diff --git a/ja/includes.sgml b/ja/includes.sgml
index 8460f66f12..d111a9296b 100644
--- a/ja/includes.sgml
+++ b/ja/includes.sgml
@@ -1,124 +1,124 @@
-
+
-
+
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&email@FreeBSD.ORG
©right;'>
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(訳注: 最新の 原文 とは
ずれ があります。)
Copyright © 2000, 2001, 2002 by + FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクト
+ +$FreeBSD:
+ src/release/doc/ja_JP.eucJP/errata/article.sgml,v 1.3.2.3
+ 2002/11/02 06:23:29 hrs Exp $
+
++ ++ + ++この文書は FreeBSD 4.7-RELEASE + の公開後に判明した重要な情報が書かれている errata リスト + (正誤表) です。 これにはセキュリティ勧告および、 + システムの運用・利用に影響を与えるような関連ソフトウェア、 + 関連文書の更新情報も含まれています。 このバージョンの + FreeBSD をインストールする前には必ず、 最新の errata + を参照するようにしてください。
+ +この errata 文書は FreeBSD 4.7-RELEASE 用です。 + FreeBSD 4.8-RELEASE + のリリースまでの期間、保守されます。
+
この errata 文書には FreeBSD 4.7-RELEASE に関する + ``最新の障害情報'' が書かれています。 この文書を読み、 + このバージョンのインストール前にリリース公開後に既に発見・修正された問題点について + 知っておいてください。
+ +リリースの公開 (たとえば CDROM による配布) には errata + 文書が同梱されていることがあります。 + しかし、それは当然ながらその時点のものであり、 + 最新のものと同じであるとは限りません。 + インターネット上に置かれている このリリースに対応した + ``errata 文書の最新版'' を参照するようにしてください。 + errata 文書は http://www.FreeBSD.org/releases/ + をはじめ、最新の状態を維持している各ミラーサイトに置かれています。
+ +FreeBSD 4-STABLE のソーススナップショット、 + バイナリスナップショットにも、 (スナップショット作成時の) + 最新版の errata 文書が含まれています。
+ +FreeBSD CERT セキュリティ勧告の全リストは、 http://www.FreeBSD.org/security/ もしくは ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/CERT/ + を参照してください。
+FreeBSD 4.7-RELEASE + のリリース作業の後にライセンス上の問題が判明したため、 + matcd(4) + ドライバは削除されました。
+ +srelease 配布物の release/sysinstall ディレクトリに、 + sysinstall(8) + 用のオブジェクトファイルが含まれています。 + これらのファイルはリリース構築作業中に生成されたもので、 + 何らかの理由で削除されずに配布物中に残ってしまったと思われます。 + ファイルそのものに害はありません。
+ +4.7-RELEASE のパッケージセットに含まれる + databases/rdfdb および + mail/ssmtp + は、正しくインストールすることができません。 Ports + Collection + を使って構築・インストールするようにしてください。
+ +4.7-RELEASE のパッケージセットに含まれる + net/gnomeicu は、 + net/gnet との依存関係が + きちんと設定されていないため、正しく動作しない可能性があります。 + + net/gnomeicu + をインストールする前に package か Ports Collection を使って + + net/gnet + をインストールするようにしてください。
+ +FreeBSD 4.7-RELEASE のリリースノートには、 + xargs(1) の -J オプションが廃止されたと書かれています。 + これは誤りであり、このオプションが削除される予定はありません。
+このファイルの他、リリース関連の文書は + http://snapshots.jp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +FreeBSD 4-STABLE + をお使いの方は、ぜひ <stable@FreeBSD.org> + メーリングリストに参加ください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは <doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
FreeBSD のハードウェアノートは、各対応プラットフォーム用に + それぞれ異なっています。 + これは特定アーキテクチャのみに影響する変更が存在するためです。 +
+ +FreeBSD 4.7-RELEASE のハードウェアノートは、以下のアーキテクチャ用の + ものが用意されています。
+ + + +現在開発中の対応プラットフォーム一覧表は + 「対応プラットフォーム」 + のページをご覧ください。
+ + diff --git a/ja/releases/4.7R/relnotes-alpha.html b/ja/releases/4.7R/relnotes-alpha.html new file mode 100644 index 0000000000..6fe0b34124 --- /dev/null +++ b/ja/releases/4.7R/relnotes-alpha.html @@ -0,0 +1,1122 @@ + + + + +Copyright © 2000, 2001, 2002 by + FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクト
+ +$FreeBSD:
+ src/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml,v
+ 1.5.2.35 2002/11/02 06:23:29 hrs Exp $
+
この文書は Alpha/AXP アーキテクチャ版 FreeBSD + 4.7-RELEASE のリリースノートです。 これには 4.6-RELEASE + 以降に追加 (変更) された新機能および、前のバージョンの + FreeBSD + からアップグレードする場合におけるいくつかの注意点か書かれています。
+ +この FreeBSD 4.7-RELEASE は release 版であり、 ftp://ftp.FreeBSD.org/ + および各ミラーサイトで公開されています。 FreeBSD の release + 版 (またはそれ以外) の入手法については FreeBSD ハンドブックの ``FreeBSD + を入手するには''をご覧ください。
+この節では 4.6-RELEASE 以降に新たに追加・変更された + ユーザに影響する機能について説明します。 + リリースノートの項目には通常、新しいドライバや新しいハードウェアへの対応、 + 新しいコマンドや新しいオプションの導入、 + 大規模なバグ修正、寄贈ソフトウェアのアップグレードが含まれており、 + それに加えて 4.6-RELEASE 以降に発行され、 + ベースシステムに影響のあるセキュリティ勧告も記載されています。
+ ++ acct(2) + は、アカウンティングファイルを + 追記モードでオープンするように変更されました。 これは + accton(8) + のアカウンティング機能を、 + 追記専用ファイルに対して使えるようにするための変更です。
+ +RLIMIT_VMEM + 機能が追加されました。 これは、あるプロセスに対して、 + mmap(2) 空間を含む、 + 全仮想メモリ空間の大きさに制限を設けるものです。 制限は + + login.conf(5) + に追加された vmemoryuse + 変数によって設定することができます。
+ ++ sendfile(2) + システムコールにおいて、 + 送信ファイルサイズの計算でヘッダサイズを正しく含めていなかった + というバグが修正されました。
+ +USB モデム、USB シリアルデバイスを tty + を使うプログラムに対応させるための + ucom(4) + デバイスドライバが追加されました。 また、 + uplcom(4)、 + uvscom(4) + ドライバはそれぞれ、 Prolific PL-2303 シリアルアダプタと + SUNTAC Slipper U VS-10U に対応しています。
+ +Handspring Visors を USB + 経由で接続できるようにするための + uvisor(4) + ドライバが追加されました。
+ +AlphaServer 8200/8400 TurboLaser + には対応していません。 + インストール用のカーネルは、起動時に + マシンチェックを行なっています。
+新しいバージョンの + ipfw(4) (``IPFW2'' + と呼ばれています) が追加され、 + オプション機能として選択できるようになりました。 + ipfw(4) + は、カーネル内で + bpf(4) + 命令に似た可変長ルール表現を使っています。 + ipfw(8) + に、マッチフィールド連結子 or + が新しく追加されていますが、( + ipfw(8) + に記載されている) + 外部に見える部分の動作のほとんどは、変更されていません。 + 新しいバージョンの + ipfw(4) + は、デフォルトでは 有効になっていません。 + 有効にするには、次のようにします。
+ +カーネルコンフィグファイルに options IPFW2 オプション + (文書化されていません) を追加する。
++ make(1) に -DIPFW2 オプションを付けて + libalias + をコンパイル・インストールする。
+新しい netgraph ノードタイプ + ng_l2tp(4) + が追加されました。 これは RFC 2661 に記載されている + L2TP プロトコルのカプセル化レイヤを + 実装したものです。
+ ++ tcp(4) + プロトコルの再送タイマが net.inet.tcp.rexmit_min と net.inet.tcp.rexmit_slop の、2 つの + sysctl 変数で操作できるようになりました。
+ ++ tcp(4) + プロトコルに、送信側のウィンドウのサイズを動的に + 制限して、帯域を最大化し、ラウンドトリップタイムを最小にするための + 機能が追加されました。この機能は、sysctl 変数 net.inet.tcp.inflight_enable + を使って有効化することが可能です。
++ ata(4) + のタグ付きキューイング機能で + 時々発生していた動作不良が修正されました。
+ ++ ata(4) + ドライバが最大転送データサイズを正しく計算するようになりました。 + この修正により、特定の ATA + デバイスにアクセスした時に数多く生じていた READ_BIG + エラーやその他のエラーが発生しなくなっています。
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Sil 0680 と VIA 8233/8235 + コントローラに対応しました。
+ +mpt ドライバが新しく追加されました。 これは、LSI + Logic Fusion/MP アーキテクチャ + ファイバチャネルコントローラに対応してます。
+ +AlphaStation / AlphaServer DS10 + のフロッピーディスクドライブは FreeBSD で動作しません。 + 原因は不明です。
+ +QLogic Fibrechannel カードが取り付けられている alpha + マシンに FreeBSD + をインストールする場合、このカードの認識を + ローダから無効にしてください。 + これにより、カーネルの起動時に発生する非常に長い + isp(4) + のタイムアウト時間を回避することができます。 たとえば + QLogic Fiberchannel カードが isp1 + として認識されるシステムの場合、 'ok ' + プロンプトが表示されているところで set isp_disable=0x2 + と入力します。
+セキュリティ勧告 SA-02:23 (set-user-id もしくは + set-group-id + されたプログラムのファイル記述子の取り扱いに関する問題) + における修正に誤りがありました。 + procfs(5), あるいは + linprocfs(5) + を使っているシステムは、 + 修正を行なっていてもなお、悪用することが可能です。 + 誤りは修正されており、詳細は改訂版のセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:23 + に記載されています。
+ +悪意を持ったドメインネームサーバや DNS + メッセージを生成できる攻撃者が悪用可能な、 + リゾルバのバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:28 をご覧ください。
+ +不正な NFS パケットによって悪用される可能性がある、 + tcpdump(1) + のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:29 をご覧ください。
+ +高い権限を放棄したプロセスに対して、 + ktrace(1) を使った追跡 + (trace) 操作ができないようになりました。 + これにより、そのプロセスが権限を放棄する前に得たセキュリティ上重要な + 情報の漏洩を防ぐことができます。この問題の詳細は、 + セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:30 をご覧ください。
+ ++ 悪用することで任意のファイルの許可属性を変更できるという、 + + pppd(8) + にあった競合状態が修正されました。 詳細はセキュリティ勧告 + FreeBSD-SA-02:32 をご覧ください。
+ +ベースシステムの OpenSSL + が新しいバージョンにアップグレードされ、 OpenSSL + に存在していた複数のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:33 をご覧ください。
+ +XDR + デコーダにあったヒープバッファオーバフローが修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:34 をご覧ください。
+ +ローカルユーザが FFS + ファイルシステム上の任意のブロックを読み書きできるというバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:35 をご覧ください。
+ +NFS サーバのコードに含まれていた、 + リモートからのサービス妨害攻撃を可能にするバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:36 をご覧ください。
+ ++ kqueue(2) + 機構を使うことで、 + ローカルユーザがシステムパニックを引き起こすことができる可能性のあるバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:37 をご覧ください。
+ +カーネルメモリの大きな部分を返してしまうという、 + いくつかのシステムコールにあった境界チェックのバグが修正されました。 + この問題の詳細は、 FreeBSD-SA-02:38 をご覧ください。
+ +libkvm + を使っているアプリケーションから + セキュリティ上重要な記述子が漏洩する可能性があるバグが修正されました + この問題の詳細は FreeBSD-SA-02:39 をご覧ください。
++ biff(1) に、新しい引数 + b が追加されました。 + これは、新しいメール到着時の``ベル通知''を有効にします + (biff y + のように、端末には表示されません).
+ ++ cp(1) に (非標準の) -n オプションが + 追加されました。これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 + 自動的に ``no'' を回答するものです。
+ ++ daemon(3) + をコマンドラインから呼び出すための、 + daemon(8) + プログラムが追加されました。 + このコマンドは制御端末を切り離して、コマンドラインに指定された + プログラムを実行します。ユーザは任意のプログラムを、それが + デーモンとして作成されているかのように実行することが可能です。
+ ++ dump(8) + に、単に予想ダンプサイズを表示して終了するという、 -S フラグが追加されました。
+ ++ finger(1) が .pubkey ファイルに対応しました。
+ ++ finger(1) に、GECOS + 情報の表示をユーザのフルネームのみに制限する -g フラグが追加されました。
+ ++ finger(1) + に、リモートの問い合わせに使うアドレスファミリを指定する + -4 フラグと -6 フラグが追加されました。
+ ++ fold(1) + に、指定バイト位置で改行する -b + オプションと、 単語境界で改行する -s オプションが追加されました。
+ ++ ftp(1) が、epsv4 コマンドに対応しました。 + これは、IPv4 で通信している時に、新しい EPSV/EPRT + と従来の PASV/PORT を切り替えるものです。このコマンドは、 + IPFilter などの、新しい FTP + 要求に対応していないファイアウォールを経由して + ftp(1) + を運用する場合に発生する問題の解決を目的としています。
+ ++ ftpd(8) に、新しく -m オプションが追加されました。 + これは、ファイルシステム上の許可属性に従い、ゲストユーザも既存のファイルを + 変更できるようにするものです。これは特に、ゲストユーザが + アップロードする際の途中再送 (resume) + を可能にします。
+ ++ ftpd(8) に、新しく -M オプションが追加されました。 + これは、ゲストユーザがディレクトリを作成できないようにします。
+ ++ ftpd(8) に、新しく -W オプションが追加されました。 + これは、FTP セションのログを + wtmp(5) + に記録しないようにします。
+ ++ ifconfig(8) に、IPv6 + アドレスの下位 64 ビットを自動的に設定する eui64 + コマンドが追加されました。この変更にともない、 + prefix(8) + は廃止されました。
+ ++ ifconfig(8) + に、インターフェイスをプロミスキャス (promiscuous) + モードに + する機能が追加されました。これは、新しく追加された promisc フラグを使います。
+ ++ inetd(8) に、同一の IP + アドレスからの同時アクセス数の最大値を + 各サービスに対して設定する機能が追加されました。
+ ++ lock(1) に、 + 現在使用している端末がロックされている時に VTY + の切替えを無効にする -v + フラグが追加されました。 + これにより、ひとつの端末からコンソール全体をロックすることができるようになります。
+ ++ ls(1) プログラムに、 + リストを一行で表示する -m + フラグ、 ディレクトリ名の後ろに / を付加する -p + フラグ、ファイル名を行方向にソートして表示する -x フラグが追加されました。
+ ++ mv(1) に、(非標準の) + -n オプションが + 追加されました。これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 + 自動的に ``no'' を回答するものです。
+ ++ nice(1) + に、実行するユーティリティの ``nice 値''を指定する -n オプションが追加されました。
+ ++ od(1) + に、入力アドレスの起点を指定する -A オプション、 + ダンプするバイト数を指定する -N + オプション、 ダンプを何バイトスキップするか指定する -j オプション、 符号付きの 10 + 進数で出力する -s オプション、 + 出力形式を指定する -t + オプションが追加されました。
+ +no_fake_prompts + が設定されている場合、 + pam_opie(8) + は偽のチャレンジを送出しなくなりました。
+ ++ pam_opieaccess(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ pam_unix(8) が、2002 年 + 3 月 9 日時点の FreeBSD -CURRENT (OpenPAM に変更される前) + と同期しました。
+ ++ pwd(1) + に、論理カレントディレクトリを表示する -L フラグが追加されました。
+ ++ renice(8) + コマンドに、プロセスの優先度に対する増分を指定する -n オプションが追加されました。
+ ++ sed(1) + に、指定ファイルそのものを編集する -i オプションが追加されました。
+ ++ sh(1) + に、出力のリダイレクトで + 既存の通常ファイルを上書きする操作を禁止する -C オプションと、 + 未定義の変数を展開しようとした時にエラーを発生させる -u オプションが追加されました。
+ ++ sh(1) 内蔵の cd コマンドに、 + 論理モードと物理モードを指定する -L フラグと -P + フラグがそれぞれ追加されました。 + デフォルトは論理モードです。このデフォルトは、 physical という + sh(1) オプションで + 変更できます。
+ ++ sh(1) 内蔵の jobs コマンドに、 PID のみを表示する -s フラグと、 出力に PID を含める -l フラグが追加されました。
+ ++ sh(1) 内蔵の export および readonly コマンドに、 ``portable'' + フォーマットで出力する -p + フラグが追加されました。
+ ++ split(1) + に、分割ファイルの接尾子に使用する文字数を指定する -a オプションが追加されました。
+ ++ su(1) が、Kerberos V + 認証に対応しました。
+ ++ tr(1) + が、一部の等価クラス (equivalence class, + 対応しているロケールのみ) に対応しました。
+ ++ unexpand(1) に、 + expand(1) + と同様のタブ位置を指定する -t + オプションが追加されました。
+ ++ vidcontrol(1) に、VTY + の切替えを無効にする -S + フラグが追加されました。
+ ++ who(1) + に数多くのオプションが追加されました。 -H はカラムヘッダを出力し、 -T は + mesg(1) + の設定を表示します。 また、-m は + am i と等価であり、 -u はアイドル時間の表示、 -q はログイン名を列で表示します。
+ ++ xargs(1) + に、標準入力からのデータの挿入を + コマンドラインの最後ではなく、指定できるようにするための + -I replstr + オプションが追加されました (同様の機能を実現する -J オプションがありますが、 + これに対応しているのは FreeBSD + のみであるため、より互換性の高い -I + オプションの使用が推奨されています)。
+ ++ xargs(1) + に、入力を指定行数ごとに区切り、 + それを引数にして入力がなくなるまで複数回コマンドを呼び出すという + -L + オプションが追加されました。
+ +BIND がバージョン 8.3.3 + に更新されました。
+ +binutils がバージョン + 2.12.1 (具体的には 2002 年 7 月 20 + 日のスナップショット) に更新されました。
+ +gcc が 2002 年 3 月 20 + 日時点の 2.95 + ブランチに由来するスナップショットに更新されました。 + バージョン番号は非公式の 2.95.4 になっています。
+ +Heimdal Kerberos が 2002 + 年 8 月 29 日の pre-0.5 + スナップショットに更新されました。
+ +libpcap がバージョン + 0.7.1 に更新されました。
+ +NetBSD の FTP デーモン、lukemftpd の バージョン 1.2 beta 1 + が統合され、 + lukemftpd(8) + として利用できるようになりました。
+ +OpenBSD より、2002 年 4 月 26 日時点の + m4(1) + が統合されました。
+ +OPIE one-time-password + スイートがバージョン 2.4 に更新されました。
+ +OpenSSH が バージョン + 3.4p1 + に更新されました。主な変更点は次のとおりです。
+ +*2 + という名前のファイルが廃止されました (たとえば 以前 + ~/.ssh/known_hosts2 + に書かれていた内容は ~/.ssh/known_hosts + に書かれるようになっています)。
++ ssh-keygen(1) + は、 SECSH Public Key File Format を使って、 商用の + SSH + 実装と暗号鍵を交換することができるようになりました。
++ ssh-add(1) は、3 + 種類のデフォルト暗号鍵すべてを追加するようになりました。
++ ssh-keygen(1) + において、 + 暗号鍵タイプのデフォルトがなくなりました。 + 特定のタイプを、-t + オプションで指定する必要があります。
+プログラムのバグや将来的に発見される可能性のある + セキュリティ上の弱点の影響を小さくするために、 + 特権を持たないプロセスを使うという ``特権分離 + (privilege separation)'' 機能 + が追加されました。
++ 整数変数のオーバフローによって権限の不正な獲得が可能になるという + セキュリティホールなど、いくつかのバグが修正されました。
+SSH プロトコルのデフォルトは、 バージョン 1 + (使えない場合はバージョン 2 にフォールバック) + ではなく、 バージョン 2 (使えない場合はバージョン 1 + にフォールバック) になっています。
+OpenSSL がバージョン + 0.9.6g に更新されました。
+ +sendmail がバージョン + 8.12.3 からバージョン 8.12.6 に更新されました。
+ +GNU tar がバージョン + 1.13.25 に更新されました。
+ +tcsh が バージョン 6.12 + に更新されました。
+ +texinfo がバージョン 4.2 + に更新されました。
+ +寄贈ソフトウェアの tcp_wrappers に、新しく + tcpd(8) + デーモンが追加されました。厳密に言うと標準の FreeBSD + インストールでは必要のないもの ( + inetd(8) には、 + 相当の機能が搭載されています) ですが、 xinetd のような + inetd(8) + の代替物を使う場合に有用です。
+ +tcpdump がバージョン + 3.7.1 に更新されました。
+ +top がバージョン 3.5b12 + に更新されました。
++ emulators/linux_base の + port (Linux エミュレーション用に必要) + でインストールされるライブラリのデフォルトが更新されました。 + 現在は Red Hat Linux 7.1 + に含まれるものに対応しています。
+ +XFree86 がバージョン + 4.2.1 に更新されました。このバージョンは、バージョン + 4.2.0 から + いくつかのバグとセキュリティ上の修正が加えられています。
+新規インストール時に /usr/share/examples + が展開されないというバグが修正されました。
+ +FreeBSD 4-STABLE ホスト上での FreeBSD 5-CURRENT の + make release、および FreeBSD 5-CURRENT ホスト上での + FreeBSD 4-STABLE の make release + ができるようになりました。 + クロスアーキテクチャのリリース構築 + (ホストと異なるアーキテクチャの + リリースを構築すること)も可能になっています。 詳しくは + release(7) + をご覧ください。
+以前の FreeBSD + リリース版からのアップグレードを行なうには、 主に次の 3 + つの方法があります。
+ ++ sysinstall(8) + のバイナリアップグレード機能を使う方法。 + おそらくこの方法が最も時間のかからない方法なのですが、 + これは FreeBSD のインストール時に + 特別なコンパイルオプションを指定していないことを前提としています。
+FreeBSD を完全に再インストールする方法。 + 技術的にはアップグレード手段の一つとは言えませんし、 + /etc + の内容を手動で退避・復元したりする必要があるなど、 + 大抵の場合はバイナリアップグレード機能を使うより手間がかかります。 + しかし、ディスクのパーティション分割を変更したい + (とか、 変更しなければならない) + 場合などには便利な方法でしょう。
+/usr/src + のソースコードから構築する方法。 + この手段は非常に柔軟な対応が可能ですが、 + ディスク空間と時間、そして専門的なノウハウを必要とします。 + 詳細については FreeBSD ハンドブックの ``make world + を利用する'' という章をご覧ください。 + また、非常に古いバージョンの FreeBSD + からのアップグレードは問題が発生することが多いため、 + そのような場合にはバイナリアップグレード、 + もしくは完全な再インストールを行なった方が効果的でしょう。
+なるべくアップグレードを始める前に詳細について INSTALL.TXT をご覧ください。 + ソースからアップグレードする場合は /usr/src/UPDATING + にも目を通す必要があります。
+ +最後になりますが、FreeBSD の -STABLE もしくは -CURRENT + ブランチを追いかけるために用意された手段の一つをとりたいと考えているなら、 + FreeBSD ハンドブックの ``-CURRENT vs. -STABLE'' + の節をご覧になるようお願いします。
+ +++Important: もちろん言うまでもないことですが、 + FreeBSD のアップグレードは、データと設定ファイルを + すべて + バックアップした後に行なうべきです。
+
このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +FreeBSD 4-STABLE + をお使いの方は、ぜひ <stable@FreeBSD.org> + メーリングリストに参加ください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは <doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
Copyright © 2000, 2001, 2002 by + FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクト
+ +$FreeBSD:
+ src/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml,v
+ 1.5.2.35 2002/11/02 06:23:29 hrs Exp $
+
この文書は IA-32 アーキテクチャ版 FreeBSD 4.7-RELEASE + のリリースノートです。 これには 4.6-RELEASE 以降に追加 + (変更) された新機能および、前のバージョンの FreeBSD + からアップグレードする場合におけるいくつかの注意点か書かれています。
+ +この FreeBSD 4.7-RELEASE は release 版であり、 ftp://ftp.FreeBSD.org/ + および各ミラーサイトで公開されています。 FreeBSD の release + 版 (またはそれ以外) の入手法については FreeBSD ハンドブックの ``FreeBSD + を入手するには''をご覧ください。
+この節では 4.6-RELEASE 以降に新たに追加・変更された + ユーザに影響する機能について説明します。 + リリースノートの項目には通常、新しいドライバや新しいハードウェアへの対応、 + 新しいコマンドや新しいオプションの導入、 + 大規模なバグ修正、寄贈ソフトウェアのアップグレードが含まれており、 + それに加えて 4.6-RELEASE 以降に発行され、 + ベースシステムに影響のあるセキュリティ勧告も記載されています。
+ ++ acct(2) + は、アカウンティングファイルを + 追記モードでオープンするように変更されました。 これは + accton(8) + のアカウンティング機能を、 + 追記専用ファイルに対して使えるようにするための変更です。
+ +RLIMIT_VMEM + 機能が追加されました。 これは、あるプロセスに対して、 + mmap(2) 空間を含む、 + 全仮想メモリ空間の大きさに制限を設けるものです。 制限は + + login.conf(5) + に追加された vmemoryuse + 変数によって設定することができます。
+ ++ sendfile(2) + システムコールにおいて、 + 送信ファイルサイズの計算でヘッダサイズを正しく含めていなかった + というバグが修正されました。
+ +USB モデム、USB シリアルデバイスを tty + を使うプログラムに対応させるための + ucom(4) + デバイスドライバが追加されました。 また、 + uplcom(4)、 + uvscom(4) + ドライバはそれぞれ、 Prolific PL-2303 シリアルアダプタと + SUNTAC Slipper U VS-10U に対応しています。
+ +Handspring Visors を USB + 経由で接続できるようにするための + uvisor(4) + ドライバが追加されました。
+ +AMD Élan SC520 に対応しました。 + 利用するには、カーネルコンフィグファイルに CPU_ELAN + オプションを追加する必要があります。
++ em(4) ドライバが + Intel 82545EM および 82545EB チップに対応しました。 + VLAN にも対応しています。
+ ++ rp(4) + ドライバがバージョン 3.02 に更新され、 + モジュールとしてコンパイルできるようになりました。
+新しいバージョンの + ipfw(4) (``IPFW2'' + と呼ばれています) が追加され、 + オプション機能として選択できるようになりました。 + ipfw(4) + は、カーネル内で + bpf(4) + 命令に似た可変長ルール表現を使っています。 + ipfw(8) + に、マッチフィールド連結子 or + が新しく追加されていますが、( + ipfw(8) + に記載されている) + 外部に見える部分の動作のほとんどは、変更されていません。 + 新しいバージョンの + ipfw(4) + は、デフォルトでは 有効になっていません。 + 有効にするには、次のようにします。
+ +カーネルコンフィグファイルに options IPFW2 オプション + (文書化されていません) を追加する。
++ make(1) に -DIPFW2 オプションを付けて + libalias + をコンパイル・インストールする。
+新しい netgraph ノードタイプ + ng_l2tp(4) + が追加されました。 これは RFC 2661 に記載されている + L2TP プロトコルのカプセル化レイヤを + 実装したものです。
+ ++ tcp(4) + プロトコルの再送タイマが net.inet.tcp.rexmit_min と net.inet.tcp.rexmit_slop の、2 つの + sysctl 変数で操作できるようになりました。
+ ++ tcp(4) + プロトコルに、送信側のウィンドウのサイズを動的に + 制限して、帯域を最大化し、ラウンドトリップタイムを最小にするための + 機能が追加されました。この機能は、sysctl 変数 net.inet.tcp.inflight_enable + を使って有効化することが可能です。
++ ahd(4) + ドライバが新しく追加されました。 これは Adaptec + AIC7901, AIC7901A, AIC7902 Ultra320 PCI-X SCSI + コントローラチップに対応しています。
+ ++ ata(4) + のタグ付きキューイング機能で + 時々発生していた動作不良が修正されました。
+ ++ ata(4) + ドライバが最大転送データサイズを正しく計算するようになりました。 + この修正により、特定の ATA + デバイスにアクセスした時に数多く生じていた READ_BIG + エラーやその他のエラーが発生しなくなっています。
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Sil 0680 と VIA 8233/8235 + コントローラに対応しました。
+ +mpt ドライバが新しく追加されました。 これは、LSI + Logic Fusion/MP アーキテクチャ + ファイバチャネルコントローラに対応してます。
+ +pst ドライバが新しく追加されました。 これは Promise + SuperTrak ATA RAID コントローラに対応しています。
+VT8233 オーディオコントローラのドライバが + 追加されました。これはすべてのリビジョンのハードウェアに対応しています。 + このドライバは、カーネルコンフィグファイルに device pcm を追加するか、 /boot/loader.conf に snd_via8233="YES" と追加することで + 起動時にロードすることが可能です。 このドライバは、VIA + から提供された資料を用いて開発されました。
+ +ich サウンドドライバに、ich4 オーディオ対応の + 基本部分が追加されました。
+ +USB オーディオデバイス用の uaudio + ドライバが追加されました。
+セキュリティ勧告 SA-02:23 (set-user-id もしくは + set-group-id + されたプログラムのファイル記述子の取り扱いに関する問題) + における修正に誤りがありました。 + procfs(5), あるいは + linprocfs(5) + を使っているシステムは、 + 修正を行なっていてもなお、悪用することが可能です。 + 誤りは修正されており、詳細は改訂版のセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:23 + に記載されています。
+ +悪意を持ったドメインネームサーバや DNS + メッセージを生成できる攻撃者が悪用可能な、 + リゾルバのバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:28 をご覧ください。
+ +不正な NFS パケットによって悪用される可能性がある、 + tcpdump(1) + のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:29 をご覧ください。
+ +高い権限を放棄したプロセスに対して、 + ktrace(1) を使った追跡 + (trace) 操作ができないようになりました。 + これにより、そのプロセスが権限を放棄する前に得たセキュリティ上重要な + 情報の漏洩を防ぐことができます。この問題の詳細は、 + セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:30 をご覧ください。
+ ++ 悪用することで任意のファイルの許可属性を変更できるという、 + + pppd(8) + にあった競合状態が修正されました。 詳細はセキュリティ勧告 + FreeBSD-SA-02:32 をご覧ください。
+ +ベースシステムの OpenSSL + が新しいバージョンにアップグレードされ、 OpenSSL + に存在していた複数のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:33 をご覧ください。
+ +XDR + デコーダにあったヒープバッファオーバフローが修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:34 をご覧ください。
+ +ローカルユーザが FFS + ファイルシステム上の任意のブロックを読み書きできるというバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:35 をご覧ください。
+ +NFS サーバのコードに含まれていた、 + リモートからのサービス妨害攻撃を可能にするバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:36 をご覧ください。
+ ++ kqueue(2) + 機構を使うことで、 + ローカルユーザがシステムパニックを引き起こすことができる可能性のあるバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:37 をご覧ください。
+ +カーネルメモリの大きな部分を返してしまうという、 + いくつかのシステムコールにあった境界チェックのバグが修正されました。 + この問題の詳細は、 FreeBSD-SA-02:38 をご覧ください。
+ +libkvm + を使っているアプリケーションから + セキュリティ上重要な記述子が漏洩する可能性があるバグが修正されました + この問題の詳細は FreeBSD-SA-02:39 をご覧ください。
++ biff(1) に、新しい引数 + b が追加されました。 + これは、新しいメール到着時の``ベル通知''を有効にします + (biff y + のように、端末には表示されません).
+ ++ cp(1) に (非標準の) -n オプションが + 追加されました。これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 + 自動的に ``no'' を回答するものです。
+ ++ daemon(3) + をコマンドラインから呼び出すための、 + daemon(8) + プログラムが追加されました。 + このコマンドは制御端末を切り離して、コマンドラインに指定された + プログラムを実行します。ユーザは任意のプログラムを、それが + デーモンとして作成されているかのように実行することが可能です。
+ ++ dump(8) + に、単に予想ダンプサイズを表示して終了するという、 -S フラグが追加されました。
+ ++ finger(1) が .pubkey ファイルに対応しました。
+ ++ finger(1) に、GECOS + 情報の表示をユーザのフルネームのみに制限する -g フラグが追加されました。
+ ++ finger(1) + に、リモートの問い合わせに使うアドレスファミリを指定する + -4 フラグと -6 フラグが追加されました。
+ ++ fold(1) + に、指定バイト位置で改行する -b + オプションと、 単語境界で改行する -s オプションが追加されました。
+ ++ ftp(1) が、epsv4 コマンドに対応しました。 + これは、IPv4 で通信している時に、新しい EPSV/EPRT + と従来の PASV/PORT を切り替えるものです。このコマンドは、 + IPFilter などの、新しい FTP + 要求に対応していないファイアウォールを経由して + ftp(1) + を運用する場合に発生する問題の解決を目的としています。
+ ++ ftpd(8) に、新しく -m オプションが追加されました。 + これは、ファイルシステム上の許可属性に従い、ゲストユーザも既存のファイルを + 変更できるようにするものです。これは特に、ゲストユーザが + アップロードする際の途中再送 (resume) + を可能にします。
+ ++ ftpd(8) に、新しく -M オプションが追加されました。 + これは、ゲストユーザがディレクトリを作成できないようにします。
+ ++ ftpd(8) に、新しく -W オプションが追加されました。 + これは、FTP セションのログを + wtmp(5) + に記録しないようにします。
+ ++ ifconfig(8) に、IPv6 + アドレスの下位 64 ビットを自動的に設定する eui64 + コマンドが追加されました。この変更にともない、 + prefix(8) + は廃止されました。
+ ++ ifconfig(8) + に、インターフェイスをプロミスキャス (promiscuous) + モードに + する機能が追加されました。これは、新しく追加された promisc フラグを使います。
+ ++ inetd(8) に、同一の IP + アドレスからの同時アクセス数の最大値を + 各サービスに対して設定する機能が追加されました。
+ ++ lock(1) に、 + 現在使用している端末がロックされている時に VTY + の切替えを無効にする -v + フラグが追加されました。 + これにより、ひとつの端末からコンソール全体をロックすることができるようになります。
+ ++ ls(1) プログラムに、 + リストを一行で表示する -m + フラグ、 ディレクトリ名の後ろに / を付加する -p + フラグ、ファイル名を行方向にソートして表示する -x フラグが追加されました。
+ ++ mv(1) に、(非標準の) + -n オプションが + 追加されました。これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 + 自動的に ``no'' を回答するものです。
+ ++ nice(1) + に、実行するユーティリティの ``nice 値''を指定する -n オプションが追加されました。
+ ++ od(1) + に、入力アドレスの起点を指定する -A オプション、 + ダンプするバイト数を指定する -N + オプション、 ダンプを何バイトスキップするか指定する -j オプション、 符号付きの 10 + 進数で出力する -s オプション、 + 出力形式を指定する -t + オプションが追加されました。
+ +no_fake_prompts + が設定されている場合、 + pam_opie(8) + は偽のチャレンジを送出しなくなりました。
+ ++ pam_opieaccess(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ pam_unix(8) が、2002 年 + 3 月 9 日時点の FreeBSD -CURRENT (OpenPAM に変更される前) + と同期しました。
+ ++ pwd(1) + に、論理カレントディレクトリを表示する -L フラグが追加されました。
+ ++ renice(8) + コマンドに、プロセスの優先度に対する増分を指定する -n オプションが追加されました。
+ ++ sed(1) + に、指定ファイルそのものを編集する -i オプションが追加されました。
+ ++ sh(1) + に、出力のリダイレクトで + 既存の通常ファイルを上書きする操作を禁止する -C オプションと、 + 未定義の変数を展開しようとした時にエラーを発生させる -u オプションが追加されました。
+ ++ sh(1) 内蔵の cd コマンドに、 + 論理モードと物理モードを指定する -L フラグと -P + フラグがそれぞれ追加されました。 + デフォルトは論理モードです。このデフォルトは、 physical という + sh(1) オプションで + 変更できます。
+ ++ sh(1) 内蔵の jobs コマンドに、 PID のみを表示する -s フラグと、 出力に PID を含める -l フラグが追加されました。
+ ++ sh(1) 内蔵の export および readonly コマンドに、 ``portable'' + フォーマットで出力する -p + フラグが追加されました。
+ ++ split(1) + に、分割ファイルの接尾子に使用する文字数を指定する -a オプションが追加されました。
+ ++ su(1) が、Kerberos V + 認証に対応しました。
+ ++ tr(1) + が、一部の等価クラス (equivalence class, + 対応しているロケールのみ) に対応しました。
+ ++ unexpand(1) に、 + expand(1) + と同様のタブ位置を指定する -t + オプションが追加されました。
+ ++ vidcontrol(1) に、VTY + の切替えを無効にする -S + フラグが追加されました。
+ ++ who(1) + に数多くのオプションが追加されました。 -H はカラムヘッダを出力し、 -T は + mesg(1) + の設定を表示します。 また、-m は + am i と等価であり、 -u はアイドル時間の表示、 -q はログイン名を列で表示します。
+ ++ xargs(1) + に、標準入力からのデータの挿入を + コマンドラインの最後ではなく、指定できるようにするための + -I replstr + オプションが追加されました (同様の機能を実現する -J オプションがありますが、 + これに対応しているのは FreeBSD + のみであるため、より互換性の高い -I + オプションの使用が推奨されています)。
+ ++ xargs(1) + に、入力を指定行数ごとに区切り、 + それを引数にして入力がなくなるまで複数回コマンドを呼び出すという + -L + オプションが追加されました。
+ +BIND がバージョン 8.3.3 + に更新されました。
+ +binutils がバージョン + 2.12.1 (具体的には 2002 年 7 月 20 + 日のスナップショット) に更新されました。
+ +gcc が 2002 年 3 月 20 + 日時点の 2.95 + ブランチに由来するスナップショットに更新されました。 + バージョン番号は非公式の 2.95.4 になっています。
+ +Heimdal Kerberos が 2002 + 年 8 月 29 日の pre-0.5 + スナップショットに更新されました。
+ +libpcap がバージョン + 0.7.1 に更新されました。
+ +NetBSD の FTP デーモン、lukemftpd の バージョン 1.2 beta 1 + が統合され、 + lukemftpd(8) + として利用できるようになりました。
+ +OpenBSD より、2002 年 4 月 26 日時点の + m4(1) + が統合されました。
+ +OPIE one-time-password + スイートがバージョン 2.4 に更新されました。
+ +OpenSSH が バージョン + 3.4p1 + に更新されました。主な変更点は次のとおりです。
+ +*2 + という名前のファイルが廃止されました (たとえば 以前 + ~/.ssh/known_hosts2 + に書かれていた内容は ~/.ssh/known_hosts + に書かれるようになっています)。
++ ssh-keygen(1) + は、 SECSH Public Key File Format を使って、 商用の + SSH + 実装と暗号鍵を交換することができるようになりました。
++ ssh-add(1) は、3 + 種類のデフォルト暗号鍵すべてを追加するようになりました。
++ ssh-keygen(1) + において、 + 暗号鍵タイプのデフォルトがなくなりました。 + 特定のタイプを、-t + オプションで指定する必要があります。
+プログラムのバグや将来的に発見される可能性のある + セキュリティ上の弱点の影響を小さくするために、 + 特権を持たないプロセスを使うという ``特権分離 + (privilege separation)'' 機能 + が追加されました。
++ 整数変数のオーバフローによって権限の不正な獲得が可能になるという + セキュリティホールなど、いくつかのバグが修正されました。
+SSH プロトコルのデフォルトは、 バージョン 1 + (使えない場合はバージョン 2 にフォールバック) + ではなく、 バージョン 2 (使えない場合はバージョン 1 + にフォールバック) になっています。
+OpenSSL がバージョン + 0.9.6g に更新されました。
+ +sendmail がバージョン + 8.12.3 からバージョン 8.12.6 に更新されました。
+ +smbfs + ユーザランドユーティリティの バージョン 1.4.5 + が統合されました。
+ +GNU tar がバージョン + 1.13.25 に更新されました。
+ +tcsh が バージョン 6.12 + に更新されました。
+ +texinfo がバージョン 4.2 + に更新されました。
+ +寄贈ソフトウェアの tcp_wrappers に、新しく + tcpd(8) + デーモンが追加されました。厳密に言うと標準の FreeBSD + インストールでは必要のないもの ( + inetd(8) には、 + 相当の機能が搭載されています) ですが、 xinetd のような + inetd(8) + の代替物を使う場合に有用です。
+ +tcpdump がバージョン + 3.7.1 に更新されました。
+ +top がバージョン 3.5b12 + に更新されました。
++ emulators/linux_base の + port (Linux エミュレーション用に必要) + でインストールされるライブラリのデフォルトが更新されました。 + 現在は Red Hat Linux 7.1 + に含まれるものに対応しています。
+ +XFree86 がバージョン + 4.2.1 に更新されました。このバージョンは、バージョン + 4.2.0 から + いくつかのバグとセキュリティ上の修正が加えられています。
+新規インストール時に /usr/share/examples + が展開されないというバグが修正されました。
+ +FreeBSD 4-STABLE ホスト上での FreeBSD 5-CURRENT の + make release、および FreeBSD 5-CURRENT ホスト上での + FreeBSD 4-STABLE の make release + ができるようになりました。 + クロスアーキテクチャのリリース構築 + (ホストと異なるアーキテクチャの + リリースを構築すること)も可能になっています。 詳しくは + release(7) + をご覧ください。
+以前の FreeBSD + リリース版からのアップグレードを行なうには、 主に次の 3 + つの方法があります。
+ ++ sysinstall(8) + のバイナリアップグレード機能を使う方法。 + おそらくこの方法が最も時間のかからない方法なのですが、 + これは FreeBSD のインストール時に + 特別なコンパイルオプションを指定していないことを前提としています。
+FreeBSD を完全に再インストールする方法。 + 技術的にはアップグレード手段の一つとは言えませんし、 + /etc + の内容を手動で退避・復元したりする必要があるなど、 + 大抵の場合はバイナリアップグレード機能を使うより手間がかかります。 + しかし、ディスクのパーティション分割を変更したい + (とか、 変更しなければならない) + 場合などには便利な方法でしょう。
+/usr/src + のソースコードから構築する方法。 + この手段は非常に柔軟な対応が可能ですが、 + ディスク空間と時間、そして専門的なノウハウを必要とします。 + 詳細については FreeBSD ハンドブックの ``make world + を利用する'' という章をご覧ください。 + また、非常に古いバージョンの FreeBSD + からのアップグレードは問題が発生することが多いため、 + そのような場合にはバイナリアップグレード、 + もしくは完全な再インストールを行なった方が効果的でしょう。
+なるべくアップグレードを始める前に詳細について INSTALL.TXT をご覧ください。 + ソースからアップグレードする場合は /usr/src/UPDATING + にも目を通す必要があります。
+ +最後になりますが、FreeBSD の -STABLE もしくは -CURRENT + ブランチを追いかけるために用意された手段の一つをとりたいと考えているなら、 + FreeBSD ハンドブックの ``-CURRENT vs. -STABLE'' + の節をご覧になるようお願いします。
+ +++Important: もちろん言うまでもないことですが、 + FreeBSD のアップグレードは、データと設定ファイルを + すべて + バックアップした後に行なうべきです。
+
このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +FreeBSD 4-STABLE + をお使いの方は、ぜひ <stable@FreeBSD.org> + メーリングリストに参加ください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは <doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
FreeBSD のリリースノートは、 + 各対応プラットフォーム用にそれぞれ異なっています。 + これは特定アーキテクチャのみに影響する変更が存在するためです。
+ +FreeBSD 4.7-RELEASE のリリースノートは、 + 以下のアーキテクチャ用のものが用意されています。
+ + + +現在開発中の対応プラットフォーム一覧表は、 + 「対応プラットフォーム」 + のページをご覧ください。
+ + diff --git a/ja/releases/Makefile b/ja/releases/Makefile index 1136fcbb43..6c1583bb27 100644 --- a/ja/releases/Makefile +++ b/ja/releases/Makefile @@ -1,30 +1,29 @@ -# $FreeBSD: www/ja/releases/Makefile,v 1.28 2002/06/24 09:45:14 hrs Exp $ +# $FreeBSD: www/ja/releases/Makefile,v 1.29 2002/08/19 22:01:44 hrs Exp $ # The FreeBSD Japanese Documentation Project # Original revision: 1.35 .if exists(../Makefile.conf) .include "../Makefile.conf" .endif .if exists(../Makefile.inc) .include "../Makefile.inc" .endif DOCS?= index.sgml snapshots.sgml #SUBDIR= 1.1 1.1.5 2.0 2.0.5R 2.1R SUBDIR= 2.1.5R 2.1.6R 2.1.7R 2.2R SUBDIR+= 2.2.1R 2.2.2R 2.2.5R 2.2.6R 2.2.7R 2.2.8R 3.0R 3.1R 3.2R SUBDIR+= 3.3R 3.4R 3.5R SUBDIR+= 4.0R 4.1R 4.1.1R 4.2R 4.3R 4.4R 4.5R 4.6R -#SUBDIR+= 4.6.2R 4.7R -SUBDIR+= 4.6.2R +SUBDIR+= 4.6.2R 4.7R #SUBDIR+= 5.0R .if defined $(NEW_BUILD) SUBDIR= .endif ### Revision checking REVCHECK= YES .include "${WEB_PREFIX}/share/mk/web.site.mk" diff --git a/ja/releases/index.sgml b/ja/releases/index.sgml index e138805f8d..65448580b3 100644 --- a/ja/releases/index.sgml +++ b/ja/releases/index.sgml @@ -1,274 +1,281 @@ - + %includes; ]> - + - + &header;FreeBSD の最新ニュースについては、 ニュース速報のページをご覧ください。
リリース &rel.current; (&rel.current.date;) アナウンス : リリースノート : ハードウェアノート : Errata (正誤表)。
FreeBSD-stable ブランチからの最新リリースは、毎日更新されています。 詳細については、FreeBSD を手にいれる の項をご覧ください。
わたしたちは、 FreeBSD-stable と FreeBSD-current 両方のブランチから継続して、 開発者向けのスナップショットと定期的なフルリリース版を公開する予定でいます。 - -stable ブランチにおける次回のリリースは、2002 年 10 月 1 日に - FreeBSD 4.7 として公開される予定です。 + -stable ブランチにおける次回のリリースは、2003 年 2 月 1 日に + FreeBSD 4.8 として公開される予定です。 その後のリリースは 4 ヶ月ごとに公開される予定です。 また、 -current ブランチにおける最初のリリースは、 2002 年 11 月 20 日に FreeBSD 5.0 として公開される予定になっています。
リリースエンジニアリングの工程に関する詳細や 今後のリリーススケジュールを知りたい方は、 このウェブサイトのリリースエンジニアリングの 項をご覧ください。
FreeBSD-stable、FreeBSD-current のリリース関連文書ファイルは、 リリース文書のページから HTML 形式で提供されています。 また、これらのファイルは FreeBSD の開発状況を反映して、 定期的に更新されます。
現在の FreeBSD リリースの使用者のスナップショットが http://www.FreeBSD.org/statistic/release_usage/2002/ から利用できます。
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