diff --git a/ja/includes.sgml b/ja/includes.sgml
index a1e11a8adc..91a2344f4b 100644
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(訳注: 最新の 原文 とは
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FreeBSD とは?FreeBSD は x86 互換機、DEC Alpha、PC-98 アーキテクチャ用の先進的なオペレーティングシステムです。 カリフォルニア大学バークレイ校で開発された UNIX である BSD UNIX に由来し、 多くの人たち によって保守・開発されています。 その他のプラットフォーム は現在開発中です。 最先端の機能FreeBSD は (市販の最良のものも含めて) 他のオペレーティング システムに未だに欠けている最先端のネットワーク、パフォーマンス、 セキュリティ、互換性といった 機能 を今、提供しています。 強力なインターネットサポートFreeBSD は理想的な インターネットやイントラネット サーバになります。負荷が 極めて高くなった状態でさえ強固なネットワークサービスを提供し、 ユーザプロセスが同時に何千になっても良好な反応時間を 維持するようにメモリを効率的に利用します。 FreeBSD を利用したアプリケーションやサービスの例を 載せていますので、ぜひわたしたちの ギャラリー をご覧になってみてください。 数多くの対応アプリケーション高い品質を持つ FreeBSD と、今日の低価格で高速な PC ハードウェアの組み合わせは、 市販の UNIX ワークステーションに匹敵する、 非常に経済的な選択肢になるでしょう。 デスクトップ用、サーバ用の両方について、膨大な数の アプリケーション も用意されています。 簡単インストールFreeBSD は CD-ROM や DVD-ROM、フロッピーディスク、磁気テープ、MS-DOS パーティションなどのさまざまなメディアからインストールすることが できます。ネットワークに接続しているなら、anonymous FTP や NFS を用いて 直接 インストールすることもできます。 必要なのは 1.44MB の起動フロッピー 2 枚と、 これらの方法 だけです。 無料で使える FreeBSD![]() このような特色を持ったオペレーティングシステムは高い値段で 販売されていると思われるかもしれませんが、FreeBSD は 無料 で入手でき、 すべてのソースコードが付属しています。 試してみようかな、という方は より詳しい情報 を ご覧ください。 FreeBSD への貢献FreeBSD に貢献するのは簡単です。 あなたが FreeBSD の中で改善できそうな部分を探し、 その部分に変更を (注意深く、わかりやすく) 加えて FreeBSD プロジェクトに届けるだけです。 その際には send-pr を使うか、 もし知っているなら、コミッターに直接連絡しても OK です。 変更は、FreeBSD の文書に対するものでも、FreeBSD ソースコードに対するものでも構いません。 詳しくは、FreeBSD ハンドブックの FreeBSD への貢献 (原文) というセクションをご覧ください。 もしあなたがプログラマでないとしても、いくつもの FreeBSD に貢献する方法があります。FreeBSD Foundation は非営利団体 であり、直接の寄付は税金の控除対象となります。 詳細に関しては bod@FreeBSDFoundation.org にメールを送るか、 The FreeBSD Foundation、 7321 Brockway Dr. Boulder, CO 80303. USA まで手紙を書いてください。 Silicon Breeze 社は BSD デーモンの銅像を製作し、 これらの売り上げの 15% を FreeBSD Foundation に還元しています。 この BSD デーモンの詳細と注文方法については このページ を見てください。 |
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The FreeBSD Project. All rights reserved. |
Date: Sun, 19 Jan 2003 10:03:42 -0700
+ From: scottl@FreeBSD.org (Scott Long)
+ To: freebsd-announce@FreeBSD.org
+ Subject: FreeBSD 5.0 Release Available
FreeBSD 5.0-RELEASE の公開をお伝えできることを、とても嬉しく思います。 + これは 3 年近くにおよぶ開発の集大成であり、 + 先進的なマルチプロセッサ対応とアプリケーションスレッド対応に加え、 + sparc64 と ia64 プラットフォームに対応した初めてのリリース版でもあります。 + 改良された機能は、主に次のとおりです。
+ +FreeBSD 5.0 には、非常にたくさんの魅力的な新機能が含まれていますが、 + すべてのユーザにおすすめできるというわけではありません。 + 今までの環境をあまり変えたくなくて、 + FreeBSD 4.X を使い続けることを望んでいるユーザもいらっしゃることでしょう。 + FreeBSD 5.X と FreeBSD 4.X、どちらを使うのが適切で、 + そこにどういった利点と欠点があるのか、 + また、4.X と 5.X は今後どうなるのかといったことを含めて説明した文書 + 「初期利用者のための手引き (Early Adopter's Guide) + 」が以下の場所で提供されています。
+ +http://www.FreeBSD.org/releases/5.0R/early-adopter.html (英語)
+http://www.FreeBSD.org/ja/releases/5.0R/early-adopter.html (日本語)
+ +今回の FreeBSD リリースにおける新機能や既知の問題点の一覧は、 + 次の場所にあるリリースノートと正誤表 (errata list) をご覧ください。
+ +http://www.FreeBSD.org/releases/5.0R/relnotes.html (英語)
+http://www.FreeBSD.org/ja/releases/5.0R/relnotes.html (日本語)
+http://www.FreeBSD.org/releases/5.0R/errata.html (英語)
+http://www.FreeBSD.org/ja/releases/5.0R/errata.html (日本語)
+ +FreeBSD のリリースエンジニアリング活動 + (今後公開予定の FreeBSD 5.0 を含むリリーススケジュールなど) の詳しい情報は
+ +http://www.FreeBSD.org/releng/ (英語)
+ +をご覧ください。
+ +FreeBSD 5.0-RELEASE は i386, pc98. alpha. sparc64, ia64 + の各アーキテクチャに対応しており、 + 起動フロッピを使ってネットワークから直接インストールしたり、 + ローカルの NFS/FTP サーバを使ってコピーしたりすることができます。 + 現在、すべてのアーキテクチャ用の配布物が入手可能です。
+ +ぜひ、わたしたちを支援しているベンダからメディアを購入して、 + FreeBSD プロジェクトへのサポートを続けてくださるようお願いします。 + FreeBSD 5.0 ベースの製品を提供している企業は、以下のとおりです。
+ +FreeBSD Mall, Inc. | +http://www.freebsdmall.com/ | +
Daemonnews, Inc. | +http://www.bsdmall.com/freebsd1.html | +
もしあなたが FreeBSD のメディアを買う余裕がなかったり、 + 我慢できなかったり、布教活動に使いたいといった場合には、 + ぜひ ISO イメージをダウンロードしてください。 + すべてのミラーサイトに巨大な ISO + イメージが行き渡ることをお約束することはできませんが、 + 少なくとも以下のところからは入手することが可能です。
+ +さらに、FreeBSD は以下にあげる各国のミラーサイト: + アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、ブルガリア、カナダ、 + 中国、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、 + 香港、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、日本、韓国、リトアニア、 + オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、 + サウジアラビア、南アフリカ、スロバキア共和国、スロベニア、スペイン、スウェーデン、 + 台湾、タイ、ウクライナ、イギリスから、 + anonymous FTP で入手することもできます。
+ +マスタ FTP サイトの利用を試みる前に、まず、あなたの住んでいる + 最寄りの FTP サイトの利用を試みてください。
+ +ftp://ftp.<あなたの住んでいる地域>.FreeBSD.org/pub/FreeBSD
+ +同じ地域にある他のミラーサイトには ftp2、ftp3 … という順に + 名前がつけられています。
+ +FreeBSD ミラーサイトに関する情報は、以下をご覧ください。
+ +http://www.FreeBSD.org/doc/en_US.ISO8859-1/books/handbook/mirrors-ftp.html (英語)
+http://www.FreeBSD.org/doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/mirrors-ftp.html (日本語)
+ +FreeBSD のインストール手順は、ハンドブックの第 2 章をご覧ください。 + そこには FreeBSD は初めて、というユーザ向けの完全なインストールガイドが + 提供されています。オンライン版は以下の URL です。
+ +http://www.FreeBSD.org/doc/en_US.ISO8859-1/books/handbook/install.html (英語)
+http://www.FreeBSD.org/doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/install.html (日本語)
+ +FreeBSD 5.0 のリリースエンジニアリング活動は、 + The FreeBSD Mall、Compaq、Yahoo!、Sentex Communications、NTT/Verio + といった多くの企業に提供していただいた機材やネットワークアクセス、 + 人的資源の支援を受けました。
+ +FreBSD 5.0-RELEASE のリリースエンジニアリングチームのメンバは + 以下のとおりです。
+ +Scott Long <scottl@FreeBSD.org> | +リリースエンジニアリング、構築担当 | +
Bruce A. Mah <bmah@FreeBSD.org> | +リリースエンジニアリング、文書担当 | +
Robert Watson <rwatson@FreeBSD.org> | +リリースエンジニアリング、セキュリティ担当 | +
John Baldwin <jhb@FreeBSD.org> | +リリースエンジニアリング担当 | +
Murray Stokely <murray@FreeBSD.org> | +リリースエンジニアリング担当 | +
Marcel Moolenaar <marcel@FreeBSD.org> | +IA64 リリース版構築担当 | +
高橋 佳大 <nyan@FreeBSD.org> | +PC98 リリース版構築担当 | +
Kris Kennaway <kris@FreeBSD.org> | +パッケージ構築担当 | +
Jacques A. Vidrine <nectar@FreeBSD.org> | +セキュリティオフィサ | +
Copyright © 2002, 2003 by FreeBSD + リリースエンジニアリングチーム
+ +$FreeBSD:
+ src/release/doc/ja_JP.eucJP/early-adopter/article.sgml,v
+ 1.2.2.1 2003/01/12 18:10:10 hrs Exp $
+
FreeBSD 5.0 は、2 + 年ぶりに公開される新しいメジャーバージョンです。 + さまざまな新機能に加えて、システムアーキテクチャレベルでの開発も + 数多く反映されています。ただしこの進歩は、まだ広く試験されていない + 新しいコードが非常に多く導入された結果でもあります。 + そのため、現在の 4.X + リリースと比較すると、 5.0 + は安定性や性能、場合によっては機能性などの点で劣っているかも知れません。
+ +リリースエンジニアリングチーム <re@FreeBSD.org> + はこのような理由から、何も考えずに古い FreeBSD リリースを + 5.0 にアップグレードするのはおすすめしません。 + 今までどおりの動作を期待するユーザには特に、当分の間は + 4.X リリース + (4.7-RELEASE や次回公開予定の 4.8-RELEASE など) + の利用をおすすめします。そのようなユーザが 5.X + へのアップグレードを考える時期としては、 おそらく 5-STABLE + 開発ブランチが作成された後が適当でしょう。 これは + 5.1-RELEASE か 5.2-RELEASE + の公開あたりになる見込みです。
+ +(FreeBSD 5.0 はいわゆる``卵鶏問題''を抱えています。 + プロジェクトでは皆が可能な限り 5.0-RELEASE + を安定で信頼性の高いものにしようと考えているのですが、 + その安定性と信頼性を得るには、広い範囲での試験、 + 特にシステムの新しい機能に対する試験が必要です。 + しかし、たくさんのユーザにシステムを試験してもらうためには、 + 実際のところ最初のリリースを作成し、 + 配布しなければならないのです!)
+ +この文書では、FreeBSD 5.0-RELEASE + のインストールと運用における + いくつかの問題点について説明しています。 まず、FreeBSD + のリリース工程の概要について解説し、 次に FreeBSD 5.0 + の特筆すべき新機能のいくつかと、 + 不注意からユーザが陥りやすいと思われる問題について紹介します。 + また、4-STABLE + ベースのリリースを使い続けようと考えているユーザ向けに、 + 今後の 4-STABLE + 開発ブランチにおける短期・中期的なプランについても触れます。 + 最後に、4.X システムを + 5.0 にアップグレードする際の注意点を示します。
+FreeBSD + では、ソースコードリポジトリに複数の開発ブランチを置く + という開発モデルを採用しています。中心となるブランチは + ``CURRENT'' と呼ばれ、 CVS リポジトリでは HEAD というタグが付けられています。 + 新機能はまず、このブランチにコミットされます。 つまり + CURRENT には新機能が一番最初に追加されますが、 + その新機能の追加やデバッグが原因でシステムが壊れてしまうこともある、 + ということです。
+ +FreeBSD リリースの大部分は、いくつかある ``STABLE'' + ブランチから作成されます。これらのブランチには、CURRENT + である程度試験された機能だけが追加されます。 + 現時点で活発に開発されている STABLE ブランチは 1 + つだけです。 そのブランチは ``4-STABLE'' と呼ばれており、 + FreeBSD 4.X + リリースはすべてこのブランチから作成されました。 + このブランチは CVS リポジトリで RELENG_4 + というタグが付けられています。
+ +FreeBSD 5.0 は CURRENT ブランチをベースにしています。 + CURRENT ブランチからのリリースは 2 年ぶりです (前回の + FreeBSD 4.0 は 2000 年 3 月でした)。
+ +FreeBSD 5.0 のリリース後、少し経過した時点で FreeBSD CVS + リポジトリに RELENG_5 + というタグが打たれ、 ``5-STABLE'' + というブランチが作成される予定です。 以前の 2 つの stable + ブランチ (3-STABLE および 4-STABLE) は、 それぞれの ``x.0'' + リリースの直後 (それぞれ 3.0 と 4.0) に + 作成されていました。しかしこの方法では、 新しい STABLE + ブランチが作成されてから、 CURRENT + ブランチとその新しいブランチが安定するまでに + 十分な時間が確保できないという問題があります。
+ +そのためリリースエンジニアリングチームは、 + 各ブランチがそのブランチの持つ性格に対して + 比較的安定した状態になったことを確認してから、 CVS + リポジトリに 5-STABLE + ブランチを作成することを予定しています。 + おそらくブランチが作成されるまでに、5.X + 系列からリリース版がいくつか公開されるでしょう。 5-STABLE + ブランチの登場は、5.1-RELEASE か 5.2-RELEASE + の後あたりになると見込んでいます。
+ +FreeBSD リリースエンジニアリング工程に関する詳細は、 リリースエンジニアリングのウェブページ + および、FreeBSD に含まれているリリースエンジニアリングという記事をご覧ください。
+FreeBSD 5.0 の大きな魅力の 1 つは、数多くの新機能です。 + これらの新しい機能は、FreeBSD 4-STABLE + 開発ブランチには統合できなかった + 大きなアーキテクチャレベルの変更も当然ながら含まれています + (一方で新しいデバイスドライバやユーザランドユーティリティなど、 + それ自身で完結している改良点は、4-STABLE + ブランチに移植されています)。 + すべてを網羅したものではありませんが、簡単にまとめてみましょう。
+ +SMPng: ``次世代''に向けた SMP マシン対応です + (開発中)。 + 現在は、カーネルにおけるマルチプロセッサの同時実行に部分的に対応しています。
+KSE: カーネルスケジュールエンティティ (Kernel + Scheduled Entities; KSE) + は、スケジューラアクティベーション (Scheduler + Activations) の手法と同様の、 1 + 個のプロセスが複数のカーネルレベルスレッドを + 持てるようにするための機構です。
+新しいアーキテクチャ: i386, pc98, alpha + アーキテクチャに加え、 新たに sparc64 と ia64 + アーキテクチャに対応しました。
+GCC: コンパイラツールチェインが GCC 2.95.X ベースのものから、 + GCC 3.2.1 ベースのものに更新されました。
+MAC: 高い拡張性を持ち動的にロード可能な、 + 強制アクセス制御 (Mandatory Access Control; MAC) + ポリシに対応しました。
+GEOM: ディスク I/O + 要求を変換する拡張性の高いフレームワークです。 GEOM + をベースにしたディスク暗号化機能が実験的に開発されています。
+FFS: FFS ファイルシステムが + (クラッシュから高速に復帰する) バックグラウンド + fsck(8) 処理 と + ファイルシステムスナップショットに対応しました。
+UFS2: UFS2 + オンディスクフォーマットが新たに追加されました。 + これは、ファイル単位での拡張属性と巨大なファイルに対応しています。
+Cardbus: Cardbus デバイスに対応しました。
+さらに詳しい新機能のリストは、FreeBSD 5.0 + のリリースノートに書かれています。
+FreeBSD 5.0 + には説明したような新機能が追加されているのですが、 + 問題があったり、意図どおりに動かないという部分もいくつか存在します。 + これはほとんどの場合、多くの機能がまだ開発中であることに起因したものです。 + 次に、問題のある部分のいくつかをまとめたリストを示します。
+ +たとえば、上の新機能リストにある SMPng や KSE など、 + 開発がまだ終わっていない機能が多くあります。
+カーネルのデータ構造体や ABI, API が変更されたため、 + サードパーティ製のデバイスドライバは、 FreeBSD 5.0 + に対応させるための作業が必要です。 また、5-STABLE + ブランチが作成される前に若干の ABI, API + の変更が加えられる可能性があります。
+FreeBSD + ベースシステムに含まれていた機能のいくつかが、 Ports + Collection に移動しました。 大きなものとしては、Perl、 UUCP、ゲームの大部分 + (すべてではありません) が該当します。 + プログラムはサポート対象になっていますが、 + ベースシステムからなくなったことは混乱を招くかも知れません。
+FreeBSD 4.0 で正しく動作していた多くの + ports/packages が、 FreeBSD 5.0 + では構築できなくなったり、 + 正しく動作しなくなったりしています。 + これは大抵の場合、コンパイラツールチェインの変更と、 + ヘッダファイルの整頓が原因です。
+FreeBSD 5.0 は CURRENT から 2 + 年ぶりにリリースされたものです。 + これはその多くの新機能が、一般向けに広く公開される初めての機会になります。 + カーネルは、(SMPng などの) このような新機能によって、 + 大きく変更されています。
+FreeBSD 5.0 の新機能に含まれる問題点を追跡するため、 + デバッグや診断用のコードがある程度残されています。 + これにより FreeBSD 5.0 は、4-STABLE + より動作が遅くなっているでしょう。
+4-STABLE 開発ブランチへの機能統合は、 -CURRENT + で``安定した''後にのみ、行なわれます。 FreeBSD 5.0 + は、このような -STABLE + ブランチの持つ安定性を持っていません (訳注: FreeBSD 5.0 + への新機能追加は、「安定した後に統合」という -STABLE + ブランチの慣習に則っていないという意味です)。 (5-STABLE + 開発ブランチは、5.1-RELEASE もしくは 5.2-RELEASE + の後あたりに作成される予定です)。
+FreeBSD ハンドブック と FAQ のような文書は FreeBSD 5.0 + までに加えられた最近の変更を反映していないかもしれません。
++ このようにシステムの安定性に影響する欠点が多くあることから、 + 5.X + 系列が十分に安定するまでの間、 + リリースエンジニアリングチームは、 + 現在の機能性・安定性を重要視するサイトやユーザに対して + 4-STABLE + ブランチから公開されるリリース版を利用することを推奨しています。
+FreeBSD 5.0 が公開されても、4-STABLE + ブランチの開発が終了するわけではありません。 + このブランチからは少なくとも 1 回、4.8-RELEASE + が公開されます。 4.8-RELEASE の公開は、現時点では 2003 年 3 + 月 1 日の予定です。
+ +執筆時点では、リリースエンジニアリングチームは 4-STABLE + ブランチからの (4.8 以降の) リリースの公開について、 + はっきりとした計画を持っていません。ただし、4.9-RELEASE、あるいは + 4.10-RELEASE の公開は十分にありえます。4-STABLE + ブランチからの + 将来のリリースは、いくつかの要素が絡んできます。 + 最も重要なのは、5-STABLE ブランチの作成と、その安定性です。 + CURRENT が 5-STABLE + ブランチを作成できるほどに安定していなかった場合、 + リリースは 4-STABLE + ブランチから作成することになるでしょう。 また 4-STABLE + には、4-STABLE ブランチからの最終リリースが + 告知されるまで、開発者の判断とリリースエンジニアリングの + ポリシに基づいて HEAD から新機能が統合されます。
+ +ある程度ですが、リリースエンジニアリングチームは、 + 将来の 4-STABLE + リリースに対するユーザのニーズを考慮するつもりです。 + ただしそのニーズは、リリースエンジニアリング作業に必要な労力・資源 + (人的資源、計算機資源、ミラーアーカイブ容量) + に見合ったものである必要があるでしょう。
+ +セキュリティオフィサチーム <security-officer@FreeBSD.org> + は FreeBSD ウェブサイトの セキュリティのページ + で公開されているポリシに基づき、 4-STABLE + ブランチから作成されるリリースのサポートを継続します。 + セキュリティ勧告とセキュリティ上の修正がサポートするのは、 + 通常、各ブランチ毎に最も新しい 2 つのリリースです。 + セキュリティオフィサチームは、 + 他のリリース版もこのルールに則ったサポートを行ないます。
+この節では現在 FreeBSD システムを利用している方向けに、 + FreeBSD 4.X システムを + 5.X + システムにアップグレードする際の 注意点について説明します。 + FreeBSD + をアップグレードする場合は、アップグレードしたいバージョンの + リリースノートと errata 文書を読むこと、また、 + ソースからアップグレードする場合には src/UPDATING + を読むことが重要です。
+ +おそらく最も単純な方法は、 + ``すべてをバックアップして、再フォーマット、再インストールし、 + 最後にバックアップを展開''することでしょう。 + この方法は、互換性がなかったり、古くて使えない実行ファイルや + 設定ファイルによって、新しいシステムが汚染される問題を回避することができます。
+ +現時点の + sysinstall(8) + のバイナリアップグレード機能は、 + メジャーバージョンをまたぐアップグレードに対して + 十分に試験されていません。 + そのため、この機能を使うことはおすすめできません。 + 特に、バイナリアップグレードは FreeBSD 4.X に存在して FreeBSD 5.0 + に存在しないファイルをシステムに数多く残します。 + これらの古いファイルは何らかの問題を引き起こす可能性があります。
+ +i386 および pc98 プラットフォームの 4-STABLE では、 + インストールメディアからの起動の際、 ISA + デバイスの設定を起動時に変更できる UserConfig + ユーティリティが利用できるようになっています。 FreeBSD + 5.0 では、この機能の一部が + device.hints(5) + 機構に + 置き換えられました(同じパラメータを指定できますが、 + 対話的なものではなくなっています)。
+ +フロッピを使ったバイナリインストールには、 + デバイスドライバのカーネルモジュールを含んだ 新しい 3 + 枚目のフロッピイメージが必要です。 この drivers.flp + フロッピイメージは通常、 従来からある kern.flp や mfsroot.flp + のフロッピイメージが置かれている場所と同じところに置かれています。
+ +i386 アーキテクチャにおける CDROM + を使ったインストールでは、 + ``非エミュレーション型''の起動ローダを使用するようになっています。 + この利点はいろいろとありますが、フロッピイメージ用に切り詰めた + カーネルではなく、通常の GENERIC + カーネルが 使用できるという点があげられるでしょう。 + 理論的には、Microsoft Windows NT 4 インストール CDROM + が起動できるシステムなら、FreeBSD 5.0 CDROM + も動作するはずです。
+何はともあれ、src/UPDATING + を読むことが非常に大切です。 ``To upgrade from 4.x-stable + to current'' + という節には、アップグレード手順がステップバイステップで書かれています。 + 説明されているとおり、正確に従ってください。 + たまにやる人がいるのですが、 + 手順を``飛ばしたり''してはいけません。
+Perl + がベースシステムから削除されています。 すでに作成ずみの + package から、もしくは Ports Collection から Perl + をインストールしなければなりません。 以前は Perl + をベースシステムの一部として構築していたため、 Perl + のアップグレードが難しく、多くの問題を引き起こしていました。 + ベースシステムのユーティリティで Perl を使うものは、 + まだ使われているものは Perl + を使わないものに書き換えられ、 + 使わなくなったものは削除されています。 + sysinstall(8) + は、大部分の配布物のインストール時に、 + その配布物の一部として Perl の package + もインストールするようになっていますので、 + この変更に気づくユーザはごく一部でしょう。
+ +基本的に、従来の 4.X + で使っていた実行ファイルは 5.X でも動作します。 + ただし、これには compat4x + 配布物がインストールされていることが必要です。 + つまり、古い ports を使うことはおそらく可能です。
+ +既存の 4-STABLE + ベースのシステムに上書きする形でインストールや + アップグレードを行なった場合は、 /usr/include + にある古いヘッダファイルを削除することが非常に重要です。 + バイナリインストールや installworld の前に、 + このディレクトリをリネームしておくと良いでしょう。 + こうしないと、(特に C++ プログラムで) + コンパイラが古いヘッダと + 新しいヘッダを混ぜて使用してしまい、おかしな結果になる可能性があります。
+FreeBSD 5.0 には魅力的な機能がたくさん含まれています。 + しかし現時点では、それがすべての皆さんの期待に応えられるものではないかも知れません。 + この文書では、リリースエンジニアリングの背景と 5.X + 系列の特筆すべき新機能の一部について、 + 初期リリースを使う上でのいくつかの欠点についてとりあげました。 + また、将来の 4-STABLE 開発ブランチの計画と、 + 初期リリースを利用する人向けのアップグレードのヒントも説明しています。
+このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
Copyright © 2000, 2001, 2002, 2003 by FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクト
$FreeBSD: src/release/doc/ja_JP.eucJP/errata/article.sgml,v 1.5.2.1 2003/01/12 18:10:10 hrs Exp $
この errata 文書には FreeBSD 5.0-RELEASE に関する + ``最新の障害情報'' が書かれています. + この文書を読み, + このバージョンのインストール前にリリース公開後に既に発見・修正された問題点について + 知っておいてください.
リリースの公開 (たとえば CDROM による配布) には + errata 文書が同梱されていることがあります. + しかし, それは当然ながらその時点のものであり, + 最新のものと同じであるとは限りません. + インターネット上に置かれている + このリリースに対応した ``errata 文書の最新版'' + を参照するようにしてください. + errata 文書は http://www.FreeBSD.org/releases/ + をはじめ, 最新の状態を維持している各ミラーサイトに置かれています.
FreeBSD 5-CURRENT のソーススナップショット, + バイナリスナップショットにも, + (スナップショット作成時の) 最新版の + errata 文書が含まれています.
FreeBSD CERT セキュリティ勧告の全リストは, + http://www.FreeBSD.org/security/ + もしくは + ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/CERT/ + を参照してください.
カーネルにある geom(4) + ベースのディスクパーティションコードは、 + 使用中のパーティションの上書きを禁止しています。 + たとえば、disklabel -B + コマンドを使ってディスクの起動ブロックを更新することはできません。 + これは、起動ブロックが記録されている領域と + a パーティションの領域が重なっているためです。 + これを回避するには、CDROM や fixit + フロッピなどの他のディスクから起動するとよいでしょう。
512 バイトより大きいセクタ長を持ったディスクメディア (たとえば + gbde(4) で暗号化されたディスク) を使っている場合、 + dump(8) プログラムがそのセクタ長を認識しないため、 + そのパーティションのダンプをとることができません。 + これを回避する法の一つとして、ファイルシステム全体を + raw フォーマットでコピーし、 + そのコピーからダンプをとるという方法があります。 + たとえば次のようにすると、 + ファイルシステムを通常ファイルにダンプすることが可能です。 + +
# dd if=/dev/ad0s1d.bde of=/junk/ad0.dd bs=1m + # dump 0f - /junk/ad0.dd | ...+ +
より簡単な方法としては、バックアップに + tar(1) もしくは cpio(1) を使うというのもあげられるでしょう。
FreeBSD 4.7-RELEASE で正常に動作していた + mly(4) で構成した RAID アレイに + FreeBSD 5.0 スナップショット版をインストールする際、 + システムがハングアップするという事例がいくつか報告されています。
NETNCP と nwfs はまだ KSE に対応していないため、動作しません。
iir(4) コントローラはインストール時に正常に認識されますが、 + ディスクデバイスが認識されないという不具合があります。
truss(1) には、デバッグの開始時に + 起動前のデバック対象プロセスに接続できなくなるような競合状態があるようです。 + 症状は、truss(1) が「デバッグ対象のプロセスに対応する + procfs(5) ノードを open できない」というエラーを表示する、 + というものです。また、truss(1) には、 + execve(2) が ENOENT + を返す時にハングアップするというバグも確認されています。 + さらに、もう一つの競合状態が原因で、truss(1) + の起動時に時々 ``PIOCWAIT: + Input/output error'' というエラーが表示されます。 + この問題の修正には、プロセスの実行処理を大きく変更する必要があるため、 + 5.0 の公開以降に行なわれる予定です。
sysinstall(8) + のディスクパーティション設定にいくつかバグが報告されています。 + 詳細が判明している問題の一つに、i386 版の sysinstall(8) で + FDISK パーティションのパーティションタイプを変更した後、 + ディスクの空き領域の再計算がなされないというものがあります。
(FAQ やハンドブックなどの) 文書のいくつかは、 + FreeBSD 5.0-RELEASE の機能を反映した更新が行なわれていません。 + たとえば gbde(8) や新しい ``fast IPsec'' + 実装などについての文書は十分な整備されておらず、 + 今後の課題となっています。
このファイルの他、リリース関連の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
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日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org> まで電子メールでお願いします。
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+この文書は Alpha/AXP プラットフォーム版 FreeBSD + 5.0-RELEASE (別名 FreeBSD/alpha 5.0-RELEASE) + のハードウェア互換ノート (hardware comparibility notes) + です。 + これにはこのプラットフォームで動作が確認されたデバイスおよび、 + 新しいデバイスを動作させようとする場合に有用な、 + 起動時のカーネル設定に関する注意が書かれています。
+ +++Note: この文書に書かれている情報は Alpha/AXP + プラットフォームに特有のものです。 + 他のアーキテクチャ用のハードウェア互換ノートとは、 + 細部が異なる可能性があります。
+
この節には、現在 Alpha/AXP プラットフォーム版 FreeBSD + での対応が確認されているデバイスが書かれています。 + ここに書かれていない構成でも動作するものもありますが、 + それらはまだ試験されていません。このリストに対する動作報告や更新案、 + 誤記の修正等のご意見がありましたら、ぜひお寄せください。
+ ++ 可能なものについては、各々のデバイスやデバイス群に対応するドライバも併記してあります。 + また、そのドライバのマニュアルページがある場合 + (ほとんどあるはずですが) + は、その参照先も記載してあります。
+ +IDE/ATA コントローラ ( + ata(4) + ドライバ)
+ +Acard ATP850 UDMA2, ATP860 UDMA4, ATP865 UDMA6
+AMD 756 ATA66, 766 ATA100, 768 ATA100
+Cenatek Rocket Drive
+CMD 646, 648 ATA66, 649 ATA100
+Cypress 82C693
+Cyrix 5530 ATA33
+HighPoint HPT366 ATA66, HPT370 ATA100, HPT372 + ATA133, HPT374 ATA133
+Intel PIIX, PIIX3, PIIX4
+Intel ICH ATA66, ICH2 ATA100, ICH3 ATA100, ICH4 + ATA100
+nVidia nForce ATA100
+Promise ATA100 OEM チップ (pdc20265)
+Promise ATA133 OEM チップ (pdc20269)
+Promise Fasttrak-33, -66, -100, -100 TX2/TX4, -133 + TX2/TX2000
+Promise Ultra-33, -66, -100, -133 TX2/TX2000
+ServerWorks ROSB4 ATA33
+ServerWorks CSB5 ATA66/ATA100
+Sil 0680 UDMA6
+SiS 530, 540, 620
+SiS 630, 633, 635, 645, 730, 733, 735, 740, 745, + 750
+SiS 5591 ATA100
+VIA 82C586 ATA33, 82C596 ATA66, 82C686a ATA66, + 82C686b ATA100
+VIA 8233, 8235 ATA133
+Adaptec SCSI コントローラ
+ +Adaptec + 19160/291x/2920/2930/2940/2950/29160/3940/3950/3960/39160/398x/494x + シリーズ PCI SCSI コントローラ。 + Narrow/Wide/Twin/Ultra/Ultra2 型に対応。 ( + ahc(4) + ドライバ)
+Adaptec AIC7770, AIC7850, AIC7860, AIC7870, + AIC7880, AIC789x オンボード SCSI コントローラ ( + ahc(4) + ドライバ)
+AMI MegaRAID Express, Enterprise ファミリ RAID + コントローラ ( + amr(4) + ドライバ)
+ +MegaRAID シリーズ 418
+MegaRAID Enterprise 1200 (シリーズ 428)
+MegaRAID Enterprise 1300 (シリーズ 434)
+MegaRAID Enterprise 1400 (シリーズ 438)
+MegaRAID Enterprise 1500 (シリーズ 467)
+MegaRAID Enterprise 1600 (シリーズ 471)
+MegaRAID Elite 1500 (シリーズ 467)
+MegaRAID Elite 1600 (シリーズ 493)
+MegaRAID Express 100 (シリーズ 466WS)
+MegaRAID Express 200 (シリーズ 466)
+MegaRAID Express 300 (シリーズ 490)
+MegaRAID Express 500 (シリーズ 475)
+Dell PERC
+Dell PERC 2/SC
+Dell PERC 2/DC
+Dell PERC 3/DCL
+HP NetRaid-1si
+HP NetRaid-3si
+HP Embedded NetRaid
+++SRM の制限のため、 + これらのコントローラからの起動には対応していません。
+
Mylex DAC960 および DAC1100 RAID コントローラ。 2.x, + 3.x, 4.x, 5.x の各ファームウェアに対応。( + mlx(4) + ドライバ)
+ +DAC960P
+DAC960PD
+DAC960PDU
+DAC960PL
+DAC960PJ
+DAC960PG
+AcceleRAID 150
+AcceleRAID 250
+eXtremeRAID 1100
+++SRM の制限のため、 + これらのコントローラからの起動には対応していません。 + このリストある StorageWorks ファミリには、 + Digital/Compaq が Alpha + システムに組み込んで販売しているもの、 たとえば KZPSC + や KZPAC も含まれています。
+
LSI/SymBios (以前の NCR) 53C810, 53C810a, 53C815, + 53C825, 53C825a, 53C860, 53C875, 53C875a, 53C876, 53C885, + 53C895, 53C895a, 53C896, 53C1010-33, 53C1010-66, 53C1000, + 53C1000R PCI SCSI + コントローラ。マザーボードに内蔵のもの、および外付ボードに対応。 + ( + ncr(4) および + sym(4) + ドライバ)
+ +ASUS SC-200, SC-896
+Data Technology DTC3130 (すべての変種)
+DawiControl DC2976UW
+Diamond FirePort (すべて)
+NCR 製カード (すべて)
+Symbios 製カード (すべて)
+Tekram DC390W, 390U, 390F, 390U2B, 390U2W, 390U3D, + 390U3W
+Tyan S1365
+Qlogic コントローラ。すべての変種に対応。 ( + isp(4) + ドライバ)
+ +Qlogic 1020, 1040 SCSI および Ultra SCSI + ホストアダプタ
+Qlogic 1240 dual Ultra SCSI コントローラ
+Qlogic 1080 Ultra2 LVD および 1280 Dual Ultra2 LVD + コントローラ
+Qlogic 12160 Ultra3 LVD コントローラ
+Qlogic 2100 および Qlogic 2200 Fibre Channel SCSI + コントローラ
+Qlogic 2300 および Qlogic 2312 2-Gigabit Fibre + Channel SCSI コントローラ
+Performance Technology SBS440 ISP1000 + および、その変種
+Performance Technology SBS450 ISP1040 + および、その変種
+Performance Technology SBS470 ISP2100 + および、その変種
+Antares Microsystems P-0033 ISP2100 + および、その変種
+LSI Logic Fusion/MP architecture Fiber Channel + controllers (mpt ドライバ)
+ +LSI FC909, FC929
+LSI 53c1020, 53c1030
+対応しているすべての SCSI コントローラは、 + ハードディスク、光ディスク、テープドライブ (DAT, 8mm + Exabyte, Mammoth, DLT), + メディアチェンジャ、プロセッサターゲットデバイス、 CD-ROM + ドライブといった、SCSI-I および SCSI-II, SCSI-III + 周辺機器に完全対応しています。 CD-ROM + コマンドに対応している WORM + デバイスの読み込み専用のアクセスは ( + cd(4) のような) + CD-ROM ドライバが対応しており、 WORM/CD-R/CD-RW + の書き込みは、Ports Collection にある + sysutils/cdrtools という + port に含まれる + cdrecord(1) + が対応しています。
+ +現時点で、以下の CD-ROM + 型システムに対応しています。
+ +SCSI インターフェイス (これには ProAudio Spectrum, + SoundBlaster SCSI が含まれます) ( + cd(4))
+ATAPI IDE インターフェイス ( + acd(4))
+Adaptec AIC-6915 Fast Ethernet + コントローラチップベースの Adaptec Duralink PCI Fast + Ethernet アダプタ ( + sf(4) + ドライバ)
+ +ANA-62011 64-bit シングルポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-62022 64-bit デュアルポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-62044 64-bit クァッドポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-69011 32-bit シングルポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-62020 64-bit シングルポート 100baseFX + アダプタ
+AMD PCnet NICs ( + lnc(4) および + pcn(4) + ドライバ)
+ +AMD PCnet/PCI (79c970 & 53c974 もしくは + 79c974)
+AMD PCnet/FAST
+Isolan AT 4141-0 (16 bit)
+Isolink 4110 (8 bit)
+PCnet/FAST+
+PCnet/FAST III
+PCnet/PRO
+PCnet/Home
+HomePNA
+RealTek 8129/8139 Fast Ethernet NIC ( + rl(4) + ドライバ)
+ +Accton ``Cheetah'' EN1207D (MPX 5030/5038; RealTek + 8139 互換品)
+Allied Telesyn AT2550
+Allied Telesyn AT2500TX
+D-Link DFE-530TX+, DFE-538TX
+Farallon NetLINE 10/100 PCI
+Genius GF100TXR (RTL8139)
+KTX-9130TX 10/100 Fast Ethernet
+NDC Communications NE100TX-E
+Netronix Inc. EA-1210 NetEther 10/100
+OvisLink LEF-8129TX
+OvisLink LEF-8139TX
+SMC EZ Card 10/100 PCI 1211-TX
+Lite-On 82c168/82c169 PNIC Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Kingston KNE110TX
+LinkSys EtherFast LNE100TX
+Matrox FastNIC 10/100
+NetGear FA310-TX Rev. D1
+Macronix 98713, 98713A, 98715, 98715A, 98725 Fast + Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Accton EN1217 (98715A)
+Adico AE310TX (98715A)
+Compex RL100-TX (98713 もしくは 98713A)
+CNet Pro120A (98713 もしくは 98713A)
+CNet Pro120B (98715)
+NDC Communications SFA100A (98713A)
+SVEC PN102TX (98713)
+Macronix/Lite-On PNIC II LC82C115 Fast Ethernet NIC + ( + dc(4) + ドライバ)
+ +LinkSys EtherFast LNE100TX バージョン 2
+Winbond W89C840F Fast Ethernet NIC ( + wb(4) + ドライバ)
+ +Trendware TE100-PCIE
+VIA Technologies VT3043 ``Rhine I'', VT86C100A ``Rhine + II'' Fast Ethernet NIC ( + vr(4) + ドライバ)
+ +AOpen/Acer ALN-320
+D-Link DFE-530TX
+Hawking Technologies PN102TX
+Silicon Integrated Systems SiS 900 および SiS 7016 PCI + Fast Ethernet NIC ( + sis(4) + ドライバ)
+ +SiS 630, 635, 735 マザーボードチップセット
+National Semiconductor DP83815 Fast Ethernet NIC ( + sis(4) + ドライバ)
+ +NetGear FA311-TX
+NetGear FA312-TX
+Sundance Technologies ST201 PCI Fast Ethernet NIC ( + ste(4) + ドライバ)
+ +D-Link DFE-550TX
+SysKonnect SK-984x PCI Gigabit Ethernet カード ( + sk(4) + ドライバ)
+ +SK-9821 1000baseT メタル線, シングルポート
+SK-9822 1000baseT メタル線, デュアルポート
+SK-9841 1000baseLX シングルモードファイバ, + シングルポート
+SK-9842 1000baseLX シングルモードファイバ, + デュアルポート
+SK-9843 1000baseSX マルチモードファイバ, + シングルポート
+SK-9844 1000baseSX マルチモードファイバ, + デュアルポート
+Texas Instruments ThunderLAN PCI NIC ( + tl(4) + ドライバ)
+ +Compaq Netelligent 10, 10/100, 10/100 + Dual-Port
+Compaq Netelligent 10/100 TX Embedded UTP, 10 T + PCI UTP/Coax, 10/100 TX UTP
+Compaq NetFlex 3P, 3P Integrated, 3P w/BNC
+Olicom OC-2135/2138, OC-2325, OC-2326 10/100 TX + UTP
+Racore 8165 10/100baseTX
+Racore 8148 10baseT/100baseTX/100baseFX + multi-personality
+ADMtek Inc. AL981-based PCI Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +ADMtek Inc. AN985-based PCI Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +LinkSys EtherFast LNE100TX v4.0/4.1
+ASIX Electronics AX88140A PCI NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Alfa Inc. GFC2204
+CNet Pro110B
+DEC DC21040, DC21041, DC21140, DC21141, DC21142, + DC21143 ベースの NICs ( + de(4) + ドライバ)
+ +Asante
+Cogent EM100FX および EM440TX
+DEC DE425, DE435, DE450, DE500
+SMC Etherpower 8432T, 9332, 9334
+ZYNX ZX 3xx
+DEC/Intel 21143 ベースの Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +DEC DE500
+Compaq Presario 7900 シリーズ内蔵 Ethernet
+D-Link DFE-570TX
+Kingston KNE100TX
+LinkSys EtherFast 10/100 Instant GigaDrive 内蔵 + Ethernet
+Davicom DM9100 および DM9102 PCI Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Jaton Corporation XpressNet
+Intel 82557, 82258, 82559, 82550, 82562 ベースの Fast + Ethernet NIC ( + fxp(4) + ドライバ)
+ +Intel EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet
+Intel InBusiness 10/100 PCI Network アダプタ
+Intel PRO/100+ Management アダプタ
+Intel Pro/100 VE Desktop Adapter
+Intel Pro/100 M Desktop Adapter
+Intel Pro/100 S Desktop, Server and Dual-Port + Server Adapters
+On-board Ethernet NICs on many Intel + motherboards.
+3Com Etherlink XL-based NIC ( + xl(4) + ドライバ)
+ +3C900/905/905B/905C PCI
+3C556/556B MiniPCI
+3C450-TX HomeConnect アダプタ
+3c980/3c980B Fast Etherlink XL server アダプタ
+3cSOHO100-TX OfficeConnect アダプタ
+3C575TX/575B/XFE575BT/575C/656/656B/656C + (Cardbus)
+Dell Optiplex GX1 内蔵の 3C918
+Dell On-board 3C920
+Dell Precision 内蔵の 3C905B
+Dell Latitude + ラップトップドッキングステーションに内蔵されている + 3C905-TX
+3Com 3XP Typhoon/Sidewinder (3CR990) + チップセットベースの Ethernet および Fast Ethernet NIC + ( + txp(4) + ドライバ)
+ +3Com 3CR990-TX-95
+3Com 3CR990-TX-97
+3Com 3CR990B-SRV
+3Com 3CR990B-TXM
+3Com 3CR990SVR95
+3Com 3CR990SVR97
+Intel 82542, 82543 コントローラチップベースの Gigabit + Ethernet NIC ( + gx(4) と + em(4) ドライバ) + および、 Intel 82540EM, 82544, 82545EM, 82546EB + コントローラチップベースの NIC ( + em(4) + ドライバのみ)
+ +Intel PRO/1000 Gigabit Ethernet
+++Note: + em(4) + ドライバは Intel が公式にサポートしているものですが、 + i386 プラットフォームのみの対応になります。
+
``PC に標準で搭載されている'' 8250, 16450, 16550 + ベースのシリアルポート ( + sio(4) + ドライバ)
+ +AST IRQ 共有機能付き 4 ポートシリアルカード
+ +Comtrol Rocketport カード ( + rp(4) + ドライバ)
+ESS
+ +ES1868, ES1869, ES1879, ES1888 ( + sbc(4) + ドライバ)
+Maestro-1, Maestro-2, Maestro-2E
+Maestro-3/Allegro
+ +++Note: Maestro-3/Allegro + はライセンス上の制限により、 FreeBSD + カーネルにコンパイルすることができません。 + このドライバを使う場合は、/boot/loader.conf + に次の行を追加してください。
++ snd_maestro3_load="YES" ++
MSS/WSS 互換 DSP ( + pcm(4) + ドライバ)
+ +Creative Technologies SoundBlaster シリーズ ( + sbc(4) + ドライバ)
+ +SoundBlaster
+SoundBlaster Pro
+SoundBlaster AWE-32
+SoundBlaster AWE-64
+SoundBlaster AWE-64 GOLD
+SoundBlaster ViBRA-16
+この節では、対応しているいくつかの種類の USB + 周辺機器のうち、 + 動作の確認されているデバイスが書かれています。 大部分の + USB デバイスは高い互換性を持っているため、 + いくつか例外はあるものの、 + ここに記載されている種類のデバイスについては + 明示的に製品名が書かれていなくとも、 + ほぼすべてのデバイスを利用することができるでしょう。
+ +++Note: USB Ethernet アダプタは Ethernet + インターフェイスの節にまとめられています。
+
++Note: USB Bluetooth アダプタは Bluetooth + の節にまとめられています。
+
ホストコントローラ ( + ohci(4) および + uhci(4) + ドライバ)
+ +ALi Aladdin-V
+AMD-756
+CMD Tech 670 & 673
+Intel 82371SB (PIIX3)
+Intel 82371AB および EB (PIIX4)
+Intel 82801AA (ICH)
+Intel 82801AB (ICH0)
+Intel 82801BA/BAM (ICH2)
+Intel 82443MX
+NEC uPD 9210
+OPTi 82C861 (FireLink)
+SiS 5571
+VIA 83C572 USB
+UHCI もしくは OHCI + を搭載したマザーボードチップセット + (現時点で使えないものは報告されていません)
+ハブ
+ +Andromeda hub
+MacAlly self powered hub (4 ポート)
+NEC hub
+キーボード ( + ukbd(4) + ドライバ)
+ +Apple iMac キーボード
+BTC BTC7935 PS/2 マウスポート付きキーボード
+Cherry G81-3504 キーボード
+Logitech M2452 キーボード
+MacAlly iKey キーボード
+Microsoft キーボード
+Sun Microsystems Type 6 USB keyboard
+マウス ( + ums(4) + ドライバ)
+ +Agiler Mouse 29UO
+Apple iMac Mouse
+Belkin Mouse
+Chic mouse
+Cypress mouse
+Genius Niche mouse
+Kensington Mouse-in-a-Box
+Logitech wheel mouse (3 ボタン)
+Logitech PS/2 / USB mouse (3 ボタン)
+MacAlly mouse (3 ボタン)
+Microsoft IntelliMouse (3 ボタン)
+Sun Microsystems Type 6 USB Mouse
+Trust Ami Mouse (3 ボタン)
+プリンタ、パラレルプリンタ変換ケーブル(ulpt + ドライバ)
+ +ATen パラレルプリンタアダプタ
+Belkin F5U002 パラレルプリンタアダプタ
+Entrega USB-パラレルプリンタアダプタ
+ストレージデバイス ( + umass(4) + ドライバ)
+ +Matshita CF-VFDU03 フロッピドライブ
+Microtech USB-SCSI-HD 50 USB to SCSI ケーブル
+Panasonic フロッピドライブ
+Y-E Data フロッピドライブ (720/1.44/2.88Mb)
+フロッピドライブ ( + fd(4) + ドライバ)
+ +キーボード
+ +AT スタイルキーボード
+PS/2 キーボード
+USB キーボード (個々の製品については USB デバイスの節に書かれています)
+マウス
+ + +``PC 標準'' のパラレルポート ( + ppc(4) + ドライバ)
+このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
Copyright © 2000, 2001, 2002, + 2003 by The FreeBSD Documentation Project
+この文書は i386 プラットフォーム版 FreeBSD 5.0-RELEASE + (別名 FreeBSD/i386 5.0-RELEASE) のハードウェア互換ノート + (hardware comparibility notes) です。 + これにはこのプラットフォームで動作が確認されたデバイスおよび、 + 新しいデバイスを動作させようとする場合に有用な、 + 起動時のカーネル設定に関する注意が書かれています。
+ +++Note: この文書に書かれている情報は i386 + プラットフォームに特有のものです。 + 他のアーキテクチャ用のハードウェア互換ノートとは、 + 細部が異なる可能性があります。
+
FreeBSD/i386 は、さまざまな ``IBM PC + 互換機''上で動作します。 + このアーキテクチャには非常に多くの種類のハードウェアが存在するため、 + FreeBSD + が対応しているすべての機器の組み合わせのリストを作成することは + 不可能です。ここでは、一般的に言えるいくつかのことについて紹介します。
+ +ほぼすべての i386 互換プロセッサに対応しています。 + 80386, 80486, Pentium, Pentium Pro, Pentium II, Pentium + III, Pentium 4, および、Xeon, Celeron + プロセッサといった変種を含む、 80386 以降の Intel + プロセッサすべてに対応しています (技術的には 80386SX + にも対応しているのですが、 + このプロセッサでの利用は推奨されていません)。 Am486, + Am5x86, K5, K6 (およびその仲間), Athlon (Athlon-MP, + Athlon-XP, Athlon-4, Athlon Thunderbird を含む), Duron + プロセッサを含む、 i386 互換の AMD + プロセッサにも対応しています。 その他、Transmeta Crusoe, + Cyrix 製, NexGen 製の i386 + 互換プロセッサも正しく認識し、利用可能です。
+ ++ このアーキテクチャ用のマザーボードは非常に数多く存在します。 + ISA, VLB, EISA, AGP, PCI + 拡張バスのあるマザーボードの対応状況は良好です。 IBM PS/2 + シリーズで使われている MCA (``MicroChannel'') + 拡張バスの対応には、一部制限があります。
+ +FreeBSD は対称型マルチプロセッサ (SMP) + システムに対応していますが、 BIOS + やマザーボードのバグにより、問題が出るケースがあります。 + 対処方法については FreeBSD + 対称型マルチプロセッシングに関するメーリングリスト <freebsd-smp@FreeBSD.org> + を熟読するようにしてください。
+ +FreeBSD は i386 ベースのラップトップでも動作しますが、 + サウンド、グラフィックス、電源管理、PCCARD + 拡張スロット等のハードウェア機能の対応には偏りがあります。 + これらの機能を利用するためには、そのマシンに特有の方法を + 使わなければならなかったり、ハードウェアのバグや + 奇妙な動作に対処するために FreeBSD 側で特別な対応が + 必要だったりすることが多いようです。 + 動作がおかしい場合は、FreeBSD + ラップトップコンピューターメーリングリスト <freebsd-mobile@FreeBSD.org> + のアーカイブを検索すると良いでしょう。
+この節には、現在 i386 プラットフォーム版 FreeBSD + での対応が確認されているデバイスが書かれています。 + ここに書かれていない構成でも動作するものもありますが、 + それらはまだ試験されていません。このリストに対する動作報告や更新案、 + 誤記の修正等のご意見がありましたら、ぜひお寄せください。
+ ++ 可能なものについては、各々のデバイスやデバイス群に対応するドライバも併記してあります。 + また、そのドライバのマニュアルページがある場合 + (ほとんどあるはずですが) + は、その参照先も記載してあります。
+ +IDE/ATA コントローラ ( + ata(4) + ドライバ)
+ +Acard ATP850 UDMA2, ATP860 UDMA4, ATP865 UDMA6
+AMD 756 ATA66, 766 ATA100, 768 ATA100
+Cenatek Rocket Drive
+CMD 646, 648 ATA66, 649 ATA100
+Cypress 82C693
+Cyrix 5530 ATA33
+HighPoint HPT366 ATA66, HPT370 ATA100, HPT372 + ATA133, HPT374 ATA133
+Intel PIIX, PIIX3, PIIX4
+Intel ICH ATA66, ICH2 ATA100, ICH3 ATA100, ICH4 + ATA100
+nVidia nForce ATA100
+Promise ATA100 OEM チップ (pdc20265)
+Promise ATA133 OEM チップ (pdc20269)
+Promise Fasttrak-33, -66, -100, -100 TX2/TX4, -133 + TX2/TX2000
+Promise Ultra-33, -66, -100, -133 TX2/TX2000
+ServerWorks ROSB4 ATA33
+ServerWorks CSB5 ATA66/ATA100
+Sil 0680 UDMA6
+SiS 530, 540, 620
+SiS 630, 633, 635, 645, 730, 733, 735, 740, 745, + 750
+SiS 5591 ATA100
+VIA 82C586 ATA33, 82C596 ATA66, 82C686a ATA66, + 82C686b ATA100
+VIA 8233, 8235 ATA133
+Adaptec SCSI コントローラ
+ +Adaptec 1535 ISA SCSI コントローラ
+Adaptec 154x シリーズ ISA SCSI コントローラ ( + aha(4) + ドライバ)
+Adaptec 164x シリーズ MCA SCSI コントローラ ( + aha(4) + ドライバ)
+Adaptec 174x シリーズ EISA SCSI コントローラ。 + スタンダードモードおよびエンハンスドモード ( + aha(4) および + + ahb(4) + ドライバ)
+Adaptec 274x シリーズ EISA SCSI コントローラ。 + narrow 型、wide 型に対応。 ( + ahc(4) + ドライバ)
+Adaptec 284x シリーズ VLB SCSI コントローラ。 + narrow 型、wide 型に対応。( + ahc(4) + ドライバ)
+Adaptec + 19160/291x/2920/2930/2940/2950/29160/3940/3950/3960/39160/398x/494x + シリーズ PCI SCSI コントローラ。 + Narrow/Wide/Twin/Ultra/Ultra2 型に対応。 ( + ahc(4) + ドライバ)
+Adaptec AIC7770, AIC7850, AIC7860, AIC7870, + AIC7880, AIC789x オンボード SCSI コントローラ ( + ahc(4) + ドライバ)
+Adaptec 1510 シリーズ ISA SCSI コントローラ + (起動デバイスとしては非対応)
+Adaptec 152x シリーズ ISA SCSI コントローラ ( + aha(4) + ドライバ)
+Adaptec AIC-6260, AIC-6360 ベースのボード。 + これには AHA-152x および SoundBlaster SCSI + カードも含まれます。 ( + aic(4) + ドライバ)
+Adaptec AIC7901, AIC7901A, AIC7902 Ultra320 + コントローラチップをベースにした Ultra-320 SCSI + コントローラ ( + ahd(4) + ドライバ)
+ +Adaptec 29320, 29320A, 29320B, 29320LP
+Adaptec 39320, 39320D
+Adaptec 2100S/32x0S/34x0S SCSI RAID コントローラ ( + asr(4) + ドライバ)
+ +Adaptec 2000S/2005S Zero-Channel RAID コントローラ ( + asr(4) + ドライバ)
+ +Adaptec 2400A ATA-100 RAID コントローラ ( + asr(4) + ドライバ)
+ +Adaptec FSA ファミリ RAID コントローラ ( + aac(4) + ドライバ)
+ +Adaptec AAC-2622
+Adaptec AAC-364
+Adaptec SCSI RAID 5400S
+Dell PERC 2/QC
+Dell PERC 2/Si
+Dell PERC 3/Di
+Dell PERC 3/QC
+Dell PERC 3/Si
+HP NetRAID-4M
+AdvanSys SCSI コントローラ (すべてのモデル。 + adv(4) および + adw(4) + ドライバ)
+BusLogic MultiMaster ``W'' シリーズホストアダプタ ( + bt(4) + ドライバ):
+ +BT-948
+BT-958
+BT-958D
+BusLogic MultiMaster ``C'' シリーズホストアダプタ ( + bt(4) + ドライバ):
+ +BT-946C
+BT-956C
+BT-956CD
+BT-445C
+BT-747C
+BT-757C
+BT-757CD
+BT-545C
+BT-540CF
+BusLogic MultiMaster ``S'' シリーズホストアダプタ ( + bt(4) + ドライバ):
+ +BT-445S
+BT-747S
+BT-747D
+BT-757S
+BT-757D
+BT-545S
+BT-542D
+BT-742A
+BT-542B
+BusLogic MultiMaster ``A'' シリーズホストアダプタ ( + bt(4) + ドライバ):
+ +BT-742A
+BT-542B
+++Note: BusLogic/Mylex ``Flashpoint'' + アダプタには、まだ対応していません。
+
++Note: BusLogic MultiMaster + の完全なクローンである AMI FastDisk + コントローラにも対応しています。
+
++Note: Buslogic/Bustek BT-640 および Storage + Dimensions SDC3211B, SDC3211F マイクロチャネル (MCA) + バスアダプタにも対応しています。
+
DPT SmartCACHE Plus, SmartCACHE III, SmartRAID III, + SmartCACHE IV, SmartRAID IV SCSI/RAID コントローラ ( + dpt(4) + ドライバ)
+ +DPT SmartRAID V, VI SCSI RAID コントローラ ( + asr(4) + ドライバ)
+ +PM1554
+PM2554
+PM2654
+PM2865
+PM2754
+PM3755
+PM3757
+AMI MegaRAID Express, Enterprise ファミリ RAID + コントローラ ( + amr(4) + ドライバ)
+ +MegaRAID シリーズ 418
+MegaRAID Enterprise 1200 (シリーズ 428)
+MegaRAID Enterprise 1300 (シリーズ 434)
+MegaRAID Enterprise 1400 (シリーズ 438)
+MegaRAID Enterprise 1500 (シリーズ 467)
+MegaRAID Enterprise 1600 (シリーズ 471)
+MegaRAID Elite 1500 (シリーズ 467)
+MegaRAID Elite 1600 (シリーズ 493)
+MegaRAID Express 100 (シリーズ 466WS)
+MegaRAID Express 200 (シリーズ 466)
+MegaRAID Express 300 (シリーズ 490)
+MegaRAID Express 500 (シリーズ 475)
+Dell PERC
+Dell PERC 2/SC
+Dell PERC 2/DC
+Dell PERC 3/DCL
+HP NetRaid-1si
+HP NetRaid-3si
+HP Embedded NetRaid
+++Note: + これらのコントローラからの起動にも対応しています。 + EISA アダプタには対応していません。
+
Mylex DAC960 および DAC1100 RAID コントローラ。 2.x, + 3.x, 4.x, 5.x の各ファームウェアに対応。( + mlx(4) + ドライバ)
+ +DAC960P
+DAC960PD
+DAC960PDU
+DAC960PL
+DAC960PJ
+DAC960PG
+AcceleRAID 150
+AcceleRAID 250
+eXtremeRAID 1100
+++Note: + これらのコントローラからの起動にも対応しています。 + EISA アダプタには対応していません。
+
Mylex PCI to SCSI RAID コントローラ。 6.x + ファームウェアに対応。 ( + mly(4) + ドライバ)
+ +AcceleRAID 160
+AcceleRAID 170
+AcceleRAID 352
+eXtremeRAID 2000
+eXtremeRAID 3000
+++Note: ここに書かれていない Mylex + コントローラの互換品も + おそらく動作すると思われますが、試験されていません。
+
3ware Escalade ATA RAID コントローラ ( + twe(4) + ドライバ)
+ +5000 シリーズ
+6000 シリーズ
+7000 シリーズ
+LSI/SymBios (以前の NCR) 53C810, 53C810a, 53C815, + 53C825, 53C825a, 53C860, 53C875, 53C875a, 53C876, 53C885, + 53C895, 53C895a, 53C896, 53C1010-33, 53C1010-66, 53C1000, + 53C1000R PCI SCSI + コントローラ。マザーボードに内蔵のもの、および外付ボードに対応。 + ( + ncr(4) および + sym(4) + ドライバ)
+ +ASUS SC-200, SC-896
+Data Technology DTC3130 (すべての変種)
+DawiControl DC2976UW
+Diamond FirePort (すべて)
+NCR 製カード (すべて)
+Symbios 製カード (すべて)
+Tekram DC390W, 390U, 390F, 390U2B, 390U2W, 390U3D, + 390U3W
+Tyan S1365
+NCR 53C500 ベースの PC-Card SCSI ホストアダプタ (ncv + ドライバ)
+ +IO DATA PCSC-DV
+KME KXLC002 (TAXAN ICD-400PN など), KXLC004
+Macnica Miracle SCSI-II mPS110
+Media Intelligent MSC-110, MSC-200
+NEC PC-9801N-J03R
+New Media Corporation BASICS SCSI
+Qlogic Fast SCSI
+RATOC REX-9530, REX-5572 (SCSI 部分のみ)
+TMC 18C30, 18C50 ベースの ISA/PC-Card SCSI + ホストアダプタ (stg ドライバ)
+ +Future Domain SCSI2GO
+IBM SCSI PCMCIA Card
+ICM PSC-2401 SCSI
+Melco IFC-SC
+RATOC REX-5536, REX-5536AM, REX-5536M, + REX-9836A
+Qlogic コントローラ。すべての変種に対応。 ( + isp(4) + ドライバ)
+ +Qlogic 1020, 1040 SCSI および Ultra SCSI + ホストアダプタ
+Qlogic 1240 dual Ultra SCSI コントローラ
+Qlogic 1080 Ultra2 LVD および 1280 Dual Ultra2 LVD + コントローラ
+Qlogic 12160 Ultra3 LVD コントローラ
+Qlogic 2100 および Qlogic 2200 Fibre Channel SCSI + コントローラ
+Qlogic 2300 および Qlogic 2312 2-Gigabit Fibre + Channel SCSI コントローラ
+Performance Technology SBS440 ISP1000 + および、その変種
+Performance Technology SBS450 ISP1040 + および、その変種
+Performance Technology SBS470 ISP2100 + および、その変種
+Antares Microsystems P-0033 ISP2100 + および、その変種
+DTC 3290 EISA SCSI コントローラ。 1542 + エミュレーションモードに対応。
+ +Tekram DC390 および DC390T コントローラ。 AMD 53c974 + をベースにした他のカードも動作するかも知れません。 ( + amd(4) + ドライバ)
+ +Workbit Ninja SCSI-3 ベースの PC-Card SCSI + ホストアダプタ (nsp ドライバ)
+ +Alpha-Data AD-PCS201
+IO DATA CBSC16
+パラレル-SCSI インターフェイス ( + vpo(4) + ドライバ)
+ +AIC 7110 SCSI コントローラ (Iomega ZIP + ドライブに内蔵されているもの)
+Iomega Jaz Traveller インターフェイス
+Iomega MatchMaker SCSI インターフェイス (Iomega + ZIP+ ドライブに内蔵されているもの)
+Compaq Intelligent ディスクアレイコントローラ ( + ida(4) + ドライバ)
+ +Compaq SMART アレイ 221
+Compaq 内蔵 SMART アレイコントローラ
+Compaq SMART アレイ 4200, 4250ES コントローラ
+Compaq SMART アレイ 3200, 3100ES コントローラ
+Compaq SMART-2/DH, SMART-2/SL, SMART-2/P, + SMART-2E, および SMART コントローラ
+Command Interface for SCSI-3 を利用する SCSI アダプタ + ( + ciss(4) + ドライバ)
+ +Compaq Smart Array 5* シリーズ (5300, 5i, 532)
+Intel 内蔵 RAID コントローラ ( + iir(4) + ドライバ)
+ +Intel RAID コントローラ SRCMR
+ICP Vortex SCSI RAID コントローラ (Wide/Ultra160, + 32-bit/64-bit PCI モデルすべて)
+Promise SuperTrak ATA RAID controllers ( + pst(4) + ドライバ)
+ +Promise SuperTrak SX6000 ATA RAID controller
+LSI Logic Fusion/MP architecture Fiber Channel + controllers (mpt ドライバ)
+ +LSI FC909, FC929
+LSI 53c1020, 53c1030
+PCI SCSI host adapters using the Tekram TRM-S1040 SCSI + chipset (trm ドライバ)
+ +Tekram DC395U/UW/F
+Tekram DC315U
+対応しているすべての SCSI コントローラは、 + ハードディスク、光ディスク、テープドライブ (DAT, 8mm + Exabyte, Mammoth, DLT), + メディアチェンジャ、プロセッサターゲットデバイス、 CD-ROM + ドライブといった、SCSI-I および SCSI-II, SCSI-III + 周辺機器に完全対応しています。 CD-ROM + コマンドに対応している WORM + デバイスの読み込み専用のアクセスは ( + cd(4) のような) + CD-ROM ドライバが対応しており、 WORM/CD-R/CD-RW + の書き込みは、Ports Collection にある + sysutils/cdrtools という + port に含まれる + cdrecord(1) + が対応しています。
+ +現時点で、以下の CD-ROM + 型システムに対応しています。
+ +SCSI インターフェイス (これには ProAudio Spectrum, + SoundBlaster SCSI が含まれます) ( + cd(4))
+Sony 専用インターフェイス (すべてのモデル) ( + scd(4))
+ATAPI IDE インターフェイス ( + acd(4))
+以下のドライバは旧 SCSI + サブシステムで対応していましたが、 現在の新しい + cam(4) SCSI + サブシステムでは、 まだ対応していないものです。
+ +NCR5380/NCR53400 (``ProAudio Spectrum'') SCSI + コントローラ
+UltraStor 14F, 24F, 34F SCSI コントローラ
+ +++Note: 現在、UltraStor ドライバを 新しい + CAM SCSI + フレームワークに移植する作業が進められていますが、 + それがどれくらいで完了するかは、まだ不明です。
+
Seagate ST01/02 SCSI コントローラ
+Future Domain 8xx/950 シリーズ SCSI + コントローラ
+WD7000 SCSI コントローラ
+以下のデバイスは現在保守されていないものです。
+ +Mitsumi 専用 CD-ROM インターフェイス + (すべてのモデル) ( + mcd(4))
+Adaptec AIC-6915 Fast Ethernet + コントローラチップベースの Adaptec Duralink PCI Fast + Ethernet アダプタ ( + sf(4) + ドライバ)
+ +ANA-62011 64-bit シングルポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-62022 64-bit デュアルポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-62044 64-bit クァッドポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-69011 32-bit シングルポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-62020 64-bit シングルポート 100baseFX + アダプタ
+Allied-Telesis AT1700 および RE2000 カード ( + fe(4) + ドライバ)
+ +CONTEC C-NET(PC)C PCMCIA Ethernet
+Fujitsu MBH10303, MBH10302 Ethernet PCMCIA
+Fujitsu Towa LA501 Ethernet
+Fujitsu FMV-J182, FMV-J182A
+RATOC REX-5588, REX-9822, REX-4886, REX-R280
+Eiger Labs EPX-10BT
+HITACHI HT-4840-11
+NextCom J Link NC5310
+TDK LAK-CD021, LAK-CD021A, LAK-CD021BX
+Tigon 1, Tigon 2 チップセットベースの Alteon Networks + PCI Gigabit Ethernet NIC ( + ti(4) + ドライバ)
+ +3Com 3c985-SX (Tigon 1 および 2)
+Alteon AceNIC (Tigon 1 および 2)
+Alteon AceNIC 1000baseT (Tigon 2)
+Asante PCI 1000BASE-SX Gigabit Ethernet + アダプタ
+Asante GigaNIX1000T Gigabit Ethernet アダプタ
+DEC/Compaq EtherWORKS 1000
+Farallon PN9000SX
+NEC Gigabit Ethernet
+Netgear GA620 (Tigon 2)
+Netgear GA620T (Tigon 2, 1000baseT)
+Silicon Graphics Gigabit Ethernet
+AMD PCnet NICs ( + lnc(4) および + pcn(4) + ドライバ)
+ +AMD PCnet/PCI (79c970 & 53c974 もしくは + 79c974)
+AMD PCnet/FAST
+Isolan AT 4141-0 (16 bit)
+Isolink 4110 (8 bit)
+PCnet/FAST+
+PCnet/FAST III
+PCnet/PRO
+PCnet/Home
+HomePNA
+SMC 83c17x (EPIC) ベースの Ethernet NIC ( + tx(4) + ドライバ)
+ +SMC EtherPower II 9432 シリーズ
+National Semiconductor DS8390 ベースの Ethernet NIC。 + これには Novell NE2000 とその互換品が含まれます。 ( + ed(4) + ドライバ)
+ +3C503 Etherlink II ( + ed(4) + ドライバ)
+DEC Etherworks DE305
+Hewlett-Packard PC Lan+ 27247B および 27252A
+NetVin 5000
+Novell NE1000, NE2000, NE2100
+RealTek 8029
+SMC Elite 16 WD8013 Ethernet インターフェイス
+SMC Elite Ultra
+SMC WD8003E, WD8003EBT, WD8003W, WD8013W, WD8003S, + WD8003SBT, WD8013EBT およびその互換品
+Surecom NE-34
+VIA VT86C926
+Winbond W89C940
+NE2000 互換の PC-Card (PCMCIA) Ethernet, FastEthernet + カード ( + ed(4) + ドライバ)
+ +AR-P500 Ethernet
+Accton EN2212/EN2216/UE2216
+Allied Telesis CentreCOM LA100-PCM_V2
+AmbiCom 10BaseT カード
+BayNetworks NETGEAR FA410TXC Fast Ethernet
+CNet BC40 アダプタ
+COREGA Ether PCC-T/EtherII PCC-T/FEther + PCC-TXF/PCC-TXD
+Compex Net-A アダプタ
+CyQ've ELA-010
+D-Link DE-650/660
+Danpex EN-6200P2
+Elecom Laneed LD-CDL/TX, LD-CDF, LD-CDS, + LD-10/100CD, LD-CDWA (DP83902A), MACNICA Ethernet ME1 + for JEIDA
+IO DATA PCLATE
+IBM Creditcard Ethernet I/II
+IC-CARD Ethernet/IC-CARD+ Ethernet
+Kingston KNE-PC2, KNE-PCM/x Ethernet
+Linksys EC2T/PCMPC100/PCM100, PCMLM56, EtherFast + 10/100 PC Card, Combo PCMCIA Ethernet カード + (PCMPC100 V2)
+Melco + LPC-T/LPC2-T/LPC2-CLT/LPC2-TX/LPC3-TX/LPC3-CLX
+NDC Ethernet Instant-Link
+National Semiconductor InfoMover NE4100
+NetGear FA-410TX
+Network Everywhere Ethernet 10BaseT PC Card
+Planex FNW-3600-T
+Socket LP-E
+Surecom EtherPerfect EP-427
+TDK LAK-CD031,Grey Cell GCS2000 Ethernet + カード
+Telecom Device SuperSocket RE450T
+RealTek RTL 8002 Pocket Ethernet ( + rdp(4) + ドライバ)
+ +RealTek 8129/8139 Fast Ethernet NIC ( + rl(4) + ドライバ)
+ +Accton ``Cheetah'' EN1207D (MPX 5030/5038; RealTek + 8139 互換品)
+Allied Telesyn AT2550
+Allied Telesyn AT2500TX
+D-Link DFE-530TX+, DFE-538TX
+Farallon NetLINE 10/100 PCI
+Genius GF100TXR (RTL8139)
+KTX-9130TX 10/100 Fast Ethernet
+NDC Communications NE100TX-E
+Netronix Inc. EA-1210 NetEther 10/100
+OvisLink LEF-8129TX
+OvisLink LEF-8139TX
+SMC EZ Card 10/100 PCI 1211-TX
+Lite-On 82c168/82c169 PNIC Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Kingston KNE110TX
+LinkSys EtherFast LNE100TX
+Matrox FastNIC 10/100
+NetGear FA310-TX Rev. D1
+Macronix 98713, 98713A, 98715, 98715A, 98725 Fast + Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Accton EN1217 (98715A)
+Adico AE310TX (98715A)
+Compex RL100-TX (98713 もしくは 98713A)
+CNet Pro120A (98713 もしくは 98713A)
+CNet Pro120B (98715)
+NDC Communications SFA100A (98713A)
+SVEC PN102TX (98713)
+Macronix/Lite-On PNIC II LC82C115 Fast Ethernet NIC + ( + dc(4) + ドライバ)
+ +LinkSys EtherFast LNE100TX バージョン 2
+Winbond W89C840F Fast Ethernet NIC ( + wb(4) + ドライバ)
+ +Trendware TE100-PCIE
+VIA Technologies VT3043 ``Rhine I'', VT86C100A ``Rhine + II'' Fast Ethernet NIC ( + vr(4) + ドライバ)
+ +AOpen/Acer ALN-320
+D-Link DFE-530TX
+Hawking Technologies PN102TX
+Silicon Integrated Systems SiS 900 および SiS 7016 PCI + Fast Ethernet NIC ( + sis(4) + ドライバ)
+ +SiS 630, 635, 735 マザーボードチップセット
+National Semiconductor DP83815 Fast Ethernet NIC ( + sis(4) + ドライバ)
+ +NetGear FA311-TX
+NetGear FA312-TX
+National Semiconductor DP83820 および DP83821 Gigabit + Ethernet NIC ( + nge(4) + ドライバ)
+ +Addtron AEG320T
+Ark PC SOHO-GA2500T (32-bit PCI) および + SOHO-GA2000T (64-bit PCI)
+Asante FriendlyNet GigaNIC 1000TA および + 1000TPC
+D-Link DGE-500T
+LinkSys EG1032 (32-bit PCI) および EG1064 (64-bit + PCI)
+Netgear GA621, GA622T
+SMC EZ Card 1000 (SMC9462TX)
+Surecom Technology EP-320G-TX
+Trendware TEG-PCITX (32-bit PCI) および TEG-PCITX2 + (64-bit PCI)
+Sundance Technologies ST201 PCI Fast Ethernet NIC ( + ste(4) + ドライバ)
+ +D-Link DFE-550TX
+SysKonnect SK-984x PCI Gigabit Ethernet カード ( + sk(4) + ドライバ)
+ +SK-9821 1000baseT メタル線, シングルポート
+SK-9822 1000baseT メタル線, デュアルポート
+SK-9841 1000baseLX シングルモードファイバ, + シングルポート
+SK-9842 1000baseLX シングルモードファイバ, + デュアルポート
+SK-9843 1000baseSX マルチモードファイバ, + シングルポート
+SK-9844 1000baseSX マルチモードファイバ, + デュアルポート
+Texas Instruments ThunderLAN PCI NIC ( + tl(4) + ドライバ)
+ +Compaq Netelligent 10, 10/100, 10/100 + Dual-Port
+Compaq Netelligent 10/100 Proliant
+Compaq Netelligent 10/100 TX Embedded UTP, 10 T + PCI UTP/Coax, 10/100 TX UTP
+Compaq NetFlex 3P, 3P Integrated, 3P w/BNC
+Olicom OC-2135/2138, OC-2325, OC-2326 10/100 TX + UTP
+Racore 8165 10/100baseTX
+Racore 8148 10baseT/100baseTX/100baseFX + multi-personality
+ADMtek Inc. AL981-based PCI Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +ADMtek Inc. AN985-based PCI Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +LinkSys EtherFast LNE100TX v4.0/4.1
+ADMtek Inc. AN986 ベースの USB Ethernet NIC ( + aue(4) + ドライバ)
+ +Abocom UFE1000, DSB650TX_NA
+Accton USB320-EC, SpeedStream
+ADMtek AN986, AN8511
+Billionton USB100, USB100LP, USB100EL, USBE100
+Corega Ether FEther USB-TX, FEther USB-TXS
+D-Link DSB-650, DSB-650TX, DSB-650TX-PNA
+Elsa Microlink USB2Ethernet
+I/O Data USB ETTX
+Kingston KNU101TX
+LinkSys USB10T, USB10TA, USB10TX, USB100TX, + USB100H1
+Melco Inc. LUA-TX, LUA2-TX
+Siemens Speedstream
+SmartBridges smartNIC
+SMC 2202USB
+SOHOware NUB100
+CATC USB-EL1210A-based USB Ethernet NIC ( + cue(4) + ドライバ)
+ +Belkin F5U011, F5U111
+CATC Netmate, Netmate II
+SmartBridges SmartLink
+Kawasaki LSI KU5KUSB101B ベースの USB Ethernet NIC ( + kue(4) + ドライバ)
+ +3Com 3c19250
+AOX USB101
+Abocom URE 450
+ADS Technologies USB-10BT
+ATen UC10T
+Corega USB-T
+D-Link DSB-650C
+Entrega NET-USB-E45
+I/O Data USB ETT
+Kawasaki DU-H3E
+LinkSys USB10T
+Netgear EA101
+Peracom USB Ethernet アダプタ
+SMC 2102USB, 2104USB
+ASIX Electronics AX88140A PCI NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Alfa Inc. GFC2204
+CNet Pro110B
+DEC EtherWORKS II, III NIC ( + le(4) + ドライバ)
+ +DE200, DE201, DE202, DE422
+DE203, DE204, DE205
+DEC DC21040, DC21041, DC21140, DC21141, DC21142, + DC21143 ベースの NICs ( + de(4) + ドライバ)
+ +Asante
+Cogent EM100FX および EM440TX
+DEC DE425, DE435, DE450, DE500
+SMC Etherpower 8432T, 9332, 9334
+ZYNX ZX 3xx
+DEC/Intel 21143 ベースの Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +DEC DE500
+Compaq Presario 7900 シリーズ内蔵 Ethernet
+D-Link DFE-570TX
+Kingston KNE100TX
+LinkSys EtherFast 10/100 Instant GigaDrive 内蔵 + Ethernet
+Davicom DM9100 および DM9102 PCI Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Jaton Corporation XpressNet
+Xircom 3201 (Cardbus) ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Conexant LANfinity RS7112 (MiniPCI) ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Fujitsu MB86960A/MB86965A ベースの Fast Ethernet + NIC
+ +CONTEC C-NET(PC)C Ethernet
+Eiger Labs EPX-10BT
+Fujitsu FMV-J182, FMV-J182A, MBH10302, MBH10303 + Ethernet PCMCIA
+Fujitsu Towa LA501 Ethernet
+HITACHI HT-4840-11
+NextCom J Link NC5310
+RATOC REX-5588, REX-9822, REX-4886, REX-R280
+TDK LAK-CD021, LAK-CD021A, LAK-CD021BX
+Intel 82557, 82258, 82559, 82550, 82562 ベースの Fast + Ethernet NIC ( + fxp(4) + ドライバ)
+ +Intel EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet
+Intel InBusiness 10/100 PCI Network アダプタ
+Intel PRO/100+ Management アダプタ
+Intel Pro/100 VE Desktop Adapter
+Intel Pro/100 M Desktop Adapter
+Intel Pro/100 S Desktop, Server and Dual-Port + Server Adapters
+On-board Ethernet NICs on many Intel + motherboards.
+Intel 82595 ベースの Ethernet NICs ( + ex(4) + ドライバ)
+ +Intel EtherExpress Pro/10 および Pro/10+ + Ethernet
+Olicom OC2220
+Intel 82586 ベースの Ethernet NIC ( + ie(4) + ドライバ)
+ +3Com 3C507 Etherlink 16/TP
+AT&T Starlan 10 および Starlan Fiber
+EN100
+Intel EtherExpress 16
+RACAL Interlan NI5210
+3Com 3C5x9 Etherlink III NIC ( + ep(4) + ドライバ)
+ +3C509
+3C529 MCA
+3C579 EISA
+3CXE589EC, 3CXE589ET PCMCIA
+3C589/589B/589C/589D/589E/574TX/574B + PC-card/PCMCIA
+Megahertz 3CCFEM556BI, 3CXEM556, 3CCFEM556B
+OfficeConnect 3CXSH572BT
+Farallon EtherMac
+3Com 3C501 8-bit ISA Ethernet NIC ( + el(4) + ドライバ)
+ +3Com Etherlink XL-based NIC ( + xl(4) + ドライバ)
+ +3C900/905/905B/905C PCI
+3C556/556B MiniPCI
+3C450-TX HomeConnect アダプタ
+3c980/3c980B Fast Etherlink XL server アダプタ
+3cSOHO100-TX OfficeConnect アダプタ
+3C575TX/575B/XFE575BT/575C/656/656B/656C + (Cardbus)
+Dell Optiplex GX1 内蔵の 3C918
+Dell On-board 3C920
+Dell Precision 内蔵の 3C905B
+Dell Latitude + ラップトップドッキングステーションに内蔵されている + 3C905-TX
+3Com 3C59X シリーズ NIC ( + vx(4) + ドライバ)
+ +3C590 Etherlink III (PCI)
+3C595 Fast Etherlink III (PCI)
+3C592/3C597 (EISA)
+Crystal Semiconductor CS89x0 ベースの NIC ( + cs(4) + ドライバ)
+ +IBM Etherjet ISA
+Megahertz X-Jack Ethernet PC-Card CC-10BT ( + sn(4) + ドライバ)
+ +Xircom X3201 (Cardbus) ベースの Ethernet カード。 + 次のものに対応しています。
+ +IBM EtherJet Cardbus アダプタ
+Intel PRO/100 Mobile Cardbus (X3201 + チップセットを使っているもの)
+Xircom Cardbus Realport
+Xircom Cardbus Ethernet 10/100
+Xircom Cardbus Ethernet II 10/100
+Xircom CreditCard アダプタ (16 bit) および互換品 (xe + ドライバ)
+ +Accton EN2226/Fast EtherCard (16-bit 版)
+Compaq Netelligent 10/100 PC Card
+Intel EtherExpress PRO/100 Mobile アダプタ (16-bit + 版)
+Xircom 10/100 Network PC Card アダプタ
+Xircom Realport card + modem (Ethernet 部分)
+Xircom CreditCard Ethernet 10/100
+Xircom CreditCard 10Base-T ``CreditCard Ethernet + アダプタ IIps'' (PS-CE2-10)
+Xircom CreditCard Ethernet 10/100 + modem + (Ethernet 部分)
+Level 1 LXT1001 NetCellerator コントローラベースの + Gigabit Ethernet カード ( + lge(4) + ドライバ)
+ +D-Link DGE-500SX
+SMC TigerCard 1000 (SMC9462SX)
+3Com 3XP Typhoon/Sidewinder (3CR990) + チップセットベースの Ethernet および Fast Ethernet NIC + ( + txp(4) + ドライバ)
+ +3Com 3CR990-TX-95
+3Com 3CR990-TX-97
+3Com 3CR990B-SRV
+3Com 3CR990B-TXM
+3Com 3CR990SVR95
+3Com 3CR990SVR97
+Broadcom BCM570x ベースの Gigabit Ethernet NIC ( + bge(4) + ドライバ)
+ +3Com 3c996-SX, 3c996-T
+Netgear GA302T
+SysKonnect SK-9D21 および 9D41
+DELL PowerEdge 2550 サーバに内蔵されている Gigabit + Ethernet NIC
+IBM x235 server に内蔵されている gigabit Ethernet + NIC
+Intel 82542, 82543 コントローラチップベースの Gigabit + Ethernet NIC ( + gx(4) と + em(4) ドライバ) + および、 Intel 82540EM, 82544, 82545EM, 82546EB + コントローラチップベースの NIC ( + em(4) + ドライバのみ)
+ +Intel PRO/1000 Gigabit Ethernet
+++Note: + em(4) + ドライバは Intel が公式にサポートしているものですが、 + i386 プラットフォームのみの対応になります。
+
Myson Ethernet NICs (my ドライバ)
+ +Myson MTD80X Based Fast Ethernet Card
+Myson MTD89X Based Gigabit Ethernet Card
+DEC DEFPA PCI ( + fpa(4) + ドライバ)
+ +DEC DEFEA EISA ( + fpa(4) + ドライバ)
+Efficient Networks, Inc. ENI-155p ATM PCI アダプタ + (hea ドライバ)
+ +FORE Systems, Inc. PCA-200E ATM PCI アダプタ (hfa + ドライバ)
+ +FreeBSD の ATM + サポートは、次のシグナリングプロトコルに対応しています。
+ +The ATM Forum UNI 3.1 signaling protocol
+The ATM Forum UNI 3.0 signaling protocol
+The ATM Forum ILMI address registration
+FORE Systems' proprietary SPANS signaling + protocol
+Permanent Virtual Channels (PVCs)
+IETF ``Classical IP and ARP over ATM'' model + も提供されており、次の RFC および Internet Drafts + に準拠しています。
+ +RFC 1483, ``Multiprotocol Encapsulation over ATM + Adaptation Layer 5''
+RFC 1577, ``Classical IP and ARP over ATM''
+RFC 1626, ``Default IP MTU for use over ATM + AAL5''
+RFC 1755, ``ATM Signaling Support for IP over + ATM''
+RFC 2225, ``Classical IP and ARP over ATM''
+RFC 2334, ``Server Cache Synchronization Protocol + (SCSP)''
+Internet Draft draft-ietf-ion-scsp-atmarp-00.txt, + ``A Distributed ATMARP Service Using SCSP''
+ATM sockets interface にも対応しています。
+NCR / AT&T / Lucent Technologies WaveLan T1-speed + ISA/radio LAN カード ( + wl(4) + ドライバ)
+ +Lucent Technologies WaveLAN/IEEE 802.11 PCMCIA および + ISA, 標準速 (2Mbps) および高速 (6Mbps) + 無線ネットワークアダプタとその互換品 ( + wi(4) + ドライバ)
+ +++Note: これらのアダプタの ISA 版は、実際には + PCMCIA カードと ISA-PCMCIA + ブリッジカードを組み合わせたものになっているため、 + ISA 版も PCMCIA + 版も、どちらも同じドライバで動作します。
+
3COM 3crwe737A AirConnect Wireless LAN PC Card
+Accton airDirect WN3301
+Addtron AWA100
+Adtec ADLINK340APC
+Airway 802.11 Adapter
+Avaya Wireless PC Card
+Blue Concentric Circle CF Wireless LAN Model + WL-379F
+BreezeNET PC-DS.11
+Buffalo WLI-CF-S11G
+Cabletron RoamAbout 802.11 DS
+Compaq WL100, WL110
+Corega KK Wireless LAN PCC-11, PCCA-11, + PCCB-11
+D-Link DWL-650
+Dell TrueMobile 1150 Series
+ELECOM Air@Hawk/LD-WL11/PCC
+ELSA AirLancer MC-11
+Laneed Wireless card
+Linksys Instant Wireless WPC11
+Lucent WaveLAN/IEEE 802.11
+IBM High Rate Wireless LAN PC Card
+Intel PRO/Wireless 2011 LAN PC Card
+IO Data WN-B11/PCM
+Farallon Skyline 11Mbps Wireless
+ICOM SL-1100
+Melco Airconnect WLI-PCM-S11, WLI-PCM-L11
+NCR WaveLAN/IEEE 802.11
+NEC Wireless Card CMZ-RT-WP
+NEC Aterm WL11C (PC-WL/11C)
+NEC PK-WL001
+Netgear MA401
+PLANEX GeoWave/GW-NS110
+Proxim Harmony, RangeLAN-DS
+SMC 2632W, 2602W
+Sony PCWA-C100
+TDK LAK-CD011WL
+Toshiba Wireless LAN Card
+US Robotics Wireless Card 2410
+Aironet 802.11 無線アダプタ ( + an(4) + ドライバ)
+ +Aironet 4500/4800 シリーズ (PCMCIA, PCI, ISA + アダプタすべてに対応)
+Cisco Systems Aironet 340 および 350 シリーズ + (PCMCIA, PCI, ISA アダプタすべてに対応)
+Xircom Wireless Ethernet adapter (rebadged + Aironet)
+Raytheon Raylink 2.4GHz 無線アダプタ ( + ray(4) + ドライバ)
+ +Webgear Aviator
+Webgear Aviator Pro
+Raytheon Raylink PC Card
+AMD Am79C930 および Harris (Intersil) ベースの 802.11 + カード (awi ドライバ)
+ +BayStack 650 および 660
+Farallon SkyLINE Wireless
+Icom SL-200
+Melco WLI-PCM
+NEL SSMagic
+Netwave AirSurfer Plus および AirSurfer Pro
+ZoomAir 4000
+DEC ``Tulip'' Fast Ethernet コントローラ (lmc + ドライバ) ベースの LAN Media Corp WAN アダプタ
+ +LMC1000 同期式シリアルインタフェースアダプタ
+LMC1200 T1/E1 WAN アダプタ
+LMC5200 高速同期式インタフェース (HSSI: High Speed + Synchronous Interface) アダプタ
+LMC5245 DS3 WAN アダプタ
+Granch SBNI12 point-to-point 通信アダプタ (sbni + ドライバ)
+ +SBNI12-XX および SBNI12D-XX ISA 版/PCI 版
+SMC COM90cx6 ARCNET ネットワークアダプタ (cm + ドライバ)
+ +SMC 90c26, 90c56, 90c66 の 90c56 互換モード
+AcerISDN P10 ISA PnP (実験段階)
+ +Asuscom ISDNlink 128K ISA
+ +ASUSCOM P-IN100-ST-D (およびその他の Winbond W6692 + ベースのカード)
+ +AVM
+ +A1
+B1 ISA (V2.0 で試験済み)
+B1 PCI (V4.0 で試験済み)
+Fritz!Card classic
+Fritz!Card PnP
+Fritz!Card PCI
+Fritz!Card PCI, バージョン 2
+T1
+Creatix
+ +ISDN-S0
+ISDN-S0 P&P
+Compaq Microcom 610 ISDN (Compaq PSB2222I シリーズ) + ISA PnP
+ +Dr. Neuhaus Niccy Go@ およびその互換品
+ +Dynalink IS64PPH and IS64PPH+
+ +Eicon Diehl DIVA 2.0 および 2.02
+ +ELSA
+ +ELSA PCC-16
+QuickStep 1000pro ISA
+MicroLink ISDN/PCI
+QuickStep 1000pro PCI
+ITK ix1 Micro ( < V.3, PnP 非対応版 )
+ +Sedlbauer Win Speed
+ +Siemens I-Surf 2.0
+ +TELEINT ISDN SPEED No.1 (実験段階)
+ +Teles
+ +S0/8
+S0/16
+S0/16.3
+S0/16.3 PnP
+16.3c ISA PnP (実験段階)
+Teles PCI-TJ
+Traverse Technologies NETjet-S PCI
+ +USRobotics Sportster ISDN TA intern
+ +Winbond W6692 ベースの PCI カード
+``PC に標準で搭載されている'' 8250, 16450, 16550 + ベースのシリアルポート ( + sio(4) + ドライバ)
+ +AST IRQ 共有機能付き 4 ポートシリアルカード
+ +ARNET シリアルカード ( + ar(4) + ドライバ)
+ +AST IRQ 共有機能付き 8 ポートシリアルカード
+ARNET (現在は Digiboard) Sync 570/i + 高速シリアル
+Boca マルチポートシリアルカード
+ +Boca BB1004 4 ポートシリアルカード (モデムは 非対応)
+Boca IOAT66 6 ポートシリアルカード + (モデム対応)
+Boca BB1008 8 ポートシリアルカード (モデムは 非対応)
+Boca BB2016 16 ポートシリアルカード + (モデム対応)
+Comtrol Rocketport カード ( + rp(4) + ドライバ)
+ +Cyclades Cyclom-Y シリアルボード ( + cy(4) + ドライバ)
+ +STB IRQ 共有機能付き 4 ポートカード
+ +DigiBoard インテリジェントシリアルカード ( + dgb(4) + ドライバ)
+ +DigiBoard PC/Xe シリーズ
+DigiBoard PC/Xi シリーズ
+PCI ベースのマルチポートシリアルボード ( + puc(4) + ドライバ)
+ +Avlab Technology, PCI IO 2S
+Moxa Industio CP-114
+Syba Tech Ltd. PCI-4S2P-550-ECP
+Netmos NM9835 PCI-2S-550
+PCCOM dual port RS232/422/485
+SIIG Cyber Serial Dual PCI 16C550
+SDL Communication シリアルボード
+ +SDL Communications Riscom/8 シリアルボード (rc + ドライバ)
+SDL Communications RISCom/N2 および N2pci + 高速同期式シリアルカード ( + sr(4) + ドライバ)
+Stallion Technologies マルチポートシリアルカード
+ +EasyIO ( + stl(4) + ドライバ)
+EasyConnection 8/32 ( + stl(4) + ドライバ)
+EasyConnection 8/64 ( + stli(4) + ドライバ)
+ONboard 4/16 ( + stli(4) + ドライバ)
+Brumby ( + stli(4) + ドライバ)
+Specialix SI/XIO/SX マルチポートシリアルカード。 + 従来の SIHOST2.x および、新しい (JET とも呼ばれている + transputer ベースの) ``高機能版''ホストカード (ISA, EISA, + PCI 版すべて) に対応しています。 ( + si(4) + ドライバ)
+Advance ( + sbc(4) + ドライバ)
+ +Asound 100 および 110
+Logic ALS120 および ALS4000
+CMedia サウンドチップ
+ +CMI8338/CMI8738
+Crystal Semiconductor ( + csa(4) + ドライバ)
+ +CS461x/462x Audio Accelerator
+CS428x Audio コントローラ
+ENSONIQ ( + pcm(4) + ドライバ)
+ +AudioPCI ES1370/1371
+ESS
+ +ES1868, ES1869, ES1879, ES1888 ( + sbc(4) + ドライバ)
+Maestro-1, Maestro-2, Maestro-2E
+Maestro-3/Allegro
+ +++Note: Maestro-3/Allegro + はライセンス上の制限により、 FreeBSD + カーネルにコンパイルすることができません。 + このドライバを使う場合は、/boot/loader.conf + に次の行を追加してください。
++ snd_maestro3_load="YES" ++
ForteMedia fm801
+ +Gravis ( + gusc(4) + ドライバ)
+ +UltraSound MAX
+UltraSound PnP
+Intel 443MX, 810, 815, 815E 内蔵のサウンドデバイス ( + pcm(4) + ドライバ)
+ +MSS/WSS 互換 DSP ( + pcm(4) + ドライバ)
+ +NeoMagic 256AV/ZX ( + pcm(4) + ドライバ)
+ +OPTi 931/82C931 ( + pcm(4) + ドライバ)
+ +S3 Sonicvibes
+ +Creative Technologies SoundBlaster シリーズ ( + sbc(4) + ドライバ)
+ +SoundBlaster
+SoundBlaster Pro
+SoundBlaster AWE-32
+SoundBlaster AWE-64
+SoundBlaster AWE-64 GOLD
+SoundBlaster ViBRA-16
+Trident 4DWave DX/NX ( + pcm(4) + ドライバ)
+ +VIA Technologies VT82C686A
+ +Yamaha
+ +DS1
+DS1e
+Brooktree Bt848/849/878/879 ベースのフレームグラバ ( + bktr(4) + ドライバ)
+ +AverMedia カード
+Hauppauge Wincast TV および WinTV ボード (PCI)
+Intel Smart Video Recorder III
+Miro PC TV
+STB TV PCI
+Video Highway XTreme
+VideoLogic Captivator PCI
+Connectix QuickCam
+ +Cortex1 frame grabber (ctx ドライバ)
+ +Creative Labs Video Spigot フレームグラバ (spigot + ドライバ)
+ +Matrox Meteor Video フレームグラバ ( + meteor(4) + ドライバ)
+この節では、対応しているいくつかの種類の USB + 周辺機器のうち、 + 動作の確認されているデバイスが書かれています。 大部分の + USB デバイスは高い互換性を持っているため、 + いくつか例外はあるものの、 + ここに記載されている種類のデバイスについては + 明示的に製品名が書かれていなくとも、 + ほぼすべてのデバイスを利用することができるでしょう。
+ +++Note: USB Ethernet アダプタは Ethernet + インターフェイスの節にまとめられています。
+
++Note: USB Bluetooth アダプタは Bluetooth + の節にまとめられています。
+
ホストコントローラ ( + ohci(4) および + uhci(4) + ドライバ)
+ +ALi Aladdin-V
+AMD-756
+CMD Tech 670 & 673
+Intel 82371SB (PIIX3)
+Intel 82371AB および EB (PIIX4)
+Intel 82801AA (ICH)
+Intel 82801AB (ICH0)
+Intel 82801BA/BAM (ICH2)
+Intel 82443MX
+NEC uPD 9210
+OPTi 82C861 (FireLink)
+SiS 5571
+VIA 83C572 USB
+UHCI もしくは OHCI + を搭載したマザーボードチップセット + (現時点で使えないものは報告されていません)
+USB ホストコントローラ (PCI)
+ +ADS Electronics PCI プラグインカード (2 + ポート)
+Entrega PCI プラグインカード (4 ポート)
+ハブ
+ +Andromeda hub
+MacAlly self powered hub (4 ポート)
+NEC hub
+キーボード ( + ukbd(4) + ドライバ)
+ +Apple iMac キーボード
+BTC BTC7935 PS/2 マウスポート付きキーボード
+Cherry G81-3504 キーボード
+Logitech M2452 キーボード
+MacAlly iKey キーボード
+Microsoft キーボード
+Sun Microsystems Type 6 USB keyboard
+その他
+ +ActiveWire I/O Board
+Diamond Rio 500, 600, 800 MP3 プレーヤ ( + urio(4) + ドライバ)
+D-Link DSB-R100 USB Radio (ufm ドライバ)
+モデム (umodem ドライバ)
+ +3Com 5605
+Metricom Ricochet GS USB 無線モデム
+マウス ( + ums(4) + ドライバ)
+ +Agiler Mouse 29UO
+Apple iMac Mouse
+Belkin Mouse
+Chic mouse
+Cypress mouse
+Genius Niche mouse
+Kensington Mouse-in-a-Box
+Logitech wheel mouse (3 ボタン)
+Logitech PS/2 / USB mouse (3 ボタン)
+MacAlly mouse (3 ボタン)
+Microsoft IntelliMouse (3 ボタン)
+Sun Microsystems Type 6 USB Mouse
+Trust Ami Mouse (3 ボタン)
+プリンタ、パラレルプリンタ変換ケーブル(ulpt + ドライバ)
+ +ATen パラレルプリンタアダプタ
+Belkin F5U002 パラレルプリンタアダプタ
+Entrega USB-パラレルプリンタアダプタ
+Serial devices
+ +Belkin F5U103 and F5U120 (ubsa ドライバ)
+e-Tek Labs Kwik232 (ubsa ドライバ)
+GoHubs GoCOM232 (ubsa ドライバ)
+HP USB-Serial adapter ( + uftdi(4) + ドライバ)
+Inland UAS111 ( + uftdi(4) + ドライバ)
+Peracom single port serial adapter (ubsa + ドライバ)
+Prolific PL-2303 serial adapter ( + uplcom(4) + ドライバ)
+QVS USC-1000 ( + uftdi(4) + ドライバ)
+SUNTAC Slipper U VS-10U ( + uvscom(4) + ドライバ)
+スキャナ (SANE 経由) ( + uscanner(4) + ドライバ)
+ +Perfection 636U
+HP ScanJet 4100C, 5200C, 6300C
+ストレージデバイス ( + umass(4) + ドライバ)
+ +Iomega USB Zip 100Mb (ただし基本的な対応のみ)
+Matshita CF-VFDU03 フロッピドライブ
+Microtech USB-SCSI-HD 50 USB to SCSI ケーブル
+Panasonic フロッピドライブ
+Y-E Data フロッピドライブ (720/1.44/2.88Mb)
+Handspring Visor and other PalmOS devices ( + uvisor(4) + ドライバ)
+ +Handspring Visor
+Palm M125, M500, M505
+Sony Clie 4.0 and 4.1
+Host Controllers ( + fwohci(4) + ドライバ)
+ +Ricoh R5C552 chipset
+Sony CX3022 chipset
+TI TSB12LV22, LV23, 26 and TSB43AA22 chipsets
+uPD72861 chipset
+VIA VT6306 chipset
+Storage ( + sbp(4) + ドライバ)
+ +Apple iPod
+Apple Macintosh G4 (target mode)
+PCCARD ホストコントローラ ( + ng_bt3c(4) + ドライバ)
+ +3Com/HP 3CRWB6096-A PCCARD アダプタ
+USB ホストコントローラ ( + ng_ubt(4) + ドライバ)
+ +3Com 3CREB96
+EPoX BT-DG02
+Mitsumi USB Bluetooth アダプタ
+MSI MS-6967
+TDK Bluetooth USB adapter
+Hifn 7751, 7811, 7951 + チップセットベースのアクセラレータ ( + hifn(4) + ドライバ)
+ +Invertex AEON
+Hifn 7751 リファレンスボード
+Global Technologies Group PowerCrypt, XL-Crypt
+NetSec 7751
+Soekris Engineering vpn1201, vpn1211
+Bluesteel 5501, 5601 + チップセットベースのアクセラレータ ( + ubsec(4) + ドライバ)
+ +Broadcom BCM5801, BCM5802, BCM5805, BCM5820, BCM5821, + BCM5822 チップセットベースのアクセラレータ ( + ubsec(4) + ドライバ)
+FAX モデム/PCCARD
+ +Melco IGM-PCM56K/IGM-PCM56KH
+Nokia Card Phone 2.0 (gsm900/dcs1800 HSCSD + terminal)
+フロッピドライブ ( + fd(4) + ドライバ)
+ +Genius および Mustek ハンドスキャナ
+ +GPB および Transputer ドライバ
+ +キーボード
+ +AT スタイルキーボード
+PS/2 キーボード
+USB キーボード (個々の製品については USB デバイスの節に書かれています)
+Loran-C レシーバ (Dave Mills 実験用ハードウェア, loran + ドライバ).
+ +マウス
+ +バスマウス ( + mse(4) + ドライバ)
+PS/2 マウス ( + psm(4) + ドライバ)
+シリアルマウス
+USB マウス (個々の製品については USB デバイスの節に書かれています)
+``PC 標準'' のパラレルポート ( + ppc(4) + ドライバ)
+ +PC 互換のジョイスティック ( + joy(4) + ドライバ)
+ +PHS データ通信カード/PCCARD
+ +NTT DoCoMo P-in Comp@ct
+Panasonic KX-PH405
+SII MC-P200
+X-10 電源コントローラ ( + tw(4) + ドライバ)
+ +Virtual + Computers 製 HOT1 と互換性のある Xilinx XC6200 + ベースの再構成可能ハードウェアカード (xrpu ドライバ).
+このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
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+ まで、
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+ まで電子メールでお願いします。
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++ ++ +
この文書は IA-64 プラットフォーム版 FreeBSD 5.0-RELEASE + (別名 FreeBSD/ia64 5.0-RELEASE) のハードウェア互換ノート + (hardware comparibility notes) です。 + これにはこのプラットフォームで動作が確認されたデバイスおよび、 + 新しいデバイスを動作させようとする場合に有用な、 + 起動時のカーネル設定に関する注意が書かれています。
+ +++Note: この文書に書かれている情報は IA-64 + プラットフォームに特有のものです。 + 他のアーキテクチャ用のハードウェア互換ノートとは、 + 細部が異なる可能性があります。
+
この節には、現在 IA-64 プラットフォーム版 FreeBSD + での対応が確認されているデバイスが書かれています。 + ここに書かれていない構成でも動作するものもありますが、 + それらはまだ試験されていません。このリストに対する動作報告や更新案、 + 誤記の修正等のご意見がありましたら、ぜひお寄せください。
+ ++ 可能なものについては、各々のデバイスやデバイス群に対応するドライバも併記してあります。 + また、そのドライバのマニュアルページがある場合 + (ほとんどあるはずですが) + は、その参照先も記載してあります。
+ +IDE/ATA コントローラ ( + ata(4) + ドライバ)
+ +Acard ATP850 UDMA2, ATP860 UDMA4, ATP865 UDMA6
+AMD 756 ATA66, 766 ATA100, 768 ATA100
+Cenatek Rocket Drive
+CMD 646, 648 ATA66, 649 ATA100
+Cypress 82C693
+Cyrix 5530 ATA33
+HighPoint HPT366 ATA66, HPT370 ATA100, HPT372 + ATA133, HPT374 ATA133
+Intel PIIX, PIIX3, PIIX4
+Intel ICH ATA66, ICH2 ATA100, ICH3 ATA100, ICH4 + ATA100
+nVidia nForce ATA100
+Promise ATA100 OEM チップ (pdc20265)
+Promise ATA133 OEM チップ (pdc20269)
+Promise Fasttrak-33, -66, -100, -100 TX2/TX4, -133 + TX2/TX2000
+Promise Ultra-33, -66, -100, -133 TX2/TX2000
+ServerWorks ROSB4 ATA33
+ServerWorks CSB5 ATA66/ATA100
+Sil 0680 UDMA6
+SiS 530, 540, 620
+SiS 630, 633, 635, 645, 730, 733, 735, 740, 745, + 750
+SiS 5591 ATA100
+VIA 82C586 ATA33, 82C596 ATA66, 82C686a ATA66, + 82C686b ATA100
+VIA 8233, 8235 ATA133
+Qlogic コントローラ。すべての変種に対応。 ( + isp(4) + ドライバ)
+ +Qlogic 1020, 1040 SCSI および Ultra SCSI + ホストアダプタ
+Qlogic 1240 dual Ultra SCSI コントローラ
+Qlogic 1080 Ultra2 LVD および 1280 Dual Ultra2 LVD + コントローラ
+Qlogic 12160 Ultra3 LVD コントローラ
+Qlogic 2100 および Qlogic 2200 Fibre Channel SCSI + コントローラ
+Qlogic 2300 および Qlogic 2312 2-Gigabit Fibre + Channel SCSI コントローラ
+Performance Technology SBS440 ISP1000 + および、その変種
+Performance Technology SBS450 ISP1040 + および、その変種
+Performance Technology SBS470 ISP2100 + および、その変種
+Antares Microsystems P-0033 ISP2100 + および、その変種
+対応しているすべての SCSI コントローラは、 + ハードディスク、光ディスク、テープドライブ (DAT, 8mm + Exabyte, Mammoth, DLT), + メディアチェンジャ、プロセッサターゲットデバイス、 CD-ROM + ドライブといった、SCSI-I および SCSI-II, SCSI-III + 周辺機器に完全対応しています。 CD-ROM + コマンドに対応している WORM + デバイスの読み込み専用のアクセスは ( + cd(4) のような) + CD-ROM ドライバが対応しており、 WORM/CD-R/CD-RW + の書き込みは、Ports Collection にある + sysutils/cdrtools という + port に含まれる + cdrecord(1) + が対応しています。
+ +現時点で、以下の CD-ROM + 型システムに対応しています。
+ +SCSI インターフェイス (これには ProAudio Spectrum, + SoundBlaster SCSI が含まれます) ( + cd(4))
+ATAPI IDE インターフェイス ( + acd(4))
+Intel 82557, 82258, 82559, 82550, 82562 ベースの Fast + Ethernet NIC ( + fxp(4) + ドライバ)
+ +Intel EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet
+Intel InBusiness 10/100 PCI Network アダプタ
+Intel PRO/100+ Management アダプタ
+Intel Pro/100 VE Desktop Adapter
+Intel Pro/100 M Desktop Adapter
+Intel Pro/100 S Desktop, Server and Dual-Port + Server Adapters
+On-board Ethernet NICs on many Intel + motherboards.
+Broadcom BCM570x ベースの Gigabit Ethernet NIC ( + bge(4) + ドライバ)
+ +3Com 3c996-SX, 3c996-T
+Netgear GA302T
+SysKonnect SK-9D21 および 9D41
+DELL PowerEdge 2550 サーバに内蔵されている Gigabit + Ethernet NIC
+IBM x235 server に内蔵されている gigabit Ethernet + NIC
+Intel 82542, 82543 コントローラチップベースの Gigabit + Ethernet NIC ( + gx(4) と + em(4) ドライバ) + および、 Intel 82540EM, 82544, 82545EM, 82546EB + コントローラチップベースの NIC ( + em(4) + ドライバのみ)
+ +Intel PRO/1000 Gigabit Ethernet
+++Note: + em(4) + ドライバは Intel が公式にサポートしているものですが、 + i386 プラットフォームのみの対応になります。
+
``PC に標準で搭載されている'' 8250, 16450, 16550 + ベースのシリアルポート ( + sio(4) + ドライバ)
+キーボード
+ +PS/2 キーボード
+マウス
+ +PS/2 マウス ( + psm(4) + ドライバ)
+シリアルマウス
+このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
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Copyright © 2000, 2001, 2002, + 2003 by The FreeBSD Documentation Project
+この文書は NEC PC-98x1 プラットフォーム版 FreeBSD + 5.0-RELEASE (別名 FreeBSD/pc98 5.0-RELEASE) + のハードウェア互換ノート (hardware comparibility notes) + です。 + これにはこのプラットフォームで動作が確認されたデバイスおよび、 + 新しいデバイスを動作させようとする場合に有用な、 + 起動時のカーネル設定に関する注意が書かれています。
+ +++Note: この文書に書かれている情報は NEC + PC-98x1 プラットフォームに特有のものです。 + 他のアーキテクチャ用のハードウェア互換ノートとは、 + 細部が異なる可能性があります。
+
この節には、現在 NEC PC-98x1 プラットフォーム版 FreeBSD + での対応が確認されているデバイスが書かれています。 + ここに書かれていない構成でも動作するものもありますが、 + それらはまだ試験されていません。このリストに対する動作報告や更新案、 + 誤記の修正等のご意見がありましたら、ぜひお寄せください。
+ ++ 可能なものについては、各々のデバイスやデバイス群に対応するドライバも併記してあります。 + また、そのドライバのマニュアルページがある場合 + (ほとんどあるはずですが) + は、その参照先も記載してあります。
+ +IDE/ATA コントローラ ( + ata(4) + ドライバ)
+ +Acard ATP850 UDMA2, ATP860 UDMA4, ATP865 UDMA6
+AMD 756 ATA66, 766 ATA100, 768 ATA100
+Cenatek Rocket Drive
+CMD 646, 648 ATA66, 649 ATA100
+Cypress 82C693
+Cyrix 5530 ATA33
+HighPoint HPT366 ATA66, HPT370 ATA100, HPT372 + ATA133, HPT374 ATA133
+Intel PIIX, PIIX3, PIIX4
+Intel ICH ATA66, ICH2 ATA100, ICH3 ATA100, ICH4 + ATA100
+nVidia nForce ATA100
+Promise ATA100 OEM チップ (pdc20265)
+Promise ATA133 OEM チップ (pdc20269)
+Promise Fasttrak-33, -66, -100, -100 TX2/TX4, -133 + TX2/TX2000
+Promise Ultra-33, -66, -100, -133 TX2/TX2000
+ServerWorks ROSB4 ATA33
+ServerWorks CSB5 ATA66/ATA100
+Sil 0680 UDMA6
+SiS 530, 540, 620
+SiS 630, 633, 635, 645, 730, 733, 735, 740, 745, + 750
+SiS 5591 ATA100
+VIA 82C586 ATA33, 82C596 ATA66, 82C686a ATA66, + 82C686b ATA100
+VIA 8233, 8235 ATA133
+IDE/ATA コントローラ (wdc ドライバ)
+ +オンボード IDE コントローラ
+Adaptec SCSI コントローラ
+ +NEC PC-9801-100, Adaptec AHA-1030P, 1030B( + aic(4) + ドライバ)
+NEC PC-9821Xt13, RvII26 internal, NEC + PC-9821X-B02L/B09, NEC SV-98/2-B03, Adaptec + AHA-2940J, AHA-2940AU, AHA-2940N ( + ahc(4) + ドライバ)
+NEC PC-9801-55, 92 およびその互換 C-Bus SCSI + インターフェイス (bs ドライバ)
+ +NEC PC-9801-55, 92 およびその互換機器
+ +ICM IF-2660
+ +Midori-Denshi MDC-554NA
+ +Logitec LHA-N151
+ +++Note: DMA 転送モードにはカーネル設定に + "flags 0x00000" が必要.
+
I-O DATA SC-98II
+ +++Note: DMA 転送モードにはカーネル設定に + "flags 0x10000" が必要.
+
TEXA HA-55BS2 および後継機
+ +Midori-Denshi MDC-926Rs
+ +++Note: + バスマスタ転送モードにはカーネル設定に "flags + 0x20000" が必要.
+
ELECOM Bus-master SCSI インターフェイス
+ +++Note: + バスマスタ転送モードにはカーネル設定に "flags + 0x30000" が必要.
+
すべての SMIT 転送式 SCSI インターフェイス
+ +++Note: SMIT 転送モードにはカーネル設定に + "flags 0x40000" が必要.
+
Logitec LHA-20x シリーズ
+ +ICM IF-2766, IF-2766ET, IF-2767, IF-2769
+ +++Note: + バスマスタ転送モードにはカーネル設定に "flags + 0x50000" が必要.
+
AdvanSys SCSI コントローラ (すべてのモデル。 + adv(4) および + adw(4) + ドライバ)
+ +MELCO IFC-USP, RATOC REX-PCI30, @Nifty FNECHARD + IFC-USUP-TX ( + adv(4) + ドライバ)
+LSI/SymBios (以前の NCR) 53C810, 53C810a, 53C815, + 53C825, 53C825a, 53C860, 53C875, 53C875a, 53C876, 53C885, + 53C895, 53C895a, 53C896, 53C1010-33, 53C1010-66, 53C1000, + 53C1000R PCI SCSI + コントローラ。マザーボードに内蔵のもの、および外付ボードに対応。 + ( + ncr(4) および + sym(4) + ドライバ)
+ +I-O DATA SC-98/PCI, SC-PCI ( + ncr(4) + ドライバ)
+I-O DATA SC-UPCI, Logitec LHA-521UA ( + sym(4) + ドライバ)
+NCR 53C500 ベースの PC-Card SCSI ホストアダプタ (ncv + ドライバ)
+ +IO DATA PCSC-DV
+KME KXLC002 (TAXAN ICD-400PN など), KXLC004
+Macnica Miracle SCSI-II mPS110
+Media Intelligent MSC-110, MSC-200
+NEC PC-9801N-J03R
+New Media Corporation BASICS SCSI
+Qlogic Fast SCSI
+RATOC REX-9530, REX-5572 (SCSI 部分のみ)
+TMC 18C30, 18C50 ベースの ISA/PC-Card SCSI + ホストアダプタ (stg ドライバ)
+ +Future Domain SCSI2GO
+IBM SCSI PCMCIA Card
+ICM PSC-2401 SCSI
+Melco IFC-SC
+RATOC REX-5536, REX-5536AM, REX-5536M, + REX-9836A
+Qlogic コントローラ。すべての変種に対応。 ( + isp(4) + ドライバ)
+ +Qlogic SCSI interface
+Tekram DC390 および DC390T コントローラ。 AMD 53c974 + をベースにした他のカードも動作するかも知れません。 ( + amd(4) + ドライバ)
+ +MELCO IFC-DP
+Workbit Ninja SCSI-3 ベースの PC-Card SCSI + ホストアダプタ (nsp ドライバ)
+ +Alpha-Data AD-PCS201
+IO DATA CBSC16
+LSI Logic Fusion/MP architecture Fiber Channel + controllers (mpt ドライバ)
+ +LSI FC909, FC929
+LSI 53c1020, 53c1030
+対応しているすべての SCSI コントローラは、 + ハードディスク、光ディスク、テープドライブ (DAT, 8mm + Exabyte, Mammoth, DLT), + メディアチェンジャ、プロセッサターゲットデバイス、 CD-ROM + ドライブといった、SCSI-I および SCSI-II, SCSI-III + 周辺機器に完全対応しています。 CD-ROM + コマンドに対応している WORM + デバイスの読み込み専用のアクセスは ( + cd(4) のような) + CD-ROM ドライバが対応しており、 WORM/CD-R/CD-RW + の書き込みは、Ports Collection にある + sysutils/cdrtools という + port に含まれる + cdrecord(1) + が対応しています。
+ +現時点で、以下の CD-ROM + 型システムに対応しています。
+ +SCSI インターフェイス (これには ProAudio Spectrum, + SoundBlaster SCSI が含まれます) ( + cd(4))
+ATAPI IDE インターフェイス ( + acd(4))
+Adaptec AIC-6915 Fast Ethernet + コントローラチップベースの Adaptec Duralink PCI Fast + Ethernet アダプタ ( + sf(4) + ドライバ)
+ +ANA-62011 64-bit シングルポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-62022 64-bit デュアルポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-62044 64-bit クァッドポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-69011 32-bit シングルポート 10/100baseTX + アダプタ
+ANA-62020 64-bit シングルポート 100baseFX + アダプタ
+Allied-Telesis AT1700 および RE2000 カード ( + fe(4) + ドライバ)
+ +CONTEC C-NET(PC)C PCMCIA Ethernet
+Fujitsu MBH10303, MBH10302 Ethernet PCMCIA
+Fujitsu Towa LA501 Ethernet
+Fujitsu FMV-J182, FMV-J182A
+RATOC REX-5588, REX-9822, REX-4886, REX-R280
+Eiger Labs EPX-10BT
+HITACHI HT-4840-11
+NextCom J Link NC5310
+TDK LAK-CD021, LAK-CD021A, LAK-CD021BX
+Tigon 1, Tigon 2 チップセットベースの Alteon Networks + PCI Gigabit Ethernet NIC ( + ti(4) + ドライバ)
+ +3Com 3c985-SX (Tigon 1 および 2)
+Alteon AceNIC (Tigon 1 および 2)
+Alteon AceNIC 1000baseT (Tigon 2)
+Asante PCI 1000BASE-SX Gigabit Ethernet + アダプタ
+Asante GigaNIX1000T Gigabit Ethernet アダプタ
+DEC/Compaq EtherWORKS 1000
+Farallon PN9000SX
+NEC Gigabit Ethernet
+Netgear GA620 (Tigon 2)
+Netgear GA620T (Tigon 2, 1000baseT)
+Silicon Graphics Gigabit Ethernet
+AMD PCnet NICs ( + lnc(4) および + pcn(4) + ドライバ)
+ +Contec C-NET(98)S
+PCI NIC using AMD AM79C97x (PCnet-PCI/Fast)
+NEC SV-98/2-B05, B06 (PCI)
+Allied-Telesis LA-PCI (PCI)
+SMC 83c17x (EPIC) ベースの Ethernet NIC ( + tx(4) + ドライバ)
+ +SMC EtherPower II 9432 シリーズ
+National Semiconductor DS8390 ベースの Ethernet NIC。 + これには Novell NE2000 とその互換品が含まれます。 ( + ed(4) + ドライバ)
+ +++Note: 非 PCI デバイスの場合には、 + カーネル設定にフラグをセットする必要があります。
+
Novell NE1000, NE2000, NE2100
+RealTek 8029
+I-O DATA ET2/T-PCI
+MELCO LGY-PCI-TR
+PLANEX ENW-8300-T
+Allied Telesis LA-98 (flags 0x000000)
+Corega Ether98-T (flags 0x000000)
+SMC EtherEZ98 (flags 0x000000)
+ELECOM LD-BDN, LD-NW801G (flags 0x200000)
+PLANEX EN-2298-C (flags 0x200000)
+MELCO EGY-98 (flags 0x300000)
+Contec C-NET(98)E-A, C-NET(98)L-A, C-NET(98)P + (flags 0x300000)
+MELCO LGY-98, LGH-98, IND-SP, IND-SS, LGY-98-N + (110pin) (flags 0x400000)
+MACNICA NE2098 (flags 0x400000)
+ICM IF-2766ET, IF-2771ET, AD-ET2-T, DT-ET-25, + DT-ET-T5, NB-ET-T (110pin) (flags 0x500000)
+D-Link DE-298, DE-298P (flags 0x500000)
+ELECOM LD-98P (flags 0x500000)
+PLANEX EN-2298-T, EN-2298P-T (flags 0x500000)
+Allied Telesis SIC-98, SIU-98, SIC-98NOTE (110pin) + (flags 0x600000)
+Allied Telesis SIU-98-D (flags 0x610000)
+NEC PC-9801-107, 108 (flags 0x800000)
+I-O DATA LA/T-98, LA/T-98SB, LA2/T-98, ET/T-98 + (flags 0x900000)
+MACNICA ME98 (flags 0x900000)
+Kansai KLA-98C/T (flags 0x900000)
+NEC PC-9801-77, 78 (flags 0x910000)
+Contec C-NET(98), RT-1007(98), C-NET(9N) (110pin) + (flags 0xa00000)
+Contec C-NET(98)E, C-NET(98)L, C-NET(9N)L (110pin) + (flags 0xb00000)
+Logitec LAN-98T (flags 0xb00000)
+Networld 98X3 (flags 0xd00000)
+Accton EN1644(old model), EN1646(old model), + EN2203(old model) (110pin) (flags 0xd00000)
+Networld EC-98X, EP-98X (flags 0xd10000)
+NE2000 互換の PC-Card (PCMCIA) Ethernet, FastEthernet + カード ( + ed(4) + ドライバ)
+ +AR-P500 Ethernet
+Accton EN2212/EN2216/UE2216
+Allied Telesis CentreCOM LA100-PCM_V2
+AmbiCom 10BaseT カード
+BayNetworks NETGEAR FA410TXC Fast Ethernet
+CNet BC40 アダプタ
+COREGA Ether PCC-T/EtherII PCC-T/FEther + PCC-TXF/PCC-TXD
+Compex Net-A アダプタ
+CyQ've ELA-010
+D-Link DE-650/660
+Danpex EN-6200P2
+Elecom Laneed LD-CDL/TX, LD-CDF, LD-CDS, + LD-10/100CD, LD-CDWA (DP83902A), MACNICA Ethernet ME1 + for JEIDA
+IO DATA PCLATE
+IBM Creditcard Ethernet I/II
+IC-CARD Ethernet/IC-CARD+ Ethernet
+Kingston KNE-PC2, KNE-PCM/x Ethernet
+Linksys EC2T/PCMPC100/PCM100, PCMLM56, EtherFast + 10/100 PC Card, Combo PCMCIA Ethernet カード + (PCMPC100 V2)
+Melco + LPC-T/LPC2-T/LPC2-CLT/LPC2-TX/LPC3-TX/LPC3-CLX
+NDC Ethernet Instant-Link
+National Semiconductor InfoMover NE4100
+NetGear FA-410TX
+Network Everywhere Ethernet 10BaseT PC Card
+Planex FNW-3600-T
+Socket LP-E
+Surecom EtherPerfect EP-427
+TDK LAK-CD031,Grey Cell GCS2000 Ethernet + カード
+Telecom Device SuperSocket RE450T
+RealTek 8129/8139 Fast Ethernet NIC ( + rl(4) + ドライバ)
+ +Accton ``Cheetah'' EN1207D (MPX 5030/5038; RealTek + 8139 互換品)
+SOHO(PRAGMATIC) UE-1211C (PCI)
+Macronix 98713, 98713A, 98715, 98715A, 98725 Fast + Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Accton EN1217 (98715A)
+Adico AE310TX (98715A)
+Compex RL100-TX (98713 もしくは 98713A)
+CNet Pro120A (98713 もしくは 98713A)
+CNet Pro120B (98715)
+NDC Communications SFA100A (98713A)
+SVEC PN102TX (98713)
+Macronix/Lite-On PNIC II LC82C115 Fast Ethernet NIC + ( + dc(4) + ドライバ)
+ +LinkSys EtherFast LNE100TX バージョン 2
+Winbond W89C840F Fast Ethernet NIC ( + wb(4) + ドライバ)
+ +Trendware TE100-PCIE
+VIA Technologies VT3043 ``Rhine I'', VT86C100A ``Rhine + II'' Fast Ethernet NIC ( + vr(4) + ドライバ)
+ +MELCO LGY-PCI-TXR (PCI)
+CO-100MV (PCI)
+Corega FastEtherII PCI-TX (PCI)
+Silicon Integrated Systems SiS 900 および SiS 7016 PCI + Fast Ethernet NIC ( + sis(4) + ドライバ)
+ +@Nifty FNECHARD IFC-USUP-TX (PCI)
+MELCO LGY-PCI-TXC (PCI)
+National Semiconductor DP83815 Fast Ethernet NIC ( + sis(4) + ドライバ)
+ +NetGear FA311-TX
+NetGear FA312-TX
+National Semiconductor DP83820 および DP83821 Gigabit + Ethernet NIC ( + nge(4) + ドライバ)
+ +Addtron AEG320T
+Ark PC SOHO-GA2500T (32-bit PCI) および + SOHO-GA2000T (64-bit PCI)
+Asante FriendlyNet GigaNIC 1000TA および + 1000TPC
+D-Link DGE-500T
+LinkSys EG1032 (32-bit PCI) および EG1064 (64-bit + PCI)
+Netgear GA621, GA622T
+SMC EZ Card 1000 (SMC9462TX)
+Surecom Technology EP-320G-TX
+Trendware TEG-PCITX (32-bit PCI) および TEG-PCITX2 + (64-bit PCI)
+Sundance Technologies ST201 PCI Fast Ethernet NIC ( + ste(4) + ドライバ)
+ +D-Link DFE-550TX
+SysKonnect SK-984x PCI Gigabit Ethernet カード ( + sk(4) + ドライバ)
+ +SK-9821 1000baseT メタル線, シングルポート
+SK-9822 1000baseT メタル線, デュアルポート
+SK-9841 1000baseLX シングルモードファイバ, + シングルポート
+SK-9842 1000baseLX シングルモードファイバ, + デュアルポート
+SK-9843 1000baseSX マルチモードファイバ, + シングルポート
+SK-9844 1000baseSX マルチモードファイバ, + デュアルポート
+Texas Instruments ThunderLAN PCI NIC ( + tl(4) + ドライバ)
+ +Compaq Netelligent 10, 10/100, 10/100 + Dual-Port
+Compaq Netelligent 10/100 TX Embedded UTP, 10 T + PCI UTP/Coax, 10/100 TX UTP
+Compaq NetFlex 3P, 3P Integrated, 3P w/BNC
+Olicom OC-2135/2138, OC-2325, OC-2326 10/100 TX + UTP
+Racore 8165 10/100baseTX
+Racore 8148 10baseT/100baseTX/100baseFX + multi-personality
+ADMtek Inc. AL981-based PCI Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +ADMtek Inc. AN985-based PCI Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +LinkSys EtherFast LNE100TX v4.0/4.1
+ADMtek Inc. AN986 ベースの USB Ethernet NIC ( + aue(4) + ドライバ)
+ +Abocom UFE1000, DSB650TX_NA
+Accton USB320-EC, SpeedStream
+ADMtek AN986, AN8511
+Billionton USB100, USB100LP, USB100EL, USBE100
+Corega Ether FEther USB-TX, FEther USB-TXS
+D-Link DSB-650, DSB-650TX, DSB-650TX-PNA
+Elsa Microlink USB2Ethernet
+I/O Data USB ETTX
+Kingston KNU101TX
+LinkSys USB10T, USB10TA, USB10TX, USB100TX, + USB100H1
+Melco Inc. LUA-TX, LUA2-TX
+Siemens Speedstream
+SmartBridges smartNIC
+SMC 2202USB
+SOHOware NUB100
+CATC USB-EL1210A-based USB Ethernet NIC ( + cue(4) + ドライバ)
+ +Belkin F5U011, F5U111
+CATC Netmate, Netmate II
+SmartBridges SmartLink
+Kawasaki LSI KU5KUSB101B ベースの USB Ethernet NIC ( + kue(4) + ドライバ)
+ +3Com 3c19250
+AOX USB101
+Abocom URE 450
+ADS Technologies USB-10BT
+ATen UC10T
+Corega USB-T
+D-Link DSB-650C
+Entrega NET-USB-E45
+I/O Data USB ETT
+Kawasaki DU-H3E
+LinkSys USB10T
+Netgear EA101
+Peracom USB Ethernet アダプタ
+SMC 2102USB, 2104USB
+ASIX Electronics AX88140A PCI NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Alfa Inc. GFC2204
+CNet Pro110B
+DEC DC21040, DC21041, DC21140, DC21141, DC21142, + DC21143 ベースの NICs ( + de(4) + ドライバ)
+ +Asante
+Cogent EM100FX および EM440TX
+DEC DE425, DE435, DE450, DE500
+SMC Etherpower 8432T, 9332, 9334
+ZYNX ZX 3xx
+I-O DATA LA2/T-PCI (PCI)
+ELECOM LD-PCI2T, LD-PCITS (PCI)
+Corega FastEther PCI-TX (PCI)
+DEC/Intel 21143 ベースの Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +DEC DE500
+Compaq Presario 7900 シリーズ内蔵 Ethernet
+D-Link DFE-570TX
+Kingston KNE100TX
+LinkSys EtherFast 10/100 Instant GigaDrive 内蔵 + Ethernet
+Davicom DM9100 および DM9102 PCI Fast Ethernet NIC ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Jaton Corporation XpressNet
+Cnet Pro120A (PCI) ( + dc(4) + ドライバ)
+ +MELCO LGY-PCI-TXL (PCI) ( + dc(4) + ドライバ)
+ +Fujitsu MB86960A/MB86965A ベースの Fast Ethernet + NIC
+ +Allied Telesis RE1000, RE1000Plus, ME1500 + (110pin)
+Contec C-NET(98)P2, C-NET(9N)E (110pin), + C-NET(9N)C(ExtCard)
+Ungermann-Bass Access/PC N98C+(PC85152,PC85142), + Access/NOTE N98 (PC86132) (110pin)
+TDK LAC-98012, LAC-98013, LAC-98025, LAC-9N011 + (110pin)
+Ratoc REX-9880/9881/9882/9883
+Intel 82557, 82258, 82559, 82550, 82562 ベースの Fast + Ethernet NIC ( + fxp(4) + ドライバ)
+ +Intel EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet
+Intel PRO/100+ Management アダプタ
+Intel Pro/100 VE Desktop Adapter
+Intel Pro/100 M Desktop Adapter
+Intel Pro/100 S Desktop, Server and Dual-Port + Server Adapters
+On-board Ethernet NICs on many Intel + motherboards.
+NEC PC-9821Ra20, Rv20, Xv13, Xv20 internal + 100Base-TX (PCI)
+NEC PC-9821X-B06 (PCI)
+Contec C-NET(PI)-100TX (PCI)
+3Com 3C5x9 Etherlink III NIC ( + ep(4) + ドライバ)
+ +3Com 3C569, 3C569-TPO, 3C569B, 3C569B-COMBO
+3Com Etherlink XL-based NIC ( + xl(4) + ドライバ)
+ +3C900/905/905B/905C PCI
+3Com 3C59X シリーズ NIC ( + vx(4) + ドライバ)
+ +3C590 Etherlink III (PCI)
+3C595 Fast Etherlink III (PCI)
+National Semiconductor DP8393X (SONIC) Ethernet カード + (snc ドライバ)
+ +NEC PC-9801-83, -84, -103, -104
+NEC PC-9801N-25 および -J02R
+Level 1 LXT1001 NetCellerator コントローラベースの + Gigabit Ethernet カード ( + lge(4) + ドライバ)
+ +D-Link DGE-500SX
+SMC TigerCard 1000 (SMC9462SX)
+3Com 3XP Typhoon/Sidewinder (3CR990) + チップセットベースの Ethernet および Fast Ethernet NIC + ( + txp(4) + ドライバ)
+ +3Com 3CR990-TX-95
+3Com 3CR990-TX-97
+3Com 3CR990B-SRV
+3Com 3CR990B-TXM
+3Com 3CR990SVR95
+3Com 3CR990SVR97
+Broadcom BCM570x ベースの Gigabit Ethernet NIC ( + bge(4) + ドライバ)
+ +3Com 3c996-SX, 3c996-T
+Netgear GA302T
+SysKonnect SK-9D21 および 9D41
+DELL PowerEdge 2550 サーバに内蔵されている Gigabit + Ethernet NIC
+IBM x235 server に内蔵されている gigabit Ethernet + NIC
+Intel 82542, 82543 コントローラチップベースの Gigabit + Ethernet NIC ( + gx(4) と + em(4) ドライバ) + および、 Intel 82540EM, 82544, 82545EM, 82546EB + コントローラチップベースの NIC ( + em(4) + ドライバのみ)
+ +Intel PRO/1000 Gigabit Ethernet
+++Note: + em(4) + ドライバは Intel が公式にサポートしているものですが、 + i386 プラットフォームのみの対応になります。
+
Myson Ethernet NICs (my ドライバ)
+ +Myson MTD80X Based Fast Ethernet Card
+Myson MTD89X Based Gigabit Ethernet Card
+Efficient Networks, Inc. ENI-155p ATM PCI アダプタ + (hea ドライバ)
+ +FORE Systems, Inc. PCA-200E ATM PCI アダプタ (hfa + ドライバ)
+ +FreeBSD の ATM + サポートは、次のシグナリングプロトコルに対応しています。
+ +The ATM Forum UNI 3.1 signaling protocol
+The ATM Forum UNI 3.0 signaling protocol
+The ATM Forum ILMI address registration
+FORE Systems' proprietary SPANS signaling + protocol
+Permanent Virtual Channels (PVCs)
+IETF ``Classical IP and ARP over ATM'' model + も提供されており、次の RFC および Internet Drafts + に準拠しています。
+ +RFC 1483, ``Multiprotocol Encapsulation over ATM + Adaptation Layer 5''
+RFC 1577, ``Classical IP and ARP over ATM''
+RFC 1626, ``Default IP MTU for use over ATM + AAL5''
+RFC 1755, ``ATM Signaling Support for IP over + ATM''
+RFC 2225, ``Classical IP and ARP over ATM''
+RFC 2334, ``Server Cache Synchronization Protocol + (SCSP)''
+Internet Draft draft-ietf-ion-scsp-atmarp-00.txt, + ``A Distributed ATMARP Service Using SCSP''
+ATM sockets interface にも対応しています。
+Lucent Technologies WaveLAN/IEEE 802.11 PCMCIA および + ISA, 標準速 (2Mbps) および高速 (6Mbps) + 無線ネットワークアダプタとその互換品 ( + wi(4) + ドライバ)
+ +++Note: これらのアダプタの ISA 版は、実際には + PCMCIA カードと ISA-PCMCIA + ブリッジカードを組み合わせたものになっているため、 + ISA 版も PCMCIA + 版も、どちらも同じドライバで動作します。
+
3COM 3crwe737A AirConnect Wireless LAN PC Card
+Accton airDirect WN3301
+Addtron AWA100
+Adtec ADLINK340APC
+Airway 802.11 Adapter
+Avaya Wireless PC Card
+Blue Concentric Circle CF Wireless LAN Model + WL-379F
+BreezeNET PC-DS.11
+Buffalo WLI-CF-S11G
+Cabletron RoamAbout 802.11 DS
+Compaq WL100, WL110
+Corega KK Wireless LAN PCC-11, PCCA-11, + PCCB-11
+D-Link DWL-650
+Dell TrueMobile 1150 Series
+ELECOM Air@Hawk/LD-WL11/PCC
+ELSA AirLancer MC-11
+Laneed Wireless card
+Linksys Instant Wireless WPC11
+Lucent WaveLAN/IEEE 802.11
+IBM High Rate Wireless LAN PC Card
+Intel PRO/Wireless 2011 LAN PC Card
+IO Data WN-B11/PCM
+Farallon Skyline 11Mbps Wireless
+ICOM SL-1100
+Melco Airconnect WLI-PCM-S11, WLI-PCM-L11
+NCR WaveLAN/IEEE 802.11
+NEC Wireless Card CMZ-RT-WP
+NEC Aterm WL11C (PC-WL/11C)
+NEC PK-WL001
+Netgear MA401
+PLANEX GeoWave/GW-NS110
+Proxim Harmony, RangeLAN-DS
+SMC 2632W, 2602W
+Sony PCWA-C100
+TDK LAK-CD011WL
+Toshiba Wireless LAN Card
+US Robotics Wireless Card 2410
+Aironet 802.11 無線アダプタ ( + an(4) + ドライバ)
+ +Aironet 4500/4800 シリーズ (PCMCIA, PCI, ISA + アダプタすべてに対応)
+Cisco Systems Aironet 340 および 350 シリーズ + (PCMCIA, PCI, ISA アダプタすべてに対応)
+Xircom Wireless Ethernet adapter (rebadged + Aironet)
+Raytheon Raylink 2.4GHz 無線アダプタ ( + ray(4) + ドライバ)
+ +Webgear Aviator
+Webgear Aviator Pro
+Raytheon Raylink PC Card
+AMD Am79C930 および Harris (Intersil) ベースの 802.11 + カード (awi ドライバ)
+ +BayStack 650 および 660
+Farallon SkyLINE Wireless
+Icom SL-200
+Melco WLI-PCM
+NEL SSMagic
+Netwave AirSurfer Plus および AirSurfer Pro
+ZoomAir 4000
+内蔵シリアルインタフェース ( + sio(4) + ドライバ)
+ +PC-9801 内蔵
+PC-9821 セカンド CCU (flags 0x12000000)
+NEC PC-9861K, PC-9801-101, 緑電子 MDC-926Rs ( + sio(4) + ドライバ)
+ +COM2 (flags 0x01000000)
+COM3 (flags 0x02000000)
+NEC PC-9801-120 ( + sio(4) + ドライバ)
+ +++Note: カーネルコンフィグファイルに "flags + 0x11000000" が必要
+
Microcore MC-16550, MC-16550II, MC-RS98 ( + sio(4) + ドライバ)
+ +++Note: カーネルコンフィグファイルに "flags + 0x14000?01" が必要
+
Media Intelligent RSB-2000, RSB-3000 and AIWA B98-02 + ( + sio(4) + ドライバ)
+ +++Note: カーネルコンフィグファイルに "flags + 0x15000?01" が必要
+
Media Intelligent RSB-384 ( + sio(4) + ドライバ)
+ +++Note: カーネルコンフィグファイルに "flags + 0x16000001" が必要
+
I-O DATA RSA-98III ( + sio(4) + ドライバ)
+ +++Note: カーネルコンフィグファイルに "flags + 0x18000?01" が必要
+
Hayes ESP98 ( + sio(4) + ドライバ)
+ +++Note: カーネルコンフィグファイルに "options + COM_ESP" および "flags 0x19000000" が必要
+
NEC PC-9801-73, 86 およびその互換品 (nss ドライバ)
+ +NEC A-MATE internal sound
+Q-Vision WaveStar, WaveMaster
+NEC X-MATE, CanBe, ValueStar internal (mss + ドライバ)
+ +Creative Technologies SoundBlaster(98) ( + sb(4) + ドライバ)
+ +I-O DATA CD-BOX ( + sb(4) + ドライバ)
+ +ビープ音を使ったソフトウェア PCM (pca ドライバ)
+ +MPU-401 および互換インタフェース (mpu ドライバ)
+ +Q-Vision WaveStar
+SoundBlaster(98) のジョイスティックポート ( + joy(4) + ドライバ)
+Brooktree Bt848/849/878/879 ベースのフレームグラバ ( + bktr(4) + ドライバ)
+ +AverMedia カード
+Hauppauge Wincast TV および WinTV ボード (PCI)
+Intel Smart Video Recorder III
+Miro PC TV
+STB TV PCI
+Video Highway XTreme
+VideoLogic Captivator PCI
+この節では、対応しているいくつかの種類の USB + 周辺機器のうち、 + 動作の確認されているデバイスが書かれています。 大部分の + USB デバイスは高い互換性を持っているため、 + いくつか例外はあるものの、 + ここに記載されている種類のデバイスについては + 明示的に製品名が書かれていなくとも、 + ほぼすべてのデバイスを利用することができるでしょう。
+ +++Note: USB Ethernet アダプタは Ethernet + インターフェイスの節にまとめられています。
+
++Note: USB Bluetooth アダプタは Bluetooth + の節にまとめられています。
+
ホストコントローラ ( + ohci(4) および + uhci(4) + ドライバ)
+ +NEC PC-9821V200 etc ( + ohci(4) + ドライバ)
+USB ホストコントローラ (PCI)
+ +TRY CORPORATION JUS-02 ( + uhci(4) + ドライバ)
+ハブ
+ +Andromeda hub
+MacAlly self powered hub (4 ポート)
+NEC hub
+キーボード ( + ukbd(4) + ドライバ)
+ +Apple iMac キーボード
+BTC BTC7935 PS/2 マウスポート付きキーボード
+Cherry G81-3504 キーボード
+Logitech M2452 キーボード
+MacAlly iKey キーボード
+Microsoft キーボード
+Sun Microsystems Type 6 USB keyboard
+その他
+ +ActiveWire I/O Board
+Diamond Rio 500, 600, 800 MP3 プレーヤ ( + urio(4) + ドライバ)
+D-Link DSB-R100 USB Radio (ufm ドライバ)
+モデム (umodem ドライバ)
+ +3Com 5605
+Metricom Ricochet GS USB 無線モデム
+マウス ( + ums(4) + ドライバ)
+ +Agiler Mouse 29UO
+Apple iMac Mouse
+Belkin Mouse
+Chic mouse
+Cypress mouse
+Genius Niche mouse
+Kensington Mouse-in-a-Box
+Logitech wheel mouse (3 ボタン)
+Logitech PS/2 / USB mouse (3 ボタン)
+MacAlly mouse (3 ボタン)
+Microsoft IntelliMouse (3 ボタン)
+Sun Microsystems Type 6 USB Mouse
+Trust Ami Mouse (3 ボタン)
+プリンタ、パラレルプリンタ変換ケーブル(ulpt + ドライバ)
+ +ATen パラレルプリンタアダプタ
+Belkin F5U002 パラレルプリンタアダプタ
+Entrega USB-パラレルプリンタアダプタ
+Serial devices
+ +Belkin F5U103 and F5U120 (ubsa ドライバ)
+e-Tek Labs Kwik232 (ubsa ドライバ)
+GoHubs GoCOM232 (ubsa ドライバ)
+HP USB-Serial adapter ( + uftdi(4) + ドライバ)
+Inland UAS111 ( + uftdi(4) + ドライバ)
+Peracom single port serial adapter (ubsa + ドライバ)
+Prolific PL-2303 serial adapter ( + uplcom(4) + ドライバ)
+QVS USC-1000 ( + uftdi(4) + ドライバ)
+SUNTAC Slipper U VS-10U ( + uvscom(4) + ドライバ)
+スキャナ (SANE 経由) ( + uscanner(4) + ドライバ)
+ +Perfection 636U
+HP ScanJet 4100C, 5200C, 6300C
+ストレージデバイス ( + umass(4) + ドライバ)
+ +Iomega USB Zip 100Mb (ただし基本的な対応のみ)
+Matshita CF-VFDU03 フロッピドライブ
+Microtech USB-SCSI-HD 50 USB to SCSI ケーブル
+Panasonic フロッピドライブ
+Y-E Data フロッピドライブ (720/1.44/2.88Mb)
+Handspring Visor and other PalmOS devices ( + uvisor(4) + ドライバ)
+ +Handspring Visor
+Palm M125, M500, M505
+Sony Clie 4.0 and 4.1
+Host Controllers ( + fwohci(4) + ドライバ)
+ +Ricoh R5C552 chipset
+Sony CX3022 chipset
+TI TSB12LV22, LV23, 26 and TSB43AA22 chipsets
+uPD72861 chipset
+VIA VT6306 chipset
+Storage ( + sbp(4) + ドライバ)
+ +Apple iPod
+Apple Macintosh G4 (target mode)
+PCCARD ホストコントローラ ( + ng_bt3c(4) + ドライバ)
+ +3Com/HP 3CRWB6096-A PCCARD アダプタ
+USB ホストコントローラ ( + ng_ubt(4) + ドライバ)
+ +3Com 3CREB96
+EPoX BT-DG02
+Mitsumi USB Bluetooth アダプタ
+MSI MS-6967
+TDK Bluetooth USB adapter
+Hifn 7751, 7811, 7951 + チップセットベースのアクセラレータ ( + hifn(4) + ドライバ)
+ +Invertex AEON
+Hifn 7751 リファレンスボード
+Global Technologies Group PowerCrypt, XL-Crypt
+NetSec 7751
+Soekris Engineering vpn1201, vpn1211
+Bluesteel 5501, 5601 + チップセットベースのアクセラレータ ( + ubsec(4) + ドライバ)
+ +Broadcom BCM5801, BCM5802, BCM5805, BCM5820, BCM5821, + BCM5822 チップセットベースのアクセラレータ ( + ubsec(4) + ドライバ)
+FAX モデム/PCCARD
+ +Melco IGM-PCM56K/IGM-PCM56KH
+Nokia Card Phone 2.0 (gsm900/dcs1800 HSCSD + terminal)
+フロッピドライブ ( + fd(4) + ドライバ)
+ +キーボード
+ +Standard keyboards
+USB キーボード (個々の製品については USB デバイスの節に書かれています)
+マウス
+ + +``PC-9821 標準''のパラレルポート ( + ppc(4) + ドライバ)
+ +PHS データ通信カード/PCCARD
+ +NTT DoCoMo P-in Comp@ct
+Panasonic KX-PH405
+SII MC-P200
+NEC PC-98 Note の電源管理コントローラ (pmc + ドライバ)
+このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
Copyright © 2000, 2001, 2002, + 2003 by The FreeBSD Documentation Project
+この文書は UltraSPARC プラットフォーム版 FreeBSD + 5.0-RELEASE (別名 FreeBSD/sparc64 5.0-RELEASE) + のハードウェア互換ノート (hardware comparibility notes) + です。 + これにはこのプラットフォームで動作が確認されたデバイスおよび、 + 新しいデバイスを動作させようとする場合に有用な、 + 起動時のカーネル設定に関する注意が書かれています。
+ +++Note: この文書に書かれている情報は UltraSPARC + プラットフォームに特有のものです。 + 他のアーキテクチャ用のハードウェア互換ノートとは、 + 細部が異なる可能性があります。
+
この節には、UltraSPARC プラットフォーム版 FreeBSD + で、現在動作することが確認されているシステムが書かれています。 + ハードウェア構成の予備知識については Sun System Handbook + を参照してください。
+ +複数のプロセッサを搭載したすべてのシステムにおける SMP + 機能に対応しています。
+ +ここに載っていないシステムは試験されていないだけで、 + 動作する可能性があります。もしそのようなシステムがありましたら、 + わたしたちにお知らせください。
+ +FreeBSD + が完全対応しているシステムは、以下のとおりです。
+ + + +Blade 100
+Blade 150
+Enterprise 220R
+Enterprise 250
+Enterprise 420R
+Fire V100
+Fire V120
+Netra t1 105
+Netra T1 AC200/DC200
+Netra t 1100
+Netra t 1120
+Netra t 1125
+Netra t 1400/1405
+Netra 120
+Netra X1
+SPARCEngine Ultra AXi
+SPARCEngine Ultra AXmp
+Ultra 5
+Ultra 10
+Ultra 30
+Ultra 60
+Ultra 80
+FreeBSD は以下のシステムに対応していますが、 + 一部の機能に制限があります。 特に、sbus + システムのオンボード SCSI + コントローラには対応していません。
+ + + +Enterprise 4500
+Ultra 1E
+Ultra 2
+FreeBSD は以下のシステムに対応していません。 これは、 + (UltraSPARC III のように) + プロセッサそのものに対応していない、 + あるいはシステムの内部設計に FreeBSD + を不安定にするような微妙な独自部分がある、 FreeBSD + を使う際に必要となるオンボードデバイスへの対応が不十分であるなどの + 理由によるものです。
+ + + +UltraSPARC III + プロセッサを搭載したシステムすべて
+Enterprise 450
+Ultra 1
+この節には、現在 UltraSPARC プラットフォーム版 FreeBSD + での対応が確認されているデバイスが書かれています。 + ここに書かれていない構成でも動作するものもありますが、 + それらはまだ試験されていません。このリストに対する動作報告や更新案、 + 誤記の修正等のご意見がありましたら、ぜひお寄せください。
+ ++ 可能なものについては、各々のデバイスやデバイス群に対応するドライバも併記してあります。 + また、そのドライバのマニュアルページがある場合 + (ほとんどあるはずですが) + は、その参照先も記載してあります。
+ +IDE/ATA コントローラ ( + ata(4) + ドライバ)
+ +Acard ATP850 UDMA2, ATP860 UDMA4, ATP865 UDMA6
+AMD 756 ATA66, 766 ATA100, 768 ATA100
+Cenatek Rocket Drive
+CMD 646, 648 ATA66, 649 ATA100
+Cypress 82C693
+Cyrix 5530 ATA33
+HighPoint HPT366 ATA66, HPT370 ATA100, HPT372 + ATA133, HPT374 ATA133
+Intel PIIX, PIIX3, PIIX4
+Intel ICH ATA66, ICH2 ATA100, ICH3 ATA100, ICH4 + ATA100
+nVidia nForce ATA100
+Promise ATA100 OEM チップ (pdc20265)
+Promise ATA133 OEM チップ (pdc20269)
+Promise Fasttrak-33, -66, -100, -100 TX2/TX4, -133 + TX2/TX2000
+Promise Ultra-33, -66, -100, -133 TX2/TX2000
+ServerWorks ROSB4 ATA33
+ServerWorks CSB5 ATA66/ATA100
+Sil 0680 UDMA6
+SiS 530, 540, 620
+SiS 630, 633, 635, 645, 730, 733, 735, 740, 745, + 750
+SiS 5591 ATA100
+VIA 82C586 ATA33, 82C596 ATA66, 82C686a ATA66, + 82C686b ATA100
+VIA 8233, 8235 ATA133
+Adaptec SCSI コントローラ
+ +Adaptec + 19160/291x/2920/2930/2940/2950/29160/3940/3950/3960/39160/398x/494x + シリーズ PCI SCSI コントローラ。 + Narrow/Wide/Twin/Ultra/Ultra2 型に対応。 ( + ahc(4) + ドライバ)
+Adaptec AIC7901, AIC7901A, AIC7902 Ultra320 + コントローラチップをベースにした Ultra-320 SCSI + コントローラ ( + ahd(4) + ドライバ)
+ +Adaptec 29320, 29320A, 29320B, 29320LP
+Adaptec 39320, 39320D
+LSI/SymBios (以前の NCR) 53C810, 53C810a, 53C815, + 53C825, 53C825a, 53C860, 53C875, 53C875a, 53C876, 53C885, + 53C895, 53C895a, 53C896, 53C1010-33, 53C1010-66, 53C1000, + 53C1000R PCI SCSI + コントローラ。マザーボードに内蔵のもの、および外付ボードに対応。 + ( + ncr(4) および + sym(4) + ドライバ)
+ +ASUS SC-200, SC-896
+Data Technology DTC3130 (すべての変種)
+DawiControl DC2976UW
+Diamond FirePort (すべて)
+NCR 製カード (すべて)
+Symbios 製カード (すべて)
+Tekram DC390W, 390U, 390F, 390U2B, 390U2W, 390U3D, + 390U3W
+Tyan S1365
+Qlogic コントローラ。すべての変種に対応。 ( + isp(4) + ドライバ)
+ +Qlogic 1020, 1040 SCSI および Ultra SCSI + ホストアダプタ
+Qlogic 1240 dual Ultra SCSI コントローラ
+Qlogic 1080 Ultra2 LVD および 1280 Dual Ultra2 LVD + コントローラ
+Qlogic 12160 Ultra3 LVD コントローラ
+Qlogic 2100 および Qlogic 2200 Fibre Channel SCSI + コントローラ
+Qlogic 2300 および Qlogic 2312 2-Gigabit Fibre + Channel SCSI コントローラ
+Performance Technology SBS440 ISP1000 + および、その変種
+Performance Technology SBS450 ISP1040 + および、その変種
+Performance Technology SBS470 ISP2100 + および、その変種
+Antares Microsystems P-0033 ISP2100 + および、その変種
+LSI Logic Fusion/MP architecture Fiber Channel + controllers (mpt ドライバ)
+ +LSI FC909, FC929
+LSI 53c1020, 53c1030
+対応しているすべての SCSI コントローラは、 + ハードディスク、光ディスク、テープドライブ (DAT, 8mm + Exabyte, Mammoth, DLT), + メディアチェンジャ、プロセッサターゲットデバイス、 CD-ROM + ドライブといった、SCSI-I および SCSI-II, SCSI-III + 周辺機器に完全対応しています。 CD-ROM + コマンドに対応している WORM + デバイスの読み込み専用のアクセスは ( + cd(4) のような) + CD-ROM ドライバが対応しており、 WORM/CD-R/CD-RW + の書き込みは、Ports Collection にある + sysutils/cdrtools という + port に含まれる + cdrecord(1) + が対応しています。
+ +現時点で、以下の CD-ROM + 型システムに対応しています。
+ +SCSI インターフェイス (これには ProAudio Spectrum, + SoundBlaster SCSI が含まれます) ( + cd(4))
+ATAPI IDE インターフェイス ( + acd(4))
+RealTek 8129/8139 Fast Ethernet NIC ( + rl(4) + ドライバ)
+ +Accton ``Cheetah'' EN1207D (MPX 5030/5038; RealTek + 8139 互換品)
+Allied Telesyn AT2550
+Allied Telesyn AT2500TX
+D-Link DFE-530TX+, DFE-538TX
+Farallon NetLINE 10/100 PCI
+Genius GF100TXR (RTL8139)
+KTX-9130TX 10/100 Fast Ethernet
+NDC Communications NE100TX-E
+Netronix Inc. EA-1210 NetEther 10/100
+OvisLink LEF-8129TX
+OvisLink LEF-8139TX
+SMC EZ Card 10/100 PCI 1211-TX
+Sun HME Ethernet および QFE Ethernet NIC (hme + ドライバ)
+ +Sun GEM (Gigabit Ethernet) および ERI (Fast Ethernet) + NIC (gem ドライバ)
+SAB82532 シリアルチップベースのシリアルポート。 + コンソールのみ対応 (sab ドライバ)。
+ +Zilog 8530 dual uart ベースのシリアルポート。 + コンソールのみ対応 (zs ドライバ)
+このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
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+ 日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
FreeBSD のハードウェアノートは、各対応プラットフォーム用に + それぞれ異なっています。 + これは特定プロセッサやアーキテクチャのみに対応していたり、 + それ専用のデバイスが存在するためです。
+ +FreeBSD 5.0-RELEASE のハードウェアノートは、 + 以下のアーキテクチャ用のものが用意されています。
+ + + +現在開発中の対応プラットフォーム一覧表は + 「対応プラットフォーム」 + のページをご覧ください。
+ + diff --git a/ja/releases/5.0R/installation.sgml b/ja/releases/5.0R/installation.sgml new file mode 100644 index 0000000000..fd4623da13 --- /dev/null +++ b/ja/releases/5.0R/installation.sgml @@ -0,0 +1,31 @@ + + + + %includes; +]> + + + + &header; + +FreeBSD のハードウェアノートは、各対応プラットフォーム用に + それぞれ異なっています。これは、FreeBSD のインストール手順が + 各ハードウェアプラットフォームで大きく異なるためです。
+ +FreeBSD 5.0-RELEASE のインストールノートは、 + 以下のアーキテクチャ用のものが用意されています。
+ +現在開発中の対応プラットフォーム一覧表は + 「対応プラットフォーム」 + のページをご覧ください。
+ + diff --git a/ja/releases/5.0R/relnotes-alpha.html b/ja/releases/5.0R/relnotes-alpha.html new file mode 100644 index 0000000000..a4a787924f --- /dev/null +++ b/ja/releases/5.0R/relnotes-alpha.html @@ -0,0 +1,3790 @@ + + + + +Copyright © 2000, 2001, 2002, + 2003 by FreeBSD ドキュメンテーション プロジェクト
+ +$FreeBSD:
+ src/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml,v
+ 1.65.2.3 2003/01/14 17:38:19 hrs Exp $
+
この文書は Alpha/AXP ハードウェアプラットフォームの + FreeBSD 5.0-RELEASE 向けのリリースノートです。 FreeBSD + に最近追加、変更、削除された機能について解説しています。 + また、FreeBSD + の前のバージョンからのアップグレードについても言及して + います。
+ +この FreeBSD 5.0-RELEASE 配布物は release 配布物です。 + この配布物はあらゆるミラーの ftp://ftp.FreeBSD.org/ + で見つけることができます。 この (もしくは他の) FreeBSD の + release 配布物を取得する方法 は FreeBSD ハンドブック の 付録 ``FreeBSD を取得する'' + を参照してください。
+この節では 4.0-RELEASE 以降に新たに追加・変更された + ユーザに影響する機能について説明します。 + これには他のブランチ (FreeBSD 4.6-RELEASE 以降) へと + 最近マージされた機能に加えて、5-CURRENT ブランチ + に固有の項目も含まれます。
+ ++ リリースノート項目の多くは、新しいドライバやハードウェア対応、 + 新しいコマンドやオプション、重要なバグフィックスや寄贈ソフトウェア + のアップグレードなどについてのものです。 4.6-RELEASE + 以降に出されたセキュリティ勧告のうち、 + リリースに影響するものについても掲載しています。
+ +FreeBSD に加えられた変更点のうち、 + スペースの都合上ここに書かれていないものも多数存在します。 + それらはたとえば文書の修正や改良、ごく影響の小さいバグの修正、 + 監査で見つかったセキュリティ上好ましくないスタイルで書かれたコードの修正、 + ソースコードの整理などです。
+ ++ acct(2) + は、アカウンティングファイルを + 追記モードでオープンするように変更されました。 これは + accton(8) + のアカウンティング機能を、 + 追記専用ファイルに対して使えるようにするための変更です。[MFC + 済]
+ +OpenBSD 由来の新しいカーネル暗号化フレームワークが + 統合されました (詳細は + crypto(4) と + crypto(9) + をご覧ください)。 + これは、ソフトウェアで実装された暗号アルゴリズムと + ハードウェアで実装された暗号アルゴリズムの両方を、 + カーネルから共通の方法で利用できるインターフェースを提供し、 + ユーザアプリケーションから暗号化ハードウェアへアクセスできるように + するためのものです。 + ハードウェア用デバイスドライバとして、 hifn + ベースのカードに対応した + hifn(4) + ドライバと Broadcom ベースのカードに対応した + ubsec(4) + ドライバが 追加されています。[MFC 済]
+ ++ ddb(4) + に新たなコマンド show pcpu + が追加されました。 これは各 CPU の情報を表示します。
+ +devctl + デバイスが追加されました。 + これにより、ユーザランドプログラムは + いつデバイスがデバイスツリー上で用意されて利用可能になるかを + 知ることができます。 この機能は主に + devd(8) + ユーティリティで利用されます。
+ ++ devfs(5) + の大部分が書き直されました。 これは /dev + ディレクトリ内のエントリを自動的に構築し、 + デバイスの接続をより適応的に行なうことを可能にします。 + devfs(5) + は標準で有効化されていますが、 NODEVFS + カーネルオプションを使うことで無効化できます。 + また、管理者は ``rule'' サブシステムを用いて + 新しいデバイスノードがユーザランドからアクセスできるようになる前に、 + そのデバイスノードの特性を設定することが可能です。 + 静的なノード (たとえば /dev/speaker)、 動的なノード (/dev/bpf* + やリムーバブルデバイスの一部) の両方に対応しています。 + devfs(5) + のマウントは、 + 各マウントごとに異なるルールセットを設定することができます。 + これにより、jail + 環境などに対して異なるポリシを適用することが可能です。 + ルールとルールセットの操作には、 + devfs(8) + ユーティリティを使います。
+ +PCI Xr ベースのカード、ISA Xem Digiboard + カードに対応した digi ドライバが新たに追加されました。 + 新たに追加された + digictl(8) + プログラムは (主に) PC/Xem + のような外部ポートモジュールを持つカードを + 再初期化するためのものです。digi + ドライバの追加にともない、 古い dgm + ドライバは削除されました。
+ ++ eaccess(2) + システムコールが追加されました。 + access(2) + と似ていますが、後者は実権限を使うのに対して、 + 前者は実効権限を使います。
+ +各 + jail(2) + 環境は各々の securelevel で動作することがで + きるようになりました。
+ ++ jail(2) + 用の設定可能な sysctl 変数 が jail.* から security.* へと移動しました。 + 他のセキュリティ関連の sysctl 変数は kern.security.* から security.* へと移動しました。
+ +カーネル環境変数が + kenv(2) + システムコールを使って + 動的に変更することができるようになりました。
+ +labpc(4) ドライバは古くなったため削除されました。
+ +ローダとカーネルリンカは、 KLD + のある各ディレクトリに存在する linker.hints というファイルから + モジュール名およびバージョンと KLD + ファイル名の対応を調べるようになりました。 + 新しく追加されたユーティリティ + kldxref(8) は、 + これらのファイルを生成するために使用します。
+ +Low-Watermark Mandatory Access Control 用 + セキュリティ機構 + lomac(4) + がカーネルモジュールとして 追加されました。 + これは管理者からの追加の設定を必要としない、 従来の UID + ベースのセキュリティ機構に加えて使うことのできる + セキュリティ機構です。 この機能は DARPA と NAI Labs + がスポンサーになっています。
+ +FreeBSD に TrustedBSD の MAC (Mandatory Access + Control, 強制アクセス制御) + フレームワークが追加されました。 + これはシステムのセキュリティポリシの機能性を向上させるもので、 + カーネルのコンパイル時、システム起動時、システム実行中のいつでも + ロード・リンク可能なカーネルモジュールとして実装されています。 + TrustedBSD MAC + はさまざまなイベントに対応するモジュールと、 + ラベル領域のように共通して利用できるセキュリティポリシサービスを提供します。 + 今回のリリースには、固定およびフローティングラベルの Biba + 完全性モデルや区画付きマルチレベルセキュリティ (MLS) + に加え、 + ファイルシステムファイアウォールなどの数多くの改良型 UNIX + セキュリティモデルを実現するためのポリシモジュールのサンプルが + 数多く収録されています。 + この機能は、ローカルおよびベンダの + セキュリティ拡張の開発や保守を容易にするものです。 + この拡張サービスは、カーネルコンフィグファイルに options MAC + を追加することにより有効にできます。
+ +++Note: MAC フレームワークは、 + 今回のリリースにおいて実験的な機能の一つと考えられています。 + デフォルトでは有効にされていません。
+
+ mutex(9) + にプロファイルのためのコードが追加されました。 + これはカーネルコンフィグファイルに MUTEX_PROFILING + を加えることにより有効になり、sysctl 変数 debug.mutex.prof.* + の設定が有効になります。
+ +カーネルオプション P1003_1B + が すでに使われなくなっているために削除されました。
+ ++ random(4) + デバイスが Yarrow + アルゴリズムを使うように書き直されました。 + このアルゴリズムはコンソールデバイス、 イーサネット、PPP + ネットワークインターフェイス、 + 大容量記憶デバイスといった、 + さまざまな割り込み要因からエントロピを収集します。 + random(4) + デバイスから得られるエントロピは + シャットダウン時刻実行時だけでなく、 定期的に /var/db/entropy + に保存されるようになっています。 また /dev/random + のセマンティクスが変更され、 + エントロピが生成する前でブロックするのではなく、 + 疑似乱数データストリームを生成するようになりました。 + これは /dev/urandom + と完全に同じ動作です。
+ +カーネルオプション options + REGRESSION + が新たに追加されました。これは動作検証やレグレションテスト時に有用な + インターフェイスや機能を提供します。
+ +RLIMIT_VMEM + 機能が追加されました。 これは、あるプロセスに対して、 + mmap(2) + 空間を含む、全仮想メモリ空間の大きさに制限を設けるものです。 + 制限は + login.conf(5) + に追加された vmemoryuse + 変数によって設定することができます。 [MFC 済]
+ ++ sendfile(2) + システムコールにおいて、 + 送信ファイルサイズの計算でヘッダサイズを + 正しく含めていなかったというバグが修正されました。[MFC + 済]
+ ++ syscons(4) + ドライバがキーボード操作によるペーストに対応しました。 + 標準では Shift-Insert に設定されています。
+ +USB オーディオデバイス用の uaudio + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +USB モデムや USB シリアルデバイスなどを tty + のように見えるようにする + ucom(4) + ドライバが追加されました。 また、 + uftdi(4)、 + uplcom(4)、 + uvscom(4) + ドライバはそれぞれ、FTDI シリアルアダプタ、 Prolific + PL-2303 シリアルアダプタ、SUNTAC Slipper U VS-10U + に対応しています。 [MFC 済]
+ +セキュリティを向上させるため、UCONSOLE + カーネル設定オプションが削除されました。
+ +USER_LDT + カーネルオプションが標準設定で有効化されるようになりました。
+ +Handspring Visors を USB + 経由で接続できるようにするための + uvisor(4) + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +VESA S3 + リニアフレームバッファドライバが追加されました。
+ +カーネルのクラッシュダンプ機構が、 + 新しいプラットフォームへの対応、 + コードのロジックの整頓を受けて改良されました。 + この改良の成果の一つとして、 + カーネルダンプのディスク上のフォーマットが変更され、 + バイトオーダ依存性がなくなりました。
+ +極めて大きいスワップ領域 (67 GB 以上) + でも、システムがパニックしなくなりました。
+ +Linux 互換機能が thread に対応しました。
+ +リンカセット (訳注: ELF + カーネル構築時に必要な情報の一つ) + を生成する必要がなくなりました。 必要のなくなった + gensetdefs(8) は削除されています。
+ +カーネル構築時に + config(8) の ENV + 指示子を用いることで、(調整可能な) + カーネル環境変数を設定することができるようになりました。
+ +新しく、idle + 時にページをゼロで初期化する機能が追加されました。 これは + vm.idlezero_enable sysctl + 変数を使って有効化できます。
+ +FreeBSD のカーネルスケジューラに KSEs + (Kernel-Scheduled Entities) 機能が追加されました。 + これは、スケジューラアクティベーションと同様、 1 + つのプロセスから複数のスレッドの実行を可能にするものです。 + 現時点のカーネルは、スレッド対応に必要な変更の多くが施され、 + スケジューラは各プロセスで複数のスレッドをスケジュールすることが + できるのですが、スレッドを複数の CPU + 上で同時に実行することはできません。 詳細は + kse(2) + をご覧ください。
+ +++Note: KSE + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ カーネルは複数の低レベルコンソールデバイスに対応しています。 + 異なったコンソールを操作するには、新しい + conscontrol(8) + ユーティリティを使います。
+ +コンソールドライバは TGA ベースのディスプレイ + アダプタに対応しました。
+ +カーネルメモリアロケータは Solaris + で使われているのと同じように + スラブ(slab)メモリアロケータとなりました。 これは CPU + の数が増えるに従い線形に近い性能を示す SMP 対応の + メモリアロケータです。 + また、メモリフラグメンテーションも少なくなります。
+ +BSD/OS 5.0 由来のコードが組み入れられ SMP + 対応部分が大きく書き直されました。 SMPng (``SMP Next + Generation'') の主な特徴の一つに、 + マルチプロセッサの利用効率を大きく損なうスピンロックを使わずに + カーネル内で複数のプロセスを実行することができる、 + ということがあげられます。 また割り込みハンドラは、 + 割り込みのロックアウトを低減するために + それぞれコンテキストを持つようになりました。
+ +API UP1100 + マザーボードにおける動作が確認されました。
+ +API CS20 1U high server + における動作が確認されました。
+ +AlphaServer 2100A (``Lynx'') に対応しました。
+ +旧世代の Alpha CPU (EV4 および EV5) が 新世代の + Alpha CPU の命令をエミュレートできるようにするコードが + カーネルに追加されました。 これにより、EV4 および EV5 + 上で Adobe Acrobat 4 + のようなバイナリ配布のみのプログラムが利用できるようになります。
+ +1.44MB フロッピーディスクにインストール用 + カーネルを収めるため、ハードウェアへの対応がいくつか削除されました。 + 削除されたのは Multia、NoName、PC64、EB64、Aspen + Alpine、sa (SCSI テープ)、amr、 パラレルポート、vx + (3c590、3c595)、pcn (AMD Am79C97x PCI 10/100)、 sf + (Adaptec AIC-6915)、sis (SiS 900/SiS 7016)、ste + (Sundance ST201 (D-Link DFE-550TX))、wb (Winbond + W89C840F) です。
+ +TurboChannel ベースの Alpha + マシンでは動作しなくなりました。
+操作しやすくするため、カーネルとカーネルモジュールは + /boot/kernel + ディレクトリに移動しました。 ブートローダには、 + この変更を可能な限り意識しないで済むような更新がなされています。
+ +ブートローダが UFS1 および UFS2 + ファイルシステムの両方からカーネルをロードできるようになりました。
++ dc(4) + ドライバは、Xircom 3201 と Conexant LANfinity RS7112 + チップベースの NIC に対応しました。
+ ++ ed(4) + ドライバに対応しました。
+ +DEC ``Tulip'' PCI Fast Ethernet コントローラベースの + LAN Media Corp WAN アダプタに対応した、 lmc + ドライバが追加されました。
+ ++ stf(4) + デバイスがクローニングに対応しました。
+ ++ tx(4) + ドライバがマルチキャストフィルタリングに完全対応しました。
+ +ネットワークデバイスが特殊ファイルとして /dev/net 以下に + 自動的に作成されるようになりました。 + これらのデバイスに対しては、(プロトコルやルーティング以外の) + インターフェイスハードウェア ioctl が使用できます。 + また、SIOCGIFCONF ioctl は /dev/network + 特殊ファイルに対して使用することが可能です。
+ +ネットワークスタックに ``ゼロコピー'' + 機能が追加されました。 + これはネットワークスループットにおけるボトルネックの主要因の一つである、 + カーネルとユーザランド間のデータコピーを抑制します。 + 送信側のコードはほぼすべてのネットワークアダプタで動作すると思われますが、 + 受信側のコードは、ネットワークアダプタの MTU が、 + メモリページサイズ 1 つ分の大きさ + (たとえばギガビットイーサネット上の jumbo フレーム) + 以上に設定できる必要があります。 詳細は + zero_copy(9) + をご覧ください。
+IPsec + 実装でハードウェア暗号化アクセラレータに対応した + カーネル + crypto(4) + フレームワークが使えるようになりました。 + 有効にするには、FAST_IPSEC + カーネルオプションを指定します。
+ +++Note: FAST_IPSEC + オプションと IPSEC + オプションを同時に指定することはできません。
+
++Note: 現時点では、FAST_IPSEC オプションは IPv6 + または INET6 + オプションと共存できません。
+
+ gre(4) + ドライバが追加されました。 これは IP パケットを GRE + (RFC 1701) や minimal IP encapsulation for Mobile IP + (RFC 2004) を利用してカプセル化を行います。 [MFC + 済]
+ +ICMP ECHO および TSTAMP + 応答速度に制限が加えられるようになりました。 open + 状態のポート、open + 状態にないポートに対して送信されるパケットに + よって生成される TCP RST + は独立したカウンタを用いて制限されており、 + 各々異なる種類の速度制限キューとして分けられています。
+ +フォワードされたパケットに対して ICMP Source Quench + メッセージを生成しなくなりました。 これは sysctl 変数 + net.inet.ip.sendsourcequench + を使って、従来の動作に戻すことが可能です。
+ +IP マルチキャストが VLAN + デバイス上で動作するようになりました。 また、VLAN + コードにあったいくつかのバグも修正されています。
+ ++ ipfw(4) + が再実装されました。 (新しいバージョンは ``IPFW2'' + と呼ばれています)。 + ipfw(4) は、 + カーネル内で + bpf(4) + 命令に似た可変長ルール表現を使っています。 + ipfw(8) + に、マッチフィールド連結子 or + が新しく追加されていますが、 ( + ipfw(8) + に記載されている) + 外部に見える部分の動作のほとんどは変更されていません。 + [MFC 済]
+ ++ ng_device(4) + netgraph ノードが新たに追加されました。 これは /dev に、 + ネットワークグラフへのエントリポイントとして利用できる + デバイスエントリを作成するものです。
+ ++ gif(4) + で動作する netgraph ノード + ng_gif(4) + および + ng_gif_demux(4) + が新しく追加されました。
+ +IP + の入力処理を行なうコードに入る前のキューに格納された IP + パケットに対応する netgraph ノード + ng_ip_input(4) + が新しく追加されました。
+ +新しい netgraph ノードタイプ + ng_l2tp(4) + が追加されました。 これは RFC 2661 に記載されている + L2TP プロトコルのカプセル化レイヤを実装したものです。 + [MFC 済]
+ +新しく ng_split ノードタイプが追加されました。 + これは一つの双方向パケットフローを + 二つの単方向パケットフローに分割します。
+ +SLIP が mfsroot + フロッピイメージから削除されました。
+ +TCP、UDP で使われるエフェメラルポート (ephemeral + port) の範囲が 1024-5000 から 49152-65535 + に変更されました。 + これにより並列に出ていくことのできる接続/ストリームの数が増加します。
+ ++ tcp(4) + プロトコルの再送タイマが net.inet.tcp.rexmit_min と net.inet.tcp.rexmit_slop の、 2 + つの sysctl 変数で操作できるようになりました。 + デフォルトは従来の 1 秒から (Linux + のデフォルト値と同じ) 200 ミリ秒に減らされています。 + これは、対話的な接続における応答遅延の改善や、 + 無線のようにパケットロスのある高速回線における、 + タイムアウトからの復帰時間の短縮をねらったものです。
+ ++ tcp(4) + プロトコルに、 + 送信側のウィンドウのサイズを動的に制限して、 + 帯域を最大化し、ラウンドトリップタイムを最小にするための + 機能が追加されました。この機能は、 sysctl 変数 net.inet.tcp.inflight_enable + を使って有効化することが可能です。[MFC 済]
++ ata(4) ドライバ + (および + burncd(8)) に + DVD+RW メディアへの書き込み機能が追加されました。
+ ++ ata(4) + ドライバが、 CAM レイヤと CAM ドライバ ( + cd(4), + da(4), + st(4), + pass(4)) + を経由して、ATA デバイスを SCSI + デバイスとしてアクセスできるようにする機能に対応しました。 + この機能を有効にするには、 カーネルコンフィグファイルに + device atapicam + を追加する必要があります。 詳細は + atapicam(4) + をご覧ください。
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Sil 0680 と VIA 8233/8235 + コントローラに対応しました。 [MFC 済]
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Acard ATP850, ATP860, ATP865 + コントローラに対応しました。
+ ++ cd(4) + ドライバが、 + acd(4) + ドライバが CDROM + のアクセス速度を設定するのに使用している CDRIOCREADSPEED, CDRIOCWRITESPEED ioctl + に対応しました。
+ ++ targ(4) + ドライバが書き直されました。また、 + ダイレクトアクセスデバイスをエミュレートする新しいユーザモードプログラムが + /usr/share/examples/scsi_target + に追加されました。
+ ++ fdc(4) + フロッピーディスクコントローラドライバに + 多くの機能強化が行なわれました。一般的な設定における密度の選択は + 自動化され、ドライバはさまざまなサブデバイスの密度設定 + に柔軟に対応できるようになりました。
+ ++ geom(4) + ディスク I/O 要求変換フレームワークが追加されました。 + これは、カーネルの上位からのデバイスドライバに対する + I/O 要求に、 + さまざまな操作を加えられるように設計された、 + 拡張可能なフレームワークです。
+ +++Note: GEOM を有効にしたカーネルは + ``互換スライス'' に対応していません。 (i386 と pc98 + のみが対応していた) この機能は、 (たとえば /dev/ad0a のように) ユーザが + MBR スライスを指定していない場合に、 + カーネルが自動的に先頭にある有効な FreeBSD + スライスを探し出して、 + そのディスクパーティションにアクセスすることができるというものです。 + GEOM が有効になっているカーネル (デフォルトで有効) + で MBR スライス中のパーティションを参照するには、 + 完全なパーティション名 (たとえば /dev/ad0s1a) + を指定する必要があります。 + この変更はごく限られたユーザにしか影響をおよぼさないでしょう。
+
GEOM ベースのディスク暗号化モジュール (GEOM Based + Disk Encryption) が追加されました。 + これは、四個の暗号保護層と + 最大で四個設定できる変更可能なパスフレーズを利用して、 + ``非動作中のディスク (cold disk)'' + に対するアクセスを排除します。 より詳細な情報は + gbde(4) + のマニュアルページをご覧ください。 + このモジュールの操作および管理用に、 + gbde(8) + ユーザランドユーティリティが提供されています。 + この機能はデフォルトでは有効にされていません。利用するには + カーネルコンフィグファイルに options GEOM_BDE + を追加してください。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ isp(4) + ドライバはファイバチャネルのトポロジ変更を + 積極的に検出するように変更されました。
+ ++ isp(4) + ドライバが Qlogic SCSI + カードのターゲットモードに対応しました。 これには + Ultra2、Ultra3、デュアルバスカードが含まれます。
+ +メモリディスクデバイス + md(4) に + vn(4) + の機能が統合されました。 + md(4) + デバイスは + mdconfig(8) + で設定できるようになり、 + vn(4) + は削除されています。 また、メモリファイルシステム (MFS) + も削除されました。
+ +mpt ドライバが新しく追加されました。 これは、LSI + Logic Fusion/MP アーキテクチャ + ファイバチャネルコントローラに対応しています。[MFC + 済]
+ +NetBSD 由来の RAIDframe + ディスクドライバが統合されました。 + このドライバは、ソフトウェアによる RAID 0, 1, 4, 5 + 機能や、 (訳注: 循環スペア RAID 5 + やインターリーブデクラスタリングなどの) その他の RAID + 機能を提供します。 詳細は + raid(4) + ドライバのマニュアルページをご覧ください。 + raidctl(8) + ユーティリティは + ディスクアレイの設定や設定解除に利用されます。 + この機能はデフォルトでは無効にされており、 + 有効にするにはカーネルコンフィグファイルに device raidframe + を追加する必要があります。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ sa(4) + エラー処理にあったいくつかの問題点が修正されました。 + これには ``テープドライブが + mt(1) stat に追随せずにまわってしまう'' + という問題も含まれています。
+ +SCSI_DELAY + 設定パラメータが、 kern.cam.scsi_delay sysctl + 変数を利用して + 起動時および実行時に変更できるようになりました。
+ +Tekram TRM-S1040 SCSI チップセットが搭載された SCSI + アダプタに対応する trm ドライバが追加されました。 [MFC + 済]
+FreeBSD カーネルが新たに名前付き拡張属性 (named + extended attributes) に対応しました。 + これはカーネルおよび高い権限を持つユーザランドプロセスが、 + ファイルとディレクトリに + 属性情報をタグ付けすることを可能にするものです。 + 拡張属性は TrustedBSD + プロジェクトに対応するために追加されたもので、 特に + ACL、ケーパビリティ情報、必須アクセス制御ラベルが含まれています + (詳細は /usr/src/sys/ufs/ufs/README.extattr + 参照)。
+ +FFS + にファイルシステムのスナップショット機能が追加されました。 + 詳細は /usr/src/sys/ufs/ffs/README.snapshot + にあります。
+ ++ statfs(2) + および + df(1) は Soft + Updates 利用時に commit + されて解放されたファイルとブロック数を記録するようになりました。
+ ++ kernfs(5) + は廃止され、削除されました。
+ +クライアント側における NFS + ロックが実装されました。
+ +カーネル内で複雑に混ざりあっていた NFS のコードが、 + 保守と将来的な開発を容易にするためにクライアント側と + サーバ側に分離されました。
+ +ファイルシステムにアクセス制御リスト (ACLs) + が導入されました。 ACL + はファイルやディレクトリに対して、 + より粒度の細かく自由度の高いアクセス制御を可能にするもので、 + TrustedBSD プロジェクトから統合されたものです。 詳細は + /usr/src/sys/ufs/ufs/README.acls + をご覧ください。
+ +一貫性を維持するため、 + fdesc、fifo、null、msdos、portal、umap、union + の各ファイルシステムはそれぞれ + fdescfs、fifofs、msdosfs、nullfs、portalfs、umapfs、 + unionfs という名前に変更され、 モジュールや mount_* + プログラムなども名前が変更されました。 また、 + fstab(5) + 内にある msdos + ファイルシステムのエントリが変更なしに動作できるよう、 + 互換性を維持するための ``措置'' が + mount(8) + に加えられています。
+ +疑似ファイルシステム pseudofs + が新たに追加されました。 + linprocfs(5) と + + procfs(5) は + pseudofs を利用するように変更されています。
+ +/etc/fstab に記されている + ネットワークファイルシステム (NFS や smbfs + ファイルシステム など) + がスタートアップの初期化時にきちんとマウントされる + ようになりました。 + これらのマウントはネットワークが初期化された後まで遅延 + されます。
+ +UDF (Universal Disk Format) + の読みとりに対応しました。 UDF + はパケットライトで書かれた CD-RW やほとんどの DVD-Video + ディスク製品で使われています。 UDF + のディスクをマウントするには + mount_udf(8) + コマンドを使います。
+ +UFS2 + ファイルシステム対応の基本部分が追加されました。 UFS2 + の主な新機能は次のとおりです。
+ +64-bit プロックポインタに対応するため、 inode が + 256 バイトに拡張。
+ファイルの作成時刻のフィールドの追加。
+ネイティブな拡張属性の実装。 これにより、1 つの + inode に格納できる属性領域のサイズの最大が、 + ファイルシステムのブロックサイズの 2 + 倍まで拡張されています。 + この領域はアクセス制御リスト (ACL) と MAC + ラベルでの利用を目的としていますが、 + システムの拡張やユーザアプリケーションで + 利用することもできます。
+この節で説明している新機能に対応するため、 UFS1 + スーパブロックのフォーマットが少し変更されました。 + この変更は、FreeBSD 4.7-RELEASE より古いシステムから、 + FreeBSD 5.0-RELEASE かそれ以降のシステムで作成した + ローカルの UFS1 ファイルシステムを + mount(8) + もしくは + fsck(8) + しようとした場合に、互換性の問題を生じるかもしれません。 + FreeBSD 4.7-RELEASE とそれ以降のシステムとは、 + 完全な互換性があります。これは通常、 複数のバージョンの + FreeBSD + をインストールしたデュアルブートマシンで問題となります。
+ブートローダで使用されている Forth Inspired Command + Language (FICL) が + バージョン 3.02 に更新されました。
+ +自動設定および電源管理の規格で業界標準となっている + ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) + に新しく対応しました。 ACPI の機能は Intel ACPI Component + Architecture プロジェクトから提供されているもので、 + ACPI CA 20021118 スナップショットに更新されています。 + 旧来の APM 標準を用いるアプリケーション向けの後方互換性 + も提供されました。
+ + + +不正な NFS パケットによって悪用される可能性がある、 + tcpdump(1) + のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:29 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +高い権限を放棄したプロセスに対して、 + ktrace(1) + を使った追跡 (trace) 操作ができないようになりました。 + これにより、そのプロセスが権限を放棄する前に得たセキュリティ上重要な + 情報の漏洩を防ぐことができます。この問題の詳細は、 + セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:30 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +任意のファイルの許可属性を変更するのに使用可能な、 + pppd(8) + にあった競合状態が修正されました。 詳細はセキュリティ勧告 + FreeBSD-SA-02:32 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ベースシステムの OpenSSL + が新しいバージョンにアップグレードされ、 OpenSSL + に存在していた複数のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:33 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +XDR + デコーダにあったヒープバッファオーバフローが修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:34 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ローカルユーザが FFS + ファイルシステム上の任意のブロックを読み書きできるというバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:35 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +NFS サーバのコードに含まれていた、 + リモートからのサービス妨害攻撃を可能にするバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:36 をご覧ください。[MFC + 済]
+ ++ kqueue(2) + 機構を使うことで、 + ローカルユーザがシステムパニックを引き起こすことができる可能性のあるバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:37 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +カーネルメモリの大きな部分を返してしまうという、 + いくつかのシステムコールにあった境界チェックのバグが修正されました。 + この問題の詳細は、 FreeBSD-SA-02:38 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +libkvm + を使っているアプリケーションから + セキュリティ上重要な記述子が漏洩する可能性があるバグが修正されました + この問題の詳細は FreeBSD-SA-02:39 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +kadmind(8) および k5admin + にあったバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:40 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ smrsh(8) + にあった、 + 実行可能なプログラムの制限をユーザから無効にすることができるという + プログラム上の誤りが修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:41 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +DNS リゾルバ ( + resolver(3)) + にあった、 + アプリケーションを動作不能にする可能性のあるバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:42 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +BIND + における複数のセキュリティ上の弱点が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:43 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ fpathconf(2) + システムコールにあった、 + ローカルユーザからシステムをクラッシュさせたり、 + 高い権限を不正に取得するために利用可能な、 + ファイル記述子の漏洩問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:44 をご覧ください。 [MFC + 済]
+コンパイラツールチェーンから、 + a.out(5) + 形式の実行ファイルを作成する機能が削除されました。
+ ++ adduser(8) および + + rmuser(8) が、 + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ arp(8) は FDDI や + ATM インターフェイスに対して [fddi] や [atm] + タグを表示するようになりました。
+ +FORTRAN キャリッジ制御文字を解釈する + asa(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ at(1) + に新しく、リモートジョブを削除する -r と、時間を POSIX + 時間フォーマットで指定するための -t オプションに対応しました。
+ ++ at(1) に + ジョブを削除する -r オプションと + POSIX 時刻フォーマットで時間を指定する -t オプションが 追加されました。
+ +システムの + awk(1) が BWK awk になりました。
+ ++ basename(1) に + -a フラグと -s + フラグが追加され、複数のファイルに対して + basename(3) + 関数を実行できるようになりました。
+ ++ biff(1) + に、新しい引数 b + が追加されました。 これは、新しいメール到着時の + ``ベル通知'' を有効にします (biff + y のように、端末には表示されません)。 [MFC 済]
+ ++ biff(1) が + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (biff n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末へ通知を切替えることができます。
+ ++ burncd(8) + が新しくディスクアトワンス (Disk At Once; DAO) + モードに対応しました。 オプション -d + でこのモードを選ぶことが可能です。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) は VCD + や SVCD に書き込めるように なりました。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) が、 + -s オプションの値に max を指定すると、 + そのドライブの最大書き込み速度を設定するようになりました。 + [MFC 済]
+ ++ bzgrep(1)、 + bzegrep(1)、 + bzfgrep(1) + が追加され、 + bzip2(1) + で圧縮されたファイルを + grep(1) + することができるようになりました。
+ ++ calendar(1) + に新しく、 週末を特別扱いせず -A + と同じ機能を実現する -W + オプションと、 ``金曜日'' (訳注:「週末」の前日を表す曜日) + を変更する -F + オプションが追加されました。
+ ++ catman(1) が Perl + スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ cdcontrol(1) が + CDROM ドライブの最大速度を設定する speed コマンドに対応しました (速度に + max と指定することで、 + ドライブの最大速度と同じ値に設定することも可能)。 [MFC + 済]
+ +libc に、FreeBSD + ベースシステムのユーティリティが FreeBSD 4 互換モードと + ``規格準拠'' モード (デフォルト) の + どちらで動作するのかを指定するライブラリ関数 + check_utility_compat(3) + が追加されました。 設定は + malloc(3) + と同様、 環境変数かシンボリックリンクで行ないます。
+ ++ chflags(1) が /usr/bin から /bin に移動しました。
+ ++ chmod(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはシンボリックリンクの許可属性の変更に対応するものです。
+ ++ chmod(1) に -v オプションが複数回指定した場合、 + ファイルのモードを変更するときに、 + 新旧のモードを表示するようになりました。
+ ++ chown(8) + におけるユーザとグループの区切り文字に . を使うことができなくなりました。 + これは . + 文字を含むユーザ名に対応するためです。
+ +<sys/param.h> を + include する場合、 CSMG_* + マクロを使う必要がなくなりました。
+ +FreeBSD 4-STABLE との互換性を提供する compat4x + 配布物が追加されました。
+ ++ cp(1) に + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ +コンテキストを判断してファイルの分割を行なう + csplit(1) + ユーティリティが新たに追加されました。
+ ++ ctags(1) + がデフォルトで typedef, struct, union, enum + 宣言のタグを生成するようになりました (デフォルトで -t オプションが追加されます)。 + 新しく追加された -T + オプションを利用すると、 従来どおりの動作になります。
+ ++ daemon(3) + へのコマンドラインインターフェイスを提供する + daemon(8) + プログラムが新しく追加されました。 + daemon(8) + は自身を制御端末から切り離し、 + コマンドラインで指定されたプログラムを実行します。 + これは任意のプログラムをデーモンとして実行させることを可能にします。 + [MFC 済]
+ ++ devd(8) + ユーティリティが追加されました。 + これは、デバイスがデバイスツリー上に現われ利用可能になった際に + 任意のコマンドを実行することのできるユーザランドデーモンです。 + このプログラムは + pccardd(8) + のいくつかの機能の汎用化したものです。
+ +++Note: + devd(8) + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ devinfo(8) + というデバイスツリーとリソース使用状況を + 表示する簡単なツールが追加されました。
+ +diskpart(8) は廃止され、削除されました。
+ ++ dump(8) + に、使用中の UFS および UFS2 ファイルシステムを + 安全にダンプする -L + オプションが追加されました。 + 一貫性のあるダンプイメージを取得するため、 + dump(8) + はファイルシステムのスナップショットを作成し、 + そのスナップショットに対してダンプを実行します。 + ダンプの作成が完了すると、スナップショットは削除されます。
+ ++ dump(8) + にダンプサイズの予測を出力し終了するだけの -S オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ expr(1) が + POSIX.2-1992 (および POSIX.1-2001) 準拠しました。 + ただし、いくつかのプログラムは + expr(1) + の古い歴史的な動作に依存しており、 + 引数をコマンドラインオプションと誤って解釈しないようにするための + 指定を適切に行ないません (大きなものに、GNU + プログラムの多くが使っている + devel/libtool の + port/package があります)。 + check_utility_compat(3) + で説明されている互換モードを有効にすると、 + expr(1) + を従来と同じ動作にすることが可能です。
+ ++ fbtab(5) + はターゲットデバイスとして、特定のデバイスや + ディレクトリだけではなく、グロブマッチングパターンも受け付ける + ようになりました。
+ +フロッピーディスクからデータを読み出すためのプログラム + + fdread(1) + が新たに追加されました。 これは + fdwrite(1) + と対になるもので、 + 異常のあるメディアからデータを取り出す手段を提供し、 + 複雑な手順で + dd(1) + を実行しなくて済むようにする目的で設計されています。
+ ++ finger(1) が .pubkey + ファイルに対応しました。[MFC 済]
+ ++ finger(1) に、 + GECOS 情報の表示をユーザのフルネームのみに制限する -g フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ finger(1) + に、リモートの問い合わせに使うアドレスファミリを指定する + -4 フラグと -6 フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ fold(1) に、 + 指定バイト位置で改行する -b + フラグ、 単語境界で改行する -s + フラグが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ fsck(8) が、 + フォアグラウンドチェック (-F) + およびバックグラウンドチェック (-B) に対応しました。 + fsck(8) + は従来、ファイルシステムをマウントする前に実行され、 + 実行終了時点でチェックがすべて完了していましたが、 + バックグラウンドチェックが利用できる場合、 + fsck(8) は 2 + 回実行されます。 最初の実行は従来と同様の時点、 + つまりファイルシステムがマウントされる前に、 + バックグラウンドチェックが不可能なすべてのファイルシステムに対して + -F + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + そしてもう一度、システムがマルチユーザモードに移行してから + バックグラウンドチェックが可能なすべてのファイルシステムに対して + -B + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + バックグラウンドチェックはフォアグラウンドチェックと + 異なり非同期で実行されるため、 + チェック中に他のシステム動作も並行して処理することが可能です。 + この機能を起動時に有効化するかどうかは、 + rc.conf(5) の background_fsck + オプションで制御できます。
+ ++ fsck_ffs(8) + が、-B + オプションでマウントされている FFS + ファイルシステムに対する、 + バックグラウンドでのファイルシステムチェックに対応しました + (これらのファイルシステムで Soft Updates + 機能が有効化されている必要があります)。 また -F オプションフラグは、 + 指定されたファイルシステムをフォアグラウンドで + チェックする必要があるかどうかを指定します。
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -m + オプションが追加されました。 + これは、ファイルシステム上の許可属性に従い、 + ゲストユーザも既存のファイルを変更できるようにするものです。 + これは特に、ゲストユーザがアップロードする際の途中再送 + (resume) を可能にします。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -M + オプションが追加されました。 + これは、ゲストユーザがディレクトリを作成できないようにします。 + [MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に新しいオプション -o および -O が追加されました。 -o はすべてのユーザ、 -O はゲストユーザに対して RETR コマンドを無効化します。 これと + -A オプション、 + および適切なファイル許可属性を組み合わせることで、 + 比較的安全なアップロード用 anonymous FTP + サーバを構築することが可能です。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -W + オプションが追加されました。 これは、FTP セションのログを + + wtmp(5) + に記録しないようにします。 [MFC 済]
+ +FireWire サブシステムをユーザから操作・制御するための + + fwcontrol(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ getconf(1) + ユーティリティが追加されました。 これは POSIX、X/Open + パスの値、 あるいはシステム設定変数の値を出力します。 + [MFC 済]
+ +gifconfig(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + tunnel と deletetunnel + コマンドに統合されました。
+ ++ gprof(1) + に現在動作しているカーネルから動的にシンボル + 参照を解決するための -K + オプションが追加 されました。 この変更により、KLD + モジュールが適切にコンパイルされていれば、 + プロファイルすることができるようになりました。
+ ++ 単にエミュレーションカーネルモジュールをロードするだけの機能を持つ + ibcs2(8)、 linux(8)、osf1(8);、svr4(8) + スクリプトが削除されました。現在のカーネルモジュールシステムは、 + それらを必要に応じて自動的に、依存関係を満たすようロードします。
+ ++ ifconfig(8) + に、インターフェイスを プロミスキャス (promiscuous) + モードにする機能が追加されました。 + これは、新しく追加された promisc + フラグを使います。 [MFC 済]
+ ++ ifconfig(8) + に、パケットの送出を遮断する monitor フラグが追加されました。 + この機能は、他ネットワークへ影響をおよぼさずに、 + そのネットワークのトラフィックを監視するのに役立ちます。
+ +デフォルトでは、 + inetd(8) + は起動時に + rc(8) + から起動しなくなりました。 しかし、 + sysinstall(8) + を使ったバイナリインストールの際には、 + inetd(8) + を有効にするかどうかの選択ができるようになっています。 + また、 + inetd(8) は /etc/rc.conf + に次の行を加えることでも有効にすることが可能です。
++ inetd_enable="YES" ++ +
+ inetd(8) + に、同一の IP アドレスからの同時アクセス数の最大値を + 各サービスに対して設定する機能が追加されました。[MFC + 済]
+ ++ ipfw(8) + フィルタルールは、IPv4 precedence フィールド + の値にマッチできるようになりました。
+ ++ kbdmap(1) と + vidfont(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ kenv(1) + がカーネル環境変数の設定・削除に対応しました。
+ +kget(8) ユーティリティが削除されました (これは + UserConfig 専用のユーティリティであり、 FreeBSD + 5.0-RELEASE には UserConfig がありません)。
+ ++ killall(1) + が、-z + フラグが指定されない場合にゾンビプロセスを kill + しようとしなくなりました。
+ +ユーザランドから ktr トレースバッファをダンプする + ktrdump(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ ldd(1) + に、各ロードされたオブジェクトが必要とする + すべてのオブジェクトのリストを表示する -a フラグが追加されました。
+ +libc + が標準でスレッドセーフになりました。 libc_r + にはスレッド関数のみが含まれています。
+ +libstand は UFS + ファイルシステム中 + のファイルの中身を上書きすることができるようになりました + (ファイルシステムが dirty もしくは inconsistent + かもしれない + ので、ファイルを大きくしたり削ったりすることはできません)。
+ +libgmp が libmp で置き換えられました。
+ +libposix1e の関数が libc に統合されました。
+ ++ lock(1) + に、現在使用している端末がロックされている時に VTY + の切替えを無効にする -v + フラグが追加されました。 + これにより、ひとつの端末からコンソール全体を + ロックすることができるようになります。[MFC 済]
+ ++ lpc(8) + に改良が加えられました。 lpc + clean は多少安全な動作をするように変更され、 + 新しく導入された lpc tclean + コマンドにより、 lpc clean + コマンドで削除されるファイルをチェックすることができます。 + lpc topq が再実装され、 + 移動するジョブを (ジョブ番号の範囲やホスト名などを使って) + より柔軟に指定できるようになりました。 + また、印刷キューの最後にジョブを移動する lpc bottomq コマンドと、 + プリンタの状態メッセージを設定できる lpc setstatus + コマンドが追加されました。[MFC 済]
+ +The + ls(1) + にリストを一行で表示する -m + フラグ、 ディレクトリ名の後ろに / を付加する -p フラグ、 + ファイル名を行方向にソートして表示する -x フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ makewhatis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ +``catpage'' (繰り返し表示されるためにあらかじめ + フォーマットされキャッシュされたマニュアルページ) + の生成に 関連する弱点を減らすために、 + man(1) は man に SUID された状態で + インストールされなくなりました。 その結果、 + man(1) + は一般ユーザの代わりにシステムの catpage + を作成することはできなくなりました。 ユーザが catpage + を保持しているディレクトリに対して書き込み権限 + を持っている場合 (例えばユーザ自身の manpage) や、 + 実行しているユーザが root + の場合には、 catpage を作成することができます。
+ +新しいコマンド + mdmfs(8) + が追加されました。 これは + mdconfig(8) + コマンド、 + disklabel(8) + コマンド、 + newfs(8) + コマンド、 + mount(8) + コマンドに関連するラッパで、 廃止された + mount_mfs(8) + コマンドのオプションが利用できます。
+ ++ mesg(1) が SUSv3 + に適合しました。 他のものと同様に、 + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (mesg n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末への書き込みアクセスを制御することができます。
+ ++ mountd(8) と + nfsd(8) が /sbin から /usr/sbin に移動しました。
+ ++ mv(1) に、 + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ ++ 最近のハードディスクでは有効に働かない古い機能の多くが、 + + newfs(8) + から削除されました。 -O、-d、 -k、-l、-n、 -p、-r、-t、 および -x フラグがそれに該当します。
+ ++ newfs(8) に UFS1 + ファイルシステム、UFS2 ファイルシステムの作成を選択する + -O フラグが追加されました。
+ +現在のグループを新しいグループに切り替える + newgrp(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ newsyslog(8) + がデフォルトで ログファイルの圧縮に + bzip2(1) + を使うようになりました (/etc/newsyslog.conf には、 + gzip(1) + を利用する従来の動作を指定することも可能です)。
+ ++ 次回の起動で使用するカーネルと起動フラグを指定するための + + nextboot(8) + ユーティリティが追加されました。この機能は FreeBSD 2.2 + に初めて登場していたものです。
+ +NFS が IPv6 + に対応しました。
+ ++ nice(1) + に、実行するユーティリティの ``nice 値'' を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +nsswitch 機能が NetBSD + からマージされました。 + nsswitch.conf(5) + ファイルを作成することで、 + passwd(5) や + group(5) + といったさまざまなデータベースを、 + 通常のテキストファイル、NIS、Hesiod + を経由して検索するように FreeBSD + を設定することが可能です。 /etc/nsswitch.conf + ファイルが存在しない場合は、 システム起動時に /etc/hosts.conf + から自動生成されます。また、古いバイナリでは /etc/hosts.conf + が使われる可能性があるので、 + このファイルが存在しない場合はシステム起動時に /etc/nsswitch.conf + を使って自動生成されます。
+ ++ od(1) に、 + 入力アドレスの起点を指定する -A + オプション、 ダンプするバイト数を指定する -N オプション、 + ダンプを何バイトスキップするか指定する -j オプション、 符号付きの 10 + 進数で出力する -s オプション、 + 出力形式を指定する -t + オプションが追加されました。 [MFC 済]
+ +PAM + のアカウント管理、セション管理に対応しました。
+ +PAM の設定は 単一のファイル + /etc/pam.conf ファイル + ではなく、/etc/pam.d/ 内の + ファイルで行われるようになりました。 /etc/pam.d/README + に詳細があります。
+ +エコーサービスを提供する + pam_echo(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ pam_exec(8) + モジュールが追加されました。 + これはプログラムの実行サービスを提供します。
+ ++ pam_ftp(8) + モジュールが追加されました。 これは anonymous FTP + ユーザの認証を可能にするものです。
+ ++ ftpusers(5) + ファイルをチェックする + pam_ftpusers(8) + モジュールが追加されました。
+ +Kerberos 5 認証と + su(1) に対して + $HOME/.k5login を使った認可 + (authorization) を行なう + pam_ksu(8) + モジュールが追加されました。
+ +ログインセションを + utmp(5)、 + wtmp(5)、 + lastlog(5) + データベースに記録する + pam_lastlog(8) + モジュールが追加されました。
+ +/etc/login.access + をチェックする + pam_login_access(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ nologin(5) + を利用してログインを拒否する + pam_nologin(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ opie(4) + を使った認証制御を可能にする + pam_opie(8)、 + pam_opieaccess(8) + モジュールが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ パスワードの変更の際に入力されたパスワードの品質をチェックする + + pam_passwdqc(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ rhosts(5) + 認証に対応した + pam_rhosts(8) + モジュールが追加されました。
+ +スーパーユーザのみが認証に利用できる + pam_rootok(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ ttys(5) + に書かれている TTY の ``security'' を チェックする + pam_securetty(8) + モジュールが追加されました。
+ +ユーザの自己認証を可能にする + pam_self(8) + モジュールが追加されました。
+ +あるグループ (デフォルトは wheel) に + 所属しているかどうかでの認証を可能にする + pam_wheel(8) + モジュールが追加されました。
+ +パス名の妥当性や他の POSIX + システムとの移植性をチェックする + pathchk(1) + ユーティリティが追加されました。[MFC 済]
+ ++ ping(8) + に、応答を一回受け取った後に終了する -o フラグが追加されました。
+ +prefix(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + eui64 + コマンドに統合されました。
+ ++ pselect(3) + ライブラリ関数 (POSIX.1 で導入された + select(2) + を若干強力にしたもの) が追加されました。
+ ++ pwd(1) + に、論理カレントディレクトリを表示する -L フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ quota(1) に NFS + ファイルシステムのクォータチェックを抑制する -l フラグが追加されました。
+ ++ rand(3) + の疑似乱数生成器実装に対して、 + 結果の乱雑さをより向上させるための改良が加えられました。
+ ++ rcmd(3) + はリモート実行のために + rsh(1) の代わりに + 実行するプログラムを RSH + 環境変数で 指定できるようになりました。 そのため、 + dump(8) + のようなプログラムも通信手段として + ssh(1) + を使うことができるようになりました。
+ ++ rdist(1) + がベースシステムから削除され、 FreeBSD Ports Collection + の + net/44bsd-rdist + として用意されるようになりました。
+ ++ renice(8) + コマンドに、 プロセスの優先度に対する増分を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ portmap(8) が + rpcbind(8) + に置き換えられました。
+ ++ rpcgen(1) は、 + /usr/libexec/cpp ではなく + (NetBSD のように) /usr/bin/cpp + を使うようになりました。
+ +NetBSD 由来の + rpc.lockd(8) + が統合されました。 このデーモンは クライアント側の NFS + ロックを提供するためのものです。
+ ++ rtld(1) は LD_TRACE_LOADED_OBJECTS_ALL + 環境変数が定義されていた場合、ロードされる各オブジェクトの + 名前を表示するようになりました。
+ ++ sed(1) + に、指定ファイルそのものを編集する -i オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +ファイルシステムの Access Control Lists + を管理するコマンド + setfacl(1) および + + getfacl(1) + が追加されました。
+ +他のビルトインコマンドと比べてそれほど価値があるとは + 思えないため、 + sh(1) はもはや + printf + をビルトインコマンドとして実装しません + (もちろんこの機能は + printf(1) + 外部コマンドとして 利用可能です)。
+ ++ sh(1) + に、出力のリダイレクトで既存の通常ファイルを + 上書きする操作を禁止する -C + オプションと、 + 未定義の変数を展開しようとした時にエラーを発生させる -u オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の cd コマンドに、 論理モードを指定する + -L フラグと 物理モードを指定する + -P + フラグがそれぞれ追加されました。 + デフォルトは論理モードです。 このデフォルトは、physical という + sh(1) + オプションで 変更できます。[MFC 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の jobs コマンドに、 PID のみを表示する + -s フラグと 出力に PID を含める + -l フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ sh(1) + にシェルの行編集機能のキーバインドを変更する bind + 内蔵コマンドが追加されました。
+ ++ sh(1) 内蔵の export および readonly コマンドに、 ``portable'' + フォーマットで出力する -p + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ sh(1) は command & && + command, && command, や || command. + のような構文を 拒否するようになりました。[MFC 済]
+ ++ spkrtest(8) が + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ split(1) + に、分割ファイルの接尾子に使用する文字数を指定する -a オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +<sys/select.h> を + SUSv2/POSIX 規格に適合させるため、 struct selinfo および関連する関数が + <sys/selinfo.h> + に移動しました。
+ ++ su(1) が認証に PAM を使うようになりました。
+ ++ sysctl(8) に + 変数の説明を出力する -d + フラグが追加されました。
+ ++ sysinstall(8) + に新しいダイアログ表示関数が導入され、 + より直観的なものになりました。 [MFC 済]
+ ++ sysinstall(8) + のデフォルトのルートパーティションのサイズが、 i386 版と + pc98 版が 100MB、Alpha 版が 120MB + にそれぞれ変更されました。
+ +インストール手順を単純化するため、 + sysinstall(8) が + /usr/sbin に移動しました。 + sysinstall(8) + のマニュアルページも、 + 他のユーティリティと同様の方法でインストールされるようになっています。
+ ++ sysinstall(8) + は新規インストールの際にデフォルトで + procfs(5) + をマウントしなくなりました。 + この変更はセキュリティの向上をねらったものですが、 + procfs(5) + を手動で、あるいは + fstab(5) + ファイルに指定することでマウントすることは可能です。
+ +端末のタブストップを設定する + tabs(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ termcap(5) + データベースは、 XFree86 + 由来の xterm + 端末タイプを使うようになりました。 これにより + xterm(1) + はデフォルトでカラー表示が可能になり、 環境変数 TERM に xterm-color + を設定するという回避策はもう必要なくなりました。 xterm-color + 端末タイプを利用していると、 アプリケーションから + (害はありませんが) 警告が出るかも知れません。
+ ++ tftpd(8) が RFC + 2349 (TFTP Timeout Interval and Transfer Size Options) + に対応しました。 この機能は (HP i2000 Itanium + サーバが採用している) EFI + ブートマネージャのようなファームウェアが TFTP + を使ってイメージから起動するために必要となるものです。
+ ++ timed(8) が Alpha + 上で動作するように なりました。
+ +Transport Independent RPC (TI-RPC) が統合されました。
+ ++ tip(1) が OpenBSD + 由来のものに更新されました。 + cu(1) + の代用品として動作することができます。
+ ++ top(1) が、 tty + の持つ最大の表示幅を利用するようになりました。
+ ++ touch(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはコマンドの作用をシンボリックリンクのリンク先ではなく、 + リンクそのものに対して行なうことを指定するものです。
+ ++ tr(1) + が、一部の等価クラス (equivalence class, + 対応しているロケールのみ) に対応しました。 [MFC 済]
+ ++ tr(1) + に第一引数で指定された文字の補集合を表す -C フラグが追加されました。
+ ++ tunefs(8) に、UFS + ファイルシステムの FS_ACLS + 管理フラグおよび FS_MULTILABEL + 管理フラグの有効化・無効化を指定する -a フラグと -l + フラグがそれぞれ追加されました。
+ ++ ipfw(8) + と類似した + ugidfw(8) + ユーティリティが追加されました。 これは mac_bsdextended MAC (Mandatory + Access Control) + ポリシのルールセットを管理するためのものです。
+ ++ cu(1) と + rmail(8) + を除いて、 UUCP は + ベースシステムから削除されました。 現在は Ports + Collection の + net/freebsd-uucp + にあります。
+ ++ unexpand(1) に、 + + expand(1) + と同じようにタブ位置を指定する -t + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ ++ usbdevs(8) + に、各デバイスに対応するデバイスドライバ を表示する -d フラグが追加されました。
+ ++ uuencode(1) と + uudecode(1) の + base64 変換機能が、 それぞれ + b64encode(1) と + + b64decode(1) + という名前で実行することで自動的に有効になるようになりました。 + (訳注: + b64encode(1) は + + uuencode(1) の、 + + b64decode(1) は + + uudecode(1) + のハードリンクです)。 [MFC 済]
+ ++ uuidgen(1) + ユーティリティが追加されました。 これは新しく導入された + + uuidgen(2) + システムコールを利用して OSF/DCE 1.1 version 1 UUID + と互換性のある Universally Unique Identifier を一つ + (ないしそれ以上) 生成します。
+ ++ vidcontrol(1) + に、VTY の切替えを無効にする -S + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ vinum(8) + のストライプサイズの既定値が 256KB から 279KB + に変更されました。 + これは各ストライプに対してスーパブロックを均等に割り振るためです。
+ ++ wc(1) + がバイトではなく文字をカウントする -m フラグに対応しました。
+ ++ whereis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。 + locate(1) + の起動を抑制する -x フラグ、 + 出力行の先頭に現れるクエリ名の表示を抑制する -q フラグが追加されました。
+ ++ whereis(1) に、 + 検索対象のファイルタイプに一致する最初のものだけでなく、 + マッチするものすべてを表示する -a + フラグが追加されました。
+ +Perl スクリプトだった + which(1) が C + プログラムに変更されました。
+ ++ who(1) + に数多くのオプションが追加されました。 -H はカラムヘッダを出力し、 -T は + mesg(1) + の設定を表示します。 -m は am i と等価であり、 -u はアイドル時間の表示、 -q はログイン名を列で表示します。[MFC + 済]
+ ++ wicontrol(8) に + hostap + モードのステーションの一覧を表示する -l フラグと + 利用可能なアクセスポイントの一覧を表示する -L フラグが追加されました。
+ ++ wicontrol(8) now + supports a -l to list the + stations associated in hostap + mode and a -L to list available + access points.
+ ++ xargs(1) + に新しいオプション -I replstr + が追加されました。 + これは標準入力から読み込まれたデータをコマンドライン引数の最後ではなく、 + 指定した点に挿入するように制御するためのものです (FreeBSD + 独自の -J + オプションと同様の機能です)。 [MFC 済]
+ ++ xargs(1) + に、入力を指定行数ごとに区切り、 + それを引数にして入力がなくなるまで複数回コマンドを呼び出すという + -L + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ +C ライブラリ中のさまざまなルーチンが ``ワイド'' + 文字に対応しました。 この対応は + wctype(3) + のような文字クラス関数、 + getwc(3) + のようなワイド文字入出力関数、 + wprintf(3), + wscanf(3) + のような書式入出力関数にわたります。 + multibyte(3) + 文字への変換関数にも対応しています。
+ +多くのユーティリティとライブラリが改良され、 Single + UNIX Specification (SUSv3) および IEEE Std 1003.1-2001 + (``POSIX.1'') との適合性が向上しました。 + 個々のユーティリティにおいて追加された機能は + リリースノートに記載されています。 + 個々のユーティリティやライブラリ関数の標準への適合性は + そのマニュアルページに記載されています。
+ +ベースシステムから BSD + に伝統的に含まれていた数々のゲームが削除されました。 + これには adventure(6), arithmetic(6), atc(6), + backgammon(6), battlestar(6), bs(6), canfield(6), + cribbage(6), fish(6), hack(6), hangman(6), larn(6), + mille(6), phantasia(6), piano(6), pig(6), quiz(6), + rain(6), robots(6), rogue(6), sail(6), snake(6), trek(6), + wargames(6), worm(6), worms(6), wump(6) が含まれます。 + 各ゲームへのアクセスを制限するのに利用されていた dm(8) + は必要がなくなったため、削除されました。 + fortune(6) + のように ``ユーティリティともみなせる'' + ゲームは残されています。
+ +am-utils がバージョン + 6.0.7 に更新されました。
+ +Bell Labs の awk ( ``BWK + awk'' や ``The One True AWK'' として知られています ) の + 2002 年 11 月 29 + 日時点のスナップショットが統合されました。 awk、nawk + としてインストールされます。
+ +BIND が NOADDITIONAL + オプションで構築されるようになりました。 + これは良くある設定ミスに対して、 + named(8) + により一貫性の高い動作をさせるためのものです。 [MFC + 済]
+ +BIND がバージョン 8.3.3 + に更新されました。[MFC 済]
+ +Binutils が 2002/10/27 の + 2.13.2 プレリリーススナップショットに + 更新されました。
+ +file がバージョン 3.39 + に更新されました。
+ +gcc が、 gcc 3.2.1 + のリリースバージョンに更新されました。
+ +++Warninggcc + 3.2.1 の C++ ABI は、 + 以前のバージョンのものと互換性がありません。
+
+ gcc(1) が GCC_OPTIONS 環境変数に対応しました。 + この変数には GCC + のデフォルトオプションを指定します。 [MFC 済]
+ +gdb がバージョン 5.2.1 + に更新されました。
+ +gperf がバージョン 2.7.2 + に更新されました。
+ +groff + および関連ユーティリティが更新され、 FSF バージョン + 1.18.1 になりました。
+ +Heimdal Kerberos + がバージョン 0.5.1 に更新されました。 [MFC 済]
+ +ISC DHCP + クライアントがバージョン 3.0.1RC9 + に更新されました。
+ ++ more(1) + コマンドが + less(1) + に置き換えられました、 ただし more + というコマンド名はそのまま使用 できます。[MFC 済] less のバージョン 371 + が統合されました。
+ +ベースシステムにおける XML + を使用するユーティリティの利便性を向上するために、 libbsdxml という名前の XML + 処理ライブラリが追加されました。 + このライブラリの大部分は基本的に expat 1.95.5 + を統合したものですが、 Ports Collection + を利用してインストールした expat + と衝突するのを避けるために + 異なる名前でインストールされています。
+ +libpcap がバージョン + 0.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ +libreadline がバージョン + 4.2 に更新されました。
+ +libz が 1.1.4 に + 更新されました。
+ +lint は NetBSD + lint(1) の 2002 + 年 7 月 19 + 日時点のスナップショットに更新されました。
+ +FreeBSD の + ftp(1) + プログラムが lukemftp 1.6 + beta 2 (NetBSD 由来の FTP クライアント) + に置き換えられました。 + これにより、より自動化された動作や、標準への準拠、転送レート制御、 + カスタマイズ可能なコマンドラインプロンプトなどが + 提供されます。 + いくつかの環境変数やコマンドライン引数が変更となっています。
+ +OpenBSD から 2002 年 4 月 26 日時点の + m4(1) + が統合されました。[MFC 済]
+ +ncurses がバージョン + 5.2-20020615 に更新されました。
+ +OpenPAM (``Citronella'' + リリース) が Linux-PAM + に代わって 統合されました。
+ +OPIE + ワンタイムパスワードスイートがバージョン 2.4 + に更新されました。 [MFC 済] これは S/Key + の機能を完全に置き換えるものです。[MFC 済]
+ +Perl が FreeBSD + のベースシステムから削除されました。 なお、Perl は + FreeBSD Ports Collection から、 package + としてインストールするか、もしくは + sysinstall(8) + のメニューから Perl + distribution + を選択することでインストールすることができます。 Perl + のベースシステムから削除の削除は、 + 今後のアップグレードと保守を容易にすることを目的としています。 + ベースシステムの Perl 依存性を減らすため、 + 多くのユーティリティがシェルスクリプトや C + プログラムで書き直されました + (書き直されたユーティリティは、リリースノート中に記載されています)。
+ +++Note: Perl + の削除作業は、まだ完了していません。
+
++Note: + sysinstall(8) + の配布物のほとんどには、 新しい Perl + 配布物が含まれています。 そのため、Perl + がベースシステムとは独立して更新されるという点を除いて、 + この変更をユーザが意識することはほとんどないでしょう。
+
GNU ptx が + ベースシステムから削除されました。 + ペースシステムでは利用されておらず、 + 更新や保守がされていないことが理由です。 + この機能が必要なユーザは + textproc/textutils + カテゴリから + 当該ユーティリティをインストールしてください。
+ +NetBSD から rc.d + フレームワークが導入されました。 + これは、従来のシステムのスタートアップ部分を ``task + 指向'' のスクリプト群として細かく分割して /etc/rc.d に配置し、 + そのスタートアップスクリプトの起動順を、 + 起動時に動的に決定するというものです。
+ +GNU sort が GNU textutils 2.0.21 + に含まれるものに更新されました。
+ +NetBSD 由来の (2002 年 6 + 月 5 日時点の) + stat(1) + コマンドが導入されました。
+ +GNU tar が バージョン + 1.13.25 に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcpdump がバージョン + 3.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ ++ csh(1) シェルが + + tcsh(1) + に置き換えられました。 ただし csh + というコマンド名はそのまま使用できます。 tcsh はバージョン 6.12 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcp_wrappers の寄贈版 は + + tcpd(8) + ヘルパーデーモンを含むようになりました。 標準的な + FreeBSD インストールでは ( + inetd(8) + がすでに この機能を統合しているため) + これは必ずしも必要というわけでは ありませんが、xinetd のような + inetd(8) + を置き換えるアプリケーションには有用です。[MFC 済]
+ +texinfo がバージョン 4.2 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +top がバージョン 3.5b12 + に更新されました。[MFC 済]
+ +traceroute が LBL + (Lawrence Berkeley National Laboratory) の バージョン + 1.4a12 に更新されました。
+ +タイムゾーンデータベースが tzdata2002d + リリースに更新されました。
+ + + +OpenSSH が 3.4p1 + に更新されました。 [MFC 済] + 主な変更点は以下のとおりです。
+ +*2 は廃止されました + (たとえば ~/.ssh/known_hosts は ~/.ssh/known_hosts2 + の中身を 含めることができます)。
++ ssh-keygen(1) + はいくつかの商用 SSH 実装 + と鍵を交換するために、SECSH + 公開鍵ファイルフォーマット を使って鍵を + import/export + することができるようになりました。
++ ssh-add(1) + は三つのデフォルト鍵すべてを追加するように + なりました。
++ ssh-keygen(1) + は特定の鍵形式をデフォルトとは + しないようになりました。-t オプション + で明示的に指定する必要があります。
++ プログラムのバグや将来的に発見される可能性のある + セキュリティ上の弱点の影響を小さくするために、 + 特権を持たないプロセスを使うという ``特権分離 + (privilege separation)'' + 機能が追加されました。
++ 整数変数のオーバフローによって権限の不正な獲得が + 可能になるというセキュリティホールなど、 + いくつかのバグが修正されました。
+sendmail がバージョン + 8.9.3 からバージョン 8.12.6 に更新されました。 + これには重要な変更点として、 + sendmail(8) + は set-user-ID root + バイナリとして インストールされなくなったこと + (set-group-ID smmsp + されます)、 標準のファイル配置の変更 (/usr/src/contrib/sendmail/cf/README + 参照)、 + newaliases(1) + の実行が root + および信頼できるユーザに制限されたこと、 STARTTLS + 暗号化に対応したこと、 標準設定で MSA ポート (587) + が有効化されたことが含まれています。 詳細については + /usr/src/contrib/sendmail/RELEASE_NOTES + をご覧ください。 [MFC 済]
+ ++ rc(8) + のデフォルトでは、外から来る SMTP 接続を処理する sendmail + を起動しなくなりました。 + ただし、バイナリインストールの場合は + sysinstall(8) + で選択したセキュリティプロファイルに応じてデフォルトが異なります。 + この機能は、次の行を手動で /etc/rc.conf に + 追加することでも有効にできます。
++ sendmail_enable="YES" ++ +
/etc/mail/Makefile + から構築される sendmail の + alias ファイル、 map データベースの許可属性は、 + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + デフォルトが 0640 になりました。 これは make.conf の SENDMAIL_MAP_PERMS + という新しいオプションの設定で + 変更することが可能です。[MFC 済]
+ +sendmail の統計ファイル + (/var/log/sendmail.st) + の許可属性が + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + 0644 から 0640 へ変更されました。[MFC 済]
+Perl と FreeBSD Ports + Collection の統合を強化するために BSDPAN + というモジュール集が追加されました。
+ +しばらくの間 FreeBSD 5.0-CURRENT (および 4.X + リリースのいくつか) には インストール済み package + と依存物を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 pkg_update(1) + は削除されました。 + 代わりに、この機能を含んだ高機能なツール + sysutils/portupgrade の + port を使うことができます。
+ +ある期間、FreeBSD 5.0-CURRENT (および、いくつかの + 4.X-RELEASE) には インストール済みの package + とその依存関係を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 + このユーティリティは削除されました。 + 代わりに、より高機能な + sysutils/portupgrade port + が提供されています。
+ ++ pkg_version(1) + が Perl スクリプトから C + プログラムに変更されました。誤解の多い -c オプションは削除されています。 + + sysutils/portupgrade の + port が、同様のより安全な機能を提供しています。
+ +Ports Collection において、(訳注: 各 port が) + 依存する X Window System のデフォルトのバージョンが XFree86 4.2.1 + に変更されました。 XFree86 + 3.3.6 に戻すには、 /etc/make.conf + に次の行を加えてください。 [MFC 済]
++ XFREE86_VERSION=3 ++ +
+ emulators/linux_base の + port でインストールされるライブラリ (Linux + エミュレーションに必要) が更新されました。 現在は Red Hat Linux 7.1 + に含まれるものに対応しています。[MFC 済]
+ +Ports Collection で生成される package (FTP + サイトに置かれているものも同様) が、 + gzip(1) + ではなく + bzip2(1) + で圧縮されるようになりました (そのため、拡張子は .tgz ではなく .tbz になっています)。 package + 関連ツールも、この新しい形式に対応するために更新されています。
+ +Ports Collection では、FreeBSD 5-CURRENT + 用の新しいインデクスファイル (/usr/ports/INDEX-5) + を使うようになりました。 この新しいインデクスは、 ( + lang/perl5 のように) + FreeBSD 4-STABLE には存在せず、FreeBSD 5-CURRENT + に存在する依存性を処理できるようにすることを目的としています。 + このファイルの導入後も、各 package + 用のインデクスファイルは、 INDEX と呼ばれています。
+インストール / + リカバリ統合ディスクの作成を容易にするため、 bin 配布物の名前が base に変更されました。
+ +FreeBSD 5-CURRENT ホスト上での FreeBSD 4-STABLE の + make release、 および FreeBSD 4-STABLE ホスト上での + FreeBSD 5-CURRENT の make release + ができるようになりました。 + クロスアーキテクチャのリリース構築 + (ホストと異なるアーキテクチャのリリースを構築すること) + も可能になっています。 詳しくは + release(7) + をご覧ください。[MFC 済]
+ +フロッピーリリースの三枚目に drivers.flp + イメージが追加されました。 このイメージには kern.flp の中にあるカーネルや mfsroot.flp イメージに入りきらない + ドライバなどの動的ロード可能なモジュールが含まれています。
+(ライセンス上の問題で以前までは含まれていなかった) + 多くの 4.4 BSD Programmer's Supplementary Documents が + /usr/share/doc/psd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +The + UNIX Time-Sharing System (01.cacm)
+UNIX + Implementation (02.implement)
+The + UNIX I/O System (03.iosys)
+UNIX + Programming -- Second Edition (04.uprog)
+The C + Programming Language -- Reference Manual + (06.Clang)
+Yacc: + Yet Another Compiler-Compiler (15.yacc)
+Lex -- + A Lexical Analyzer Generator (16.lex)
+The M4 + Macro Processor (17.m4)
+同様に、4.4 BSD User's Supplementary Documents + のいくつかが /usr/share/doc/usd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +NROFF/TROFF User's Manual + (21.troff)
+A TROFF + Tutorial (22.trofftut)
+現存する FreeBSD システムからアップグレードするユーザは + ``FreeBSD 5.0-RELEASE 初期利用者のための手引き'' + を読むことを 強く 推奨します。 + この文書は、通常 EARLY.TXT + という名前で 配布物に収録されており、 + また、他のリリースノートが置かれているところにも一緒に置かれています。 + この手引にはアップグレード時に注意を払うべき点に加え、 + さらに重要な情報として、 FreeBSD 4.X + システムを使い続ける場合と FreeBSD 5.X + へのアップグレードした場合の、 + それぞれの利点についてのまとめが書かれています。
+ +++Important: FreeBSD + のアップグレードは、もちろん、 すべての + データと設定ファイルを + バックアップしてからのみ行うべきです。
+
このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
Copyright © 2000, 2001, 2002, + 2003 by FreeBSD ドキュメンテーション プロジェクト
+ +$FreeBSD:
+ src/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml,v
+ 1.65.2.3 2003/01/14 17:38:19 hrs Exp $
+
この文書は i386 ハードウェアプラットフォームの FreeBSD + 5.0-RELEASE 向けのリリースノートです。 FreeBSD + に最近追加、変更、削除された機能について解説しています。 + また、FreeBSD + の前のバージョンからのアップグレードについても言及して + います。
+ +この FreeBSD 5.0-RELEASE 配布物は release 配布物です。 + この配布物はあらゆるミラーの ftp://ftp.FreeBSD.org/ + で見つけることができます。 この (もしくは他の) FreeBSD の + release 配布物を取得する方法 は FreeBSD ハンドブック の 付録 ``FreeBSD を取得する'' + を参照してください。
+この節では 4.0-RELEASE 以降に新たに追加・変更された + ユーザに影響する機能について説明します。 + これには他のブランチ (FreeBSD 4.6-RELEASE 以降) へと + 最近マージされた機能に加えて、5-CURRENT ブランチ + に固有の項目も含まれます。
+ ++ リリースノート項目の多くは、新しいドライバやハードウェア対応、 + 新しいコマンドやオプション、重要なバグフィックスや寄贈ソフトウェア + のアップグレードなどについてのものです。 4.6-RELEASE + 以降に出されたセキュリティ勧告のうち、 + リリースに影響するものについても掲載しています。
+ +FreeBSD に加えられた変更点のうち、 + スペースの都合上ここに書かれていないものも多数存在します。 + それらはたとえば文書の修正や改良、ごく影響の小さいバグの修正、 + 監査で見つかったセキュリティ上好ましくないスタイルで書かれたコードの修正、 + ソースコードの整理などです。
+ ++ a.out(5) + 形式の実行ファイルの利用するには、 + カーネルコンフィグファイルに COMPAT_AOUT オプションをつけるか、 + aout.ko カーネルモジュールを + ロードしなければならなくなりました。
+ ++ acct(2) + は、アカウンティングファイルを + 追記モードでオープンするように変更されました。 これは + accton(8) + のアカウンティング機能を、 + 追記専用ファイルに対して使えるようにするための変更です。[MFC + 済]
+ +複数の Netgraph モジュール ( + ng_bluetooth(4) + 参照) という形で、 Bluetooth デバイスに暫定対応しました。 + Bluetooth アダプタに対応する 2 + つのモジュールが提供されています。 + ng_bt3c(4) + ドライバは 3Com/HP Bluetooth PCCARD アダプタに対応し、 + ng_ubt(4) + は、いくつかの USB Bluetooth + アダプタに対応するものです。
+ +++Note: FreeBSD の Bluetooth 対応は、 + 現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
OpenBSD 由来の新しいカーネル暗号化フレームワークが + 統合されました (詳細は + crypto(4) と + crypto(9) + をご覧ください)。 + これは、ソフトウェアで実装された暗号アルゴリズムと + ハードウェアで実装された暗号アルゴリズムの両方を、 + カーネルから共通の方法で利用できるインターフェースを提供し、 + ユーザアプリケーションから暗号化ハードウェアへアクセスできるように + するためのものです。 + ハードウェア用デバイスドライバとして、 hifn + ベースのカードに対応した + hifn(4) + ドライバと Broadcom ベースのカードに対応した + ubsec(4) + ドライバが 追加されています。[MFC 済]
+ ++ ddb(4) + に新たなコマンド show pcpu + が追加されました。 これは各 CPU の情報を表示します。
+ +devctl + デバイスが追加されました。 + これにより、ユーザランドプログラムは + いつデバイスがデバイスツリー上で用意されて利用可能になるかを + 知ることができます。 この機能は主に + devd(8) + ユーティリティで利用されます。
+ ++ devfs(5) + の大部分が書き直されました。 これは /dev + ディレクトリ内のエントリを自動的に構築し、 + デバイスの接続をより適応的に行なうことを可能にします。 + devfs(5) + は標準で有効化されていますが、 NODEVFS + カーネルオプションを使うことで無効化できます。 + また、管理者は ``rule'' サブシステムを用いて + 新しいデバイスノードがユーザランドからアクセスできるようになる前に、 + そのデバイスノードの特性を設定することが可能です。 + 静的なノード (たとえば /dev/speaker)、 動的なノード (/dev/bpf* + やリムーバブルデバイスの一部) の両方に対応しています。 + devfs(5) + のマウントは、 + 各マウントごとに異なるルールセットを設定することができます。 + これにより、jail + 環境などに対して異なるポリシを適用することが可能です。 + ルールとルールセットの操作には、 + devfs(8) + ユーティリティを使います。
+ +PCI Xr ベースのカード、ISA Xem Digiboard + カードに対応した digi ドライバが新たに追加されました。 + 新たに追加された + digictl(8) + プログラムは (主に) PC/Xem + のような外部ポートモジュールを持つカードを + 再初期化するためのものです。digi + ドライバの追加にともない、 古い dgm + ドライバは削除されました。
+ ++ eaccess(2) + システムコールが追加されました。 + access(2) + と似ていますが、後者は実権限を使うのに対して、 + 前者は実効権限を使います。
+ +FireWire デバイスへに対する + 初期的な対応が追加されました (詳細は + firewire(4) + をご覧ください)。[MFC 済]
+ +各 + jail(2) + 環境は各々の securelevel で動作することがで + きるようになりました。
+ ++ jail(2) + 用の設定可能な sysctl 変数 が jail.* から security.* へと移動しました。 + 他のセキュリティ関連の sysctl 変数は kern.security.* から security.* へと移動しました。
+ +カーネル環境変数が + kenv(2) + システムコールを使って + 動的に変更することができるようになりました。
+ +labpc(4) ドライバは古くなったため削除されました。
+ +ローダとカーネルリンカは、 KLD + のある各ディレクトリに存在する linker.hints というファイルから + モジュール名およびバージョンと KLD + ファイル名の対応を調べるようになりました。 + 新しく追加されたユーティリティ + kldxref(8) は、 + これらのファイルを生成するために使用します。
+ +Low-Watermark Mandatory Access Control 用 + セキュリティ機構 + lomac(4) + がカーネルモジュールとして 追加されました。 + これは管理者からの追加の設定を必要としない、 従来の UID + ベースのセキュリティ機構に加えて使うことのできる + セキュリティ機構です。 この機能は DARPA と NAI Labs + がスポンサーになっています。
+ +FreeBSD に TrustedBSD の MAC (Mandatory Access + Control, 強制アクセス制御) + フレームワークが追加されました。 + これはシステムのセキュリティポリシの機能性を向上させるもので、 + カーネルのコンパイル時、システム起動時、システム実行中のいつでも + ロード・リンク可能なカーネルモジュールとして実装されています。 + TrustedBSD MAC + はさまざまなイベントに対応するモジュールと、 + ラベル領域のように共通して利用できるセキュリティポリシサービスを提供します。 + 今回のリリースには、固定およびフローティングラベルの Biba + 完全性モデルや区画付きマルチレベルセキュリティ (MLS) + に加え、 + ファイルシステムファイアウォールなどの数多くの改良型 UNIX + セキュリティモデルを実現するためのポリシモジュールのサンプルが + 数多く収録されています。 + この機能は、ローカルおよびベンダの + セキュリティ拡張の開発や保守を容易にするものです。 + この拡張サービスは、カーネルコンフィグファイルに options MAC + を追加することにより有効にできます。
+ +++Note: MAC フレームワークは、 + 今回のリリースにおいて実験的な機能の一つと考えられています。 + デフォルトでは有効にされていません。
+
+ mutex(9) + にプロファイルのためのコードが追加されました。 + これはカーネルコンフィグファイルに MUTEX_PROFILING + を加えることにより有効になり、sysctl 変数 debug.mutex.prof.* + の設定が有効になります。
+ +カーネルオプション P1003_1B + が すでに使われなくなっているために削除されました。
+ +PECOFF (Win32 実行ファイルフォーマット) + に対応しました。
+ ++ random(4) + デバイスが Yarrow + アルゴリズムを使うように書き直されました。 + このアルゴリズムはコンソールデバイス、 イーサネット、PPP + ネットワークインターフェイス、 + 大容量記憶デバイスといった、 + さまざまな割り込み要因からエントロピを収集します。 + random(4) + デバイスから得られるエントロピは + シャットダウン時刻実行時だけでなく、 定期的に /var/db/entropy + に保存されるようになっています。 また /dev/random + のセマンティクスが変更され、 + エントロピが生成する前でブロックするのではなく、 + 疑似乱数データストリームを生成するようになりました。 + これは /dev/urandom + と完全に同じ動作です。
+ +カーネルオプション options + REGRESSION + が新たに追加されました。これは動作検証やレグレションテスト時に有用な + インターフェイスや機能を提供します。
+ +RLIMIT_VMEM + 機能が追加されました。 これは、あるプロセスに対して、 + mmap(2) + 空間を含む、全仮想メモリ空間の大きさに制限を設けるものです。 + 制限は + login.conf(5) + に追加された vmemoryuse + 変数によって設定することができます。 [MFC 済]
+ ++ sendfile(2) + システムコールにおいて、 + 送信ファイルサイズの計算でヘッダサイズを + 正しく含めていなかったというバグが修正されました。[MFC + 済]
+ ++ syscons(4) + ドライバがキーボード操作によるペーストに対応しました。 + 標準では Shift-Insert に設定されています。
+ +USB オーディオデバイス用の uaudio + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +Belkin F5U103 USB-シリアル変換アダプタ + (およびその互換製品) に対応する ubsa + ドライバが追加されました。
+ +USB モデムや USB シリアルデバイスなどを tty + のように見えるようにする + ucom(4) + ドライバが追加されました。 また、 + uftdi(4)、 + uplcom(4)、 + uvscom(4) + ドライバはそれぞれ、FTDI シリアルアダプタ、 Prolific + PL-2303 シリアルアダプタ、SUNTAC Slipper U VS-10U + に対応しています。 [MFC 済]
+ +セキュリティを向上させるため、UCONSOLE + カーネル設定オプションが削除されました。
+ +起動時に ISA + デバイスの有効化・無効化・設定を行なうカーネル設定機能 + UserConfig が削除されました。その機能は /boot/device.hints + にあるカーネルヒントファイルに置き換えられています。
+ +USER_LDT + カーネルオプションが標準設定で有効化されるようになりました。
+ +Handspring Visors を USB + 経由で接続できるようにするための + uvisor(4) + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +VESA S3 + リニアフレームバッファドライバが追加されました。
+ +カーネルのクラッシュダンプ機構が、 + 新しいプラットフォームへの対応、 + コードのロジックの整頓を受けて改良されました。 + この改良の成果の一つとして、 + カーネルダンプのディスク上のフォーマットが変更され、 + バイトオーダ依存性がなくなりました。
+ +極めて大きいスワップ領域 (67 GB 以上) + でも、システムがパニックしなくなりました。
+ +リンカセット (訳注: ELF + カーネル構築時に必要な情報の一つ) + を生成する必要がなくなりました。 必要のなくなった + gensetdefs(8) は削除されています。
+ +カーネル構築時に + config(8) の ENV + 指示子を用いることで、(調整可能な) + カーネル環境変数を設定することができるようになりました。
+ +新しく、idle + 時にページをゼロで初期化する機能が追加されました。 これは + vm.idlezero_enable sysctl + 変数を使って有効化できます。
+ +FreeBSD のカーネルスケジューラに KSEs + (Kernel-Scheduled Entities) 機能が追加されました。 + これは、スケジューラアクティベーションと同様、 1 + つのプロセスから複数のスレッドの実行を可能にするものです。 + 現時点のカーネルは、スレッド対応に必要な変更の多くが施され、 + スケジューラは各プロセスで複数のスレッドをスケジュールすることが + できるのですが、スレッドを複数の CPU + 上で同時に実行することはできません。 詳細は + kse(2) + をご覧ください。
+ +++Note: KSE + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ カーネルは複数の低レベルコンソールデバイスに対応しています。 + 異なったコンソールを操作するには、新しい + conscontrol(8) + ユーティリティを使います。
+ +カーネルメモリアロケータは Solaris + で使われているのと同じように + スラブ(slab)メモリアロケータとなりました。 これは CPU + の数が増えるに従い線形に近い性能を示す SMP 対応の + メモリアロケータです。 + また、メモリフラグメンテーションも少なくなります。
+ +BSD/OS 5.0 由来のコードが組み入れられ SMP + 対応部分が大きく書き直されました。 SMPng (``SMP Next + Generation'') の主な特徴の一つに、 + マルチプロセッサの利用効率を大きく損なうスピンロックを使わずに + カーネル内で複数のプロセスを実行することができる、 + ということがあげられます。 また割り込みハンドラは、 + 割り込みのロックアウトを低減するために + それぞれコンテキストを持つようになりました。
+ +GENERIC カーネルから 80386 + プロセッサ対応が削除されました。 このコードは他の IA32 + プロセッサのパフォーマンスを大きく損なう原因となっているためです。 + 80386 プロセッサに対応するための I386_CPU カーネルオプションを 他の + IA32 プロセッサに対応するためのオプションと + 同時に指定することはできなくなりました。 + これにより実行時のプロセッサタイプチェックが削除され、 + 80386 における性能が多少向上しています。 80386 + 上で動作可能なカスタムカーネルを構築するには、 + カーネルコンフィグレーションファイルに I386_CPU + とだけ書いてあるように変更する必要があります。
+ +FC-PGA2 Pentium III (Tualatin)、 Transmeta + Crusoe、Transmeta Crusoe LongRun + といった、新しいプロセッサの検出コードが追加されました。 + [MFC 済]
+ +いくつかのシステムでは、 BIOS が PCI デバイスの I/O + ポートやメモリを動作可能に設定しないために、 + それらを利用することができないものがあります。 + 起動ローダから変更可能な hw.pci.enable_io_modes sysctl 変数 + (デフォルトは ``有効'' を表す 1 に設定されています) + が設定されている場合、 FreeBSD + はそれらを強制的に有効化し、デバイスを利用できるようにします。
+ +AMD Élan SC520 に対応しました。 + 利用するには、カーネルコンフィグファイルに CPU_ELAN + オプションを追加する必要があります。 [MFC 済]
+ +カーネルオプション CPU_DISABLE_CMPXCHG + が追加されました。 このオプションを有効にすると、 + VMWare 上のクライアント OS + の性能が劇的に向上します。
+ +++Note: このオプションは SMP 機能と共存できません。
+
操作しやすくするため、カーネルとカーネルモジュールは + /boot/kernel + ディレクトリに移動しました。 ブートローダには、 + この変更を可能な限り意識しないで済むような更新がなされています。
+ +ブートローダが UFS1 および UFS2 + ファイルシステムの両方からカーネルをロードできるようになりました。
++ dc(4) + ドライバは、Xircom 3201 と Conexant LANfinity RS7112 + チップベースの NIC に対応しました。
+ ++ el(4) + ドライバがモジュールとしてロードできるようになりました。
+ +DEC ``Tulip'' PCI Fast Ethernet コントローラベースの + LAN Media Corp WAN アダプタに対応した、 lmc + ドライバが追加されました。
+ ++ rp(4) + ドライバがバージョン 3.02 に更新され、 + モジュールとして構築できるようになりました。[MFC + 済]
+ ++ stf(4) + デバイスがクローニングに対応しました。
+ ++ tx(4) + ドライバがマルチキャストフィルタリングに完全対応しました。
+ +ネットワークデバイスが特殊ファイルとして /dev/net 以下に + 自動的に作成されるようになりました。 + これらのデバイスに対しては、(プロトコルやルーティング以外の) + インターフェイスハードウェア ioctl が使用できます。 + また、SIOCGIFCONF ioctl は /dev/network + 特殊ファイルに対して使用することが可能です。
+ +ネットワークスタックに ``ゼロコピー'' + 機能が追加されました。 + これはネットワークスループットにおけるボトルネックの主要因の一つである、 + カーネルとユーザランド間のデータコピーを抑制します。 + 送信側のコードはほぼすべてのネットワークアダプタで動作すると思われますが、 + 受信側のコードは、ネットワークアダプタの MTU が、 + メモリページサイズ 1 つ分の大きさ + (たとえばギガビットイーサネット上の jumbo フレーム) + 以上に設定できる必要があります。 詳細は + zero_copy(9) + をご覧ください。
+IPsec + 実装でハードウェア暗号化アクセラレータに対応した + カーネル + crypto(4) + フレームワークが使えるようになりました。 + 有効にするには、FAST_IPSEC + カーネルオプションを指定します。
+ +++Note: FAST_IPSEC + オプションと IPSEC + オプションを同時に指定することはできません。
+
++Note: 現時点では、FAST_IPSEC オプションは IPv6 + または INET6 + オプションと共存できません。
+
+ gre(4) + ドライバが追加されました。 これは IP パケットを GRE + (RFC 1701) や minimal IP encapsulation for Mobile IP + (RFC 2004) を利用してカプセル化を行います。 [MFC + 済]
+ +ICMP ECHO および TSTAMP + 応答速度に制限が加えられるようになりました。 open + 状態のポート、open + 状態にないポートに対して送信されるパケットに + よって生成される TCP RST + は独立したカウンタを用いて制限されており、 + 各々異なる種類の速度制限キューとして分けられています。
+ +フォワードされたパケットに対して ICMP Source Quench + メッセージを生成しなくなりました。 これは sysctl 変数 + net.inet.ip.sendsourcequench + を使って、従来の動作に戻すことが可能です。
+ +IP マルチキャストが VLAN + デバイス上で動作するようになりました。 また、VLAN + コードにあったいくつかのバグも修正されています。
+ ++ ipfw(4) + が再実装されました。 (新しいバージョンは ``IPFW2'' + と呼ばれています)。 + ipfw(4) は、 + カーネル内で + bpf(4) + 命令に似た可変長ルール表現を使っています。 + ipfw(8) + に、マッチフィールド連結子 or + が新しく追加されていますが、 ( + ipfw(8) + に記載されている) + 外部に見える部分の動作のほとんどは変更されていません。 + [MFC 済]
+ ++ ng_device(4) + netgraph ノードが新たに追加されました。 これは /dev に、 + ネットワークグラフへのエントリポイントとして利用できる + デバイスエントリを作成するものです。
+ ++ gif(4) + で動作する netgraph ノード + ng_gif(4) + および + ng_gif_demux(4) + が新しく追加されました。
+ +IP + の入力処理を行なうコードに入る前のキューに格納された IP + パケットに対応する netgraph ノード + ng_ip_input(4) + が新しく追加されました。
+ +新しい netgraph ノードタイプ + ng_l2tp(4) + が追加されました。 これは RFC 2661 に記載されている + L2TP プロトコルのカプセル化レイヤを実装したものです。 + [MFC 済]
+ +新しく ng_split ノードタイプが追加されました。 + これは一つの双方向パケットフローを + 二つの単方向パケットフローに分割します。
+ +TCP、UDP で使われるエフェメラルポート (ephemeral + port) の範囲が 1024-5000 から 49152-65535 + に変更されました。 + これにより並列に出ていくことのできる接続/ストリームの数が増加します。
+ ++ tcp(4) + プロトコルの再送タイマが net.inet.tcp.rexmit_min と net.inet.tcp.rexmit_slop の、 2 + つの sysctl 変数で操作できるようになりました。 + デフォルトは従来の 1 秒から (Linux + のデフォルト値と同じ) 200 ミリ秒に減らされています。 + これは、対話的な接続における応答遅延の改善や、 + 無線のようにパケットロスのある高速回線における、 + タイムアウトからの復帰時間の短縮をねらったものです。
+ ++ tcp(4) + プロトコルに、 + 送信側のウィンドウのサイズを動的に制限して、 + 帯域を最大化し、ラウンドトリップタイムを最小にするための + 機能が追加されました。この機能は、 sysctl 変数 net.inet.tcp.inflight_enable + を使って有効化することが可能です。[MFC 済]
++ ahd(4) + ドライバが追加されました。 これは Adaptec AIC7901, + AIC7901A, AIC7902 Ultra320 PCI-X SCSI + コントローラチップに対応しています。 [MFC 済]
+ ++ ata(4) ドライバ + (および + burncd(8)) に + DVD+RW メディアへの書き込み機能が追加されました。
+ ++ ata(4) + ドライバが、 CAM レイヤと CAM ドライバ ( + cd(4), + da(4), + st(4), + pass(4)) + を経由して、ATA デバイスを SCSI + デバイスとしてアクセスできるようにする機能に対応しました。 + この機能を有効にするには、 カーネルコンフィグファイルに + device atapicam + を追加する必要があります。 詳細は + atapicam(4) + をご覧ください。
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Sil 0680 と VIA 8233/8235 + コントローラに対応しました。 [MFC 済]
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Acard ATP850, ATP860, ATP865 + コントローラに対応しました。
+ ++ cd(4) + ドライバが、 + acd(4) + ドライバが CDROM + のアクセス速度を設定するのに使用している CDRIOCREADSPEED, CDRIOCWRITESPEED ioctl + に対応しました。
+ ++ targ(4) + ドライバが書き直されました。また、 + ダイレクトアクセスデバイスをエミュレートする新しいユーザモードプログラムが + /usr/share/examples/scsi_target + に追加されました。
+ ++ fdc(4) + フロッピーディスクコントローラドライバに + 多くの機能強化が行なわれました。一般的な設定における密度の選択は + 自動化され、ドライバはさまざまなサブデバイスの密度設定 + に柔軟に対応できるようになりました。
+ ++ geom(4) + ディスク I/O 要求変換フレームワークが追加されました。 + これは、カーネルの上位からのデバイスドライバに対する + I/O 要求に、 + さまざまな操作を加えられるように設計された、 + 拡張可能なフレームワークです。
+ +++Note: GEOM を有効にしたカーネルは + ``互換スライス'' に対応していません。 (i386 と pc98 + のみが対応していた) この機能は、 (たとえば /dev/ad0a のように) ユーザが + MBR スライスを指定していない場合に、 + カーネルが自動的に先頭にある有効な FreeBSD + スライスを探し出して、 + そのディスクパーティションにアクセスすることができるというものです。 + GEOM が有効になっているカーネル (デフォルトで有効) + で MBR スライス中のパーティションを参照するには、 + 完全なパーティション名 (たとえば /dev/ad0s1a) + を指定する必要があります。 + この変更はごく限られたユーザにしか影響をおよぼさないでしょう。
+
GEOM ベースのディスク暗号化モジュール (GEOM Based + Disk Encryption) が追加されました。 + これは、四個の暗号保護層と + 最大で四個設定できる変更可能なパスフレーズを利用して、 + ``非動作中のディスク (cold disk)'' + に対するアクセスを排除します。 より詳細な情報は + gbde(4) + のマニュアルページをご覧ください。 + このモジュールの操作および管理用に、 + gbde(8) + ユーザランドユーティリティが提供されています。 + この機能はデフォルトでは有効にされていません。利用するには + カーネルコンフィグファイルに options GEOM_BDE + を追加してください。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ isp(4) + ドライバはファイバチャネルのトポロジ変更を + 積極的に検出するように変更されました。
+ ++ isp(4) + ドライバが Qlogic SCSI + カードのターゲットモードに対応しました。 これには + Ultra2、Ultra3、デュアルバスカードが含まれます。
+ ++ matcd(4) + ドライバは、 + ライセンス上の問題でソースが修正できないため、削除されました。 + 現在この問題に取り組んでおり、FreeBSD + の将来のリリースで + 再度このドライバが登場するかも知れません。 [MFC 済]
+ +メモリディスクデバイス + md(4) に + vn(4) + の機能が統合されました。 + md(4) + デバイスは + mdconfig(8) + で設定できるようになり、 + vn(4) + は削除されています。 また、メモリファイルシステム (MFS) + も削除されました。
+ +mpt ドライバが新しく追加されました。 これは、LSI + Logic Fusion/MP アーキテクチャ + ファイバチャネルコントローラに対応しています。[MFC + 済]
+ ++ pst(4) + ドライバが新しく追加されました。 これは Promise + SuperTrak ATA RAID コントローラに対応しています。 [MFC + 済]
+ +NetBSD 由来の RAIDframe + ディスクドライバが統合されました。 + このドライバは、ソフトウェアによる RAID 0, 1, 4, 5 + 機能や、 (訳注: 循環スペア RAID 5 + やインターリーブデクラスタリングなどの) その他の RAID + 機能を提供します。 詳細は + raid(4) + ドライバのマニュアルページをご覧ください。 + raidctl(8) + ユーティリティは + ディスクアレイの設定や設定解除に利用されます。 + この機能はデフォルトでは無効にされており、 + 有効にするにはカーネルコンフィグファイルに device raidframe + を追加する必要があります。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ sa(4) + エラー処理にあったいくつかの問題点が修正されました。 + これには ``テープドライブが + mt(1) stat に追随せずにまわってしまう'' + という問題も含まれています。
+ +SCSI_DELAY + 設定パラメータが、 kern.cam.scsi_delay sysctl + 変数を利用して + 起動時および実行時に変更できるようになりました。
+ +Tekram TRM-S1040 SCSI チップセットが搭載された SCSI + アダプタに対応する trm ドライバが追加されました。 [MFC + 済]
+FreeBSD カーネルが新たに名前付き拡張属性 (named + extended attributes) に対応しました。 + これはカーネルおよび高い権限を持つユーザランドプロセスが、 + ファイルとディレクトリに + 属性情報をタグ付けすることを可能にするものです。 + 拡張属性は TrustedBSD + プロジェクトに対応するために追加されたもので、 特に + ACL、ケーパビリティ情報、必須アクセス制御ラベルが含まれています + (詳細は /usr/src/sys/ufs/ufs/README.extattr + 参照)。
+ +FFS + にファイルシステムのスナップショット機能が追加されました。 + 詳細は /usr/src/sys/ufs/ffs/README.snapshot + にあります。
+ ++ statfs(2) + および + df(1) は Soft + Updates 利用時に commit + されて解放されたファイルとブロック数を記録するようになりました。
+ ++ kernfs(5) + は廃止され、削除されました。
+ +クライアント側における NFS + ロックが実装されました。
+ +カーネル内で複雑に混ざりあっていた NFS のコードが、 + 保守と将来的な開発を容易にするためにクライアント側と + サーバ側に分離されました。
+ +ファイルシステムにアクセス制御リスト (ACLs) + が導入されました。 ACL + はファイルやディレクトリに対して、 + より粒度の細かく自由度の高いアクセス制御を可能にするもので、 + TrustedBSD プロジェクトから統合されたものです。 詳細は + /usr/src/sys/ufs/ufs/README.acls + をご覧ください。
+ +一貫性を維持するため、 + fdesc、fifo、null、msdos、portal、umap、union + の各ファイルシステムはそれぞれ + fdescfs、fifofs、msdosfs、nullfs、portalfs、umapfs、 + unionfs という名前に変更され、 モジュールや mount_* + プログラムなども名前が変更されました。 また、 + fstab(5) + 内にある msdos + ファイルシステムのエントリが変更なしに動作できるよう、 + 互換性を維持するための ``措置'' が + mount(8) + に加えられています。
+ +疑似ファイルシステム pseudofs + が新たに追加されました。 + linprocfs(5) と + + procfs(5) は + pseudofs を利用するように変更されています。
+ +/etc/fstab に記されている + ネットワークファイルシステム (NFS や smbfs + ファイルシステム など) + がスタートアップの初期化時にきちんとマウントされる + ようになりました。 + これらのマウントはネットワークが初期化された後まで遅延 + されます。
+ +UDF (Universal Disk Format) + の読みとりに対応しました。 UDF + はパケットライトで書かれた CD-RW やほとんどの DVD-Video + ディスク製品で使われています。 UDF + のディスクをマウントするには + mount_udf(8) + コマンドを使います。
+ +UFS2 + ファイルシステム対応の基本部分が追加されました。 UFS2 + の主な新機能は次のとおりです。
+ +64-bit プロックポインタに対応するため、 inode が + 256 バイトに拡張。
+ファイルの作成時刻のフィールドの追加。
+ネイティブな拡張属性の実装。 これにより、1 つの + inode に格納できる属性領域のサイズの最大が、 + ファイルシステムのブロックサイズの 2 + 倍まで拡張されています。 + この領域はアクセス制御リスト (ACL) と MAC + ラベルでの利用を目的としていますが、 + システムの拡張やユーザアプリケーションで + 利用することもできます。
+この節で説明している新機能に対応するため、 UFS1 + スーパブロックのフォーマットが少し変更されました。 + この変更は、FreeBSD 4.7-RELEASE より古いシステムから、 + FreeBSD 5.0-RELEASE かそれ以降のシステムで作成した + ローカルの UFS1 ファイルシステムを + mount(8) + もしくは + fsck(8) + しようとした場合に、互換性の問題を生じるかもしれません。 + FreeBSD 4.7-RELEASE とそれ以降のシステムとは、 + 完全な互換性があります。これは通常、 複数のバージョンの + FreeBSD + をインストールしたデュアルブートマシンで問題となります。
+NEWCARD が暫定的に Cardbus に対応しました。 + このコードは 32 ビットと 16 + ビット両方のカードに対応し、 すべての CardBus + ブリッジに加え、TI-1030 PCMCIA-PCI + ブリッジに対応しています。 その他の PCMCIA-PCI + ブリッジ、ISA ブリッジにはまだ対応していません。
+ +NEWCARD が GENERIC + カーネルのデフォルトの PCCARD/CardBus + システムになりました。
+VT8233 オーディオコントローラのドライバが、 + すべてのリビジョンのハードウェアに対応しました。 + このドライバは、カーネルコンフィグファイルに device pcm を追加するか、 /boot/loader.conf に snd_via8233="YES" と追加することで + 起動時にロードすることが可能です。 このドライバは、VIA + から提供された資料を用いて開発されました。 [MFC 済]
+ ++ ハードウェア音量制御機能を持つサウンドカード用の新しい + API が追加されました。
+ +ich サウンドドライバに、 ich4 + オーディオ対応の基本部分が追加されました。[MFC 済]
+ +DRI (Direct Rendering Infrastructure) + 用ドライバが追加されました。 このドライバは XFree86 に 3D + アクセラレーション機能を提供します。 + 対応するビデオカードは 3Dlabs Oxygen GMX 2000 + (gammadrm)、 AGP Matrox G200/G400/G450/G550 (mgadrm)、 + 3dfx Voodoo 3/4/5/Banshee (tdfxdrm)、 AGI ATI Rage 128 + (r128drm)、 AGP ATI Radeon (radeondrm) です。
+ブートローダで使用されている Forth Inspired Command + Language (FICL) が + バージョン 3.02 に更新されました。
+ +自動設定および電源管理の規格で業界標準となっている + ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) + に新しく対応しました。 ACPI の機能は Intel ACPI Component + Architecture プロジェクトから提供されているもので、 + ACPI CA 20021118 スナップショットに更新されています。 + 旧来の APM 標準を用いるアプリケーション向けの後方互換性 + も提供されました。
+ + + +isdn4bsd が バージョン + 1.0.2 に更新されました。
+ +isdn4bsd が Q.931 + のサブアドレッシングに対応しました。
+不正な NFS パケットによって悪用される可能性がある、 + tcpdump(1) + のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:29 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +高い権限を放棄したプロセスに対して、 + ktrace(1) + を使った追跡 (trace) 操作ができないようになりました。 + これにより、そのプロセスが権限を放棄する前に得たセキュリティ上重要な + 情報の漏洩を防ぐことができます。この問題の詳細は、 + セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:30 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +任意のファイルの許可属性を変更するのに使用可能な、 + pppd(8) + にあった競合状態が修正されました。 詳細はセキュリティ勧告 + FreeBSD-SA-02:32 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ベースシステムの OpenSSL + が新しいバージョンにアップグレードされ、 OpenSSL + に存在していた複数のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:33 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +XDR + デコーダにあったヒープバッファオーバフローが修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:34 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ローカルユーザが FFS + ファイルシステム上の任意のブロックを読み書きできるというバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:35 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +NFS サーバのコードに含まれていた、 + リモートからのサービス妨害攻撃を可能にするバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:36 をご覧ください。[MFC + 済]
+ ++ kqueue(2) + 機構を使うことで、 + ローカルユーザがシステムパニックを引き起こすことができる可能性のあるバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:37 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +カーネルメモリの大きな部分を返してしまうという、 + いくつかのシステムコールにあった境界チェックのバグが修正されました。 + この問題の詳細は、 FreeBSD-SA-02:38 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +libkvm + を使っているアプリケーションから + セキュリティ上重要な記述子が漏洩する可能性があるバグが修正されました + この問題の詳細は FreeBSD-SA-02:39 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +kadmind(8) および k5admin + にあったバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:40 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ smrsh(8) + にあった、 + 実行可能なプログラムの制限をユーザから無効にすることができるという + プログラム上の誤りが修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:41 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +DNS リゾルバ ( + resolver(3)) + にあった、 + アプリケーションを動作不能にする可能性のあるバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:42 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +BIND + における複数のセキュリティ上の弱点が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:43 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ fpathconf(2) + システムコールにあった、 + ローカルユーザからシステムをクラッシュさせたり、 + 高い権限を不正に取得するために利用可能な、 + ファイル記述子の漏洩問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:44 をご覧ください。 [MFC + 済]
+コンパイラツールチェーンから、 + a.out(5) + 形式の実行ファイルを作成する機能が削除されました。
+ ++ adduser(8) および + + rmuser(8) が、 + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ arp(8) は FDDI や + ATM インターフェイスに対して [fddi] や [atm] + タグを表示するようになりました。
+ +FORTRAN キャリッジ制御文字を解釈する + asa(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ at(1) + に新しく、リモートジョブを削除する -r と、時間を POSIX + 時間フォーマットで指定するための -t オプションに対応しました。
+ ++ at(1) に + ジョブを削除する -r オプションと + POSIX 時刻フォーマットで時間を指定する -t オプションが 追加されました。
+ +システムの + awk(1) が BWK awk になりました。
+ ++ basename(1) に + -a フラグと -s + フラグが追加され、複数のファイルに対して + basename(3) + 関数を実行できるようになりました。
+ ++ biff(1) + に、新しい引数 b + が追加されました。 これは、新しいメール到着時の + ``ベル通知'' を有効にします (biff + y のように、端末には表示されません)。 [MFC 済]
+ ++ biff(1) が + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (biff n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末へ通知を切替えることができます。
+ ++ burncd(8) + が新しくディスクアトワンス (Disk At Once; DAO) + モードに対応しました。 オプション -d + でこのモードを選ぶことが可能です。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) は VCD + や SVCD に書き込めるように なりました。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) が、 + -s オプションの値に max を指定すると、 + そのドライブの最大書き込み速度を設定するようになりました。 + [MFC 済]
+ ++ bzgrep(1)、 + bzegrep(1)、 + bzfgrep(1) + が追加され、 + bzip2(1) + で圧縮されたファイルを + grep(1) + することができるようになりました。
+ ++ calendar(1) + に新しく、 週末を特別扱いせず -A + と同じ機能を実現する -W + オプションと、 ``金曜日'' (訳注:「週末」の前日を表す曜日) + を変更する -F + オプションが追加されました。
+ ++ catman(1) が Perl + スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ cdcontrol(1) が + CDROM ドライブの最大速度を設定する speed コマンドに対応しました (速度に + max と指定することで、 + ドライブの最大速度と同じ値に設定することも可能)。 [MFC + 済]
+ +libc に、FreeBSD + ベースシステムのユーティリティが FreeBSD 4 互換モードと + ``規格準拠'' モード (デフォルト) の + どちらで動作するのかを指定するライブラリ関数 + check_utility_compat(3) + が追加されました。 設定は + malloc(3) + と同様、 環境変数かシンボリックリンクで行ないます。
+ ++ chflags(1) が /usr/bin から /bin に移動しました。
+ ++ chmod(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはシンボリックリンクの許可属性の変更に対応するものです。
+ ++ chmod(1) に -v オプションが複数回指定した場合、 + ファイルのモードを変更するときに、 + 新旧のモードを表示するようになりました。
+ ++ chown(8) + におけるユーザとグループの区切り文字に . を使うことができなくなりました。 + これは . + 文字を含むユーザ名に対応するためです。
+ +<sys/param.h> を + include する場合、 CSMG_* + マクロを使う必要がなくなりました。
+ +FreeBSD 4-STABLE との互換性を提供する compat4x + 配布物が追加されました。
+ ++ cp(1) に + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ +コンテキストを判断してファイルの分割を行なう + csplit(1) + ユーティリティが新たに追加されました。
+ ++ ctags(1) + がデフォルトで typedef, struct, union, enum + 宣言のタグを生成するようになりました (デフォルトで -t オプションが追加されます)。 + 新しく追加された -T + オプションを利用すると、 従来どおりの動作になります。
+ ++ daemon(3) + へのコマンドラインインターフェイスを提供する + daemon(8) + プログラムが新しく追加されました。 + daemon(8) + は自身を制御端末から切り離し、 + コマンドラインで指定されたプログラムを実行します。 + これは任意のプログラムをデーモンとして実行させることを可能にします。 + [MFC 済]
+ ++ devd(8) + ユーティリティが追加されました。 + これは、デバイスがデバイスツリー上に現われ利用可能になった際に + 任意のコマンドを実行することのできるユーザランドデーモンです。 + このプログラムは + pccardd(8) + のいくつかの機能の汎用化したものです。
+ +++Note: + devd(8) + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ devinfo(8) + というデバイスツリーとリソース使用状況を + 表示する簡単なツールが追加されました。
+ +diskpart(8) は廃止され、削除されました。
+ ++ dump(8) + に、使用中の UFS および UFS2 ファイルシステムを + 安全にダンプする -L + オプションが追加されました。 + 一貫性のあるダンプイメージを取得するため、 + dump(8) + はファイルシステムのスナップショットを作成し、 + そのスナップショットに対してダンプを実行します。 + ダンプの作成が完了すると、スナップショットは削除されます。
+ ++ dump(8) + にダンプサイズの予測を出力し終了するだけの -S オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ expr(1) が + POSIX.2-1992 (および POSIX.1-2001) 準拠しました。 + ただし、いくつかのプログラムは + expr(1) + の古い歴史的な動作に依存しており、 + 引数をコマンドラインオプションと誤って解釈しないようにするための + 指定を適切に行ないません (大きなものに、GNU + プログラムの多くが使っている + devel/libtool の + port/package があります)。 + check_utility_compat(3) + で説明されている互換モードを有効にすると、 + expr(1) + を従来と同じ動作にすることが可能です。
+ ++ fbtab(5) + はターゲットデバイスとして、特定のデバイスや + ディレクトリだけではなく、グロブマッチングパターンも受け付ける + ようになりました。
+ ++ fdisk(8) は、 + コマンドラインに何も指定されていなければデバイスを検索せずに、 + ルートデバイスからデフォルトデバイス名を解決するようになりました。
+ +フロッピーディスクからデータを読み出すためのプログラム + + fdread(1) + が新たに追加されました。 これは + fdwrite(1) + と対になるもので、 + 異常のあるメディアからデータを取り出す手段を提供し、 + 複雑な手順で + dd(1) + を実行しなくて済むようにする目的で設計されています。
+ ++ finger(1) が .pubkey + ファイルに対応しました。[MFC 済]
+ ++ finger(1) に、 + GECOS 情報の表示をユーザのフルネームのみに制限する -g フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ finger(1) + に、リモートの問い合わせに使うアドレスファミリを指定する + -4 フラグと -6 フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ fold(1) に、 + 指定バイト位置で改行する -b + フラグ、 単語境界で改行する -s + フラグが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ fsck(8) が、 + フォアグラウンドチェック (-F) + およびバックグラウンドチェック (-B) に対応しました。 + fsck(8) + は従来、ファイルシステムをマウントする前に実行され、 + 実行終了時点でチェックがすべて完了していましたが、 + バックグラウンドチェックが利用できる場合、 + fsck(8) は 2 + 回実行されます。 最初の実行は従来と同様の時点、 + つまりファイルシステムがマウントされる前に、 + バックグラウンドチェックが不可能なすべてのファイルシステムに対して + -F + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + そしてもう一度、システムがマルチユーザモードに移行してから + バックグラウンドチェックが可能なすべてのファイルシステムに対して + -B + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + バックグラウンドチェックはフォアグラウンドチェックと + 異なり非同期で実行されるため、 + チェック中に他のシステム動作も並行して処理することが可能です。 + この機能を起動時に有効化するかどうかは、 + rc.conf(5) の background_fsck + オプションで制御できます。
+ ++ fsck_ffs(8) + が、-B + オプションでマウントされている FFS + ファイルシステムに対する、 + バックグラウンドでのファイルシステムチェックに対応しました + (これらのファイルシステムで Soft Updates + 機能が有効化されている必要があります)。 また -F オプションフラグは、 + 指定されたファイルシステムをフォアグラウンドで + チェックする必要があるかどうかを指定します。
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -m + オプションが追加されました。 + これは、ファイルシステム上の許可属性に従い、 + ゲストユーザも既存のファイルを変更できるようにするものです。 + これは特に、ゲストユーザがアップロードする際の途中再送 + (resume) を可能にします。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -M + オプションが追加されました。 + これは、ゲストユーザがディレクトリを作成できないようにします。 + [MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に新しいオプション -o および -O が追加されました。 -o はすべてのユーザ、 -O はゲストユーザに対して RETR コマンドを無効化します。 これと + -A オプション、 + および適切なファイル許可属性を組み合わせることで、 + 比較的安全なアップロード用 anonymous FTP + サーバを構築することが可能です。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -W + オプションが追加されました。 これは、FTP セションのログを + + wtmp(5) + に記録しないようにします。 [MFC 済]
+ +FireWire サブシステムをユーザから操作・制御するための + + fwcontrol(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ getconf(1) + ユーティリティが追加されました。 これは POSIX、X/Open + パスの値、 あるいはシステム設定変数の値を出力します。 + [MFC 済]
+ +gifconfig(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + tunnel と deletetunnel + コマンドに統合されました。
+ ++ gprof(1) + に現在動作しているカーネルから動的にシンボル + 参照を解決するための -K + オプションが追加 されました。 この変更により、KLD + モジュールが適切にコンパイルされていれば、 + プロファイルすることができるようになりました。
+ ++ 単にエミュレーションカーネルモジュールをロードするだけの機能を持つ + ibcs2(8)、 linux(8)、osf1(8);、svr4(8) + スクリプトが削除されました。現在のカーネルモジュールシステムは、 + それらを必要に応じて自動的に、依存関係を満たすようロードします。
+ ++ ifconfig(8) + に、インターフェイスを プロミスキャス (promiscuous) + モードにする機能が追加されました。 + これは、新しく追加された promisc + フラグを使います。 [MFC 済]
+ ++ ifconfig(8) + に、パケットの送出を遮断する monitor フラグが追加されました。 + この機能は、他ネットワークへ影響をおよぼさずに、 + そのネットワークのトラフィックを監視するのに役立ちます。
+ +デフォルトでは、 + inetd(8) + は起動時に + rc(8) + から起動しなくなりました。 しかし、 + sysinstall(8) + を使ったバイナリインストールの際には、 + inetd(8) + を有効にするかどうかの選択ができるようになっています。 + また、 + inetd(8) は /etc/rc.conf + に次の行を加えることでも有効にすることが可能です。
++ inetd_enable="YES" ++ +
+ inetd(8) + に、同一の IP アドレスからの同時アクセス数の最大値を + 各サービスに対して設定する機能が追加されました。[MFC + 済]
+ ++ ipfw(8) + フィルタルールは、IPv4 precedence フィールド + の値にマッチできるようになりました。
+ ++ kbdmap(1) と + vidfont(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ kenv(1) + がカーネル環境変数の設定・削除に対応しました。
+ +kget(8) ユーティリティが削除されました (これは + UserConfig 専用のユーティリティであり、 FreeBSD + 5.0-RELEASE には UserConfig がありません)。
+ ++ killall(1) + が、-z + フラグが指定されない場合にゾンビプロセスを kill + しようとしなくなりました。
+ +ユーザランドから ktr トレースバッファをダンプする + ktrdump(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ ldd(1) + に、各ロードされたオブジェクトが必要とする + すべてのオブジェクトのリストを表示する -a フラグが追加されました。
+ +libc + が標準でスレッドセーフになりました。 libc_r + にはスレッド関数のみが含まれています。
+ +libstand は UFS + ファイルシステム中 + のファイルの中身を上書きすることができるようになりました + (ファイルシステムが dirty もしくは inconsistent + かもしれない + ので、ファイルを大きくしたり削ったりすることはできません)。
+ +libgmp が libmp で置き換えられました。
+ +libposix1e の関数が libc に統合されました。
+ ++ lock(1) + に、現在使用している端末がロックされている時に VTY + の切替えを無効にする -v + フラグが追加されました。 + これにより、ひとつの端末からコンソール全体を + ロックすることができるようになります。[MFC 済]
+ ++ lpc(8) + に改良が加えられました。 lpc + clean は多少安全な動作をするように変更され、 + 新しく導入された lpc tclean + コマンドにより、 lpc clean + コマンドで削除されるファイルをチェックすることができます。 + lpc topq が再実装され、 + 移動するジョブを (ジョブ番号の範囲やホスト名などを使って) + より柔軟に指定できるようになりました。 + また、印刷キューの最後にジョブを移動する lpc bottomq コマンドと、 + プリンタの状態メッセージを設定できる lpc setstatus + コマンドが追加されました。[MFC 済]
+ +The + ls(1) + にリストを一行で表示する -m + フラグ、 ディレクトリ名の後ろに / を付加する -p フラグ、 + ファイル名を行方向にソートして表示する -x フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ makewhatis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ +``catpage'' (繰り返し表示されるためにあらかじめ + フォーマットされキャッシュされたマニュアルページ) + の生成に 関連する弱点を減らすために、 + man(1) は man に SUID された状態で + インストールされなくなりました。 その結果、 + man(1) + は一般ユーザの代わりにシステムの catpage + を作成することはできなくなりました。 ユーザが catpage + を保持しているディレクトリに対して書き込み権限 + を持っている場合 (例えばユーザ自身の manpage) や、 + 実行しているユーザが root + の場合には、 catpage を作成することができます。
+ +新しいコマンド + mdmfs(8) + が追加されました。 これは + mdconfig(8) + コマンド、 + disklabel(8) + コマンド、 + newfs(8) + コマンド、 + mount(8) + コマンドに関連するラッパで、 廃止された + mount_mfs(8) + コマンドのオプションが利用できます。
+ ++ mesg(1) が SUSv3 + に適合しました。 他のものと同様に、 + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (mesg n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末への書き込みアクセスを制御することができます。
+ ++ mountd(8) と + nfsd(8) が /sbin から /usr/sbin に移動しました。
+ ++ mv(1) に、 + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ ++ 最近のハードディスクでは有効に働かない古い機能の多くが、 + + newfs(8) + から削除されました。 -O、-d、 -k、-l、-n、 -p、-r、-t、 および -x フラグがそれに該当します。
+ ++ newfs(8) に UFS1 + ファイルシステム、UFS2 ファイルシステムの作成を選択する + -O フラグが追加されました。
+ +現在のグループを新しいグループに切り替える + newgrp(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ newsyslog(8) + がデフォルトで ログファイルの圧縮に + bzip2(1) + を使うようになりました (/etc/newsyslog.conf には、 + gzip(1) + を利用する従来の動作を指定することも可能です)。
+ ++ 次回の起動で使用するカーネルと起動フラグを指定するための + + nextboot(8) + ユーティリティが追加されました。この機能は FreeBSD 2.2 + に初めて登場していたものです。
+ +NFS が IPv6 + に対応しました。
+ ++ nice(1) + に、実行するユーティリティの ``nice 値'' を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +nsswitch 機能が NetBSD + からマージされました。 + nsswitch.conf(5) + ファイルを作成することで、 + passwd(5) や + group(5) + といったさまざまなデータベースを、 + 通常のテキストファイル、NIS、Hesiod + を経由して検索するように FreeBSD + を設定することが可能です。 /etc/nsswitch.conf + ファイルが存在しない場合は、 システム起動時に /etc/hosts.conf + から自動生成されます。また、古いバイナリでは /etc/hosts.conf + が使われる可能性があるので、 + このファイルが存在しない場合はシステム起動時に /etc/nsswitch.conf + を使って自動生成されます。
+ ++ od(1) に、 + 入力アドレスの起点を指定する -A + オプション、 ダンプするバイト数を指定する -N オプション、 + ダンプを何バイトスキップするか指定する -j オプション、 符号付きの 10 + 進数で出力する -s オプション、 + 出力形式を指定する -t + オプションが追加されました。 [MFC 済]
+ +PAM + のアカウント管理、セション管理に対応しました。
+ +PAM の設定は 単一のファイル + /etc/pam.conf ファイル + ではなく、/etc/pam.d/ 内の + ファイルで行われるようになりました。 /etc/pam.d/README + に詳細があります。
+ +エコーサービスを提供する + pam_echo(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ pam_exec(8) + モジュールが追加されました。 + これはプログラムの実行サービスを提供します。
+ ++ pam_ftp(8) + モジュールが追加されました。 これは anonymous FTP + ユーザの認証を可能にするものです。
+ ++ ftpusers(5) + ファイルをチェックする + pam_ftpusers(8) + モジュールが追加されました。
+ +Kerberos 5 認証と + su(1) に対して + $HOME/.k5login を使った認可 + (authorization) を行なう + pam_ksu(8) + モジュールが追加されました。
+ +ログインセションを + utmp(5)、 + wtmp(5)、 + lastlog(5) + データベースに記録する + pam_lastlog(8) + モジュールが追加されました。
+ +/etc/login.access + をチェックする + pam_login_access(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ nologin(5) + を利用してログインを拒否する + pam_nologin(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ opie(4) + を使った認証制御を可能にする + pam_opie(8)、 + pam_opieaccess(8) + モジュールが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ パスワードの変更の際に入力されたパスワードの品質をチェックする + + pam_passwdqc(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ rhosts(5) + 認証に対応した + pam_rhosts(8) + モジュールが追加されました。
+ +スーパーユーザのみが認証に利用できる + pam_rootok(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ ttys(5) + に書かれている TTY の ``security'' を チェックする + pam_securetty(8) + モジュールが追加されました。
+ +ユーザの自己認証を可能にする + pam_self(8) + モジュールが追加されました。
+ +あるグループ (デフォルトは wheel) に + 所属しているかどうかでの認証を可能にする + pam_wheel(8) + モジュールが追加されました。
+ +パス名の妥当性や他の POSIX + システムとの移植性をチェックする + pathchk(1) + ユーティリティが追加されました。[MFC 済]
+ ++ ping(8) + に、応答を一回受け取った後に終了する -o フラグが追加されました。
+ +prefix(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + eui64 + コマンドに統合されました。
+ ++ pselect(3) + ライブラリ関数 (POSIX.1 で導入された + select(2) + を若干強力にしたもの) が追加されました。
+ ++ pwd(1) + に、論理カレントディレクトリを表示する -L フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ quota(1) に NFS + ファイルシステムのクォータチェックを抑制する -l フラグが追加されました。
+ ++ rand(3) + の疑似乱数生成器実装に対して、 + 結果の乱雑さをより向上させるための改良が加えられました。
+ ++ rcmd(3) + はリモート実行のために + rsh(1) の代わりに + 実行するプログラムを RSH + 環境変数で 指定できるようになりました。 そのため、 + dump(8) + のようなプログラムも通信手段として + ssh(1) + を使うことができるようになりました。
+ ++ rdist(1) + がベースシステムから削除され、 FreeBSD Ports Collection + の + net/44bsd-rdist + として用意されるようになりました。
+ ++ renice(8) + コマンドに、 プロセスの優先度に対する増分を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ portmap(8) が + rpcbind(8) + に置き換えられました。
+ ++ rpcgen(1) は、 + /usr/libexec/cpp ではなく + (NetBSD のように) /usr/bin/cpp + を使うようになりました。
+ +NetBSD 由来の + rpc.lockd(8) + が統合されました。 このデーモンは クライアント側の NFS + ロックを提供するためのものです。
+ ++ rtld(1) は LD_TRACE_LOADED_OBJECTS_ALL + 環境変数が定義されていた場合、ロードされる各オブジェクトの + 名前を表示するようになりました。
+ ++ sed(1) + に、指定ファイルそのものを編集する -i オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +ファイルシステムの Access Control Lists + を管理するコマンド + setfacl(1) および + + getfacl(1) + が追加されました。
+ +他のビルトインコマンドと比べてそれほど価値があるとは + 思えないため、 + sh(1) はもはや + printf + をビルトインコマンドとして実装しません + (もちろんこの機能は + printf(1) + 外部コマンドとして 利用可能です)。
+ ++ sh(1) + に、出力のリダイレクトで既存の通常ファイルを + 上書きする操作を禁止する -C + オプションと、 + 未定義の変数を展開しようとした時にエラーを発生させる -u オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の cd コマンドに、 論理モードを指定する + -L フラグと 物理モードを指定する + -P + フラグがそれぞれ追加されました。 + デフォルトは論理モードです。 このデフォルトは、physical という + sh(1) + オプションで 変更できます。[MFC 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の jobs コマンドに、 PID のみを表示する + -s フラグと 出力に PID を含める + -l フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ sh(1) + にシェルの行編集機能のキーバインドを変更する bind + 内蔵コマンドが追加されました。
+ ++ sh(1) 内蔵の export および readonly コマンドに、 ``portable'' + フォーマットで出力する -p + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ sh(1) は command & && + command, && command, や || command. + のような構文を 拒否するようになりました。[MFC 済]
+ ++ spkrtest(8) が + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ split(1) + に、分割ファイルの接尾子に使用する文字数を指定する -a オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +<sys/select.h> を + SUSv2/POSIX 規格に適合させるため、 struct selinfo および関連する関数が + <sys/selinfo.h> + に移動しました。
+ ++ su(1) が認証に PAM を使うようになりました。
+ ++ sysctl(8) に + 変数の説明を出力する -d + フラグが追加されました。
+ ++ sysinstall(8) + に新しいダイアログ表示関数が導入され、 + より直観的なものになりました。 [MFC 済]
+ ++ sysinstall(8) + のデフォルトのルートパーティションのサイズが、 i386 版と + pc98 版が 100MB、Alpha 版が 120MB + にそれぞれ変更されました。
+ +インストール手順を単純化するため、 + sysinstall(8) が + /usr/sbin に移動しました。 + sysinstall(8) + のマニュアルページも、 + 他のユーティリティと同様の方法でインストールされるようになっています。
+ ++ sysinstall(8) + は新規インストールの際にデフォルトで + procfs(5) + をマウントしなくなりました。 + この変更はセキュリティの向上をねらったものですが、 + procfs(5) + を手動で、あるいは + fstab(5) + ファイルに指定することでマウントすることは可能です。
+ +端末のタブストップを設定する + tabs(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ termcap(5) + データベースは、 XFree86 + 由来の xterm + 端末タイプを使うようになりました。 これにより + xterm(1) + はデフォルトでカラー表示が可能になり、 環境変数 TERM に xterm-color + を設定するという回避策はもう必要なくなりました。 xterm-color + 端末タイプを利用していると、 アプリケーションから + (害はありませんが) 警告が出るかも知れません。
+ ++ tftpd(8) が RFC + 2349 (TFTP Timeout Interval and Transfer Size Options) + に対応しました。 この機能は (HP i2000 Itanium + サーバが採用している) EFI + ブートマネージャのようなファームウェアが TFTP + を使ってイメージから起動するために必要となるものです。
+ +Transport Independent RPC (TI-RPC) が統合されました。
+ ++ tip(1) が OpenBSD + 由来のものに更新されました。 + cu(1) + の代用品として動作することができます。
+ ++ top(1) が、 tty + の持つ最大の表示幅を利用するようになりました。
+ ++ touch(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはコマンドの作用をシンボリックリンクのリンク先ではなく、 + リンクそのものに対して行なうことを指定するものです。
+ ++ tr(1) + が、一部の等価クラス (equivalence class, + 対応しているロケールのみ) に対応しました。 [MFC 済]
+ ++ tr(1) + に第一引数で指定された文字の補集合を表す -C フラグが追加されました。
+ ++ tunefs(8) に、UFS + ファイルシステムの FS_ACLS + 管理フラグおよび FS_MULTILABEL + 管理フラグの有効化・無効化を指定する -a フラグと -l + フラグがそれぞれ追加されました。
+ ++ ipfw(8) + と類似した + ugidfw(8) + ユーティリティが追加されました。 これは mac_bsdextended MAC (Mandatory + Access Control) + ポリシのルールセットを管理するためのものです。
+ ++ cu(1) と + rmail(8) + を除いて、 UUCP は + ベースシステムから削除されました。 現在は Ports + Collection の + net/freebsd-uucp + にあります。
+ ++ unexpand(1) に、 + + expand(1) + と同じようにタブ位置を指定する -t + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ ++ usbdevs(8) + に、各デバイスに対応するデバイスドライバ を表示する -d フラグが追加されました。
+ ++ uuencode(1) と + uudecode(1) の + base64 変換機能が、 それぞれ + b64encode(1) と + + b64decode(1) + という名前で実行することで自動的に有効になるようになりました。 + (訳注: + b64encode(1) は + + uuencode(1) の、 + + b64decode(1) は + + uudecode(1) + のハードリンクです)。 [MFC 済]
+ ++ uuidgen(1) + ユーティリティが追加されました。 これは新しく導入された + + uuidgen(2) + システムコールを利用して OSF/DCE 1.1 version 1 UUID + と互換性のある Universally Unique Identifier を一つ + (ないしそれ以上) 生成します。
+ ++ vidcontrol(1) + に、VTY の切替えを無効にする -S + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ vinum(8) + のストライプサイズの既定値が 256KB から 279KB + に変更されました。 + これは各ストライプに対してスーパブロックを均等に割り振るためです。
+ ++ wc(1) + がバイトではなく文字をカウントする -m フラグに対応しました。
+ ++ whereis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。 + locate(1) + の起動を抑制する -x フラグ、 + 出力行の先頭に現れるクエリ名の表示を抑制する -q フラグが追加されました。
+ ++ whereis(1) に、 + 検索対象のファイルタイプに一致する最初のものだけでなく、 + マッチするものすべてを表示する -a + フラグが追加されました。
+ +Perl スクリプトだった + which(1) が C + プログラムに変更されました。
+ ++ who(1) + に数多くのオプションが追加されました。 -H はカラムヘッダを出力し、 -T は + mesg(1) + の設定を表示します。 -m は am i と等価であり、 -u はアイドル時間の表示、 -q はログイン名を列で表示します。[MFC + 済]
+ ++ wicontrol(8) に + hostap + モードのステーションの一覧を表示する -l フラグと + 利用可能なアクセスポイントの一覧を表示する -L フラグが追加されました。
+ ++ wicontrol(8) now + supports a -l to list the + stations associated in hostap + mode and a -L to list available + access points.
+ ++ xargs(1) + に新しいオプション -I replstr + が追加されました。 + これは標準入力から読み込まれたデータをコマンドライン引数の最後ではなく、 + 指定した点に挿入するように制御するためのものです (FreeBSD + 独自の -J + オプションと同様の機能です)。 [MFC 済]
+ ++ xargs(1) + に、入力を指定行数ごとに区切り、 + それを引数にして入力がなくなるまで複数回コマンドを呼び出すという + -L + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ +C ライブラリ中のさまざまなルーチンが ``ワイド'' + 文字に対応しました。 この対応は + wctype(3) + のような文字クラス関数、 + getwc(3) + のようなワイド文字入出力関数、 + wprintf(3), + wscanf(3) + のような書式入出力関数にわたります。 + multibyte(3) + 文字への変換関数にも対応しています。
+ +多くのユーティリティとライブラリが改良され、 Single + UNIX Specification (SUSv3) および IEEE Std 1003.1-2001 + (``POSIX.1'') との適合性が向上しました。 + 個々のユーティリティにおいて追加された機能は + リリースノートに記載されています。 + 個々のユーティリティやライブラリ関数の標準への適合性は + そのマニュアルページに記載されています。
+ +ベースシステムから BSD + に伝統的に含まれていた数々のゲームが削除されました。 + これには adventure(6), arithmetic(6), atc(6), + backgammon(6), battlestar(6), bs(6), canfield(6), + cribbage(6), fish(6), hack(6), hangman(6), larn(6), + mille(6), phantasia(6), piano(6), pig(6), quiz(6), + rain(6), robots(6), rogue(6), sail(6), snake(6), trek(6), + wargames(6), worm(6), worms(6), wump(6) が含まれます。 + 各ゲームへのアクセスを制限するのに利用されていた dm(8) + は必要がなくなったため、削除されました。 + fortune(6) + のように ``ユーティリティともみなせる'' + ゲームは残されています。
+ +am-utils がバージョン + 6.0.7 に更新されました。
+ +Bell Labs の awk ( ``BWK + awk'' や ``The One True AWK'' として知られています ) の + 2002 年 11 月 29 + 日時点のスナップショットが統合されました。 awk、nawk + としてインストールされます。
+ +BIND が NOADDITIONAL + オプションで構築されるようになりました。 + これは良くある設定ミスに対して、 + named(8) + により一貫性の高い動作をさせるためのものです。 [MFC + 済]
+ +BIND がバージョン 8.3.3 + に更新されました。[MFC 済]
+ +Binutils が 2002/10/27 の + 2.13.2 プレリリーススナップショットに + 更新されました。
+ +file がバージョン 3.39 + に更新されました。
+ +gcc が、 gcc 3.2.1 + のリリースバージョンに更新されました。
+ +++Warninggcc + 3.2.1 の C++ ABI は、 + 以前のバージョンのものと互換性がありません。
+
+ gcc(1) が GCC_OPTIONS 環境変数に対応しました。 + この変数には GCC + のデフォルトオプションを指定します。 [MFC 済]
+ +gdb がバージョン 5.2.1 + に更新されました。
+ +gperf がバージョン 2.7.2 + に更新されました。
+ +groff + および関連ユーティリティが更新され、 FSF バージョン + 1.18.1 になりました。
+ +Heimdal Kerberos + がバージョン 0.5.1 に更新されました。 [MFC 済]
+ +ISC DHCP + クライアントがバージョン 3.0.1RC9 + に更新されました。
+ ++ more(1) + コマンドが + less(1) + に置き換えられました、 ただし more + というコマンド名はそのまま使用 できます。[MFC 済] less のバージョン 371 + が統合されました。
+ +ベースシステムにおける XML + を使用するユーティリティの利便性を向上するために、 libbsdxml という名前の XML + 処理ライブラリが追加されました。 + このライブラリの大部分は基本的に expat 1.95.5 + を統合したものですが、 Ports Collection + を利用してインストールした expat + と衝突するのを避けるために + 異なる名前でインストールされています。
+ +libpcap がバージョン + 0.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ +libreadline がバージョン + 4.2 に更新されました。
+ +libz が 1.1.4 に + 更新されました。
+ +lint は NetBSD + lint(1) の 2002 + 年 7 月 19 + 日時点のスナップショットに更新されました。
+ +FreeBSD の + ftp(1) + プログラムが lukemftp 1.6 + beta 2 (NetBSD 由来の FTP クライアント) + に置き換えられました。 + これにより、より自動化された動作や、標準への準拠、転送レート制御、 + カスタマイズ可能なコマンドラインプロンプトなどが + 提供されます。 + いくつかの環境変数やコマンドライン引数が変更となっています。
+ +OpenBSD から 2002 年 4 月 26 日時点の + m4(1) + が統合されました。[MFC 済]
+ +ncurses がバージョン + 5.2-20020615 に更新されました。
+ +OpenPAM (``Citronella'' + リリース) が Linux-PAM + に代わって 統合されました。
+ +OPIE + ワンタイムパスワードスイートがバージョン 2.4 + に更新されました。 [MFC 済] これは S/Key + の機能を完全に置き換えるものです。[MFC 済]
+ +Perl が FreeBSD + のベースシステムから削除されました。 なお、Perl は + FreeBSD Ports Collection から、 package + としてインストールするか、もしくは + sysinstall(8) + のメニューから Perl + distribution + を選択することでインストールすることができます。 Perl + のベースシステムから削除の削除は、 + 今後のアップグレードと保守を容易にすることを目的としています。 + ベースシステムの Perl 依存性を減らすため、 + 多くのユーティリティがシェルスクリプトや C + プログラムで書き直されました + (書き直されたユーティリティは、リリースノート中に記載されています)。
+ +++Note: Perl + の削除作業は、まだ完了していません。
+
++Note: + sysinstall(8) + の配布物のほとんどには、 新しい Perl + 配布物が含まれています。 そのため、Perl + がベースシステムとは独立して更新されるという点を除いて、 + この変更をユーザが意識することはほとんどないでしょう。
+
GNU ptx が + ベースシステムから削除されました。 + ペースシステムでは利用されておらず、 + 更新や保守がされていないことが理由です。 + この機能が必要なユーザは + textproc/textutils + カテゴリから + 当該ユーティリティをインストールしてください。
+ +NetBSD から rc.d + フレームワークが導入されました。 + これは、従来のシステムのスタートアップ部分を ``task + 指向'' のスクリプト群として細かく分割して /etc/rc.d に配置し、 + そのスタートアップスクリプトの起動順を、 + 起動時に動的に決定するというものです。
+ +smbfs ユーザランド + ユーティリティのバージョン 1.4.5 が統合されました。
+ +GNU sort が GNU textutils 2.0.21 + に含まれるものに更新されました。
+ +NetBSD 由来の (2002 年 6 + 月 5 日時点の) + stat(1) + コマンドが導入されました。
+ +GNU tar が バージョン + 1.13.25 に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcpdump がバージョン + 3.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ ++ csh(1) シェルが + + tcsh(1) + に置き換えられました。 ただし csh + というコマンド名はそのまま使用できます。 tcsh はバージョン 6.12 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcp_wrappers の寄贈版 は + + tcpd(8) + ヘルパーデーモンを含むようになりました。 標準的な + FreeBSD インストールでは ( + inetd(8) + がすでに この機能を統合しているため) + これは必ずしも必要というわけでは ありませんが、xinetd のような + inetd(8) + を置き換えるアプリケーションには有用です。[MFC 済]
+ +texinfo がバージョン 4.2 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +top がバージョン 3.5b12 + に更新されました。[MFC 済]
+ +traceroute が LBL + (Lawrence Berkeley National Laboratory) の バージョン + 1.4a12 に更新されました。
+ +タイムゾーンデータベースが tzdata2002d + リリースに更新されました。
+ + + +OpenSSH が 3.4p1 + に更新されました。 [MFC 済] + 主な変更点は以下のとおりです。
+ +*2 は廃止されました + (たとえば ~/.ssh/known_hosts は ~/.ssh/known_hosts2 + の中身を 含めることができます)。
++ ssh-keygen(1) + はいくつかの商用 SSH 実装 + と鍵を交換するために、SECSH + 公開鍵ファイルフォーマット を使って鍵を + import/export + することができるようになりました。
++ ssh-add(1) + は三つのデフォルト鍵すべてを追加するように + なりました。
++ ssh-keygen(1) + は特定の鍵形式をデフォルトとは + しないようになりました。-t オプション + で明示的に指定する必要があります。
++ プログラムのバグや将来的に発見される可能性のある + セキュリティ上の弱点の影響を小さくするために、 + 特権を持たないプロセスを使うという ``特権分離 + (privilege separation)'' + 機能が追加されました。
++ 整数変数のオーバフローによって権限の不正な獲得が + 可能になるというセキュリティホールなど、 + いくつかのバグが修正されました。
+sendmail がバージョン + 8.9.3 からバージョン 8.12.6 に更新されました。 + これには重要な変更点として、 + sendmail(8) + は set-user-ID root + バイナリとして インストールされなくなったこと + (set-group-ID smmsp + されます)、 標準のファイル配置の変更 (/usr/src/contrib/sendmail/cf/README + 参照)、 + newaliases(1) + の実行が root + および信頼できるユーザに制限されたこと、 STARTTLS + 暗号化に対応したこと、 標準設定で MSA ポート (587) + が有効化されたことが含まれています。 詳細については + /usr/src/contrib/sendmail/RELEASE_NOTES + をご覧ください。 [MFC 済]
+ ++ rc(8) + のデフォルトでは、外から来る SMTP 接続を処理する sendmail + を起動しなくなりました。 + ただし、バイナリインストールの場合は + sysinstall(8) + で選択したセキュリティプロファイルに応じてデフォルトが異なります。 + この機能は、次の行を手動で /etc/rc.conf に + 追加することでも有効にできます。
++ sendmail_enable="YES" ++ +
/etc/mail/Makefile + から構築される sendmail の + alias ファイル、 map データベースの許可属性は、 + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + デフォルトが 0640 になりました。 これは make.conf の SENDMAIL_MAP_PERMS + という新しいオプションの設定で + 変更することが可能です。[MFC 済]
+ +sendmail の統計ファイル + (/var/log/sendmail.st) + の許可属性が + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + 0644 から 0640 へ変更されました。[MFC 済]
+Perl と FreeBSD Ports + Collection の統合を強化するために BSDPAN + というモジュール集が追加されました。
+ +しばらくの間 FreeBSD 5.0-CURRENT (および 4.X + リリースのいくつか) には インストール済み package + と依存物を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 pkg_update(1) + は削除されました。 + 代わりに、この機能を含んだ高機能なツール + sysutils/portupgrade の + port を使うことができます。
+ +ある期間、FreeBSD 5.0-CURRENT (および、いくつかの + 4.X-RELEASE) には インストール済みの package + とその依存関係を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 + このユーティリティは削除されました。 + 代わりに、より高機能な + sysutils/portupgrade port + が提供されています。
+ ++ pkg_version(1) + が Perl スクリプトから C + プログラムに変更されました。誤解の多い -c オプションは削除されています。 + + sysutils/portupgrade の + port が、同様のより安全な機能を提供しています。
+ +Ports Collection において、(訳注: 各 port が) + 依存する X Window System のデフォルトのバージョンが XFree86 4.2.1 + に変更されました。 XFree86 + 3.3.6 に戻すには、 /etc/make.conf + に次の行を加えてください。 [MFC 済]
++ XFREE86_VERSION=3 ++ +
+ emulators/linux_base の + port でインストールされるライブラリ (Linux + エミュレーションに必要) が更新されました。 現在は Red Hat Linux 7.1 + に含まれるものに対応しています。[MFC 済]
+ +Ports Collection で生成される package (FTP + サイトに置かれているものも同様) が、 + gzip(1) + ではなく + bzip2(1) + で圧縮されるようになりました (そのため、拡張子は .tgz ではなく .tbz になっています)。 package + 関連ツールも、この新しい形式に対応するために更新されています。
+ +Ports Collection では、FreeBSD 5-CURRENT + 用の新しいインデクスファイル (/usr/ports/INDEX-5) + を使うようになりました。 この新しいインデクスは、 ( + lang/perl5 のように) + FreeBSD 4-STABLE には存在せず、FreeBSD 5-CURRENT + に存在する依存性を処理できるようにすることを目的としています。 + このファイルの導入後も、各 package + 用のインデクスファイルは、 INDEX と呼ばれています。
+インストール / + リカバリ統合ディスクの作成を容易にするため、 bin 配布物の名前が base に変更されました。
+ +ISO イメージと CDROM は、デフォルトで cdboot + ブートローダを使うようになりました。 これにより bootable + CDROM でフロッピディスクイメージの + エミュレーションをする必要がなくなり、CDROM + インストールに GENERIC + カーネルを使えるようになりました (その代わり、古い BIOS + との互換性は損なわれています)。
+ +FreeBSD 5-CURRENT ホスト上での FreeBSD 4-STABLE の + make release、 および FreeBSD 4-STABLE ホスト上での + FreeBSD 5-CURRENT の make release + ができるようになりました。 + クロスアーキテクチャのリリース構築 + (ホストと異なるアーキテクチャのリリースを構築すること) + も可能になっています。 詳しくは + release(7) + をご覧ください。[MFC 済]
+ +フロッピーリリースの三枚目に drivers.flp + イメージが追加されました。 このイメージには kern.flp の中にあるカーネルや mfsroot.flp イメージに入りきらない + ドライバなどの動的ロード可能なモジュールが含まれています。
+(ライセンス上の問題で以前までは含まれていなかった) + 多くの 4.4 BSD Programmer's Supplementary Documents が + /usr/share/doc/psd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +The + UNIX Time-Sharing System (01.cacm)
+UNIX + Implementation (02.implement)
+The + UNIX I/O System (03.iosys)
+UNIX + Programming -- Second Edition (04.uprog)
+The C + Programming Language -- Reference Manual + (06.Clang)
+Yacc: + Yet Another Compiler-Compiler (15.yacc)
+Lex -- + A Lexical Analyzer Generator (16.lex)
+The M4 + Macro Processor (17.m4)
+同様に、4.4 BSD User's Supplementary Documents + のいくつかが /usr/share/doc/usd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +NROFF/TROFF User's Manual + (21.troff)
+A TROFF + Tutorial (22.trofftut)
+現存する FreeBSD システムからアップグレードするユーザは + ``FreeBSD 5.0-RELEASE 初期利用者のための手引き'' + を読むことを 強く 推奨します。 + この文書は、通常 EARLY.TXT + という名前で 配布物に収録されており、 + また、他のリリースノートが置かれているところにも一緒に置かれています。 + この手引にはアップグレード時に注意を払うべき点に加え、 + さらに重要な情報として、 FreeBSD 4.X + システムを使い続ける場合と FreeBSD 5.X + へのアップグレードした場合の、 + それぞれの利点についてのまとめが書かれています。
+ +++Important: FreeBSD + のアップグレードは、もちろん、 すべての + データと設定ファイルを + バックアップしてからのみ行うべきです。
+
このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
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+ +$FreeBSD:
+ src/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml,v
+ 1.65.2.3 2003/01/14 17:38:19 hrs Exp $
+
この文書は IA-64 ハードウェアプラットフォームの FreeBSD + 5.0-RELEASE 向けのリリースノートです。 FreeBSD + に最近追加、変更、削除された機能について解説しています。 + また、FreeBSD + の前のバージョンからのアップグレードについても言及して + います。
+ +この FreeBSD 5.0-RELEASE 配布物は release 配布物です。 + この配布物はあらゆるミラーの ftp://ftp.FreeBSD.org/ + で見つけることができます。 この (もしくは他の) FreeBSD の + release 配布物を取得する方法 は FreeBSD ハンドブック の 付録 ``FreeBSD を取得する'' + を参照してください。
+この節では 4.0-RELEASE 以降に新たに追加・変更された + ユーザに影響する機能について説明します。 + これには他のブランチ (FreeBSD 4.6-RELEASE 以降) へと + 最近マージされた機能に加えて、5-CURRENT ブランチ + に固有の項目も含まれます。
+ ++ リリースノート項目の多くは、新しいドライバやハードウェア対応、 + 新しいコマンドやオプション、重要なバグフィックスや寄贈ソフトウェア + のアップグレードなどについてのものです。 4.6-RELEASE + 以降に出されたセキュリティ勧告のうち、 + リリースに影響するものについても掲載しています。
+ +FreeBSD に加えられた変更点のうち、 + スペースの都合上ここに書かれていないものも多数存在します。 + それらはたとえば文書の修正や改良、ごく影響の小さいバグの修正、 + 監査で見つかったセキュリティ上好ましくないスタイルで書かれたコードの修正、 + ソースコードの整理などです。
+ ++ acct(2) + は、アカウンティングファイルを + 追記モードでオープンするように変更されました。 これは + accton(8) + のアカウンティング機能を、 + 追記専用ファイルに対して使えるようにするための変更です。[MFC + 済]
+ +OpenBSD 由来の新しいカーネル暗号化フレームワークが + 統合されました (詳細は + crypto(4) と + crypto(9) + をご覧ください)。 + これは、ソフトウェアで実装された暗号アルゴリズムと + ハードウェアで実装された暗号アルゴリズムの両方を、 + カーネルから共通の方法で利用できるインターフェースを提供し、 + ユーザアプリケーションから暗号化ハードウェアへアクセスできるように + するためのものです。 + ハードウェア用デバイスドライバとして、 hifn + ベースのカードに対応した + hifn(4) + ドライバと Broadcom ベースのカードに対応した + ubsec(4) + ドライバが 追加されています。[MFC 済]
+ ++ ddb(4) + に新たなコマンド show pcpu + が追加されました。 これは各 CPU の情報を表示します。
+ +devctl + デバイスが追加されました。 + これにより、ユーザランドプログラムは + いつデバイスがデバイスツリー上で用意されて利用可能になるかを + 知ることができます。 この機能は主に + devd(8) + ユーティリティで利用されます。
+ ++ devfs(5) + の大部分が書き直されました。 これは /dev + ディレクトリ内のエントリを自動的に構築し、 + デバイスの接続をより適応的に行なうことを可能にします。 + devfs(5) + は標準で有効化されていますが、 NODEVFS + カーネルオプションを使うことで無効化できます。 + また、管理者は ``rule'' サブシステムを用いて + 新しいデバイスノードがユーザランドからアクセスできるようになる前に、 + そのデバイスノードの特性を設定することが可能です。 + 静的なノード (たとえば /dev/speaker)、 動的なノード (/dev/bpf* + やリムーバブルデバイスの一部) の両方に対応しています。 + devfs(5) + のマウントは、 + 各マウントごとに異なるルールセットを設定することができます。 + これにより、jail + 環境などに対して異なるポリシを適用することが可能です。 + ルールとルールセットの操作には、 + devfs(8) + ユーティリティを使います。
+ +PCI Xr ベースのカード、ISA Xem Digiboard + カードに対応した digi ドライバが新たに追加されました。 + 新たに追加された + digictl(8) + プログラムは (主に) PC/Xem + のような外部ポートモジュールを持つカードを + 再初期化するためのものです。digi + ドライバの追加にともない、 古い dgm + ドライバは削除されました。
+ ++ eaccess(2) + システムコールが追加されました。 + access(2) + と似ていますが、後者は実権限を使うのに対して、 + 前者は実効権限を使います。
+ +各 + jail(2) + 環境は各々の securelevel で動作することがで + きるようになりました。
+ ++ jail(2) + 用の設定可能な sysctl 変数 が jail.* から security.* へと移動しました。 + 他のセキュリティ関連の sysctl 変数は kern.security.* から security.* へと移動しました。
+ +カーネル環境変数が + kenv(2) + システムコールを使って + 動的に変更することができるようになりました。
+ +labpc(4) ドライバは古くなったため削除されました。
+ +ローダとカーネルリンカは、 KLD + のある各ディレクトリに存在する linker.hints というファイルから + モジュール名およびバージョンと KLD + ファイル名の対応を調べるようになりました。 + 新しく追加されたユーティリティ + kldxref(8) は、 + これらのファイルを生成するために使用します。
+ +Low-Watermark Mandatory Access Control 用 + セキュリティ機構 + lomac(4) + がカーネルモジュールとして 追加されました。 + これは管理者からの追加の設定を必要としない、 従来の UID + ベースのセキュリティ機構に加えて使うことのできる + セキュリティ機構です。 この機能は DARPA と NAI Labs + がスポンサーになっています。
+ +FreeBSD に TrustedBSD の MAC (Mandatory Access + Control, 強制アクセス制御) + フレームワークが追加されました。 + これはシステムのセキュリティポリシの機能性を向上させるもので、 + カーネルのコンパイル時、システム起動時、システム実行中のいつでも + ロード・リンク可能なカーネルモジュールとして実装されています。 + TrustedBSD MAC + はさまざまなイベントに対応するモジュールと、 + ラベル領域のように共通して利用できるセキュリティポリシサービスを提供します。 + 今回のリリースには、固定およびフローティングラベルの Biba + 完全性モデルや区画付きマルチレベルセキュリティ (MLS) + に加え、 + ファイルシステムファイアウォールなどの数多くの改良型 UNIX + セキュリティモデルを実現するためのポリシモジュールのサンプルが + 数多く収録されています。 + この機能は、ローカルおよびベンダの + セキュリティ拡張の開発や保守を容易にするものです。 + この拡張サービスは、カーネルコンフィグファイルに options MAC + を追加することにより有効にできます。
+ +++Note: MAC フレームワークは、 + 今回のリリースにおいて実験的な機能の一つと考えられています。 + デフォルトでは有効にされていません。
+
起動時に MCA (Machine Check Architecture) + レコードを取得するようになりました。 レコードは hw.mca.* sysctl + 変数として参照することが可能です。
+ ++ mutex(9) + にプロファイルのためのコードが追加されました。 + これはカーネルコンフィグファイルに MUTEX_PROFILING + を加えることにより有効になり、sysctl 変数 debug.mutex.prof.* + の設定が有効になります。
+ +カーネルオプション P1003_1B + が すでに使われなくなっているために削除されました。
+ ++ random(4) + デバイスが Yarrow + アルゴリズムを使うように書き直されました。 + このアルゴリズムはコンソールデバイス、 イーサネット、PPP + ネットワークインターフェイス、 + 大容量記憶デバイスといった、 + さまざまな割り込み要因からエントロピを収集します。 + random(4) + デバイスから得られるエントロピは + シャットダウン時刻実行時だけでなく、 定期的に /var/db/entropy + に保存されるようになっています。 また /dev/random + のセマンティクスが変更され、 + エントロピが生成する前でブロックするのではなく、 + 疑似乱数データストリームを生成するようになりました。 + これは /dev/urandom + と完全に同じ動作です。
+ +カーネルオプション options + REGRESSION + が新たに追加されました。これは動作検証やレグレションテスト時に有用な + インターフェイスや機能を提供します。
+ +RLIMIT_VMEM + 機能が追加されました。 これは、あるプロセスに対して、 + mmap(2) + 空間を含む、全仮想メモリ空間の大きさに制限を設けるものです。 + 制限は + login.conf(5) + に追加された vmemoryuse + 変数によって設定することができます。 [MFC 済]
+ ++ sendfile(2) + システムコールにおいて、 + 送信ファイルサイズの計算でヘッダサイズを + 正しく含めていなかったというバグが修正されました。[MFC + 済]
+ ++ syscons(4) + ドライバがキーボード操作によるペーストに対応しました。 + 標準では Shift-Insert に設定されています。
+ +USB オーディオデバイス用の uaudio + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +USB モデムや USB シリアルデバイスなどを tty + のように見えるようにする + ucom(4) + ドライバが追加されました。 また、 + uftdi(4)、 + uplcom(4)、 + uvscom(4) + ドライバはそれぞれ、FTDI シリアルアダプタ、 Prolific + PL-2303 シリアルアダプタ、SUNTAC Slipper U VS-10U + に対応しています。 [MFC 済]
+ +セキュリティを向上させるため、UCONSOLE + カーネル設定オプションが削除されました。
+ +USER_LDT + カーネルオプションが標準設定で有効化されるようになりました。
+ +Handspring Visors を USB + 経由で接続できるようにするための + uvisor(4) + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +VESA S3 + リニアフレームバッファドライバが追加されました。
+ +カーネルのクラッシュダンプ機構が、 + 新しいプラットフォームへの対応、 + コードのロジックの整頓を受けて改良されました。 + この改良の成果の一つとして、 + カーネルダンプのディスク上のフォーマットが変更され、 + バイトオーダ依存性がなくなりました。
+ +極めて大きいスワップ領域 (67 GB 以上) + でも、システムがパニックしなくなりました。
+ +リンカセット (訳注: ELF + カーネル構築時に必要な情報の一つ) + を生成する必要がなくなりました。 必要のなくなった + gensetdefs(8) は削除されています。
+ +カーネル構築時に + config(8) の ENV + 指示子を用いることで、(調整可能な) + カーネル環境変数を設定することができるようになりました。
+ +新しく、idle + 時にページをゼロで初期化する機能が追加されました。 これは + vm.idlezero_enable sysctl + 変数を使って有効化できます。
+ +FreeBSD のカーネルスケジューラに KSEs + (Kernel-Scheduled Entities) 機能が追加されました。 + これは、スケジューラアクティベーションと同様、 1 + つのプロセスから複数のスレッドの実行を可能にするものです。 + 現時点のカーネルは、スレッド対応に必要な変更の多くが施され、 + スケジューラは各プロセスで複数のスレッドをスケジュールすることが + できるのですが、スレッドを複数の CPU + 上で同時に実行することはできません。 詳細は + kse(2) + をご覧ください。
+ +++Note: KSE + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ カーネルは複数の低レベルコンソールデバイスに対応しています。 + 異なったコンソールを操作するには、新しい + conscontrol(8) + ユーティリティを使います。
+ +カーネルメモリアロケータは Solaris + で使われているのと同じように + スラブ(slab)メモリアロケータとなりました。 これは CPU + の数が増えるに従い線形に近い性能を示す SMP 対応の + メモリアロケータです。 + また、メモリフラグメンテーションも少なくなります。
+ +BSD/OS 5.0 由来のコードが組み入れられ SMP + 対応部分が大きく書き直されました。 SMPng (``SMP Next + Generation'') の主な特徴の一つに、 + マルチプロセッサの利用効率を大きく損なうスピンロックを使わずに + カーネル内で複数のプロセスを実行することができる、 + ということがあげられます。 また割り込みハンドラは、 + 割り込みのロックアウトを低減するために + それぞれコンテキストを持つようになりました。
+操作しやすくするため、カーネルとカーネルモジュールは + /boot/kernel + ディレクトリに移動しました。 ブートローダには、 + この変更を可能な限り意識しないで済むような更新がなされています。
++ dc(4) + ドライバは、Xircom 3201 と Conexant LANfinity RS7112 + チップベースの NIC に対応しました。
+ +DEC ``Tulip'' PCI Fast Ethernet コントローラベースの + LAN Media Corp WAN アダプタに対応した、 lmc + ドライバが追加されました。
+ ++ stf(4) + デバイスがクローニングに対応しました。
+ ++ tx(4) + ドライバがマルチキャストフィルタリングに完全対応しました。
+ +ネットワークデバイスが特殊ファイルとして /dev/net 以下に + 自動的に作成されるようになりました。 + これらのデバイスに対しては、(プロトコルやルーティング以外の) + インターフェイスハードウェア ioctl が使用できます。 + また、SIOCGIFCONF ioctl は /dev/network + 特殊ファイルに対して使用することが可能です。
+ +ネットワークスタックに ``ゼロコピー'' + 機能が追加されました。 + これはネットワークスループットにおけるボトルネックの主要因の一つである、 + カーネルとユーザランド間のデータコピーを抑制します。 + 送信側のコードはほぼすべてのネットワークアダプタで動作すると思われますが、 + 受信側のコードは、ネットワークアダプタの MTU が、 + メモリページサイズ 1 つ分の大きさ + (たとえばギガビットイーサネット上の jumbo フレーム) + 以上に設定できる必要があります。 詳細は + zero_copy(9) + をご覧ください。
+IPsec + 実装でハードウェア暗号化アクセラレータに対応した + カーネル + crypto(4) + フレームワークが使えるようになりました。 + 有効にするには、FAST_IPSEC + カーネルオプションを指定します。
+ +++Note: FAST_IPSEC + オプションと IPSEC + オプションを同時に指定することはできません。
+
++Note: 現時点では、FAST_IPSEC オプションは IPv6 + または INET6 + オプションと共存できません。
+
+ gre(4) + ドライバが追加されました。 これは IP パケットを GRE + (RFC 1701) や minimal IP encapsulation for Mobile IP + (RFC 2004) を利用してカプセル化を行います。 [MFC + 済]
+ +ICMP ECHO および TSTAMP + 応答速度に制限が加えられるようになりました。 open + 状態のポート、open + 状態にないポートに対して送信されるパケットに + よって生成される TCP RST + は独立したカウンタを用いて制限されており、 + 各々異なる種類の速度制限キューとして分けられています。
+ +フォワードされたパケットに対して ICMP Source Quench + メッセージを生成しなくなりました。 これは sysctl 変数 + net.inet.ip.sendsourcequench + を使って、従来の動作に戻すことが可能です。
+ +IP マルチキャストが VLAN + デバイス上で動作するようになりました。 また、VLAN + コードにあったいくつかのバグも修正されています。
+ ++ ipfw(4) + が再実装されました。 (新しいバージョンは ``IPFW2'' + と呼ばれています)。 + ipfw(4) は、 + カーネル内で + bpf(4) + 命令に似た可変長ルール表現を使っています。 + ipfw(8) + に、マッチフィールド連結子 or + が新しく追加されていますが、 ( + ipfw(8) + に記載されている) + 外部に見える部分の動作のほとんどは変更されていません。 + [MFC 済]
+ ++ ng_device(4) + netgraph ノードが新たに追加されました。 これは /dev に、 + ネットワークグラフへのエントリポイントとして利用できる + デバイスエントリを作成するものです。
+ ++ gif(4) + で動作する netgraph ノード + ng_gif(4) + および + ng_gif_demux(4) + が新しく追加されました。
+ +IP + の入力処理を行なうコードに入る前のキューに格納された IP + パケットに対応する netgraph ノード + ng_ip_input(4) + が新しく追加されました。
+ +新しい netgraph ノードタイプ + ng_l2tp(4) + が追加されました。 これは RFC 2661 に記載されている + L2TP プロトコルのカプセル化レイヤを実装したものです。 + [MFC 済]
+ +新しく ng_split ノードタイプが追加されました。 + これは一つの双方向パケットフローを + 二つの単方向パケットフローに分割します。
+ +TCP、UDP で使われるエフェメラルポート (ephemeral + port) の範囲が 1024-5000 から 49152-65535 + に変更されました。 + これにより並列に出ていくことのできる接続/ストリームの数が増加します。
+ ++ tcp(4) + プロトコルの再送タイマが net.inet.tcp.rexmit_min と net.inet.tcp.rexmit_slop の、 2 + つの sysctl 変数で操作できるようになりました。 + デフォルトは従来の 1 秒から (Linux + のデフォルト値と同じ) 200 ミリ秒に減らされています。 + これは、対話的な接続における応答遅延の改善や、 + 無線のようにパケットロスのある高速回線における、 + タイムアウトからの復帰時間の短縮をねらったものです。
+ ++ tcp(4) + プロトコルに、 + 送信側のウィンドウのサイズを動的に制限して、 + 帯域を最大化し、ラウンドトリップタイムを最小にするための + 機能が追加されました。この機能は、 sysctl 変数 net.inet.tcp.inflight_enable + を使って有効化することが可能です。[MFC 済]
++ ata(4) ドライバ + (および + burncd(8)) に + DVD+RW メディアへの書き込み機能が追加されました。
+ ++ ata(4) + ドライバが、 CAM レイヤと CAM ドライバ ( + cd(4), + da(4), + st(4), + pass(4)) + を経由して、ATA デバイスを SCSI + デバイスとしてアクセスできるようにする機能に対応しました。 + この機能を有効にするには、 カーネルコンフィグファイルに + device atapicam + を追加する必要があります。 詳細は + atapicam(4) + をご覧ください。
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Sil 0680 と VIA 8233/8235 + コントローラに対応しました。 [MFC 済]
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Acard ATP850, ATP860, ATP865 + コントローラに対応しました。
+ ++ cd(4) + ドライバが、 + acd(4) + ドライバが CDROM + のアクセス速度を設定するのに使用している CDRIOCREADSPEED, CDRIOCWRITESPEED ioctl + に対応しました。
+ ++ targ(4) + ドライバが書き直されました。また、 + ダイレクトアクセスデバイスをエミュレートする新しいユーザモードプログラムが + /usr/share/examples/scsi_target + に追加されました。
+ ++ fdc(4) + フロッピーディスクコントローラドライバに + 多くの機能強化が行なわれました。一般的な設定における密度の選択は + 自動化され、ドライバはさまざまなサブデバイスの密度設定 + に柔軟に対応できるようになりました。
+ ++ geom(4) + ディスク I/O 要求変換フレームワークが追加されました。 + これは、カーネルの上位からのデバイスドライバに対する + I/O 要求に、 + さまざまな操作を加えられるように設計された、 + 拡張可能なフレームワークです。
+ +++Note: GEOM を有効にしたカーネルは + ``互換スライス'' に対応していません。 (i386 と pc98 + のみが対応していた) この機能は、 (たとえば /dev/ad0a のように) ユーザが + MBR スライスを指定していない場合に、 + カーネルが自動的に先頭にある有効な FreeBSD + スライスを探し出して、 + そのディスクパーティションにアクセスすることができるというものです。 + GEOM が有効になっているカーネル (デフォルトで有効) + で MBR スライス中のパーティションを参照するには、 + 完全なパーティション名 (たとえば /dev/ad0s1a) + を指定する必要があります。 + この変更はごく限られたユーザにしか影響をおよぼさないでしょう。
+
GEOM ベースのディスク暗号化モジュール (GEOM Based + Disk Encryption) が追加されました。 + これは、四個の暗号保護層と + 最大で四個設定できる変更可能なパスフレーズを利用して、 + ``非動作中のディスク (cold disk)'' + に対するアクセスを排除します。 より詳細な情報は + gbde(4) + のマニュアルページをご覧ください。 + このモジュールの操作および管理用に、 + gbde(8) + ユーザランドユーティリティが提供されています。 + この機能はデフォルトでは有効にされていません。利用するには + カーネルコンフィグファイルに options GEOM_BDE + を追加してください。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ isp(4) + ドライバはファイバチャネルのトポロジ変更を + 積極的に検出するように変更されました。
+ ++ isp(4) + ドライバが Qlogic SCSI + カードのターゲットモードに対応しました。 これには + Ultra2、Ultra3、デュアルバスカードが含まれます。
+ +メモリディスクデバイス + md(4) に + vn(4) + の機能が統合されました。 + md(4) + デバイスは + mdconfig(8) + で設定できるようになり、 + vn(4) + は削除されています。 また、メモリファイルシステム (MFS) + も削除されました。
+ +NetBSD 由来の RAIDframe + ディスクドライバが統合されました。 + このドライバは、ソフトウェアによる RAID 0, 1, 4, 5 + 機能や、 (訳注: 循環スペア RAID 5 + やインターリーブデクラスタリングなどの) その他の RAID + 機能を提供します。 詳細は + raid(4) + ドライバのマニュアルページをご覧ください。 + raidctl(8) + ユーティリティは + ディスクアレイの設定や設定解除に利用されます。 + この機能はデフォルトでは無効にされており、 + 有効にするにはカーネルコンフィグファイルに device raidframe + を追加する必要があります。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ sa(4) + エラー処理にあったいくつかの問題点が修正されました。 + これには ``テープドライブが + mt(1) stat に追随せずにまわってしまう'' + という問題も含まれています。
+ +SCSI_DELAY + 設定パラメータが、 kern.cam.scsi_delay sysctl + 変数を利用して + 起動時および実行時に変更できるようになりました。
+ +Tekram TRM-S1040 SCSI チップセットが搭載された SCSI + アダプタに対応する trm ドライバが追加されました。 [MFC + 済]
+FreeBSD カーネルが新たに名前付き拡張属性 (named + extended attributes) に対応しました。 + これはカーネルおよび高い権限を持つユーザランドプロセスが、 + ファイルとディレクトリに + 属性情報をタグ付けすることを可能にするものです。 + 拡張属性は TrustedBSD + プロジェクトに対応するために追加されたもので、 特に + ACL、ケーパビリティ情報、必須アクセス制御ラベルが含まれています + (詳細は /usr/src/sys/ufs/ufs/README.extattr + 参照)。
+ +FFS + にファイルシステムのスナップショット機能が追加されました。 + 詳細は /usr/src/sys/ufs/ffs/README.snapshot + にあります。
+ ++ statfs(2) + および + df(1) は Soft + Updates 利用時に commit + されて解放されたファイルとブロック数を記録するようになりました。
+ ++ kernfs(5) + は廃止され、削除されました。
+ +クライアント側における NFS + ロックが実装されました。
+ +カーネル内で複雑に混ざりあっていた NFS のコードが、 + 保守と将来的な開発を容易にするためにクライアント側と + サーバ側に分離されました。
+ +ファイルシステムにアクセス制御リスト (ACLs) + が導入されました。 ACL + はファイルやディレクトリに対して、 + より粒度の細かく自由度の高いアクセス制御を可能にするもので、 + TrustedBSD プロジェクトから統合されたものです。 詳細は + /usr/src/sys/ufs/ufs/README.acls + をご覧ください。
+ +一貫性を維持するため、 + fdesc、fifo、null、msdos、portal、umap、union + の各ファイルシステムはそれぞれ + fdescfs、fifofs、msdosfs、nullfs、portalfs、umapfs、 + unionfs という名前に変更され、 モジュールや mount_* + プログラムなども名前が変更されました。 また、 + fstab(5) + 内にある msdos + ファイルシステムのエントリが変更なしに動作できるよう、 + 互換性を維持するための ``措置'' が + mount(8) + に加えられています。
+ +疑似ファイルシステム pseudofs + が新たに追加されました。 + linprocfs(5) と + + procfs(5) は + pseudofs を利用するように変更されています。
+ +/etc/fstab に記されている + ネットワークファイルシステム (NFS や smbfs + ファイルシステム など) + がスタートアップの初期化時にきちんとマウントされる + ようになりました。 + これらのマウントはネットワークが初期化された後まで遅延 + されます。
+ +UDF (Universal Disk Format) + の読みとりに対応しました。 UDF + はパケットライトで書かれた CD-RW やほとんどの DVD-Video + ディスク製品で使われています。 UDF + のディスクをマウントするには + mount_udf(8) + コマンドを使います。
+ +UFS2 + ファイルシステム対応の基本部分が追加されました。 UFS2 + の主な新機能は次のとおりです。
+ +64-bit プロックポインタに対応するため、 inode が + 256 バイトに拡張。
+ファイルの作成時刻のフィールドの追加。
+ネイティブな拡張属性の実装。 これにより、1 つの + inode に格納できる属性領域のサイズの最大が、 + ファイルシステムのブロックサイズの 2 + 倍まで拡張されています。 + この領域はアクセス制御リスト (ACL) と MAC + ラベルでの利用を目的としていますが、 + システムの拡張やユーザアプリケーションで + 利用することもできます。
+この節で説明している新機能に対応するため、 UFS1 + スーパブロックのフォーマットが少し変更されました。 + この変更は、FreeBSD 4.7-RELEASE より古いシステムから、 + FreeBSD 5.0-RELEASE かそれ以降のシステムで作成した + ローカルの UFS1 ファイルシステムを + mount(8) + もしくは + fsck(8) + しようとした場合に、互換性の問題を生じるかもしれません。 + FreeBSD 4.7-RELEASE とそれ以降のシステムとは、 + 完全な互換性があります。これは通常、 複数のバージョンの + FreeBSD + をインストールしたデュアルブートマシンで問題となります。
+ブートローダで使用されている Forth Inspired Command + Language (FICL) が + バージョン 3.02 に更新されました。
+ +自動設定および電源管理の規格で業界標準となっている + ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) + に新しく対応しました。 ACPI の機能は Intel ACPI Component + Architecture プロジェクトから提供されているもので、 + ACPI CA 20021118 スナップショットに更新されています。 + 旧来の APM 標準を用いるアプリケーション向けの後方互換性 + も提供されました。
+ + + +不正な NFS パケットによって悪用される可能性がある、 + tcpdump(1) + のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:29 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +高い権限を放棄したプロセスに対して、 + ktrace(1) + を使った追跡 (trace) 操作ができないようになりました。 + これにより、そのプロセスが権限を放棄する前に得たセキュリティ上重要な + 情報の漏洩を防ぐことができます。この問題の詳細は、 + セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:30 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +任意のファイルの許可属性を変更するのに使用可能な、 + pppd(8) + にあった競合状態が修正されました。 詳細はセキュリティ勧告 + FreeBSD-SA-02:32 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ベースシステムの OpenSSL + が新しいバージョンにアップグレードされ、 OpenSSL + に存在していた複数のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:33 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +XDR + デコーダにあったヒープバッファオーバフローが修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:34 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ローカルユーザが FFS + ファイルシステム上の任意のブロックを読み書きできるというバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:35 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +NFS サーバのコードに含まれていた、 + リモートからのサービス妨害攻撃を可能にするバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:36 をご覧ください。[MFC + 済]
+ ++ kqueue(2) + 機構を使うことで、 + ローカルユーザがシステムパニックを引き起こすことができる可能性のあるバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:37 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +カーネルメモリの大きな部分を返してしまうという、 + いくつかのシステムコールにあった境界チェックのバグが修正されました。 + この問題の詳細は、 FreeBSD-SA-02:38 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +libkvm + を使っているアプリケーションから + セキュリティ上重要な記述子が漏洩する可能性があるバグが修正されました + この問題の詳細は FreeBSD-SA-02:39 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +kadmind(8) および k5admin + にあったバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:40 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ smrsh(8) + にあった、 + 実行可能なプログラムの制限をユーザから無効にすることができるという + プログラム上の誤りが修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:41 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +DNS リゾルバ ( + resolver(3)) + にあった、 + アプリケーションを動作不能にする可能性のあるバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:42 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +BIND + における複数のセキュリティ上の弱点が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:43 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ fpathconf(2) + システムコールにあった、 + ローカルユーザからシステムをクラッシュさせたり、 + 高い権限を不正に取得するために利用可能な、 + ファイル記述子の漏洩問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:44 をご覧ください。 [MFC + 済]
+コンパイラツールチェーンから、 + a.out(5) + 形式の実行ファイルを作成する機能が削除されました。
+ ++ adduser(8) および + + rmuser(8) が、 + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ arp(8) は FDDI や + ATM インターフェイスに対して [fddi] や [atm] + タグを表示するようになりました。
+ +FORTRAN キャリッジ制御文字を解釈する + asa(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ at(1) + に新しく、リモートジョブを削除する -r と、時間を POSIX + 時間フォーマットで指定するための -t オプションに対応しました。
+ ++ at(1) に + ジョブを削除する -r オプションと + POSIX 時刻フォーマットで時間を指定する -t オプションが 追加されました。
+ +システムの + awk(1) が BWK awk になりました。
+ ++ basename(1) に + -a フラグと -s + フラグが追加され、複数のファイルに対して + basename(3) + 関数を実行できるようになりました。
+ ++ biff(1) + に、新しい引数 b + が追加されました。 これは、新しいメール到着時の + ``ベル通知'' を有効にします (biff + y のように、端末には表示されません)。 [MFC 済]
+ ++ biff(1) が + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (biff n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末へ通知を切替えることができます。
+ ++ burncd(8) + が新しくディスクアトワンス (Disk At Once; DAO) + モードに対応しました。 オプション -d + でこのモードを選ぶことが可能です。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) は VCD + や SVCD に書き込めるように なりました。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) が、 + -s オプションの値に max を指定すると、 + そのドライブの最大書き込み速度を設定するようになりました。 + [MFC 済]
+ ++ bzgrep(1)、 + bzegrep(1)、 + bzfgrep(1) + が追加され、 + bzip2(1) + で圧縮されたファイルを + grep(1) + することができるようになりました。
+ ++ calendar(1) + に新しく、 週末を特別扱いせず -A + と同じ機能を実現する -W + オプションと、 ``金曜日'' (訳注:「週末」の前日を表す曜日) + を変更する -F + オプションが追加されました。
+ ++ catman(1) が Perl + スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ cdcontrol(1) が + CDROM ドライブの最大速度を設定する speed コマンドに対応しました (速度に + max と指定することで、 + ドライブの最大速度と同じ値に設定することも可能)。 [MFC + 済]
+ +libc に、FreeBSD + ベースシステムのユーティリティが FreeBSD 4 互換モードと + ``規格準拠'' モード (デフォルト) の + どちらで動作するのかを指定するライブラリ関数 + check_utility_compat(3) + が追加されました。 設定は + malloc(3) + と同様、 環境変数かシンボリックリンクで行ないます。
+ ++ chflags(1) が /usr/bin から /bin に移動しました。
+ ++ chmod(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはシンボリックリンクの許可属性の変更に対応するものです。
+ ++ chmod(1) に -v オプションが複数回指定した場合、 + ファイルのモードを変更するときに、 + 新旧のモードを表示するようになりました。
+ ++ chown(8) + におけるユーザとグループの区切り文字に . を使うことができなくなりました。 + これは . + 文字を含むユーザ名に対応するためです。
+ +<sys/param.h> を + include する場合、 CSMG_* + マクロを使う必要がなくなりました。
+ +FreeBSD 4-STABLE との互換性を提供する compat4x + 配布物が追加されました。
+ ++ cp(1) に + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ +コンテキストを判断してファイルの分割を行なう + csplit(1) + ユーティリティが新たに追加されました。
+ ++ ctags(1) + がデフォルトで typedef, struct, union, enum + 宣言のタグを生成するようになりました (デフォルトで -t オプションが追加されます)。 + 新しく追加された -T + オプションを利用すると、 従来どおりの動作になります。
+ ++ daemon(3) + へのコマンドラインインターフェイスを提供する + daemon(8) + プログラムが新しく追加されました。 + daemon(8) + は自身を制御端末から切り離し、 + コマンドラインで指定されたプログラムを実行します。 + これは任意のプログラムをデーモンとして実行させることを可能にします。 + [MFC 済]
+ ++ devd(8) + ユーティリティが追加されました。 + これは、デバイスがデバイスツリー上に現われ利用可能になった際に + 任意のコマンドを実行することのできるユーザランドデーモンです。 + このプログラムは + pccardd(8) + のいくつかの機能の汎用化したものです。
+ +++Note: + devd(8) + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ devinfo(8) + というデバイスツリーとリソース使用状況を + 表示する簡単なツールが追加されました。
+ +diskpart(8) は廃止され、削除されました。
+ ++ dump(8) + に、使用中の UFS および UFS2 ファイルシステムを + 安全にダンプする -L + オプションが追加されました。 + 一貫性のあるダンプイメージを取得するため、 + dump(8) + はファイルシステムのスナップショットを作成し、 + そのスナップショットに対してダンプを実行します。 + ダンプの作成が完了すると、スナップショットは削除されます。
+ ++ dump(8) + にダンプサイズの予測を出力し終了するだけの -S オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ expr(1) が + POSIX.2-1992 (および POSIX.1-2001) 準拠しました。 + ただし、いくつかのプログラムは + expr(1) + の古い歴史的な動作に依存しており、 + 引数をコマンドラインオプションと誤って解釈しないようにするための + 指定を適切に行ないません (大きなものに、GNU + プログラムの多くが使っている + devel/libtool の + port/package があります)。 + check_utility_compat(3) + で説明されている互換モードを有効にすると、 + expr(1) + を従来と同じ動作にすることが可能です。
+ ++ fbtab(5) + はターゲットデバイスとして、特定のデバイスや + ディレクトリだけではなく、グロブマッチングパターンも受け付ける + ようになりました。
+ +フロッピーディスクからデータを読み出すためのプログラム + + fdread(1) + が新たに追加されました。 これは + fdwrite(1) + と対になるもので、 + 異常のあるメディアからデータを取り出す手段を提供し、 + 複雑な手順で + dd(1) + を実行しなくて済むようにする目的で設計されています。
+ ++ finger(1) が .pubkey + ファイルに対応しました。[MFC 済]
+ ++ finger(1) に、 + GECOS 情報の表示をユーザのフルネームのみに制限する -g フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ finger(1) + に、リモートの問い合わせに使うアドレスファミリを指定する + -4 フラグと -6 フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ fold(1) に、 + 指定バイト位置で改行する -b + フラグ、 単語境界で改行する -s + フラグが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ fsck(8) が、 + フォアグラウンドチェック (-F) + およびバックグラウンドチェック (-B) に対応しました。 + fsck(8) + は従来、ファイルシステムをマウントする前に実行され、 + 実行終了時点でチェックがすべて完了していましたが、 + バックグラウンドチェックが利用できる場合、 + fsck(8) は 2 + 回実行されます。 最初の実行は従来と同様の時点、 + つまりファイルシステムがマウントされる前に、 + バックグラウンドチェックが不可能なすべてのファイルシステムに対して + -F + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + そしてもう一度、システムがマルチユーザモードに移行してから + バックグラウンドチェックが可能なすべてのファイルシステムに対して + -B + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + バックグラウンドチェックはフォアグラウンドチェックと + 異なり非同期で実行されるため、 + チェック中に他のシステム動作も並行して処理することが可能です。 + この機能を起動時に有効化するかどうかは、 + rc.conf(5) の background_fsck + オプションで制御できます。
+ ++ fsck_ffs(8) + が、-B + オプションでマウントされている FFS + ファイルシステムに対する、 + バックグラウンドでのファイルシステムチェックに対応しました + (これらのファイルシステムで Soft Updates + 機能が有効化されている必要があります)。 また -F オプションフラグは、 + 指定されたファイルシステムをフォアグラウンドで + チェックする必要があるかどうかを指定します。
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -m + オプションが追加されました。 + これは、ファイルシステム上の許可属性に従い、 + ゲストユーザも既存のファイルを変更できるようにするものです。 + これは特に、ゲストユーザがアップロードする際の途中再送 + (resume) を可能にします。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -M + オプションが追加されました。 + これは、ゲストユーザがディレクトリを作成できないようにします。 + [MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に新しいオプション -o および -O が追加されました。 -o はすべてのユーザ、 -O はゲストユーザに対して RETR コマンドを無効化します。 これと + -A オプション、 + および適切なファイル許可属性を組み合わせることで、 + 比較的安全なアップロード用 anonymous FTP + サーバを構築することが可能です。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -W + オプションが追加されました。 これは、FTP セションのログを + + wtmp(5) + に記録しないようにします。 [MFC 済]
+ +FireWire サブシステムをユーザから操作・制御するための + + fwcontrol(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ getconf(1) + ユーティリティが追加されました。 これは POSIX、X/Open + パスの値、 あるいはシステム設定変数の値を出力します。 + [MFC 済]
+ +gifconfig(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + tunnel と deletetunnel + コマンドに統合されました。
+ ++ gprof(1) + に現在動作しているカーネルから動的にシンボル + 参照を解決するための -K + オプションが追加 されました。 この変更により、KLD + モジュールが適切にコンパイルされていれば、 + プロファイルすることができるようになりました。
+ +EFI GPT パーティションを操作する gpt + ツールが追加されました。
+ ++ 単にエミュレーションカーネルモジュールをロードするだけの機能を持つ + ibcs2(8)、 linux(8)、osf1(8);、svr4(8) + スクリプトが削除されました。現在のカーネルモジュールシステムは、 + それらを必要に応じて自動的に、依存関係を満たすようロードします。
+ ++ ifconfig(8) + に、インターフェイスを プロミスキャス (promiscuous) + モードにする機能が追加されました。 + これは、新しく追加された promisc + フラグを使います。 [MFC 済]
+ ++ ifconfig(8) + に、パケットの送出を遮断する monitor フラグが追加されました。 + この機能は、他ネットワークへ影響をおよぼさずに、 + そのネットワークのトラフィックを監視するのに役立ちます。
+ +デフォルトでは、 + inetd(8) + は起動時に + rc(8) + から起動しなくなりました。 しかし、 + sysinstall(8) + を使ったバイナリインストールの際には、 + inetd(8) + を有効にするかどうかの選択ができるようになっています。 + また、 + inetd(8) は /etc/rc.conf + に次の行を加えることでも有効にすることが可能です。
++ inetd_enable="YES" ++ +
+ inetd(8) + に、同一の IP アドレスからの同時アクセス数の最大値を + 各サービスに対して設定する機能が追加されました。[MFC + 済]
+ ++ ipfw(8) + フィルタルールは、IPv4 precedence フィールド + の値にマッチできるようになりました。
+ ++ kbdmap(1) と + vidfont(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ kenv(1) + がカーネル環境変数の設定・削除に対応しました。
+ +kget(8) ユーティリティが削除されました (これは + UserConfig 専用のユーティリティであり、 FreeBSD + 5.0-RELEASE には UserConfig がありません)。
+ ++ killall(1) + が、-z + フラグが指定されない場合にゾンビプロセスを kill + しようとしなくなりました。
+ +ユーザランドから ktr トレースバッファをダンプする + ktrdump(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ ldd(1) + に、各ロードされたオブジェクトが必要とする + すべてのオブジェクトのリストを表示する -a フラグが追加されました。
+ +libc + が標準でスレッドセーフになりました。 libc_r + にはスレッド関数のみが含まれています。
+ +libstand は UFS + ファイルシステム中 + のファイルの中身を上書きすることができるようになりました + (ファイルシステムが dirty もしくは inconsistent + かもしれない + ので、ファイルを大きくしたり削ったりすることはできません)。
+ +libgmp が libmp で置き換えられました。
+ +libposix1e の関数が libc に統合されました。
+ ++ lock(1) + に、現在使用している端末がロックされている時に VTY + の切替えを無効にする -v + フラグが追加されました。 + これにより、ひとつの端末からコンソール全体を + ロックすることができるようになります。[MFC 済]
+ ++ lpc(8) + に改良が加えられました。 lpc + clean は多少安全な動作をするように変更され、 + 新しく導入された lpc tclean + コマンドにより、 lpc clean + コマンドで削除されるファイルをチェックすることができます。 + lpc topq が再実装され、 + 移動するジョブを (ジョブ番号の範囲やホスト名などを使って) + より柔軟に指定できるようになりました。 + また、印刷キューの最後にジョブを移動する lpc bottomq コマンドと、 + プリンタの状態メッセージを設定できる lpc setstatus + コマンドが追加されました。[MFC 済]
+ +The + ls(1) + にリストを一行で表示する -m + フラグ、 ディレクトリ名の後ろに / を付加する -p フラグ、 + ファイル名を行方向にソートして表示する -x フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ makewhatis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ +``catpage'' (繰り返し表示されるためにあらかじめ + フォーマットされキャッシュされたマニュアルページ) + の生成に 関連する弱点を減らすために、 + man(1) は man に SUID された状態で + インストールされなくなりました。 その結果、 + man(1) + は一般ユーザの代わりにシステムの catpage + を作成することはできなくなりました。 ユーザが catpage + を保持しているディレクトリに対して書き込み権限 + を持っている場合 (例えばユーザ自身の manpage) や、 + 実行しているユーザが root + の場合には、 catpage を作成することができます。
+ +MCA (Machine Check Architecture) + レコードをデコードするための mca + ユーティリティが追加されました。
+ +新しいコマンド + mdmfs(8) + が追加されました。 これは + mdconfig(8) + コマンド、 + disklabel(8) + コマンド、 + newfs(8) + コマンド、 + mount(8) + コマンドに関連するラッパで、 廃止された + mount_mfs(8) + コマンドのオプションが利用できます。
+ ++ mesg(1) が SUSv3 + に適合しました。 他のものと同様に、 + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (mesg n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末への書き込みアクセスを制御することができます。
+ ++ mountd(8) と + nfsd(8) が /sbin から /usr/sbin に移動しました。
+ ++ mv(1) に、 + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ ++ 最近のハードディスクでは有効に働かない古い機能の多くが、 + + newfs(8) + から削除されました。 -O、-d、 -k、-l、-n、 -p、-r、-t、 および -x フラグがそれに該当します。
+ ++ newfs(8) に UFS1 + ファイルシステム、UFS2 ファイルシステムの作成を選択する + -O フラグが追加されました。
+ +現在のグループを新しいグループに切り替える + newgrp(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ newsyslog(8) + がデフォルトで ログファイルの圧縮に + bzip2(1) + を使うようになりました (/etc/newsyslog.conf には、 + gzip(1) + を利用する従来の動作を指定することも可能です)。
+ ++ 次回の起動で使用するカーネルと起動フラグを指定するための + + nextboot(8) + ユーティリティが追加されました。この機能は FreeBSD 2.2 + に初めて登場していたものです。
+ +NFS が IPv6 + に対応しました。
+ ++ nice(1) + に、実行するユーティリティの ``nice 値'' を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +nsswitch 機能が NetBSD + からマージされました。 + nsswitch.conf(5) + ファイルを作成することで、 + passwd(5) や + group(5) + といったさまざまなデータベースを、 + 通常のテキストファイル、NIS、Hesiod + を経由して検索するように FreeBSD + を設定することが可能です。 /etc/nsswitch.conf + ファイルが存在しない場合は、 システム起動時に /etc/hosts.conf + から自動生成されます。また、古いバイナリでは /etc/hosts.conf + が使われる可能性があるので、 + このファイルが存在しない場合はシステム起動時に /etc/nsswitch.conf + を使って自動生成されます。
+ ++ od(1) に、 + 入力アドレスの起点を指定する -A + オプション、 ダンプするバイト数を指定する -N オプション、 + ダンプを何バイトスキップするか指定する -j オプション、 符号付きの 10 + 進数で出力する -s オプション、 + 出力形式を指定する -t + オプションが追加されました。 [MFC 済]
+ +PAM + のアカウント管理、セション管理に対応しました。
+ +PAM の設定は 単一のファイル + /etc/pam.conf ファイル + ではなく、/etc/pam.d/ 内の + ファイルで行われるようになりました。 /etc/pam.d/README + に詳細があります。
+ +エコーサービスを提供する + pam_echo(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ pam_exec(8) + モジュールが追加されました。 + これはプログラムの実行サービスを提供します。
+ ++ pam_ftp(8) + モジュールが追加されました。 これは anonymous FTP + ユーザの認証を可能にするものです。
+ ++ ftpusers(5) + ファイルをチェックする + pam_ftpusers(8) + モジュールが追加されました。
+ +Kerberos 5 認証と + su(1) に対して + $HOME/.k5login を使った認可 + (authorization) を行なう + pam_ksu(8) + モジュールが追加されました。
+ +ログインセションを + utmp(5)、 + wtmp(5)、 + lastlog(5) + データベースに記録する + pam_lastlog(8) + モジュールが追加されました。
+ +/etc/login.access + をチェックする + pam_login_access(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ nologin(5) + を利用してログインを拒否する + pam_nologin(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ opie(4) + を使った認証制御を可能にする + pam_opie(8)、 + pam_opieaccess(8) + モジュールが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ パスワードの変更の際に入力されたパスワードの品質をチェックする + + pam_passwdqc(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ rhosts(5) + 認証に対応した + pam_rhosts(8) + モジュールが追加されました。
+ +スーパーユーザのみが認証に利用できる + pam_rootok(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ ttys(5) + に書かれている TTY の ``security'' を チェックする + pam_securetty(8) + モジュールが追加されました。
+ +ユーザの自己認証を可能にする + pam_self(8) + モジュールが追加されました。
+ +あるグループ (デフォルトは wheel) に + 所属しているかどうかでの認証を可能にする + pam_wheel(8) + モジュールが追加されました。
+ +パス名の妥当性や他の POSIX + システムとの移植性をチェックする + pathchk(1) + ユーティリティが追加されました。[MFC 済]
+ ++ ping(8) + に、応答を一回受け取った後に終了する -o フラグが追加されました。
+ +prefix(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + eui64 + コマンドに統合されました。
+ ++ pselect(3) + ライブラリ関数 (POSIX.1 で導入された + select(2) + を若干強力にしたもの) が追加されました。
+ ++ pwd(1) + に、論理カレントディレクトリを表示する -L フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ quota(1) に NFS + ファイルシステムのクォータチェックを抑制する -l フラグが追加されました。
+ ++ rand(3) + の疑似乱数生成器実装に対して、 + 結果の乱雑さをより向上させるための改良が加えられました。
+ ++ rcmd(3) + はリモート実行のために + rsh(1) の代わりに + 実行するプログラムを RSH + 環境変数で 指定できるようになりました。 そのため、 + dump(8) + のようなプログラムも通信手段として + ssh(1) + を使うことができるようになりました。
+ ++ rdist(1) + がベースシステムから削除され、 FreeBSD Ports Collection + の + net/44bsd-rdist + として用意されるようになりました。
+ ++ renice(8) + コマンドに、 プロセスの優先度に対する増分を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ portmap(8) が + rpcbind(8) + に置き換えられました。
+ ++ rpcgen(1) は、 + /usr/libexec/cpp ではなく + (NetBSD のように) /usr/bin/cpp + を使うようになりました。
+ +NetBSD 由来の + rpc.lockd(8) + が統合されました。 このデーモンは クライアント側の NFS + ロックを提供するためのものです。
+ ++ rtld(1) は LD_TRACE_LOADED_OBJECTS_ALL + 環境変数が定義されていた場合、ロードされる各オブジェクトの + 名前を表示するようになりました。
+ ++ sed(1) + に、指定ファイルそのものを編集する -i オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +ファイルシステムの Access Control Lists + を管理するコマンド + setfacl(1) および + + getfacl(1) + が追加されました。
+ +他のビルトインコマンドと比べてそれほど価値があるとは + 思えないため、 + sh(1) はもはや + printf + をビルトインコマンドとして実装しません + (もちろんこの機能は + printf(1) + 外部コマンドとして 利用可能です)。
+ ++ sh(1) + に、出力のリダイレクトで既存の通常ファイルを + 上書きする操作を禁止する -C + オプションと、 + 未定義の変数を展開しようとした時にエラーを発生させる -u オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の cd コマンドに、 論理モードを指定する + -L フラグと 物理モードを指定する + -P + フラグがそれぞれ追加されました。 + デフォルトは論理モードです。 このデフォルトは、physical という + sh(1) + オプションで 変更できます。[MFC 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の jobs コマンドに、 PID のみを表示する + -s フラグと 出力に PID を含める + -l フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ sh(1) + にシェルの行編集機能のキーバインドを変更する bind + 内蔵コマンドが追加されました。
+ ++ sh(1) 内蔵の export および readonly コマンドに、 ``portable'' + フォーマットで出力する -p + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ sh(1) は command & && + command, && command, や || command. + のような構文を 拒否するようになりました。[MFC 済]
+ ++ spkrtest(8) が + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ split(1) + に、分割ファイルの接尾子に使用する文字数を指定する -a オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +<sys/select.h> を + SUSv2/POSIX 規格に適合させるため、 struct selinfo および関連する関数が + <sys/selinfo.h> + に移動しました。
+ ++ su(1) が認証に PAM を使うようになりました。
+ ++ sysctl(8) に + 変数の説明を出力する -d + フラグが追加されました。
+ ++ sysinstall(8) + に新しいダイアログ表示関数が導入され、 + より直観的なものになりました。 [MFC 済]
+ ++ sysinstall(8) + のデフォルトのルートパーティションのサイズが、 i386 版と + pc98 版が 100MB、Alpha 版が 120MB + にそれぞれ変更されました。
+ +インストール手順を単純化するため、 + sysinstall(8) が + /usr/sbin に移動しました。 + sysinstall(8) + のマニュアルページも、 + 他のユーティリティと同様の方法でインストールされるようになっています。
+ ++ sysinstall(8) + は新規インストールの際にデフォルトで + procfs(5) + をマウントしなくなりました。 + この変更はセキュリティの向上をねらったものですが、 + procfs(5) + を手動で、あるいは + fstab(5) + ファイルに指定することでマウントすることは可能です。
+ +端末のタブストップを設定する + tabs(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ termcap(5) + データベースは、 XFree86 + 由来の xterm + 端末タイプを使うようになりました。 これにより + xterm(1) + はデフォルトでカラー表示が可能になり、 環境変数 TERM に xterm-color + を設定するという回避策はもう必要なくなりました。 xterm-color + 端末タイプを利用していると、 アプリケーションから + (害はありませんが) 警告が出るかも知れません。
+ ++ tftpd(8) が RFC + 2349 (TFTP Timeout Interval and Transfer Size Options) + に対応しました。 この機能は (HP i2000 Itanium + サーバが採用している) EFI + ブートマネージャのようなファームウェアが TFTP + を使ってイメージから起動するために必要となるものです。
+ +Transport Independent RPC (TI-RPC) が統合されました。
+ ++ tip(1) が OpenBSD + 由来のものに更新されました。 + cu(1) + の代用品として動作することができます。
+ ++ top(1) が、 tty + の持つ最大の表示幅を利用するようになりました。
+ ++ touch(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはコマンドの作用をシンボリックリンクのリンク先ではなく、 + リンクそのものに対して行なうことを指定するものです。
+ ++ tr(1) + が、一部の等価クラス (equivalence class, + 対応しているロケールのみ) に対応しました。 [MFC 済]
+ ++ tr(1) + に第一引数で指定された文字の補集合を表す -C フラグが追加されました。
+ ++ tunefs(8) に、UFS + ファイルシステムの FS_ACLS + 管理フラグおよび FS_MULTILABEL + 管理フラグの有効化・無効化を指定する -a フラグと -l + フラグがそれぞれ追加されました。
+ ++ ipfw(8) + と類似した + ugidfw(8) + ユーティリティが追加されました。 これは mac_bsdextended MAC (Mandatory + Access Control) + ポリシのルールセットを管理するためのものです。
+ ++ cu(1) と + rmail(8) + を除いて、 UUCP は + ベースシステムから削除されました。 現在は Ports + Collection の + net/freebsd-uucp + にあります。
+ ++ unexpand(1) に、 + + expand(1) + と同じようにタブ位置を指定する -t + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ ++ usbdevs(8) + に、各デバイスに対応するデバイスドライバ を表示する -d フラグが追加されました。
+ ++ uuencode(1) と + uudecode(1) の + base64 変換機能が、 それぞれ + b64encode(1) と + + b64decode(1) + という名前で実行することで自動的に有効になるようになりました。 + (訳注: + b64encode(1) は + + uuencode(1) の、 + + b64decode(1) は + + uudecode(1) + のハードリンクです)。 [MFC 済]
+ ++ uuidgen(1) + ユーティリティが追加されました。 これは新しく導入された + + uuidgen(2) + システムコールを利用して OSF/DCE 1.1 version 1 UUID + と互換性のある Universally Unique Identifier を一つ + (ないしそれ以上) 生成します。
+ ++ vidcontrol(1) + に、VTY の切替えを無効にする -S + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ vinum(8) + のストライプサイズの既定値が 256KB から 279KB + に変更されました。 + これは各ストライプに対してスーパブロックを均等に割り振るためです。
+ ++ wc(1) + がバイトではなく文字をカウントする -m フラグに対応しました。
+ ++ whereis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。 + locate(1) + の起動を抑制する -x フラグ、 + 出力行の先頭に現れるクエリ名の表示を抑制する -q フラグが追加されました。
+ ++ whereis(1) に、 + 検索対象のファイルタイプに一致する最初のものだけでなく、 + マッチするものすべてを表示する -a + フラグが追加されました。
+ +Perl スクリプトだった + which(1) が C + プログラムに変更されました。
+ ++ who(1) + に数多くのオプションが追加されました。 -H はカラムヘッダを出力し、 -T は + mesg(1) + の設定を表示します。 -m は am i と等価であり、 -u はアイドル時間の表示、 -q はログイン名を列で表示します。[MFC + 済]
+ ++ wicontrol(8) に + hostap + モードのステーションの一覧を表示する -l フラグと + 利用可能なアクセスポイントの一覧を表示する -L フラグが追加されました。
+ ++ wicontrol(8) now + supports a -l to list the + stations associated in hostap + mode and a -L to list available + access points.
+ ++ xargs(1) + に新しいオプション -I replstr + が追加されました。 + これは標準入力から読み込まれたデータをコマンドライン引数の最後ではなく、 + 指定した点に挿入するように制御するためのものです (FreeBSD + 独自の -J + オプションと同様の機能です)。 [MFC 済]
+ ++ xargs(1) + に、入力を指定行数ごとに区切り、 + それを引数にして入力がなくなるまで複数回コマンドを呼び出すという + -L + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ +C ライブラリ中のさまざまなルーチンが ``ワイド'' + 文字に対応しました。 この対応は + wctype(3) + のような文字クラス関数、 + getwc(3) + のようなワイド文字入出力関数、 + wprintf(3), + wscanf(3) + のような書式入出力関数にわたります。 + multibyte(3) + 文字への変換関数にも対応しています。
+ +多くのユーティリティとライブラリが改良され、 Single + UNIX Specification (SUSv3) および IEEE Std 1003.1-2001 + (``POSIX.1'') との適合性が向上しました。 + 個々のユーティリティにおいて追加された機能は + リリースノートに記載されています。 + 個々のユーティリティやライブラリ関数の標準への適合性は + そのマニュアルページに記載されています。
+ +ベースシステムから BSD + に伝統的に含まれていた数々のゲームが削除されました。 + これには adventure(6), arithmetic(6), atc(6), + backgammon(6), battlestar(6), bs(6), canfield(6), + cribbage(6), fish(6), hack(6), hangman(6), larn(6), + mille(6), phantasia(6), piano(6), pig(6), quiz(6), + rain(6), robots(6), rogue(6), sail(6), snake(6), trek(6), + wargames(6), worm(6), worms(6), wump(6) が含まれます。 + 各ゲームへのアクセスを制限するのに利用されていた dm(8) + は必要がなくなったため、削除されました。 + fortune(6) + のように ``ユーティリティともみなせる'' + ゲームは残されています。
+ +am-utils がバージョン + 6.0.7 に更新されました。
+ +Bell Labs の awk ( ``BWK + awk'' や ``The One True AWK'' として知られています ) の + 2002 年 11 月 29 + 日時点のスナップショットが統合されました。 awk、nawk + としてインストールされます。
+ +BIND が NOADDITIONAL + オプションで構築されるようになりました。 + これは良くある設定ミスに対して、 + named(8) + により一貫性の高い動作をさせるためのものです。 [MFC + 済]
+ +BIND がバージョン 8.3.3 + に更新されました。[MFC 済]
+ +Binutils が 2002/10/27 の + 2.13.2 プレリリーススナップショットに + 更新されました。
+ +file がバージョン 3.39 + に更新されました。
+ +gcc が、 gcc 3.2.1 + のリリースバージョンに更新されました。
+ +++Warninggcc + 3.2.1 の C++ ABI は、 + 以前のバージョンのものと互換性がありません。
+
+ gcc(1) が GCC_OPTIONS 環境変数に対応しました。 + この変数には GCC + のデフォルトオプションを指定します。 [MFC 済]
+ +gdb がバージョン 5.2.1 + に更新されました。
+ +gperf がバージョン 2.7.2 + に更新されました。
+ +groff + および関連ユーティリティが更新され、 FSF バージョン + 1.18.1 になりました。
+ +Heimdal Kerberos + がバージョン 0.5.1 に更新されました。 [MFC 済]
+ +ISC DHCP + クライアントがバージョン 3.0.1RC9 + に更新されました。
+ ++ more(1) + コマンドが + less(1) + に置き換えられました、 ただし more + というコマンド名はそのまま使用 できます。[MFC 済] less のバージョン 371 + が統合されました。
+ +ベースシステムにおける XML + を使用するユーティリティの利便性を向上するために、 libbsdxml という名前の XML + 処理ライブラリが追加されました。 + このライブラリの大部分は基本的に expat 1.95.5 + を統合したものですが、 Ports Collection + を利用してインストールした expat + と衝突するのを避けるために + 異なる名前でインストールされています。
+ +libpcap がバージョン + 0.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ +libreadline がバージョン + 4.2 に更新されました。
+ +libz が 1.1.4 に + 更新されました。
+ +lint は NetBSD + lint(1) の 2002 + 年 7 月 19 + 日時点のスナップショットに更新されました。
+ +FreeBSD の + ftp(1) + プログラムが lukemftp 1.6 + beta 2 (NetBSD 由来の FTP クライアント) + に置き換えられました。 + これにより、より自動化された動作や、標準への準拠、転送レート制御、 + カスタマイズ可能なコマンドラインプロンプトなどが + 提供されます。 + いくつかの環境変数やコマンドライン引数が変更となっています。
+ +OpenBSD から 2002 年 4 月 26 日時点の + m4(1) + が統合されました。[MFC 済]
+ +ncurses がバージョン + 5.2-20020615 に更新されました。
+ +OpenPAM (``Citronella'' + リリース) が Linux-PAM + に代わって 統合されました。
+ +OPIE + ワンタイムパスワードスイートがバージョン 2.4 + に更新されました。 [MFC 済] これは S/Key + の機能を完全に置き換えるものです。[MFC 済]
+ +Perl が FreeBSD + のベースシステムから削除されました。 なお、Perl は + FreeBSD Ports Collection から、 package + としてインストールするか、もしくは + sysinstall(8) + のメニューから Perl + distribution + を選択することでインストールすることができます。 Perl + のベースシステムから削除の削除は、 + 今後のアップグレードと保守を容易にすることを目的としています。 + ベースシステムの Perl 依存性を減らすため、 + 多くのユーティリティがシェルスクリプトや C + プログラムで書き直されました + (書き直されたユーティリティは、リリースノート中に記載されています)。
+ +++Note: Perl + の削除作業は、まだ完了していません。
+
++Note: + sysinstall(8) + の配布物のほとんどには、 新しい Perl + 配布物が含まれています。 そのため、Perl + がベースシステムとは独立して更新されるという点を除いて、 + この変更をユーザが意識することはほとんどないでしょう。
+
GNU ptx が + ベースシステムから削除されました。 + ペースシステムでは利用されておらず、 + 更新や保守がされていないことが理由です。 + この機能が必要なユーザは + textproc/textutils + カテゴリから + 当該ユーティリティをインストールしてください。
+ +NetBSD から rc.d + フレームワークが導入されました。 + これは、従来のシステムのスタートアップ部分を ``task + 指向'' のスクリプト群として細かく分割して /etc/rc.d に配置し、 + そのスタートアップスクリプトの起動順を、 + 起動時に動的に決定するというものです。
+ +GNU sort が GNU textutils 2.0.21 + に含まれるものに更新されました。
+ +NetBSD 由来の (2002 年 6 + 月 5 日時点の) + stat(1) + コマンドが導入されました。
+ +GNU tar が バージョン + 1.13.25 に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcpdump がバージョン + 3.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ ++ csh(1) シェルが + + tcsh(1) + に置き換えられました。 ただし csh + というコマンド名はそのまま使用できます。 tcsh はバージョン 6.12 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcp_wrappers の寄贈版 は + + tcpd(8) + ヘルパーデーモンを含むようになりました。 標準的な + FreeBSD インストールでは ( + inetd(8) + がすでに この機能を統合しているため) + これは必ずしも必要というわけでは ありませんが、xinetd のような + inetd(8) + を置き換えるアプリケーションには有用です。[MFC 済]
+ +texinfo がバージョン 4.2 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +top がバージョン 3.5b12 + に更新されました。[MFC 済]
+ +traceroute が LBL + (Lawrence Berkeley National Laboratory) の バージョン + 1.4a12 に更新されました。
+ +タイムゾーンデータベースが tzdata2002d + リリースに更新されました。
+ + + +OpenSSH が 3.4p1 + に更新されました。 [MFC 済] + 主な変更点は以下のとおりです。
+ +*2 は廃止されました + (たとえば ~/.ssh/known_hosts は ~/.ssh/known_hosts2 + の中身を 含めることができます)。
++ ssh-keygen(1) + はいくつかの商用 SSH 実装 + と鍵を交換するために、SECSH + 公開鍵ファイルフォーマット を使って鍵を + import/export + することができるようになりました。
++ ssh-add(1) + は三つのデフォルト鍵すべてを追加するように + なりました。
++ ssh-keygen(1) + は特定の鍵形式をデフォルトとは + しないようになりました。-t オプション + で明示的に指定する必要があります。
++ プログラムのバグや将来的に発見される可能性のある + セキュリティ上の弱点の影響を小さくするために、 + 特権を持たないプロセスを使うという ``特権分離 + (privilege separation)'' + 機能が追加されました。
++ 整数変数のオーバフローによって権限の不正な獲得が + 可能になるというセキュリティホールなど、 + いくつかのバグが修正されました。
+sendmail がバージョン + 8.9.3 からバージョン 8.12.6 に更新されました。 + これには重要な変更点として、 + sendmail(8) + は set-user-ID root + バイナリとして インストールされなくなったこと + (set-group-ID smmsp + されます)、 標準のファイル配置の変更 (/usr/src/contrib/sendmail/cf/README + 参照)、 + newaliases(1) + の実行が root + および信頼できるユーザに制限されたこと、 STARTTLS + 暗号化に対応したこと、 標準設定で MSA ポート (587) + が有効化されたことが含まれています。 詳細については + /usr/src/contrib/sendmail/RELEASE_NOTES + をご覧ください。 [MFC 済]
+ ++ rc(8) + のデフォルトでは、外から来る SMTP 接続を処理する sendmail + を起動しなくなりました。 + ただし、バイナリインストールの場合は + sysinstall(8) + で選択したセキュリティプロファイルに応じてデフォルトが異なります。 + この機能は、次の行を手動で /etc/rc.conf に + 追加することでも有効にできます。
++ sendmail_enable="YES" ++ +
/etc/mail/Makefile + から構築される sendmail の + alias ファイル、 map データベースの許可属性は、 + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + デフォルトが 0640 になりました。 これは make.conf の SENDMAIL_MAP_PERMS + という新しいオプションの設定で + 変更することが可能です。[MFC 済]
+ +sendmail の統計ファイル + (/var/log/sendmail.st) + の許可属性が + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + 0644 から 0640 へ変更されました。[MFC 済]
+Perl と FreeBSD Ports + Collection の統合を強化するために BSDPAN + というモジュール集が追加されました。
+ +しばらくの間 FreeBSD 5.0-CURRENT (および 4.X + リリースのいくつか) には インストール済み package + と依存物を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 pkg_update(1) + は削除されました。 + 代わりに、この機能を含んだ高機能なツール + sysutils/portupgrade の + port を使うことができます。
+ +ある期間、FreeBSD 5.0-CURRENT (および、いくつかの + 4.X-RELEASE) には インストール済みの package + とその依存関係を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 + このユーティリティは削除されました。 + 代わりに、より高機能な + sysutils/portupgrade port + が提供されています。
+ ++ pkg_version(1) + が Perl スクリプトから C + プログラムに変更されました。誤解の多い -c オプションは削除されています。 + + sysutils/portupgrade の + port が、同様のより安全な機能を提供しています。
+ +Ports Collection において、(訳注: 各 port が) + 依存する X Window System のデフォルトのバージョンが XFree86 4.2.1 + に変更されました。 XFree86 + 3.3.6 に戻すには、 /etc/make.conf + に次の行を加えてください。 [MFC 済]
++ XFREE86_VERSION=3 ++ +
+ emulators/linux_base の + port でインストールされるライブラリ (Linux + エミュレーションに必要) が更新されました。 現在は Red Hat Linux 7.1 + に含まれるものに対応しています。[MFC 済]
+ +Ports Collection で生成される package (FTP + サイトに置かれているものも同様) が、 + gzip(1) + ではなく + bzip2(1) + で圧縮されるようになりました (そのため、拡張子は .tgz ではなく .tbz になっています)。 package + 関連ツールも、この新しい形式に対応するために更新されています。
+ +Ports Collection では、FreeBSD 5-CURRENT + 用の新しいインデクスファイル (/usr/ports/INDEX-5) + を使うようになりました。 この新しいインデクスは、 ( + lang/perl5 のように) + FreeBSD 4-STABLE には存在せず、FreeBSD 5-CURRENT + に存在する依存性を処理できるようにすることを目的としています。 + このファイルの導入後も、各 package + 用のインデクスファイルは、 INDEX と呼ばれています。
+インストール / + リカバリ統合ディスクの作成を容易にするため、 bin 配布物の名前が base に変更されました。
+ +FreeBSD 5-CURRENT ホスト上での FreeBSD 4-STABLE の + make release、 および FreeBSD 4-STABLE ホスト上での + FreeBSD 5-CURRENT の make release + ができるようになりました。 + クロスアーキテクチャのリリース構築 + (ホストと異なるアーキテクチャのリリースを構築すること) + も可能になっています。 詳しくは + release(7) + をご覧ください。[MFC 済]
+ +フロッピーリリースの三枚目に drivers.flp + イメージが追加されました。 このイメージには kern.flp の中にあるカーネルや mfsroot.flp イメージに入りきらない + ドライバなどの動的ロード可能なモジュールが含まれています。
+(ライセンス上の問題で以前までは含まれていなかった) + 多くの 4.4 BSD Programmer's Supplementary Documents が + /usr/share/doc/psd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +The + UNIX Time-Sharing System (01.cacm)
+UNIX + Implementation (02.implement)
+The + UNIX I/O System (03.iosys)
+UNIX + Programming -- Second Edition (04.uprog)
+The C + Programming Language -- Reference Manual + (06.Clang)
+Yacc: + Yet Another Compiler-Compiler (15.yacc)
+Lex -- + A Lexical Analyzer Generator (16.lex)
+The M4 + Macro Processor (17.m4)
+同様に、4.4 BSD User's Supplementary Documents + のいくつかが /usr/share/doc/usd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +NROFF/TROFF User's Manual + (21.troff)
+A TROFF + Tutorial (22.trofftut)
+現存する FreeBSD システムからアップグレードするユーザは + ``FreeBSD 5.0-RELEASE 初期利用者のための手引き'' + を読むことを 強く 推奨します。 + この文書は、通常 EARLY.TXT + という名前で 配布物に収録されており、 + また、他のリリースノートが置かれているところにも一緒に置かれています。 + この手引にはアップグレード時に注意を払うべき点に加え、 + さらに重要な情報として、 FreeBSD 4.X + システムを使い続ける場合と FreeBSD 5.X + へのアップグレードした場合の、 + それぞれの利点についてのまとめが書かれています。
+ +++Important: FreeBSD + のアップグレードは、もちろん、 すべての + データと設定ファイルを + バックアップしてからのみ行うべきです。
+
このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
Copyright © 2000, 2001, 2002, + 2003 by FreeBSD ドキュメンテーション プロジェクト
+ +$FreeBSD:
+ src/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml,v
+ 1.65.2.3 2003/01/14 17:38:19 hrs Exp $
+
この文書は NEC PC-98x1 ハードウェアプラットフォームの + FreeBSD 5.0-RELEASE 向けのリリースノートです。 FreeBSD + に最近追加、変更、削除された機能について解説しています。 + また、FreeBSD + の前のバージョンからのアップグレードについても言及して + います。
+ +この FreeBSD 5.0-RELEASE 配布物は release 配布物です。 + この配布物はあらゆるミラーの ftp://ftp.FreeBSD.org/ + で見つけることができます。 この (もしくは他の) FreeBSD の + release 配布物を取得する方法 は FreeBSD ハンドブック の 付録 ``FreeBSD を取得する'' + を参照してください。
+この節では 4.0-RELEASE 以降に新たに追加・変更された + ユーザに影響する機能について説明します。 + これには他のブランチ (FreeBSD 4.6-RELEASE 以降) へと + 最近マージされた機能に加えて、5-CURRENT ブランチ + に固有の項目も含まれます。
+ ++ リリースノート項目の多くは、新しいドライバやハードウェア対応、 + 新しいコマンドやオプション、重要なバグフィックスや寄贈ソフトウェア + のアップグレードなどについてのものです。 4.6-RELEASE + 以降に出されたセキュリティ勧告のうち、 + リリースに影響するものについても掲載しています。
+ +FreeBSD に加えられた変更点のうち、 + スペースの都合上ここに書かれていないものも多数存在します。 + それらはたとえば文書の修正や改良、ごく影響の小さいバグの修正、 + 監査で見つかったセキュリティ上好ましくないスタイルで書かれたコードの修正、 + ソースコードの整理などです。
+ ++ a.out(5) + 形式の実行ファイルの利用するには、 + カーネルコンフィグファイルに COMPAT_AOUT オプションをつけるか、 + aout.ko カーネルモジュールを + ロードしなければならなくなりました。
+ ++ acct(2) + は、アカウンティングファイルを + 追記モードでオープンするように変更されました。 これは + accton(8) + のアカウンティング機能を、 + 追記専用ファイルに対して使えるようにするための変更です。[MFC + 済]
+ +複数の Netgraph モジュール ( + ng_bluetooth(4) + 参照) という形で、 Bluetooth デバイスに暫定対応しました。 + Bluetooth アダプタに対応する 2 + つのモジュールが提供されています。 + ng_bt3c(4) + ドライバは 3Com/HP Bluetooth PCCARD アダプタに対応し、 + ng_ubt(4) + は、いくつかの USB Bluetooth + アダプタに対応するものです。
+ +++Note: FreeBSD の Bluetooth 対応は、 + 現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
OpenBSD 由来の新しいカーネル暗号化フレームワークが + 統合されました (詳細は + crypto(4) と + crypto(9) + をご覧ください)。 + これは、ソフトウェアで実装された暗号アルゴリズムと + ハードウェアで実装された暗号アルゴリズムの両方を、 + カーネルから共通の方法で利用できるインターフェースを提供し、 + ユーザアプリケーションから暗号化ハードウェアへアクセスできるように + するためのものです。 + ハードウェア用デバイスドライバとして、 hifn + ベースのカードに対応した + hifn(4) + ドライバと Broadcom ベースのカードに対応した + ubsec(4) + ドライバが 追加されています。[MFC 済]
+ ++ ddb(4) + に新たなコマンド show pcpu + が追加されました。 これは各 CPU の情報を表示します。
+ +devctl + デバイスが追加されました。 + これにより、ユーザランドプログラムは + いつデバイスがデバイスツリー上で用意されて利用可能になるかを + 知ることができます。 この機能は主に + devd(8) + ユーティリティで利用されます。
+ ++ devfs(5) + の大部分が書き直されました。 これは /dev + ディレクトリ内のエントリを自動的に構築し、 + デバイスの接続をより適応的に行なうことを可能にします。 + devfs(5) + は標準で有効化されていますが、 NODEVFS + カーネルオプションを使うことで無効化できます。 + また、管理者は ``rule'' サブシステムを用いて + 新しいデバイスノードがユーザランドからアクセスできるようになる前に、 + そのデバイスノードの特性を設定することが可能です。 + 静的なノード (たとえば /dev/speaker)、 動的なノード (/dev/bpf* + やリムーバブルデバイスの一部) の両方に対応しています。 + devfs(5) + のマウントは、 + 各マウントごとに異なるルールセットを設定することができます。 + これにより、jail + 環境などに対して異なるポリシを適用することが可能です。 + ルールとルールセットの操作には、 + devfs(8) + ユーティリティを使います。
+ +PCI Xr ベースのカード、ISA Xem Digiboard + カードに対応した digi ドライバが新たに追加されました。 + 新たに追加された + digictl(8) + プログラムは (主に) PC/Xem + のような外部ポートモジュールを持つカードを + 再初期化するためのものです。digi + ドライバの追加にともない、 古い dgm + ドライバは削除されました。
+ ++ eaccess(2) + システムコールが追加されました。 + access(2) + と似ていますが、後者は実権限を使うのに対して、 + 前者は実効権限を使います。
+ +FireWire デバイスへに対する + 初期的な対応が追加されました (詳細は + firewire(4) + をご覧ください)。[MFC 済]
+ +各 + jail(2) + 環境は各々の securelevel で動作することがで + きるようになりました。
+ ++ jail(2) + 用の設定可能な sysctl 変数 が jail.* から security.* へと移動しました。 + 他のセキュリティ関連の sysctl 変数は kern.security.* から security.* へと移動しました。
+ +カーネル環境変数が + kenv(2) + システムコールを使って + 動的に変更することができるようになりました。
+ +labpc(4) ドライバは古くなったため削除されました。
+ +ローダとカーネルリンカは、 KLD + のある各ディレクトリに存在する linker.hints というファイルから + モジュール名およびバージョンと KLD + ファイル名の対応を調べるようになりました。 + 新しく追加されたユーティリティ + kldxref(8) は、 + これらのファイルを生成するために使用します。
+ +Low-Watermark Mandatory Access Control 用 + セキュリティ機構 + lomac(4) + がカーネルモジュールとして 追加されました。 + これは管理者からの追加の設定を必要としない、 従来の UID + ベースのセキュリティ機構に加えて使うことのできる + セキュリティ機構です。 この機能は DARPA と NAI Labs + がスポンサーになっています。
+ +FreeBSD に TrustedBSD の MAC (Mandatory Access + Control, 強制アクセス制御) + フレームワークが追加されました。 + これはシステムのセキュリティポリシの機能性を向上させるもので、 + カーネルのコンパイル時、システム起動時、システム実行中のいつでも + ロード・リンク可能なカーネルモジュールとして実装されています。 + TrustedBSD MAC + はさまざまなイベントに対応するモジュールと、 + ラベル領域のように共通して利用できるセキュリティポリシサービスを提供します。 + 今回のリリースには、固定およびフローティングラベルの Biba + 完全性モデルや区画付きマルチレベルセキュリティ (MLS) + に加え、 + ファイルシステムファイアウォールなどの数多くの改良型 UNIX + セキュリティモデルを実現するためのポリシモジュールのサンプルが + 数多く収録されています。 + この機能は、ローカルおよびベンダの + セキュリティ拡張の開発や保守を容易にするものです。 + この拡張サービスは、カーネルコンフィグファイルに options MAC + を追加することにより有効にできます。
+ +++Note: MAC フレームワークは、 + 今回のリリースにおいて実験的な機能の一つと考えられています。 + デフォルトでは有効にされていません。
+
+ mutex(9) + にプロファイルのためのコードが追加されました。 + これはカーネルコンフィグファイルに MUTEX_PROFILING + を加えることにより有効になり、sysctl 変数 debug.mutex.prof.* + の設定が有効になります。
+ +カーネルオプション P1003_1B + が すでに使われなくなっているために削除されました。
+ +PECOFF (Win32 実行ファイルフォーマット) + に対応しました。
+ ++ random(4) + デバイスが Yarrow + アルゴリズムを使うように書き直されました。 + このアルゴリズムはコンソールデバイス、 イーサネット、PPP + ネットワークインターフェイス、 + 大容量記憶デバイスといった、 + さまざまな割り込み要因からエントロピを収集します。 + random(4) + デバイスから得られるエントロピは + シャットダウン時刻実行時だけでなく、 定期的に /var/db/entropy + に保存されるようになっています。 また /dev/random + のセマンティクスが変更され、 + エントロピが生成する前でブロックするのではなく、 + 疑似乱数データストリームを生成するようになりました。 + これは /dev/urandom + と完全に同じ動作です。
+ +カーネルオプション options + REGRESSION + が新たに追加されました。これは動作検証やレグレションテスト時に有用な + インターフェイスや機能を提供します。
+ +RLIMIT_VMEM + 機能が追加されました。 これは、あるプロセスに対して、 + mmap(2) + 空間を含む、全仮想メモリ空間の大きさに制限を設けるものです。 + 制限は + login.conf(5) + に追加された vmemoryuse + 変数によって設定することができます。 [MFC 済]
+ ++ sendfile(2) + システムコールにおいて、 + 送信ファイルサイズの計算でヘッダサイズを + 正しく含めていなかったというバグが修正されました。[MFC + 済]
+ ++ syscons(4) + ドライバがキーボード操作によるペーストに対応しました。 + 標準では Shift-Insert に設定されています。
+ +USB オーディオデバイス用の uaudio + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +Belkin F5U103 USB-シリアル変換アダプタ + (およびその互換製品) に対応する ubsa + ドライバが追加されました。
+ +USB モデムや USB シリアルデバイスなどを tty + のように見えるようにする + ucom(4) + ドライバが追加されました。 また、 + uftdi(4)、 + uplcom(4)、 + uvscom(4) + ドライバはそれぞれ、FTDI シリアルアダプタ、 Prolific + PL-2303 シリアルアダプタ、SUNTAC Slipper U VS-10U + に対応しています。 [MFC 済]
+ +セキュリティを向上させるため、UCONSOLE + カーネル設定オプションが削除されました。
+ +起動時に ISA + デバイスの有効化・無効化・設定を行なうカーネル設定機能 + UserConfig が削除されました。その機能は /boot/device.hints + にあるカーネルヒントファイルに置き換えられています。
+ +USER_LDT + カーネルオプションが標準設定で有効化されるようになりました。
+ +Handspring Visors を USB + 経由で接続できるようにするための + uvisor(4) + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +VESA S3 + リニアフレームバッファドライバが追加されました。
+ +カーネルのクラッシュダンプ機構が、 + 新しいプラットフォームへの対応、 + コードのロジックの整頓を受けて改良されました。 + この改良の成果の一つとして、 + カーネルダンプのディスク上のフォーマットが変更され、 + バイトオーダ依存性がなくなりました。
+ +極めて大きいスワップ領域 (67 GB 以上) + でも、システムがパニックしなくなりました。
+ +リンカセット (訳注: ELF + カーネル構築時に必要な情報の一つ) + を生成する必要がなくなりました。 必要のなくなった + gensetdefs(8) は削除されています。
+ +カーネル構築時に + config(8) の ENV + 指示子を用いることで、(調整可能な) + カーネル環境変数を設定することができるようになりました。
+ +新しく、idle + 時にページをゼロで初期化する機能が追加されました。 これは + vm.idlezero_enable sysctl + 変数を使って有効化できます。
+ +FreeBSD のカーネルスケジューラに KSEs + (Kernel-Scheduled Entities) 機能が追加されました。 + これは、スケジューラアクティベーションと同様、 1 + つのプロセスから複数のスレッドの実行を可能にするものです。 + 現時点のカーネルは、スレッド対応に必要な変更の多くが施され、 + スケジューラは各プロセスで複数のスレッドをスケジュールすることが + できるのですが、スレッドを複数の CPU + 上で同時に実行することはできません。 詳細は + kse(2) + をご覧ください。
+ +++Note: KSE + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ カーネルは複数の低レベルコンソールデバイスに対応しています。 + 異なったコンソールを操作するには、新しい + conscontrol(8) + ユーティリティを使います。
+ +カーネルメモリアロケータは Solaris + で使われているのと同じように + スラブ(slab)メモリアロケータとなりました。 これは CPU + の数が増えるに従い線形に近い性能を示す SMP 対応の + メモリアロケータです。 + また、メモリフラグメンテーションも少なくなります。
+ +BSD/OS 5.0 由来のコードが組み入れられ SMP + 対応部分が大きく書き直されました。 SMPng (``SMP Next + Generation'') の主な特徴の一つに、 + マルチプロセッサの利用効率を大きく損なうスピンロックを使わずに + カーネル内で複数のプロセスを実行することができる、 + ということがあげられます。 また割り込みハンドラは、 + 割り込みのロックアウトを低減するために + それぞれコンテキストを持つようになりました。
+ +GENERIC カーネルから 80386 + プロセッサ対応が削除されました。 このコードは他の IA32 + プロセッサのパフォーマンスを大きく損なう原因となっているためです。 + 80386 プロセッサに対応するための I386_CPU カーネルオプションを 他の + IA32 プロセッサに対応するためのオプションと + 同時に指定することはできなくなりました。 + これにより実行時のプロセッサタイプチェックが削除され、 + 80386 における性能が多少向上しています。 80386 + 上で動作可能なカスタムカーネルを構築するには、 + カーネルコンフィグレーションファイルに I386_CPU + とだけ書いてあるように変更する必要があります。
+ +カーネルオプション CPU_DISABLE_CMPXCHG + が追加されました。 このオプションを有効にすると、 + VMWare 上のクライアント OS + の性能が劇的に向上します。
+ +++Note: このオプションは SMP 機能と共存できません。
+
操作しやすくするため、カーネルとカーネルモジュールは + /boot/kernel + ディレクトリに移動しました。 ブートローダには、 + この変更を可能な限り意識しないで済むような更新がなされています。
+ +ブートローダが UFS1 および UFS2 + ファイルシステムの両方からカーネルをロードできるようになりました。
++ dc(4) + ドライバは、Xircom 3201 と Conexant LANfinity RS7112 + チップベースの NIC に対応しました。
+ +DEC ``Tulip'' PCI Fast Ethernet コントローラベースの + LAN Media Corp WAN アダプタに対応した、 lmc + ドライバが追加されました。
+ ++ rp(4) + ドライバがバージョン 3.02 に更新され、 + モジュールとして構築できるようになりました。[MFC + 済]
+ ++ stf(4) + デバイスがクローニングに対応しました。
+ ++ tx(4) + ドライバがマルチキャストフィルタリングに完全対応しました。
+ +ネットワークデバイスが特殊ファイルとして /dev/net 以下に + 自動的に作成されるようになりました。 + これらのデバイスに対しては、(プロトコルやルーティング以外の) + インターフェイスハードウェア ioctl が使用できます。 + また、SIOCGIFCONF ioctl は /dev/network + 特殊ファイルに対して使用することが可能です。
+ +ネットワークスタックに ``ゼロコピー'' + 機能が追加されました。 + これはネットワークスループットにおけるボトルネックの主要因の一つである、 + カーネルとユーザランド間のデータコピーを抑制します。 + 送信側のコードはほぼすべてのネットワークアダプタで動作すると思われますが、 + 受信側のコードは、ネットワークアダプタの MTU が、 + メモリページサイズ 1 つ分の大きさ + (たとえばギガビットイーサネット上の jumbo フレーム) + 以上に設定できる必要があります。 詳細は + zero_copy(9) + をご覧ください。
+IPsec + 実装でハードウェア暗号化アクセラレータに対応した + カーネル + crypto(4) + フレームワークが使えるようになりました。 + 有効にするには、FAST_IPSEC + カーネルオプションを指定します。
+ +++Note: FAST_IPSEC + オプションと IPSEC + オプションを同時に指定することはできません。
+
++Note: 現時点では、FAST_IPSEC オプションは IPv6 + または INET6 + オプションと共存できません。
+
+ gre(4) + ドライバが追加されました。 これは IP パケットを GRE + (RFC 1701) や minimal IP encapsulation for Mobile IP + (RFC 2004) を利用してカプセル化を行います。 [MFC + 済]
+ +ICMP ECHO および TSTAMP + 応答速度に制限が加えられるようになりました。 open + 状態のポート、open + 状態にないポートに対して送信されるパケットに + よって生成される TCP RST + は独立したカウンタを用いて制限されており、 + 各々異なる種類の速度制限キューとして分けられています。
+ +フォワードされたパケットに対して ICMP Source Quench + メッセージを生成しなくなりました。 これは sysctl 変数 + net.inet.ip.sendsourcequench + を使って、従来の動作に戻すことが可能です。
+ +IP マルチキャストが VLAN + デバイス上で動作するようになりました。 また、VLAN + コードにあったいくつかのバグも修正されています。
+ ++ ipfw(4) + が再実装されました。 (新しいバージョンは ``IPFW2'' + と呼ばれています)。 + ipfw(4) は、 + カーネル内で + bpf(4) + 命令に似た可変長ルール表現を使っています。 + ipfw(8) + に、マッチフィールド連結子 or + が新しく追加されていますが、 ( + ipfw(8) + に記載されている) + 外部に見える部分の動作のほとんどは変更されていません。 + [MFC 済]
+ ++ ng_device(4) + netgraph ノードが新たに追加されました。 これは /dev に、 + ネットワークグラフへのエントリポイントとして利用できる + デバイスエントリを作成するものです。
+ ++ gif(4) + で動作する netgraph ノード + ng_gif(4) + および + ng_gif_demux(4) + が新しく追加されました。
+ +IP + の入力処理を行なうコードに入る前のキューに格納された IP + パケットに対応する netgraph ノード + ng_ip_input(4) + が新しく追加されました。
+ +新しい netgraph ノードタイプ + ng_l2tp(4) + が追加されました。 これは RFC 2661 に記載されている + L2TP プロトコルのカプセル化レイヤを実装したものです。 + [MFC 済]
+ +新しく ng_split ノードタイプが追加されました。 + これは一つの双方向パケットフローを + 二つの単方向パケットフローに分割します。
+ +TCP、UDP で使われるエフェメラルポート (ephemeral + port) の範囲が 1024-5000 から 49152-65535 + に変更されました。 + これにより並列に出ていくことのできる接続/ストリームの数が増加します。
+ ++ tcp(4) + プロトコルの再送タイマが net.inet.tcp.rexmit_min と net.inet.tcp.rexmit_slop の、 2 + つの sysctl 変数で操作できるようになりました。 + デフォルトは従来の 1 秒から (Linux + のデフォルト値と同じ) 200 ミリ秒に減らされています。 + これは、対話的な接続における応答遅延の改善や、 + 無線のようにパケットロスのある高速回線における、 + タイムアウトからの復帰時間の短縮をねらったものです。
+ ++ tcp(4) + プロトコルに、 + 送信側のウィンドウのサイズを動的に制限して、 + 帯域を最大化し、ラウンドトリップタイムを最小にするための + 機能が追加されました。この機能は、 sysctl 変数 net.inet.tcp.inflight_enable + を使って有効化することが可能です。[MFC 済]
++ ata(4) ドライバ + (および + burncd(8)) に + DVD+RW メディアへの書き込み機能が追加されました。
+ ++ ata(4) + ドライバが、 CAM レイヤと CAM ドライバ ( + cd(4), + da(4), + st(4), + pass(4)) + を経由して、ATA デバイスを SCSI + デバイスとしてアクセスできるようにする機能に対応しました。 + この機能を有効にするには、 カーネルコンフィグファイルに + device atapicam + を追加する必要があります。 詳細は + atapicam(4) + をご覧ください。
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Sil 0680 と VIA 8233/8235 + コントローラに対応しました。 [MFC 済]
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Acard ATP850, ATP860, ATP865 + コントローラに対応しました。
+ ++ ata(4) + ドライバが pc98 プラットフォームに対応しました。
+ ++ cd(4) + ドライバが、 + acd(4) + ドライバが CDROM + のアクセス速度を設定するのに使用している CDRIOCREADSPEED, CDRIOCWRITESPEED ioctl + に対応しました。
+ ++ targ(4) + ドライバが書き直されました。また、 + ダイレクトアクセスデバイスをエミュレートする新しいユーザモードプログラムが + /usr/share/examples/scsi_target + に追加されました。
+ ++ fdc(4) + フロッピーディスクコントローラドライバに + 多くの機能強化が行なわれました。一般的な設定における密度の選択は + 自動化され、ドライバはさまざまなサブデバイスの密度設定 + に柔軟に対応できるようになりました。
+ ++ geom(4) + ディスク I/O 要求変換フレームワークが追加されました。 + これは、カーネルの上位からのデバイスドライバに対する + I/O 要求に、 + さまざまな操作を加えられるように設計された、 + 拡張可能なフレームワークです。
+ +++Note: GEOM を有効にしたカーネルは + ``互換スライス'' に対応していません。 (i386 と pc98 + のみが対応していた) この機能は、 (たとえば /dev/ad0a のように) ユーザが + MBR スライスを指定していない場合に、 + カーネルが自動的に先頭にある有効な FreeBSD + スライスを探し出して、 + そのディスクパーティションにアクセスすることができるというものです。 + GEOM が有効になっているカーネル (デフォルトで有効) + で MBR スライス中のパーティションを参照するには、 + 完全なパーティション名 (たとえば /dev/ad0s1a) + を指定する必要があります。 + この変更はごく限られたユーザにしか影響をおよぼさないでしょう。
+
GEOM ベースのディスク暗号化モジュール (GEOM Based + Disk Encryption) が追加されました。 + これは、四個の暗号保護層と + 最大で四個設定できる変更可能なパスフレーズを利用して、 + ``非動作中のディスク (cold disk)'' + に対するアクセスを排除します。 より詳細な情報は + gbde(4) + のマニュアルページをご覧ください。 + このモジュールの操作および管理用に、 + gbde(8) + ユーザランドユーティリティが提供されています。 + この機能はデフォルトでは有効にされていません。利用するには + カーネルコンフィグファイルに options GEOM_BDE + を追加してください。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ isp(4) + ドライバはファイバチャネルのトポロジ変更を + 積極的に検出するように変更されました。
+ ++ isp(4) + ドライバが Qlogic SCSI + カードのターゲットモードに対応しました。 これには + Ultra2、Ultra3、デュアルバスカードが含まれます。
+ ++ matcd(4) + ドライバは、 + ライセンス上の問題でソースが修正できないため、削除されました。 + 現在この問題に取り組んでおり、FreeBSD + の将来のリリースで + 再度このドライバが登場するかも知れません。 [MFC 済]
+ +メモリディスクデバイス + md(4) に + vn(4) + の機能が統合されました。 + md(4) + デバイスは + mdconfig(8) + で設定できるようになり、 + vn(4) + は削除されています。 また、メモリファイルシステム (MFS) + も削除されました。
+ +mpt ドライバが新しく追加されました。 これは、LSI + Logic Fusion/MP アーキテクチャ + ファイバチャネルコントローラに対応しています。[MFC + 済]
+ +NetBSD 由来の RAIDframe + ディスクドライバが統合されました。 + このドライバは、ソフトウェアによる RAID 0, 1, 4, 5 + 機能や、 (訳注: 循環スペア RAID 5 + やインターリーブデクラスタリングなどの) その他の RAID + 機能を提供します。 詳細は + raid(4) + ドライバのマニュアルページをご覧ください。 + raidctl(8) + ユーティリティは + ディスクアレイの設定や設定解除に利用されます。 + この機能はデフォルトでは無効にされており、 + 有効にするにはカーネルコンフィグファイルに device raidframe + を追加する必要があります。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ sa(4) + エラー処理にあったいくつかの問題点が修正されました。 + これには ``テープドライブが + mt(1) stat に追随せずにまわってしまう'' + という問題も含まれています。
+ +SCSI_DELAY + 設定パラメータが、 kern.cam.scsi_delay sysctl + 変数を利用して + 起動時および実行時に変更できるようになりました。
+ +Tekram TRM-S1040 SCSI チップセットが搭載された SCSI + アダプタに対応する trm ドライバが追加されました。 [MFC + 済]
+FreeBSD カーネルが新たに名前付き拡張属性 (named + extended attributes) に対応しました。 + これはカーネルおよび高い権限を持つユーザランドプロセスが、 + ファイルとディレクトリに + 属性情報をタグ付けすることを可能にするものです。 + 拡張属性は TrustedBSD + プロジェクトに対応するために追加されたもので、 特に + ACL、ケーパビリティ情報、必須アクセス制御ラベルが含まれています + (詳細は /usr/src/sys/ufs/ufs/README.extattr + 参照)。
+ +FFS + にファイルシステムのスナップショット機能が追加されました。 + 詳細は /usr/src/sys/ufs/ffs/README.snapshot + にあります。
+ ++ statfs(2) + および + df(1) は Soft + Updates 利用時に commit + されて解放されたファイルとブロック数を記録するようになりました。
+ ++ kernfs(5) + は廃止され、削除されました。
+ +クライアント側における NFS + ロックが実装されました。
+ +カーネル内で複雑に混ざりあっていた NFS のコードが、 + 保守と将来的な開発を容易にするためにクライアント側と + サーバ側に分離されました。
+ +ファイルシステムにアクセス制御リスト (ACLs) + が導入されました。 ACL + はファイルやディレクトリに対して、 + より粒度の細かく自由度の高いアクセス制御を可能にするもので、 + TrustedBSD プロジェクトから統合されたものです。 詳細は + /usr/src/sys/ufs/ufs/README.acls + をご覧ください。
+ +一貫性を維持するため、 + fdesc、fifo、null、msdos、portal、umap、union + の各ファイルシステムはそれぞれ + fdescfs、fifofs、msdosfs、nullfs、portalfs、umapfs、 + unionfs という名前に変更され、 モジュールや mount_* + プログラムなども名前が変更されました。 また、 + fstab(5) + 内にある msdos + ファイルシステムのエントリが変更なしに動作できるよう、 + 互換性を維持するための ``措置'' が + mount(8) + に加えられています。
+ +疑似ファイルシステム pseudofs + が新たに追加されました。 + linprocfs(5) と + + procfs(5) は + pseudofs を利用するように変更されています。
+ +/etc/fstab に記されている + ネットワークファイルシステム (NFS や smbfs + ファイルシステム など) + がスタートアップの初期化時にきちんとマウントされる + ようになりました。 + これらのマウントはネットワークが初期化された後まで遅延 + されます。
+ +UDF (Universal Disk Format) + の読みとりに対応しました。 UDF + はパケットライトで書かれた CD-RW やほとんどの DVD-Video + ディスク製品で使われています。 UDF + のディスクをマウントするには + mount_udf(8) + コマンドを使います。
+ +UFS2 + ファイルシステム対応の基本部分が追加されました。 UFS2 + の主な新機能は次のとおりです。
+ +64-bit プロックポインタに対応するため、 inode が + 256 バイトに拡張。
+ファイルの作成時刻のフィールドの追加。
+ネイティブな拡張属性の実装。 これにより、1 つの + inode に格納できる属性領域のサイズの最大が、 + ファイルシステムのブロックサイズの 2 + 倍まで拡張されています。 + この領域はアクセス制御リスト (ACL) と MAC + ラベルでの利用を目的としていますが、 + システムの拡張やユーザアプリケーションで + 利用することもできます。
+この節で説明している新機能に対応するため、 UFS1 + スーパブロックのフォーマットが少し変更されました。 + この変更は、FreeBSD 4.7-RELEASE より古いシステムから、 + FreeBSD 5.0-RELEASE かそれ以降のシステムで作成した + ローカルの UFS1 ファイルシステムを + mount(8) + もしくは + fsck(8) + しようとした場合に、互換性の問題を生じるかもしれません。 + FreeBSD 4.7-RELEASE とそれ以降のシステムとは、 + 完全な互換性があります。これは通常、 複数のバージョンの + FreeBSD + をインストールしたデュアルブートマシンで問題となります。
+ブートローダで使用されている Forth Inspired Command + Language (FICL) が + バージョン 3.02 に更新されました。
+ +自動設定および電源管理の規格で業界標準となっている + ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) + に新しく対応しました。 ACPI の機能は Intel ACPI Component + Architecture プロジェクトから提供されているもので、 + ACPI CA 20021118 スナップショットに更新されています。 + 旧来の APM 標準を用いるアプリケーション向けの後方互換性 + も提供されました。
+ + + +不正な NFS パケットによって悪用される可能性がある、 + tcpdump(1) + のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:29 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +高い権限を放棄したプロセスに対して、 + ktrace(1) + を使った追跡 (trace) 操作ができないようになりました。 + これにより、そのプロセスが権限を放棄する前に得たセキュリティ上重要な + 情報の漏洩を防ぐことができます。この問題の詳細は、 + セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:30 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +任意のファイルの許可属性を変更するのに使用可能な、 + pppd(8) + にあった競合状態が修正されました。 詳細はセキュリティ勧告 + FreeBSD-SA-02:32 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ベースシステムの OpenSSL + が新しいバージョンにアップグレードされ、 OpenSSL + に存在していた複数のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:33 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +XDR + デコーダにあったヒープバッファオーバフローが修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:34 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ローカルユーザが FFS + ファイルシステム上の任意のブロックを読み書きできるというバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:35 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +NFS サーバのコードに含まれていた、 + リモートからのサービス妨害攻撃を可能にするバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:36 をご覧ください。[MFC + 済]
+ ++ kqueue(2) + 機構を使うことで、 + ローカルユーザがシステムパニックを引き起こすことができる可能性のあるバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:37 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +カーネルメモリの大きな部分を返してしまうという、 + いくつかのシステムコールにあった境界チェックのバグが修正されました。 + この問題の詳細は、 FreeBSD-SA-02:38 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +libkvm + を使っているアプリケーションから + セキュリティ上重要な記述子が漏洩する可能性があるバグが修正されました + この問題の詳細は FreeBSD-SA-02:39 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +kadmind(8) および k5admin + にあったバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:40 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ smrsh(8) + にあった、 + 実行可能なプログラムの制限をユーザから無効にすることができるという + プログラム上の誤りが修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:41 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +DNS リゾルバ ( + resolver(3)) + にあった、 + アプリケーションを動作不能にする可能性のあるバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:42 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +BIND + における複数のセキュリティ上の弱点が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:43 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ fpathconf(2) + システムコールにあった、 + ローカルユーザからシステムをクラッシュさせたり、 + 高い権限を不正に取得するために利用可能な、 + ファイル記述子の漏洩問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:44 をご覧ください。 [MFC + 済]
+コンパイラツールチェーンから、 + a.out(5) + 形式の実行ファイルを作成する機能が削除されました。
+ ++ adduser(8) および + + rmuser(8) が、 + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ arp(8) は FDDI や + ATM インターフェイスに対して [fddi] や [atm] + タグを表示するようになりました。
+ +FORTRAN キャリッジ制御文字を解釈する + asa(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ at(1) + に新しく、リモートジョブを削除する -r と、時間を POSIX + 時間フォーマットで指定するための -t オプションに対応しました。
+ ++ at(1) に + ジョブを削除する -r オプションと + POSIX 時刻フォーマットで時間を指定する -t オプションが 追加されました。
+ +システムの + awk(1) が BWK awk になりました。
+ ++ basename(1) に + -a フラグと -s + フラグが追加され、複数のファイルに対して + basename(3) + 関数を実行できるようになりました。
+ ++ biff(1) + に、新しい引数 b + が追加されました。 これは、新しいメール到着時の + ``ベル通知'' を有効にします (biff + y のように、端末には表示されません)。 [MFC 済]
+ ++ biff(1) が + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (biff n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末へ通知を切替えることができます。
+ ++ burncd(8) + が新しくディスクアトワンス (Disk At Once; DAO) + モードに対応しました。 オプション -d + でこのモードを選ぶことが可能です。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) は VCD + や SVCD に書き込めるように なりました。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) が、 + -s オプションの値に max を指定すると、 + そのドライブの最大書き込み速度を設定するようになりました。 + [MFC 済]
+ ++ bzgrep(1)、 + bzegrep(1)、 + bzfgrep(1) + が追加され、 + bzip2(1) + で圧縮されたファイルを + grep(1) + することができるようになりました。
+ ++ calendar(1) + に新しく、 週末を特別扱いせず -A + と同じ機能を実現する -W + オプションと、 ``金曜日'' (訳注:「週末」の前日を表す曜日) + を変更する -F + オプションが追加されました。
+ ++ catman(1) が Perl + スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ cdcontrol(1) が + CDROM ドライブの最大速度を設定する speed コマンドに対応しました (速度に + max と指定することで、 + ドライブの最大速度と同じ値に設定することも可能)。 [MFC + 済]
+ +libc に、FreeBSD + ベースシステムのユーティリティが FreeBSD 4 互換モードと + ``規格準拠'' モード (デフォルト) の + どちらで動作するのかを指定するライブラリ関数 + check_utility_compat(3) + が追加されました。 設定は + malloc(3) + と同様、 環境変数かシンボリックリンクで行ないます。
+ ++ chflags(1) が /usr/bin から /bin に移動しました。
+ ++ chmod(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはシンボリックリンクの許可属性の変更に対応するものです。
+ ++ chmod(1) に -v オプションが複数回指定した場合、 + ファイルのモードを変更するときに、 + 新旧のモードを表示するようになりました。
+ ++ chown(8) + におけるユーザとグループの区切り文字に . を使うことができなくなりました。 + これは . + 文字を含むユーザ名に対応するためです。
+ +<sys/param.h> を + include する場合、 CSMG_* + マクロを使う必要がなくなりました。
+ +FreeBSD 4-STABLE との互換性を提供する compat4x + 配布物が追加されました。
+ ++ cp(1) に + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ +コンテキストを判断してファイルの分割を行なう + csplit(1) + ユーティリティが新たに追加されました。
+ ++ ctags(1) + がデフォルトで typedef, struct, union, enum + 宣言のタグを生成するようになりました (デフォルトで -t オプションが追加されます)。 + 新しく追加された -T + オプションを利用すると、 従来どおりの動作になります。
+ ++ daemon(3) + へのコマンドラインインターフェイスを提供する + daemon(8) + プログラムが新しく追加されました。 + daemon(8) + は自身を制御端末から切り離し、 + コマンドラインで指定されたプログラムを実行します。 + これは任意のプログラムをデーモンとして実行させることを可能にします。 + [MFC 済]
+ ++ devd(8) + ユーティリティが追加されました。 + これは、デバイスがデバイスツリー上に現われ利用可能になった際に + 任意のコマンドを実行することのできるユーザランドデーモンです。 + このプログラムは + pccardd(8) + のいくつかの機能の汎用化したものです。
+ +++Note: + devd(8) + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ devinfo(8) + というデバイスツリーとリソース使用状況を + 表示する簡単なツールが追加されました。
+ +diskpart(8) は廃止され、削除されました。
+ ++ dump(8) + に、使用中の UFS および UFS2 ファイルシステムを + 安全にダンプする -L + オプションが追加されました。 + 一貫性のあるダンプイメージを取得するため、 + dump(8) + はファイルシステムのスナップショットを作成し、 + そのスナップショットに対してダンプを実行します。 + ダンプの作成が完了すると、スナップショットは削除されます。
+ ++ dump(8) + にダンプサイズの予測を出力し終了するだけの -S オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ expr(1) が + POSIX.2-1992 (および POSIX.1-2001) 準拠しました。 + ただし、いくつかのプログラムは + expr(1) + の古い歴史的な動作に依存しており、 + 引数をコマンドラインオプションと誤って解釈しないようにするための + 指定を適切に行ないません (大きなものに、GNU + プログラムの多くが使っている + devel/libtool の + port/package があります)。 + check_utility_compat(3) + で説明されている互換モードを有効にすると、 + expr(1) + を従来と同じ動作にすることが可能です。
+ ++ fbtab(5) + はターゲットデバイスとして、特定のデバイスや + ディレクトリだけではなく、グロブマッチングパターンも受け付ける + ようになりました。
+ ++ fdisk(8) は、 + コマンドラインに何も指定されていなければデバイスを検索せずに、 + ルートデバイスからデフォルトデバイス名を解決するようになりました。
+ +フロッピーディスクからデータを読み出すためのプログラム + + fdread(1) + が新たに追加されました。 これは + fdwrite(1) + と対になるもので、 + 異常のあるメディアからデータを取り出す手段を提供し、 + 複雑な手順で + dd(1) + を実行しなくて済むようにする目的で設計されています。
+ ++ finger(1) が .pubkey + ファイルに対応しました。[MFC 済]
+ ++ finger(1) に、 + GECOS 情報の表示をユーザのフルネームのみに制限する -g フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ finger(1) + に、リモートの問い合わせに使うアドレスファミリを指定する + -4 フラグと -6 フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ fold(1) に、 + 指定バイト位置で改行する -b + フラグ、 単語境界で改行する -s + フラグが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ fsck(8) が、 + フォアグラウンドチェック (-F) + およびバックグラウンドチェック (-B) に対応しました。 + fsck(8) + は従来、ファイルシステムをマウントする前に実行され、 + 実行終了時点でチェックがすべて完了していましたが、 + バックグラウンドチェックが利用できる場合、 + fsck(8) は 2 + 回実行されます。 最初の実行は従来と同様の時点、 + つまりファイルシステムがマウントされる前に、 + バックグラウンドチェックが不可能なすべてのファイルシステムに対して + -F + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + そしてもう一度、システムがマルチユーザモードに移行してから + バックグラウンドチェックが可能なすべてのファイルシステムに対して + -B + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + バックグラウンドチェックはフォアグラウンドチェックと + 異なり非同期で実行されるため、 + チェック中に他のシステム動作も並行して処理することが可能です。 + この機能を起動時に有効化するかどうかは、 + rc.conf(5) の background_fsck + オプションで制御できます。
+ ++ fsck_ffs(8) + が、-B + オプションでマウントされている FFS + ファイルシステムに対する、 + バックグラウンドでのファイルシステムチェックに対応しました + (これらのファイルシステムで Soft Updates + 機能が有効化されている必要があります)。 また -F オプションフラグは、 + 指定されたファイルシステムをフォアグラウンドで + チェックする必要があるかどうかを指定します。
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -m + オプションが追加されました。 + これは、ファイルシステム上の許可属性に従い、 + ゲストユーザも既存のファイルを変更できるようにするものです。 + これは特に、ゲストユーザがアップロードする際の途中再送 + (resume) を可能にします。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -M + オプションが追加されました。 + これは、ゲストユーザがディレクトリを作成できないようにします。 + [MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に新しいオプション -o および -O が追加されました。 -o はすべてのユーザ、 -O はゲストユーザに対して RETR コマンドを無効化します。 これと + -A オプション、 + および適切なファイル許可属性を組み合わせることで、 + 比較的安全なアップロード用 anonymous FTP + サーバを構築することが可能です。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -W + オプションが追加されました。 これは、FTP セションのログを + + wtmp(5) + に記録しないようにします。 [MFC 済]
+ +FireWire サブシステムをユーザから操作・制御するための + + fwcontrol(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ getconf(1) + ユーティリティが追加されました。 これは POSIX、X/Open + パスの値、 あるいはシステム設定変数の値を出力します。 + [MFC 済]
+ +gifconfig(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + tunnel と deletetunnel + コマンドに統合されました。
+ ++ gprof(1) + に現在動作しているカーネルから動的にシンボル + 参照を解決するための -K + オプションが追加 されました。 この変更により、KLD + モジュールが適切にコンパイルされていれば、 + プロファイルすることができるようになりました。
+ ++ 単にエミュレーションカーネルモジュールをロードするだけの機能を持つ + ibcs2(8)、 linux(8)、osf1(8);、svr4(8) + スクリプトが削除されました。現在のカーネルモジュールシステムは、 + それらを必要に応じて自動的に、依存関係を満たすようロードします。
+ ++ ifconfig(8) + に、インターフェイスを プロミスキャス (promiscuous) + モードにする機能が追加されました。 + これは、新しく追加された promisc + フラグを使います。 [MFC 済]
+ ++ ifconfig(8) + に、パケットの送出を遮断する monitor フラグが追加されました。 + この機能は、他ネットワークへ影響をおよぼさずに、 + そのネットワークのトラフィックを監視するのに役立ちます。
+ +デフォルトでは、 + inetd(8) + は起動時に + rc(8) + から起動しなくなりました。 しかし、 + sysinstall(8) + を使ったバイナリインストールの際には、 + inetd(8) + を有効にするかどうかの選択ができるようになっています。 + また、 + inetd(8) は /etc/rc.conf + に次の行を加えることでも有効にすることが可能です。
++ inetd_enable="YES" ++ +
+ inetd(8) + に、同一の IP アドレスからの同時アクセス数の最大値を + 各サービスに対して設定する機能が追加されました。[MFC + 済]
+ ++ ipfw(8) + フィルタルールは、IPv4 precedence フィールド + の値にマッチできるようになりました。
+ ++ kbdmap(1) と + vidfont(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ kenv(1) + がカーネル環境変数の設定・削除に対応しました。
+ +kget(8) ユーティリティが削除されました (これは + UserConfig 専用のユーティリティであり、 FreeBSD + 5.0-RELEASE には UserConfig がありません)。
+ ++ killall(1) + が、-z + フラグが指定されない場合にゾンビプロセスを kill + しようとしなくなりました。
+ +ユーザランドから ktr トレースバッファをダンプする + ktrdump(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ ldd(1) + に、各ロードされたオブジェクトが必要とする + すべてのオブジェクトのリストを表示する -a フラグが追加されました。
+ +libc + が標準でスレッドセーフになりました。 libc_r + にはスレッド関数のみが含まれています。
+ +libstand は UFS + ファイルシステム中 + のファイルの中身を上書きすることができるようになりました + (ファイルシステムが dirty もしくは inconsistent + かもしれない + ので、ファイルを大きくしたり削ったりすることはできません)。
+ +libgmp が libmp で置き換えられました。
+ +libposix1e の関数が libc に統合されました。
+ ++ lock(1) + に、現在使用している端末がロックされている時に VTY + の切替えを無効にする -v + フラグが追加されました。 + これにより、ひとつの端末からコンソール全体を + ロックすることができるようになります。[MFC 済]
+ ++ lpc(8) + に改良が加えられました。 lpc + clean は多少安全な動作をするように変更され、 + 新しく導入された lpc tclean + コマンドにより、 lpc clean + コマンドで削除されるファイルをチェックすることができます。 + lpc topq が再実装され、 + 移動するジョブを (ジョブ番号の範囲やホスト名などを使って) + より柔軟に指定できるようになりました。 + また、印刷キューの最後にジョブを移動する lpc bottomq コマンドと、 + プリンタの状態メッセージを設定できる lpc setstatus + コマンドが追加されました。[MFC 済]
+ +The + ls(1) + にリストを一行で表示する -m + フラグ、 ディレクトリ名の後ろに / を付加する -p フラグ、 + ファイル名を行方向にソートして表示する -x フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ makewhatis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ +``catpage'' (繰り返し表示されるためにあらかじめ + フォーマットされキャッシュされたマニュアルページ) + の生成に 関連する弱点を減らすために、 + man(1) は man に SUID された状態で + インストールされなくなりました。 その結果、 + man(1) + は一般ユーザの代わりにシステムの catpage + を作成することはできなくなりました。 ユーザが catpage + を保持しているディレクトリに対して書き込み権限 + を持っている場合 (例えばユーザ自身の manpage) や、 + 実行しているユーザが root + の場合には、 catpage を作成することができます。
+ +新しいコマンド + mdmfs(8) + が追加されました。 これは + mdconfig(8) + コマンド、 + disklabel(8) + コマンド、 + newfs(8) + コマンド、 + mount(8) + コマンドに関連するラッパで、 廃止された + mount_mfs(8) + コマンドのオプションが利用できます。
+ ++ mesg(1) が SUSv3 + に適合しました。 他のものと同様に、 + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (mesg n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末への書き込みアクセスを制御することができます。
+ ++ mountd(8) と + nfsd(8) が /sbin から /usr/sbin に移動しました。
+ ++ mv(1) に、 + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ ++ 最近のハードディスクでは有効に働かない古い機能の多くが、 + + newfs(8) + から削除されました。 -O、-d、 -k、-l、-n、 -p、-r、-t、 および -x フラグがそれに該当します。
+ ++ newfs(8) に UFS1 + ファイルシステム、UFS2 ファイルシステムの作成を選択する + -O フラグが追加されました。
+ +現在のグループを新しいグループに切り替える + newgrp(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ newsyslog(8) + がデフォルトで ログファイルの圧縮に + bzip2(1) + を使うようになりました (/etc/newsyslog.conf には、 + gzip(1) + を利用する従来の動作を指定することも可能です)。
+ ++ 次回の起動で使用するカーネルと起動フラグを指定するための + + nextboot(8) + ユーティリティが追加されました。この機能は FreeBSD 2.2 + に初めて登場していたものです。
+ +NFS が IPv6 + に対応しました。
+ ++ nice(1) + に、実行するユーティリティの ``nice 値'' を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +nsswitch 機能が NetBSD + からマージされました。 + nsswitch.conf(5) + ファイルを作成することで、 + passwd(5) や + group(5) + といったさまざまなデータベースを、 + 通常のテキストファイル、NIS、Hesiod + を経由して検索するように FreeBSD + を設定することが可能です。 /etc/nsswitch.conf + ファイルが存在しない場合は、 システム起動時に /etc/hosts.conf + から自動生成されます。また、古いバイナリでは /etc/hosts.conf + が使われる可能性があるので、 + このファイルが存在しない場合はシステム起動時に /etc/nsswitch.conf + を使って自動生成されます。
+ ++ od(1) に、 + 入力アドレスの起点を指定する -A + オプション、 ダンプするバイト数を指定する -N オプション、 + ダンプを何バイトスキップするか指定する -j オプション、 符号付きの 10 + 進数で出力する -s オプション、 + 出力形式を指定する -t + オプションが追加されました。 [MFC 済]
+ +PAM + のアカウント管理、セション管理に対応しました。
+ +PAM の設定は 単一のファイル + /etc/pam.conf ファイル + ではなく、/etc/pam.d/ 内の + ファイルで行われるようになりました。 /etc/pam.d/README + に詳細があります。
+ +エコーサービスを提供する + pam_echo(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ pam_exec(8) + モジュールが追加されました。 + これはプログラムの実行サービスを提供します。
+ ++ pam_ftp(8) + モジュールが追加されました。 これは anonymous FTP + ユーザの認証を可能にするものです。
+ ++ ftpusers(5) + ファイルをチェックする + pam_ftpusers(8) + モジュールが追加されました。
+ +Kerberos 5 認証と + su(1) に対して + $HOME/.k5login を使った認可 + (authorization) を行なう + pam_ksu(8) + モジュールが追加されました。
+ +ログインセションを + utmp(5)、 + wtmp(5)、 + lastlog(5) + データベースに記録する + pam_lastlog(8) + モジュールが追加されました。
+ +/etc/login.access + をチェックする + pam_login_access(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ nologin(5) + を利用してログインを拒否する + pam_nologin(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ opie(4) + を使った認証制御を可能にする + pam_opie(8)、 + pam_opieaccess(8) + モジュールが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ パスワードの変更の際に入力されたパスワードの品質をチェックする + + pam_passwdqc(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ rhosts(5) + 認証に対応した + pam_rhosts(8) + モジュールが追加されました。
+ +スーパーユーザのみが認証に利用できる + pam_rootok(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ ttys(5) + に書かれている TTY の ``security'' を チェックする + pam_securetty(8) + モジュールが追加されました。
+ +ユーザの自己認証を可能にする + pam_self(8) + モジュールが追加されました。
+ +あるグループ (デフォルトは wheel) に + 所属しているかどうかでの認証を可能にする + pam_wheel(8) + モジュールが追加されました。
+ +パス名の妥当性や他の POSIX + システムとの移植性をチェックする + pathchk(1) + ユーティリティが追加されました。[MFC 済]
+ ++ ping(8) + に、応答を一回受け取った後に終了する -o フラグが追加されました。
+ +prefix(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + eui64 + コマンドに統合されました。
+ ++ pselect(3) + ライブラリ関数 (POSIX.1 で導入された + select(2) + を若干強力にしたもの) が追加されました。
+ ++ pwd(1) + に、論理カレントディレクトリを表示する -L フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ quota(1) に NFS + ファイルシステムのクォータチェックを抑制する -l フラグが追加されました。
+ ++ rand(3) + の疑似乱数生成器実装に対して、 + 結果の乱雑さをより向上させるための改良が加えられました。
+ ++ rcmd(3) + はリモート実行のために + rsh(1) の代わりに + 実行するプログラムを RSH + 環境変数で 指定できるようになりました。 そのため、 + dump(8) + のようなプログラムも通信手段として + ssh(1) + を使うことができるようになりました。
+ ++ rdist(1) + がベースシステムから削除され、 FreeBSD Ports Collection + の + net/44bsd-rdist + として用意されるようになりました。
+ ++ renice(8) + コマンドに、 プロセスの優先度に対する増分を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ portmap(8) が + rpcbind(8) + に置き換えられました。
+ ++ rpcgen(1) は、 + /usr/libexec/cpp ではなく + (NetBSD のように) /usr/bin/cpp + を使うようになりました。
+ +NetBSD 由来の + rpc.lockd(8) + が統合されました。 このデーモンは クライアント側の NFS + ロックを提供するためのものです。
+ ++ rtld(1) は LD_TRACE_LOADED_OBJECTS_ALL + 環境変数が定義されていた場合、ロードされる各オブジェクトの + 名前を表示するようになりました。
+ ++ sed(1) + に、指定ファイルそのものを編集する -i オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +ファイルシステムの Access Control Lists + を管理するコマンド + setfacl(1) および + + getfacl(1) + が追加されました。
+ +他のビルトインコマンドと比べてそれほど価値があるとは + 思えないため、 + sh(1) はもはや + printf + をビルトインコマンドとして実装しません + (もちろんこの機能は + printf(1) + 外部コマンドとして 利用可能です)。
+ ++ sh(1) + に、出力のリダイレクトで既存の通常ファイルを + 上書きする操作を禁止する -C + オプションと、 + 未定義の変数を展開しようとした時にエラーを発生させる -u オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の cd コマンドに、 論理モードを指定する + -L フラグと 物理モードを指定する + -P + フラグがそれぞれ追加されました。 + デフォルトは論理モードです。 このデフォルトは、physical という + sh(1) + オプションで 変更できます。[MFC 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の jobs コマンドに、 PID のみを表示する + -s フラグと 出力に PID を含める + -l フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ sh(1) + にシェルの行編集機能のキーバインドを変更する bind + 内蔵コマンドが追加されました。
+ ++ sh(1) 内蔵の export および readonly コマンドに、 ``portable'' + フォーマットで出力する -p + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ sh(1) は command & && + command, && command, や || command. + のような構文を 拒否するようになりました。[MFC 済]
+ ++ spkrtest(8) が + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ split(1) + に、分割ファイルの接尾子に使用する文字数を指定する -a オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +<sys/select.h> を + SUSv2/POSIX 規格に適合させるため、 struct selinfo および関連する関数が + <sys/selinfo.h> + に移動しました。
+ ++ su(1) が認証に PAM を使うようになりました。
+ ++ sysctl(8) に + 変数の説明を出力する -d + フラグが追加されました。
+ ++ sysinstall(8) + に新しいダイアログ表示関数が導入され、 + より直観的なものになりました。 [MFC 済]
+ ++ sysinstall(8) + のデフォルトのルートパーティションのサイズが、 i386 版と + pc98 版が 100MB、Alpha 版が 120MB + にそれぞれ変更されました。
+ +インストール手順を単純化するため、 + sysinstall(8) が + /usr/sbin に移動しました。 + sysinstall(8) + のマニュアルページも、 + 他のユーティリティと同様の方法でインストールされるようになっています。
+ ++ sysinstall(8) + は新規インストールの際にデフォルトで + procfs(5) + をマウントしなくなりました。 + この変更はセキュリティの向上をねらったものですが、 + procfs(5) + を手動で、あるいは + fstab(5) + ファイルに指定することでマウントすることは可能です。
+ +端末のタブストップを設定する + tabs(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ termcap(5) + データベースは、 XFree86 + 由来の xterm + 端末タイプを使うようになりました。 これにより + xterm(1) + はデフォルトでカラー表示が可能になり、 環境変数 TERM に xterm-color + を設定するという回避策はもう必要なくなりました。 xterm-color + 端末タイプを利用していると、 アプリケーションから + (害はありませんが) 警告が出るかも知れません。
+ ++ tftpd(8) が RFC + 2349 (TFTP Timeout Interval and Transfer Size Options) + に対応しました。 この機能は (HP i2000 Itanium + サーバが採用している) EFI + ブートマネージャのようなファームウェアが TFTP + を使ってイメージから起動するために必要となるものです。
+ +Transport Independent RPC (TI-RPC) が統合されました。
+ ++ tip(1) が OpenBSD + 由来のものに更新されました。 + cu(1) + の代用品として動作することができます。
+ ++ top(1) が、 tty + の持つ最大の表示幅を利用するようになりました。
+ ++ touch(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはコマンドの作用をシンボリックリンクのリンク先ではなく、 + リンクそのものに対して行なうことを指定するものです。
+ ++ tr(1) + が、一部の等価クラス (equivalence class, + 対応しているロケールのみ) に対応しました。 [MFC 済]
+ ++ tr(1) + に第一引数で指定された文字の補集合を表す -C フラグが追加されました。
+ ++ tunefs(8) に、UFS + ファイルシステムの FS_ACLS + 管理フラグおよび FS_MULTILABEL + 管理フラグの有効化・無効化を指定する -a フラグと -l + フラグがそれぞれ追加されました。
+ ++ ipfw(8) + と類似した + ugidfw(8) + ユーティリティが追加されました。 これは mac_bsdextended MAC (Mandatory + Access Control) + ポリシのルールセットを管理するためのものです。
+ ++ cu(1) と + rmail(8) + を除いて、 UUCP は + ベースシステムから削除されました。 現在は Ports + Collection の + net/freebsd-uucp + にあります。
+ ++ unexpand(1) に、 + + expand(1) + と同じようにタブ位置を指定する -t + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ ++ usbdevs(8) + に、各デバイスに対応するデバイスドライバ を表示する -d フラグが追加されました。
+ ++ uuencode(1) と + uudecode(1) の + base64 変換機能が、 それぞれ + b64encode(1) と + + b64decode(1) + という名前で実行することで自動的に有効になるようになりました。 + (訳注: + b64encode(1) は + + uuencode(1) の、 + + b64decode(1) は + + uudecode(1) + のハードリンクです)。 [MFC 済]
+ ++ uuidgen(1) + ユーティリティが追加されました。 これは新しく導入された + + uuidgen(2) + システムコールを利用して OSF/DCE 1.1 version 1 UUID + と互換性のある Universally Unique Identifier を一つ + (ないしそれ以上) 生成します。
+ ++ vidcontrol(1) + に、VTY の切替えを無効にする -S + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ vinum(8) + のストライプサイズの既定値が 256KB から 279KB + に変更されました。 + これは各ストライプに対してスーパブロックを均等に割り振るためです。
+ ++ wc(1) + がバイトではなく文字をカウントする -m フラグに対応しました。
+ ++ whereis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。 + locate(1) + の起動を抑制する -x フラグ、 + 出力行の先頭に現れるクエリ名の表示を抑制する -q フラグが追加されました。
+ ++ whereis(1) に、 + 検索対象のファイルタイプに一致する最初のものだけでなく、 + マッチするものすべてを表示する -a + フラグが追加されました。
+ +Perl スクリプトだった + which(1) が C + プログラムに変更されました。
+ ++ who(1) + に数多くのオプションが追加されました。 -H はカラムヘッダを出力し、 -T は + mesg(1) + の設定を表示します。 -m は am i と等価であり、 -u はアイドル時間の表示、 -q はログイン名を列で表示します。[MFC + 済]
+ ++ wicontrol(8) に + hostap + モードのステーションの一覧を表示する -l フラグと + 利用可能なアクセスポイントの一覧を表示する -L フラグが追加されました。
+ ++ wicontrol(8) now + supports a -l to list the + stations associated in hostap + mode and a -L to list available + access points.
+ ++ xargs(1) + に新しいオプション -I replstr + が追加されました。 + これは標準入力から読み込まれたデータをコマンドライン引数の最後ではなく、 + 指定した点に挿入するように制御するためのものです (FreeBSD + 独自の -J + オプションと同様の機能です)。 [MFC 済]
+ ++ xargs(1) + に、入力を指定行数ごとに区切り、 + それを引数にして入力がなくなるまで複数回コマンドを呼び出すという + -L + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ +C ライブラリ中のさまざまなルーチンが ``ワイド'' + 文字に対応しました。 この対応は + wctype(3) + のような文字クラス関数、 + getwc(3) + のようなワイド文字入出力関数、 + wprintf(3), + wscanf(3) + のような書式入出力関数にわたります。 + multibyte(3) + 文字への変換関数にも対応しています。
+ +多くのユーティリティとライブラリが改良され、 Single + UNIX Specification (SUSv3) および IEEE Std 1003.1-2001 + (``POSIX.1'') との適合性が向上しました。 + 個々のユーティリティにおいて追加された機能は + リリースノートに記載されています。 + 個々のユーティリティやライブラリ関数の標準への適合性は + そのマニュアルページに記載されています。
+ +ベースシステムから BSD + に伝統的に含まれていた数々のゲームが削除されました。 + これには adventure(6), arithmetic(6), atc(6), + backgammon(6), battlestar(6), bs(6), canfield(6), + cribbage(6), fish(6), hack(6), hangman(6), larn(6), + mille(6), phantasia(6), piano(6), pig(6), quiz(6), + rain(6), robots(6), rogue(6), sail(6), snake(6), trek(6), + wargames(6), worm(6), worms(6), wump(6) が含まれます。 + 各ゲームへのアクセスを制限するのに利用されていた dm(8) + は必要がなくなったため、削除されました。 + fortune(6) + のように ``ユーティリティともみなせる'' + ゲームは残されています。
+ +am-utils がバージョン + 6.0.7 に更新されました。
+ +Bell Labs の awk ( ``BWK + awk'' や ``The One True AWK'' として知られています ) の + 2002 年 11 月 29 + 日時点のスナップショットが統合されました。 awk、nawk + としてインストールされます。
+ +BIND が NOADDITIONAL + オプションで構築されるようになりました。 + これは良くある設定ミスに対して、 + named(8) + により一貫性の高い動作をさせるためのものです。 [MFC + 済]
+ +BIND がバージョン 8.3.3 + に更新されました。[MFC 済]
+ +Binutils が 2002/10/27 の + 2.13.2 プレリリーススナップショットに + 更新されました。
+ +file がバージョン 3.39 + に更新されました。
+ +gcc が、 gcc 3.2.1 + のリリースバージョンに更新されました。
+ +++Warninggcc + 3.2.1 の C++ ABI は、 + 以前のバージョンのものと互換性がありません。
+
+ gcc(1) が GCC_OPTIONS 環境変数に対応しました。 + この変数には GCC + のデフォルトオプションを指定します。 [MFC 済]
+ +gdb がバージョン 5.2.1 + に更新されました。
+ +gperf がバージョン 2.7.2 + に更新されました。
+ +groff + および関連ユーティリティが更新され、 FSF バージョン + 1.18.1 になりました。
+ +Heimdal Kerberos + がバージョン 0.5.1 に更新されました。 [MFC 済]
+ +ISC DHCP + クライアントがバージョン 3.0.1RC9 + に更新されました。
+ ++ more(1) + コマンドが + less(1) + に置き換えられました、 ただし more + というコマンド名はそのまま使用 できます。[MFC 済] less のバージョン 371 + が統合されました。
+ +ベースシステムにおける XML + を使用するユーティリティの利便性を向上するために、 libbsdxml という名前の XML + 処理ライブラリが追加されました。 + このライブラリの大部分は基本的に expat 1.95.5 + を統合したものですが、 Ports Collection + を利用してインストールした expat + と衝突するのを避けるために + 異なる名前でインストールされています。
+ +libpcap がバージョン + 0.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ +libreadline がバージョン + 4.2 に更新されました。
+ +libz が 1.1.4 に + 更新されました。
+ +lint は NetBSD + lint(1) の 2002 + 年 7 月 19 + 日時点のスナップショットに更新されました。
+ +FreeBSD の + ftp(1) + プログラムが lukemftp 1.6 + beta 2 (NetBSD 由来の FTP クライアント) + に置き換えられました。 + これにより、より自動化された動作や、標準への準拠、転送レート制御、 + カスタマイズ可能なコマンドラインプロンプトなどが + 提供されます。 + いくつかの環境変数やコマンドライン引数が変更となっています。
+ +OpenBSD から 2002 年 4 月 26 日時点の + m4(1) + が統合されました。[MFC 済]
+ +ncurses がバージョン + 5.2-20020615 に更新されました。
+ +OpenPAM (``Citronella'' + リリース) が Linux-PAM + に代わって 統合されました。
+ +OPIE + ワンタイムパスワードスイートがバージョン 2.4 + に更新されました。 [MFC 済] これは S/Key + の機能を完全に置き換えるものです。[MFC 済]
+ +Perl が FreeBSD + のベースシステムから削除されました。 なお、Perl は + FreeBSD Ports Collection から、 package + としてインストールするか、もしくは + sysinstall(8) + のメニューから Perl + distribution + を選択することでインストールすることができます。 Perl + のベースシステムから削除の削除は、 + 今後のアップグレードと保守を容易にすることを目的としています。 + ベースシステムの Perl 依存性を減らすため、 + 多くのユーティリティがシェルスクリプトや C + プログラムで書き直されました + (書き直されたユーティリティは、リリースノート中に記載されています)。
+ +++Note: Perl + の削除作業は、まだ完了していません。
+
++Note: + sysinstall(8) + の配布物のほとんどには、 新しい Perl + 配布物が含まれています。 そのため、Perl + がベースシステムとは独立して更新されるという点を除いて、 + この変更をユーザが意識することはほとんどないでしょう。
+
GNU ptx が + ベースシステムから削除されました。 + ペースシステムでは利用されておらず、 + 更新や保守がされていないことが理由です。 + この機能が必要なユーザは + textproc/textutils + カテゴリから + 当該ユーティリティをインストールしてください。
+ +NetBSD から rc.d + フレームワークが導入されました。 + これは、従来のシステムのスタートアップ部分を ``task + 指向'' のスクリプト群として細かく分割して /etc/rc.d に配置し、 + そのスタートアップスクリプトの起動順を、 + 起動時に動的に決定するというものです。
+ +smbfs ユーザランド + ユーティリティのバージョン 1.4.5 が統合されました。
+ +GNU sort が GNU textutils 2.0.21 + に含まれるものに更新されました。
+ +NetBSD 由来の (2002 年 6 + 月 5 日時点の) + stat(1) + コマンドが導入されました。
+ +GNU tar が バージョン + 1.13.25 に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcpdump がバージョン + 3.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ ++ csh(1) シェルが + + tcsh(1) + に置き換えられました。 ただし csh + というコマンド名はそのまま使用できます。 tcsh はバージョン 6.12 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcp_wrappers の寄贈版 は + + tcpd(8) + ヘルパーデーモンを含むようになりました。 標準的な + FreeBSD インストールでは ( + inetd(8) + がすでに この機能を統合しているため) + これは必ずしも必要というわけでは ありませんが、xinetd のような + inetd(8) + を置き換えるアプリケーションには有用です。[MFC 済]
+ +texinfo がバージョン 4.2 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +top がバージョン 3.5b12 + に更新されました。[MFC 済]
+ +traceroute が LBL + (Lawrence Berkeley National Laboratory) の バージョン + 1.4a12 に更新されました。
+ +タイムゾーンデータベースが tzdata2002d + リリースに更新されました。
+ + + +OpenSSH が 3.4p1 + に更新されました。 [MFC 済] + 主な変更点は以下のとおりです。
+ +*2 は廃止されました + (たとえば ~/.ssh/known_hosts は ~/.ssh/known_hosts2 + の中身を 含めることができます)。
++ ssh-keygen(1) + はいくつかの商用 SSH 実装 + と鍵を交換するために、SECSH + 公開鍵ファイルフォーマット を使って鍵を + import/export + することができるようになりました。
++ ssh-add(1) + は三つのデフォルト鍵すべてを追加するように + なりました。
++ ssh-keygen(1) + は特定の鍵形式をデフォルトとは + しないようになりました。-t オプション + で明示的に指定する必要があります。
++ プログラムのバグや将来的に発見される可能性のある + セキュリティ上の弱点の影響を小さくするために、 + 特権を持たないプロセスを使うという ``特権分離 + (privilege separation)'' + 機能が追加されました。
++ 整数変数のオーバフローによって権限の不正な獲得が + 可能になるというセキュリティホールなど、 + いくつかのバグが修正されました。
+sendmail がバージョン + 8.9.3 からバージョン 8.12.6 に更新されました。 + これには重要な変更点として、 + sendmail(8) + は set-user-ID root + バイナリとして インストールされなくなったこと + (set-group-ID smmsp + されます)、 標準のファイル配置の変更 (/usr/src/contrib/sendmail/cf/README + 参照)、 + newaliases(1) + の実行が root + および信頼できるユーザに制限されたこと、 STARTTLS + 暗号化に対応したこと、 標準設定で MSA ポート (587) + が有効化されたことが含まれています。 詳細については + /usr/src/contrib/sendmail/RELEASE_NOTES + をご覧ください。 [MFC 済]
+ ++ rc(8) + のデフォルトでは、外から来る SMTP 接続を処理する sendmail + を起動しなくなりました。 + ただし、バイナリインストールの場合は + sysinstall(8) + で選択したセキュリティプロファイルに応じてデフォルトが異なります。 + この機能は、次の行を手動で /etc/rc.conf に + 追加することでも有効にできます。
++ sendmail_enable="YES" ++ +
/etc/mail/Makefile + から構築される sendmail の + alias ファイル、 map データベースの許可属性は、 + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + デフォルトが 0640 になりました。 これは make.conf の SENDMAIL_MAP_PERMS + という新しいオプションの設定で + 変更することが可能です。[MFC 済]
+ +sendmail の統計ファイル + (/var/log/sendmail.st) + の許可属性が + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + 0644 から 0640 へ変更されました。[MFC 済]
+Perl と FreeBSD Ports + Collection の統合を強化するために BSDPAN + というモジュール集が追加されました。
+ +しばらくの間 FreeBSD 5.0-CURRENT (および 4.X + リリースのいくつか) には インストール済み package + と依存物を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 pkg_update(1) + は削除されました。 + 代わりに、この機能を含んだ高機能なツール + sysutils/portupgrade の + port を使うことができます。
+ +ある期間、FreeBSD 5.0-CURRENT (および、いくつかの + 4.X-RELEASE) には インストール済みの package + とその依存関係を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 + このユーティリティは削除されました。 + 代わりに、より高機能な + sysutils/portupgrade port + が提供されています。
+ ++ pkg_version(1) + が Perl スクリプトから C + プログラムに変更されました。誤解の多い -c オプションは削除されています。 + + sysutils/portupgrade の + port が、同様のより安全な機能を提供しています。
+ +Ports Collection において、(訳注: 各 port が) + 依存する X Window System のデフォルトのバージョンが XFree86 4.2.1 + に変更されました。 XFree86 + 3.3.6 に戻すには、 /etc/make.conf + に次の行を加えてください。 [MFC 済]
++ XFREE86_VERSION=3 ++ +
+ emulators/linux_base の + port でインストールされるライブラリ (Linux + エミュレーションに必要) が更新されました。 現在は Red Hat Linux 7.1 + に含まれるものに対応しています。[MFC 済]
+ +Ports Collection で生成される package (FTP + サイトに置かれているものも同様) が、 + gzip(1) + ではなく + bzip2(1) + で圧縮されるようになりました (そのため、拡張子は .tgz ではなく .tbz になっています)。 package + 関連ツールも、この新しい形式に対応するために更新されています。
+ +Ports Collection では、FreeBSD 5-CURRENT + 用の新しいインデクスファイル (/usr/ports/INDEX-5) + を使うようになりました。 この新しいインデクスは、 ( + lang/perl5 のように) + FreeBSD 4-STABLE には存在せず、FreeBSD 5-CURRENT + に存在する依存性を処理できるようにすることを目的としています。 + このファイルの導入後も、各 package + 用のインデクスファイルは、 INDEX と呼ばれています。
+インストール / + リカバリ統合ディスクの作成を容易にするため、 bin 配布物の名前が base に変更されました。
+ +FreeBSD 5-CURRENT ホスト上での FreeBSD 4-STABLE の + make release、 および FreeBSD 4-STABLE ホスト上での + FreeBSD 5-CURRENT の make release + ができるようになりました。 + クロスアーキテクチャのリリース構築 + (ホストと異なるアーキテクチャのリリースを構築すること) + も可能になっています。 詳しくは + release(7) + をご覧ください。[MFC 済]
+ +フロッピーリリースの三枚目に drivers.flp + イメージが追加されました。 このイメージには kern.flp の中にあるカーネルや mfsroot.flp イメージに入りきらない + ドライバなどの動的ロード可能なモジュールが含まれています。
+(ライセンス上の問題で以前までは含まれていなかった) + 多くの 4.4 BSD Programmer's Supplementary Documents が + /usr/share/doc/psd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +The + UNIX Time-Sharing System (01.cacm)
+UNIX + Implementation (02.implement)
+The + UNIX I/O System (03.iosys)
+UNIX + Programming -- Second Edition (04.uprog)
+The C + Programming Language -- Reference Manual + (06.Clang)
+Yacc: + Yet Another Compiler-Compiler (15.yacc)
+Lex -- + A Lexical Analyzer Generator (16.lex)
+The M4 + Macro Processor (17.m4)
+同様に、4.4 BSD User's Supplementary Documents + のいくつかが /usr/share/doc/usd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +NROFF/TROFF User's Manual + (21.troff)
+A TROFF + Tutorial (22.trofftut)
+現存する FreeBSD システムからアップグレードするユーザは + ``FreeBSD 5.0-RELEASE 初期利用者のための手引き'' + を読むことを 強く 推奨します。 + この文書は、通常 EARLY.TXT + という名前で 配布物に収録されており、 + また、他のリリースノートが置かれているところにも一緒に置かれています。 + この手引にはアップグレード時に注意を払うべき点に加え、 + さらに重要な情報として、 FreeBSD 4.X + システムを使い続ける場合と FreeBSD 5.X + へのアップグレードした場合の、 + それぞれの利点についてのまとめが書かれています。
+ +++Important: FreeBSD + のアップグレードは、もちろん、 すべての + データと設定ファイルを + バックアップしてからのみ行うべきです。
+
このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
Copyright © 2000, 2001, 2002, + 2003 by FreeBSD ドキュメンテーション プロジェクト
+ +$FreeBSD:
+ src/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml,v
+ 1.65.2.3 2003/01/14 17:38:19 hrs Exp $
+
この文書は UltraSPARC ハードウェアプラットフォームの + FreeBSD 5.0-RELEASE 向けのリリースノートです。 FreeBSD + に最近追加、変更、削除された機能について解説しています。 + また、FreeBSD + の前のバージョンからのアップグレードについても言及して + います。
+ +この FreeBSD 5.0-RELEASE 配布物は release 配布物です。 + この配布物はあらゆるミラーの ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/development/sparc64/ + で見つけることができます。 この (もしくは他の) FreeBSD の + release 配布物を取得する方法 は FreeBSD ハンドブック の 付録 ``FreeBSD を取得する'' + を参照してください。
+この節では 4.0-RELEASE 以降に新たに追加・変更された + ユーザに影響する機能について説明します。 + これには他のブランチ (FreeBSD 4.6-RELEASE 以降) へと + 最近マージされた機能に加えて、5-CURRENT ブランチ + に固有の項目も含まれます。
+ ++ リリースノート項目の多くは、新しいドライバやハードウェア対応、 + 新しいコマンドやオプション、重要なバグフィックスや寄贈ソフトウェア + のアップグレードなどについてのものです。 4.6-RELEASE + 以降に出されたセキュリティ勧告のうち、 + リリースに影響するものについても掲載しています。
+ +FreeBSD に加えられた変更点のうち、 + スペースの都合上ここに書かれていないものも多数存在します。 + それらはたとえば文書の修正や改良、ごく影響の小さいバグの修正、 + 監査で見つかったセキュリティ上好ましくないスタイルで書かれたコードの修正、 + ソースコードの整理などです。
+ ++ acct(2) + は、アカウンティングファイルを + 追記モードでオープンするように変更されました。 これは + accton(8) + のアカウンティング機能を、 + 追記専用ファイルに対して使えるようにするための変更です。[MFC + 済]
+ +OpenBSD 由来の新しいカーネル暗号化フレームワークが + 統合されました (詳細は + crypto(4) と + crypto(9) + をご覧ください)。 + これは、ソフトウェアで実装された暗号アルゴリズムと + ハードウェアで実装された暗号アルゴリズムの両方を、 + カーネルから共通の方法で利用できるインターフェースを提供し、 + ユーザアプリケーションから暗号化ハードウェアへアクセスできるように + するためのものです。 + ハードウェア用デバイスドライバとして、 hifn + ベースのカードに対応した + hifn(4) + ドライバと Broadcom ベースのカードに対応した + ubsec(4) + ドライバが 追加されています。[MFC 済]
+ ++ ddb(4) + に新たなコマンド show pcpu + が追加されました。 これは各 CPU の情報を表示します。
+ +devctl + デバイスが追加されました。 + これにより、ユーザランドプログラムは + いつデバイスがデバイスツリー上で用意されて利用可能になるかを + 知ることができます。 この機能は主に + devd(8) + ユーティリティで利用されます。
+ ++ devfs(5) + の大部分が書き直されました。 これは /dev + ディレクトリ内のエントリを自動的に構築し、 + デバイスの接続をより適応的に行なうことを可能にします。 + devfs(5) + は標準で有効化されていますが、 NODEVFS + カーネルオプションを使うことで無効化できます。 + また、管理者は ``rule'' サブシステムを用いて + 新しいデバイスノードがユーザランドからアクセスできるようになる前に、 + そのデバイスノードの特性を設定することが可能です。 + 静的なノード (たとえば /dev/speaker)、 動的なノード (/dev/bpf* + やリムーバブルデバイスの一部) の両方に対応しています。 + devfs(5) + のマウントは、 + 各マウントごとに異なるルールセットを設定することができます。 + これにより、jail + 環境などに対して異なるポリシを適用することが可能です。 + ルールとルールセットの操作には、 + devfs(8) + ユーティリティを使います。
+ +PCI Xr ベースのカード、ISA Xem Digiboard + カードに対応した digi ドライバが新たに追加されました。 + 新たに追加された + digictl(8) + プログラムは (主に) PC/Xem + のような外部ポートモジュールを持つカードを + 再初期化するためのものです。digi + ドライバの追加にともない、 古い dgm + ドライバは削除されました。
+ ++ eaccess(2) + システムコールが追加されました。 + access(2) + と似ていますが、後者は実権限を使うのに対して、 + 前者は実効権限を使います。
+ +EBus ベースのデバイスに対応しました。
+ +各 + jail(2) + 環境は各々の securelevel で動作することがで + きるようになりました。
+ ++ jail(2) + 用の設定可能な sysctl 変数 が jail.* から security.* へと移動しました。 + 他のセキュリティ関連の sysctl 変数は kern.security.* から security.* へと移動しました。
+ +カーネル環境変数が + kenv(2) + システムコールを使って + 動的に変更することができるようになりました。
+ +labpc(4) ドライバは古くなったため削除されました。
+ +ローダとカーネルリンカは、 KLD + のある各ディレクトリに存在する linker.hints というファイルから + モジュール名およびバージョンと KLD + ファイル名の対応を調べるようになりました。 + 新しく追加されたユーティリティ + kldxref(8) は、 + これらのファイルを生成するために使用します。
+ +Low-Watermark Mandatory Access Control 用 + セキュリティ機構 + lomac(4) + がカーネルモジュールとして 追加されました。 + これは管理者からの追加の設定を必要としない、 従来の UID + ベースのセキュリティ機構に加えて使うことのできる + セキュリティ機構です。 この機能は DARPA と NAI Labs + がスポンサーになっています。
+ +FreeBSD に TrustedBSD の MAC (Mandatory Access + Control, 強制アクセス制御) + フレームワークが追加されました。 + これはシステムのセキュリティポリシの機能性を向上させるもので、 + カーネルのコンパイル時、システム起動時、システム実行中のいつでも + ロード・リンク可能なカーネルモジュールとして実装されています。 + TrustedBSD MAC + はさまざまなイベントに対応するモジュールと、 + ラベル領域のように共通して利用できるセキュリティポリシサービスを提供します。 + 今回のリリースには、固定およびフローティングラベルの Biba + 完全性モデルや区画付きマルチレベルセキュリティ (MLS) + に加え、 + ファイルシステムファイアウォールなどの数多くの改良型 UNIX + セキュリティモデルを実現するためのポリシモジュールのサンプルが + 数多く収録されています。 + この機能は、ローカルおよびベンダの + セキュリティ拡張の開発や保守を容易にするものです。 + この拡張サービスは、カーネルコンフィグファイルに options MAC + を追加することにより有効にできます。
+ +++Note: MAC フレームワークは、 + 今回のリリースにおいて実験的な機能の一つと考えられています。 + デフォルトでは有効にされていません。
+
+ mutex(9) + にプロファイルのためのコードが追加されました。 + これはカーネルコンフィグファイルに MUTEX_PROFILING + を加えることにより有効になり、sysctl 変数 debug.mutex.prof.* + の設定が有効になります。
+ +カーネルオプション P1003_1B + が すでに使われなくなっているために削除されました。
+ ++ random(4) + デバイスが Yarrow + アルゴリズムを使うように書き直されました。 + このアルゴリズムはコンソールデバイス、 イーサネット、PPP + ネットワークインターフェイス、 + 大容量記憶デバイスといった、 + さまざまな割り込み要因からエントロピを収集します。 + random(4) + デバイスから得られるエントロピは + シャットダウン時刻実行時だけでなく、 定期的に /var/db/entropy + に保存されるようになっています。 また /dev/random + のセマンティクスが変更され、 + エントロピが生成する前でブロックするのではなく、 + 疑似乱数データストリームを生成するようになりました。 + これは /dev/urandom + と完全に同じ動作です。
+ +カーネルオプション options + REGRESSION + が新たに追加されました。これは動作検証やレグレションテスト時に有用な + インターフェイスや機能を提供します。
+ +RLIMIT_VMEM + 機能が追加されました。 これは、あるプロセスに対して、 + mmap(2) + 空間を含む、全仮想メモリ空間の大きさに制限を設けるものです。 + 制限は + login.conf(5) + に追加された vmemoryuse + 変数によって設定することができます。 [MFC 済]
+ +SBus ベースのデバイスに対応しました。
+ +最近の Sparc Ultra マシンの多くに搭載されている + Siemens SAB82532 シリアルチップに対応した sab + ドライバが追加されました。
+ ++ sendfile(2) + システムコールにおいて、 + 送信ファイルサイズの計算でヘッダサイズを + 正しく含めていなかったというバグが修正されました。[MFC + 済]
+ ++ syscons(4) + ドライバがキーボード操作によるペーストに対応しました。 + 標準では Shift-Insert に設定されています。
+ +USB オーディオデバイス用の uaudio + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +USB モデムや USB シリアルデバイスなどを tty + のように見えるようにする + ucom(4) + ドライバが追加されました。 また、 + uftdi(4)、 + uplcom(4)、 + uvscom(4) + ドライバはそれぞれ、FTDI シリアルアダプタ、 Prolific + PL-2303 シリアルアダプタ、SUNTAC Slipper U VS-10U + に対応しています。 [MFC 済]
+ +セキュリティを向上させるため、UCONSOLE + カーネル設定オプションが削除されました。
+ +USER_LDT + カーネルオプションが標準設定で有効化されるようになりました。
+ +Handspring Visors を USB + 経由で接続できるようにするための + uvisor(4) + ドライバが追加されました。[MFC 済]
+ +VESA S3 + リニアフレームバッファドライバが追加されました。
+ +カーネルのクラッシュダンプ機構が、 + 新しいプラットフォームへの対応、 + コードのロジックの整頓を受けて改良されました。 + この改良の成果の一つとして、 + カーネルダンプのディスク上のフォーマットが変更され、 + バイトオーダ依存性がなくなりました。
+ +極めて大きいスワップ領域 (67 GB 以上) + でも、システムがパニックしなくなりました。
+ +リンカセット (訳注: ELF + カーネル構築時に必要な情報の一つ) + を生成する必要がなくなりました。 必要のなくなった + gensetdefs(8) は削除されています。
+ +カーネル構築時に + config(8) の ENV + 指示子を用いることで、(調整可能な) + カーネル環境変数を設定することができるようになりました。
+ +新しく、idle + 時にページをゼロで初期化する機能が追加されました。 これは + vm.idlezero_enable sysctl + 変数を使って有効化できます。
+ +FreeBSD のカーネルスケジューラに KSEs + (Kernel-Scheduled Entities) 機能が追加されました。 + これは、スケジューラアクティベーションと同様、 1 + つのプロセスから複数のスレッドの実行を可能にするものです。 + 現時点のカーネルは、スレッド対応に必要な変更の多くが施され、 + スケジューラは各プロセスで複数のスレッドをスケジュールすることが + できるのですが、スレッドを複数の CPU + 上で同時に実行することはできません。 詳細は + kse(2) + をご覧ください。
+ +++Note: KSE + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ カーネルは複数の低レベルコンソールデバイスに対応しています。 + 異なったコンソールを操作するには、新しい + conscontrol(8) + ユーティリティを使います。
+ +カーネルメモリアロケータは Solaris + で使われているのと同じように + スラブ(slab)メモリアロケータとなりました。 これは CPU + の数が増えるに従い線形に近い性能を示す SMP 対応の + メモリアロケータです。 + また、メモリフラグメンテーションも少なくなります。
+ +BSD/OS 5.0 由来のコードが組み入れられ SMP + 対応部分が大きく書き直されました。 SMPng (``SMP Next + Generation'') の主な特徴の一つに、 + マルチプロセッサの利用効率を大きく損なうスピンロックを使わずに + カーネル内で複数のプロセスを実行することができる、 + ということがあげられます。 また割り込みハンドラは、 + 割り込みのロックアウトを低減するために + それぞれコンテキストを持つようになりました。
+ +FreeBSD が UltraSPARC プラットフォームに + 対応しました。まだ不具合のある部分もありますが、 Ultra + 1/2/5/10/30/60、Enterprise 220R/420R、Netra T1 + AC200/DC200、 Netra T 105、Blade 100 + の各マシンに対応しています。 SMP にも対応しており、 + Ultra 2、Ultra 60、Enterprise 220R、Enterprise 420R + でテストされています。
+操作しやすくするため、カーネルとカーネルモジュールは + /boot/kernel + ディレクトリに移動しました。 ブートローダには、 + この変更を可能な限り意識しないで済むような更新がなされています。
+ +ブートローダが UFS1 および UFS2 + ファイルシステムの両方からカーネルをロードできるようになりました。
++ dc(4) + ドライバは、Xircom 3201 と Conexant LANfinity RS7112 + チップベースの NIC に対応しました。
+ +Sun GEM ギガビットイーサネット、 ERI + ファストイーサネットアダプタに対応する gem ドライバが + 追加されました。
+ +多くの Sun Ultra シリーズにオンボードで + 搭載されている Sun HME ファストイーサネットアダプタ + に対応する hme ドライバが追加されました。
+ +DEC ``Tulip'' PCI Fast Ethernet コントローラベースの + LAN Media Corp WAN アダプタに対応した、 lmc + ドライバが追加されました。
+ ++ stf(4) + デバイスがクローニングに対応しました。
+ ++ tx(4) + ドライバがマルチキャストフィルタリングに完全対応しました。
+ +ネットワークデバイスが特殊ファイルとして /dev/net 以下に + 自動的に作成されるようになりました。 + これらのデバイスに対しては、(プロトコルやルーティング以外の) + インターフェイスハードウェア ioctl が使用できます。 + また、SIOCGIFCONF ioctl は /dev/network + 特殊ファイルに対して使用することが可能です。
+ +ネットワークスタックに ``ゼロコピー'' + 機能が追加されました。 + これはネットワークスループットにおけるボトルネックの主要因の一つである、 + カーネルとユーザランド間のデータコピーを抑制します。 + 送信側のコードはほぼすべてのネットワークアダプタで動作すると思われますが、 + 受信側のコードは、ネットワークアダプタの MTU が、 + メモリページサイズ 1 つ分の大きさ + (たとえばギガビットイーサネット上の jumbo フレーム) + 以上に設定できる必要があります。 詳細は + zero_copy(9) + をご覧ください。
+IPsec + 実装でハードウェア暗号化アクセラレータに対応した + カーネル + crypto(4) + フレームワークが使えるようになりました。 + 有効にするには、FAST_IPSEC + カーネルオプションを指定します。
+ +++Note: FAST_IPSEC + オプションと IPSEC + オプションを同時に指定することはできません。
+
++Note: 現時点では、FAST_IPSEC オプションは IPv6 + または INET6 + オプションと共存できません。
+
+ gre(4) + ドライバが追加されました。 これは IP パケットを GRE + (RFC 1701) や minimal IP encapsulation for Mobile IP + (RFC 2004) を利用してカプセル化を行います。 [MFC + 済]
+ +ICMP ECHO および TSTAMP + 応答速度に制限が加えられるようになりました。 open + 状態のポート、open + 状態にないポートに対して送信されるパケットに + よって生成される TCP RST + は独立したカウンタを用いて制限されており、 + 各々異なる種類の速度制限キューとして分けられています。
+ +フォワードされたパケットに対して ICMP Source Quench + メッセージを生成しなくなりました。 これは sysctl 変数 + net.inet.ip.sendsourcequench + を使って、従来の動作に戻すことが可能です。
+ +IP マルチキャストが VLAN + デバイス上で動作するようになりました。 また、VLAN + コードにあったいくつかのバグも修正されています。
+ ++ ipfw(4) + が再実装されました。 (新しいバージョンは ``IPFW2'' + と呼ばれています)。 + ipfw(4) は、 + カーネル内で + bpf(4) + 命令に似た可変長ルール表現を使っています。 + ipfw(8) + に、マッチフィールド連結子 or + が新しく追加されていますが、 ( + ipfw(8) + に記載されている) + 外部に見える部分の動作のほとんどは変更されていません。 + [MFC 済]
+ ++ ng_device(4) + netgraph ノードが新たに追加されました。 これは /dev に、 + ネットワークグラフへのエントリポイントとして利用できる + デバイスエントリを作成するものです。
+ ++ gif(4) + で動作する netgraph ノード + ng_gif(4) + および + ng_gif_demux(4) + が新しく追加されました。
+ +IP + の入力処理を行なうコードに入る前のキューに格納された IP + パケットに対応する netgraph ノード + ng_ip_input(4) + が新しく追加されました。
+ +新しい netgraph ノードタイプ + ng_l2tp(4) + が追加されました。 これは RFC 2661 に記載されている + L2TP プロトコルのカプセル化レイヤを実装したものです。 + [MFC 済]
+ +新しく ng_split ノードタイプが追加されました。 + これは一つの双方向パケットフローを + 二つの単方向パケットフローに分割します。
+ +TCP、UDP で使われるエフェメラルポート (ephemeral + port) の範囲が 1024-5000 から 49152-65535 + に変更されました。 + これにより並列に出ていくことのできる接続/ストリームの数が増加します。
+ ++ tcp(4) + プロトコルの再送タイマが net.inet.tcp.rexmit_min と net.inet.tcp.rexmit_slop の、 2 + つの sysctl 変数で操作できるようになりました。 + デフォルトは従来の 1 秒から (Linux + のデフォルト値と同じ) 200 ミリ秒に減らされています。 + これは、対話的な接続における応答遅延の改善や、 + 無線のようにパケットロスのある高速回線における、 + タイムアウトからの復帰時間の短縮をねらったものです。
+ ++ tcp(4) + プロトコルに、 + 送信側のウィンドウのサイズを動的に制限して、 + 帯域を最大化し、ラウンドトリップタイムを最小にするための + 機能が追加されました。この機能は、 sysctl 変数 net.inet.tcp.inflight_enable + を使って有効化することが可能です。[MFC 済]
++ ata(4) ドライバ + (および + burncd(8)) に + DVD+RW メディアへの書き込み機能が追加されました。
+ ++ ata(4) + ドライバが、 CAM レイヤと CAM ドライバ ( + cd(4), + da(4), + st(4), + pass(4)) + を経由して、ATA デバイスを SCSI + デバイスとしてアクセスできるようにする機能に対応しました。 + この機能を有効にするには、 カーネルコンフィグファイルに + device atapicam + を追加する必要があります。 詳細は + atapicam(4) + をご覧ください。
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Sil 0680 と VIA 8233/8235 + コントローラに対応しました。 [MFC 済]
+ ++ ata(4) + ドライバが新しく Acard ATP850, ATP860, ATP865 + コントローラに対応しました。
+ ++ cd(4) + ドライバが、 + acd(4) + ドライバが CDROM + のアクセス速度を設定するのに使用している CDRIOCREADSPEED, CDRIOCWRITESPEED ioctl + に対応しました。
+ ++ targ(4) + ドライバが書き直されました。また、 + ダイレクトアクセスデバイスをエミュレートする新しいユーザモードプログラムが + /usr/share/examples/scsi_target + に追加されました。
+ ++ fdc(4) + フロッピーディスクコントローラドライバに + 多くの機能強化が行なわれました。一般的な設定における密度の選択は + 自動化され、ドライバはさまざまなサブデバイスの密度設定 + に柔軟に対応できるようになりました。
+ ++ geom(4) + ディスク I/O 要求変換フレームワークが追加されました。 + これは、カーネルの上位からのデバイスドライバに対する + I/O 要求に、 + さまざまな操作を加えられるように設計された、 + 拡張可能なフレームワークです。
+ +++Note: GEOM を有効にしたカーネルは + ``互換スライス'' に対応していません。 (i386 と pc98 + のみが対応していた) この機能は、 (たとえば /dev/ad0a のように) ユーザが + MBR スライスを指定していない場合に、 + カーネルが自動的に先頭にある有効な FreeBSD + スライスを探し出して、 + そのディスクパーティションにアクセスすることができるというものです。 + GEOM が有効になっているカーネル (デフォルトで有効) + で MBR スライス中のパーティションを参照するには、 + 完全なパーティション名 (たとえば /dev/ad0s1a) + を指定する必要があります。 + この変更はごく限られたユーザにしか影響をおよぼさないでしょう。
+
GEOM ベースのディスク暗号化モジュール (GEOM Based + Disk Encryption) が追加されました。 + これは、四個の暗号保護層と + 最大で四個設定できる変更可能なパスフレーズを利用して、 + ``非動作中のディスク (cold disk)'' + に対するアクセスを排除します。 より詳細な情報は + gbde(4) + のマニュアルページをご覧ください。 + このモジュールの操作および管理用に、 + gbde(8) + ユーザランドユーティリティが提供されています。 + この機能はデフォルトでは有効にされていません。利用するには + カーネルコンフィグファイルに options GEOM_BDE + を追加してください。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ isp(4) + ドライバはファイバチャネルのトポロジ変更を + 積極的に検出するように変更されました。
+ ++ isp(4) + ドライバが Qlogic SCSI + カードのターゲットモードに対応しました。 これには + Ultra2、Ultra3、デュアルバスカードが含まれます。
+ +メモリディスクデバイス + md(4) に + vn(4) + の機能が統合されました。 + md(4) + デバイスは + mdconfig(8) + で設定できるようになり、 + vn(4) + は削除されています。 また、メモリファイルシステム (MFS) + も削除されました。
+ +mpt ドライバが新しく追加されました。 これは、LSI + Logic Fusion/MP アーキテクチャ + ファイバチャネルコントローラに対応しています。[MFC + 済]
+ +NetBSD 由来の RAIDframe + ディスクドライバが統合されました。 + このドライバは、ソフトウェアによる RAID 0, 1, 4, 5 + 機能や、 (訳注: 循環スペア RAID 5 + やインターリーブデクラスタリングなどの) その他の RAID + 機能を提供します。 詳細は + raid(4) + ドライバのマニュアルページをご覧ください。 + raidctl(8) + ユーティリティは + ディスクアレイの設定や設定解除に利用されます。 + この機能はデフォルトでは無効にされており、 + 有効にするにはカーネルコンフィグファイルに device raidframe + を追加する必要があります。
+ +++Note: + この機能は実験的なものと考えられています。
+
+ sa(4) + エラー処理にあったいくつかの問題点が修正されました。 + これには ``テープドライブが + mt(1) stat に追随せずにまわってしまう'' + という問題も含まれています。
+ +SCSI_DELAY + 設定パラメータが、 kern.cam.scsi_delay sysctl + 変数を利用して + 起動時および実行時に変更できるようになりました。
+ +Tekram TRM-S1040 SCSI チップセットが搭載された SCSI + アダプタに対応する trm ドライバが追加されました。 [MFC + 済]
+FreeBSD カーネルが新たに名前付き拡張属性 (named + extended attributes) に対応しました。 + これはカーネルおよび高い権限を持つユーザランドプロセスが、 + ファイルとディレクトリに + 属性情報をタグ付けすることを可能にするものです。 + 拡張属性は TrustedBSD + プロジェクトに対応するために追加されたもので、 特に + ACL、ケーパビリティ情報、必須アクセス制御ラベルが含まれています + (詳細は /usr/src/sys/ufs/ufs/README.extattr + 参照)。
+ +FFS + にファイルシステムのスナップショット機能が追加されました。 + 詳細は /usr/src/sys/ufs/ffs/README.snapshot + にあります。
+ ++ statfs(2) + および + df(1) は Soft + Updates 利用時に commit + されて解放されたファイルとブロック数を記録するようになりました。
+ ++ kernfs(5) + は廃止され、削除されました。
+ +クライアント側における NFS + ロックが実装されました。
+ +カーネル内で複雑に混ざりあっていた NFS のコードが、 + 保守と将来的な開発を容易にするためにクライアント側と + サーバ側に分離されました。
+ +ファイルシステムにアクセス制御リスト (ACLs) + が導入されました。 ACL + はファイルやディレクトリに対して、 + より粒度の細かく自由度の高いアクセス制御を可能にするもので、 + TrustedBSD プロジェクトから統合されたものです。 詳細は + /usr/src/sys/ufs/ufs/README.acls + をご覧ください。
+ +一貫性を維持するため、 + fdesc、fifo、null、msdos、portal、umap、union + の各ファイルシステムはそれぞれ + fdescfs、fifofs、msdosfs、nullfs、portalfs、umapfs、 + unionfs という名前に変更され、 モジュールや mount_* + プログラムなども名前が変更されました。 また、 + fstab(5) + 内にある msdos + ファイルシステムのエントリが変更なしに動作できるよう、 + 互換性を維持するための ``措置'' が + mount(8) + に加えられています。
+ +疑似ファイルシステム pseudofs + が新たに追加されました。 + linprocfs(5) と + + procfs(5) は + pseudofs を利用するように変更されています。
+ +/etc/fstab に記されている + ネットワークファイルシステム (NFS や smbfs + ファイルシステム など) + がスタートアップの初期化時にきちんとマウントされる + ようになりました。 + これらのマウントはネットワークが初期化された後まで遅延 + されます。
+ +UDF (Universal Disk Format) + の読みとりに対応しました。 UDF + はパケットライトで書かれた CD-RW やほとんどの DVD-Video + ディスク製品で使われています。 UDF + のディスクをマウントするには + mount_udf(8) + コマンドを使います。
+ +UFS2 + ファイルシステム対応の基本部分が追加されました。 UFS2 + の主な新機能は次のとおりです。
+ +64-bit プロックポインタに対応するため、 inode が + 256 バイトに拡張。
+ファイルの作成時刻のフィールドの追加。
+ネイティブな拡張属性の実装。 これにより、1 つの + inode に格納できる属性領域のサイズの最大が、 + ファイルシステムのブロックサイズの 2 + 倍まで拡張されています。 + この領域はアクセス制御リスト (ACL) と MAC + ラベルでの利用を目的としていますが、 + システムの拡張やユーザアプリケーションで + 利用することもできます。
+この節で説明している新機能に対応するため、 UFS1 + スーパブロックのフォーマットが少し変更されました。 + この変更は、FreeBSD 4.7-RELEASE より古いシステムから、 + FreeBSD 5.0-RELEASE かそれ以降のシステムで作成した + ローカルの UFS1 ファイルシステムを + mount(8) + もしくは + fsck(8) + しようとした場合に、互換性の問題を生じるかもしれません。 + FreeBSD 4.7-RELEASE とそれ以降のシステムとは、 + 完全な互換性があります。これは通常、 複数のバージョンの + FreeBSD + をインストールしたデュアルブートマシンで問題となります。
+ブートローダで使用されている Forth Inspired Command + Language (FICL) が + バージョン 3.02 に更新されました。
+ +自動設定および電源管理の規格で業界標準となっている + ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) + に新しく対応しました。 ACPI の機能は Intel ACPI Component + Architecture プロジェクトから提供されているもので、 + ACPI CA 20021118 スナップショットに更新されています。 + 旧来の APM 標準を用いるアプリケーション向けの後方互換性 + も提供されました。
+ + + +不正な NFS パケットによって悪用される可能性がある、 + tcpdump(1) + のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:29 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +高い権限を放棄したプロセスに対して、 + ktrace(1) + を使った追跡 (trace) 操作ができないようになりました。 + これにより、そのプロセスが権限を放棄する前に得たセキュリティ上重要な + 情報の漏洩を防ぐことができます。この問題の詳細は、 + セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:30 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +任意のファイルの許可属性を変更するのに使用可能な、 + pppd(8) + にあった競合状態が修正されました。 詳細はセキュリティ勧告 + FreeBSD-SA-02:32 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ベースシステムの OpenSSL + が新しいバージョンにアップグレードされ、 OpenSSL + に存在していた複数のバッファオーバフロー問題が修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:33 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +XDR + デコーダにあったヒープバッファオーバフローが修正されました。 + この問題の詳細は、 セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:34 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +ローカルユーザが FFS + ファイルシステム上の任意のブロックを読み書きできるというバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:35 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +NFS サーバのコードに含まれていた、 + リモートからのサービス妨害攻撃を可能にするバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:36 をご覧ください。[MFC + 済]
+ ++ kqueue(2) + 機構を使うことで、 + ローカルユーザがシステムパニックを引き起こすことができる可能性のあるバグが修正されました。 + この問題の詳細は、セキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:37 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +カーネルメモリの大きな部分を返してしまうという、 + いくつかのシステムコールにあった境界チェックのバグが修正されました。 + この問題の詳細は、 FreeBSD-SA-02:38 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +libkvm + を使っているアプリケーションから + セキュリティ上重要な記述子が漏洩する可能性があるバグが修正されました + この問題の詳細は FreeBSD-SA-02:39 をご覧ください。[MFC + 済]
+ +kadmind(8) および k5admin + にあったバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:40 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ smrsh(8) + にあった、 + 実行可能なプログラムの制限をユーザから無効にすることができるという + プログラム上の誤りが修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:41 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +DNS リゾルバ ( + resolver(3)) + にあった、 + アプリケーションを動作不能にする可能性のあるバッファオーバフロー問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:42 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ +BIND + における複数のセキュリティ上の弱点が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:43 をご覧ください。 [MFC + 済]
+ ++ fpathconf(2) + システムコールにあった、 + ローカルユーザからシステムをクラッシュさせたり、 + 高い権限を不正に取得するために利用可能な、 + ファイル記述子の漏洩問題が修正されました。 + 詳細はセキュリティ勧告 FreeBSD-SA-02:44 をご覧ください。 [MFC + 済]
+コンパイラツールチェーンから、 + a.out(5) + 形式の実行ファイルを作成する機能が削除されました。
+ ++ adduser(8) および + + rmuser(8) が、 + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ arp(8) は FDDI や + ATM インターフェイスに対して [fddi] や [atm] + タグを表示するようになりました。
+ +FORTRAN キャリッジ制御文字を解釈する + asa(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ at(1) + に新しく、リモートジョブを削除する -r と、時間を POSIX + 時間フォーマットで指定するための -t オプションに対応しました。
+ ++ at(1) に + ジョブを削除する -r オプションと + POSIX 時刻フォーマットで時間を指定する -t オプションが 追加されました。
+ +システムの + awk(1) が BWK awk になりました。
+ ++ basename(1) に + -a フラグと -s + フラグが追加され、複数のファイルに対して + basename(3) + 関数を実行できるようになりました。
+ ++ biff(1) + に、新しい引数 b + が追加されました。 これは、新しいメール到着時の + ``ベル通知'' を有効にします (biff + y のように、端末には表示されません)。 [MFC 済]
+ ++ biff(1) が + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (biff n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末へ通知を切替えることができます。
+ ++ burncd(8) + が新しくディスクアトワンス (Disk At Once; DAO) + モードに対応しました。 オプション -d + でこのモードを選ぶことが可能です。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) は VCD + や SVCD に書き込めるように なりました。[MFC 済]
+ ++ burncd(8) が、 + -s オプションの値に max を指定すると、 + そのドライブの最大書き込み速度を設定するようになりました。 + [MFC 済]
+ ++ bzgrep(1)、 + bzegrep(1)、 + bzfgrep(1) + が追加され、 + bzip2(1) + で圧縮されたファイルを + grep(1) + することができるようになりました。
+ ++ calendar(1) + に新しく、 週末を特別扱いせず -A + と同じ機能を実現する -W + オプションと、 ``金曜日'' (訳注:「週末」の前日を表す曜日) + を変更する -F + オプションが追加されました。
+ ++ catman(1) が Perl + スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ cdcontrol(1) が + CDROM ドライブの最大速度を設定する speed コマンドに対応しました (速度に + max と指定することで、 + ドライブの最大速度と同じ値に設定することも可能)。 [MFC + 済]
+ +libc に、FreeBSD + ベースシステムのユーティリティが FreeBSD 4 互換モードと + ``規格準拠'' モード (デフォルト) の + どちらで動作するのかを指定するライブラリ関数 + check_utility_compat(3) + が追加されました。 設定は + malloc(3) + と同様、 環境変数かシンボリックリンクで行ないます。
+ ++ chflags(1) が /usr/bin から /bin に移動しました。
+ ++ chmod(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはシンボリックリンクの許可属性の変更に対応するものです。
+ ++ chmod(1) に -v オプションが複数回指定した場合、 + ファイルのモードを変更するときに、 + 新旧のモードを表示するようになりました。
+ ++ chown(8) + におけるユーザとグループの区切り文字に . を使うことができなくなりました。 + これは . + 文字を含むユーザ名に対応するためです。
+ +<sys/param.h> を + include する場合、 CSMG_* + マクロを使う必要がなくなりました。
+ +FreeBSD 4-STABLE との互換性を提供する compat4x + 配布物が追加されました。
+ ++ cp(1) に + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ +コンテキストを判断してファイルの分割を行なう + csplit(1) + ユーティリティが新たに追加されました。
+ ++ ctags(1) + がデフォルトで typedef, struct, union, enum + 宣言のタグを生成するようになりました (デフォルトで -t オプションが追加されます)。 + 新しく追加された -T + オプションを利用すると、 従来どおりの動作になります。
+ ++ daemon(3) + へのコマンドラインインターフェイスを提供する + daemon(8) + プログラムが新しく追加されました。 + daemon(8) + は自身を制御端末から切り離し、 + コマンドラインで指定されたプログラムを実行します。 + これは任意のプログラムをデーモンとして実行させることを可能にします。 + [MFC 済]
+ ++ devd(8) + ユーティリティが追加されました。 + これは、デバイスがデバイスツリー上に現われ利用可能になった際に + 任意のコマンドを実行することのできるユーザランドデーモンです。 + このプログラムは + pccardd(8) + のいくつかの機能の汎用化したものです。
+ +++Note: + devd(8) + は、現在も作業が続けられている機能の一つです。
+
+ devinfo(8) + というデバイスツリーとリソース使用状況を + 表示する簡単なツールが追加されました。
+ +diskpart(8) は廃止され、削除されました。
+ ++ dump(8) + に、使用中の UFS および UFS2 ファイルシステムを + 安全にダンプする -L + オプションが追加されました。 + 一貫性のあるダンプイメージを取得するため、 + dump(8) + はファイルシステムのスナップショットを作成し、 + そのスナップショットに対してダンプを実行します。 + ダンプの作成が完了すると、スナップショットは削除されます。
+ ++ dump(8) + にダンプサイズの予測を出力し終了するだけの -S オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ expr(1) が + POSIX.2-1992 (および POSIX.1-2001) 準拠しました。 + ただし、いくつかのプログラムは + expr(1) + の古い歴史的な動作に依存しており、 + 引数をコマンドラインオプションと誤って解釈しないようにするための + 指定を適切に行ないません (大きなものに、GNU + プログラムの多くが使っている + devel/libtool の + port/package があります)。 + check_utility_compat(3) + で説明されている互換モードを有効にすると、 + expr(1) + を従来と同じ動作にすることが可能です。
+ ++ fbtab(5) + はターゲットデバイスとして、特定のデバイスや + ディレクトリだけではなく、グロブマッチングパターンも受け付ける + ようになりました。
+ +フロッピーディスクからデータを読み出すためのプログラム + + fdread(1) + が新たに追加されました。 これは + fdwrite(1) + と対になるもので、 + 異常のあるメディアからデータを取り出す手段を提供し、 + 複雑な手順で + dd(1) + を実行しなくて済むようにする目的で設計されています。
+ ++ finger(1) が .pubkey + ファイルに対応しました。[MFC 済]
+ ++ finger(1) に、 + GECOS 情報の表示をユーザのフルネームのみに制限する -g フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ finger(1) + に、リモートの問い合わせに使うアドレスファミリを指定する + -4 フラグと -6 フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ fold(1) に、 + 指定バイト位置で改行する -b + フラグ、 単語境界で改行する -s + フラグが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ fsck(8) が、 + フォアグラウンドチェック (-F) + およびバックグラウンドチェック (-B) に対応しました。 + fsck(8) + は従来、ファイルシステムをマウントする前に実行され、 + 実行終了時点でチェックがすべて完了していましたが、 + バックグラウンドチェックが利用できる場合、 + fsck(8) は 2 + 回実行されます。 最初の実行は従来と同様の時点、 + つまりファイルシステムがマウントされる前に、 + バックグラウンドチェックが不可能なすべてのファイルシステムに対して + -F + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + そしてもう一度、システムがマルチユーザモードに移行してから + バックグラウンドチェックが可能なすべてのファイルシステムに対して + -B + オプションフラグが指定された形で実行されます。 + バックグラウンドチェックはフォアグラウンドチェックと + 異なり非同期で実行されるため、 + チェック中に他のシステム動作も並行して処理することが可能です。 + この機能を起動時に有効化するかどうかは、 + rc.conf(5) の background_fsck + オプションで制御できます。
+ ++ fsck_ffs(8) + が、-B + オプションでマウントされている FFS + ファイルシステムに対する、 + バックグラウンドでのファイルシステムチェックに対応しました + (これらのファイルシステムで Soft Updates + 機能が有効化されている必要があります)。 また -F オプションフラグは、 + 指定されたファイルシステムをフォアグラウンドで + チェックする必要があるかどうかを指定します。
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -m + オプションが追加されました。 + これは、ファイルシステム上の許可属性に従い、 + ゲストユーザも既存のファイルを変更できるようにするものです。 + これは特に、ゲストユーザがアップロードする際の途中再送 + (resume) を可能にします。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -M + オプションが追加されました。 + これは、ゲストユーザがディレクトリを作成できないようにします。 + [MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に新しいオプション -o および -O が追加されました。 -o はすべてのユーザ、 -O はゲストユーザに対して RETR コマンドを無効化します。 これと + -A オプション、 + および適切なファイル許可属性を組み合わせることで、 + 比較的安全なアップロード用 anonymous FTP + サーバを構築することが可能です。[MFC 済]
+ ++ ftpd(8) + に、新しく -W + オプションが追加されました。 これは、FTP セションのログを + + wtmp(5) + に記録しないようにします。 [MFC 済]
+ +FireWire サブシステムをユーザから操作・制御するための + + fwcontrol(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ getconf(1) + ユーティリティが追加されました。 これは POSIX、X/Open + パスの値、 あるいはシステム設定変数の値を出力します。 + [MFC 済]
+ +gifconfig(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + tunnel と deletetunnel + コマンドに統合されました。
+ ++ gprof(1) + に現在動作しているカーネルから動的にシンボル + 参照を解決するための -K + オプションが追加 されました。 この変更により、KLD + モジュールが適切にコンパイルされていれば、 + プロファイルすることができるようになりました。
+ ++ 単にエミュレーションカーネルモジュールをロードするだけの機能を持つ + ibcs2(8)、 linux(8)、osf1(8);、svr4(8) + スクリプトが削除されました。現在のカーネルモジュールシステムは、 + それらを必要に応じて自動的に、依存関係を満たすようロードします。
+ ++ ifconfig(8) + に、インターフェイスを プロミスキャス (promiscuous) + モードにする機能が追加されました。 + これは、新しく追加された promisc + フラグを使います。 [MFC 済]
+ ++ ifconfig(8) + に、パケットの送出を遮断する monitor フラグが追加されました。 + この機能は、他ネットワークへ影響をおよぼさずに、 + そのネットワークのトラフィックを監視するのに役立ちます。
+ +デフォルトでは、 + inetd(8) + は起動時に + rc(8) + から起動しなくなりました。 しかし、 + sysinstall(8) + を使ったバイナリインストールの際には、 + inetd(8) + を有効にするかどうかの選択ができるようになっています。 + また、 + inetd(8) は /etc/rc.conf + に次の行を加えることでも有効にすることが可能です。
++ inetd_enable="YES" ++ +
+ inetd(8) + に、同一の IP アドレスからの同時アクセス数の最大値を + 各サービスに対して設定する機能が追加されました。[MFC + 済]
+ ++ ipfw(8) + フィルタルールは、IPv4 precedence フィールド + の値にマッチできるようになりました。
+ ++ kbdmap(1) と + vidfont(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ ++ kenv(1) + がカーネル環境変数の設定・削除に対応しました。
+ +kget(8) ユーティリティが削除されました (これは + UserConfig 専用のユーティリティであり、 FreeBSD + 5.0-RELEASE には UserConfig がありません)。
+ ++ killall(1) + が、-z + フラグが指定されない場合にゾンビプロセスを kill + しようとしなくなりました。
+ +ユーザランドから ktr トレースバッファをダンプする + ktrdump(8) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ ldd(1) + に、各ロードされたオブジェクトが必要とする + すべてのオブジェクトのリストを表示する -a フラグが追加されました。
+ +libc + が標準でスレッドセーフになりました。 libc_r + にはスレッド関数のみが含まれています。
+ +libstand は UFS + ファイルシステム中 + のファイルの中身を上書きすることができるようになりました + (ファイルシステムが dirty もしくは inconsistent + かもしれない + ので、ファイルを大きくしたり削ったりすることはできません)。
+ +libgmp が libmp で置き換えられました。
+ +libposix1e の関数が libc に統合されました。
+ ++ lock(1) + に、現在使用している端末がロックされている時に VTY + の切替えを無効にする -v + フラグが追加されました。 + これにより、ひとつの端末からコンソール全体を + ロックすることができるようになります。[MFC 済]
+ ++ lpc(8) + に改良が加えられました。 lpc + clean は多少安全な動作をするように変更され、 + 新しく導入された lpc tclean + コマンドにより、 lpc clean + コマンドで削除されるファイルをチェックすることができます。 + lpc topq が再実装され、 + 移動するジョブを (ジョブ番号の範囲やホスト名などを使って) + より柔軟に指定できるようになりました。 + また、印刷キューの最後にジョブを移動する lpc bottomq コマンドと、 + プリンタの状態メッセージを設定できる lpc setstatus + コマンドが追加されました。[MFC 済]
+ +The + ls(1) + にリストを一行で表示する -m + フラグ、 ディレクトリ名の後ろに / を付加する -p フラグ、 + ファイル名を行方向にソートして表示する -x フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ makewhatis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。
+ +``catpage'' (繰り返し表示されるためにあらかじめ + フォーマットされキャッシュされたマニュアルページ) + の生成に 関連する弱点を減らすために、 + man(1) は man に SUID された状態で + インストールされなくなりました。 その結果、 + man(1) + は一般ユーザの代わりにシステムの catpage + を作成することはできなくなりました。 ユーザが catpage + を保持しているディレクトリに対して書き込み権限 + を持っている場合 (例えばユーザ自身の manpage) や、 + 実行しているユーザが root + の場合には、 catpage を作成することができます。
+ +新しいコマンド + mdmfs(8) + が追加されました。 これは + mdconfig(8) + コマンド、 + disklabel(8) + コマンド、 + newfs(8) + コマンド、 + mount(8) + コマンドに関連するラッパで、 廃止された + mount_mfs(8) + コマンドのオプションが利用できます。
+ ++ mesg(1) が SUSv3 + に適合しました。 他のものと同様に、 + 標準入力、標準出力、標準エラー出力の順に + 起動された端末のファイル記述子を利用するようになりました。 + これにより、シェルのリダイレクト機能 (mesg n < /dev/ttyp1) + を利用し、他の端末への書き込みアクセスを制御することができます。
+ ++ mountd(8) と + nfsd(8) が /sbin から /usr/sbin に移動しました。
+ ++ mv(1) に、 + (非標準の) -n + オプションが追加されました。 + これは、ファイルを上書きする際の確認に対して、 自動的に + ``no'' を回答するものです。[MFC 済]
+ ++ 最近のハードディスクでは有効に働かない古い機能の多くが、 + + newfs(8) + から削除されました。 -O、-d、 -k、-l、-n、 -p、-r、-t、 および -x フラグがそれに該当します。
+ ++ newfs(8) に UFS1 + ファイルシステム、UFS2 ファイルシステムの作成を選択する + -O フラグが追加されました。
+ +現在のグループを新しいグループに切り替える + newgrp(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ newsyslog(8) + がデフォルトで ログファイルの圧縮に + bzip2(1) + を使うようになりました (/etc/newsyslog.conf には、 + gzip(1) + を利用する従来の動作を指定することも可能です)。
+ ++ 次回の起動で使用するカーネルと起動フラグを指定するための + + nextboot(8) + ユーティリティが追加されました。この機能は FreeBSD 2.2 + に初めて登場していたものです。
+ +NFS が IPv6 + に対応しました。
+ ++ nice(1) + に、実行するユーティリティの ``nice 値'' を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +nsswitch 機能が NetBSD + からマージされました。 + nsswitch.conf(5) + ファイルを作成することで、 + passwd(5) や + group(5) + といったさまざまなデータベースを、 + 通常のテキストファイル、NIS、Hesiod + を経由して検索するように FreeBSD + を設定することが可能です。 /etc/nsswitch.conf + ファイルが存在しない場合は、 システム起動時に /etc/hosts.conf + から自動生成されます。また、古いバイナリでは /etc/hosts.conf + が使われる可能性があるので、 + このファイルが存在しない場合はシステム起動時に /etc/nsswitch.conf + を使って自動生成されます。
+ ++ od(1) に、 + 入力アドレスの起点を指定する -A + オプション、 ダンプするバイト数を指定する -N オプション、 + ダンプを何バイトスキップするか指定する -j オプション、 符号付きの 10 + 進数で出力する -s オプション、 + 出力形式を指定する -t + オプションが追加されました。 [MFC 済]
+ +OpenFirmware デバイスツリーを調べるための + ofwdump(8) + ユーティリティが追加されました。
+ +PAM + のアカウント管理、セション管理に対応しました。
+ +PAM の設定は 単一のファイル + /etc/pam.conf ファイル + ではなく、/etc/pam.d/ 内の + ファイルで行われるようになりました。 /etc/pam.d/README + に詳細があります。
+ +エコーサービスを提供する + pam_echo(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ pam_exec(8) + モジュールが追加されました。 + これはプログラムの実行サービスを提供します。
+ ++ pam_ftp(8) + モジュールが追加されました。 これは anonymous FTP + ユーザの認証を可能にするものです。
+ ++ ftpusers(5) + ファイルをチェックする + pam_ftpusers(8) + モジュールが追加されました。
+ +Kerberos 5 認証と + su(1) に対して + $HOME/.k5login を使った認可 + (authorization) を行なう + pam_ksu(8) + モジュールが追加されました。
+ +ログインセションを + utmp(5)、 + wtmp(5)、 + lastlog(5) + データベースに記録する + pam_lastlog(8) + モジュールが追加されました。
+ +/etc/login.access + をチェックする + pam_login_access(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ nologin(5) + を利用してログインを拒否する + pam_nologin(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ opie(4) + を使った認証制御を可能にする + pam_opie(8)、 + pam_opieaccess(8) + モジュールが追加されました。 [MFC 済]
+ ++ パスワードの変更の際に入力されたパスワードの品質をチェックする + + pam_passwdqc(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ rhosts(5) + 認証に対応した + pam_rhosts(8) + モジュールが追加されました。
+ +スーパーユーザのみが認証に利用できる + pam_rootok(8) + モジュールが追加されました。
+ ++ ttys(5) + に書かれている TTY の ``security'' を チェックする + pam_securetty(8) + モジュールが追加されました。
+ +ユーザの自己認証を可能にする + pam_self(8) + モジュールが追加されました。
+ +あるグループ (デフォルトは wheel) に + 所属しているかどうかでの認証を可能にする + pam_wheel(8) + モジュールが追加されました。
+ +パス名の妥当性や他の POSIX + システムとの移植性をチェックする + pathchk(1) + ユーティリティが追加されました。[MFC 済]
+ ++ ping(8) + に、応答を一回受け取った後に終了する -o フラグが追加されました。
+ +prefix(8) が削除され、 その機能は + ifconfig(8) の + eui64 + コマンドに統合されました。
+ ++ pselect(3) + ライブラリ関数 (POSIX.1 で導入された + select(2) + を若干強力にしたもの) が追加されました。
+ ++ pwd(1) + に、論理カレントディレクトリを表示する -L フラグが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ quota(1) に NFS + ファイルシステムのクォータチェックを抑制する -l フラグが追加されました。
+ ++ rand(3) + の疑似乱数生成器実装に対して、 + 結果の乱雑さをより向上させるための改良が加えられました。
+ ++ rcmd(3) + はリモート実行のために + rsh(1) の代わりに + 実行するプログラムを RSH + 環境変数で 指定できるようになりました。 そのため、 + dump(8) + のようなプログラムも通信手段として + ssh(1) + を使うことができるようになりました。
+ ++ rdist(1) + がベースシステムから削除され、 FreeBSD Ports Collection + の + net/44bsd-rdist + として用意されるようになりました。
+ ++ renice(8) + コマンドに、 プロセスの優先度に対する増分を指定する -n オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ portmap(8) が + rpcbind(8) + に置き換えられました。
+ ++ rpcgen(1) は、 + /usr/libexec/cpp ではなく + (NetBSD のように) /usr/bin/cpp + を使うようになりました。
+ +NetBSD 由来の + rpc.lockd(8) + が統合されました。 このデーモンは クライアント側の NFS + ロックを提供するためのものです。
+ ++ rtld(1) は LD_TRACE_LOADED_OBJECTS_ALL + 環境変数が定義されていた場合、ロードされる各オブジェクトの + 名前を表示するようになりました。
+ ++ sed(1) + に、指定ファイルそのものを編集する -i オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +ファイルシステムの Access Control Lists + を管理するコマンド + setfacl(1) および + + getfacl(1) + が追加されました。
+ +他のビルトインコマンドと比べてそれほど価値があるとは + 思えないため、 + sh(1) はもはや + printf + をビルトインコマンドとして実装しません + (もちろんこの機能は + printf(1) + 外部コマンドとして 利用可能です)。
+ ++ sh(1) + に、出力のリダイレクトで既存の通常ファイルを + 上書きする操作を禁止する -C + オプションと、 + 未定義の変数を展開しようとした時にエラーを発生させる -u オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の cd コマンドに、 論理モードを指定する + -L フラグと 物理モードを指定する + -P + フラグがそれぞれ追加されました。 + デフォルトは論理モードです。 このデフォルトは、physical という + sh(1) + オプションで 変更できます。[MFC 済]
+ ++ sh(1) 内蔵の jobs コマンドに、 PID のみを表示する + -s フラグと 出力に PID を含める + -l フラグが追加されました。 [MFC + 済]
+ ++ sh(1) + にシェルの行編集機能のキーバインドを変更する bind + 内蔵コマンドが追加されました。
+ ++ sh(1) 内蔵の export および readonly コマンドに、 ``portable'' + フォーマットで出力する -p + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ sh(1) は command & && + command, && command, や || command. + のような構文を 拒否するようになりました。[MFC 済]
+ ++ spkrtest(8) が + Perl スクリプトから + sh(1) + スクリプトに変更されました。
+ ++ split(1) + に、分割ファイルの接尾子に使用する文字数を指定する -a オプションが追加されました。[MFC + 済]
+ +<sys/select.h> を + SUSv2/POSIX 規格に適合させるため、 struct selinfo および関連する関数が + <sys/selinfo.h> + に移動しました。
+ ++ su(1) が認証に PAM を使うようになりました。
+ ++ sysctl(8) に + 変数の説明を出力する -d + フラグが追加されました。
+ ++ sysinstall(8) + に新しいダイアログ表示関数が導入され、 + より直観的なものになりました。 [MFC 済]
+ ++ sysinstall(8) + のデフォルトのルートパーティションのサイズが、 i386 版と + pc98 版が 100MB、Alpha 版が 120MB + にそれぞれ変更されました。
+ +インストール手順を単純化するため、 + sysinstall(8) が + /usr/sbin に移動しました。 + sysinstall(8) + のマニュアルページも、 + 他のユーティリティと同様の方法でインストールされるようになっています。
+ ++ sysinstall(8) + は新規インストールの際にデフォルトで + procfs(5) + をマウントしなくなりました。 + この変更はセキュリティの向上をねらったものですが、 + procfs(5) + を手動で、あるいは + fstab(5) + ファイルに指定することでマウントすることは可能です。
+ +端末のタブストップを設定する + tabs(1) + ユーティリティが追加されました。
+ ++ termcap(5) + データベースは、 XFree86 + 由来の xterm + 端末タイプを使うようになりました。 これにより + xterm(1) + はデフォルトでカラー表示が可能になり、 環境変数 TERM に xterm-color + を設定するという回避策はもう必要なくなりました。 xterm-color + 端末タイプを利用していると、 アプリケーションから + (害はありませんが) 警告が出るかも知れません。
+ ++ tftpd(8) が RFC + 2349 (TFTP Timeout Interval and Transfer Size Options) + に対応しました。 この機能は (HP i2000 Itanium + サーバが採用している) EFI + ブートマネージャのようなファームウェアが TFTP + を使ってイメージから起動するために必要となるものです。
+ +Transport Independent RPC (TI-RPC) が統合されました。
+ ++ tip(1) が OpenBSD + 由来のものに更新されました。 + cu(1) + の代用品として動作することができます。
+ ++ top(1) が、 tty + の持つ最大の表示幅を利用するようになりました。
+ ++ touch(1) + に新しいオプション -h + が追加されました。 + これはコマンドの作用をシンボリックリンクのリンク先ではなく、 + リンクそのものに対して行なうことを指定するものです。
+ ++ tr(1) + が、一部の等価クラス (equivalence class, + 対応しているロケールのみ) に対応しました。 [MFC 済]
+ ++ tr(1) + に第一引数で指定された文字の補集合を表す -C フラグが追加されました。
+ ++ tunefs(8) に、UFS + ファイルシステムの FS_ACLS + 管理フラグおよび FS_MULTILABEL + 管理フラグの有効化・無効化を指定する -a フラグと -l + フラグがそれぞれ追加されました。
+ ++ ipfw(8) + と類似した + ugidfw(8) + ユーティリティが追加されました。 これは mac_bsdextended MAC (Mandatory + Access Control) + ポリシのルールセットを管理するためのものです。
+ ++ cu(1) と + rmail(8) + を除いて、 UUCP は + ベースシステムから削除されました。 現在は Ports + Collection の + net/freebsd-uucp + にあります。
+ ++ unexpand(1) に、 + + expand(1) + と同じようにタブ位置を指定する -t + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ ++ usbdevs(8) + に、各デバイスに対応するデバイスドライバ を表示する -d フラグが追加されました。
+ ++ uuencode(1) と + uudecode(1) の + base64 変換機能が、 それぞれ + b64encode(1) と + + b64decode(1) + という名前で実行することで自動的に有効になるようになりました。 + (訳注: + b64encode(1) は + + uuencode(1) の、 + + b64decode(1) は + + uudecode(1) + のハードリンクです)。 [MFC 済]
+ ++ uuidgen(1) + ユーティリティが追加されました。 これは新しく導入された + + uuidgen(2) + システムコールを利用して OSF/DCE 1.1 version 1 UUID + と互換性のある Universally Unique Identifier を一つ + (ないしそれ以上) 生成します。
+ ++ vidcontrol(1) + に、VTY の切替えを無効にする -S + フラグが追加されました。[MFC 済]
+ ++ vinum(8) + のストライプサイズの既定値が 256KB から 279KB + に変更されました。 + これは各ストライプに対してスーパブロックを均等に割り振るためです。
+ ++ wc(1) + がバイトではなく文字をカウントする -m フラグに対応しました。
+ ++ whereis(1) が + Perl スクリプトから C プログラムに変更されました。 + locate(1) + の起動を抑制する -x フラグ、 + 出力行の先頭に現れるクエリ名の表示を抑制する -q フラグが追加されました。
+ ++ whereis(1) に、 + 検索対象のファイルタイプに一致する最初のものだけでなく、 + マッチするものすべてを表示する -a + フラグが追加されました。
+ +Perl スクリプトだった + which(1) が C + プログラムに変更されました。
+ ++ who(1) + に数多くのオプションが追加されました。 -H はカラムヘッダを出力し、 -T は + mesg(1) + の設定を表示します。 -m は am i と等価であり、 -u はアイドル時間の表示、 -q はログイン名を列で表示します。[MFC + 済]
+ ++ wicontrol(8) に + hostap + モードのステーションの一覧を表示する -l フラグと + 利用可能なアクセスポイントの一覧を表示する -L フラグが追加されました。
+ ++ wicontrol(8) now + supports a -l to list the + stations associated in hostap + mode and a -L to list available + access points.
+ ++ xargs(1) + に新しいオプション -I replstr + が追加されました。 + これは標準入力から読み込まれたデータをコマンドライン引数の最後ではなく、 + 指定した点に挿入するように制御するためのものです (FreeBSD + 独自の -J + オプションと同様の機能です)。 [MFC 済]
+ ++ xargs(1) + に、入力を指定行数ごとに区切り、 + それを引数にして入力がなくなるまで複数回コマンドを呼び出すという + -L + オプションが追加されました。[MFC 済]
+ +C ライブラリ中のさまざまなルーチンが ``ワイド'' + 文字に対応しました。 この対応は + wctype(3) + のような文字クラス関数、 + getwc(3) + のようなワイド文字入出力関数、 + wprintf(3), + wscanf(3) + のような書式入出力関数にわたります。 + multibyte(3) + 文字への変換関数にも対応しています。
+ +多くのユーティリティとライブラリが改良され、 Single + UNIX Specification (SUSv3) および IEEE Std 1003.1-2001 + (``POSIX.1'') との適合性が向上しました。 + 個々のユーティリティにおいて追加された機能は + リリースノートに記載されています。 + 個々のユーティリティやライブラリ関数の標準への適合性は + そのマニュアルページに記載されています。
+ +ベースシステムから BSD + に伝統的に含まれていた数々のゲームが削除されました。 + これには adventure(6), arithmetic(6), atc(6), + backgammon(6), battlestar(6), bs(6), canfield(6), + cribbage(6), fish(6), hack(6), hangman(6), larn(6), + mille(6), phantasia(6), piano(6), pig(6), quiz(6), + rain(6), robots(6), rogue(6), sail(6), snake(6), trek(6), + wargames(6), worm(6), worms(6), wump(6) が含まれます。 + 各ゲームへのアクセスを制限するのに利用されていた dm(8) + は必要がなくなったため、削除されました。 + fortune(6) + のように ``ユーティリティともみなせる'' + ゲームは残されています。
+ +am-utils がバージョン + 6.0.7 に更新されました。
+ +Bell Labs の awk ( ``BWK + awk'' や ``The One True AWK'' として知られています ) の + 2002 年 11 月 29 + 日時点のスナップショットが統合されました。 awk、nawk + としてインストールされます。
+ +BIND が NOADDITIONAL + オプションで構築されるようになりました。 + これは良くある設定ミスに対して、 + named(8) + により一貫性の高い動作をさせるためのものです。 [MFC + 済]
+ +BIND がバージョン 8.3.3 + に更新されました。[MFC 済]
+ +Binutils が 2002/10/27 の + 2.13.2 プレリリーススナップショットに + 更新されました。
+ +file がバージョン 3.39 + に更新されました。
+ +gcc が、 gcc 3.2.1 + のリリースバージョンに更新されました。
+ +++Warninggcc + 3.2.1 の C++ ABI は、 + 以前のバージョンのものと互換性がありません。
+
+ gcc(1) が GCC_OPTIONS 環境変数に対応しました。 + この変数には GCC + のデフォルトオプションを指定します。 [MFC 済]
+ +gdb がバージョン 5.2.1 + に更新されました。
+ +gperf がバージョン 2.7.2 + に更新されました。
+ +groff + および関連ユーティリティが更新され、 FSF バージョン + 1.18.1 になりました。
+ +Heimdal Kerberos + がバージョン 0.5.1 に更新されました。 [MFC 済]
+ +ISC DHCP + クライアントがバージョン 3.0.1RC9 + に更新されました。
+ ++ more(1) + コマンドが + less(1) + に置き換えられました、 ただし more + というコマンド名はそのまま使用 できます。[MFC 済] less のバージョン 371 + が統合されました。
+ +ベースシステムにおける XML + を使用するユーティリティの利便性を向上するために、 libbsdxml という名前の XML + 処理ライブラリが追加されました。 + このライブラリの大部分は基本的に expat 1.95.5 + を統合したものですが、 Ports Collection + を利用してインストールした expat + と衝突するのを避けるために + 異なる名前でインストールされています。
+ +libpcap がバージョン + 0.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ +libreadline がバージョン + 4.2 に更新されました。
+ +libz が 1.1.4 に + 更新されました。
+ +lint は NetBSD + lint(1) の 2002 + 年 7 月 19 + 日時点のスナップショットに更新されました。
+ +FreeBSD の + ftp(1) + プログラムが lukemftp 1.6 + beta 2 (NetBSD 由来の FTP クライアント) + に置き換えられました。 + これにより、より自動化された動作や、標準への準拠、転送レート制御、 + カスタマイズ可能なコマンドラインプロンプトなどが + 提供されます。 + いくつかの環境変数やコマンドライン引数が変更となっています。
+ +OpenBSD から 2002 年 4 月 26 日時点の + m4(1) + が統合されました。[MFC 済]
+ +ncurses がバージョン + 5.2-20020615 に更新されました。
+ +OpenPAM (``Citronella'' + リリース) が Linux-PAM + に代わって 統合されました。
+ +OPIE + ワンタイムパスワードスイートがバージョン 2.4 + に更新されました。 [MFC 済] これは S/Key + の機能を完全に置き換えるものです。[MFC 済]
+ +Perl が FreeBSD + のベースシステムから削除されました。 なお、Perl は + FreeBSD Ports Collection から、 package + としてインストールするか、もしくは + sysinstall(8) + のメニューから Perl + distribution + を選択することでインストールすることができます。 Perl + のベースシステムから削除の削除は、 + 今後のアップグレードと保守を容易にすることを目的としています。 + ベースシステムの Perl 依存性を減らすため、 + 多くのユーティリティがシェルスクリプトや C + プログラムで書き直されました + (書き直されたユーティリティは、リリースノート中に記載されています)。
+ +++Note: Perl + の削除作業は、まだ完了していません。
+
++Note: + sysinstall(8) + の配布物のほとんどには、 新しい Perl + 配布物が含まれています。 そのため、Perl + がベースシステムとは独立して更新されるという点を除いて、 + この変更をユーザが意識することはほとんどないでしょう。
+
GNU ptx が + ベースシステムから削除されました。 + ペースシステムでは利用されておらず、 + 更新や保守がされていないことが理由です。 + この機能が必要なユーザは + textproc/textutils + カテゴリから + 当該ユーティリティをインストールしてください。
+ +NetBSD から rc.d + フレームワークが導入されました。 + これは、従来のシステムのスタートアップ部分を ``task + 指向'' のスクリプト群として細かく分割して /etc/rc.d に配置し、 + そのスタートアップスクリプトの起動順を、 + 起動時に動的に決定するというものです。
+ +GNU sort が GNU textutils 2.0.21 + に含まれるものに更新されました。
+ +NetBSD 由来の (2002 年 6 + 月 5 日時点の) + stat(1) + コマンドが導入されました。
+ +GNU tar が バージョン + 1.13.25 に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcpdump がバージョン + 3.7.1 に更新されました。[MFC 済]
+ ++ csh(1) シェルが + + tcsh(1) + に置き換えられました。 ただし csh + というコマンド名はそのまま使用できます。 tcsh はバージョン 6.12 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +tcp_wrappers の寄贈版 は + + tcpd(8) + ヘルパーデーモンを含むようになりました。 標準的な + FreeBSD インストールでは ( + inetd(8) + がすでに この機能を統合しているため) + これは必ずしも必要というわけでは ありませんが、xinetd のような + inetd(8) + を置き換えるアプリケーションには有用です。[MFC 済]
+ +texinfo がバージョン 4.2 + に更新されました。 [MFC 済]
+ +top がバージョン 3.5b12 + に更新されました。[MFC 済]
+ +traceroute が LBL + (Lawrence Berkeley National Laboratory) の バージョン + 1.4a12 に更新されました。
+ +タイムゾーンデータベースが tzdata2002d + リリースに更新されました。
+ + + +OpenSSH が 3.4p1 + に更新されました。 [MFC 済] + 主な変更点は以下のとおりです。
+ +*2 は廃止されました + (たとえば ~/.ssh/known_hosts は ~/.ssh/known_hosts2 + の中身を 含めることができます)。
++ ssh-keygen(1) + はいくつかの商用 SSH 実装 + と鍵を交換するために、SECSH + 公開鍵ファイルフォーマット を使って鍵を + import/export + することができるようになりました。
++ ssh-add(1) + は三つのデフォルト鍵すべてを追加するように + なりました。
++ ssh-keygen(1) + は特定の鍵形式をデフォルトとは + しないようになりました。-t オプション + で明示的に指定する必要があります。
++ プログラムのバグや将来的に発見される可能性のある + セキュリティ上の弱点の影響を小さくするために、 + 特権を持たないプロセスを使うという ``特権分離 + (privilege separation)'' + 機能が追加されました。
++ 整数変数のオーバフローによって権限の不正な獲得が + 可能になるというセキュリティホールなど、 + いくつかのバグが修正されました。
+sendmail がバージョン + 8.9.3 からバージョン 8.12.6 に更新されました。 + これには重要な変更点として、 + sendmail(8) + は set-user-ID root + バイナリとして インストールされなくなったこと + (set-group-ID smmsp + されます)、 標準のファイル配置の変更 (/usr/src/contrib/sendmail/cf/README + 参照)、 + newaliases(1) + の実行が root + および信頼できるユーザに制限されたこと、 STARTTLS + 暗号化に対応したこと、 標準設定で MSA ポート (587) + が有効化されたことが含まれています。 詳細については + /usr/src/contrib/sendmail/RELEASE_NOTES + をご覧ください。 [MFC 済]
+ ++ rc(8) + のデフォルトでは、外から来る SMTP 接続を処理する sendmail + を起動しなくなりました。 + ただし、バイナリインストールの場合は + sysinstall(8) + で選択したセキュリティプロファイルに応じてデフォルトが異なります。 + この機能は、次の行を手動で /etc/rc.conf に + 追加することでも有効にできます。
++ sendmail_enable="YES" ++ +
/etc/mail/Makefile + から構築される sendmail の + alias ファイル、 map データベースの許可属性は、 + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + デフォルトが 0640 になりました。 これは make.conf の SENDMAIL_MAP_PERMS + という新しいオプションの設定で + 変更することが可能です。[MFC 済]
+ +sendmail の統計ファイル + (/var/log/sendmail.st) + の許可属性が + ファイルロックに対するローカルからのサービス妨害攻撃を防ぐために + 0644 から 0640 へ変更されました。[MFC 済]
+Perl と FreeBSD Ports + Collection の統合を強化するために BSDPAN + というモジュール集が追加されました。
+ +しばらくの間 FreeBSD 5.0-CURRENT (および 4.X + リリースのいくつか) には インストール済み package + と依存物を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 pkg_update(1) + は削除されました。 + 代わりに、この機能を含んだ高機能なツール + sysutils/portupgrade の + port を使うことができます。
+ +ある期間、FreeBSD 5.0-CURRENT (および、いくつかの + 4.X-RELEASE) には インストール済みの package + とその依存関係を更新する pkg_update(1) + ユーティリティが含まれていましたが、 + このユーティリティは削除されました。 + 代わりに、より高機能な + sysutils/portupgrade port + が提供されています。
+ ++ pkg_version(1) + が Perl スクリプトから C + プログラムに変更されました。誤解の多い -c オプションは削除されています。 + + sysutils/portupgrade の + port が、同様のより安全な機能を提供しています。
+ +Ports Collection において、(訳注: 各 port が) + 依存する X Window System のデフォルトのバージョンが XFree86 4.2.1 + に変更されました。 XFree86 + 3.3.6 に戻すには、 /etc/make.conf + に次の行を加えてください。 [MFC 済]
++ XFREE86_VERSION=3 ++ +
+ emulators/linux_base の + port でインストールされるライブラリ (Linux + エミュレーションに必要) が更新されました。 現在は Red Hat Linux 7.1 + に含まれるものに対応しています。[MFC 済]
+ +Ports Collection で生成される package (FTP + サイトに置かれているものも同様) が、 + gzip(1) + ではなく + bzip2(1) + で圧縮されるようになりました (そのため、拡張子は .tgz ではなく .tbz になっています)。 package + 関連ツールも、この新しい形式に対応するために更新されています。
+ +Ports Collection では、FreeBSD 5-CURRENT + 用の新しいインデクスファイル (/usr/ports/INDEX-5) + を使うようになりました。 この新しいインデクスは、 ( + lang/perl5 のように) + FreeBSD 4-STABLE には存在せず、FreeBSD 5-CURRENT + に存在する依存性を処理できるようにすることを目的としています。 + このファイルの導入後も、各 package + 用のインデクスファイルは、 INDEX と呼ばれています。
+インストール / + リカバリ統合ディスクの作成を容易にするため、 bin 配布物の名前が base に変更されました。
+ +FreeBSD 5-CURRENT ホスト上での FreeBSD 4-STABLE の + make release、 および FreeBSD 4-STABLE ホスト上での + FreeBSD 5-CURRENT の make release + ができるようになりました。 + クロスアーキテクチャのリリース構築 + (ホストと異なるアーキテクチャのリリースを構築すること) + も可能になっています。 詳しくは + release(7) + をご覧ください。[MFC 済]
+ +フロッピーリリースの三枚目に drivers.flp + イメージが追加されました。 このイメージには kern.flp の中にあるカーネルや mfsroot.flp イメージに入りきらない + ドライバなどの動的ロード可能なモジュールが含まれています。
+(ライセンス上の問題で以前までは含まれていなかった) + 多くの 4.4 BSD Programmer's Supplementary Documents が + /usr/share/doc/psd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +The + UNIX Time-Sharing System (01.cacm)
+UNIX + Implementation (02.implement)
+The + UNIX I/O System (03.iosys)
+UNIX + Programming -- Second Edition (04.uprog)
+The C + Programming Language -- Reference Manual + (06.Clang)
+Yacc: + Yet Another Compiler-Compiler (15.yacc)
+Lex -- + A Lexical Analyzer Generator (16.lex)
+The M4 + Macro Processor (17.m4)
+同様に、4.4 BSD User's Supplementary Documents + のいくつかが /usr/share/doc/usd + に復帰しました。 該当する文書は次のとおりです。
+ +NROFF/TROFF User's Manual + (21.troff)
+A TROFF + Tutorial (22.trofftut)
+現存する FreeBSD システムからアップグレードするユーザは + ``FreeBSD 5.0-RELEASE 初期利用者のための手引き'' + を読むことを 強く 推奨します。 + この文書は、通常 EARLY.TXT + という名前で 配布物に収録されており、 + また、他のリリースノートが置かれているところにも一緒に置かれています。 + この手引にはアップグレード時に注意を払うべき点に加え、 + さらに重要な情報として、 FreeBSD 4.X + システムを使い続ける場合と FreeBSD 5.X + へのアップグレードした場合の、 + それぞれの利点についてのまとめが書かれています。
+ +++Important: FreeBSD + のアップグレードは、もちろん、 すべての + データと設定ファイルを + バックアップしてからのみ行うべきです。
+
このファイルの他、リリース関連の文書は + ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/development/sparc64/ + からダウンロードできます。
+ +FreeBSD + に関するお問い合わせは、<questions@FreeBSD.org> + へ質問を投稿する前に解説文書をお読みください。
+ +この文書の原文に関するお問い合わせは
+ <doc@FreeBSD.org>
+ まで、
+ 日本語訳に関するお問い合わせは、<doc-jp@jp.FreeBSD.org>
+ まで電子メールでお願いします。
FreeBSD のリリースノートは、 + 各対応プラットフォーム用にそれぞれ異なっています。 + これは特定のプロセッサやアーキテクチャのみに影響する変更が存在するためです。
+ +FreeBSD 5.0-RELEASE のリリースノートは、 + 以下のアーキテクチャ用のものが用意されています。
+ + + +現在開発中の対応プラットフォーム一覧表は、 + 「対応プラットフォーム」 + のページをご覧ください。
+ + diff --git a/ja/releases/Makefile b/ja/releases/Makefile index 6c1583bb27..80e27606f7 100644 --- a/ja/releases/Makefile +++ b/ja/releases/Makefile @@ -1,29 +1,29 @@ -# $FreeBSD: www/ja/releases/Makefile,v 1.29 2002/08/19 22:01:44 hrs Exp $ +# $FreeBSD: www/ja/releases/Makefile,v 1.30 2002/11/02 08:24:18 hrs Exp $ # The FreeBSD Japanese Documentation Project # Original revision: 1.35 .if exists(../Makefile.conf) .include "../Makefile.conf" .endif .if exists(../Makefile.inc) .include "../Makefile.inc" .endif DOCS?= index.sgml snapshots.sgml #SUBDIR= 1.1 1.1.5 2.0 2.0.5R 2.1R SUBDIR= 2.1.5R 2.1.6R 2.1.7R 2.2R SUBDIR+= 2.2.1R 2.2.2R 2.2.5R 2.2.6R 2.2.7R 2.2.8R 3.0R 3.1R 3.2R SUBDIR+= 3.3R 3.4R 3.5R SUBDIR+= 4.0R 4.1R 4.1.1R 4.2R 4.3R 4.4R 4.5R 4.6R SUBDIR+= 4.6.2R 4.7R -#SUBDIR+= 5.0R +SUBDIR+= 5.0R .if defined $(NEW_BUILD) SUBDIR= .endif ### Revision checking REVCHECK= YES .include "${WEB_PREFIX}/share/mk/web.site.mk" diff --git a/ja/releases/index.sgml b/ja/releases/index.sgml index 31fc5d1a45..a866acc4e5 100644 --- a/ja/releases/index.sgml +++ b/ja/releases/index.sgml @@ -1,281 +1,286 @@ - + %includes; ]> - + - + &header;FreeBSD の最新ニュースについては、 ニュース速報のページをご覧ください。
リリース &rel.current; (&rel.current.date;) アナウンス : リリースノート : ハードウェアノート : -Errata (正誤表)。 +Errata (正誤表) : +初期利用者のための手引き +
+ +リリース &rel2.current; (&rel2.current.date;) + +アナウンス : +リリースノート : +ハードウェアノート : +Errata (正誤表)
FreeBSD-stable +および +FreeBSD-current ブランチからの最新リリースは、毎日更新されています。 詳細については、FreeBSD を手にいれる の項をご覧ください。
わたしたちは、 FreeBSD-stable と - FreeBSD-current + FreeBSD-current 両方のブランチから継続して、 - 開発者向けのスナップショットと定期的なフルリリース版を公開する予定でいます。 - -stable ブランチにおける次回のリリースは、2003 年 3 月 1 日に - FreeBSD 4.8 として公開される予定です。 - その後のリリースは - 4 ヶ月ごとに公開される予定です。 また、 - -current ブランチにおける最初のリリースは、 - 2003 年 1 月 17 日に FreeBSD 5.0 として公開される予定になっています。
+ 開発者向けのスナップショットと定期的なフルリリース版を公開する予定でいます。リリースエンジニアリングの工程に関する詳細や 今後のリリーススケジュールを知りたい方は、 このウェブサイトのリリースエンジニアリングの 項をご覧ください。
FreeBSD-stable、FreeBSD-current のリリース関連文書ファイルは、 リリース文書のページから HTML 形式で提供されています。 また、これらのファイルは FreeBSD の開発状況を反映して、 定期的に更新されます。
現在の FreeBSD リリースの使用者のスナップショットが http://www.FreeBSD.org/statistic/release_usage/2002/ から利用できます。
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