diff --git a/ja/handbook/cvsup.sgml b/ja/handbook/cvsup.sgml index 6c202239bb..a4001ec108 100644 --- a/ja/handbook/cvsup.sgml +++ b/ja/handbook/cvsup.sgml @@ -1,564 +1,565 @@ - + - + CVSup

原作: &a.jdp;.

訳: &a.iwasaki;.27 February 1997. CVSup の紹介

CVSup は, リモートのサーバホストにあるマスタ CVS リポジトリから ソースツリーを配布し更新するためのソフトウェアパッケージです. FreeBSD のソースは, カリフォルニアにある中心的な開発マシンの CVS リポジトリの 中でメンテナンスしています. CVSup を使用することで, FreeBSD ユーザは 簡単に自分のソースツリーを最新の状態にしておくことができます.

CVSup は "pull" モデルとよばれる更新のモデルを採用しています. pull モデルでは, 各クライアントが更新したい場合に更新したい時点で, サーバに更新の問い合わせをおこないます. サーバはクライアントからの 更新の要求を受け身の状態で待ちます. したがって, すべての更新は クライアント主導でおこなわれます. サーバは頼まれもしない更新情報を 送るようなことはしません. ユーザは CVSup クライアントを手動で実行して 更新をおこなうか, cron ジョブを設定して定期的に自動実行する必要があります.

用語 "CVSup" のように大文字で表記しているものは, ソフトウェアパッケージ 全体を指します. 主な構成物は, 各ユーザマシンで実行するクライアントである "cvsup", FreeBSD の各ミラーサイトで実行するサーバ "cvsupd" です.

FreeBSD の文書やメーリングリストを読んだ際に, sup についての言及を 見かけたかもしれません. sup は CVSup の前に存在していたもので, 同様の 目的で使われていました. CVSup は sup と同じように使用されており, 実際, sup と互換性のあるコンフィグレーションファイルを使用します. しかし, CVSup の方がより高速で柔軟性もあるので, もはや sup は FreeBSD プロジェクトでは使用されていません. CVSup のインストール

FreeBSD 2.2 以降を使用している場合, CVSup をインストールするもっとも 簡単な方法は, FreeBSD または対応する を使うことです. どちらを使うかは, CVSupを自分で作りたいかどうかによります. -

FreeBSD-2.1.6 を使用している場合は, 残念ながら FreeBSD-2.1.6 には -存在しないバージョンの C ライブラリが必要となるため バイナリ package -は使用できません. しかし, FreeBSD-2.1.6 または 2.1.7 を使用している場合は, 残念ながら +FreeBSD-2.1.{6,7} には存在しないバージョンの C ライブラリが必要となるため +バイナリ package は使用できません. +しかし, は FreeBSD 2.2 とまったく同じように簡単に使うことができます. 単に tar ファイルを展開し, cvsup ディレクトリへ cd して "make install" とタイプするだけです.

CVSup は で書かれているため, package と port 両方とも Modula-3 ランタイムライブラリがインストールされていることが必要です. これらは port の および package の にあります. これらのライブラリの port や package に対して cvsup と同じ管理方法を取っていれば, CVSup の port や package をインストールする際に, これらのライブラリも自動的に コンパイルそして/またはインストールされます.

Modula-3 ライブラリはかなり大きく, これらの転送やコンパイルはすぐに 終わるものではありません. この理由から, 三つめの選択肢が提供されています. 以下のアメリカ合衆国にある配布サイトのどちらからでも, FreeBSD 用の スタティックリンクされた CVSup 実行形式が入手可能です: (クライアント). (サーバ). また, ドイツのミラーサイトは以下の通りです: (クライアント). (サーバ). 訳注: 日本国内のミラーサイトは以下の通りです: (クライアント). (サーバ).

ほとんどのユーザはクライアントのみが必要になるでしょう. これらの 実行形式は完全に自己完結しており, FreeBSD-2.1.0 から FreeBSD-current までの, どのバージョンでも動作します.

まとめると, CVSup をインストールするための選択肢は以下の通りです: - FreeBSD-2.2以降: スタティックバイナリ, port, package - FreeBSD-2.1.6: スタティックバイナリ, port - FreeBSD-2.1.5 以前: スタティックバイナリ + FreeBSD-2.2以降: スタティックバイナリ, port, package + FreeBSD-2.1.6, 2.1.7: スタティックバイナリ, port + FreeBSD-2.1.5 以前: スタティックバイナリ CVSup のコンフィグレーション

CVSup の動作は, "supfile" と呼ばれるコンフィグレーションファイルで 制御します. FreeBSD-2.2 からは, supfile のサンプルがディレクトリ の下にあります. 2.2 以前のシステムを使用している場合は, これらの サンプルを から入手することができます.

supfile には以下の cvsup に関する質問への答えを記述します:

次のセクションで, これらの質問に順番に答えながら典型的な supfile を組み立てていきます. 最初に supfile の全体構造を説明します.

supfile はテキストファイルです. コメントは "#" から行末までです. 空行とコメントだけの行は無視します.

残りの各行には, ユーザが受け取りたいファイル群について記述します. 行の始めは, サーバ側で定義した論理的なファイルのグループである 「コレクション」の名称です. コレクションの名称を指定して, 欲しいファイル群を サーバに伝えます. コレクション名の後には, ホワイトスペースで区切られた 0個以上のフィールドが続きます. これらのフィールドが上記の質問に対する 答えになります. フィールドには 2種類あります: flag フィールドと value フィールドです. flag フィールドは "delete" や "compress" のような 単独のキーワードから成ります. また, value フィールドもキーワードで 始まりますが, キーワードの後にはホワイトスペースは入らず, "=" と 二つめの単語が続きます. 例えば, "release=cvs" は value フィールドです.

通常, supfile には受け取りたいコレクションを一つ以上指定します. supfile を組み立てる一つの方法として, コレクション毎にすべての関係の あるフィールドを明示的に指定する方法があります. しかし, これでは supfile のすべてのコレクションに対してほとんどのフィールドが同じになるため, 行が非常に長くなってしまい不便になります. これらの問題を避けるため, CVSup ではデフォルトを指定することのできるメカニズムが提供されています. 特殊な擬似コレクション名 "*default" で始まる行は, supfile 中の後続の コレクションに対して使用する flag フィールドと value フィールドの デフォルトを設定するために利用できます. 個々のコレクションで固有の値を 指定すると, デフォルト値を無効にできます. また "*default" 行を追加すると, supfile の途中からデフォルト値の変更や追加が可能になります.

これまでの予備知識を基に, のメインのソースツリーを受け取って更新するための supfile を 組み立ててみましょう. どのファイルを受け取りたいのか?

sup の場合と同様に, CVSup を通して入手できるファイルは 「コレクション」と呼ばれる名前の付けられたグループにまとめられています. 利用可能なコレクションについては で説明しています. ここでは, FreeBSD システムのメインのソースツリー全体 を受け取るための設定例を紹介します. 輸出規制されている暗号化サポートのコード以外のすべてを含む "src-all" という 単一の大きなコレクションがあります. この例では私たちがアメリカ合衆国か カナダにいるものと仮定します. その場合, "cvs-crypto" という一つの付化的な コレクションで暗号化コードを入手することができます. supfile を組み立てる最初のステップとして, これらのコレクションを一行に一つづつ 記述します: src-all cvs-crypto

どのバージョンのものが欲しいのか?

CVSup を使用すると, かつて存在していたことのある, 事実上どのバージョンの ソースでも受け取ることができます. これは cvsupd サーバがすべてのバージョンを含む CVS リポジトリに基づいて動作することにより, 実現されています. "tag=" および "date=" の value フィールドを使用して, 欲しいバージョンの 一つを指定します.

"tag=" フィールドはリポジトリ中のシンボリックタグを指定します. tag には revision tag と branch tag の二種類があります. revision tag は特定のリビジョンを指します. これは, 毎日同じ状態に保つことになります. 一方 branch tag は, ある時点での開発分流の最新のリビジョンを指します. branch tag は特定のリビジョンを指定している訳ではないので, 今日と明日では 異なるリビジョンを参照することになるかもしれません.

以下はユーザが興味を持っていると思われる branch tag です:

以下はユーザが興味を持っていると思われる revision tag です:

tag 名を示した通りにタイプされているか十分注意してください. CVSup は tag 名が正しいかどうかを見分けることはできません. tag が間違っていた場合, たまたまファイルがまったく存在しない正しい tag が指定されたものとしてCVSup は動作します. その場合は, 現在あるソースが 削除されるでしょう.

branch tag を指定した際には, 通常はその開発分流の最新バージョンの ファイルを受け取ります. いくらか前のバージョンを受け取りたい場合は, "date=" の value フィールドを使って日付を指定することで, これを実現することが できます. cvsup(1) のマニュアルページで, その方法を説明しています.

例として, FreeBSD-current を受け取りたいとします. 次の行を supfile の始めに追加します: *default tag=.

"tag=" フィールドも "date=" フィールドも指定しなかった場合に 動き出す重要な特殊なケースがあります. そのケースでは, 特定のバージョンの ファイルを受け取るのではなく, サーバの CVS リポジトリから実際の RCS ファイルを直接受け取ります. 一般的に開発者はこの処理のモードが 好きなようです. 彼らのシステム上にリポジトリそのもののコピーを維持することで, リビジョン履歴を閲覧し過去のバージョンのファイルを検査できるようになります. しかし, これには大きなディスクスペースが必要になります.

どこから入手したいのか?

更新情報をどこから入手するかを cvsup に伝えるために "host=" フィールドを使用します。 のどこからでも入手できますが、最寄りのサイトを選ぶべきでしょう。 この例では、第一の FreeBSD 配布サイト "cvsup.FreeBSD.org" を使用します: *default host=cvsup.FreeBSD.org

どのように cvsup を実行しても, この設定は "-h hostname" を 使用してコマンドラインで変更することができます.

自分のマシンのどこに置きたいのか?

"prefix=" フィールドは, cvsup に受け取ったファイルをどこに置くかを 伝えます. この例では, ソースファイルを直接メインのソースツリー "/usr/src" に置きます. "src" ディレクトリはすでにファイルを受け取るために 選択したコレクションで暗黙に指定しているので, これは正しい仕様となります: *default prefix=/usr

どこに status ファイルを置きたいのか?

cvsup クライアントは "base" ディレクトリと呼ばれる場所に, ある status ファイルを維持しています. すでに受け取った更新情報を追従し続け ることで, これらのファイルは CVSup がより効果的に動作することを支援し ます. 標準の base ディレクトリ "/usr/local/etc/cvsup" を使用します: *default base=/usr/local/etc/cvsup

supfile に指定がない場合は, この設定をデフォルトで使用しますので, 実際には上の行は必要ありません.

base ディレクトリが存在しない場合は作成しておきましょう. base ディレクトリが存在しない場合, cvsup クライアントは実行を拒否します.

その他もろもろの supfileの設定:

通常 supfile に入れておくべき行がもう一つあります: *default release=cvs delete use-rel-suffix compress

"release=cvs" は, サーバがメインの FreeBSD CVS リポジトリから その情報を取得するように指示します. ほとんどの場合はこのようにしておきますが, ここでの説明の範疇をこえるような状況では他の指定をすることも可能です.

"delete" は CVSup にファイルを削除することを許可します. CVSup が ソースツリーを完全に最新の状態に保てるようにするためには, これは常に 指定しておくべきでしょう. CVSup は, これらの責任範囲のファイルだけを 慎重に削除します. たまたま存在する他の余分なファイルについては, まったく手をつけずに残しておきます.

"use-rel-suffix" は ... 神秘的なものです. これについて本当に 知りたい人は, cvsup(1) のマニュアルページをご覧ください. でなければ, 何も考えずに指定してみてください.

"compress" は通信チャネルで gzip 形式の圧縮の使用を有効にします. ご使用のネットワーク接続が T1 speed 以上である場合, この圧縮を 使用しない方がよいかもしれません. そうでない場合は十分に役に立ちます.

supfile の例のまとめ:

以下は supfile の例の全体です: *default tag=. *default host=cvsup.FreeBSD.org *default prefix=/usr *default base=/usr/local/etc/cvsup *default release=cvs delete use-rel-suffix compress src-all cvs-crypto CVSup の実行

さて, 更新の準備ができました. これを実行するコマンドラインは 実に簡単です: cvsup supfile

もちろん, ここでの "supfile" は作成したばかりの supfile のファイル名です. X11 環境で実行するものと仮定して, cvsup は 通常の操作に必要なボタンを持つ GUI ウィンドウを表示します. "go" ボタンを押して, 実行を監視してください.

この例では実際の "/usr/src" ツリーを更新しているので, cvsup にファイルを更新するのに必要なパーミッションを与えるために, ユーザ root で実行する必要があります. コンフィグレーションファイルを作ったばかりで, しかも以前にこのプログラムを実行したことがないので, 神経質になるのは 無理もない話だと思います. 大切なファイルに触らずに試しに実行する簡単な 方法があります. どこか適当な場所に空のディレクトリを作成して, コマンドラインの引数で指定するだけです: mkdir /var/tmp/dest cvsup supfile /var/tmp/dest

指定したディレクトリは, すべての更新されるファイルの 更新先ディレクトリとして使用します. CVSup は "/usr/src" の下の ファイルを検査しますが, 変更や削除はまったくおこないません. かわりに "/var/tmp/dest/usr/src" に更新されたすべてのファイルが 置かれるようになります. この方法で実行した場合は, CVSup は base ディレクトリの status ファイルを更新せずにそのままにします. これらのファイルの新しいバージョンは指定されたディレクトリ に書き込まれます. "/usr/src" の読み取り許可がある限り, このような 試し実行のためにユーザ root になる必要はありません.

X11 を利用していないとか単に GUI が気に入らない場合は, cvsup 起動時にコマンドラインに二つほどオプションを追加する必要があります: cvsup -g -L 2 supfile

"-g" オプションは cvsup に GUI を使用しないように伝えます. X11 を利用していない場合には自動的に指定されますが, そうでない場合は 明示的に指定します.

"-L 2" オプションは cvsup にファイル更新中の詳細情報をプリントアウト するように伝えます. 冗長性には "-L 0" から "-L 2" までの三つのレベル があります. デフォルトは 0 であり, エラーメッセージ以外はまったく出力 しません.

たくさんの他のオプション変数があります. それらの簡単な一覧は "cvsup -H" で表示されます. より詳しい説明はマニュアルページをご覧ください.

動作している更新の方法に満足したら, cron(8) を使って cvsup を定期的に 実行させる準備をすることができます. cron から起動する際には, 明示的に cvsup が GUI を使わないようにする必要があります. CVSup ファイルコレクション

CVSup 経由で入手できるファイルコレクションは階層的に組織化されています. いくつか大きなコレクションがあり, それらは小さなサブコレクションに 分割されています. 大きなコレクションは, そのサブコレクション毎に 受信することと同じことになります. 下の一覧ではコレクション間の階層関係を 字下げして表現します.

最も一般的に使用するコレクションは cvs-all release=cvs メインの FreeBSD CVS リポジトリであり, 輸出規制された暗号化コードは含まれていません.

distrib release=cvs FreeBSD の配布とミラーに関連するファイルです. ports-all release=cvs FreeBSD の ports コレクションです.

ports-archivers release=cvs アーカイビングのツール. ports-astro release=cvs 天文学関連の ports. ports-audio release=cvs サウンドサポート. ports-base release=cvs /usr/ports のトップにあるその他のファイル. ports-benchmarks release=cvs ベンチマークプログラム. ports-cad release=cvs CAD ツール. ports-chinese release=cvs 中国語サポート. ports-comms release=cvs 通信ソフトウェア. ports-databases release=cvs データベース. ports-devel release=cvs 開発ユーティリティ. ports-editors release=cvs エディタ. ports-emulators release=cvs 他の OS のエミュレータ. ports-games release=cvs ゲーム. ports-graphics release=cvs グラフィックユーティリティ. ports-japanese release=cvs 日本語サポート. ports-korean release=cvs 韓国語サポート. ports-lang release=cvs プログラミング言語. ports-mail release=cvs メールソフトウェア. ports-math release=cvs 数値計算ソフトウェア. ports-mbone release=cvs MBone アプリケーション. ports-misc release=cvs 色々なユーティリティ. ports-net release=cvs ネットワーキングソフトウェア. ports-news release=cvs USENET ニュースのソフトウェア. ports-plan9 release=cvs Plan9 からの色々なプログラム. ports-print release=cvs 印刷ソフトウェア. ports-russian release=cvs ロシア語サポート. ports-security release=cvs セキュリティユーティリティ. ports-shells release=cvs コマンドラインシェル. ports-sysutils release=cvs システムユーティリティ. ports-vietnamese release=cvs ベトナム語サポート. ports-www release=cvs World Wide Web 関連のソフトウェア. ports-x11 release=cvs X11 のソフトウェア. src-all release=cvs メインの FreeBSD ソース群であり, 輸出規制された暗号化コードは含まれていません.

src-base release=cvs /usr/src のトップにあるその他のファイル. src-bin release=cvs シングルユーザモードで必要なユーザユーティリティ (/usr/src/bin). src-contrib release=cvs FreeBSD プロジェクト外部からのユーティリティおよびライブラリ, 比較的無修正 (/usr/src/contrib). src-etc release=cvs システムコンフィグレーションファイル (/usr/src/etc). src-games release=cvs ゲーム(/usr/src/games). src-gnu release=cvs GNU Public License 下にあるユーティリティ (/usr/src/gnu). src-include release=cvs ヘッダファイル (/usr/src/include). src-lib release=cvs ライブラリ (/usr/src/lib). src-libexec release=cvs システムプログラムであり, 通常は他のプログラムから実行される (/usr/src/libexec). src-release release=cvs FreeBSD の release を構築するために必要なファイル (/usr/src/release). src-sbin release=cvs シングルユーザモード用のシステムユーティリティ(/usr/src/sbin). src-share release=cvs 多様なシステム間で共有可能なファイル (/usr/src/share). src-sys release=cvs カーネル (/usr/src/sys). src-tools release=cvs FreeBSD の保守用の色々なツール (/usr/src/tools). src-usrbin release=cvs ユーザユーティリティ (/usr/src/usr.bin). src-usrsbin release=cvs システムユーティリティ (/usr/src/usr.sbin). www release=cvs World Wide Web のデータ用のソースです. cvs-crypto release=cvs 輸出規制された暗号化コードです.

src-eBones release=cvs Kerberos および DES (/usr/src/eBones). src-secure release=cvs DES (/usr/src/secure). distrib release=self CVSup サーバ自身のコンフィグレーションファイルです. CVSup ミラーサイトが使用します. gnats release=current GNATS バグトラッキングデータベースです. src-sys release=lite2 lite2 kernel のマージ用の CVS リポジトリです. src-sys release=smp SMP プロジェクト用の CVS リポジトリです. www release=current インストールされた World Wide Web のデータです. WWW ミラーサイトが使用します. CVSup のアナウンス, 質問およびバグ報告

CVSup のほとんどの FreeBSD 関連の議論は &a.hackers; で おこなわれています. ソフトウェアの新しいバージョンは &a.announce; で アナウンスされます.

質問とバグ報告はプログラムの作者, へ 送ってください. diff --git a/ja/handbook/hw.sgml b/ja/handbook/hw.sgml index fb5d21eeee..2fe480a9fd 100644 --- a/ja/handbook/hw.sgml +++ b/ja/handbook/hw.sgml @@ -1,1519 +1,1519 @@ - + - + PC ハードウェアコンパチビリティ

訳: &a.yoshiaki; . 1 March 1997.

ハードウェアコンパチビリティの問題は現在のコンピュータ業界でもっ とも多く起きる種類の問題であり, FreeBSDもこれに無縁ではありません. 市場にある驚くほど多様な種類の製品をサポートしたことで,安価に普及し ている PCハードウェアで動かすことができるという FreeBSDの利点はこの 点では不利でもあります. FreeBSDのサポートするハードウェアを徹底的に調べて提供することは不 可能ですが, このセクションでは FreeBSDに含まれるデバイスドライバとそ のドライバがサポートするハードウェアのカタログを示します. 可能で適切 なものについては特定の製品についての注釈を含めました. FreeBSD はボランティアプロジェクトでテスト部門には資金がありません から, より多くの情報をこのカタログに載せるにはあなたがたユーザに 頼らなければなりません. あなた自身の経験により, あるハードウェアが FreeBSDで動くか動かないかがわかったとしたら&a.doc; へ e-mailして知らせてください. サポートされているハードウェアについて の質問は, &a.questions;(詳しいことは を参照してください) へ 宛ててください. 情報を提供したり質問をする時は FreeBSDのバージョンと使っ ているハードウェアのできるだけ詳しい情報を含めることを忘れないでくだ さい. インターネット上のリソース

以下のリンクはハードウェアを選ぶのに役に立ちます. FreeBSDに対して は必要のない (あるいは適用できない) ように見えるかもしれませんが, ここ からのハードウェアの情報のほとんどは OSに依存しないものです. 購入をする前にはあなたの選んだものがサポートされているか FreeBSDハード ウェアガイドを注意して読んでください.

訳注: 日本国内でFreeBSDの動くハードウェアの情報を提供してい るWWWサーバがあります. これ以外にも情報を提供しているサーバはあります. いくつかの URLについて は からたどることができます. 組合せの見本

以下のハードウェアの組合せのサンプルリストはハードウェアベンダや FreeBSD プロジェクトが保証するものではありません. この情 報は公共の利益のために公開しているものであり, 極めて数多くあるであろう 異なったハードウェアの組合せの中からのある経験のカタログに過ぎません. やり方はいろいろあります. 場合によってはうまく行かないこともあります. 十分気をつけてください. Jordan氏の選んだ組合せ

私の作ったワークステーションとサーバの構成はまずまずうまく行っ ています. 私はこれを保証できるわけでもありませんし, ここにあげた組 合せがずっと "best buys"であるわけではありません. 私はできればリス トを更新して行きますがそれがいつになるかはわかりません. 訳注: &a.jkh; 氏は FreeBSDプロジェクトのメンバです. マザーボード

はミッドレンジからハイエンドの Pentiumサーバあるいはワークステーショ ンシステムにはよい選択です. 486クラスのマザーボードを探しているなら ASUSの を調べてみることをおすすめします (注: ASUSはこれら を既に製造していないのは明らかなのでこれらのものはだんだん手に入 りにくくなっています). フォルトトレラントシステムを構築したいのであればパリティメモリを 使い, 真に24時間/週7日間動作させ続けるアプリケーションであれば ECCメモリを使うべきでしょう. ECCメモリはいくらか性能のトレードオ フがあります (それが重要なものであるかそうでないかはあなたのアプ リケーションによりますが). しかし, メモリエラーに対しては明らかに フォルトトレランス性が強化されます.

ハイエンドにおいては FreeBSDでは 200MHzの P6 (Pentium Pro) CPU を使ったIntel/Venus Pro () マ ザーボードが非常によいようです. 最近の価格の下落 で最近の米国内では P6システムは十分購入の候補に なる程度に価格が下がっています. また, 本格的なサーバ用途には Pentium Pro を考えていいでしょう. 私が個人的に使用しているシステムでは, `make world' にかかる時間が P5/166で3時間40分かかっていたものが, P6/200にアップグレードしたら 1時間22分にまで短くなりました - もちろん正当な比較ではありません が,私にとっては生産性の点で P6/200は明らかな価値があるということ を述べておきます. 注: Intel のマザーボードは従来とは異る形状で, "ATX" ケースデザイン と呼ばれる従来とはまったく異る PCケースが必要になっています. 今あるシステムをアップグレードしようと考えているならこのことを十分 考えましょう - 私のこれまでに知る限りでは, 現在入手可能な ATXケース はすべて 「ミドルタワー (midi-tower)」で, ドライブなどの内蔵周辺機器 を格納するスペースに制限があります. 利点としては, ほとんどの ATXケー スは一般的な PCケースに比較して非常に品質の高いもののようであるとい うことがあります. チップセット (``Natoma''と呼 ばれています) で唯一知られているコンパチビリティの問題は Matrox Meteorビデオキャプチャー (frame-grabber) ボードを使うとシステムが 停止してしまうことです. Matrox は Intel を非難し, Intel は Matrox を非難しています. 私たちにわかることは動かないということだ けです. 私の P6システムで問題が起きたのはこのカードだけであり, こ のカードは古い Triton チップセットベースのマザーボードでは問題な く動いています. 訳注: 実際には他社の frame-grabberボードでも Natoma チップセット のマシンで問題が起きるものがあります. ただし FreeBSDのドライバ があり, FreeBSD上で利用できるものでは Matrox Mentor のみというこ とになります. なお Matrox 社は新製品という形で Natoma に対応する というコメントを出しています. ディスクコントローラ

これはいくらかトリッキーです. 私は ISAから PCIまですべてコンパチブ ルな コント ローラを使うようにすすめていましたが, 現在では ISAでは 1542CF, EISA では Bt747c, PCIでは Adaptec 2940 をすすめるよう変わってきています. NCR/Symbios の PCIカードも私のところではうまく動いています, ただ し BIOS-less モデルのボード(SCSI ボード上に ROMらしいものがない 場合は, マザーボード上に SCSIアダプタのための BIOSが必要な ボードである可能性があります 訳注: SC-200など) を使うのであれば マザーボードがそれをサポートしているかどうか注意しなくてはなりま せん.

PCIマシンで2つ以上の SCSIコントローラが必要となるのであれば, PCIバスの不足を防ぐために Adaptec 3940 カードを考えてもいいでしょ う. これは1つのスロットで2台の SCSIコントローラ(と内部バス)を持ち ます. ディスクドライブ

私は,極々特殊な状況を除いて 「それだけのお金をかけることができる なら SCSIは IDEよりもよい」 と言っています. 小規模なデスクトップ構成 のシステムでも, SCSIであればディスクが安くなっていった時にサーバの (古い入れ換えた) ディスクを比較的簡単に移し替えることができます. あ なたが複数のマシンの管理をしているのであれば単純に容量について考え るのではなく, 食物連鎖のように考えましょう.

私は今のところは NFSサーバや NEWSサーバのようにマルチユーザに よる激しいディスク disk I/Oがおこなわれる用途以外ではお金をかけてま で SCSI WIDEドライブにする必要はないと考えています. CDROM ドライブ

私は SCSIの方が好みであるのでもちろん SCSI CDROMを選びました. XM-3501B (現 在はキャディレスモデルの XM-5401Bがリリースされています)ドライブは どんな時もうまく動いてくれていますが, 最近は の PX-12CS ドライブを すっかり気に入っています. これは 12倍速のドライブで, 高性能で信頼 性も高いものです.

一般的には, 大部分の SCSI CDROM ドライブは私の見た限りではほと んどしっかりした構造ですので 多分 HPや NECの SCSI CDROMでも問題が起き ることはないでしょう. SCSI CDROM の価格はここ数ヶ月でかなり下落したよ うで, 技術的に 優れた方法でありながら 現在では IDE CDROMと同じ程度の価 格になって います. もし IDE と SCSI の CDROM ドライブの間で選択す ることができるのなら, 特に IDE を選ぶ理由はないでしょう. CD-R (CD Recordable: WORM) ドライブ

この原稿を書いている時点で, FreeBSDは 3種類の CDRドライブ (私は これらすべては結局は Phillips社のドライブであるのではない かと考えているのですが) をサポートしています : Phillips CDD 522 (Plasmon のドライブと同様の動作をします), PLASMON RF4100, HP 4020i です. 私は HP 4020i を CDROMを焼くのに使っています(2.2-current で 使っています - 2.1.5以前のリリースの SCSIコードでは動きません). 非常に調子よく動いています. 2.2 システムの を見てください. ISO9660ファイルシステムイメージ (RockRidge拡張) を作 るスクリプトと それをHP4020i CDR で焼くためのスクリプトの例があり ます. テープドライブ

私はたまたま を持っています.

バックアップのためであれば, より本質的に丈夫な (また, より容量が大きい) Exabyteの 8mmテープの方がおすすめできます. ビデオカード

もし (米国では) 99USドルをかけて商品の Xサーバをから買うことができる なら間違いなく カードをおすすめします. このカードは無償提供されている でもサポートされて いますが現時点では依然 XiGの製品に比べるといくらか遅いと言えます. XFree86 3.2Aではいくらか改善されていますが, 一般リリースとしては まだ使えません(訳注: 3.2A は試験的リリースです). の S3 Vision 868と 968 ベースのカード (the 9FX series) はわりあいと速く, の S3サーバで うまくサポートされており, きっと問題も起きないでしょう. モニタ

私の持っている は非常に調子がいいので, 同じ (トリ ニトロン) ブラウン管を使っている Viewsonicをおすすめします. 17"よりも 大きなモニタ, 例えば 21"のモニタが実際に必要だとしたらこの文章の執 筆時点では 2,500USドル以下のものはまったくすすめられません. 20"以上のク ラスでよいモニタは(いくつも)ありますし, 20"クラスで安いモニタもあり ます. うまくいかないことに安くてよいモニタはほとんどありません! ネットワーキング

私は ISAカードでは Ultra 16 コントローラを, PCIベースのカードでは SMC EtherPower と Compex ENET32カードをおすすめできます. この2種類の PCI カードは DECの DC21041イーサネットコントローラチップを使っています. また, このチップを使っている Zynx ZX342 や DEC DE435 などのカードも 一般的にはうまく動くでしょう. 100Mbit/sec のネットワークカードで は SMC SMC9332DST 10/100MB や Intel EtherExpress Pro/100B カードは 利用できるでしょう. もう一方, できるだけ低コストでそこその性能で動くものを探しているな ら, ほとんどの NE2000のクローンはよい選択です. (特殊な) シリアル

高速のシリアル ネットワーク インタフェース (同期シリアルカード) を探しているのであれば 製の シリーズのド ライバが今の FreeBSD-currentにあります. も 提供 するソフトウェアによりT1/E1の性能が得られるボードを製造しています. もっとも私が直接これらの製品を動かした経験があるわけではありません. 訳注:Emerging TechnologiesのWebページを見るとカードのスペックに Operating Systems: MS-DOS, MS-WINDOWS, System V UNIX, BSD/OS, FreeBSD, NetBSD and Linux と書いてあります. また "BSD/OS, FreeBSD and LINUX Router Card Solutions" というページ もあってサポートは良さそうです.

マルチポートカードの選択の幅はかなり広いですが, FreeBSDがサポー トするいう点では の製品が最も信頼できるでしょう. この最大の理由はこ の会社が私たちに十分な評価用ボードとスペックを供給することを約束し てくれているからです. 私は Cyclom-16Y が最高の性能価格比であると聞 いていましたが最近は価格のチェックはしていません. 訳注: cycladesの WWWサーバでも Supported Operating Systemsに Linuxや BSDi, FreeBSD が明記されています. 他のマルチポートカードで評判がよいのは BOCAおよび ASTのカードと で, このカードには で非公式なドライバが提供されてい るようです. オーディオ

私は現在,高音質で全二重のオーディオ機能 (2DMAチャネル) を持つという 点から Ultrasound MAX を使っています. Windows NTや OS/2でのサポートはあま りよくありませんので, FreeBSD, NT, OS/2のすべてで使うには推薦できま せん. そのような場合には の AWE32 がいいでしょう. ビデオキャプチャー

ビデオキャプチャーについては事実上一つしか選択の余地がありません. カードです. FreeBSDはクリエィティブ ラボの古い video spigotカードの サポートはしていますがこれは手に入りにくくなっていますし, Meteor は 高速のPCIインタフェースを持った新しい世代の画像取り込みボードです. このカードは VS440FX チップセットベースのマザーボードでは動かな いことに注意してください. 詳細はの節を参照してください. 中心部/プロセッサ マザーボード, バス, チップセット * ISA * EISA * VLB PCI

原作: &a.rgrimes;.25 April 1995.

更新: &a.jkh;.最終更新 26 August 1996.

訳: &a.yoshiaki;.12 October 1996.

Intelの PCIチップセットについて, 以下にさまざまな種類 の既知の不具合と問題の程度のリストを示します.

Mercury: ISAバスマスタがISAとPCIブリッジの向 こう側にある場合は,キャッシュコヒーレンシ(一貫性)の 問題があります. このハードウェア欠陥に対処してうま く動かす方法はキャッシュを offにする以外にはありません. Saturn-I (82424ZX の rev 0, 1 ,2): ライトバックキャッシュのコヒーレンシに問題があります. このハードウェア欠陥に対処してうまく動かす方法は外部キャッ シュをライトスルーにすること以外にはありませ ん. Saturn-IIにアップデートしましょう. Saturn-II (82424ZX の rev 3 or 4): 問題なく動きます. ただし多くのマザーボードではライトバッ ク動作に必要な 外部ダーティビット SRAMが実装されていま せん. 対策としてはライトスルーモードで動かすか, ダーティ ビット SRAMをインストールするかがあります. (これは ASUS PCI/I-486SP3G の rev 1.6 以降で使われています) Neptune: 2つより多くの(3台以上の)バスマスタデ バイスを動かすことができません. Intelは設計の欠陥を 認めています. 2つを越えるバスマスタを許さない, 特別な 設計のハードウェアで PCIバスアービタを置き換えることに より解決されています. (Intelの Altair boardや他にはい くつかの Intelサーバグループマザーボードに見られます). そして, もちろん Intelの公式の回答は Triton チップセットへの 移行で, 「こちらでは修整した」ということです. Triton: 知られているキャッシュコヒーレンシ やバスマスタの問題はありませんがパリティチェック機能が ありません. パリティを使いたいような場合は, 可能であ れば Triton-II ベースのマザーボードを選びましょう. Triton-II: このチップセット を使っているマザーボードに関するすべての報告によれば今の ところ好評です. 既知の問題はありません. Orion: このチップセットの初期のバージョンでは PCI write-posting にバグがあり, 大量の PCIバストラフィッ クのあるアプリケーションでは性能の著しい低下があるとい う障害がありました. B0以降のリビジョンのチップセットで は問題は解決されています. :これは に対応したチップセットで, 初期の Orionチップセットにあったような問題は見られず, 問題なく動 いているようです. また, これは ECCやパリティを含んだ広い 種類のメモリに対応しています. 既知の問題は Matrox Meteor ビデオキャプチャカードに関するものだけです.

CPU/FPU * Pentium Pro クラス Pentium クラス クロックスピード

原作 &a.rgrimes;.1 October 1996.

Pentium クラスのマシンはシステムのいくつかの部分で異なったク ロックスピードを使っています. これは CPU, 外部メモリバス, PCI バスです. 別々のクロックスピードが使われるために 「高速な」 CPUを使ったシステムが 「低速な」システムよりも必ず しも速いとは限りません. それぞれの場合の違いを以下の表に示します.

CPUクロック 外部クロック 外部クロックと PCIバス とメモリバス 内部クロック クロック MHZ MHZ** の比 MHZ 60 60 1.0 30 66 66 1.0 33 75 50 1.5 25 90 60 1.5 30 100 50* 2 25 100 66 1.5 33 120 60 2 30 133 66 2 33 150 60 2.5 30 166 66 2.5 33 180 60 3 30 200 66 3 33 * Pentium 100 は 50MHzの外部クロックの 2倍または 66MHz の 1.5倍の両方で動かすことができます. ** 66 Mhz はおそらく実際には 66.667 MHzでしょう. しかし, そうだと決めつけてはいけません.

3倍クロックの CPUではメモリアクセス速度が不足気味であるとい う点を考えなければ 100, 133, 166, 200 MHzを使うのが最良でしょ う. * 486 クラス * 386 クラス 286 クラス -

残念ながら, FreeBSDは 80286マシンでは動きません. 現在の巨大なフ +

FreeBSDは 80286マシンでは動きません. 現在の巨大なフ ルスペックの UNIXをこのようなハードウェアで動かすことはほとんど 不可能でしょう. メモリ

FreeBSDをインストールするのに最低限必要なメモリ量は 5 MBです. いったんシステムが起動してことができるならば, もっと少ないメモリ で動かすこともできます. boot4.flp を使えば 4 MB しかメモリがなく てもインストールできます. * BIOS 入力/出力デバイス * ビデオカード * サウンドカード シリアルポートとマルチポートカード &uart; &sio; &cy; * パラレルカード * モデム * ネットワークカード * キーボード * マウス * その他 記憶装置 &esdi; &scsi; * ディスク/テープ コントローラ * SCSI * IDE * フロッピー * ハードディスクドライブ テープドライブ

原作: &a.jmb;.2 July 1996.

訳: &a.yoshiaki;.13 October 1996.

一般的なテープアクセスコマンド

mt(1) はテープドライブへの一般的なアクセス方法を提 供します. rewind, erase, statusなど の共通コマンドがあります. マニュアルページの mt(1)を見 てください. より詳しい解説があります. コントローラインタフェース

テープドライブにはいくつかの異なったインタフェースがあり ます. SCSI, IDE, フロッピー, パラレルポートのインタフェース です. 非常に多くの種類のテープドライブがこれらのインタフェー スで使えます. コントローラについての議論はにあります(訳注:現在未完成です). SCSI ドライブ

st(4) ドライバは 8mm (Exabyte), 4mm (DAT: Digital Audio Tape), QIC (1/4インチカートリッジ), DLT (デジタルリニアテー プ), QIC ミニカートリッジ, 9トラック (大きなリールがハリウッドの コンピュータルームで回っているのを見たことがあるでしょう)をサポー トします. st(4) マニュアルページにより詳しい解説があります.

以下のドライブリストは現在 FreeBSDコミュニティのメンバが 使っているものです. これらだけが FreeBSDで動くドライブという わけではありません. これらは単にたまたま私たちのうちの誰かが使っ ているというだけです. 4mm (DAT: Digital Audio Tape )

8mm (Exabyte)

QIC (1/4 インチカートリッジ)

DLT (Digital Linear Tape)

Mini-Cartridge

Autoloaders/Changers

* IDE ドライブ フロッピードライブ

* パラレルポートドライブ 詳細な情報

このドライブのブートメッセージの識別子は "ARCHIVE ANCDA 2750 28077 -003 type 1 removable SCSI 2"です.

これは QIC テープドライブです.

QIC-1350テープを利用した場合の標準の容量は 1.35GBです. このドライブは QIC-150 (DC6150), QIC-250 (DC6250), QIC-525 (DC6525) の テープを問題なく読み書きすることができます.

dump(8)を使った時のデータ転送レートは 350kB/sです. における転送レートは 530kB/sと報告されています.

このドライブは既に生産中止になっています.

このテープドライブの SCSIバスコントローラは他のほとんどの SCSIドライブとピン配置が逆です. Anaconda テープドライブの前後でSCSIケー ブルを1/2ひねることができるくらいSCSIケーブルが長いことを確認しておく か, 他の SCSIデバイスのピン配置を入れ換えておく必要 があります.

そして, このドライブではカーネルコードの変更が 2箇所必要です. そ のままではうまく動かないでしょう.

SCSI-2コントローラを持っているなら, ジャンパの 6番をショート してください. そうしないとこのドライブは SCSI-1として働きます. SCSI-1の デバイスとして動作する時, このドライブはテープのfsf (早送り), rewind (巻 戻し),rewoffl (巻戻してオフラインにする) 等を含む操作を行っている間, SCSIバスをロックします.

NCR SCSIコントローラを使う場合, /usr/src/sys/pci/ncr.c (以 下を参照してください)にパッチを行って, カーネルを作り直し, 新しいカーネ ルをインストールしてください. *** 4831,4835 **** }; ! if (np->latetime>4) { /* ** Although we tried to wake it up, --- 4831,4836 ---- }; ! if (np->latetime>1200) { /* ** Although we tried to wake it up,

報告者: &a.jmb;

このドライブのブートメッセージの識別子は "ARCHIVE Python 28454-XXX4ASB" "type 1 removable SCSI 2" "density code 0x8c, 512-byte blocks" です.

これは DDS-1 テープドライブです.

90m テープを使った場合の標準容量は 2.5GBです.

データ転送速度は不明です.

このドライブは Sun マイクロシステムが再パッケージして model 411として出しています.

報告者: Bob Bishop rb@gid.co.uk

このドライブのブートメッセージ識別子は "ARCHIVE VIPER 60 21116 -007" "type 1 removable SCSI 1"です.

これは QICテープドライブです.

標準の容量は 60MB です.

データ転送レートは不明です.

このドライブは生産中止になっています.

報告者: Philippe Regnauld regnauld@hsc.fr

このドライブのブートメッセージの識別子は "ARCHIVE VIPER 150 21531 -004" "Archive Viper 150 is a known rogue" "type 1 removable SCSI 1"です. このドライブのファームウェアには多くのリビジョ ンがあります. あなたのドライブではことなった数字が表示されるかもしれま せん(例えば "21247 -005").

これは QICテープドライブです.

標準容量は 150/250MBです. 150MB (DC6150) テープと 250MB (DC6250)テープの記録フォーマットがあります. 250MBテープは およそ67% 150MBテープより長いです. このドライブは 120MBのテープを問題 なく読むことができます. 120MBテープに書き込むことはできません.

データ転送レートは100kB/sです.

このドライブは DC6150 (150MB) と DC6250 (250MB) テープの読み 書きができます.

このドライブの奇妙な癖は SCSIテープデバイスドライバはあら かじめ (st(4)) にあらかじめ組み込まれています.

FreeBSD 2.2-currentでは, ブロックサイズの設定を設定するためmt blocksize 512としてください. (ファームウェアリビジョンが 21247 -005 である場合の問題です. 他のリビジョンのファームウェアでは異 なる場合があります.) これ以前の FreeBSDバージョンにはこの問題はありません.

このドライブは生産中止になっています.

報告者: Pedro A M Vazquez vazquez@IQM.Unicamp.BR

Mike Smith msmith@atrad.adelaide.edu.au

このドライブのブートメッセージの識別子は "ARCHIVE VIPER 2525 25462 -011" "type 1 removable SCSI 1"です.

これは QICテープドライブです.

標準容量は 525MBです.

データ転送レートは 90inch/secの場合で 180kB/sです.

QIC-525, QIC-150, QIC-120, QIC-24のテープを読むことができま す. QIC-525, QIC-150, QIC-120 に書き込むことができます.

ファームウェアのリビジョンが "25462 -011" 以前の物はバグが 多く, 正しく機能しません.

このドライブは生産中止になっています.

報告者: &a.hm;

このドライブのブートメッセージの識別子は "Conner tape" です.

これはフロッピーコントローラを使うミニカートリッジテープド ライブです.

標準容量は不明です.

データ転送レートは不明です.

このドライブは QIC-80テープドライブを使います.

報告者: Mark Hannon mark@seeware.DIALix.oz.au

このドライブのブートメッセージの識別子は "CONNER CTMS 3200 7.00" "type 1 removable SCSI 2" です.

これはミニカートリッジテープドライブです.

標準容量は不明です.

データ転送レートは不明です.

このドライブは QIC-3080テープカートリッジを使います.

報告者: Thomas S. Traylor tst@titan.cs.mci.com

このドライブのブートメッセージの識別子は "DEC TZ87 (C) DEC 9206" "type 1 removable SCSI 2" "density code 0x19" です.

これは DLTテープドライブです.

標準容量は 10GBです.

このドライブはハードウェアデータ圧縮の機能があります.

データ転送レートは 1.2MB/sです.

このドライブは Quantum DLT2000と同一の物です. このドライブ のファームウェアは Exabyteの 8mmドライブ等のよく知られたいくつかのドラ イブのエミュレートをおこなうよう設定ができます.

報告者: &a.wilko;

このドライブのブートメッセージ識別子は "EXABYTE EXB-2501"です.

これはミニカートリッジテープドライブです.

MC3000XLミニカートリッジを使った時の標準容量は 1GBです.

データ転送レートは不明です.

このドライブは DC2300 (550MB), DC2750 (750MB), MC3000 (750MB), MC3000XL (1GB) ミニカートリッジの読み書きができます.

注意: このドライブは SCSI-2の仕様に適合していません. このドライブは, フォーマット済みのテープ以外を入れた場合, SCSI MODE_SELCTコマンドで完全にロックアップしてしまいます. このドライブを使 う前に, テープブロックサイズを次のように設定します. mt -f /dev/st0ctl.0 blocksize 1024 ミニカートリッジは最初に使う前にフォーマットしなければなりません. FreeBSD 2.1.0-RELEASE およびそれ以前の場合は /sbin/scsi -f /dev/rst0.ctl -s 600 -c "4 0 0 0 0 0" (あるいは, FreeBSD 2.1.5/2.2から scsiformatシェルスクリプトを コピーして持ってきた場合と) FreeBSD 2.1.5およびそれ以降の場合は /sbin/scsiformat -q -w /dev/rst0.ctl とします.

今のところ, FreeBSDではこのドライブはあまりおすすめできません.

報告者: Bob Beaulieu ez@eztravel.com

このドライブのブートメッセージの識別子は "EXABYTE EXB-8200 252X" "type 1 removable SCSI 1"です.

これは8mmテープドライブです.

標準容量は 2.3GBです.

データ転送レートは 270kB/sです.

このドライブはブート時の SCSIバスへの応答はわりあい遅いです. カスタムカーネルが必要かもしれません (SCSI_DELAYを 10秒に設定しましょう). 訳注: GENERICカーネルの設定では 15秒になっています.

このドライブには非常に多くのファームウェアの構成があります. あるドライブでは特定のベンダのハードウェアにカスタマイズしてあります. ファームウェアは EPROMを置き換えることで変更できます.

このドライブは生産中止になっています.

報告者: Mike Smith msmith@atrad.adelaide.edu.au

このドライブのブートメッセージの識別子は "EXABYTE EXB-8500-85Qanx0 0415" "type 1 removable SCSI 2" です.

これは 8mmテープドライブです.

標準容量は 5GBです.

データ転送レートは 300kB/sです.

報告者: Greg Lehey grog@lemis.de

このドライブのブートメッセージ識別子は "EXABYTE EXB-85058SQANXR1 05B0" "type 1 removable SCSI 2"です.

これは 圧縮機能を持った 8mmテープドライブで, EXB-5200 と EXB-8500に対する上位互換品です.

標準容量は 5GBです.

このドライブはハードウェアデータ圧縮機能があります.

データ転送レートは 300kB/sです.

報告者: Glen Foster gfoster@gfoster.com

このドライブのブートメッセージの識別子は "HP C1533A 9503" "type 1 removable SCSI 2"です.

これはDDS-2テープドライブです. DDS-2 とはデータ容量を増や すためにハードウェア圧縮と狭いトラックを採用したものです.

120mテープを使った場合の標準容量は4GBです. このドライブは ハードウェアデータ圧縮機能があります.

データ転送レートは510kB/sです.

このドライブはヒューレットパッカード社の6000eUおよび6000iテー プドライブ, C1533A DDS-2 DAT ドライブに使われています.

このドライブは 8接点のディップスイッチがあります. FreeBSDで の適切な設定は 1 ON; 2 ON; 3 OFF; 4 ON; 5 ON; 6 ON; 7 ON; 8 ON です. スイッチ 1 2 結果 ON ON 電源投入時に圧縮ON, ホストによるコントロール可能 ON OFF 電源投入時に圧縮ON, ホストによるコントロール不可 OFF ON 電源投入時に圧縮OFF, ホストによるコントロール可能 OFF OFF 電源投入時に圧縮OFF, ホストによるコントロール不可

スイッチ3は MRS (Media Recognition System :メディア認識システ ム) をコントロールします. MRS テープは透明なテープリーダ部分にしま模 様があります. これはテープが DDS (Digital Data Storage) グレードである ことを示します. しま模様のないテープはライトプロテクトされたものとして 扱います. スイッチ3をOFFにすると MRSが有効になります. スイッチ3をONに すると MRSは無効になります. 訳注: 安価な音楽用のDATテープを使うには MRSをOFFにしておきます

注意: これらのドライブの品質管理は非常に幅がありま す. ある FreeBSDコアチームのメンバは このドライブを2つ返品しました.

報告者: &a.se;

このドライブのブートメッセージの識別子は "HP HP35470A T503" type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13, variable blocks"です.

これは DDS-1テープドライブです. DDS-1 は最初の DAT テープフォーマットです.

90m テープを使った場合の標準容量は 2GBです.

データ転送レートは 183kB/sです.

ヒューレットパッカード社の SureStore テープドライブ, C35470A DDS フォーマット DATドライブ, C1534A DDS フォーマット DATドライブ, HP C1536A DDS フォーマット DATドライブと 同じ機構を使用しています.

HP C1534A DDSフォーマット DATドライブはグリーンと黄色(アンバー) の2つの表示ランプがあります. グリーンのランプは動作状 態を示し, ローディング中はゆっくり点滅, ローディングが終了すると点灯, read/write動作中は速く点滅します. 黄色のランプは警告灯で, クリーニング が必要であるかまたはテープが寿命に近くなるとゆっくり点滅, 致命的なエラー の場合は点灯します(工場での修理が必要かもしれません).

報告者:Gary Crutcher gcrutchr@nightflight.com

このドライブのブートメッセージの識別子は未確認です.

これは DDS-2テープドライブです. DDS-2 とはデータ容量を増や すためにハードウェア圧縮と狭いトラックを採用したものです.

120mテープを使用した場合の標準容量は 24GB です. このドライブはハードウェアデータ圧縮機能があります.

データ転送レートは510kB/s (標準) です.

このドライブはヒューレットパッカード社の SureStore テープドライブに使われています.

このドライブはリアパネルに2つの選択スイッチがあります. ファンに近いスイッチは SCSI IDです. もうひとつは 7に設定しておきます.

内部に 4個のスイッチがあります. これらは 1 ON; 2 ON; 3 ON; 4 OFF に設定しておきましょう.

現在のカーネルドライバはボリュームの終りで自動的にテープを 交換しません. ここに示す shellスクリプトでテープを交換できます. #!/bin/sh PATH="/sbin:/usr/sbin:/bin:/usr/bin"; export PATH usage() { echo "Usage: dds_changer [123456ne] raw-device-name echo "1..6 = Select cartridge" echo "next cartridge" echo "eject magazine" exit 2 } if [ $# -ne 2 ] ; then usage fi cdb3=0 cdb4=0 cdb5=0 case $1 in [123456]) cdb3=$1 cdb4=1 ;; n) ;; e) cdb5=0x80 ;; ?) usage ;; esac scsi -f $2 -s 100 -c "1b 0 0 $cdb3 $cdb4 $cdb5"

このドライブのブートメッセージの識別子は"HP HP35450A -A C620" "type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13" です.

これは DDS-1テープドライブです. DDS-1 は最初の DAT テープフォーマットです.

標準容量は 1.2GBです.

データ転送レートは 160kB/sです.

報告者: mark thompson mark.a.thompson@pobox.com

このドライブのブートメッセージの識別子は "HP HP35470A 9 09" type 1 removable SCSI 2"です.

これは DDS-1テープドライブです. DDS-1は最初の DAT テープフォーマットです.

90mテープを使用した時の標準容量は 2GBです.

データ転送レートは 183kB/sです.

これはヒューレットパッカード社の SureStore テープドライブ, C35470A DDSフォーマットDATドライブ, C1534A DDSフォーマットDATドライブ, HP C1536A DDS フォーマットDATドライブと同 じ機構が使われています.

注意: これらのドライブの品質管理には非常に大き な幅があります. ある FreeBSDコアチームのメンバは 5台のドライブを返品し ました. 9ヶ月以上もったものはありません.

報告者: David Dawes dawes@rf900.physics.usyd.edu.au (9 09)

このドライブのブートメッセージの識別子は "HP HP35480A 1009" "type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13" です.

これは DDS-DCテープドライブです. DDS-DCはハードウェアデータ 圧縮のついたDDS-1です. DDS-1は最初のDATテープフォーマットです.

90mテープを使った場合の標準容量は 2GBです. このドライブはハー ドウェア圧縮機能があります.

データ転送レートは 183kB/sです.

このドライブはヒューレットパッカード社の SureStore , テープドラ イブ, C35480A DDS フォーマット DAT ドライブと同じ機構を使っています.

このドライブは時々, テープの eject操作 (mt offline) を行っている時にハングアップすることがあります. テープをejectさせたり, ドライブを回復させるにはフロントパネルのボタンを押してください.

注意: HP 35480-03110 では特有の問題がありました. 少なくとも2回, FreeBSD 2.1.0 で IBM Server 320に 2940W SCSIコントローラ をつけてこのドライブを使っている時にすべての SCSIディスクのパーティショ ンが失われたことがあります. この問題は解析も解決もできていません.

これらには少なくとも DDS-1のものと DDS-2のものの2つのモデルが あります. DDS-1のものは "SDT-5000 3.02"です. DDS-2のものは "SONY SDT-5000 327M" です. DDS-2バージョンには 1MBのキャッシュがあります. この キャッシュによりあらゆる状況でテープのデータの流れを途切れさせません.

このドライブのブートメッセージの識別子は "SONY SDT-5000 3.02" "type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13"です.

120mテープを使用した場合の標準容量は 4GBです. このドライブ はハードウェアデータ圧縮機能があります.

データ転送レートはドライブのモデルによります. "SONY SDT-5000 327M" でデータ圧縮を行った場合のレートは 630kB/s です. "SONY SDT-5000 3.02"では 225kB/sです.

Kenneth Merry ken@ulc199.residence.gatech.eduの報告によれば このドライブからデータを読むためには, ブロックサイズを 512バイトにしま す (mt blocksize 512).

"SONY SDT-5000 327M" の情報は Charles Henrich henrich@msu.edu による報告です.

報告者: &a.jmz;

このドライブのブートメッセージの識別子は "TANDBERG TDC 3600 =08:" "type 1 removable SCSI 2"です.

このドライブはQIC テープドライブです.

標準容量は150/250MBです.

このドライブには奇妙な癖があることが知られていますが, SCSIテープドライバ (st(4)) には問題なく動くコードが含まれてい ます. 問題の修整とSCSI 2へのコンパチビリティを得るためにファームウェ アをある (具体的には不明の) バージョンより上にしてください.

データ転送レートは80kB/sです.

IBMと Emerald製品のユニットは動かないでしょう. 問題を解決するためにファームウェア EPROMを交換してください.

報告者: Michael Smith msmith@atrad.adelaide.edu.au

これはドライ ブに非常によく似ています.

報告者: &a.joerg;

このドライブのブートメッセージの識別子は "TANDBERG TDC 4222 =07" "type 1 removable SCSI 2"です.

これは QICテープドライブです.

標準容量は2.5GBです. このドライブは 60M (DC600A) 以上のすべての カートリッジを読むことができ, 150MB (DC6150) 以上のすべてのカートリッジを 読み書きできます. ハードウェア圧縮は 2.5GBカートリッジを使用した時のオプションとしてサポートされています.

このドライブには奇妙な癖がありますが, FreeBSDの2.2-current以降の SCSIテープデバイスドライバ (st(4)) には対応が組み込まれています. それ以前のバージョンの FreeBSDではmtを用いてテープから1ブロッ ク読み, テープを巻戻してからバックアッププログラムを実行してください. (mt fsr 1; mt rewind; dump ...).

データ転送レートは 600kB/s (データ圧縮時のベンダによる公称) で, start/stop モードでも 350kB/s にはなります. 容量の小さいカー トリッジを使った場合にはレートは下がります.

報告者: &a.joerg;

このドライブのブートメッセージの識別子は "WANGTEK 5525ES SCSI REV7 3R1" "type 1 removable SCSI 1" "density code 0x11, 1024-byte blocks"です.

これは QICテープドライブです.

標準容量は 525MBです.

データ転送レートは 180kB/sです.

60, 120, 150, 525MB のテープを読むことができます. 60MB (DC600カートリッジ) には書き込むことはできません. 120および150テー プに確実に上書きするには, 先にテープを消去 (mt erase) します. 120および 150のテープは 525MBのテープより幅の広いトラックを使用してい ます(テープ当たりのトラック数は少なくなります). トラックの幅の「外側」には上書きされませんので, テープが消去されない限り 両側に古いデータが残ったまま新しいデータが置かれることになります.

このドライブの奇妙な癖は知られていて, SCSIテープドライバ (st(4)) に組み込まれています.

他のファームウェアのリビジョンで動くことが確認されているも のは M75Dです.

報告者: Marc van Kempen marc@bowtie.nl "REV73R1" Andrew Gordon Andrew.Gordon@net-tel.co.uk "M75D"

このドライブのブートメッセージの識別子は "WANGTEK 6200-HS 4B18" "type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13"です.

これは DDS-1テープドライブです.

90mテープを使用した場合の標準容量は 2GBです.

データ転送レートは 150kB/sです.

報告者: Tony Kimball alk@Think.COM * 問題のあるドライブ * CD-ROM ドライブ * その他 * ディスクの追加と再設定 テープとバックアップ * フロッピーへのバックアップはいかが? テープメディア

4mm テープはワークステーションのバックアップメディアとして QICから置き換えられつつあります. この流れは QICドライブの製造のリーダ であった Archiveを Connerが買収し QICドライブの製造を中止したことで加 速しました. 4mmドライブは小型で静かですが 8mmドライブの持っているような信頼性の評判はありません. カートリッジは 8mmカートリッジよりも安価で小型 (3 x 2 x 0.5 インチ ; 76 x 51 x 12 mm) です. 4mmドライブ は 8mm同様にヘリカルスキャン (訳 注: VTRと同様の回転ヘッドを使う方式) を使用しているという理由でヘッド の寿命は短いです.

これらのドライブのデータスループットは 150kB/s程度から 500kB/s程度の範囲です. データ容量は 1.3GBから 2.0GBです. ハードウェア 圧縮が多くのドライブで可能で, およそ 2倍の容量になります. マルチドライ ブテープライブラリユニットは1つの筐体に 6ドライブを持つことができ自動的 にテープを交換します. ライブラリの容量は 240GBに達します.

4mmドライブは 8mmドライブ同様にヘリカルスキャンを使います. ヘリカルスキャンの利点と欠点は 4mmドライブ と 8mmドライブ共通です.

テープの寿命は 2000回のパスあるいは 100回のフルパックアップ です.

8mmテープは SCSIテープドライブとして最もよく使われているもの で, データ交換用として最良の選択です. ほとんどのサイトには Exabyteの 2GB 8mmテープドライブがあるでしょう (訳注: Unixワークステーションを何 台も置いているようなサイトには1台くらいはあるというような意味です). 8mmドライブは信頼性が高く, 使いやすく, 静かです. カートリッジは安価で 小型です (4.8 x3.3 x 0.6 インチ; 122 x 84 x 15 mm). ひとつの欠点は , テープとヘッドの相対的な速度が高速なために比較的ヘッドとテープの寿命 が短いことです.

データスループットは 250kB/s程度から 500kB/s程度の範囲です. データ容量は 300MBから 7GBです. ハードウェア圧縮が多くのドライブで可 能で,およそ 2倍の容量になります. 単一のユニットおよび,1つの筐体に6台の ドライブと 120巻のテープを持ったマルチドライブテープライブラリが利用可 能です. テープはユニットにより自動的に交換されます. ライブラリの容量は 840GB以上に達します.

データはヘッドがメディアに対してある傾き (約6度) を持って配置 されているヘッドによるヘリカルスキャンを使ってテープに記録されます. テープは ヘッドのある円筒の周の 270度にわたって接触します. テープが円筒面を走行 する間, 円筒は回転しています. この結果, トラックはテープの上端と下端の間に 角度を持って横切り, データは高密度に詰められることになります.

QIC-150テープとドライブはたぶん最も一般的に使われているドライブとメ ディアでしょう。QICテープドライブは現実的なバックアップドライブとして 少なくとも高価なものではありません. 欠点はメディアのコストです. QICテー プは 8mmや 4mmテープに比較して GBのデータの保存には5倍ほど高価です. しかしあなたの必要とする量が半ダース程のテープで十分であれば, QICは正 しい選択となるかもしれません. QICは 最も一般的なテープドライ ブです. すべてのサイトに QICドライブのどれかの容量のものがあります. 問題は, QICは同じようなテープ (まったく同じ場合もある) に多様な記録密度 があることです. QICドライブは静かではありません. これらのドライブはデー タ記録を開始する前に音をたててシークしますし, リード, ライト, シークの 時にはっきりと聞こえる音を出します. QICテープの大きさは (6 x 4 x 0.7 インチ; 152 x 102 x 17 mm). で使われている 1/4インチ幅のテープについては別に 議論します. テープライブラリやチェンジャはありません.

データスループットは 150kB/sから 500kB/sの範囲です. データ容量 の範囲は 40MBから 15GBです. ハードウェア圧縮が最近の多くのドライブで使 えるようになっています. QICドライブは DATドライブに置き換えられつつあ り,あまり多くインストールされなくなっています.

データは複数のトラックにわかれてテープに記録されます. トラックはテープメディアの長さ方向に沿っていて, 一端からもう一方の端ま でです. トラックの 数とそれにしたがうトラックの幅はテープの容量によって変わります. すべてではあ りませんがほとんどの最近のドライブは少なくとも読み出しについては (場合 によっては書き込みも) 下位互換性があります. QICはデータの安全性につ いてはよいといわれています (ヘリカルスキャンドライブに比べて機構は単純 でより丈夫です).

テープは 5000回のバックアップで寿命となるでしょう.

DLTはここに示したドライブのタイプの中で最高速のデータ転送レー トです. 1/2インチ (12.5mm) テープが単リールのカートリッジ (4 x 4 x 1 イン チ; 100 x 100 x 25 mm) に入っています. カートリッジのひとつの側面全体が スイングゲートになっています. ドライブの機構がこのゲートを開け, テープ リーダを引き出します. テープリーダには楕円形の穴があり, ドライブ がテープを引っ掛けるのに使います. 巻き取りのためのリールはドライブの中 にあります. ここに挙げた他のカートリッジはすべて (9トラックテープはただ 1つの例外です) 送りだしリールと巻き取りリールの両方がカートリッジの中 にあります. データスループットは約1.5MB/sで, 4mm, 8mm, QIC テープドライブ の3倍です. データ容量は単一のドライブで 10GBから 20GBの範囲です. マルチテープチェンジャ,マルチテープドライブ,5から 900巻のテープを1から 20ドライブで扱うマルチドライブテープライブラリがあり, 50GBから 9TBの容量が得 られます. データは (QICテープのように) テープの走行方向に並列なトラックに 記録されます. 2つのトラックが同時に書かれます. Read/Writeヘッドの寿命 は比較的長いと言えます. テープの走行が止まればヘッドとテープの間の相対 運動はありません. 新品のテープを最初に使う場合

新品の完全な空テープを読もうとしたり書き込もうとすると処理 は失敗するでしょう. 次のようなコンソールメッセージが出るでしょう. st0(ncr1:4:0): NOT READY asc:4,1 st0(ncr1:4:0): Logical unit is in process of becoming ready テープに識別ブロック (Identifire Block:block number 0) がありません. QIC-525標準の採用されている QICテープドライブのすべてで識別ブロックをテー プに書きます. 2つの解決方法があります.

(訳注: 方法1)mt fsf 1 によってテープドライブは識別 ブロックをテープに書きます.

(訳注: 方法2)フロントパネルのボタンを押してテープをとりだします.

再びテープを入れ,データをテープに dump(8)します.

dump(8) はそのうちに DUMP: End of tape detected と表示し, コンソールには HARDWARE FAILURE info:280 asc:80,96と表示されるでしょう.

mt rewindを使ってテープを巻戻します.

この次からはテープの操作は成功するでしょう. バックアッププログラム

よく使われる3つのプログラムはdump(8), tar(1), cpio(1)です. ダンプとリストア

dump(8)restore(8) は伝統的な Unixのバッ クアッププログラムです. これらはドライブのファイルシステムによって作ら れたファイル,リンク,ディレクトリをディスクブロックの集まりとして処理し ます. dump(8)はデバイスやファイルシステム全体をバックアップし, 一部分のバックアップや, ln(1)によるソフトリンクや他のファイル システムをマウントを行った, 1つ以上のファイルシステムにまたがるディレ クトリツリーのバックアップはできません. dump(8)はファイルやディレクトリを構成するデータブロックをテー プに書くだけで, ファイルやディレクトリをテープに書くことはありません. dump(8)には初期の ATT UNIXのバージョン 6 (1975年ごろ) に由来する 癖が残っています. デフォルトのパラメタは 9トラックテープ (6250 bpi) に 適したものになっていて現在の高密度メディア (最大 62,182 ftpi) に適してい ません. 現在のテープドライブの容量を有効に利用するため, デフォルト値を コマンドラインで置き換えなければなりません.

rdump(8)rrestore(8) は他のコンピュー タに接続されているテープドライブにネットワーク経由でバックアップをしま す.どちらのプログラムもリモートテープドライブにアクセスするために rcmd(3)ruserok(3)に依存しています. このためユーザ がバックアップを実行するためには rhostsによるリモートアクセス が必要です.

rdump(8)rrestore(8)の引数はリモー トコンピュータに適切なものを用います. rrestore(8)はリモートコンピュータから使うのに適しています. (例えば FreeBSDコンピュータより komodoという名前の Sunに接続されている Exabyteテープドライブへ /sbin/rdump 0dsbfu 54000 13000 126 komodo:/dev/nrst8 /dev/rsd0a 2>&1 として rdumpしたような場合の restoreに使います) 警告: セキュリティは rhostsの管理にかかっています. あなたの状況を注意深く調べてください. Tar

tar(1) ATT Unix のバージョン 6 (1975ごろ) にさかのぼ る事ができます. tar(1)はファイルシステムと協調して機能し, ファ イルやディレクトリをテープに書きます. tar(1)cpio(1)で使えるようなフルレンジのオプションは持ちませんが cpio(1)で使うような奇妙なコマンドパイプラインは必要ありません.

tar(1) はネットワーク経由のバックアップの機能はあ りません. リモートテープドライブにはパイプラインと rsh(1)を使っ て送る事ができます. (コマンド使用例はまだです) Cpio

cpio(1) は本来の Unixファイルを磁気メディアへ移すた めのプログラムです. cpio(1)はバイトスワッピング, 多くの異な るアーカイブフォーマットの書き込みのオプション(それ以外にも多数のオプ ションがあります)がありパイプで他のプログラムにデータを渡す事もできま す. この最後に挙げた特徴により, cpio(1)はインストールメディア にとっては優れた選択です. cpio(1)STDINからの入力で なければならず,ディレクトリツリーの探索やファイルリストについての機能 はありません.

cpio(1)はネットワーク経由のバックアップの機能はあ りません. リモートテープドライブにはパイプラインと rsh(1)を使っ て送る事ができます. (コマンド使用例はまだです)

Amanda (Advanced Maryland Network Disk Archiver) は単一のプ ログラムではなくクライアント/サーバ型のバックアップシステムです. Amanda サー バは, Amandaクライアントであるネットワークでサーバに接続された複数のコン ピュータから一つのテープドライブへバックアップをおこないます. このような場合の一般的な問題はいくつもの大容量のディスクからデータディ レクトリをテープにバックアップするには時間がかかりすぎてしまうという事 です. Amanda はこの問題を解決します. Amandaは同時に複数のファイルシス テムのバックアップをおこなう時に 「ホールディングディスク」を使う事ができます. Amandaの設定ファイルに書いたすべてのファイルシステムのフルバックアップを ある間隔でとるためのテープグループである 「アーカイブセット」を作ります. これは Amandaの設定ファイルに書かれているすべてのファイルシステムが, ある 期間で作られるフルバックアップのテープのグループです. 「アーカイブセッ ト」には夜間に作られるすべてのファイルシステムの増分 (あるいは差分として ) のバックアップも含みます. 障害の起きたファイルシステムの回復に は最も新しいフルバックアップと増分のバックアップが必要です.

設定ファイルでバックアップのコントロールと Amandaによるネッ トワークトラフィック量を設定します. Amandaはデータをテープに書くのに バックアッププログラムのどれかを使うでしょう. Amandaはその一部分でも パッケージでも利用可能ですが, デフォルトではインストールされません. 何もしない

「何もしない」というのはコンピュータのプログラムではありませ んが, バックアップの戦略として最も広く採用されている物です. これには初 期投資が必要ありません. したがわなければならないバックアップスケジュールも ありません. ただ何もしないだけです. もしデータに何かが起きたら, 苦笑い して耐えてください.

あなたにとって時間やデータの価値が少ないかあるいはまったくない のであれば「何もしない」のはあなたのコンピュータに最も適したバックアッ ププログラムでしょう. しかし注意してください. Unixは便利なツールです. 6ヶ月も使っていれば価値のあるファイルの山ができ上がっているでしょう.

「何もしない」は /usr/obj やその他の, コンピュータに よってつくり出されたディレクトリツリーについては適切な方法です. 一つの 例はこのハンドブックのファイルで, これらは SGMLのファイルより 生成された物です. HTMLファイルのバックアップを作る必要はあ りません. SGMLのソースファイルは定期的にバックアップされます. どのバックアッププログラムが最適でしょう?

定期的に dump(8)しましょう. Elizabeth D. Zwicky はここで検討したプログラムすべてについて拷問的なテストをおこないま した. すべてのデータと Unixファイルシステムの状態すべてを保存するには明ら かに dump(8)でしょう. Elizabethは大きく変化に富んだ異常な状態 (いくつかはあまり異常でもない状態のものもあります) になっているファイ ルシステムで, それぞれのプログラムでファイルシステムのバックアップとリ ストアを行ってテストしました. 特色のある状態には, ホールを持つファイル, ホールとヌルブロックを持つファイル, 奇妙な文字をファイル名に持つファイ ル, 読み出し不可, 書き込み不可のファイル, デバイスファイル, バックアッ プ中にファイルのサイズを変更する, バックアップ中にファイルの作成/削除 をおこなうなどがあります. 彼女は1991年10月の LISA Vで結果の発表をしていま す. 緊急時のリストア手順 災難の起きる前に

起き得るどのような災難に対しても以下の4ステップだけが必要な 準備です.

ステップ 1では, ファイルシステムテーブル(/etc/fstab) やブートメッセージで示されるすべてのディスクの disklabelをそれぞれ2コピー づつプリント (例えば disklabel sd0 | lpr とする) します.

ステップ 2では, boot と fixitフロッピーにそのシステムのすべ てのデバイスドライバが含まれているか確認します. 最も簡単な確認の方法は, フロッ ピーをドライブに入れてリブートし, ブートメッセージを確認することです. あなた のシステムのデバイスがすべて含まれ, 機能していれば, step 3へ飛んでください.

そうでないなら, そのシステムのすべてのディスクをマウントでき, テープドライブにもアクセスできる 2種類のカスタムブートフロッピーディスクを作る必要 があります. これらのフロッピーには fdisk(8), disklabel(8), newfs(8), mount(8), と利用したい バックアッププログラムが入っていなければなりません. これらのプログラム はスタティックリンクされたプログラムである必要があります. dump(8)を使うのであればフロッピーに restore(8)を入れ る必要があります.

ステップ 3では, 通常の方法でバックアップを作ります. 最新のバックアップの後でおこなわれた変更は回復することはできません. バックアップテープにライトプロテクトをしてください.

ステップ 4では, フロッピー (boot.flp と fixit.flp あるいは ステップ 2で作った2枚のカスタムブートフロッピーディスクです) とバックアップテー プのテストをします. 手順のノートを作りましょう. このノートはブートフロッピーディスク,バックアッ プテープに入れておきプリントアウトしておきます. あなたがリストアをおこなう ような時はおそらく錯乱状態でしょうからこのノートはバックアップを破壊し てしまうようなことを防ぐのに役立つでしょう (どのようにして破壊するって? tar xvf /dev/rst0とする替りに偶然 tar cvf /dev/rst0 とタイプしてバックアップテープに上書きしてしまうかもしれません). 訳注: 上書きはライトプロテクトをしておけば防げますが, なんらかの原因で プロテクトがはずれているかもしれません. ちなみに訳者の経験から言えば上のようなミスタイプは結構起きます.

安全性を増すために, 毎回ブートフロッピーディスクを作り,2巻のバック アップテープを取ります. 一方を離れた場所に保管します. 離れた場所は同じ 建物の地下室ではいけません. 世界貿易センタービルにあった数多くの会社は 苦い経験よりこの教訓を得ました. 離れた場所とはコンピュータやディスク ドライブからかなり離れていて物理的に分離されていなければなりません.

ブートフロッピーディスクを作るスクリプトの一例 #!/bin/sh # # create a restore floppy リストアフロッピーの作成 # # format the floppy フロッピーのフォーマット # PATH=/bin:/sbin:/usr/sbin:/usr/bin fdformat -q fd0 if [ $? -ne 0 ] then echo "Bad floppy, please use a new one" exit 1 fi # place boot blocks on the floppy フロッピーにブートブロックを書く # disklabel -w -B -b /usr/mdec/fdboot -s /usr/mdec/bootfd /dev/rfd0c fd1440 # # newfs the one and only partition ただ1つのパーティションを newfs # newfs -t 2 -u 18 -l 1 -c 40 -i 5120 -m 5 -o space /dev/rfd0a # # mount the new floppy 新しいフロッピーをマウント # mount /dev/fd0a /mnt # # create required directories 必要なディレクトリの作成 # mkdir /mnt/dev mkdir /mnt/bin mkdir /mnt/sbin mkdir /mnt/etc mkdir /mnt/root mkdir /mnt/mnt # for the root partition mkdir /mnt/tmp mkdir /mnt/var # # populate the directories # # MINIカーネルがない場合は作ります if [ ! -x /sys/compile/MINI/kernel ] then cat << EOM The MINI kernel does not exist, please create one. Here is an example config file: # MINIカーネルの config fileの例 # MINI -- A kernel to get FreeBSD on onto a disk. # machine "i386" cpu "I486_CPU" ident MINI maxusers 5 options INET # needed for _tcp _icmpstat _ip stat # _udpstat _tcpstat _udb options FFS #Berkeley Fast File System options FAT_CURSOR #block cursor in syscons or pcc ons options SCSI_DELAY=15 #Be pessimistic about Joe SCSI device options NCONS=2 #1 virtual consoles options USERCONFIG #Allow user configuration with -c XXX config kernel root on sd0 swap on sd0 and sd1 dumps on sd0 controller isa0 controller pci0 controller fdc0 at isa? port "IO_FD1" bio irq 6 drq 2 vector fdintr disk fd0 at fdc0 drive 0 controller ncr0 controller scbus0 device sc0 at isa? port "IO_KBD" tty irq 1 vector scintr device npx0 at isa? port "IO_NPX" irq 13 vector npxintr device sd0 device sd1 device sd2 device st0 pseudo-device loop # required by INET pseudo-device gzip # Exec gzipped a.out's EOM exit 1 fi cp -f /sys/compile/MINI/kernel /mnt gzip -c -best /sbin/init > /mnt/sbin/init gzip -c -best /sbin/fsck > /mnt/sbin/fsck gzip -c -best /sbin/mount > /mnt/sbin/mount gzip -c -best /sbin/halt > /mnt/sbin/halt gzip -c -best /sbin/restore > /mnt/sbin/restore gzip -c -best /bin/sh > /mnt/bin/sh gzip -c -best /bin/sync > /mnt/bin/sync cp /root/.profile /mnt/root cp -f /dev/MAKEDEV /mnt/dev chmod 755 /mnt/dev/MAKEDEV chmod 500 /mnt/sbin/init chmod 555 /mnt/sbin/fsck /mnt/sbin/mount /mnt/sbin/halt chmod 555 /mnt/bin/sh /mnt/bin/sync chmod 6555 /mnt/sbin/restore # # create the devices nodes デバイスノードを作る # cd /mnt/dev ./MAKEDEV std ./MAKEDEV sd0 ./MAKEDEV sd1 ./MAKEDEV sd2 ./MAKEDEV st0 ./MAKEDEV pty0 cd / # # create minimum filesystem table 最小限のファイルシステムテーブル # cat > /mnt/etc/fstab < /mnt/etc/passwd < /mnt/etc/master.passwd < 災難の後に

重要な問題は, ハードウェアが生き残ったかどうかです. 定期的なバックアップを取っていればソフトウェアについて心配する必要はあ りません.

ハードウェアがダメージを受けていたら, 最初にそのダメージを 受けた部品を交換してください.

ハードウェアに問題がなければ, フロッピーをチェックしてくださ い.カスタムブートフロッピーディスクを使っているのであればシングルユーザ ("boot:"プロンプトの出た時に "-s" とタイプしてください) でブートしてくださ い. それから次の「ファイルシステムを1つずつ回復する」を読んでください。

boot.flp と fixit.flp を使っているのであればこのまま読み続けてくださ い. boot.flp を入れてブートしてください. 本来のインストールメニューが表 示されるはずです. (ここで) "fixit XXX"オプションを選びます. 指示の通り fixit.flp を入れてください. restoreとその他の必要なプログラムは /mnt2/standに置かれています.

ファイルシステムを一つずつ回復する

最初のディスクのrootパーティションをmount(8) (例えば mount /dev/sd0a /mntのように) マウントして見てください. ディスクラベルが 破壊されている場合は disklabel(8)を使ってあらかじめプリントし ておいた通りにパーティションを作り直しラベルをつけてセーブしてください. newfs(8)を使いファイルシステムを作り直します. ルー トパーティションを読み書き可能にマウント ("mount -u -o rw /mnt") しなおします. バックアッププログラムとバックアップテープを 使ってこのファイルシステムのデータを回復します (例えば restore vrf /dev/st0とします). ファイルシステムをアンマウント (umount /mntなど) して, 障害を受けたファイルシステムそれぞれについて繰り返 してください.

システムが動き出したら, 新しいテープにデータをバックアップ してください. どのような理由で再び事故が起きたりデータが失われるかはわか りません. これに時間を費す事で, 後々の災難から救われる事になります. * 災難対策をしていませんでした. どうしたらいいでしょ う? * シリアルポート * サウンドカード * PCMCIA * その他 diff --git a/ja/handbook/mirrors.sgml b/ja/handbook/mirrors.sgml index 4e1b065b2c..31d3e794dd 100644 --- a/ja/handbook/mirrors.sgml +++ b/ja/handbook/mirrors.sgml @@ -1,703 +1,703 @@ - + - + FreeBSD の入手方法 CD-ROM 出版社

FreeBSD は Walnut Creek CDROM から出されている CD-ROM から入手できます: Walnut Creek CDROM 1547 Palos Verdes Mall, Suite 260 Walnut Creek CA 94596 USA Phone: +1 510 674-0783 Fax: +1 510 674-0821 Email: WWW: FTP サイト

FreeBSD の公式な情報は anonymous FTP によって以下の場所から 入手できます: .

さらに, FreeBSD は以下のミラーサイトから anonymous FTP によって 入手できます. もし FreeBSD を anonymous FTP によって手にいれる場合は, 近くのサイトを利用するようにしてください. , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , . 何か問題がある場合は,このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は,このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は,このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. FreeBSD (2.0C またはそれ以降) の輸出規制コード (eBones と secure) の 最新のバージョンは以下の場所から入手できます. もしあなたがアメリカやカナダ以外にいるのであれば, secure (DES) と eBones (Kerberos) を 以下の外国向けの配布サイトから手にいれてください: 南アフリカ このドメインの . ブラジル このドメインの . フィンランド 連絡先: . CTM サイト -

CTM/FreeBSD は以下のミラーサイトから anonymous FTP によって - 入手できます. もし CTM を anonymous FTP によって手にいれる場合は, +

/FreeBSD は以下のミラーサイトから anonymous FTP + によって入手できます. もし CTM を anonymous FTP によって手にいれる場合は, 近くのサイトを利用するようにしてください. 何か問題がある場合は, &a.phk;に連絡してください. カリフォルニア, サンフランシスコ近辺, 公式なソース ドイツ, ベルリン ドイツ, トリエル 南アフリカ, ctm, sup, CVSupなどの古い差分ファイルのバックアップサーバ 台湾/中華民国, チャーイー(嘉義) 近くにミラーサイトがない場合やミラーが不完全な場合は, を試してください. FTP search はノルウェーの Trondheim にある, フリーの素晴らしい アーカイブサーバです. CVSup サイト -

FreeBSD の CVSup サーバは以下のサイトで稼働しています: +

FreeBSD の サーバは以下のサイトで稼働しています: アルゼンチン cvsup.ar.FreeBSD.ORG () オーストラリア cvsup.au.FreeBSD.ORG () ドイツ cvsup.de.FreeBSD.ORG () 日本 cvsup.jp.FreeBSD.ORG () オランダ cvsup.nl.FreeBSD.ORG () ノルウェー cvsup.no.FreeBSD.ORG () 南アフリカ cvsup.za.FreeBSD.ORG () 台湾 sup.tw.FreeBSD.ORG () アメリカ cvsup.FreeBSD.ORG () cvsup2.FreeBSD.ORG () cvsup4.FreeBSD.ORG () cvsup5.FreeBSD.ORG () FreeBSD の輸出規制されたコード (eBones と secure) は CVSup 経由で以下 の国際的なリポジトリから入手できます. アメリカ合衆国やカナダ以外に居る 場合は, このサイトを使って輸出規制されたコードを入手してください. 南アフリカ cvsup.internat.FreeBSD.ORG () diff --git a/ja/handbook/stable.sgml b/ja/handbook/stable.sgml index 4e91e46245..9758a445a6 100644 --- a/ja/handbook/stable.sgml +++ b/ja/handbook/stable.sgml @@ -1,107 +1,107 @@ - + - + FreeBSD の安定状態の持続

原作: &a.jkh;.

訳: &a.iwasaki;. FreeBSD-stable ってなに?

FreeBSD-stable は, 次の本流のリリースを目指した新機能をあまり採り入 れない保守的な変更のための開発の支流です. 実験的またはテスト未完の変更 はこの支流には取り入れられません ( 参照). 誰が FreeBSD-stable を必要としているの?

もしあなたが仕事で使用しているとか, なによりも FreeBSD システムの安 定性を最重要視するなら, stable を追いかけることを考えるべきで しょう. stableの支流は前のリリースに関して効果的にバグフィッ クスされた流れであるため, 最新のリリース ( 執筆時点) をインストールしているのであれば, 特に +url="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/2.1.7-RELEASE" +name="2.1.7-RELEASE"> 執筆時点) をインストールしているのであれば, 特に そうです.

stable ツリーが常に完全に互換性があり安定するように努力し ていますが, たまに間違いがあることに注意してください (結局, 内容が吟味 されずに素早く送られた変更を含むソースがまだあるのです). また, currentstable へ移行する前に完璧なテストフィック スに最善を尽くしますが, 私たちのテストはすべてのケースを十分に網羅して いるとは限りません. もし何か stable で不具合があるようでした ら, 私たちにすぐに教えてください (次の節参照). FreeBSD-stable を使う

&a.stable へ加わってください. このメーリングリスト では, stable の構築に関連する事柄や, その他の注意すべき点 に関する情報が流れています. また開発者は議論の余地がある修正や変更 を考えている場合に, このメーリングリストで公表し, 提案された変更に 関して問題が生じるかどうかを返答する機会をユーザに与えます. メーリングリストに参加するには, &a.majordomo へメッセージの本文に 次のように書いたメールを送ってください: subscribe freebsd-stable オプションとして本文に `help' と書けば, Majordomo は私たちがサポー トする様々なメーリングリストに参加 / 脱退する方法に関する詳しいヘ ルプを送付します. ftp.FreeBSD.ORG からのソースの入手. 以下の 3つの方法で おこなうことができます : 機能を使用する. 転送レートが 安定している TCP/IP 接続でない場合は, この方法が適して います. CMUの プログラム (ソフトウェア 更新プロトコル) を使用する. 一度コレクション全体を入手 してしまえば, 前回からの変更部分だけですむので, 2番目に 推奨される方法です. 多くの人が cron から sup を実行し, 自動的にソースコードを最新の状態に保っています. ftp を使用する. FreeBSD-stable 用のソースツリーは 常に次のところで「公開」されています :

私たちはまた, tar/compress でツリー全体を入手できる `wu-ftpd' を使用しています. 例えば : usr.bin/lex に対して: ftp> cd usr.bin ftp> get lex.tar.Z とすることにより, ディレクトリ全体を compress された tar ファイルとして入手することができます. 基本的には, ソースに迅速でオンデマンドなアクセスが必要で, 接続のバンド幅が問題でなければ, sup か ftp を使いましょう. そうで ない場合は CTM を使いましょう. stable をコンパイルする前に, /usr/src にある Makefile をよ く読んでください. 少なくとも一回はアップグレードの処理の一部として 最初に `make world' を実行するべきでしょう. &a.stable を読めば, 次 のリリースに移行するに当たって時々必要となる既存システムからの新シ ステムの構築手順についての最新情報が得られるでしょう. diff --git a/ja_JP.EUC/handbook/cvsup.sgml b/ja_JP.EUC/handbook/cvsup.sgml index 6c202239bb..a4001ec108 100644 --- a/ja_JP.EUC/handbook/cvsup.sgml +++ b/ja_JP.EUC/handbook/cvsup.sgml @@ -1,564 +1,565 @@ - + - + CVSup

原作: &a.jdp;.

訳: &a.iwasaki;.27 February 1997. CVSup の紹介

CVSup は, リモートのサーバホストにあるマスタ CVS リポジトリから ソースツリーを配布し更新するためのソフトウェアパッケージです. FreeBSD のソースは, カリフォルニアにある中心的な開発マシンの CVS リポジトリの 中でメンテナンスしています. CVSup を使用することで, FreeBSD ユーザは 簡単に自分のソースツリーを最新の状態にしておくことができます.

CVSup は "pull" モデルとよばれる更新のモデルを採用しています. pull モデルでは, 各クライアントが更新したい場合に更新したい時点で, サーバに更新の問い合わせをおこないます. サーバはクライアントからの 更新の要求を受け身の状態で待ちます. したがって, すべての更新は クライアント主導でおこなわれます. サーバは頼まれもしない更新情報を 送るようなことはしません. ユーザは CVSup クライアントを手動で実行して 更新をおこなうか, cron ジョブを設定して定期的に自動実行する必要があります.

用語 "CVSup" のように大文字で表記しているものは, ソフトウェアパッケージ 全体を指します. 主な構成物は, 各ユーザマシンで実行するクライアントである "cvsup", FreeBSD の各ミラーサイトで実行するサーバ "cvsupd" です.

FreeBSD の文書やメーリングリストを読んだ際に, sup についての言及を 見かけたかもしれません. sup は CVSup の前に存在していたもので, 同様の 目的で使われていました. CVSup は sup と同じように使用されており, 実際, sup と互換性のあるコンフィグレーションファイルを使用します. しかし, CVSup の方がより高速で柔軟性もあるので, もはや sup は FreeBSD プロジェクトでは使用されていません. CVSup のインストール

FreeBSD 2.2 以降を使用している場合, CVSup をインストールするもっとも 簡単な方法は, FreeBSD または対応する を使うことです. どちらを使うかは, CVSupを自分で作りたいかどうかによります. -

FreeBSD-2.1.6 を使用している場合は, 残念ながら FreeBSD-2.1.6 には -存在しないバージョンの C ライブラリが必要となるため バイナリ package -は使用できません. しかし, FreeBSD-2.1.6 または 2.1.7 を使用している場合は, 残念ながら +FreeBSD-2.1.{6,7} には存在しないバージョンの C ライブラリが必要となるため +バイナリ package は使用できません. +しかし, は FreeBSD 2.2 とまったく同じように簡単に使うことができます. 単に tar ファイルを展開し, cvsup ディレクトリへ cd して "make install" とタイプするだけです.

CVSup は で書かれているため, package と port 両方とも Modula-3 ランタイムライブラリがインストールされていることが必要です. これらは port の および package の にあります. これらのライブラリの port や package に対して cvsup と同じ管理方法を取っていれば, CVSup の port や package をインストールする際に, これらのライブラリも自動的に コンパイルそして/またはインストールされます.

Modula-3 ライブラリはかなり大きく, これらの転送やコンパイルはすぐに 終わるものではありません. この理由から, 三つめの選択肢が提供されています. 以下のアメリカ合衆国にある配布サイトのどちらからでも, FreeBSD 用の スタティックリンクされた CVSup 実行形式が入手可能です: (クライアント). (サーバ). また, ドイツのミラーサイトは以下の通りです: (クライアント). (サーバ). 訳注: 日本国内のミラーサイトは以下の通りです: (クライアント). (サーバ).

ほとんどのユーザはクライアントのみが必要になるでしょう. これらの 実行形式は完全に自己完結しており, FreeBSD-2.1.0 から FreeBSD-current までの, どのバージョンでも動作します.

まとめると, CVSup をインストールするための選択肢は以下の通りです: - FreeBSD-2.2以降: スタティックバイナリ, port, package - FreeBSD-2.1.6: スタティックバイナリ, port - FreeBSD-2.1.5 以前: スタティックバイナリ + FreeBSD-2.2以降: スタティックバイナリ, port, package + FreeBSD-2.1.6, 2.1.7: スタティックバイナリ, port + FreeBSD-2.1.5 以前: スタティックバイナリ CVSup のコンフィグレーション

CVSup の動作は, "supfile" と呼ばれるコンフィグレーションファイルで 制御します. FreeBSD-2.2 からは, supfile のサンプルがディレクトリ の下にあります. 2.2 以前のシステムを使用している場合は, これらの サンプルを から入手することができます.

supfile には以下の cvsup に関する質問への答えを記述します:

次のセクションで, これらの質問に順番に答えながら典型的な supfile を組み立てていきます. 最初に supfile の全体構造を説明します.

supfile はテキストファイルです. コメントは "#" から行末までです. 空行とコメントだけの行は無視します.

残りの各行には, ユーザが受け取りたいファイル群について記述します. 行の始めは, サーバ側で定義した論理的なファイルのグループである 「コレクション」の名称です. コレクションの名称を指定して, 欲しいファイル群を サーバに伝えます. コレクション名の後には, ホワイトスペースで区切られた 0個以上のフィールドが続きます. これらのフィールドが上記の質問に対する 答えになります. フィールドには 2種類あります: flag フィールドと value フィールドです. flag フィールドは "delete" や "compress" のような 単独のキーワードから成ります. また, value フィールドもキーワードで 始まりますが, キーワードの後にはホワイトスペースは入らず, "=" と 二つめの単語が続きます. 例えば, "release=cvs" は value フィールドです.

通常, supfile には受け取りたいコレクションを一つ以上指定します. supfile を組み立てる一つの方法として, コレクション毎にすべての関係の あるフィールドを明示的に指定する方法があります. しかし, これでは supfile のすべてのコレクションに対してほとんどのフィールドが同じになるため, 行が非常に長くなってしまい不便になります. これらの問題を避けるため, CVSup ではデフォルトを指定することのできるメカニズムが提供されています. 特殊な擬似コレクション名 "*default" で始まる行は, supfile 中の後続の コレクションに対して使用する flag フィールドと value フィールドの デフォルトを設定するために利用できます. 個々のコレクションで固有の値を 指定すると, デフォルト値を無効にできます. また "*default" 行を追加すると, supfile の途中からデフォルト値の変更や追加が可能になります.

これまでの予備知識を基に, のメインのソースツリーを受け取って更新するための supfile を 組み立ててみましょう. どのファイルを受け取りたいのか?

sup の場合と同様に, CVSup を通して入手できるファイルは 「コレクション」と呼ばれる名前の付けられたグループにまとめられています. 利用可能なコレクションについては で説明しています. ここでは, FreeBSD システムのメインのソースツリー全体 を受け取るための設定例を紹介します. 輸出規制されている暗号化サポートのコード以外のすべてを含む "src-all" という 単一の大きなコレクションがあります. この例では私たちがアメリカ合衆国か カナダにいるものと仮定します. その場合, "cvs-crypto" という一つの付化的な コレクションで暗号化コードを入手することができます. supfile を組み立てる最初のステップとして, これらのコレクションを一行に一つづつ 記述します: src-all cvs-crypto

どのバージョンのものが欲しいのか?

CVSup を使用すると, かつて存在していたことのある, 事実上どのバージョンの ソースでも受け取ることができます. これは cvsupd サーバがすべてのバージョンを含む CVS リポジトリに基づいて動作することにより, 実現されています. "tag=" および "date=" の value フィールドを使用して, 欲しいバージョンの 一つを指定します.

"tag=" フィールドはリポジトリ中のシンボリックタグを指定します. tag には revision tag と branch tag の二種類があります. revision tag は特定のリビジョンを指します. これは, 毎日同じ状態に保つことになります. 一方 branch tag は, ある時点での開発分流の最新のリビジョンを指します. branch tag は特定のリビジョンを指定している訳ではないので, 今日と明日では 異なるリビジョンを参照することになるかもしれません.

以下はユーザが興味を持っていると思われる branch tag です:

以下はユーザが興味を持っていると思われる revision tag です:

tag 名を示した通りにタイプされているか十分注意してください. CVSup は tag 名が正しいかどうかを見分けることはできません. tag が間違っていた場合, たまたまファイルがまったく存在しない正しい tag が指定されたものとしてCVSup は動作します. その場合は, 現在あるソースが 削除されるでしょう.

branch tag を指定した際には, 通常はその開発分流の最新バージョンの ファイルを受け取ります. いくらか前のバージョンを受け取りたい場合は, "date=" の value フィールドを使って日付を指定することで, これを実現することが できます. cvsup(1) のマニュアルページで, その方法を説明しています.

例として, FreeBSD-current を受け取りたいとします. 次の行を supfile の始めに追加します: *default tag=.

"tag=" フィールドも "date=" フィールドも指定しなかった場合に 動き出す重要な特殊なケースがあります. そのケースでは, 特定のバージョンの ファイルを受け取るのではなく, サーバの CVS リポジトリから実際の RCS ファイルを直接受け取ります. 一般的に開発者はこの処理のモードが 好きなようです. 彼らのシステム上にリポジトリそのもののコピーを維持することで, リビジョン履歴を閲覧し過去のバージョンのファイルを検査できるようになります. しかし, これには大きなディスクスペースが必要になります.

どこから入手したいのか?

更新情報をどこから入手するかを cvsup に伝えるために "host=" フィールドを使用します。 のどこからでも入手できますが、最寄りのサイトを選ぶべきでしょう。 この例では、第一の FreeBSD 配布サイト "cvsup.FreeBSD.org" を使用します: *default host=cvsup.FreeBSD.org

どのように cvsup を実行しても, この設定は "-h hostname" を 使用してコマンドラインで変更することができます.

自分のマシンのどこに置きたいのか?

"prefix=" フィールドは, cvsup に受け取ったファイルをどこに置くかを 伝えます. この例では, ソースファイルを直接メインのソースツリー "/usr/src" に置きます. "src" ディレクトリはすでにファイルを受け取るために 選択したコレクションで暗黙に指定しているので, これは正しい仕様となります: *default prefix=/usr

どこに status ファイルを置きたいのか?

cvsup クライアントは "base" ディレクトリと呼ばれる場所に, ある status ファイルを維持しています. すでに受け取った更新情報を追従し続け ることで, これらのファイルは CVSup がより効果的に動作することを支援し ます. 標準の base ディレクトリ "/usr/local/etc/cvsup" を使用します: *default base=/usr/local/etc/cvsup

supfile に指定がない場合は, この設定をデフォルトで使用しますので, 実際には上の行は必要ありません.

base ディレクトリが存在しない場合は作成しておきましょう. base ディレクトリが存在しない場合, cvsup クライアントは実行を拒否します.

その他もろもろの supfileの設定:

通常 supfile に入れておくべき行がもう一つあります: *default release=cvs delete use-rel-suffix compress

"release=cvs" は, サーバがメインの FreeBSD CVS リポジトリから その情報を取得するように指示します. ほとんどの場合はこのようにしておきますが, ここでの説明の範疇をこえるような状況では他の指定をすることも可能です.

"delete" は CVSup にファイルを削除することを許可します. CVSup が ソースツリーを完全に最新の状態に保てるようにするためには, これは常に 指定しておくべきでしょう. CVSup は, これらの責任範囲のファイルだけを 慎重に削除します. たまたま存在する他の余分なファイルについては, まったく手をつけずに残しておきます.

"use-rel-suffix" は ... 神秘的なものです. これについて本当に 知りたい人は, cvsup(1) のマニュアルページをご覧ください. でなければ, 何も考えずに指定してみてください.

"compress" は通信チャネルで gzip 形式の圧縮の使用を有効にします. ご使用のネットワーク接続が T1 speed 以上である場合, この圧縮を 使用しない方がよいかもしれません. そうでない場合は十分に役に立ちます.

supfile の例のまとめ:

以下は supfile の例の全体です: *default tag=. *default host=cvsup.FreeBSD.org *default prefix=/usr *default base=/usr/local/etc/cvsup *default release=cvs delete use-rel-suffix compress src-all cvs-crypto CVSup の実行

さて, 更新の準備ができました. これを実行するコマンドラインは 実に簡単です: cvsup supfile

もちろん, ここでの "supfile" は作成したばかりの supfile のファイル名です. X11 環境で実行するものと仮定して, cvsup は 通常の操作に必要なボタンを持つ GUI ウィンドウを表示します. "go" ボタンを押して, 実行を監視してください.

この例では実際の "/usr/src" ツリーを更新しているので, cvsup にファイルを更新するのに必要なパーミッションを与えるために, ユーザ root で実行する必要があります. コンフィグレーションファイルを作ったばかりで, しかも以前にこのプログラムを実行したことがないので, 神経質になるのは 無理もない話だと思います. 大切なファイルに触らずに試しに実行する簡単な 方法があります. どこか適当な場所に空のディレクトリを作成して, コマンドラインの引数で指定するだけです: mkdir /var/tmp/dest cvsup supfile /var/tmp/dest

指定したディレクトリは, すべての更新されるファイルの 更新先ディレクトリとして使用します. CVSup は "/usr/src" の下の ファイルを検査しますが, 変更や削除はまったくおこないません. かわりに "/var/tmp/dest/usr/src" に更新されたすべてのファイルが 置かれるようになります. この方法で実行した場合は, CVSup は base ディレクトリの status ファイルを更新せずにそのままにします. これらのファイルの新しいバージョンは指定されたディレクトリ に書き込まれます. "/usr/src" の読み取り許可がある限り, このような 試し実行のためにユーザ root になる必要はありません.

X11 を利用していないとか単に GUI が気に入らない場合は, cvsup 起動時にコマンドラインに二つほどオプションを追加する必要があります: cvsup -g -L 2 supfile

"-g" オプションは cvsup に GUI を使用しないように伝えます. X11 を利用していない場合には自動的に指定されますが, そうでない場合は 明示的に指定します.

"-L 2" オプションは cvsup にファイル更新中の詳細情報をプリントアウト するように伝えます. 冗長性には "-L 0" から "-L 2" までの三つのレベル があります. デフォルトは 0 であり, エラーメッセージ以外はまったく出力 しません.

たくさんの他のオプション変数があります. それらの簡単な一覧は "cvsup -H" で表示されます. より詳しい説明はマニュアルページをご覧ください.

動作している更新の方法に満足したら, cron(8) を使って cvsup を定期的に 実行させる準備をすることができます. cron から起動する際には, 明示的に cvsup が GUI を使わないようにする必要があります. CVSup ファイルコレクション

CVSup 経由で入手できるファイルコレクションは階層的に組織化されています. いくつか大きなコレクションがあり, それらは小さなサブコレクションに 分割されています. 大きなコレクションは, そのサブコレクション毎に 受信することと同じことになります. 下の一覧ではコレクション間の階層関係を 字下げして表現します.

最も一般的に使用するコレクションは cvs-all release=cvs メインの FreeBSD CVS リポジトリであり, 輸出規制された暗号化コードは含まれていません.

distrib release=cvs FreeBSD の配布とミラーに関連するファイルです. ports-all release=cvs FreeBSD の ports コレクションです.

ports-archivers release=cvs アーカイビングのツール. ports-astro release=cvs 天文学関連の ports. ports-audio release=cvs サウンドサポート. ports-base release=cvs /usr/ports のトップにあるその他のファイル. ports-benchmarks release=cvs ベンチマークプログラム. ports-cad release=cvs CAD ツール. ports-chinese release=cvs 中国語サポート. ports-comms release=cvs 通信ソフトウェア. ports-databases release=cvs データベース. ports-devel release=cvs 開発ユーティリティ. ports-editors release=cvs エディタ. ports-emulators release=cvs 他の OS のエミュレータ. ports-games release=cvs ゲーム. ports-graphics release=cvs グラフィックユーティリティ. ports-japanese release=cvs 日本語サポート. ports-korean release=cvs 韓国語サポート. ports-lang release=cvs プログラミング言語. ports-mail release=cvs メールソフトウェア. ports-math release=cvs 数値計算ソフトウェア. ports-mbone release=cvs MBone アプリケーション. ports-misc release=cvs 色々なユーティリティ. ports-net release=cvs ネットワーキングソフトウェア. ports-news release=cvs USENET ニュースのソフトウェア. ports-plan9 release=cvs Plan9 からの色々なプログラム. ports-print release=cvs 印刷ソフトウェア. ports-russian release=cvs ロシア語サポート. ports-security release=cvs セキュリティユーティリティ. ports-shells release=cvs コマンドラインシェル. ports-sysutils release=cvs システムユーティリティ. ports-vietnamese release=cvs ベトナム語サポート. ports-www release=cvs World Wide Web 関連のソフトウェア. ports-x11 release=cvs X11 のソフトウェア. src-all release=cvs メインの FreeBSD ソース群であり, 輸出規制された暗号化コードは含まれていません.

src-base release=cvs /usr/src のトップにあるその他のファイル. src-bin release=cvs シングルユーザモードで必要なユーザユーティリティ (/usr/src/bin). src-contrib release=cvs FreeBSD プロジェクト外部からのユーティリティおよびライブラリ, 比較的無修正 (/usr/src/contrib). src-etc release=cvs システムコンフィグレーションファイル (/usr/src/etc). src-games release=cvs ゲーム(/usr/src/games). src-gnu release=cvs GNU Public License 下にあるユーティリティ (/usr/src/gnu). src-include release=cvs ヘッダファイル (/usr/src/include). src-lib release=cvs ライブラリ (/usr/src/lib). src-libexec release=cvs システムプログラムであり, 通常は他のプログラムから実行される (/usr/src/libexec). src-release release=cvs FreeBSD の release を構築するために必要なファイル (/usr/src/release). src-sbin release=cvs シングルユーザモード用のシステムユーティリティ(/usr/src/sbin). src-share release=cvs 多様なシステム間で共有可能なファイル (/usr/src/share). src-sys release=cvs カーネル (/usr/src/sys). src-tools release=cvs FreeBSD の保守用の色々なツール (/usr/src/tools). src-usrbin release=cvs ユーザユーティリティ (/usr/src/usr.bin). src-usrsbin release=cvs システムユーティリティ (/usr/src/usr.sbin). www release=cvs World Wide Web のデータ用のソースです. cvs-crypto release=cvs 輸出規制された暗号化コードです.

src-eBones release=cvs Kerberos および DES (/usr/src/eBones). src-secure release=cvs DES (/usr/src/secure). distrib release=self CVSup サーバ自身のコンフィグレーションファイルです. CVSup ミラーサイトが使用します. gnats release=current GNATS バグトラッキングデータベースです. src-sys release=lite2 lite2 kernel のマージ用の CVS リポジトリです. src-sys release=smp SMP プロジェクト用の CVS リポジトリです. www release=current インストールされた World Wide Web のデータです. WWW ミラーサイトが使用します. CVSup のアナウンス, 質問およびバグ報告

CVSup のほとんどの FreeBSD 関連の議論は &a.hackers; で おこなわれています. ソフトウェアの新しいバージョンは &a.announce; で アナウンスされます.

質問とバグ報告はプログラムの作者, へ 送ってください. diff --git a/ja_JP.EUC/handbook/hw.sgml b/ja_JP.EUC/handbook/hw.sgml index fb5d21eeee..2fe480a9fd 100644 --- a/ja_JP.EUC/handbook/hw.sgml +++ b/ja_JP.EUC/handbook/hw.sgml @@ -1,1519 +1,1519 @@ - + - + PC ハードウェアコンパチビリティ

訳: &a.yoshiaki; . 1 March 1997.

ハードウェアコンパチビリティの問題は現在のコンピュータ業界でもっ とも多く起きる種類の問題であり, FreeBSDもこれに無縁ではありません. 市場にある驚くほど多様な種類の製品をサポートしたことで,安価に普及し ている PCハードウェアで動かすことができるという FreeBSDの利点はこの 点では不利でもあります. FreeBSDのサポートするハードウェアを徹底的に調べて提供することは不 可能ですが, このセクションでは FreeBSDに含まれるデバイスドライバとそ のドライバがサポートするハードウェアのカタログを示します. 可能で適切 なものについては特定の製品についての注釈を含めました. FreeBSD はボランティアプロジェクトでテスト部門には資金がありません から, より多くの情報をこのカタログに載せるにはあなたがたユーザに 頼らなければなりません. あなた自身の経験により, あるハードウェアが FreeBSDで動くか動かないかがわかったとしたら&a.doc; へ e-mailして知らせてください. サポートされているハードウェアについて の質問は, &a.questions;(詳しいことは を参照してください) へ 宛ててください. 情報を提供したり質問をする時は FreeBSDのバージョンと使っ ているハードウェアのできるだけ詳しい情報を含めることを忘れないでくだ さい. インターネット上のリソース

以下のリンクはハードウェアを選ぶのに役に立ちます. FreeBSDに対して は必要のない (あるいは適用できない) ように見えるかもしれませんが, ここ からのハードウェアの情報のほとんどは OSに依存しないものです. 購入をする前にはあなたの選んだものがサポートされているか FreeBSDハード ウェアガイドを注意して読んでください.

訳注: 日本国内でFreeBSDの動くハードウェアの情報を提供してい るWWWサーバがあります. これ以外にも情報を提供しているサーバはあります. いくつかの URLについて は からたどることができます. 組合せの見本

以下のハードウェアの組合せのサンプルリストはハードウェアベンダや FreeBSD プロジェクトが保証するものではありません. この情 報は公共の利益のために公開しているものであり, 極めて数多くあるであろう 異なったハードウェアの組合せの中からのある経験のカタログに過ぎません. やり方はいろいろあります. 場合によってはうまく行かないこともあります. 十分気をつけてください. Jordan氏の選んだ組合せ

私の作ったワークステーションとサーバの構成はまずまずうまく行っ ています. 私はこれを保証できるわけでもありませんし, ここにあげた組 合せがずっと "best buys"であるわけではありません. 私はできればリス トを更新して行きますがそれがいつになるかはわかりません. 訳注: &a.jkh; 氏は FreeBSDプロジェクトのメンバです. マザーボード

はミッドレンジからハイエンドの Pentiumサーバあるいはワークステーショ ンシステムにはよい選択です. 486クラスのマザーボードを探しているなら ASUSの を調べてみることをおすすめします (注: ASUSはこれら を既に製造していないのは明らかなのでこれらのものはだんだん手に入 りにくくなっています). フォルトトレラントシステムを構築したいのであればパリティメモリを 使い, 真に24時間/週7日間動作させ続けるアプリケーションであれば ECCメモリを使うべきでしょう. ECCメモリはいくらか性能のトレードオ フがあります (それが重要なものであるかそうでないかはあなたのアプ リケーションによりますが). しかし, メモリエラーに対しては明らかに フォルトトレランス性が強化されます.

ハイエンドにおいては FreeBSDでは 200MHzの P6 (Pentium Pro) CPU を使ったIntel/Venus Pro () マ ザーボードが非常によいようです. 最近の価格の下落 で最近の米国内では P6システムは十分購入の候補に なる程度に価格が下がっています. また, 本格的なサーバ用途には Pentium Pro を考えていいでしょう. 私が個人的に使用しているシステムでは, `make world' にかかる時間が P5/166で3時間40分かかっていたものが, P6/200にアップグレードしたら 1時間22分にまで短くなりました - もちろん正当な比較ではありません が,私にとっては生産性の点で P6/200は明らかな価値があるということ を述べておきます. 注: Intel のマザーボードは従来とは異る形状で, "ATX" ケースデザイン と呼ばれる従来とはまったく異る PCケースが必要になっています. 今あるシステムをアップグレードしようと考えているならこのことを十分 考えましょう - 私のこれまでに知る限りでは, 現在入手可能な ATXケース はすべて 「ミドルタワー (midi-tower)」で, ドライブなどの内蔵周辺機器 を格納するスペースに制限があります. 利点としては, ほとんどの ATXケー スは一般的な PCケースに比較して非常に品質の高いもののようであるとい うことがあります. チップセット (``Natoma''と呼 ばれています) で唯一知られているコンパチビリティの問題は Matrox Meteorビデオキャプチャー (frame-grabber) ボードを使うとシステムが 停止してしまうことです. Matrox は Intel を非難し, Intel は Matrox を非難しています. 私たちにわかることは動かないということだ けです. 私の P6システムで問題が起きたのはこのカードだけであり, こ のカードは古い Triton チップセットベースのマザーボードでは問題な く動いています. 訳注: 実際には他社の frame-grabberボードでも Natoma チップセット のマシンで問題が起きるものがあります. ただし FreeBSDのドライバ があり, FreeBSD上で利用できるものでは Matrox Mentor のみというこ とになります. なお Matrox 社は新製品という形で Natoma に対応する というコメントを出しています. ディスクコントローラ

これはいくらかトリッキーです. 私は ISAから PCIまですべてコンパチブ ルな コント ローラを使うようにすすめていましたが, 現在では ISAでは 1542CF, EISA では Bt747c, PCIでは Adaptec 2940 をすすめるよう変わってきています. NCR/Symbios の PCIカードも私のところではうまく動いています, ただ し BIOS-less モデルのボード(SCSI ボード上に ROMらしいものがない 場合は, マザーボード上に SCSIアダプタのための BIOSが必要な ボードである可能性があります 訳注: SC-200など) を使うのであれば マザーボードがそれをサポートしているかどうか注意しなくてはなりま せん.

PCIマシンで2つ以上の SCSIコントローラが必要となるのであれば, PCIバスの不足を防ぐために Adaptec 3940 カードを考えてもいいでしょ う. これは1つのスロットで2台の SCSIコントローラ(と内部バス)を持ち ます. ディスクドライブ

私は,極々特殊な状況を除いて 「それだけのお金をかけることができる なら SCSIは IDEよりもよい」 と言っています. 小規模なデスクトップ構成 のシステムでも, SCSIであればディスクが安くなっていった時にサーバの (古い入れ換えた) ディスクを比較的簡単に移し替えることができます. あ なたが複数のマシンの管理をしているのであれば単純に容量について考え るのではなく, 食物連鎖のように考えましょう.

私は今のところは NFSサーバや NEWSサーバのようにマルチユーザに よる激しいディスク disk I/Oがおこなわれる用途以外ではお金をかけてま で SCSI WIDEドライブにする必要はないと考えています. CDROM ドライブ

私は SCSIの方が好みであるのでもちろん SCSI CDROMを選びました. XM-3501B (現 在はキャディレスモデルの XM-5401Bがリリースされています)ドライブは どんな時もうまく動いてくれていますが, 最近は の PX-12CS ドライブを すっかり気に入っています. これは 12倍速のドライブで, 高性能で信頼 性も高いものです.

一般的には, 大部分の SCSI CDROM ドライブは私の見た限りではほと んどしっかりした構造ですので 多分 HPや NECの SCSI CDROMでも問題が起き ることはないでしょう. SCSI CDROM の価格はここ数ヶ月でかなり下落したよ うで, 技術的に 優れた方法でありながら 現在では IDE CDROMと同じ程度の価 格になって います. もし IDE と SCSI の CDROM ドライブの間で選択す ることができるのなら, 特に IDE を選ぶ理由はないでしょう. CD-R (CD Recordable: WORM) ドライブ

この原稿を書いている時点で, FreeBSDは 3種類の CDRドライブ (私は これらすべては結局は Phillips社のドライブであるのではない かと考えているのですが) をサポートしています : Phillips CDD 522 (Plasmon のドライブと同様の動作をします), PLASMON RF4100, HP 4020i です. 私は HP 4020i を CDROMを焼くのに使っています(2.2-current で 使っています - 2.1.5以前のリリースの SCSIコードでは動きません). 非常に調子よく動いています. 2.2 システムの を見てください. ISO9660ファイルシステムイメージ (RockRidge拡張) を作 るスクリプトと それをHP4020i CDR で焼くためのスクリプトの例があり ます. テープドライブ

私はたまたま を持っています.

バックアップのためであれば, より本質的に丈夫な (また, より容量が大きい) Exabyteの 8mmテープの方がおすすめできます. ビデオカード

もし (米国では) 99USドルをかけて商品の Xサーバをから買うことができる なら間違いなく カードをおすすめします. このカードは無償提供されている でもサポートされて いますが現時点では依然 XiGの製品に比べるといくらか遅いと言えます. XFree86 3.2Aではいくらか改善されていますが, 一般リリースとしては まだ使えません(訳注: 3.2A は試験的リリースです). の S3 Vision 868と 968 ベースのカード (the 9FX series) はわりあいと速く, の S3サーバで うまくサポートされており, きっと問題も起きないでしょう. モニタ

私の持っている は非常に調子がいいので, 同じ (トリ ニトロン) ブラウン管を使っている Viewsonicをおすすめします. 17"よりも 大きなモニタ, 例えば 21"のモニタが実際に必要だとしたらこの文章の執 筆時点では 2,500USドル以下のものはまったくすすめられません. 20"以上のク ラスでよいモニタは(いくつも)ありますし, 20"クラスで安いモニタもあり ます. うまくいかないことに安くてよいモニタはほとんどありません! ネットワーキング

私は ISAカードでは Ultra 16 コントローラを, PCIベースのカードでは SMC EtherPower と Compex ENET32カードをおすすめできます. この2種類の PCI カードは DECの DC21041イーサネットコントローラチップを使っています. また, このチップを使っている Zynx ZX342 や DEC DE435 などのカードも 一般的にはうまく動くでしょう. 100Mbit/sec のネットワークカードで は SMC SMC9332DST 10/100MB や Intel EtherExpress Pro/100B カードは 利用できるでしょう. もう一方, できるだけ低コストでそこその性能で動くものを探しているな ら, ほとんどの NE2000のクローンはよい選択です. (特殊な) シリアル

高速のシリアル ネットワーク インタフェース (同期シリアルカード) を探しているのであれば 製の シリーズのド ライバが今の FreeBSD-currentにあります. も 提供 するソフトウェアによりT1/E1の性能が得られるボードを製造しています. もっとも私が直接これらの製品を動かした経験があるわけではありません. 訳注:Emerging TechnologiesのWebページを見るとカードのスペックに Operating Systems: MS-DOS, MS-WINDOWS, System V UNIX, BSD/OS, FreeBSD, NetBSD and Linux と書いてあります. また "BSD/OS, FreeBSD and LINUX Router Card Solutions" というページ もあってサポートは良さそうです.

マルチポートカードの選択の幅はかなり広いですが, FreeBSDがサポー トするいう点では の製品が最も信頼できるでしょう. この最大の理由はこ の会社が私たちに十分な評価用ボードとスペックを供給することを約束し てくれているからです. 私は Cyclom-16Y が最高の性能価格比であると聞 いていましたが最近は価格のチェックはしていません. 訳注: cycladesの WWWサーバでも Supported Operating Systemsに Linuxや BSDi, FreeBSD が明記されています. 他のマルチポートカードで評判がよいのは BOCAおよび ASTのカードと で, このカードには で非公式なドライバが提供されてい るようです. オーディオ

私は現在,高音質で全二重のオーディオ機能 (2DMAチャネル) を持つという 点から Ultrasound MAX を使っています. Windows NTや OS/2でのサポートはあま りよくありませんので, FreeBSD, NT, OS/2のすべてで使うには推薦できま せん. そのような場合には の AWE32 がいいでしょう. ビデオキャプチャー

ビデオキャプチャーについては事実上一つしか選択の余地がありません. カードです. FreeBSDはクリエィティブ ラボの古い video spigotカードの サポートはしていますがこれは手に入りにくくなっていますし, Meteor は 高速のPCIインタフェースを持った新しい世代の画像取り込みボードです. このカードは VS440FX チップセットベースのマザーボードでは動かな いことに注意してください. 詳細はの節を参照してください. 中心部/プロセッサ マザーボード, バス, チップセット * ISA * EISA * VLB PCI

原作: &a.rgrimes;.25 April 1995.

更新: &a.jkh;.最終更新 26 August 1996.

訳: &a.yoshiaki;.12 October 1996.

Intelの PCIチップセットについて, 以下にさまざまな種類 の既知の不具合と問題の程度のリストを示します.

Mercury: ISAバスマスタがISAとPCIブリッジの向 こう側にある場合は,キャッシュコヒーレンシ(一貫性)の 問題があります. このハードウェア欠陥に対処してうま く動かす方法はキャッシュを offにする以外にはありません. Saturn-I (82424ZX の rev 0, 1 ,2): ライトバックキャッシュのコヒーレンシに問題があります. このハードウェア欠陥に対処してうまく動かす方法は外部キャッ シュをライトスルーにすること以外にはありませ ん. Saturn-IIにアップデートしましょう. Saturn-II (82424ZX の rev 3 or 4): 問題なく動きます. ただし多くのマザーボードではライトバッ ク動作に必要な 外部ダーティビット SRAMが実装されていま せん. 対策としてはライトスルーモードで動かすか, ダーティ ビット SRAMをインストールするかがあります. (これは ASUS PCI/I-486SP3G の rev 1.6 以降で使われています) Neptune: 2つより多くの(3台以上の)バスマスタデ バイスを動かすことができません. Intelは設計の欠陥を 認めています. 2つを越えるバスマスタを許さない, 特別な 設計のハードウェアで PCIバスアービタを置き換えることに より解決されています. (Intelの Altair boardや他にはい くつかの Intelサーバグループマザーボードに見られます). そして, もちろん Intelの公式の回答は Triton チップセットへの 移行で, 「こちらでは修整した」ということです. Triton: 知られているキャッシュコヒーレンシ やバスマスタの問題はありませんがパリティチェック機能が ありません. パリティを使いたいような場合は, 可能であ れば Triton-II ベースのマザーボードを選びましょう. Triton-II: このチップセット を使っているマザーボードに関するすべての報告によれば今の ところ好評です. 既知の問題はありません. Orion: このチップセットの初期のバージョンでは PCI write-posting にバグがあり, 大量の PCIバストラフィッ クのあるアプリケーションでは性能の著しい低下があるとい う障害がありました. B0以降のリビジョンのチップセットで は問題は解決されています. :これは に対応したチップセットで, 初期の Orionチップセットにあったような問題は見られず, 問題なく動 いているようです. また, これは ECCやパリティを含んだ広い 種類のメモリに対応しています. 既知の問題は Matrox Meteor ビデオキャプチャカードに関するものだけです.

CPU/FPU * Pentium Pro クラス Pentium クラス クロックスピード

原作 &a.rgrimes;.1 October 1996.

Pentium クラスのマシンはシステムのいくつかの部分で異なったク ロックスピードを使っています. これは CPU, 外部メモリバス, PCI バスです. 別々のクロックスピードが使われるために 「高速な」 CPUを使ったシステムが 「低速な」システムよりも必ず しも速いとは限りません. それぞれの場合の違いを以下の表に示します.

CPUクロック 外部クロック 外部クロックと PCIバス とメモリバス 内部クロック クロック MHZ MHZ** の比 MHZ 60 60 1.0 30 66 66 1.0 33 75 50 1.5 25 90 60 1.5 30 100 50* 2 25 100 66 1.5 33 120 60 2 30 133 66 2 33 150 60 2.5 30 166 66 2.5 33 180 60 3 30 200 66 3 33 * Pentium 100 は 50MHzの外部クロックの 2倍または 66MHz の 1.5倍の両方で動かすことができます. ** 66 Mhz はおそらく実際には 66.667 MHzでしょう. しかし, そうだと決めつけてはいけません.

3倍クロックの CPUではメモリアクセス速度が不足気味であるとい う点を考えなければ 100, 133, 166, 200 MHzを使うのが最良でしょ う. * 486 クラス * 386 クラス 286 クラス -

残念ながら, FreeBSDは 80286マシンでは動きません. 現在の巨大なフ +

FreeBSDは 80286マシンでは動きません. 現在の巨大なフ ルスペックの UNIXをこのようなハードウェアで動かすことはほとんど 不可能でしょう. メモリ

FreeBSDをインストールするのに最低限必要なメモリ量は 5 MBです. いったんシステムが起動してことができるならば, もっと少ないメモリ で動かすこともできます. boot4.flp を使えば 4 MB しかメモリがなく てもインストールできます. * BIOS 入力/出力デバイス * ビデオカード * サウンドカード シリアルポートとマルチポートカード &uart; &sio; &cy; * パラレルカード * モデム * ネットワークカード * キーボード * マウス * その他 記憶装置 &esdi; &scsi; * ディスク/テープ コントローラ * SCSI * IDE * フロッピー * ハードディスクドライブ テープドライブ

原作: &a.jmb;.2 July 1996.

訳: &a.yoshiaki;.13 October 1996.

一般的なテープアクセスコマンド

mt(1) はテープドライブへの一般的なアクセス方法を提 供します. rewind, erase, statusなど の共通コマンドがあります. マニュアルページの mt(1)を見 てください. より詳しい解説があります. コントローラインタフェース

テープドライブにはいくつかの異なったインタフェースがあり ます. SCSI, IDE, フロッピー, パラレルポートのインタフェース です. 非常に多くの種類のテープドライブがこれらのインタフェー スで使えます. コントローラについての議論はにあります(訳注:現在未完成です). SCSI ドライブ

st(4) ドライバは 8mm (Exabyte), 4mm (DAT: Digital Audio Tape), QIC (1/4インチカートリッジ), DLT (デジタルリニアテー プ), QIC ミニカートリッジ, 9トラック (大きなリールがハリウッドの コンピュータルームで回っているのを見たことがあるでしょう)をサポー トします. st(4) マニュアルページにより詳しい解説があります.

以下のドライブリストは現在 FreeBSDコミュニティのメンバが 使っているものです. これらだけが FreeBSDで動くドライブという わけではありません. これらは単にたまたま私たちのうちの誰かが使っ ているというだけです. 4mm (DAT: Digital Audio Tape )

8mm (Exabyte)

QIC (1/4 インチカートリッジ)

DLT (Digital Linear Tape)

Mini-Cartridge

Autoloaders/Changers

* IDE ドライブ フロッピードライブ

* パラレルポートドライブ 詳細な情報

このドライブのブートメッセージの識別子は "ARCHIVE ANCDA 2750 28077 -003 type 1 removable SCSI 2"です.

これは QIC テープドライブです.

QIC-1350テープを利用した場合の標準の容量は 1.35GBです. このドライブは QIC-150 (DC6150), QIC-250 (DC6250), QIC-525 (DC6525) の テープを問題なく読み書きすることができます.

dump(8)を使った時のデータ転送レートは 350kB/sです. における転送レートは 530kB/sと報告されています.

このドライブは既に生産中止になっています.

このテープドライブの SCSIバスコントローラは他のほとんどの SCSIドライブとピン配置が逆です. Anaconda テープドライブの前後でSCSIケー ブルを1/2ひねることができるくらいSCSIケーブルが長いことを確認しておく か, 他の SCSIデバイスのピン配置を入れ換えておく必要 があります.

そして, このドライブではカーネルコードの変更が 2箇所必要です. そ のままではうまく動かないでしょう.

SCSI-2コントローラを持っているなら, ジャンパの 6番をショート してください. そうしないとこのドライブは SCSI-1として働きます. SCSI-1の デバイスとして動作する時, このドライブはテープのfsf (早送り), rewind (巻 戻し),rewoffl (巻戻してオフラインにする) 等を含む操作を行っている間, SCSIバスをロックします.

NCR SCSIコントローラを使う場合, /usr/src/sys/pci/ncr.c (以 下を参照してください)にパッチを行って, カーネルを作り直し, 新しいカーネ ルをインストールしてください. *** 4831,4835 **** }; ! if (np->latetime>4) { /* ** Although we tried to wake it up, --- 4831,4836 ---- }; ! if (np->latetime>1200) { /* ** Although we tried to wake it up,

報告者: &a.jmb;

このドライブのブートメッセージの識別子は "ARCHIVE Python 28454-XXX4ASB" "type 1 removable SCSI 2" "density code 0x8c, 512-byte blocks" です.

これは DDS-1 テープドライブです.

90m テープを使った場合の標準容量は 2.5GBです.

データ転送速度は不明です.

このドライブは Sun マイクロシステムが再パッケージして model 411として出しています.

報告者: Bob Bishop rb@gid.co.uk

このドライブのブートメッセージ識別子は "ARCHIVE VIPER 60 21116 -007" "type 1 removable SCSI 1"です.

これは QICテープドライブです.

標準の容量は 60MB です.

データ転送レートは不明です.

このドライブは生産中止になっています.

報告者: Philippe Regnauld regnauld@hsc.fr

このドライブのブートメッセージの識別子は "ARCHIVE VIPER 150 21531 -004" "Archive Viper 150 is a known rogue" "type 1 removable SCSI 1"です. このドライブのファームウェアには多くのリビジョ ンがあります. あなたのドライブではことなった数字が表示されるかもしれま せん(例えば "21247 -005").

これは QICテープドライブです.

標準容量は 150/250MBです. 150MB (DC6150) テープと 250MB (DC6250)テープの記録フォーマットがあります. 250MBテープは およそ67% 150MBテープより長いです. このドライブは 120MBのテープを問題 なく読むことができます. 120MBテープに書き込むことはできません.

データ転送レートは100kB/sです.

このドライブは DC6150 (150MB) と DC6250 (250MB) テープの読み 書きができます.

このドライブの奇妙な癖は SCSIテープデバイスドライバはあら かじめ (st(4)) にあらかじめ組み込まれています.

FreeBSD 2.2-currentでは, ブロックサイズの設定を設定するためmt blocksize 512としてください. (ファームウェアリビジョンが 21247 -005 である場合の問題です. 他のリビジョンのファームウェアでは異 なる場合があります.) これ以前の FreeBSDバージョンにはこの問題はありません.

このドライブは生産中止になっています.

報告者: Pedro A M Vazquez vazquez@IQM.Unicamp.BR

Mike Smith msmith@atrad.adelaide.edu.au

このドライブのブートメッセージの識別子は "ARCHIVE VIPER 2525 25462 -011" "type 1 removable SCSI 1"です.

これは QICテープドライブです.

標準容量は 525MBです.

データ転送レートは 90inch/secの場合で 180kB/sです.

QIC-525, QIC-150, QIC-120, QIC-24のテープを読むことができま す. QIC-525, QIC-150, QIC-120 に書き込むことができます.

ファームウェアのリビジョンが "25462 -011" 以前の物はバグが 多く, 正しく機能しません.

このドライブは生産中止になっています.

報告者: &a.hm;

このドライブのブートメッセージの識別子は "Conner tape" です.

これはフロッピーコントローラを使うミニカートリッジテープド ライブです.

標準容量は不明です.

データ転送レートは不明です.

このドライブは QIC-80テープドライブを使います.

報告者: Mark Hannon mark@seeware.DIALix.oz.au

このドライブのブートメッセージの識別子は "CONNER CTMS 3200 7.00" "type 1 removable SCSI 2" です.

これはミニカートリッジテープドライブです.

標準容量は不明です.

データ転送レートは不明です.

このドライブは QIC-3080テープカートリッジを使います.

報告者: Thomas S. Traylor tst@titan.cs.mci.com

このドライブのブートメッセージの識別子は "DEC TZ87 (C) DEC 9206" "type 1 removable SCSI 2" "density code 0x19" です.

これは DLTテープドライブです.

標準容量は 10GBです.

このドライブはハードウェアデータ圧縮の機能があります.

データ転送レートは 1.2MB/sです.

このドライブは Quantum DLT2000と同一の物です. このドライブ のファームウェアは Exabyteの 8mmドライブ等のよく知られたいくつかのドラ イブのエミュレートをおこなうよう設定ができます.

報告者: &a.wilko;

このドライブのブートメッセージ識別子は "EXABYTE EXB-2501"です.

これはミニカートリッジテープドライブです.

MC3000XLミニカートリッジを使った時の標準容量は 1GBです.

データ転送レートは不明です.

このドライブは DC2300 (550MB), DC2750 (750MB), MC3000 (750MB), MC3000XL (1GB) ミニカートリッジの読み書きができます.

注意: このドライブは SCSI-2の仕様に適合していません. このドライブは, フォーマット済みのテープ以外を入れた場合, SCSI MODE_SELCTコマンドで完全にロックアップしてしまいます. このドライブを使 う前に, テープブロックサイズを次のように設定します. mt -f /dev/st0ctl.0 blocksize 1024 ミニカートリッジは最初に使う前にフォーマットしなければなりません. FreeBSD 2.1.0-RELEASE およびそれ以前の場合は /sbin/scsi -f /dev/rst0.ctl -s 600 -c "4 0 0 0 0 0" (あるいは, FreeBSD 2.1.5/2.2から scsiformatシェルスクリプトを コピーして持ってきた場合と) FreeBSD 2.1.5およびそれ以降の場合は /sbin/scsiformat -q -w /dev/rst0.ctl とします.

今のところ, FreeBSDではこのドライブはあまりおすすめできません.

報告者: Bob Beaulieu ez@eztravel.com

このドライブのブートメッセージの識別子は "EXABYTE EXB-8200 252X" "type 1 removable SCSI 1"です.

これは8mmテープドライブです.

標準容量は 2.3GBです.

データ転送レートは 270kB/sです.

このドライブはブート時の SCSIバスへの応答はわりあい遅いです. カスタムカーネルが必要かもしれません (SCSI_DELAYを 10秒に設定しましょう). 訳注: GENERICカーネルの設定では 15秒になっています.

このドライブには非常に多くのファームウェアの構成があります. あるドライブでは特定のベンダのハードウェアにカスタマイズしてあります. ファームウェアは EPROMを置き換えることで変更できます.

このドライブは生産中止になっています.

報告者: Mike Smith msmith@atrad.adelaide.edu.au

このドライブのブートメッセージの識別子は "EXABYTE EXB-8500-85Qanx0 0415" "type 1 removable SCSI 2" です.

これは 8mmテープドライブです.

標準容量は 5GBです.

データ転送レートは 300kB/sです.

報告者: Greg Lehey grog@lemis.de

このドライブのブートメッセージ識別子は "EXABYTE EXB-85058SQANXR1 05B0" "type 1 removable SCSI 2"です.

これは 圧縮機能を持った 8mmテープドライブで, EXB-5200 と EXB-8500に対する上位互換品です.

標準容量は 5GBです.

このドライブはハードウェアデータ圧縮機能があります.

データ転送レートは 300kB/sです.

報告者: Glen Foster gfoster@gfoster.com

このドライブのブートメッセージの識別子は "HP C1533A 9503" "type 1 removable SCSI 2"です.

これはDDS-2テープドライブです. DDS-2 とはデータ容量を増や すためにハードウェア圧縮と狭いトラックを採用したものです.

120mテープを使った場合の標準容量は4GBです. このドライブは ハードウェアデータ圧縮機能があります.

データ転送レートは510kB/sです.

このドライブはヒューレットパッカード社の6000eUおよび6000iテー プドライブ, C1533A DDS-2 DAT ドライブに使われています.

このドライブは 8接点のディップスイッチがあります. FreeBSDで の適切な設定は 1 ON; 2 ON; 3 OFF; 4 ON; 5 ON; 6 ON; 7 ON; 8 ON です. スイッチ 1 2 結果 ON ON 電源投入時に圧縮ON, ホストによるコントロール可能 ON OFF 電源投入時に圧縮ON, ホストによるコントロール不可 OFF ON 電源投入時に圧縮OFF, ホストによるコントロール可能 OFF OFF 電源投入時に圧縮OFF, ホストによるコントロール不可

スイッチ3は MRS (Media Recognition System :メディア認識システ ム) をコントロールします. MRS テープは透明なテープリーダ部分にしま模 様があります. これはテープが DDS (Digital Data Storage) グレードである ことを示します. しま模様のないテープはライトプロテクトされたものとして 扱います. スイッチ3をOFFにすると MRSが有効になります. スイッチ3をONに すると MRSは無効になります. 訳注: 安価な音楽用のDATテープを使うには MRSをOFFにしておきます

注意: これらのドライブの品質管理は非常に幅がありま す. ある FreeBSDコアチームのメンバは このドライブを2つ返品しました.

報告者: &a.se;

このドライブのブートメッセージの識別子は "HP HP35470A T503" type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13, variable blocks"です.

これは DDS-1テープドライブです. DDS-1 は最初の DAT テープフォーマットです.

90m テープを使った場合の標準容量は 2GBです.

データ転送レートは 183kB/sです.

ヒューレットパッカード社の SureStore テープドライブ, C35470A DDS フォーマット DATドライブ, C1534A DDS フォーマット DATドライブ, HP C1536A DDS フォーマット DATドライブと 同じ機構を使用しています.

HP C1534A DDSフォーマット DATドライブはグリーンと黄色(アンバー) の2つの表示ランプがあります. グリーンのランプは動作状 態を示し, ローディング中はゆっくり点滅, ローディングが終了すると点灯, read/write動作中は速く点滅します. 黄色のランプは警告灯で, クリーニング が必要であるかまたはテープが寿命に近くなるとゆっくり点滅, 致命的なエラー の場合は点灯します(工場での修理が必要かもしれません).

報告者:Gary Crutcher gcrutchr@nightflight.com

このドライブのブートメッセージの識別子は未確認です.

これは DDS-2テープドライブです. DDS-2 とはデータ容量を増や すためにハードウェア圧縮と狭いトラックを採用したものです.

120mテープを使用した場合の標準容量は 24GB です. このドライブはハードウェアデータ圧縮機能があります.

データ転送レートは510kB/s (標準) です.

このドライブはヒューレットパッカード社の SureStore テープドライブに使われています.

このドライブはリアパネルに2つの選択スイッチがあります. ファンに近いスイッチは SCSI IDです. もうひとつは 7に設定しておきます.

内部に 4個のスイッチがあります. これらは 1 ON; 2 ON; 3 ON; 4 OFF に設定しておきましょう.

現在のカーネルドライバはボリュームの終りで自動的にテープを 交換しません. ここに示す shellスクリプトでテープを交換できます. #!/bin/sh PATH="/sbin:/usr/sbin:/bin:/usr/bin"; export PATH usage() { echo "Usage: dds_changer [123456ne] raw-device-name echo "1..6 = Select cartridge" echo "next cartridge" echo "eject magazine" exit 2 } if [ $# -ne 2 ] ; then usage fi cdb3=0 cdb4=0 cdb5=0 case $1 in [123456]) cdb3=$1 cdb4=1 ;; n) ;; e) cdb5=0x80 ;; ?) usage ;; esac scsi -f $2 -s 100 -c "1b 0 0 $cdb3 $cdb4 $cdb5"

このドライブのブートメッセージの識別子は"HP HP35450A -A C620" "type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13" です.

これは DDS-1テープドライブです. DDS-1 は最初の DAT テープフォーマットです.

標準容量は 1.2GBです.

データ転送レートは 160kB/sです.

報告者: mark thompson mark.a.thompson@pobox.com

このドライブのブートメッセージの識別子は "HP HP35470A 9 09" type 1 removable SCSI 2"です.

これは DDS-1テープドライブです. DDS-1は最初の DAT テープフォーマットです.

90mテープを使用した時の標準容量は 2GBです.

データ転送レートは 183kB/sです.

これはヒューレットパッカード社の SureStore テープドライブ, C35470A DDSフォーマットDATドライブ, C1534A DDSフォーマットDATドライブ, HP C1536A DDS フォーマットDATドライブと同 じ機構が使われています.

注意: これらのドライブの品質管理には非常に大き な幅があります. ある FreeBSDコアチームのメンバは 5台のドライブを返品し ました. 9ヶ月以上もったものはありません.

報告者: David Dawes dawes@rf900.physics.usyd.edu.au (9 09)

このドライブのブートメッセージの識別子は "HP HP35480A 1009" "type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13" です.

これは DDS-DCテープドライブです. DDS-DCはハードウェアデータ 圧縮のついたDDS-1です. DDS-1は最初のDATテープフォーマットです.

90mテープを使った場合の標準容量は 2GBです. このドライブはハー ドウェア圧縮機能があります.

データ転送レートは 183kB/sです.

このドライブはヒューレットパッカード社の SureStore , テープドラ イブ, C35480A DDS フォーマット DAT ドライブと同じ機構を使っています.

このドライブは時々, テープの eject操作 (mt offline) を行っている時にハングアップすることがあります. テープをejectさせたり, ドライブを回復させるにはフロントパネルのボタンを押してください.

注意: HP 35480-03110 では特有の問題がありました. 少なくとも2回, FreeBSD 2.1.0 で IBM Server 320に 2940W SCSIコントローラ をつけてこのドライブを使っている時にすべての SCSIディスクのパーティショ ンが失われたことがあります. この問題は解析も解決もできていません.

これらには少なくとも DDS-1のものと DDS-2のものの2つのモデルが あります. DDS-1のものは "SDT-5000 3.02"です. DDS-2のものは "SONY SDT-5000 327M" です. DDS-2バージョンには 1MBのキャッシュがあります. この キャッシュによりあらゆる状況でテープのデータの流れを途切れさせません.

このドライブのブートメッセージの識別子は "SONY SDT-5000 3.02" "type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13"です.

120mテープを使用した場合の標準容量は 4GBです. このドライブ はハードウェアデータ圧縮機能があります.

データ転送レートはドライブのモデルによります. "SONY SDT-5000 327M" でデータ圧縮を行った場合のレートは 630kB/s です. "SONY SDT-5000 3.02"では 225kB/sです.

Kenneth Merry ken@ulc199.residence.gatech.eduの報告によれば このドライブからデータを読むためには, ブロックサイズを 512バイトにしま す (mt blocksize 512).

"SONY SDT-5000 327M" の情報は Charles Henrich henrich@msu.edu による報告です.

報告者: &a.jmz;

このドライブのブートメッセージの識別子は "TANDBERG TDC 3600 =08:" "type 1 removable SCSI 2"です.

このドライブはQIC テープドライブです.

標準容量は150/250MBです.

このドライブには奇妙な癖があることが知られていますが, SCSIテープドライバ (st(4)) には問題なく動くコードが含まれてい ます. 問題の修整とSCSI 2へのコンパチビリティを得るためにファームウェ アをある (具体的には不明の) バージョンより上にしてください.

データ転送レートは80kB/sです.

IBMと Emerald製品のユニットは動かないでしょう. 問題を解決するためにファームウェア EPROMを交換してください.

報告者: Michael Smith msmith@atrad.adelaide.edu.au

これはドライ ブに非常によく似ています.

報告者: &a.joerg;

このドライブのブートメッセージの識別子は "TANDBERG TDC 4222 =07" "type 1 removable SCSI 2"です.

これは QICテープドライブです.

標準容量は2.5GBです. このドライブは 60M (DC600A) 以上のすべての カートリッジを読むことができ, 150MB (DC6150) 以上のすべてのカートリッジを 読み書きできます. ハードウェア圧縮は 2.5GBカートリッジを使用した時のオプションとしてサポートされています.

このドライブには奇妙な癖がありますが, FreeBSDの2.2-current以降の SCSIテープデバイスドライバ (st(4)) には対応が組み込まれています. それ以前のバージョンの FreeBSDではmtを用いてテープから1ブロッ ク読み, テープを巻戻してからバックアッププログラムを実行してください. (mt fsr 1; mt rewind; dump ...).

データ転送レートは 600kB/s (データ圧縮時のベンダによる公称) で, start/stop モードでも 350kB/s にはなります. 容量の小さいカー トリッジを使った場合にはレートは下がります.

報告者: &a.joerg;

このドライブのブートメッセージの識別子は "WANGTEK 5525ES SCSI REV7 3R1" "type 1 removable SCSI 1" "density code 0x11, 1024-byte blocks"です.

これは QICテープドライブです.

標準容量は 525MBです.

データ転送レートは 180kB/sです.

60, 120, 150, 525MB のテープを読むことができます. 60MB (DC600カートリッジ) には書き込むことはできません. 120および150テー プに確実に上書きするには, 先にテープを消去 (mt erase) します. 120および 150のテープは 525MBのテープより幅の広いトラックを使用してい ます(テープ当たりのトラック数は少なくなります). トラックの幅の「外側」には上書きされませんので, テープが消去されない限り 両側に古いデータが残ったまま新しいデータが置かれることになります.

このドライブの奇妙な癖は知られていて, SCSIテープドライバ (st(4)) に組み込まれています.

他のファームウェアのリビジョンで動くことが確認されているも のは M75Dです.

報告者: Marc van Kempen marc@bowtie.nl "REV73R1" Andrew Gordon Andrew.Gordon@net-tel.co.uk "M75D"

このドライブのブートメッセージの識別子は "WANGTEK 6200-HS 4B18" "type 1 removable SCSI 2" "Sequential-Access density code 0x13"です.

これは DDS-1テープドライブです.

90mテープを使用した場合の標準容量は 2GBです.

データ転送レートは 150kB/sです.

報告者: Tony Kimball alk@Think.COM * 問題のあるドライブ * CD-ROM ドライブ * その他 * ディスクの追加と再設定 テープとバックアップ * フロッピーへのバックアップはいかが? テープメディア

4mm テープはワークステーションのバックアップメディアとして QICから置き換えられつつあります. この流れは QICドライブの製造のリーダ であった Archiveを Connerが買収し QICドライブの製造を中止したことで加 速しました. 4mmドライブは小型で静かですが 8mmドライブの持っているような信頼性の評判はありません. カートリッジは 8mmカートリッジよりも安価で小型 (3 x 2 x 0.5 インチ ; 76 x 51 x 12 mm) です. 4mmドライブ は 8mm同様にヘリカルスキャン (訳 注: VTRと同様の回転ヘッドを使う方式) を使用しているという理由でヘッド の寿命は短いです.

これらのドライブのデータスループットは 150kB/s程度から 500kB/s程度の範囲です. データ容量は 1.3GBから 2.0GBです. ハードウェア 圧縮が多くのドライブで可能で, およそ 2倍の容量になります. マルチドライ ブテープライブラリユニットは1つの筐体に 6ドライブを持つことができ自動的 にテープを交換します. ライブラリの容量は 240GBに達します.

4mmドライブは 8mmドライブ同様にヘリカルスキャンを使います. ヘリカルスキャンの利点と欠点は 4mmドライブ と 8mmドライブ共通です.

テープの寿命は 2000回のパスあるいは 100回のフルパックアップ です.

8mmテープは SCSIテープドライブとして最もよく使われているもの で, データ交換用として最良の選択です. ほとんどのサイトには Exabyteの 2GB 8mmテープドライブがあるでしょう (訳注: Unixワークステーションを何 台も置いているようなサイトには1台くらいはあるというような意味です). 8mmドライブは信頼性が高く, 使いやすく, 静かです. カートリッジは安価で 小型です (4.8 x3.3 x 0.6 インチ; 122 x 84 x 15 mm). ひとつの欠点は , テープとヘッドの相対的な速度が高速なために比較的ヘッドとテープの寿命 が短いことです.

データスループットは 250kB/s程度から 500kB/s程度の範囲です. データ容量は 300MBから 7GBです. ハードウェア圧縮が多くのドライブで可 能で,およそ 2倍の容量になります. 単一のユニットおよび,1つの筐体に6台の ドライブと 120巻のテープを持ったマルチドライブテープライブラリが利用可 能です. テープはユニットにより自動的に交換されます. ライブラリの容量は 840GB以上に達します.

データはヘッドがメディアに対してある傾き (約6度) を持って配置 されているヘッドによるヘリカルスキャンを使ってテープに記録されます. テープは ヘッドのある円筒の周の 270度にわたって接触します. テープが円筒面を走行 する間, 円筒は回転しています. この結果, トラックはテープの上端と下端の間に 角度を持って横切り, データは高密度に詰められることになります.

QIC-150テープとドライブはたぶん最も一般的に使われているドライブとメ ディアでしょう。QICテープドライブは現実的なバックアップドライブとして 少なくとも高価なものではありません. 欠点はメディアのコストです. QICテー プは 8mmや 4mmテープに比較して GBのデータの保存には5倍ほど高価です. しかしあなたの必要とする量が半ダース程のテープで十分であれば, QICは正 しい選択となるかもしれません. QICは 最も一般的なテープドライ ブです. すべてのサイトに QICドライブのどれかの容量のものがあります. 問題は, QICは同じようなテープ (まったく同じ場合もある) に多様な記録密度 があることです. QICドライブは静かではありません. これらのドライブはデー タ記録を開始する前に音をたててシークしますし, リード, ライト, シークの 時にはっきりと聞こえる音を出します. QICテープの大きさは (6 x 4 x 0.7 インチ; 152 x 102 x 17 mm). で使われている 1/4インチ幅のテープについては別に 議論します. テープライブラリやチェンジャはありません.

データスループットは 150kB/sから 500kB/sの範囲です. データ容量 の範囲は 40MBから 15GBです. ハードウェア圧縮が最近の多くのドライブで使 えるようになっています. QICドライブは DATドライブに置き換えられつつあ り,あまり多くインストールされなくなっています.

データは複数のトラックにわかれてテープに記録されます. トラックはテープメディアの長さ方向に沿っていて, 一端からもう一方の端ま でです. トラックの 数とそれにしたがうトラックの幅はテープの容量によって変わります. すべてではあ りませんがほとんどの最近のドライブは少なくとも読み出しについては (場合 によっては書き込みも) 下位互換性があります. QICはデータの安全性につ いてはよいといわれています (ヘリカルスキャンドライブに比べて機構は単純 でより丈夫です).

テープは 5000回のバックアップで寿命となるでしょう.

DLTはここに示したドライブのタイプの中で最高速のデータ転送レー トです. 1/2インチ (12.5mm) テープが単リールのカートリッジ (4 x 4 x 1 イン チ; 100 x 100 x 25 mm) に入っています. カートリッジのひとつの側面全体が スイングゲートになっています. ドライブの機構がこのゲートを開け, テープ リーダを引き出します. テープリーダには楕円形の穴があり, ドライブ がテープを引っ掛けるのに使います. 巻き取りのためのリールはドライブの中 にあります. ここに挙げた他のカートリッジはすべて (9トラックテープはただ 1つの例外です) 送りだしリールと巻き取りリールの両方がカートリッジの中 にあります. データスループットは約1.5MB/sで, 4mm, 8mm, QIC テープドライブ の3倍です. データ容量は単一のドライブで 10GBから 20GBの範囲です. マルチテープチェンジャ,マルチテープドライブ,5から 900巻のテープを1から 20ドライブで扱うマルチドライブテープライブラリがあり, 50GBから 9TBの容量が得 られます. データは (QICテープのように) テープの走行方向に並列なトラックに 記録されます. 2つのトラックが同時に書かれます. Read/Writeヘッドの寿命 は比較的長いと言えます. テープの走行が止まればヘッドとテープの間の相対 運動はありません. 新品のテープを最初に使う場合

新品の完全な空テープを読もうとしたり書き込もうとすると処理 は失敗するでしょう. 次のようなコンソールメッセージが出るでしょう. st0(ncr1:4:0): NOT READY asc:4,1 st0(ncr1:4:0): Logical unit is in process of becoming ready テープに識別ブロック (Identifire Block:block number 0) がありません. QIC-525標準の採用されている QICテープドライブのすべてで識別ブロックをテー プに書きます. 2つの解決方法があります.

(訳注: 方法1)mt fsf 1 によってテープドライブは識別 ブロックをテープに書きます.

(訳注: 方法2)フロントパネルのボタンを押してテープをとりだします.

再びテープを入れ,データをテープに dump(8)します.

dump(8) はそのうちに DUMP: End of tape detected と表示し, コンソールには HARDWARE FAILURE info:280 asc:80,96と表示されるでしょう.

mt rewindを使ってテープを巻戻します.

この次からはテープの操作は成功するでしょう. バックアッププログラム

よく使われる3つのプログラムはdump(8), tar(1), cpio(1)です. ダンプとリストア

dump(8)restore(8) は伝統的な Unixのバッ クアッププログラムです. これらはドライブのファイルシステムによって作ら れたファイル,リンク,ディレクトリをディスクブロックの集まりとして処理し ます. dump(8)はデバイスやファイルシステム全体をバックアップし, 一部分のバックアップや, ln(1)によるソフトリンクや他のファイル システムをマウントを行った, 1つ以上のファイルシステムにまたがるディレ クトリツリーのバックアップはできません. dump(8)はファイルやディレクトリを構成するデータブロックをテー プに書くだけで, ファイルやディレクトリをテープに書くことはありません. dump(8)には初期の ATT UNIXのバージョン 6 (1975年ごろ) に由来する 癖が残っています. デフォルトのパラメタは 9トラックテープ (6250 bpi) に 適したものになっていて現在の高密度メディア (最大 62,182 ftpi) に適してい ません. 現在のテープドライブの容量を有効に利用するため, デフォルト値を コマンドラインで置き換えなければなりません.

rdump(8)rrestore(8) は他のコンピュー タに接続されているテープドライブにネットワーク経由でバックアップをしま す.どちらのプログラムもリモートテープドライブにアクセスするために rcmd(3)ruserok(3)に依存しています. このためユーザ がバックアップを実行するためには rhostsによるリモートアクセス が必要です.

rdump(8)rrestore(8)の引数はリモー トコンピュータに適切なものを用います. rrestore(8)はリモートコンピュータから使うのに適しています. (例えば FreeBSDコンピュータより komodoという名前の Sunに接続されている Exabyteテープドライブへ /sbin/rdump 0dsbfu 54000 13000 126 komodo:/dev/nrst8 /dev/rsd0a 2>&1 として rdumpしたような場合の restoreに使います) 警告: セキュリティは rhostsの管理にかかっています. あなたの状況を注意深く調べてください. Tar

tar(1) ATT Unix のバージョン 6 (1975ごろ) にさかのぼ る事ができます. tar(1)はファイルシステムと協調して機能し, ファ イルやディレクトリをテープに書きます. tar(1)cpio(1)で使えるようなフルレンジのオプションは持ちませんが cpio(1)で使うような奇妙なコマンドパイプラインは必要ありません.

tar(1) はネットワーク経由のバックアップの機能はあ りません. リモートテープドライブにはパイプラインと rsh(1)を使っ て送る事ができます. (コマンド使用例はまだです) Cpio

cpio(1) は本来の Unixファイルを磁気メディアへ移すた めのプログラムです. cpio(1)はバイトスワッピング, 多くの異な るアーカイブフォーマットの書き込みのオプション(それ以外にも多数のオプ ションがあります)がありパイプで他のプログラムにデータを渡す事もできま す. この最後に挙げた特徴により, cpio(1)はインストールメディア にとっては優れた選択です. cpio(1)STDINからの入力で なければならず,ディレクトリツリーの探索やファイルリストについての機能 はありません.

cpio(1)はネットワーク経由のバックアップの機能はあ りません. リモートテープドライブにはパイプラインと rsh(1)を使っ て送る事ができます. (コマンド使用例はまだです)

Amanda (Advanced Maryland Network Disk Archiver) は単一のプ ログラムではなくクライアント/サーバ型のバックアップシステムです. Amanda サー バは, Amandaクライアントであるネットワークでサーバに接続された複数のコン ピュータから一つのテープドライブへバックアップをおこないます. このような場合の一般的な問題はいくつもの大容量のディスクからデータディ レクトリをテープにバックアップするには時間がかかりすぎてしまうという事 です. Amanda はこの問題を解決します. Amandaは同時に複数のファイルシス テムのバックアップをおこなう時に 「ホールディングディスク」を使う事ができます. Amandaの設定ファイルに書いたすべてのファイルシステムのフルバックアップを ある間隔でとるためのテープグループである 「アーカイブセット」を作ります. これは Amandaの設定ファイルに書かれているすべてのファイルシステムが, ある 期間で作られるフルバックアップのテープのグループです. 「アーカイブセッ ト」には夜間に作られるすべてのファイルシステムの増分 (あるいは差分として ) のバックアップも含みます. 障害の起きたファイルシステムの回復に は最も新しいフルバックアップと増分のバックアップが必要です.

設定ファイルでバックアップのコントロールと Amandaによるネッ トワークトラフィック量を設定します. Amandaはデータをテープに書くのに バックアッププログラムのどれかを使うでしょう. Amandaはその一部分でも パッケージでも利用可能ですが, デフォルトではインストールされません. 何もしない

「何もしない」というのはコンピュータのプログラムではありませ んが, バックアップの戦略として最も広く採用されている物です. これには初 期投資が必要ありません. したがわなければならないバックアップスケジュールも ありません. ただ何もしないだけです. もしデータに何かが起きたら, 苦笑い して耐えてください.

あなたにとって時間やデータの価値が少ないかあるいはまったくない のであれば「何もしない」のはあなたのコンピュータに最も適したバックアッ ププログラムでしょう. しかし注意してください. Unixは便利なツールです. 6ヶ月も使っていれば価値のあるファイルの山ができ上がっているでしょう.

「何もしない」は /usr/obj やその他の, コンピュータに よってつくり出されたディレクトリツリーについては適切な方法です. 一つの 例はこのハンドブックのファイルで, これらは SGMLのファイルより 生成された物です. HTMLファイルのバックアップを作る必要はあ りません. SGMLのソースファイルは定期的にバックアップされます. どのバックアッププログラムが最適でしょう?

定期的に dump(8)しましょう. Elizabeth D. Zwicky はここで検討したプログラムすべてについて拷問的なテストをおこないま した. すべてのデータと Unixファイルシステムの状態すべてを保存するには明ら かに dump(8)でしょう. Elizabethは大きく変化に富んだ異常な状態 (いくつかはあまり異常でもない状態のものもあります) になっているファイ ルシステムで, それぞれのプログラムでファイルシステムのバックアップとリ ストアを行ってテストしました. 特色のある状態には, ホールを持つファイル, ホールとヌルブロックを持つファイル, 奇妙な文字をファイル名に持つファイ ル, 読み出し不可, 書き込み不可のファイル, デバイスファイル, バックアッ プ中にファイルのサイズを変更する, バックアップ中にファイルの作成/削除 をおこなうなどがあります. 彼女は1991年10月の LISA Vで結果の発表をしていま す. 緊急時のリストア手順 災難の起きる前に

起き得るどのような災難に対しても以下の4ステップだけが必要な 準備です.

ステップ 1では, ファイルシステムテーブル(/etc/fstab) やブートメッセージで示されるすべてのディスクの disklabelをそれぞれ2コピー づつプリント (例えば disklabel sd0 | lpr とする) します.

ステップ 2では, boot と fixitフロッピーにそのシステムのすべ てのデバイスドライバが含まれているか確認します. 最も簡単な確認の方法は, フロッ ピーをドライブに入れてリブートし, ブートメッセージを確認することです. あなた のシステムのデバイスがすべて含まれ, 機能していれば, step 3へ飛んでください.

そうでないなら, そのシステムのすべてのディスクをマウントでき, テープドライブにもアクセスできる 2種類のカスタムブートフロッピーディスクを作る必要 があります. これらのフロッピーには fdisk(8), disklabel(8), newfs(8), mount(8), と利用したい バックアッププログラムが入っていなければなりません. これらのプログラム はスタティックリンクされたプログラムである必要があります. dump(8)を使うのであればフロッピーに restore(8)を入れ る必要があります.

ステップ 3では, 通常の方法でバックアップを作ります. 最新のバックアップの後でおこなわれた変更は回復することはできません. バックアップテープにライトプロテクトをしてください.

ステップ 4では, フロッピー (boot.flp と fixit.flp あるいは ステップ 2で作った2枚のカスタムブートフロッピーディスクです) とバックアップテー プのテストをします. 手順のノートを作りましょう. このノートはブートフロッピーディスク,バックアッ プテープに入れておきプリントアウトしておきます. あなたがリストアをおこなう ような時はおそらく錯乱状態でしょうからこのノートはバックアップを破壊し てしまうようなことを防ぐのに役立つでしょう (どのようにして破壊するって? tar xvf /dev/rst0とする替りに偶然 tar cvf /dev/rst0 とタイプしてバックアップテープに上書きしてしまうかもしれません). 訳注: 上書きはライトプロテクトをしておけば防げますが, なんらかの原因で プロテクトがはずれているかもしれません. ちなみに訳者の経験から言えば上のようなミスタイプは結構起きます.

安全性を増すために, 毎回ブートフロッピーディスクを作り,2巻のバック アップテープを取ります. 一方を離れた場所に保管します. 離れた場所は同じ 建物の地下室ではいけません. 世界貿易センタービルにあった数多くの会社は 苦い経験よりこの教訓を得ました. 離れた場所とはコンピュータやディスク ドライブからかなり離れていて物理的に分離されていなければなりません.

ブートフロッピーディスクを作るスクリプトの一例 #!/bin/sh # # create a restore floppy リストアフロッピーの作成 # # format the floppy フロッピーのフォーマット # PATH=/bin:/sbin:/usr/sbin:/usr/bin fdformat -q fd0 if [ $? -ne 0 ] then echo "Bad floppy, please use a new one" exit 1 fi # place boot blocks on the floppy フロッピーにブートブロックを書く # disklabel -w -B -b /usr/mdec/fdboot -s /usr/mdec/bootfd /dev/rfd0c fd1440 # # newfs the one and only partition ただ1つのパーティションを newfs # newfs -t 2 -u 18 -l 1 -c 40 -i 5120 -m 5 -o space /dev/rfd0a # # mount the new floppy 新しいフロッピーをマウント # mount /dev/fd0a /mnt # # create required directories 必要なディレクトリの作成 # mkdir /mnt/dev mkdir /mnt/bin mkdir /mnt/sbin mkdir /mnt/etc mkdir /mnt/root mkdir /mnt/mnt # for the root partition mkdir /mnt/tmp mkdir /mnt/var # # populate the directories # # MINIカーネルがない場合は作ります if [ ! -x /sys/compile/MINI/kernel ] then cat << EOM The MINI kernel does not exist, please create one. Here is an example config file: # MINIカーネルの config fileの例 # MINI -- A kernel to get FreeBSD on onto a disk. # machine "i386" cpu "I486_CPU" ident MINI maxusers 5 options INET # needed for _tcp _icmpstat _ip stat # _udpstat _tcpstat _udb options FFS #Berkeley Fast File System options FAT_CURSOR #block cursor in syscons or pcc ons options SCSI_DELAY=15 #Be pessimistic about Joe SCSI device options NCONS=2 #1 virtual consoles options USERCONFIG #Allow user configuration with -c XXX config kernel root on sd0 swap on sd0 and sd1 dumps on sd0 controller isa0 controller pci0 controller fdc0 at isa? port "IO_FD1" bio irq 6 drq 2 vector fdintr disk fd0 at fdc0 drive 0 controller ncr0 controller scbus0 device sc0 at isa? port "IO_KBD" tty irq 1 vector scintr device npx0 at isa? port "IO_NPX" irq 13 vector npxintr device sd0 device sd1 device sd2 device st0 pseudo-device loop # required by INET pseudo-device gzip # Exec gzipped a.out's EOM exit 1 fi cp -f /sys/compile/MINI/kernel /mnt gzip -c -best /sbin/init > /mnt/sbin/init gzip -c -best /sbin/fsck > /mnt/sbin/fsck gzip -c -best /sbin/mount > /mnt/sbin/mount gzip -c -best /sbin/halt > /mnt/sbin/halt gzip -c -best /sbin/restore > /mnt/sbin/restore gzip -c -best /bin/sh > /mnt/bin/sh gzip -c -best /bin/sync > /mnt/bin/sync cp /root/.profile /mnt/root cp -f /dev/MAKEDEV /mnt/dev chmod 755 /mnt/dev/MAKEDEV chmod 500 /mnt/sbin/init chmod 555 /mnt/sbin/fsck /mnt/sbin/mount /mnt/sbin/halt chmod 555 /mnt/bin/sh /mnt/bin/sync chmod 6555 /mnt/sbin/restore # # create the devices nodes デバイスノードを作る # cd /mnt/dev ./MAKEDEV std ./MAKEDEV sd0 ./MAKEDEV sd1 ./MAKEDEV sd2 ./MAKEDEV st0 ./MAKEDEV pty0 cd / # # create minimum filesystem table 最小限のファイルシステムテーブル # cat > /mnt/etc/fstab < /mnt/etc/passwd < /mnt/etc/master.passwd < 災難の後に

重要な問題は, ハードウェアが生き残ったかどうかです. 定期的なバックアップを取っていればソフトウェアについて心配する必要はあ りません.

ハードウェアがダメージを受けていたら, 最初にそのダメージを 受けた部品を交換してください.

ハードウェアに問題がなければ, フロッピーをチェックしてくださ い.カスタムブートフロッピーディスクを使っているのであればシングルユーザ ("boot:"プロンプトの出た時に "-s" とタイプしてください) でブートしてくださ い. それから次の「ファイルシステムを1つずつ回復する」を読んでください。

boot.flp と fixit.flp を使っているのであればこのまま読み続けてくださ い. boot.flp を入れてブートしてください. 本来のインストールメニューが表 示されるはずです. (ここで) "fixit XXX"オプションを選びます. 指示の通り fixit.flp を入れてください. restoreとその他の必要なプログラムは /mnt2/standに置かれています.

ファイルシステムを一つずつ回復する

最初のディスクのrootパーティションをmount(8) (例えば mount /dev/sd0a /mntのように) マウントして見てください. ディスクラベルが 破壊されている場合は disklabel(8)を使ってあらかじめプリントし ておいた通りにパーティションを作り直しラベルをつけてセーブしてください. newfs(8)を使いファイルシステムを作り直します. ルー トパーティションを読み書き可能にマウント ("mount -u -o rw /mnt") しなおします. バックアッププログラムとバックアップテープを 使ってこのファイルシステムのデータを回復します (例えば restore vrf /dev/st0とします). ファイルシステムをアンマウント (umount /mntなど) して, 障害を受けたファイルシステムそれぞれについて繰り返 してください.

システムが動き出したら, 新しいテープにデータをバックアップ してください. どのような理由で再び事故が起きたりデータが失われるかはわか りません. これに時間を費す事で, 後々の災難から救われる事になります. * 災難対策をしていませんでした. どうしたらいいでしょ う? * シリアルポート * サウンドカード * PCMCIA * その他 diff --git a/ja_JP.EUC/handbook/mirrors.sgml b/ja_JP.EUC/handbook/mirrors.sgml index 4e1b065b2c..31d3e794dd 100644 --- a/ja_JP.EUC/handbook/mirrors.sgml +++ b/ja_JP.EUC/handbook/mirrors.sgml @@ -1,703 +1,703 @@ - + - + FreeBSD の入手方法 CD-ROM 出版社

FreeBSD は Walnut Creek CDROM から出されている CD-ROM から入手できます: Walnut Creek CDROM 1547 Palos Verdes Mall, Suite 260 Walnut Creek CA 94596 USA Phone: +1 510 674-0783 Fax: +1 510 674-0821 Email: WWW: FTP サイト

FreeBSD の公式な情報は anonymous FTP によって以下の場所から 入手できます: .

さらに, FreeBSD は以下のミラーサイトから anonymous FTP によって 入手できます. もし FreeBSD を anonymous FTP によって手にいれる場合は, 近くのサイトを利用するようにしてください. , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , . 何か問題がある場合は,このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は,このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は,このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 連絡先: . 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. 何か問題がある場合は, このドメインの に連絡してください. FreeBSD (2.0C またはそれ以降) の輸出規制コード (eBones と secure) の 最新のバージョンは以下の場所から入手できます. もしあなたがアメリカやカナダ以外にいるのであれば, secure (DES) と eBones (Kerberos) を 以下の外国向けの配布サイトから手にいれてください: 南アフリカ このドメインの . ブラジル このドメインの . フィンランド 連絡先: . CTM サイト -

CTM/FreeBSD は以下のミラーサイトから anonymous FTP によって - 入手できます. もし CTM を anonymous FTP によって手にいれる場合は, +

/FreeBSD は以下のミラーサイトから anonymous FTP + によって入手できます. もし CTM を anonymous FTP によって手にいれる場合は, 近くのサイトを利用するようにしてください. 何か問題がある場合は, &a.phk;に連絡してください. カリフォルニア, サンフランシスコ近辺, 公式なソース ドイツ, ベルリン ドイツ, トリエル 南アフリカ, ctm, sup, CVSupなどの古い差分ファイルのバックアップサーバ 台湾/中華民国, チャーイー(嘉義) 近くにミラーサイトがない場合やミラーが不完全な場合は, を試してください. FTP search はノルウェーの Trondheim にある, フリーの素晴らしい アーカイブサーバです. CVSup サイト -

FreeBSD の CVSup サーバは以下のサイトで稼働しています: +

FreeBSD の サーバは以下のサイトで稼働しています: アルゼンチン cvsup.ar.FreeBSD.ORG () オーストラリア cvsup.au.FreeBSD.ORG () ドイツ cvsup.de.FreeBSD.ORG () 日本 cvsup.jp.FreeBSD.ORG () オランダ cvsup.nl.FreeBSD.ORG () ノルウェー cvsup.no.FreeBSD.ORG () 南アフリカ cvsup.za.FreeBSD.ORG () 台湾 sup.tw.FreeBSD.ORG () アメリカ cvsup.FreeBSD.ORG () cvsup2.FreeBSD.ORG () cvsup4.FreeBSD.ORG () cvsup5.FreeBSD.ORG () FreeBSD の輸出規制されたコード (eBones と secure) は CVSup 経由で以下 の国際的なリポジトリから入手できます. アメリカ合衆国やカナダ以外に居る 場合は, このサイトを使って輸出規制されたコードを入手してください. 南アフリカ cvsup.internat.FreeBSD.ORG () diff --git a/ja_JP.EUC/handbook/stable.sgml b/ja_JP.EUC/handbook/stable.sgml index 4e91e46245..9758a445a6 100644 --- a/ja_JP.EUC/handbook/stable.sgml +++ b/ja_JP.EUC/handbook/stable.sgml @@ -1,107 +1,107 @@ - + - + FreeBSD の安定状態の持続

原作: &a.jkh;.

訳: &a.iwasaki;. FreeBSD-stable ってなに?

FreeBSD-stable は, 次の本流のリリースを目指した新機能をあまり採り入 れない保守的な変更のための開発の支流です. 実験的またはテスト未完の変更 はこの支流には取り入れられません ( 参照). 誰が FreeBSD-stable を必要としているの?

もしあなたが仕事で使用しているとか, なによりも FreeBSD システムの安 定性を最重要視するなら, stable を追いかけることを考えるべきで しょう. stableの支流は前のリリースに関して効果的にバグフィッ クスされた流れであるため, 最新のリリース ( 執筆時点) をインストールしているのであれば, 特に +url="ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/2.1.7-RELEASE" +name="2.1.7-RELEASE"> 執筆時点) をインストールしているのであれば, 特に そうです.

stable ツリーが常に完全に互換性があり安定するように努力し ていますが, たまに間違いがあることに注意してください (結局, 内容が吟味 されずに素早く送られた変更を含むソースがまだあるのです). また, currentstable へ移行する前に完璧なテストフィック スに最善を尽くしますが, 私たちのテストはすべてのケースを十分に網羅して いるとは限りません. もし何か stable で不具合があるようでした ら, 私たちにすぐに教えてください (次の節参照). FreeBSD-stable を使う

&a.stable へ加わってください. このメーリングリスト では, stable の構築に関連する事柄や, その他の注意すべき点 に関する情報が流れています. また開発者は議論の余地がある修正や変更 を考えている場合に, このメーリングリストで公表し, 提案された変更に 関して問題が生じるかどうかを返答する機会をユーザに与えます. メーリングリストに参加するには, &a.majordomo へメッセージの本文に 次のように書いたメールを送ってください: subscribe freebsd-stable オプションとして本文に `help' と書けば, Majordomo は私たちがサポー トする様々なメーリングリストに参加 / 脱退する方法に関する詳しいヘ ルプを送付します. ftp.FreeBSD.ORG からのソースの入手. 以下の 3つの方法で おこなうことができます : 機能を使用する. 転送レートが 安定している TCP/IP 接続でない場合は, この方法が適して います. CMUの プログラム (ソフトウェア 更新プロトコル) を使用する. 一度コレクション全体を入手 してしまえば, 前回からの変更部分だけですむので, 2番目に 推奨される方法です. 多くの人が cron から sup を実行し, 自動的にソースコードを最新の状態に保っています. ftp を使用する. FreeBSD-stable 用のソースツリーは 常に次のところで「公開」されています :

私たちはまた, tar/compress でツリー全体を入手できる `wu-ftpd' を使用しています. 例えば : usr.bin/lex に対して: ftp> cd usr.bin ftp> get lex.tar.Z とすることにより, ディレクトリ全体を compress された tar ファイルとして入手することができます. 基本的には, ソースに迅速でオンデマンドなアクセスが必要で, 接続のバンド幅が問題でなければ, sup か ftp を使いましょう. そうで ない場合は CTM を使いましょう. stable をコンパイルする前に, /usr/src にある Makefile をよ く読んでください. 少なくとも一回はアップグレードの処理の一部として 最初に `make world' を実行するべきでしょう. &a.stable を読めば, 次 のリリースに移行するに当たって時々必要となる既存システムからの新シ ステムの構築手順についての最新情報が得られるでしょう.