diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 index dea8e4e4d1..b8da255711 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 @@ -1,791 +1,791 @@ .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. 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.Ar utility で指定した名前のプログラムを実行し、終了コードが 0 の場合、真とします。 .Ar argument は、utility への引数として渡されます。 この指定は、最後に必ずセミコロン .Pq Dq Li \&; をつけてください。 utility もしくは argument の指定 のなかで .Dq Li {} が使われていた場合は、その部分が、現在 .Nm が対象としているファイルのパス名に置き換えられます。ただし、 .Ar utility が実行されるときのカレントディレクトリは、 .Nm が起動されたディレクトリのままです。 .Ar utility と .Ar arguments は、シェルのパターンと構造の更なる展開対象とはなりません。 .It Ic -execdir Ar utility Op Ar argument ... ; .Ic -execdir プライマリは .Ic -exec プライマリと同様ですが、 .Ar utility が現在のファイルを持つディレクトリにおいて実行される点が異なります。 文字列 .Dq Li {} に対して置換されるファイル名は適切ではありません。 .It Ic -flags Oo Cm - Ns | Ns Cm + Oc Ns Ar flags , Ns Ar notflags フラグは、シンボル名 ( .Xr chflags 1 参照) で指定します。 フラグの前に .Qq Li no を付けると ( .Qq Li nodump は除きます)、 .Ar notflags と呼ばれます。 .Ar flags にあるフラグは設定されていることが検査され、 .Ar notflags にあるフラグは設定されていないことが検査されます。 これは、設定されているモードビットのみをユーザが指定可能な .Ic -perm とは異なることに注意してください。 .Pp フラグの前にダッシュ .Pq Dq Li - が付く場合、このプライマリは、ファイルのフラグビットのうち少なくとも .Ar flags 中の全ビットが設定されていて、 .Ar notflags 中のどのビットも設定されていない場合に真になります。 フラグの前にプラス .Pq Dq Li + が付く場合、このプライマリは、ファイルのフラグビットのうち .Ar flags のいずれかのビットが設定されているか、 .Ar notflags のいずれかのビットが設定されていない場合に真になります。 どちらでもない場合、このプライマリは、 .Ar flags のビットがファイルのフラグビットに完全に適合し、 .Ar flags のいずれもが .Ar notflags に適合しない場合に真になります。 .It Ic -fstype Ar type 対象ファイルが格納されているファイルシステムのタイプが、 .Ar type で指定されたものである場合に真となります。 .Xr sysctl 8 コマンドを使用して、 システム上で利用可能なファイルシステムタイプを調べることができます: .Pp .Dl "sysctl vfs" .Pp さらに、2 つの 擬似タイプ .Dq Li local と .Dq Li rdonly があります。 前者は、 .Nm を実行しているシステム上に物理的にマウントされているファイルシステムです。 後者は、読み取り専用でマウントされているファイルシステムです。 .It Ic -group Ar gname ファイルが .Ar gname で指定したグループに属している場合、真になります。 .Ar gname が数字で、そのようなグループ名がない場合は、 .Ar gname をグループ ID として扱います。 .It Ic -iname Ar pattern .Ic -name に似ていますが、大文字小文字を区別せずにマッチします。 .It Ic -inum Ar n ファイルの inode 番号が .Ar n なら、真になります。 .It Ic -ipath Ar pattern .Ic -path に似ていますが、大文字小文字を区別せずにマッチします。 .It Ic -iregex Ar pattern .Ic -regex に似ていますが、大文字小文字を区別せずにマッチします。 .It Ic -links Ar n ファイルのリンク数が .Ar n なら、真になります。 .It Ic -ls このプライマリは常に真になります。対象となっているファイルの情報を 標準出力に出力します。出力する内容は inode 番号、 512 バイトブロックでのファイルの大きさ、 ファイルのパーミッション、ハードリンクの数、所有者、グループ、 バイトで表したファイルの大きさ、最後にファイルが修正された時刻、パス名です。 ファイルがブロック型もしくはキャラクタ型の特殊ファイルならば、 バイトで表したファイルの大きさの代わりにメジャー番号とマイナー番号を 出力します。ファイルがシンボリックリンクならば、 .Dq Li -> の後にリンク先のファイルのパス名を表示します。 フォーマットは .Bk -words .Nm ls Fl dgils .Ek の出力結果と同じです。 .It Ic -maxdepth Ar n 現在のファイルのツリーにおける深さが .Ar n 以下である場合、真になります。 .It Ic -mindepth Ar n 現在のファイルのツリーにおける深さが .Ar n 以上である場合、真になります。 .It Ic -mmin Ar n 最後にファイルが修正された時刻と、 .Nm を起動した時刻との差 (1 分単位で切り上げます) が .Ar n 分であれば、真とします。 .It Ic -mnewer Ar file .Ic -newer と同じです。 .It Ic -mtime Ar n 最後にファイルが修正された時刻と、 .Nm を起動した時刻との差(24 時間単位で切り上げます)が .Ar n 日であれば、真とします。 .It Ic -name Ar pattern 対象ファイルのパス名の最後のファイル名部分が .Ar pattern で指定したものとマッチするかどうかを調べ、マッチした場合は真になります。 .Ar pattern としては、シェルで使われるパターンマッチ 指定 ( .Dq Li \&[ , .Dq Li \&] , .Dq Li * , .Dq Li \&? ) を使用することができます。これらの文字は バックスラッシュ .Pq Dq Li \e を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として 扱う事を明示することができます。 .It Ic -newer Ar file 対象ファイルの修正日付が、 .Ar file で指定したファイルのものより新しい場合は、真になります。 .It Ic -newer Ns Ar X Ns Ar Y Ar file 現在のファイルの最終アクセス時刻 .Ar ( X Ns = Ns Cm a ) ・ステータス修正時刻 .Ar ( X Ns = Ns Cm c ) ・内容修正時刻 .Ar ( X Ns = Ns Cm m ) が、 .Ar file の最終アクセス時刻 .Ar ( Y Ns = Ns Cm a ) ・ステータス修正時刻 .Ar ( Y Ns = Ns Cm c ) ・内容修正時刻 .Ar ( Y Ns = Ns Cm m ) より新しい場合は、真となります。 さらに .Ar Y Ns = Ns Cm t の場合、 .Ar file は代りに、 .Xr cvs 1 が理解する直接的な時刻指定として解釈されます。 .Ic -newermm は .Ic -newer と同じであることに注意してください。 .It Ic -nogroup 対象ファイルのグループが unknown の場合、真になります。 .It Ic -nouser 対象ファイルの所有者が unknown の場合、真になります。 .It Ic -ok Ar utility Op Ar argument ... ; .Ic -ok プライマリは .Ic exec とほぼ同じですが、 .Ar utility を実行するかどうかの確認をユーザに求め、端末にメッセージを出力します。 .Dq Li y 以外の返答をした場合は、 コマンドは実行されず、 .Ic -ok 式の値は偽になります。 .It Ic -okdir Ar utility Op Ar argument ... ; .Ic -okdir プライマリは、 .Ic -execdir プライマリと同様ですが、 .Ic -ok プライマリの解説に該当する部分が異なります。 .It Ic -path Ar pattern 対象ファイルのパス名が、 .Ar pattern で指定したものとマッチす るかどうかを調べます、マッチした場合は真になります。 .Ar pattern としては、シェルで使われるパターンマッチ指定 ( .Dq Li \&[ , .Dq Li \&] , .Dq Li * , .Dq Li \&? ) を使用することができます。これらの文字は バックスラッシュ .Pq Dq Li \e を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として 扱う事を明示することができます。 .Pq Dq Li / は、そのままパスのディレクトリの区切りにマッチします。 .It Ic -perm Oo Cm - Ns | Ns Cm + Oc Ns Ar mode ファイルのモードを、 .Ar mode と比較します。 .Ar mode は、シンボル 形式 ( .Xr chmod 1 参照) もしくは 8 進数形式で指定します。 .Ar mode がシンボル形式の場合は、 .Ar mode は 00000 から開始してパーミッションのセットとクリアを行います。 (プロセスのファイル生成マスクとは無関係です。) .Ar mode が 8 進数形式の場合は、 ファイルのモードビットのうち、07777 .Pq Dv S_ISUID | S_ISGID | S_ISTXT | S_IRWXU | S_IRWXG | S_IRWXO の部分が比較対象になります。 .Ar mode の最初にダッシュ .Pq Dq Li - を指定した場合は、 .Ar mode でセットされているすべてのビットが ファイルのモードでもセットされていれば、このプライマリは真となります。 .Ar mode の最初にプラス .Pq Dq Li + を指定した場合は、 .Ar mode でセットされているビットのどれかがファイルのモードでもセットされていれば、 このプライマリは真となります。 どちらでもない場合、ファイルのモードと .Ar mode が完全に一致した場合にのみ真となります。 なお、 シンボル形式でモード指定をする場合は、少なくとも最初がダッシュ .Pq Dq Li - にならない ようにする必要があります。 .It Ic -print このプライマリは常に真になります。 対象となっているファイルのパス名を標準出力に出力して改行します。 .Ic -exec , -ls , -print0 , .Ic -ok のどのプライマリも指定されなかった場合は、 与えられた式 given expression は .Cm \&( Ar "given expression" Cm \&) Ic -print で置き換えられます。 .It Ic -print0 .Ic -print とほぼ同じですが、標準出力に対象となっているファイルのパス名を出力 したあと、改行ではなく、 .Tn ASCII NUL 文字 (文字コード 0) を出力します。 .It Ic -prune このプライマリは常に真になります。 対象となっているファイル配下のディレクトリに下りないようにします。 .Fl d オプションが指定されている場合は、 .Ic -prune の指定は無効になります。 .It Ic -regex Ar pattern ファイルのパス全体が、正規表現 .Ar pattern にマッチする場合、真になります。 ファイル名 .Dq Pa ./foo/xyzzy にマッチさせるには、 正規表現 .Dq Li ".*/[xyz]*" や .Dq Li ".*/foo/.*" が使えますが、 .Dq Li xyzzy や .Dq Li /foo/ は使えません。 .It Ic -size Ar n Ns Op Cm c ファイルサイズを 512 バイトのブロック単位で数えたとき (端数は切り上げ)、 .Ar n ブロックであれば真になります。 .Ar n のあとに .Cm c が指定されていた場合は、ファイルサイズが .Ar n バイト (文字) であれば真になります。 .It Ic -type Ar t ファイルタイプが .Ar t で指定されたタイプに一致すれば真になります。 タイプとして、次のような指定が可能です: .Pp .Bl -tag -width indent -compact .\" jpman project では special file を「特殊ファイル」と訳している。 .\" これにあわせて block special を「ブロックスペシャル」ではなく .\" 「ブロック特殊」とするのは違和感があるので、「ファイル」を補った。 .\" Kazuo Horikawa 1999/03/10 .It Cm b ブロック型特殊ファイル .It Cm c キャラクタ型特殊ファイル .It Cm d ディレクトリ .It Cm f 普通のファイル .It Cm l シンボリックリンク .It Cm p FIFO .It Cm s ソケット .El .It Ic -user Ar uname ファイルの所有者が、 .Ar uname で指定されたユーザと一致すれば真になります。もし .Ar uname が数字で、そのようなユーザ名がなければ、 ユーザ ID が指定されたものとして扱います。 .El .Pp なお、数字を引数にとるプライマリは、 数字の前にプラス .Pq Dq Li + およびマイナス .Pq Dq Li \- をつけることができます。 それぞれ .Dq n より大 および .Dq n より小 の意味になり、 .Dq 正確に n という意味ではなくなります。 .Sh 演算子 以下の演算子を使って、プライマリを組み合わせることができます。 演算子は優先度が下がる順番で示されています。 .Pp .Bl -tag -width "( expression )" -compact .It Cm \&( Ar expression Cm \&) もし、括弧内の .Ar expression が真なら、真になります。 .Pp .It Cm \&! Ar expression 単項否定演算子 ( .Tn NOT ) です。 .Ar expression が偽なら、真となります。 .Pp .It Ar expression1 Cm -and Ar expression2 .It Ar expression1 expression2 論理積 ( .Tn AND ) 演算子です。 .Ar expression1 と .Ar expression2 の両方とも真のとき、真になります。 もし .Ar expression1 が偽なら、 .Ar expression2 は実行されません。 .Ic -and を書かずに、単に 2 つの expression を並べて .Pp .Ar expression1 expression2 .Pp と書いても同じです。 .Pp .It Ar expression1 Cm -or Ar expression2 論理和 ( .Tn OR ) 演算子です。 .Ar expression1 か .Ar expression2 のどちらか一方でも真であれば、真になります。もし .Ar expression1 が真なら、 .Ar expression2 は実行されません。 .El .Sh 使用例 コマンドラインからのタイプ例です。 .Bl -tag -width indent .It Li "find / \e! -name \*q*.c\*q -print" ファイル名の終わりが .Pa \&.c でない全ファイルを表示します。 .It Li "find / -newer ttt -user wnj -print" .Pa ttt というファイルより新しく 所有者が .Dq wnj である全ファイルを表示します。 .It Li "find / \e! \e( -newer ttt -user wnj \e) -print" .Pa ttt というファイルより古く所有者が .Dq wnj であるという条件が成立しない、全ファイルを表示します。 .It Li "find / \e( -newer ttt -or -user wnj \e) -print" .Pa ttt というファイルより新しいか、 所有者が .Dq wnj である、全ファイルを表示します。 .It Li "find . -newerct '1 minute ago' -print" inode 修正時刻が現在から 1 分以内の全ファイルを表示します。 .El .Sh 関連項目 .Xr chflags 1 , .Xr chmod 1 , .Xr cvs 1 , .Xr locate 1 , .Xr whereis 1 , .Xr which 1 , .Xr stat 2 , .Xr fts 3 , .Xr getgrent 3 , .Xr getpwent 3 , .Xr strmode 3 , .Xr re_format 7 , .Xr symlink 7 .Sh 規格 .Nm ユーティリティの文法は .St -p1003.2 の仕様で決められた文法のスーパセットです。 全 1 文字オプションと .\" .Ic -iname , -inum , -iregex , -print0 , -delete , -ls , .\" ja-groff-0.100_3 で整形できないためマクロ使用方法を変えています .Ic -iname , .Ic -inum , .Ic -print0 , .Ic -delete , .Ic -ls , .Ic -regex のプライマリは .St -p1003.2 の拡張です。 .Pp 昔は .Fl d , h , x のオプションは それぞれ .Ic -depth , -follow , -xdev のプライマリを 用いて実装されていました。 これらのプライマリは常に真に評価されていました。 これらのプライマリは 探索が始まる前に効果を与える本当のグローバル変数であったので、 いくつかの合法的な expression が予期しない結果となりました。 一例として .Ic -print Cm -o Ic -depth の expression があります。 .Ic -print が常に真に評価されるため 標準の評価の順番では .Ic -depth は決して評価されないはずですが、 そうではありませんでした。 .Pp 演算子の .Cm -or は .Cm -o として実装されていました。 演算子の .Cm -and は .Cm -a として実装されていました。 .Pp 昔の実装では .Ic exec と .Ic -ok のプライマリでは、 tility 名やその引数中において、 空白以外の文字が前後に続く .Dq Li {} を置き換えませんでした。 このバージョンでは utility 名やその引数のどの場所に .Dq Li {} が現れても 置き換えます。 .Pp .Fl E オプションは、 .Xr grep 1 および .Xr sed 1 の類推から実装されました。 .Sh バグ .Nm によって使われる特殊文字は多くのシェルにとっても 特殊文字です。 特に .Dq Li * , .Dq Li \&[ , .Dq Li \&] , .Dq Li \&? , .Dq Li \&( , .Dq Li \&) , .Dq Li \&! , .Dq Li \e , .Dq Li \&; は、 シェルからエスケープされなくてはならないでしょう。 .Pp オプションとファイル名との間および ファイル名と .Ar expression との間を区切るデリミタが存在しませんので、 ファイル名にオプションと間違えるようなもの ( .Pa -xdev のようなもの) や、 .Ar expression と間違えるようなもの ( .Pa \&! のようなもの) を指定することは難しいです。 このようなファイル名を指定する場合は .Fl f オプションを使うか、 .Xr getopt 3 で使われるオプション指定の終了記号 .Dq Fl Fl を使用します。 .Pp .Ic -delete プライマリは、ファイルシステムツリーの検索順序に影響する 他のオプションとは十分には連係しません。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/info.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/info.1 index a6abdf77d7..cc7eb5434c 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/info.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/info.1 @@ -1,83 +1,85 @@ -.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.013. +.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.24. .\" $FreeBSD$ -.TH INFO "1" "September 1999" "GNU texinfo 4.0" FSF +.TH INFO "1" "March 2002" "GNU texinfo 4.1" FSF .SH 名称 info \- Info ドキュメントを読む .SH 書式 .B info [\fIOPTION\fR]... [\fIMENU-ITEM\fR...] .SH 解説 -.PP Info フォーマットのドキュメントを読みます。 .SH オプション .TP \fB\-\-apropos\fR=\fISUBJECT\fR SUBJECT をすべてのマニュアルの索引から探します。 .TP \fB\-\-directory\fR=\fIDIR\fR INFOPATH に DIR を追加します。 .TP \fB\-\-dribble\fR=\fIFILENAME\fR ユーザのキー操作を FILENAME で指定したファイルに保存します。 .TP \fB\-\-file\fR=\fIFILENAME\fR 閲覧する Info ファイルを指定します。 .TP \fB\-\-help\fR このヘルプメッセージを表示して終了します。 .TP \fB\-\-index\-search\fR=\fISTRING\fR インデックスエントリ STRING で示される項目に移動します。 .TP \fB\-\-node\fR=\fINODENAME\fR 最初に表示される Info ファイルの中の項目を指定します。 .TP \fB\-\-output\fR=\fIFILENAME\fR 選択した項目を FILENAME で指定したファイルに出力します。 .TP +\fB\-\-raw\-escapes\fR +ANSI エスケープをマニュアルページから削除しません。 +.TP \fB\-\-restore\fR=\fIFILENAME\fR 最初のキー操作を FILENAME で指定したファイルから読み込みます。 .TP \fB\-\-show\-options\fR, \fB\-\-usage\fR コマンドラインオプションの項目に移動します。 .TP \fB\-\-subnodes\fR すべての下の階層のメニューの項目を出力します。 .TP \fB\-\-vi\-keys\fR vi と less に似たキー操作を使用します。 .TP \fB\-\-version\fR バージョン情報を表示して終了します。 .PP 最初にオプションでない引数が指定されていれば、 それは初めに表示するメニュー項目となります。 その項目は INFOPATH で指定されたすべての 'dir' ファイルから検索されます。 もしそれが存在しなければ、 info はすべての 'dir' ファイルを結合した結果を表示します。 残りのすべての引数は、 最初に表示する項目を決めるメニュー項目に関連するものとして取り扱われます。 .SH 使用例 .TP info トップレベルのディレクトリメニューを表示します .TP info emacs 最初にトップレベルのディレクトリの、emacs の項目を表示します .TP info emacs buffers 最初に emacs のマニュアルの、buffers の項目を表示します .TP info \fB\-\-show\-options\fR emacs 最初に emacs のコマンドラインオプションの項目を表示します .TP info \fB\-f\fR ./foo.info 検索ディレクトリからではなく、ファイル ./foo.info を表示します .SH "バグ報告" バグレポートは電子メールで bug-texinfo@gnu.org 宛にお送りください。 その他の質問や議論は help-texinfo@gnu.org 宛にお送りください。 .SH COPYRIGHT -Copyright \(co 1999 Free Software Foundation, Inc. +Copyright \(co 2002 Free Software Foundation, Inc. There is NO warranty. You may redistribute this software under the terms of the GNU General Public License. For more information about these matters, see the files named COPYING. diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/install-info.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/install-info.1 index 4214ddebcf..35d504478e 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/install-info.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/install-info.1 @@ -1,85 +1,78 @@ -.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.013. +.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.24. .\" $FreeBSD$ -.TH INSTALL-INFO "1" "September 1999" "GNU texinfo 4.0" FSF +.TH INSTALL-INFO "1" "March 2002" "GNU texinfo 4.1" FSF .SH 名称 install-info \- info/dir エントリの更新 .SH 書式 .B install-info [\fIOPTION\fR]... [\fIINFO-FILE \fR[\fIDIR-FILE\fR]] .SH 解説 -.PP Info ディレクトリファイル DIR-FILE に対し、 INFO-FILE 用のディレクトリエントリのインストールまたは削除を行います。 .SH オプション .TP \fB\-\-delete\fR INFO-FILE 用に既に存在するエントリを DIR-FILE から削除します。 -.IP 新規エントリをなにも挿入しません。 .TP \fB\-\-dir\-file\fR=\fINAME\fR Info ディレクトリファイルのファイル名を指定します。 -.IP これは、DIR-FILE 引数を使用するのと等価です。 .TP \fB\-\-entry\fR=\fITEXT\fR Info ディレクトリエントリとして、TEXT を挿入します。 -.IP TEXT の形式は、 Info メニュー項目行 1 行に加え、 空白から開始する追加行を 0 行以上です。 複数エントリを指定した場合、すべてが追加されます。 エントリをなにも指定しない場合、Info ファイル自身の中の情報から、 エントリが決定されます。 .TP \fB\-\-help\fR このヘルプを表示し終了します。 .TP \fB\-\-info\-file\fR=\fIFILE\fR ディレクトリにインストールする Info ファイルを指定します。 -.IP これは、INFO-FILE 引数を指定するのと等価です。 .TP \fB\-\-info\-dir\fR=\fIDIR\fR \fB\-\-dir\-file\fR=\fIDIR\fR/dir と同じです。 .TP \fB\-\-item\fR=\fITEXT\fR \fB\-\-entry\fR TEXT と同じです。 -.IP Info ディレクトリエントリは、実際にメニュー項目です。 .TP \fB\-\-quiet\fR 警告を抑制します。 .TP \fB\-\-remove\fR \fB\-\-delete\fR と同じです。 .TP \fB\-\-section\fR=\fISEC\fR このファイルのエントリを、ディレクトリのセクション SEC に置きます。 -.IP 複数のセクションを指定した場合、全セクションが各セクションに追加されます。 セクションを指定しない場合、Info ファイル自身の中の情報から、 セクションが決定されます。 .TP \fB\-\-version\fR バージョン情報を表示し終了します。 .SH バグ報告 バグ報告は bug-texinfo@gnu.org へ、 一般的な質問や議論は help-texinfo@gnu.org へメールしてください +.SH COPYRIGHT +Copyright \(co 2002 Free Software Foundation, Inc. +There is NO warranty. You may redistribute this software +under the terms of the GNU General Public License. +For more information about these matters, see the files named COPYING. .SH 関連項目 .B install-info の完全な文書は、Texinfo マニュアルにて維持されています。 あなたのサイトで .B info と .B install-info が適切にインストールされているならば、 .IP .B info install-info .PP というコマンドで、完全なマニュアルを読めるでしょう。 -.SH COPYRIGHT -Copyright \(co 1999 Free Software Foundation, Inc. -There is NO warranty. You may redistribute this software -under the terms of the GNU General Public License. -For more information about these matters, see the files named COPYING. diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/makeinfo.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/makeinfo.1 index cedcb32fdb..5b102bcdb6 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/makeinfo.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/makeinfo.1 @@ -1,152 +1,164 @@ -.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.013. -.\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man1/makeinfo.1,v 1.2 2001/05/14 01:07:26 horikawa Exp $ -.TH MAKEINFO "1" "September 1999" "GNU texinfo 4.0" FSF +.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.24. +.\" $FreeBSD$ +.TH MAKEINFO "1" "March 2002" "GNU texinfo 4.1" FSF .SH 名称 makeinfo \- Texinfo 文書を変換する .SH 書式 .B makeinfo -[\fIOPTION\fR]...\fI TEXINFO-FILE\fR... -.SH 説明 -.PP -Texinfo で書かれたドキュメントを他のさまざまなフォーマットに変換します : +[\fIOPTION\fR]... \fITEXINFO-FILE\fR... +.SH 解説 +Texinfo で書かれたドキュメントを他のさまざまなフォーマットに変換します。 +デフォルトでは、 Emacs またはスタンドアロンの GNU Info でオンラインに読むのに -適している Info ファイル (デフォルトではこれになります)、プレーンテキスト -(\fB\-\-no\-headers\fR を使用したとき)、あるいは HTML -(\fB\-\-html\fR を使用したとき) です。 -.SH オプション -.TP -\fB\-\-commands\-in\-node\-names\fR -ノード名に @ コマンドを許可します。 -.TP -\fB\-D\fR VAR -変数を定義します。@set を使用した場合と同様です。 -.TP -\fB\-E\fR, \fB\-\-macro\-expand\fR FILE -マクロを展開したソースを FILE に出力します。 +適している Info ファイルに変換します。 +.SS 一般オプション .TP \fB\-\-error\-limit\fR=\fINUM\fR NUM 個のエラーが出ると終了します (デフォルトでは NUM は 100 です)。 .TP -\fB\-\-fill\-column\fR=\fINUM\fR -Info ファイルの行を NUM 文字目で折り返します (デフォルトでは 72 です)。 -.TP -\fB\-\-footnote\-style\fR=\fISTYLE\fR -STYLE に従った脚注を出力します : -.IP -`separate' は、そのノード自身の中に脚注を置きます。 -`end' は、脚注が定義されているノードの末尾に脚注を置きます -(これがデフォルトです)。 -.TP \fB\-\-force\fR エラーが起こっても出力を保持します。 .TP \fB\-\-help\fR このヘルプ画面を表示し、終了します。 .TP -\fB\-\-html\fR -Info フォーマットではなく、HTML フォーマットで出力します。 +\fB\-\-no\-validate\fR +ノードの相互参照の検証処理を省きます。 .TP -\fB\-I\fR DIR -DIR を @include のサーチパスに加えます。 +\fB\-\-no\-warn\fR +警告を出力しません (ただし、エラーは出力します)。 .TP -\fB\-\-ifhtml\fR -HTML を生成しないときでも、@ifhtml および @html テキストを -処理します。 +\fB\-\-reference\-limit\fR=\fINUM\fR +NUM 個の参照までに関して警告を出します (デフォルトは 1000 です)。 .TP -\fB\-\-ifinfo\fR -HTML を生成するときでも、@ifinfo テキストを処理します。 +\fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR +現在何を処理しているかを表示します。 .TP -\fB\-\-iftex\fR -@iftex および @tex テキストを処理します。 -.IP -\fB\-\-no\-split\fR オプションを暗に含んでいます。 +\fB\-\-version\fR +バージョン情報を表示し、終了します。 +.SS "出力フォーマット選択 (デフォルトでは Info を出力):" +.TP +\fB\-\-docbook\fR +Info フォーマットではなく、DocBook フォーマットで出力します。 +.TP +\fB\-\-html\fR +Info フォーマットではなく、HTML フォーマットで出力します。 .TP \fB\-\-no\-headers\fR +プレーンテキストを出力します。 Info のノードセパレータおよび Node: 行を省き、標準出力に \fB\-\-output\fR オプションを付けないものを出力します。 .TP -\fB\-\-no\-ifhtml\fR -@ifhtml および @html テキストを処理しません。 +\fB\-\-xml\fR +Info フォーマットではなく、XML (TexinfoML) フォーマットで出力します。 +.SS "一般出力オプション" .TP -\fB\-\-no\-ifinfo\fR -@ifinfo テキストを処理しません。 -.TP -\fB\-\-no\-iftex\fR -@iftex および @tex テキストを処理しません。 +\fB\-E\fR, \fB\-\-macro\-expand\fR FILE +マクロを展開したソースを FILE に出力します。 +いかなる @setfilename も無視します。 .TP \fB\-\-no\-split\fR -Info フォーマットの出力が大きいときに分割したり、ノード毎に -HTML ファイルを作成したりするのをやめます。 -.TP -\fB\-\-no\-validate\fR -ノードの相互参照の検証処理を省きます。 -.TP -\fB\-\-no\-warn\fR -警告を出力しません (ただし、エラーは出力します)。 +Info や HTML を分割しません。 +単一のファイルのみを生成します。 .TP \fB\-\-number\-sections\fR 出力に章、セクションなどの番号を含むようにします。 .TP \fB\-o\fR, \fB\-\-output\fR=\fIFILE\fR -FILE に出力します。@setfilename は無視します。 +FILE (分割 HTML の場合はディレクトリ) に出力します。 +.SS "Info およびプレーンテキスト用オプション:" .TP -\fB\-P\fR DIR -DIR を @include サーチパスの先頭に置きます。 +\fB\-\-enable\-encoding\fR +Info 出力に、@documentencoding に従ったアクセント付の特殊文字を出力します。 +.TP +\fB\-\-fill\-column\fR=\fINUM\fR +Info ファイルの行を NUM 文字目で折り返します (デフォルトでは 72 です)。 +.TP +\fB\-\-footnote\-style\fR=\fISTYLE\fR +Info に、STYLE に従った脚注を出力します: +`separate' は、固有のノードを作成して脚注を置きます。 +`end' は、脚注が定義されているノードの末尾に脚注を置きます +(これがデフォルトです)。 .TP \fB\-\-paragraph\-indent\fR=\fIVAL\fR Info の段落を VAL 文字だけスペースで字下げします (デフォルトは 3 です)。 -.IP VAL が `none' であるとき、字下げは行いません。 VAL が `asis' であるとき、現在存在する字下げ処理を保持します。 +\fB\-\-split\-size\fR=\fINUM\fR +Info ファイルを大きさ NUM に分割します (デフォルトは 50000 です)。 +.SS "入力ファイルオプション:" .TP -\fB\-\-reference\-limit\fR=\fINUM\fR -NUM 個の参照までに関して警告を出します (デフォルトは 1000 です)。 +\fB\-\-commands\-in\-node\-names\fR +ノード名に @ コマンドを許可します。 +.TP +\fB\-D\fR VAR +変数を定義します。@set を使用した場合と同様です。 +.TP +\fB\-I\fR DIR +DIR を @include のサーチパスに加えます。 +.TP +\fB\-P\fR DIR +DIR を @include サーチパスの先頭に置きます。 .TP \fB\-U\fR VAR 変数の定義を無効にします。@clear を使用した場合と同じです。 +.SS "入力ファイルの条件処理:" .TP -\fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR -現在何を処理しているかを表示します。 +\fB\-\-ifhtml\fR +HTML を生成しないときでも、@ifhtml および @html を処理します。 .TP -\fB\-\-version\fR -バージョン情報を表示し、終了します。 +\fB\-\-ifinfo\fR +HTML を生成するときでも、@ifinfo テキストを処理します。 +.TP +\fB\-\-iftex\fR +@iftex および @tex テキストを処理します。 +\fB\-\-no\-split\fR オプションを暗に含んでいます。 +.TP +\fB\-\-no\-ifhtml\fR +@ifhtml および @html テキストを処理しません。 +.TP +\fB\-\-no\-ifinfo\fR +@ifinfo テキストを処理しません。 +.TP +\fB\-\-no\-iftex\fR +@iftex および @tex テキストを処理しません。 .PP @if... 条件文に対するデフォルトの動作は、出力フォーマットに依存します : HTML を生成する場合、\fB\-\-ifhtml\fR がオンになり、他はオフになります。 Info ファイルやプレーンテキストのファイルを生成する場合、\fB\-\-ifinfo\fR が オンになり、他はオフになります。 .SH 使用例 .TP makeinfo foo.texi Info ファイルを foo の @setfilename で定義されているファイルへ書き出します。 .TP makeinfo \fB\-\-html\fR foo.texi HTML ファイルを foo の @setfilename で定義されているファイルへ書き出します。 .TP makeinfo \fB\-\-no\-headers\fR \fB\-o\fR - foo.texi プレーンテキストを標準出力に書き出します。 .TP makeinfo \fB\-\-number\-sections\fR foo.texi 番号づけした章を付けた Info ファイルを書き出します。 .TP makeinfo \fB\-\-no\-split\fR foo.texi Info ファイルを 1 つだけ書き出します。大きいかもしれませんが。 .SH バグレポート バグレポートは bug-texinfo@gnu.org へ電子メールで送ってください。 一般的な質問や議論は help-texinfo@gnu.org へお願いします。 +.SH COPYRIGHT +Copyright \(co 2002 Free Software Foundation, Inc. +There is NO warranty. You may redistribute this software +under the terms of the GNU General Public License. +For more information about these matters, see the files named COPYING. .SH 関連項目 .B makeinfo のドキュメント全体は、Texinfo マニュアルとして管理されています。 .B info および .B makeinfo プログラムがあなたのサイトで正しくインストールされていれば、 .IP .B info makeinfo .PP コマンドで完全なマニュアルにアクセスすることができます。 -.SH COPYRIGHT -Copyright \(co 1999 Free Software Foundation, Inc. -There is NO warranty. You may redistribute this software -under the terms of the GNU General Public License. -For more information about these matters, see the files named COPYING. diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/su.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/su.1 index d51bf88df3..0fd2a402b3 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/su.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/su.1 @@ -1,241 +1,241 @@ .\" Copyright (c) 1988, 1990, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)su.1 8.2 (Berkeley) 4/18/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/su/su.1,v 1.17.2.4 2001/08/16 13:17:04 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/su/su.1,v 1.17.2.5 2002/04/02 20:47:04 keramida Exp % .\" $FreeBSD$ .\" .Dd April 18, 1994 .Dt SU 1 .Os .Sh 名称 .Nm su .Nd 一時的に他のユーザになりかわる .Sh 書式 .Nm .Op Fl .Op Fl Kflm .Op Fl c Ar class .Op Ar login Op Ar args .Sh 解説 .Nm は .Ar login するときに Kerberos パスワード (もしくはログイン ( .Ar login ) が指定されない場合には、 .Dq Ar login Ns .root -のパスワード)を要求し、Kerberos 認証を得たあとにユーザとグループ ID を +のパスワード) を要求し、Kerberos 認証を得たあとにユーザとグループ ID を 切り替えます。シェルはそのあとに実行されます。もし Kerberos エラーがあれ ば、 .Nm は、 .Ar login のためのパスワードを見つけるためにローカルパスワードファイルを調べま す。もし .Nm が root によって実行された場合、パスワードは要求されず、適当なユーザ ID をもったシェルが実行されます。付加的な Kerberos 認証は一つも得られ ません。 .Pp デフォルトでは、 .Ev USER , .Ev HOME , .Ev SHELL 以外の環境変数は引き継がれます。 .Ev HOME と .Ev SHELL はターゲットとなるログインのデフォルト値になります。 .Ev USER は、ターゲットログインのユーザ ID が 0 以外であれば、ターゲットログイ ンのものがセットされます。0 の場合は変更されません。実行されるシェルは ターゲットログインのログインシェルです。これは .Nm の伝統的なふるまいです。 -オリジナルユーザのログインクラス( +オリジナルユーザのログインクラス ( .Xr login.conf 5 -参照)の資源制約とセッション優先度も通常保たれます。 +参照) の資源制約とセッション優先度も通常保たれます。 例外はターゲットログインがユーザ ID 0 の場合です。 .Pp オプションとしては、以下のものがあります: .Bl -tag -width Ds .It Fl K ユーザ認証に Kerberos を使用しません。 .It Fl f シェルとして .Xr csh 1 が実行される場合、 .Dq Pa .cshrc ファイルを読み込みません。 .It Fl l 通常にログインした場合と同様になるように環境変数が設定されます。 すなわち、環境変数は .Ev HOME , .Ev SHELL , .Ev PATH , .Ev TERM , .Ev USER 以外は捨てられます。 .Ev HOME と .Ev SHELL は上記のように変更されます。 .Ev USER はターゲットログインの値になります。 .Ev PATH は .Dq Pa /bin:/usr/bin になります。 .Ev TERM は、あなたの現在の環境変数の値になります。 ターゲットログインのクラスにより、 ログインクラスケーパビリティデータベースに基づき、 環境変数が設定もしくは変更されることがあります。 実行されるシェルはターゲット ログインのログインシェルになり、 ターゲットログインのホームディレクトリに移動します。 資源制約とセッション優先度は、 ターゲットアカウントのログインクラスのものに変更されます。 .It Fl (文字無し) .Fl l と同じです。 .It Fl m 環境変数は変化しません。 実行されるシェルは自分のログインシェルで、ディレクトリの移動も行われません。 セキュリティの用心として、もしターゲットユーザのシェルが 非標準シェル ( .Xr getusershell 3 で定義される) であったり、呼出側の実ユーザ ID が 0 でなければ、 .Nm は失敗します。 .It Fl c Ar class 指定されたログインクラスの設定を使用します。 スーパユーザのみが使用を許されます。 .El .Pp .Fl l (または .Fl ) と .Fl m は、同時に指定することはできません。最後に指定したものが優先されます。 .Pp オプションの .Ar args がコマンドラインに指定されると、 それらはターゲットログインのログインシェルに引き渡されます。 .Pp グループ 0 (通常は .Dq wheel ) のメンバのみ .Dq root となることが可能です。 グループ 0 が存在しないか空の場合には、どのユーザでも .Dq root に .Nm することが可能です。 .Pp デフォルトでは (設定がされていなければ) スーパユーザのプロンプトは .Dq Sy \&# に設定されます。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/auth.conf -compact .It Pa /etc/auth.conf 認証サービスの設定 .El .Sh 関連項目 .Xr csh 1 , .Xr kerberos 1 , .Xr kinit 1 , .Xr login 1 , .Xr sh 1 , .Xr group 5 , .Xr login.conf 5 , .Xr passwd 5 , .Xr environ 7 .Sh 環境変数 .Nm で利用される環境変数は以下の通りです: .Bl -tag -width HOME .It Ev HOME 上記で示した書き換えがない限り、 実ユーザ ID のデフォルトのホームディレクトリです。 .It Ev PATH 上記で示した書き換えがない限り、実ユーザ ID のデフォルトのサーチパスで す。 .It Ev TERM なり代わる人が所有している端末のターミナルタイプです。 .It Ev USER ユーザ ID が 0 (root) 以外の場合は、ユーザ ID は常に .Nm 後の effective ID (ターゲットとなるユーザ ID) です。 .El .Sh 使用例 .Bl -tag -width 5n -compact .It Li "su man -c catman" コマンド .Li catman をユーザ .Li man で実行します。 あなたの実 UID が 0 でない場合は、man のパスワードを尋ねられます。 .It Li "su man -c 'catman /usr/share/man /usr/local/man /usr/X11R6/man'" 上と同様ですが、コマンドが複数の語から構成されています。 .Fl c オプションをシェルに渡すためにクォートしています (ほとんどのシェルでは .Fl c への引数が単一語であると期待します)。 .It Li "su -c staff man -c 'catman /usr/share/man /usr/local/man /usr/X11R6/man'" 上と同様ですが、ログインクラス .Dq staff の資源制限にてターゲットコマンドを実行します。 注: この例では、最初の .Fl c オプションは .Nm に適用され、2 番目のものは起動されるシェルの引数となります。 .It Li "su -l foo" ユーザ foo のログインをシミュレートします。 .It Li "su - foo" 上と同じです。 .It Li "su - " rootのログインをシミュレートします。 .El .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/texindex.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/texindex.1 index 6bad3cd1a0..9dfe5fea51 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/texindex.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/texindex.1 @@ -1,48 +1,48 @@ -.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.013. +.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.24. .\" $FreeBSD$ -.TH TEXINDEX "1" "September 1999" "GNU texinfo 4.0" FSF +.TH TEXINDEX "1" "March 2002" "GNU texinfo 4.1" FSF .SH 名称 texindex \- Texinfo のインデックスファイルをソート .SH 書式 .B texindex [\fIOPTION\fR]...\fI FILE\fR... .SH 解説 .PP 各 TeX 出力ファイル FILE に対し、ソートされたインデックスを作成します。 通常、FILE... は、 `foo.texi' という文書に対しては `foo.??' と指定します。 .SH オプション .TP \fB\-h\fR, \fB\-\-help\fR このヘルプメッセージを表示して終了します .TP \fB\-k\fR, \fB\-\-keep\fR 処理終了後も一時ファイルを削除しません .TP \fB\-\-no\-keep\fR 処理終了後に一時ファイルを削除します (デフォルト) .TP \fB\-o\fR, \fB\-\-output\fR FILE FILE で指定したファイルに出力します .TP \fB\-\-version\fR バージョン情報を表示して終了します .SH バグ報告 バグの報告は bug-texinfo@gnu.org 宛に電子メールで、 一般的な質問や議論は help-texinfo@gnu.org 宛にお願いします。 -.SH 関連した項目 +.SH COPYRIGHT +Copyright \(co 2002 Free Software Foundation, Inc. +There is NO warranty. You may redistribute this software +under the terms of the GNU General Public License. +For more information about these matters, see the files named COPYING. +.SH 関連項目 .B texindex に関する全般的な説明は、Texinfo マニュアルとして保守されています。もし .B info 及び .B texindex が、あなたのサイトに正しくインストールされいれば、 .IP .B info texindex .PP とすることで完全なマニュアルにアクセスすることができます。 -.SH COPYRIGHT -Copyright \(co 1999 Free Software Foundation, Inc. -There is NO warranty. You may redistribute this software -under the terms of the GNU General Public License. -For more information about these matters, see the files named COPYING. diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/ntp.conf.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/ntp.conf.5 index c1bf1b273d..87d14377bb 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/ntp.conf.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/ntp.conf.5 @@ -1,1960 +1,1960 @@ .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ntp/doc/ntp.conf.5,v 1.2.2.3 2001/12/21 17:42:33 roberto Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ntp/doc/ntp.conf.5,v 1.2.2.4 2002/04/02 08:57:00 sheldonh Exp % .\" $FreeBSD$ .\" .Dd January 13, 2000 .\" WORD: dotted-quad form ドットで 4 つの部分に区切られた形式 .\" WORD: association アソシエーション[NTP] .\" WORD: key identifier 鍵の識別子 .\" WORD: key cache 鍵のキャッシュ .\" WORD: key file 鍵ファイル .\" WORD: reference clock 参照クロック .\" WORD: time server タイムサーバ .\" WORD: symmetric active 対称的アクティブ .\" WORD: manycast メニーキャスト .\" WORD: mobilize (アソシエーションを)行使する[NTP] .Dt NTP.CONF 5 .Os .Sh 名称 .Nm ntp.conf .Nd ネットワークタイムプロトコル (NTP) デーモンの設定ファイル .Sh 書式 .Nm /etc/ntp.conf .Sh 説明 .Nm 設定ファイルは、 .Xr ntpd 8 デーモンの初期始動時に、同期用時刻供給源、モード、その他関連情報を 指定するために読み込みます。 通常は、この設定ファイルは .Pa /etc ディレクトリにインストールされますが、どのディレクトリにもインストール 可能です (デーモンの .Fl c コマンドラインオプションを参照)。 .Pp ファイルのフォーマットは、他の .Ux 設定ファイルと似ています。 コメントは、文字 .Ql # からはじまり、行末まで続きます。 また、空行は無視されます。 設定コマンドは、先頭のキーワードと、 その後に続く引数のリストからなります。 引数にはオプションのものもあります。 各引数は空白で区切られています。 コマンドは、複数の行にまたがることはできません。 引数として、ホスト名、 ドットで 4 つの部分に区切られた形式の数値で書かれたホストアドレス、 整数、浮動小数点で表現された数値 (秒で時間を指定した場合)、 テキスト文字列があります。 .Pp このマニュアルページの残りでは、設定と制御オプションについて述べます。 .Qq "NTP の設定と NTP サブネットの設定に関する注意" のページ ( .Pa /usr/share/doc/ntp にある HTML 文書の一部として入手可能です) では、これらオプションについて更に進んだ議論があります。 一般的な .Sx 設定オプション の議論に加えて、 サポートされている機能と、その機能を制御するためのオプションについて 述べた、次のようなセクションがあります: .Bl -bullet -offset indent .It .Sx 認証機能のサポート .It .Sx モニタ機能のサポート .It .Sx アクセス制御機能のサポート .It .Sx 参照クロック機能のサポート .El .Pp これらのセクションの後に .Sx その他のオプション について述べたセクションもあります。 利用可能なオプションは豊富にありますが、 必要なオプションは、 .Ic server , .Ic peer , .Ic broadcast , .Ic manycastclient コマンドだけです。 .Sh 設定オプション 次に述べるのは、NTPv4 の設定コマンドについてです。 これらのコマンドは、基本的な機能は NTPv3 のときと同じですが、 場合によっては、新たな機能や引数を持ったものがあります。 コマンドには、2種類のクラスがあります。 設定コマンドは、リモートサーバまたは通信相手または参照時計との 永続的なアソシエーションの設定を行ないます。 補助コマンドは、さまざまな関連操作を制御する環境変数を設定します。 .Ss 設定コマンド コマンドのキーワードおよび必要とされる IP アドレスの種類によって、 さまざまなモードが決定されます。 アドレスは次のような種類にクラス分けされます。 (s) リモートサーバあるいは通信相手 (IP クラス A, B, C のいずれか)、 (b) ローカルインタフェースのブロードキャストアドレス、 (m) マルチキャストアドレス (IP クラス D)、 あるいは、 (r) 参照時間アドレス (127.127.x.x) です。 以下では、各コマンドに適用可能なオプションだけを記載していることに 注意してください。 記載していないオプションを使用してもエラーにならないかもしれませんが、 その結果、妙なことをしたり、 破壊的なことをしでかしたりすることがあります。 .Bl -tag -width indent .It Xo Ic server Ar address .Op Cm key Ar key \&| Cm autokey .Op Cm burst .Op Cm iburst .Op Cm version Ar version .Op Cm prefer .Op Cm minpoll Ar minpoll .Op Cm maxpoll Ar maxpoll .Xc .It Xo Ic peer Ar address .Op Cm key Ar key \&| Cm autokey .Op Cm version Ar version .Op Cm prefer .Op Cm minpoll Ar minpoll .Op Cm maxpoll Ar maxpoll .Xc .It Xo Ic broadcast Ar address .Op Cm key Ar key \&| Cm autokey .Op Cm version Ar version .Op Cm prefer .Op Cm minpoll Ar minpoll .Op Cm ttl Ar ttl .Xc .It Xo Ic manycastclient Ar address .Op Cm key Ar key \&| Cm autokey .Op Cm version Ar version .Op Cm prefer .Op Cm minpoll Ar minpoll .Op Cm maxpoll Ar maxpoll .Op Cm ttl Ar ttl .Xc .El .Pp これら 4 つのコマンドは、使用するタイムサーバ名またはアドレスと、 動作を行うモードを指定するものです。 .Ar address は、DNS 名でも ドットで 4 つの部分に区切られた形式の IP アドレスでも良いです。 アソシエーションの振る舞いに関するさらなる情報は、 .Qq "アソシエーション管理" のページにあります。 .Bl -tag -width indent .It Ic server タイプ s および r のアドレス用です。 このコマンドは、リモートサーバまたはローカルのラジオ時計との 永続的クライアントモードの アソシエーションを行使します。 このモードでは、ローカル時計がリモートサーバに同期することは ありますが、 リモートサーバがローカル時計に同期することは決してありません。 このコマンドは、タイプ b または m のアドレスに対して 使用すべきでは .Em ありません。 .It Ic peer タイプ s のアドレス専用です。 このコマンドは、指定したリモートの通信相手との間で 永続的対称アクティブ (symmetric-active) モードの アソシエーションを行使します。 このモードでは、ローカル時計がリモートの通信相手に同期することが あります。 また、リモートの通信相手がローカル時計に同期することもあります。 この性質は、さまざまな故障の生じ方によっては、ローカル側と リモート側のどちらもがより良い時刻源になりえるような、 サーバのネットワークで有益です。 このコマンドは、タイプ b, m あるいは r のアドレスに対して 使用すべきでは .Em ありません。 .It Ic broadcast タイプ b および m のアドレス専用です。 このコマンドは、 永続的ブロードキャストモードのアソシエーションを行使します。 複数のローカルブロードキャストインタフェース (サブネット) および / あるいは、複数のマルチキャストグループを指定するため、 複数のコマンドを使用できます。 ローカルのブロードキャストメッセージは、指定されたサブネットに 関連づけられたインタフェースだけに到達するということに注意して ください。 ただし、マルチキャストメッセージは全てのインタフェースに到達します。 ブロードキャストモードでは、ローカルサーバは、指定したアドレスに 待機しているクライアント群に対して定期的にブロードキャストメッセージを 送信します。 このときのアドレスは、通常は、ローカルネットワーク (の 1 つ) の ブロードキャストアドレス、もしくは NTP に割り当てられた マルチキャストアドレスです。 IANA は、マルチキャストグループのアドレス 224.0.1.1 をNTP 専用に 割り当てています。 しかし、メッセージを収容するために、その他の競合しないアドレスも 管理境界内で使用できます。 もともと、この仕様は、ローカルサーバが送信側として動作する時のみ 適用されるものです。 ブロードキャストクライアントとして動作させたい場合は、後に説明する .Ic broadcastclient もしくは .Ic multicastclient コマンドの項を参照してください。 .It Ic manycastclient タイプ m のアドレス専用です。 このコマンドは、指定されたマルチキャストアドレスに対して メニーキャストクライアントモードのアソシエーションを行使します。 この場合、 使用するメニーキャストサーバで .Ic manycastserver コマンドで指定したアドレスと一致するアドレスを 指定することが必要です。 IANA が割り当てた 224.0.1.1 というマルチキャストアドレスは、 使用すべきではありません。 ただし、これらのメッセージがインターネット上の広大な領域に 撒き散らされ、それによって膨大な量のリプライが送り手に 集中しないように、何か特別な手段を講じている場合は別です。 .Ic manycastserver コマンドは、ローカルサーバがクライアントモードで動作することを指定します。 ローカルサーバは、ブロードキャスト / マルチキャストメッセージを送った結果 発見したリモートサーバとともに、クライアントモードで動作します。 クライアントは、指定した .Ar address に関連するグループアドレスへ、要求メッセージを送ります。 そして、特に有効にされたサーバがこの要求メッセージに応答します。 クライアントは、最も正確な時間を提供するサーバを選択し、以後は、 .Ic server コマンドを使用した場合と同様の動作を継続します。 それ以外のサーバは、まるで応答を受信しなかったかのように無視します。 .El .Pp オプション: .Bl -tag -width indent .It Cm autokey サーバもしくは通信相手との間で送受信したパケットの全てが、 .Sx 認証オプション の項で説明する autokey 方式を使用して暗号化された 認証フィールドを含むようになります。 .It Cm burst サーバが到達可能な場合、 ポーリング間隔ごとに、通常のパケット 1 個の代わりに、 パケット 8 個をバースト的に送信します。 最初のパケットと2 個目のパケットの間隔は約 16 秒としてあります。 これはモデムによる電話接続が完了するまでの時間を取るためです。 それ以後のパケットの間隔は約 2 秒です。 この動作は、 .Ic server コマンドと s アドレスを使った時刻管理を質的に改善するために 設計されました。 .It Cm iburst サーバに到達できない場合、ポーリング間隔ごとに、通常の パケット 1 個の代わりに、パケット 8 個をバースト的に送信します。 サーバに到達できない限り、モデムの電話接続が完了するように、 パケットの間隔は約 16 秒としてあります。 サーバが到達可能になると、パケットの間隔は約 2 秒になります。 この動作は、 .Xr ntpd 8 が .Fl q オプション付きで起動されたとき、 .Ic server コマンドと s アドレスによる初期同期確立を高速化するために設計されました。 .It Cm key Ar key サーバもしくは通信相手との間で送受信したパケットの全てが、 1から65534の間 (両端を含む) の値の 鍵識別子 .Ar key を使用して暗号化された認証フィールドを含むようになります。 デフォルトでは、暗号化されたフィールドは含まれません。 .It Cm minpoll Ar minpoll .It Cm maxpoll Ar maxpoll このオプションは、NTP メッセージに対する最小および最大のポーリング間隔 を、秒単位で 2 の指数の値で指定します。 最大ポーリング間隔のデフォルトは 10 (1024秒) ですが、 .Cm maxpoll オプションを使用することで、上限である 17 (36.4 時間) まで 増やすことができます。 最小ポーリング時間はのデフォルトは 6 (64 秒) ですが、 .Cm minpoll オプションを使用することで、下限である 4 (16 秒) まで 減らすことができます。 .It Cm prefer サーバに望ましいものとしての印をつけます。 他の条件で差がなければ、この印のついたサーバは、 正しく動作しているホストの中から同期用に選択されます。 さらなる情報が必要なら、 .Qq "緩和のルールと prefer キーワード" のページを参照してください。 .It Cm ttl Ar ttl このオプションは、ブロードキャストサーバモードと メニーキャストクライアントモードでのみ使用します。 このオプションは、ブロードキャストサーバとマルチキャストサーバの上で 使用する生存時間 .Cm ttl を指定し、リング検索をメニーキャストクライアントパケットに拡張する 最大 .Cm ttl を指定します。 デフォルトの値は 127 ですが、適切な値を選択するのはちょっとした 黒魔術のようなものですので、システム管理者との間の調整が必要です。 .It Cm version Ar version 送出する NTP パケットで使用するバージョン番号を指定します。 バージョン 1-4 から選択します。 バージョン 4 がデフォルトです。 .El .Ss 補助コマンド .Bl -tag -width indent .It Ic broadcastclient このコマンドは、任意のローカルインタフェース (タイプ b) に対する ブロードキャストサーバメッセージの受信を可能にします。 最初のメッセージを受信する際に、ブロードキャストクライアントは、 サーバとの間でクライアントサーバ間の短いやりとりを用いて、 名目上の (nominal) サーバ伝播遅延を測定します。 そのあと、ブロードキャストクライアントモードに入ります。 このモードで、その後に受信するブロードキャストメッセージに同期します。 偶然、あるいは故意にこのモードで両者決裂に至ることを避けるため、 サーバとクライアントはどちらも、 .Sx 認証オプション の項で説明する対称鍵認証または公開鍵認証を用いて 動作しなくてはならないことに注意してください。 .It Ic manycastserver Ar address ... このコマンドは、(1個または複数の) 指定した マルチキャストグループアドレス (タイプ m) に対するメニーキャストクライアントメッセージの受信を可能にします。 少なくとも 1 個のアドレスを必要とします。 しかし、リプライの伝播を制限し、最初の送信側に大量のメッセージが 殺到しないように、なんらかの方策を特別に用意しない限り、 IANA が割り当てた NTP マルチキャストアドレス 224.0.1.1 を使用してはいけません。 偶然、あるいは故意にこのモードで両者決裂に至ることを避けるため、 サーバとクライアントはどちらも、 .Sx 認証オプション の項で説明する対称鍵認証または公開鍵認証を用いて 動作しなくてはならないことに注意してください。 .It Ic multicastclient Ar address ... このコマンドは、(1個または複数の) 指定した マルチキャストグループアドレス (タイプ m) に対するマルチキャストサーバメッセージの受信を可能にします。 最初のメッセージを受信する際に、マルチキャストクライアントは、 サーバとの間でクライアントサーバ間の短いやりとりを用いて、 名目上の (nominal) サーバ伝播遅延を測定します。 そのあと、ブロードキャストクライアントモードに入ります。 このモードで、その後に受信するマルチキャストメッセージに同期します。 偶然、あるいは故意にこのモードで両者決裂に至ることを避けるため、 サーバとクライアントはどちらも、 .Sx 認証オプション の項で説明する対称鍵認証または公開鍵認証を用いて 動作しなくてはならないことに注意してください。 .El .Sh 認証機能のサポート 認証機能のサポートによって、NTP クライアントは、サーバが 本当に既知で信頼できるものであり、偶然であれ意図的であれ、 サーバのふりをしてクライアントをだまそうとする侵入者ではないことを 確認できます。 NTPv3 仕様 RFC-1305 は、受け取った NTP パケットを 暗号により認証するための方式を定義しています。 もともと、この機能は、Cipher Block Chaining (CBC) モードで機能する -Data Encryption Standard (DES) +Data Encryption Standard (DES) アルゴリズムを使用して (一般的に、DES-CBC と 呼ばれる方式です) 実現されていました。 後に、秘密鍵を使用した RSA Message Digest 5 (MD5) アルゴリズムを用いて (一般的に、 keyed-MD5 と呼ばれています) 改良がなされました。 どちらのアルゴリズムもメッセージダイジェスト、つまり、 片方向ハッシュを計算します。 これは、サーバが正しい秘密鍵と鍵の識別子を持っているか否かを 検証するのに使用できます。 .Pp NTPv4 は、NTPv3 の方式を 保持しています。 この方式は、対称鍵暗号化と説明するのが適切でしょう。 それに加えて、公開鍵暗号化に基づく新しい Autokey 方式も 提供しています。 一般に、公開鍵暗号化は対称鍵暗号化よりも安全であると 考えられています。 この方式の安全性が、両サーバそれぞれで生成され外部に持ち出されない 秘密の値 1 個に基づくからです。 Autokey を使うことで、鍵配布/管理機能が含むものは全て公開値のみです。 値が公開されているので、鍵配布と保管が単純化されます。 .Pp 認証機能はアソシエーションそれぞれに対して個別に設定されます。 .Sx "設定オプション" の項で説明されるように、 認証機能は、 .Ic peer , .Ic server , .Ic broadcast , .Ic manycastclient コマンドの .Cm key サブコマンドまたは .Cm autokey サブコマンドを利用して設定されます。 以下で説明する認証機能オプションは、1 組の鍵を指定し、 設定するアソシエーションそれぞれに対する鍵を選択し、 設定操作を管理します。 .Pp .Cm auth フラグは、新しいアソシエーションまたはリモート設定コマンドが 暗号化認証を必要とするかどうかを制御します。 このフラグの有効/無効の設定は、 .Ic enable および .Ic disable 設定コマンドを使用して行なうことができます。 また、他のマシンで .Xr ntpdc 8 プログラムを動かして、リモートから設定コマンドを送り行なうことも できます。 このフラグが有効に設定されていれば (デフォルトは有効に設定されています)、 新規のブロードキャストクライアントアソシエーション、 新規の対称パッシブアソシエーション、 リモート設定コマンドは 対称鍵方式または、公開鍵方式のいずれかを用いて 暗号的に認証されなければなりません。 このフラグが無効に設定されていれば、暗号的に認証されていなくても これらの操作は有効です。 後者のモードで操作を行うと、悪者ハッカー (訳注: クラッカー) がクライアントの時刻管理処理に 重大な混乱をもたらすことが可能であるという、重大な脆弱性を招く ことは理解しておいてください。 .Pp ファイアウォールと多数のブロードキャストクライアントが存在する ネットワークでは、認証機能を無効にしておくことも許容できるかも しれません。 というのは、無効にすることで鍵の配布を行なわずにすみますし、 ネットワークの管理が単純になるからです。 しかし、設定ファイルがホスト名を含む場合、または、 サーバかクライアントがリモートから設定される場合、 DNS と、それとは別の名前解決プロセスを用いて ホスト名を解決します。 偽物のネームサーバメッセージから守るために、 内部で生成された鍵を使用して名前解決メッセージを認証しています。 この鍵は、通常、ユーザからは見えません。 しかし、暗号化機能のサポートが無効にされている場合、 この名前解決プロセスが失敗してしまいます。 この問題の解決策は、ホスト名の代わりに IP アドレスを指定する (こちらはあまりお勧めしません) か、または、 .Cm auth フラグを有効にして名前解決プロセスを行ない、 名前解決プロセスが完了してから .Cm auth フラグを無効にするかのどちらかです。 .Pp マルチキャストサポートが利用可能な場所での代替案として魅力的なもの は、メニーキャストモードです。 このモードでは、クライアントは定期的にサーバを流し釣りします。 このモードでの暗号化認証は、公開鍵方式を 以下に説明するように使用します。 このメニーキャストモードの主な利点は、クライアントはサーバを 通常の動作の間に発見するので、サーバになり得るマシンに 事前に設定する必要がないことと、クライアント全てで同じ 設定ファイルを利用できることです。 .Pp NTP 配布ソフトウエアの構築前に .Sy rsaref20 ソフトウエアをインストールしておいた場合、 デフォルトの対称鍵暗号化サポートに加えて、公開鍵暗号化のサポートも 利用可能です。 公開鍵暗号化は、正確性と安定性を犠牲にせずに、安全なサーバ認証を 提供します。 対称鍵暗号化、公開鍵暗号化両方に対するセキュリティモデルと プロトコル方式は、以下に説明します。 .Ss "対称鍵方式" RFC-1305 仕様では、本来、65,534 個の鍵の中の任意の 1 個を使い、 アソシエーションを認証することが可能です。 鍵それぞれは 32 ビットの鍵識別子により区別されます。 ここで使われるサーバとクライアントは、 メッセージを認証するための鍵および鍵識別子を合意しておく 必要があります。 鍵およびそれに関連する情報は、鍵ファイル中で指定します。 通常、このファイルは、 .Pa ntp.keys と呼ばれます。 このファイルは安全な手続きを用いて交換/格納する必要がありますが、 この手続きは、NTP プロトコル自体の範疇を超えています。 本来の NTP アソシエーションに使用される鍵に加えて、追加の鍵を .Xr ntpq 8 および .Xr ntpdc 8 ユーティリティプログラム用のパスワードとして使用できます。 .Pp .Xr ntpd 8 が初めて起動すると、 ntpd は、 .Ic keys コマンドで指定した鍵ファイルを読み込み、鍵キャッシュに鍵を 設置します。 一方、鍵は使用する前に .Ic trusted コマンドでアクティブにしておくことが必要です。 これにより、例えば、いくつかの鍵の束をインストールし、 .Xr ntpdc 8 を使用して鍵の束をリモートからアクティブにしたり、非アクティブに したりできます。 また、これにより、鍵の安全性が損なわれてしまった場合に使用できる 鍵の取消機能も提供されます。 .Ic requestkey コマンドは、 .Xr ntpdc 8 ユーティリティ用にパスワードとして使用される鍵を選択します。 それに対して、 .Ic controlkey コマンドは、 .Xr ntpq 8 ユーティリティ用にパスワードとして使用される鍵を選択します。 .Ss 公開鍵方式 RFC-1305 に記載されている、もとからある NTPv3 の認証方式は 継続してサポートされています。 しかしながら、NTPv4 では、 Autokey と呼ばれる認証方式が追加され、それを利用できます。 この認証機構は、MD5 メッセージダイジェスト、RSA 公開鍵署名、 Diffie-Hellman 鍵合意アルゴリズムを使用します。 これらは NTPv4 配布ソフトウエアには含まれていませんが、 いくつかのソースコードが存在します。 この機能を有効にするためには、 .Pa README.rsa ファイルに説明してあるように、 .Sy rsaref20 パッケージをインストールしておかねばなりません。 一度インストールすると、configure と構築プロセスがそれを 自動的に検出し、必要なルーチンをコンパイルします。 Autokey 方式は、サポートするさまざまな NTP モードに対応して いくつかの動作モードを持っています。 すべてのモードでタイムスタンプ付き RSA 署名を使用し、 暗号化の値の送信元を検証します。 すべてのモードで、クライアント、サーバそれぞれで独立に計算できる 特殊なクッキーを 1 個使用します。 対称モードでは、このクッキーは Diffie-Hellman 鍵合意アルゴリズムを 用いて組み立てられます。 それ以外のモードでは、このクッキーは IP アドレスとサーバのみが知っている秘密の値とで組み立てられます。 それに加えて、すべてのモードで S-KEY 方式と良く似た方式を使用します。 その方式では、疑似乱数鍵のリストを生成し、逆順で使用します。 これらの方式は、幹部向け要約、現状、要約スライド、文献リスト ともども、 .Qq "自主認証(Autonomos Authentication)" のページで説明します。 .Pp Autokey 方式で使用する暗号化の値は、 .Xr ntp-genkeys 8 プログラムで生成するファイルの中に組み込まれています。 それらは、対称秘密鍵、公開鍵/秘密鍵の組、合意パラメータです。 これらファイルの形式の説明は、 .Xr ntp.keys 5 マニュアルページを参照してください。 これらのファイルには、 .Sy rsaref20 パッケージのアルゴリズムにより生成された暗号化の値が 印字可能な ASCII 文字の形式で含まれています。 すべてのファイル名には NTP 秒のタイムスタンプと、その後ろに デフォルトの名前とが含まれます。 これらのデフォルトの名前は以下で与えます。 ファイルデータはシステムクロックを種とする乱数値に由来しており、 ファイル名にタイムスタンプが含まれているため、 これらのファイルを生成するごとに、 異なるファイル内容とファイル名で生成されます。 .Pp .Pa ntp.keys ファイルは DES/MD5 秘密鍵を含みます。 このファイルを同じセキュリティ区画に属する他のサーバやクライアントに 配布する際には、安全な手段で配布せねばなりません。 また、このファイルは root のみが見られるようにしなければなりません。 このファイルは Autokey 方式では使用しませんが、 .Xr ntpdc 8 , .Xr ntpq 8 ユーティリティが使用する いくつかのリモート設定コマンドを認証する際に必要です。 .Pa ntpkey ファイルは RSA 秘密鍵を保持します。 このファイルを生成したマシンでのみ利用できます。 他のデーモンやアプリケーションプログラムと共用することは 決してありません。 ですから、root のみが見られるようにしなければなりません。 .Pp .Pa ntp_dh ファイルは、合意パラメータを保持します。 このパラメータは対称 (アクティブ、パッシブ) モードでのみ使用します。 対称モードアソシエーションを開始する通信相手同士で同じパラメータを 共有することが必要ですが、どちらの .Pa ntp_dh ファイルから得られたパラメータかは問題になりません。 通信相手の一方がパラメータを保持する場合、他方は Autokey プロトコルを用いてそのパラメータを取得します。 通信相手が双方ともパラメータを保持している場合、双方は 最も新しいコピーを使用します。 通信相手がパラメータを持っていない場合、 設定されたアソシエーションまたは未設定のアソシエーション のいずれかについて、 全てのアソシエーションがパラメータを要求します。 しかし、どちらかの通信相手がパラメータを受信するまでは、 アソシエーションの処理を進めることはできません。 一度ロードされると、パラメータは要求に応じて他のクライアントや サーバに提供することができます。 .Pa ntp_dh ファイルのデータは公開値なので、このファイルは 安全でない手段を用いて配布することもできます。 .Pp .Pa ntpkey_ Ns Ar host ファイルは RSA 公開鍵を含みます。 ここで、 .Ar host はホストの名前です。 ホストはそれぞれ自分自身の .Pa ntpkey_ Ns Ar host ファイルを持っています。 通常、このファイルは、Autokey プロトコルを用い他のホストに提供されます。 .Ic server アソシエーション、または、 .Ic peer アソシエーションは、特定のサーバまたは通信相手に関連した 公開鍵を要求します。 この公開鍵は、ローカルファイルから直接ロードされるか、 Autokey プロトコルを用いてサーバから間接的にロードされます。 これらのファイルのデータは公開値であるため、 これらのファイルは安全でない手段を用いて幅広く配布/保管することが できます。 .Pp .Pa ntpkey_certif_ Ns Ar host ファイルはオプションで、そのホストに対する PKI 証明データを含みます。 これはホスト名と RSA 公開鍵の結び付きを提供します。 現在の実装では、この証明データが存在すれば、クライアントはそれを 取得しますが、その内容は無視されます。 .Pp インタフェースごとの名前付けが幅広く使用されているため、 設定され行使中のアソシエーションで使用されるホスト名は、 .Ux の .Xr gethostname 3 ライブラリ関数を使って決定されます。 .Xr ntp-genkeys 8 プログラムと Autokey プロトコルは、ともにこのルーチンが返す名前を 用いて公開鍵ファイルの名前を派生させます。 どのサーバもクライアントも固有の公開鍵と秘密鍵をロードする必要が ありますが、それぞれのクライアントアソシエーションまたは通信相手 アソシエーションに対する公開鍵は、Autokey プロトコルを用いて サーバまたは通信相手から取得することができます。 しかし、現在の開発段階では、 サーバまたは通信相手の認証の確実性と サーバ名、アドレス、公開鍵の暗号との結合は、 認証局 (certificate authority) や 信用の輪 (web of trust) により確立されたところにまで達していません。 .Ss "閏秒表" NIST は、1972 年以後、歴史的に全ての閏秒の挿入の発生を示す表を 提供しています。 この閏秒表は、挿入発生それぞれだけでなく、 協定世界時 (Coordinated Universal Time:UTC) に関する 国際原子時 (International Atomic time:TAI) のオフセットもあわせて 記載しています。 ちなみに、協定世界時は NTP により伝播されているものです。 この表は、NIST 国家時刻サーバから FTP を使い ASCII ファイル .Pa pub/leap-seconds として直接取得することができます。 .Pp 厳密にはセキュリティ機能ではありませんが、Autokey 方式は サーバまたは通信相手から安全に閏秒表を取り出す手段を提供しています。 サーバは、 .Ic crypto コマンドで指定したファイルから、閏秒表を直接ロードします。 クライアントは、サーバから Autokey プロトコルを使い間接的に 取得します。 一度ロードされると、閏秒表は要求に応じ他のクライアントやサーバに 提供できます。 .Ss 鍵の管理 デフォルトで、全ての鍵ファイルは、 .Pa /usr/local/etc に置かれます。 このディレクトリは通常、 ネットワークで NFS マウントされた共有ファイルシステムの中にあり、 個々のマシンに別々にインストールする手間を省くことができます。 このデフォルトは、 .Ic keysdir 設定コマンドを用いて上書きすることができます。 しかし、ここは秘密鍵ファイルを置く場所としては良いとはいえません。 マシンそれぞれが自分のファイルを必要とするからです。 このファイルをインストールするのに適当な場所は .Pa /etc です。 ここは、通常、共用ファイルシステムに存在しません。 .Pp 推奨するやり方は、 ファイルをインストールした時のタイムスタンプ拡張子を保持し、 (タイムスタンプ拡張子のない) デフォルト名から実ファイルへの リンクを作ることです。 これにより、新規ファイルの生成をリンクを張り変えることで有効に できます。 しかし、 .Xr ntpd 8 は、拡張値を取り出す瞬間にリンク名を解釈し、要求された時点で 公開鍵とホスト名とともにリンク名を送付します。 これにより、クライアントはファイルと生成時刻が常に現在であると 検証することができます。 しかし、各ファイルの実際の場所は .Ic crypto 設定コマンドにより上書きされる可能性があります。 .Pp 暗号化鍵と関連パラメータ全ては、例えば、1ヶ月に1回ぐらいの頻度で 定期的かつ自動的に再生成する必要があります。 .Xr ntp-genkeys 8 プログラムは、一度に生成するファイル全てに対し 同じタイムスタンプ拡張子を使います。 ですから、ファイル生成のそれぞれは区別され、データ監視の際に ファイル生成を認識できます。 公開鍵/秘密鍵の組は全てのサーバとクライアントにより 生成されねばなりませんが、公開鍵と合意パラメータを、 同じセキュリティ区画内の全てのマシンに対しわざわざ コピーする必要はありません。 これらは、Autokey プロトコルを使い自動的に取得できるからです。 しかし、プライマリサーバの全ては同じ合意パラメータファイルを持つ 必要があります。 これを達成するために推奨する方法は、プライマリサーバの 1 つに そのファイルを生成させ、その後で、同じセキュリティ区画内の 他のプライマリサーバに対し .Ux .Xr rdist 1 コマンドを用いてコピーすることです。 Autokey プロトコルの将来のバージョンでは、合意プロトコルが この処理を自動的に行なう機能の提供を含むことになります。 .Pp サーバとクライアントは新規のファイル世代の生成を 次のように行なうことができます。 全てのマシンは起動時に古いファイル世代をロードしており、 正常に動作しています。 指定した間隔で、各マシンは新規の公開鍵/秘密鍵の組を生成し、 デフォルトファイル名から新規ファイル名へのリンクを作成します。 その後で、 .Xr ntpd 8 は再起動され、新規の生成をロードします。 その結果、クライアントはもはや認証を正しく行なうことが できなくなります。 Autokey プロトコルがそう設計されているので、 数分後にクライアントはタイムアウトし、 プロトコルを最初から開始します。 その結果新規の世代をロードし、以前通り動作を続けることが できるようになっています。 同様の手続きが合意パラメータファイルに対しても使用できます。 しかし、この場合、このファイルを持つすべてのマシンが同じコピーを 持つように十分用心しておく必要があります。 .Ss "認証コマンド" .Bl -tag -width indent .It Ic autokey Op Ar logsec Autokey プロトコルで使用するセッション鍵のリストを 再生成する時間間隔を指定します。 各アソシエーション用の鍵リストのサイズは、この時間間隔と現在の ポーリング間隔に依るということに注意してください。 デフォルト値は 12 です (4096 秒、つまり、約 1.1 時間です)。 指定した時間間隔以上のポーリング間隔に対しては、 セッション鍵のリストは単一エントリを持ち、メッセージを 送るごとに再生成されます。 .It Ic controlkey Ar key .Xr ntpq 8 ユーティリティプログラムで使用する鍵の識別子を指定します。 このプログラムは、RFC-1305 で定義された標準プロトコルを使用します。 .Ar key 引数は、鍵のキャッシュ中の信頼された鍵に対する鍵識別子です。 値の範囲は、1 から 65534 で両端を含みます。 .It Xo Ic crypto .Op Cm flags Ar flags .Op Cm privatekey Ar file .Op Cm publickey Ar file .Op Cm dhparms Ar file .Op Cm leap Ar file .Xc このコマンドは NTP デーモンを構築する際に RSA ライブラリを含め設定することが必要です。 このコマンドは公開鍵暗号化を有効にし、必要な RSA 秘密鍵ファイルと 公開鍵ファイルをロードし、存在するなら Diffie-Hellman 合意パラメータ ファイルもロードします。 ファイルを指定しないでいた場合、デフォルトの名前は以下に説明するように 使われます。 次に示すのはサブコマンドです。 .Bl -tag -width indent .It Cm privatekey Ar file RSA 秘密鍵ファイルの場所を指定します。 指定がない場合のデフォルトは、 .Pa /usr/local/etc/ntpkey です。 .It Cm publickey Ar file RSA 公開鍵ファイルの場所を指定します。 指定がない場合のデフォルトは、 .Pa /usr/local/etc/ntpkey_ Ns Ar host です。 ここで、 .Ar host は鍵を生成したマシンの名前です。 .It Cm dhparms Ar file Diffie-Hellman パラメータファイルの場所を指定します。 指定がない場合のデフォルトは、 .Pa /usr/local/etc/ntpkey_dh です。 .It Cm leap Ar file 閏秒表ファイルの場所を指定します。 指定がない場合のデフォルトは、 .Pa /usr/local/etc/ntpkey_leap です。 .El .It Ic keys Ar keyfile DES/MD5 秘密鍵ファイルの場所を指定します。 このファイルは、対称鍵モードで動作しているときに .Xr ntpd 8 , .Xr ntpq 8 , .Xr ntpdc 8 が使用する鍵と鍵識別子を含みます。 .It Ic keysdir Ar path このコマンドは NTP デーモンを構築する際に RSA ライブラリを含め設定することが必要です。 秘密鍵ファイル、合意パラメータファイル、公開鍵ファイルに対する デフォルトのディレクトリパスを指定します。 設定ファイルにこのコマンドが出てこなかったとき、 このデフォルトは .Pa /usr/local/etc です。 .It Ic requestkey Ar key .Xr ntpdc 8 ユーティリティプログラムで使用する鍵の識別子を指定します。 このプログラムでは、 .Xr ntpd 8 の現在の実装に特有の専用プロトコルを使用します。 .Ar key 引数は、信頼された鍵に対する鍵の識別子です。 その値は 1 から 65534 の範囲です (両端を含む)。 .It Ic revoke Ar logsec Autokey 方式で使用するある暗号化値の再計算の間隔を、 秒数を 2 の指数で指定します。 この方式のアルゴリズムによる総当たり攻撃を そらすために、これらの値を頻繁に更新する必要があります。 しかし、いくつかの値の更新は比較的高価な処理です。 デフォルトの時間間隔は 16 です (65,536 秒、つまり約 18 時間です)。 指定した間隔以上のポーリング間隔に対して、 メッセージを送るごとに新しい値が再計算されます。 .It Ic trustedkey Ar key ... 通信相手を対称鍵暗号化を使い認証する目的で、信頼する 暗号化鍵の識別子を指定します。 また .Xr ntpq 8 および .Xr ntpdc 8 プログラムで使用される鍵も指定します。 認証手続きが要求することは、この目的のために、 ローカルとリモートのサーバとが同じ鍵および鍵の識別子を 共有していることですが、 異なったサーバには、異なった鍵を使用可能です。 .Ar key 引数は 32 ビット符号なし整数で、1から65,534までの範囲の値です。 .El .Sh モニタ機能のサポート .Xr ntpd 8 には、サーバおよびクライアントの時間計測のパフォーマンスを長時間 連続して記録するのに適した、包括的なモニタ機能が含まれています。 現在サポートされている統計の種類のリストと実行例については、 後で述べる .Ic statistics コマンドを参照してください。 統計ファイルは、ファイル世代集合と、配布物の中の .Pa ./scripts ディレクトリにあるスクリプトを使用して管理されています。 これらの機能と、 .Ux の .Xr cron 8 ジョブを使用して、 データが自動的に要約され、時間を遡った分析を行うときのために 保存されます。 .Ss モニタ機能のコマンド .Bl -tag -width indent .It Ic statistics Ar name ... 統計レコードの書き込みを有効にします。 現在のところ、4 種類の .Ar name の統計がサポートされています。 .Bl -tag -width indent .It Cm loopstats ループフィルタの統計情報の記録を有効にします。 ローカル時計の更新を行うたびに、 loopstats という名前のファイル世代集合に次の形式の行を出力します: .Bd -literal 50935 75440.031 0.000006019 13.778190 0.000351733 0.013380 6 .Ed .Pp 最初の 2 つのフィールドは、日付 (ユリウス暦に修正済) と 時刻 (UTC 午前 0 時からの秒数) です。 次の 5 つのフィールドは、 秒単位の時間オフセット、 100 万分の 1 (PPM) 単位の周波数オフセット、 秒単位の RMS ジッタ、100 万分の 1 (PPM) 単位の Allan 偏差、 時計学習アルゴリズムの時定数です。 .It Cm peerstats 通信相手に関する統計情報の記録を有効にします。 これには、設定されたものと現在有効なものとの両方について、 NTP サーバの通信相手の全て、特別な時刻信号の通信相手の全て に対する統計レコードが含まれます。 有効な更新が行われる度に、peerstats という名前のファイル世代集合の 現在の要素に次の形式の行を追加します: .Bd -literal 48773 10847.650 127.127.4.1 9714 -0.001605 0.00000 0.00142 .Ed 最初の 2 つのフィールドは、日付 (ユリウス暦に修正済)、 時刻 (UTC で午前 0 時からの秒数) です。 次の 2 つのフィールドは、それぞれドットで 4 つの部分に区切られた 形式の記法で書かれた通信相手のアドレスおよびステータスです。 ステータスフィールドは、RFC 1305 の NTP 仕様の追記 A で述べている フォーマットを用いて、16 進数で符号化されています。 最後の 3 つのフィールドは、オフセット、遅延、RMS ジッタで、 すべて秒単位です。 .It Cm clockstats 時計ドライバの統計情報の記録を有効にします。 時計ドライバからの更新を受ける度に、clockstats という名前の ファイル世代集合に、次の形式の行を追加出力します: .Bd -literal 49213 525.624 127.127.4.1 93 226 00:08:29.606 D .Ed 最初の 2 つのフィールドは、日付 (ユリウス暦に修正済) および時刻 (UTC で午前 0 時からの秒数) です。 次のフィールドは、ドットで 4 つの部分に区切られた形式の記法で書かれた 時計のアドレスを示しています。 最後のフィールドは、時計から受け取った最後のタイムコードを 意味のある ASCII フォーマットにデコードしたものです。 時計ドライバによっては、これ以外に追加でそこそこの情報を集め、 あわせて表示するものがあります。 さらなる情報については、各時計特有の情報を参照してください。 .It Cm rawstats そのままのタイムスタンプ (raw-timestamp) の統計情報を 記録できるようにします。 これには、設定されたものと現在有効なものとの両方について、 NTP サーバの通信相手の全て、特別な時刻信号の通信相手の全て に対する統計レコードが含まれます。 通信相手または時計ドライバから受け取った NTP メッセージは それぞれ、rawstats という名前のファイル世代集合に 次のような形式で 1 行付け足します: .Bd -literal 50928 2132.543 128.4.1.1 128.4.1.20 3102453281.584327000 3102453281.58622800031 02453332.540806000 3102453332.541458000 .Ed 最初の 2 つのフィールドは、日付 (ユリウス暦に修正済) および時刻 (UTC で午前 0 時からの秒数) です。 次の 2 つのフィールドは、 通信相手あるいは時計のアドレスと、 ローカルアドレスを示しています。 これらはドットで 4 つの部分に区切られた記法で書かれています。 最後の 4 つのフィールドは、 生起、受信、送信、最終の 4 種類の NTP タイムスタンプを 順に示したものです。 タイムスタンプの値は受け取ったままのものであり、さまざまな データ平滑化や緩和アルゴリズムが処理する前のものです。 .El .It Ic statsdir Ar directory_path 統計ファイルを作るディレクトリのフルパスを指定します (下記参照)。 このキーワードにより、ファイル世代集合のための .Ic filegen ファイル名のプレフィックスの変更 (これがなければ固定のままです) が可能となります。 これは、統計ログを扱うのに便利です。 .It Xo Ic filegen Ar name .Op Cm file Ar filename .Op Cm type Ar typename .Op Cm link \&| Cm nolink .Op Cm enable \&| Cm disable .Xc ファイル世代集合 .Ar name の設定を変更します。 ファイル世代集合は、サーバの活動期間を通じて 継続的に大きくなっていくファイルを扱う手段を提供します。 サーバの統計はこのようなファイルの典型例です。 ファイル世代集合は、実際のデータを格納するのに用いられる ファイル集合へのアクセスを提供します。 どんな時点でも、ファイル集合の高々 1 つの要素に対してだけ 書き込みが行われます。 指定した type は、ファイル集合の新しい要素に、データがいつ、 どのように出力されるのかを指定します。 この方法で、 .Xr ntpd 8 の動作を妨げる危険を冒すことなく、 現在使用されていないファイル集合の要素に格納されている情報を、 管理操作のために使用できます (最も重要な操作: 新たな出力データ用の空きを作るために、これら要素を削除できます)。 このコマンドは、リモートで動作している .Xr ntpdc 8 プログラムから送信可能であることに注意してください。 .Bl -tag -width indent .It Ar name これは、統計レコードのタイプです。 .Ic statistics コマンドの項で示すものと同じです。 .It Cm file Ar filename これは、統計レコード用のファイル名です。 集合のメンバのファイル名は、次の 3 つの要素の結合、 すなわちプレフィックス、ファイル名、サフィックスからできています。 .Bl -tag -width indent .It prefix ファイル名のパスであり、定数です。 これは、 .Ic filegen オプションを使っても変更されることはありません。 パスは、サーバが定義します。 通常は、コンパイル時に定数として指定します。 しかし、別のコマンドを使って、個々のファイル世代集合に対し 設定することも可能です。 例えば、 .Cm loopstats および .Cm peerstats 生成時に使われるプレフィックスは、 前に説明した .Ic statsdir オプションを使用して設定可能です。 .It filename この文字列は、そのまま先に述べたプレフィックスの後ろに結びつきます (間に .Ql / (スラッシュ) は入りません)。 これは、 .Ic filegen ステートメントの .Ar file 引数を使用することで変更できます。 この中身には、 .Ql \&.. という要素を使用することはできません。 それは、プレフィックスで示されたファイルシステムの階層外を filename が参照してしまうのを防ぐためです。 .It suffix この部分は、ファイル集合の要素ひとつひとつを反映しています。 これは、ファイル集合の種類に依存して生成されます。 .El .It Cm type Ar typename ファイル世代集合は、タイプによって特徴づけされます。 次のような種類がサポートされています: .Bl -tag -width indent .It none このファイル集合はごく普通のファイル 1 つです。 .It pid .Xr ntpd 8 サーバが生成されるごとに、ファイル集合の要素が 1 つ 使用されます。 このタイプは、動作中にファイル集合のメンバに何の変更も 施すことはありませんが、異なる .Xr ntpd 8 サーバの生成に属しているファイルを分けるのに簡単な方法を 提供します。 ファイル集合のメンバのファイル名は、プレフィックスと filename 文字列をつないだものに .Ql \&. (ドット) を付け加え、 .Xr ntpd 8 サーバのプロセスのプロセス ID を 10 進数で表現したものを 付け加えたものです。 .It day 1 日ごとにファイル世代集合の要素が 1 つ生成されます。 1 日とは、UTC 時刻で 0:00 から 24:00 までの期間と定義されています。 ファイル集合メンバのサフィックスには、 .Qq \&. (ドット) と日付を .Ar YYYYMMdd 形式で表したものが含まれています。 -ここで、 +ここで、 .Ar YYYY は、4 桁で表した西暦年です (例えば、1992)。 .Ar MM は、2 桁の月です。 .Ar dd は、2 桁の日です。 つまり、1992 年 12 月 10 日に書かれた情報は全て、 .Sm off .Pa Ar prefix / Ar filename / 19921210 .Sm on という名前のファイルに書かれることになります。 .It week どの要素も 1 年のうちのある週に関連するデータを含みます。 ここで、週という用語は、年の始まりからの日数の 7 の商により 定義されます。 このようなファイル世代集合の要素は、ファイル集合の filename のベースに、次のようなサフィックスをつけることで区別されます: ドット、4 桁の西暦年、文字 .Ql W , 2 桁の週番号です。 例えば、1992 年 1 月 10 日からの情報は、サフィックス .Pa .1992W1 を持つファイルに出力されます。 .It month 1 月に 1 つのファイル世代集合の要素が作成されます。 ファイル名のサフィックスは、ドット、4 桁の西暦年、2 桁の月から なります。 .It year 1 年に 1 つのファイル世代集合の要素が作成されます。 ファイル名のサフィックスは、ドットと 4 桁の西暦年からなります。 .It age この型のファイル世代集合は、サーバが 24 時間活動するごとに新たな要素に 変わります。 ファイル名のサフィックスは、ドット、文字 .Ql a , 8 桁の数から なります。 この数は、対応する 24 時間の始めからサーバが実行されている 秒数であるようになります。 情報は、ファイル世代集合が .Ic enable に設定されているときのみ、その集合に 書き込まれます。 出力は、 .Ic disable に指定することで抑制されます。 .El .It Cm link \&| Cm nolink ファイル世代集合の現在の要素に、決まった名前でアクセスできると 便利です。 この機能は、 .Cm link を指定することで有効になり、 .Cm nolink を使用すると無効になります。 .Cm link が指定されると、現在のファイル集合の要素から、 サフィックスを持たないファイルへのハードリンクが作成されます。 すでにその名前を持つファイルが存在し、そのファイルへのリンク数が -1 であるとき、そのファイル名を、ドット、文字 -.Ql C , +1 であるとき、そのファイル名を、ドット、文字 +.Ql C そして .Xr ntpd 8 サーバプロセスのプロセス ID を後ろに付け加えたものに変更します。 ファイルへのリンク数が 1 よりも大きい場合は、 ファイルはアンリンクされます。 これによって、現在のファイルは、一定の名前でアクセスできます。 .It Cm enable \&| Cm disable 情報記録機能を有効または無効にします。 .El .El .Sh アクセス制御機能のサポート .Xr ntpd 8 は、一般的な用途のアドレスおよびマスクベースの制限リストを 実装しています。 この制限リストは、アドレスおよびマスクでソートされており、 マッチするか否かをみるのに、この順序で探索が行われます。 この結果、最後にマッチしたものが、入力パケットと 関連付けられた制限フラグを定義します。 入力パケットの送り主のアドレスがマッチに使われます。 32 ビットのアドレスと、制限用のエントリに関連付けられた マスクとの AND をとり、それからエントリのアドレスと比較をして マッチが行われます (エントリのアドレスもマスクと AND が取られています)。 さらなる情報や例については、 .Qq "NTP の設定と NTP サブネットの設定に関する注意" のページにあります。 .Pp アクセス制限機能は、オリジナルの NSFnet バックボーン タイムサーバに対するアクセスポリシと一致するように実装されました。 この機能は、望まないものや落ちてしまったリモートのタイムサーバが 自分のタイムサーバに影響を与えないようにするには有効かも しれませんが、この機能を、標準の NTP 認証機能の代用になると 考えるべきではありません。 送り元アドレスに基づいた制限というのは、やる気十分のクラッカー には簡単に回避されてしまいます。 .Ss 死の接吻パケット もともと、サービスを拒否されたパケットは、単純に捨てられるだけで、 統計カウンタを増やす以外に一切の動作を生じさせることはありません。 クライアントに明示的に送信停止を要求し、またシステムオペレータに メッセージを残すサーバメッセージなどの、より前向きな応答が 必要となることがときどきあります。 この目的のために、特にパケット形式が作られました。 それを称して、死の接吻 (kiss-of-death) パケットと言います。 .Cm kod フラグが設定されており、サービスが拒否されるか、クライアントが 限界値を越えたとき、サーバはパケットを返し、leap ビットを 非同期に設定し、階層を 0 に設定し、ASCII 文字列 "DENY" を 参照ソース識別子フィールドに設定します。 .Cm kod フラグが設定されていない場合、サーバは単にパケットを捨てるだけです。 .Pp 死の接吻パケットを受信したクライアントまたは通信相手は、一連の 健全性チェックを行ない、セキュリティの露出 (exposure) を最小限に 押えます。 このパケットが、そのサーバから受信した最初のパケットである場合、 クライアントは、そのサーバの条件ではアクセスは拒否されたと想定します。 そのクライアントは階層と参照識別子の通信相手変数とを更新し、 通信相手フラッシュ変数のアクセス拒否 (テスト 4) ビットを設定します。 このビットが設定されている場合、クライアントはそのサーバに対し パケットを送信しません。 そのサーバから受信した最初のパケットでなかった場合、クライアントは サーバ側で限界値を越えたと想定します。 しかし、通信相手変数は更新しません。 いずれの場合でも、メッセージをシステムログに送出します。 .Ss アクセス制御コマンド .Bl -tag -width indent .It Xo Ic restrict numeric_address .Op Cm mask Ar numeric_mask .Op Ar flag ... .Xc .Ar numeric_address 引数は、ホストあるいはネットワークのアドレスです。 これは、ドットで 4 つの部分に区切られた形式で表現されます。 .Cm mask 引数も、ドットで 4 つの部分に区切られた形式で表現されます。 デフォルトは 255.255.255.255 です。 これは、 .Ar numeric_address が個別のホストのアドレスとして扱われるものであることを 意味しています。 デフォルトエントリ (アドレス 0.0.0.0, マスク 0.0.0.0) は常に含まれており、既定のソートアルゴリズムでは、 常にリストの先頭のエントリとなります。 .Ar numeric_address は、通常ドットで 4 つの部分に区切られた形式で与えられますが、 mask オプションを伴わないテキスト文字列 .Ql default は、 デフォルトエントリを示すために使用できることに注意して下さい。 現在の実装では、 .Cm flag は常にアクセスを制限します。 すなわち、フラグを持たないエントリは、サーバへの自由なアクセスが 与えられることを示すことになります。 フラグは直交的ではなく、より制限の強いフラグは、 より制限の弱いフラグを冗長にすることもしばしばです。 フラグは、一般に 2 つのカテゴリに分類されます。 時間サービスを制限するものと、情報問い合わせやサーバを 実行時に再設定しようとするのを制限するものです。 次のフラグのうち、1 つ以上を指定できます: .Bl -tag -width indent .It Cm kod アクセスが拒否された場合、死の接吻パケットを送信します。 .It Cm ignore このエントリにマッチするホストからのすべてのパケットを無視します。 このフラグが指定されると、問い合わせも時間サーバへのポーリングも 応答されなくなります。 .It Cm noquery NTP のモード 6 と 7 のすべてのパケット (つまり情報問い合わせと 設定要求) を無視します。 時間サービスは影響を受けません。 .It Cm nomodify サーバの状態を変えようとするモード 6 と 7 のすべてのパケット (つまり実行時再設定) を無視します。 情報を返す問い合わせは許されます。 .It Cm notrap マッチしたホストにモード 6 の制御メッセージのトラップサービスを提供 することを拒否します。 トラップサービスは、モード 6 の制御メッセージプロトコルの サブシステムで、リモートのイベントロギングプログラムによる 使用が意図されています。 .It Cm lowpriotrap マッチしたホストによるトラップセットを低い優先度として宣言します。 1 つのサーバが保持し得るトラップの数は制限されています (現在の制限値は 3 です)。 トラップは通常、先入れ先出しベースで割り当てられ、後から来た トラップ要求はサービスを拒否されます。 このフラグは、後から到着する要求のための通常優先度のトラップが 低い優先度のトラップを上書きできるようにすることで、 割り当てアルゴリズムを変更します。 .It Cm noserve モード 6 と 7 以外のすべての NTP パケットを無視します。 基本的には、時間サービスは拒否されますが、それでも 問い合わせは許されています。 .It Cm nopeer ポーリングしているホストに、状態を持たない (stateless) 時間サービス を与えますが、通信相手用のメモリ資源を割り当てません。 割り当てておけば、将来、同期の相手として有用になるかも しれないとしてもです。 .It Cm notrust これらのホストは同期源としては決して使用されませんが、その他の点では 普通に扱われます。 .It Cm limited これらのホストは、同一のネットからのクライアント数の制限の対象と なります。 ここで言うネットとは、 (class A, class B, class C 等の) ネットの IP 表記のことです。 サーバに見えるホストで、過去 .Va client_limit_period 秒の間アクティブであった、最初の .Va client_limit 個のホストのみが、受け付けられます。 同一のネットの他のクライアントからの要求は拒否されます。 時間要求パケットのみが考慮されます。 .Xr ntpq 8 および .Xr ntpdc 8 プログラムが送信した問い合わせパケットは、この制限の影響は 受けません。 クライアントの履歴は、 .Xr ntpd 8 のモニタリング機能を用いて保持されます。 そのため、 .Cm limited フラグのついたアクセス制限のエントリがあれば、 モニタリング機能は常にアクティブです。 .It Cm ntpport 実質的には、制限フラグと言うより、マッチのアルゴリズムを 変更するものです。 このフラグが存在すると、パケットのソースポートが標準の NTP の UDP ポート (123) である場合にのみ、制限エントリにマッチします。 .Cm ntpport と .Cm non-ntpport のどちらも指定できます。 .Cm ntpport の方が限定的なものであると考えられ、リストの後ろの方に ソートされます。 .El .Pp デフォルトの制限リストエントリは、フラグ .Cm ignore , .Cm interface , .Cm ntpport を持ち、ローカルホストの インタフェースアドレスそれぞれに対応するもので、 サーバが自分自身の時間に同期しないようにするために、 スタートアップ時にテーブルに挿入されます。 デフォルトエントリは常に存在しています。 さもなくば無設定になってしまう場合であってもです。 他で設定されていない場合は、どのフラグもデフォルトエントリに 関連づけられません (すなわち、あなた自身の NTP サーバ以外の すべてが無制限になります)。 .It Ic clientlimit Ar limit .Va client_limit 変数を設定します。 この変数は、同時にアクセス制御されるクライアント数を制限します。 この変数のデフォルト値は 3 です。 .It Ic clientperiod Ar period .Va client_limit_period 変数を設定します。 この変数は、クライアントが非アクティブであるとみなされ、 そのために、もはや制限されるクライアント数に数えられなくなるまでの秒数を 指定します。 この変数のデフォルト値は 3600 秒です。 .El .Sh 参照クロック機能のサポート NTP バージョン 4 デーモンは、40 種類ほどの、電波、衛星、 モデムを参照する 時計をサポートします。 さらに、バックアップ用およびクロック源が他に利用できなく なったときのために、特殊な疑似時計をサポートしています。 個別のデバイスドライバやオプションに関する詳細な説明は、 .Qq 参照クロックドライバ のページ (これは、 .Pa /usr/share/doc/ntp にある HTML 文書の一部として利用可能です) にあります。 さらなる情報は、 .Qq "参照クロックドライバのデバッグのヒント" や、 .Qq "参照クロックドライバの書き方" など、そこからリンクされたページにあります。 それに加え、 PPS 信号のサポートについては、 .Qq "1 秒間隔のパルス (PPS) 信号のインタフェース" のページの説明が利用できます。 ドライバの多くは、特殊な回線規約 / ストリームモジュールを サポートしています。 このモジュールを用いると、時刻の正確性が飛躍的に向上します。 これに関しては、 .Qq "回線規約とストリームドライバ" のページに説明があります。 .Pp 参照クロックは、一般に (常にではありませんが) 無線時刻コード受信機です。 この無線時刻コード受信機は、 カナダの NRC や合州国の NIST や USNO が提供しているサービスの ような、標準時刻の供給源に同期します。 コンピュータと時刻コード受信機との間のインタフェースは デバイス依存ですが、シリアルポートを使うのが普通です。 それぞれの参照クロックに特有のデバイスドライバを選択し、 そのディストリビューションでコンパイルする必要がありますが、 もっとも標準の無線、衛星、そしてモデム時計はデフォルトで 含まれています。 その時計用のドライバがコンパイルされていないか、 ハードウェアのポートが 適切に設定されていないときに参照クロックを設定しようとすると、 システムのログファイルに激しい警告がでますが、その他の障害が 起こることはありません。 .Pp 設定の観点から見ると、 .Xr ntpd 8 は、参照クロックを、普通の .Tn NTP の交信相手にするのとできる限り同じような方法で扱います。 参照クロックは、通常の NTP 通信相手と区別するため、 文法的には正しいが、無効な IP アドレスを使って認識されます。 参照クロックのアドレスは、 .Sm off .Li 127.127. Ar t . Ar u .Sm on の形式です。 ここで、 .Ar t は時計の種類を示した整数で、 .Ar u はユニット番号 (範囲は 0-3) を示しています。 これは、過剰に見えるかもしれませんが、 実のところ、同種類の参照クロックを複数設定するのには時として 便利です。 この場合、ユニット番号は一意のものであることが必要です。 .Pp .Ic server コマンドを使用して参照クロックを設定します。 ここで、このコマンドの .Ar address 引数は参照クロックのアドレスです。 .Cm key , .Cm version , .Cm ttl オプションは、参照クロックのサポートでは使用しません。 参照クロックをサポートするために、 .Cm mode オプションが追加されています。 このオプションについては後で述べます。 .Cm prefer オプションは、サーバに、他の参照クロックや通信相手よりも いくらか熱心に、ある参照クロックを大切に扱わせるように促すのに 有効です。 このオプションに関してのさらなる情報については、 .Qq "緩和ルールと prefer キーワード" のページにあります。 .Cm minpoll と .Cm maxpoll オプションは、選択されたクロックドライバに 対してのみ意味があります。 さらなる情報については、別個のクロックドライバのドキュメントページを 参照してください。 .Pp .Ic fudge コマンドは、クロックドライバ固有の追加情報を提供するのに使用します。 通常は、 .Ic server コマンドの直後に使用されます。 .Ar address 引数はクロックのアドレスを指定します。 .Cm refid と .Cm stratum は、そのデバイスのデフォルト値を上書きするために使用することが できます。 2 個のオプションのデバイス依存の時刻オフセットと 4 個のフラグがあり、 それらも同様に -.Ic fudge +.Ic fudge コマンドに含めることが可能です。 .Pp 参照クロックの階層 (stratum) 番号は、デフォルトで 0 です。 .Xr ntpd 8 デーモンは各通信相手の階層に 1 を足すので、 プライマリサーバは、通常、外部階層 1 を示します。 バックアップを巧みに運用するため、 参照クロックの階層を 0 より大きい数に指定するのが有益な ことが多いです。 この目的のために、 .Cm stratum オプションを使用します。 参照クロックと、1 秒間隔パルス (PPS) 調整信号の両方を 含む場合、参照クロック識別子をデフォルト値以外の、ドライバに 依存したものに指定するのが有効です。 この目的のために、 .Cm refid オプションを使用します。 記述がない限り、これらのオプションは、すべての時計 ドライバに適用されます。 .Ss 参照クロックのコマンド .Bl -tag -width indent .It Xo Ic server .Sm off .Li 127.127. Ar t . Ar u .Sm on .Op Cm prefer .Op Cm mode Ar int .Op Cm minpoll Ar int .Op Cm maxpoll Ar int .Xc このコマンドは、参照クロックを特殊な方法で設定するのに 使用できます。 オプションは次のように解釈されます: .Bl -tag -width indent .It Cm prefer その参照クロックを優先的なものとして印をつけます。 その他の点では対等であれば、正しく動作しているホストの中から この参照クロックが同期をとる対象として選ばれます。 さらなる情報については、 .Qq "緩和ルールと prefer キーワード" のページを参照してください。 .It Cm mode Ar int モード番号を指定します。 この番号は、デバイス特有のやり方で解釈されます。 例えば、モード番号は、ACTS ドライバでは ダイヤル用のプロトコルを選択しますが、parse ドライバでは デバイスのサブタイプを指定します。 .It Cm minpoll Ar int .It Cm maxpoll Ar int これらのオプションは、参照クロックのメッセージに対するポーリングの 最小間隔および最大間隔を 2 の指数で表した秒数で指定します。 直接接続されている参照クロックの大部分では、 .Cm minpoll および .Cm maxpoll は デフォルトで 6 (64 秒) です。 モデムの参照クロックでは、 .Cm minpoll はデフォルトで 10 (17.1 秒) で、 .Cm maxpoll はデフォルトで 14 (4.5 時間) です。 とりうる範囲は、4 (16 秒) から 17 (36.4 時間) までです。 .El .It Xo Ic fudge .Sm off .Li 127.127. Ar t . Ar u .Sm on .Op Cm time1 Ar sec .Op Cm time2 Ar sec .Op Cm stratum Ar int .Op Cm refid Ar string .Op Cm mode Ar int .Op Cm flag1 Cm 0 \&| Cm 1 .Op Cm flag2 Cm 0 \&| Cm 1 .Op Cm flag3 Cm 0 \&| Cm 1 .Op Cm flag4 Cm 0 \&| Cm 1 .Xc このコマンドは、参照クロックを特殊な方法で設定するのに使用できます。 このコマンドは、 ドライバを設定するコマンドである .Ic server コマンドの直後に置かれる必要があります。 実行中に .Xr ntpdc 8 プログラムを使用して、これと同じことができるということに注意してください。 オプションは、次のように解釈されます: .Bl -tag -width indent .It Cm time1 Ar sec ドライバが生成する時間のオフセットに追加される、秒単位で、固定小数点の 10 進数の定数を指定します。 この定数は、例えば正確な PPS 信号のような外部の標準時間に 合わせるために、特定の時計のわずかの時間オフセットを調節する 補正用定数として使われます。 また、この定数は、シリアルポートの遅延、 オペレーティングシステムの遅延や、ケーブルの長さの違い、 受信機内部の遅延に起因する、システム的な誤差や バイアスを補正する方法も提供します。 指定されたオフセット値は、伝播遅延に加えて、 他の手段、例えば内部ディップスイッチで提供されるものです。 個別のシステムやドライバに対する補正は使用できますが、 大まかな補正に関しては、ドライバのドキュメントページに 記載されています。 注意: 2個以上のラジオ時計や PPS 信号がサポートされているときの 校正を円滑に行なうために、特別の校正機能が提供されています。 .Sx その他のオプション のページで説明している .Ic enable コマンドの引数の形式を取り、 .Qq "参照クロックドライバ" のページに記載されるように動作します。 .It Cm time2 Ar secs 秒単位の、固定小数点 10 進数を指定します。 これは、ドライバ依存の方法で解釈されます。 .Qo 参照クロック用ドライバ .Qc ページの各ドライバの説明を参照してください。 .It Cm stratum Ar int ドライバに割り当てられた階層番号を指定します。 この番号は、0 から 15 までの整数値です。 この番号は、最初にドライバ自身が割り当てていた 階層番号 (通常は 0) を上書きします。 .It Cm refid Ar string 1 文字から 4 文字までの ASCII 文字列を指定します。 この文字列は、ドライバが使用する参照識別子を定義しています。 この文字列は、最初にドライバ自身が割り当てていた、 デフォルトの識別子を上書きします。 .It Cm mode Ar int モード番号を指定します。 この番号は、デバイスごとに固有のやり方で解釈されます。 例えば、ACTS ドライバではダイヤル用プロトコルを選択しますが、 parse ドライバではデバイスのサブタイプを選択します。 .It Cm flag1 Cm 0 \&| Cm 1 .It Cm flag2 Cm 0 \&| Cm 1 .It Cm flag3 Cm 0 \&| Cm 1 .It Cm flag4 Cm 0 \&| Cm 1 これら 4 つのフラグは時計ドライバをカスタマイズするのに 使用されます。 これらの値の解釈や、すべてが使用されるか否かについては、 個々の時計ドライバに依存した機能です。 しかし慣習としては、 .Cm flag4 は、モニタ対象データを、 .Ic filegen コマンドで設定した .Cm clockstats ファイルへ記録 する機能を有効にするために使用します。 .Ic filegen コマンドに関するさらなる情報については、 .Sx モニタ機能のオプション セクションを参照してください。 .El .El .Sh その他のオプション .Bl -tag -width indent .It Ic broadcastdelay Ar seconds ブロードキャストおよびマルチキャストモードでは、ローカルサーバと リモートサーバとの間の遅延を決定するための特殊な補正が必要です。 通常、これは、クライアントサーバ間の最初の プロトコルのやりとりで自動的に行われています。 場合によっては、例えばネットワークやサーバのアクセス制御によって、 この補正の手続きが失敗してしまうこともあります。 このコマンドは、こうした状況の時に使用されるデフォルトの遅延を 指定します。 典型的には (イーサネットでは)、 0.003 から 0.007 秒までが適切です。 このコマンドを使用しない場合のデフォルト値は、0.004 秒です。 .It Ic driftfile Ar driftfile このコマンドは、ローカルの時計発振子の周波数オフセットを記録するため のファイル名を指定します。 このファイルが存在すると、起動時に読み込まれ、 初期周波数オフセットを指定するのに使用されます。 その後 1 時間に 1 度、 デーモンはその時点での周波数オフセットを計算し、 その値でファイルを更新します。 ファイルが存在しないか、このコマンドが与えられていない場合、 初期周波数オフセットは 0 と仮定されます。 この場合、周波数が安定し、 残留時間誤差が収まるのに数時間かかる場合があります。 .Pp ファイルのフォーマットは、浮動小数点数 1 個だけを含む 1 行から なります。 この浮動小数点数は、100 万分の 1 (PPM) 単位での周波数オフセット値を 記録しています。 このファイルの更新は、 最初に現在の変動値を一時ファイルに書き込み、それから ファイルの名前を変更して古いファイルと置換えることにより行ないます。 このことは、 .Xr ntpd 8 が、ドリフトファイルのあるディレクトリに対し書き込み権を持っている 必要があることと、シンボリックであろうとなかろうと、 ファイルシステムリンクは避けるべきことを意味しています。 .It Xo Ic enable .Oo .Cm auth | Cm bclient | .Cm calibrate | Cm kernel | .Cm monitor | Cm ntp | .Cm stats .Oc .Xc .It Xo Ic disable .Oo .Cm auth | Cm bclient | .Cm calibrate | Cm kernel | .Cm monitor | Cm ntp | .Cm stats .Oc .Xc さまざまなサーバオプションを有効にしたり無効にしたりする 手段を提供します。 指定されていないフラグには影響がありません。 これらのフラグは全て .Xr ntpdc 8 ユーティリティプログラムを使用してリモートに制御できるという ことに注意してください。 フラグの説明は次の通りです。 .Bl -tag -width indent .It Cm bclient 有効の場合、 .Cm broadcastclient コマンドと同一の効果があります。 デフォルトでは、このフラグは .Ic disable です。 .It Cm calibrate 校正機能を有効にします。 この機能は、クロックドライバそれぞれの .Ic time1 の値を補正し、現在選択している時刻源または、カーネル学習信号と 同じオフセットを示すようにします。 さらなる情報については、 .Qq "参照クロックドライバ" のページを参照してください。 このフラグのデフォルトは .Ic disable です。 .It Cm kernel .Xr adjtime 2 システムコールに対し、正確に計時できる カーネルサポートが実装されていれば、これを有効にします。 もともと、NTP デーモンが コンパイルされるときに、このルーチンがサポートされるかどうかは 自動的に検出されるので、ユーザがこのフラグのことを気にする 必要はありません。 このフラグは本来、カーネルの開発中にこのサポートを 無効にできるようにするために提供されていました。 このフラグのデフォルトは、 .Ic enable です。 .It Cm monitor モニタ用機能を有効にします。 さらなる情報が必要なら、 .Xr ntpdc 8 プログラムの .Ic monlist コマンドの項を参照してください。 このフラグのデフォルトは、 .Ic enable です。 .It Cm ntp サーバが、NTP を用いてローカル時計を調整できるようにします。 無効になっている場合は、 ローカル時計は、内蔵の時刻と周波数オフセットで 自分勝手に動きます。 このフラグが有用なのは、 ローカル時計が別のデバイスやプロトコルで制御され、 他のクライアント用に同期を提供するためだけに NTP を使う場合です。 この場合、ローカル時計のドライバをこの機能や、 さらに、誤差予測や閏秒表示子 (leap-indicators) を提供する ために使用できます。 さらなる情報が必要なら、 .Qq 参照時間ドライバ のページを参照してください。 このフラグのデフォルトは、 .Ic enable です。 .It Cm stats 統計機能を有効にします。 さらなる情報が必要なら、 .Qq モニタ用オプション のセクションを参照してください。 このフラグのデフォルトは、 .Ic enable です。 .El .It Ic logconfig Ar configkeyword このコマンドは、システムの .Xr syslog 3 機能や、その代用の .Ic logfile ログファイルに書かれる出力の量と種類を制御します。 デフォルトでは、すべての出力がオンです。 .Ar configkeyword キーワードはすべて、 .Ql = , .Ql + , .Ql - を先頭につけることが できます。 ここで、 .Ql = は、 .Xr syslog 3 の優先度マスクを設定し、 .Ql + はメッセージを追加し、 .Ql - はメッセージを削除します。 .Xr syslog 3 メッセージは、4 つのクラス .Po .Cm clock , .Cm peer , .Cm sys , .Cm sync .Pc で制御できます。 これらのクラスの内部で、 4 種のメッセージが制御できます。 情報メッセージ .Pq Cm info は設定情報を制御します。 イベントメッセージ .Pq Cm events はイベントのロギング (到達可能性、同期、アラーム状況) を制御します。 統計情報の出力は、 .Cm statistics キーワードを使用して制御されます。 最後のメッセージグループは、ステータスメッセージです。 これは主に、同期のステータスを表します。 設定キーワードはメッセージクラスとイベントクラスとを そのまま結びつけた形をしています。 プレフィクス .Cm all は、メッセージクラスの代わりに使用できます。 メッセージクラスの後ろに、キーワード .Cm all を続けることができ、 それによって、それぞれのメッセージクラスのメッセージをすべて 有効 / 無効にできます。 このため、最低限のログの設定は次のようになるでしょう: .Bd -literal logconfig=syncstatus +sysevents .Ed .Pp この設定では、単に .Xr ntpd 8 の同期のステータスと重要なシステムイベントをリストします。 単純な参照サーバに対しては、 次のような最低限のメッセージの設定を行うと有益でしょう: .Bd -literal logconfig=syncall +clockall .Ed .Pp この設定では、時計の情報すべてと同期情報をリストします。 他のイベントや通信相手に関するメッセージ、そしてシステムの イベントなどは抑止されます。 .It Ic logfile Ar logfile このコマンドは、デフォルトのシステムの .Xr syslog 3 機能の代わりに使用される、代用のログファイルの在処を指定します。 .It Ic setvar Ar variable Op Cm default このコマンドは、システム変数を追加します。 これらの変数は、アクセスポリシなどの情報を追加して 配布するために使用できます。 .Sm off .Va name = Ar value .Sm on の形式の変数に .Cm default キーワードが続いている場合、 その変数は、デフォルトのシステム変数の一部として リストされるようになります .Po .Xr ntpq 8 .Ic rv コマンドを参照。 -.Pc +.Pc こうした変数の追加は、情報を与える目的だけを果たします。 リストされるということ以外に、プロトコルに関係しません。 既知のプロトコル変数は常に、 .Ic setvar の機構により定義されたいかなる変数よりも優先されます。 同じグループのすべての変数名を含んだ 3 つの特別な変数があります。 .Va sys_var_list は、すべてのシステム変数名を保持しています。 .Va peer_var_list は、すべての通信相手の変数名を保持しています。 そして、 .Va clock_var_list は、参照クロックの変数名を保持しています。 .It Xo Ic tinker .Oo .Cm step Ar step | .Cm panic Ar panic | .Cm dispersion Ar dispersion | .Cm stepout Ar stepout | .Cm minpoll Ar minpoll | .Cm allan Ar allan | .Cm huffpuff Ar huffpuff .Oc .Xc このコマンドは、極めて例外的な状況下で、 いくつかのシステム変数を変更するために使用します。 設定ファイル中で、 このコマンドは、他の設定オプションのどれよりも前に置く必要があります。 これらの変数のデフォルト値は、 ネットワーク速度と信頼性の予測値について、 幅広い範囲で、注意深く最適化させてあります。 一般に、これら変数は簡単に予測できない込み入った方法で 相互作用を及ぼし合います。 また、変数の組合せによっては、とんでもない動作になってしまう 可能性があります。 ごくまれにですが、デフォルトの値を変更する必要がある場合が ありますが、いずれにしても、 つまみを回したいという誘惑に抵抗できない輩はいるもので、 このコマンドはそういう人達のためのものです。 特に強調しておきますが、このつまみを回すのは各自の勝手で やることで、サポートグループに一切の助けを求めることはできません。 .Pp 全ての引数は、浮動小数点数の秒、または秒分の秒です。 .Ar minpoll 引数は、秒を2のベキ整数で表したものです。 この変数は次のように動作します。 .Bl -tag -width indent .It Cm step Ar step この引数は、時刻設定の閾値 (通常 0.128秒) の 新しい値になります。 0 に設定した場合、時刻設定 (step) による補正は生じません。 一般には、時刻設定を避ける目的のためには、時刻設定閾値は 触らずに、 .Fl x コマンド行オプションを使うのが普通です。 .It Cm panic Ar panic この引数は、パニック閾値 (通常 1000 秒) の新しい値になります。 0 に設定した場合、パニック健全性チェックは無効にされ、 時刻オフセットとして全ての値が受理されます。 .It Cm dispersion Ar dispersion この引数は、分散値増加率 (通常、.000015) の新しい値になります。 .It Cm stepout Ar stepout この引数は、ワッチドッグタイムアウト (通常 900 秒) の新しい値になります。 .It Cm minpoll Ar minpoll この引数は、マルチキャストクライアントアソシエーション、 メニーキャストクライアントアソシエーション、 対称パッシブモードアソシエーションを設定するときに用いる 最小ポーリング間隔の新しい値になります。 デフォルトの値は 6 (64秒) で、下限は 4 (16秒) です。 .It Cm allan Ar allan この引数は、最小 Allan 遮断値の新しい値になります。 この値は PLL/FLL 時刻学習アルゴリズムのパラメータの 1 つです。 デフォルトは 1024 秒で、この値が下限でもあります。 .It Cm huffpuff Ar huffpuff この引数は現在実験的に提供される スーハーフィルタ (huff-n'-puff filter) のスパンの新しい値になります。 この値は、このアルゴリズムが最小遅延を求める時間間隔のうち 最も新しいものを決定します。 下限は 900 秒 (15分) ですが、よりまともな値は 7200 (2時間) です。 このコマンドが与えられるまでこのフィルタは有効になっていませんので、 デフォルトはありません。 .El .It Xo Ic trap Ar host_address .Op Cm port Ar port_number .Op Cm interface Ar interface_address .Xc このコマンドは、指定したホストアドレス、ポート番号に トラップ受信器を設定します。 このトラップ受信器は、指定したローカルインタフェースアドレスを 持つメッセージを送信します。 ポート番号を指定しない場合、値 18447 が使用されます。 インタフェースアドレスを指定しない場合、 そのメッセージが送信されたローカルインタフェースを ソースアドレスに持つメッセージが送信されます。 マルチホームを持つホストでは、経路情報の 変更にともない、時により使用するインタフェースが変わることに 注意してください。 .Pp トラップ受信器はイベントメッセージや、 サーバからのその他の情報を、ログファイルにログを取ります。 このような監視プログラムは、自分自身のトラップを動的に要求することも ありますが、トラップ受信器の設定により、サーバの起動後に 失われるメッセージはないことは保証されます。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/ntp.drift -compact .It Pa /etc/ntp.conf デフォルトの設定ファイル名 .It Pa ntp.keys MD5 秘密鍵 .It Pa ntpkey RSA 秘密鍵 .It Pa ntpkey_ Ns Ar host RSA 公開鍵 .It Pa ntp_dh Diffie-Hellman 合意パラメータ .El .Sh 関連項目 .Xr ntpd 8 , .Xr ntpdc 8 , .Xr ntpq 8 .Pp 提供されているマニュアルページに加えて、理解しやすいドキュメントが world wide web 上で入手可能です。 .Li http://www.ntp.org/ から入手できます。 このドキュメントのスナップショットが HTML フォーマットで .Pa /usr/share/doc/ntp ディレクトリ内にあります。 .Rs .%A David L. Mills .%T Network Time Protocol (Version 3) .%O RFC1305 .Re .Sh バグ 構文チェックに好き嫌いはありません。 なんでも喜んで食べます。 オプションやモードの、ばかげた組合せやお笑いの組合せさえ 検出しないこともあります。 .Pp .Pa ntpkey_ Ns Ar host は実際にはデジタル認証です。 セキュリティディレクトリサービスが幅広く利用可能に なった際には、そこから取得すべきです。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/ntp.keys.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/ntp.keys.5 index 5e5ab8e2c1..21d907d686 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/ntp.keys.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/ntp.keys.5 @@ -1,111 +1,111 @@ .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ntp/doc/ntp.conf.5,v 1.2.2.3 2001/12/21 17:42:33 roberto Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ntp/doc/ntp.keys.5,v 1.1.2.3 2002/04/02 08:48:52 sheldonh Exp % .\" $FreeBSD$ .Dd January 13, 2000 .\" WORD: key file 鍵ファイル .\" WORD: key number 鍵番号 .Dt NTP.KEYS 5 .Os .Sh 名称 .Nm ntp.keys .Nd NTP デーモンの鍵ファイルフォーマット .Sh 書式 .Nm /etc/ntp.keys .Sh 解説 以下は NTP 鍵ファイルの形式の解説です。 これらのファイルの使用に関する解説は、 .Xr ntp.conf 5 マニュアルページの .Qq 認証機能のサポート 節を参照してください。 .Pp DES の場合、 鍵は 56 ビット長で、型によっては各バイトにパリティがつきます。MD5 の場合、鍵は 64 ビット (8 バイト) です。 .Xr ntpd 8 は、 コマンドラインオプション .Fl k もしくは設定ファイル中の .Ar keys 文を使用して指定されるファイルから鍵を読み込みます。鍵番号 0 は NTP 標準によって (56 ビットの 0 として) 決定されており変更できませんが、 1 から 15 の鍵番号の内の 1 つ以上が鍵ファイル中で任意に セットできます。 .Pp 鍵ファイルは、設定ファイルと同様のコメント記述法 を使用しています。鍵のエントリは .Pp .D1 Ar keyno type key .Pp の形式の固定されたフォーマットを使用します。ここで、 .Ar keyno は正の整数、 .Ar type は鍵の形式を定義する単一文字、 .Ar key は鍵それ自身です。 .Pp .Ar key は、 .Ar type 文字による制御で、4 つの異なるフォーマットの うちの 1 つで与えられます。4 つの鍵の型とそれに対応するフォーマットは、 次にあげるとおりです。 .Bl -tag -width X .It Li S 鍵は、 DES 仕様に定められたフォーマットの 64 ビットの 16 進数で、各オクテットの上位 7 ビットが使用された 56 ビット 鍵です。各オクテットの下位 1 ビットは、オクテットを奇数パリティに 保つように与えられます。先頭の 0 は省略できません (すなわち、鍵は 正確に 16 桁の 16 進数である必要があります)。また、奇数パリティが保 たれねばなりません。それゆえ、0 鍵は、標準フォーマットで、 .Ql 0101010101010101 として与えられます。 .It Li N 鍵は、NTP 標準で定められたフォーマットの 64 ビットの 16進数です。 これは、各オクテットを 1 ビット右 rotate して、パリティビットが オクテットの上位ビットになったことを除いては、DES フォーマット と同じです。先頭の 0 は省略できず、奇数パリティが保たれねばなりません。 0 鍵は、 NTP フォーマットで、 .Ar 8080808080808080 のように指定されます。 .It Li A 鍵は 1 から 8 文字の ASCII 文字列です。鍵は、文字列中の各文字の ASCII の下位 7 ビットを使用して構成されます。56 ビット幅の 鍵を作るために、 .Ux パスワードから暗号化鍵を作るのと 同じ方法で、必要なら 0 が右端に付加されます。 .It Li M 鍵は 1 から 8 文字の ASCII 文字列で、MD5 の認証方式を 使用しています。鍵と認証方式 (DES または MD5) の両方が、同じ鍵 番号を共有する一組の通信相手の間で同一である必要があることに 注意してください。 .El .Pp .Xr ntpq 8 と .Xr ntpdc 8 プログラムで使用される鍵は、 プログラムによって要求されるパスワードに対してチェックされ、 また手動で入力されるため、ASCII 形式でこれらの鍵を指定することは 通常は適切です。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/ntp.drift -compact .It Pa /etc/ntp.keys デフォルトの設定ファイル名 .El .Sh 関連項目 .Xr ntp.conf 5 , .Xr ntpd 8 , .Xr ntpdate 8 , .Xr ntpdc 8 .Sh バグ .Xr ntpd 8 はかなり大きくなってしまいました。巨大とは言いませんが、 ワークステーションで実行される高優先度のデーモンとして 望ましい大きさを超えてしまいました。 特に、高い階層 (stratum) のワークステーションよりは、 高負荷のプライマリサーバにあわせて、 かさばる凝った特徴の多くが設計されているからです。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/rc.conf.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/rc.conf.5 index c14bbd1672..094430c38e 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/rc.conf.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/rc.conf.5 @@ -1,1889 +1,1895 @@ .\" Copyright (c) 1995 .\" Jordan K. Hubbard .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/share/man/man5/rc.conf.5,v 1.64.2.46 2002/03/28 15:15:19 gshapiro Exp % +.\" %FreeBSD: src/share/man/man5/rc.conf.5,v 1.64.2.47 2002/04/05 01:58:30 gshapiro Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd March 3, 2002 .Dt RC.CONF 5 .Os .Sh 名称 .Nm rc.conf .Nd システム設定情報 .Sh 解説 .Nm ファイルは、ローカルホスト名、任意の潜在的なネットワークインタフェースに 関する設定の詳細、システムの初期起動時に立ち上げるべき サービスに関して記述される情報を含んでいます。 初めてインストールする際には、一般に .Nm ファイルはシステムインストールユーティリティ .Pa /stand/sysinstall によって初期化されます。 .Pp .Nm の目的は、 直接コマンドを実行したりシステム起動操作を行うことではありません。 そうではなく、 このファイルで見つかる設定に従って内部の動作を条件付きで制御する .Pa /etc 配下のさまざまな起動スクリプトも含まれています。 .Pp .Pa /etc/rc.conf ファイルは、 使用可能な全オプションのデフォルト設定を指定するファイル .Pa /etc/defaults/rc.conf からインクルードされます。 オプションを .Pa /etc/rc.conf に指定する必要があるのは、 システム管理者がこれらのデフォルトを上書きしたい場合だけです。 ファイル .Pa /etc/rc.conf.local は、 .Pa /etc/rc.conf の設定を上書きするために使用されます。これは歴史的事情のためです。 後述の .Dq rc_conf_files を参照してください。 .Pp 次に示すリストは、 .Nm ファイル中で設定可能な各変数について、 その名前と簡単な解説をしたものです。 .Bl -tag -width Ar .It Va swapfile .Pq Vt 文字列 .Dq NO にすると スワップファイルはインストールされません。 .Dq NO 以外の場合、その値は追加スワップ領域に利用するファイルの フルパス名として用いられます。 .It Va apm_enable .Pq Vt ブール値 .Va YES に設定すると .Xr apm 8 コマンドでの自動電源管理 (Automatic Power Management) のサポートを有効に します。 .It Va apmd_enable .Pq Vt ブール値 .Xr apmd 8 を実行し、ユーザランドから APM イベントを扱います。 APM サポートも有効にします。 .It Va apmd_flags .Pq Vt 文字列 .Va apmd_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr apmd 8 デーモンに渡すフラグになります。 .It Va pccard_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、起動時に PCCARD のサポートを有効にします。 .It Va pccard_mem .Pq Vt 文字列 PCCARD コントローラメモリアドレスを設定します。 .Va DEFAULT とするとデフォルト値になります。 .It Va pccard_ifconfig .Pq Vt 文字列 ブート時またはカード挿入時に .Xr ifconfig 8 に渡される引数のリストです (例えば、 固定アドレスの場合は "inet 192.168.1.1 netmask 255.255.255.0" などですし、 DHCP クライアントの場合は "DHCP" です)。 .It Va pccard_beep .Pq Vt 整数 0 である場合、PCCARD コントローラを静寂モードにします。 1 である場合、ビープモードにします。 2 である場合、メロディモードにします。 .It Va pccard_conf .Pq Vt 文字列 .Xr pccardd 8 デーモンの設定ファイルのパスです。 .It Va pccardd_flags .Pq Vt 文字列 .Va pccard_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr pccardd 8 デーモンに渡すフラグになります。 .It Va pccard_ether_delay .Pq Vt 文字列 .Xr pccard_ether 8 スクリプト中で .Xr dhclient 8 を起動するまでの遅延時間を設定します。 デフォルトは 5 秒です。 これは、 .Xr ed 4 ベースの新しいカードを使用した時にシステムがハングしてしまうという .Xr ed 4 ドライバのバグを回避するためのものです。 .It Va local_startup .Pq Vt 文字列 起動スクリプトファイルを検索するためのディレクトリのリストです。 .It Va script_name_sep .Pq Vt 文字列 起動スクリプトファイルのリストを各々のファイル名に分割するために 使用するフィールドセパレータです。 デフォルトは空白です。 名前に空白を含む起動スクリプトを持っていない限り、変更不要です。 .It Va hostname .Pq Vt 文字列 ネットワーク上でのホストの完全な形のドメイン名 (The Fully Qualified Domain Name) です。 ネットワークに接続されていない場合でも、 この変数は確実に何か意味のあるものに設定すべきです。 ホスト名を DHCP を介して設定するために .Xr dhclient 8 を使用している場合、この変数は空文字列に設定すべきです。 .It Va nisdomainname .Pq Vt 文字列 ホストの NIS ドメイン名。NIS が動いてないときは .Dq NO とします。 .It Va dhcp_program .Pq Vt 文字列 DHCP クライアントプログラムのパスです (ISC DHCP クライアントの .Pa /sbin/dhclient がデフォルトです)。 .It Va dhcp_flags .Pq Vt 文字列 DHCP クライアントプログラムに渡す追加のフラグです。 ISC DHCP クライアント用に利用可能なコマンドラインオプションについては、 .Xr dhclient 8 ページを参照してください。 .It Va firewall_enable .Pq Vt ブール値 ファイアウォール規則を起動時にロードするには、 .Dq YES に設定します。 カーネルが .Dv IPFIREWALL 付きで作られなかった場合、ipfw カーネルモジュールがロードされます。 .Va ipfilter_enable も参照してください。 .It Va firewall_script .Pq Vt 文字列 この変数は、実行するファイアウォールスクリプトのフルパスを指定します。 デフォルトは .Pa /etc/rc.firewall です。 .It Va firewall_type .Pq Vt 文字列 .Pa /etc/rc.firewall 中にある選択肢から選んだファイアウォールタイプもしくは ローカルファイアウォール規則の組を含むファイル名をつけます。 .Pa /etc/rc.firewall からは以下のものが選択可能です: .Dq open - 無制限の IP アクセス; .Dq closed - lo0 経由を除く全ての IP サービスを禁止; .Dq client - ワークステーション向けの基本的な保護; .Dq simple - LAN 向けの基本的な保護。 ファイル名が指定される場合にはフルパス名でなければなりません。 .It Va firewall_quiet .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、起動時にコンソール上で ipfw 規則の表示を行ないません。 .It Va firewall_logging .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ipfw のイベントロギングを有効にします。 .Dv IPFIREWALL_VERBOSE カーネルオプションと等価です。 .It Va firewall_flags .Pq Vt 文字列 .Va firewall_type でファイル名を指定する場合、 .Xr ipfw 8 に渡されるフラグです。 .It Va natd_program .Pq Vt 文字列 .Xr natd 8 のパス。 .It Va natd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、natd を有効にします。 .Va firewall_enable もまた .Dq YES に設定され、 .Xr divert 4 ソケットがカーネルで有効にされている必要があります。 .It Va natd_interface .Pq Vt 文字列 natd が実行されるパブリックインタフェースの名前です。 インタフェースの指定は、インタフェース名でも IP アドレスでもかまいません。 .It Va natd_flags .Pq Vt 文字列 追加の natd フラグはここに記述する必要があります。 .Fl n または .Fl a のフラグは上記 .Va natd_interface とともに自動的に引数として追加されます。 .\" ----- ipfilter_enable setting -------------------------------- .It Va ipfilter_enable .Pq Vt ブール値 デフォルトは .Dq NO に設定されます。 .Dq YES に設定すると、 .Xr ipf 8 パケットフィルタリングを有効にします。 .Pp 典型的な用途では、 .Bd -literal ipfilter_enable="YES" ipnat_enable="YES" ipmon_enable="YES" ipfs_enable="YES" .Ed .Pp を .Pa /etc/rc.conf に記述し、 .Pa /etc/ipf.rules と .Pa /etc/ipnat.rules を適切に編集する必要があるでしょう。 .Pp .Va ipfilter_enable と .Va ipnat_enable とは別々に有効にできることに注意してください。 .Va ipmon_enable および .Va ipfs_enable を有効にするには .Va ipfilter_enable と .Va ipnat_enable の少なくともどちらか 1 つが有効になっている必要があります。 .Pp カーネル構成ファイル中に .Bd -literal options IPFILTER options IPFILTER_LOG options IPFILTER_DEFAULT_BLOCK .Ed .Pp を置くことも良い考えです。 .\" ----- ipfilter_program setting ------------------------------ .It Va ipfilter_program .Pq Vt 文字列 .Xr ipf 8 へのパスです (デフォルトは .Pa /sbin/ipf です)。 .\" ----- ipfilter_rules setting -------------------------------- .It Va ipfilter_rules .Pq Vt 文字列 デフォルトで .Dq /etc/ipf.rules に設定されます。 この変数は、フィルタルール定義ファイルの名前を含みます。 このファイルは、 .Xr ipf 8 コマンドが実行できるよう、読み取り可能であることが期待されます。 .\" ----- ipfilter_flags setting -------------------------------- .It Va ipfilter_flags .Pq Vt 文字列 デフォルトは空文字列です。 この変数には、 .Xr ipf 8 プログラムに渡されるフラグが含まれます。 .\" ----- ipnat_enable setting ---------------------------------- .It Va ipnat_enable .Pq Vt ブール値 デフォルトで .Dq NO に設定されます。 .Dq YES に設定すると、 .Xr ipnat 1 ネットワークアドレス変換を有効にします。 詳細は .Va ipfilter_enable を参照してください。 .\" ----- ipnat_program setting --------------------------------- .It Va ipnat_program .Pq Vt 文字列 .Xr ipnat 1 へのパスです (デフォルトは .Pa /sbin/ipnat です)。 .\" ----- ipnat_rules setting ----------------------------------- .It Va ipnat_rules .Pq Vt 文字列 デフォルトで .Dq /etc/ipnat.rules に設定されます。 この変数は、ネットワークアドレス変換を定義するファイルの名前を含みます。 このファイルは、 .Xr ipnat 1 コマンドが実行できるよう、読み取り可能であることが期待されます。 .\" ----- ipnat_flags setting ----------------------------------- .It Va ipnat_flags .Pq Vt 文字列 デフォルトは空文字列です。 この変数には、 .Xr ipnat 1 プログラムへ渡されるフラグが含まれます。 .\" ----- ipmon_enable setting ---------------------------------- .It Va ipmon_enable .Pq Vt ブール値 デフォルトで .Dq NO に設定されます。 .Dq YES に設定すると、 .Xr ipmon 8 モニタリング ( .Xr ipf 8 と .Xr ipnat 1 のイベントのログ) を有効にします。 この変数を設定する場合、 .Va ipfilter_enable あるいは .Va ipnat_enable も設定することが必要です。 詳細は .Va ipfilter_enable を参照してください。 .\" ----- ipmon_program setting --------------------------------- .It Va ipmon_program .Pq Vt 文字列 .Xr ipmon 8 へのパスです (デフォルトは .Pa /sbin/ipmon です)。 .\" ----- ipmon_flags setting ----------------------------------- .It Va ipmon_flags .Pq Vt 文字列 デフォルトで .Va -Ds に設定されます。 この変数は、 .Xr ipmon 8 プログラムに渡されるフラグを含みます。 他の典型的な例は .Dq -D /var/log/ipflog であり、これは .Xr ipmon 8 に .Xr syslogd 8 をバイパスさせて、直接ファイルにログを書かせます。 このような場合、必ず .Pa /etc/newsyslog.conf を次のように修正してください: .Bd -literal /var/log/ipflog 640 10 100 * Z /var/run/ipmon.pid .Ed .\" ----- ipfs_enable setting ----------------------------------- .It Va ipfs_enable .Pq Vt ブール値 デフォルトでは .Dq NO に設定されます。 この変数を .Dq YES に設定すると .Xr ipfs 8 が有効になり、シャットダウン時にフィルタおよび NAT 状態テーブルを 保存し、再起動時に読み込み直されるようになります。 この変数を設定するには .Va ipfilter_enable あるいは .Va ipnat_enable も .Dq YES に設定する必要があります。 詳細は .Va ipfilter_enable を参照してください。 .Va kern_securelevel を 3 に設定した場合、 .Va ipfs_enable は使用できなくなることに注意してください。 なぜなら、セキュアレベルを引き上げることでシャットダウン時に .Xr ipfs 8 が状態テーブルを保存できなくなるからです。 .\" ----- ipfs_program setting ---------------------------------- .It Va ipfs_program .Pq Vt 文字列 .Xr ipfs 8 へのパスです (デフォルトは .Pa /sbin/ipfs です)。 .\" ----- ipfs_flags setting ------------------------------------ .It Va ipfs_flags .Pq Vt 文字列 デフォルトは空文字列です。 この変数には、 .Xr ipfs 8 プログラムに渡されるフラグが含まれます。 .\" ----- end of added ipf hook --------------------------------- .It Va tcp_extensions .Pq Vt ブール値 デフォルトでは .Dq YES です。NO に設定すると、 .%T RFC 1323 で述べられているような ある TCP オプションを無効にします。 .Dq NO に設定すると、ネットワークコネクションが不規則にハングアップしたり、 それに類する他の不具合を回避する助けとなるかもしれません。 ネットワークデバイスには、これらのオプションに関連する部分において、 壊れているものがあることが知られています。 .It Va log_in_vain .Pq Vt 整数 デフォルトで 0 に設定されています。 .Xr sysctl 8 変数 .Sy net.inet.tcp.log_in_vain と .Sy net.inet.udp.log_in_vain が、 .Xr tcp 4 と .Xr udp 4 に記述されているように、指定された値に設定されます。 .It Va tcp_keepalive .Pq Vt ブール値 デフォルトで .Dq YES に設定されています。 NO に設定すると、アイドルになっている TCP 接続を検出し、 通信相手がまだ立ち上がっていて、到達可能であることを確認する のをやめます。 .It Va tcp_drop_synfin .Pq Vt ブール値 デフォルトで .Dq NO に設定されています。 YES に設定すると、 TCP フレームで SYN と FIN のフラグが共に設定されているものを、 カーネルが無視するようになります。 これにより、OS が指紋を残すのを防ぎますが、 正当なアプリケーションが動作しなくなるかもしれません。 .Dv TCP_DROP_SYNFIN オプション付きでカーネルを構築した場合のみ、 本オプションが使用可能です、 .It Va icmp_drop_redirect .Pq Vt ブール値 デフォルトで .Dq NO に設定されています。 YES に設定すると、 ICMP REDIRECT パケットを、カーネルが無視するようになります。 .It Va icmp_log_redirect .Pq Vt ブール値 デフォルトで .Dq NO に設定されています。 YES に設定すると、 ICMP REDIRECT パケットを、カーネルが記録するようになります。 ログメッセージの速度制限はありませんので、 あなたのネットワーク内の問題解決にのみ使用すべきです。 .It Va network_interfaces .Pq Vt 文字列 このホスト上で設定するネットワークインタフェースのリストを 設定します。 たとえば、ループバックデバイス (lo0) および ed0 ドライバの NIC があるなら、 .Dq "lo0 ed0" に設定されるでしょう。 .Ar interface の各値に対して .Va ifconfig_ Ns Aq Ar interface という変数も存在すると仮定されます。 1 つのインタフェースに複数の IP アドレスを登録したい場合は、 ここに IP エイリアスのエントリを追加することも可能です。 対象とするインタフェースが ed0 であると仮定すると、 .Bd -literal ifconfig_ed0_alias0="inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias1="inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff" .Ed .Pp というようになります。 見つかった各 .Va ifconfig_ Ns Ao Ar interface Ac Ns Va _alias Ns Aq Ar n エントリについて、 その内容が .Xr ifconfig 8 に渡されます。最初にアクセスに失敗した時点で実行は中止されるので .Bd -literal ifconfig_ed0_alias0="inet 127.0.0.251 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias1="inet 127.0.0.252 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias2="inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias4="inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff" .Ed .Pp のようにすると、alias4 は追加され .Em ない ことに注意してください。これは alias3 エントリを抜かしたことで検索が中止されるからです。 .Pp .Va ifconfig_ Ns Aq Ar interface 変数を .Dq DHCP に設定することで、インタフェースを DHCP で立ち上げることが 可能です。 例えば ed0 デバイスを DHCP で初期化するには、 次のような行を指定すればよいです: .Bd -literal ifconfig_ed0="DHCP" .Ed .It Va cloned_interfaces .Pq Vt 文字列 このホストに生成する、複製可能なネットワークインタフェースの リストを設定します。 .Va cloned_interfaces のエントリは、設定を行うため自動的に .Va network_interfaces に追加されます。 .It Va gif_interfaces .Pq Vt 文字列 このホストで設定する、 .Xr gif 4 トンネルインタフェースのリストを設定します。 .Ar interface の各値に対して、 .Va gifconfig_ Ns Aq Ar interface 変数が存在すると想定されます。 本変数の値を使用し、 .Xr ifconfig 8 の .Cm tunnel オプションの書式に従って、トンネルのリンク層を設定します。 さらに本オプションは、リストされたインタフェースの設定を試みる前に、 これらが .Xr ifconfig 8 の .Cm create オプションで作成されていることを保証します。 .It Va ppp_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 .Xr ppp 8 デーモンを実行します。 .It Va ppp_mode .Pq Vt 文字列 .Xr ppp 8 デーモンを実行するモードです。受け付けられるモードは .Dq auto , .Dq ddial , .Dq direct , .Dq dedicated のいずれかです。 完全な解説はマニュアルを参照してください。 .It Va ppp_nat .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、パケットエイリアスを有効にします。 .Va gateway_enable と共に使用することにより、 本ホストをネットワークアドレス変換ルータとして使用して、 プライベートネットワークアドレスのホストからの インターネットへのアクセスを可能にします。 .It Va ppp_profile .Pq Vt 文字列 .Pa /etc/ppp/ppp.conf から使用するプロファイル名です。 .It Va ppp_user .Pq Vt 文字列 このユーザ名の元で ppp を起動します。 デフォルトでは ppp は .Dq root が起動します。 .It Va rc_conf_files .Pq Vt 文字列 本オプションは、 .Pa /etc/defaults/rc.conf の設定を上書きするファイルのリストを指定するために使用されます。 ファイルは指定された順序に読み込まれますし、 また、ファイルへの完全なパスを含む必要があります。 デフォルトでは、指定されるファイルは .Pa /etc/rc.conf と .Pa /etc/rc.conf.local です。 .It Va fsck_y_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 ファイルシステムの初期調整に失敗した場合、 .Xr fsck 8 を -y フラグ付きで実行します。 .It Va syslogd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 .Xr syslogd 8 デーモンを起動します。 .It Va syslogd_program .Pq Vt str .Xr syslogd 8 へのパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/syslogd です)。 .It Va syslogd_flags .Pq Vt 文字列 .Va syslogd_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr syslogd 8 に渡すフラグになります。 .It Va inetd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 .Xr inetd 8 デーモンを起動します。 .It Va inetd_program .Pq Vt str .Xr inetd 8 へのパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/inetd です)。 .It Va inetd_flags .Pq Vt 文字列 .Va inetd_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr inetd 8 へ渡すフラグとなります。 .It Va named_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 .Xr named 8 デーモンを起動します。 .It Va named_program .Pq Vt 文字列 .Xr named 8 へのパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/named です)。 .It Va named_flags .Pq Vt 文字列 .Va named_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr named 8 に渡すフラグとなります。 .It Va kerberos_server_enable .Pq Vt ブール値 ブート時に Kerberos 認証サーバを起動したい場合は .Dq YES に設定します。 .It Va kadmind_server_enable .Pq Vt ブール値 .Xr kadmind 8 すなわち Kerberos IV 管理デーモンを実行したい場合は .Dq YES とします。スレーブサーバでは .Dq NO に設定します。 .It Va kerberos_stash .Pq Vt 文字列 .Dq YES なら ( .Va kerberos_server_enable が .Dq YES に設定され、かつ .Xr kerberos 1 および .Xr kadmind 8 の両方に使用するときのみ) マスタキーの入力を促さずに 安全な場所に保存しておいたマスタキーを用いるよう Kerberos サーバに指示します。 .It Va kerberos5_server_enable .Pq Vt ブール値 ブート時に Kerberos 5 認証デーモンを起動したい場合は .Dq YES とします。 .It Va kadmind5_server_enable .Pq Vt ブール値 .Xr k5admind 8 すなわち Kerberos 5 管理デーモンを起動したい場合は .Dq YES とします。 スレーブサーバでは .Dq NO に設定します。 .It Va rwhod_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ブート時に .Xr rwhod 8 デーモンを起動します。 .It Va rwhod_flags .Pq Vt 文字列 .Va rwhod_enable が .Dq YES に設定されている場合、これらは rwhod に渡すフラグになります。 .It Va amd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ブート時に .Xr amd 8 デーモンを起動します。 .It Va amd_flags .Pq Vt 文字列 .Va amd_enable が .Dq YES に設定されている場合、これらは amd に渡すフラグとなります。 詳しくは .Xr amd 8 の .Xr info 1 ページを利用してください。 .It Va amd_map_program .Pq Vt 文字列 設定すると、指定されたプログラムが実行され、 .Xr amd 8 マップのリストを受け取ります。 例えば、 .Xr amd 8 マップが NIS に格納されている場合、 .Xr ypcat 1 を実行して .Pa amd.master NIS マップから .Xr amd 8 マップのリストを取得するよう設定可能です。 .It Va update_motd .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ブート時に実行されているカーネルリリースを反映するように .Pa /etc/motd を更新します。 .Dq NO に設定すると、 .Pa /etc/motd は更新を行いません。 .It Va nfs_client_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ブート時に NFS クライアントデーモンを起動します。 .It Va nfs_client_flags .Pq Vt 文字列 .Va nfs_client_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr nfsiod 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va nfs_access_cache .Pq Vt 整数 .Va nfs_client_enable が .Dq YES の場合、この変数に .Va 0 を設定して NFS ACCESS RPC キャッシングを無効化することができますし、 NFS ACCESS 結果がキャッシュされる秒数を指定することもできます。 2-10 秒の値を設定すると、 多くの NFS 操作に対するネットワークトラフィックを十分減らします。 .It Va nfs_server_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ブート時に NFS サーバデーモンを起動します。 .It Va nfs_server_flags .Pq Vt 文字列 .Va nfs_server_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr nfsd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va single_mountd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定し .Va nfs_server_enable を設定しないと、 .Xr mountd 8 は起動しますが .Xr nfsd 8 デーモンは起動しません。 実際に NFS は使用せずに CFS を使用する場合に、一般的に必要となります。 .It Va weak_mountd_authentication .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、PCNFSD のようなサービスで権限付けられていない マウント要求ができるようになります。 .It Va nfs_privport .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、安全なポート上でのみ NFS サービスを提供します。 .It Va nfs_bufpackets .Pq Vt 整数 数値を設定すると、そのパケット数分のソケットバッファ空間が、 NFS クライアント上に予約されます。 .Dq DEFAULT に設定すると、カーネルのデフォルト (通常は 4) が使用されます。 ギガビットネットワークでは大きな値を設定すると高性能になるでしょう、 最小値は 2 であり、最大値は 64 です。 .It Va rpc_lockd_enable .Pq Vt ブール値 この変数が .Dq YES に設定され、しかも NFS サーバである場合、ブート時に .Xr rpc.lockd 8 を起動します。 .It Va rpc_statd_enable .Pq Vt ブール値 この変数が .Dq YES に設定され、しかも NFS サーバである場合、ブート時に .Xr rpc.statd 8 を起動します。 .It Va portmap_program .Pq Vt 文字列 .Xr portmap 8 へのパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/portmap です)。 .It Va portmap_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES の場合、ブート時に .Xr portmap 8 サービスを起動します。 .It Va portmap_flags .Pq Vt 文字列 .Va portmap_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr portmap 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va xtend_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ブート時に .Xr xtend 8 デーモンを起動します。 .It Va xtend_flags .Pq Vt 文字列 .Va xtend_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr xtend 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va pppoed_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ブート時に .Xr pppoed 8 デーモンを起動し、PPP オーバイーサネットサービスを提供します。 .It Va pppoed_ Ns Ar provider .Pq Vt 文字列 .Xr pppoed 8 はこの .Ar provider に対する要求を待ち受け、最終的にはこの名前を .Ar system 引数として .Xr ppp 8 を実行します。 .It Va pppoed_flags .Pq Vt 文字列 .Xr pppoed 8 へ渡す追加のフラグ。 .It Va pppoed_interface pppoed が実行されるネットワークインタフェース。 .Va pppoed_enable が .Dq YES に設定された場合、必須です。 .It Va timed_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES なら、ブート時に .Xr timed 8 サービスを実行します。このコマンドは、全ホストについて一貫した .Qq "ネットワーク時間" が確立されなければならないマシンネットワークのためにあります。 これが有用である典型例は、 ファイルのタイムスタンプがネットワーク全体で一貫性をもつことが 期待されるような、大規模 NFS 環境です。 .It Va timed_flags .Pq Vt 文字列 .Va timed_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr timed 8 サービスに渡すフラグとなります。 .It Va ntpdate_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムスタートアップ時に ntpdate を実行します。 このコマンドは、ある標準的な参照先を元に、ただ .Em 1 回 だけシステム時刻を同期させるためにあります。 また、システムを最初にインストールする際、 この値を (知られているサービスのリストから) 最初に設定するオプションが .Pa /stand/sysinstall プログラムによって提供されます。 .It Va ntpdate_program .Pq Vt 文字列 .Xr ntpdate 8 へのパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/ntpdate です)。 .It Va ntpdate_flags .Pq Vt 文字列 .Va ntpdate_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr ntpdate 8 コマンドに渡すフラグとなります (通常はホスト名)。 .It Va xntpd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ブート時に .Xr ntpd 8 コマンドが起動されます。 .It Va xntpd_program .Pq Vt 文字列 .Xr ntpd 8 へのパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/ntpd です)。 .It Va xntpd_flags .Pq Vt 文字列 .Ar xntpd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ntpd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va nis_client_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムブート時に .Xr ypbind 8 サービスを起動します。 .It Va nis_client_flags .Pq Vt 文字列 .Va nis_client_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr ypbind 8 サービスに渡すフラグとなります。 .It Va nis_ypset_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムブート時に .Xr ypset 8 デーモンを起動します。 .It Va nis_ypset_flags .Pq Vt 文字列 .Va nis_ypset_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr ypset 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va nis_server_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムブート時に .Xr ypserv 8 デーモンを起動します。 .It Va nis_server_flags .Pq Vt 文字列 .Va nis_server_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr ypserv 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va nis_ypxfrd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムブート時に .Xr rpc.ypxfrd 8 デーモンを起動します。 .It Va nis_ypxfrd_flags .Pq Vt 文字列 .Va nis_ypxfrd_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr rpc.ypxfrd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va nis_yppasswdd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムブート時に .Xr rpc.yppasswdd 8 デーモンを起動します。 .It Va nis_yppasswdd_flags .Pq Vt 文字列 .Va nis_yppasswdd_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr rpc.yppasswdd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va defaultrouter .Pq Vt 文字列 .Dq NO を設定しないと、このホスト名または IP アドレスへのデフォルトルートを 作成します (このルータがネームサーバへも到達する必要がある 場合は IPアドレスを使用すること!)。 .It Va static_routes .Pq Vt 文字列 システムブート時に追加したいスタティックルートのリストを 設定します。 .Dq NO 以外を設定した場合、その値を空白で区切った各要素について、 .Ar element ごとに変数 .Va route_ Ns Aq Ar element が存在すると仮定され、後でその内容が .Dq route add 操作に渡されます。 .It Va gateway_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、IP ルータとして動作するように、 たとえばインタフェース間でパケットをフォワードするように ホストを設定します。 .It Va router_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 .Va router および .Va router_flags の設定に基づいて、ある種のルーティングデーモンを実行します。 .It Va router .Pq Vt 文字列 .Va router_enable が .Dq YES に設定されると、これが使用するルーティングデーモン名になります。 .It Va router_flags .Pq Vt 文字列 .Va router_enable が .Dq YES に設定されると、これらがルーティングデーモンへ渡すフラグとなります。 .It Va mrouted_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、マルチキャストルーティングデーモン .Xr mrouted 8 を起動します。 .It Va mrouted_flags .Pq Vt 文字列 .Va mrouted_enable が .Dq YES の場合、これらはマルチキャストルーティングデーモンへ渡すフラグとなります。 .It Va ipxgateway_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、IPX トラフィックのルーティングを有効にします。 .It Va ipxrouted_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ブート時に .Xr IPXrouted 8 デーモンを起動します。 .It Va ipxrouted_flags .Pq Vt 文字列 .Va ipxrouted_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr IPXrouted 8 デーモンへ渡すフラグとなります。 .It Va arpproxy_all .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、グローバルプロキシ ARP を有効にします。 .It Va forward_sourceroute .Pq Vt ブール値 これが .Dq YES に設定され、更に .Va gateway_enable もまた .Dq YES に設定されている場合、 送信元が経路指定したパケット (source routed packets) はフォワードされます。 .It Va accept_sourceroute .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 システムは自分宛の送信元経路指定パケットを受け付けます。 .It Va rarpd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムブート時に .Xr rarpd 8 デーモンを起動します。 .It Va rarpd_flags .Pq Vt 文字列 .Va rarpd_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr rarpd 8 デーモンへ渡すフラグとなります。 .It Va atm_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES システムブート時に ATM インタフェースの設定を有効にします。 次に説明する ATM 関連の変数に関し、 利用可能なコマンドパラメータの更なる詳細については、 .Xr atm 8 のマニュアルページを参照してください。 更なる詳細な設定情報に関しては、 .Pa /usr/share/examples/atm 中のファイルも参照してください。 .It Va atm_netif_ .Pq Vt 文字列 ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、 作成される ATM ネットワークインタフェース名の プレフィックスと数字を指定します。 値はコマンド .Dq atm set netif Va のパラメータとして渡されます。 .It Va atm_sigmgr_ .Pq Vt 文字列 ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は使用すべき ATM シグナリングマネージャを定義します。 値はコマンド .Dq atm attach Va のパラメータとして渡されます。 .It Va atm_prefix_ .Pq Vt 文字列 ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、 UNI シグナリングマネージャを使用するインタフェースの NSAP プレフィックスを定義します。 .Em ILMI に設定すると、プレフィックスは自動的に .Xr ilmid 8 デーモンを介して設定されます。 そうでない場合、値はコマンド .Dq atm set prefix Va のパラメータとして渡されます。 .It Va atm_macaddr_ .Pq Vt 文字列 ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、 UNI シグナリングマネージャを使用するインタフェースの MAC アドレスを定義します。 .Dq NO に設定すると、ATM インタフェースカードに格納されている ハードウェア MAC アドレスが使用されます。 そうでない場合、値はコマンド .Dq atm set mac Va のパラメータとして渡されます。 .It Va atm_arpserver_ .Pq Vt 文字列 ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、ATMARP サービスを提供するホストの ATM アドレスを定義します。 本変数は、UNI シグナリングマネージャを使用するインタフェースにおいてのみ 利用可能です。 .Em local に設定すると、本ホストが ATMARP サーバになります。 値はコマンド .Dq atm set arpserver Va のパラメータとして渡されます。 .It Va atm_scsparp_ .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、ネットワークインタフェース .Va に対する SCSP/ATMARP サービスが、 .Xr scspd 8 および .Xr atmarpd 8 を使用して開始されます。 本変数は .So .Va atm_arpserver_ Ns Aq Ar netif .No = Ns Qq local .Sc が定義されている場合にのみ利用可能です。 .It Va atm_pvcs .Pq Vt 文字列 システムブート時に追加したい ATM PVC のリストを設定します。 この値の中で空白で区切られた .Ar element ごとに、変数 .Va atm_pvc_ Ns Aq Ar element が存在するものと仮定されます。これらの変数の値がコマンド .Dq atm add pvc のパラメータとして渡されます。 .It Va atm_arps .Pq Vt 文字列 システムブート時に追加したい、 永続的な ATM ARP エントリのリストを設定します。 この値の中で空白で区切られた .Ar element ごとに、変数 .Va atm_arp_ Ns Aq Ar element が存在するものと仮定されます。これらの変数の値がコマンド .Dq atm add arp のパラメータとして渡されます。 .It Va keymap .Pq Vt 文字列 .Dq NO に設定すると、キーマップはインストールされません。それ以外の場合、 ここで指定した .Ar value がキーマップファイル .Pa /usr/share/syscons/keymaps/.kbd をインストールするのに用いられます。 .It Va keyrate .Pq Vt 文字列 キーボードのリピートスピードです。以下のいずれかに設定します。 .Dq slow , .Dq normal , .Dq fast デフォルト値を希望する場合は .Dq NO とします。 .It Va keychange .Pq Vt 文字列 .Dq NO 以外に設定すると、その値でファンクションキーをプログラムしようとします。 指定できる値は単一の文字列で, .Qq Va " [ ]..." という形式でないといけません。 .It Va cursor .Pq Vt 文字列 カーソルの動作を明示的に指定する場合は .Dq normal , .Dq blink , .Dq destructive のいずれかの値に設定します。デフォルト動作を選ぶには .Dq NO とします。 .It Va scrnmap .Pq Vt 文字列 .Dq NO に設定すると、スクリーンマップはインストールされません。 それ以外の場合には、ここで指定した .Ar value がスクリーンマップファイル .Pa /usr/share/syscons/scrnmaps/ をインストールするのに用いられます。 .It Va font8x16 .Pq Vt 文字列 .Dq NO に設定すると、スクリーンサイズの要求に対しデフォルトの 8x16 フォント値が 用いられます。それ以外の場合は .Pa /usr/share/syscons/fonts/ の値が用いられます。 .It Va font8x14 .Pq Vt 文字列 .Dq NO に設定すると、スクリーンサイズの要求に対しデフォルトの 8x14 フォント値が 用いられます。それ以外の場合は .Pa /usr/share/syscons/fonts/ の値が用いられます。 .It Va font8x8 .Pq Vt 文字列 .Dq NO に設定すると、スクリーンサイズの要求に対しデフォルトの 8x8 フォント値が 用いられます。それ以外の場合は .Pa /usr/share/syscons/fonts/ の値が用いられます。 .It Va blanktime .Pq Vt 整数 .Dq NO に設定すると、デフォルトのスクリーンブランク時間間隔が用いられます。 それ以外の場合は .Ar value 秒に設定されます。 .It Va saver .Pq Vt 文字列 .Dq NO 以外に設定すると、これが実際に使用する スクリーンセーバ (ブランク, 蛇, デーモンなど) となります。 .It Va moused_enable .Pq Vt 文字列 .Dq YES に設定すると、コンソール上でのカット/ペーストセレクション用に .Xr moused 8 デーモンが起動されます。 .It Va moused_type .Pq Vt 文字列 利用したいマウスのプロトコルのタイプ。 .Va moused_enable が .Dq YES の場合、この変数は必ず設定しなければなりません。 多くの場合、 .Xr moused 8 デーモンは適切なマウスタイプを自動的に検出することができます。 デーモンにマウスを検出させるには、この変数を .Dq auto に設定します。 自動検出が失敗する場合、以下のリストから 1 つを選びます。 .Pp マウスが PS/2 マウスポートに接続されている場合、 .Dq auto か .Dq ps/2 を常に指定する必要があります。マウスのブランドやモデルには無関係です。 同様に、マウスがバスマウスポートに接続されている場合、 .Dq auto か .Dq busmouse を選択してください。 他のプロトコルはシリアルマウス用であり、 PS/2 マウスおよびバスマウスでは動作しません。 USB マウスの場合、 .Va auto のみが、動作する唯一のプロトコルです。 .Bd -literal microsoft Microsoft マウス (シリアル) intellimouse Microsoft IntelliMouse (シリアル) mousesystems Mouse system 社製のマウス (シリアル) mmseries MM シリーズのマウス (シリアル) logitech Logitech 製のマウス (シリアル) busmouse バスマウス mouseman Logitech の MouseMan および TrackMan (シリアル) glidepoint ALPS 製の GlidePoint (シリアル) thinkingmouse Kensington 製の ThinkingMouse (シリアル) ps/2 PS/2 マウス mmhittab MM の HitTablet (シリアル) x10mouseremote X10 MouseRemote (シリアル) versapad Interlink VersaPad (シリアル) .Ed .Pp お使いのマウスが上記のリストにない場合でも、 リスト中のいずれかと互換性があるかも知れません。 互換性に関する情報については .Xr moused 8 のマニュアルページを参照してください。 .Pp また、 この変数が有効であるときは、(Xサーバのような) 他の全ての マウスクライアントは仮想マウスデバイス .Pa /dev/sysmouse を通してマウスにアクセスし、 それを sysmouse タイプのマウスとして構成すべきであると いうことにも注意すべきです。これは、 .Xr moused 8 使用時は、全てのマウスデータがこの単一の標準フォーマットに 変換されるためです。 クライアントプログラムが sysmouse タイプを サポートしないなら次に望ましいタイプとして mousesystems を 指定してください。 .It Va moused_port .Pq Vt 文字列 .Va moused_enable が .Dq YES の場合、これはマウスが接続されている実際のポートになります。 たとえば、COM1 シリアルマウスに対しては .Pa /dev/cuaa0 、PS/2 マウスに対しては .Pa /dev/psm0 、バスマウスに対しては .Pa /dev/mse0 となります。 .It Va moused_flags .Pq Vt 文字列 .Va moused_type が設定されている場合、これらは .Xr moused 8 デーモンに渡す追加のフラグとなります。 .It Va allscreens_flags .Pq Vt 文字列 設定すると、各仮想端末 .Pq Pa /dev/ttyv* に対し、これらのオプションを使用して .Xr vidcontrol 1 を実行します。 例えば .Dq -m on は、 .Va moused_enable が .Dq YES に設定されている場合、全仮想端末上でマウスポインタを有効にします。 .It Va cron_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムブート時に .Xr cron 8 デーモンを起動します。 .It Va cron_program .Pq Vt 文字列 .Xr cron 8 へのパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/cron です)。 .It Va cron_flags .Pq Vt 文字列 .Va cron_enable が .Dq YES を設定されている場合、これが .Xr cron 8 へ渡すフラグとなります。 .It Va lpd_program .Pq Vt 文字列 .Xr lpd 8 へのパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/lpd です)。 .It Va lpd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムブート時に .Xr lpd 8 デーモンを起動します。 .It Va lpd_flags .Pq Vt 文字列 .Va lpd_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr lpd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va sendmail_enable -.Pq Vt ブール値 +.Pq Vt 文字列 .Dq YES に設定すると、システムブート時に .Xr sendmail 8 デーモンを起動します。 +.Dq NONE +に設定すると、システムブート時にいかなる +.Xr sendmail 8 +デーモンも起動しません。 .It Va sendmail_flags .Pq Vt 文字列 .Va sendmail_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr sendmail 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Va sendmail_submit_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定し .Va sendmail_enable を .Dq NO に設定すると、 .Va sendmail_flags の代りに .Va sendmail_submit_flags を使用して .Xr sendmail 8 を実行します。 ローカルホストのみに対して待機する SMTP サービスを介した ローカルからのメール送信を許可することを意図しています。 これは、 .Xr sendmail 8 をセットユーザ ID バイナリとしないために必要です。 .It Va sendmail_submit_flags .Pq Vt 文字列 .Va sendmail_enable が .Dq Li NO に設定され、 .Va sendmail_submit_enable が .Dq Li YES に設定された場合、これらは .Xr sendmail 8 デーモンに渡されるフラグになります。 .It Va sendmail_outbound_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定し .Va sendmail_enable を .Dq NO に設定すると、 .Va sendmail_flags の代りに .Va sendmail_outbound_flags を使用して .Xr sendmail 8 を実行します。 SMTP サービスを待ち受けずに、ローカルのメールキュー管理が 出来るようにすることを意図しています。 .It Va sendmail_outbound_flags .Pq Vt 文字列 .Va sendmail_enable -を +と +.Va sendmail_submit_enable +の両方を .Dq NO に設定し、 .Va sendmail_outbound_enable を .Dq YES に設定すると、これらは .Xr sendmail 8 デーモンに渡されるフラグになります。 .It Va sendmail_msp_queue_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システムブート時に、クライアント (MSP) キューランナ .Xr sendmail 8 デーモンを、起動します。 sendmail 8.12 では、コマンドラインからの送信には別のキューが使用されます。 クライアントキューランナは、 送信キューに何も置き忘れられないことを保証します。 .It Va sendmail_msp_queue_flags .Pq Vt 文字列 .Va sendmail_msp_queue_enable を .Dq YES に設定すると、これらは .Xr sendmail 8 デーモンに渡されるフラグになります。 .It Va dumpdev .Pq Vt 文字列 システムクラッシュ時にクラッシュダンプを書き込むデバイス (通常はスワップパーティション) を指定します。 この変数の値は .Xr dumpon 8 への引数として渡されます。 クラッシュダンプを無効にするには、この変数を .Dq NO に設定します。 .It Va dumpdir .Pq Vt 文字列 クラッシュ後にシステムがリブートするとき、 .Va dumpdev で指定されるデバイスにクラッシュダンプが見付かると、 .Xr savecore 8 は、 このクラッシュダンプとカーネルのコピーを、 .Va dumpdir 変数で指定されるディレクトリへ保存します。 デフォルト値は .Dq /var/crash です。 .Va dumpdir を .Dq NO に設定すると、ブート時に .Xr savecore 8 を起動しません。 .It Va enable_quotas .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、システム起動時に、 .Xr quotaon 8 コマンドによってユーザディスクのクォータチェックを有効にします。 .It Va check_quotas .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 .Xr quotacheck 8 コマンドによってユーザディスクのクォータチェックを有効にします。 .It Va accounting_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 .Xr accton 8 機能でシステムアカウンティングを有効にします。 .It Va ibcs2_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 システム初期ブート時に iBCS2 (SCO) バイナリエミュレーションを有効にします。 .It Va ibcs2_loaders .Pq Vt 文字列 これを .Dq NO に設定せずに .Va ibcs2_enable を .Dq YES に設定した場合、 この文字列は有効化すべき追加の iBCS2 ローダのリストを指定します。 .It Va linux_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 システムブート時に Linux/ELF バイナリエミュレーションを有効にします。 .It Va osf1_enable .Pq Vt ブール値 システムブート時に OSF/1 (Digital UNIX) バイナリエミュレーションを 有効にしたいなら .Dq YES に設定します (Alpha)。 .It Va rand_irqs .Pq Vt 文字列 乱数生成用に監視する IRQ のリストを設定します ( .Xr rndcontrol 8 のマニュアル参照)。 .It Va clear_tmp_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 起動時に .Pa /tmp 下を消去します。 .It Va ldconfig_paths .Pq Vt 文字列 .Xr ldconfig 8 で使用する共有ライブラリのパスのリストを設定します。注意: .Pa /usr/lib は常に先頭に追加されるので、このリストに指定する必要はありません。 .It Va ldconfig_insecure .Pq Vt ブール値 .Xr ldconfig 8 ユーティリティは、通常、 root 以外が書き込み可能なディレクトリの使用を拒否します。 .Dq YES に設定すると、 システムの起動中はこのセキュリティチェックを無効化します。 .It Va kern_securelevel_enable .Pq Vt ブール値 カーネルのセキュリティレベルをシステムスタートアップ時に設定したい場合に、 .Dq YES に設定します。 .It Va kern_securelevel .Pq Vt 整数 スタートアップ時に設定されるカーネルセキュリティレベルです。 .Va 値 として許される範囲は -1 (コンパイル時のデフォルト) から 3 (最も安全) です。 利用可能なセキュリティレベルとシステム操作への影響については、 .Xr init 8 を参照してください。 .It Va start_vinum .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 システムブート時に .Xr vinum 8 を開始します。 .It Va sshd_program .Pq Vt 文字列 SSH サーバプログラムへのパスです ( .Pa /usr/sbin/sshd がデフォルトです)。 .It Va sshd_enable .Pq Vt ブール値 .Dq YES に設定すると、 ブート時に .Xr sshd 8 を起動します。 .It Va sshd_flags .Pq Vt 文字列 .Va sshd_enable が .Dq YES の場合、これらは .Xr sshd 8 デーモンに渡すフラグになります。 .It Va unaligned_print .Pq Vt ブール値 .Dq NO に設定すると、境界調整されていないアクセスの警告は表示されません (Alpha)。 .\" ----- isdn settings --------------------------------- .It Va isdn_enable .Pq Vt ブール値 デフォルトは .Dq NO です。 .Dq YES に設定すると、isdn デーモン .Pa /usr/sbin/isdnd をシステム起動時に起動します。 .It Va isdn_flags .Pq Vt 文字列 デフォルトは .Dq -dn -d0x1f9 です。 .Xr isndn 8 に渡される追加のフラグです (調整可能なパラメータについては .Va isdn_fsdev と .Va isdn_ttype を参照してください)。 .It Va isdn_ttype .Pq Vt 文字列 デフォルトは .Dq cons25 です。 .Xr idsnd 8 が全画面モードで動作する場合の出力端末の型です。 .It Va isdn_screenflags .Pq Vt 文字列 デフォルトで .Dq NO に設定されます。 全画面モード用のビデオモードです ( .Xr syscons 4 コンソールドライバ専用です。 .Xr vidcontrol 1 を参照してください。 .It Va isdn_fsdev .Pq Vt 文字列 デフォルトは .Dq /dev/ttyv4 です。 .Xr idsnd 8 が全画面モードで動作する場合の出力端末です (デーモンモード時は .Dq NO です)。 .It Va isdn_trace .Pq Vt ブール値 デフォルトは .Dq NO です。 .Dq YES に設定すると、ISDN プロトコルトレースユーティリティ .Pa /usr/sbin/isdntrace をシステム起動時に有効にします。 .It Va isdn_traceflags .Pq Vt 文字列 デフォルトは .Dq -f /var/tmp/isdntrace0 です。 .Pa /usr/sbin/isdntrace へのフラグです。 .\" ----------------------------------------------------- .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/defaults/rc.conf -compact .It Pa /etc/defaults/rc.conf .It Pa /etc/rc.conf .It Pa /etc/rc.conf.local .El .Sh 関連項目 .Xr catman 1 , .Xr gdb 1 , .Xr info 1 , .Xr makewhatis 1 , .Xr vidcontrol 1 , .Xr tcp 4 , .Xr udp 4 , .Xr exports 5 , .Xr motd 5 , .Xr accton 8 , .Xr amd 8 , .Xr apm 8 , .Xr atm 8 , .Xr cron 8 , .Xr dhclient 8 , .Xr gated 8 , .Xr ifconfig 8 , .Xr inetd 8 , .Xr isdnd 8 , .Xr isdntrace 8 , .Xr lpd 8 , .Xr moused 8 , .Xr mrouted 8 , .Xr named 8 , .Xr nfsd 8 , .Xr nfsiod 8 , .Xr ntpd 8 , .Xr ntpdate 8 , .Xr pcnfsd 8 , .Xr portmap 8 , .Xr quotacheck 8 , .Xr quotaon 8 , .Xr rc 8 , .Xr rndcontrol 8 , .Xr route 8 , .Xr routed 8 , .Xr rpc.lockd 8 , .Xr rpc.statd 8 , .Xr rpcbind 8 , .Xr rwhod 8 , .Xr savecore 8 , .Xr sendmail 8 , .Xr sshd 8 , .Xr swapon 8 , .Xr sysctl 8 , .Xr syslogd 8 , .Xr timed 8 , .Xr vinum 8 , .Xr vnconfig 8 , .Xr xtend 8 , .Xr yp 8 , .Xr ypbind 8 , .Xr ypserv 8 , .Xr ypset 8 .Sh 歴史 .Nm ファイルは .Fx 2.2.2 で登場しました。 .Sh 作者 .An Jordan K. Hubbard . diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man7/hier.7 b/ja_JP.eucJP/man/man7/hier.7 index 87a093fcca..db18f7b639 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man7/hier.7 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man7/hier.7 @@ -1,768 +1,764 @@ .\" Copyright (c) 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)hier.7 8.1 (Berkeley) 6/5/93 -.\" %FreeBSD: src/share/man/man7/hier.7,v 1.29.2.13 2001/12/17 11:30:15 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/share/man/man7/hier.7,v 1.29.2.14 2002/04/04 09:27:13 murray Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd June 5, 1993 .Dt HIER 7 .Os .Sh 名称 .Nm hier .Nd ファイルシステムのレイアウト .Sh 解説 ファイルシステムの階層構成についての概略です。 .Bl -tag -width "/stand/" .It Pa / ファイルシステムのルートディレクトリ。 .It Pa /bin/ ユーザ用ユーティリティの基本的なもの。 シングルユーザ環境、マルチユーザ環境どちらでも使用する。 .It Pa /boot/ オペレーティングシステムのブートストラップ中に使用される プログラムと設定ファイル。 .Pp .Bl -tag -width defaults/ -compact .It Pa defaults/ デフォルトのブートストラップ用設定ファイル。 .Xr loader.conf 5 参照。 .El .It Pa /dev/ ブロックデバイスおよびキャラクタデバイスファイル。 .Pp .Bl -tag -width MAKEDEV -compact .It Pa MAKEDEV デバイスファイル作成用スクリプト。 .Xr MAKEDEV 8 参照。 .It Pa fd/ ファイル記述子ファイル。 .Xr \&fd 4 参照。 .El .It Pa /etc/ システムの設定ファイル、およびスクリプト。 .Pp .Bl -tag -width "disklabels/" -compact .It Pa defaults/ デフォルトのシステム設定ファイル。 .Xr rc 8 参照。 .It Pa gnats/ gnats 設定ファイル。 .Xr send-pr 1 参照。 .It Pa isdn/ isdn4bsd の設定ファイル。 .Xr isdnd 8 参照。 .It Pa kerberosIV/ kerberos バージョン IV の設定ファイル。 .Xr kerberos 1 参照。 .It Pa localtime ローカルタイムゾーン情報。 .Xr ctime 3 参照。 .It Pa mail/ sendmail の制御情報。 .It Pa mtree/ mtree 設定ファイル。 .Xr mtree 8 参照。 .It Pa namedb/ named 設定ファイル。 .Xr named 8 参照。 .It Pa periodic/ .Xr cron 8 により、毎日/毎週/毎月実行されるスクリプト。 .Xr periodic 8 参照。 .It Pa ppp/ .Xr ppp 8 ppp 設定ファイル。 .Xr ppp 8 参照。 .It Pa ssl/ OpenSSL 設定ファイル。 .It Pa uucp/ uucp 設定ファイル。 .Xr uucp 1 参照。 .El .It Pa /kernel カーネルの pure な実行可能ファイル (ブート時にメモリに読み込まれる オペレーティングシステム)。 .It Pa /modules/ ロード可能なカーネルモジュール。 .Xr kldstat 8 参照。 .It Pa /mnt/ 通常、システム管理者が一時的なマウントポイントとして使用する 空のディレクトリ。 .It Pa /proc/ プロセスファイルシステム。 .Xr procfs 5 , .Xr mount_procfs 8 参照。 .It Pa /root/ root のホームディレクトリ。 .It Pa /sbin/ システムプログラム、および基本的な管理者用ユーティリティ。 シングルユーザ環境、マルチユーザ環境どちらでも使用する。 .It Pa /stand/ スタンドアロン環境で使用されるプログラム。 .It Pa /tmp/ システムリブートをまたがった永続性が保証されない、一時ファイル。 .It Pa /usr/ ユーザ用ユーティリティ、およびアプリケーションの大部分を含む。 .Pp .Bl -tag -width "libdata/" -compact .It Pa bin/ 一般的なユーティリティ、プログラミングツール、アプリケーション。 .It Pa games/ 有用でちょっとふざけたプログラム。 .It Pa heimdal/ Kerberos サーバデータベース。 .Xr kdc 8 参照。 .It Pa include/ 標準 C 言語インクルードファイル。 .Pp .Bl -tag -width "kerberosIV/" -compact .It Pa arpa/ インターネットサービスプロトコルのための C 言語インクルードファイル。 .It Pa cam/ Common Access Methods Layer 用 C インクルードファイル。 .Bl -tag -width "kerberosIV/" -compact .It scsi/ CAM 上の SCSI デバイス。 .El .It Pa dev/ 様々な .Fx デバイスのプログラミング用の C インクルードファイル。 .Bl -tag -width "kerberosIV/" -compact .It Pa ppbus/ パラレルポートバス。 .Xr ppbus 4 参照。 .It usb/ USB サブシステム。 .El .It Pa fs/ .Bl -tag -width "kerberosIV/" -compact .It Pa smbfs/ SMB/CIFS ファイルシステム。 .El .It Pa g++/ GNU C++ 言語インクルードファイル。 .Bl -tag -width "kerberosIV/" -compact .It Pa std/ GNU C++ 言語 libstdc++ インクルードファイル。 .El .It Pa isc/ ISC ユーティリティライブラリ libisc インクルードファイル。 .It Pa isofs/ .Bl -tag -width "kerberosIV/" -compact .It Pa cd9660/ iso9660 形式ファイルシステム。 .El .It Pa kerberosIV/ kerberos 認証パッケージ用 C 言語インクルードファイル。 .Xr kerberos 1 参照。 .It Pa machine/ マシン固有機能の C 言語インクルードファイル。 .It Pa msdosfs/ MS-DOS ファイルシステム。 .It Pa net/ その他のネットワーク機能用 C 言語インクルードファイル。 .It Pa netatalk/ Appletalk プロトコル。 .It Pa netatm/ ATM のインクルードファイル。 .Xr atm 8 参照。 .It Pa netinet/ インターネット標準プロトコル用 C 言語インクルードファイル。 .Xr inet 4 参照。 .It Pa netinet6/ インターネットプロトコルバージョン 6 用の C インクルードファイル。 .Xr inet6 4 参照。 .It Pa netipx/ IPX/SPX プロトコルスタック。 .It Pa netkey/ カーネルの鍵管理サービス。 .It Pa netns/ Xerox 社の NS プロトコル。 .It Pa netsmb/ SMB/CIFS リクエスタ。 .It Pa netnatm/ NATM インクルードファイル。 .Xr natm 4 参照。 .It Pa nfs/ NFS (Network File System) 用 C 言語インクルードファイル。 .It Pa objc/ Objective C のインクルードファイル。 .It Pa posix4/ POSIX リアルタイム拡張のインクルードファイル。 .Xr p1003_1b 9 参照。 .It Pa openssl/ OpenSSL (Cryptography/SSL ツールキットの) ヘッダ。 .It Pa pccard/ PC-CARD コントローラ。 .It Pa protocols/ Berkeley サービスプロトコル用 C 言語インクルードファイル。 .It Pa readline/ ユーザからの一行入力機能 (編集機能付き)。 .Xr readline 3 参照。 .It Pa rpc/ リモート手続き呼び出し。 .Xr rpc 3 参照。 .It Pa rpcsvc/ RPC サービス構造の定義。 .Xr rpc 3 参照。 .It Pa security/ PAM。 .Xr pam 8 参照。 .It Pa ss/ MIT SIPB .Sq サブシステム ライブラリ。Kerberos IV の一部。 .It Pa sys/ システム用 C 言語インクルードファイル (カーネルデータ構造)。 .\" .It Pa tcl/ .\" Tcl 言語。 .\" .Xr Tcl n .\" 参照。 .\" .Bl -tag -width "kerberosIV/" -compact .\" .It Pa generic/ .\" ??? .\" .It Pa unix/ .\" ??? .\" .El .It Pa ufs/ UFS (U-word File System) 用 C 言語インクルードファイル。 .Bl -tag -width "kerberosIV/" -compact .It Pa ffs/ Fast filesystem。 .It Pa mfs/ メモリファイルシステム。 .Xr mount_mfs 8 参照。 .It Pa ufs/ UFS ファイルシステム。 .El .It Pa vm/ 仮想記憶。 .Xr vmstat 8 参照。 .El .Pp .It Pa lib/ アーカイブライブラリ。 .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa aout/ a.out アーカイブライブラリ。 .It Pa compat/ 互換性維持用の共有ライブラリ。 .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa aout/ a.out 後方互換ライブラリ。 .El .El .Pp .It Pa libdata/ その他のユーティリティデータファイル。 .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa doscmd/ doscmd が使用するファイル (ドライバ、フォント等)。 .Xr doscmd 1 参照。 .Bl -tag -width 6n -compact .It Pa fonts/ doscmd が使用するフォント。 .El .It Pa gcc/ ??? .It Pa ldscripts/ リンカスクリプト。 .Xr ld 1 参照。 .It Pa lint/ さまざまな lint 用ライブラリ (事前に構築されている)。 .Xr lint 1 参照。 .It Pa msdosfs/ 文字集合変換表。 .It Pa perl/ .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa 5.00503/ Perl バージョン 5.00503 のための Perl モジュール。 .Xr perl 1 参照。 .El .It Pa stallion/ ダウンロードファームウェアのイメージが保持されている。 .El .Pp .It Pa libexec/ システムデーモンおよびシステムユーティリティ。 (他のプログラムから実行されるもの)。 .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa aout/ a.out 実行形式を操作するユーティリティ。 .It Pa elf/ ELF 実行形式を操作するユーティリティ。 .It Pa lpr/ LP プリントシステムのユーティリティとフィルタ。 .Xr lpr 1 参照。 .It Pa sm.bin/ sendmail 用制限付きシェル。 .Xr smrsh 8 参照。 .It Pa uucp/ uucp ユーティリティ。 .Xr uucp 1 参照。 .El .Pp .It Pa local/ ローカルの実行可能ファイル、ライブラリなど。 .Fx ports フレームワークのデフォルトのインストール先としても使用されます。 local/以下では、 .Xr hier 7 で /usr に関して 記述された一般的な配置が使用されます。 例外は、man ディレクトリ (local/share/ の下ではなく local/ の直下に存在)、 ports のドキュメント (share/doc// に置かれます)、 /usr/local/etc (/etc の模倣) です。 .It Pa obj/ アーキテクチャ依存のターゲットツリー。 /usr/src ツリーを構築することで作成される。 .It Pa ports/ .Fx ports コレクション (オプション扱い)。 .It Pa sbin/ (ユーザによって実行される) システムデーモン、およびシステムユーティリティ。 .It Pa share/ アーキテクチャに依存しないファイル。 .Pp .Bl -tag -width "calendar/" -compact .It Pa calendar/ 事前に組み立てられた calendar ファイルいろいろ。 .Xr calendar 1 参照。 .It Pa dict/ 単語リスト。 .Xr look 1 参照。 .Pp .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa words 一般の単語 .It Pa web2 Webster's 2nd International からの単語 .It Pa papers/ リファレンスデータベース。 .Xr refer 1 参照。 -.It Pa special/ -特殊な語のリスト。 -.Xr spell 1 -参照。 .El .Pp .It Pa doc/ その他の文書。 ( .Tn USENIX association から入手できる) .Bx マニュアルのほとんどのソース。 .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa FAQ/ しばしば行なわれる質問とその答え (Frequently Asked Questions)。 .It Pa IPv6/ IPv6 の実装に関する注。 .It Pa bind/ BIND (Berkeley Internet Name Domain) に属する文書。 .It Pa es/ /usr/share/doc 中の文書のスペイン語への翻訳。 .It Pa handbook/ .Fx ハンドブック .It Pa ja/ /usr/share/doc 中の文書の日本語への翻訳。 .It Pa ncurses/ ncurses に属する HTML 文書。 .Xr ncurses 3X 参照 .It Pa ntp/ Network Time Protocol に属する HTML 文書。 .It Pa papers/ UNIX 関連の論文 .It Pa psd/ UNIX プログラマ用補助文書 .It Pa ru/ /usr/share/doc 中の文書のロシア語への翻訳。 .It Pa smm/ UNIX システム管理者用マニュアル .It Pa tutorials/ .Fx チュートリアル。 .It Pa usd/ UNIX ユーザ用補助文書 .It Pa zh/ /usr/share/doc 中の文書の中国語への翻訳。 .El .Pp .It Pa examples/ 一般ユーザやプログラマ向けのさまざまな用例。 .It Pa games/ 各種のゲームで使用される ASCII テキストファイル。 .It Pa groff_font/ デバイス名ごとに用意されたデバイス記述ファイル。 .It Pa info/ GNU Info ハイパーテキストシステム。 .It Pa isdn/ ISDN。 .It Pa libg++/ libg++ genclass のプロトタイプ/テンプレートクラスファイル。 .It Pa locale/ ローカル化関係のファイル。 .Xr setlocale 3 参照。 .It Pa man/ マニュアルページ。 .It Pa me/ me マクロパッケージで使用するマクロ。 .Xr me 7 参照。 .It Pa misc/ その他システム全体の ASCII テキストファイル。 .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa fonts/ ??? .It Pa pcvtfonts/ pcvt フォント。 .Xr pcvt 4 参照。 .It Pa termcap 端末の特性を記述するデータベース。 .Xr termcap 5 参照。 .El .It Pa mk/ make 用テンプレート。 .Xr make 1 参照。 .It Pa nls/ 各国語サポート (National Lanuguage Support) ファイル。 .Xr mklocale 1 参照。 .It Pa pcvt/ pcvt の文書とその他の例。 .Xr pcvt 4 参照。 .It Pa perl/ perl ライブラリファイル。 .Xr perl 1 参照。 .It Pa sendmail/ sendmail の設定ファイル。 .Xr sendmail 8 参照。 .It Pa skel/ 新しいアカウントのための . (ドット) ファイルの例。 .It Pa syscons/ syscons が使用するファイル。 .Xr syscons 4 参照。 .Bl -tag -width "scrnmaps/xx" -compact .It Pa fonts/ コンソールフォント。 .Xr vidcontrol 1 と .Xr vidfont 1 参照。 .It Pa keymaps/ コンソールキーボードマップ。 .Xr kbdcontrol 1 と .Xr kbdmap 1 参照。 .It Pa scrnmaps/ コンソールスクリーンマップ。 .El .It Pa tabset/ 各種端末用タブ記述ファイル。termcap ファイルの中で使用される。 .Xr termcap 5 参照。 .It Pa tmac/ テキスト処理マクロ。 .Xr nroff 1 および .Xr troff 1 参照。 .It Pa vi/ .Xr vi 1 のローカライズサポートとユーティリティ。 .It Pa zoneinfo/ タイムゾーン設定情報。 .Xr tzfile 5 参照。 .El .It Pa src/ .Bx とサードバーティとローカルのソースファイル。 .Pp .Bl -tag -width "kerberosIV/" -compact .It Pa bin/ /bin 内のファイルのソース。 .It Pa contrib/ 寄贈されたソフトウェアのソース。 .It Pa crypto/ 寄贈された暗号化ソフトウェアのソース。 .It Pa etc/ /etc 内のファイルのソース。 .It Pa games/ /usr/games 内のファイルのソース。 .It Pa gnu/ GNU Public Licence で保護されたユーティリティ。 .It Pa include/ /usr/include 内のファイルのソース。 .It Pa kerberosIV/ Kerberos version IV のソース。 .It Pa lib/ /usr/lib 内のファイルのソース。 .It Pa libexec/ /usr/libexec 内のファイルのソース。 .It Pa release/ .Fx のリリースを生成するために必要なファイル。 .It Pa sbin/ /sbin 内のファイルのソース。 .It Pa secure/ /usr/src/crypto 中のファイル用のビルドディレクトリ。 .It Pa share/ /usr/share 内のファイルのソース。 .It Pa sys/ カーネルのソースファイル。 .It Pa tools/ .Fx のメンテナンスとテストに使用するツール。 .It Pa usr.bin/ /usr/bin 内のファイルのソース。 .It Pa usr.sbin/ /usr/sbin 内のファイルのソース。 .El .Pp .It Pa X11R6/ X11R6 配布パッケージの実行可能形式ファイル、ライブラリなど (オプション扱い)。 .Bl -tag -width "include/" -compact .It Pa bin/ X11R6 のバイナリ (サーバ、ユーティリティ、ローカルな packages/ports)。 .It Pa etc/ X11R6 の設定ファイルとスクリプト。 .It Pa include/ X11R6 のインクルードファイル。 .It Pa lib/ X11R6 のライブラリ。 .It Pa man/ X11R6 のマニュアルファイル。 .It Pa share/ アーキテクチャ独立なファイル。 .El .El .It Pa /var/ さまざまな用途のログファイル、一時ファイル、遷移的ファイル、 スプールファイル。 .Pp .Bl -tag -width "preserve/" -compact .It Pa account/ システムアカウンティングファイル。 .Pp .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa acct 実行アカウントファイル。 .Xr acct 5 参照。 .El .Pp .It Pa at/ 指定した時間に動くコマンドのスケジュールファイル。 .Xr \&at 1 参照。 .Bl -tag -width "preserve/" -compact .It Pa jobs/ ジョブファイルを含むディレクトリ。 .It Pa spool/ 出力スプールファイルを含むディレクトリ。 .El .Pp .It Pa backups/ さまざまなバックアップファイル。 .It Pa crash/ カーネルクラッシュダンプを保存するデフォルトのディレクトリ。 .Xr crash 8 と .Xr savecore 8 参照。 .It Pa cron/ cron が使用するファイル。 .Xr cron 8 参照。 .Bl -tag -width "preserve/" -compact .It Pa tabs/ crontab ファイル。 .Xr crontab 5 参照。 .El .Pp .It Pa db/ システム固有のさまざまなデータベースファイル。自動生成される。 .It Pa games/ さまざまなゲームのステータスおよびスコアファイル。 .It Pa log/ さまざまなシステムログファイル。 .Pp .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa wtmp login/logout ログ。 .Xr wtmp 5 参照。 .El .Pp .It Pa mail/ ユーザのメールボックスファイル。 .It Pa preserve/ エディタの不慮の死の際に保存されるファイルを一時的に安置するディレクトリ。 .Xr \&ex 1 参照。 .It Pa msgs/ システムメッセージのデータベース。 .Xr msgs 1 参照。 .It Pa quotas/ ファイルシステムのクォータ情報のファイル。 .It Pa run/ ブートされてからのシステムについての各種情報を記述した システム情報ファイル。 .Pp .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa ppp/ コマンドの接続ソケット用に、 .Dq network グループが書き込み可能です。 .Xr ppp 8 参照。 .It Pa utmp 現在のユーザについてのデータベース。 .Xr utmp 5 参照。 .El .Pp .It Pa rwho/ rwho データファイル。 .Xr rwhod 8 , .Xr rwho 1 , .Xr ruptime 1 参照。 .It Pa spool/ さまざまなプリンタ、メールシステムのスプールディレクトリ。 .Pp .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa ftp/ 一般に ~ftp となる部分。anonymous ftp のルートディレクトリ。 .It Pa mqueue/ 配送されていないメールのキュー。 .Xr sendmail 8 参照。 .It Pa output/ ラインプリンタ用スプールディレクトリ。 .It Pa uucp/ uucp スプールディレクトリ。 .It Pa uucppublic/ 一般に ~uucp となる部分。共用 uucp 一時ディレクトリ。 .El .Pp .It Pa tmp/ システムリブートをまたがって保持される、一時ファイル。 .Bl -tag -width Fl -compact .It Pa vi.recover/ vi のリカバリファイルを格納しておくディレクトリ。 .El .It Pa yp NIS マップ。 .El .El .Sh 注 このマニュアルページはデフォルトの .Fx ファイルシステムレイアウトを 記述しており、 各システムの実際の階層構造はシステム管理者の裁量に委ねられています。 よく維持管理されたインストールにおいては、 カスタマイズされた本ドキュメントが付属するでしょう。 .Sh 関連項目 .Xr apropos 1 , .Xr find 1 , .Xr finger 1 , .Xr grep 1 , .Xr ls 1 , .Xr whatis 1 , .Xr whereis 1 , .Xr which 1 , .Xr fsck 8 .Sh 歴史 .Nm マニュアルページは .At v7 で登場しました。 .\"ZZZ: 3.0-RELEASE compliant by N. Kumagai 98-12-26 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/boot_i386.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/boot_i386.8 index 2fb73fc752..b57c435187 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/boot_i386.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/boot_i386.8 @@ -1,344 +1,350 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software written and contributed .\" to Berkeley by William Jolitz. .\" .\" Almost completely rewritten for FreeBSD 2.1 by Joerg Wunsch. .\" .\" Substantially revised for FreeBSD 3.1 by Robert Nordier. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)boot_i386.8 8.2 (Berkeley) 4/19/94 -.\" %FreeBSD: src/sbin/reboot/boot_i386.8,v 1.23.2.9 2001/12/18 17:00:34 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/sbin/reboot/boot_i386.8,v 1.23.2.10 2002/03/31 18:12:49 pb Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .\" .Dd April 19, 1994 .Dt BOOT 8 i386 .Os .Sh 名称 .Nm boot .Nd システム立上げ時の手続き .Sh 解説 .Sy 電源断とクラッシュからの回復。 通常、電源復旧時とクラッシュ発生後には、システムは自動的にリブートし ます。ファイルシステムの整合性チェックが自動実行され、途中で失敗しな ければ、システムはマルチユーザ・モードに移行します。 .Pp .Sy コールドスタート。 大多数の i386 PC は、まずフロッピドライブ 0 (ドライブ A: ともいう) からのブートを試み、 それに失敗すると、 ハードディスクドライブ 0 (ドライブ C: もしくは BIOS のドライブ 0x80 ともいう) からブートしようとします。いくつかの BIOS では、この デフォルトの順序を変えたり、CD-ROM デバイスをブートデバイスとして 含めることができます。 .Pp デフォルトでは 3 段階のブートストラップが使用され、 ブートブロック (ブートストラップの 第 1 および 第 2 段階) から、 これとは別の第 3 段階のブートストラッププログラム .Xr loader 8 へと自動的に制御が移行されます。 この第 3 段階では、 ブート処理において、 ブートブロックにおいて可能なことよりも洗練された制御を提供します。 ブートブロックには、 ディスクやスライスの限られた空間しか与えられないという制約があります。 .Pp しかしながら、第 3 段階をまったく使用せずに済ますこともできます。 このようにするには、ブートブロックパラメータファイル .Pa /boot.config においてカーネル名を指定するか、 +.Fl n +無指定時には .Xr loader 8 が起動される前の短い待ち時間 (文字 .Sy - , .Sy \e , .Sy \&| , .Sy / のいずれかが表示されている間) にキーを打ちます。 第 3 段階をロードできない場合にも、第 2 段階においてブートが試みられます。 .Pp 本サブセクションの残りの部分では、ブートブロックについてのみ扱います。 .Xr loader 8 プログラムの文書は別にあります。 .Pp ブートブロックがロードされたあとで、次のようなプロンプトが現れます。 .Bd -literal >> FreeBSD/i386 BOOT Default: 0:ad(0,a)/kernel boot: .Ed .Pp 自動ブートにおいては、フロッピ もしくはハードディスクのパーティション .Ql a から .Pa /kernel をロードしようとします。 この動作は .Ql boot: というプロンプトが出ている間なら、キーボードから適当な文字を入力する ことで中断できます。以下にあげるような入力はブート動作に対する指示と して受付けられます。 .Bl -tag -width indent .It Ic \&? ブートファイルを探す際のヒントとして、デフォルトのブートデバイスの ルートディレクトリにあるファイルの名前を表示します。 (パスの最後の部分に .Ic ?\& を指定することもできます。この場合、任意のサブディレクトリの一覧となります。) .Pp .It Xo .Ar bios_drive : Ns Ar interface Ns Po .Ar unit , Ns Ar part Pc .Ar filename -.Op Fl aCcDdghPprsv +.Op Fl aCcDdghnPprsv .Xc ブートファイルとブートフラグを指定します。 .Bl -tag -width indent .It Ar bios_drive BIOS によって認識されるドライブ番号です。 1 つ目のドライブに対しては 0 、 2 つ目のドライブに対しては 1 、などです。 .It Ar interface そこからブートするコントローラのタイプです。ブートファイルのイメージ をロードするのには BIOS の機能を使用するので、そのコントローラに対す る BIOS サポートが必要となることに注意して下さい。 .Pp サポートされているインタフェースを以下にあげます。 .Pp .Bl -tag -width "adXX" -compact .It ad WD100[2367] とその互換コントローラ上の ST506, IDE, ESDI, RLL ディスク .It fd 5 1/4" または 3 1/2" 高密度 フロッピ .It da サポートされている SCSI コントローラ上の SCSI ディスク .\".It cd .\"CDROM からのブート .El .It Ar unit 使用されているインタフェース上のドライブのユニット番号です。 1 つ 目のドライブに対しては 0 、 2 つ目のドライブに対しては 1 、などです。 .It part ディスク上の .Bx 部分内のパーティション文字です。詳しくは .Xr disklabel 8 を参照して下さい。慣例として、パーティション .Ql a のみが ブート可能なイメージを含んでいます。ディスクにスライス .Pq Dq fdisk パーティション か設けられていた場合、任意のスライスからブート可能です。 デフォルトでは、アクティブスライスから、 これがない場合は最初の .Fx スライスからのブートとなります。 .It Ar filename ブートファイルの (指定されたパーティションのルートディレクトリからの 相対) パス名です。デフォルトでは .Pa /kernel となります。シンボリックリンクはサポートされていません (ハードリンク は使用できます)。 -.It Fl acCdDghPrsv +.It Fl acCdDghnPrsv ブートフラグです。 .Pp .Bl -tag -width "-CXX" -compact .It Fl a カーネル初期化中に、ルートファイルシステムとしてマウントされるデバイスを 尋ねて来るようにします。 .It Fl C CDROM からブートします。 .It Fl c ロードしたカーネルに対し、ハードウェアのパラメータを変更するため、 UserConfig を実行します。 .Dv USERCONFIG , INTRO_USERCONFIG , VISUAL_USERCONFIG のいずれかのオプション付きでカーネルが構築された場合、 スクリプト中に .Ic quit コマンドがあったとしても、UserConfig 中にとどまります。 .It Fl D シングルとデュアルのコンソール設定を切り替えます。シングル設定では、 下記の .Fl h オプションの状態によって、コンソールは内部ディスプレイかシリアルポートの いずれかになります。デュアルコンソール設定では、内部ディスプレイ とシリアルポートの両方が、 .Fl h オプションの状態によらず、同時にコンソールになります。しかし、 デュアルコンソール設定は、ブートプロンプトの間だけでしか効果を持ちません。 一旦カーネルがロードされると、 .Fl h オプションによって指定されたコンソールが唯一のコンソールになります。 .It Fl d カーネルの初期化のできる限り早い段階で DDB カーネルデバッガ ( .Xr ddb 4 を参照) に入ります。 .It Fl g GDB リモートデバッギングプロトコルを使用します。 .It Fl h 内部コンソールとシリアルコンソールの切り替えを行います。これを使用して コンソールデバイスを変更できます。例えば、内部コンソールからブートし た場合、カーネルがコンソールデバイスとしてシリアルポートを使用するよ うにするため、 .Fl h オプションを使用できます。反対に、シリアルポートからブートした場合、 カーネルがコンソールとして代わりに内部ディスプレイを使用するようにす るため、このオプションを使用できます。 シリアルポートドライバ .Xr sio 4 には、このオプションに優先するフラグがあります。 そのフラグが設定されると、ここで記述した .Fl h オプションとは無関係に、シリアルポートが常にコンソールとして使用されます。 更なる詳細については、マニュアルページ .Xr sio 4 を参照してください。 +.It Fl n +.Xr loader 8 +起動前の、 +キー入力によるブート中断を無視します。 .It Fl P キーボードを検出します。キーボードが発見できなかった場合には、 .Fl D と .Fl h オプションが自動的にセットされます。 .It Fl p デバイスの検出フェーズにおいて、各デバイスがアタッチされるたびに停止します。 .It Fl r ルートファイルシステムを含むデバイスとしてスタティックに config され たデフォルトを使用します ( .Xr config 8 を参照)。 .It Fl s シングルユーザ・モードで立上がるようになります。コンソールが .Dq insecure ( .Xr ttys 5 を参照) に設定されていた場合には、root のパスワードを入力しなければなり ません。 .It Fl v デバイス検出の際 (そしてその後も) 、詳細を出力します。 .El .El .El .Pp デフォルトを設定するため、BIOS ドライブ番号, コントローラタイプ, ユニット番号, パーティション, カーネルファイル名と 有効なオプションを .Pa /boot.config に書くこともできます。 .Ql boot: プロンプトでタイプするように、 1 行で書いてください。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /boot/loader -compact .It Pa /boot.config ブートブロックに対するパラメータ (必須ではない) .It Pa /boot/boot1 第 1 段階のブートストラップ .It Pa /boot/boot2 第 2 段階のブートストラップ .It Pa /boot/loader 第 3 段階のブートストラップ .It Pa /kernel デフォルトカーネル .It Pa /kernel.old 普通は非デフォルトカーネル (必須ではない) .El .Sh 関連項目 .Xr ddb 4 , .Xr ttys 5 , .Xr boot0cfg 8 , .Xr btxld 8 , .Xr config 8 , .Xr disklabel 8 , .Xr halt 8 , .Xr loader 8 , .Xr reboot 8 , .Xr shutdown 8 .Sh 診断 ディスク関連のエラーが発生すると、 第 2 段階のブートストラップがエラーを報告します。 BIOS が返すものと同じエラーコードを使用し、 例えば .Dq Disk error 0x1 (lba=0x12345678) などと報告します。 エラーコードの一部のリストを示します: .Pp .Bl -tag -width "0x80" -compact .It 0x1 不正な引数 .It 0x2 アドレスマークが見付かりません .It 0x4 セクタが見付かりません .It 0x8 DMA オーバラン .It 0x9 64K 境界を越えて DMA を試みました .It 0xc 不正なメディア .It 0x10 訂正できない CRC/ECC エラー .It 0x20 コントローラの異常 .It 0x40 シークの失敗 .It 0x80 タイムアウト .El .Pp .Sy "要注意" : BIOS が提供する伝統的なディスクインタフェースの制約のため、 ブートフェーズにアクセスされるブート関連の全ファイルと構造 (カーネルを含みます) は、ディスク上で (BIOS が理解するジオメトリにおいて) シリンダ 1023 以下に置かれることが必要です。 第 2 段階のブートストラップが .Dq Disk error 0x1 を報告する場合、通常はこの条件が満されていないことを意味します。 .Sh バグ このバージョンの .Bx で使用されている .Xr disklabel 5 のフォーマットは、他のアーキテクチャで 使用されている物とは全く異なっています。 .Pp 空間の制約により、 .Fl P オプションにより起動されるキーボード検出は、BIOS が .Dq 拡張 キーボードを検出したかを単にテストするだけです。 .Dq XT/AT キーボード (F11, F12 キーなどを持ちません) を接続した場合、 検出は失敗します。 .Pp まだ記述されていない機能があります。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/burncd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/burncd.8 index 3d931bd0e9..5717e030c7 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/burncd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/burncd.8 @@ -1,187 +1,195 @@ .\" .\" Copyright (c) 2000,2001,2002 Soren Schmidt .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer, .\" without modification, immediately at the beginning of the file. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/burncd/burncd.8,v 1.6.2.5 2002/03/18 08:40:45 sos Exp % src/usr.sbin/burncd/burncd.8,v 1.6.2.2 2000/12/08 15:27:58 ru Exp +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/burncd/burncd.8,v 1.6.2.6 2002/03/31 11:12:18 murray Exp % .\" $FreeBSD$ .\" .Dd December 4, 2001 .Os .Dt BURNCD 8 .Sh 名称 .Nm burncd .Nd ATAPI CD-R/RW ドライバの制御 .Sh 書式 .Nm .Op Fl delmnpqtv .Op Fl f Ar device .Op Fl s Ar speed .Op Ar command .Op Ar command Ar .Sh 解説 .Nm ユーティリティは ATAPI cd ドライバを用いて CD-R/RW メディアを 焼きつけるために使用されます。 .Pp 利用可能なオプションとオペランド: .Pp .Bl -tag -width XXXXXXXXXXXX .It Fl d DAO (ディスクアットワンス) モードで CD-R/RW を焼きます。 .It Fl e 終了時にメディアを排出します。 .It Fl f Ar device 焼きつけ過程において使用するデバイスを設定します。 .It Fl l 指定したファイルから、イメージファイルの一覧を読み取ります。 .It Fl m マルチセッションモードのディスクを閉じます (指定しない場合には、シングルセッションとしてディスクを取じます)。 .It Fl n DAO モードにおいて、データトラック間にギャップを書き込みません。 .It Fl p オーディオトラックに対して高域補正を行います。 .It Fl q 静かにします。進捗状況を出力しません。 .It Fl s Ar speed 焼きつけデバイスの速さを設定します。 デフォルトは 1 に設定されます。 .It Fl t 書き込みテストを行います。メディアに対して 実際に書き込みは行いません。 .It Fl v 冗長になり、追加の進捗メッセージを表示します。 .El .Pp .Ar command は以下のどれか一つになります。 .Pp .Bl -tag -width XXXXXXXXXXXX .It Ar msinfo メディア上の最後のトラックの最初の LBA と、 メディア上の次に書き込み可能なアドレスを表示します。 これは、 追加セッション付の ISO ファイルシステムに追加データを追記するときに、 .Xr mkisofs 8 の .Fl C スイッチで使用します。 .It Cm blank CD-RW メディアを消去します。 高速な消去方法を使用するため、データは物理的には上書きされず、 後で使う際にメディアが空である事を示す領域のみ上書きします。 .It Cm erase CD-RW メディアを消去します。 メディア全体を消去します。 完了までに 1 時間かかることもあります。 .It Ar fixate TOC が作成されメディアが普通の CD ドライブで使用できるように メディアを固定します。 ドライバはデフォルトではシングルセッションメディアを作成します ( .Fl m を参照してください)。 このコマンドが終了した時にプログラムが終了するように .Nm に渡される最後のコマンドとしてください。 DAO モードでは無視されます ( .Fl d オプションを参照してください)。 .It Cm raw | audio コマンドラインで続いて指定されるイメージファイルを オーディオ (raw mode) トラックとして処理するように 書き込みモードを設定します。 .It Cm data | mode1 コマンドラインで続いて指定されるイメージファイルを データ (mode1) トラックとして処理するように 書き込みモードを設定します。 .It Cm mode2 コマンドラインで後続するイメージファイルに対し、 書き込みモードがデータ (mode2) トラックを生成するようにします。 .It Cm XAmode1 コマンドラインで後続するイメージファイルに対し、 書き込みモードがデータ (XAmode1) トラックを生成するようにします。 .It Cm XAmode2 コマンドラインで後続するイメージファイルに対し、 書き込みモードがデータ (XAmode2) トラックを生成するようにします。 .It Cm vcd コマンドラインで後続するイメージファイルに対し、 書き込みモードが VCD/SVCD トラックを生成するようにします。 これは、自動的に DAO .Pq Fl d と .Dq ギャップ無し .Pq Fl n モードを設定します。 .It Ar file 他の全ての引数はメディアに書き込むためのイメージファイルとして 扱われます。 .Fl l オプション指定時には、 イメージの一覧を含むファイルとして扱われます。 .El .Pp ファイルの長さが現在のメディアのブロックサイズの倍数でない場合 ブロックサイズの要求に合わせるために 0 が詰められます。 慣習的なファイル名 .Fl は標準入力を指し、1 度だけ使用可能です。 .Sh 使用例 データ CD-R を焼きつけるための典型的な使い方: .Pp .Dl "burncd -f /dev/acd0c data file1 fixate" .Pp オーディオ CD-R を焼きつけるための典型的な使い方: .Bd -literal # burncd -f /dev/acd0c audio file1 file2 file3 fixate .Ed .Pp ミックスモード CD-R を焼きつけるための典型的な使い方: .Pp .Dl "burncd -f /dev/acd0c audio file1 file2 file3 fixate" .Pp オーディオ CD-R を DAO モードで焼きつけるための典型的な使い方: .Pp .Dl "burncd -f /dev/acd0c -d audio file1 file2 file3" .Pp 圧縮イメージファイルを標準入力から読んで焼きつけるための典型的な使い方: .Pp .Dl "burncd -f /dev/acd0c data file1 audio file2 file3 fixate" +.Pp +前述の例では、データ CD-R に焼きつけられるファイルは +ISO9660 ファイルシステムであることが仮定されています。 +.Fx +Ports Collection にて入手可能な +.Xr mkisofs 8 +は、指定されたディレクトリツリーから ISO9660 ファイルシステムイメージ +を作成するために広く使用されています。 .Sh バグ 多分あります。みつけたら報告してください。 .Sh 歴史 .Nm は現在開発中です。 .Nm コマンドは .Fx 4.0 で登場しました。 .Sh 作者 .Nm コマンドは .An S\(/oren Schmidt , Denmark .Aq sos@FreeBSD.org により提供されました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ifconfig.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ifconfig.8 index 7c1c6ab219..1c5e5533c5 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ifconfig.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ifconfig.8 @@ -1,688 +1,691 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgment: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" From: @(#)ifconfig.8 8.3 (Berkeley) 1/5/94 -.\" %FreeBSD: src/sbin/ifconfig/ifconfig.8,v 1.27.2.17 2002/02/27 03:38:10 dd Exp % +.\" %FreeBSD: src/sbin/ifconfig/ifconfig.8,v 1.27.2.18 2002/04/03 11:48:48 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd July 2, 2001 .Dt IFCONFIG 8 .Os .Sh 名称 .Nm ifconfig .Nd ネットワークインタフェースのパラメータの設定を行なう .Sh 書式 .Nm .Op Fl L .Op Fl m .Ar interface .Op Cm create .Op Ar address_family .Oo .Ar address .Op Ar dest_address .Oc .Op Ar parameters .Nm .Ar interface .Cm destroy .Nm .Fl a .Op Fl L .Op Fl d .Op Fl m .Op Fl u .Op Ar address_family .Nm .Fl l .Op Fl d .Op Fl m .Op Fl u .Op Ar address_family .Nm .Op Fl L .Op Fl d .Op Fl u .Op Fl C .Sh 解説 .Nm は、ネットワークインタフェースに対してネットワークアドレス の割り当てを行ない、ネットワークインタフェースのパラメータの設定を行ないます。 .Nm は、システム立ち上げ 時に、マシンが備える各ネットワークインタフェースに対してネットワークアドレス を割り当てるように使用しなければなりません。また、一旦各ネットワークインタフェ ースに対し設定したネットワークアドレスを再定義したり、パラメータの設定を 変えたりすることも可能です。 .Pp 以下のオプションを使用可能です: .Bl -tag -width indent .It Ar address .Tn DARPA Ns -Internet ファミリでは、アドレスはホスト名データベース .Xr hosts 5 に登録されているホスト名であるか、もしくは インターネット標準の .Dq ドット表記 です。 .Pp CIDR 表現 (スラッシュ表現としても知られています) もまた、 ネットマスクの表現に使用可能です。 つまり、 .Li 192.168.0.1/16 のようなアドレスを指定可能です。 .Pp .Dq inet6 ファミリでは、 .Li ::1/128 のようなスラッシュ表現を使用して、プレフィックス長も指定可能です。 更なる情報については、後述の .Cm prefixlen パラメータを参照してください。 .\" ゼロックスネットワークシステム(tm)ファミリでは、 .\" アドレスは .\" .Ar net:a.b.c.d.e.f .\" という形式です。 .\" ここで .\" .Ar net .\" は割り当てるネットワーク番号(10進数)、 .\" 残りの .\" .Ar a .\" から .\" .Ar f .\" までは .\" ホスト番号を表す 6 バイトであり 16 進数で指定します。 .\" ホスト番号は IEEE 802 プロトコル (Ethernet, FDDI, Token Ring) .\" インタフェースでは省略可能です。 .\" ホスト番号指定を省略した場合には、 .\" 一番目のインタフェースのハードウェア物理アドレスを .\" すべてのインタフェースにおいて使用します。 .\" .Tn ISO .\" ファミリでは、 .\" ゼロックスファミリと同じ長さのアドレスを、 .\" 長い 16 進数の文字列で指定します。 .\" 違いは、 .\" ドットが続いた場合にはそのバイトはゼロを表すことと、 .\" ドットはオプションであることです .\" (ドットはネットワークバイトオーダの長い数字列を .\" 注意深く扱うために使用します)。 +.Pp +リンクレベル +.Pq Dq link +アドレスが、コロン区切りの 16 進数の連続で指定されます。 +例えばイーサネットインタフェースに新規 MAC アドレスを +設定するために使用可能ですが、 +使用される機構はイーサネットインタフェースに限ったものではありません。 +本オプション指定時にインタフェースが既に up である場合、 +インタフェースを一時的に down にしてから再度 up にします。 +本オプション使用時にインタフェースが既に +これは、下位のイーサネットハードウェアの受信フィルタが +正しくプログラムされたことを保証するためです。 .It Ar address_family 他のパラメータの解釈に影響するネットワーク アドレスファミリ を指定します。 インタフェースが異なるプロトコルの送信を異なる名前付け体系で 受けることがあるので、アドレスファミリを指定しておくことをお勧めします。 本コマンドでサポートされるプロトコルファミリは、 .Dq inet , .Dq inet6 , .Dq atalk , -.Dq ether , +.Dq ipx , .\".Dq iso , -.Dq ipx +.Dq link .\" .Dq ns です。 デフォルトは .Dq inet です。 +.Dq ether +と +.Dq lladdr +は +.Dq link +の同義語です。 .It Ar dest_address ポイントツーポイントリンクにおける他端のアドレスを指定します。 .It Ar interface インタフェースパラメータは、 .Dq name unit の形式で表現されます。 例えば .Dq Li ed0 です。 .El .Pp .Nm では以下のパラメータが利用できます: .Bl -tag -width indent .It Cm add .Cm alias パラメータの別名です。 .Bsx との互換性のために導入されました。 .It Cm alias 指定したインタフェースに、ネットワークアドレスを追加して指定します。 これはネットワーク番号を変更した際に、以前のアドレスに送られるパケットを 受けとりたい場合などに便利です。 アドレスが、 本インタフェースの最初のネットワークアドレスと同じサブネット上の場合、 ネットマスク .Li 0xffffffff を指定する必要があります。 .It Fl alias 指定したネットワークアドレスを無効にします。本機能は、alias で不正なアドレスを 指定した場合や、すでに指定したアドレスが必要ない場合などに使用します。 誤った NS アドレスをホスト部分とともに指定した場合には、 NS アドレスを全て無効にすることにより再度ホスト部分を指定可能となります。 .It Cm anycast (inet6 のみ) 設定されるアドレスはエニーキャスト (anycast) アドレスであると指定します。 現在の仕様では、ルータのみがエニーキャストアドレスに設定可能です。 エニーキャストアドレスは、 出力 IPv6 パケットの送信元アドレスとしては使用されません。 .It Cm arp アドレス解決プロトコル .Pq Xr arp 4 を用いてネットワークレベルのアドレスとリンクレベル のアドレスの対応を取ることを可能にします (デフォルト)。この機能は、 .Tn DARPA インターネットアドレスと .Tn IEEE 802 の 48 ビット MAC アドレス (Ethernet, FDDI, Token Ring のアドレス) の間の対応を取るように作られています。 .It Fl arp アドレス解決プロトコル .Pq Xr arp 4 の使用を禁止します。 .It Cm broadcast ネットワークに対するブロードキャストアドレスを指定します。 ブロードキャストアドレスのデフォルト値は、 ホスト部のビットがすべて 1 になったアドレスです。 .It Cm debug ドライバ依存のデバッグモードを有効にします。 通常コンソールへのエラーログを有効にします。 .It Fl debug ドライバ依存のデバッグモードを無効にします。 .It Cm delete .Fl alias パラメータの別名です。 .It Cm down 指定したネットワークインタフェースに .Dq down とマークします。 .Dq down と マークされたインタフェースに対しては、システムはメッセージの送信を行ない ません。可能であれば、そのインタフェースは受信も不可能となるように リセットされます。この動作は、そのインタフェースを用いる ルーティングを使用しないよう自動的に設定するものではありません。 -.It Cm ether -.Cm lladdr -パラメータの別名。 .\" .It Cm ipdst .\" リモートネットワーク向け NS パケットをカプセル化している IP パケットを .\" 受信する、インターネットホストを指定するために使用します。 .\" 外見上 point to point リンクが構成され、 .\" 指定されたアドレスは、 .\" デスティネーションの NS アドレスとネットワークアドレスとされます。 .\" .Tn CLNP .\" パケットの IP カプセル化はこれとは異なった方法で実現されます。 -.It Cm lladdr Ar addr -インタフェースにリンクレベルアドレスを設定します。 -例えばイーサネットインタフェースに新規 MAC アドレスを -設定するために使用可能ですが、 -使用される機構はイーサネットインタフェースに限ったものではありません。 -アドレス -.Ar addr -は、コロン区切りの 16 進数の連続で指定します。 -本オプション指定時にインタフェースが既に up である場合、 -インタフェースを一時的に down にしてから再度 up にします。 -これは、下位のイーサネットハードウェアの受信フィルタが -正しくプログラムされたことを保証するためです。 .It Cm media Ar type ドライバがメディア選択能力を持つ場合、 インタフェースのメディアタイプを .Ar type に設定します。 インタフェースによっては、 複数の異なった物理メディアコネクタのうちのいずれかを 排他的に使用することをサポートします。 例えば、10Mb/s Ethernet インタフェースには .Tn AUI とツイストペアコネクタをサポートするものがあります。 メディアタイプを .Dq 10base5/AUI に設定すると、AUI ポートを現在のアクティブなコネクタとします。 また .Dq 10baseT/UTP に設定すると、ツイストペアをアクティブにします。 使用可能なタイプの完全なリストは、 インタフェースドライバ固有の文書やマニュアルページを参照してください。 .It Cm mediaopt Ar opts ドライバがメディア選択能力を持つ場合、 インタフェースのメディアオプションを設定します。 .Ar opts 引数はコンマで区切ったオプションリストで、インタフェースに適用されます。 使用可能なオプションの完全なリストは、 インタフェースドライバ固有のマニュアルページを参照してください。 .It Fl mediaopt Ar opts インタフェースのメディアオプションを無効にします。 .It Cm tunnel Ar src_addr dest_addr (IP トンネルデバイスのみ) IP トンネルインタフェース .Pq Xr gif 4 用の、 物理的な始点アドレスと終点アドレスを設定します。 引数 .Ar src_addr と .Ar dest_addr は、カプセル化する IPv4/IPv6 ヘッダ用の、外部の始点/終点として解釈されます。 .It Cm deletetunnel 以前に .Cm tunnel で設定した IP トンネルインタフェースの、 物理的な始点アドレスと終点アドレスの設定を解除します。 .It Cm create 指定したネットワーク擬似デバイスを作成します。 ユニット番号無しでインタフェースが指定されると、 任意のユニット番号で新規デバイスを作成しようとします。 任意のデバイスの作成に成功すると、新規デバイス名を標準出力へ表示します。 .It Cm destroy 指定したネットワーク擬似デバイスを破壊します。 .It Cm plumb .Cm create パラメータの別名です。 .Tn Solaris との互換性のためにあります。 .It Cm unplumb .Cm destroy パラメータの別名です。 .Tn Solaris との互換性のためにあります。 .It Cm vlan Ar vlan_tag インタフェースが vlan 擬似インタフェースの場合、vlan タグ値を .Ar vlan_tag に設定します。 この値は 16 ビット数値であり、vlan インタフェースから送られるパケットの 802.1Q vlan ヘッダの作成に使用されます。 .Cm vlan と .Cm vlandev は同時に設定される必要があることに注意してください。 .It Cm vlandev Ar iface インタフェースが vlan 擬似デバイスの場合、物理インタフェース .Ar iface を関連付けます。 vlan インタフェースから送信されるパケットは、 802.1Q vlan カプセル化付きで、指定された物理インタフェース .Ar iface へ向けて転換 (divert) されます。 親インタフェースが受信した 802.1Q カプセル化付きのパケットに 正しい vlan タグが付いていた場合、 そのパケットは関連付けられた vlan 擬似インタフェースへ転換されます。 vlan インタフェースは、 親インタフェースのフラグと親のイーサネットアドレスが割り当てられます。 .Cm vlandev と .Cm vlan は同時に設定される必要があります。 vlan インタフェースが既に物理インタフェースと関連付けられている場合、 このコマンドは失敗します。 別の物理インタフェースへ関連付けを変更するには、 既存の関連付けをまずクリアする必要があります。 .Pp 注: vlan インタフェースで .Cm link0 フラグをセットした場合、vlan 擬似インタフェースの振舞いが変わります: 親インタフェースが自身の vlan タグの挿入と取り出しをサポートすること、 vlan インタフェースが親に対して無修正でパケットを渡すべきことを、 .Cm link0 は vlan インタフェースに対して通知します。 .It Fl vlandev Ar iface ドライバが vlan 擬似ドライバの場合、物理インタフェース .Ar iface とドライバとの関連付けを解除します。 これにより、vlan インタフェースとその親との間のリンクを破壊し、 vlan タグとフラグとリンクアドレスをクリアし、 インタフェースをシャットダウンします。 .It Cm metric Ar n インタフェースのルーティングメトリックを .Ar n で指定します。初期値は 0 です。 ルーティングメトリックは、ルーティングプロトコル .Pq Xr routed 8 で使用されます。 .It Cm mtu Ar n そのインタフェースの最大転送単位 (MTU) を .Ar n に設定します。デフォルト値はインタフェースに依存します。 MTU はインタフェースに送られるパケットの大きさを制限するのに用いられます。 MTU を設定できなかったり、設定出来る値の範囲に制限のある インタフェースがあります。 .It Cm netmask Ar mask .\" (inet と ISO) (inet のみ) ネットワークをサブネットワークに細分割する際に、ネットワークアドレスとして リザーブするアドレスを指定します。 mask が指定する部分は、 アドレスのネットワーク部とサブネット部です。 サブネット部はアドレスのホスト部の一部です。 mask は、 .Ql 0x ではじまる16進数、 ドット表記のインターネットアドレス形式、 ネットワークテーブル .Xr networks 5 に記述されている仮想ネットワーク名のいずれかで指定できます。 mask での 32 ビットアドレスにおける 1 であるビットの部分は、 ネットワーク部もしくはサブネット部として使用します。 0 であるビットの部分はホスト部として使用します。 mask は少なくともネットワーク部を含む必要があり、 サブネット部はネットワーク部に連続する必要があります。 .Pp ネットマスクはまた、CIDR 表現で、アドレスの後に指定可能です。 更なる情報については、前述の .Ar address オプションを参照してください。 .It Cm prefixlen Ar len (inet6 のみ) .Ar len ビットを、ネットワークからサブネットワークへの分割用に予約すると、 指定します。 .Ar len は整数であることが必要であり、 文法的な理由で 0 から 128 の間であることが必要です。 現在の IPv6 の割り当て規則では、ほぼ常に 64 です。 本パラメータを省略すると、64 が使用されます。 .Pp プレフィックスは、 アドレスの後に、スラッシュ表現を指定することでも指定可能です。 更なる情報については、前述の .Ar address オプションを参照してください。 .\" see .\" Xr eon 5 . .\" .It Cm nsellength Ar n .\" .Pf ( Tn ISO .\" のみ) .\" .Tn NSAP .\" に後続するローカル識別に使用するバイト数を指定します。 .\" この部分は .\" .Tn NET .\" (Network Entity Title) .\" として扱われます。 .\" バイト数のデフォルト値は 1 であり、US .\" .Tn GOSIP .\" 準拠です。 .\" ifconfig コマンドで設定するISO アドレスが、 .\" .Tn NSAP .\" です。 .\" 例えば .\" .Tn US GOSIP .\" では、20 文字の 16 進数を .\" .Tn ISO NSAP .\" において指定し、 .\" インタフェースに割り当てる必要があります。 .\" .Tn AFI .\" 37 タイプアドレスにおいて、数字が 1 とは異なると便利であるのは、 .\" それなりの理由があります。 .It Cm range Ar netrange Appletalk において .Ar netrange に返答するようにインタフェースを設定します。 書式は .Ar startnet Ns - Ns Ar endnet です。 Appletalk は netmask ではなくこの方法を使用しますが、 .Fx の内部においては netmask の集合として実装しています。 .It Cm remove .Fl alias パラメータの別名です。 BSD/OS との互換性のために導入されました。 .It Cm phase これに続く引数は、 インタフェースに接続された Appletalk ネットワークの バージョン (フェーズ) を指定します。 1 または 2 が許されています。 .Sm off .It Cm link Op Cm 0 No - Cm 2 .Sm on 指定したインタフェースのリンクレベルでの特殊な処理を有効にします。 3 つのオプション の実際の効果はインタフェース依存です。しかしながら、これらのオプションは、 一般的には特殊なオペレーションモードを選択するのに用いられます。この例として、 SLIP 使用時のデータ圧縮や、Ethernet カードのコネクタ選択を行います。 各ドライバごとのマニュアルページに 詳細が記してあるので、詳しくはそちらの方を参照して下さい。 .Sm off .It Fl link Op Cm 0 No - Cm 2 .Sm on 指定したインタフェースのリンクレベルでの特殊な処理を無効にします。 .It Cm up 指定したネットワークインタフェースに .Dq up とマークします。 本オプションは、 .Dq Nm Cm down を行なった後にインタフェースを有効にするのに用いられます。 最初にインタフェースにアドレスを設定した場合には、自動的に本指定はされたものと して扱います。もし、down とマークされていたインタフェースがリセットされた場合、 ハードウェアは再初期化されます。 .It Cm ssid Ar ssid IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、 希望するサービスセット識別子 (SSID; 別名はネットワーク名) を設定します。 SSID は、32 文字までの文字列であり、 通常の文字列の形式か .Ql 0x を前に付けた 16 進数の形式で、指定可能です。 更に、SSID に .Ql - を設定することで、これを消去可能です。 .It Cm nwid Ar ssid .Cm ssid パラメータの別名。 .Nx との互換性のためにあります。 .It Cm stationname Ar name IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、 このステーションの名前を設定します。 ステーション名は、本当は IEEE 802.11 プロトコルの一部ではないようですが、 すべてのインタフェースがこれをサポートしているようです。 そのようなものですから、 同じもしくは実際的に同じ機器にとってのみ有用であるようです。 .It Cm station Ar name .Cm stationname パラメータの別名。 .Bsx との互換性のためにあります。 .It Cm channel Ar number IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、 希望するチャネルを設定します。 チャネルの範囲は 1 から 14 ですが、 アダプタがどの地域用に製造されたかに、利用可能な選択肢は依存します。 チャネルを 0 に設定すると、アダプタのデフォルト設定になります。 アドホックモード以外では、多くのアダプタがこの設定を無視します。 .It Cm authmode Ar mode IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、 インフラストラクチャモードでの希望する認証モードを設定します。 すべてのアダプタがすべてのモードをサポートしているわけではありません。 正当なモードは .Dq none , .Dq open , .Dq shared です。 モードは、大文字小文字を区別しません。 .It Cm powersave IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、省電力モードを有効にします。 .It Fl powersave IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、省電力モードを無効にします。 .It Cm powersavesleep Ar sleep IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、 希望する最大省電力スリープ時間をミリ秒で指定します。 .It Cm wepmode Ar mode IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、希望する WEP モードを設定します。 すべてのアダプタがすべてのモードをサポートしているわけではありません。 正当なモードは .Dq off , .Dq on , .Dq mixed です。 .Dq mixed モードは、暗号化トラフィックと非暗号化トラフィックの両方を許す アクセスポイントとの関係を許すことを、アダプタに明示的に指定します。 両方を許すアダプタにおける .Dq on は、 アクセスポイントが暗号化接続のみを許可することが必要であることを意味します。 他のアダプタにおける .Dq on は、一般的に .Dq mixed の別名です。 モードは、大文字小文字を区別しません。 .It Cm weptxkey Ar index IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、送信に使用する WEP 鍵を設定します。 .It Cm wepkey Ar key Ns | Ns Ar index : Ns Ar key IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、選択された WEP 鍵を設定します。 .Ar index が指定されない場合、鍵 1 が設定されます。 WEP 鍵の長さは、5 文字または 13 文字 (40 ビットまたは 104 ビット) であり、 ローカルネットワークとアダプタの機能に依存します。 通常の文字列の形式か .Ql 0x を前に付けた 16 進数の形式で、指定可能です。 鍵は、 .Ql - を設定することで、これを消去可能です。 WEP がサポートされていれば、最低 4 個の鍵があります。 アダプタによっては 4 個を越える鍵をサポートするものもあります。 そのような場合、最初の 4 個の鍵 (1-4) が標準の一時鍵となり、 他の鍵がアダプタ固有の鍵となります。 後者は、例えば、NVRAM に格納される永続鍵です。 .It Cm wep .Cm wepmode on の別の指定方法。 .Bsx との互換性のためにあります。 .It Fl wep .Cm wepmode off の別の指定方法。 .Bsx との互換性のためにあります。 .It Cm nwkey key 以下の、別の指定方法。 .Pp .Dq Li "wepmode on weptxkey 1 wepkey 1:key wepkey 2:- wepkey 3:- wepkey 4:-" .Pp .Nx との互換性のためにあります。 .It Cm nwkey Xo .Sm off .Ar n : k1 , k2 , k3 , k4 .Sm on .Xc 以下の、別の指定方法。 .Pp .Dq Li "wepmode on weptxkey n wepkey 1:k1 wepkey 2:k2 wepkey 3:k3 wepkey 4:k4" .Pp .Nx との互換性のためにあります。 .It Fl nwkey .Cm wepmode off の別の指定方法。 .Pp .Nx との互換性のためにあります。 .El .Pp .Nm は引数としてネットワークインタフェース以外に何のオプションも与えられない場合、 ネットワークインタフェースの現在の設定状態を表示します。 プロトコルファミリが指定されている場合、 .Nm はプロトコルファミリに特有の情報についてのみ表示します。 .Pp ドライバがメディア選択をサポートする場合、 サポートされているメディアのリストが出力に含まれます。 .Pp インタフェース名の前に .Fl m フラグが渡されると、 指定したインタフェースに対してサポートされているすべてのメディアを .Nm は表示します。 オプションとして、インタフェース名の代りに .Fl L フラグを指定すると、IPv6 用のアドレスの生存時間が、 時刻オフセット文字列として表示されます .Pp .Fl a フラグを指定できます。そうすると、 .Nm はシステム上の全インタフェースを表示します。 .Fl d フラグはこれを down したインタフェースに限定し、 .Fl u フラグはこれは up したインタフェースに限定します。 引数を指定しないと、 .Fl a が暗黙的に指定されます。 .Pp .Fl l フラグを使用するとシステム上の使用可能な全インタフェースのリストを、 その他の情報は付加せずに表示します。 このフラグは他のフラグとは排他的ですが、 .Fl d (down したインタフェースのみをリスト) と .Fl u (up したインタフェースのみをリスト) は例外です。 .Pp .Fl C フラグは、システム上で利用可能なインタフェース複製者をすべて列挙します。 他の情報は表示されません。 本フラグは、他のフラグおよびコマンドと共には使用できません。 .Pp スーパユーザのみがネットワークインタフェースの設定を変更できます。 .Sh 注 メディア選択システムは比較的新しく、いくつかのドライバのみサポートしています (必要があるものも限られています)。 .Sh 診断 指定したインタフェースが存在しない、 要求したアドレスが未知のものである、 ユーザがネットワークインタフェースの設定を変更する権限を持っていない、 といったメッセージを表示します。 .Sh バグ IPv6 ノード間のいくつかの基本的な通信用に、 IPv6 リンクローカルのアドレスが必要です。 これらを .Nm で手動で削除すると、カーネルが非常に奇妙な動作を示すことがあります。 よって、このような手動削除は、強く非推奨です。 .Sh 関連項目 .Xr netstat 1 , .Xr netintro 4 , .\" .Xr eon 5 , .Xr rc 8 , .Xr routed 8 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/portmap.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/portmap.8 index 25afb5d106..0e561e68d5 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/portmap.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/portmap.8 @@ -1,130 +1,142 @@ .\" Copyright (c) 1987 Sun Microsystems .\" Copyright (c) 1990, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)portmap.8 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/portmap/portmap.8,v 1.7.2.3 2001/12/21 10:07:21 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/portmap/portmap.8,v 1.7.2.4 2002/04/04 11:00:38 dd Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd June 6, 1993 .Dt PORTMAP 8 .Os .Sh 名称 .Nm portmap .Nd .Tn RPC プログラムおよびバージョンと .Tn DARPA ポート番号とのマップを行なう .Sh 書式 .Nm .Op Fl d .Op Fl v .Op Fl h Ar bindip .Sh 解説 .Nm は、 .Tn RPC プログラム番号を .Tn DARPA プロトコルポート番号に変換するサーバです。 .Tn RPC 呼び出しを用いる場合には、このプログラムを起動させなければなりません。 .Pp .Tn RPC サーバが起動すると、 .Tn RPC サーバは .Nm にそのサーバが受信を待機しているポート番号とサーバの .Tn RPC プログラム番号を教えます。クライアントがプログラム番号を指定して .Tn RPC 呼びだしを行なった場合、クライアントはサーバマシンの .Nm とコンタクトをとり、 .Tn RPC パケットを送出すべきポート番号を決定します。 .Pp .Nm は、 .Tn RPC サーバが起動される前に開始される必要があります。 .Pp .Nm は、 .Xr hosts_access 5 アクセス制御をデフォルトで使用します。 アクセス制御パターンは IP アドレスのみを参照可能です。 .Pp 通常、 .Nm は、他のデーモンと同様、フォークして起動された端末から自己を切り離します。 .Nm は、 .Xr syslog 3 を用いてエラーを記録します。 .Pp 以下のオプションが使用可能です: .Bl -tag -width Ds .It Fl d .Nm をデーモンとして動作させるのを回避します。そして、エラーおよび デバッグ情報を標準エラー出力に出力させます。 .It Fl v アクセスコントロールチェックに関する冗長なログを取ります。 .It Fl h UDP 要求に対してバインドする、特定の IP アドレスを指定します。 本オプションは複数回指定可能であり、典型的には、 portmap をマルチホームホスト上で動作させる場合に必要となります。 --h オプションを指定しないと、portmap は INADDR_ANY に対してバインドします。 -これは、portmap が UDP パケットを返す IP アドレスが、 +.Fl h +オプションを指定しないと、 +.Nm +は +.Dv INADDR_ANY +に対してバインドします。 +これは、 +.Nm +が UDP パケットを返す IP アドレスが、 受け付けた IP アドレスとは異なるために、 マルチホームホストでは問題となり得ます。 -IP アドレスを -h で指定すると、portmap -は自動的に 127.0.0.1 をリストに追加しますので、これは指定する必要はありません。 +IP アドレスを +.Fl h +で指定すると、 +.Nm +は自動的に +.Li 127.0.0.1 +をリストに追加しますので、これは指定する必要はありません。 .El .Sh 関連項目 .Xr hosts_access 5 , .Xr inetd.conf 5 , .Xr inetd 8 , .Xr rpcinfo 8 .Sh バグ .Nm プロセスが異常終了した場合、関連する全てのサーバを再起動 しなくてはなりません。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.3 から登場しました。