P 予約されたソケットポート番号を使います。 -これはクライアントに、予約されたポートを使用する事によりより安全に NFS -を行えると言う誤った考えに基づき、 -予約されたポートをクライアントに使用させるサーバをマウントする場合に有効です。 -(まれな場合、クライアントが信頼できる root アカウントを持ち、 -信頼できないユーザやネットワークケーブルは安全な所にある場合役に立ちますが、 -通常のデスクトップクライアントには当てはまりません。) +NFS がより安全になるとの考え方 (これは誤りです) に基づいて +クライアントが予約ポートを使用しないとマウントさせないサーバ +をマウントするのに役立ちます。 +(クライアントの root が信頼でき、ネットワークケーブルも安全な場所にあ +るが、クライアントのユーザは信頼できないという、まれな場合には +役に立つでしょうが、通常のデスクトップクライアントには当てはまりません。) .It Fl R マウントする際のリトライ回数を、指定された値にします。 .It Fl T UDP の代わりに TCP を使います。これは、サーバがクライアントと 同じLANケーブル上にない場合に使うことをお勧めします (注意:この機能は大抵の非BSDサーバではサポートされていません)。 .It Fl U TCP NFS マウントであっても、マウントプロトコルに UDP を強制します。 (古い BSD サーバにて必要です。) .It Fl a 先読みブロック数を指定した値に設定します。値は 0 から 4 までの範囲で、 サイズの大きなファイルをシーケンシャルに読む場合、 何ブロック先読みするかを決定します。 帯域幅×遅延が大きな状況でマウントする場合に 1 より大きな値をお勧めします。 .It Fl b 最初にサーバの接続に失敗した場合、子プロセスを起動して、 バックグラウンドでマウントを続けようとします。 マルチユーザモードで起動する際、重要でないファイルシステムを .Xr fstab 5 に書いておく場合に役に立ちます。 .It Fl c .Tn UDP マウントポイントに対しては、 .Xr connect 2 を使いません。 これは、標準のポート番号 2049 からのリクエストに答えないサーバ に対しては使う必要があります。 .It Fl d 再送タイムアウト時間を動的に予測しません。これは、 動的最そうタイムアウト時間予測が非常に短いために、 UDP マウントが高いリトライレートを示しているような場合に有効です。 .It Fl g 認証用のグループリストの最大サイズを、指定した値に設定します。 RFC 1057 ではグループリストのサイズは 16 と記述されていますが、これを 扱えない古いサーバをマウントするときに使うべきです。 多くのグループに属しているユーザに対してマウントポイントから 応答がない場合は、8 を指定してみて下さい。 .It Fl i マウントを割り込み可能とします。これは、応答しないサーバがあるために ファイル関連のシステムコールが遅れるような場合、 プロセスに終了シグナルが送られると、EINTR で システムコールが失敗することを意味します。 .It Fl l NQNFS と NFSV3 において、\fBReaddir_and_Lookup\fR RPCを使うことを 指定します。 このオプションは .Dq "ls -l" するようなときにRPCのトラフィックを減らしますが、 属性と名前のキャッシュをプリフェッチエントリで溢れさせる傾向があります。 このオプションを指定して性能が良くなるのか悪くなるのかを確認して下さい。 バンド幅と遅延の積が大きなネットワークにて最も有用でしょう。 .It Fl m Kerberos の管理領域を文字列で指定します。 ほかの管理領域にマウントする場合に .Fl K オプションと共に使います。 .It Fl o .Fl o フラグの後に、オプションをコンマで区切って並べ指定します。 指定可能なオプションとその意味は .Xr mount 8 を参照してください。 以下の NFS 固有のオプションを使用可能です: .Bl -tag -width indent .It port= 指定したポート番号を NFS 要求に使用します。 デフォルトでは portmapper に問い合わせます。 .El .Pp .Bl -tag -width "dumbtimerXX" \fB歴史的な \&-o オプション\fR .Pp これらのオプションを使用する事は勧められません。 歴史的な .Nm mount_nfs との互換性のためにここに記述してあります。 .It bg .Fl b と同じ。 .It conn .Fl c と同じ。 .It dumbtimer .Fl d と同じ。 .It intr .Fl i と同じ。 .It kerb .Fl K と同じ。 .It nfsv2 .Fl 2 と同じ。 .It nfsv3 .Fl 3 と同じ。 .It rdirplus .Fl l と同じ。 .It mntudp .Fl U と同じ。 .It resvport .Fl P と同じ。 .It seqpacket .Fl p と同じ。 .It nqnfs .Fl q と同じ。 .It soft .Fl s と同じ。 .It tcp .Fl T と同じ。 .El .It Fl q キャッシュの一貫性を保つためにプロトコルのリース拡張を NFS バージョン 3 プロトコルにて使います。 このプロトコルのバージョン 2 は Not Quite Nfs (NQNFS) と呼ばれ、 最新の NFS コードでのみサポートされています。 (4.4BSD-Lite における NQNFS のリリースとは互換性がありません。 4.4BSD-Lite NFS システムを混在させて使用する場合には、 4.4BSD-Lite ベースシステムの NFS コードをアップグレードするまで、 このオプションを使用してはなりません。) .It Fl r データのリードサイズを指定した値にします。この値は通常 1024 以上の 2 のべき乗でなければなりません。これはマウントポイント を頻繁に使っている間に、 .Dq タイムアウトで消失したフラグメント数 が大きくなっていくときに、UDP マウントに対して使います .Pf ( Xr netstat 1 を .Fl s オプション付きで使う ことで、 .Dq タイムアウトで消失したフラグメント数 の値を見ることができます)。 .Fl w オプションも参照 してください。 .It Fl s ソフトマウントを行います。これは、 タイムアウトが決められた\fBリトライ\fR回数に達すると、 システムコールが失敗することを意味します。 .It Fl t 指定した値に初期再送タイムアウト時間を設定します。パケット の消失レートの高いネットワークや負荷の高いサーバで行う UDP マウントを チューニングするときに役立ちます。 ファイルシステムがアクティブなときに .Xr nfsstat 1 が高い再送レートを示す場合には、この値を増やしてみて下さい。 一方、再送レートは低いが、応答遅延が長い場合はこの値を減らします。 (通常、-d オプションをこのオプションとともに使い、 手動でタイムアウトインターバルを調整します。) .It Fl w 指定した値にライトデータサイズを設定します。解説は .Fl r オプションと同様ですが、 .Dq タイムアウトで消失したフラグメント数 は、クライアントのかわりにサーバの値を使います。 .Fl r や .Fl w のオプションは、マウントするサーバが TCP マウントをサポートしていない場合にパフォーマンスを向上させる 最後の手段であることに注意してください。 .It Fl x ソフトマウントの再送タイムアウト回数を設定します。 .El .Sh 関連項目 .Xr mount 2 , .Xr unmount 2 , .Xr fstab 5 , .Xr mount 8 .Sh バグ Sun RPCは UDP (信頼性のないデータグラム) トランスポート層上に 実装されているため、マウントの性能をチューニングしても 限界があります。サーバが同じLANケーブル上にない場合や、 サーバの負荷が高い場合には、 .Tn TCP トランスポートを使うことを強くすすめますが、 残念なことに、ほぼ 4.4BSD サーバに限られています。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/rwhod.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/rwhod.8 index 9f037352be..1dc0933830 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/rwhod.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/rwhod.8 @@ -1,196 +1,197 @@ .\" this file based on that translated to japanese on NetBSD Japanese Reference .\" Manual Project, and modefied to fit FreeBSD Reference Manual .\" by Mochida Shuji 1995/03/31 .\" .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. 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