diff --git a/ja_JP.eucJP/books/handbook/install/chapter.sgml b/ja_JP.eucJP/books/handbook/install/chapter.sgml index 2fa4c87301..055a7b1d13 100644 --- a/ja_JP.eucJP/books/handbook/install/chapter.sgml +++ b/ja_JP.eucJP/books/handbook/install/chapter.sgml @@ -1,1917 +1,1923 @@ FreeBSDのインストール 改訂: &a.jim;, 2000 年 1 月. この章では この章では, あなたのシステムに FreeBSD をインストールする方法について説明しています. FreeBSD は, CD-ROM, フロッピーディスク, 磁気テープ, MS-DOS パーティション, (モデムや LAN を経由できるなら) anonymous FTP や NFS を通じてインストールすることができます. どのインストール方法を利用する場合も, まず 次のセクションで説明する インストールディスクの作成から始める必要があります. あなたが今すぐにインストールするつもりがなくとも, このディスクでコンピュータを起動すれば, あなたのハードウェアを FreeBSD で利用する上で重要な情報を得ることができます. また, その情報はどのインストール方法が利用できるのかについての判断材料にもなりますし, さらに, 後々起こるかも知れない問題を解決する手がかりにもなるでしょう. もし anonymous FTP を使用してインストールすることを考えているなら, 必要な作業はインストールフロッピーを用意することだけです. インストールプログラムは自動的に, 他に必要なものを用意してくれます. FreeBSD の入手に関する詳しい情報は, 付録の FreeBSD の入手方法 をご覧ください. さて, これまでの説明では, まだ具体的に何をすれば良いのかはっきりしないと思います. 続いて, 次のインストールガイドへ進んでください. インストールガイド この節では FreeBSD のインストールの準備から, 実際にインストールするところまでをひととおり解説しています. もし, 何か足りないな, と思われる部分に気付かれましたら, &a.doc; まで電子メールでお知らせください. 訳注 &a.doc; へのメールは英語でお願いします. 日本語訳に関するお問い合わせや, 英語でのやりとりが不安な方は &a.jp.doc-jp; まで日本語でお問い合わせください. インストールの準備 FreeBSD をインストールするには, その前にさまざまな準備作業が必要になります. これから, それぞれのインストール方法に対して どのような下準備が必要かを説明します. まず最初に, あなたの使っているハードウェアが FreeBSD でサポートされているかどうか確認しなければなりません. これには, サポートされている設定一覧 の節が便利です. ;-) SCSI コントローラやイーサネットアダプタ, サウンドカード等, あなたのマシンが装備している拡張カードのリストを作っておくと良いでしょう. このリストには割り込み番号 (IRQ) や IO ポートのアドレスといった, 拡張カードの設定に関する内容も書いておきます. インストールフロッピーの作成 何枚かのフロッピーディスクを用意します. これらのディスクは あなたのコンピュータを起動して, インストーラを起動するのに使用します. この手順は, あなたのシステムが CDROM からの起動をサポートしていて, CDROM からインストールを行う場合には必要ありません. もしそうでなければ, 起動用のフロッピーが必要です. あなたのシステムが CDROM からの起動をサポートしているかどうかわからない場合は, 試してみてください. 普通にドライブに CDROM を入れてシステムを再起動します. その際, システムがハードディスクよりも先に CDROM から起動を試みるように, BIOS の設定を変更する必要が あるかも知れません. もしあなたが CDROM を持っていても, ファイルをダウンロードすることには意味があります. それは, CD がリリースされた後に FreeBSD のインストーラのバグが見つかった場合, FTP サイトのイメージは速やかに修正されるからです. 当たり前のことですが, プレスされた後の CD が修正されることはありません. 起動フロッピーイメージの入手 イメージは .flp という拡張子のファイルです. FreeBSD の CD-ROM を持っている場合は, floppies サブディレクトリの中にあります. また, FreeBSD の FTP サイトの floppies ディレクトリおよび, そのミラーサイトからイメージをダウンロードすることも可能です. ファイルの名前は (時々) FreeBSD のリリースによって, またインストールを行うアーキテクチャによっても異なります. FTP サイトにあるインストール用起動ディスクのイメージに関する説明において, あなたが必要とするファイルに関する最新の情報が提供されています. フロッピーディスクの準備 ダウンロードしたイメージファイル一つに対して, 欠陥の無いフロッピーディスクを一枚用意する必要があります. 欠陥が無いことを確認する簡単な方法は, ディスクをフォーマットしてみることです. フォーマット済みで販売されているフロッピーディスクを信頼してはいけません. FreeBSD をインストールしようとした時に, インストーラがクラッシュもしくはフリーズしてしまったり, 不正な振る舞いをする場合にまず疑わなけばならないのは, 起動フロッピーです. 別のディスクにイメージファイルを書き込んで, もう一度試してみてください. イメージファイルのフロッピーディスクへの書き込み kern.flp というイメージファイルは, ディスクにコピーする通常ファイルではありません. これらはディスク全体の内容を含んだイメージファイルです. したがって, DOS の copy のような コマンドを使用してファイルを書き込むことはできません. これには, イメージを直接ディスクに書き込む特別なツールを使用する必要があります. もし DOS が動いているコンピュータ上でフロッピーを作成する場合は, わたしたちが提供する fdimage というツールを使用します. E: にある CD-ROM を利用して起動フロッピーを作成するには, 次のようにします. E:\> tools\fdimage floppies\kern.flp A: これをそれぞれの .flp ファイルに対して 毎回新しいフロッピーディスクに入れ換えながら繰り返します. コマンドは .flp の存在する場所に応じて調整してください. もし CD-ROM を持っていない場合には, FreeBSD の FTP サイトの tools ディレクトリから fdimage をダウンロードすることができます. (他の FreeBSD システムなどの) UNIX システム上で 起動フロッピーに書き込む場合は, &man.dd.1; コマンドが利用できます. FreeBSD 上でなら, コマンドの実行は次のようになるでしょう. &prompt.root; dd if=kern.flp of=/dev/rfd0 FreeBSD 上で /dev/rfd0 は 一台目のフロッピーディスク (A: ドライブ) を表し, /dev/rfd1 は同様に, 二台目のフロッピーディスク (B: ドライブ) を表します. 他の異なる UNIX システムでは, フロッピーディスクのデバイスに 違う名前が使われているかも知れません. 必要に応じて, それぞれのシステムに付属する文書を参照する必要があるでしょう. CDROM からインストールする前に あなたの CDROM ドライブが FreeBSD でサポートされない型である場合は, MS-DOS パーティションのセクションをご覧ください. BSDi の FreeBSD CD-ROM からインストールする場合は, 準備作業のすべてを行なう必要はありません (その他の CDROM でもそうだと思いますが, わたしたちはその CDROM の構成を知りませんので, 確実にそうかどうかはわかりません). Walnut Creek の CD-ROM に収録されている install.bat で直接 FreeBSD を起動することもできますし, makeflp.bat で起動フロッピーディスクをつくることも可能です. CD が El Torrito 規格の起動をサポートしていて, あなたのシステムが CDROM から直接起動する機能をサポートしているなら (多くの古いシステムは サポートしていません), 単に FreeBSD の CD の一枚目をドライブに CD を入れてシステムを再起動してください. すると CD から直接起動して, インストールメニューが表示されます. MS-DOS パーティションからインストールするつもりでいて, CD ドライブにアクセス可能なドライバが組み込まれているなら, CDROM に入っている install.bat スクリプトを起動してください. これは, DOS から直接 FreeBSD のインストールへと進みます. これは本当の DOS から行なわなければいけません (たとえば DOS モードで起動するなど). Windows の DOS プロンプトからでは駄目です. (DOS から) 最も簡単なインターフェースを使うには, view と入力してください. すると DOS メニューユーティリティが起動し, 可能なすべてのインストール方法の選択ができるようになります. UNIX システム上で起動フロッピーを作成する場合は, このガイドのインストールフロッピーの作成のセクションを参照してください. DOS から, もしくはフロッピーディスクからの起動が完了したら, インストールプログラムでインストールメディアとして CDROM を選択することができるようになっているはずです. すべての配布ファイルは, CDROM から読み込まれますので, 他の種類のインストールメディアは不要です. システムのインストールがすべて終わって (ハードディスクから) 再起動したら, 次のように入力することで, いつでも CDROM をマウントすることができます: &prompt.root; mount /cdrom CD をドライブから取り出す前にはまず, 必ずアンマウントする必要があります. アンマウントは次のコマンドで行なうことができます. &prompt.root; umount /cdrom 単純にドライブから取り出さないように! インストールに入る前に CD-ROM をドライブに入れておいて, インストールフロッピーディスクが立ち上がるときに CD-ROM を見つけられるようにしておくようにしましょう. CD-ROM をデフォルトでシステムにつけ加えたい場合も CD-ROM を入れておきます (インストールメディアとして実際に CDROM を選択しない場合も同様). おわりに, あなたのマシンの CD-ROM を直接使って, FTP 経由で別のマシンに FreeBSD をインストールさせたいとします. やり方は簡単です. あなたのマシンのインストールが終了した後に, vipw コマンドを使って, passwd ファイルに以下の行を追加します. ftp:*:99:99::0:0:FTP:/cdrom:/nonexistent こうするとあなたのマシンにネットワーク接続できる人 (そして, login 許可を持っている人) は, メディアタイプとして FTP を選択できるように なります. 具体的には, FTP サイトの選択メニューから “Other” を選択して, ftp://あなたのマシンのアドレス を入力します. もしインストールの途中であなたのシステムの anonymous FTP を有効にしたなら, 上の設定はインストーラが自動的に 行います. フロッピーディスクからのインストールの前に あなたがフロッピーディスクからのインストールをしなくては ならない場合 (私たちはこの方法を とらない ことを強く提案します), その理由はハードウェアがサポートされてなかったためか, 単にいばらの道を通ることを楽しんでいるからでしょうが, インストール用の フロッピーディスクを用意する必要があります. 最低でも bin (基本配布ファイル) ディレクトリ内のすべてのファイル を入れられるだけの 1.44 メガバイトか 1.2 メガバイトのフロッピーディスク が必要です. これらのフロッピーディスクを DOS で作成している場合は, フロッピーディスクは「MS-DOS の FORMAT コマンドでフォーマット」 されなくてはなりません. Windows をお使いの場合は, Windowsのエクスプローラを使用してディスクを 初期化してください. (A: ドライブを 右クリックして, "フォーマット"を選択します). 工場での初期化済みディスクを「信用しないでください」. 念のためにあなた 自身でフォーマットし直してください. ユーザからのトラブル報告の多くは ちゃんと初期化されていないディスクを 使用していたことが原因となっています. 私が特にフォーマットし直してくださいと述べているのも, この理由からです. 他の FreeBSD マシンでフロッピーディスクを作成している場合, フォーマットすることは悪いことではありません. いちいち DOS ファイルシステムのフロッピーディスクを作成する必要は ありませんので, disklabel コマンドと newfs コマンドを使って, 次のような手順で (3.5 インチ 1.44 メガバイトディスク用の) UFS ファイルシステムを 作成することもできます. &prompt.root; fdformat -f 1440 fd0.1440 &prompt.root; disklabel -w -r fd0.1440 floppy3 &prompt.root; newfs -t 2 -u 18 -l 1 -i 65536 /dev/rfd0 5.25 インチの 1.2 メガバイトディスクの場合は "fd0.1200" と "floppy5" にしてください これで他のファイルシステムと同様に mount して書き込むことができます. フォーマットされたフロッピーディスクを用意したら, それらにファイル をコピーしなくてはなりません. 配布ファイルはいくつかのかたまり にわかれていて, これらのかたまり五つで一般的な 1.44 メガバイトの フロッピーディスクに収まるようになっています. フロッピーディスクに 入るだけファイルを入れていって, 配布ファイルをすべてコピーしてください. それぞれの配布ファイルはサブディレクトリに コピーする必要があります. たとえば, a:\bin\bin.aaや, a:\bin\bin.abのようになります. インストールメディアの選択場面になったら, Floppy を選択して, 残りの指定をやってください. ハードディスクの MS-DOS パーティションからインストールする前に ハードディスクの MS-DOS パーティションからインストールするときは, まずファイルを c:\freebsd にコピーします. CD-ROM にあるディレクトリ構造を反映してコピーしなくてはなりません. そこで, DOS の xcopy コマンドの使用をおすすめします. たとえば, FreeBSD の最低限のインストールをするには, このような手順で コピーします. C:\> md c:\FreeBSD C:\> xcopy e:\bin c:\FreeBSD\bin\ /s C:\> xcopy e:\manpages c:\FreeBSD\manpages\ /s ここで, C: ドライブには十分なディスクスペースが残っており, CD-ROM は E: ドライブに接続されているものとします. CDROM ドライブを持っていない場合, ftp.FreeBSD.org から配布ファイル (DISTS) をダウンロードすることができます. それぞれの配布ファイル (DISTS) は, それぞれ独自の ディレクトリに入っています; たとえば, bin 配布ファイルは &rel.current;/bin ディレクトリにあります. MS-DOS からたくさんの配布ファイル (DISTS) をインストールしたい (そしてディスクの余裕がある) 場合は, それぞれ c:\freebsd ディレクトリにコピーします — BIN 配布ファイルは, 最低限必要なものです. QIC/SCSI テープからのインストールの前に テープからのインストールは, おそらく FTP を利用したオンライン インストールか, CD-ROM を利用したインストールができない場合の, もっとも簡単な方法でしょう. インストールプログラムは, 以下のような コマンドを使用して, 単純に配布ファイルがテープ上に tar されていることを 期待しています. &prompt.root; cd /freebsd/distdir &prompt.root; tar cvf /dev/rwt0 dist1 ... dist2 インストールに入る前に, テンポラリ (一時使用) ディレクトリに 十分なディスクスペースを確保して, 作成したテープのすべての ファイルを格納できることを確認してください (テンポラリディレクトリは 自分で選ぶことができます). テープの特性上, ランダムにアクセスするこ とができませんので, 一時的に極めて大量の容量を必要とします. テープに準備しただけの量のディスクスペースを 一時的に使用することに 留意してください. インストールに入るときは, 起動フロッピーディスク から立ち上げる にテープをドライブに入れておかなくてはなりません. さもないとインストール時のデバイス検出のときにテープを 見つけられません. ネットワーク経由のインストールの前に 三つの物理的な接続形態で, ネットワーク経由のインストールを おこなうことができます. シリアルポート (SLIP もしくは PPP), パラレルポート (PLIP (laplink ケーブル使用)), またはイーサネット (標準的なイーサネットコントローラ (いくつかの PCMCIA カードにも対応)) を使用することができます. SLIP のサポートはまだまだ原始的とも呼べる方法なので, ラップトップと 他のコンピュータをシリアルケーブルで接続するといった具合いに, 直接接続してなくてはいけません. SLIP インストールは, ダイヤル機能を 持っていませんので, インストールするためには直接接続しなくてはなりません. PPP インストールではダイヤルアップ接続が可能ですので, できれば PPP 接続の 方を選択しましょう. もしもあなたがモデムを使用しているなら, あなたに残された選択肢は ほぼ間違いなく PPP インストールでしょう. インストール時に必要になりますので, サービスプロバイダ (ISP) に関する情報を用意しておきましょう. PPP ダイヤルの際は, とてもシンプルな端末エミュレーターで 作業することになります. もし ISP に接続するのに PAP や CHAP を用いるなら (言い換えると, もしあなたが Windows で ISP に接続する時に スクリプトを使用していないのであれば), dialppp のプロンプトに対して入力 するだけでいいです. しかしそれ以外の場合は, お手持ちのモデムで ISP にダイヤルするための“ATコマンド”の使い方を 知っておく必要があります. これ以上の情報については, handbook や FAQ のユーザー PPP エントリーを参照してください. 問題が起きた場合には, set log local ... コマンドを用いてログを画面に吐くこともできます. FreeBSD (2.0R 以降) の動いている別のマシンと直接接続が可能でしたら, laplink パラレルポートケーブルで接続することを考えてみましょう. パラレルポート経由のデータ転送スピードは, シリアルラインでの 一般的なスピード (最高 50kbit/sec) よりもずっと高速ですので, 高速にインストールすることができます. 最後になりますが, ネットワークインストールのうちでもっとも高速なものとしては イーサネットアダプタを使用するのがあげられます. FreeBSD ではきわめて多くの PC イーサネットカードをサポートしています. サポートされている カードの表 (と, 必要な設定) は, サポートされているハードウェア に書いてあります. サポートされている PCMCIA カードを使っている場合には, ラップトップの電源を 入れる「前」に差し込んでおくことにも注意してください. 残念ながら今の FreeBSD は, インストール時の活線挿抜には対応していません. ネットワークでの IP アドレス, あなたのアドレスクラスに対応した ネットマスク, マシン名を知っておくことも必要です. PPP 接続を利用したインストールを行いたいけれども固定 IP アドレスを持っていないという場合は, ISP が自動的に IP アドレスを割り当てます. ネットワーク管理者の方に たずねればどんな値を使ったらよいかを教えてくれるでしょう. もしも他のホストを IP アドレスではなくて名前で引きたい場合, ネームサーバとゲートウェイ のアドレスも知らなくてはなりません (PPP をご使用の場合は, プロバイダの IP アドレスになります). HTTP proxy (下記参照) 経由で FTP インストールを行いたい場合は, proxy サーバのアドレスも必要になります. これらのうちのすべて, またはいくつかを 知らない場合は, イーサネット経由でのインストールを始める前に「まず」 ネットワーク管理者に相談してください. NFS インストールのための下準備 NFS インストールはまったく単純明解です. FreeBSD の配布ファイルを サーバの好きな場所にコピーしておいて, メディア選択で NFS を選択します. もしサーバが privileged (特権) ポート へのアクセスのみをサポート している場合, (Sun ワークステーションの標準ではこうなっています) インストールを進める前に Options メニューを選択して, ``privileged port'' オプションを選択してください. イーサネットカードの性能が悪くて, 転送速度が遅くて困っている場合も, 適当な Options を選択するとよいでしょう. NFS 経由でインストールするためには, サブディレクトリも 含めたマウントにサーバが対応している必要があります. たとえば, FreeBSD &rel.current; の配布ファイルが ziggy:/usr/archive/stuff/FreeBSD にあるとすると, マシン ziggy では /usr/usr/archive/stuff だけではなく, /usr/archive/stuff/FreeBSD の直接マウントが可能に なっていなければなりません. FreeBSD の /etc/exports ファイルでは, このことは オプションによって制御されています. 他の NFS サーバの場合だとまた話が違ってくるかもしれません. もしもサーバから permission denied というメッセージが 返ってくるようでしたら, サブディレクトリマウントをちゃんと 有効にできていないことが考えられます. FTP インストールのための下準備 FTP 経由のインストールは, FreeBSD &rel.current; の最新バージョンを ミラーしているどのサイトからでも可能です. 世界中の妥当な FTP サイトの 選択肢をメニューに並べておきました. このメニューに出ていない他の FTP サイトからインストール する場合や, ネームサーバの設定に問題が生じた場合は, メニューでサイト “Other” を選ぶところで, お好みの URL でサイトを指定することができます. URL として直接 IP アドレスで指定してもよく, 直接指定した場合はネームサーバ がなくても FTP インストールが可能になります. たとえば, 以下のようにします. ftp://209.55.82.20/pub/FreeBSD/&rel.current;-RELEASE FTP 経由のインストールを行う場合, active, passive, HTTP proxy 経由の三種類のモードが利用できます. FTP Active すべての FTP 転送の際に Active モードを使用します. ファイアウォール内部のマシンではうまく動きませんが, passive モードをサポートしていない古い FTP サーバでも 動作します. passive モードでの FTP 転送 (こちらが デフォルトです) が失敗した場合は, active を使ってください. FTP Passive すべての FTP 転送の際に Passive モードを使用します. このモードを使用することで, ランダムポートアクセスインを 許さないファイアウォールを 越えることができるようになります. HTTP proxy 経由の FTP この方法では, (ウェブブラウザと同様に) HTTP プロトコルを使って proxy サーバに接続し, FTP の操作を実現します. proxy サーバは FTP 要求を (訳注: HTTP から FTP に) 変換して FTP サーバに送るため, ファイアウォールが FTP 接続を禁止していても, HTTP proxy サーバが提供されていれば ファイアウォールを超えた FTP 接続を行なうことが可能です. この方法を用いる場合は, FTP サーバの他に proxy サーバを指定する必要があります. FTP proxy には HTTP proxy タイプでないものもありますが, そういったタイプは非常にまれです. どちらであるかわからないような場合は大抵, 上で述べている HTTP proxy タイプであると考えて良いでしょう. 通常 proxy FTP サーバに対しては, ユーザ名の一部として @ 記号に続いて実際に接続したいサーバの名称を与える必要が あります. そうすると proxy サーバは本当のサーバの「ふり」 をするようになります. たとえば: ftp.FreeBSD.org から ポート番号 1234 で要求を待つ proxy FTP サーバ foo.bar.com を使って インストールしたいとします. この場合では, 「オプション」メニューで FTP username を ftp@ftp.FreeBSD.org, パスワードとして自分の電子メールアドレス を指定します. インストールメディアとして FTP (または proxy サーバがサポートしていれば passive FTP), URL を以下のようにします: ftp://foo.bar.com:1234/pub/FreeBSD ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD に対する FTP 要求については foo.bar.com が代理で処理をおこなうことになり, むこう のマシンからインストールすることができます (インストール時 の要求により ftp.FreeBSD.org からファイルをもってきます). BIOS によるドライブの番号付けの確認 BIOS の, ケーブルのつなぎ直しを必要としない番号の 付け替え機能を利用している場合は, 混乱しないように, まずはじめに を読んでください. FreeBSD のインストール ここまでのインストールの準備段階を状況に応じて完全に行うと, FreeBSDをインストールする準備が整います. 何かうまくいかなかった場合は, あなたが使おうとしている インストールメディアのことが書いてある箇所まで戻って もう一度読むとよいでしょう. おそらく最初読んだときに 見落していた, 有効なヒントがあるものと思います. ハードウェアの問題が出てきたとか, FreeBSD がまったく 立ち上がらない場合は, boot フロッピーディスクに提供されている Hardware Guide を読んで, 何か解決方法はないか探してください. FreeBSD の起動フロッピーディスクには, インストールをおこなうために 必要と思われるすべてのオンラインドキュメントを用意してあります. もしもそのドキュメントがお望みのものでないようでしたら, 私たちはあなたが何にもっとも困っているのかを知りたいと思います. コメントを &a.doc; にお送りください. FreeBSD のインストールプログラム (sysinstall) を, うっとうしい step-by-step ガイドなしに, プログラム自身で使用方法がわかるようにするのが最終目標です. 目標達成までには時間がかかりそうですが, ともかくそれが 目標なのであります :-) 閑話休題. ここに, 典型的なインストールの手順 を まとめてみましたので, お役にたてるものと思います. kern.flp を書き込んだフロッピーで 起動します. その後, 指示に従ってこれを取り出し, mfsroot.flp を書き込んだフロッピーを ドライブに入れ return キーを叩きます. ハードウェアの性能に よりますが, 起動には 30秒から 3分かかります. 起動したら 初期選択画面が出てくるでしょう. もしも kern.flp からまったく起動 しなかったり, どこかの段階で起動が止まってしまった 場合は, ハードウェアガイド の Q&A を読んで, 理由を探ってみます. F1 キーを叩きます. メニューシステムとインストールプログラム 全般に対しての使い方が表示されます. このメニューシステムを 使ったことがない場合は, 徹底的に読んでください. Options を選択し, 他に必要な特別な選択を おこないます. 典型的なインストールでおまかせしたいか, それぞれの段階をいちいちコントロールしたいか (可能であれば適切なデフォルトを使用して) 簡単にさっさと 済ませたいかによってそれぞれ, Standard, Custom, または Express を選択してください. FreeBSD を初めて使う方には, Standard を一番におすすめします. final configuration メニューからは, メニュー形式のさらに 進んだ設定をおこなうことができます. ネットワーク周りの 設定は, 特に CD-ROM / テープ / フロッピーディスクから インストールして, まだネットワーク設定をおこなっていない 人にとっては特に重要でしょう. インストールの時点できちんと 設定しておけば, ハードディスクからシステムを立ち上げ直した 時点でネットワーク接続ができるようになっていることでしょう. サポートされているハードウェア 現在 FreeBSD は, ISA, VLB, EISA, PCI バスを搭載した, 386SX から Pentium クラス までのさまざまな種類の PC で動作します (386SX はおすすめではありません). IDE, ESDIドライブや, さまざまな SCSI コントローラ, ネットワークカードや シリアルカードにも対応しています. FreeBSD は IBM のマイクロチャネル (MCA) バスもまたサポートしています. FreeBSD を走らせるには, 最低 8メガバイトの RAM が推奨されます. あなたのハードウェアによっては, それより少ないメモリでは 問題が発生する可能性があるため, 16メガバイトの RAM を推奨します. 以下のリストは, 現在 FreeBSD で動作が確認されているハードウェアの リストです. 他のハードウェアでも問題なく動いていると思いますが, 私たちのところには情報は入ってきていません. ディスクコントローラ WD1003 (あらゆる MFM/RLL) WD1007 (あらゆる IDE/ESDI) IDE ATA Adaptec 社製 1535 ISA SCSI コントローラ Adaptec 社製 154X シリーズ ISA SCSI コントローラ Adaptec 社製 174X シリーズ EISA SCSI コントローラ (スタンダード, エンハンスドモード) Adaptec 社製 274X/284X/2920C/294X/2950/3940/3950 (Narrow/Wide/Twin) シリーズ EISA/VLB/PCI SCSI コントローラ Adaptec 社製 AIC-7850, AIC-7860, AIC-7880, AIC-789X オンボード SCSI コントローラ Adaptec 社製 1510 シリーズ ISA SCSI コントローラ (起動デバイスとしては使用できません) Adaptec 社製 152X シリーズ ISA SCSI コントローラ AHA-152X および SoundBlaster SCSI カードなどの Adaptec 社製 AIC-6260 および AIC-6360 を使用したボード. AdvanSys 社製 SCSI コントローラ (全てのモデル). BT-948, BT-958, BT-9580 などの BusLogic 社製 MultiMaster W シリーズホストアダプタ. BT-946C, BT-956C, BT-956CD, BT-445C, BT-747C, BT-757C, BT-757CD, BT-545C, BT-540CF などの BusLogic 社製 MultiMaster C シリーズホストアダプタ. BT-445S, BT-747S, BT-747D, BT-757S, BT-757D, BT-545S, BT-542D, BT-742A, BT-542B などの BusLogic 社製 MultiMaster S シリーズホストアダプタ. BT-742A, BT-542B などの BusLogic 社製 MultiMaster A シリーズホストアダプタ. BusLogic 社製 MultiMaster の完全なクローンである AMI 社製 FastDisk コントローラもサポートされます. BusLogic/Mylex 社製 Flashpoint アダプタはまだサポートされていません. DPT 社製 SmartCACHE Plus, SmartCACHE III, SmartRAID III, SmartCACHE IV, および SmartRAID IV SCSI/RAID コントローラ. DPT 社製 SmartRAID/CACHE V はまだサポートされていません. DPT 社製 PM3754U2-16M SCSI RAID コントローラは サポートされています. Compaq 社製 Intelligent Disk Array コントローラ: IDA, IDA-2, IAES, SMART, SMART-2/E, Smart-2/P, SMART-2SL, Integrated Array, および Smart Arrays 3200, 3100ES, 221, 4200, 4200, 4250ES. ASUS 社製 SC-200, Data Technology 社製 DTC3130 (およびその変種すべて), Diamond 社製 FirePort (すべて), NCR 社製のカード (すべて), SymBios 社製のカード (すべて), Tekram 社製 DC390W, 390U, および 390F, それに Tyan 社製 S1365 などの SymBios 社(旧 NCR 社)製 53C810, 53C810a, 53C815, 53C820, 53C825a, 53C860, 53C875, 53C875j, 53C885, および 53C896 PCI SCSI コントローラ QLogic 社製 1020, 1040, 1040B, および 2100 など SCSI および Fibre Channel アダプタ DTC 社製 3290 EISA SCSI コントローラの 1542 エミュレーションモード サポートされている SCSI コントローラのすべてで, ハードディスク, 光ディスク, テープドライブ (DAT および 8mm Exabyte を含む), メディアチェンジャ, プロセッサターゲットデバイスおよび CD-ROM といった SCSI-I, SCSI-II 周辺機器が利用可能です. CDROM コマンドをサポートする WORM デバイスは, CDROM ドライバを使用することで読み込みアクセスのみサポートされます. WORM/CD-R/CD-RW への書き込みは Ports ツリーにある cdrecord によってサポートされます. 現在, 次にあげるタイプの CD-ROM ドライブがサポートされてます. cd - SCSI インタフェース (ProAudio Spectrum および SoundBlaster SCSI を含む) matcd - 松下 / Panasonic (Creative SoundBlaster) 独自のインタフェース (562/563 モデル) scd - ソニー 独自のインタフェース (全モデル) acd - ATAPI IDE インタフェース 以下のドライバは従来の SCSI サブシステムでサポートされていたものですが, 新しい CAM SCSI サブシステムではまだサポートされていません: NCR5380/NCR53400 (ProAudio Spectrum) SCSI コントローラ UltraStor 社製 14F, 24F, および 34F SCSI コントローラ Seagate 社製 ST01/02 SCSI コントローラ Future Domain 社製 8XX/950 シリーズ SCSI コントローラ WD7000 SCSI コントローラ UltraStor 社製ドライバについては, 現在新しい CAM フレームワークへ移植作業中のものがあります. しかし, いつ完成するか, そもそも完成するのかどうか, わかりません. 次のドライバは保守されていないので動作しないかもしれません: フロッピーテープ インタフェース (Colorado/Mountain/Insight) mcd - Mitsumi 独自の CD-ROM インタフェース (全モデル) ネットワークカード Adaptec 社製 AIC-6195 Fast Ethernet コントローラチップを使用した Fast Ethernet アダプタ: Adaptec 社製 Duralink PCI Fast Ethernet アダプタ ANA-62011 64-bit シングルポート 10/100baseTX アダプタ ANA-62022 64-bit デュアルポート 10/100baseTX アダプタ ANA-62044 64-bit 4 ポート 10/100baseTX アダプタ ANA-69011 32-bit シングルポート 10/100baseTX アダプタ ANA-62020 64-bit シングルポート 100baseFX アダプタ Allied-Telesys 社製 AT1700 および RE2000 カード Alteon Networks 社製 PCI ギガビット Ethernet NIC など Tigon 1 および Tigon 2 チップセットを使用した ギガビットイーサネットカード. 他に Alteon 社製 AceNIC (Tigon 1 および 2), 3Com 社製 3c985-SX (Tigon 1 および 2), Netgear 社製 GA620 (Tigon 2), Silicon Graphics 社製 ギガビット Ethernet, DEC/Compaq 社製 EtherWORKS 1000, NEC 社製 ギガビット Ethernet AMD 社製 PCnet/PCI (79c970 および 53c974 または 79c974) RealTek 社製 8129/8139 を使用した Fast Ethernet NIC Allied-Telesys 社製 AT2550 Allied-Telesys 社製 AT2500TX Genius 社製 GF100TXR (RTL8139) NDC Communications 社製 NE100TX-E OvisLink 社製 LEF-8129TX OvisLink 社製 LEF-8139TX Netronix Inc. 社製 EA-1210 NetEther 10/100 KTX-9130TX 10/100 Fast Ethernet Accton 社製 Cheetah EN1207D (MPX 5030/5038; RealTek 8139 クローン?) SMC 社製 EZ Card 10/100 PCI 1211-TX LinkSys 社製 EtherFast LNE100TX, NetGear 社製 FA310-TX Rev. D1, Matrox 社製 FastNIC 10/100, Kingston 社製 KNE110TX など Lite-On 社製 98713, 98713A, 98715 および 98725 を使用した Fast Ethernet NIC. NDC Communications 社製 SFA100A (98713A), CNet 社製 Pro120A (98713 または 98713A), CNet 社製 Pro120B (98715), SVEC 社製 PN102TX (98713) など Macronix 社製 98713, 98713A, 98715, 98715A および 98725 を使用した Fast Ethernet NIC. LinkSys 社製 EtherFast LNE100TX version 2 など Macronix/Lite-On 社製 PNIC II LC82C115 を使用した Fast Ethernet NIC Trendware 社製 TE100-PCIE など Winbond 社製 W89C840F を使用した Fast Ethernet NIC Hawking Technologies 社製 PN102TX および D-Link 社製 DFE-530TX など, VIA Technologies 社製 VT3043 Rhine I および VT86C100A Rhine II を使用した Fast Ethernet NIC Silicon Integrated Systems 社製 SiS 900 および SiS 7016 を使用した PCI fast Ethernet NIC D-Link 社製 DFE-550TX など Sundance Technologies 社製 ST201 を使用した PCI fast ethernet NIC SysKonnect 社製 SK-984x を使用した PCI ギガビット Ethernet カード. SK-9841 1000baseLX (シングルモード Fiber, シングルポート), SK-9842 1000baseSX (マルチモード Fiber, シングルポート), SK-9843 1000baseLX (シングルモード Fiber, デュアルポート) および SK-9844 1000baseSX (マルチモード Fiber, デュアルポート) など. Compaq 社製 Netelligent 10, 10/100, 10/100 Proliant, 10/100 デュアルポート, 10/100 TX Embedded UTP, 10 T PCI UTP/Coax および 10/100 TX UTP, Compaq 社製 NetFlex 3P, 3P Integrated および 3P w/BNC, Olicom 社製 OC-2135/2138, OC-2325, OC-2326 10/100 TX UTP および Racore 社製 8165 10/100baseTX and 8148 10baseT/100baseTX/100baseFX multi-personality カード など Texas Instruments 社製 ThunderLAN を使用した PCI NIC ADMtek 社製 AL981 および AN985 ベースの PCI Fast Ethernet NIC Alfa Inc. 社製 GFC2204 および CNet 社製 Pro110B など ASIX Electronics 社製 AX88140A を使用した PCI NIC DEC 社製 EtherWORKS III NIC (DE203, DE204 および DE205) DEC 社製 EtherWORKS II NICs (DE200, DE201, DE202 および DE422) DEC 社製 DC21040, DC21041 または DC21140 ベースの NIC (SMC 社製 Etherpower 8432T, DE245 およびその他のもの) DEC 社製 FDDI (DEFPA/DEFEA) NIC Efficient 社製 ENI-155p ATM PCI FORE 社製 PCA-200E ATM PCI 富士通 社製 MB86960A/MB86965A HP 社製 PC Lan+ カード (モデルナンバー: 27247B および 27252A) Intel 社製 EtherExpress ISA (ドライバが不安定なため推奨しません) Intel 社製 EtherExpress Pro/10 Intel 社製 EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet Isolan 社製 AT 4141-0 (16 ビット) Isolink 社製 4110 (8 ビット) Novell 社製 NE1000, NE2000 および NE2100 Ethernet インタフェース RealTek 社製 8029, NetVin 社製 5000, Winbond 社製 W89C940, Surecom 社製 NE-34, VIA 社製 VT86C926 など NE2000 をエミュレートする PCI ネットワークカード. 3Com 社製 3C501, 3C503 Etherlink II, 3C505 Etherlink/+, 3C507 Etherlink 16/TP, 3C509, 3C579, 3C589 (PCMCIA), 3C590/592/595/900/905/905B/905C PCI および EISA (Fast) Etherlink III / (Fast) Etherlink XL, 3C980/3C980B Fast Etherlink XL サーバ アダプタ, 3CSOHO100-TX OfficeConnect アダプタ 東芝 Ethernet カード IBM 社および National Semiconductor 社製 PCMCIA Ethernet カードもサポートされています. USB 接続の周辺機器 様々な USB 接続の周辺機器がサポートされています. このリストに機種名は書かれていません. しかしいくつかの例外はありますが, ここに書かれている種類のほとんどすべてのデバイスが サポートされます. USB キーボード USB マウス USB プリンタ および USB - パラレル プリンタ変換ケーブル USB ハブ マザーボードのチップセット: ALi 社製 Aladdin-V Intel 社製 82371SB (PIIX3) および 82371AB および EB (PIIX4) チップセット NEC 社製 uPD 9210 ホストコントローラ VIA 社製 83C572 USB ホストコントローラ およびその他の UHCI または OHCI に準拠した マザーボードのチップセット (現在使用できないものは知られていません). PCI プラグイン USB ホストコントローラ ADS Electronics 社製 PCI プラグインカード (2 ポート) Entrega PCI プラグインカード (4 ポート) 動作が報告されている個々の USB デバイス: Agiler マウス 29UO Andromeda ハブ Apple iMac マウスおよびキーボード ATen パラレルプリンタアダプタ Belkin F4U002 パラレルプリンタアダプタ および Belkin 社製 マウス マウスポートが付属した BTC 社製 BTC7935 キーボード Cherry G81-3504 Chic マウス Cypress マウス Entrega USB - パラレル プリンタアダプタ Genius 社製 Niche マウス Iomega 社製 USB Zip 100 MB Kensington 社製 Mouse-in-a-Box Logitech 社製 M2452 キーボード Logictech 社製 ホイールマウス (3 ボタン) Logitech 社製 PS/2 / USB マウス (3 ボタン) MacAlly 社製マウス (3 ボタン) MacAlly 社製 self-powered ハブ (4 ポート) Microsoft 社製 Intellimouse (3 ボタン) Microsoft 社製キーボード NEC 社製ハブ Trust Ami マウス (3 ボタン) ISDN (European DSS1 [Q.921/Q.931] プロトコル) Asuscom 社製 I-IN100-ST-DV (実験的なドライバ, おそらく動作します) Asuscom 社製 ISDNlink 128K AVM A1 AVM Fritz!Card classic AVM Fritz!Card PCI AVM Fritz!Card PCMCIA (現在は FreeBSD 3.x のみ) AVM Fritz!Card PnP (現在は FreeBSD 3.x のみ) Creatix ISDN-S0/8 Creatix ISDN-S0/16 Creatix ISDN-S0 PnP Dr.Neuhaus Niccy 1008 Dr.Neuhaus Niccy 1016 Dr.Neuhaus Niccy GO@ (ISA PnP) Dynalink 社製 IS64PH (保守されていません) ELSA 社製 1000pro ISA ELSA 社製 1000pro PCI ELSA 社製 PCC-16 ITK ix1 micro (現在は FreeBSD 3.x のみ) ITK ix1 micro V.3 (現在は FreeBSD 3.x のみ) Sagem Cybermod (ISA PnP, おそらく動作します) Sedlbauer Win Speed Siemens I-Surf 2.0 Stollman Tina-pp (開発途中) Teles 社製 S0/8 Teles 社製 S0/16 Teles 社製 S0/16.3 (16.3c などの c バージョンはサポートされません!) Teles 社製 S0 PnP (実験的なドライバ, おそらく動作します) 3Com/USRobotics 社製 Sportster ISDN TA 内蔵 (non-PnP バージョン) サウンドデバイス 次のサウンドカードおよびコーデックがサポートされます ('実験的なドライバ' と書かれているものをサポートしているのは, FreeBSD-CURRENT のみであり, 不安定かもしれません): 16550 UART (Midi) (実験的なドライバ, ヒントファイル中にトリックが必要です) Advance 社製 Asound 100, 110 および Logic ALS120 Aureal 社製 Vortex1/Vortex2 および Vortex Advantage ベースのサウンドコーデックは サードパーティのドライバ でサポートされます Creative Labs 社製 SB16, SB32, SB AWE64 (Gold を含む), Vibra16, SB PCI (実験的なドライバ), SB Live! (実験的なドライバ) およびほとんどの SoundBlaster 互換のカード Creative Labs 社製 SB MIDI ポート (実験的なドライバ), SB OPL3 シンセサイザ (実験的なドライバ) Crystal Semiconductor 社製 CS461x/462x オーディオアクセラレータ, CS461x MIDI ポートのサポートは実験的なものです Crystal Semiconductor 社製 CS428x オーディオコントローラ CS4237, CS4236, CS4232, CS4231 (ISA) ENSONIQ AudioPCI ES1370/1371 ESS 社製 ES1868, ES1869, ES1879, ES1888 Gravis 社製 UltraSound PnP, MAX NeoMagic 社製 256AV/ZX (PCI) OPTi931 (ISA) OSS-互換シーケンサ (Midi) (実験的なドライバ) Trident 社製 4DWave DX/NX (PCI) ヤマハ OPL-SAx (ISA) その他のデバイス AST 4 ポート シリアルカード (シェアード IRQ 使用) ARNET 8 ポート シリアルカード (シェアード IRQ 使用) ARNET (現在は Digiboard) 570/i high-speed 同期シリアルカード Boca BB1004 4 ポート シリアルカード (モデムはサポートしません) BOCA IOAT66 6 ポート シリアルカード (モデムをサポート) Boca BB1008 8 ポート シリアルカード (モデムはサポートしません) Boca BB2016 16 ポート シリアルカード (モデムをサポート) Cyclades Cyclom-y シリアルボード Moxa SmartIO CI-104J 4 ポート シリアルカード STB 4 ポート カード (シェアード IRQ 使用) SDL Communications RISCom/8 シリアルボード SDL Communications RISCom/N2 and N2pci high-speed 同期シリアルボード Specialix SI/XIO/SX マルチポート シリアルカード, SIHOST2.x より古いものおよび 拡張 (transputer ベース, aka JET) ホストカード どちらもサポートされます: ISA, EISA および PCI Stallion マルチポート シリアルボード: EasyIO, EasyConnection 8/32 & 8/64, オンボード 4/16 および Brumby Adlib, SoundBlaster, SoundBlaster Pro, ProAudioSpectrum, Gravis UltraSound および Roland MPU-401 サウンドカード Connectix QuickCam Matrox Meteor Video フレームグラバー Creative Labs Video Spigot フレームグラバー Cortex1 フレームグラバー Brooktree BT848 チップ および BT878 チップベースのフレームグラバー HP4020, HP6020, Philips CDD2000/CDD2660 および Plasmon CD-R ドライブ バスマウス PS/2 マウス 標準的な PC ジョイスティック X-10 power コントローラ GPIB および Transputer ドライブ Genius および Mustek ハンドスキャナ Floppy テープドライブ (いくつかのより古いモデルのみ, ドライバは不完全です) Lucent Technologies 社製 WaveLAN/IEEE 802.11 PCMCIA および ISA standard speed (2Mbps) および turbo speed (6Mbps) ワイヤレス ネットワークアダプタ および同様に動作するもの (NCR WaveLAN/IEEE 802.11, Cabletron RoamAbout 802.11 DS) これらのアダプタの ISA バージョンは, 実際には PCMCIA カードと ISA - PCMCIA ブリッジカードを組み合わせたものなので, どちらのデバイスも同じドライバで動作します. トラブルシューティング この節では基本的なインストールの際の, 報告された標準的な問題に対するトラブルシューティングのための情報が 書いてあります. また, FreeBSD と MS-DOS のデュアルブートを行う際の いくつかの質問と回答も書いてあります. なにかおかしいときには何をすればよいでしょうか PC アーキテクチャの様々な制限により, 100% 確実に原因を突き止めることは不可能ですが, いくつか失敗した時に できることがあります. サポートされているハードウェア を調べて, あなたのハードウェアがサポートされているかどうか 確認してください. もしあなたのハードウェアがサポートされているにもかかわらず, 動作しなかったり他の問題点がある時は, コンピュータをリセットして, ビジュアルカーネルコンフィギュレーション オプションを与えているときにはそれを選択してください. ここで設定することで, あなたのハードウェアを通過するようにしたり, システムに対して情報を与えたりすることができます. 起動ディスクのカーネルは, ほとんどのハードウェアデバイスの IRQ, IO アドレス, DMA チャンネルは出荷されたままの状態であるとして 設定されています. もしハードウェアの設定が変更されていると, コンフィギュレーションエディタを使用してこれらの値を設定しなければ なりません. 存在しないデバイスを認識してしまうことにより, その後実際に存在するデバイスの認識を失敗してしまうことがあります. このような場合は, 衝突しているドライバを無効にします. スクリーン (sc0) などのインストールに必要なドライバを無効にしないでください. もし, コンフィギュレーションエディタを終了したあと, インストーラが動かなくなったり, 不思議な失敗をする場合は, 削除したり変更したりしてはいけないものを, 削除あるいは変更してしまった可能性があります. 再起動してやり直してください. コンフィギュレーションモードでは, 次のことができます: カーネルにインストールされているドライバの一覧表示. システムに存在しないドライバの変更. デバイスドライバが使用する IRQ, DRQ および IO ポートアドレスの変更. カーネルをハードウェアの設定にあわせた後, Q と叩くことで, 新しい設定で起動します. インストールが終了すると, コンフィギュレーションモードで変更した 設定は保存されますので, 毎回起動するたびに設定する必要はありません. また, カスタムカーネル を作りたくなるかもしれません. - + + + X サーバーの設定 + ここはダミー + + + MS-DOS ユーザの質問と回答 多くのユーザは, FreeBSD を MS-DOS が入っている PC にインストールしようとするでしょう. このようなシステムへの FreeBSD のインストールに関して, よく聞かれる質問が以下にあります. 助けて! FreeBSD をインストールする容量がありません! まずはじめに, すべてを消去しなければいけないのですか? あなたのマシンではすでに MS-DOS が動いていて, FreeBSD をインストールする容量がないとしても, すべての望みがなくなったわけではありません. FreeBSD CDROM や 様々な FreeBSD の FTP サイトの tools ディレクトリにある FIPS ユーティリティを使うことができます. FIPS を使用することで, すでにある MS-DOS パーティションを, もともとの内容を保存したままのパーティションと, 何も入っていない FreeBSD をインストールすることのできる パーティションの二つに分割することができます. まず, Windows のデフラグ (DEFRAG) ユーティリティ (エクスプローラ上で ハードドライブを右クリックして, デフラグ (DEFRAG) を選択) か, ノートンディスクツールを使用して, 指示に従ってデフラグメントを行ってください. その後, 再起動して, 新しい空いているスライスに, FreeBSD をインストールすることができます. あなたが行うインストール方法では, どの程度の空き容量が必要なのかということについては, Distributioins メニューを見てください. また, PowerQuest 社の Partition Magic という, とても便利な製品があります. このアプリケーションは, FIPS よりも優れた機能をもっており, あなたが (わたしのように) 良くオペレーティングシステムを追加したり, 削除したりしようとしているのであれば, 強く推奨します. しかし, このアプリケーションは, お金がかかりますし, あなたが FreeBSD を一度インストールして, そのまま使用しようと考えているのであれば, FIPS が最も良いでしょう. FreeBSD から 圧縮された MS-DOS のファイルシステムを利用することができますか? できません. Stacker(tm) や DoubleSpace(tm) などのユーティリティを使用している場合は, FreeBSD からは圧縮していない部分しか扱うことができません. 残りのファイルシステムは, 一つの巨大なファイル (Stack された, または Double Space されたファイル) として見えるでしょう. このファイルを削除しないでください. さもないと強く後悔するでしょう! 別の圧縮されていない標準 MS-DOS パーティションを作成して, MS-DOS と FreeBSD との間のやりとりに使うのがよいでしょう. 拡張 MS-DOS パーティションをマウントすることができますか? できます. DOS 拡張パーティションは FreeBSD では, D: ドライブは /dev/da0s5, E: ドライブは /dev/da0s6 などといったように, その他のスライスの終わりに配置されます. これはもちろん, 拡張パーティションが SCSI のドライブ 0 にある場合の例です. IDE ドライブでは, da の代わりに, 4.0-RELEASE およびそれ以降の場合は ad を, それ以前のバージョンでは wd を使用してください. それ以外の点では, 拡張パーティションをマウントする際も, 他の DOS ドライブをマウントするときと同様に, 以下のようにします: &prompt.root; mount -t msdos /dev/ad0s5 /dos_d