diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/syslog.conf.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/syslog.conf.5 index 611e0a7dce..647f2850f2 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/syslog.conf.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/syslog.conf.5 @@ -1,441 +1,442 @@ .\" Copyright (c) 1990, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)syslog.conf.5 8.1 (Berkeley) 6/9/93 .\" %FreeBSD: src/usr.sbin/syslogd/syslog.conf.5,v 1.16.2.7 2001/08/29 07:37:03 cjc Exp % .\" -.\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man5/syslog.conf.5,v 1.17 2001/08/18 23:50:31 horikawa Exp $ +.\" $FreeBSD$ .\" .Dd June 9, 1993 .Dt SYSLOG.CONF 5 .Os .Sh 名称 .Nm syslog.conf .Nd .Xr syslogd 8 設定ファイル .Sh 解説 .Nm ファイルは .Xr syslogd 8 プログラムの設定ファイルです。 このファイルは .Em program と .Em hostname の指定によって分けられた行ブロックから構成されています。 それぞれの行は 2つのフィールドを含みます。 その行が適用されるメッセージのタイプと優先度を指定する .Em selector フィールドと、 .Xr syslogd が選んだ基準とマッチしたメッセージを受けとった場合の動作を指定する .Em action フィールドです。 .Em selector フィールドと .Em action フィールドは 1 つ以上のタブ文字または空白で区切られています。 .Pp 区切りに空白を使用すると、 .Nm は他の Unix や Unix 的システムと互換性が無くなってしまうことに 注意してください。 この機能は、設定を容易にし (例えば .Nm にカットアンドペーストできるようにし)、 その際発生し得るミスを避けるため追加されました。 しかしながらこの変更は、古いスタイルの .Pa syslog.conf (すなわちタブ文字のみ) へのバックワードコンパチビリティを保っています。 .Pp .Em selector は、 .Em facility とピリオド .Pq Dq \&. とオプションの比較フラグ .Pq Bq <=> そして .Em level で符号化され、間に空白は含みません。 .Em facility と .Em level の双方とも、大文字小文字の区別はありません。 .Pp .Em facility -はシステムが発するメッセージの一部を表し、次にあげるキーワード群の +はメッセージを生成したのがシステムのどの部分なのかを表します。 +これは、次にあげるキーワード群の 1 つで表されます : auth, authpriv, console, cron, daemon, ftp, kern, lpr, mail, mark, news, ntp, security, syslog, user, uucp と local0 から local7。 これらのキーワード (mark を除く) は .Xr openlog 3 と .Xr syslog 3 ライブラリルーチンで指定される .Dq Dv LOG_ で始まる値と一致します。 .Em 比較フラグ を使用して、何を記録するのかを正確に指定できます。 比較フラグのデフォルト組は .Dq => (またはあなたが好むのなら .Dq >= ) であり、 指定した .Em facility リストからの .Em level 以上のレベルのメッセージを記録することを意味します。 .Pp .Pp .Em level はメッセージの重要度を表し、以下のキーワードの順に高から低になります: emerg, alert, crit, err, warning, notice, info, debug。 これらのキーワードは .Xr syslog 3 ライブラリルーチンで指定される .Dq Dv LOG_ で始まる値と一致します。 .Pp それぞれの行ブロックは .Em program か .Em hostname の指定によって前のブロックと区別されます。 ブロックは、最新の .Em program 指定および .Em hostname 指定に対応するメッセージのみをログします。 よって、 .Ql ppp を .Em program として選択するブロックに、 .Em hostname .Ql dialhost からのメッセージを選択するブロックが直後に続くと、 第 2 のブロックは、dialhost 上の .Xr ppp 8 プログラムからのメッセージのみをログします。 .Pp .Em program 指定は、行の先頭が .Em #!prog または .Em !prog (前者は以前の syslogd との互換性のためのものです。 例えば .Nm ファイルを共有したい時などに便利です) で始まり、引き続くブロックは syslog を呼び出す特定のプログラムと 関連付けられています。 .Em program 指定 .Ql foo は、 .Ql "foo: " というプレフィックスを持つカーネルログメッセージにもマッチします。 .Em hostname 指定で .Ql #+hostname または .Ql +hostname という書式のものは、これに引き続くブロックを、 指定したホスト名からのメッセージに適用させます。 また、 .Em hostname 指定で .Ql #-hostname または .Ql -hostname という指定のものは、これに引き続くブロックを、 指定したホスト名以外からのメッセージに適用させます。 ホスト名が .Ql @ として与えられると、ローカルホスト名が使用されます。 .Em program 指定または .Em hostname 指定は、プログラム名またはホスト名に .Ql * を指定することによりリセット可能です。 .Pp .Em facility と .Em level の両方のキーワードとその意味のより詳細な説明を知りたい場合は .Xr syslog 3 を見てください。 選択は .Em facility で行なう方が .Em program で行なうよりも好まれています。 なぜなら、後者はネットワーク環境の中では 簡単に変化してしまう場合があるからです。しかし、適切な .Em facility が本当に存在しない場合もあります。 .Pp もし .Em facility 指定に一致したメッセージを受けとり、なおかつそれが 指定した .Em level .Em (もしくはそれ以上の level) だった場合、またはメッセージ中の日付の後ろの最初の単語が .Em program と一致した場合、 .Em action フィールドで指定された動作が選択されます。 .Pp 複数の .Em selector を、セミコロン .Pq Dq \&; によって区切ることにより、1 つの .Em action に対して指定することができます。 しかしそれぞれの .Em selector はその前にある指定を上書き修正できてしまいますので注意してください。 .Pp 複数の .Em facility は、コンマ .Pq Dq \&, によって区切ることにより 1 つの .Em level を指定することができます。 .Pp アスタリスク .Pq Dq * は、全ての .Em facility 、全ての .Em levels 、または全ての .Em programs を指定するのに使用できます。 .Pp 特別な .Em facility である .Dq mark は、20分毎に .Dq info の優先度を持つメッセージを受け取ります ( .Xr syslogd 8 を参照 )。これは アスタリスクを含む .Em facility フィールドには適用されません。 .Pp 特別な .Em level である .Dq none は、特定の .Em facility を無効にします。 .Pp それぞれの行の .Em action フィールドは、 .Em selector フィールドに指定されたメッセージを受け取った際の動作を指定します。 動作指定には次の 5つの形式があります: .Bl -bullet .It パス名 (先頭がスラッシュで始まります)。 該当するメッセージは、そのファイルに追加されます。 .It ホスト名 ( .Dq @ 文字から始まる必要があります)。 該当するメッセージは、指定されたホストの .Xr syslogd 8 プログラムに転送されます。 .It コンマで区切られたユーザのリスト。 該当するメッセージは、指定されたユーザがログインしていれば、 そのユーザの画面に出力されます。 .It 1 つのアスタリスク。 該当するメッセージは、ログイン中の全てのユーザの画面に出力されます。 .It 垂直バー .Pq Dq \&| とそれに続くコマンド。該当したメッセージをパイプを使って コマンドに渡すことができます。 このコマンドは、 .Xr sh 1 によって評価されるので、通常のシェルメタキャラクタや入力/出力 リダイレクトを利用できます。 (しかし実行されたコマンドからの .Xr stdio 3 バッファされた出力のリダイレクトは余計な遅延を引き起こしたり、 あるいはシグナルによってロギング中のサブプロセスが終了した場合など 出力データを失うことがあるかもしれないことに注意してください) コマンドそれ自身は .Em stdout と .Em stderr を .Pa /dev/null にリダイレクトして動作します。 .Dv SIGHUP を受け取ると、 .Xr syslogd 8 はそのプロセスとのパイプを閉じます。もしそのプロセスが自発的に終了しない 場合は、60秒の猶予期間の後 .Dv SIGTERM を送ります。 .Pp コマンドはパイプ経由で送るべきデータが到着した際に 1 度だけ起動されます。 その後、コマンドが終了した場合には必要に応じて再起動されます。 そのため、1 行の入力だけをサブプロセスに引き渡すことが望ましいのならば、 (もし多くのメッセージが速く流れる場合には、 資源を大量に消費する可能性がありますが) 1 行の入力があった後に終了する事によって達成する事ができます。 必要ならば、この効果を得るためにラッパスクリプトを書くこともできます。 .Pp そのコマンドが完全なパイプラインでない場合、コマンドを .Em exec で起動すると、起動したシェルプロセスがコマンドの完了を待たなくなるので 便利かもしれません。 警告: このプロセスは .Xr syslogd 8 の UID のもとで動きます。通常はスーパユーザです。 .El .Pp 空行、および、最初の空白でない文字がハッシュ .Pq Dq # 文字である行は無視されます。 .Sh 使用例 設定ファイルは次のようになります: .Bd -literal # err レベル以上の全てのメッセージ、全てのレベルの kernel メッセージ、 # notice レベルの auth メッセージをコンソールに出力します。 # プライベートな認証メッセージは記録をとりません! *.err;kern.*;auth.notice;authpriv.none /dev/console # info 以上のレベルを持つ (mail を除く) 全てのメッセージを記録します。 # プライベートな認証メッセージは記録をとりません! *.info;mail.none;authpriv.none /var/log/messages # debug レベルのみの daemon メッセージを記録します daemon.=debug /var/log/daemon.debug # authpriv ファイルはアクセス制限を持ちます。 .\" /var/log/secure の read permission を限定するということ? .\" 2.2.6-RELEASE 対象 .\" By yohta@bres.tsukuba.ac.jp (July 8 1998) authpriv.* /var/log/secure # 全てのレベルの mail メッセージを一箇所にまとめて記録します。 mail.* /var/log/maillog # emerg (非常事態) レベルの全てのメッセージは全員が受け取ります。 *.emerg * *.emerg @arpa.berkeley.edu # alert レベル以上のメッセージを root と eric の画面に表示されます。 .\" 原文は Root and Eric get alert and higher messages を意訳 .\" 2.2.6-RELEASE 対象 .\" By yohta@bres.tsukuba.ac.jp (July 10 1998) *.alert root,eric # err レベル以上の mail と news の エラーを特別なファイルに保存します。 mail;news.err /var/log/spoolerr .\" 原文は uucp,news.crit / send-pr 予定 .\" 2.2.6-RELEASE 対象 .\" By yohta@bres.tsukuba.ac.jp (July 10 1998) # 全てのレベルの認証メッセージをフィルタにパイプします。 auth.* |exec /usr/local/sbin/authfilter # ftpd のトランザクションを mail と news にあわせて保存します。 !ftpd *.* /var/log/spoolerr # セキュリティメッセージを別のファイルに保存します。 security.* /var/log/security # /dev/console への書き込みを別のファイルに保存します。 console.* /var/log/console.log .Ed .Sh 実装に関する注 .Dq kern ファシリティは、 通常、ローカルのカーネルから生成されるメッセージ用に予約されています。 ファシリティ .Dq kern でログされた他のメッセージは、通常、ファシリティ .Dq user に変換されます。 この変換は無効化可能です。 詳細は .Xr syslogd 8 を参照してください。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/syslog.conf -compact .It Pa /etc/syslog.conf .Xr syslogd 8 設定ファイル .El .Sh バグ 複数の .Em selector 指定は、時々思ったように効果を発揮しない事があります。 例えば、 .Dq mail.crit,*.err と設定すると、 .Dq mail ファシリティのメッセージのレベルは .Dq err かそれ以上となり、 .Dq crit かそれ以上のレベルにはなりません。 .Pp ネットワーク環境においては、全てのオペレーティングシステムが 同じ facility 名のセットを実装しているわけではない点に注意してください。 authpriv, cron, ftp, ntp といったこの実装において知られた facility が、 目的のシステムには存在しないかもしれません。更に悪い事に、 DEC UNIX は AdvFS ファイルシステムのログイベントに facility 番号 10 (この実装では authpriv に該当します) を使っています。 .Sh 関連項目 .Xr syslog 3 , .Xr syslogd 8