diff --git a/ja/FAQ/hardware.sgml b/ja/FAQ/hardware.sgml
index 1ed04ac09e..10e344c535 100644
--- a/ja/FAQ/hardware.sgml
+++ b/ja/FAQ/hardware.sgml
@@ -1,436 +1,512 @@
-
+
-
+
ハードウェアコンパチビリティ
訳: &a.nishika;.12 November 1997.
FreeBSD は, どんなハードディスクドライブをサポートしているのですか?
FreeBSD は, EIDE と SCSI ハードディスクドライブをサポート
しています (互換コントローラも含みます: 次の節参照). また
オリジナルの "Western Digital" インタフェースを使用している
すべてのドライブも (MFM, RLL, ESDI, もちろん IDE も)
サポートしています. 独自仕様のインタフェースを使用する
ESDI コントローラでは動作しないものがあり, WD1002/3/6/7
とその互換インタフェースと衝突します.
どの SCSI コントローラをサポートしているのですか?
FreeBSD は, 以下の SCSI コントローラをサポートしています:
AH-152x シリーズ <ISA>
AH-154x シリーズ <ISA>
AH-174x シリーズ <EISA>
Sound Blaster SCSI (AH-152x 互換) <ISA>
AH-2742/2842 シリーズ <ISA/EISA>
AH-2820/2822/2825 シリーズ (Narrow/Twin/Wide) <VLB>
AH-294x および aic7870 MB コントローラ (Narrow/Twin/Wide) <PCI>
AH-394x (Narrow/Twin/Wide)
の節で
引き合いにも出されるカードの一つです.)
BT-545 シリーズ <ISA>
BT-742 シリーズ <EISA>
BT-747 シリーズ <EISA>
BT-946 シリーズ <PCI>
BT-956 シリーズ <PCI>
NCR 53C82x ベースの SCSI コントローラ <PCI>
NCR 53C860/75 ベースの SCSI コントローラ <PCI>
Trantor 130 ベースの SCSI コントローラ <ISA>
UH-24f シリーズ <EISA>
UH-34f シリーズ <VLB>
どんな CD-ROM ドライブをサポートしているのですか?
サポートされている SCSI コントローラに接続できる SCSI
ドライブすべてをサポートしています.
また, 以下の専用 CD-ROM インタフェースもサポートしています.
- ミツミ LU002 (8bit), LU005 (16bit) および FX001D (16bit 2倍速).
- ソニー CDU 31/33A
- Sound Blaster 非 SCSI タイプの CD-ROM
- 松下 / Panasonic CD-ROM
- ATAPI 互換の IDE CD-ROM
SCSI でないカードはすべて, SCSI ドライブよりも極めて動作速度が
遅いことが知られており, ATAPI CD-ROM には動作しないものもあるようです.
Walnut Creek の FreeBSD 2.2 CD-ROM からは CD からの直接ブートが
サポートされています.
ZIP ドライブをサポートしていますか?
もちろん, FreeBSD は SCSI ZIP ドライブ (外付け) をサポートしています.
ZIP ドライブは SCSI ID を 5 か 6 に設定した状態でなら使用できますが,
もし SCSI ホストアダプタの BIOS がサポートしてさえいれば
ZIP ドライブからブートさせることもできます. 私はどのホストアダプタが
SCSI ID を 0 や 1 以外に設定したデバイスからブートできるのか知りませんが...
ドキュメントを参照してください (うまくいった場合は教えてください).
パラレル ZIP ドライブはサポートされていません. まだ ZIP ドライブを
購入していないのなら, SCSI の ZIP ドライブを購入することをおすすめします...
同程度の価格で, よりよいパフォーマンスが得られます. それにパラレルポートから
ブートするなんて考えられないでしょう.
すでにパラレル ZIP ドライブを持っているのであれば,
フランスの
に Linux のドライバがあります.
それから [および
][についても
確認しておいてください.
]
では, JAZ や EZ, それからその他のリムーバブルドライブはサポートしていますか?
FreeBSD では, IDE バージョンの EZ ドライブを除くすべての SCSI デバイスは,
SCSI のディスクと同等に扱われます. また IDE EZ は IDE ドライブと同等となります.
システム稼働中のメディア交換について FreeBSD が
どれほどうまく動くか定かではありません. もちろんメディアを入れ替える前に
そのドライブをマウント解除しなければいけないでしょうし,
FreeBSD がそれらを認識するにはブート時に外部ユニットにも電源が投入されている
ことを確認しなければいけないでしょう.
[も参照.
]
どのマルチポートシリアルカードをサポートしていますか?
一覧は
の節にあります.
無名のカードにもうまく動くものがあり,
特に AST 互換といわれているものに多く見られます.
カード設定の詳細な情報は,
オンラインマニュアルを参照してください.
- 珍しいバスマウスを持っているのですが, どのように設定すればいいのですか?
+ 珍しいバスマウスを持っているのですが, どのように設定すればいいのですか?
- FreeBSD は Logitech と ATI のグラフィックアダプタカードに付属している
- バスマウスをサポートしています.
- これらを使用するには, カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を加えて
- 再コンパイルする必要があります.
+
FreeBSD は Microsoft, Logitech, ATI 等のメーカーから出ているバスマウス
+ と InPort バスマウスをサポートしています. バスマウスのデバイスドライバ
+ は GENERIC カーネルに標準で含まれています. もしバスマウスのデバイス
+ ドライバを含むカーネルを自分で構築する場合には,
+ カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を忘れずに加えて下さい.
device mse0 at isa? port 0x23c tty irq5 vector mseintr
+
通常バスマウスには専用のインタフェースカードが附属しています.
+ インタフェースカードによってはポートアドレスや割り込み番号を上記の
+ 設定以外に変更できるかもしれません. 詳しくはバスマウスのマニュアルと
+
+ オンラインマニュアルを参照してください.
+
- PS/2 (キーボードマウス) を使うには, どのように設定すればいいのですか?
+ PS/2 マウス(マウスポートマウス, キーボードマウス) を使うには, どのように設定すればいいのですか?
あなたの使っている FreeBSD が比較的新しいバージョンのものなら,
インストールの時に, 単にカーネルのコンフィグレーションのメニュー上で
PS/2 マウスを有効化するだけです, あるいは後で boot: プロンプト上で
-c を指定することでもメニューは現れます.
デフォルトでは無効に設定されていますので, 明示的に
有効化してあげないといけません.
あなたの使っている FreeBSD が比較的古いものなら,
カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を加えて
カーネルを再コンパイルする必要があります.
device psm0 at isa? port "IO_KBD" conflicts tty irq 12 vector psmintr
- # Options for psm:
- options PSM_CHECKSYNC #checks the header byte for sync.
カーネルの再構築についてよく知らないのであれば,
を参照してください.
ブート時にカーネルが psm0 を検出したら, psm0 のエントリが /dev
の中にあることを確認してください. 以下のようにします.
cd /dev; sh MAKEDEV psm0
これは root でログインしているときにおこなってください.
+
+
+ X Window System 以外の環境でマウスを使うことは可能ですか?
+
+
+ もしデフォルトのコンソールドライバである syscons を使っているので
+ あれば, テキストコンソール上でマウスを使ってテキストのカットアンド
+ ペーストができます. マウスデーモンである moused を起動し, 仮想コンソール
+ でマウスポインタを有効にして下さい.
+
+
+ moused -p /dev/xxxx -t yyyy
+ vidcontrol -m on
+
+
+
ここで xxxx はマウスのデバイス名, yyyy はマウスの
+ プロトコルタイプです. サポートされているプロトコルタイプについては
+
+ オンラインマニュアルを参照してください.
+
+ システムを起動する時に自動的に moused を起動したい場合には, FreeBSD
+ 2.2.1 では以下の変数を /etc/sysconfig で設定して下さい.
+
+
+ mousedtype="yyyy"
+ mousedport="xxxx"
+ mousedflags=""
+
+
+ FreeBSD 2.2.2 以降のバージョンでは /etc/rc.conf で以下のように
+ 設定して下さい.
+
+
+ moused_type="yyyy"
+ moused_port="xxxx"
+ moused_flags=""
+
+
+
FreeBSD 2.2.6 以降では, マウスデーモンは比較的古いシリアルマウス
+ でない限りマウスのプロトコルタイプを自動判別できます. プロトコルタイプ
+ として ``auto '' を指定すると自動判別を行なおうとします.
+
+
マウスデーモンを実行中は, マウスデーモンと他のプログラム, 例えば
+ X Window System, の間でマウスへのアクセスを調整しなければなりません. この問題に
+ ついては [ を御覧下さい.
+
+ ]
+ テキストコンソールでマウスを使ってテキストのカットアンドペーストをするにはどうしたらよいのですか?
+
+ マウスデーモンを起動したあと
+ ([ を参照して下さい),
+ ボタン1 (左ボタン)を押しながらマウスを動かして範囲を指定して下さい.
+ ボタン2 (中ボタン)またはボタン3 (右ボタン)をクリックするとテキスト
+ カーソルの位置に選択した範囲のテキストがペーストされます.
+
+ ]FreeBSD 2.2.6 以降ではボタン2 をクリックするとペーストされ, ボタン3
+ をクリックした場合には既存の選択範囲が現在のマウスポインタの位置まで
+ 延長または短縮されます. もしマウスに中ボタンがないなら, moused の
+ オプションを使って中ボタンのエミュレーションをするか, 他のボタンを
+ 中ボタンとして使う事ができます. 詳しくは
+
+ オンラインマニュアルを参照してください.
+
+
+ 私のマウスには可愛いホイールやボタンがついているのですが, これは FreeBSD では使えるのですか?
+
+ 答えは残念ながら「場合によります」です. こうしたマウスの付加的な機能は
+ 大抵の場合特殊なドライバを必要とします. マウスのデバイスドライバや
+ ユーザのプログラムがそのマウスに対する固有のサポートをしていない場合には
+ 標準的な 2ボタンまたは 3ボタンマウスのように振舞います.
+
ラップトップ PC のマウス/トラックボール/タッチパッドは使えますか?
- [ を参照してください.
+ ][ を参照してください.
加えて, ][ にあるモーバイルコンピューティングの
ページもご覧ください.
]
どんなテープドライブをサポートしていますか?
FreeBSD は SCSI, QIC-36 (QIC-02 インタフェース付き) および
QIC-40/80 (フロッピーベース) テープドライブをサポートしています.
これらには 8-mm (Exabyte と呼ばれています) や DAT ドライブも含まれています.
QIC-40/80 ドライブは遅いことが知られています.
初期の 8-mm ドライブの中には SCSI-2 とまったく互換性を持たないものがあります.
これらは FreeBSD 上では動作しません.
どんなテープチェンジャーをサポートしていますか?
FreeBSD 2.2 は
デバイスと
コマンドを使用した SCSI チェンジャーをサポートしています.
実際のチェンジャーの制御方法の詳細は,
のマニュアルページにあります.
使用している製品が, などのようにチェンジャーに対応済みのものでない場合は,
次のことについて留意してください.
それらの製品は任意のポイント間のテープの移動を制御するだけなので,
テープがどのスロットに入っているか, 現在ドライブにあるテープが
どのスロットに戻るべきかを把握しておく必要があります.
どんなサウンドカードをサポートしていますか?
FreeBSD は SoundBlaster, SoundBlaster Pro, SoundBlaster 16,
Pro Audio Spectrum 16, AdLib それから Gravis UltraSound サウンドカードを
サポートしています. MPU-401 やその互換カードも機能に制限はあるものの
サポートされています. SoundBlaster 16 ASP カードはまだサポートされていません.
マイクロソフトサウンドシステムもサポートされています.
どんなネットワークカードをサポートしていますか?
より完全な一覧については の節を参照してください.
カードごとの必要なドライバが一覧表になっていないので,
以下の不完全な一覧でまとめてみます.
driver/
DEC DC21x40 およびそれらと互換性のある PCI コントローラ
(21140 100bT カードを含みます)
driver/
NE2000 および 1000
WD/SMC 8003, 8013 および Elite Ultra (8216)
3Com 3c503
HP 27247B および 27252A
および 上に挙げたもののクローン
driver/
DEC EtherWORKS II および EtherWORKS III コントローラ.
driver/
AT&T EN100/StarLAN 10
3COM 3c507 Etherlink 16/TP
NI5210
Intel EtherExpress
driver/
Isolan AT 4141-0
Isolink 4110
driver/
3com 3c501 (Multicast や DMA はサポートされていません)
driver/
3com 3c505 Etherlink/+
driver/
IBM PCMCIA クレジットカードアダプタ
drive/
Lance/PCnet カード (Isolan, Novell NE2100, NE32-VL)(*)
driver/
3com 3c509 (カードの PNP サポートを無効化しなければなりません)
driver/
Cronyx/Sigma multiport Sync/Async (Cisco および PPP framing)
driver/
3Com PCMCIA Etherlink III (通称 3c589) (A-C のみ)
driver/
DEC DEFEA EISA FDDI コントローラ
driver/
DEC DEFPA PCI FDDI コントローラ
driver/
Fujitsu MB86960A/MB86965A Ethernet カード
数値演算コプロセッサを持っていません - 何かまずいでしょうか?
一般にこれらは問題とはなりません. しかし, 数値演算エミュレーションコードの
パフォーマンスか正確さのいずれかを選択する状況があります.
([ についての節をご覧ください).
とくに, X 上で弧を描く際にとても遅くなることでしょう.
数値演算コプロセッサを購入されることを強くおすすめします.
とても役立つことでしょう.
]
2.x で, 他にどのドライバがサポートされていますか?
以下に示すものは上記に属さないドライバのリストです.
B004 互換の Transputer ボード用ドライバ
``ctx'' driver
CORTEX-I Frame grabber 用ドライバ
``gp'' driver
National Instruments AT-GPIB および
AT-GPIB/TNT board 用ドライバ
``pca'' driver
PC スピーカからオーディオファイルを演奏させるためのドライバ
``spigot'' driver
Creative Labs の Video Spigot 用ドライバ
driver
Genuis GS-4500 ハンドスキャナ用ドライバ
driver
ジョイスティック用ドライバ
driver/
National Instrument's Lab-PC および Lab-PC+ 用ドライバ
driver/
PS/2 マウスポート
X-10 POWERHOUSE 用ドライバ
パワーマネージメント機能付きのラップトップ PC を持っています.
FreeBSD は一部のマシンの APM をサポートしています.
の部分をご覧ください.
diff --git a/ja/FAQ/x.sgml b/ja/FAQ/x.sgml
index 0dc2e2beae..e3c75a462c 100644
--- a/ja/FAQ/x.sgml
+++ b/ja/FAQ/x.sgml
@@ -1,287 +1,367 @@
-
+
-
+
X Window System と仮想コンソール
訳: &a.motoyuki;.13 November 1997.
X を動かしたいのですが, どうすればいいのですか?
もっとも簡単な方法は (訳注: FreeBSD の) インストールの際に
X を動かすことを指定するだけです.
それから
ツールのドキュメントを読んでこれに従ってください.
このツールはあなたのグラフィックカードやマウスなどに合わせて
XFree86(tm) の設定を行うのを助けてくれます.
Xaccel サーバーについて調べてみるのもいいでしょう.
これはとても納得のいく価格で販売されています. 詳しくは
[ をご覧ください.
]
- 私のマウスはなぜ X で動かないのでしょうか?
+ 私のマウスはなぜ X で動かないのでしょうか?
syscons (デフォルトのコンソールドライバ) を使っているのであれば,
それぞれの仮想スクリーンでマウスポインターをサポートするように
FreeBSD を設定できます. X でのマウスの衝突を避けるために, syscons は
``/dev/sysmouse '' という仮想デバイスをサポートしています.
本物のマウスデバイスから入力された全てのマウスのイベントは sysmouse
デバイスへ MouseSystems プロトコルで出力されます.
一つ以上の仮想コンソールと X の
/etc/rc.conf:
moused_type=ps/2 # 実際のマウスのタイプ
moused_port=/dev/psm0 # 実際のマウスポート
moused_flags=
/etc/XF86Config
Section Pointer
Protocol "MouseSystems"
Device "/dev/sysmouse"
.....
X で ``/dev/mouse '' を使うのを好む人もいます.
この場合は, ``/dev/mouse '' を
にリンクしてください:
# cd /dev
# rm -f mouse
# ln -s sysmouse mouse
X のメニューやダイアログボックスがうまく動きません.
Num Lock キーをオフにしてください.
Num Lock キーがデフォルトでブート時にオンになる場合は,
# Let the server do the NumLock processing. This should only be
# required when using pre-R6 clients
ServerNumLock
訳注: この問題は XFree86 3.2 以降では解決しています.
仮想コンソールとは何ですか? どうやったら使えますか?
仮想コンソールは, 簡単にいうと, ネットワークや X
を動かすなどの複雑なことをおこなわずに, いくつかのセッションを
同時におこなうことを可能にします.
システムのスタート時には, ブートメッセージが出た後に login
プロンプトが表示されます. そこで login ネームとパスワードを
入力すると 1 番目の仮想コンソール上で仕事 (あるいは遊び) を
始めることができます.
他のセッションを始めたい場合もあるでしょう. それは動かしている
プログラムのドキュメントを見たり, FTP の転送が終わるまで待つ間
メールを読もうとしたりすることかもしれません.
Alt-F2 を押す (Alt キーを押しながら F2 キーを押す) と 2 番目の
「仮想コンソール」で login プロンプトが待機していることが
わかります. 最初のセッションに戻りたいときは Alt-F1 を押します.
標準の FreeBSDインストールでは 3 枚の仮想コンソールが
有効になっていて, Alt-F1, Alt-F2, Alt-F3 で仮想コンソール間の
切替えをおこないます.
より多くの仮想コンソールを有効にするには,
を編集して ``Virtual terminals'' のコメント行の後に ``
# /etc/ttys には ttyv3 がありますので
# "off" を "on" に変更します.
ttyv3 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv4 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv5 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv6 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv7 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv8 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv9 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyva "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
多くするか少なくするかはあなたの自由です. より多くの仮想
ターミナルを使うとより多くのリソースを使うことになります.
8MB 以下のメモリしかない場合はこれは重要な問題です.
もし必要があれば ``仮想コンソールを無効にするもっとも簡単な方法はコンソールを
off にすることです. 例えば 12 個全てのターミナルを割り当てている
状態で X を動かしたいときは仮想ターミナル 12 を変更します:
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
これを次のように変更します:
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
キーボードにファンクションキーが 10 個しかないのであれば
次のように設定します.
ttyv9 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
ttyva "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
(これらの行を消すだけでもいいです.)
を編集したら次は十分な数の仮想ターミナルデバイスを
作らなくてはなりません. もっとも簡単な方法を示します:
# cd /dev
# ./MAKEDEV vty12 # For 12 devices
さて, 仮想コンソールを有効にするのにもっとも簡単 (そして確実)
な方法はリブートすることです. しかし, リブートしたくない場合は,
X ウィンドウシステムを終了させて次の内容を実行します
(
kill -HUP 1
重要な点はこのコマンドを実行する前に X ウィンドウシステムを
完全に終了させておくことです. もしそうしないと kill コマンドを
実行した後にシステムはおそらくハングアップするでしょう.
X から仮想コンソールに切替えるにはどうすればよいのですか?
コンソールが X の表示をしている場合は, Ctrl-Alt-F1 などを使って
仮想コンソールの切替えをおこなうことができます. ただし, X
から離れて仮想ターミナルへ移っている時は Alt-ファンクションキーを
使って他の仮想ターミナルへ切替えたり X へ戻ったりします.
コントロールキーは押さないでください. Ctrl-Alt-ファンクションキーの
組合せは X から仮想ターミナルに移る時だけ利用してください.
コントロールキーを押してしまうと ``control-lock'' モードになり
テキストコンソールが止まってしまいます. コントロールキーを押して
回復させてください.
訳注: X に戻るには 3枚の仮想コンソールが有効になっている場合は
Alt-F4 です. 有効な仮想コンソールの数 +1 のファンクションキーの
位置に X が割り当てられます.
XDM を/etc/ttys ファイルから起動させるにはどうしますか?
を
から起動するのはよい方法ではありません.
なぜこのようなことが README ファイルなどにあるのかよくわかりません.
から起動させ, どのように実行されるか明記して
おいてください. それが /usr/X11R6/lib/X11/xdm/Xservers ファイルに X の使う
xconsole を動かそうとすると ``Couldn't open console'' とエラーが出ます.
を
で起動しますと, /dev/console のパーミッションは
や
は動きません.
これはコンソールのパーミッションが標準ではそのように
設定されているからです. マルチユーザシステムでは, ユーザの誰もが
システムコンソールに書き込むことが可能である必要は必ずしもありません.
VTY を使い 直接マシンにログインするユーザのために,
このような問題を解決するために
というファイルがあります.
要点を述べると, 次のような形式の行を
に加えます.
/dev/ttyv0 0600 /dev/console
そうすると, /dev/ttyv0 からログインしたユーザが
コンソールを所有することになるでしょう.
私の PS/2 マウスは X ウィンドウシステム上でうまく動きません.
- あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないようです.
- X から仮想ターミナルへ切替えて X へ戻ると再同期するかもしれません.
+
あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないからかも
+ しれません.
+
+
FreeBSD 2.2.5 までのバージョンでは, X から仮想ターミナルへ
+ 切替えてまた X へ戻ると再同期するかもしれません.
この問題がよく起きるようであれば, カーネルコンフィグレーション
ファイルに次のオプションを書いてカーネルを再構成してみてください.
options PSM_CHECKSYNC
もし, カーネルの再構築をおこなったことがないのであれば
[のセクションを
見てください.
]このオプションにより, マウスとドライバの同期の問題の起きる
- 可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようであれば,
- マウスとドライバが再同期するまでマウスボタンのどれかを
- 押し続けてください.
+ 可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようならば,
+ 再同期させるにはマウスを動かさないようにしておいて
+ マウスボタンのどれかを押してください.
このオプションは残念ながら, すべてのシステムで働くわけではなく
- また, ``tap'' の特色を持つ ALPS GlidePoint デバイスを PS/2
- マウスポートにつないだ場合は無効です.
+ また, PS/2 マウスポートにつながれているのが ``tap'' の特色を
+ 持つ ALPS GlidePoint デバイスの場合, ``tap'' が無効となってしまいます.
+
+
FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, 同期のチェック方法が少し改善
+ されたので標準で有効になっています. GlidePoint でもうまく働きます
+ (同期チェックが標準の機能になったので PSM_CHECKSYNC オプションは
+ これらのバージョンからは削除されました). しかしながら, 稀れに
+ ドライバが間違って(訳注: 問題がないのに)同期に関して問題があると報告し,
+ カーネルから
+
+
+ psmintr: out of sync (xxxx != yyyy)
+
+
+ というメッセージが出力されて, マウスが正しく動作していないように見える
+ ことがあるかもしれません.
+
+
もしこのようなことが起こる場合には, PS/2 マウスドライバのフラグに
+ 0x100 を指定して同期チェックを無効にして下さい. システムの起動時に
+ ``-c '' ブートオプションを与えて UserConfig に入ります.
+
+
+ boot: -c
+
+
+ UserConfig のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
+
+
+ > flags psm0 0x100
+ > quit
+
+
+
+ MouseSystems の PS/2 マウスがうまく動きません.
+
+ MouseSystems の PS/2 マウスのあるモデルは, 高解像度モードの場合
+ にのみ正しく動作するということが報告されています. それ以外のモードでは
+ マウスカーソルがしょっちゅうスクリーン左上に行ってしまうかもしれません.
+
+
残念ながら FreeBSD 2.0.X や 2.1.X のバージョンではこの問題の解決する
+ 方法はありません. 2.2 から 2.2.5 のバージョンでは以下のパッチを
+ /sys/i386/isa/psm.c に適用しカーネルの再構築を行なって下さい.
+
もし, カーネルの再構築をおこなったことがないのであれば
+ [のセクションを
+ 見てください.
+
+ ]
+diff -u psm.c.orig psm.c
+@@ -766,6 +766,8 @@
+ if (verbose >= 2)
+ log(LOG_DEBUG, "psm%d: SET_DEFAULTS return code:%04x\n",
+ unit, i);
++ set_mouse_resolution(sc->kbdc, PSMD_RES_HIGH);
++
+ #if 0
+ set_mouse_scaling(sc->kbdc); /* 1:1 scaling */
+ set_mouse_mode(sc->kbdc); /* stream mode */
+
+
+ FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, PS/2 マウスドライバのフラグに
+ 0x04 を指定してマウスを高解像度モードにします. システムの起動時に
+ ``-c '' ブートオプションを与えて UserConfig に入ります.
+
+
+ boot: -c
+
+
+ UserConfig のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
+
+
+ > flags psm0 0x04
+ > quit
+
+
+
+
マウスに関する不具合の他の原因の可能性については直前のセクションも
+ 見てみて下さい.
+
+
diff --git a/ja_JP.eucJP/FAQ/hardware.sgml b/ja_JP.eucJP/FAQ/hardware.sgml
index 1ed04ac09e..10e344c535 100644
--- a/ja_JP.eucJP/FAQ/hardware.sgml
+++ b/ja_JP.eucJP/FAQ/hardware.sgml
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ハードウェアコンパチビリティ
訳: &a.nishika;.12 November 1997.
FreeBSD は, どんなハードディスクドライブをサポートしているのですか?
FreeBSD は, EIDE と SCSI ハードディスクドライブをサポート
しています (互換コントローラも含みます: 次の節参照). また
オリジナルの "Western Digital" インタフェースを使用している
すべてのドライブも (MFM, RLL, ESDI, もちろん IDE も)
サポートしています. 独自仕様のインタフェースを使用する
ESDI コントローラでは動作しないものがあり, WD1002/3/6/7
とその互換インタフェースと衝突します.
どの SCSI コントローラをサポートしているのですか?
FreeBSD は, 以下の SCSI コントローラをサポートしています:
AH-152x シリーズ <ISA>
AH-154x シリーズ <ISA>
AH-174x シリーズ <EISA>
Sound Blaster SCSI (AH-152x 互換) <ISA>
AH-2742/2842 シリーズ <ISA/EISA>
AH-2820/2822/2825 シリーズ (Narrow/Twin/Wide) <VLB>
AH-294x および aic7870 MB コントローラ (Narrow/Twin/Wide) <PCI>
AH-394x (Narrow/Twin/Wide)
の節で
引き合いにも出されるカードの一つです.)
BT-545 シリーズ <ISA>
BT-742 シリーズ <EISA>
BT-747 シリーズ <EISA>
BT-946 シリーズ <PCI>
BT-956 シリーズ <PCI>
NCR 53C82x ベースの SCSI コントローラ <PCI>
NCR 53C860/75 ベースの SCSI コントローラ <PCI>
Trantor 130 ベースの SCSI コントローラ <ISA>
UH-24f シリーズ <EISA>
UH-34f シリーズ <VLB>
どんな CD-ROM ドライブをサポートしているのですか?
サポートされている SCSI コントローラに接続できる SCSI
ドライブすべてをサポートしています.
また, 以下の専用 CD-ROM インタフェースもサポートしています.
- ミツミ LU002 (8bit), LU005 (16bit) および FX001D (16bit 2倍速).
- ソニー CDU 31/33A
- Sound Blaster 非 SCSI タイプの CD-ROM
- 松下 / Panasonic CD-ROM
- ATAPI 互換の IDE CD-ROM
SCSI でないカードはすべて, SCSI ドライブよりも極めて動作速度が
遅いことが知られており, ATAPI CD-ROM には動作しないものもあるようです.
Walnut Creek の FreeBSD 2.2 CD-ROM からは CD からの直接ブートが
サポートされています.
ZIP ドライブをサポートしていますか?
もちろん, FreeBSD は SCSI ZIP ドライブ (外付け) をサポートしています.
ZIP ドライブは SCSI ID を 5 か 6 に設定した状態でなら使用できますが,
もし SCSI ホストアダプタの BIOS がサポートしてさえいれば
ZIP ドライブからブートさせることもできます. 私はどのホストアダプタが
SCSI ID を 0 や 1 以外に設定したデバイスからブートできるのか知りませんが...
ドキュメントを参照してください (うまくいった場合は教えてください).
パラレル ZIP ドライブはサポートされていません. まだ ZIP ドライブを
購入していないのなら, SCSI の ZIP ドライブを購入することをおすすめします...
同程度の価格で, よりよいパフォーマンスが得られます. それにパラレルポートから
ブートするなんて考えられないでしょう.
すでにパラレル ZIP ドライブを持っているのであれば,
フランスの
に Linux のドライバがあります.
それから [および
][についても
確認しておいてください.
]
では, JAZ や EZ, それからその他のリムーバブルドライブはサポートしていますか?
FreeBSD では, IDE バージョンの EZ ドライブを除くすべての SCSI デバイスは,
SCSI のディスクと同等に扱われます. また IDE EZ は IDE ドライブと同等となります.
システム稼働中のメディア交換について FreeBSD が
どれほどうまく動くか定かではありません. もちろんメディアを入れ替える前に
そのドライブをマウント解除しなければいけないでしょうし,
FreeBSD がそれらを認識するにはブート時に外部ユニットにも電源が投入されている
ことを確認しなければいけないでしょう.
[も参照.
]
どのマルチポートシリアルカードをサポートしていますか?
一覧は
の節にあります.
無名のカードにもうまく動くものがあり,
特に AST 互換といわれているものに多く見られます.
カード設定の詳細な情報は,
オンラインマニュアルを参照してください.
- 珍しいバスマウスを持っているのですが, どのように設定すればいいのですか?
+ 珍しいバスマウスを持っているのですが, どのように設定すればいいのですか?
- FreeBSD は Logitech と ATI のグラフィックアダプタカードに付属している
- バスマウスをサポートしています.
- これらを使用するには, カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を加えて
- 再コンパイルする必要があります.
+
FreeBSD は Microsoft, Logitech, ATI 等のメーカーから出ているバスマウス
+ と InPort バスマウスをサポートしています. バスマウスのデバイスドライバ
+ は GENERIC カーネルに標準で含まれています. もしバスマウスのデバイス
+ ドライバを含むカーネルを自分で構築する場合には,
+ カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を忘れずに加えて下さい.
device mse0 at isa? port 0x23c tty irq5 vector mseintr
+
通常バスマウスには専用のインタフェースカードが附属しています.
+ インタフェースカードによってはポートアドレスや割り込み番号を上記の
+ 設定以外に変更できるかもしれません. 詳しくはバスマウスのマニュアルと
+
+ オンラインマニュアルを参照してください.
+
- PS/2 (キーボードマウス) を使うには, どのように設定すればいいのですか?
+ PS/2 マウス(マウスポートマウス, キーボードマウス) を使うには, どのように設定すればいいのですか?
あなたの使っている FreeBSD が比較的新しいバージョンのものなら,
インストールの時に, 単にカーネルのコンフィグレーションのメニュー上で
PS/2 マウスを有効化するだけです, あるいは後で boot: プロンプト上で
-c を指定することでもメニューは現れます.
デフォルトでは無効に設定されていますので, 明示的に
有効化してあげないといけません.
あなたの使っている FreeBSD が比較的古いものなら,
カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を加えて
カーネルを再コンパイルする必要があります.
device psm0 at isa? port "IO_KBD" conflicts tty irq 12 vector psmintr
- # Options for psm:
- options PSM_CHECKSYNC #checks the header byte for sync.
カーネルの再構築についてよく知らないのであれば,
を参照してください.
ブート時にカーネルが psm0 を検出したら, psm0 のエントリが /dev
の中にあることを確認してください. 以下のようにします.
cd /dev; sh MAKEDEV psm0
これは root でログインしているときにおこなってください.
+
+
+ X Window System 以外の環境でマウスを使うことは可能ですか?
+
+
+ もしデフォルトのコンソールドライバである syscons を使っているので
+ あれば, テキストコンソール上でマウスを使ってテキストのカットアンド
+ ペーストができます. マウスデーモンである moused を起動し, 仮想コンソール
+ でマウスポインタを有効にして下さい.
+
+
+ moused -p /dev/xxxx -t yyyy
+ vidcontrol -m on
+
+
+
ここで xxxx はマウスのデバイス名, yyyy はマウスの
+ プロトコルタイプです. サポートされているプロトコルタイプについては
+
+ オンラインマニュアルを参照してください.
+
+ システムを起動する時に自動的に moused を起動したい場合には, FreeBSD
+ 2.2.1 では以下の変数を /etc/sysconfig で設定して下さい.
+
+
+ mousedtype="yyyy"
+ mousedport="xxxx"
+ mousedflags=""
+
+
+ FreeBSD 2.2.2 以降のバージョンでは /etc/rc.conf で以下のように
+ 設定して下さい.
+
+
+ moused_type="yyyy"
+ moused_port="xxxx"
+ moused_flags=""
+
+
+
FreeBSD 2.2.6 以降では, マウスデーモンは比較的古いシリアルマウス
+ でない限りマウスのプロトコルタイプを自動判別できます. プロトコルタイプ
+ として ``auto '' を指定すると自動判別を行なおうとします.
+
+
マウスデーモンを実行中は, マウスデーモンと他のプログラム, 例えば
+ X Window System, の間でマウスへのアクセスを調整しなければなりません. この問題に
+ ついては [ を御覧下さい.
+
+ ]
+ テキストコンソールでマウスを使ってテキストのカットアンドペーストをするにはどうしたらよいのですか?
+
+ マウスデーモンを起動したあと
+ ([ を参照して下さい),
+ ボタン1 (左ボタン)を押しながらマウスを動かして範囲を指定して下さい.
+ ボタン2 (中ボタン)またはボタン3 (右ボタン)をクリックするとテキスト
+ カーソルの位置に選択した範囲のテキストがペーストされます.
+
+ ]FreeBSD 2.2.6 以降ではボタン2 をクリックするとペーストされ, ボタン3
+ をクリックした場合には既存の選択範囲が現在のマウスポインタの位置まで
+ 延長または短縮されます. もしマウスに中ボタンがないなら, moused の
+ オプションを使って中ボタンのエミュレーションをするか, 他のボタンを
+ 中ボタンとして使う事ができます. 詳しくは
+
+ オンラインマニュアルを参照してください.
+
+
+ 私のマウスには可愛いホイールやボタンがついているのですが, これは FreeBSD では使えるのですか?
+
+ 答えは残念ながら「場合によります」です. こうしたマウスの付加的な機能は
+ 大抵の場合特殊なドライバを必要とします. マウスのデバイスドライバや
+ ユーザのプログラムがそのマウスに対する固有のサポートをしていない場合には
+ 標準的な 2ボタンまたは 3ボタンマウスのように振舞います.
+
ラップトップ PC のマウス/トラックボール/タッチパッドは使えますか?
- [ を参照してください.
+ ][ を参照してください.
加えて, ][ にあるモーバイルコンピューティングの
ページもご覧ください.
]
どんなテープドライブをサポートしていますか?
FreeBSD は SCSI, QIC-36 (QIC-02 インタフェース付き) および
QIC-40/80 (フロッピーベース) テープドライブをサポートしています.
これらには 8-mm (Exabyte と呼ばれています) や DAT ドライブも含まれています.
QIC-40/80 ドライブは遅いことが知られています.
初期の 8-mm ドライブの中には SCSI-2 とまったく互換性を持たないものがあります.
これらは FreeBSD 上では動作しません.
どんなテープチェンジャーをサポートしていますか?
FreeBSD 2.2 は
デバイスと
コマンドを使用した SCSI チェンジャーをサポートしています.
実際のチェンジャーの制御方法の詳細は,
のマニュアルページにあります.
使用している製品が, などのようにチェンジャーに対応済みのものでない場合は,
次のことについて留意してください.
それらの製品は任意のポイント間のテープの移動を制御するだけなので,
テープがどのスロットに入っているか, 現在ドライブにあるテープが
どのスロットに戻るべきかを把握しておく必要があります.
どんなサウンドカードをサポートしていますか?
FreeBSD は SoundBlaster, SoundBlaster Pro, SoundBlaster 16,
Pro Audio Spectrum 16, AdLib それから Gravis UltraSound サウンドカードを
サポートしています. MPU-401 やその互換カードも機能に制限はあるものの
サポートされています. SoundBlaster 16 ASP カードはまだサポートされていません.
マイクロソフトサウンドシステムもサポートされています.
どんなネットワークカードをサポートしていますか?
より完全な一覧については の節を参照してください.
カードごとの必要なドライバが一覧表になっていないので,
以下の不完全な一覧でまとめてみます.
driver/
DEC DC21x40 およびそれらと互換性のある PCI コントローラ
(21140 100bT カードを含みます)
driver/
NE2000 および 1000
WD/SMC 8003, 8013 および Elite Ultra (8216)
3Com 3c503
HP 27247B および 27252A
および 上に挙げたもののクローン
driver/
DEC EtherWORKS II および EtherWORKS III コントローラ.
driver/
AT&T EN100/StarLAN 10
3COM 3c507 Etherlink 16/TP
NI5210
Intel EtherExpress
driver/
Isolan AT 4141-0
Isolink 4110
driver/
3com 3c501 (Multicast や DMA はサポートされていません)
driver/
3com 3c505 Etherlink/+
driver/
IBM PCMCIA クレジットカードアダプタ
drive/
Lance/PCnet カード (Isolan, Novell NE2100, NE32-VL)(*)
driver/
3com 3c509 (カードの PNP サポートを無効化しなければなりません)
driver/
Cronyx/Sigma multiport Sync/Async (Cisco および PPP framing)
driver/
3Com PCMCIA Etherlink III (通称 3c589) (A-C のみ)
driver/
DEC DEFEA EISA FDDI コントローラ
driver/
DEC DEFPA PCI FDDI コントローラ
driver/
Fujitsu MB86960A/MB86965A Ethernet カード
数値演算コプロセッサを持っていません - 何かまずいでしょうか?
一般にこれらは問題とはなりません. しかし, 数値演算エミュレーションコードの
パフォーマンスか正確さのいずれかを選択する状況があります.
([ についての節をご覧ください).
とくに, X 上で弧を描く際にとても遅くなることでしょう.
数値演算コプロセッサを購入されることを強くおすすめします.
とても役立つことでしょう.
]
2.x で, 他にどのドライバがサポートされていますか?
以下に示すものは上記に属さないドライバのリストです.
B004 互換の Transputer ボード用ドライバ
``ctx'' driver
CORTEX-I Frame grabber 用ドライバ
``gp'' driver
National Instruments AT-GPIB および
AT-GPIB/TNT board 用ドライバ
``pca'' driver
PC スピーカからオーディオファイルを演奏させるためのドライバ
``spigot'' driver
Creative Labs の Video Spigot 用ドライバ
driver
Genuis GS-4500 ハンドスキャナ用ドライバ
driver
ジョイスティック用ドライバ
driver/
National Instrument's Lab-PC および Lab-PC+ 用ドライバ
driver/
PS/2 マウスポート
X-10 POWERHOUSE 用ドライバ
パワーマネージメント機能付きのラップトップ PC を持っています.
FreeBSD は一部のマシンの APM をサポートしています.
の部分をご覧ください.
diff --git a/ja_JP.eucJP/FAQ/x.sgml b/ja_JP.eucJP/FAQ/x.sgml
index 0dc2e2beae..e3c75a462c 100644
--- a/ja_JP.eucJP/FAQ/x.sgml
+++ b/ja_JP.eucJP/FAQ/x.sgml
@@ -1,287 +1,367 @@
-
+
-
+
X Window System と仮想コンソール
訳: &a.motoyuki;.13 November 1997.
X を動かしたいのですが, どうすればいいのですか?
もっとも簡単な方法は (訳注: FreeBSD の) インストールの際に
X を動かすことを指定するだけです.
それから
ツールのドキュメントを読んでこれに従ってください.
このツールはあなたのグラフィックカードやマウスなどに合わせて
XFree86(tm) の設定を行うのを助けてくれます.
Xaccel サーバーについて調べてみるのもいいでしょう.
これはとても納得のいく価格で販売されています. 詳しくは
[ をご覧ください.
]
- 私のマウスはなぜ X で動かないのでしょうか?
+ 私のマウスはなぜ X で動かないのでしょうか?
syscons (デフォルトのコンソールドライバ) を使っているのであれば,
それぞれの仮想スクリーンでマウスポインターをサポートするように
FreeBSD を設定できます. X でのマウスの衝突を避けるために, syscons は
``/dev/sysmouse '' という仮想デバイスをサポートしています.
本物のマウスデバイスから入力された全てのマウスのイベントは sysmouse
デバイスへ MouseSystems プロトコルで出力されます.
一つ以上の仮想コンソールと X の
/etc/rc.conf:
moused_type=ps/2 # 実際のマウスのタイプ
moused_port=/dev/psm0 # 実際のマウスポート
moused_flags=
/etc/XF86Config
Section Pointer
Protocol "MouseSystems"
Device "/dev/sysmouse"
.....
X で ``/dev/mouse '' を使うのを好む人もいます.
この場合は, ``/dev/mouse '' を
にリンクしてください:
# cd /dev
# rm -f mouse
# ln -s sysmouse mouse
X のメニューやダイアログボックスがうまく動きません.
Num Lock キーをオフにしてください.
Num Lock キーがデフォルトでブート時にオンになる場合は,
# Let the server do the NumLock processing. This should only be
# required when using pre-R6 clients
ServerNumLock
訳注: この問題は XFree86 3.2 以降では解決しています.
仮想コンソールとは何ですか? どうやったら使えますか?
仮想コンソールは, 簡単にいうと, ネットワークや X
を動かすなどの複雑なことをおこなわずに, いくつかのセッションを
同時におこなうことを可能にします.
システムのスタート時には, ブートメッセージが出た後に login
プロンプトが表示されます. そこで login ネームとパスワードを
入力すると 1 番目の仮想コンソール上で仕事 (あるいは遊び) を
始めることができます.
他のセッションを始めたい場合もあるでしょう. それは動かしている
プログラムのドキュメントを見たり, FTP の転送が終わるまで待つ間
メールを読もうとしたりすることかもしれません.
Alt-F2 を押す (Alt キーを押しながら F2 キーを押す) と 2 番目の
「仮想コンソール」で login プロンプトが待機していることが
わかります. 最初のセッションに戻りたいときは Alt-F1 を押します.
標準の FreeBSDインストールでは 3 枚の仮想コンソールが
有効になっていて, Alt-F1, Alt-F2, Alt-F3 で仮想コンソール間の
切替えをおこないます.
より多くの仮想コンソールを有効にするには,
を編集して ``Virtual terminals'' のコメント行の後に ``
# /etc/ttys には ttyv3 がありますので
# "off" を "on" に変更します.
ttyv3 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv4 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv5 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv6 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv7 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv8 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyv9 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyva "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
多くするか少なくするかはあなたの自由です. より多くの仮想
ターミナルを使うとより多くのリソースを使うことになります.
8MB 以下のメモリしかない場合はこれは重要な問題です.
もし必要があれば ``仮想コンソールを無効にするもっとも簡単な方法はコンソールを
off にすることです. 例えば 12 個全てのターミナルを割り当てている
状態で X を動かしたいときは仮想ターミナル 12 を変更します:
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure
これを次のように変更します:
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
キーボードにファンクションキーが 10 個しかないのであれば
次のように設定します.
ttyv9 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
ttyva "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
ttyvb "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secure
(これらの行を消すだけでもいいです.)
を編集したら次は十分な数の仮想ターミナルデバイスを
作らなくてはなりません. もっとも簡単な方法を示します:
# cd /dev
# ./MAKEDEV vty12 # For 12 devices
さて, 仮想コンソールを有効にするのにもっとも簡単 (そして確実)
な方法はリブートすることです. しかし, リブートしたくない場合は,
X ウィンドウシステムを終了させて次の内容を実行します
(
kill -HUP 1
重要な点はこのコマンドを実行する前に X ウィンドウシステムを
完全に終了させておくことです. もしそうしないと kill コマンドを
実行した後にシステムはおそらくハングアップするでしょう.
X から仮想コンソールに切替えるにはどうすればよいのですか?
コンソールが X の表示をしている場合は, Ctrl-Alt-F1 などを使って
仮想コンソールの切替えをおこなうことができます. ただし, X
から離れて仮想ターミナルへ移っている時は Alt-ファンクションキーを
使って他の仮想ターミナルへ切替えたり X へ戻ったりします.
コントロールキーは押さないでください. Ctrl-Alt-ファンクションキーの
組合せは X から仮想ターミナルに移る時だけ利用してください.
コントロールキーを押してしまうと ``control-lock'' モードになり
テキストコンソールが止まってしまいます. コントロールキーを押して
回復させてください.
訳注: X に戻るには 3枚の仮想コンソールが有効になっている場合は
Alt-F4 です. 有効な仮想コンソールの数 +1 のファンクションキーの
位置に X が割り当てられます.
XDM を/etc/ttys ファイルから起動させるにはどうしますか?
を
から起動するのはよい方法ではありません.
なぜこのようなことが README ファイルなどにあるのかよくわかりません.
から起動させ, どのように実行されるか明記して
おいてください. それが /usr/X11R6/lib/X11/xdm/Xservers ファイルに X の使う
xconsole を動かそうとすると ``Couldn't open console'' とエラーが出ます.
を
で起動しますと, /dev/console のパーミッションは
や
は動きません.
これはコンソールのパーミッションが標準ではそのように
設定されているからです. マルチユーザシステムでは, ユーザの誰もが
システムコンソールに書き込むことが可能である必要は必ずしもありません.
VTY を使い 直接マシンにログインするユーザのために,
このような問題を解決するために
というファイルがあります.
要点を述べると, 次のような形式の行を
に加えます.
/dev/ttyv0 0600 /dev/console
そうすると, /dev/ttyv0 からログインしたユーザが
コンソールを所有することになるでしょう.
私の PS/2 マウスは X ウィンドウシステム上でうまく動きません.
- あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないようです.
- X から仮想ターミナルへ切替えて X へ戻ると再同期するかもしれません.
+
あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないからかも
+ しれません.
+
+
FreeBSD 2.2.5 までのバージョンでは, X から仮想ターミナルへ
+ 切替えてまた X へ戻ると再同期するかもしれません.
この問題がよく起きるようであれば, カーネルコンフィグレーション
ファイルに次のオプションを書いてカーネルを再構成してみてください.
options PSM_CHECKSYNC
もし, カーネルの再構築をおこなったことがないのであれば
[のセクションを
見てください.
]このオプションにより, マウスとドライバの同期の問題の起きる
- 可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようであれば,
- マウスとドライバが再同期するまでマウスボタンのどれかを
- 押し続けてください.
+ 可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようならば,
+ 再同期させるにはマウスを動かさないようにしておいて
+ マウスボタンのどれかを押してください.
このオプションは残念ながら, すべてのシステムで働くわけではなく
- また, ``tap'' の特色を持つ ALPS GlidePoint デバイスを PS/2
- マウスポートにつないだ場合は無効です.
+ また, PS/2 マウスポートにつながれているのが ``tap'' の特色を
+ 持つ ALPS GlidePoint デバイスの場合, ``tap'' が無効となってしまいます.
+
+
FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, 同期のチェック方法が少し改善
+ されたので標準で有効になっています. GlidePoint でもうまく働きます
+ (同期チェックが標準の機能になったので PSM_CHECKSYNC オプションは
+ これらのバージョンからは削除されました). しかしながら, 稀れに
+ ドライバが間違って(訳注: 問題がないのに)同期に関して問題があると報告し,
+ カーネルから
+
+
+ psmintr: out of sync (xxxx != yyyy)
+
+
+ というメッセージが出力されて, マウスが正しく動作していないように見える
+ ことがあるかもしれません.
+
+
もしこのようなことが起こる場合には, PS/2 マウスドライバのフラグに
+ 0x100 を指定して同期チェックを無効にして下さい. システムの起動時に
+ ``-c '' ブートオプションを与えて UserConfig に入ります.
+
+
+ boot: -c
+
+
+ UserConfig のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
+
+
+ > flags psm0 0x100
+ > quit
+
+
+
+ MouseSystems の PS/2 マウスがうまく動きません.
+
+ MouseSystems の PS/2 マウスのあるモデルは, 高解像度モードの場合
+ にのみ正しく動作するということが報告されています. それ以外のモードでは
+ マウスカーソルがしょっちゅうスクリーン左上に行ってしまうかもしれません.
+
+
残念ながら FreeBSD 2.0.X や 2.1.X のバージョンではこの問題の解決する
+ 方法はありません. 2.2 から 2.2.5 のバージョンでは以下のパッチを
+ /sys/i386/isa/psm.c に適用しカーネルの再構築を行なって下さい.
+
もし, カーネルの再構築をおこなったことがないのであれば
+ [のセクションを
+ 見てください.
+
+ ]
+diff -u psm.c.orig psm.c
+@@ -766,6 +766,8 @@
+ if (verbose >= 2)
+ log(LOG_DEBUG, "psm%d: SET_DEFAULTS return code:%04x\n",
+ unit, i);
++ set_mouse_resolution(sc->kbdc, PSMD_RES_HIGH);
++
+ #if 0
+ set_mouse_scaling(sc->kbdc); /* 1:1 scaling */
+ set_mouse_mode(sc->kbdc); /* stream mode */
+
+
+ FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, PS/2 マウスドライバのフラグに
+ 0x04 を指定してマウスを高解像度モードにします. システムの起動時に
+ ``-c '' ブートオプションを与えて UserConfig に入ります.
+
+
+ boot: -c
+
+
+ UserConfig のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
+
+
+ > flags psm0 0x04
+ > quit
+
+
+
+
マウスに関する不具合の他の原因の可能性については直前のセクションも
+ 見てみて下さい.
+
+